JPH11197133A - 核磁気共鳴映像法による視覚呈示反応方法と装置 - Google Patents

核磁気共鳴映像法による視覚呈示反応方法と装置

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JPH11197133A
JPH11197133A JP10021442A JP2144298A JPH11197133A JP H11197133 A JPH11197133 A JP H11197133A JP 10021442 A JP10021442 A JP 10021442A JP 2144298 A JP2144298 A JP 2144298A JP H11197133 A JPH11197133 A JP H11197133A
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JP
Japan
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subject
magnetic resonance
image
resonance imaging
nuclear magnetic
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Application number
JP10021442A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Shukutani
文明 宿谷
Toshio Kawachi
敏男 河内
Kazuhiko Yokozawa
一彦 横澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IWATSUU ISEL KK
Iwatsu Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
IWATSUU ISEL KK
Iwatsu Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 核磁気共鳴映像法により脳内の多層断面画像
を得る場合に、電磁ノイズが無く十分な輝度とコントラ
ストの視覚刺激画像を高速で被験者6に呈示して測定デ
ータを収集する。サブリミナル効果を含めた脳内の反応
を正確にとらえる。 【解決手段】 電磁シールドされたMRI室1内にMR
I制御卓20から制御されたMRI本体2があり、ベッ
ド5の被験者6が矢印15の方向に移動される。被験者
6の足元上部にシールドされたプラズマ表示部7があ
り、画像が十分な速さ、明るさ、コントラストで呈示さ
れる。このプラズマ表示部7へはシールドされたケーブ
ル41によって呈示すべき画像データが伝送される。被
験者6の反応は、光スイッチの操作により光反応呈示部
30へ伝えられデータ収集される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核磁気共鳴映像法
( Magnetic Resonance Imaging 以下 MRIという)
により、視覚を呈示しそれに対する反応を得る方法と装
置に関する。さらに具体的には、被験者に視覚刺激を与
え、それに対する脳内の反応を、MRIにより多層断面
像として得て、立体画像化し、測定しようとするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】MRIは医療のほか、視聴覚研究分野、
たとえば、心理学、神経生理学、人間工学などにおいて
使用されている。被験者に、視覚刺激を与えたとき、脳
の活動の様子をとらえて、被験者がどう反応するかを測
定している。
【0003】MRIによる測定は、磁場の影響を受け易
く、測定装置類の発生する電磁ノイズや外来の電磁ノイ
ズによって、脳の断層映像は乱されて、MRI測定に支
障を生ずることがしばしばあった。
【0004】視覚刺激を呈示する装置としては、CRT
(ブラウン管)を用いた映像装置が最も手近にあり、安
価に利用できる利点があるが、電磁ノイズを極度に嫌う
MRI測定には、最も不適当なものであった。
【0005】CRT装置は、CRTを動作せしめるため
に偏向用の大きな磁場を作り、また輝度を得るために電
子ビームに高電界(高電圧)を印加しなければならず、
それらが放射する電磁ノイズが精密なMRI測定の大き
な障害となっていた。
【0006】液晶表示装置は、CRT装置のように、大
きな磁場や高電圧を印加しないから、MRI測定には適
した視覚刺激装置のように思われる。液晶表示装置は電
磁ノイズの点では優れているが、表示速度が遅いため
に、瞬時の視覚刺激用の映像を写すことができず不適当
であった。
【0007】テレビ映像において、適当な間隔で1枚だ
け前後の画像とは関係のない画像を写しても、視聴者は
全く認識はしないが、それによって脳は反応するサブリ
ミナル(subliminal 潜在意識)が話題となった。すな
わち、60分の1秒間の画像は人間のサブリミナルにの
み影響を与え、本人の気が付かないうちに感化されてし
まうものである。
【0008】このようなサブリミナル効果を含めた脳内
の反応を正確にとらえるためには、液晶表示装置の表示
速度は不十分で、使用することができなかった。そこで
表示速度の十分な画像を呈示することのできる、電磁ノ
イズの小さな視覚刺激装置が望まれていた。
【0009】図10には、このような要望に応えた従来
の装置が示されている。ここで1は厳重に電磁シールド
されたMRI室、2はMRI本体、3は測定チェンバ、
4は頭部位置を表わす。そこへ、移動可能なベッド5の
上に寝た被験者6が矢印15の方向に移動して、その頭
部が頭部位置4の位置にくる。被験者6の足元の上部に
はスクリーン8があり、MRI室1の外部から、小孔2
9を通して視覚呈示反応部30Bに含まれたプロジェク
タによって作られた映像が映写される。20はMRI制
御卓であり、MRI本体2の制御がなされる。
【0010】図11にはプロジェクタ動作をする視覚呈
示反応部30Bの回路構成が示されている。パーソナル
・コンピュータ31から視覚呈示用の表示(映像)デー
タが主制御部32に送られ、一旦、主記憶部33に格納
されてから表示制御部34の制御によって読み出され、
プロジェクタ映写部25から映像がスクリーン8に映写
される。
【0011】これを被験者6が観ることによって、脳内
で反応が生じ、MRIによる多層の脳内画像に変化が生
じる。スクリーン8に映写された視覚呈示画像の中に被
験者6に対する質問事項が含まれている場合には、被験
者6は手元に配置されている反応キー27を押して応答
する。反応キーは電気的スイッチであり、その電気信号
はケーブルによって計測制御部35に伝送される。
【0012】反応キー27からの電気信号によって得た
測定データは、主記憶部33に格納される。格納された
データは主制御部32がパーソナル・コンピュータ31
からの要求により読み出し、パーソナル・コンピュータ
31によって測定結果が作成される。
【0013】図12には、図10および図11に示した
視覚呈示反応部30Bの動作の流れを示している。動作
を開始すると、パーソナル・コンピュータ31は視覚呈
示用の表示(映像)データを作成する(S51)。この
表示データは主制御部32に転送され、一旦、主記憶部
33に格納(登録)される(S52)。
【0014】格納(登録)された表示データは、表示制
御部34の制御によって主記憶部33から読み出され、
プロジェクタ映写部25に送られる(S53)。表示デ
ータを受けたプロジェクタ映写部25はプロジェクタ表
示をし、スクリーン8に映写される(S54)。この視
覚呈示を受けた被験者(6)の脳は反応し、MRIによ
る多層の脳内画像に変化が見られる。
【0015】プロジェクタ表示中に被験者6に対する質
問が含まれている場合には、被験者6は手元の反応キー
27を操作して反応する(S55、S56)。この反応
状況は計測データとして計測制御部35で処理され、主
記憶部33に記憶収集される(S57)。
【0016】主記憶部33に収集された計測データは、
パーソナル・コンピュータ31からの指示で主制御部3
2が主記憶部33から取込み(S58)、それをパーソ
ナル・コンピュータ31に送る。そこでパーソナル・コ
ンピュータ31は計測結果の作成をして作業を終了する
(S59)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】視覚刺激を呈示する装
置としてCRTを用いることは、電磁ノイズを極度に嫌
うMRI測定には、厳重な電磁シールドを行ったとして
も、十分に電磁ノイズを軽減することができず使用に適
さなかった。
【0018】視覚刺激を呈示する装置として液晶表示装
置を使用することは、電磁ノイズ防止の点では優れてい
るが、サブリミナル効果を測定することは、液晶の映像
表示速度が遅く、短時間の映像表示には適さなかった。
【0019】このような問題を解決するために、プロジ
ェクタを用いてMRI室外から室内のスクリーン上に映
写するプロジェクタ法は、電磁ノイズ防止上の問題も、
映像の表示速度も問題はない。
【0020】しかしながら、このプロジェクタ法の最大
の問題点は、スクリーンに写された映像の輝度が十分で
はなく、コントラストが悪るいことにある。とくに、サ
ブリミナル効果を測定するには輝度およびコントラスト
が不十分であるという解決されるべき課題があった。
【0021】また、反応キーを併用する場合には、反応
キーにメカニカル接点を有するスイッチや、電気信号を
通すケーブルが使用され、それらから放射される電磁ノ
イズもMRI測定にとって妨害となり、解決されるべき
課題であった。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は電磁ノイズが十
分に小さく、視覚刺激用の映像の表示速度が十分に速
く、その輝度およびコントラストも十分な画像を呈示で
きる方法および装置の提供を目的として開発された。
【0023】そこで視覚刺激用の映像を表示する手段と
してプラズマ表示を用いた。これは、輝度,コントラス
トおよび表示速度が十分であり、電磁ノイズはCRT表
示装置にくらべて格段に小さくなるからである。しかし
ながら、それでも電磁ノイズは十分には小さくないため
に、プラズマ表示部はシールド・ボックスで囲み、信号
ケーブルもシールドしてMRI測定には十分に小さな電
磁ノイズ・レベルとなった。
【0024】さらに、被験者の応答を得ることを必要と
する場合には、光反応キーを用い、光ファイバーによ
り、その応答を光伝送するようにした。
【0025】また必要に応じて、心音波形検出など光セ
ンサーの同時使用、あるいは、微弱電気信号を出力する
各種センサーの同時使用もシールドにより可能となっ
た。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を示
す構成概念図である。図10に示した従来例に対応する
構成要素には同じ記号を付してある。
【0027】ここで1は厳重に電磁シールドされたMR
I室、2はMRI本体、3は測定チェンバ、4は頭部位
置を表わす。そこへ、移動可能なベッド5の上に寝た被
験者6が矢印15の方向に移動して、その頭部が頭部位
置4の位置にくる。被験者6の足元の上部にはプラズマ
表示部7があり、MRI室1の外部に設けられた視覚呈
示反応部30から、シールドされたケーブル41により
送られてくる映像信号によりプラズマ表示された映像が
呈示される。20はMRI制御卓であり、MRI本体2
の制御がなされる。
【0028】図2には視覚呈示反応部30の回路構成が
示されている。図11の構成要素に対応するものには、
同じ記号が付されている。パーソナル・コンピュータ3
1から視覚呈示用の表示(画像)データが主制御部32
に送られ、一旦、主記憶部33に格納されてから表示制
御部34の制御によって読み出され、信号ケーブル41
aによって画像信号がシールド・ボックス39によって
シールドされたプラズマ表示部7に印加され、視覚呈示
用の画像となる。
【0029】これを被験者6が観ることによって、脳内
で反応が生じ、MRIによる多層の脳内画像に変化が生
じる。プラズマ表示部7の視覚呈示画像の中に被験者6
に対する質問事項が含まれている場合には、被験者6は
手元に配置されている光反応キー37を押して応答す
る。光反応キー37は光スイッチ作用をするものであ
り、その光信号は光ケーブル41bによってO/E変換
部36に伝送され、電気信号に変換されて計測制御部3
5に伝えられる。
【0030】光反応キー37からの光信号によって得た
計測制御部35からの測定データは、主記憶部33に格
納される。格納されたデータは主制御部32がパーソナ
ル・コンピュータ31からの要求により、読み出し、パ
ーソナル・コンピュータ31により測定結果が作成され
る。
【0031】図3にはシールドされたプラズマ表示部7
の構造が示されている。同図(a)は正面図であり、
(b)は側面図である。プラズマ表示部7はシールド・
ボックス39に収められ、電磁ノイズの外部への放射を
十分に軽減している。
【0032】シールド・ボックス39の前面には、透明
シールド板61があり、電磁シールド作用をするととも
に可視光に対しては透明であるから、プラズマ表示部7
の画像を被験者6は観ることができる。この透明シール
ド板61は、画面を見やすく、美しくするだけでなく、
紫外線や静電気から、電磁波(X線・マイクロ波)まで
カットするものとして市販されている。
【0033】62は金属メッシュであり、電磁シールド
をしつつ、プラズマ表示部7からの発熱を逃がすための
空気孔の役割をする。41aはプラズマ表示部7へ画像
信号を送るための十分にシールドされた信号ケーブルで
ある。
【0034】図4には、光反応キー37の構造が示され
ている。同図(a)は断面図、(b)は、楕円の破線で
囲んだ頭部59の拡大図である。光反応キー37の外観
およびその操作要領はパーソナル・コンピュータの操作
に使用されるマウスに類似している。
【0035】ここで51は光スイッチであり、これを矢
印16の方向に押すと、反射部52が下げられて、ファ
イバ台54に固定された2本の光ファイバ44a,44
bの先端付近に来る。光ケーブル41bに含まれた光フ
ァイバ44aによって矢印17の示す方向にO/E変換
部36から送られてくる光が、反射部52で反射し、反
射光の一部が光ファイバ44bに入射して、矢印18の
方向へと進む。この反射光は光ケーブル41bに含まれ
た光ファイバ44bによりO/E変換部36に送られ
て、電気信号に変換されて、光スイッチ51の押下が検
出される。この光反応キー37は電気信号を用いず光信
号のみによって動作するから、電磁ノイズを発生するこ
とはない。
【0036】図5には、図1および図2に示した視覚呈
示反応部30の動作の流れを示している。動作を開始す
ると、パーソナル・コンピュータ31は視覚呈示用の表
示(画像)データを作成する(S11)。この表示デー
タは主制御部32に転送され、一旦、主記憶部33に格
納(登録)される(S12)。
【0037】格納(登録)された表示データは、表示制
御部34の制御によって主記憶部33から読み出され、
シールド・ボックス39でシールドされたプラズマ表示
部7に送られる(S13)。表示データを受けたプラズ
マ表示部7はプラズマ表示をし、画像が表示される(S
14)。この視覚呈示を受けた被験者6の脳は反応し、
MRIによる多層の脳内画像に変化が生ずる。
【0038】視覚呈示された画像表示中に被験者6に対
する質問が含まれている場合には、被験者6は手元の光
反応キー37を操作して反応する(S15、S16)。
この反応状況は計測データとして計測制御部35で処理
され主記憶部33に記憶収集される(S17)。
【0039】主記憶部33に収集された計測データは、
パーソナル・コンピュータ31からの指示で主制御部3
2が主記憶部33から取込み(S18)、それをパーソ
ナル・コンピュータ31に送る。そこでパーソナル・コ
ンピュータ31は計測結果の作成をして作業を終了する
(S19)。
【0040】図6には図1ないし図3の構成による電磁
波放射のシールド効果図が示されている。多くの測定周
波数(MHz)に対する各種の電磁界強度(dBμV/
m)を数値で表わしている。電磁界強度の測定項目は、
基準レベル、垂直方向の未対策レベルおよび対策後レベ
ルとその改善レベルであり、同じく、水平方向の未対策
レベルおよび対策後レベルとその改善レベルである。
【0041】ここで、基準レベルは、電磁界強度の測定
系の雑音レベルであり、これより低いレベルの雑音は測
定できないレベルであることを表わしている。未対策レ
ベルとは、シールド・ボックス39を用いずプラズマ表
示部7を裸にし、信号ケーブル41aもシールドしない
状態で測定した値である。
【0042】図6からは、垂直方向の電磁界強度は、5
0〜60MHz付近にシールド効果の弱い領域がある
が、他の周波数領域および水平方向全領域のシールド効
果の大きいことが、未対策レベルと対策後レベルの差で
ある改善レベルの値から判る。周波数が300MHzに
なると、測定系の残存雑音レベルである基準レベルより
も垂直,水平方向の電磁界強度が大きくはないために、
放射雑音レベルを測定することはできなくなり、改善レ
ベルはゼロとなっている。
【0043】図7には本発明の一実施例を示す構成概念
図が示されており、図1に対応する構成要素には同じ記
号を付した。
【0044】ここで1は厳重に電磁シールドされたMR
I室、2はMRI本体、3は測定チェンバ、4は頭部位
置を表わす。そこへ、移動可能なベッド5の上に寝た被
験者6が矢印15の方向に移動して、その頭部が頭部位
置4の位置にくる。被験者6の足元の上部にはプラズマ
表示部7があり、MRI室1の外部に設けられた視覚呈
示反応部30から、シールドされたケーブル41により
送られてくる映像信号によりプラズマ表示された映像が
呈示される。20はMRI制御卓であり、MRI本体2
の制御がなされる。
【0045】38はセンサであり、センサ・ケーブル4
2によってMRI室の外部の視覚呈示反応部30に接続
されている。センサ38は、たとえば心音測定等を光を
用いて検出するものである。あるいは、心電を得るよう
なセンサであってもよく、その場合はセンサ・ケーブル
42はシールドされたものを用いる。センサ38を用い
ることにより、視覚を刺激する画像に対する脳内の反応
ばかりではなく、生体内および生体表面の反応をも同時
に測定することができる。
【0046】図8には図7の視覚呈示反応部30の回路
構成が示されている。これは図2に対応しており、対応
する構成要素には同じ記号を付してある。パーソナル・
コンピュータ31から視覚呈示用の表示(画像)データ
が主制御部32に送られ、一旦、主記憶部33に格納さ
れてから表示制御部34の制御によって読み出され、信
号ケーブル41aによって画像信号がシールド・ボック
ス39でシールドされたプラズマ表示部7に印加され、
視覚呈示用の画像となる。
【0047】センサ38が電気信号を出力するものであ
る場合には、シールドされたセンサ・ケーブル42で図
示のように計測制御部35へ接続される。センサ38が
光を用いたものであり、ケーブルが光ファイバである場
合にはO/E変換部36に接続される。
【0048】プラズマ表示された映像を被験者6が観る
ことによって、脳内で反応が生じ、MRIによる多層の
脳内画像に変化が生じる。プラズマ表示部7の視覚呈示
画像の中に被験者6に対する質問事項が含まれている場
合には、被験者6は手元に配置されている光反応キー3
7を押して応答する。光反応キー37は光スイッチ作用
をするものであり、その光信号は光ケーブル41bによ
ってO/E変換部36に伝送され、電気信号に変換され
て計測制御部35に伝えられる。
【0049】光反応キー37からの光信号によって得た
計測制御部35からの測定データおよびセンサ38から
の測定データは、主記憶部33に格納される。格納され
たデータは主制御部32がパーソナル・コンピュータ3
1からの要求により、読み出し、パーソナル・コンピュ
ータ31により測定結果が作成される。
【0050】図9には、図7および図8に示した視覚呈
示反応部30の動作の流れを示している。動作を開始す
ると、パーソナル・コンピュータ31は視覚呈示用の表
示(画像)データを作成する(S31)。この表示デー
タは主制御部32に転送され、一旦、主記憶部33に格
納(登録)される(S32)。
【0051】格納(登録)された表示データは、表示制
御部34の制御によって主記憶部33から読み出され、
シールド・ボックス39でシールドされたプラズマ表示
部7に送られる(S33)。表示データを受けたプラズ
マ表示部7はプラズマ表示をし、画像が表示される(S
34)。この視覚呈示を受けた被験者6の脳は反応し、
MRIによる多層の脳内画像に変化が生ずる。
【0052】視覚呈示された画像表示中に被験者6に対
する質問が含まれている場合には、被験者6は手元の光
反応キー37を操作して反応する(S35、S36)。
それと同時にセンサ38からも生体反応の出力がなされ
る(S37、と38)。この反応状況は計測データとし
て計測制御部35で処理され主記憶部33に記憶収集さ
れる(S39)。
【0053】主記憶部33に収集された計測データは、
パーソナル・コンピュータ31からの指示で主制御部3
2が主記憶部33から取込み(S40)、それをパーソ
ナル・コンピュータ31に送る。そこでパーソナル・コ
ンピュータ31は計測結果の作成をして作業を終了する
(S41)。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるならば、電磁ノイズを極度に嫌うMRI測定にお
いて、ノイズの無い脳内多層画像を得るべく十分なコン
トラスト,輝度および表示速度を有する視覚刺激用の画
像をシールドしたプラズマ表示部により呈示することが
でき、それに対する反応も光反応キーなどにより収集す
ることができるようになった。したがって、本発明の効
果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す構成概念図である。
【図2】図1の構成要素である視覚呈示反応部の回路構
成図である。
【図3】図2の構成要素であるシールド・ボックスに収
容されたプラズマ表示部の構成を示す正面図および側面
図である。
【図4】図2の構成要素である光反応キーの構造を示す
断面図およびその要部の拡大図である。
【図5】図2の構成による動作の流れを示したフローチ
ャートである。
【図6】図1ないし図4の構成による電磁波放射のシー
ルド効果図である。
【図7】本発明の一実施例を示す構成概念図である。
【図8】図7の構成要素である視覚呈示反応部の回路構
成図である。
【図9】図8の構成による動作の流れを示したフローチ
ャートである。
【図10】従来例を示す構成概念図である。
【図11】図10の構成要素である従来のプロジェクタ
による視覚呈示反応部の回路構成図である。
【図12】図11の構成による動作の流れを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 MRI室 2 MRI本体 3 測定チェンバ 4 頭部位置 5 ベッド 6 被験者 7 プラズマ表示部 8 スクリーン 15〜18 矢印 20 MRI制御卓 25 プロジェクタ映写部 27 反応キー 29 小孔 30,30B 視覚呈示反応部 31 パーソナル・コンピュータ 32 主制御部 33 主記憶部 34 表示制御部 35 計測制御部 36 O/E変換部 37 光反応キー 38 センサ 39 シールド・ボックス 41 ケーブル 41a 信号ケーブル 41b 光ケーブル 42 センサ・ケーブル 44,44a,44b 光ファイバ 51 光スイッチ 52 反射部 54 ファイバ台 59 頭部 61 透明シールド板 62 金属メッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河内 敏男 東京都杉並区久我山1丁目7番41号 株式 会社岩通アイセル内 (72)発明者 横澤 一彦 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】核磁気共鳴映像法において、被験者(6)
    に電磁シールド(39,41a)されたプラズマ表示手
    段(7)により視覚を刺激するための画像を呈示し、そ
    れに対する前記被験者(6)の脳内反応を得るようにし
    た核磁気共鳴映像法による視覚呈示反応方法。
  2. 【請求項2】前記視覚を刺激するための画像を呈示され
    た前記被験者(6)が光反応キー(37)を操作して応
    答できるようにした請求項1の核磁気共鳴映像法による
    視覚呈示反応方法。
  3. 【請求項3】前記視覚を刺激するための画像を呈示され
    た前記被験者(6)にセンサ(38)を取り付けて前記
    被験者(6)の生体内の反応をも得るようにした請求項
    1の核磁気共鳴映像法による視覚呈示反応方法。
  4. 【請求項4】前記光反応キー(37)の操作により光量
    を変動せしめ、その光量変化によって前記光反応キー
    (37)の操作を検出するようにした請求項2の核磁気
    共鳴映像法による視覚呈示反応方法。
  5. 【請求項5】核磁気共鳴映像法において、被験者(6)
    の視覚を刺激してそれに対する前記被験者(6)の脳内
    反応を得るための画像を呈示するプラズマ表示手段
    (7)と、 前記プラズマ表示手段(7)を電磁シールドするための
    電磁シールド手段(39,41a)とを含んだ核磁気共
    鳴映像法による視覚呈示反応装置。
  6. 【請求項6】前記視覚を刺激するための画像を呈示され
    た前記被験者(6)の操作により光量を変動せしめて応
    答を得るための光反応キー手段(37)を備えた請求項
    5の核磁気共鳴映像法による視覚呈示反応装置。
  7. 【請求項7】前記視覚を刺激するための画像を呈示され
    た前記被験者(6)の生体内の反応を得るべく前記被験
    者(6)に取り付けたセンサ手段(38)を備えた請求
    項5の核磁気共鳴映像法による視覚呈示反応装置。
  8. 【請求項8】前記光反応キー手段(37)が、 前記被験者(6)の操作するごとに下がる光の反射手段
    (52)と、 光を送ってくる光ファイバ先端部が前記下がった反射手
    段(52)の前に配置された第1の光ファイバ手段(4
    4a)と、 前記第1の光ファイバ手段(44a)からの光が前記下
    がった反射手段(52)によって反射して入射してくる
    ように配置された第2の光ファイバ手段(44b)とを
    含んでいる請求項6の核磁気共鳴映像法による視覚呈示
    反応装置。
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