JPH11197127A - 生体信号検出センサ - Google Patents

生体信号検出センサ

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JPH11197127A
JPH11197127A JP10020231A JP2023198A JPH11197127A JP H11197127 A JPH11197127 A JP H11197127A JP 10020231 A JP10020231 A JP 10020231A JP 2023198 A JP2023198 A JP 2023198A JP H11197127 A JPH11197127 A JP H11197127A
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Japan
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light
biological signal
detection sensor
signal detection
light receiving
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JP10020231A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sato
博之 佐藤
Satoshi Wakayama
聡 若山
Michiharu Yamada
道治 山田
Manabu Maeda
学 前田
Tetsuya Mizuno
哲哉 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被験者等の脈拍等の生体信号を非接触で常に
良好な検出感度で検出する。 【解決手段】 被験者の後頭部を受けるヘッドレスト2
内に検出ユニット3を設け、検出ユニット3から上記後
頭部に光線を照射し、その後頭部における反射光を検出
して反射光に含まれる生体信号を検出する構成とする。
後頭部は実質的に露出しており、位置も比較的一定して
いるから、着衣等の影響を受けることなく、常に良好な
検出感度が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間の脈拍等を検
出する生体信号検出センサに関する。
【0002】
【従来の技術】人間の脈拍等を検出する生体信号検出セ
ンサは医療現場の他、例えば車両の運転者の居眠り防止
用の警報装置にも用いられ、このような警報装置では、
脈拍等に基づいて運転者が居眠りや健康状態の悪化の兆
候ありと判断されると警報を発している。かかる生体信
号検出センサには、被験者の皮膚面に接触するように電
極を設けたものがよく知られているが、電極を貼る煩わ
しさをなくしたものもある。
【0003】このような生体信号検出センサとして、車
両のステアリングホイールに発光部と受光部とよりなる
検出手段を組み込んでステアリングホイールを握ってい
る運転者の手の皮膚面に光線を当て、その反射光を検出
するようにしたものが提案されているが、運転者は常に
ステアリングホイールの検出手段が組み込まれた部分を
握っているとは限らない。このため誤検出したり発光部
からの光線で運転者が眩しさを覚えたりするおそれがあ
る。すなわち光等の探信波を生体に照射して反射した探
信波を検出する生体信号検出センサでは検出手段をどこ
へ配設するかが問題となる。
【0004】実開平6−42373号公報には、シート
ベルトの運転者の胸部位置に集音パッドと、これより集
音された心音を検出するマイクロフォンとを一体にした
車載用心音検出器を設け、走行中に脈拍を検出するよう
にしたものがあり、これを応用して発光部と受光部とよ
りなる検出手段を、シートベルトに配設することが考え
られる。また、生体信号検出センサではないが、特開平
7−237483号公報には、座席の表皮下に圧電素子
を配設して運転者が着座しているかどうかを検出する人
体検出装置が記載されており、発光部と受光部とよりな
る検出手段を座席の表皮下に配設することが考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記実開平6−
42373号公報記載の車載用心音検出器のようにシー
トベルトに設けると運転者は違和感は否めないし、信号
線をシートベルトと一体にする処理が必要となる。その
上、シートベルトは車両を乗降する度に装着と取り外し
とを繰り返すため、検出手段から延びる信号線が劣化し
やすく断線のおそれもある。また上記車載用心音検出器
や上記特開平7−237483号公報記載の人体検出装
置は、運転者の衣服を通して生体信号を検出することに
なるため、衣服の生地の厚さや座布団の使用によっては
検出感度が不足するおそれがある。このように検出手段
をシートベルトや座席に設けるものでは必ずしも実用的
とはいえない。
【0006】そこで、本発明は、常に良好な検出感度の
得られる実用的な生体信号検出センサを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、被験者の後頭部を受けるヘッドレスト内に、被験者
の後頭部に探信波を照射する照射手段と、ヘッドレスト
内に設けられ後頭部で反射した探信波を受け検出信号を
出力する検出手段とを設ける。
【0008】検出部位となる後頭部は実質的に露出して
いるから、後頭部で反射した探信波からは着衣等の影響
を受けることなく良好に生体信号を検出することができ
る。またヘッドレストを有する車両の座席や寝台では、
後頭部は、手等のように頻繁に動いたりすることがなく
位置が比較的一定しているから、誤検出が小さく、常に
良好な検出感度が得られる。しかも照射手段および検出
手段はヘッドレスト内に設けられるから、照射手段およ
び検出手段から引き出される信号線はヘッドレスト内等
を這わせるだけでよく、またヘッドレストの機能を損な
わず、被験者が違和感を覚えるということもない。この
ように本発明の生体信号検出センサは実用的である。
【0009】請求項2記載の発明では、上記探信波を光
線とし、上記ヘッドレストには、上記後頭部と対向する
位置に、上記照射手段からの光線および後頭部からの反
射光が進行する光学的な開口を形成する。
【0010】探信波である光線およびその反射光が上記
開口を通る構成とすることで、光が実質的に減衰するこ
となく検出手段に達し、高い検出信号が得られる。また
太陽光等の外来光が検出手段に達するのを抑制すること
ができる。
【0011】請求項3記載の発明では、上記検出手段
を、上記反射光を集光手段により集光せしめ、受光手段
が、集光された反射光を受け光電変換する構成とする。
【0012】被験者の生体信号を含む散乱した反射光が
集光手段により集光して受光手段に入射するので、感度
よく生体信号の検出ができる。
【0013】請求項4記載の発明では、上記検出手段
を、上記集光手段をレンズで構成し、該レンズにその軸
線に沿って孔を形成し、上記照射手段を上記軸線上に設
け、照射手段からの光線を上記孔を通して上記後頭部に
照射する構成とする。
【0014】集光手段に孔を形成することで照射手段か
らの光が効率よく被験者の後頭部に照射されるので、受
光手段の検出信号を大きくするとともに、照射手段とし
て低出力のものを用いることができる。
【0015】請求項5記載の発明では、上記受光手段を
上記集光手段の非焦点位置に配設することで、外来光と
して太陽光等の平行光が集光手段を通って受光手段に向
かっても、受光手段への光の集中が回避され、受光手段
の劣化を防止することができる。
【0016】請求項6記載の発明では、上記集光手段か
ら上記受光手段に到る光路上に、生体信号の検出に必要
な所定の波長域の光を選択的に透過せしめるバンドパス
フィルタを設けることで、上記波長域の光以外の光は遮
断され、外来光による受光手段の劣化を防止することが
できる。
【0017】請求項7記載の発明では、上記集光手段の
前方に複数の庇を上下方向に並列して設けることで、開
口を通して上方より射し込む外来光を遮断し、受光手段
の劣化を防止することができる。
【0018】請求項8記載の発明では、上記集光手段の
後方に回折板を設け、上記受光手段が回折板からの回折
光を受光する構成とすることで、所定の波長域以外の、
回折角の異なる光は受光手段から逸れ、受光手段には入
射しない。しかして太陽光等の外来光による受光手段の
劣化を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に、本発明
の生体信号検出センサを適用した、車両の運転者の居眠
り防止用の警報装置の構成を示す。警報装置は、生体信
号検出センサ(図中、脈拍センサ)1と、居眠り判定回
路6と、警報器7とで構成してある。生体信号検出セン
サ1が運転者の脈拍を検出し、この生体信号検出センサ
1から出力される脈拍信号を入力として居眠り判定回路
6が運転者に居眠りの兆候があるかどうかを判定するよ
うになっている。居眠り判定回路6は、公知の構成のも
ので、脈拍信号をFFT解析して覚醒度が低いと現れる
ピークの大きさを演算し、ピークの大きさが所定の閾値
を越えると居眠りの兆候ありと判定するようになってい
る。警報器7はブザー等で構成され、居眠り判定回路6
が居眠りの兆候ありと判定すると、通電して警報音を発
するようになっている。
【0020】図2に本発明の生体信号検出センサを示
す。生体信号検出センサ1は車両の運転席のヘッドレス
ト2に検出ユニット3を内蔵せしめたものである。ヘッ
ドレスト2は、その芯となる略直方体のインサート21
を衝撃吸収剤22が囲み、衝撃吸収剤22に布製のカバ
ー23をしたものである。そしてインサート21にはコ
字状のステー24が埋設され、ステー24の平行な2本
の脚部241は、先端がインサート21、衝撃吸収剤2
2およびカバー23から突出している。この脚部241
の突出部を、座席の背もたれの上端部に形成した取り付
け用の孔に挿入することで、背もたれに固定される。
【0021】インサート21の内部には、ステー24の
頭部242の内側に本体ユニット3が設けてあり、ネジ
25によりステー24に固定されている。
【0022】ヘッドレスト2には、カバー23、衝撃吸
収剤22、インサート21に同位置に形成された穴によ
り開口2aが形成されて検出ユニット3の一部が露出し
ており、運転席に着座した運転者の被測定部位である後
頭部と接触することなく対向している(後述する図3参
照)。開口2aの深さは数cmに設定してあり、運転者
がヘッドレスト2に頭部をあずけても検出ユニット3が
後頭部に当たらないようになっている。
【0023】図3は、運転者8と生体信号検出センサ1
とを示すもので、生体信号検出センサ1は検出ユニット
3のみ図示してある。検出ユニット3は開口2a(図
2)を通して運転者8の後頭部8aに光を照射し後頭部
8aからの反射光に含まれる脈拍信号を取り出すように
なっている(図中、光の経路の一例を破線で示す)。検
出ユニット3は矩形のケース31を有し、ケース31
の、運転者8の後頭部8aと対向する側壁311には穴
31aが形成され、穴31aには、これを塞ぐ集光手段
たる凸レンズ51が嵌設してある。凸レンズ51にはそ
の軸線Cに沿って貫通孔51aが形成してある。ケース
31内には、発光手段たる発光素子4が凸レンズ51の
軸線C上で凸レンズ51と当接する位置に設けてあり、
発光素子4より発せられる光線が凸レンズ51の孔51
aを通って運転者8の後頭部8aに照射されるようにな
っている。発光素子4は中心波長525nmの緑色LE
Dで構成され、L字フレーム32によりケース31に固
定してある。
【0024】またケース31の、側壁311とは反対側
の側壁312側には基板33が設けてあり、図略のスペ
ーサを介して側壁312に固定してある。基板33上に
は、受光素子52、発光素子4の駆動回路34、受光回
路、信号処理回路、これら各回路に給電する電源回路等
の周辺回路35が形成してある。受光素子52はフォト
ダイオード等で構成してある。受光素子52は、凸レン
ズ51とともに検出手段5を構成する受光手段であり、
発光素子4により運転者8の後頭部8aに照射されて反
射し凸レンズ51を介してケース31内に入射した光を
検出するようになっている。
【0025】さて走行時には通常、運転者8とヘッドレ
スト2の間隔は10〜20cm程度であるから、このと
き運転者8の後頭部8aが凸レンズ51により受光素子
4位置において略結像するように、上記スペーサの長さ
を設定して受光素子52を実装した基板33が位置決め
してある。したがって図4に示すように、凸レンズ51
の焦点位置Fは受光素子52よりも前方となり、受光素
子52は凸レンズ51の非焦点位置となる。
【0026】かくして運転者8の後頭部8aにおいて散
乱した反射光が凸レンズ51で集光されて受光素子52
に入射し、受光素子52は、フォトダイオードのように
それ自体の検出感度がよくないもので構成しても、反射
光に含まれる脈拍信号を高い検出感度で検出することが
できる。しかも運転者8が降りた後等に、西日や建物の
窓等で反射した太陽光等の平行光が凸レンズ51を介し
て入射しても、受光素子52は凸レンズ51の焦点位置
Fにはないから、受光素子52がこれらの入射光によっ
て特性が劣化することが防止される。
【0027】警報装置の作動とともに、本発明の生体信
号検出センサの作動を説明する。運転者8が運転席に着
座すると、運転者8の後頭部8aに光が発光素子4から
発光強度5w程度で照射される。照射光は毛髪により一
部が遮断されるものの、後頭部8aの皮膚面に達し、そ
のうち一部が血液中の赤血球に吸収され、残りが皮膚組
織で散乱され反射する。すなわちこの反射光強度は赤血
球における赤外線吸収量に依存する。赤外線吸収量は、
血液中の赤血球量が血管の脈動に伴い変化しているた
め、血管の脈動に同期して変化する。しかして反射光強
度から運転者8の脈拍が検出される。
【0028】この脈拍信号を含む散乱した反射光は、凸
レンズ51により集光され、受光素子52に入射し、受
光素子52で光電変換された検出信号から脈拍信号が取
り出される。
【0029】この脈拍信号は居眠り判定回路6に出力さ
れ、居眠り判定回路6は運転者8の脈拍のFFT解析を
実行して、上記ピークの大きさを演算し、ピークの大き
さに基づいて運転者8の居眠りの兆候の有無を判定す
る。居眠り判定回路6は、運転者8に居眠りの兆候あり
と判断すると警報器7に警報指令を発し、警報器7が運
転者8に警報音を発する。
【0030】さて、運転者8の頭部は走行中に殆ど動く
ことがないから、運転中は常時、受光素子52に後頭部
8aから反射光が入射し、運転者8の脈拍を検出するこ
とができる。またヘッドレスト2の開口2aの前には運
転者8の後頭部8aがあり、また開口2aに数cmの深
さがあるので、開口2aからは外来光はあまり射し込ま
ず、ステアリングホイールに発光素子と受光素子とを組
み込む構造のものに比べるとS/Nは格段によいし、太
陽光の受光素子52への熱集中による受光素子52の特
性劣化が防止されて長寿命である。また本実施形態にお
いては、上記のごとく受光素子52は凸レンズ51の非
焦点位置としてあるので、駐車中等に西日等が射し込む
ことがあっても受光素子52の特性劣化は防止される。
【0031】しかも光の照射は後頭部8aに向けて行わ
れるので、運転者8は走行中に照射光が目に入射すると
いうことはなく眩しさを覚えることはない。また検出ユ
ニット3はヘッドレスト2内に内蔵されているので、ヘ
ッドレスト2の機能を損なわず、運転者8はなんら違和
感を覚えることもないし、検出ユニット3から引き出さ
れる信号線や給電線等は座席の内部等を這わせればよい
ので、信号線について特殊な処理は不要であり、また信
号線の劣化等は生じにくい。
【0032】なおヘッドレスト2の開口2aは光が進行
する光学的な開口であればよく、例えばヘッドレスト2
のカバー23、衝撃吸収剤22、インサート21に形成
した穴に透明シリコンゴムを嵌めたり、ヘッドレスト2
のカバー23の穴を透明ビニールシートで塞いだものと
してもよい。これらの場合には塵埃等の侵入を防止する
ことができる。
【0033】またヘッドレスト2のステー24は、ヘッ
ドレスト2の高さと傾斜角を調整可能な、公知の構成の
ものでもよい。
【0034】(第2実施形態)図5に本発明の生体信号
検出センサの第2実施形態を示す。本実施形態になる生
体信号検出センサは、基本的な構成は第1実施形態の構
成と同じものである。図中、図3と同一番号を付した部
分については実質的に同じ作動をするので、第1実施形
態との相違点を中心に説明する。
【0035】本実施形態では、検出ユニット3Aを構成
する検出手段5Aは、受光素子52の前方にバンドパス
フィルタ53を設けたもので、バンドパスフィルタ53
は、赤血球の赤外線吸収特性に合わせて例えば中心波長
が508nmのものが用いられている。
【0036】かくして本実施形態では良好なS/Nが得
られる。また、受光素子52への太陽光等の外来光の射
し込みはバンドパスフィルタ53で完全に遮断され、受
光素子52の特性劣化がさらに防止され長寿命で使用で
きる。
【0037】(第3実施形態)図6、図7に本発明の生
体信号検出センサの第3実施形態を示す。本実施形態に
なる生体信号検出センサ1Bは、基本的な構成は第1実
施形態の構成と同じものである。図中、図2、図3と同
一番号を付した部分については実質的に同じ作動をする
ので、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0038】生体信号検出センサ1Bの検出ユニット3
Bを構成する検出手段5Bは、凸レンズ51の前方に凸
レンズ51径と略同径の筒状のフード54が設けてあ
り、フード54内には、フード54を橋渡しする複数の
庇たるルーバ55が設けてある。複数のルーバ55は上
下方向に並列に配置され、斜め上方より射し込む外来光
を効果的に遮断するようになっている。
【0039】かくして良好なS/Nが得られるととも
に、受光素子52の特性劣化がさらに防止され長寿命と
なる。
【0040】(第4実施形態)図8に本発明の生体信号
検出センサの第4実施形態を示す。本実施形態になる生
体信号検出センサは、基本的な構成は第1実施形態の構
成と同じものである。図中、図3と同一番号を付した部
分については実質的に同じ作動をするので、第1実施形
態との相違点を中心に説明する。
【0041】本実施形態では、検出ユニット3Cは受光
素子52等を実装した基板33がケース31の底壁31
3側に配設してある。検出手段5Cは、ケース31内に
回折板56が設けてあり、凸レンズ51から水平に進行
した光が下方へ回折するようになっている。回折板56
は、凸レンズ51の軸線Cに対して斜めに向けてケース
31に固定され、回折板56の傾斜角度は、例えば上記
508nmの波長の赤外線が受光素子52に入射するよ
うに回折する角度としてある。
【0042】本実施形態では、特定波長域(上記の例で
は508nm付近)の赤外線R1は受光素子52に達す
るが、上記特定波長域以外の光R2は回折角度が異なる
ため受光素子52から逸れ、受光素子52には入射しな
い。かくして良好なS/Nが得られるとともに、受光素
子52の特性劣化がさらに防止され長寿命となる。
【0043】なお第3実施形態、第4実施形態の特徴部
分は第2実施形態の構成に付加することができる。
【0044】なお上記各実施形態は、凸レンズにより集
光する構成としたが、凹面鏡やホログラムで構成しても
よい。なお受光素子に検出感度の高いものを用いること
ができれば、凸レンズ等の集光手段は省略し、運転者の
後頭部からの反射光がピンホール等の入射瞳を通って受
光素子に入射する構成とすることもできる。また生体信
号を検出するための探信波として光線を用いているが、
必ずしも光に限定されるものではなく、マイクロ波等の
他の電磁波や超音波等を用いることもできる。
【0045】また上記各実施形態は、車両の運転者の居
眠り防止用の警報装置に適用したが、脈拍から運転者の
健康状態を判断し、健康状態が低下していると判断する
と警報で休憩や運転の交代を促す警報装置に適用するこ
ともできる。また生体信号の有無で、運転者が着座して
いるかどうかを判定する人体検知装置にも適用すること
ができる。
【0046】また車両の運転席だけではなく、病院や自
宅で療養中の患者の寝台にも適用することができ、患者
が違和感を覚えることなく常に患者の脈拍等について良
好な検出感度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生体信号検出センサを適用した警報装
置の構成図である。
【図2】(A)は本発明の生体信号検出センサの一部断
面正面図であり、(B)は(A)のIIB−IIB線に
沿う断面図である。
【図3】本発明の第1の生体信号検出センサの要部を示
す図である。
【図4】本発明の第1の生体信号検出センサの要部を示
す別の図である。
【図5】本発明の第2の生体信号検出センサの要部を示
す図である。
【図6】(A)は本発明の第3の生体信号検出センサの
一部断面正面図であり、(B)は(A)のVIB−VI
B線に沿う断面図である。
【図7】本発明の第3の生体信号検出センサの要部を示
す図である。
【図8】本発明の第4の生体信号検出センサの要部を示
す図である。
【符号の説明】
1,1B 生体信号検出センサ 2 ヘッドレスト 2a 開口 3,3A,3B,3C 検出ユニット 4 発光素子(照射手段) 5,5A,5B,5C 検出手段 51 凸レンズ(集光手段) 51a 貫通孔(孔) 52 受光素子(受光手段) 53 バンドパスフィルタ 55 ルーバ(庇) 56 回折板 6 居眠り判定回路 7 警報器 8 運転者(被験者) 8a 後頭部
フロントページの続き (72)発明者 山田 道治 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 前田 学 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 水野 哲哉 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の後頭部を受けるヘッドレスト
    と、ヘッドレスト内に設けられ被験者の後頭部に探信波
    を照射する照射手段と、ヘッドレスト内に設けられ後頭
    部で反射した探信波を受け検出信号を出力する検出手段
    とを具備することを特徴とする生体信号検出センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の生体信号検出センサにお
    いて、上記探信波を光線とし、上記ヘッドレストには、
    上記後頭部と対向する位置に、上記照射手段からの光線
    および後頭部からの反射光が進行する光学的な開口を形
    成した生体信号検出センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載の生体信
    号検出センサにおいて、上記検出手段を、上記反射光を
    集光する集光手段と、集光手段により集光された反射光
    を受け光電変換する受光手段とを具備する構成とした生
    体信号検出センサ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の生体信号検出センサにお
    いて、上記検出手段を、上記集光手段をレンズで構成
    し、該レンズにその軸線に沿って孔を形成し、上記照射
    手段を上記軸線上に設け、照射手段からの光線を上記孔
    を通して上記後頭部に照射する構成とした生体信号検出
    センサ。
  5. 【請求項5】 請求項3または4いずれか記載の生体信
    号検出センサにおいて、上記受光手段を上記集光手段の
    非焦点位置に配設した生体信号検出センサ。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5いずれか記載の生体信
    号検出センサにおいて、上記集光手段から上記受光手段
    に到る光路上に所定の波長域の光を選択的に透過せしめ
    るバンドパスフィルタを設けた生体信号検出センサ。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし6いずれか記載の生体信
    号検出センサにおいて、上記検出手段には、上記集光手
    段の前方に複数の庇を上下方向に並列して設けた生体信
    号検出センサ。
  8. 【請求項8】 請求項3ないし7いずれか記載の生体信
    号検出センサにおいて、上記集光手段の後方に回折板を
    設け、上記受光手段が回折板からの回折光を受光する構
    成とした生体信号検出センサ。
JP10020231A 1998-01-16 1998-01-16 生体信号検出センサ Pending JPH11197127A (ja)

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