JPH11196496A - デジタル補聴装置のプログラム書込装置とパラメータ書換装置 - Google Patents

デジタル補聴装置のプログラム書込装置とパラメータ書換装置

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JPH11196496A
JPH11196496A JP10000734A JP73498A JPH11196496A JP H11196496 A JPH11196496 A JP H11196496A JP 10000734 A JP10000734 A JP 10000734A JP 73498 A JP73498 A JP 73498A JP H11196496 A JPH11196496 A JP H11196496A
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JP
Japan
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hearing aid
processing program
aid processing
digital
parameter
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Application number
JP10000734A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Goto
克彦 後藤
Shinichi Sakamoto
真一 坂本
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Rion Co Ltd
Original Assignee
Rion Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/70Adaptation of deaf aid to hearing loss, e.g. initial electronic fitting

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補聴処理の手順を決定する補聴処理プログラ
ムを容易に書き換えられるようにする。 【解決手段】 デジタル補聴装置2の書き換え可能メモ
リ(RAM)23に補聴処理の手順を決定する補聴処理
プログラムを書き込むプログラム書込装置1であって、
このプログラム書込装置1は、モデム15を備えたパー
ソナルコンピュータ11からなり、通信回線を介してモ
デム31を備えたパーソナルコンピュータ32と、記憶
装置33からなる補聴処理プログラム供給装置3に接続
され、この補聴処理プログラム供給装置3が送信する補
聴処理プログラムを受信して書き換え可能メモリ(RA
M)23に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補聴処理の手順を
決定する補聴処理プログラム又は補聴処理の各種条件を
決定するパラメータを外部から変更するデジタル補聴装
置のプログラム書込装置とパラメータ書換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の演算処理装置(CPU)を内蔵し
たデジタル補聴器のブロック図を図3に示す。図3にお
いて、マイクロホン100は、外部音に対応した信号を
出力する。マイクロホン100の出力信号(アナログ信
号)は、A/D変換器101によりデジタル信号に変換
された後、CPU102に送られる。CPU102で
は、読み出し専用メモリ(ROM)103に格納されて
いる補聴処理の手順を決定する補聴処理プログラムに従
ってA/D変換器101の出力信号(デジタル信号)を
処理する。処理されたデジタル信号は、D/A変換器1
04によりアナログ信号に変換され、更にイヤホン10
5より音響信号として装用者の外耳道に導かれる。
【0003】ここで、ROM103に格納されている補
聴処理プログラムは、難聴者の聞こえを改善するために
創作されたデジタル信号処理のアルゴリズムであり、難
聴者である個人にとって最適なものが選択されている。
更に、ROM103には、補聴処理プログラムに基づい
て補聴処理を実行する際の各種条件(音質調整、出力制
限調整、AGCアンプのリカバリータイム調整など)が
難聴者である個人にとって最適になるように、対応する
各種パラメータが設定され、格納されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】難聴者の聞こえに関す
る研究は、様々な分野の研究機関で日々行われており、
ROM103に書き込まれるべき、聞こえの改善のため
の補聴処理プログラムは、年々新たな方式が開発されて
きている。新しい補聴処理プログラムが創作された場
合、もしくは現在の補聴処理プログラムの改良版が開発
された場合、その補聴処理プログラムによって難聴者は
現在使用中の補聴器以上の聞こえを得られる可能性が高
い。従って、ROM103の内容は、書き換え可能であ
ることが望ましい。
【0005】しかし、補聴器のように小型化が強く要求
される機器において、ROM103を容易に交換できる
機能を持たせるのは機構的に非常に困難であり、無理に
この機構を搭載しようとすればICソケットなどが必要
となり機器の大型化は避けられない。補聴器は、難聴者
が日常的に装用する機器であり、ユーザの日常生活での
快適性を考えた場合、形状が大型化することは好ましく
ないので、図3に示すデジタル補聴器においては、RO
M103は交換不可能な構造となっている。
【0006】従って、より聴き取りやすい補聴処理プロ
グラムが開発されて場合、現在使用しているデジタル補
聴器の補聴処理プログラムが自分の難聴度に適さなくな
った場合や各種パラメータが適さなくなった場合などに
は、補聴器全部を買い換えなければならないという不都
合があった。また、デジタル補聴器は、通常のアナログ
式の補聴器に比較して高価であるので、買い換えはユー
ザに大きな経済的負担を与えることになる。
【0007】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、補聴処理の手順を決定する補聴処理プログラム
又は補聴処理プログラムに基づいて補聴処理を実行する
際の各種パラメータを容易に書き換えることができるデ
ジタル補聴装置のプログラム書込装置とパラメータ書換
装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る発明は、デジタル補聴装置の書き換え可能
メモリに補聴処理の手順を決定する補聴処理プログラム
を書き込むプログラム書込装置であって、このプログラ
ム書込装置は、通信回線を介して補聴処理プログラム供
給装置に接続され、この補聴処理プログラム供給装置が
送信する前記補聴処理プログラムを受信して前記書き換
え可能メモリに書き込むものである。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1記載のデ
ジタル補聴装置のプログラム書込装置において、前記補
聴処理プログラム供給装置は、モデムを備えたパーソナ
ルコンピュータと、記憶装置からなり、この記憶装置に
は前記デジタル補聴装置を使用する者の聴覚情報が格納
されているものである。
【0010】請求項3に係る発明は、デジタル補聴装置
の書き換え可能メモリに補聴処理プログラムに基づいて
補聴処理を実行する際の各種パラメータを書き込むパラ
メータ書換装置であって、このパラメータ書換装置は、
通信回線を介してパラメータ供給装置に接続され、この
パラメータ供給装置が送信する前記パラメータを受信し
て前記書き換え可能メモリに書き込むものである。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項3記載のデ
ジタル補聴装置のパラメータ書換装置において、前記パ
ラメータ供給装置は、モデムを備えたパーソナルコンピ
ュータと、記憶装置からなり、この記憶装置には前記デ
ジタル補聴装置を使用する者の聴覚情報が格納されてい
るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1はデジタル補聴
装置とプログラム書込装置の構成図、図2はデジタル補
聴装置とパラメータ書換装置の構成図である。
【0013】図1に示すように、本発明に係るプログラ
ム書込装置1は、デジタル補聴装置2に接続され、更に
通信回線(インターネット等)を介して補聴処理プログ
ラム供給装置3に接続されている。一般に、プログラム
書込装置1とデジタル補聴装置2は、デジタル補聴装置
2のユーザ側に存在し、補聴処理プログラム供給装置3
は、デジタル補聴装置2のメーカ又は販売店側に存在す
る。
【0014】ここで、デジタル補聴装置2は、図1に示
すように、外部音に対応した信号を出力するマイクロホ
ン21と、マイクロホン21のアナログ出力信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換器22と、補聴処理の手
順を決定する補聴処理プログラムを格納したRAM23
と、RAM23に格納されている補聴処理プログラムに
従ってA/D変換器22の出力信号を処理するCPU2
4と、CPU24のデジタル出力信号をアナログ信号に
変換するD/A変換器25と、D/A変換器25の出力
信号を音響信号に変換してユーザの外耳道に導くイヤホ
ン26からなる。なお、RAM23は、フラッシュメモ
リで構成しているので、電源のバックアップがなくとも
記憶内容を保持できる。
【0015】プログラム書込装置1は、パーソナルコン
ピュータ11により構成され、デジタル補聴装置2の電
源として直接的に電力を供給する電源供給部12の機能
と、デジタル補聴装置2のRAM23の内容を書き換え
るメモリ書換部13の機能と、デジタル補聴装置2のC
PU24の起動に関する制御信号を出力するCPU制御
部14の機能をパーソナルコンピュータ11に負わせて
いる。
【0016】更に、プログラム書込装置1には、通信手
段としてのモデム(変復調装置)15と、デジタル補聴
装置2とのインタフェース16が設けられている。そし
て、パーソナルコンピュータ11の記憶装置には、RA
M23の内容を書き換えるためのプログラムと、新たに
RAM23に入力する補聴処理プログラムが格納され
る。
【0017】補聴処理プログラム供給装置3は、モデム
(変復調装置)31を備えたパーソナルコンピュータ3
2と、記憶装置33からなり、パーソナルコンピュータ
32には、内蔵の記憶装置にフィッティング用のソフト
ウエアが格納されている。このソフトウエアは、例え
ば、ユーザの聴覚情報(オージオグラム等)からユーザ
の使用に適するようにデジタル補聴装置2の周波数特性
を設定するプログラムである。記憶装置33は、例え
ば、光磁気記憶装置やハードディスク装置などであり、
補聴器などを購入したユーザの聴覚情報などを格納して
いる。
【0018】補聴処理プログラムとしては、例えば特公
平4−17520号公報、特開平3−245700号公
報及び特開平3−284000号公報に記載されている
ようなものを適用する。これらの公報には、様々な難聴
者を対象にした聞こえの改善をはかるための補聴処理ア
ルゴリズムについての代表例が記載されている。
【0019】特公平4−17520号公報には、周波数
圧縮型補聴器が記載されている。これには、高周波数領
域の聴力が低下した難聴者(高音難聴)のために、入力
音の周波数を低周波数領域に向けて圧縮する処理が示さ
れている。高音難聴は、耳に入力された音の高周波数成
分を聞き取ることができないために、しばしば言葉の聞
き違いを起こしたり、電話の音や虫の声などの周波数の
高い音を聞き漏らす。周波数圧縮は、このような難聴者
のために、デジタル信号処理により入力音の周波数を低
く変換する処理である。
【0020】特公平4−17520号公報に記載されて
いる周波数圧縮法は、このような通常の圧縮処理に加え
て、入力音をPARCOR分析して、様々な音響パラメ
ータを抽出し、このパラメータの値を変更して再合成す
るものである。このことにより、単に入力音の周波数を
低くするだけではなく、音声のピッチ周波数だけは低く
しないで入力の状態を保持したり、周波数の高い無声音
は、通常よりも大きく圧縮するといった幅広い処理が行
えるようになっている。
【0021】以上のように構成したプログラム書込装置
1の作用について説明する。新しい補聴処理プログラム
が完成すると、デジタル補聴装置2のメーカ又は販売店
はインターネットのホームページ等に、この情報を掲載
する。新しい補聴処理プログラムの完成を知ったユーザ
は、プログラム書込装置1を構成するパーソナルコンピ
ュータ11を、通信回線を利用して補聴処理プログラム
供給装置3を構成するパーソナルコンピュータ32に接
続して、補聴処理プログラムの請求メッセージと共に自
分のID番号をパーソナルコンピュータ32に送信す
る。
【0022】すると、請求メッセージとID番号を受信
したパーソナルコンピュータ32は、ID番号に基づ
き、記憶装置33からユーザの聴覚情報を読み出す。次
いで、パーソナルコンピュータ32が内蔵するフィッテ
ィング用のソフトウエアを立ち上げて、新しい補聴処理
プログラムがユーザにとって有効であるか否かを判断す
る。
【0023】そこで、有効であると判断すれば、補聴処
理プログラム供給装置3は、新しい補聴処理プログラム
の各種パラメータをユーザの聴覚特性に適するように設
定し、各種パラメータを設定した新しい補聴処理プログ
ラムをプログラム書込装置1に送信する。
【0024】なお、ここでの補聴処理プログラムには、
補聴処理の手順を決定するアルゴリズムに基づいて作成
される補聴処理プログラムの他に、個々のユーザにとっ
て補聴処理の各種条件(例えば、音質調整、出力制限調
整、AGCアンプのリカバリータイム調整など)が最適
になるように設定される各種パラメータも含まれる。
【0025】補聴処理プログラム供給装置3が送信した
新しい補聴処理プログラムをプログラム書込装置1が受
信すると、パーソナルコンピュータ11の記憶装置に格
納する。すると、ユーザは、デジタル補聴装置2をプロ
グラム書込装置1に接続し、パーソナルコンピュータ1
1を操作して、デジタル補聴装置2のRAM23に格納
されている補聴処理プログラムをパーソナルコンピュー
タ11の記憶装置に格納しておいた新しい補聴処理プロ
グラムに書き換える。
【0026】なお、RAM23は、プログラム領域とパ
ラメータ領域を備え、補聴処理の手順を決定するアルゴ
リズムに基づいて作成される補聴処理プログラムはプロ
グラム領域に格納され、補聴処理プログラムを実行する
際の補聴処理の各種条件を決定する各種パラメータはパ
ラメータ領域に格納される。これで、補聴処理プログラ
ムの書き換え作業は、終了する。
【0027】従って、補聴処理プログラムが更新された
場合でも、ユーザは新規にデジタル補聴器を購入するこ
となく、またメーカ又は販売店に行って新しい補聴処理
プログラムに書き換えてもらうことなく、自宅にて補聴
処理プログラムを新しいものに書き換えることが容易に
できる。
【0028】図2に示すように、本発明に係るパラメー
タ書換装置4は、デジタル補聴装置5に接続され、更に
通信回線(インターネット等)を介してパラメータ供給
装置6に接続されている。なお、デジタル補聴装置5
は、図1に示すデジタル補聴装置2と構成が同じなの
で、構成要素の符号は同一とし説明は省略する。
【0029】ここで、パラメータとは、個々のユーザに
とって補聴処理の各種条件(例えば、音質調整、出力制
限調整、AGCアンプのリカバリータイム調整など)を
決定する媒介変数をいう。
【0030】一般に、パラメータ書換装置4とデジタル
補聴装置5は、デジタル補聴装置5のユーザ側に存在
し、パラメータ供給装置6は、デジタル補聴装置5のメ
ーカ又は販売店側に存在する。
【0031】パラメータ書換装置4は、パーソナルコン
ピュータ41により構成され、デジタル補聴装置5の電
源として直接的に電力を供給する電源供給部42の機能
と、デジタル補聴装置2のRAM23の内容を書き換え
るメモリ書換部43の機能と、デジタル補聴装置2のC
PU24の起動に関する制御信号を出力するCPU制御
部44の機能をパーソナルコンピュータ41に負わせて
いる。
【0032】更に、パラメータ書換装置4には、通信手
段としてのモデム(変復調装置)45と、デジタル補聴
装置2とのインタフェース46が設けられている。そし
て、パーソナルコンピュータ41の記憶装置には、RA
M23の内容を書き換えるためのプログラムと、新たに
RAM23に入力する各種パラメータが格納される。
【0033】パラメータ供給装置6は、モデム(変復調
装置)61を備えたパーソナルコンピュータ62と、こ
れに接続した記憶装置63とからなる。パーソナルコン
ピュータ62は、内蔵の記憶装置にフィッティング用の
ソフトウエアを格納している。このソフトウエアは、例
えば、ユーザの聴覚情報(オージオグラム等)から、ユ
ーザの使用に適するように補聴器の周波数特性を設定す
るプログラムである。ここで、記憶装置63は、例え
ば、光磁気記憶装置、ハードディスク装置等であり、補
聴器を購入したユーザの聴覚情報を格納している。
【0034】以上のように構成したパラメータ書換装置
4の作用について説明する。はじめに、ユーザは、パラ
メータ書換装置4を構成するパーソナルコンピュータ4
1を、通信回線を利用してパラメータ供給装置6を構成
するパーソナルコンピュータ62に接続して、パラメー
タ設定の請求メッセージと共に自分のID番号をパーソ
ナルコンピュータ62に送信する。
【0035】すると、請求メッセージとID番号を受信
したパーソナルコンピュータ62は、ID番号に基づ
き、記憶装置63からユーザの聴覚情報を読み出す。次
いで、パーソナルコンピュータ62が内蔵するフィッテ
ィング用のソフトウエアを立上げ、ユーザの聴覚情報を
記憶装置63から読み出して、パーソナルコンピュータ
62の記憶装置に格納し、ユーザへの質問を通信回線を
介して開始する。
【0036】次いで、パラメータ供給装置6は、ユーザ
の回答を取り込み、記憶装置63に記憶しておいた前回
の調整内容に、今回の新しい回答内容を加味して新しい
各種パラメータを設定する。すると、パラメータ供給装
置6は、新しい各種パラメータをパラメータ書換装置4
に送信する。また、新しい各種パラメータは、ID番号
に対応させて記憶装置63に格納され、次回以降の調整
に役立てる。
【0037】新しい各種パラメータをパラメータ書換装
置4が受信すると、パラメータ書換装置4を構成するパ
ーソナルコンピュータ41の記憶装置に格納する。次い
で、ユーザは、パーソナルコンピュータ41においてパ
ラメータ書換用のソフトウエアを起動する。このソフト
ウエアにより、先に受信してパーソナルコンピュータ4
1の記憶装置に格納しておいた新しい各種パラメータ
を、デジタル補聴装置2のRAM23のパラメータ領域
に書き込み、古いパラメータと書き換える。これで、パ
ラメータの書き換え作業は、終了する。
【0038】一般に、補聴装置のフィッティング調整
は、一回の調整でユーザが満足することは少なく、多く
の場合、数回繰り返して、ユーザが満足できる状態とな
る。このため、ユーザは、何回も、デジタル補聴装置2
のフィッティングのために、メーカや販売店に出向く必
要があり、ユーザにとって負担が大きかった。
【0039】しかし、パラメータ書換装置4によれば、
ユーザは自宅にいながら、デジタル補聴装置2の各種パ
ラメータを満足行くまで、調整することができるので、
ユーザにかかる負担を軽減することができる。
【0040】また、上述の実施の形態におけるパラメー
タ書換装置4において、対象となるデジタル補聴装置と
して、補聴処理の全てをデジタル的に行う、いわゆるピ
ュアデジタル補聴装置2のパラメータを書き換える場合
について説明した。しかし、本発明に係るパラメータ書
換装置4は、これに限らず、パラメータの変更をデジタ
ル的に行い、その他の補聴処理はアナログ的に行う、い
わゆるプログラマブル補聴装置に適用できることはいう
までもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、ユーザはデジタル補聴装置のメーカ又は販売
店に出向かなくても、自宅にいながら新しい補聴処理プ
ログラムが自分にとって適するものか否かの判断が可能
になり、新しい補聴処理プログラムをデジタル補聴装置
に書き込むことが容易にできる。
【0042】請求項2に係る発明によれば、ユーザはデ
ジタル補聴装置のメーカ又は販売店に出向かなくても、
自宅にいながら新しい補聴処理プログラムが自分にとっ
て適するものか否かの判断が可能になり、新しい補聴処
理プログラムをデジタル補聴装置に書き込むことが容易
にできる。更に、デジタル補聴装置のユーザとデジタル
補聴装置のメーカ又は販売店が、互いに離れていてもユ
ーザの聴覚情報とメーカの補聴処理プログラムに関する
情報を交換し合って、ユーザにとって最適なデジタル補
聴装置を提供することができる。
【0043】請求項3に係る発明によれば、ユーザはデ
ジタル補聴装置のメーカ又は販売店に出向かなくても、
自宅にいながら補聴処理の各種条件を決定するパラメー
タを自分にとって最適なものに設定し、デジタル補聴装
置に書き込むことが容易にできる。
【0044】請求項4に係る発明によれば、ユーザはデ
ジタル補聴装置のメーカ又は販売店に出向かなくても、
自宅にいながら補聴処理の各種条件を決定するパラメー
タを自分にとって最適なものに設定し、デジタル補聴装
置に書き込むことが容易にできる。更に、デジタル補聴
装置のユーザとデジタル補聴装置のメーカ又は販売店
が、互いに離れていてもユーザの聴覚情報とメーカの補
聴処理の各種条件を決定するパラメータに関する情報を
交換し合って、ユーザにとって最適なデジタル補聴装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル補聴装置とプログラム書込装置の構成
【図2】デジタル補聴装置とパラメータ書換装置の構成
【図3】従来のデジタル補聴器の構成図
【符号の説明】
1…プログラム書込装置、2,5…デジタル補聴装置、
3…補聴処理プログラム供給装置、4…パラメータ書換
装置、6…パラメータ供給装置、11,32,41,6
2…パーソナルコンピュータ、15,31,45,61
…モデム、23…RAM(書き換え可能メモリ)、3
3,63…記憶装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル補聴装置の書き換え可能メモリ
    に補聴処理の手順を決定する補聴処理プログラムを書き
    込むプログラム書込装置であって、このプログラム書込
    装置は、通信回線を介して補聴処理プログラム供給装置
    に接続され、この補聴処理プログラム供給装置が送信す
    る前記補聴処理プログラムを受信して前記書き換え可能
    メモリに書き込むことを特徴とするデジタル補聴装置の
    プログラム書込装置。
  2. 【請求項2】 前記補聴処理プログラム供給装置は、モ
    デムを備えたパーソナルコンピュータと、記憶装置から
    なり、この記憶装置には前記デジタル補聴装置を使用す
    る者の聴覚情報が格納されている請求項1記載のデジタ
    ル補聴装置のプログラム書込装置。
  3. 【請求項3】 デジタル補聴装置の書き換え可能メモリ
    に補聴処理プログラムに基づいて補聴処理を実行する際
    の各種パラメータを書き込むパラメータ書換装置であっ
    て、このパラメータ書換装置は、通信回線を介してパラ
    メータ供給装置に接続され、このパラメータ供給装置が
    送信する前記パラメータを受信して前記書き換え可能メ
    モリに書き込むことを特徴とするデジタル補聴装置のパ
    ラメータ書換装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータ供給装置は、モデムを備
    えたパーソナルコンピュータと、記憶装置からなり、こ
    の記憶装置には前記デジタル補聴装置を使用する者の聴
    覚情報が格納されている請求項3記載のデジタル補聴装
    置のパラメータ書換装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009288354A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Japan Science & Technology Agency 音響装置及び音響調整方法
WO2014034086A1 (ja) * 2012-09-03 2014-03-06 パナソニック株式会社 補聴器、補聴器を用いた補聴システム、および補聴方法
WO2017008855A1 (en) * 2015-07-16 2017-01-19 Sonova Ag Method for managing erasure operations on a non volatile memory of a hearing aid and hearing aid operating according to such method

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