JPH11194328A - プラズマ・アドレス液晶パネル動作方法 - Google Patents

プラズマ・アドレス液晶パネル動作方法

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JPH11194328A
JPH11194328A JP29855198A JP29855198A JPH11194328A JP H11194328 A JPH11194328 A JP H11194328A JP 29855198 A JP29855198 A JP 29855198A JP 29855198 A JP29855198 A JP 29855198A JP H11194328 A JPH11194328 A JP H11194328A
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JP
Japan
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voltage
channel
plasma
electrodes
period
Prior art date
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Pending
Application number
JP29855198A
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English (en)
Inventor
Kevin J Ilcisin
ケビン・ジェー・イルシシン
S Buzack Thomas
トーマス・エス・ブザック
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Tektronix Inc
Original Assignee
Tektronix Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PALC表示パネルのチャンネルの長さ方向
に沿って、単一の連続したプラズマを発生する。 【解決手段】 第1所定期間Tfにわたって、チャンネ
ル内の陰極及び陽極の間に放電開始電圧Vfを供給し
て、チャンネル内にプラズマを発生させる。これら2個
の電極間の電圧を維持電圧Vsにまで低下させて、これ
ら2個の電極間の電圧を第2所定期間Tsにわたって維
持電圧Vsに保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電(firing)の
均一性を改善したプラズマ・アドレス液晶(PALC)
パネルの動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アメリカ合衆国特許第5077553号
(日本特許第2601713号に対応)は、データ蓄積
要素をアドレス指定する装置を記載している。このアメ
リカ合衆国特許第5077553号に開示された装置を
実際に実施したPALC表示パネル(PALCパネル)
の断面を図3に示す。なお、図を明瞭にするため、断面
を示す斜線は省略している。
【0003】図3に示すPALCパネルは、下側から順
番に、偏光子2と、チャンネル部材4と、カバー・シー
ト(マイクロシートとして一般的に知られている)6
と、電気光学材料層10と、平行で透明なデータ駆動電
極の配列(図3の場合、12で示す1個のみのデータ駆
動電極が見える)と、データ駆動電極を支持する上側基
板14と、上側偏光子16とを具えている。カラー表示
パネルの場合、パネル要素28は、電気光学材料層10
及び上側基板14の間にカラー・フィルタ(図示せず)
を含んでいる。パネル要素28は、視野角度を改善する
ための層や、その他の目的の層を含んでもよい。チャン
ネル部材4は、典型的には、ガラスで作られており、そ
の上側主面に多数の平行なチャンネル20が形成されて
いる。複数のチャンネル20は、リブ22で分離されて
おり、ヘリウムなどのイオン化可能なガスが充填されて
いる。陽極24及び陰極26がチャンネル20の各々に
設けられている。チャンネル20は、データ駆動電極1
2と直交しており、(パネルから垂直に見た場合)デー
タ駆動電極12がチャンネル20と交差する領域が、個
別のパネル要素28を形成する。各パネル要素28は、
電気光学材料層10と、上側偏光子16と、下側偏光子
2とを含んでいるとみなせる。パネル要素28の境界と
なる表示パネルの上側面の領域は、表示パネルの単一ピ
クセル30を構成する。なお、参照番号32は、観察者
の視点を示す。また、カバー・シート6は、チャンネル
部材4の周辺部、即ち、境界にて、接着剤であるビーズ
43によりチャンネル部材4に密閉(シール)される。
【0004】1個のチャンネル20内の陽極24が基準
電位に接続され、適切なより負電圧がこのチャンネル内
の陰極26に供給されると、そのチャンネル内のガスが
プラズマを形成し、このプラズマがカバー・シート6の
下側面に対して基準電位への導電路を形成する。データ
駆動電極12が接地電位ならば、データ駆動電極12が
チャンネル20と交差する電気光学材料層10のボリュ
ーム要素(ある量から成る要素)には実質的な電界がな
く、パネル要素28はオフとみなせる。これとは反対
に、データ駆動電極12が基準電位と実質的に異なる電
位ならば、電気光学材料層10のボリューム要素内に実
質的な電界が生じ、パネル要素28はオンとみなせる。
【0005】以下の説明においては、本発明の要旨を制
限するものではないが、下側偏光子2は、線形偏光子で
あり、その偏光面は、基準面に対して0度の如く任意に
でき、上側偏光子16は、90度の偏光面を有する線形
偏光子であると仮定する。また、電気光学材料層10の
材料は、ツイスト・ネマティク液晶材料であると仮定す
る。この場合、そこを通過する線形に偏光された光の偏
光面が、液晶材料の電界の関数である角度だけ回転す
る。パネル要素がオフのとき、回転角は90度であり、
パネル要素がオンのとき、回転角はゼロである。
【0006】偏光されない白色光を放射する幅広な光源
34により、このパネルを下側から照明する。パネルを
均一に照明するために、散乱面を有する背面ガラス・デ
ィフーザー(すりガラス)18を光源34及びパネルの
間に配置してもよい。光源34から所定のパネル要素2
8に入射する光は、下側偏光子2によりゼロ度に線形偏
光され、チャンネル部材4、チャンネル20、カバー・
シート6、液晶材料のボリューム要素を順次通過して、
上側偏光子16及び観察者32に向かう。パネル要素が
オフならば、液晶材料のボリューム要素を通過する線形
に偏光された光の偏光面は90度回転するので、上側偏
光子16への入射光の偏光面は90度である。この光
は、上側偏光子16を通過し、ピクセルを照明する。一
方、パネル要素がオンならば、線形に偏光された光の偏
光面は、液晶材料のボリューム要素を通過しても変化し
ない。上側偏光子16の入射光の偏光面はゼロ度なの
で、この光は、上側偏光子16により阻止され、ピクセ
ルは暗い。液晶材料内の電界が、パネル要素28のオフ
及びオンに関連した値の中間ならば、この光は、上側偏
光子16を通過するが、その輝度は電界により決まり、
グレー・スケール(中間調)を表示できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のアメリカ合衆国
特許第5077553号に記載されたPALC表示パネ
ルをNTSCビデオ信号表示用のラスタ走査表示パネル
として用いると、この表示パネルの向きは、チャンネル
が水平方向に延び、データ駆動電極が垂直方向に延び
る。ビデオ信号のフレームの第1アクティブ・ラインを
サンプリングする。負方向のストローブ・パルスを第1
チャンネル内の陰極に供給して、この第1チャンネル内
にプラズマを発生させる。また、各サンプル値により決
まる電圧レベルによりデータ駆動電極を駆動する。第1
チャンネルに沿った各パネル要素(ピクセル)におい
て、このパネル要素の状態を確立する電界が、データ駆
動電極及びカバー・シートの下側表面の間に生じる。次
に、このストローブ・パルスを除去し、プラズマを消す
が、電界を維持して、ビデオ信号の次のフレームにて第
1チャンネルが再びアドレス指定されるまで、このパネ
ル要素の状態を維持する。フレームの残りのアクティブ
・ラインと表示パネルの残りのチャンネルに対して、こ
の動作シーケンスを順番に繰り返す。
【0008】図4は、安定状態においてプラズマに流れ
る電流の関数として、プラズマ放電用の電極間の電圧が
変動する様子を示すグラフである。この図において、イ
オン化可能なガス内の2個の電極間の安定状態において
プラズマが存在する場合、これら電極間の電圧は、プラ
ズマに供給される電流に応じて、既知の様式で変動す
る。特定の関心のある3つの電流範囲は、通常グロー範
囲(モード)、異常グロー範囲(モード)、及びアーク
範囲(モード)である。所定設計の2個のPALCパネ
ルは、類似の電圧/電流曲線となるが、一般的には、こ
れら2つの曲線は、電流軸及び電圧軸に沿って互いにわ
ずかにオフセットするであろう。PALCパネルはその
通常グロー範囲で動作することが望ましい。その理由
は、電力消費が最小になるためである。PALCパネル
が異常グロー範囲又はアーク範囲で動作すると、PAL
Cパネルの有効寿命が短くなるであろう。
【0009】チャンネル内にプラズマを確立するため
に、2個の電極間に充分な電圧を供給して、ガス分子を
分離することが必要である。充分な量の分子をイオン化
してプラズマを形成すると、このプラズマを安定状態に
維持するのに、典型的には、低い電圧で充分である。ガ
ス分子が最初に分離し始めた後の非常に短い期間にわた
って電流が増加する。電極ドライバは、充分な電流を供
給して、チャンネル内に電子なだれ(avalanche)状態
を確立しなければならない。しかし、この電流は、アー
ク範囲での動作となるような範囲にまで増加してはなら
ない。
【0010】複数の電極が公称的には(名目上)均一な
構造で、チャンネルに沿って均一の間隔であっても、ガ
ス分子が分離を開始する電圧は、チャンネルに沿った位
置に応じて変化するかもしれない。したがって、電圧を
最初に電極間に供給すると、所定場所以外の場所での分
離電圧に達する前に、その所定場所で分離電圧に達し、
チャンネルに沿って均一ではなく、個別の複数部分でプ
ラズマが生じるかもしれない。PALCパネルの適切な
動作にとって、電極の設計及び製作に基づいた所望の分
布に一致するようなチャンネルに沿った分布に従ってプ
ラズマを形成することが重要である。例えば、電極が公
称的に均一な構造で、チャンネルに沿って均一な間隔の
場合、プラズマがチャンネルの長さ方向にわたって連続
することは、通常は望ましいが、プラズマが個別の複数
部分で生じることは、望ましくない。チャンネルの長さ
方向に沿ってプラズマが連続することが望ましいとき
に、プラズマが個別の複数部分に生じた場合、個別の複
数部分間の複数領域にてプラズマを発生させようと試み
ている際に、プラズマが生じた後に、電極間電圧を上昇
させることは適切でない。これは、プラズマが既に生じ
た複数部分にて、局部的なアークが生じるためである。
【0011】異常グロー範囲に関連したレベルの放電(f
iring)電圧を供給すると共に、プラズマが生じた後に、
このプラズマに供給する電流を制限する電流制限回路を
用いることによって、典型的には、電極間の電圧を正常
グロー範囲に制御することによってアーク範囲の動作を
防ぐ必要条件は、チャンネルに沿って均一なプラズマを
発生させ、電力消費を最小にする必要条件とバランスを
とることができる。電流制限回路は、プラズマに供給さ
れた電流を検出して、充分な電流を流して電子なだれ現
象が生じるようにするが、電流が所定値に達したとき
に、電極間の電圧を低下させて、その結果、電流も低下
させる。電流制限回路が電極間電圧を低下させる電流値
は、アーク範囲における動作を防止するのに充分なだけ
低くなければならない。
【0012】電流制限回路の応答時間は有限である。こ
の応答時間が長すぎると、電流制限回路は、電圧が低下
する前に、電流が適切値を越えて増加してしまうので、
プラズマに供給される電流が制限される。この行き過ぎ
(オーバーシュート)は、異常グロー範囲での動作が必
要なよりも長くするし、また、アークが形成されるいく
つかの場合では、パネルの有効寿命を短くするかもしれ
ない。この電流の行き過ぎは、応答時間が充分に早い電
流制限回路を用いることにより避けることができる。し
かし、いくつかの場合において、高速応答時間では、プ
ラズマが、チャンネルの長さ方向にわたって単一の連続
したプラズマとして形成できないことが判った。
【0013】したがって、本発明は、チャンネル内の陽
極及び陰極の間に供給する電圧を改良して、チャンネル
の長さ方向に沿って単一の連続したプラズマを発生し、
オーバーシュート及びアークを最小にして、有効寿命を
延したプラズマ・アドレス液晶パネル動作方法を提供す
ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、本発明のプラズマ・アドレス液晶(PALC)パ
ネルの動作方法は、第1所定期間Tfにわたって、チャ
ンネル(20)内の2個の電極(24、26)間に放電
(firing)開始電圧Vfを供給して、チャンネル内にプ
ラズマを発生させ;2個の電極間の電圧を維持電圧Vs
にまで低下させて、2個の電極間の電圧を第2所定期間
sにわたって維持電圧に保持することを特徴としてい
る。なお、電圧Vf及びVsは、陽極の電圧及び陰極の電
圧の差であり、符号が正である。
【0015】本発明の第2の観点によれば、本発明は、
複数のチャンネル(20)と、このチャンネルの各々に
設けられた2個の電極(24、26)とを有するPAL
Cパネルにおいて、早くとも時点tonにて選択されたチ
ャンネル内にプラズマを発生させ、早くとも時点toff
までチャンネル内のプラズマを維持する方法であって;
時点tonで開始し且つtoff−tonよりも短い第1所定
期間Tfにわたって、選択されたチャンネル内の2個の
電極間に放電開始電圧Vfを供給して、チャンネル内に
プラズマを発生させ;時点ton+Tfで開始し且つtoff
−ton−Tfに等しい第2所定期間Tsにわたって、2個
の電極間に維持電圧Vsを供給することを特徴としてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明をより一層理解しやすくす
ると共に、本発明をどのように実施するかを示すため
に、添付図を参照して本発明の好適実施例を説明する。
【0017】PALC表示パネルの各チャンネル内の陰
極26の電圧は、例えばゼロ・ボルトである陽極24の
電圧に対して、図1に示す波形のように可変する。各チ
ャンネルのアクティブ期間の最初tonにおいて、陽極に
対する陰極の電圧を放電(firing)開始電圧の−Vf
まで負に駆動すると共に、期間Tfにわたって陰極をそ
のレベルに維持することにより、陰極及び陽極の間の電
圧差が、急速に増加する。この電圧振幅Vfは、異常グ
ロー・モードにおける動作に関連した範囲内であり、こ
の電圧がチャンネルに供給される電流を増加させる。電
圧Vfの値は、チャンネル内に電子なだれ状態を起こす
のに充分でなければならないが、オーバーシュート及び
アークを最小にするのに充分なだけ小さくなければなら
ない。また、この電圧Vfの値は、典型的には、200
ボルト及び600ボルトの間の範囲である。期間T
fは、チャンネル内にプラズマを発生させるのに充分な
だけ長いが、しかし、電極ドライバが充分な電流を供給
して、プラズマがアークを開始させるほどには長くな
い。この期間Tfの長さは、典型的には、50ns(ナ
ノ秒)と10〜20μs(マイクロ秒)との間である。
【0018】期間Tfの終わりにおいて、電極間電圧差
(陽極24及び陰極26の間電圧の差)は、値Vsにま
で低下する。これは、陰極を電圧−Vsにして、プラズ
マを維持するには充分である。この維持電圧Vsは、通
常グロー・モードでの動作に関連した範囲内である。電
圧Vsの典型的な値は、100ボルト及び550ボルト
の間の範囲であり、この電圧Vsは、常に電圧Vf以下で
ある。電極間電圧を期間Ts中、電圧Vsに維持する。期
間Tsは、典型的には、50nsと30〜40μsとの
間である。期間Tsの終わりtoffにて、陰極電圧を陽極
電圧にして、電極間電圧差をゼロまで低下させる。プラ
ズマは、約1〜2μs内に消失し、その後メタステーブ
ル(準安定)状態が消失する。このメタステーブル状態
が消失する時間は、ガスの構成により決まる。電圧Vs
及びVfの特定値は、プラズマ・チャンネル内のガス、
電極間の間隔及び電極の構成を含むいくつかの変数に応
じて決まる。特に、電圧Vf及びVsの値は、所定設計の
PALCパネルに対して経験的に求めたものであり、同
じ設計の他のパネルに対しても一般的には適合する。
【0019】当然、期間Tf及びTsの値は、特定のアプ
リケーションに応じて決まる。NTSC表示の場合、期
間Tfは、典型的には、1〜3μsであり、期間Tsは、
典型的には、4〜20μsである。NTSC表示に用い
たPALC表示パネルの場合、放電パルス間の間隔は、
約32μsである。放電パルス間の間隔が約16μsで
るHDTV(高分解能テレビジョン)表示の場合、期間
fは、典型的には、1〜3μsであり、期間Tsは、典
型的には、少なくとも4μsである。
【0020】図2は、n個のチャンネルを有するPAL
C表示パネルにおいて図1に示す電圧変化を発生する回
路構成を示す。ここでは、各チャンネル内の陽極241
・・・24nが、基準電圧Vref(例えば、接地電位のゼ
ロ・ボルト)を発生する電圧源に接続されている。ま
た、陰極261・・・26nは、トランジスタ(電界効果
トランジスタ)401・・・40nの各々のドレインに接
続されている。(なお、電極24及び26は、図2にお
いて、直列接続された複数のコンデンサのように一見、
見えるが、上述の説明の通り、陽極24及び陰極26が
複数対あることを示している点に留意されたい。)トラ
ンジスタ40のソースはノード44に接続されている。
ライン・パルス発生器46は、表示パネルを駆動するの
に用いるビデオ信号のフレーム期間に等しい周期の繰り
返し信号Sgを発生する。この信号Sgの各周期は、ビデ
オ信号のライン期間にほぼ等しい期間のパルスで構成さ
れている。
【0021】ライン・パルス発生器46が発生した信号
gは、複数のタップを有する遅延素子48に供給す
る。この遅延素子48は、トランジスタ401・・・4
nのゲートに接続されたn個の出力端を有するシフト
・レジスタで実現してもよい。遅延装置48のi番目
(i=1・・・n)の出力端において、遅延素子48
は、信号Sgi’を発生する。この信号Sgi’は、信号S
gに類似している(レプリカである)が、信号Sgに対し
てライン期間の(i−1)倍だけ遅延している。よっ
て、トランジスタ401・・・40nは、フレーム期間中
に順次オンとなり、陰極261・・・26nがフレーム期
間中にノード44に順次接続される。
【0022】電圧Vref−Vf及び電圧Vref−Vsを夫々
供給する電圧源50及び52の出力端は、トランジスタ
54及び56のソースに夫々接続されている。トランジ
スタ58のソースを基準電位源Vrefに接続する。トラ
ンジスタ54、56及び58のドレインをノード44に
接続する。パルス幅発生器58の3個の出力端は、トラ
ンジスタ54、56及び58のゲートに夫々接続されて
いる。パルス幅発生器58は、トランジスタ54のゲー
トに繰り返し信号Sfを供給し、トランジスタ56のゲ
ートに繰り返し信号Ssを供給し、トランジスタ58の
ゲートに繰り返し信号Srを供給する。これら繰り返し
信号Sf、Ss及びSrの各々の周期はビデオ信号のライ
ン期間に等しい。
【0023】信号Sfの各周期は、期間が1〜3μs
で、前縁がライン期間の開始とほぼ一致するパルスで構
成されている。信号Ssの各周期は、期間が4〜20μ
sで、前縁が信号Sfのパルスの後縁とほぼ一致するパ
ルスで構成されている。信号Srの各周期は、前縁が信
号Ssのパルスの後縁にほぼ一致し、信号Sfの次のパル
スの前縁の直前でパルスが終了するような期間のパルス
で構成されている。この様式において、各ライン期間の
間、トランジスタ54がオンになってオフに切り替わ
り、トランジスタ56がオンになってオフに切り替わ
り、トランジスタ58がオンになってオフに切り替わ
る。よって、各ライン期間中、ノード44が期間Tf
初めに電圧源50に接続され、その後、期間Tsにおい
て、電圧源44に接続される。ライン期間の残りの期間
中、ノード44が基準電位Vrefに接続される。したが
って、各チャンネルの陽極24及び陰極26の間の電圧
は、図1に示す波形に応じて変化する。
【0024】図2に示すブロック図は、PALCパネル
の各チャンネルの陽極及び陰極の間に、図1に示す波形
を発生するのに使用する回路機能構成を示す。この機能
構成は、回路動作の原理に影響させることなく、特定の
性能特性に最適化できることが理解できよう。また、図
2に示すブロック図は、電圧波形を発生する特定技術ア
プローチを示しており、異なる機能要素が必要なだけ
で、他の技術アプローチによっても同じ電圧波形を発生
できることが理解できよう。
【0025】本発明の好適実施例について上述したが、
本発明の要旨を逸脱することなく、種々の変形変更が可
能である。
【0026】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、PALC表
示パネルのチャンネルにおいて、このチャンネル内の陽
極及び陰極の間に供給する電圧を改良して、チャンネル
の長さ方向に沿って単一の連続したプラズマを発生す
る。また、オーバーシュート及びアークを最小にして、
有効寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に応じて発生したPALC表示パネルの
チャンネルの電極間電圧と時間との関係を示す図であ
る。
【図2】図1に示す電圧波形を発生する回路のブロック
図である。
【図3】従来のPALC表示パネルの部分的断面図であ
る。
【図4】安定状態において、プラズマに流れる電流に対
するプラズマ放電の電極間電圧の変化を示す図である。
【符号の説明】
2 下側偏光子 4 チャンネル領域 6 カバー・シート 10 電気光学材料層 12 データ駆動電極 14 上側基板 16 上側偏光子 18 背面ガラス・ディフーザー 20 チャンネル 22 リブ 24 陽極 26 陰極 28 パネル要素 30 ピクセル 32 観察者の視点 34 光源 40 スペーサ 43 ビーズ 46 ライン・パルス発生器 48 遅延器 50、52 電圧源 58 パルス幅発生器 Tf 第1所定期間 Ts 第2所定期間 Vs 維持電圧 Vf 放電開始電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・エス・ブザック アメリカ合衆国 オレゴン州 97007 ビ ーバートン サウス・ウェスト ストーン クリーク・ドライブ 9755

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1所定期間Tfにわたって、チャンネ
    ル内の2個の電極間に放電開始電圧Vfを供給して、上
    記チャンネル内にプラズマを発生させ、 上記2個の電極間の上記電圧を維持電圧Vsにまで低下
    させて、上記2個の電極間の電圧を第2所定期間Ts
    わたって上記維持電圧Vsに保持することを特徴とする
    プラズマ・アドレス液晶パネルの動作方法。
  2. 【請求項2】 複数のチャンネルと、該チャンネルの各
    々に設けられた2個の電極とを有するプラズマ・アドレ
    ス液晶パネルにおいて、早くとも時点tonにて選択され
    たチャンネル内にプラズマを発生させ、早くとも時点t
    offまで上記チャンネル内の上記プラズマを維持する方
    法であって、 上記時点tonで開始し且つtoff−tonよりも短い第1
    所定期間Tfにわたって、上記選択されたチャンネル内
    の上記2個の電極間に放電開始電圧Vfを供給して、上
    記チャンネル内に上記プラズマを発生させ、 時点ton+Tfで開始し且つtoff−ton−Tfに等しい
    第2所定期間Tsにわたって、上記2個の電極間に維持
    電圧Vsを供給することを特徴とするプラズマ・アドレ
    ス液晶パネルの動作方法。
JP29855198A 1997-10-24 1998-10-20 プラズマ・アドレス液晶パネル動作方法 Pending JPH11194328A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US6337697P 1997-10-24 1997-10-24
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