JPH11191303A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH11191303A
JPH11191303A JP36118297A JP36118297A JPH11191303A JP H11191303 A JPH11191303 A JP H11191303A JP 36118297 A JP36118297 A JP 36118297A JP 36118297 A JP36118297 A JP 36118297A JP H11191303 A JPH11191303 A JP H11191303A
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JP
Japan
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light
light guide
lighting device
rail
holding member
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JP36118297A
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English (en)
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Tomishige Ishiwatari
富繁 石渡
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導光体の部分的な交換を可能とし保守を容易
にする。設置コストを低減する。 【解決手段】 照明装置1は、複数の導光体2と、これ
ら導光体2の接続部分を保持する複数の保持部材3と、
これら保持部材3を任意の位置に取り付けできるレール
4とを備える。導光体2は、光を透過する中空な円筒6
と、この円筒6の内周全面に沿う導光部材7とを備え
る。レール4は、天井面に取り付ける。保持部材3をず
らすことにより、導光体2を1個ずつ取り外しできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から照射され
た光を導光体で導く照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、日本電池株式会社 LI
GHTPIPEカタログ12ページ(1994年9月1
日)に記載されているように、光源から照射された光を
導光体で遠方に導きつつ、途中経路で徐々に導光体の外
方に放射することにより、目的場所を照明する照明装置
が知られている。このような照明装置は、筒状の導光体
であるライトガイドを軸方向に連続するように配置して
構成されており、光源からの光をライトガイドの内周面
で反射させて軸方向に導きながら、ライトガイドの周壁
を通して光を外部へ徐々に放射するようになっている。
また、この照明装置では、所定の長さに形成されたライ
トガイドを複数隣り合うように配置し、各ライトガイド
の端部同士を相互に接続することにより長尺な照明装置
が構成されている。また、隣り合うライトガイドは、各
ライトガイドの端部に接続バンドからなるリング状の接
続部材を装着することにより、相互に接続されている。
【0003】しかしながら、上記のように隣り合うライ
トガイドをリング状の接続バンドを用いて接続保持する
構成では、任意のライトガイドを単体で取り外すことが
困難で、部分的なライトガイドの交換ができず、メンテ
ナンス性が悪く、保守コストが上昇する問題を有してい
る。
【0004】また、このような照明装置において、ライ
トガイドの任意の位置から外部に光を出射させる手段と
して、ライトガイドの内部に反射鏡を設け、この反射鏡
をモータで回動させる構成が考えられる。
【0005】しかしながら、モータを用いる構成では、
モータの取付箇所にのみ商用電源などの電源線を配線し
なければならず、設置コストが上昇する問題を有してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、隣り合
うライトガイドをリング状の接続バンドを用いて接続保
持する構成では、任意のライトガイドを単体で取り外す
ことが困難で、部分的なライトガイドの交換ができず、
メンテナンス性が悪く、保守コストが上昇する問題を有
している。また、ライトガイドから外部に光を出射させ
る手段として、ライトガイドの内部に反射鏡を設け、こ
の反射鏡をモータで回動させる構成では、モータの取付
箇所にのみ商用電源などの電源線を配線しなければなら
ず、設置コストが上昇する問題を有している。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、導光体の部分的な交換が容易で保守を容易にでき
るとともに、設置コストも低減可能な照明装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明装置
は、互いに接続され光源から照射された光を導光する複
数の導光体と;レールの任意の位置に取り付けられる導
光体を保持する保持部材と;を具備したものである。
【0009】そして、この構成では、光源から照射され
た光は、互いに接続された複数の導光体に沿って導光さ
れ、導光体の長手方向に沿ってあるいは任意の場所で外
部に出射されて照明を行う。導光体を保持する保持部材
は、任意の位置でレールに取り付けられるため、接続さ
れる導光体の数すなわち長さが自由に選択される。
【0010】請求項2記載の照明装置は、請求項1記載
の照明装置において、導光体は、光透過性樹脂からなる
中空な円筒と、この円筒の内周全面に沿って配置される
導光性を有する導光シート材を筒状に配置した導光部材
とを備えたものである。
【0011】そして、この構成では、導光体が効率良く
光を導光し、照明の効率が向上する。
【0012】請求項3記載の照明装置は、請求項1また
は2記載の照明装置において、保持部材は、レールに移
動可能かつ任意の位置で固定可能に支持されたものであ
る。
【0013】そして、この構成では、導光体の数すなわ
ち長さおよび位置が自由に選択される。
【0014】請求項4記載の照明装置は、請求項1ない
し3いずれか一記載の照明装置において、レールは、長
手方向に連続して電力を供給する充電部が設けられ、保
持部材は、充電部に接触して電力を供給される端子部が
設けられたものである。
【0015】そして、この構成では、保持部材によりレ
ールから任意の位置で取り出される電力を利用し、配線
の必要なく、光の調節装置が作動される。
【0016】請求項5記載の照明装置は、請求項1ない
し4いずれか一記載の照明装置において、レールの任意
の位置に取り付けられ、導光体を着脱可能に保持する補
助保持部材を備えたものである。
【0017】そして、この構成では、補助保持部材によ
り一時的に導光体を保持して、単独の導光体の取換え作
業などの保守作業が容易になる。
【0018】請求項6記載の照明装置は、導光方向に対
して傾斜した接合面部で互いに接続され光源から照射さ
れた光を導光する複数の導光体と;接合面部に設けられ
光を遮断可能な光シャッタと;を具備したものである。
【0019】そして、この構成では、光源から照射され
た光は、互いに接続された複数の導光体に沿って導光さ
れ、導光体の長手方向に沿ってあるいは任意の場所で外
部に出射されて照明を行う。各導光体は、導光方向に対
して傾斜した接合面部で互いに接続されるため、容易に
屈曲した照明装置が形成される。また、接合面部に設け
た光シャッタを作動させることにより、発光部分の長さ
が容易に調整される。
【0020】請求項7記載の照明装置は、請求項6記載
の照明装置において、光シャッタを順次作動させる制御
手段を備えたものである。
【0021】そして、この構成では、光シャッタを順次
作動させることにより、光の流れが演出され、道路のカ
ーブの警告灯に適した照明が実現される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の照明装置の一実施
の形態を図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の照明装置の一実施の形態
を示す一部の斜視図、図2は、同上照明装置の一部の分
解斜視図、図3は、同上照明装置の一部の側面図であ
る。
【0024】そして、図1ないし図3において、1は照
明装置で、この照明装置1は、互いに軸方向に沿って接
続され光源から照射された光を導光する複数、少なくと
も1本以上の導光体2と、これら導光体2を保持する複
数の保持部材3と、これら保持部材3が任意の位置に取
り付けられるレール4とを備えている。そして、導光体
2は、光ダクトとも呼ばれるもので、光透過性樹脂から
なる中空な円筒6と、この円筒6の内周全面に沿って配
置される導光性を有する導光シート材を筒状に配置した
導光部材7とを備えている。また、導光シート材は、光
を反射する導光性を有しつつ一部は透過させて光出力を
行うものであり、プリズムシートなどが用いられる。
【0025】また、一端の導光体2の端部には、図示し
ない光源が配置されている。この光源としては、メタル
ハライドランプ、ハロゲンランプ、ナトリウムランプな
どの人工光源のほか、光源としての集光装置を接続し
て、太陽光や月光などの自然光を導入することもでき
る。そして、この光源から一端の導光体2の内側に光を
入射すると、光は円筒6の内周面すなわち導光シート材
で反射され長手方向に導かれるとともに、経路途中の全
長にわたり徐々に、あるいは所定位置で導光体2から外
方に出射され、目的場所の照明を行うようになってい
る。
【0026】一方、レール4は、導光体2と平行して、
天井面などに固定して設置され、下方に開口する所定の
幅Dの取付溝11を備えるとともに、この取付溝11の上側
に連続して、幅Dより両側に幅の広い支持溝12が形成さ
れ、断面略C字状をなしている。そして、支持溝12の内
側には、長手方向に連続して、両側一対の充電部14が設
けられ、この充電部14には、商用電圧100Vの電力が
供給されている。なお、このレール4は、スポットライ
トなどの照明器具を装着するレールと兼用できる。
【0027】また、保持部材3は、それぞれレール4に
移動可能かつ任意の位置で固定可能に取り付けられ、導
光体2同士の接続部分を保持し、いわば隣り合う導光体
2同士を接続させる機能も有している。すなわち、保持
部材3は、レール4に取り付けられるレール側取付部16
と、導光体2同士の接続部分の外周部に嵌合して保持す
る円筒状の導光体保持部17とが、柱状のアーム部18で連
結されている。そして、レール側取付部16は、アーム部
18に対して回転可能に設けられているとともに、上端部
に設けた略矩形板状の連結部16a は、幅W、長さLとす
ると、レール4の取付溝11の幅Dに対して、 W<D<
L の寸法関係にあり、連結部16a を取付溝11に挿入
し、レール側取付部16を90°回転させることにより、
保持部材3がレール4に取り付けられる。なお、保持部
材3の連結部16a は、レール側取付部16を90°回転し
てレール4の支持溝12に係合された状態では、レール4
の長手方向に沿ってスライドしないようにロックされる
機構を設けることが望ましく、また、取付溝11を上下に
挿通可能な状態で、同時にレール4の長手方向に沿って
スライド自在とすることが望ましい。
【0028】さらに、この保持部材3のレール側取付部
16には、レール4の充電部14に接触して電力を供給され
る端子部が設けられている。なお、保持部材3の表面
は、非導電性樹脂で覆われている。そこで、この端子部
を利用して、レール4に沿った任意の場所で100V電
源を利用できる。そこで、例えば、照明装置1の経路の
途中の任意の位置で光を積極的に出射させる要求がある
場合、円筒6の内側に設けた調光装置であるミラー21を
モータにより回動させる方法が適切であるが、このモー
タの電源を保持部材3の端子部を介して供給できる。
【0029】このように、本実施の形態によれば、保持
部材3は、導光体2と平行して配置されるレール4に取
り付けられるため、導光体2は、レール4に沿って、任
意の個数ですなわち任意の長さで、また、任意の位置に
配置できる。また、導光体2を増設し、また、取り外し
たりする際にも、レール4に沿った任意の位置で作業で
きる。
【0030】さらに、保持部材3は、レール4に沿って
スライドし、かつ任意の場所で固定可能とすることによ
り、導光体2を自由に移動もしくは任意の場所で固定で
き、導光体2を容易に保持または接続でき、作業効率お
よび作業の安全性を向上できる。
【0031】また、レール4に沿って保持部材3の端子
部から調光装置のミラー21のモータなどに電力を供給で
きるため、商用電源を引くための特別な電気工事が不要
になるとともに、電気工事に伴う孔や配線を目立たなく
することができ、美観を向上できる。
【0032】さらに、上記の実施の形態において、レー
ル4の任意の位置に取り付けられ、導光体2を着脱可能
に保持する補助保持部材すなわち補助バンドを備えるこ
とにより、複数の導光体2のうち、任意の導光体2のみ
を容易に単独で取り外しできるようになり、保守作業の
効率および作業の安全性を向上できる。
【0033】図4は、同上照明装置の補助保持部材を示
す斜視図、図5は、同上照明装置の補助保持部材の他の
実施の形態を示す斜視図、図6は、同上照明装置の導光
体の取り外し作業を示す説明図である。
【0034】そして、図4に示す補助保持部材24および
図5に示す補助保持部材25は、いずれも、レール4に取
り付けられる保持部材3と同様のレール側取付部24a ,
25aと、導光体2の外周部を保持する導光体保持部24b
,25b と、これらを連結する柱状のアーム部24c ,25c
とを備えている。また、導光体保持部24b ,25b は、
いずれもワンタッチで導光体2を着脱できるように、図
4に示す補助保持部材24は、導光体2の外周部をベルト
で締め付けて保持するバンド形、図5に示す補助保持部
材25は、導光体2の外周部に弾性的に係合する略円弧状
のフック形をなしている。なお、これら補助保持部材2
4,25は、必要に応じてレール4に取り付けても良く、
また、あらかじめレール4に取り付けておくこともでき
る。
【0035】例えば、補助保持部材24を用いて任意の導
光体2を単独で取り外す際には、図6(a)に示すよう
に、2本の補助保持部材24の導光体保持部24b を取り外
したい導光体2に取り付ける。なお、少なくとも2本の
補助保持部材24を用いることにより、導光体2を安定し
て支持し、取り外し作業の安全性を向上できる。次に、
図6(b)に示すように、取り外す導光体2の接続部分
を保持している保持部材3を、それぞれ取り外す導光体
2から離反する方向にスライドさせる。そして、取り外
す導光体2を片手でおさえながら、補助保持部材24の導
光体保持部24bを1か所ずつ外すことにより、導光体2
を取り外すことができる。また、新しい導光体2をこの
場所に取り付ける際は、逆の手順をとれば良い。
【0036】次に、図7ないし図14を参照して、本発
明の他の実施の形態を説明する。
【0037】図7は、本発明の照明装置の他の実施の形
態を示す平面図、図8は、同上照明装置の図7のA−A
断面図、図9は、同上照明装置の使用状態の説明図、図
10は、同上照明装置の光シャッタの一実施の形態を示
す説明図、図11は、同上照明装置の光シャッタの他の
実施の形態を示す説明図、図12は、同上照明装置の光
シャッタのさらに他の実施の形態を示す説明図、図13
は、同上照明装置の光シャッタのさらに他の実施の形態
を示す説明図、図14は同上照明装置の比較例の説明図
である。
【0038】そして、図7ないし図9に示すように、こ
の実施の形態の照明装置1は、互いに軸方向に沿って接
続され光源から照射された光を導光する複数、少なくと
も1本以上の導光体2を備えている。そして、この導光
体2は、図1に示す導光体2と同様に、光ダクトあるい
は直線光ダクトとも呼ばれるもので、光透過性樹脂から
なる中空な円筒6と、この円筒6の内周全面に沿って配
置される導光性を有する導光シート材を筒状に配置した
導光部材7とを備えている。また、導光シート材は、光
を反射する導光性を有しつつ一部は透過させて光出力を
行うものであり、プリズムシートなどが用いられる。さ
らに、この構成では、カーブの外側Oには、円筒6と導
光シート材との間に、鏡面反射シート41が配置され、外
側O方への光漏れが防止され、カーブの内方Iに光を集
中させている。
【0039】また、一端の導光体2の端部には、図示し
ない光源が配置されている。この光源としては、メタル
ハライドランプ、ナトリウムランプなどの高効率放電灯
が用いられるが、その他のハロゲンランプなどの人工光
源のほか、光源としての集光装置を接続して、太陽光や
月光などの自然光を導入することもできる。また、光源
は複数備えることもできる。そして、この光源から一端
の導光体2の内側に光を入射すると、光は円筒6の内周
面すなわち導光シート材で反射され長手方向に導かれる
とともに、経路途中の全長にわたり徐々に、あるいは所
定位置で導光体2から外方に出射され、目的場所の照明
を行うようになっている。
【0040】さらに、この構成では、軸心が直線状すな
わち直管状をなす各導光体2の両端部には、軸方向すな
わち導光方向に対して傾斜して切り取られた接合面部42
が形成され、これら接合面部42同士を突き合わせて複数
の導光体2を互いに接続すると、カーブした発光部分を
有する照明装置1が構成されるようになっている。
【0041】このため、湾曲した箇所に取り付ける照明
装置1を構成でき、図9に示すように、道路44のカーブ
の部分の照明として用いることができる。
【0042】また、これら隣接する導光体2の接合面部
42同士の間には、それぞれ光を遮断可能な光シャッタが
備えられているとともに、他の場所にこれら光シャッタ
を順次作動させるCPUなどを備えた制御手段が備えら
れている。
【0043】そこで、制御手段で適宜の位置の光シャッ
タを作動させることにより、照明装置の発光部分の長さ
を任意に変えることができる。
【0044】そこで、例えば、光の入力側から順次光シ
ャッタを開き、また、入力側の反対側から順次光シャッ
タを閉じるように設定すれば、発光部分の長さが自動的
に連続的に変化する照明を実現でき、例えば、道路44の
カーブに設置すれば、ドライバーにカーブの侵入の注意
を促す視認性に優れた警告灯および照明として用いるこ
とができる。
【0045】例えば、図7において、導光体2の接合面
部42同士の間に、光源に近い側から順に光シャッタS1
,S2 ,S3 を配置すると、全ての光シャッタS1 ,
S2 ,S3 がオープンの状態であれば、照明装置1は全
体が均一に発光することになる。また、光源から最も遠
い光シャッタS3 をクローズすれば、照明装置1は導光
体2の1本分短く発光する。そこで、道路44のカーブの
曲線に合わせて設置する場合には、照明装置1の発光の
初期状態として、光シャッタS1 ,S2 ,S3 を全てク
ローズしておく。つまり、照明装置1は見掛上、消灯状
態になる。なお、夜間などで、他の照明装置がない場合
には、路面が真っ暗になるため、遮光する面積を減ら
し、あるいは光透過性の材料を用いるなどして、光シャ
ッタS1 ,S2 ,S3 が若干光を透過するようにすれば
良い。そして、この初期状態から、光シャッタS1 ,S
2 ,S3 を光源に近い側から順にオープンしていくと、
照明装置1は発光部分が長くなるように見え、さらにこ
れを連続的に制御すれば、照明装置1全体を光の流れと
して見せることができる。そこで、このような照明装置
1をカーブの道路照明として用いることにより、ドライ
バーの視認性に優れ、かつ、カーブの警告灯の機能も合
わせ持つ照明装置を実現できる。
【0046】なお、各光シャッタの制御は、機械的ある
いは電気的に行われ、機械式のものとしては、図10に
示すように、板状の光シャッタ46を導光体2あるいは接
合面部42間に垂直に出し入れする垂直式が簡略な構造で
低コストに実現できる。また、図11に示す光シャッタ
47のように、カメラの絞りのように回転して開閉する回
転式とすることもできる。さらに、図12に示す光シャ
ッタ48のように、複数の帯状の部材に分割し、それぞれ
部材の角度を平行と垂直に切り替えて光の透過を制御す
るブラインド式とすることもできる。また、電気式とし
ては、図13に示す光シャッタ49のように、液晶を用い
た液晶シャッタを用いることができる。すなわち、液晶
の両電極間に電圧をかけることにより、液晶の配列を変
えると光は透過し、光シャッタ49はオープンの状態とな
る。また、液晶に供給する電圧をオフにすると液晶の配
列はバラバラになり、ここを透過する光は液晶分子に当
たり拡散して、光シャッタ49はクローズの状態となる。
また、光シャッタ49がクローズの状態となる場合につい
ては、光シャッタ49の材質につき反射率の高い材料を選
択することにより、光を無駄なく利用できる。
【0047】そして、この構成によれば、図14に示す
ように、ガードレールG上にLED(発光ダイオード)
Dを設けて点滅させる構成が、警告のみで照明ができな
いのに対して、状況に応じた必要な範囲の道路44面の均
一な照明と、カーブによる見通しの悪さを運転者に伝え
る警告とを同時に行うことができる。
【0048】また、制御手段の設定のみで、工事の必要
なく発光パターンを容易に変更できる。
【0049】さらに、発光部分の長さに合わせて光源の
明るさを調整すれば、例えば、照明装置1の発光部分の
長さに対して、光シャッタにより発光する長さが70%
となった場合は光源のランプに入力する電力も70%と
することにより、省エネルギーを図ることができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の照明装置によれば、光源
から照射された光は、互いに接続された複数の導光体に
沿って導光され、導光体の長手方向に沿ってあるいは任
意の場所で外部に出射し照明を行うことができる。導光
体を保持する保持部材は、任意の位置でレールに取り付
けられるため、接続される導光体の数すなわち長さを自
由に選択できる。
【0051】請求項2記載の照明装置によれば、請求項
1記載の効果に加え、導光体が効率良く光を導光でき、
照明の効率を向上できる。
【0052】請求項3記載の照明装置によれば、請求項
1または2記載の効果に加え、導光体の数すなわち長さ
および位置を自由に選択できる。
【0053】請求項4記載の照明装置によれば、請求項
1ないし3いずれか一記載の効果に加え、保持部材によ
りレールから任意の位置で取り出される電力を利用し、
配線の必要なく、光の調節装置を作動できる。
【0054】請求項5記載の照明装置によれば、請求項
1ないし4いずれか一記載の効果に加え、補助保持部材
により一時的に導光体を保持して、単独の導光体の取換
え作業などの保守作業を容易にできる。
【0055】請求項6記載の照明装置によれば、光源か
ら照射された光は、互いに接続された複数の導光体に沿
って導光され、導光体の長手方向に沿ってあるいは任意
の場所で外部に出射して照明を行うことができる。各導
光体は、導光方向に対して傾斜した接合面部で互いに接
続されるため、容易に屈曲した照明装置を形成できる。
また、接合面部に設けた光シャッタを作動させることに
より、発光部分の長さを容易に調整できる。
【0056】請求項7記載の照明装置によれば、請求項
6記載の効果に加え、光シャッタを順次作動させること
により、光の流れを演出でき、道路のカーブの警告灯に
適した照明を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明装置の一実施の形態を示す一部の
斜視図である。
【図2】同上照明装置の一部の分解斜視図である。
【図3】同上照明装置の一部の側面図である。
【図4】同上照明装置の補助保持部材を示す斜視図であ
る。
【図5】同上照明装置の補助保持部材の他の実施の形態
を示す斜視図である。
【図6】同上照明装置の導光体の取り外し作業を示す説
明図である。
【図7】本発明の照明装置の他の実施の形態を示す平面
図である。
【図8】同上照明装置の図7のA−A断面図である。
【図9】同上照明装置の使用状態の説明図である。
【図10】同上照明装置の光シャッタの一実施の形態を
示す説明図である。
【図11】同上照明装置の光シャッタの他の実施の形態
を示す説明図である。
【図12】同上照明装置の光シャッタのさらに他の実施
の形態を示す説明図である。
【図13】同上照明装置の光シャッタのさらに他の実施
の形態を示す説明図である。
【図14】同上照明装置の比較例の説明図である。
【符号の説明】
1 照明装置 2 導光体 3 保持部材 4 レール 24,25 補助保持部材 42 接合面部 S1 ,S2 ,S3 光シャッタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続され光源から照射された光を
    導光する複数の導光体と;レールの任意の位置に取り付
    けられる導光体を保持する保持部材と;を具備したこと
    を特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 導光体は、光透過性樹脂からなる中空な
    円筒と、この円筒の内周全面に沿って配置される導光性
    を有する導光シート材を筒状に配置した導光部材とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 保持部材は、レールに移動可能かつ任意
    の位置で固定可能に支持されたことを特徴とする請求項
    1または2記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 レールは、長手方向に連続して電力を供
    給する充電部が設けられ、保持部材は、充電部に接触し
    て電力を供給される端子部が設けられたことを特徴とす
    る請求項1ないし3いずれか一記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 レールの任意の位置に取り付けられ、導
    光体を着脱可能に保持する補助保持部材を備えたことを
    特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の照明装
    置。
  6. 【請求項6】 導光方向に対して傾斜した接合面部で互
    いに接続され光源から照射された光を導光する複数の導
    光体と;接合面部に設けられ光を遮断可能な光シャッタ
    と;を具備したことを特徴とする照明装置。
  7. 【請求項7】 光シャッタを順次作動させる制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項6記載の照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216727A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Honda Motor Co Ltd 車両用灯体
JP2012009416A (ja) * 2011-05-10 2012-01-12 Skg:Kk 照明装置
US10139542B2 (en) 2008-07-18 2018-11-27 3M Innovative Properties Company Lighting device comprising a light guide and a support

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