JPH11187455A - 通信装置、通信方法、及びコンピュータ読み込み可能な通信処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

通信装置、通信方法、及びコンピュータ読み込み可能な通信処理プログラムを記録した記録媒体

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JPH11187455A
JPH11187455A JP9349580A JP34958097A JPH11187455A JP H11187455 A JPH11187455 A JP H11187455A JP 9349580 A JP9349580 A JP 9349580A JP 34958097 A JP34958097 A JP 34958097A JP H11187455 A JPH11187455 A JP H11187455A
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JP9349580A
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Hisao Kumai
久雄 熊井
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全世界において利用可能な移動体通信端末等の
通信装置であって、全世界の国や地域において、所望の
通信先と容易に通話すること。 【解決手段】通話先選択画面が表示部に表示された状態
で、所望の通話先として例えば「警察」や「大使館」を
ペンタッチして指定すると、GPS装置により検出され
てRAM内の位置情報データメモリに記憶されている地
球上での現在位置情報に基づき、ROM内の通話先・案
件データメモリ13bに予め位置情報に対応付けて記憶
されている世界中の警察署情報や大使館情報の中から、
所管の警察署情報や大使館情報が検索され、その電話番
号等が読み出されて表示されるので、世界中の何れの国
あるいは地域においても、ユーザが必要な所管の公共機
関等の通話先の情報を容易に得ることができ、当該所望
の通話先に対して直ちにダイヤルして通話できるように
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全世界において利
用可能な移動体通信端末等の通信装置、その通信方法、
その制御を行なうためのコンピュータ読み込み可能な通
信処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話等の移動体通信端末の利
用が急速に普及しているが、今後は、1台の通信端末で
全世界共通に利用可能な通信システムが数年を待たずし
て整備される状況となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような通信端末を
利用して自国以外の地域で通信(通話)を行なう場合
に、予め電話番号を知っている知人等に対して電話を掛
けるのは、自国内において電話を掛けるのと同様に容易
に行なうことができるが、事故や事件等の緊急通報のた
めに警察や消防、あるいは大使館等の公共機関に電話を
掛けるのは、その電話番号が国や地域によって異なるた
め、予め行く先の地域に応じた各公共機関の電話番号を
調べてメモしておくか通信端末に記憶させておく必要が
ある。
【0004】また、自分の知らない国や地域において、
実際に事故や事件等に遭遇した場合に、その場所を管轄
する警察や消防等の電話番号を、予め調べておいた電話
番号の中から速やかに探し出すことができるのか疑問で
あるのと共に、もし的確に電話番号を探して電話を繋い
だとしても、ユーザの位置する場所や状況を現地の言葉
で伝えるのは想到困難である。
【0005】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、全世界の国や地域において、所望の通信先と
容易に通話することが可能になる通信装置、通信方法、
及びコンピュータ読み込み可能な通信処理プログラムを
記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる通信装置では、現在位置を検出する位置検
出手段により検出された現在位置に基づき、当該位置情
報に応じたデータが、位置情報に応じたデータを記憶し
ているデータ記憶手段から検索されて表示され、この表
示されたデータに従って、通信手段により通信が行なわ
れるので、現在位置が分らない場合でも、該当位置に応
じた通信先との通信が行なえることになる。
【0007】また、本発明の請求項4に係わる通信装置
では、通信先設定手段により通信先が設定されると、複
数種類の通信先の情報が少なくともその通信アドレスを
含みそれぞれの位置情報に対応付けられて記憶されてい
るデータ記憶手段に記憶されている設定通信先の中で、
位置検出手段により検出された現在位置に対応する位置
情報に対応付けられた通信先の情報が検索されて表示さ
れ、この表示された通信先の情報に含まれる通信アドレ
スに従って、通信手段により通信が行なわれるので、現
在位置が分らない場合でも、所望の種類の通信先を設定
するだけで、現在位置に対応する通信先との通信が行な
えることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明の通信装置の実施形
態に係わる携帯通信端末の外観構成を示す正面図であ
る。
【0009】この携帯通信端末の装置本体1は、衛星を
利用し、地球上のどんな場所からどんな場所へでも携帯
通信端末で通話等を行なうことが可能なシステムを利用
でき、ユーザが片手で十分に把持して操作可能な大きさ
に構成され、この装置本体1の正面中央には、キー入力
部2が備えられると共に、タブレット3を表示画面上に
重ねて設けたタッチパネル式の液晶表示部4が備えられ
る。
【0010】また、前記キー入力部2及びタッチパネル
式の液晶表示部4が備えられた装置本体1の正面下部と
正面上部とには、それぞれ通話用のマイク5とスピーカ
6とが備えられる。
【0011】そして、前記装置本体1の上端部には、通
信アンテナ7が突出して設けられ、さらに、装置本体1
の内部には、人工衛星を利用して地球上での位置(緯度
/経度)を測定するためのGPS(Global Positioning
System) 装置8とそのGPSアンテナ9が内蔵される。
【0012】図2は前記携帯通信端末の電子回路の構成
を示すブロック図である。この携帯通信端末は、コンピ
ュータ等からなる制御部(CPU)11を備えている。
【0013】制御部(CPU)11は、キー入力部2か
ら入力されるキー入力データや、液晶表示部4の表示画
面上に重ねて設けられたタブレット3から位置検出回路
12を介して入力されるタッチペン等によるタッチ位置
データに応じて、ROM13に予め記憶されているシス
テムプログラムを起動させ、あるいは外部記録媒体20
に予め記憶されている通信端末制御用プログラムを記録
媒体読み取り部19により読み取らせて起動させ、RA
M14をワークメモリとして回路各部の動作制御を行な
うものである。
【0014】この制御部(CPU)11には、前記キー
入力部2、液晶表示部4、タブレット3、位置検出回路
12、ROM13、RAM14、記録媒体読み取り部1
9が接続され、また、液晶表示部4は表示駆動回路15
を介して接続される。
【0015】また、前記制御部(CPU)11には、通
話用のマイク(MIC)5が増幅器16を介して、スピ
ーカ(SP)6が増幅器17を介してそれぞれ接続さ
れ、さらに、制御部(CPU)11には、通信部18、
GPS装置8が接続される。
【0016】キー入力部2には、データ入力キー2x、
「POWER」キー2a、「F1」キー2b、「F2」
キー2c、「F3」キー2d、「ダイヤル」キー2e、
「会話」キー2f、「発音」キー2g、「感度」キー2
h、「日←→英」キー2i、「切換」キー2j、「△」
「▽」キー2k、「通話OFF」キー2m等が備えられ
る。
【0017】データ入力キー2xは、数字,英字,記号
等の文字・記号キー群からなり、通信先のダイヤルを入
力する際やメッセージデータを入力する際等に選択的に
操作される。
【0018】「POWER」キー2aは、本携帯通信端
末の電源のON/OFFを行なう際に操作される。「F
1」キー2bは、本携帯通信端末の動作モードを設定す
るためのモード選択メニュー画面G(図1参照)を表示
させる際、及び該モード選択メニュー画面Gにおいて通
話先を直接指定して通信処理を行なうための通話先モー
ドを設定する際に操作される。
【0019】「F2」キー2cは、前記モード選択メニ
ュー画面Gにおいて、案件に応じた通話先を指定して通
信処理を行なうための案件モードを設定する際に操作さ
れる。
【0020】「F3」キー2dは、前記モード選択メニ
ュー画面Gにおいて、地球上での現在位置を測定してそ
の場所の地理的な案内データを得るための位置検出モー
ドを設定する際に操作される。
【0021】「ダイヤル」キー2eは、前記通話先モー
ドや案件モードにおいて指定されて検索表示された通話
先の電話番号へダイヤルする際に操作される。「会話」
キー2fは、前記通話先モードや案件モードにおいて指
定された通話先に応じた現地語での会話例を検索表示す
る際に操作される。
【0022】「発音」キー2gは、前記通話先モードや
案件モードにおいて検索表示された会話例又は前記位置
検出モードにおいて得られた場所案内データを音声によ
りスピーカ5から出力させるか、通信先に送信する際に
操作される。
【0023】「感度」キー2hは、通話におけるマイク
5の感度を通常感度と高感度とで切り換える際に操作さ
れる。「日←→英」キー2iは、前記通信先に応じて検
索表示された会話例や前記現在位置に応じて得られた場
所案内データ等の会話文を、日本語と現地語とで切り換
え表示する際に操作される。
【0024】「切換」キー2jは、前記通信先に応じて
検索表示された会話例や前記現在位置に応じて得られた
場所案内データ等の会話文を、現地語の読みとして表示
させる際に操作される。
【0025】「△」「▽」キー2kは、例えば通話先モ
ードから位置検出モードへ切り換えて該位置検出モード
において既に得られている現在地の案内データを再表示
させる際等の、他の動作モードへ切り換えてそのモード
にて既に得られたデータを再表示させる際のモード切り
換えキーとして操作される。
【0026】「通話OFF」キー2mは、前記通話先と
の通話を終了する際に操作される。タブレット3は、液
晶表示部4の表示画面上に重ねて設けられ、タッチペン
等によりタッチされた位置に応じた電圧信号を発生する
もので、このタブレット3から出力されるタッチ位置に
応じた電圧信号に基づき、位置検出回路12により表示
画面に対応させた座標が検出され、このタッチ位置座標
に応じて制御部(CPU)11により操作の内容が判断
される。
【0027】図3は前記携帯通信端末における電子回路
のROM13に記憶されるデータの内容を示す図であ
る。ROM13には、システムプログラムメモリ13
a、通話先・案件データメモリ13b、単語辞書データ
メモリ13c、定型文辞書データメモリ13d、世界位
置報知データメモリ13e等が備えられる。
【0028】システムプログラムメモリ13aには、本
携帯通信端末の電子回路における全体の処理(図6参
照)を司るシステムプログラムデータが予め記憶される
と共に、通話先モード処理(図7,図8)、案件モード
処理、位置検出処理(図9参照)、電話処理等、各種の
動作モードの処理を司るサブプログラムデータである制
御プログラムデータも予め記憶される。
【0029】図4は前記携帯通信端末のROM13内に
備えられた通話先・案件データメモリ13bに記憶され
るデータの内容を示す図であり、同図(A)は通話先・
案件データの記憶状態を示す図、同図(B)はその各項
目名に対応するデータの意味を示す図である。
【0030】通話先・案件データメモリ13bには、警
察,消防,大使館等の公共機関を中心とする256種類
の通話先が、それぞれシリアルな管理用コード(NO)
に対し、種別コード(N−1)、案件コード(N−
2)、名称(Name)、緯度・経度情報(Posit
ion)、現住所(Address)、開設時間(Ti
me)、電話番号(Telephone)、その他付随
情報(Others)が対応付けられて記憶される。
【0031】単語辞書データメモリ13cには、日本語
の単語に対応して世界中の言語圏が異なる各地域毎の現
地語の単語とその日本語での読みが記憶され、日本語に
対応する各地域毎の現地語の単語は、GPS装置8によ
り測定される地球上での現在位置に応じた地域の現地語
が選択されて読み出される。
【0032】定型文辞書データメモリ13dには、前記
通話先・案件データメモリ13b(図4参照)に記憶さ
れる256種類の通話先のそれぞれに対応して、各通話
先の種別に応じた定型例文が、日本語、及び世界中の言
語圏が異なる各地域毎の現地語とその日本語での読みで
記憶され、通話先の種別に応じた各地域毎の現地語の定
型例文は、GPS装置8により測定される地球上での現
在位置に応じた地域の現地語の定型例文が選択されて読
み出される。
【0033】つまり、例えば通話先が警察である場合に
対応する定型例文としては、「事故です直ぐ来て下さ
い。」なる例文が日本語と各地域毎の現地語、そしてそ
の日本語での読みとして記憶される。
【0034】世界位置報知データメモリ13eには、世
界の各地域を、例えば1km四方で分割した場合の各場
所を案内するためのデータ(場所案内文)が、日本語、
及び各場所に対応する現地語とその日本語での読みで記
憶され、GPS装置8により測定される地球上での現在
位置に応じた場所の案内データが選択されて読み出され
る。
【0035】図5は前記携帯通信端末における電子回路
のRAM14に記憶されるデータの内容を示す図であ
る。RAM14には、表示データメモリ14a、位置情
報データメモリ14b、通話先処理データメモリ14
c、案件処理データメモリ14d、感度切り換えフラグ
メモリ14e、言語切り換えフラグメモリ14f、その
他、ワークメモリ14g等が備えられる。
【0036】表示データメモリ14aには、液晶表示部
4に表示すべき表示データがビットマップのパターンデ
ータとして記憶される。位置情報データメモリ14bに
は、GPS装置8により逐次測定される地球上での現在
位置が、緯度,経度データとして記憶されると共に、こ
の緯度,経度データの現在位置に基づき前記世界位置報
知データメモリ13eから検索された該当する場所の案
内データが記憶される。
【0037】通話先処理データメモリ14cには、通話
先モードでの処理に伴ない、前記ROM13内の通話先
・案件データメモリ13bから検索されて表示された現
在位置に対応する通話先の電話番号、及び同ROM13
内の定型文辞書データメモリ13dから検索されて表示
された通話先に応じた定型文が記憶される。
【0038】案件処理データメモリ14dには、案件モ
ードデータの処理に伴ない、前記ROM13内の通話先
・案件データメモリ13bから入力案件に基づき検索さ
れて表示された現在位置に対応する通話先の電話番号、
及び及び同ROM13内の定型文辞書データメモリ13
dから検索されて表示された通話先での案件に応じた定
型文が記憶される。
【0039】感度切り換えフラグメモリ14eには、
「感度」キー2hの操作に応じてマイク5、及びスピー
カ6の感度が通常感度に切り換えられた状態で“0”、
高感度に切り換えられた状態で“1”にセットされるマ
イク・スピーカ感度のフラグデータEが記憶される。
【0040】言語切り換えフラグメモリ14fには、
「日←→英」キー2iの操作に応じて言語表示が日本語
に切り換えられた状態で“1”、現地語に切り換えられ
た状態で“0”にセットされる言語設定のフラグデータ
Fが記憶される。
【0041】ワークメモリ14gには、各種動作モード
の制御処理に伴ない制御部(CPU)11により入出力
されるデータが一時的に記憶される。GPS装置8は、
GPSアンテナ9を介して複数の人工衛星と通信し、そ
れぞれの衛星との距離を計測して地球上での現在位置を
測定するもので、携帯通信端末の移動に伴ないGPS装
置8により逐次測定されて更新される現在位置情報(緯
度、経度)は、制御部(CPU)11に出力され、前記
RAM14内の位置情報データメモリ14bに記憶され
る。
【0042】通信部18は、変調/復調機能や通信DI
の判断機能を有する送受信回路を備えるもので、通話先
から基地局を介した下り信号の受信、及び基地局に対す
る通話先への上り信号の送信が行なわれる。
【0043】マイク(MIC)5及び増幅器16からな
る音声入力部は、オーディオマイクとA/D変換部を備
えるもので、この音声入力部により通話音声が入力され
る。スピーカ(SP)6及び増幅器17からなる音声出
力部は、D/A変換部とオーディオスピーカを備えるも
ので、この音声出力部により通話音声や呼び出し音、各
種操作確認音や警告音(ピー音)の他、液晶表示部4に
表示された定型例文や場所案内データの読み音声等も出
力される。
【0044】次に、前記構成による携帯通信端末の動作
について説明する。図6は前記携帯通信端末の全体処理
を示すフローチャートである。キー入力部12の「F
1」キー2bを操作すると、通話先モード,案件モー
ド,位置検出モード等の動作モードを選択設定するため
のメニューを配列したモード選択画面G(図1、図1
0、図13参照)が液晶表示部4に表示される(ステッ
プS1→S2)。
【0045】このモード選択画面Gの表示状態におい
て、通話先モードの場合には「F1」キー2b、案件モ
ードの場合には「F2」キー2c、位置検出モードの場
合には「F3」キー2dをそれぞれ操作して指定する
と、指定された動作モードを示すモードデータがRAM
14に記憶されて設定され、その設定動作モードに対応
する制御処理プログラムが起動され初期画面の表示状態
となる(ステップS3→S4→S5,S6)。
【0046】この際、GPS装置8により地球上での現
在位置が測定され、その緯度,経度からなる位置情報が
RAM14内の位置情報データメモリ14bに記憶され
る(ステップS7)。
【0047】こうしたモード選択設定処理(ステップS
1〜S7)により、通話先モードが選択されて設定され
ると(図10参照)、ROM13内の通話先・案件デー
タメモリ13bに記憶されている各種公共機関等の通話
先の1つをペンタッチにより選択するための通話先選択
画面G1が初期画面として液晶表示部4に表示され、通
話先モードの制御処理が起動される(ステップS8→S
A)。
【0048】また、前記モード選択設定処理(ステップ
S1〜S7)により、案件モードが選択されて設定され
ると(図13参照)、ROM13内の通話先・案件デー
タメモリ13bに記憶されている各案件の1つをペンタ
ッチにより選択するための案件選択画面G2が初期画面
として液晶表示部4に表示され、案件モードの制御処理
が起動される(ステップS9→S10)。
【0049】また、前記モード選択設定処理(ステップ
S1〜S7)により、位置検出モードが選択されて設定
されると、RAM14内の位置情報データメモリ14b
に記憶されている現在位置情報に応じてROM13内の
世界位置報知データメモリ13eから現在位置の場所案
内データ(図12参照)を検索して表示させるための位
置検出設定画面が初期画面として液晶表示部4に表示さ
れ、位置検出モードの制御処理が起動される(ステップ
S11→SB)。
【0050】さらに、前記「F1」キー2b、「F2」
キー2c、「F3」キー2dの何れの操作もなく、通話
先モード、案件モード、位置検出モードの何れにも設定
されない状態では、マニュアルでのダイヤル操作により
通話を行なうための電話処理モードに設定された状態と
なる(ステップS11→S12)。
【0051】図7は前記携帯通信端末における通話先モ
ードの制御処理(その1)を示すフローチャートであ
る。図8は前記携帯通信端末における通話先モードの制
御処理(その2)を示すフローチャートである。
【0052】図9は前記携帯通信端末における位置検出
モードの制御処理を示すフローチャートである。図10
は前記携帯通信端末の通話先モードへの設定処理に伴な
うモード選択画面Gから通話先選択画面G1への表示移
行状態を示す図である。
【0053】図11は前記携帯通信端末の通話先モード
での制御処理に伴なう同種通話先でも各地域毎に異なる
電話番号の検索表示状態を示す図であり、同図(A)は
通話先選択画面G1において「警察」を選択した場合の
各地域毎に異なる番号表示状態を示す図、同図(B)は
通話先選択画面G1において「大使館」を選択した場合
の各地域毎に異なる番号表示状態を示す図である。
【0054】図10に示すように、液晶表示部4にモー
ド選択画面Gが表示された状態で、キー入力部2におけ
る「F1」キー2bの操作により「通話先」が指定され
ると、液晶表示部4には通話先選択画面G1が表示さ
れ、制御部(CPU)11の動作モードが通話先モード
に設定される(ステップS8→SA)。
【0055】この通話先モードにおける通話先選択画面
G1の表示状態において、所望の通話先として「警察」
のアイコンがペンタッチされて選択されると、RAM1
4内の位置情報データメモリ14bに記憶されている現
在位置情報に基づき、ROM13内の通話先・案件デー
タメモリ13b(図4参照)に予め記憶されている世界
中の警察署の中から前記現在位置情報を管轄エリアとす
る緯度・経度情報を有する最寄りの警察署の情報が検索
され、例えば図11(A)に示すように、その警察署名
と電話番号が液晶表示部4に表示される(ステップA1
→A2,A3)。
【0056】また、同様に、前記通話先選択画面G1の
表示状態において、所望の通話先として「消防」のアイ
コンがペンタッチされて選択されると、RAM14内の
位置情報データメモリ14bに記憶されている現在位置
情報に基づき、ROM13内の通話先・案件データメモ
リ13b(図4参照)に予め記憶されている世界中の消
防署の中から前記現在位置情報を管轄エリアとする緯度
・経度情報を有する最寄りの消防署の情報が検索され、
その消防署名と電話番号が液晶表示部4に表示される
(ステップA4→A5,A6)。
【0057】また、その他の通話先についても同様に、
前記通話先選択画面G1の表示状態において、所望の通
話先として、例えば「大使館」のアイコンがペンタッチ
されて選択されると、RAM14内の位置情報データメ
モリ14bに記憶されている現在位置情報に基づき、R
OM13内の通話先・案件データメモリ13b(図4参
照)に予め記憶されている世界中の大使館の中から前記
現在位置情報を管轄エリアとする緯度・経度情報を有す
る国の大使館の情報が検索され、例えば図11(B)に
示すように、その大使館名と電話番号,開設時間等が液
晶表示部4に表示される(ステップA7→A8,A
9)。
【0058】なお、前記各通話先の直接指定に基づき検
索表示された現在位置に対応する該当通話先の電話番号
は、RAM14内の通話先処理データメモリ14cに記
憶される。
【0059】そして、前記通話先選択画面G1に基づき
所望の通話先が直接指定されることで、現在位置に対応
する国や地域における該当通話先の電話番号が検索され
て表示された状態で、キー入力部2における「ダイヤ
ル」キー2eが操作されると、液晶表示部4において通
話先の情報表示中であるか否か判断され、情報表示中で
あると判断された場合には、表示されている電話番号に
従ってダイヤルの動作が開始され、通信部18を介して
通話先との電話接続が図られる(ステップA10→A1
1→A12)。
【0060】これにより、世界中のあらゆる地域におい
て、公共機関等の通話先の電話番号を容易に検索して電
話を掛けることができる。また、前記現在位置に対応す
る国や地域における該当通話先の電話番号が検索されて
表示された状態で、キー入力部2における「会話」キー
2fが操作されると、液晶表示部4において通話先の情
報表示中であるか否か判断され、情報表示中であると判
断された場合には、表示されている通話先の種別に応じ
た会話例(例えば通話先「警察」の場合には、「強盗で
す。直ぐ来てください。」等)が、定型文辞書データメ
モリ13dから現在位置情報に対応する現地語で検索さ
れて表示される(ステップA13→A14→A15)。
【0061】なお、前記「会話」キー2fの操作に基づ
き検索表示された所望通話先の種別に応じた定型文会話
例(日本語,現地語,読みを含む)は、RAM14内の
通話先処理データメモリ14cに記憶される。
【0062】これにより、世界中のあらゆる国や地域に
おいて、公共機関等を所望の通話先とした場合における
必要な会話例を容易に得ることができる。そして、キー
入力部2の「発音」キー2gが操作されると、液晶表示
部4において通話先に対する定型文会話例又は現在位置
の案内データの何れかが表示中であるか否か判断され、
例えば前記所望の通話先に対する現地語での定型文の会
話例の表示中であると判断されると、前記ステップA1
0〜A12に基づく通話先へのダイヤル後における通信
部18を介した通話中にあるか否か判断される(ステッ
プA16→A17→A18)。
【0063】ここで、通話中であると判断された場合に
は、前記検索表示された通話先に対する定型文会話例
が、その会話例の読みの音声として増幅器17を介して
スピーカ6から出力されると共に、通信部18を介して
接続中にある通話先に対して送信される(ステップA1
8→A19)。
【0064】これにより、世界中のあらゆる国や地域に
おいて、公共機関等を所望の通話先とした場合における
必要な会話例や場所案内を容易に得て送信することがで
き、ユーザが現地語による会話ができなくても、最低限
必要な内容を伝えることができる。
【0065】一方、前記「発音」キー2gが操作された
際に、前記所望の通話先に対する定型文会話例又は現在
置案内データの表示中であると判断されても、ダイヤル
処理(ステップA10〜A12)による通話中ではない
と判断された場合には、前記表示された通話先に対する
定型文会話例又は現在置案内データは、その読みの音声
として増幅器17を介してスピーカ6から出力されるの
みとなる(ステップA18→A20)。
【0066】この場合、世界中のあらゆる国や地域にお
いて、公共機関等における必要な会話例や場所案内を容
易に得て現地語で発声し学習できるようになる。また、
キー入力部2の「感度」キー2hが操作されると、RA
M14内の感度切り換えフラグメモリ14eに記憶され
ているフラグデータEが“1”であるか否か、つまり、
マイク5,スピーカ6の感度が現在高感度にセットされ
ているか否か判断される(ステップA21→A22)。
【0067】ここで、前記感度切り換えフラグメモリ1
4eに記憶されているフラグデータEが“1”ではなく
“0”であり、マイク5,スピーカ6の感度は通常感度
に設定されていると判断されると、該マイク5,スピー
カ6の感度は高感度に切り換えられ、前記フラグデータ
Eは“1”にセットされる(ステップA22→A24,
A25)。
【0068】また、前記感度切り換えフラグメモリ14
eに記憶されているフラグデータEが“1”であり、マ
イク5,スピーカ6の感度は高感度に設定されていると
判断されると、該マイク5,スピーカ6の感度は通常感
度に切り換えられ、前記フラグデータEは“0”にセッ
トされる(ステップA22→A23,A25)。
【0069】これにより、例えば前記「ダイヤル」キー
2eの操作により所望の通信先との電話が接続され(ス
テップA10〜A12)、前記「会話」キー2fの操作
により当該所望の通信先に対応する定型文会話例が液晶
表示部4に検索表示された状態で(ステップA13→A
15)、ユーザが前記表示された定型会話文を見ながら
自分の発声により会話を行なう場合には、マイク5,ス
ピーカ6の感度を高感度とし、装置本体1をユーザの口
や耳から離しても、確実な通話を行なうことができるよ
うになる。
【0070】図12は前記携帯通信端末の位置検出モー
ドでの制御処理に伴なう現在位置案内データの検索表示
状態を示す図である。液晶表示部4にモード選択画面G
(図1参照)が表示された状態で、キー入力部2におけ
る「F3」キー2dの操作により「位置検出」が指定さ
れると、制御部(CPU)11の動作モードが位置検出
モードに設定され、図9における位置検出処理が起動さ
れる(ステップS11→SB)。
【0071】位置検出処理において、キー入力部2の
「日←→英」キー2iが操作された場合には、該「日←
→英」キー2iが操作される毎に、RAM14内の言語
切り換えフラグメモリ14fに記憶されている言語設定
のフラグデータFが切り換えられるもので、当該フラグ
データFが現地語設定“0”にセットされている状態で
は日本語設定の“1”に切り換えられ、一方、日本語設
定“1”にセットされている状態では現地語設定の
“0”に切り換えられる(ステップB1→B5)。
【0072】そして、前記「日←→英」キー2iの操作
のない状態で、RAM14内の言語切り換えフラグメモ
リ14fに記憶されている言語設定のフラグデータFが
“1”にセットされていると判断された場合には、位置
情報データメモリ14bに記憶されている現在位置情報
に対応する現在位置の案内データが、ROM13内の世
界位置報知データメモリ13eから検索され、図12
(A)に示すように、そのうちの日本語の案内データが
選択されて液晶表示部4に表示される(ステップB1→
B2→B3)。
【0073】また、前記言語切り換えフラグメモリ14
fに記憶されている言語設定のフラグデータFが“0”
にセットされていると判断された場合には、位置情報デ
ータメモリ14bに記憶されている現在位置情報に対応
する現在位置の案内データが、ROM13内の世界位置
報知データメモリ13eから検索され、図12(B)に
示すように、その現地語での案内データが選択されて液
晶表示部4に表示される(ステップB2→B4)。
【0074】ここで、さらに、キー入力部2における
「切換」キー2jが操作されると、前記液晶表示部4に
検索表示された現在位置の案内データは、図12(C)
に示すように、現地語の読みとして選択表示される。
【0075】なお、前記位置検出モードにおいて検索表
示された現在位置の案内データ(日本語,現地語,読み
を含む)は、RAM14内の位置情報データメモリ14
bに記憶される。
【0076】これにより、世界のあらゆる国や地域に於
いて、ユーザが自分の位置する場所を説明できなくて
も、前記液晶表示部4に検索表示された現在位置の案内
データにに従って、通話先に対して自分の居場所を説明
できるようになる。
【0077】図13は前記携帯通信端末の案件モードへ
の設定処理に伴なうモード選択画面Gから案件選択画面
G2への表示移行状態を示す図である。図14は前記携
帯通信端末の案件モードでの制御処理に伴なう「交通事
故」を選択した場合の各地域毎に異なる電話番号の検索
表示状態を示す図である。
【0078】この案件モードにおける制御処理は、前記
通話先モードにおける制御処理と殆ど同様であり、前記
通話先モードでは、所望の通話先を通話先選択画面G1
において直接指定して該通話先に対応する電話番号や定
型会話文等の情報を得ているのに対し、この案件モード
では、案件選択画面G2において選択した案件から対応
する通話先を割り出し、その電話番号や定型会話文等の
情報を得ているだけの相違である。
【0079】すなわち、図13に示すように、液晶表示
部4にモード選択画面Gが表示された状態で、キー入力
部2における「F2」キー2cの操作により「案件」が
指定されると、液晶表示部4には案件選択画面G2が表
示され、制御部(CPU)11の動作モードが案件モー
ドに設定される(ステップS9→S10)。
【0080】この案件モードにおける案件選択画面G2
の表示状態において、「交通事故」のアイコンがペンタ
ッチされて選択されると、RAM14内の位置情報デー
タメモリ14bに記憶されている現在位置情報に基づ
き、ROM13内の通話先・案件データメモリ13b
(図4参照)に予め記憶されている選択案件「交通事
故」を案件コードとして有する多数の通話先の中から前
記現在位置情報を管轄エリアとする緯度・経度情報を有
する最寄りの通話先、例えばフランスでは「消防署」、
2本では「警察署」の情報が検索され、図14に示すよ
うに、その通話先名と電話番号が液晶表示部4に表示さ
れる。
【0081】こうして、選択案件から通話先の情報が検
索されると、前記通話先モードでの「ダイヤル」キー2
eの操作に伴なうダイヤル処理、「会話」キー2fの操
作に伴なう定型会話文の検索表示処理、「発音」キー2
gの操作に伴なう音声発生,通話処理、「感度」キー2
hの操作に伴なうマイク5,スピーカ6の感度切り換え
処理等と全く同様に機能する。
【0082】そして、前記通話先モード、案件モード、
位置検出モードの何れの状態においても、キー入力部2
の「△」キーあるいは「▽」キー2kが操作されると、
設定されている動作モードが各モード間で切り換えら
れ、通話先モードに切り換えられた場合には、RAM1
4内の通話先処理データメモリ14cに記憶されている
既に検索されて表示された所望の通話先に対応する電話
番号の情報や定型会話文等の情報が読み出され、液晶表
示部4に再表示される(ステップA26→A27,A2
8)。
【0083】また、案件モードに切り換えられた場合も
同様に、RAM14内の案件処理データメモリ14dに
記憶されている既に検索されて表示された所望の案件を
管轄する通話先に対応する電話番号の情報や定型会話文
等の情報が読み出され、液晶表示部4に再表示される。
【0084】さらに、位置検出モードに切り換えられた
場合には、RAM14内の位置情報データメモリ14b
に記憶されている既に検索されて表示された現在位置の
案内データが読み出され、液晶表示部4に再表示され
る。
【0085】すなわち、前記他のモードにおいて現在位
置に基づき一旦検索表示された所望の通話先にあるいは
案件に対応する定型会話文や、現在位置の案内データ等
を再表示させた状態で、「発音」キー2gを操作した
り、「感度」キー2hによりマスク5,スピーカ6を高
感度に設定してユーザ自身が表示データを読み上げて発
声することで、所望の通話先,案件に対応する会話文
や、現在位置の案内を、その場所を全く知ること無く容
易に所望の相手に伝えることができるようになる。
【0086】そして、キー入力部2における「通話OF
F」キー2mが操作されると、前記RAM14内の通話
先処理データメモリ14cや案件処理データメモリ14
dに記憶されていた各モード処理に伴なう検索表示済み
データがクリアされ、通話動作が終了される(ステップ
A29→A20→A31)。
【0087】したがって、前記構成の携帯通信端末によ
れば、モード選択メニュー画面Gにおいて「F1」キー
2bの操作により「通話先」を選択した通話先モードの
設定により通話先選択画面G1が液晶表示部4に表示さ
れた状態で、所望の通話先として例えば「警察」や「大
使館」をペンタッチして指定すると、GPS装置8によ
り検出されてRAM14内の位置情報データメモリ14
bに記憶されている地球上での現在位置情報に基づき、
ROM13内の通話先・案件データメモリ13bに予め
位置情報に対応付けて記憶されている世界中の警察署情
報や大使館情報の中から、所管の警察署情報や大使館情
報が検索され、その電話番号等が読み出されて表示され
るので、世界中の何れの国あるいは地域においても、ユ
ーザが必要な所管の公共機関等の通話先の情報を容易に
得ることができ、当該所望の通話先に対して直ちにダイ
ヤルして通話できるようになる。
【0088】また、前記構成の携帯通信端末によれば、
例えば前記ユーザの現在位置に対応する所望の通信先と
して警察署情報が検索表示されている状態で「会話」キ
ー2fが操作されると、通話先の種類のそれぞれに対応
してROM13内の定型文辞書データメモリ13dに予
め各国語言語で記憶されている定型会話文が検索され、
現在位置の情報に基づき現地語の会話文が読み出されて
表示されるので、ユーザが現地語に精通していなくて
も、公共機関等所望の通話先に対する必要最低限の会話
を行なうことができる。
【0089】さらに、「発音」キー2gが操作される
と、前記通話先の種類に応じて検索表示された定型会話
文が、音声データとして通信部18を介して前記ダイヤ
ル接続後の通話先に対し送信されるので、ユーザが実際
に話さずとも、通話先に対して素早く必要な情報を伝え
ることができる。
【0090】なお、前記実施形態では、GPSを利用し
て現在位置を測定していたが、基地局からこの基地局の
位置する位置情報を受信することによって、現在位置を
検出し特定するようにしてもよい。また、現在位置は、
ユーザが直接入れたりすることによって、現在位置を指
定するようにしてもよい。
【0091】また、前記実施形態において記載した手
法、すなわち、図6のフローチャートに示す携帯通信端
末の全体処理、図7,図8のフローチャートに示す通話
先処理、図9のフローチャートに示す位置検出処理等の
各手法は、コンピュータに実行させることができるプロ
グラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカ
ード等)、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハード
ディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD
等)、半導体メモリ等の外部記録媒体20に格納して配
布することができる。そして、コンピュータは、この外
部記録媒体20に記録されたプログラムを記録媒体読み
取り部19によって読み込み、この読み込んだプログラ
ムによって動作が制御されることにより、前記実施形態
において説明した現在位置情報に基づく通信機能を実現
し、前述した手法による同様の処理を実行することがで
きる。
【0092】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
る通信装置によれば、現在位置を検出する位置検出手段
により検出された現在位置に基づき、当該位置情報に応
じたデータが、位置情報に応じたデータを記憶している
データ記憶手段から検索されて表示され、この表示され
たデータに従って、通信手段により通信が行なわれるの
で、現在位置が分らない場合でも、該当位置に応じた通
信先との通信が行なえるようになる。
【0093】また、本発明の請求項4に係わる通信装置
によれば、通信先設定手段により通信先が設定される
と、複数種類の通信先の情報が少なくともその通信アド
レスを含みそれぞれの位置情報に対応付けられて記憶さ
れているデータ記憶手段に記憶されている設定通信先の
中で、位置検出手段により検出された現在位置に対応す
る位置情報に対応付けられた通信先の情報が検索されて
表示され、この表示された通信先の情報に含まれる通信
アドレスに従って、通信手段により通信が行なわれるの
で、現在位置が分らない場合でも、所望の種類の通信先
を設定するだけで、現在位置に対応する通信先との通信
が行なえるようになる。よって、本発明によれば、全世
界の国や地域において、所望の通信先と容易に通話する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信装置の実施形態に係わる携帯通信
端末の外観構成を示す正面図。
【図2】前記携帯通信端末の電子回路の構成を示すブロ
ック図。
【図3】前記携帯通信端末における電子回路のROMに
記憶されるデータの内容を示す図。
【図4】前記携帯通信端末のROM内に備えられた通話
先・案件データメモリに記憶されるデータの内容を示す
図であり、同図(A)は通話先・案件データの記憶状態
を示す図、同図(B)はその各項目名に対応するデータ
の意味を示す図。
【図5】前記携帯通信端末における電子回路のRAMに
記憶されるデータの内容を示す図。
【図6】前記携帯通信端末の全体処理を示すフローチャ
ート。
【図7】前記携帯通信端末における通話先モードの制御
処理(その1)を示すフローチャート。
【図8】前記携帯通信端末における通話先モードの制御
処理(その2)を示すフローチャート。
【図9】前記携帯通信端末における位置検出モードの制
御処理を示すフローチャート。
【図10】前記携帯通信端末の通話先モードへの設定処
理に伴なうモード選択画面Gから通話先選択画面G1へ
の表示移行状態を示す図。
【図11】前記携帯通信端末の通話先モードでの制御処
理に伴なう同種通話先でも各地域毎に異なる電話番号の
検索表示状態を示す図であり、同図(A)は通話先選択
画面G1において「警察」を選択した場合の各地域毎に
異なる番号表示状態を示す図、同図(B)は通話先選択
画面G1において「大使館」を選択した場合の各地域毎
に異なる番号表示状態を示す図。
【図12】前記携帯通信端末の位置検出モードでの制御
処理に伴なう現在位置案内データの検索表示状態を示す
図。
【図13】前記携帯通信端末の案件モードへの設定処理
に伴なうモード選択画面Gから案件選択画面G2への表
示移行状態を示す図。
【図14】前記携帯通信端末の案件モードでの制御処理
に伴なう「交通事故」を選択した場合の各地域毎に異な
る電話番号の検索表示状態を示す図。
【符号の説明】
1 …装置本体、 2 …キー入力部、 2b…「F1」キー、 2c…「F2」キー、 2d…「F3」キー、 2e…「ダイヤル」キー、 2f…「会話」キー、 2g…「発音」キー、 2h…「感度」キー、 2i…「日←→英」キー、 2j…「切換」キー、 2k…「△」「▽」キー、 2m…「通話OFF」キー、 3 …タブレット、 4 …液晶表示部、 5 …マスク(MIC)、 6 …スピーカ(SP)、 7 …通信アンテナ、 8 …GPS装置、 9 …GPSアンテナ、 11 …制御部(CPU)、 13 …ROM、 13a…システムプログラムメモリ、 13b…通話先・案件データメモリ、 13c…単語辞書データメモリ、 13d…定型文辞書データメモリ、 13e…世界位置報知データメモリ、 14 …RAM、 14a…表示データメモリ、 14b…位置情報データメモリ、 14c…通話先処理データメモリ、 14d…案件処理データメモリ、 14e…感度切り換えフラグメモリ(E)、 14f…言語切り換えフラグメモリ(F)、 18 …通信部、 19 …記録媒体読み取り部、 20 …外部記録媒体、 G …モード選択メニュー画面、 G1…通話先選択画面、 G2…案件選択画面。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段と、 現在位置を検出する位置検出手段と、 位置情報に応じたデータを記憶しているデータ記憶手段
    と、 前記位置検出手段により検出された現在位置に基づき、
    当該位置情報に応じたデータを前記データ記憶手段から
    検索して表示するデータ表示手段と、 このデータ表示手段により表示されたデータに従って、
    前記通信手段により通信する通信制御手段とを具備した
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記データ記憶手段に記憶されるデータ
    は、通信先の位置情報を対応付けた通信アドレスのデー
    タであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記データ記憶手段に記憶されるデータ
    は、通信先の位置情報を対応付けた通信アドレスのデー
    タ及び該通信先に対する会話のデータであることを特徴
    とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 通信手段と、 複数種類の通信先の情報が少なくともその通信アドレス
    を含みそれぞれの位置情報に対応付けられて記憶されて
    いるデータ記憶手段と、 通信先を設定する通信先設定手段と、 現在位置を検出する位置検出手段と、 前記通信先設定手段により通信先が設定された際に、前
    記データ記憶手段に記憶されている設定通信先の中で、
    前記位置検出手段により検出された現在位置に対応する
    位置情報に対応付けられた通信先の情報を検索して表示
    するデータ表示手段と、 このデータ表示手段により表示された通信先の情報に含
    まれる通信アドレスに従って、前記通信手段により通信
    する通信制御手段とを具備したことを特徴とする通信装
    置。
  5. 【請求項5】 通信手段と、 複数種類の通信先の情報が少なくともその通信アドレス
    を含みそれぞれの位置情報に対応付けられて記憶されて
    いる通信先データ記憶手段と、 この通信先データ記憶手段に記憶された複数種類の通信
    先のそれぞれに対応する会話データが記憶されている会
    話データ記憶手段と、 通信先を設定する通信先設定手段と、 現在位置を検出する位置検出手段と、 前記通信先設定手段により通信先が設定された際に、前
    記データ記憶手段に記憶されている設定通信先の中で、
    前記位置検出手段により検出された現在位置に対応する
    位置情報に対応付けられた通信先の情報を検索して表示
    する通信先データ表示手段と、 この通信先データ表示手段により表示された通信先に対
    応する会話データを、前記会話データ記憶手段から検索
    して表示する会話表示手段と、 前記通信先データ表示手段により表示された通信先の情
    報に含まれる通信アドレスに従って、前記通信手段によ
    り通信先と接続し、前記会話表示手段により表示された
    会話データを音声にして送信して通信する通信制御手段
    とを具備したことを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 現在位置を検出する位置検出ステップ
    と、 位置情報に応じたデータを記憶しているデータ記憶手段
    から、前記位置検出ステップにおいて検出された現在位
    置に応じたデータを検索して表示するデータ表示ステッ
    プと、 このデータ表示ステップにおいて表示されたデータに従
    って、通信手段により通信する通信制御ステップとから
    なることを特徴とする通信方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータを、 現在位置を検出する位置検出手段、 位置情報に応じたデータを記憶しているデータ記憶手段
    から、前記位置検出手段により検出された現在位置に応
    じたデータを検索して表示するデータ表示手段、 このデータ表示手段により表示されたデータに従って、
    通信手段により通信する通信制御手段、として機能させ
    るためのコンピュータ読み込み可能な通信処理プログラ
    ムを記録した記録媒体。
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Cited By (2)

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WO2001067796A2 (en) 2000-03-10 2001-09-13 Nokia Corporation Method for selecting an emergency service number in a mobile phone
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