JPH11186942A - 適応等化器タップ係数のトレーニング方法およびトレーニング回路 - Google Patents

適応等化器タップ係数のトレーニング方法およびトレーニング回路

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JPH11186942A
JPH11186942A JP9364382A JP36438297A JPH11186942A JP H11186942 A JPH11186942 A JP H11186942A JP 9364382 A JP9364382 A JP 9364382A JP 36438297 A JP36438297 A JP 36438297A JP H11186942 A JPH11186942 A JP H11186942A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適応等化器のタップ係数のトレーニングを安
定的に短時間で行う。 【解決手段】 あるタップ係数の等化器で等化し周波数
域に変換した受信信号ベクトルとこれに対応するトレー
ニングベクトルから周波数域除算法により目標インパル
ス応答を更新し、これを時間域に変換し時間窓で枠取し
て正規化し、この正規化した目標インパルス応答の周波
数域ベクトルとトレーニングベクトルの積と等化受信信
号ベクトルとの差をエラー信号として周波数域LMS法
により、前記タップ係数を更新する処理を再帰的に繰り
返しすことにより該タップ係数のトレーニングを行うト
レーニング回路において、目標インパルス応答の正規化
率を反映して周波数域LMS法によるタップ係数の更新
を行うこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適応等化器タップ
係数のトレーニング回路およびトレーニング方法に関
し、より具体的には、主としてマルチキャリア変調伝送
システムにおいて伝送路の伝達特性に起因する受信信号
歪みを補正するための適応等化器として使用されるFI
R(有限インパルス応答)フィルタのタップ係数をより
短時間に安定的に適応(トレーニング)させる回路およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチキャリア変調伝送システムでは、
入力ディジタルデータを予め定めるビット数ごとにシン
ボルと呼ばれるパラレルデータにブロック化し、1シン
ボルのパラレルデータを複数のビット群に分割して、周
波数の異なる同数のキャリア信号のそれぞれを各ビット
群で変調する。良く用いられるのは、以下に略述する逆
高速フーリエ変換(以下IFFTという。)による変調
と高速フーリエ変換(以下FFTという。)による復調
である。
【0003】図12は、このようなマルチキャリア変調
伝送システムの構成例を示すブロック図であり、エンコ
ーダ120、IFFT部130、およびD/A(ディジ
タル・アナログ)コンバータ140を備えた送信器30
0と、送信器300から伝送路200を経由して送信さ
れる送信信号を受信する、A/D(アナログ・ディジタ
ル)コンバータ410、FFT部430、FEQ(周波
数域等化器)部440およびデコーダ450を備えた受
信器400から構成されている。なお、適応等化器42
0およびトレーニング回路500については後述する。
エンコーダ120は、例えば1シンボルを512ビット
のバイナリ信号とするとき、この先頭から例えば2ビッ
トづつを0番目から255番目までの256のキャリア
に対応させ、周波数域ベクトルのn番目成分(n=0〜
255)をn番目キャリアに対応する2ビットの論理組
み合わせに従ってエンコードする。例えば、n番目キャ
リアに対応する2ビットの論理組み合わせが、{0,
0}、{0,1}、{1,0}、{1,1}の場合、n
番目成分をそれぞれ、1+j、1−j、−1+j、−1
−j(但しjは虚数を表す。)として周波数域ベクトル
を生成し、IFFT部130は、これをIFFTにより
時間域信号に変換しD/Aコンバータ140によりアナ
ログ変換して送信変調信号を生成する。
【0004】受信側では伝送路を経て受信した受信変調
信号をA/Dコンバータ410でサンプリングしFFT
部430により周波数域ベクトルに変換し、これをFE
Q部440で周波数域等化器(以下FEQという。)に
より伝送中の遅延と減衰を補正し、デコーダ450でデ
コードすることによりシンボルデータを復元する。
【0005】しかしながら、伝送路200のインパルス
応答がシンボルの時間長に比べ無視できない場合は、伝
送歪みによるシンボル間干渉(前後のシンボルデータに
よる当該シンボルデータへの干渉)やチャンネル間干渉
(隣接するキャリヤ間の干渉)が顕著となり、上記FE
Qで伝送歪みを十分に補正することができない。
【0006】このため、このシンボル間干渉、チャンネ
ル間干渉を除去する手段の一つとして、適応等化器42
0を設け、A/Dコンバータ410でサンプリングした
受信時間域信号について、適応等化器420でFIRフ
ィルタによる畳み込みを行いインパルス応答を補正・短
縮し等化した後、FFTによる周波数域ベクトルへの変
換を行う方法が開発されている。この場合インパルス応
答を短縮するためにはFIRフィルタの各タップ係数を
伝送路の伝達特性を正しく等化できるよう適応させる必
要がある。一般的には送信側で十分にランダムな擬似ラ
ンダムバイナリシーケンス(以下PRBSという。)を
生成しこれをくり返し送信し、受信信号データを受信側
で同一のPRBSから得られるデータと比較しながらF
IRフィルタの各タップ値を順次最適値に収束させてい
く。このようなインパルス応答の等化に用いられるFI
Rフィルタを適応等化器と呼び、そのタップ係数の適応
化過程をトレーニング、また適応化手段(図12のトレ
ーニング回路500)をトレーニング回路と称する。本
発明はこの適応等化器のタップ係数をより短時間で安定
的にトレーニングする方法および回路に関する。
【0007】このような適応等化器タップ係数のトレー
ニング回路の従来例の一つに米国特許第5,285,4
74号がある。図13のブロック図に示すこの従来例に
係るタップ係数トレーニング回路は、送信器100と受
信器1000とから構成され、両者を結合する伝送路2
00の伝達特性に対応して受信器1000に備えられる
適応等化器(図示せず)のタップ係数をトレーニングす
る。
【0008】送信器100は第1のPRBS生成器11
0、第1のPRBS生成器110の生成するPRBSを
周波数域信号ベクトルXにエンコードする第1のエンコ
ーダ120、周波数域送信信号ベクトルXをIFFT処
理し、時間域送信信号x(D)に変換するIFFT部1
30を有する。時間域送信信号x(D)はD/A変換さ
れ伝送路200を経て受信機1000に伝達されA/D
変換され時間域受信信号y(D)となる。(以下周波数
域ベクトル一般を英大文字で表し、これを逆離散フーリ
エ変換した時間域信号を対応する英小文字を用い離散遅
延時間Dの関数として表す。)なお、D/Aコンバー
タ、A/Dコンバータ等は図示を省略してある。このと
き伝送路の離散時間インパルス応答をh(D)、混入雑
音信号をn(D)とするとき、 y(D)=x(D)*h(D)+n(D) となる。但し*は巡回畳み込み演算を表す。これを周波
数域ベクトルで表現すれば、Y=XH+Nとなる。
【0009】受信器1000は第1のPRBS生成器1
10と同一のPRBSを生成する第2のPRBS生成器
1200、第2のPRBS生成器の生成するPRBSを
第1のエンコーダと同様にしてエンコードして周波数域
トレーニングベクトルX’を生成する第2のエンコーダ
1250と、目標インパルス応答更新部1300、目標
インパルス応答時間窓部1400、タップ係数更新部1
500およびタップ係数時間窓部1600とを備えてい
る。目標インパルス応答更新部1300、目標インパル
ス応答時間窓部1400、タップ係数更新部1500お
よびタップ係数時間窓部1600は、一定長Lタップの
適応等化器により伝送路のインパルス応答を一定長vタ
ップ以内の目標インパルス応答まで短縮、等化できるよ
う、受信信号y(D)と周波数域トレーニングベクトル
X’を参照しながら、目標インパルス応答の値と適応等
化器のタップ係数の値を交互に漸近的、再帰的に更新
し、これを繰り返すことによりタップ係数の収束値を求
めていく。以下、目標インパルス応答更新部1300、
目標インパルス応答時間窓部1400、タップ係数更新
部1500およびタップ係数時間窓部1600の動作に
ついて順に概説する。
【0010】目標インパルス応答更新部1300は目標
インパルス応答時間窓部1400が出力する(後述する
ように)vタップの時間窓で枠取され正規化された目標
インパルス応答BW を、時間域受信信号y(D)、周波
数域トレーニングベクトルX’、およびタップ係数時間
窓部1600が出力する(後述するように)Lタップの
時間窓で枠取されタップ位置先頭部にシフトされたタッ
プ係数wW (D)を用いて伝送路200の離散時間イン
パルス応答h(D)の等化値h(D)*ww (D)に対
応する周波数域ベクトル値をより近似するよう更新し更
新目標インパルス応答Bu を出力する。(以下、下添え
字w 、u は時間窓枠取後の、また更新後の値をそれぞれ
表す。) 換言すれば、適応等化器が一定長vタップ以内のインパ
ルス応答長に等化し得るインパルス応答の周波数域ベク
トル値をターゲットとして目標インパルス応答Bw の値
を漸近的に更新する。なお、トレーニング開始時の目標
インパルス応答Bw およびタップ係数ww (D)はそれ
ぞれ適当な初期値にセットされる。
【0011】目標インパルス応答Bw の更新手法は、周
波数域LMS(最小二乗平均)法と周波数域除算方の2
通りのどちらかを用いる。周波数域LMS方では次の
(1)式で与えられるエラー値E、すなわち目標受信信
号に相当する周波数域でのトレーニングベクトルX’と
目標インパルス応答Bw との積Bw X’と、等化受信信
号に相当する受信信号y(D)とタップ係数ww (D)
の離散フーリエ変換の積Ww Yとの差から(2)式によ
り更新目標インパルス応答Bu を算出、出力する。 E=Bw X’−Ww Y・・・(1) Bu =Bw +2μEX* ・・・(2) 但し、μはLMSステップサイズ、X* はX’の複素共
役である。
【0012】また、周波数域除算方による場合は、
(1)式においてE=0を与える更新値、 Bu =(Ww Y)/X’・・・(3) を更新目標インパルス応答Bu として出力する。
【0013】目標インパルス時間窓部1400は、目標
インパルス応答更新部1300の出力する更新目標イン
パルス応答Bu をvタップの時間窓で枠取する。すなわ
ち更新目標インパルス応答Bu をIFFT処理し時間域
更新目標インパルス応答bu(D)に変換し、合計パワ
ーの最大値を与える連続したvタップを選定し、他のタ
ップの値を0にする。更に、トレーニング過程でbu
(D)=wu (D)=0に誤収束することを避けるた
め、例えば合計パワー値が一定値となるよう正規化処理
を行いvタップの時間窓に枠取したbw (D)を得、F
FT処理により周波数域に変換し新たな目標インパルス
応答Bw を生成する。目標インパルス応答更新部130
0は、この値を用いて次回の更新処理を行う。
【0014】タップ係数更新部1500は、目標インパ
ルス応答更新部1300と類似の手順によりタップ係数
ww (D)の更新を行う。すなわち、タップ係数時間窓
枠部1600の出力するLタップのタップ係数ww
(D)を、目標インパルス応答時間窓部1400が出力
する目標インパルス応答Bw 、時間域受信信号y(D)
および周波数域トレーニングベクトルX’を参照して、
周波数域LMS法もしくは周波数域除算法を用いて、前
記(1)式のエラー値Eを減少すべく更新する。更新タ
ップ係数ベクトルWu は、周波数域LMS法による場合
は(4)式、周波数域除算法による場合は(6)式で与
えられる。 Wu =Ww +2μEY* ・・・(4) Wu =(Bw Y)/X’・・・(5) 但し、Y* はYの複素共役である。
【0015】タップ係数時間窓部1600は、目標イン
パルス応答時間窓部1400と同様にタップ係数をLタ
ップの時間窓で枠取する。すなわち、タップ係数更新部
1500の出力する更新タップ係数ベクトルWwをIF
FT処理により時間域に展開し、合計パワーの最大値を
与える連続するLタップを選定し、このLタップの値を
タップ係数の先頭からLタップにシフトして配分し、新
しいタップ係数ww (D)として出力する。この新しい
タップ係数ww (D)は、目標インパルス応答更新部1
300およびタップ係数更新部1500におけるそれぞ
れ次回の更新処理に用いられる。
【0016】この従来例のタップ係数トレーニング回路
では、送信側と受信側で同期してPRBSをくり返し生
成し、上記した目標インパルス応答更新部1300、目
標インパルス応答時間窓部1400、タップ係数更新部
1500およびタップ係数時間窓部1600による更新
手順を、例えば(1)のエラー値Eがしきい値以内にな
るまでくり返すことにより得られるトレーニングされた
タップ係数ww (D)の収束値を適応等化器のタップ係
数として用いることにより、劣悪な伝送路においてもそ
のインパルス応答を十分に短くなるよう等化しシンボル
間干渉とチャンネル間干渉を除去することができるとし
ている。
【0017】上記従来例では、目標インパルス応答Bw
とタップ係数ww (D)の更新手法としてそれぞれ周波
数域LMS法と周波数域除算法の2手法が適用でき、 1)目標インパルス応答Bw とタップ係数ww (D)両
者を周波数域除算法により更新する。 2)目標インパルス応答Bw を周波数域LMS法で更新
し、タップ係数ww (D)を周波数域除算法で更新す
る。 3)目標インパルス応答Bw を周波数域除算法で更新
し、タップ係数ww (D)を周波数域LMS法で更新す
る。 4)目標インパルス応答Bw とタップ係数ww (D)両
者を周波数域LMS法により更新する。 の4応用がある、としているが、両者を同一手法で更新
する1)および4)の手順では安定した収束が得られな
いこと、また、時間窓操作による収束への影響を考慮
し、一般には、適応等化器のタップ長Lが目標インパル
ス応答長vより長い場合は2)の手順が、また適応等化
器のタップ長Lが目標インパルス応答長vより短い場合
は3)の手順が用いられる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
3)の手順、すなわちタップ係数ww (D)を周波数域
LMS法で更新する場合、この従来例によるタップ係数
トレーニング回路には次のような問題点があった。その
一つは、目標インパルス応答Bw とタップ係数ww
(D)の収束に長時間を要することである。その理由
は、目標インパルス応答窓処理部1400において時間
域更新目標インパルス応答bu (D)をvタップの時間
窓に切り取った後、bu (D)=wu(D)=0に誤収
束することを避けるためその値を正規化しているが、こ
のため、タップ係数更新部1500における周波数域L
MS法による更新タップ係数ベクトルWu の算出(4)
式に用いるエラー値Eすなわち下式 E=Bw X’−Ww Y・・・(1) の右辺第1項が影響を受け、目標インパルス応答更新部
1300におけるエラー値Eと等価に対応しなくなって
しまうことによる。またこのため、伝送路の雑音n
(D)が大きい場合目標インパルス応答Bw とタップ係
数ww (D)が収束せず発散してしまう可能性がある問
題点もあった。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る適応等化器タップ係数のトレーニング方
法は、擬似ランダムビットシーケンス信号によりエンコ
ードされた周波数域送信ベクトルを時間域信号に変換し
て送信信号を生成する送信段階と、伝送路を経て受信す
る前記送信信号を第1のタップ数を持つ等化器で等化し
た後周波数域ベクトルに変換して得られる等化受信信号
ベクトルを、受信側で生成する前記周波数域送信ベクト
ルと同一のトレーニングベクトルで除して更新目標イン
パルス応答を生成する目標インパルス応答更新段階と、
この更新目標インパルス応答を離散時間域信号である時
間域更新インパルス応答に変換した後時間窓操作し、該
時間域更新インパルス応答の内から合計パワー値が最大
となる第2のタップ数の連続するタップ値を選定し、こ
のタップ値を正規化した後周波数域に変換することによ
り目標インパルス応答を生成し、前記タップ値の正規化
後の値の正規化前の値に対する比率である正規化率と共
に出力する目標インパルス応答時間窓操作段階と、前記
トレーニングベクトルに前記目標インパルス応答を乗じ
た値と、前記受信信号を周波数域に変換した受信信号ベ
クトルと前記等化器に設定されるタップ係数を周波数域
に変換したタップ係数ベクトルとの積に前記正規化係数
を乗じた値との差をエラー値として周波数域LMS(最
小二乗平均)法により該タップ係数ベクトルの更新値を
得て更新タップ係数ベクトルとして出力するタップ係数
更新段階、およびこの更新タップ係数ベクトルを離散時
間域信号に変換した後時間窓操作し、この離散時間域信
号の内から合計パワー値が最大となる前記第1のタップ
数の連続するタップ値を選定し、このタップ値をタップ
位置先頭部にシフトして得られる値を用いて前記等化器
に設定される前記タップ係数を更新するタップ係数時間
窓操作段階とを一定の収束条件に達するまでくり返すト
レーニング段階と、このトレーニング段階でトレーニン
グされた前記タップ係数を、前記伝送路の伝達特性に起
因するインパルス応答を十分に小さい誤差で前記第2の
タップ数以内に短縮、等化する適応等化器のタップ係数
として出力する段階とを備えたことを特徴とする。従っ
て目標インパルス応答時間窓操作段階では目標インパル
ス応答と共に、該目標インパルス応答のタップ値の正規
化後の値の正規化前の値に対する比率である正規化率が
出力され、タップ係数更新段階ではこの正規化率を用い
て、前記トレーニングベクトルに前記目標インパルス応
答を乗じた値と、前記受信信号を周波数域に変換した受
信信号ベクトルと前記等化器に設定されるタップ係数を
周波数域に変換したタップ係数ベクトルとの積にこの正
規化係数を乗じた値との差をエラー値として周波数域L
MS(最小二乗平均)法により該タップ係数ベクトルの
更新値を算出するので、該目標インパルス応答の正規化
に適応したタップ係数の更新が行われる。このため収束
時間が短縮し雑音耐性が向上する。
【0020】また、前記目標インパルス応答時間窓操作
段階、前記タップ係数更新段階および前記タップ係数時
間窓操作段階に代えて、この更新目標インパルス応答を
離散時間域信号である時間域更新インパルス応答に変換
した後時間窓操作し、該時間域更新インパルス応答の内
から合計パワー値が最大となる第2のタップ数の連続す
るタップ値を選定して周波数域に変換することにより目
標インパルス応答を生成し出力する目標インパルス応答
時間窓操作段階と、前記トレーニングベクトルに前記目
標インパルス応答を乗じた値と、前記受信信号を周波数
域に変換した受信信号ベクトルと前記等化器に設定され
るタップ係数を周波数域に変換したタップ係数ベクトル
との積との差をエラー値として周波数域LMS(最小二
乗平均)法により該タップ係数ベクトルの更新値を得て
更新タップ係数ベクトルとして出力するタップ係数更新
段階、およびこの更新タップ係数ベクトルを離散時間域
信号に変換した後時間窓操作し、この離散時間域信号の
内から合計パワー値が最大となる前記第1のタップ数の
連続するタップ値を選定し、このタップ値を正規化した
後タップ位置先頭部にシフトして得られる値を用いて前
記等化器に設定される前記タップ係数を更新するタップ
係数時間窓操作段階とを前記目標インパルス応答更新段
階と共に一定の収束条件に達するまでくり返すトレーニ
ング段階を備えたことを特徴とする。従って、タップ係
数時間窓操作段階でタップ係数が正規化されるため前記
手段と同様に目標インパルス応答とタップ係数が共に0
に誤収束することを防ぐことができ、目標インパルス応
答更新段階ではこの正規化されたタップ係数を用いて前
記等化器による前記受信信号の等化を行い、これを周波
数域ベクトルに変換して得られる等化受信信号ベクトル
を、受信側で生成する前記周波数域送信ベクトルと同一
のトレーニングベクトルで除すことにより更新目標イン
パルス応答が生成される。このためタップ係数の正規化
が自動的に目標インパルス応答の更新に反映されるため
前記手段と同様に収束時間が短縮し雑音耐性が向上す
る。
【0021】また、前記目標インパルス応答更新段階、
前記タップ係数更新段階および前記タップ係数時間操作
段階に代えて、受信側で生成する前記周波数域送信ベク
トルと同一のトレーニングベクトルに目標インパルス応
答および別途得られる正規化率を乗じた値と、伝送路を
経て受信する前記送信信号を第1のタップ数を持つ等化
器で等化した後周波数域ベクトルに変換して得られる等
化受信信号ベクトルとの差をエラー値として周波数域L
MS(最小二乗平均)法により該目標インパルス応答を
更新し更新目標インパルス応答として出力する目標イン
パルス応答更新段階と、前記トレーニングベクトルに前
記目標インパルス応答の前記更新値を乗じた値を、前記
受信信号を周波数域に変換した受信信号ベクトルで除し
て、更新タップ係数ベクトルとして出力するタップ係数
更新段階、およびこの更新タップ係数ベクトルを離散時
間域信号に変換した後時間窓操作し、この離散時間域信
号の内から合計パワー値が最大となる前記第1のタップ
数の連続するタップ係数を選定し、このタップ係数を正
規化した後タップ位置先頭部にシフトして得られる値を
前記等化器に設定されるタップ係数の更新値として出力
すると共に、このタップ係数の正規化後の値の正規化前
の値に対する比率を前記正規化率として出力するタップ
係数時間窓操作段階とを前記目標インパルス応答時間窓
操作段階と共に一定の収束条件に達するまでくり返すト
レーニング段階を備えたことを特徴とする。従って、目
標インパルス応答の更新を周波数LMS法により、タッ
プ係数の更新を周波数除算法によって行う場合にあって
も、タップ係数時間窓操作段階において、タップ係数を
正規化した後タップ係数の更新値として出力すると共
に、このタップ係数の正規化後の値の正規化前の値に対
する比率を正規化率として出力し、目標インパルス応答
更新段階では、受信側で生成する前記周波数域送信ベク
トルと同一のトレーニングベクトルに目標インパルス応
答およびこの正規化率を乗じた値と、伝送路を経て受信
する前記送信信号を第1のタップ数を持つ等化器で等化
した後周波数域ベクトルに変換して得られる等化受信信
号ベクトルとの差をエラー値として周波数域LMS(最
小二乗平均)法により該目標インパルス応答が更新され
るのでタップ係数時間窓操作段階での正規化を反映した
目標インパルス応答の更新がなされ収束時間が短縮し雑
音耐性が向上する。
【0022】また本発明に係る適応等化器タップ係数の
トレーニング回路は、擬似ランダムビットシーケンス信
号によりエンコードされた周波数域送信ベクトルを時間
域信号に変換して送信信号を生成する送信器と、伝送路
を経て受信する前記送信信号を第1のタップ数を持つ等
化器で等化した後周波数域ベクトルに変換して得られる
等化受信信号ベクトルを、受信側で生成する前記周波数
域送信ベクトルと同一のトレーニングベクトルで除して
更新目標インパルス応答を生成する目標インパルス応答
更新部と、この更新目標インパルス応答を離散時間域信
号である時間域更新インパルス応答に変換した後時間窓
操作し、該時間域更新インパルス応答の内から合計パワ
ー値が最大となる第2のタップ数の連続するタップ値を
選定し、このタップ値を正規化した後周波数域に変換す
ることにより目標インパルス応答を生成し、前記タップ
値の正規化後の値の正規化前の値に対する比率である正
規化率と共に出力する目標インパルス応答時間窓部と、
前記トレーニングベクトルに前記目標インパルス応答を
乗じた値と、前記受信信号を周波数域に変換した受信信
号ベクトルと前記等化器に設定されるタップ係数を周波
数域に変換したタップ係数ベクトルとの積に前記正規化
係数を乗じた値との差をエラー値として周波数域LMS
(最小二乗平均)法により該タップ係数ベクトルの更新
値を得て更新タップ係数ベクトルとして出力するタップ
係数更新部と、この更新タップ係数ベクトルを離散時間
域信号に変換した後時間窓操作し、この離散時間域信号
の内から合計パワー値が最大となる前記第1のタップ数
の連続するタップ値を選定し、このタップ値をタップ位
置先頭部にシフトして得られる値を用いて前記等化器に
設定される前記タップ係数を更新するタップ係数時間窓
部、および一定の収束条件に達するまで前記周波数域送
信ベクトルとこれに同期したトレーニングベクトルをく
り返し生成し前記タップ係数の更新をくり返すことによ
り前記タップ係数をトレーニングし、得られた値を、前
記伝送路の伝達特性に起因するインパルス応答を十分に
小さい誤差で前記第2のタップ数以内に短縮、等化する
適応等化器のタップ係数として出力するよう制御する制
御手段とを備えたことを特徴とする。従って目標インパ
ルス応答時間窓部では目標インパルス応答と共に、該目
標インパルス応答のタップ値の正規化後の値の正規化前
の値に対する比率である正規化率が出力され、タップ係
数更新部ではこの正規化率を用いて、前記トレーニング
ベクトルに前記目標インパルス応答を乗じた値と、前記
受信信号を周波数域に変換した受信信号ベクトルと前記
等化器に設定されるタップ係数を周波数域に変換したタ
ップ係数ベクトルとの積にこの正規化係数を乗じた値と
の差をエラー値として周波数域LMS(最小二乗平均)
法により該タップ係数ベクトルの更新値を算出するの
で、該目標インパルス応答の正規化に適応したタップ係
数の更新が行われる。このため収束時間が短縮し雑音耐
性が向上する。
【0023】また、前記タップ値の正規化に当たって
は、前記選定されたタップ値の標準偏差が1となるよう
正規化することを特徴とする。
【0024】また、前記タップ係数時間窓部における時
間窓操作において選定された前記第1のタップ数の連続
するタップの合計パワー値に比して、その他のタップの
合計パワー値が十分に小さくなることもしくは前記タッ
プ係数の更新回数が一定値に達したことを前記一定の収
束条件とすることを特徴とする。
【0025】また、前記目標インパルス応答時間窓部、
前記タップ係数更新部および前記タップ係数時間窓部に
代えて、前記更新目標インパルス応答を離散時間域信号
である時間域更新インパルス応答に変換した後時間窓操
作し、該時間域更新インパルス応答の内から合計パワー
値が最大となる第2のタップ数の連続するタップ値を選
定して周波数域に変換することにより目標インパルス応
答を生成し出力する目標インパルス応答時間窓部と、前
記トレーニングベクトルに前記目標インパルス応答を乗
じた値と、前記受信信号を周波数域に変換した受信信号
ベクトルと前記等化器に設定されるタップ係数を周波数
域に変換したタップ係数ベクトルとの積との差をエラー
値として周波数域LMS(最小二乗平均)法により該タ
ップ係数ベクトルの更新値を得て更新タップ係数ベクト
ルとして出力するタップ係数更新部、およびこの更新タ
ップ係数ベクトルを離散時間域信号に変換した後時間窓
操作し、この離散時間域信号の内から合計パワー値が最
大となる前記第1のタップ数の連続するタップ値を選定
し、このタップ値を正規化した後タップ位置先頭部にシ
フトして得られる値を用いて前記等化器に設定される前
記タップ係数を更新するタップ係数時間窓部とを備えた
ことを特徴とする。従って、タップ係数時間窓部でタッ
プ係数が正規化されるため前記各手段と同様に目標イン
パルス応答とタップ係数が共に0に誤収束することを防
ぐことができ、目標インパルス応答更新部ではこの正規
化されたタップ係数を用いて前記等化器による前記受信
信号の等化を行い、これを周波数域ベクトルに変換して
得られる等化受信信号ベクトルを、受信側で生成する前
記周波数域送信ベクトルと同一のトレーニングベクトル
で除すことにより更新目標インパルス応答が生成され
る。このためタップ係数の正規化が自動的に目標インパ
ルス応答の更新に反映されるため前記各手段と同様に収
束時間が短縮し雑音耐性が向上する。
【0026】更にまた、前記目標インパルス応答更新
部、前記タップ係数更新部および前記タップ係数時間窓
部に代えて、受信側で生成する前記周波数域送信ベクト
ルと同一のトレーニングベクトルに目標インパルス応答
および別途得られる正規化率を乗じた値と、伝送路を経
て受信する前記送信信号を第1のタップ数を持つ等化器
で等化した後周波数域ベクトルに変換して得られる等化
受信信号ベクトルとの差をエラー値として周波数域LM
S(最小二乗平均)法により該目標インパルス応答を更
新し更新目標インパルス応答として出力する目標インパ
ルス応答更新部と、前記トレーニングベクトルに前記目
標インパルス応答の前記更新値を乗じた値を、前記受信
信号を周波数域に変換した受信信号ベクトルで除して、
更新タップ係数ベクトルとして出力するタップ係数更新
部、およびこの更新タップ係数ベクトルを離散時間域信
号に変換した後時間窓操作し、この離散時間域信号の内
から合計パワー値が最大となる前記第1のタップ数の連
続するタップ係数を選定し、このタップ係数を正規化し
た後タップ位置先頭部にシフトして得られる値を前記等
化器に設定されるタップ係数の更新値として出力すると
共に、このタップ係数の正規化後の値の正規化前の値に
対する比率を前記正規化率として出力するタップ係数時
間窓部を備えたことを特徴とする。従って、目標インパ
ルス応答の更新を周波数LMS法により、タップ係数の
更新を周波数除算法によって行う場合にあっても、タッ
プ係数時間窓部において、タップ係数を正規化した後タ
ップ係数の更新値として出力すると共に、このタップ係
数の正規化後の値の正規化前の値に対する比率を正規化
率として出力し、目標インパルス応答更新部では、受信
側で生成する前記周波数域送信ベクトルと同一のトレー
ニングベクトルに目標インパルス応答およびこの正規化
率を乗じた値と、伝送路を経て受信する前記送信信号を
第1のタップ数を持つ等化器で等化した後周波数域ベク
トルに変換して得られる等化受信信号ベクトルとの差を
エラー値として周波数域LMS(最小二乗平均)法によ
り該目標インパルス応答が更新されるのでタップ係数時
間窓部での正規化を反映した目標インパルス応答の更新
がなされ収束時間が短縮し雑音耐性が向上する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係る適応等
化器タップ係数のトレーニング回路の一実施形態を示す
機能ブロック図であり、送信器100と受信器2000
とから構成され、両者を結合する伝送路200の伝達特
性に対応して受信器2000に備えられる適応等化器
(図示せず)のタップ係数をトレーニングする。
【0028】送信器100は、図13の従来例の送信器
100と同様、第1のPRBS生成器110、第1のP
RBS生成器110の生成するPRBSを周波数域信号
ベクトルXにエンコードする第1のエンコーダ120、
周波数域送信信号ベクトルXをIFFT処理し、時間域
送信信号x(D)に変換するIFFT部130を有す
る。時間域送信信号x(D)はD/A変換され伝送路2
00を経て受信機2000に伝達されA/D変換され時
間域受信信号y(D)となる。
【0029】また、受信器2000も図13の従来例の
受信器1000と類似の構成を持ち、第1のPRBS生
成器110と同一のPRBSを生成する第2のPRBS
生成器1200、第2のPRBS生成器1200の生成
するPRBSを第1のエンコーダと同様にしてエンコー
ドし周波数域トレーニングベクトルX’を生成する第2
のエンコーダ1250と、目標インパルス応答更新部1
300、目標インパルス応答時間窓部1400、タップ
係数更新部2500およびタップ係数時間窓部1600
とを備えている。
【0030】図13の従来例の受信器1000との相違
点は、目標インパルス応答時間窓部1400が出力する
目標インパルス応答Bw 、時間域受信信号y(D)およ
び周波数域トレーニングベクトルX’を参照して、タッ
プ係数時間窓部1600の出力するLタップのタップ係
数ww (D)の更新を行っていたタップ係数更新部15
00に代えて、上記参照に加えて、目標インパルス時間
窓部1400において時間窓で枠取した目標インパルス
応答bw を正規化する際に適用される正規化係数をも参
照してタップ係数ww (D)の更新を行うタップ係数更
新部2500を備えている点である。
【0031】目標インパルス応答更新部1300、目標
インパルス応答時間窓部1400、タップ係数更新部2
500およびタップ係数時間窓部1600は、図13の
従来例と同様に、一定長Lタップの適応等化器により伝
送路のインパルス応答を一定長vタップ以内の目標イン
パルス応答まで短縮、等化できるよう、受信信号y
(D)と周波数域トレーニングベクトルX’を参照しな
がら、目標インパルス応答の値と適応等化器のタップ係
数の値を交互に漸近的、再帰的に更新し、これを繰り返
すことによりタップ係数の収束値を求めていく。
【0032】以下、目標インパルス応答更新部130
0、目標インパルス応答時間窓部1400、タップ係数
更新部2500およびタップ係数時間窓部1600の構
成と動作について順に説明する。
【0033】図2は図1の目標インパルス応答更新部1
300の内部構成を示すブロック図である。図2を参照
して、本実施形態の目標インパルス応答部1300は、
畳み込み部1370、FFT部1380および除算器1
390を備え、周波数域除算法により目標インパルス応
答Bw の更新を行う。
【0034】畳み込み部1370はLタップのFIRフ
ィルタ(適応等化器と同一でよい。)で構成され、各タ
ップ係数をタップ係数時間窓部1600の出力するタッ
プ係数ww (D)(トレーニングの開始に当たっては適
宜の初期値)にセットし、伝送路200を経由して受信
されA/D変換された時間域受信信号y(D)の巡回畳
み込みを行い等化受信信号z(D)=ww *y(D)を
出力する。FFT部1380は等化受信信号z(D)を
離散フーリエ変換し周波数域等化受信信号ベクトルZ=
Ww Yを出力する。除算器1390は周波数域等化受信
信号ベクトルの各成分を、第2のエンコーダ1200か
ら供給される周波数域トレーニングベクトルX’の対応
する各成分で除して、前述の(3)式で与えられる更新
目標インパルス応答Bu を出力する。このようにして、
目標インパルス応答更新部1300は目標インパルス応
答の周波数域除算法による更新値 Bu =(Ww Y)/X’・・・(3) を生成する。
【0035】図3は図1の目標インパルス応答時間窓部
1400の内部構成を示すブロック図であリ、目標イン
パルス時間窓部1400は、IFFT部1410、時間
窓操作部1420およびFFT部1460を備え、時間
窓操作部1420は選択部1430、時間窓実行部14
40および正規化部1450を有し、図6のグラフ図に
示すように時間域信号を時間窓で枠取する操作を行う。
なお、図6では時間域離散信号を連続信号として表現し
てある。
【0036】IFFT部1410は目標インパルス応答
更新部1300の出力する更新目標インパルス応答Bu
を逆離散フーリエ変換し、時間域更新目標インパルス応
答bu (D)を時間窓操作部1420へ出力する。時間
窓操作部1420では、選択部1430で時間域更新目
標インパルス応答bu (D)の内、合計パワーが最大と
なる予め定められた個数vの連続したタップを選定し、
時間窓実行部1440で残りのタップの値を0とするこ
とにより時間域更新目標インパルス応答bu (D)をv
タップの時間窓で枠取する。正規化部1450はこれを
予め定められた値、例えば連続するvタップのタップ値
の標準偏差が1となるよう正規化し時間域目標インパル
ス応答bw (D)を出力する。この時本実施形態では正
規化部1450は正規化係数Sをタップ係数更新部25
00に出力する。正規化係数Sは、例えば上記例ではS
=1/(正規化前のvタップの標準偏差)として算出す
る。この正規化処理によりトレーニング過程の、bw
(D)=ww (D)=0への誤収束を防止する。FFT
部1460は時間域目標インパルス応答bw (D)を周
波数域に変換し、目標インパルス応答Bw としてタップ
係数更新部2500に出力する。
【0037】図4は、図1のタップ係数更新部2500
の内部構成を示すブロック図であり、本実施形態では周
波数域LMS法によりタップ係数ww (D)を更新す
る。図4を参照して、本実施形態のタップ係数更新部2
500は、目標インパルス応答更新部1300と共通に
供給される時間域受信信号y(D)を周波数域受信ベク
トルYに変換する第1のFFT部1510と、同じく目
標インパルス応答更新部1300と共通に供給されるタ
ップ係数ww(D)を周波数域タップ係数ベクトルWw
に変換する第2のFFT部1520と、この周波数域タ
ップ係数ベクトルWw の各成分に目標インパルス応答時
間窓部1400の出力する正規化係数Sを乗ずる第1の
乗算器1525と、第1の乗算器1525の出力ベクト
ルSWw の各成分と、第1のFFT部の出力する受信信
号ベクトルYの対応する成分の乗算を行う第2の乗算器
1530と、目標インパルス応答時間窓部1400の出
力する更新目標インパルス応答Buの各成分と、目標イ
ンパルス応答更新部1300と共通に供給されるトレー
ニングベクトルX’の対応する成分との乗算を行う第3
の乗算器1540と、第3の乗算器1540の出力ベク
トルBw X’から第2の乗算器の出力ベクトルSWw Y
を減じエラー値E’を出力する減算器1550と、この
エラー値E’、第1の乗算器1525の出力ベクトルS
Ww および第1のFFT部の出力する周波数域受信信号
ベクトルYから、周波数域LMS法により更新タップ係
数ベクトルWu を算出、出力する周波数域LMS部15
60とを備えている。
【0038】このような構成により、タップ係数更新部
2500は、次式で与えられる更新タップ係数ベクトル
Wu を出力する。 Wu =SWw +2μE’Y* ・・・(6) 但し、 E’=Bw X’−SWw Y・・・(7) このようにして、本実施形態では、目標インパルス応答
時間窓部1400での時間域更新目標インパルス応答b
u (D)の時間窓操作の際に行われる正規化処理を反映
したより有効な更新タップ係数ベクトルWu を得ること
ができ、トレーニング過程における収束時間の大幅な短
縮と、雑音耐性の大幅な向上を図ることができる。
【0039】図5は図1のタップ係数時間窓部1600
の内部構成を示すブロック図であリ、タップ係数時間窓
部1600は、IFFT部1610と時間窓操作部16
20を備え、時間窓操作部1620は選択部1630、
時間窓実行部1640およびシフトタップ部1650を
有し、図7のグラフ図に示すように時間域信号の形で出
力されるタップ係数をLタップの時間窓で枠取し、シフ
トしてタップの先頭から順に配分する操作を行う。な
お、図7では離散値であるタップ係数を連続する包絡線
で表現してある。
【0040】IFFT部1610はタップ係数更新部2
500の出力する更新タップ係数ベクトルWu を逆離散
フーリエ変換し更新タップ係数wu (D)を時間窓操作
部1620へ出力する。時間窓操作部1620では、選
択部1630で更新タップ係数wu (D)の内、合計パ
ワーが最大となる予め定められた個数Lの連続したタッ
プを選定し、時間窓実行部1640で残りのタップの値
を0とする。シフトタップ部1650はこの連続するL
タップの値をシフトし、先頭からLタップのそれぞれの
係数に配分し新しいタップ係数ww (D)を生成する。
【0041】目標インパルス応答更新部1300はこの
新しいタップ係数ww (D)を参照して新しい更新目標
インパルス応答Bu を生成し目標インパルス応答時間窓
部1400に出力する。タップ係数更新部2500は、
目標インパルス応答時間窓部1400の出力する更新さ
れた目標インパルス応答Bw を用いて、この新しいタッ
プ係数ww (D)を更に更新する。
【0042】このようにして、送信器100の第1のP
RBS生成器110と受信器2000の第2のPRBS
生成器1200で同一のPRBSをくり返し発生しなが
ら、一定の収束条件に達するまで、目標インパルス応答
更新部1300、目標インパルス応答時間窓部140
0、タップ係数更新部2500およびタップ係数時間窓
部1600における目標インパルス応答Bw とタップ係
数ww (D)の更新処理を交互に再帰的に繰り返すこと
により、適応等化器に適用すべきタップ係数ww(D)
の値を、伝送路の伝達特性に起因する受信信号のインパ
ルス応答を十分に小さな誤差でvタップ以内に短縮、等
化できるようトレーニングすることができる。
【0043】なお、収束条件としては、本実施形態では
タップ係数時間窓部1600における時間窓操作におい
て選択されたLタップの合計パワー値に比してその他の
タップ値の合計パワー値が十分に小さくなることとした
が、例えば(7)式で求まるエラー値が一定のしきい値
以内になること、また上記の更新処理のくり返し回数が
一定の回数に達したこと等の適宜の条件を単独に、また
は組み合わせて用いることとしてもよい。
【0044】図8は、本発明に係る適応等化器タップ係
数のトレーニング回路の第2の実施形態の機能構成を示
すブロック図である。図1の実施形態と相違する点は図
1の受信器2000の代りに、目標インパルス応答時間
窓部1400、タップ係数更新部2500およびタップ
係数時間窓部1600に代えて、目標インパルス応答時
間窓部3400、タップ係数更新部3500およびタッ
プ係数時間窓部3600を備えた受信器3000を有す
る点であり、その他の機能、動作は図1の実施形態と同
様であるので重複する説明は省略する。
【0045】図9は図8の目標インパルス応答時間窓部
3400の内部構成を示すブロック図であり、図3の時
間窓操作部1420が正規化部1450を有しない時間
窓操作部3420に起き替わっている。このように第2
の実施形態の目標インパルス応答時間窓部3400で
は、時間域更新目標インパルス応答bu (D)の時間窓
操作にあたって枠取したvタップの値の正規化を行わ
ず、従って正規化係数Sも出力しない。
【0046】従って、図10のブロック図に内部構成を
示す、タップ係数更新部3500は図4のタップ係数更
新部2500から第1の乗算器1525を省略した構成
となっており、第2のFFT部1520の出力する周波
数域タップ係数ベクトルWwがそのまま第2の乗算器1
530と周波数域LMS部1560に供給され、周波数
域LMS部1560は図13の従来例で説明した次の
(4)式に従って更新タップ係数ベクトルWu を出力す
る。 Wu =Ww +2μEY* ・・・(4)
【0047】一方、図11のブロック図に内部構造を示
す、タップ係数時間窓部3600の時間窓操作部362
0は、図5の時間窓操作部1620の構成に加え、時間
窓実行部1640で枠取された連続するLタップの値
を、例えば標準偏差が1となるよう正規化する正規化部
3660を備え、シフトタップ部1650はこの正規化
された連続するLタップの値をシフトし、先頭からLタ
ップのそれぞれの係数に配分し正規化された新しいタッ
プ係数ww (D)を生成する。目標インパルス応答更新
部1300はこの正規化された新しいタップ係数ww
(D)を参照して新しい更新目標インパルス応答Bu を
生成して目標インパルス応答時間窓部1400に出力す
る。図8の第2の実施形態では、このようにしてタップ
係数ww (D)を正規化することにより、図1の実施形
態、また図13の従来例と同様トレーニング過程におけ
るbw (D)=ww (D)=0への誤収束を防止するこ
とができる。
【0048】更に、目標インパルス応答更新部1300
では周波数域除算法を用い前述した次の(3)式によ
り、正規化されたタップ係数ww (D)に比例した更新
目標インパルス応答Bu が算出、出力され、 Bu =(Ww Y)/X’・・・(3) これに基づいて、タップ係数ベクトルの再帰的更新が行
われる。従って、図1の実施形態のような正規化係数S
による明示的な正規化の整合を必要とすることなく、図
1の実施形態と全く同様に正規化処理を反映したより有
効な更新タップ係数ベクトルWu を得ることができ、ト
レーニング過程における収束時間の大幅な短縮と、雑音
耐性の大幅な向上を図ることができる。
【0049】以上、目標インパルス応答をBw を周波数
域除算法で更新し、タップ係数ww(D)を周波数域L
MS法で更新する場合を例にとり本発明について説明し
たが、目標インパルス応答をBw を周波数域LMS法で
更新し、タップ係数ww (D)を周波数域除算法で更新
する場合にも同様に本発明を適用することができる。す
なわち、図11のタップ係数時間窓部3600におい
て、時間窓操作部3620の正規化部3660でのタッ
プ係数の正規化の際、正規化係数Sを出力することと
し、目標インパルス応答更新部1300を図4のタップ
係数更新部1500と同様に構成し次式に従って更新目
標インパルス応答Bu を生成する。 Bu =SBw +2μE’’X* ・・・(8) 但し、 E’’=SBw X’−Ww Y・・・(9) この更新目標インパルス応答Bu を目標インパルス応答
時間窓操作部3400で時間窓操作し、目標インパルス
応答Bw 得る。この目標インパルス応答Bw を用いてタ
ップ係数更新部では、先に述べた(5)式にしたがって
更新タップ係数ベクトルWu を生成する。 Wu =(Bw Y)/X’・・・(5)
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る適応等
化器タップ係数のトレーニング回路によれば、タップ係
数ww (D)と目標インパルス応答Bw の両者の整合を
取りながら、再帰的更新処理、正規化処理を行うことが
できるので、トレーニング過程における収束時間の大幅
な短縮と、雑音耐性の大幅な向上を図ることができる。
また、IFFT/FFTを用いたマルチキャリア変調伝
送システムを例にとって本発明について説明したが、本
発明の適用はこれに限られるものではなく、他のシステ
ムに用いられる適応等化器のタップ係数のトレーニング
一般についても本発明が同様の効果を有することは明ら
かである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る適応等化器タップ係数のトレーニ
ング回路の一実施形態を示す機能ブロック図である。
【図2】図1の目標インパルス応答更新部1300の内
部構成を示すブロック図である。
【図3】図1の目標インパルス応答時間窓部1400の
内部構成を示すブロック図である。
【図4】図1のタップ係数更新部2500のの内部構成
を示すブロック図である。
【図5】図1のタップ係数時間窓部1600の内部構成
を示すブロック図である。
【図6】時間域信号を時間窓で枠取する操作を説明する
グラフ図である。
【図7】時間域信号の形で出力されるタップ係数を時間
窓で枠取し、シフトしてタップの先頭から順に配分する
操作を説明するグラフ図である。
【図8】本発明に係る適応等化器タップ係数のトレーニ
ング回路の第2の実施形態の機能構成を示すブロック図
である。
【図9】図8の目標インパルス応答時間窓部3400の
内部構成を示すブロック図である。
【図10】図8のタップ係数更新部3500の内部構成
を示すブロック図である。
【図11】図8のタップ係数時間窓部3600の内部構
成を示すブロック図である。
【図12】マルチキャリア変調伝送システムの構成例を
示すブロック図である。
【図13】タップ係数トレーニング回路の従来例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
100、300 送信器 110、1200 PRBS生成器 120、1250 エンコーダ 130、1410、1610 IFFT部 140、D/Aコンバータ 200 伝送路 400、1000、2000、3000 受信器 410 A/Dコンバータ 420 適応等化器 430、1380、1460、1510、1520 F
FT部 440 FEQ部 450 デコーダ 500 トレーニング回路 1300 目標インパルス応答更新部 1370 畳み込み部 1390 除算器 1400 目標インパルス応答時間窓部 1420、1620、3420、3620 時間窓操作
部 1430、1630 選択部 1440、1640 時間窓実行部 1450、3660 正規化部 1500、2500、3500 タップ係数更新部 1525、1530、1540 乗算器 1550 減算器 1560 周波数域LMS部 1600、3600 タップ係数時間窓部 1650 シフトタップ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 擬似ランダムビットシーケンス信号によ
    りエンコードされた周波数域送信ベクトルを時間域信号
    に変換して送信信号を生成する送信段階と、伝送路を経
    て受信する前記送信信号を第1のタップ数を持つ等化器
    で等化した後周波数域ベクトルに変換して得られる等化
    受信信号ベクトルを、受信側で生成する前記周波数域送
    信ベクトルと同一のトレーニングベクトルで除して更新
    目標インパルス応答を生成する目標インパルス応答更新
    段階と、 この更新目標インパルス応答を離散時間域信号である時
    間域更新インパルス応答に変換した後時間窓操作し、該
    時間域更新インパルス応答の内から合計パワー値が最大
    となる第2のタップ数の連続するタップ値を選定し、こ
    のタップ値を正規化した後周波数域に変換することによ
    り目標インパルス応答を生成し、前記タップ値の正規化
    後の値の正規化前の値に対する比率である正規化率と共
    に出力する目標インパルス応答時間窓操作段階と、 前記トレーニングベクトルに前記目標インパルス応答を
    乗じた値と、前記受信信号を周波数域に変換した受信信
    号ベクトルと前記等化器に設定されるタップ係数を周波
    数域に変換したタップ係数ベクトルとの積に前記正規化
    係数を乗じた値との差をエラー値として周波数域LMS
    (最小二乗平均)法により該タップ係数ベクトルの更新
    値を得て更新タップ係数ベクトルとして出力するタップ
    係数更新段階、およびこの更新タップ係数ベクトルを離
    散時間域信号に変換した後時間窓操作し、この離散時間
    域信号の内から合計パワー値が最大となる前記第1のタ
    ップ数の連続するタップ値を選定し、このタップ値をタ
    ップ位置先頭部にシフトして得られる値を用いて前記等
    化器に設定される前記タップ係数を更新するタップ係数
    時間窓操作段階とを一定の収束条件に達するまでくり返
    すトレーニング段階と、このトレーニング段階でトレー
    ニングされた前記タップ係数を、前記伝送路の伝達特性
    に起因するインパルス応答を十分に小さい誤差で前記第
    2のタップ数以内に短縮、等化する適応等化器のタップ
    係数として出力する段階とを備えたことを特徴とする適
    応等化器タップ係数のトレーニング方法。
  2. 【請求項2】 擬似ランダムビットシーケンス信号によ
    りエンコードされた周波数域送信ベクトルを時間域信号
    に変換して送信信号を生成する送信段階と、伝送路を経
    て受信する前記送信信号を第1のタップ数を持つ等化器
    で等化した後周波数域ベクトルに変換して得られる等化
    受信信号ベクトルを、受信側で生成する前記周波数域送
    信ベクトルと同一のトレーニングベクトルで除して更新
    目標インパルス応答を生成する目標インパルス応答更新
    段階と、 この更新目標インパルス応答を離散時間域信号である時
    間域更新インパルス応答に変換した後時間窓操作し、該
    時間域更新インパルス応答の内から合計パワー値が最大
    となる第2のタップ数の連続するタップ値を選定して周
    波数域に変換することにより目標インパルス応答を生成
    し出力する目標インパルス応答時間窓操作段階と、 前記トレーニングベクトルに前記目標インパルス応答を
    乗じた値と、前記受信信号を周波数域に変換した受信信
    号ベクトルと前記等化器に設定されるタップ係数を周波
    数域に変換したタップ係数ベクトルとの積との差をエラ
    ー値として周波数域LMS(最小二乗平均)法により該
    タップ係数ベクトルの更新値を得て更新タップ係数ベク
    トルとして出力するタップ係数更新段階、およびこの更
    新タップ係数ベクトルを離散時間域信号に変換した後時
    間窓操作し、この離散時間域信号の内から合計パワー値
    が最大となる前記第1のタップ数の連続するタップ値を
    選定し、このタップ値を正規化した後タップ位置先頭部
    にシフトして得られる値を用いて前記等化器に設定され
    る前記タップ係数を更新するタップ係数時間窓操作段階
    とを一定の収束条件に達するまでくり返すトレーニング
    段階と、このトレーニング段階でトレーニングされた前
    記タップ係数を、前記伝送路の伝達特性に起因するイン
    パルス応答を十分に小さい誤差で前記第2のタップ数以
    内に短縮、等化する適応等化器のタップ係数として出力
    する段階とを備えたことを特徴とする適応等化器タップ
    係数のトレーニング方法。
  3. 【請求項3】 擬似ランダムビットシーケンス信号によ
    りエンコードされた周波数域送信ベクトルを時間域信号
    に変換して送信信号を生成する送信段階と、受信側で生
    成する前記周波数域送信ベクトルと同一のトレーニング
    ベクトルに目標インパルス応答および別途得られる正規
    化率を乗じた値と、伝送路を経て受信する前記送信信号
    を第1のタップ数を持つ等化器で等化した後周波数域ベ
    クトルに変換して得られる等化受信信号ベクトルとの差
    をエラー値として周波数域LMS(最小二乗平均)法に
    より該目標インパルス応答を更新し更新目標インパルス
    応答として出力する目標インパルス応答更新段階と、 この更新目標インパルス応答を離散時間域信号である時
    間域更新インパルス応答に変換した後時間窓操作し、該
    時間域更新インパルス応答の内から合計パワー値が最大
    となる第2のタップ数の連続するタップ値を選定し、こ
    のタップ値を周波数域に変換することにより前記目標イ
    ンパルス応答の更新値を生成し出力する目標インパルス
    応答時間窓操作段階と、 前記トレーニングベクトルに前記目標インパルス応答の
    前記更新値を乗じた値を、前記受信信号を周波数域に変
    換した受信信号ベクトルで除して、更新タップ係数ベク
    トルとして出力するタップ係数更新段階、およびこの更
    新タップ係数ベクトルを離散時間域信号に変換した後時
    間窓操作し、この離散時間域信号の内から合計パワー値
    が最大となる前記第1のタップ数の連続するタップ係数
    を選定し、このタップ係数を正規化した後タップ位置先
    頭部にシフトして得られる値を前記等化器に設定される
    タップ係数の更新値として出力すると共に、このタップ
    係数の正規化後の値の正規化前の値に対する比率を前記
    正規化率として出力するタップ係数時間窓操作段階とを
    一定の収束条件に達するまでくり返すトレーニング段階
    と、このトレーニング段階でトレーニングされた前記タ
    ップ係数を、前記伝送路の伝達特性に起因するインパル
    ス応答を十分に小さい誤差で前記第2のタップ数以内に
    短縮、等化する適応等化器のタップ係数として出力する
    段階とを備えたことを特徴とする適応等化器タップ係数
    のトレーニング方法。
  4. 【請求項4】 擬似ランダムビットシーケンス信号によ
    りエンコードされた周波数域送信ベクトルを時間域信号
    に変換して送信信号を生成する送信器と、 伝送路を経て受信する前記送信信号を第1のタップ数を
    持つ等化器で等化した後周波数域ベクトルに変換して得
    られる等化受信信号ベクトルを、受信側で生成する前記
    周波数域送信ベクトルと同一のトレーニングベクトルで
    除して更新目標インパルス応答を生成する目標インパル
    ス応答更新部と、 この更新目標インパルス応答を離散時間域信号である時
    間域更新インパルス応答に変換した後時間窓操作し、該
    時間域更新インパルス応答の内から合計パワー値が最大
    となる第2のタップ数の連続するタップ値を選定し、こ
    のタップ値を正規化した後周波数域に変換することによ
    り目標インパルス応答を生成し、前記タップ値の正規化
    後の値の正規化前の値に対する比率である正規化率と共
    に出力する目標インパルス応答時間窓部と、 前記トレーニングベクトルに前記目標インパルス応答を
    乗じた値と、前記受信信号を周波数域に変換した受信信
    号ベクトルと前記等化器に設定されるタップ係数を周波
    数域に変換したタップ係数ベクトルとの積に前記正規化
    係数を乗じた値との差をエラー値として周波数域LMS
    (最小二乗平均)法により該タップ係数ベクトルの更新
    値を得て更新タップ係数ベクトルとして出力するタップ
    係数更新部と、 この更新タップ係数ベクトルを離散時間域信号に変換し
    た後時間窓操作し、この離散時間域信号の内から合計パ
    ワー値が最大となる前記第1のタップ数の連続するタッ
    プ値を選定し、このタップ値をタップ位置先頭部にシフ
    トして得られる値を用いて前記等化器に設定される前記
    タップ係数を更新するタップ係数時間窓部、および一定
    の収束条件に達するまで前記周波数域送信ベクトルとこ
    れに同期したトレーニングベクトルをくり返し生成し前
    記タップ係数の更新をくり返すことにより前記タップ係
    数をトレーニングし、得られた値を、前記伝送路の伝達
    特性に起因するインパルス応答を十分に小さい誤差で前
    記第2のタップ数以内に短縮、等化する適応等化器のタ
    ップ係数として出力するよう制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする適応等化器タップ係数のトレーニン
    グ回路。
  5. 【請求項5】 前記目標インパルス応答時間窓部におけ
    る前記タップ値の正規化に当たっては、前記選定された
    タップ値の標準偏差が1となるよう正規化することを特
    徴とする請求項4に記載の適応等化器タップ係数のトレ
    ーニング回路。
  6. 【請求項6】 擬似ランダムビットシーケンス信号によ
    りエンコードされた周波数域送信ベクトルを時間域信号
    に変換して送信信号を生成する送信器と、 伝送路を経て受信する前記送信信号を第1のタップ数を
    持つ等化器で等化した後周波数域ベクトルに変換して得
    られる等化受信信号ベクトルを、受信側で生成する前記
    周波数域送信ベクトルと同一のトレーニングベクトルで
    除して更新目標インパルス応答を生成する目標インパル
    ス応答更新部と、 この更新目標インパルス応答を離散時間域信号である時
    間域更新インパルス応答に変換した後時間窓操作し、該
    時間域更新インパルス応答の内から合計パワー値が最大
    となる第2のタップ数の連続するタップ値を選定して周
    波数域に変換することにより目標インパルス応答を生成
    し出力する目標インパルス応答時間窓部と、 前記トレーニングベクトルに前記目標インパルス応答を
    乗じた値と、前記受信信号を周波数域に変換した受信信
    号ベクトルと前記等化器に設定されるタップ係数を周波
    数域に変換したタップ係数ベクトルとの積との差をエラ
    ー値として周波数域LMS(最小二乗平均)法により該
    タップ係数ベクトルの更新値を得て更新タップ係数ベク
    トルとして出力するタップ係数更新部と、 この更新タップ係数ベクトルを離散時間域信号に変換し
    た後時間窓操作し、この離散時間域信号の内から合計パ
    ワー値が最大となる前記第1のタップ数の連続するタッ
    プ値を選定し、このタップ値を正規化した後タップ位置
    先頭部にシフトして得られる値を用いて前記等化器に設
    定される前記タップ係数を更新するタップ係数時間窓
    部、および一定の収束条件に達するまで前記周波数域送
    信ベクトルとこれに同期したトレーニングベクトルをく
    り返し生成し前記タップ係数の更新をくり返すことによ
    り前記タップ係数をトレーニングし、得られた値を、前
    記伝送路の伝達特性に起因するインパルス応答を十分に
    小さい誤差で前記第2のタップ数以内に短縮、等化する
    適応等化器のタップ係数として出力するよう制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする適応等化器タップ係
    数のトレーニング回路。
  7. 【請求項7】 擬似ランダムビットシーケンス信号によ
    りエンコードされた周波数域送信ベクトルを時間域信号
    に変換して送信信号を生成する送信器と、 受信側で生成する前記周波数域送信ベクトルと同一のト
    レーニングベクトルに目標インパルス応答および別途得
    られる正規化率を乗じた値と、伝送路を経て受信する前
    記送信信号を第1のタップ数を持つ等化器で等化した後
    周波数域ベクトルに変換して得られる等化受信信号ベク
    トルとの差をエラー値として周波数域LMS(最小二乗
    平均)法により該目標インパルス応答を更新し更新目標
    インパルス応答として出力する目標インパルス応答更新
    部と、 この更新目標インパルス応答を離散時間域信号である時
    間域更新インパルス応答に変換した後時間窓操作し、該
    時間域更新インパルス応答の内から合計パワー値が最大
    となる第2のタップ数の連続するタップ値を選定し、こ
    のタップ値を周波数域に変換することにより前記目標イ
    ンパルス応答の更新値を生成し出力する目標インパルス
    応答時間窓部と、 前記トレーニングベクトルに前記目標インパルス応答の
    前記更新値を乗じた値を、前記受信信号を周波数域に変
    換した受信信号ベクトルで除して、更新タップ係数ベク
    トルとして出力するタップ係数更新部と、 この更新タップ係数ベクトルを離散時間域信号に変換し
    た後時間窓操作し、この離散時間域信号の内から合計パ
    ワー値が最大となる前記第1のタップ数の連続するタッ
    プ係数を選定し、このタップ係数を正規化した後タップ
    位置先頭部にシフトして得られる値を前記等化器に設定
    されるタップ係数の更新値として出力すると共に、この
    タップ係数の正規化後の値の正規化前の値に対する比率
    を前記正規化率として出力するタップ係数時間窓部、お
    よび一定の収束条件に達するまで前記周波数域送信ベク
    トルとこれに同期したトレーニングベクトルをくり返し
    生成し前記タップ係数の更新をくり返すことにより前記
    タップ係数をトレーニングし、得られた値を、前記伝送
    路の伝達特性に起因するインパルス応答を十分に小さい
    誤差で前記第2のタップ数以内に短縮、等化する適応等
    化器のタップ係数として出力するよう制御する制御手段
    とを備えたことを特徴とする適応等化器タップ係数のト
    レーニング回路。
  8. 【請求項8】 前記タップ係数時間窓部における前記タ
    ップ値の正規化に当たっては、前記選定されたタップ値
    の標準偏差が1となるよう正規化することを特徴とする
    請求項6または7に記載の適応等化器タップ係数のトレ
    ーニング回路。
  9. 【請求項9】 前記タップ係数時間窓部における時間窓
    操作において選定された前記第1のタップ数の連続する
    タップの合計パワー値に比して、その他のタップの合計
    パワー値が十分に小さくなること、もしくは前記タップ
    係数の更新回数が一定値に達したことを前記一定の収束
    条件とすることを特徴とする請求項4、6または7に記
    載の適応等化器タップ係数のトレーニング回路。
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