JPH11184490A - 規則音声合成による歌声合成方法 - Google Patents
規則音声合成による歌声合成方法Info
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- JPH11184490A JPH11184490A JP9357160A JP35716097A JPH11184490A JP H11184490 A JPH11184490 A JP H11184490A JP 9357160 A JP9357160 A JP 9357160A JP 35716097 A JP35716097 A JP 35716097A JP H11184490 A JPH11184490 A JP H11184490A
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- JP
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- rhythm
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- singing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歌声を音声合成する。
【解決手段】 音符と歌詞とが対応付けられたものよ
り、その歌詞をテキストとして、音韻系列に変換し、音
符から基本周波数と時間長の情報を抽出し、これを韻律
情報として、上記音韻系列を規則合成方式により音声合
成して歌声を得る。
り、その歌詞をテキストとして、音韻系列に変換し、音
符から基本周波数と時間長の情報を抽出し、これを韻律
情報として、上記音韻系列を規則合成方式により音声合
成して歌声を得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は歌声を音声合成す
る方法に関する。
る方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】パソコンを使って音楽を楽しむ手段、い
わゆるＤＴＭ（Ｄｅｓｋ Ｔｏｐ Ｍｕｓｉｃ）とし
て、多音色音源を持ち品質の良いＭＩＤＩが利用されて
いる。しかし、ＭＩＤＩには肉声の音源がなく歌声を出
力することができない。ＭＩＤＩで作成した音と、人間
の歌声を合わせることは可能であるが、プロの歌手とい
えども、歌詞を間違えたり、楽器と合わなかったり、体
調による声の質などに注意を払ったりと、歌声収録は高
価であると同時に膨大な時間や労力を要する。
わゆるＤＴＭ（Ｄｅｓｋ Ｔｏｐ Ｍｕｓｉｃ）とし
て、多音色音源を持ち品質の良いＭＩＤＩが利用されて
いる。しかし、ＭＩＤＩには肉声の音源がなく歌声を出
力することができない。ＭＩＤＩで作成した音と、人間
の歌声を合わせることは可能であるが、プロの歌手とい
えども、歌詞を間違えたり、楽器と合わなかったり、体
調による声の質などに注意を払ったりと、歌声収録は高
価であると同時に膨大な時間や労力を要する。
【０００３】従来のテキストからの音声合成では、音声
合成に必要なパラメータはテキスト分析の結果に応じて
自動的に設定された値であった。そのため、歌詞を単純
に読み上げることは可能であったが、声の高さや時間長
を変えるなど、音符情報を考慮することは行われていな
く、歌声を合成することは困難であった。一方、テキス
トからの音声合成を利用して、合成音声の時間長、声の
高さ、声の強さ等の韻律情報を楽譜に合わせて設定すれ
ば、再現性は保証され、いつでもどこでも誰でも自分で
作成した歌詞付の音楽を楽しむことができ、その上安価
である。また、利用者の要求にあったビブラートやサビ
といった歌声特有な情報を付加情報として加えることが
できれば、より広く音楽を楽しむことができる。
合成に必要なパラメータはテキスト分析の結果に応じて
自動的に設定された値であった。そのため、歌詞を単純
に読み上げることは可能であったが、声の高さや時間長
を変えるなど、音符情報を考慮することは行われていな
く、歌声を合成することは困難であった。一方、テキス
トからの音声合成を利用して、合成音声の時間長、声の
高さ、声の強さ等の韻律情報を楽譜に合わせて設定すれ
ば、再現性は保証され、いつでもどこでも誰でも自分で
作成した歌詞付の音楽を楽しむことができ、その上安価
である。また、利用者の要求にあったビブラートやサビ
といった歌声特有な情報を付加情報として加えることが
できれば、より広く音楽を楽しむことができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、楽
譜のような歌詞と音符情報から歌声を合成することがで
きる歌声合成方法を提供することである。
譜のような歌詞と音符情報から歌声を合成することがで
きる歌声合成方法を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明では、課題を解
決するため、楽譜やＭＩＤＩファイル等で与えられた音
符情報から、時間長、基本周波数を自動抽出し、これら
を音声規則合成方式における韻律情報とし、歌詞をテキ
ストとして音声を規則合成する。これまでのＤＴＭで
は、楽器を使った曲しか作成できなかったが、歌声を出
力することにより、作曲のほか作詞、さらには演出と応
用範囲が広がり、いろいろな面から音楽を楽しむことが
できる。
決するため、楽譜やＭＩＤＩファイル等で与えられた音
符情報から、時間長、基本周波数を自動抽出し、これら
を音声規則合成方式における韻律情報とし、歌詞をテキ
ストとして音声を規則合成する。これまでのＤＴＭで
は、楽器を使った曲しか作成できなかったが、歌声を出
力することにより、作曲のほか作詞、さらには演出と応
用範囲が広がり、いろいろな面から音楽を楽しむことが
できる。
【０００６】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図１を用いて
説明する。 １．楽譜やＭＩＤＩファイル等を読み込み、音符から基
本周波数と時間長を抽出する。基本周波数は、音名Ａ４
の基本周波数を４４０Ｈｚとし、半音当たり、２の１２
乗根（１．０５９４６．．．）を高い音符には乗じ、低
い音符には除して求める。時間長は、楽譜のテンポから
計算し、ｍｓｅｃ単位で求める。（例えば、四分音符＝
１００の場合は、四分音符１つは６００ｍｓｅｃにな
る。） ２．各音符に歌詞をひらがなで付け、音韻テーブルを参
照して、そのひらがなを音韻系列に分解する。 ３．利用者が好みに応じて付加情報を入力すると、規則
を用いて、音声合成に必要な３つのパラメータ、基本周
波数・時間長・音韻に反映させる（例えば、ビブラート
ならば、基本周波数を短い時間で変化させる等）。付加
情報は、利用者が必要だと思う部分にだけ入力すること
ができ、入力しなくても歌声は合成できる。付加情報に
もとづく変更・修正は韻律情報に対する場合のみならず
音韻情報に対しても、同一音韻でも、前後の関係から、
各種の波形（スペクトラム）があり、これらが区別され
ていない場合は、通常のテキストに対する音韻系列にお
ける音韻とは一部を異なる音韻として例えば強調するよ
うに変更・修正されることもできる。 ４．１，３から得られた基本周波数・時間長を韻律情報
とし、２から得られた音韻系列をテキスト入力として規
則合成方式により音声を合成し、歌声を出力する。ま
た、ＭＩＤＩ信号と同期を取り、ＢＧＭと一緒に歌声を
出力する。各音韻はその音符と対応する周波数、時間長
で音声合成される。この場合、予め記憶した音素や音節
の音声波形を用いる波形合成が好ましい。
説明する。 １．楽譜やＭＩＤＩファイル等を読み込み、音符から基
本周波数と時間長を抽出する。基本周波数は、音名Ａ４
の基本周波数を４４０Ｈｚとし、半音当たり、２の１２
乗根（１．０５９４６．．．）を高い音符には乗じ、低
い音符には除して求める。時間長は、楽譜のテンポから
計算し、ｍｓｅｃ単位で求める。（例えば、四分音符＝
１００の場合は、四分音符１つは６００ｍｓｅｃにな
る。） ２．各音符に歌詞をひらがなで付け、音韻テーブルを参
照して、そのひらがなを音韻系列に分解する。 ３．利用者が好みに応じて付加情報を入力すると、規則
を用いて、音声合成に必要な３つのパラメータ、基本周
波数・時間長・音韻に反映させる（例えば、ビブラート
ならば、基本周波数を短い時間で変化させる等）。付加
情報は、利用者が必要だと思う部分にだけ入力すること
ができ、入力しなくても歌声は合成できる。付加情報に
もとづく変更・修正は韻律情報に対する場合のみならず
音韻情報に対しても、同一音韻でも、前後の関係から、
各種の波形（スペクトラム）があり、これらが区別され
ていない場合は、通常のテキストに対する音韻系列にお
ける音韻とは一部を異なる音韻として例えば強調するよ
うに変更・修正されることもできる。 ４．１，３から得られた基本周波数・時間長を韻律情報
とし、２から得られた音韻系列をテキスト入力として規
則合成方式により音声を合成し、歌声を出力する。ま
た、ＭＩＤＩ信号と同期を取り、ＢＧＭと一緒に歌声を
出力する。各音韻はその音符と対応する周波数、時間長
で音声合成される。この場合、予め記憶した音素や音節
の音声波形を用いる波形合成が好ましい。
【０００７】
【発明の効果】以上説明した発明によれば、次の効果が
得られる。 １．従来の音声合成が、単語や文章の朗読であったのに
対し、上記の処理により、歌を歌うことが可能となる。 ２．従来技術では実現されていなかった歌声合成システ
ムを構築することができる。 ３．ＭＩＤＩで作成した音楽、演奏と合わせて、幅広く
ＤＴＭを楽しむことができる。
得られる。 １．従来の音声合成が、単語や文章の朗読であったのに
対し、上記の処理により、歌を歌うことが可能となる。 ２．従来技術では実現されていなかった歌声合成システ
ムを構築することができる。 ３．ＭＩＤＩで作成した音楽、演奏と合わせて、幅広く
ＤＴＭを楽しむことができる。
【図１】この発明の実施例を説明するための図。
Claims (4)
- 【請求項１】 歌詞をテキストとし、韻律情報として音
符情報を用いて規則合成方式により音声合成することを
特徴とする規則音声合成による歌声合成方法。 - 【請求項２】 上記歌詞を音韻系列とし、その各音韻に
対し、上記音符情報が示す周波数、時間長を上記韻律情
報と対応付けることを特徴とする請求項１記載の規則音
声合成による歌声合成方法。 - 【請求項３】 付加情報を付けることにより上記音符情
報及び上記音韻系列の少なくとも一方を変更・修正する
事を特徴とする請求項２又は１記載の規則音声合成によ
る歌声合成方法。 - 【請求項４】 上記音声合成の単位として音声波形を用
いることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載
の規則音声合成による歌声合成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9357160A JPH11184490A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 規則音声合成による歌声合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9357160A JPH11184490A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 規則音声合成による歌声合成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11184490A true JPH11184490A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18452697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9357160A Pending JPH11184490A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 規則音声合成による歌声合成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11184490A (ja) |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010088951A (ko) * | 2001-08-22 | 2001-09-29 | 백종관 | 데이터 합성을 통한 노래 구현 시스템 및 그 응용 |
| JP2002221980A (ja) * | 2001-01-25 | 2002-08-09 | Oki Electric Ind Co Ltd | テキスト音声変換装置 |
| KR100418563B1 (ko) * | 2001-07-10 | 2004-02-14 | 어뮤즈텍(주) | 동기정보에 의한 미디음악 재생 방법 및 장치 |
| KR20040015605A (ko) * | 2002-08-13 | 2004-02-19 | 홍광석 | 가상노래 합성장치 및 방법 |
| WO2004084174A1 (ja) * | 2003-03-20 | 2004-09-30 | Sony Corporation | 歌声合成方法、歌声合成装置、プログラム及び記録媒体並びにロボット装置 |
| KR100509126B1 (ko) * | 2002-02-01 | 2005-08-19 | 야마하 가부시키가이샤 | 음성 멜로디 악곡 생성 장치 및 그것을 이용한 휴대 단말장치 |
| US7016841B2 (en) | 2000-12-28 | 2006-03-21 | Yamaha Corporation | Singing voice synthesizing apparatus, singing voice synthesizing method, and program for realizing singing voice synthesizing method |
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| CN110148394A (zh) * | 2019-04-26 | 2019-08-20 | 平安科技（深圳）有限公司 | 歌声合成方法、装置、计算机设备及存储介质 |
| CN111816148A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-10-23 | 厦门大学 | 一种基于生成对抗网络的虚拟人声视唱方法和系统 |
| WO2022105221A1 (zh) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | 北京达佳互联信息技术有限公司 | 人声伴奏对齐方法及装置 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP9357160A patent/JPH11184490A/ja active Pending
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