JPH11182401A - エネルギー変換装置 - Google Patents

エネルギー変換装置

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JPH11182401A
JPH11182401A JP9370109A JP37010997A JPH11182401A JP H11182401 A JPH11182401 A JP H11182401A JP 9370109 A JP9370109 A JP 9370109A JP 37010997 A JP37010997 A JP 37010997A JP H11182401 A JPH11182401 A JP H11182401A
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JP
Japan
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water
energy
flow
river
power
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JP9370109A
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Inventor
Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
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Individual
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光が注がない場合でも装置の駆動が可能
なようにしたエネルギー変換装置を提供すること。 【解決手段】 河川や水路等の水の保有する流れのエネ
ルギーを受けて流れの方向と流れに逆行する方向に連続
して運動すべく循環駆動するように構成され、この循環
駆動を回転力に変換することで電力や油圧力等として利
用されるようにした。また、同装置において、複数個の
回転ホイールと、同ホイール間に掛けられた無端運動部
材と、同無端運動部材に沿って配列され流れのエネルギ
ーを受け得るようにした受動片とを備えてコンベア運動
をするように構成したり、循環運動する手段は、河川水
のレベルに追従するようになっている。さらに、河川や
水路等の水の保有する流れのエネルギーを受けて回転運
動すべく構成した水車の回転力を電力や油圧力等として
変換利用されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エネルギー変換
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、下水処理場の沈澱池には、池上
にソーラー発電装置を設置して、同池内の各種装置の電
力源とすることを考えているが、同ソーラー発電装置
は、雨天や夜間等の条件では動作しなくなることがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これまではその具体的
な対策がなく、装置が停止する危惧があって困ってい
た。
【0004】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、太陽光が注がない場合でも装置の駆動が可
能なようにしたエネルギー変換装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明であるエネルギー変換装置は、
河川水の保有する流れのエネルギーを受けて流れの方向
と流れに逆行する方向に連続して運動すべく循環駆動す
るように構成され、この循環駆動を回転力として取り出
すことで電力や油圧力等として利用されるようにした。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、複数個の回転ホイールと、同ホイール間に掛けられ
た無端運動部材と、同無端運動部材に沿って配列され流
れのエネルギーを受け得るようにした受動片とを備えて
コンベア運動をするように構成した。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または2
において、循環運動する手段は、河川水のレベルに追従
するようになっている。
【0008】請求項4記載の発明は、河川や水路等の水
の保有する流れのエネルギーを受けて回転運動すべく構
成した水車の回転力を電力や油圧力等として変換利用さ
れるようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1は、この発明の好適
な一実施形態を示すもので、同図は、後述する各種エネ
ルギー変換装置により得られた回転エネルギーを電力エ
ネルギーとして利用する場合の一例を示すものである。
図2は、他の利用のし方を示す。図1の実施形態におい
て、1は沈澱池で、同沈澱池1内には越流堰2が横架状
に設置されている。同越流堰2は、U字状断面で長尺状
に形成され流れ込んだ上澄水が図1の左右一方に流れて
長手方向外部に排出されるようにされたコンクリート製
流路3と、同流路3の図1の前後に対向する上端に沿っ
て装着され上澄水を一定の規制をしながら流れ込むよう
にするVノッチ板4とを備えて構成されている。
【0010】同越流堰2は、前記のように上澄水のみを
落とし込んで次に流すようにするものであるが、この越
流堰2の内面は、太陽光が当たることもあって苔が発生
・成長するため池上からみると見学者等に見苦しいもの
である。そこで、図示のような越流堰清掃装置6が必要
になる。同清掃装置6は、機体7を備え、同機体7に前
後4輪の走行輪8…を備えて越流堰2上を進退自在とさ
れるとともに、機体7には、走行輪8を駆動するための
バッテリー9およびモーター(減速機付き)10を搭載
し、上側にはソーラーパネル11が同行自在に設置され
ている。12…は、越流堰2の所望個所を走行に伴って
清掃してゆくブラシである。
【0011】前記越流堰清掃装置6は、図1の状態で沈
澱池1の一側端に戻った状態を示し、この時点でスイッ
チ13により復帰端(あるいは前進端)に装置がきたこ
とをキャッチしそれをコントローラ14に送信できるよ
うになっている。
【0012】コントローラ14のボックスには、角度調
節可能なアーム15が設けられ、同アーム15の先端に
は、ハロゲンランプ等の照明器具16が取付けられてい
る。同照明器具16は、角度調節可能なもとに下方に照
射するように向けられ、同照明器具16からの光が前記
ソーラーパネル11の面に当てられるようになってい
る。
【0013】図1に実線のボックスで示した18は、河
川等の水の流れエネルギーを電力に変換するようにした
第1エネルギー源であり、その他の仮想線ボックス1
8,19は、風力エネルギーである第2エネルギー源と
夜間電力を利用するだ3エネルギー源をそれぞれ示す。
これらのいずれも源エネルギーを電力に変換するもので
ある。
【0014】そして、越流堰清掃装置6が戻ってきてス
イッチ13が入力すると、コントローラ14により照明
器具16が点灯する。これにより、ソーラーパネル11
に一定時間帯光エネルギーが投与され、充電される。こ
れは、雨天でも夜間でも可能である。尚、照明器具16
は、他方の端に対応して設置したり前後間にも設置して
もよい(流路3を利用して設置してもよい)。
【0015】図2は、同じく沈澱池1内で循環運動する
フライト21付きチェーン22でなる汚泥掻寄装置23
を駆動するためのモーター24をバッテリー25付きソ
ーラーパネル26でなるソーラー発電装置で駆動するよ
うにしたものにおいて、前記と同じく河川の流れエネル
ギーを電力に変換してこれをハロゲンランプ等の照明器
具16で照射するようにしたものである。
【0016】また、同図に併せて示すように、沈澱池1
内には、水面に浮かぶ浮遊物(スカム)を循環運動して
上回りにくるフライト21で図の右方向に掻き寄せると
ともに、同浮遊物を待機するスカム除去装置28に流し
込み、外部に排除するようにしたものである。同スカム
除去装置28は、円筒状スカムスキマー29を備え、同
スカムスキマー29をその軸心回りに前後に回転させる
ようにし、前方に回転した時にのみ上部開口からスカム
を呑み込み回転復帰した時にスカムの流入を規制するよ
うにしたものであるが、この場合のスカムスキマー29
の往復回転を行う電動シリンダ30等の駆動手段をソー
ラー発電装置で行うようにした場合にも前記のような照
明器具16による充電駆動が利用され得る。
【0017】尚、下水処理場には、電動で開閉されるゲ
ートが設けられるが、この場合にも以下に述べるエネル
ギー変換装置からの電力を利用することができる。その
他の装置にも電力を利用することができることは当然で
ある。
【0018】図3および図4は、エネルギー変換装置の
一例を示す。同装置は、図3の矢印Xのように水の流れ
る河川32の中に設置されたものである。この装置にお
いて、33は川底、34は支持ブロックで、同ブロック
34は、川水の流れ方向Xに平行な線上に2個離間して
固設され、その前後間隔は5〜10m程度であるが、こ
れに限定されない。ブロック34の中央縦方向には孔3
5が明けられている。
【0019】37は固定軸で、同固定軸37は前後に1
対設けられ、それぞれは、下端をブロック34の孔35
内に挿通した状態にして下部外周に水平に固定した基板
38を前記ブロック34上に止着具39により止め付け
ることで垂直に固定されている。
【0020】前記ブロック34,34間は連結材40で
前もってあるいは施工時に連結してもよい。各固定軸3
7の外周には、外軸となる回転筒42が設けられ、同回
転筒42は、外周のフロート43により浮力が発生する
ようにされるとともに下端の軸受44により基板38上
で軽快に転がりながら回転するようになっている。この
回転筒42は、固定軸37の上端外周に固定した上スト
ッパ45により上向きへの抜けが規制されるようになっ
ている。
【0021】更に、回転筒42の外周には、縦方向に向
くキー46が形成され、同キー46に嵌まって回転筒4
2とともに回転するとともに河川のレベルに合わせてキ
ー46に沿って昇降可能なような状態で樹脂製(あるい
は金属その他でもよい)の回転ホイール(スプロケッ
ト)47が取付けられている。
【0022】この回転ホイール47は、中空状でそれ自
体が浮力を発生する構造になっており、これら回転ホイ
ール47の前後1対間には、無端運動部材(樹脂チェー
ン)48が循環運動可能に掛け渡されている。この無端
運動部材48には、バケット形をした受動片49…がチ
ェーンピン50…を利用して回転可能に共付けされてい
る。
【0023】受動片49は、川水の流れる方向に対向す
るようにそのバケット開口を向けて水のエネルギーを受
け入れるようになっている。図3のように、受動片49
には孔を形成して仮想線のように水が抜けるようにして
エアーを水中に誘引するようにしてもよい。
【0024】また、受動片49には、フロート51が装
着され、このフロート51が浮力を発生することで回転
ホイール47とともに水位に追従するようになってい
る。また、前記基板38からは図4に示すようにステー
52が一体あるいは別体で立ち上がり、同ステー52の
上端を介して立設された左右1対の板状規制ガイド5
3,53が前記無端運動部材48の内面を案内するよう
にしてある。
【0025】更に、図3に示すように、受動片49が川
の流れに従って立ち上がりながらX方向に運動したあと
巡回して戻る際に川水の抵抗を少なくして傾倒するよう
に案内するための復帰ガイド54が装置の右側に平行に
設けられている。このガイド54も基板38から立ち上
がって、その上流側の端部は、図3に示すように、川水
の流れを受けないようにカバーする湾曲案内部54aを
備える一方、下流側の端部は、立ち上がる受動片49を
傾倒するように案内する傾斜ガイド面54bを備えてい
る。
【0026】同装置は、前記回転筒42の上端に大径側
のギア56を備えて回転筒42とともに回転自在とされ
る一方、固定軸37の上端を介して固定のボックス57
を備えて前記ギア56が覆われている。同ボックス57
の中には、ギア56に噛み合うピニオン58を備えた発
電装置59が装備されている。発電装置59からは送電
コード60を通じて図1あるいは図2の照明器具16に
電力が供給されるようになっている。尚、河川とは、例
えば、下水処理場内の水路のいずれをも含み、除塵機前
あるいは後側に同装置を設置してもよい。除塵機前ある
いは後側に同装置を設置する場合等には、水路の上ある
いは側壁を利用して固定軸を上から下向きに突出するこ
とができる。
【0027】図3に示すように、受動片49…は、川水
の流れにより図のように立ち上がってその中にエネルギ
ーを受けながら流れの方向に同調して流されてゆく。受
動片49…が同装置の後方にくると、傾倒ガイド面54
bに案内されて傾倒し復帰ガイド54内に沿って川水の
エネルギーを受けない状態で逆登ったあと、湾曲案内部
54aに沿ってUターンしたあと再び立ち上がる。
【0028】川面61の通常レベルが図4の実線のよう
であるとすると、フロート51…の浮力により受動片4
9…はそれに沿って循環運動し、水位が変動してきても
図4の矢印のように追従してゆく。即ち、回転筒42が
キー46に沿って上下することにより追従する。
【0029】尚、同装置は、2列等、複数列に同装置を
配してもよく、この場合、図3のものを同様の向きで離
間して配してもよいし、図3に仮想線Aで示すように、
線対称式に所謂、背中合わせ状に配してもよい。前記対
称式にする場合、装置を離間してもよい。
【0030】また、受動片49は、図3のように復帰状
態から立ち上がるのを確実にするため、受動片49の基
部に突起49aを備え、同突起49aが、規制ガイド5
3の端部に当たって起立するようにしてもよい。さら
に、河川の流れをより多く集めるため、図3に仮想線で
示すように流れ収束ガイド63,64を設置してもよ
い。また、復帰ガイド54の先端部には、図3の仮想線
のように左側の流れを多くするように突出ガイド部54
cを形成してもよい。
【0031】さらに、フロート51や受動片49、規制
ガイド53、復帰ガイド54、無端運動部材48等の表
面には 水浄化のためのマグネットや麦飯石、活性炭、
多孔質セラミック等を付してもよい。また、図4に仮想
線で示すように、上昇ガイド板65により河川水を登ら
せてより多くの水が受動片49に当たるようにしてもよ
い。さらに、図4に仮想線で示すように、両固定軸37
の上端間には、前記連結材40とは別にあるいは併せて
連結バー66を備え付けて装置の設置をしやすくしても
よい。この場合、発電装置59を支持するようにしても
よい。
【0032】さらに、図4の仮想線のように、コンプレ
ッサ67からの圧縮エアーを固定軸37を中空とするこ
とでその中を通じて河川内に導くようにしたり、別途配
管68を通じて受動片49の側に導くようにしてもよ
い。また、前記実施形態では無端運動部材48がチェー
ンであったが、タイミングベルト等他の無端運動部材で
もよい。さらに、受動片49はバケット状以外に湾曲す
る板材や平坦な板材などで構成してもよい。以上のこと
は他の実施形態でも適用がある。また、前記実施形態で
は発電に利用しているが、油圧発生あるいは空圧発生用
として構成してもよい。
【0033】図5は他の実施形態を示す。同実施形態
は、受動片49同士が向かい合うように同装置を並列に
配備したもので、これらの上流側には、河川水を集めて
中央に流し込む一方系統した受動片49側には河川水を
流さないように機能するガイド70が設けられている。
尚、無端運動部材48の異常な撓みを規制するための規
制ガイドは仮想線のように丸パイプ(複数個のこともあ
る)71であったり、舟形72であってもよい。この場
合、丸パイプがローラーになったり、丸パイプの外周あ
るいは舟形外周にローラーを備えたものにすることもあ
る。エアー混合および水浄化手段は上記同様に構成する
ことができる。また、前記実施形態では発電に利用して
いるが、油圧発生あるいは空圧発生用として構成しても
よい。
【0034】図6は他の実施形態を示す。同実施形態
は、上側1対の装置の組み合わせ、あるいは下側1対の
組み合わせ、さらにこれら3列全ての装置の組み合わせ
が可能であることを同時に図示している。上側1対の装
置の組み合わせは、河川水の流れXからみてハの字に配
し、その外側を受動片49が立ち上がって運動し内側を
傾倒して運動するようにしてあり、下側1対の装置の組
み合わせは、Vの字に配しその内側で受動片49が立ち
上がり外側で傾倒して運動するようにしたものでる。こ
の実施形態では、装置が流れXに対して斜交するので、
受動片49にかかるエネルギーがトータルとして大きく
なる。さらに、Xの流れを装置の設置幅以外の側方から
導いて収束させるようにガイドを付けることがある。エ
アー混合および水浄化手段は上記同様に構成することが
できる。また、前記実施形態では発電に利用している
が、油圧発生あるいは空圧発生用として構成してもよ
い。
【0035】図7は、装置の取付方式の一例を示す。河
川堤防74から取付台75を突出して固定し、同取付台
74に固定軸の上端を固定する一方、川底33に架台7
6を設置してこれに固定軸の下端を固定したものであ
る。42はキー付きの回転筒、56はギア、58はピニ
オンであり、59は発電装置である。そして、回転筒4
2の外周には、上下流に配したスプロケットの外周で受
動片49…が循環運動しながら水位に追従するようにな
っている点は上記と同様である。エアー混合および水浄
化手段は上記同様に構成することができる。また、前記
実施形態では発電に利用しているが、油圧発生あるいは
空圧発生用として構成してもよい。
【0036】尚、図示は省略するが、スプロケットや他
のホイールにより無端運動部材を循環運動可能にしたも
のに受動片49を付して、これらの1式装置にフロート
を付帯して河川上に常時浮かぶように構成するととも
に、同フロート付き装置を河川底から立設したポールや
橋桁さらに堤防側にロープ等で浮上配置するようにする
こともできる。この場合、ロープが送電コードになるこ
ともある。この装置を河川幅方向に並列に配してもよ
い。この場合、装置相互の干渉はゴム等により回避でき
る。また、無端運動部材によるものの他に水車式でフロ
ート等の浮力発生手段を備えたものを河川等に配置して
ロープ等で橋桁等に牽引状態にしてもよい。
【0037】図8は、装置の他の取付方式の一例を示
す。78は橋、79は橋桁で、この橋桁79の両側ある
いは一側を利用して装置を固定したものである。装置の
符号は前記と同様であるので同一の符号を付して説明は
省略する。エアー混合および水浄化手段は上記同様に構
成することができる。また、前記実施形態では発電に利
用しているが、油圧発生あるいは空圧発生用として構成
してもよい。
【0038】図9は、用水路81などに傾倒可能に設け
られた堰82からの越流水により水車式の装置83を回
転駆動するようにしたものである。この装置83には図
示しない発電装置(油圧発生あるいは空圧発生用として
構成してもよい)が構成されている。同装置83は堰8
2に固定したが、水路上に固定してもよい。エアー混合
および水浄化手段は、堰82面や水路81内面などに構
成することができる。
【0039】図10は、海岸の岸壁85にステー86を
突出し、同ステー86に揺動軸87を備えて、同軸87
に揺動板88を備えたものであり、同揺動板88が押し
寄せる波で揺動することでラチェット89が作動してそ
の回転を増速回転に変換することで発電や油圧発生等が
可能になるように構成したものである。
【0040】図11は、海底に固定した重りに結んだ鎖
91にブイ92を結合して、同ブイ92からステー93
を立設して図10と同様な装置94を構成したものであ
る。
【0041】図12は、水車小屋96に回転軸97を備
え、その外部先端に水車98を備えてクランク等の作業
手段99により所定の作業をするように構成したものに
おいて、図13に示すように、回転軸97の外周に2つ
割り式等により大径のホイール100を後付けするとと
もに、同ホイール100に発電装置101の小径のホイ
ール102を常時当て付けるようにしたもので、これに
より、ホイール102は水車98の回転から大きく増速
されるので発電が可能になる。この発電による電力は、
農業用水路等に設置されたポンプ103に利用すること
ができる。尚、水車98や水路104の至るところに多
孔質セラミック105や活性炭を貼り付けることで、バ
クテリアの成育に好適になって水浄化が促進されるもの
で、同バクテリアのさらなる成長の活性化のため、図1
2の破線のように水車98の上回りからセラミック10
5に水を落とし付けたりする。
【0042】また、水車98の外側に多孔質樹脂等の縦
板を備えて同行回転するようにし、同縦板によりバクテ
リアの成育場所にしたり、活性炭等の脱臭剤付きにして
もよい。さらに、図12に示すように、回転軸97の軸
上にクランク106を設けてその運動によりゴムやプラ
スチック等によるポンプ107を往復駆動して水路中に
エアーを混合したり、あるいは油圧力を発生して利用す
るようにしてもよい。尚、下水処理場等には各種のゲー
トが設けられているが、ここにも水車を対応設置して発
電等をするように構成し、この場合、ゲート口に多孔質
セラミック等の手段を設けてもよい。
【0043】図14は、塩素混和槽109の出口に水車
110を備えたもので、増速ギア111を介して発電等
を行うようにしてもよい。仮想線のように放流した水に
対応するように水車110を配してもよい。
【0044】図15は、各種配管115の内部にヘリカ
ル状の水車116を回転自在にして流れ来る水により発
電等ができるようにしたもので、この場合、配管115
内の下部に軸受117を固定して、同軸受117に固定
軸118を設け、同固定軸118に水車116を回転自
在に備えてあり、また、水車116と同調して回転する
ように回転軸119を設けて発電可能にしてある。さら
に、配管115内には水車116の一側に偏向して水を
導くガイド120が設けられている。また、水浄化のた
め、固定軸118は中空パイプにしてエアーを導入可能
にし、水車116や軸受117の表面や配管内面には、
マグネットや麦飯石、活性炭、多孔質セラミック等の浄
化材121を備え付けてもよい。122はコンプレッサ
である。
【0045】図16および図17は、一般河川125か
らバイパス水路126を引き、同バイパス水路126内
に図17の装置127を設置したものである。バイパス
水路126は、常時水深が一定に制御されるように図1
7のレベルセンサー128により図16の制御バルブ1
29,130付き制御用水路131,132を開閉制御
するようにしてある。図16の上側の制御用水路131
はバルブ129の開放によりバイパス水路126内を増
水させ、図16の下側の制御用水路132はバルブ12
9内の水を河川に戻すように機能する。こうした水位一
定化は、図17の装置127の受動片133の戻り回転
が水上で抵抗なく行えるようにするためである。
【0046】装置127は、水平軸回りに回転する大小
の回転ホイール135,136に無端運動部材137を
掛けて受動片133…を循環させるようにしたもので、
回転ホイールの一方136が水上にくるので、受動片1
33…に抵抗がかからない。138は発電装置である。
尚、受動片133は傾倒自在なものでもよく、回転ホイ
ール135は大径でもよい。また、エアー混合および水
浄化手段は上記同様に構成することができる。また、前
記実施形態では発電に利用しているが、油圧発生(油圧
源あるいは絞りによる熱源利用等)あるいは空圧発生
(空気源やブロワー用(エアー混合用等))用として構
成してもよい。さらに、前記装置は、水平軸回りに循環
するが、前記のように縦軸回りに循環する装置でもよ
い。
【0047】図18は、同水路126内で、回転ホイー
ル135を水上に配置したものである。この場合、水路
126の底面は仮想線のように次第に深くなる傾斜面1
39にしてもよい。また、丸で示す140…は供給孔
で、同孔140から受動片133…に付勢水を供給する
ようにしてもよい。前記装置は、水平軸回りに循環する
が、前記のように縦軸回りに循環する装置でもよい。
【0048】図19は、図16から図18に示すバイパ
ス水路126や一般水路等の水路142上の前後2か所
に、横方向の回転軸143を軸受支持し、これらの回転
軸143にそれぞれ1対(1枚でもよい)の回転ホイー
ル(スプロケット)144を装着して前後間に無端運動
部材(チェーン等)145を掛け渡すとともに、左右の
無端運動部材145の外周を介して受動片146…を配
備したものにおいて、前記回転ホイール144の側部や
無端運動部材145、フライホイール147の外面、な
らびに水路142の内面などに、水の浄化・消臭のた
め、マグネットや麦飯石、活性炭、多孔質セラミックな
どを選択的にあるいは組み合わせて配備したものであ
る。これにより、塩素・窒素・リン等の有害物質を吸着
除去することができる。尚、回転軸143にはフライホ
イール147が装着されて回転を強力安定化している。
前記実施形態は、図16から図18の実施形態並びにそ
れ以外の水路についての実施形態にも適用することがあ
る。また、エアー混合は上記同様に構成することができ
る。また、前記実施形態では発電に利用しているが、油
圧発生(油圧源あるいは絞りによる熱源利用等)あるい
は空圧発生(空気源やブロワー用(エアー混合用等))
用として構成してもよい。さらに、装置の回転を円滑に
するため、受動片146にローラー148を付け、同ロ
ーラー148をガイドレール149に沿って運動するよ
うにしてもよい。
【0049】図20は、風力利用による発電等のエネル
ギー変換装置の回転羽根151に活性炭152…を装着
して空気浄化を促すようにしたものである。尚、同羽根
151には、蛍光(蓄光・夜光を含む)物質や発光ラン
プ等の光放出手段153を付してもよく、これにより、
回転の確認や夜間における美観が良くなる。
【0050】前記実施形態では、受動片は板状であった
が、図21に示すように、受動片155を球形にしても
よい。これらの受動片155…は無端運動部材156で
連鎖して循環運動するようになっている。157は水
路、158は回転ホイール、159はガイドであり、前
端に水噴出口160がまた後端には排水口161が形成
されている。このものにも、エアー混合および水浄化手
段は上記同様に構成することができる。また、この実施
形態では発電に利用しているが、油圧発生(油圧源ある
いは絞りによる熱源利用等)あるいは空圧発生(空気源
やブロワー用(エアー混合用等))用として構成しても
よい。さらに、同装置は、縦軸回りに循環する装置でも
よい。
【0051】図22は、水力発電用のダム163から放
流された水を浄化する実施形態に関する。同放流水が流
れる河川164の両側にマグネットや麦飯石、活性炭、
多孔質セラミックなどを選択的にあるいは組み合わせて
配備する。尚、同河川164よりよりダム163側であ
る放流水の落ちる個所に対応して前記多孔質セラミック
などを配備してもよい。また、水力発電におけるタービ
ン羽根や配管類、放流口などに空気を供給したりバクテ
リア接触材を配備しておくこともできる。
【0052】図23は、水路166の内面や底面等にマ
グネット167や麦飯石、活性炭、多孔質セラミック1
68などを選択的にあるいは組み合わせて配備したもの
である。また、水路の流れに対応して接触材169…を
吊り下げる。
【0053】図24は、河川や水路などに水浄化品であ
るポーラストン(商品名)171…や自然石172…や
植物173…を配備して水の浄化に努めるようにしたも
のである。
【0054】図25、図26は、下水等の処理場に設置
される除塵機175のレーキ176…前にゴム等が粘着
してくるのを排除するため、同レーキ176自体にヒー
ター線177を通し、熱力で溶解して排除しようとする
ものを示している。レーキ176は断面が矩形のものも
ある。
【0055】図27は、前記水車についてのもので、同
水車180の外周羽根181の他に内周羽根182を付
して水車180をより強力に回転させて電力等のエネル
ギーをより多く取り出そうとしたものである。この場
合、内周羽根182の両側に沿うような固定ガイド18
3を設け、同ガイド183により1/4周程度水が零れ
ないようにするとともに、その上端から水を供給して内
周羽根182を回転させ、同羽根182が下回りにきた
時に排水されるように構成されている。尚、この場合
も、水車180には、マグネットや麦飯石、活性炭、多
孔質セラミックなどを選択的にあるいは組み合わせて配
備することができる。
【0056】図28は、動輪(それ自体が駆動されると
否とを問わない)185を備えた船舶186に水浄化機
能を備えたものである。動輪185には、マグネットや
麦飯石、活性炭、多孔質セラミックなどを選択的にある
いは組み合わせて配備し、また、船舶186や筏の左右
両舷や底面に前記多孔質セラミック等を配備したり、ス
クリュー187等にも同様の機能を持たせる。また、船
舶186から紐状のバクテリア育成材188…を吊り下
げてもよい。
【0057】尚、前記各実施形態において発電されたも
のは、処理場のモーター等の各種機器を駆動するために
利用する他、配管内の冬季凍結を防止するためのヒータ
ー作動用として、また、同様に冬季に凍結のおそれがあ
る道路のヒーター作動用として、さらに、道路の雪溶解
用として利用することがある。
【0058】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、太陽光が注がない場合でも装置の駆動が可能なよ
うにしたエネルギー変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】越流堰清掃装置を照明器具によっても作動可能
にした実施形態を示す側面図。
【図2】汚泥掻寄装置を照明器具によって作動可能にし
た実施形態を示す側断面図。
【図3】電力への変換装置の一実施形態を示す図4のH
−H線断面図。
【図4】図4のL−L線断面図。
【図5】他の実施形態を示す装置平面図。
【図6】他の実施形態を示す装置平面図。
【図7】装置を堤防に取付ける実施形態を示す断面図。
【図8】装置を橋桁に装備する実施形態を示す正面図。
【図9】堰に装置を装備した実施形態を示す側断面図。
【図10】岸壁にエネルギー変換装置を装備した実施形
態を示す側断面図。
【図11】波動エネルギーを変換する実施形態で装置の
他の設置例を示す側面図。
【図12】水車についてのエネルギー変換装置を示す断
面図。
【図13】図12のR−R線断面図。
【図14】塩素混和池に水車を装備した例を示す側断面
図。
【図15】配管内からエネルギーを取り出す方式を示す
断面図。
【図16】河川にバイパス水路を設けてエネルギーを取
り出す方式を示す平面図。
【図17】同装置の拡大断面図。
【図18】同装置の他の実施形態を示す断面図。
【図19】同装置の縦断面図。
【図20】風力発電装置についての付加的な例を示す正
面図。
【図21】バイパス水路に発電装置を構成した他の実施
形態を示す側断面図。
【図22】ダムからの放流水を浄化する案を示す正面
図。
【図23】水路内での水浄化例を示す縦断面図。
【図24】河川の水浄化例を示す斜視図。
【図25】除塵機についての例を示す側面図。
【図26】図25のK−K線断面図。
【図27】水車についての他の実施形態を示す側断面
図。
【図28】船舶による水浄化例を示す側面図。
【符号の説明】
11…ソーラーパネル、16…照明器具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川や水路等の水の保有する流れのエネ
    ルギーを受けて流れの方向と流れに逆行する方向に連続
    して運動すべく循環駆動するように構成され、この循環
    駆動を回転力に変換することで電力や油圧力等として利
    用されるようにしたエネルギー変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、複数個の回転ホイー
    ルと、同ホイール間に掛けられた無端運動部材と、同無
    端運動部材に沿って配列され流れのエネルギーを受け得
    るようにした受動片とを備えてコンベア運動をするよう
    に構成したエネルギー変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、循環運動す
    る手段は、河川水のレベルに追従するようになっている
    エネルギー変換装置。
  4. 【請求項4】 河川や水路等の水の保有する流れのエネ
    ルギーを受けて回転運動すべく構成した水車の回転力を
    電力や油圧力等として変換利用されるようにしたエネル
    ギー変換装置。
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