JPH11181888A - 建築構造物 - Google Patents

建築構造物

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Publication number
JPH11181888A
JPH11181888A JP36417697A JP36417697A JPH11181888A JP H11181888 A JPH11181888 A JP H11181888A JP 36417697 A JP36417697 A JP 36417697A JP 36417697 A JP36417697 A JP 36417697A JP H11181888 A JPH11181888 A JP H11181888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
bore
floor body
multilayer
fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP36417697A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Tanaka
勝弘 田中
Mitsuru Machii
充 町井
Yoshio Nishimoto
好男 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な手法で大空間の切り替えが可能多
様で、エンターテーメント空間を自在に創出できる建築
構造物を提供すること。 【解決手段】 複数の床体5,6の間を支持体7で
接続して多層床体1を構成する。多層床体1をボア2に
収容し、貯留槽3内の流体をボア2へ給排することで、
多層床体1を昇降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築構造物に関し、
より詳細には大空間を上下動させて多目的大型複合商業
施設等として活用できる建築構造物に関にする。
【0002】
【従来の技術と本発明の課題】一般ビル内にアミューズ
メント施設、スポーツ施設、飲食施設等の複数の施設を
階層毎に設けた複合商業施設は古くから知られている
が、階層の移動が不可能なため多様性に欠ける。
【0003】ドーム内のグラウンド部分が使用目的に応
じて人工芝や室内床等に切り替え可能な多目的大型複合
商業施設も建設されている。しかしながらグラウンドの
大きさを越えた別の大空間の切り替えは不可能であり、
多様なエンターテーメント空間を自在に創出できるまで
には至っていない。
【0004】本発明は以上の現状に鑑みて成されたもの
で、その目的とするところは、多様なエンターテーメン
ト空間を自在に創出できる建築構造物を提供することに
ある。
【0005】さらに本発明の他の目的は、簡易な手法で
大空間の切り替えが可能な建築構造物を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
床体と共に大空間を昇降移動可能な建築構造物におい
て、複数の床体を上下方向に配列した多層床体と、前記
多層床体を収容するボアとからなり、前記ボア内に流体
を給排して多層床体を浮力で昇降させることを特徴とす
る、建築構造物である。
【0007】請求項2に係る発明は、床体と共に大空間
を昇降移動可能な建築構造物において、複数の床体を上
下方向に配列した多層床体と、前記多層床体を収容する
ボアと、前記ボアの近傍に設けられ、ボアへ給排する流
体を貯留する貯留槽と、前記ボアと貯留槽の間を接続す
る連絡路とからなり、前記連絡路に流体の移動を阻止す
る開閉弁を設けたことを特徴とする、建築構造物であ
る。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載の建築構造物において、多層床体が、複数の
床体と床体の間を支持体で接続して構成する浮体構造物
であることを特徴とする、建築構造物流体である。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載の建築構造物において、流体が水等の液体で
あることを特徴とする、建築構造物である。
【0010】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0011】〈イ〉全体の構成 図1,図2に建築構造物の一例を示す。符号1は複数の
床体を上下方向に配列した多層床体で、多層床体1と同
断面形のボア2に浮力を利用して昇降可能に収容されて
いる。
【0012】ボア2の近傍に貯留槽3が設けてあり、貯
留槽3とボア2の底部間が連絡路4で連通されている。
以下、各部について詳述する。
【0013】〈ロ〉多層床体 多層床体1は第一床体5と第二床体6の間を支柱又は壁
体の支持体7で接続して構成される浮体である。
【0014】本例では第一床体5と第二床体6の平面形
状が楕円である場合について示すが、その他に円形、矩
形多角形等のでもよく、形状的な制約は特別ない。
【0015】第一床体2は浮上効率を高めるために中空
構造又は低比重の素材で構成することが望ましい。
【0016】また第一床体5の周面にシール材(図示せ
ず)を設けておくと、第一床体5とボア2の間の止水性
を確保できる。
【0017】多層床体1を構成する第一床体5と第二床
体6は、多様なエンターテーメント空間として活用する
もので、例えばアミューズメント施設、スポーツ施設、
パビリオン等の空間として使用できる。
【0018】〈ハ〉ボア ボア2は多層床体1の全高より深く設計してある。ボア
2の底部に沓体8が設置してあって、降下後において多
層床体1の底面を支承し得るようになっている。
【0019】〈ニ〉貯留槽 貯留槽3内には水等の流体を貯留している。連絡路4を
経由して貯留槽3内の流体をボア2内へ給排して多層床
体1を昇降し得るようになっている。
【0020】本例では流体の給排を、連絡路4に設けた
ポンプ9で行う場合について説明するが、これに限定さ
れるものではない。流体の他の給排手段としては、例え
ば貯留槽3内にピストンを配置して流体を直接加圧した
り、或いは気圧調整装置を配置して空気を介して流体を
加圧する方法等を採用できる。
【0021】また連絡路4には開閉弁10が設けてあっ
て、開閉弁10を閉弁することで流体の移動を遮断し得
るようになっている。尚、流体としては水等の液体が好
適である。
【0022】
【作用】つぎに建築構造物の使用方法について説明す
る。
【0023】〈イ〉多層床体の降下 図2はボア2内の流体を貯留槽3内へ還流させ、多層床
体1をボア2に着底させた状態を示す。
【0024】多層床体1を構成する第一床体5は沓体8
に支承され、第二床体6は地上と同一の高さになってい
る。
【0025】このように多層床体1が降下した場合、地
上に露出した第二床体6上を各種のエンターテーメント
空間、例えばサッカー、アリカンフットボール等のスポ
ーツ場、屋外コンサート会場、フリーマーケット会場等
の各種の屋外施設の設置空間として活用する。
【0026】〈ロ〉多層床体の上昇 図2のポンプ9を稼働して貯留槽3内の流体をボア2内
へ流入すると、ボア2内の液位が上昇し、浮体である多
層床体1が浮力で上昇する。
【0027】多層床体1を構成する第一床体5が地上と
同一の高さになったら、ポンプ9の運転を停止すると同
時に、開閉弁10を閉弁する。
【0028】これにより地上には多層床体1を構成する
第一床体5及び第二床体6が地上に現れたことになり、
これらの両床体5,6又は第一床体5を各種のエンター
テーメント空間として活用する。
【0029】第一床体5は例えばコンベンションや映画
祭等のイベントを行ったり、製品販売空間や飲食スペー
スとして活用できる。また、第一床体5に屋内型テーマ
パークを造り込むことも可能である。
【0030】
【発明の実施の形態2】前記した実施の形態は多層床体
1を第一床体5と第二床体2の二層で構成する場合につ
いて説明したが、三層以上であってもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は次の特有の効果を奏する。
【0032】〈イ〉 多層床体を昇降させることで、多
様なエンターテーメント空間を自在に創出することで
き、多様性に優れた建築構造物が得られる。
【0033】〈ロ〉 時間単位で床体と共に大空間を出
現或いは消滅させることができ、これまでになかった商
業施設或いはイベント施設を提供することができる。
【0034】〈ハ〉 最も効用の高い地上階を有効に活
用することができる。
【0035】〈ニ〉 多層床体は浮力を利用して昇降さ
せるので、油圧力や機械的な力を利用して昇降する手段
と比較して、昇降コストが低廉で済むうえに、床面積が
超大の大型多層床体の昇降手段として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 多層床体の上昇時における本発明に係る建築
構造物のモデル図
【図2】 多層床体の上昇時における建築構造物のモデ
ル図
【符号の説明】
1 多層床体 2 ボア 3 貯留槽 4 連絡路 5 第一床体 6 第二床体 7 支持体 8 沓体 9 ポンプ 10 開閉弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床体と共に大空間を昇降移動可能な建
    築構造物において、 複数の床体を上下方向に配列した多層床体と、 前記多層床体を収容するボアとからなり、 前記ボア内に流体を給排して多層床体を浮力で昇降させ
    ることを特徴とする、 建築構造物。
  2. 【請求項2】 床体と共に大空間を昇降移動可能な建
    築構造物において、 複数の床体を上下方向に配列した多層床体と、 前記多層床体を収容するボアと、 前記ボアの近傍に設けられ、ボアへ給排する流体を貯留
    する貯留槽と、 前記ボアと貯留槽の間を接続する連絡路とからなり、 前記連絡路に流体の移動を阻止する開閉弁を設けたこと
    を特徴とする、 建築構造物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の建築構
    造物において、多層床体が、複数の床体と床体の間を支
    持体で接続して構成する浮体構造物であることを特徴と
    する、建築構造物。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の建築構
    造物において、流体が水等の液体であることを特徴とす
    る、建築構造物。
JP36417697A 1997-12-17 1997-12-17 建築構造物 Pending JPH11181888A (ja)

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JP36417697A JPH11181888A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 建築構造物

Applications Claiming Priority (1)

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JP36417697A JPH11181888A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 建築構造物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11181888A true JPH11181888A (ja) 1999-07-06

Family

ID=18481162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36417697A Pending JPH11181888A (ja) 1997-12-17 1997-12-17 建築構造物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007094104A1 (ja) * 2006-02-14 2007-08-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. 超音波センサ

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