JPH1118160A - 遠距離通信ネットワーク間を歩き回る使用者識別検証方法および装置 - Google Patents

遠距離通信ネットワーク間を歩き回る使用者識別検証方法および装置

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JPH1118160A
JPH1118160A JP10156465A JP15646598A JPH1118160A JP H1118160 A JPH1118160 A JP H1118160A JP 10156465 A JP10156465 A JP 10156465A JP 15646598 A JP15646598 A JP 15646598A JP H1118160 A JPH1118160 A JP H1118160A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 識別検証プロトコルの異なるネットワーク間
を歩き回る使用者端末を識別検証すること。 【解決手段】 使用者端末UT1は、IS−41のPL
MN9からGSMタイプのネットワークへ歩き回ること
ができる。終端間識別検証を提供するために、IS−4
1誰何が、GSMまたはUSSDまたはSMSとしてパ
ッケージされて、衛星ネットワークを通して、送受器へ
送信される。使用者端末UT1で生成された結果応答
は、GSMまたはUSSDまたはSMSとしてパッケー
ジされ、かつ、衛星ネットワークを通して、相互作用ユ
ニット(IWF)32へ送信される。誰何を伴うAUT
HRが、PLMN9の識別検証センター(AC)へ送信
され、それによって、終端間識別検証は実行されること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動使用者端末
を識別検証することに関する。移動使用者端末は、ある
遠距離通信ネットワークから他の遠距離通信ネットワー
クへ歩き回る。また、移動使用者端末は、DAMPSネ
ットワークのようなIS−41ネットワークからGSM
識別検証技術を使用する(衛星遠距離通信ネットワーク
のような)ネットワークへ歩き回る場合に、識別検証に
対する特定のしかし排他的でない用途を有する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】地上
移動遠距離通信システムは、よく知られており、かつ、
異なる規格に従って動作する多数の異なるシステムが開
発されている。これらの公衆地上移動ネットワーク(P
LMN)は、アナログまたはデジタル規格に従って動作
する。ヨーロッパや(日本を除く)極東やその他の場所
では、デジタルのグローバルシステムモバイル(GS
M:Global System Mobile)ネットワークが普及してい
る。一方、アメリカでは、アドバンスドモバイルフォン
システム(AMPS:AdvancedMobile Phone System)
およびデジタルアメリカンモバイルフォンシステム(D
AMPS:Digital American Mobile Phone System)の
ようなIS−41勧告に従って動作するネットワークが
使用されている。日本では、パーソナルハンディフォン
システム(PHS)およびパーソナルデジタルコミュニ
ケーション(PDC:Personal Digital Communicatio
n)ネットワークが使用されている。さらに最近では、
ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム
(UMTS:Universal Mobile Telecommunication Sys
tem)に対する提案がなされている。これらのネットワ
ークは、全てセルラー方式でありかつ地上配備されてい
るが、識別検証において異なり、かつ、異なる信号送信
プロトコルと送信周波数帯とを使用する。
【0003】例えば、GSMシステムを考えると、移動
ネットワークの個々のセルは、一連の地理的に間隔を開
けられた地上の基地トランシーバー局(BTS)によっ
て処理されている。BTSは、基地局コントローラ(B
SC)を通して、移動切換センター(MSC)へ結合さ
れている。MSCは、従来の公衆交換電話ネットワーク
(PSTN)へ、ネットワークからゲートウエーを提供
する。ネットワークは、基地位置レジスタ(HLR)を
具備する。HLRは、システムへの加入者とその使用者
端末についての情報を記憶している。使用者端末がスイ
ッチオンされると、使用者端末は自己をHLRに登録
し、かつ、識別検証手続きが実行される。各移動使用者
端末は、加入者識別モジュール(SIM)として知られ
ているスマートカードを設けられている。SIMは、加
入者を識別するために、2つの特有の(識別の)項目を
記憶している。第1項目は、国際移動加入者識別子(I
MSI)を具備し、かつ、第2項目は、GSM仕様書に
おいてKiとして参照される秘密のパラメータを具備す
る。識別検証センター(AuC)は、HLRと関連され
る。AuCは、ネットワークへの各加入者に対して、I
MSIおよびKiに対応するデータを具備する。使用者
端末がスイッチオンされ、他の時間に、IMSIが使用
者端末からHLRへ送信されると、HLRは、使用者を
識別検証するために、AuCを参照する。IMSIは、
AuCのメモリ内でチェックされ、かつ、Kiの対応値
が直される。また、ランダム番号RANDが、AuC内
で生成される。ランダム番号RANDとKiの値とは、
署名結果SRESを生成するために、GSM仕様書にお
いてA3として参照されるアルゴリズムに、入力として
適用される。AuCは、また、GSM仕様書においてA
8として参照されるアルゴリズムを具備する。A8は、
秘密のキーKcを生成する。秘密のキーKcは、使用者端
末と地上配備ネットワークとの間の空中を通して送信さ
れたデータの暗号化/解読のために使用される。実際に
は、アルゴリズムA3/A8は、96ビット出力を生成
する単一のアルゴリズムによって構成されている。96
ビットのうち、32ビットがSRESを構成し、かつ、
残りの64ビットがKcを構成する。RANDとSRE
SとKcとを含む3つ組の信号は、AuCからHLRを
通して、MSCへ与えられる。MSCは、識別検証手続
きにおける検査局として動作する。
【0004】そして、RANDの個々の値は、MSCか
ら、ネットワークを通して、使用者端末へ送信される。
ランダム番号RANDの受信された値とSIM内のKi
の記憶された値とから、SRES’およびKcの対応値
を使用者端末で生成するために、使用者端末のSIM
は、局所的に記憶されたアルゴリズムA3/A8を有す
る。
【0005】SRES’の値は、ネットワークを通して
MSCへ返信され、かつ、SRESの当初生成された値
と比較される。もし、SRES’とSRESとが同じな
らば、使用者端末は、識別検証され、もしそうでなけれ
ば、使用者端末の(HLRへの)登録は、排除される。
【0006】その後、もし、使用者端末が識別検証され
たならば、MSCは、GSM仕様書においてA5として
参照される暗号化/解読アルゴリズムを使用して、ネッ
トワークを通して送信されたデータの暗号化/解読を開
始する。A5は、秘密のキーKcとネットワークを通し
て送信されたデータのフレーム番号とを、その入力とし
て使用する。使用者端末のSIMは、(その局所的に記
憶された)アルゴリズムA8のコピーを使用して、秘密
のキーKcのそれ自身の値を生成する。使用者端末にお
けるKcの局所値は、送信されたデータを暗号化/解読
するために、アルゴリズムA5の局所的に保持されたコ
ピーを使用して、使用されることができる。
【0007】GSMで使用される識別検証手続きは、ラ
ンダム番号のみが使用者端末とBTSとの間の空中イン
ターフェースを通して送信される、という優位性を有す
る。このことは、不正登録の危険を最小にする。識別検
証手続きとそれに続いて起こるデータ暗号化/解読のさ
らなる詳細については、”The GSM System for Mobile
Communications” M.Mouly & M-B.Pautet, Cell & Sys.
1992年 第477〜492頁への参照が示される。もし、使用
者端末が(異なる地理的位置内の)異なるGSMネット
ワークへ歩き回るならば、使用者端末は、訪問されたネ
ットワークの相手先位置レジスタ(VLR)に自己を登
録する。VLRは、請求や他の目的のために、基地ネッ
トワークのHLRと通信する。
【0008】ここで、IS−41勧告に従って動作する
ネットワークを考えると、多数の基地局BSがMSC/
VLRへ接続されている。MSC/VLRは、GSMネ
ットワークと大体同じ構成でHLRへ結合されている。
識別検証センターAuCは、HLRと関連されている。
各移動送受器は、数値アドレスモジュール(NAM)を
具備する。NAMは、Aキーとして知られている秘密の
キーと共に、個々の移動識別番号(MIN)を記憶して
いる。識別検証センターACは、ネットワークに登録さ
れた使用者端末に対するMINと関連するAキーのリス
トを維持する。IS−41ネットワークに対する識別検
証は、いわゆるCAVEアルゴリズムを利用する。CA
VEアルゴリズムは、いわゆる共有秘密データSSDを
利用する。SSDは、各使用者端末に対するAキーおよ
びMINから生成される。
【0009】識別検証を実行するために、最初に、識別
検証センターACは、SSDが更新されるという要求
を、使用者端末へ送信する。そして、SSDは、使用者
端末と識別検証センターACとの両方において更新され
る。Aキーの詳細をSSDから得ることは不可能であ
る、ということがSSDの特徴である。
【0010】そして、MINは、使用者端末からMSC
へ送信される。MSCは、同様に、ランダム番号RAN
Dの形式で、誰何を生成する。ランダム番号は、使用者
端末へ返信される。そして、識別検証応答AUTHRを
生成するために、CAVEアルゴリズムが、SSDおよ
びRANDの現在値を使用して、使用者端末において実
行される。そして、AUTHRは、ネットワークを通し
てMSCへ返信される。MINとRANDとAUTHR
の現在値が、ネットワークを通して、ACへ送信され、
かつ、CAVEアルゴリズムが、MSCから受信された
SSDおよびRANDの局所値を使用して、実行され
る。故に、AUTHRの値が、ACで生成される。生成
されたAUTHRは、使用者端末から受信されたAUT
HRの値と比較されることができる。もし、生成された
AUTHRの値と受信されたAUTHRの値とが同じな
らば、成功した識別検証が達成される。しかし、生成さ
れたAUTHRの値と受信されたAUTHRの値とが異
なるならば、使用者端末の登録をVLRから取り消すた
めに、応答がMSCへ送られる。この他に、MSCに対
して(SSDおよびRANDを使用して)CAVEアル
ゴリズムを実行することを許可しながら、かつ、ACへ
戻り参照することなくAUTHRを提供するために結果
を比較しながら、ACは、SSDをMSCへ委ねられて
もよい。識別検証手続きは、GSMで使用される手続き
に大体類似しているが、詳細には異なり、かつ、手続き
は互換性がない。
【0011】PSTNやPLMNのように、移動使用者
端末と従来の地上ネットワークとの間の衛星通信リンク
を使用する移動遠距離通信システムが提案されている。
IRIDIUM(登録商標)衛星セルラーシステムとし
て知られている1つのネットワークが欧州特許公開第0
365885号公報および米国特許第5394561号
公報(Motorola)に記載されている。該ネットワーク
は、780kmの軌道半径を有するいわゆる低地球軌道
(LEO)衛星の一群を利用する。電話送受器のような
移動使用者端末は、頭上の軌道を回る衛星へのリンクを
確立する。呼は、該衛星から、衛星群内の他の衛星へ送
信されることができ、そして、典型的には、地上局へ送
信されることができる。該地上局は、従来の地上配備ネ
ットワークに接続されている。
【0012】いわゆる中地球軌道(MEO)衛星群を利
用する他の案が10,000〜20,000kmの範囲
内の軌道半径を伴って提案されており、Walker J.G.”S
atellite Patterns for Continuous Multiple Whole Ea
rth Coverage”Royal Aircraft Establishment 1977年
第119〜122頁への参照が示される。例えば英国特許公開
第2295296号公報に記載されたICO(登録商
標)衛星セルラーシステム、および、欧州特許公開第0
510789号公報に記載されたODYSSEY(登録
商標)衛星セルラーシステムへの参照が示される。これ
らのシステムでは、衛星通信リンクは、隣接する衛星間
における通信を許可せず、代わりに、移動送受器のよう
な移動使用者端末からの信号は、最初に、衛星へ送信さ
れ、そして、地上局または衛星アクセスノード(SA
N)へ送信される。地上局またはSANは、従来の地上
配備電話ネットワークへ接続されている。このことは、
システムの多くの構成要素がGSMのような既知のデジ
タル地上セルラー技術と互換性を有する、という優位性
を有する。また、LEOネットワークを伴う場合よりも
より簡単な衛星通信技術を使用することができる。
【0013】衛星通信ネットワークでは、軌道を回る衛
星と通信するために、地上局が、世界中の異なる場所に
置かれている。ICO(登録商標)システムや他のシス
テムでは、相手先位置レジスタは、各々の衛星地上局と
関連している。該衛星地上局は、特定の地上局を利用し
ている個々の使用者端末の記録を維持する。相手先位置
レジスタは、衛星ネットワークに対する基地位置レジス
タと通信する。使用者端末は、従来の地上配備ネットワ
ークに類似した方法で、衛星ネットワークでの使用のた
めに、識別検証される。例えば、ICO(登録商標)シ
ステムは、従来の地上配備GSMネットワークに対して
使用されるGSM識別検証に対応する識別検証手続きを
使用する。
【0014】世界のあるエリアでは、従来の地上PLM
Nと衛星ネットワークとによって提供される範囲は、共
通エリアで重なっている。個々の移動端末がPLMNと
衛星ネットワークとの両方で動作可能である、というこ
とが提案されている。使用者端末は、使用者に対してネ
ットワークを選択することを許可するために、スイッチ
を具備してもよく、または、この他には、例えば信号強
度に基づいた自動選択がなされてもよい。通常、コスト
と信号強度との理由のために、従来の地上ネットワーク
が好まれるが、PLMNの範囲領域の外にいる場合、使
用者は、衛星ネットワークへ歩き回る、ということが予
見される。故に、衛星ネットワークサービスは、PLM
Nのオペレータによって加入者へ提供されることがで
き、かつ、衛星サービスの使用に対する請求は、PLM
Nに対して既に配置されている設備を通して、実行され
ることができる。
【0015】しかしながら、衛星サービスの使用に対す
る代金請求がPLMNのオペレータへ送られる際に、該
請求が個々の加入者へ(不正の重大な危険なく)正確に
課せられる、ということを保証するために、加入者がP
LMNから衛星ネットワークへ歩き回る場合、確実な識
別検証手続きが要求される。2つのネットワークが異な
る識別検証プロトコルを使用する場合、識別検証を達成
する際に問題が起こる。本発明は、この問題点に取り組
む。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の特徴において、本
発明は、第1識別検証プロトコルを使用する第1ネット
ワークから第2の異なる識別検証プロトコルを使用する
第2ネットワークへ歩き回る使用者端末を識別検証する
方法において、識別検証誰何を、第2ネットワークを通
して、第1ネットワークのプロトコルに従う使用者端末
へ送信し、第1識別検証プロトコルに従って、誰何への
使用者端末における応答を提供し、応答を、第2ネット
ワークを通して、検査局へ送信し、第1ネットワークを
伴った使用に対する第1プロトコルに従う使用者端末を
識別検証するために、検査局における応答を、第1プロ
トコルに従う第1ネットワークに対する対応識別検証デ
ータと比較することを特徴とする方法を提供する。
【0017】識別検証誰何は、第2ネットワークに妥当
なデータフォーマット内にメッセージとしてパッケージ
されて、第2ネットワークを通して、使用者端末へ送信
される。第1ネットワークはIS−41勧告に従って構
成され、かつ、第2ネットワークはGSM勧告に従って
構成される。その場合、誰何および応答は、GSMネッ
トワークを通した送信に対するUSSDまたはSMSと
してパッケージされる。
【0018】本発明による方法は、第2プロトコルに従
って、前記第2ネットワークを伴った使用のための歩き
回る使用者端末を識別検証することと、第2プロトコル
に従う識別検証が成功である場合のみ、第1プロトコル
に従って、端末を識別検証することとを具備する。第2
ネットワークに対する識別検証は、初期識別検証誰何
を、第2ネットワークを通して、第2ネットワークのプ
ロトコルに従う使用者端末へ送信し、第2識別検証プロ
トコルに従って、予め決められたアルゴリズムに従う誰
何への使用者端末における応答を提供し、応答を、第2
ネットワークを通して、第2ネットワークに対する検査
局へ送信し、第2ネットワークを伴った使用に対する使
用者端末を識別検証するために、第2ネットワークに対
する検査局における応答を、第2プロトコルに従う識別
検証データと比較することを具備する。第2ネットワー
クは、衛星ネットワークを含んでもよい。
【0019】本発明は、また、第1識別検証プロトコル
を使用する第1ネットワークから第2の異なる識別検証
プロトコルを使用する第2ネットワークへ歩き回る使用
者端末において、第1ネットワークのプロトコルに従う
識別検証誰何を、第2ネットワークを通して受信する受
信器と、第1識別検証プロトコルに従って、誰何への応
答を提供するように動作する手段と、第1ネットワーク
を伴った使用に対して第1プロトコルに従う使用者端末
を識別検証するために、遠方の検査局において応答が第
1プロトコルに従う第1ネットワークに対する対応識別
検証データと比較されることを可能にするために、応答
を第2ネットワークを通して送信するように動作する送
信器とを具備することを特徴とする使用者端末を具備す
る。
【0020】本発明による使用者端末は、第2ネットワ
ークのプロトコルに従う識別検証誰何を、第2ネットワ
ークを通して受信する受信器と、第2識別検証プロトコ
ルに従って、誰何への応答を提供するように動作する手
段と、第2ネットワークを伴った使用に対して第2プロ
トコルに従う使用者端末を識別検証するために、遠方の
検査局において応答が第2プロトコルに従う第2ネット
ワークに対する対応識別検証データと比較されることを
可能にするために、応答を第2ネットワークを通して送
信するように動作する送信器とをさらに具備する。
【0021】本発明は、GSM勧告およびIS−41勧
告に従って動作し、かつ、SMSまたはUSSDとして
送信されるIS−41応答を生成するために、USSD
またはSMSとしてパッケージされたIS−41誰何へ
応答することを特徴とする使用者端末をさらに具備す
る。本発明によると、相互作用機能ユニットは、第1ネ
ットワークから第2ネットワークへ歩き回る使用者端末
を識別検証することにおける使用に対して、個々の第1
および第2識別検証プロトコルを伴った第1および第2
の異なる組の勧告に従って動作する第1および第2遠距
離通信ネットワーク間において相互作用を提供するため
に設けられている。該ユニットは、第1ネットワークの
プロトコルに従う識別検証誰何を、第2ネットワークを
通して、使用者端末の方へ送る手段と、第1識別検証プ
ロトコルに従って、誰何への応答を、第2ネットワーク
を通して、使用者端末から受信する手段と、第1ネット
ワークを伴った使用に対する使用者端末を識別検証する
ために、応答を、該応答が第1プロトコルに従う第1ネ
ットワークに対する対応識別検証データと比較される検
査局の方へ、第1ネットワークに対する勧告に従うフォ
ーマットで送る手段とを具備する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明がさらに完全に理解される
ことを目的として、ここでは、本発明の実施形態が、一
例によって、添付図面を参照して説明される。添付図面
は以下の通りである。図1は、局所的な地上配備移動遠
距離通信システムを伴った本発明による衛星遠距離通信
システムの概要図である。図2は、SAN1および関連
する地上セルラーネットワークの周辺における衛星ネッ
トワークのさらに詳細なブロック図であり、相互作用を
図解するためのものである。図3は、衛星ネットワーク
内の交信を図解する概要ブロック図である。図4は、移
動使用者端末の概要図である。図5は、図4に示される
端末の回路の概要ブロック図である。図6は、図4およ
び図5に示されるSIMカードの概要ブロック図であ
る。図7は、図2に示される相互作用ユニット32の概
要ブロック図である。図8は、PLMN9のための規格
IS−41識別検証に対する概要フローチャートであ
る。図9は、PLMN9のための他の識別検証手続きの
概要フローチャートである。図10は、衛星ネットワー
クにおけるGSM型の識別検証の概要フローチャートで
ある。図11は、使用者端末がIS−41ネットワーク
9から衛星ネットワークへ歩き回る場合における識別検
証手続きの全般的な概要フローチャートである。図12
は、図11に示される識別検証において実行されるSS
Dの更新の概要フローチャートである。図13は、本発
明に基づいて、図12のSSDの更新の後に実行される
終端間識別検証に対する概要フローチャートである。図
14は、変更された終端間識別検証のフローチャートで
ある。図15は、IS−41誰何を具備するUSSDの
概要図である。
【0023】(1)衛星ネットワーク 図1を参照すると、衛星移動遠距離通信ネットワークの
概要ブロック図がICO(登録商標)ネットワークにお
おまかに対応して示されている。移動電話送受器の形態
である移動使用者端末UT1は、地球軌道衛星3aを介
した通信経路1,2を通した無線チャネル上で、地上配
備衛星アクセスノードSAN1と通信することができ
る。図1に概要的に示されるように、SAN1は、軌道
を回る衛星を追跡することができるアンテナ4を設けら
れている。
【0024】多数の衛星アクセスノードSAN1,2,
3等は、バックボーンネットワーク(backbone networ
k)5を形成するために、共に接続されている。バック
ボーンネットワーク5は、多数のゲートウエーGW1,
2,3等を通して、従来の地上配備電話ネットワークへ
接続されている。例えば、ゲートウエーGW1を考える
と、ゲートウエーGW1は、地上配備公衆交換電話ネッ
トワーク(PSTN)6へ接続されている。PSTN6
は、従来の電話器7への接続がなされることを許可す
る。ゲートウエーGW1は、加えて、公衆交換データネ
ットワーク(PSDN)8と公衆局所移動ネットワーク
(PLMN)9とに接続されている。各々のゲートウエ
ーGW1,2,3は、GSMネットワークで使用される
タイプの商業的に利用可能な移動切換センター(MS
C)を具備してもよい。GSMのより完全な理解のため
に、欧州遠距離通信学会(ETSI)によって発行され
た様々なGSM勧告への参照が示される。また、より簡
単に理解可能な梗概のためには、M.Mouly および M-B.P
autet による”The GSM System for Mobile Communicat
ions”(頁番号は先と同じ)への参照が示される。
【0025】図1に示されるように、送受器UT1は、
また、従来の地上配備移動ネットワークPLMN9と通
信することができる。PLMN9は、使用者端末UT1
との二重通信リンク11を確立するトランシーバー局1
0を具備するように、概要的に示される。この例では、
PLMN9は、D−AMPSネットワークのようなIS
−41に基づくネットワークである。
【0026】衛星ネットワークは、世界中に及ぶ範囲を
提供するように設計されており、かつ、衛星3a,3b
は、衛星の一群の部分を形成する。該衛星は、いくつか
の軌道内に配置されている。ある例では、5つの衛星の
2つの軌道が使用される。このことは、地球の表面の大
部分の範囲を提供するように示されることができる。地
球の表面では、10゜の衛星上昇角度に対して、1つの
衛星は、移動送受器によって、全ての時間でアクセスさ
れることができ、かつ、2つの衛星は、少なくとも80
%の時間の間アクセスされることができる。それによっ
てシステムの多様性を提供する。追加の冗長性および多
様性を提供するために、さらなる衛星が衛星群内に具備
されてもよい。
【0027】本発明は、特定の軌道半径に限定されない
が、衛星は、典型的には、例えば10,355kmの軌
道半径を伴うMEO衛星群内に配置されている。この実
施形態では、衛星3a,3bは、共通軌道内に示され、
かつ、衛星は、各SANのアンテナ配列によって追跡さ
れる。典型的には、各SANは、衛星群の個々の衛星を
追跡するための5つのアンテナを具備する。SANは、
連続した範囲を提供するために、地球の方々に間隔を開
けて配置されている。示された例では、SAN1はヨー
ロッパに配置され、一方、SAN2はアフリカに配置さ
れ、SAN3はアメリカに、他のSANは他の場所に配
置されている。図1では、SAN2は、衛星3bを介し
て使用者端末UT2と通信していることを示されてい
る。衛星ネットワークのさらなる詳細については、英国
特許公開第2295296号公報への参照が示される。
【0028】衛星3a,3bは、非静止衛星軌道内にあ
り、かつ、ヒューズHS601のような殆ど従来型の衛
星を含み、かつ、英国特許公開第2288913号公報
に開示される特徴を具備する。各衛星3a,3bは、衛
星下の地球上のフットプリント(footprint)をカバー
するビームの配列を生成するように配置されている。各
ビームは、英国特許公開第2293725号公報に開示
されるような多数の異なる周波数チャネルおよびタイム
スロットを具備する。故に、ビームは、隣接するセルラ
ーエリアを提供する。該セルラーエリアは、従来の地上
配備移動電話ネットワークのセルに対応する。衛星は、
衛星制御センター(SSC)12と追跡遠隔測定および
制御局(TT&C)13とによって制御される。SSC
12およびTT&C13は、デジタルネットワーク15
を通して、ネットワーク管理センター14へ接続されて
いる。デジタルネットワーク15は、バックボーンネッ
トワーク5へ結合されている。SSC12およびTT&
C13は、NMC14によって指示されるように、衛星
3a,3bの動作(例えば、送信電力レベルの設定、お
よび、トランスポンダの入力同調)を制御する。衛星3
a,3bに対する遠隔測定信号は、TT&C13によっ
て受信され、かつ、衛星が正確に機能することを保証す
るために、SSC12によって処理される。
【0029】電話の呼び出しの間、送受器UT1,2
は、ダウンリンクチャネルおよびアップリンクチャネル
を具備する全二重通信チャネルを介して、衛星3a,3
bと通信する。これらのチャネルは、呼の開始時に割り
当てられた周波数上に、TDMAタイムスロットを具備
する。
【0030】図2を参照すると、SAN1および局所P
LMN9の構成がより詳細に示されている。SAN1
は、地上地球局LES1からなる。LES1は、衛星を
追跡するための5つの皿状アンテナ4へ結合されてい
る。LES1は、増幅器とマルチプレクサとデマルチプ
レクサとコーデックとを伴った送信および受信回路を具
備する。移動衛星スイッチングセンターMSSC1は、
LES1および衛星相手先位置レジスタVLRSAT1へ
結合されている。個々の電話呼がバックボーンネットワ
ーク5と衛星3aを介した(移動端末UT1への)二重
通信リンク1,2とを通して確立されることを可能とす
るために、MSSC1は通信信号(音声およびパケット
データ)をバックボーンネットワーク5およびLES1
へ結合する。MSSC1は、信号をその目的地へ適切に
送るために、アンテナ4からの入力通信信号上のアドレ
スに応答する。
【0031】VLRSAT1は、各々の加入者の記録を維
持する。この記録とは、即ち、信号通信のためにSAN
1を利用している各々の使用者端末UTのIMSIであ
る。MSSC1は、図1に示されるPSDN8およびP
STN6と共にPLMN9へ出力接続を提供するため
に、ゲートウエーGW1へ接続されている。故に、典型
的には、パケットデータは、PSDN8へ与えられ、か
つ、PSDN8から与えられる。また、音声信号は、ネ
ットワークPLMN9またはPSTN6へ通信され、か
つ、ネットワークPLMN9またはPSTN6から通信
される。全てのSANは、登録された加入者の記録を維
持するために、個々のVLRSATを伴った同様の構成で
ある。
【0032】図3を参照すると、衛星ネットワークは、
また、データベース17を具備する。データベース17
は、ここでは、衛星基地位置レジスタ(HLRSAT)と
して参照される。HLRSATは、各移動使用者端末UT
に関する記録を含む。該記録は、端末の識別子(即ち、
端末のIMSI)と、UTの地理的位置と、(請求およ
び他のデータが単一地点で集められることを可能とする
ために)UTが登録された基地MSSCと、UTが衛星
を介して通信中の現在の有効なSANとを含む。HLR
SAT17は、図1に示されるNMC14に置かれてもよ
く、または、SAN1,2,3等の間に分配されてもよ
い。識別検証センターAuCは、HLRSAT17に関連
されている。AuCは、衛星ネットワークを伴った使用
のための加入者を識別検証するために、GSM勧告に従
って、秘密のパラメータKiと(衛星ネットワークへの
各加入者に対する)関連するIMSIとを記憶する。
【0033】(2)IS−41ネットワーク(PLMN
9) 図2を再び参照すると、IS−41移動ネットワーク9
は、DAMPSネットワークを具備し、かつ、多数の基
地トランシーバー局BS1,2,3等を具備する。BS
1,2,3等は、既によく知られた方法でセルラーネッ
トワークを提供するために、地理的に間隔を開けて置か
れている。典型的には、IS−41ネットワーク9は、
国または州を覆う範囲領域を有する。故に、該範囲領域
は、衛星ネットワークの世界的な範囲と重なる。BS1
は、関連するアンテナ10と共に示される。BS1は、
地上線によって、移動切換センターMSC1へ接続され
ている。MSC1は、移動ネットワーク内に呼を送るこ
とができ、また、ゲートウエーGMSC1を通して線1
8を通した従来のPSTNへ、または、線19上を、ゲ
ートウエーGW1を通した衛星ネットワークへ、呼を送
ることができる。
【0034】地上配備IS−41ネットワーク9に対す
る基地位置レジスタHLRが、GMSC1と結合されて
提供される。HLRは、従来の方法で、使用のためにネ
ットワークに登録された使用者端末の識別子の記録を保
持する。この識別子は、IS−41の用語体系におい
て、モジュール識別番号(MIN)として知られてい
る。PLMN9は、また、相手先位置レジスタVLRを
具備する。VLRは、他のIS−41ネットワークから
歩き回る加入者(ネットワークに一時的に登録された加
入者)の記録を維持する。例えば、もしPLMN9がア
メリカ合衆国のある地理的区域(例えばカリフォルニ
ア)に置かれているならば、他の地理的区域(例えばニ
ューヨーク州)内のIS−41ネットワークからの加入
者は、カリフォルニアにいる間、一時的に局所的に登録
される。従来の方法では、電話使用情報は、カリフォル
ニア内のVLRから、PSTN6を通して、ニューヨー
クのネットワークへ、請求目的のために中継される。
【0035】識別検証センターACはHLRへ結合され
ている。ACはAキーとして知られる秘密のキーのデー
タベースを具備する。Aキーは、IS−41勧告に従っ
たCAVEアルゴリズムを伴って、個々の使用者端末の
MINと独自に関連される。この記録されたデータは、
端末UT1のような使用者端末を識別検証するために使
用される。これについては、後で、さらに詳細に説明さ
れる。IS−41勧告のさらなる詳細については、M.D.
Gallagher & R.A.Snyder によるテキストブック”Mobil
e Telecommunications Networking with IS-41”(McGr
aw Hill 1997年 [ISBN 0-07-063314-2])への参照が示
される。
【0036】(3)移動使用者端末 図4および図5を参照すると、移動使用者端末UT1
は、局所地上セルラーネットワークと衛星ネットワーク
との両方を伴って動作するために、構成されている。故
に、図2に示される例では、移動送受器UT1は、D−
AMPSのような地上配備IS−41プロトコルと衛星
ネットワークプロトコルとのいずれかに従って、動作す
ることができる。衛星ネットワークプロトコルは、GS
Mプロトコルにほぼ対応する。図4に示されるように、
使用者端末UT1は、2つのモードでの動作が可能な移
動送受器を含む。使用者端末UT1は、衛星ネットワー
クを伴った使用に対する同様のGSM型回路と共に、地
上配備セルラーネットワーク9を伴った使用に対する従
来のIS−41回路を具備する。送受器は、マイクロフ
ォン20とスピーカー21とバッテリー22とキーパッ
ド23とアンテナ24a,24bとディスプレイ25と
を具備する。アンテナ24a,24bは、IS−41と
衛星ネットワークとのそれぞれを伴った使用のためのも
のである。ディスプレイ25は、(他の用途の中でも特
に)衛星リンクを介してデジタルパケットデータネット
ワークを通して端末へ送信されたメッセージを表示する
ことに対して使用されることができる。送受器ユニット
UT1は、また、主に衛星ネットワークを伴った使用の
ために、加入者識別モジュール(SIM)スマートカー
ド26を具備する。
【0037】送受器UT1の回路構成は、図5におい
て、ブロック図形式で示される。SIMカード26は、
コントローラ28(典型的にはマイクロプロセッサ)へ
結合されたSIMカードリーダー27内に収容される。
マイクロフォン20およびスピーカー21は、IS−4
1と衛星ネットワークとのそれぞれを伴った使用のため
に、コーデック29a,29bへ結合されている。IS
−41および衛星ネットワークに対して既によく知られ
た方法で通信信号を送信および受信するために、コーデ
ック29a,29bは、個々の従来の無線インターフェ
ース30a,30bおよび個々のアンテナ24a,24
bへ結合されている。
【0038】衛星ネットワークに対して、SIMカード
26は、図6に示されるメモリM1を具備する。メモリ
M1は、後に説明される識別検証目的のために、個々の
IMSIを、秘密の識別関数Kiおよび(GSM勧告に
従った)アルゴリズムA3/A8およびA5と共に記憶
する。識別関数KiはSIMに特有である。IS−41
ネットワークに対して、使用者端末は、IS−41勧告
に従った数値アドレスモジュール(NAM)31を具備
する。NAM31は、送受器に対する個々のMINおよ
びAキーを記憶する。また、コントローラ28に関連す
るメモリM2は、CAVEアルゴリズムを記憶する。C
AVEアルゴリズムは、後に説明される識別検証のため
に使用される。
【0039】(4)ネットワーク選択 先に説明したように、ネットワークは、多数の異なる方
法で、(信号強度のような要因に依存して自動的に、ま
たは、手動で、)選択されることができる。この例で
は、説明の簡単化のために、ネットワークは、キーパッ
ド23上のキーの使用によって手動で選択されるとし
て、説明される。キーパッド23がIS−41ネットワ
ークを選択するために操作されると、UT1が(二重通
信リンク11を通して)地上配備IS−41ネットワー
ク9に対する周波数およびプロトコルで動作するよう
に、コントローラ28は、コーデック29aおよび無線
インターフェース30aを選択する。衛星ネットワーク
が選択されると、UT1が衛星ネットワークに適した周
波数およびプロトコルで動作しかつ通信が衛星3aを介
した二重通信リンク1,2を通して起こるように、コン
トローラ28は、コーデック29bおよび無線インター
フェース30bを選択する。
【0040】(5)ネットワーク相互作用 使用者端末がPLMN9の範囲領域の外を歩き回る場
合、または、衛星ネットワークを通して利用可能なサー
ビス(IS−41ネットワークを通しては利用不可能な
サービス)を使用することが望まれる場合、地上配備移
動ネットワーク9からの呼は、衛星ネットワークを通し
て、使用者端末UT1へ送られる。図2に示される相互
作用ユニット(IWF)32は、この目的のために設け
られており、衛星とセルラー地上配備ネットワークとの
間のサービス規定を通した完全制御を可能にする。IW
F32は、図2に示されるように、PLMN9のHLR
と衛星ネットワークのVLRSATとの間に結合されてい
る。IWF32は、図7においてさらに詳細に示され、
かつ、PLMN9のHLRに接続されたVLRIWFを、
HLRIWFを伴って具備する。HLRIWFは、衛星ネット
ワークの個々のVLRSATへ結合されている。図7で
は、HLRIWFは線33上のVLRSAT1へ結合されて示
されている。他のVLRSATへの概要接続は、線34と
して示されている。HLRIWFは衛星サービスへの加入
者に対するIMSIのデータベースを、使用者端末に対
する対応MINを伴って具備する。該使用者端末は、後
に説明されるように、識別検証における使用のために、
地上配備IS−41ネットワーク9を伴って使用される
ことができる
【0041】(6)サービス規定 本ネットワーク構成は、サービス提供者が多数の異なる
方法で加入者へサービスを提供することを可能にする。
1つの方法は、IS−41プロトコルに従って、ネット
ワーク9を通して、従来のPLMNサービスを提供する
ことである。他の方法は、専ら衛星に基づくサービスを
提供することである。衛星に基づくサービスは、バック
ボーンネットワーク5およびSANを通して提供され
る。他の方法は、端末UT1の使用者が、範囲内にいる
場合には基地PLMN9を使用し、また、地上配備ネッ
トワークまたは他の衛星ネットワークに関して歩き回る
場合には他のPLMNを使用するように、PLMN9の
拡張として、衛星に基づくサービスを提供することであ
る。故に、衛星ネットワークは、使用者端末が(地上の
PLMNの範囲外の)世界中で処理されることを、可能
にすることができるか、または、使用者端末が範囲内に
いる場合には、衛星サービスは、PLMNに対して代替
品を提供することができる。これらの代替品は、ここで
さらに詳細に議論される。
【0042】a)従来のPLMNサービス 移動使用者端末UT1が図1に示されるPLMN9の範
囲領域内にある場合、移動使用者端末UT1は、地上配
備ネットワークを伴った従来の方法で、処理されること
ができる。図1に示される二重通信リンク11を通した
IS−41通信に対して適切なコーデック29aおよび
無線インターフェース30aを使用して送信および受信
するために、使用者端末UT1がキーパッド23(図
4)を使用してセットされる。故に、使用者端末UT1
は、図2に示されるIS−41ネットワークのVLR1
に登録される。登録の前に、従来のIS−41識別検証
手続きが実行される。これは後に説明される。そして、
呼は、図1に示される電話器7からPSTN6を通して
PLMN9へ、送られることができ、故に、二重通信リ
ンク11を通して使用者端末UT1へ送られる。入力呼
が、ネットワーク9のHLRへ送られ、かつ、入力呼に
対する電話番号に対応するMINが、HLR内の検索表
から判断される。HLRは、また、ネットワーク9に現
在登録されている使用者端末の表を具備し、かつ、この
データから、呼は、宛先使用者UTが現在登録されてい
る関係BTSへ送られることができる。
【0043】b)衛星サービス規定 動作のこのモードに対して、「独立型の」衛星サービス
が、バックボーンネットワーク5を通して、提供され
る。図3を参照すると、衛星サービス規定は、衛星基地
位置レジスタ(HLRSAT)を利用する。HLRSATは、
各移動使用者に関するIMSIを含む記録を収容する。
【0044】図1を再び参照すると、電話器7からの呼
が、PSTN6を通して衛星サービスへ送られるべき場
合、衛星サービスネットワークは、予め決められた電話
番号市内局番を、使用者に対する特有の電話番号と共に
有する。この例では、呼は、PSTN6とゲートウエー
GW1とを通して、SAN1へ送られる。そして、SA
N1は、使用者の現在登録されている位置(即ち、IM
SIが現在登録されているVLRSAT)について、衛星
基地位置レジスタHLRSATに尋ねる。これは、入力呼
に対する電話番号に対応するGSMのHLRおよびIM
SIがHLRSAT内の検索表から判断されるのと同じ方
法で動作する。また、HLRは、ネットワークに現在登
録されている使用者端末の現在位置の表を具備する。こ
の情報は、個々のSANに関連するVLRSATからHL
Rへ与えられる。この比較から、呼は、宛先使用者UT
が現在登録されている関係SANへ送られることができ
る。そして、呼は、適切な衛星リンクを通して、SAN
から使用者端末UT1へ送られることができる。請求情
報は、HLRSAT内に累積される。
【0045】衛星サービスの特定の例のように、電話7
から作成された呼は、IMSI Aを有する使用者端末
UT1へ、PSTN6とGW1とSAN1と衛星3aと
を介して、送られることができる。または、呼は、SA
N2とバックボーンネットワーク5とSAN1とを介し
て、UT1へのIMSI Bを伴って、UT2から作成
されることができる。
【0046】全二重通信リンクは、GSM勧告に大体従
う信号フォーマットを伴って、衛星3aを介して確立さ
れる。故に、二重通信音声通信チャネルが、GSMによ
って提供される他の信号フォーマットと一緒に提供され
る。該他の信号フォーマットは、ショートメッセージサ
ービス(SMS:short message service)および非構
造補足サービスデータ(USSD:unstructured suppl
ementary service data)を含む。SMSは、M.Mouly &
M-B.Pautet による”The GSM System for Mobile Comm
unications”第56頁目にさらに詳細に説明され、かつ、
短いテキストメッセージが、そのディスプレイ(即ち、
図4に示されるディスプレイ25)上に表示されるため
に、移動使用者端末へ送信されることを可能とする。U
SSDのさらなる詳細について、ETSI, F-06291, Sophi
a Antipolis, Codex(フランス)によって発行されたG
SM技術仕様書(GSM 02.90, 1996年 11月 5.0.0
版)への参照が示される。簡潔には、USSDは、非構
造デジタルデータメッセージ(unstructured digital d
ata message)がGSMプロトコルに従って動作するネ
ットワークの構成要素間で送信されることを可能にす
る。サービス規定のこの形式は、PLMNが存在しない
遠隔位置における使用者に対して魅力的である。
【0047】c)現存するIS−41 PLMNサービ
スへの拡張としての衛星サービス 動作のこのモードでは、IS−41PLMN9によって
提供された範囲領域への拡張を提供するために、衛星サ
ービスは、歩き回られたネットワークとして使用され
る。先に説明されたように、いくつかの環境では、高度
サービスを利用するために、IS−41ネットワークよ
りもむしろ衛星ネットワークを使用することが望まれ
る。上記高度サービスは、IS−41ネットワークを通
しては利用不可能であるが、衛星ネットワークを通して
アクセスされることができる。また、衛星ネットワーク
は、IS−41サービスが存在しないエリアにおいて使
用されることができる。故に、IS−41ネットワーク
9の範囲領域に加えて、全世界にわたって、二重通信モ
ード送受器UT1が使用されることを可能にする。動作
のこのモードに対しては、衛星ネットワークを通して送
られた呼がPLMN9の現存する設備を使用して請求さ
れるように、衛星ネットワークは、PLMN9に対して
歩き回られたネットワークとして扱われる。
【0048】動作のこのモードに対して、使用者端末U
T1は、衛星周波数ネットワークでの動作のために、設
定される。この設定は、コーデック29bおよび無線イ
ンターフェース30bを選択するためのキーパッド23
の操作によって行われる。コーデック29bおよび無線
インターフェース30bは、(衛星3aを介した二重通
信リンク1,2上の)アンテナ24bを介した通信のた
めのものである。故に、使用者端末UT1は、衛星ネッ
トワークのVLRSATのうちの1つに自己を登録する。
この例では、使用者端末UT1が図2に示されるVLR
SAT1に自己を登録することを仮定する。この登録情報
は、IWF32へ送られる。IWF32では、UT1に
対するIMSIの記録、および、UT1のVLRSATへ
の登録が記憶されている。また、先に説明されたよう
に、HLRIWFは、IS−41ネットワークとの相互作
用を許可された使用者端末の全てのIMSIのデータベ
ースを、該IMSIの対応MINと共に含む。登録情報
は、図7に示されるVLRIWFへ送られ、かつ、図2に
示されるIS−41ネットワーク9のHLRへ通信され
る。
【0049】図1に示される電話器7からの入力呼が、
PSTN6を通して、線18(図2)上を、PLMN9
へ送られる場合、該入力呼は、最初にPLMN9のHL
Rへ送信される。送信情報は、呼を線19上をPSTN
6を通してゲートウエーGW1へ送るために、PLMN
9のHLRから判断される。それゆえに、呼は、SAN
1と衛星3aを介した二重通信リンク1,2とを通し
て、使用者端末UT1へ送られる。
【0050】(7)識別検証手続き 使用者端末がネットワークに登録されることを許可され
る、ということを決定するために、異なる識別検証手続
きが、これら3つの異なるサービス規定に対して、使用
される必要がある。このことは、ここで詳細に説明され
る。
【0051】a)従来のPLMNサービスに対する識別
検証 上述したサービスオプション(a)が選択された場合、
従来のIS−41識別検証手続きは、使用者端末1をP
LMN9のVLR1に登録する前に、実行される。この
従来の識別検証手続きは、図8を参照してここで説明さ
れる。
【0052】使用者端末UT1からの識別検証要求に応
答して、PLMN9の識別検証センターACは、ステッ
プS8.1において要求を生成する。該要求は、使用者
端末UT1が従来のIS−41プロトコルに従って共有
秘密データ(SSD)を生成するためのものである。該
要求は、ネットワークを通して、従来の方法で送信され
る。当業者にはよく知られているように、使用者端末U
T1は、(使用者端末に特有の)秘密のキーあるいはA
キーを、その特有のMINと共に記憶している。Aキー
および対応するMINは、ネットワークにおいて、安全
な識別検証センターAC内に記憶されている。Aキーは
リバースエンジニアリング技術によってもSSDからは
判断されることができない、ということがIS−41
SSD生成技術の特徴である。
【0053】ステップS8.2では、使用者端末UT1
およびACの両方において、SSDがAキーから生成さ
れる。そして、ステップS8.3では、使用者端末UT
1に対するMINがネットワークを通してMSC1へ送
信される。そして、ステップS8.4では、ランダム番
号RANDの形式の誰何がMSC1で生成され、かつ、
ネットワークを通して、使用者端末UT1へ送信され
る。
【0054】使用者端末UT1および識別検証センター
ACの両方は、IS−41 CAVEアルゴリズムのコ
ピーを保持している。この分野において知られているよ
うに、CAVEアルゴリズムは、識別検証応答AUTH
Rを生成するために、SSDおよびRANDを入力とし
て処理する。ステップS8.5では、AUTHRを生成
するために、局所的に生成されたSSDと(MSCから
受信された)RANDの値とを使用して、CAVEアル
ゴリズムが実行される。そして、ステップS8.6にお
いて、AUTHRは、使用者端末UT1からMSC1へ
送信される。そして、ステップS8.7では、MINと
RANDとAUTHRとの値は、MSC1からHLRを
介して識別検証センターACへ送信される。
【0055】そして、ステップS8.8では、AUTH
Rを生成するために、CAVEアルゴリズムが、局所的
に生成されたSSDを(RANDの受信値と一緒に)使
用して、ACにおいて局所的に実行される。そして、ス
テップS8.9において、ACで生成されたAUTHR
は、UT1から受信されたAUTHRと比較され、か
つ、その出力に依存するRESPONSEがPLMN9
のHLRへ送信される。もし、AUTHRの両方の見解
が同じならば、RESPONSEは、成功した識別検証
が達成されたことを、HLRに対して示す。しかしなが
ら、もし、2つのAUTHRが異なるならば、HLR
は、UT1のVLR1への登録を排除することを指図さ
れる。
【0056】変更された識別検証手続きが図9に示され
る。図9では、MSC1において、AUTHRの2つの
値の比較が実行される。この手続きでは、ステップS
9.1におけるSSD要求の送信後、ACで生成された
SSDがMSC1へ通信される。そして、識別検証手続
きは、ステップS9.4〜S9.7を通して進む。ステ
ップS9.4〜S9.7は(図8の)ステップS8.3
〜S8.6に対応している。そして、AUTHRの値を
生成するために、ステップS9.8では、(図8でのよ
うなACにおいてよりもむしろ)MSC1において、C
AVEアルゴリズムが実行される。ステップS9.9に
おける応答を生成するために、AUTHRは、ステップ
S9.7において送受器UT1から送信されたAUTH
Rの値と比較される。図9の変更された手続きは、SS
DがMSC1へ送信されるという事実のために、各識別
検証に対してACを戻り参照する必要がない、という優
位性を有する。
【0057】b)衛星サービス規定に対する識別検証 上述されたサービス規定b)が使用される場合、使用者
端末UT1に対する識別検証が、図10に示される識別
検証手続きに従って、実行される。先に述べられたよう
に、使用者端末UT1は、SIMスマートカードを具備
する。SIMスマートカードは、GSM勧告(図6)に
従って、特有のIMSIと特有の識別関数KiとGSM
暗号化アルゴリズムA5とを記憶する。登録および識別
検証手続きは、衛星ネットワーク(図3)に関連するG
SM識別検証センターAuCへIMSIを送信すること
と、MSSC1においてSIMからのデータを識別検証
センターAuCからのデータと比較することとを含む。
【0058】図10に示される第1ステップS10.1
において、IMSIはUT1からMSSC1を介してH
LRSATへ送信される。HLRSATにおいて、IMSI
は、識別検証センターAuCへ送られる。先に述べられ
たように、識別検証センターAuCは、各個々のIMS
Iに関連する識別関数Kiのコピーを具備する。該IM
SIはGSMネットワーク上での使用に対して有効であ
る。
【0059】ステップS10.2では、IMSIはAu
Cのメモリ内でチェックされ、かつ、Kiの対応値は直
される。また、ランダム番号生成器(図示略)を使用し
て、ランダム番号RANDがAuCにおいて生成され
る。署名結果SRESを生成するために、AuCにおい
て、ランダム番号RANDとKiの値とがGSMアルゴ
リズムA3への入力として適用される。また、AuC
は、GSMアルゴリズムA8を具備する。GSMアルゴ
リズムA8は、秘密のキーKcを生成する。秘密のキー
Kcは、使用者端末とSANとの間の空中を通して送信
されたデータの暗号化/解読に対して使用される。実際
には、アルゴリズムA3/A8は、96ビット出力を生
成する単一のアルゴリズムによって構成されてもよい。
該96ビット出力のうちの32ビットはSRESを構成
し、かつ、残りの64ビットはKcを構成する。
【0060】ステップS10.3では、RANDとSR
ESとKcとを含む3つ組の信号が、識別検証センター
AuCからHLRSATを通してMSSC1へ与えられ
る。実際には、続いて起こる識別検証での使用のため
に、例えば呼び出しの間、n個の3つ組がMSSC1へ
供給される。しかし、ここでは、説明を簡単化するため
に、1つの3つ組のみの処理が考慮される。
【0061】ステップS10.4では、RANDの個々
の値は、ネットワークを通してMSSCから使用者端末
へ送信される。ステップS10.5において、ランダム
番号RANDの受信値とSIMにおけるKiの記憶値と
から、SRES’の対応値が使用者端末UT1で生成さ
れるように、使用者端末UT1のSIMは、アルゴリズ
ムA3/A8を記憶する。SRES’の値は、ステップ
S10.6において、ネットワークを通してMSSCへ
返信され、かつ、ステップS10.7において、SRE
Sの当初生成された値と比較される。もし、SRES’
とSRESとが同じならば、使用者端末は識別検証され
る。しかし、もしそうでないならば、使用者端末UT1
のVLRSATへの登録は排除される。
【0062】もし、識別検証が成功であるならば、MS
SC1はGSM仕様書においてA5として参照されるア
ルゴリズムを使用して、ネットワークを通して受信され
たデータの暗号化/解読を開始する。アルゴリズムA5
は、秘密のキーKcとネットワークを通して受信された
データのフレーム番号とを、その入力として使用する。
使用者端末UT1のSIMは、その局所的に記憶された
(アルゴリズムA8の)コピーを使用して、秘密のキー
Kcのそれ自身の値を生成する。そして、使用者端末U
T1におけるKcの局所値は、アルゴリズムA5の局所
的に保持されたコピーを使用してデータを暗号化/解読
するために、使用されることができる。
【0063】基本的にランダム番号のみが空中インター
フェースを通して送信される。空中インターフェースは
互いに関係を有しない。このことは、複製の危険または
識別検証されない使用を最小にする。識別検証手続きが
成功であると仮定すると、呼は、上述されたサービス規
定オプション(b)に従って、衛星ネットワークを通し
てUT1へ送られることができる。
【0064】c)IS−41 PLMN9への歩き回ら
れた拡張として使用される場合における衛星サービスに
対する識別検証 上述されたサービス規定オプション(c)が使用される
場合、即ち、衛星サービスがIS−41ネットワーク9
に対する歩き回られたネットワークとして使用される場
合、IS−41ネットワークに対するサービス提供者
は、衛星ネットワークからPLMN9へ提供された請求
情報が正確である、という保証を提供するために、ネッ
トワーク9の識別検証センターACと使用者端末UT1
との間において、確実な終端間識別検証を要求する。し
かしながら、衛星ネットワークとIS−41ネットワー
ク9とに対する識別検証手続きは異なり、かつ、互換性
がない。本発明は、この問題に対する解決を提供し、か
つ、終端間識別検証が使用者端末とIS−41ネットワ
ークの識別検証センターとの間で実行されることを可能
にする。
【0065】本発明によると、使用者端末UT1とIS
−41ネットワーク9との間で衛星ネットワークを通し
て送信されたIS−41識別検証信号は、GSM US
SDとして符号化され、かつ、衛星ネットワークとIS
−41ネットワーク9との間で相互作用関数IWF32
を通して通信される。計画全体が概要形式で図11に示
される。第1ステージでは、使用者端末UT1は、衛星
ネットワークを伴った使用のために、図10を参照して
先に説明された方法で識別検証される。これはステップ
S11.1として示される。
【0066】その後、ステップS11.2では、IS−
41ネットワーク9のACが使用者端末UT1に対し
て、SSD更新を実行するように指図する。そして、対
応する更新がACにおいて実行される。これは、図12
を参照して、以下に詳細に説明される。そして、ステッ
プS11.3では、終端間識別検証が実行される。これ
は、図13を参照して、以下に詳細に説明される。識別
検証プロセスの変更は、また、図14を参照して説明さ
れる。
【0067】SSD更新 図12を参照すると、識別検証プロセスを開始するため
に、識別検証センターACは、ステップS12.1にお
いて、SSD更新要求を、IS−41ネットワーク9を
通して、IWF32のVLRSATへ送り、その結果とし
て、HLRIWF(図7)へ送る。該更新要求は、使用者
端末UT1のMINに対応する特定のMINに関する。
MINおよびIMSIのデータベースからのHLRIWF
は、UT1に対して対応するIMSIを決定し、かつ、
該更新要求を、USSD(即ちGSMプロトコルに従う
送信に適した非構造メッセージ)として、パッケージす
る。パッケージングは、ステップS12.2において実
行される。
【0068】ステップS12.3では、USSDは、衛
星ネットワークを通して、使用者端末UT1へ送信さ
れ、ステップS12.4では、コントローラ28(図
6)によって復号される。該メッセージは、SSDを更
新する要求として認識され、そして、該更新は、実行さ
れ、かつ、該更新は、図5に示されるメモリM2内に記
憶される。また、ステップS12.4では、SSDは、
IS−41ネットワーク9内のACにおいて更新され
る。
【0069】終端間識別検証 ここで、図13を参照すると、IS−41ネットワーク
9から衛星ネットワークへ歩き回る場合に、使用者端末
UT1が衛星ネットワークのVLRSATに確実に登録さ
れることができることを保証するために、終端間識別検
証が実行される。最初の衛星識別検証手続きの間(図1
1のステップS11.1および図10)、UT1のIM
SIが使用者端末から衛星ネットワークへ通信され、か
つ、IMSIがVLRSAT1内に登録される。このプロ
セスの部分として、IMSIは、IWF32のHLRIW
Fへ通信される。また、HLRIWFは、IMSIおよびそ
れの対応MINの表を含む。図13を参照すると、ステ
ップS13.1では、UT1に対するIMSIに対応す
るMINは、HLRIWFからVLRIWFへ送信される。
【0070】ステップS13.2では、VLRIWFは、
従来のIS−41プロトコルに従って、誰何をランダム
番号RANDの形式で生成し、かつ、RANDとMIN
との両方は、HLRIWFへ返信される。ステップS1
3.3では、HLRIWFは、IMSIを決定する。該I
MSIは、MINに対応する。また、該IMSIは、誰
何RANDを含むUSSDを形成する。該USSDは、
GSMプロトコルに従って、衛星ネットワークを通し
て、使用者端末UT1へ送信される。USSDのフォー
マットは、図15においてさらに詳細に示され、かつ、
ヘッダ部分35とメッセージ部分36とからなる。使用
者端末UT1のコントローラ28(図6)は、ヘッダ部
分35を、誰何であるとして認識し、かつ、コントロー
ラ28は、該誰何を、CAVEアルゴリズムを実行する
ことの指図として受け取る。CAVEアルゴリズムの実
行は、ステップS13.4に示されている。CAVEア
ルゴリズムは、図5に示されたUT1のNAM31内に
記憶されたMINを、UT1のメモリM2内に記憶され
た(更新された)SSDと共に、その入力として使用す
る。該SSDは、ステップS12.3において、図12
を参照して説明された更新プロセスの結果として生成さ
れたものである。
【0071】CAVEアルゴリズムを実行することの結
果としてAUTHRが生成され、かつ、ステップS1
3.5では、UT1が、USSDを、GSMフォーマッ
トで、AUTHRを具備するようにパッケージする。そ
して、パッケージされたUSSDは、衛星ネットワーク
を通して、HLRIWFへ送信される。ステップS13.
6では、AUTHRを伴うUSSDはパッケージが解か
れ、かつ、HLRIWFで(AUTHRと共に)保持され
ているMINは、VLRIWFへ送信される。VLRIWFで
は、誰何RANDの初期値が集められ、かつ、3つ組の
信号(MINとRANDとAUTHR)が、IS−41
フォーマットで、PLMN9を通して、識別検証センタ
ーACへ送信される。
【0072】そして、ステップS13.8では、CAV
Eアルゴリズムが、ACにおいて、局所的に実行され
る。CAVEアルゴリズムは、更新されたSSDを、ス
テップS13.7においてACへ送信されたRANDと
共に、その入力として使用する。そして、AUTHRの
局所的に生成された値は、ステップS13.7において
UT1からACへ送信された値と比較される。ステップ
S13.9では、信号RESPONSEが、2つの識別
検証応答AUTHRの比較の出力に依存して、生成され
る。もし、2つの識別検証応答AUTHRが同じなら
ば、成功した識別検証が達成されたことになる。この状
況では、使用者端末UT1は、VLRSAT1において、
衛星ネットワークに自己を登録することを許可される。
もしそうでなければ、UT1の登録は、VLRSATから
取り除かれる。
【0073】以上から、UT1とACとによって生成さ
れた識別検証応答を比較するために、識別検証センター
ACは、検査局として動作する。図14に示される変更
では、VLRIWFは、検査局の機能を実行できる。この
手続きでは、最初に生成されたSSDは、ステップS1
4.1において、ACからVLRIWFへ送信される。こ
のことは、図9を参照して説明された変更と同様の方法
において、連続する識別検証のためにAC間で信号を返
信および送信する必要を回避する。多くの他の変更が本
発明の範囲内に属する。例えば、本発明はICO(登録
商標)衛星ネットワークに関連して説明されているが、
他の衛星ネットワークが、即ち、異なる衛星群および信
号送信プロトコルを伴った(先に議論されたタイプの)
衛星ネットワークが、使用されることができる。
【0074】また、本発明は、IS−41使用者端末に
対する識別検証を提供するために、使用されることがで
きる。該IS−41使用者端末は、先に説明された衛星
ネットワークへ歩き回るよりはむしろ、GSM地上配備
ネットワークへ歩き回る。また、経路1,2上の信号通
信はTDMAアクセスプロトコルを利用しているが、符
号分割多重接続(CDMA)または周波数分割多重接続
(FDMA)のような他のプロトコルが使用されること
ができる。
【0075】簡単な説明のために、語句「移動」は使用
者端末UTを示すために使用されているが、この語句
は、携帯端末または可搬端末に限定されず、例えば、海
洋船舶または飛行機上に搭載された端末、または、地上
車両内に搭載された端末を含む。また、完全に不動の端
末のうちのいくつか、または、少なくとも部分的に不動
の端末のうちのいくつかを用いて本発明を実行すること
は可能である。本発明の説明された例の様々な構成要素
は異なる管轄区域内に置かれてもよい。疑いを避けるた
めに、本発明は、遠距離通信装置またはシステムのうち
の(本発明の概念に寄与する)全ての部分または構成要
素に拡張する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 局所的な地上配備移動遠距離通信システムを
伴った衛星遠距離通信システムのブロック図である。
【図2】 SAN1およびPLMN9の周辺における詳
細なブロック図である。
【図3】 衛星ネットワーク内の交信を示すブロック図
である。
【図4】 使用者端末UT1の外観図である。
【図5】 使用者端末UT1の回路ブロック図である。
【図6】 SIMカードのブロック図である。
【図7】 相互作用ユニット32のブロック図である。
【図8】 PLMN9のための識別検証の説明図であ
る。
【図9】 PLMN9のための他の識別検証の説明図で
ある。
【図10】 衛星ネットワークのための識別検証の説明
図である。
【図11】 歩き回る場合における識別検証手続きの全
般的なフローチャートである。
【図12】 SSD更新の説明図である。
【図13】 終端間識別検証の説明図である。
【図14】 変更された終端間識別検証の説明図であ
る。
【図15】 USSDの説明図である。
【符号の説明】
SAN1,SAN2,SAN3……衛星アクセスノー
ド、UT1……使用者端末、 1,2……通信経路、3
a,3b……地球軌道衛星、 4……アンテナ、5……
バックボーンネットワーク、 7……電話器、 9……
PLMN、10……トランシーバー局、 11……二重
通信リンク、32……相互作用ユニット

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1識別検証プロトコルを特定する第1
    組の勧告に従って動作可能な第1ネットワークから第2
    の異なる識別検証プロトコルを特定する第2の異なる組
    の勧告に従って動作可能な第2ネットワークへ歩き回る
    使用者端末を識別検証する方法において、 識別検証誰何(authentication challenge)を、第2ネ
    ットワークを通して、第1ネットワークのプロトコルに
    従う使用者端末へ送信し、 第1識別検証プロトコルに従って、誰何への使用者端末
    における応答を提供し、 応答を、第2ネットワークを通して、検査局へ送信し、 第1ネットワークを伴った使用に対する第1プロトコル
    に従う使用者端末を識別検証するために、検査局におけ
    る応答を、第1プロトコルに従う第1ネットワークに対
    する対応識別検証データと比較することを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 識別検証誰何は、第2ネットワークに妥当なデータフォ
    ーマット内にメッセージとしてパッケージ(package)
    されて、第2ネットワークを通して、使用者端末へ送信
    されることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、 第1ネットワークはIS−41勧告に従って構成され、
    かつ、第2ネットワークはGSM勧告に従って構成され
    ることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、 誰何および応答をUSSDまたはSMSとしてパッケー
    ジすることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法において、 第2プロトコルに従って、前記第2ネットワークを伴っ
    た使用のための歩き回る使用者端末を識別検証すること
    と、 第2プロトコルに従う識別検証が成功である場合のみ、
    第1プロトコルに従って、端末を識別検証することとを
    特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の方法において、 初期識別検証誰何を、第2ネットワークを通して、第2
    ネットワークのプロトコルに従う使用者端末へ送信し、 第2識別検証プロトコルに従って、予め決められたアル
    ゴリズムに従う誰何への使用者端末における応答を提供
    し、 応答を、第2ネットワークを通して、第2ネットワーク
    に対する検査局へ送信し、 第2ネットワークを伴った使用に対する使用者端末を識
    別検証するために、第2ネットワークに対する検査局に
    おける応答を、第2プロトコルに従う識別検証データと
    比較することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方法において、 第2ネットワークは衛星ネットワークであることを特徴
    とする方法。
  8. 【請求項8】 第1識別検証プロトコルを特定する第1
    組の勧告に従って動作可能な第1ネットワークから第2
    の異なる識別検証プロトコルを特定する第2の異なる組
    の勧告に従って動作可能な第2ネットワークへ歩き回る
    使用者端末を識別検証する方法において、 第2ネットワークを通して使用者端末へ送信された識別
    検証誰何を、第1ネットワークのプロトコルに従う使用
    者端末において受信し、 第1識別検証プロトコルに従って、誰何への使用者端末
    における応答を提供し、 第2ネットワークを使用して、使用者端末における応答
    を、検査局の方へ送信し、それによって、第1ネットワ
    ークを伴った使用に対する第1プロトコルに従う使用者
    端末を識別検証するために、応答が第1プロトコルに従
    う第1ネットワークに対する対応識別検証データと比較
    されることを可能にすることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の方法において、 第2ネットワークを通して使用者端末へ送信された識別
    検証誰何を、第2ネットワークのプロトコルに従う使用
    者端末において受信し、 第2識別検証プロトコルに従って、誰何への使用者端末
    における応答を提供し、 第2ネットワークを使用して、使用者端末における応答
    を、検査局の方へ送信し、それによって、第2ネットワ
    ークを伴った使用に対する第2プロトコルに従う使用者
    端末を識別検証するために、応答が第2プロトコルに従
    う第2ネットワークに対する対応識別検証データと比較
    されることを可能にすることを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 第1識別検証プロトコルを特定する第
    1組の勧告に従って動作可能な第1ネットワークから第
    2の異なる識別検証プロトコルを特定する第2の異なる
    組の勧告に従って動作可能な第2ネットワークへ歩き回
    る使用者端末において、 第1ネットワークのプロトコルに従う識別検証誰何を、
    第2ネットワークを通して受信する受信器と、 第1識別検証プロトコルに従って、誰何への応答を提供
    するように動作する手段と、 第1ネットワークを伴った使用に対して第1プロトコル
    に従う使用者端末を識別検証するために、遠方の検査局
    において応答が第1プロトコルに従う第1ネットワーク
    に対する対応識別検証データと比較されることを可能に
    するために、応答を第2ネットワークを通して送信する
    ように動作する送信器とを具備することを特徴とする使
    用者端末。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の使用者端末におい
    て、 第2ネットワークのプロトコルに従う識別検証誰何を、
    第2ネットワークを通して受信する受信器と、 第2識別検証プロトコルに従って、誰何への応答を提供
    するように動作する手段と、 第2ネットワークを伴った使用に対して第2プロトコル
    に従う使用者端末を識別検証するために、遠方の検査局
    において応答が第2プロトコルに従う第2ネットワーク
    に対する対応識別検証データと比較されることを可能に
    するために、応答を第2ネットワークを通して送信する
    ように動作する送信器とを具備することを特徴とする使
    用者端末。
  12. 【請求項12】 GSM勧告およびIS−41勧告に従
    って動作し、かつ、SMSまたはUSSDとして送信さ
    れるIS−41応答を生成するために、USSDまたは
    SMSとしてパッケージされたIS−41誰何へ応答す
    ることを特徴とする使用者端末。
  13. 【請求項13】 第1ネットワークから第2ネットワー
    クへ歩き回る使用者端末を識別検証することにおける使
    用に対して、個々の第1および第2識別検証プロトコル
    を伴った第1および第2の異なる組の勧告に従って動作
    する第1および第2遠距離通信ネットワーク間において
    相互作用を提供する相互作用機能ユニットにおいて、 第1ネットワークのプロトコルに従う識別検証誰何を、
    第2ネットワークを通して、使用者端末の方へ送る手段
    と、 第1識別検証プロトコルに従って、誰何への応答を、第
    2ネットワークを通して、使用者端末から受信する手段
    と、 第1ネットワークを伴った使用に対する使用者端末を識
    別検証するために、応答を、該応答が第1プロトコルに
    従う第1ネットワークに対する対応識別検証データと比
    較される検査局の方へ、第1ネットワークに対する勧告
    に従うフォーマットで送る手段とを具備することを特徴
    とする相互作用機能ユニット。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の相互作用機能ユニッ
    トにおいて、 検査局を具備することを特徴とする相互作用機能ユニッ
    ト。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の相互作用機能ユニッ
    トにおいて、 第1ネットワークへ結合され、前記検査局は第1ネット
    ワーク内に存在することを特徴とする相互作用機能ユニ
    ット。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の相互作用機能ユニッ
    トにおいて、 第2ネットワークに妥当なデータフォーマット内にメッ
    セージとしてパッケージされた識別検証誰何を、第2ネ
    ットワークを通して、使用者端末の方へ送信するように
    動作可能であることを特徴とする相互作用機能ユニッ
    ト。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の相互作用機能ユニッ
    トにおいて、 第1ネットワークはIS−41勧告に従って構成され、
    かつ、第2ネットワークはGSM勧告に従って構成され
    ることを特徴とする相互作用機能ユニット。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の相互作用機能ユニッ
    トにおいて、 誰何および応答をUSSDまたはSMSとしてパッケー
    ジする手段を具備することを特徴とする相互作用機能ユ
    ニット。
  19. 【請求項19】 第1識別検証プロトコルを使用する第
    1ネットワークから第2の異なる識別検証プロトコルを
    使用する第2ネットワークへ歩き回る使用者端末を識別
    検証するシステムにおいて、 第2ネットワークを通して送信されてきた識別検証誰何
    を、第1ネットワークのプロトコルに従う使用者端末へ
    送信するように動作する手段と、 第1識別検証プロトコルに従って、誰何への使用者端末
    における応答を提供する手段と、 応答を、第2ネットワークを通して、検査局へ送信する
    手段と、 第1ネットワークを伴った使用に対する第1プロトコル
    に従う使用者端末を識別検証するために、検査局におけ
    る応答を、第1プロトコルに従う第1ネットワークに対
    する対応識別検証データと比較する手段とを具備するこ
    とを特徴とするシステム。
JP10156465A 1997-06-05 1998-06-04 遠距離通信ネットワーク間を歩き回る使用者識別検証方法および装置 Withdrawn JPH1118160A (ja)

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GB97303882.1 1997-06-05
EP97303882A EP0883318A1 (en) 1997-06-05 1997-06-05 User authentication for roaming between mobile telecommunications networks

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JPH1118160A true JPH1118160A (ja) 1999-01-22

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