JPH11179111A - 流体用フィルターの安全弁装置 - Google Patents
流体用フィルターの安全弁装置Info
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- JPH11179111A JPH11179111A JP9354928A JP35492897A JPH11179111A JP H11179111 A JPH11179111 A JP H11179111A JP 9354928 A JP9354928 A JP 9354928A JP 35492897 A JP35492897 A JP 35492897A JP H11179111 A JPH11179111 A JP H11179111A
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- valve seat
- seat plate
- filter element
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D27/00—Cartridge filters of the throw-away type
- B01D27/10—Safety devices, e.g. by-passes
- B01D27/103—Bypass or safety valves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D27/00—Cartridge filters of the throw-away type
- B01D27/10—Safety devices, e.g. by-passes
- B01D27/106—Anti-leakage or anti-return valves
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】加工が簡単でしかもフィルターの組み立てが容
易な安全弁装置を提供する。 【手段】鋼板製の弁座板10にカップ状部10aを突設し、
このカップ状部10aに弁体12を取付ける。弁座板10に板
ばね製の第2ばね14を重ね合わせ、第2ばね14に形成し
た羽根片14aを本体ケース2の内面に当接する。第2ば
ね14に、弁座板10のカップ状部10a内に嵌まり込む足片
21を下向きに切り起こし形成し、この足片21に形成した
係合穴22を、弁座板10の内周面に形成した突起23に嵌合
させる。弁座板10と第2ばね14とを別体としたことによ
り、部材の加工が容易となり、しかも、弁座板10と第2
ばね14とは互いに嵌まり合っているため、フィルター1
の組み立て工程で部品が脱落することはない。
易な安全弁装置を提供する。 【手段】鋼板製の弁座板10にカップ状部10aを突設し、
このカップ状部10aに弁体12を取付ける。弁座板10に板
ばね製の第2ばね14を重ね合わせ、第2ばね14に形成し
た羽根片14aを本体ケース2の内面に当接する。第2ば
ね14に、弁座板10のカップ状部10a内に嵌まり込む足片
21を下向きに切り起こし形成し、この足片21に形成した
係合穴22を、弁座板10の内周面に形成した突起23に嵌合
させる。弁座板10と第2ばね14とを別体としたことによ
り、部材の加工が容易となり、しかも、弁座板10と第2
ばね14とは互いに嵌まり合っているため、フィルター1
の組み立て工程で部品が脱落することはない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用オイル
フィルターのような流体用フィルターにおける安全弁装
置に関するものである。
フィルターのような流体用フィルターにおける安全弁装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用のオイルフィルターは、一般
に、例えば図11に示し且つ特公平4-50497 号に開示され
ている構成になっている。すなわち、一端に底部2aを形
成し他端は開口した本体ケース2内に、流体が半径内向
きに透過する両端開口筒形のフィルターエレメント3
を、本体ケース2と同心状で且つ本体ケース2の底部2a
との間に隙間が空くように配置し、更に、フィルターエ
レメント3のうち本体ケース2の底部2aに対向した一端
部に、フィルターエレメント3が詰まる等してオイルの
圧力が高くなるとオイルをフィルターエレメント3の内
側に直接にリークさせる安全弁装置30を設けた構成にな
っている。
に、例えば図11に示し且つ特公平4-50497 号に開示され
ている構成になっている。すなわち、一端に底部2aを形
成し他端は開口した本体ケース2内に、流体が半径内向
きに透過する両端開口筒形のフィルターエレメント3
を、本体ケース2と同心状で且つ本体ケース2の底部2a
との間に隙間が空くように配置し、更に、フィルターエ
レメント3のうち本体ケース2の底部2aに対向した一端
部に、フィルターエレメント3が詰まる等してオイルの
圧力が高くなるとオイルをフィルターエレメント3の内
側に直接にリークさせる安全弁装置30を設けた構成にな
っている。
【0003】安全弁装置30には様々の構造のものがあ
り、この図11の場合には、リーク穴31が開口した弁座板
32の内面に筒形のばね受け33をスポット溶接によって固
着し、このばね受け33の内部に、弁座板32のリーク穴31
を塞ぐ弁体34と、弁体34を弁座板32に向けて付勢するス
トレート状のコイルばね35とを設けた構造になってい
る。弁座板32には、本体ケース2の底部2a当たる羽根片
32aを一体に連接しており、この羽根片32aでフィルタ
ーエレメント3を押え固定している。
り、この図11の場合には、リーク穴31が開口した弁座板
32の内面に筒形のばね受け33をスポット溶接によって固
着し、このばね受け33の内部に、弁座板32のリーク穴31
を塞ぐ弁体34と、弁体34を弁座板32に向けて付勢するス
トレート状のコイルばね35とを設けた構造になってい
る。弁座板32には、本体ケース2の底部2a当たる羽根片
32aを一体に連接しており、この羽根片32aでフィルタ
ーエレメント3を押え固定している。
【0004】弁体を板ばね製とすることにより、ばね受
け33やコイルばね35を無くしたものも存在するが、市場
に出回っている商品としては、信頼性の点からコイルば
ね35を使用したものが多い。また、弁座板32に羽根片32
aを一体に設けることに代えて、弁座板32と本体ケース
2の底部2aとの間にコイルばねを介在させたタイプのも
のも使用されている。
け33やコイルばね35を無くしたものも存在するが、市場
に出回っている商品としては、信頼性の点からコイルば
ね35を使用したものが多い。また、弁座板32に羽根片32
aを一体に設けることに代えて、弁座板32と本体ケース
2の底部2aとの間にコイルばねを介在させたタイプのも
のも使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図11のようにばね受け
33を弁座板32にスポット溶接したものは、溶接工程に特
別の設備を必要とするため、きわめて大量に生産しない
とコストダウンできないという問題があった。この点に
ついては、溶接工程を必要としないで組み立てできる構
造にする必要があるが、そうすると、フィルターの組み
立て工程で安全弁装置の部品が外れ落ちる不具合が生じ
る。つまり、フィルターの組み立ては、安全弁装置を取
付けたフィルターエレメントをライン上に流しながら、
フィルターエレメントに本体ケースを被せ、次いで、フ
ィルターエレメントを本体ケースに固定すると言う手順
で行われるが、この工程途中で安全弁装置の部品が脱落
して組み立て不能になってしまう事態が生じる虞があ
る。
33を弁座板32にスポット溶接したものは、溶接工程に特
別の設備を必要とするため、きわめて大量に生産しない
とコストダウンできないという問題があった。この点に
ついては、溶接工程を必要としないで組み立てできる構
造にする必要があるが、そうすると、フィルターの組み
立て工程で安全弁装置の部品が外れ落ちる不具合が生じ
る。つまり、フィルターの組み立ては、安全弁装置を取
付けたフィルターエレメントをライン上に流しながら、
フィルターエレメントに本体ケースを被せ、次いで、フ
ィルターエレメントを本体ケースに固定すると言う手順
で行われるが、この工程途中で安全弁装置の部品が脱落
して組み立て不能になってしまう事態が生じる虞があ
る。
【0006】本発明はこのような実情に鑑み成されたも
ので、溶接設備やかしめ設備のような大がかりな設備を
必要とすることなく組み立てでき、しかも、フィルター
の組み立ても支障なく行える安全弁装置を提供すること
を目的とするものである。
ので、溶接設備やかしめ設備のような大がかりな設備を
必要とすることなく組み立てでき、しかも、フィルター
の組み立ても支障なく行える安全弁装置を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、一端に底部を形成し他端は開口した本体ケー
ス内に、流体が半径内向きに透過する筒形のフィルター
エレメントを、本体ケースと同心状で且つ本体ケースの
底部との間に隙間を空けた状態で配置した流体用フィル
ターにおける安全弁装置を、「前記フィルターエレメン
トのうち本体ケースの底部と対抗した一端面に重なり合
う弁座板と、前記リーク穴に設けたリーク穴をフィルタ
ーエレメントの内側から塞ぐ弁体と、前記弁体でリーク
穴が塞がれ勝手となるように弁体を付勢する第1ばね
と、本体ケースの底部と弁座板との間に介在する第2ば
ねとを備え、前記第2ばねと弁座板とを、弾性に抗して
の変形によって互いに嵌め合わせる」の構成にした。
本発明は、一端に底部を形成し他端は開口した本体ケー
ス内に、流体が半径内向きに透過する筒形のフィルター
エレメントを、本体ケースと同心状で且つ本体ケースの
底部との間に隙間を空けた状態で配置した流体用フィル
ターにおける安全弁装置を、「前記フィルターエレメン
トのうち本体ケースの底部と対抗した一端面に重なり合
う弁座板と、前記リーク穴に設けたリーク穴をフィルタ
ーエレメントの内側から塞ぐ弁体と、前記弁体でリーク
穴が塞がれ勝手となるように弁体を付勢する第1ばね
と、本体ケースの底部と弁座板との間に介在する第2ば
ねとを備え、前記第2ばねと弁座板とを、弾性に抗して
の変形によって互いに嵌め合わせる」の構成にした。
【0008】この場合、フィルターエレメントを押え固
定するための第2ばね板ばね(或いは金属板)でも良い
し、コイルばねでも良い。
定するための第2ばね板ばね(或いは金属板)でも良い
し、コイルばねでも良い。
【0009】
【発明の奏する効果】このように構成すると、安全弁装
置は全体として一体になった状態が保持されるから、フ
ィルターの組み立て工程で安全弁装置の部品が脱落する
ことはなく、このためフィルターの組み立て工程でのト
ラブルを防止できる。また、弁座板と第2ばねとは弾性
に抗しての嵌め合わせによって互いに一体化するもので
あるから、大型の溶接設備やかしめ設備を必要とするこ
となく安全弁装置を組み立てることができ、このため、
ロット数が少ない場合でも簡単に対応できる。
置は全体として一体になった状態が保持されるから、フ
ィルターの組み立て工程で安全弁装置の部品が脱落する
ことはなく、このためフィルターの組み立て工程でのト
ラブルを防止できる。また、弁座板と第2ばねとは弾性
に抗しての嵌め合わせによって互いに一体化するもので
あるから、大型の溶接設備やかしめ設備を必要とするこ
となく安全弁装置を組み立てることができ、このため、
ロット数が少ない場合でも簡単に対応できる。
【0010】
【発明の実施形態】次に、本願発明を内燃機関用のオイ
ルフィルターに適用した実施形態を図面に基づいて説明
する。 (1).第1実施形態(図1〜5) .基本的な構造 図1〜図5は第1実施形態を示しており、このうち図1
でオイルフィルター1の全体を示している。オイルフィ
ルター1は、金属板で有底筒状に形成した本体ケース2
を備えており、本体ケース2の内部には、中空筒形のフ
ィルターエレメント3が同心状で且つ本体ケース2の底
部2aとの間に若干の隙間が空くようにして配置されてい
る。
ルフィルターに適用した実施形態を図面に基づいて説明
する。 (1).第1実施形態(図1〜5) .基本的な構造 図1〜図5は第1実施形態を示しており、このうち図1
でオイルフィルター1の全体を示している。オイルフィ
ルター1は、金属板で有底筒状に形成した本体ケース2
を備えており、本体ケース2の内部には、中空筒形のフ
ィルターエレメント3が同心状で且つ本体ケース2の底
部2aとの間に若干の隙間が空くようにして配置されてい
る。
【0011】本体ケース2の開口部には蓋板4とパッキ
ン5とが装着されている。蓋板4の中心部には流出穴6
が開口しており、その外側には流入穴7が開いている。
フィルターエレメント3は平面視でジグザグ状等に折り
曲げた濾紙を金属板製の内筒7に巻いた形態であり、内
筒7には、図示していないが多数の小穴が空いている。
オイルは底板4の流入穴7からフィルターエレメント3
の外側に流入し、通常の状態では、フィルターエレメン
ト3は半径内側に向けて透過し、流出穴6からリターン
する。
ン5とが装着されている。蓋板4の中心部には流出穴6
が開口しており、その外側には流入穴7が開いている。
フィルターエレメント3は平面視でジグザグ状等に折り
曲げた濾紙を金属板製の内筒7に巻いた形態であり、内
筒7には、図示していないが多数の小穴が空いている。
オイルは底板4の流入穴7からフィルターエレメント3
の外側に流入し、通常の状態では、フィルターエレメン
ト3は半径内側に向けて透過し、流出穴6からリターン
する。
【0012】フィルターエレメント3のうち本体ケース
2の底部2aと対抗した一端面には、紙製の端板8を接着
している(端板9は金属板製や合成樹脂製等でも良
い)。 .安全弁装置の構造 フィルターエレメント3の一端部の箇所に安全弁装置10
が配置されている。次に、安全弁装置9について図2〜
4も参照して説明する。図2は拡大断面図、図3は部品
を示す図、図4は図3のIV−IV視断面図である。
2の底部2aと対抗した一端面には、紙製の端板8を接着
している(端板9は金属板製や合成樹脂製等でも良
い)。 .安全弁装置の構造 フィルターエレメント3の一端部の箇所に安全弁装置10
が配置されている。次に、安全弁装置9について図2〜
4も参照して説明する。図2は拡大断面図、図3は部品
を示す図、図4は図3のIV−IV視断面図である。
【0013】例えば図2に示すように、安全弁装置9
は、フィルターエレメント3の一端面に重なる弁座板10
と、この弁座板10に形成したリーク穴11をフィルターエ
レメント3の内側から塞ぐ弁体12と、弁体12を上向きに
付勢する第1ばね13と、弁座板10に重ね合わせた板ばね
製の第2ばね14とを備えている。弁座板10は絞り加工や
曲げ加工が容易な鋼板(鉄板)を素材としており、図3
(C)の平面図に示すように平面視円形に形成されている
(角形等の他の形状でも良い)。また、図2及び図3(A)
に示すように、弁座板10には、フィルターエレメント3
の内部に嵌まり込むカップ状部10aが下向きに突設され
ており、カップ状部10の底にリーク穴11を空けている。
は、フィルターエレメント3の一端面に重なる弁座板10
と、この弁座板10に形成したリーク穴11をフィルターエ
レメント3の内側から塞ぐ弁体12と、弁体12を上向きに
付勢する第1ばね13と、弁座板10に重ね合わせた板ばね
製の第2ばね14とを備えている。弁座板10は絞り加工や
曲げ加工が容易な鋼板(鉄板)を素材としており、図3
(C)の平面図に示すように平面視円形に形成されている
(角形等の他の形状でも良い)。また、図2及び図3(A)
に示すように、弁座板10には、フィルターエレメント3
の内部に嵌まり込むカップ状部10aが下向きに突設され
ており、カップ状部10の底にリーク穴11を空けている。
【0014】弁座板10のカップ状部10aは中途高さで直
径が変わるように段違い状に形成されており、大径部10
bはフィルターエレメント3にきっちりと又は僅かのク
リアランスをもって嵌まるように設定している。弁体12
は、弁座板10におけるカップ状部10aの底面に当たる座
金状の弁板15と、弁板15に上方から嵌まったロッド16
と、弁板15をロッド16に締結したナット17と、ナット17
の緩み止め部材18とから成っている。ロッド16の上端に
は、第1ばね13を上向き抜け不能に保持するフランジ16
aが形成されている。第1ばね13は上向きに窄まる円錐
形渦巻きばねを使用しており。第1ばね13はストレート
状のコイルばねでも良いし、また、弁体12は他の形態で
も良い。要は、ばね力に抗して弁座板10のリーク穴11を
下方から塞ぐ構造であれば良い。
径が変わるように段違い状に形成されており、大径部10
bはフィルターエレメント3にきっちりと又は僅かのク
リアランスをもって嵌まるように設定している。弁体12
は、弁座板10におけるカップ状部10aの底面に当たる座
金状の弁板15と、弁板15に上方から嵌まったロッド16
と、弁板15をロッド16に締結したナット17と、ナット17
の緩み止め部材18とから成っている。ロッド16の上端に
は、第1ばね13を上向き抜け不能に保持するフランジ16
aが形成されている。第1ばね13は上向きに窄まる円錐
形渦巻きばねを使用しており。第1ばね13はストレート
状のコイルばねでも良いし、また、弁体12は他の形態で
も良い。要は、ばね力に抗して弁座板10のリーク穴11を
下方から塞ぐ構造であれば良い。
【0015】第2ばね14は板ばねを素材として平面視略
矩形に形成されており(他の形状でも良い)、その両端
に、本体ケース2の底部2aに当たる羽根片14aを2本ず
つ一体に連接している。各羽根片14aの先端は円弧状に
折り曲げている。これは、本体ケース2との擦れによる
傷を防止するためである。第2ばね14には、弁座板10の
カップ部12aと連通する角形(円形等の他の形状でも良
い)の穴19が空いており、この穴19の内周縁のうち羽根
片14aに近い部位に上向きの支持片20を折り曲げ形成し
ている(この支持片20の意義については後述する)。
矩形に形成されており(他の形状でも良い)、その両端
に、本体ケース2の底部2aに当たる羽根片14aを2本ず
つ一体に連接している。各羽根片14aの先端は円弧状に
折り曲げている。これは、本体ケース2との擦れによる
傷を防止するためである。第2ばね14には、弁座板10の
カップ部12aと連通する角形(円形等の他の形状でも良
い)の穴19が空いており、この穴19の内周縁のうち羽根
片14aに近い部位に上向きの支持片20を折り曲げ形成し
ている(この支持片20の意義については後述する)。
【0016】更に、第2ばね14の外周縁のうち2本の羽
根片14aで挟まれた2個所の部位に、弁座板10における
カップ部10aの大径部10bにきっちり嵌まる下向きの足
片21を折り曲げ形成し、この足片21に係合穴22を空ける
一方、前記弁座板10におけるカップ部10aの大径部10b
に、前記係合穴22に嵌まる突起23を突設している。突起
23は、第2ばね14における2本の足片21に対応して2箇
所だけ設けているが、4個所や6個所のように、軸心を
挟んで複数対ずつ設けても良い。また、足片21に半径外
向きの突起を形成する一方、弁座板10におけるカップ部
10aの大径部10b等に環状突起又は環状溝を形成するな
どしても良い。すなわち、弁座板10と第2ばね14との係
合手段は様々な形態にすることができる。
根片14aで挟まれた2個所の部位に、弁座板10における
カップ部10aの大径部10bにきっちり嵌まる下向きの足
片21を折り曲げ形成し、この足片21に係合穴22を空ける
一方、前記弁座板10におけるカップ部10aの大径部10b
に、前記係合穴22に嵌まる突起23を突設している。突起
23は、第2ばね14における2本の足片21に対応して2箇
所だけ設けているが、4個所や6個所のように、軸心を
挟んで複数対ずつ設けても良い。また、足片21に半径外
向きの突起を形成する一方、弁座板10におけるカップ部
10aの大径部10b等に環状突起又は環状溝を形成するな
どしても良い。すなわち、弁座板10と第2ばね14との係
合手段は様々な形態にすることができる。
【0017】第2ばね14における足片21の先端は軸心に
向けて傾斜させているが、これは弁座板10への嵌め込み
のガイドのためである。角形の穴19を形成したことに起
因した強度低下を防止するため、図3(B)や図4に示すよ
うに、第2ばね14には、その長手側縁に沿って延びる2
本のリブ24を形成している。なお、弁座板10のカップ部
10aを段違い状に形成しているのは、第1ばね13がずれ
動かないように保持するためであるが、条件が許せば単
なるストレート状に形成して良い。
向けて傾斜させているが、これは弁座板10への嵌め込み
のガイドのためである。角形の穴19を形成したことに起
因した強度低下を防止するため、図3(B)や図4に示すよ
うに、第2ばね14には、その長手側縁に沿って延びる2
本のリブ24を形成している。なお、弁座板10のカップ部
10aを段違い状に形成しているのは、第1ばね13がずれ
動かないように保持するためであるが、条件が許せば単
なるストレート状に形成して良い。
【0018】.作用 以上の構成において、フィルターエレメント3が詰まる
等してフィルターエレメント3の外側でのオイルの圧力
が設定値以上になると、弁体12が第1ばね13に抗して下
向きに押しやられて、オイルがリーク穴12からリークさ
れる。なお、本実施形態のように第1ばね13として円錐
形渦巻きばねを使用すると、押し縮めても条線間からオ
イルをリークさせることができるため、安全弁装置9の
嵩を低くしてコンパクト化できる利点がある。
等してフィルターエレメント3の外側でのオイルの圧力
が設定値以上になると、弁体12が第1ばね13に抗して下
向きに押しやられて、オイルがリーク穴12からリークさ
れる。なお、本実施形態のように第1ばね13として円錐
形渦巻きばねを使用すると、押し縮めても条線間からオ
イルをリークさせることができるため、安全弁装置9の
嵩を低くしてコンパクト化できる利点がある。
【0019】安全弁装置9は、弁座板10に弁体12と第1
ばね13とを取付けてから、弁座板10に第2ばね14を嵌め
込み装着すると言う工程で組み立てられる。その場合、
第2ばね14は、その足片21を弾性に抗して変形させるこ
とによって弁座板10の突起23に嵌合させるというワンタ
ッチ的な工程により、弁座板10に対して離脱しない状態
に取付けられる(ここで離脱しないとは、運搬工程等で
の衝撃程度では互いに外れない程度の強度で一体化して
いると言う意味である)。
ばね13とを取付けてから、弁座板10に第2ばね14を嵌め
込み装着すると言う工程で組み立てられる。その場合、
第2ばね14は、その足片21を弾性に抗して変形させるこ
とによって弁座板10の突起23に嵌合させるというワンタ
ッチ的な工程により、弁座板10に対して離脱しない状態
に取付けられる(ここで離脱しないとは、運搬工程等で
の衝撃程度では互いに外れない程度の強度で一体化して
いると言う意味である)。
【0020】そして、フィルター1の組み立ては、フィ
ルターエレメント3に安全弁装置9を嵌め入れてからコ
ンベヤ上を順次搬送しつつ、フィルターエレメント3に
本体ケース2を被嵌し、最後に本体ケース2の開口縁を
巻き締めすると言う工程を経て行われるが、搬送工程で
安全弁装置9の弁座板10と第2ばね14とが離脱すること
はないため、フィルター1の組み立て工程でのトラブル
は生じない。
ルターエレメント3に安全弁装置9を嵌め入れてからコ
ンベヤ上を順次搬送しつつ、フィルターエレメント3に
本体ケース2を被嵌し、最後に本体ケース2の開口縁を
巻き締めすると言う工程を経て行われるが、搬送工程で
安全弁装置9の弁座板10と第2ばね14とが離脱すること
はないため、フィルター1の組み立て工程でのトラブル
は生じない。
【0021】.実施形態の利点(その1) ところで、板ばねは展性に乏しいため、曲げ加工や打ち
抜き加工、切り起こし加工は容易にできても深絞り(膨
出加工)が困難であり、このため、図11に示した従来例
のような弁座板32を板ばね製とすると加工コストが嵩
む。しかも、図11のようにカップ状に絞り加工するに
は、プレス加工するに際して相当の面積の押え代が必要
であり、このため、弁座板32は、その幅寸法よりも大き
い幅寸法の帯板を素材として使用しなければならず、こ
のため材料費も嵩む(板ばねは高価である)。
抜き加工、切り起こし加工は容易にできても深絞り(膨
出加工)が困難であり、このため、図11に示した従来例
のような弁座板32を板ばね製とすると加工コストが嵩
む。しかも、図11のようにカップ状に絞り加工するに
は、プレス加工するに際して相当の面積の押え代が必要
であり、このため、弁座板32は、その幅寸法よりも大き
い幅寸法の帯板を素材として使用しなければならず、こ
のため材料費も嵩む(板ばねは高価である)。
【0022】これに対して第1ばね14を本実施形態の構
造にすると、膨出加工は浅いリブ24のみであって、羽根
片14aや支持片20、足片21は図5の展開した状態に打ち
抜いてから曲げ加工すれば足りるため、第2ばね14の幅
寸法と等しい横幅寸法の帯板25を素材として簡単に加工
することができる。すなわち、板ばねを素材したもので
ありながら、素材のロスを殆ど生じることなく容易に加
工できる。他方、弁座板10は展性に富む鋼板製であるた
め、素材のロスを生じることなくカップ状部10aを簡単
に絞り加工(膨出加工)することができる。
造にすると、膨出加工は浅いリブ24のみであって、羽根
片14aや支持片20、足片21は図5の展開した状態に打ち
抜いてから曲げ加工すれば足りるため、第2ばね14の幅
寸法と等しい横幅寸法の帯板25を素材として簡単に加工
することができる。すなわち、板ばねを素材したもので
ありながら、素材のロスを殆ど生じることなく容易に加
工できる。他方、弁座板10は展性に富む鋼板製であるた
め、素材のロスを生じることなくカップ状部10aを簡単
に絞り加工(膨出加工)することができる。
【0023】このように、弁座板10及び第2ばね14と
も、素材のロスを殆ど生じることなく容易に加工できる
ため、弁座板10と第2ばね14とを別体に製造したもので
ありながら製造コストが嵩むことを防止できる。 .本実施形態の利点(その2) 図11で弁座板32に羽根片32aを形成し、本願発明で第2
ばね14に羽根片14aを形成しているのは、フィルターエ
レメント3や本体ケース2等の寸法のバラ付きを吸収し
た状態でフィルターエレメント3を押え固定するためで
ある。
も、素材のロスを殆ど生じることなく容易に加工できる
ため、弁座板10と第2ばね14とを別体に製造したもので
ありながら製造コストが嵩むことを防止できる。 .本実施形態の利点(その2) 図11で弁座板32に羽根片32aを形成し、本願発明で第2
ばね14に羽根片14aを形成しているのは、フィルターエ
レメント3や本体ケース2等の寸法のバラ付きを吸収し
た状態でフィルターエレメント3を押え固定するためで
ある。
【0024】この場合、エンジンの運転中においては、
オイルは流入口7から流出口6に常に流れ続けているた
め、フィルターエレメント3には主として半径内向きの
圧力がかかるだけであるが、エンジンの始動時には、ま
だ温まっておらずに粘度の高いオイルが流入口7から勢
い良く流れ込むため、オイルの動圧によってフィルター
エレメント3が突き上げられて、フィルターエレメント
3の周縁部が本体ケース2の内面に衝突する現象が生じ
ていた。このため、フィルターエレメント3が変形した
り、擦り取られてオイルに混入したりする虞があった。
オイルは流入口7から流出口6に常に流れ続けているた
め、フィルターエレメント3には主として半径内向きの
圧力がかかるだけであるが、エンジンの始動時には、ま
だ温まっておらずに粘度の高いオイルが流入口7から勢
い良く流れ込むため、オイルの動圧によってフィルター
エレメント3が突き上げられて、フィルターエレメント
3の周縁部が本体ケース2の内面に衝突する現象が生じ
ていた。このため、フィルターエレメント3が変形した
り、擦り取られてオイルに混入したりする虞があった。
【0025】特に、早朝や冬場、或いは寒冷地のように
気温が低い状態ではオイルの粘度が特に高いため、フィ
ルターエレメント3が本体ケース2の内面に衝突する現
象が顕著に現れて、変形等の問題が深刻であった。この
点は、実施形態のように、第2ばね14等の適当な部材に
支持片20を設けることによって防止できる。すなわち、
図2に一点鎖線で示すように、オイルの動圧によってフ
ィルターエレメント3が突き上げられても、支持片20が
本体ケース2の底部2aに先に当たってフィルターエレメ
ント3の突出動が抑制されることにより、フィルターエ
レメント3が本体ケース2に衝突することを防止でき
る。後述するように、支持片(支持手段)20を設けるこ
とは、本発明からは独立した別発明としても成立する。
気温が低い状態ではオイルの粘度が特に高いため、フィ
ルターエレメント3が本体ケース2の内面に衝突する現
象が顕著に現れて、変形等の問題が深刻であった。この
点は、実施形態のように、第2ばね14等の適当な部材に
支持片20を設けることによって防止できる。すなわち、
図2に一点鎖線で示すように、オイルの動圧によってフ
ィルターエレメント3が突き上げられても、支持片20が
本体ケース2の底部2aに先に当たってフィルターエレメ
ント3の突出動が抑制されることにより、フィルターエ
レメント3が本体ケース2に衝突することを防止でき
る。後述するように、支持片(支持手段)20を設けるこ
とは、本発明からは独立した別発明としても成立する。
【0026】(2).第2実施形態(図6) 図6は第1実施形態の変形例である第2実施形態であ
り、 (A)は平面図、 (B)は (A)の B-B視断面である。こ
の実施形態では、弁座板10と第2ばね14との係合手段と
して、弁座板10のうち一対の羽根片14aで挟まれた2個
所の部位に半径外向きに突出する舌片27を一体に設け、
この舌片27の先端部に係合穴22を穿設する一方、弁座板
10に、前記係合穴22に弾性に抗して嵌まり込む鉤形の係
止爪28を折り曲げ形成している。
り、 (A)は平面図、 (B)は (A)の B-B視断面である。こ
の実施形態では、弁座板10と第2ばね14との係合手段と
して、弁座板10のうち一対の羽根片14aで挟まれた2個
所の部位に半径外向きに突出する舌片27を一体に設け、
この舌片27の先端部に係合穴22を穿設する一方、弁座板
10に、前記係合穴22に弾性に抗して嵌まり込む鉤形の係
止爪28を折り曲げ形成している。
【0027】(3).第3実施形態(図7) 図7は第3実施形態であり、 (A)は平面図、 (B)は (A)
の B-B視断面図である。この実施形態も弁座板10と第2
ばね14との係合手段の別例であり、第2ばね14を弁座板
10に広い面積で重なるように形成し、第2ばね14のうち
一対の羽根片14aの間に位置した2箇所の部位に支持片
20を上向きに折り曲げ形成し、支持片20に係合穴22を穿
設する一方、弁座板10の外周縁に、前記係合穴22に弾性
に抗して嵌合する係止爪28を上向きに突設している。
の B-B視断面図である。この実施形態も弁座板10と第2
ばね14との係合手段の別例であり、第2ばね14を弁座板
10に広い面積で重なるように形成し、第2ばね14のうち
一対の羽根片14aの間に位置した2箇所の部位に支持片
20を上向きに折り曲げ形成し、支持片20に係合穴22を穿
設する一方、弁座板10の外周縁に、前記係合穴22に弾性
に抗して嵌合する係止爪28を上向きに突設している。
【0028】この図7や図6の形態では、弁座板10と第
2ばね14との位置決めを容易にできる利点がある。 (4).第4実施形態(図8) 図8では第2ばね14としてコイルばねを使用した第4実
施形態を示している。すなわち、第2ばね14としてスト
レート状(円錐状でも良い)のコイルばねを使用し、そ
の一端部を、弁座板10におけるカップ部10aの大径部10
bに内向き突設した突起23の下方に嵌め込んでいる。
2ばね14との位置決めを容易にできる利点がある。 (4).第4実施形態(図8) 図8では第2ばね14としてコイルばねを使用した第4実
施形態を示している。すなわち、第2ばね14としてスト
レート状(円錐状でも良い)のコイルばねを使用し、そ
の一端部を、弁座板10におけるカップ部10aの大径部10
bに内向き突設した突起23の下方に嵌め込んでいる。
【0029】本実施形態のように第2ばね14としてコイ
ルばねを使用すると、当該第2ばね14の伸縮ストローク
を長くすることができるため、フィルターエレメント3
と本体ケース2との寸法誤差が大きい場合に好適であ
る。 (5).その他 上記の各実施形態は第1ばね13として円錐渦巻ばねを使
用した場合であったが、板ばねを使用しても良い。ま
た、第1実施形態のように第2ばね14として板ばね14を
使用した場合には、第2ばね14に半径内向きに延びる複
数本のバネ片を形成し、これを第1ばねとしても良い。
すなわち、第1ばねと第2ばねとを一つの部材で共用し
ても良い。
ルばねを使用すると、当該第2ばね14の伸縮ストローク
を長くすることができるため、フィルターエレメント3
と本体ケース2との寸法誤差が大きい場合に好適であ
る。 (5).その他 上記の各実施形態は第1ばね13として円錐渦巻ばねを使
用した場合であったが、板ばねを使用しても良い。ま
た、第1実施形態のように第2ばね14として板ばね14を
使用した場合には、第2ばね14に半径内向きに延びる複
数本のバネ片を形成し、これを第1ばねとしても良い。
すなわち、第1ばねと第2ばねとを一つの部材で共用し
ても良い。
【0030】(6).フィルターエレメントの衝突防止手段
(図8,9) 図9及び図10では、エンジンの始動時にフィルターエレ
メント3が本体ケース2に衝突するのを防止する手段の
別例を示している。図9は断面図、図10は図9の部分拡
大図である。このものは、弁座板10を板ばね製として、
これにカップ状部10aを形成してこれに弁体12を取付け
ると共に、弁座板10に羽根片10cを一体に連接した場合
において、弁座板10のうち一対の羽根片10cで挟まれた
2個所の部位に支持片20を折り曲げ形成したものであ
る。
(図8,9) 図9及び図10では、エンジンの始動時にフィルターエレ
メント3が本体ケース2に衝突するのを防止する手段の
別例を示している。図9は断面図、図10は図9の部分拡
大図である。このものは、弁座板10を板ばね製として、
これにカップ状部10aを形成してこれに弁体12を取付け
ると共に、弁座板10に羽根片10cを一体に連接した場合
において、弁座板10のうち一対の羽根片10cで挟まれた
2個所の部位に支持片20を折り曲げ形成したものであ
る。
【0031】この場合も、エンジンの始動時にフィルタ
ーエレメント3がオイルの動圧で突き上げられても、フ
ィルターエレメント3が本体ケース3に衝突する前に支
持片20が本体ケース2に当たることにより、フィルター
エレメント3の変形や損傷が防止される。なお、図7に
一点鎖線で示すように、支持片20を弁座板10に折り曲げ
形成しても良い。
ーエレメント3がオイルの動圧で突き上げられても、フ
ィルターエレメント3が本体ケース3に衝突する前に支
持片20が本体ケース2に当たることにより、フィルター
エレメント3の変形や損傷が防止される。なお、図7に
一点鎖線で示すように、支持片20を弁座板10に折り曲げ
形成しても良い。
【図1】第1実施形態の縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】 (A)は第1実施形態に係る安全弁装置の分離
図、 (B)は第2ばねの斜視図、 (C)は弁座板の平面図で
ある。
図、 (B)は第2ばねの斜視図、 (C)は弁座板の平面図で
ある。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】第2ばねの製造工程を示す平面図である。
【図6】第2実施形態を示す図で、 (A)は平面図、 (B)
は (A)の B-B視断面図である。
は (A)の B-B視断面図である。
【図7】第3実施形態を示す図で、 (A)は平面図、 (B)
は (A)の B-B視断面図である。
は (A)の B-B視断面図である。
【図8】第4実施形態を示す断面図である。
【図9】本発明に関連した他の発明を示す断面図であ
る。
る。
【図10】図9の部分拡大図である。
【図11】従来技術を示す図である。
1 オイルフィルター 2 本体ケース 2a 本体ケースの底部 3 フィルターエレメント 9 安全弁装置 10 弁座板 11 リーク穴 12 弁体 13 第1ばね 14 第2ばね 14a 羽根片 20 支持片 21 足片 22 係合穴 23 突起
Claims (1)
- 【請求項1】一端に底部を形成し他端は開口した本体ケ
ース内に、流体が半径内向きに透過する筒形のフィルタ
ーエレメントを、本体ケースと同心状で且つ本体ケース
の底部との間に隙間を空けた状態で配置した流体用フィ
ルターにおける安全弁装置であって、 前記フィルターエレメントのうち本体ケースの底部と対
抗した一端面に重なり合う弁座板と、前記リーク穴に設
けたリーク穴をフィルターエレメントの内側から塞ぐ弁
体と、前記弁体でリーク穴が塞がれ勝手となるように弁
体を付勢する第1ばねと、本体ケースの底部と弁座板と
の間に介在する第2ばねとを備え、 前記第2ばねと弁座板とを、弾性に抗しての変形によっ
て互いに嵌め合わせていること、を特徴とする流体用フ
ィルターの安全弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9354928A JPH11179111A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 流体用フィルターの安全弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9354928A JPH11179111A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 流体用フィルターの安全弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179111A true JPH11179111A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18440854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9354928A Pending JPH11179111A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 流体用フィルターの安全弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11179111A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100444858B1 (ko) * | 2001-11-28 | 2004-08-21 | 현대자동차주식회사 | 오일 여과기 |
DE102007062221A1 (de) * | 2007-12-21 | 2009-06-25 | Mahle International Gmbh | Flüssigkeitsfilter |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP9354928A patent/JPH11179111A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100444858B1 (ko) * | 2001-11-28 | 2004-08-21 | 현대자동차주식회사 | 오일 여과기 |
DE102007062221A1 (de) * | 2007-12-21 | 2009-06-25 | Mahle International Gmbh | Flüssigkeitsfilter |
US8485365B2 (en) | 2007-12-21 | 2013-07-16 | Mahle International Gmbh | Fluid filter |
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