JPH11178076A - 情報配線システム - Google Patents

情報配線システム

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Publication number
JPH11178076A
JPH11178076A JP26230198A JP26230198A JPH11178076A JP H11178076 A JPH11178076 A JP H11178076A JP 26230198 A JP26230198 A JP 26230198A JP 26230198 A JP26230198 A JP 26230198A JP H11178076 A JPH11178076 A JP H11178076A
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JP
Japan
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network
wiring
integrated
service
virtual
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Application number
JP26230198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Yuasa
啓義 湯淺
Hideki Ikezawa
秀樹 池澤
Cardona Mario
カルドナ マリオ
Hisataka Fujii
寿隆 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH11178076A publication Critical patent/JPH11178076A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報通信ネットワーク及び監視制御ネットワー
クのサービス提供及び運用保守管理を電力配線とも情報
配線レベルで統合化して設計施工運用保守管理を効率化
でき、ユーザーがダイナミックにカスタマイズ可能な情
報配線システムを提供するにある。 【解決手段】監視制御ネットワーク1及び情報通信ネッ
トワーク2を統合するシステム上に、ユーザー3との間
に、一貫した論理的構成の配線統合ネットワークとして
のVWプラットホーム4を形成し、VWプラットホーム
4の上で、建築設備/生産設備及び通信設備/情報処理
設備の各サービスクラス別のバーチャルグループとは別
に、ユーザー要求、環境等に対して一括管理及び監視制
御のカスタマイズを行うユーザークラス毎にラベルを付
けたVWコンポーネント5を作用させVWサービス6を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】インテリジェントビル、工
場、住宅などを含めた監視制御ネットワーク及び情報通
信ネットワークに対応して情報配線システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】いわゆる、インテリジェントビルの情報
配線は、米国で電話用に使用されていたツイストペア線
の管理形態を高速データ通信用に拡張した統合配線シス
テムが主流になり、この上に、イーサネット、ファース
トイーサネット、ギガビットイーサネット、ATM等の
各種LAN方式のシステムが構成されており、SNMP
プロトコルでLAN機器を管理し、同時に配線の引き回
し、アウトレット及び端末機器のレイアウトの様なロケ
ーションを管理する情報配線の統合管理製品も開発され
た。
【0003】従来の媒体共有型のCSMA/CD方式の
LANに対して、LANスイッチング技術の登場によ
り、ポート毎の伝送帯域が、媒体の伝送速度近くに向上
し、このスイッチングポートに衝突がほとんど起こらな
い数台のPC(以下PCと略す)をリピータで接続した
マイクロセグメントが形成され、LANスイッチがバッ
ファードリピータ或いはブリッジの役割を果たしてい
た。
【0004】さらにLANスイッチのポート単位に、異
なったセグメン卜に分ける仮想的なブリッジの実現手段
として、レイヤ2のバーチャルLAN(以下VLANと
略す)が実現し、VLAN間の通信がルータ経由で行わ
れる様になった。
【0005】最近、レイヤ3スイッチングの出現によ
り、仮想的なルータのセグメンテーションが可能にな
り、バーチャルルータ或いはレイヤ3のバーチャルLA
Nが実現し、VLAN間の通信も外部のルータを経由し
ないで、レイヤ3スイッチの中で直接行えるようになっ
た。
【0006】IEEE802.1では、優先処理を含む
VLANの標準化が進められている。また、ATMスイ
ッチに関しては、ATMフォーラム或いはIETFで標
準化が進められ、ATMフォーラムのATM−LANの
標準化では、ATM上の仮想的なLANブリッジやバー
チャルLANを実現するLANエミュレーション、さら
に仮想的なマルチプロトコルルータを実現するMPOA
の標準化が進められている。
【0007】しかしATMはコネクションオリエンテッ
ドであるため、QoSのサポートを完全に行うことが可
能であるがマルチキャストは苦手である。
【0008】一方、LANスイッチは実用的なインター
ネットプロトコルのコネクションレスを基本としている
ので、完全なQoSは実現しないが、実用上十分なサー
ビス品質が得られるのでCoS(Class of Service)を
サポートすると言われ、マルチキャストが得意である。
【0009】Cisco 社のNetFlow スイッチング技術の様
にルータの技術がスイチング技術をベースに高速化し、
キューイング技術によって、ftpの様な巨大なファイ
ル転送でネットワークが占有されない様に、パケットの
種類に応じて遅延時間が公平になるようにスケジューリ
ングに重みづけを行ったり、輻輳制御で優先順位の低い
パケットはドロップさせたり、マルチキャストなどを優
先処理する帯域予約(RSVP)の標準化が進められて
おり、製品化もされている。
【0010】企業の基幹業務では、X 。25の様にリン
ク毎にフロー制御が行われ、伝送品質が保証された専用
回線を使ってオンライントランザクション処理(OLTP)
が行われているが、基幹業務が従来の大型のホストコン
ピュータによる中央集中から、UNIXサーバ、或いは
Cアーキテクチャによるクラスタリングサーバによる分
散システムに移行し、OLTPもインターネットプロト
コルIP上でサポートされる様になった。
【0011】TCサービスを統合する手段としてはキャ
リア系ネットワークのATM方式が標準化され、ATM
フォーラムによるATM−LANの標準化によって、O
A及びFAのデータネットワークとしてATMのキャン
パス・バックボーンとしての導入が進んでいるが、現状
ではBA、FA、HA等の監視制御ネットワークは別系
統で、アプリケーション、管理、サービス等は、大部分
が別系統に分かれている。
【0012】さらにインターネットプロトコルベースの
WWWによるユーザーインターフェースの利便性が向上
し、イントラネットにセキュリティ機能を強化してイン
ターネット上に仮想的なプライベートネットワーク(V
PN)を構築したり、イントラネットをエクストラネッ
トと称して拡張し、伝票処理、決済を電子化し、在庫を
減らし物流を合理化し、サプライチェーンを統合し、顧
客の多様なニーズに迅速に答え、顧客満足度を向上させ
るために構築する基幹業務システムとして、中央集中の
管理の効率化、セキュリティの確保を維持しながら、基
幹業務パッケージ(EPR)の活用、データベースサー
バ、アプリケーションサーバ、クライアントの3層構造
のアーキテクチャ構成、及び分散オブジェクトを活用す
るネットワークコンピューティングで行うことが、経済
的で、変化が激しい企業環境の中でビジネスモデルによ
る業務プロセスレベル及び企業経営レベルのダイナミッ
クな抜本的な革新や俊敏なビジネス活動に適していると
言われている。
【0013】高速化が進み、マルチメディア通信が可能
なテレコミュニケーション(TC)サービスを統合する
手段としてはキャリア系ネットワークのATM方式が標
準化され、上記のATMフォーラムによるATM−LA
Nの標準化によって、オフィスオートメーション(O
A)及びファクトリーオートメーション(FA)のデー
タネットワークとしてATMのキャンパス・バックボー
ンとしての導入が進んでいるが、現状ではビルオートメ
ーション(BA)、FA、ホームオートメーション(H
A)等の監視制御ネットワークは別系統で、アプリケー
ション、管理、サービス等は、大部分が別系統に分かれ
ている。
【0014】一方、OA、TC、BA、FA、HAで
も、監視制御用ネットワークによる分散制御が進んでい
る。
【0015】オフィス、工場を含めたインテリジェント
ビルに於いて、設計施工運用管理を統合化することは、
管理機能の向上、融通性の向上、省施工及び電力系との
統合に繋がる。
【0016】インテリジェントビルの空調衛生、電気・
通信、エネルギー供給などの設備の維持管理に関して、
ビル管理、ビルオートメーションに人工知能(AI)を
応用することも含めて、快適なオフィスに要求される機
能実現を目指して、快適性の評価方法、方式などが検討
されている。生産設備のプロセス制御コンピュータのロ
バストな自律分散システムの概念と類似な階層的自律分
散制御システムと呼ばれるシステム構成などが考えられ
ており、パーソナルレベル、テナント/ゾーンレベル、
ビルシステム、エリアシステム、広域システムという包
含的な階層システム構成で、それぞれの階層のシステム
が中枢機能を相互にバックアップし、それぞれの階層で
必要なそれぞれの設備の監視、制御、操作を行うことが
できる。これは、オフィスの快適性を指向しているが、
ビルの維持管理の立場から、ビルルメンテナンス、マネ
ージメントシステムの立場で考えられている。
【0017】ソフトウェアに関しては、一般的にオブジ
ェクト指向にも基づいたソフトウェアパッケージを組み
合わせて、多様な件名の仕様に対応可能にする様なコン
ポーネントソフトウェアによる設計が進んでいる。
【0018】情報配線システムの統合化の実現計画の一
例として、フェーズ1システム(物理的共用システ
ム)、フェーズ2システム(物理的統合システム)、フ
ェーズ3システム(論理的統合システム)の様に、個々
に発展するインフラを論理的に統合することで価値を創
造する考え方がある。
【0019】論理的に統合することで、単一アーキテク
チャのシステムでOA、TC、BA、HA等の各種アプ
リケーションが提供され、統合によるアメニティのサー
ビス提供がインテリジェントに行えるビル機能の高機能
化が可能になる。
【0020】以前は企業内のLANのデスクトップ環境
はキャラクターベースのOSを搭載したPC/WS(W
S)で構成され、WANに関しては、インターネットは
主に研究用ネットワークの範囲に留まり、商用のネット
ワークコンピューティングは、専用回線を主体に構築さ
れていたが、今日、企業内のLANはイントラネットと
呼ばれ、デスクトップ環境は、グラフィックユーザーイ
ンターフェース(GUI)ベースのOSを搭載したPC
/WSで構成され、WANに関してはインターネットが
商用化され、ネットワークコンピューティングがエキス
トラネットとしてインターネット上のバーチャルプライ
ベートネットワーク(VPN)上で構築され、更にネッ
トワーク上に複数のコンピュータに分散したオブジェク
トを組み合わせて利用できる情報通信システムが構築さ
れることは周知のことである。
【0021】特にデスクトップ環境では、ハイパーテキ
スト形式で階層的にドキュメントを構成し、ワールドワ
イドウェブ(WWW)がデジタル化されたマルチメディ
ア情報(音声、画像、データ)をインターラクティブ
(会話的)に容易に検索表示できるので、インターネッ
ト、イントラネット普及に画期的な貢献をしている。
【0022】従来のGUIソフトウェア技術は、国際的
なデファクトスタンダードとして圧倒的なマイクロソフ
ト社のWindows上にActiveXなど再利用可
能なコンポーネントとして構築されている。
【0023】一方、サンマイクロシステムズ社で開発さ
れたJava言語によってオブジェクト指向プログラミ
ングに基づくクラスに全てのデータタイプとオペレーシ
ョンがカプセル化され、JAVAバーチャルマシン(J
VM)をベースとして、UNIX、Windows、M
acintoshなどのPC/WSのアーキテクチャに
依存しないプラットホームが提供され、Webページか
らアプレットと呼ばれるコードをダウンロードできる様
になった。
【0024】またJVMの上に、サンマイクロシステム
ズ社のJFC或いはマイクロソフト社のAFCの様なク
ラスライブラリが提供され、JavaBeans或いは
ActiveXの様なGUIでプロファイルが設定変更
出来るようなコンポーネントソフトウェアが構築されて
いる。
【0025】これにより企業のビジネス・アプリケーシ
ョン・ソフトウェアが3ヶ月程度の期間で開発出来るよ
うになり、今後、高性能なJavaチップ(Ultra J
ava)及びJavaOSがWS用に開発される。
【0026】ここでデジタル化されたマルチメディア情
報がリアルタイムに蓄積、交換、加工、表示されるが、
グローバルなネットワークのあまりにも膨大な情報の中
で、ユーザーが必要とする情報を必要な形で収集分析表
示する為に、Oracle社を始めとするデータベース
ベンダを中心にデータウェアハウスと呼ぶミドルウェア
が提供され、このミッションクリテイカルなアプリケー
ションもJavaによって開発が可能になった。
【0027】さらに、SAP社を始めとする基幹業務パ
ッケージソフトウェアベンダが中心にあらゆる業種業態
のニーズにも対応できる基幹業務パッケージソフトウェ
アの上に、さらにビジネス情報ウェアハウスという、ビ
ジネスのロジックで情報システムが構築できるパッケー
ジソフトウェアが提供されている。
【0028】この基幹業務パーヶージを使った情報シス
テムでは、デジタル情報データがデータベースサーバに
蓄積されているものを利用し、アプリケーションはアプ
リケーションサーバで実行され、ユーザーインターフェ
ースがクライアントで実行される3層(3Tier)構
成が普及しつつあるようである。
【0029】基幹業務も含めてデスクトップのユーザー
インターフェース(UI)としては、WWWが標準にな
り、Javaによってユーザーの必要とするオブジュク
ト形式でアプリケーションプログラムのコード及び情報
データの形で呼び出されるが、操作が簡単な暗号化、認
証などのセキュリティ技術が開発され、電子マネー、電
子決済が技術的、法制度的に可能になり、グローバルな
企業間取引やサプライチェーン統合などのバーチャル・
コーポレーションによって産業活動の合理化、迅速化が
計られ、一般消費者を対象とするエレクトロニックコマ
ース(EC)によって、流通販売活動の合理化、顧客ニ
ーズにマスタマイズした多様な新しい製品・サービス開
発の促進が図られて、市場がオープンでグローバルな競
争の中で、ネットワークを活かした新しい製品・サービ
スの提供が今後も一層盛んになろうとしていることも周
知の事である。
【0030】住宅に於いては、各社からCEBus、L
onWorksなどホームバスによるオートメーション
の製品化がなされており、マルチメディア化に答えるた
め、PCベースのホームサーバからIEEE1394に
よってDVDなどのマルチメディア・デバイスをユーザ
ーが任意に接続する方式の開発が進められている。ま
た、Wink Communications 社は、テレビと携帯電話にイ
ンターラクティブな機能を付加する技術を有し、この技
術を基に無線によるローコストな家庭内の各種機器の接
続技術を持っており、テレビにセットトップボックスを
接続してリモコン操作するホームネットワーク構成が実
現できる。
【0031】さらに、通産省の21世紀住宅開発プロジ
ェクトの一貫として、住宅の設計段階で3次元の仮想空
間の中で住み心地を疑似体験するために、バーチャルリ
アリティを使って可視化するバーチャルハウジングのシ
ステムが開発された。ここでは換気状態、温度環境、防
音特性などのシミュレーションモデルが利用されてい
る。
【0032】一方、小さなJVMがスマートカード(Ja
vacard)のプロセッサ上で動作し、認証機能により電子
決済を可能にしたり、0.5MB以下のROMで動作す
るような組み込み型のJava(EmbeddeJava )及び1
00MHzで動作するような小型ローコストなJava
チップ(picoJava、microJava )がこれから製品化さ
れ、ほとんどあらゆるOA機器、家電機器にかってのモ
ーターの様に組み込まれる。
【0033】既存のOS上で動作させるJVMを経由す
るとマルチメディア・アプリケーションの性能が悪くな
るが、Java専用のプロセッサ及びJavaOSによ
って性能が改善されると思われるが、家庭内で使うため
にはコスト条件に見合うかどうかという課題があると思
われる。
【0034】LSI技術に関して、集積度が増大し、西
暦2000年頃にはマイクロプロセッサ、DSPなどの
コアーにデバイスドライバなどのファームウェアを組み
込んだ標準的なIP(IntelIectual Property )の時代
になると言われており、この頃には、家庭電器製品に組
み込まれる程度に十分安いチップが可能になると思われ
る。
【0035】現在のASICメーカーもバーチャルマシ
ン或いはバーチャルプロトタイピングと称して、各種通
信用インターフェースを含むシステムをチップに組み込
むことが可能になっいる。
【0036】リアルタイムJavaのOS或いはプラッ
トホームに関する製品もいくつかあり、上記の様なバー
チャルチップ上にJavaのプラットホームの構築がな
される。
【0037】JVMをネットワークに接続し、Java
の分散オブジェクトモデルRMI(Remote Method Invo
cation)によって、異なったJVM上のオブジェクトで
あるJavaクラスを使用して、従来のホームバスの用
途も含めて、さらに便利にインテリジェントに制御し、
ユーザーがGUIでインターラクティブに或いはJav
aエージェントベースで利用出来る可能性があることが
注目される。
【0038】ここではJavaを使用することで、各種
デバイスがイーサネットに接続されることを前提とする
新規なアーキテクチャのNC(NeworComputer )に統合
されることが基本的なコンセプトであるが、ATM−L
AN、IEEE1394の様な今後のマルチメディアデ
バイス用の高速ネットワークに接続されるであろう。
【0039】一方、従来のCEBusの様なホームバ
ス、LonWorks、DeviceNetの様な制御
デバイス用のネットワーク(監視制御ネットワーク)の
分野では、それぞれのプロトコルで既存のデバイスを接
続して、WindowsNTで分散制御することができ
るが、さらに、それぞれのアーキテクチャの中でコード
をJavaに書き換えるなどして、TCP/IPベース
のネットワークからの直接のアクセスを可能にして、イ
ンテリジェント化、或いは分散オブジェクト指向的な応
用展開も考えられる。
【0040】ユーザーニーズに答えるカスタマイズ化、
或いはユーザーに対する快適な環境提供が重要になって
きており、この為に、General Magic社の
Telescript agentを始めとして、ユーザーオペレーショ
ンの代行機能を持っているエージェント技術の実用化が
始まり、携帯型のPC端末の遠隔地からの断続的なアク
セスに対してモバイルエージェントをサーバに送ってお
き、電子メール、受発注トランザクション或いはデータ
ベースのデータ更新をサポートしたり、WWWサーバに
もユーザーエージェントが組み込まれて、WWWサーバ
に対してユーザーの要求内容を知らせ、情報検索したり
WWWの表示をユーザーのアクセス内容に応じてカスタ
マイズすること等が行われている。
【0041】さらにユーザーエージェント、モバイルエ
ージェントなどデータベースの検索あるいはWebペー
ジのカスタマイズなどの応用が実用化されている。エー
ジェントの実装に関して、最近、Javaエージェント
が注目されている。
【0042】マイクロソフト社もマイクロソフト・エー
ジェントの開発環境を提供しているが、Javaエージ
ェントの基本的な仕組は、サン・マイクロシステムズ社
のJava開発キット(JDK)などで提供され、JD
Kを実装したPC/WS上で動作するが、組み込み型の
JavaOS上でも動作可能になる。
【0043】モバイルエージェントの標準化に関して
は、OMG(the Object ManagementGrup,Inc. )で行
われ、cf/7-06-04「Joint submission MobiIe Agent Fa
cilityspecification」というドキュメントが公開さ
れ、基本的なエージェントシステムの共通コンセプトの
モデル、インターオペラビリテイの記載が有り、モバイ
ルエージェントのインタフェースであるMobile Agent F
acility(MAF)のモジュールとしては、エージェント
のオペレーションを定義する「MAFAgentSystem interf
ace 」及びレジストレーションに関する「MAFFinder in
terface 」から構成されている。
【0044】工学的研究段階のインテリジェントなエー
ジェントに関しては1995年9月1日発行の人工知能
学会誌Vol.10 No5”特集:「エージェントの基礎と応
用」”では「合理的エージェントの論理モデル」、「エ
ージェントのプラニング」、「エージェントの学習」、
「マルチエージェント」、「ソフトウェア・エージェン
ト」などの種々のアプローチが解説されている。
【0045】この他、今日、インターネットのWWWサ
ーバで慶応大学、SONY、IBM社始め多くの機関か
ら情報提供がなされるなど研究開発が活発に行われてい
る。また、科学の領域では、”複雑系”と呼ばれるエー
ジェントによる自己組織化、学習、成長のような生物的
なモデル化の研究がなされている。
【0046】エージェントは、変化の激しいビジネス環
境下で迅速な経営活動や知識管理を支援するソフトウェ
アの高度化技術に用いられ、大きな市場を形成すると注
目されている。2000年には、米国欧州でエージェン
トの市場規模が2.6ビリオン・ドルに達するという予
測もある。
【0047】また基幹業務(ミッションコントロール)
にエージェントが使われることが指摘されており、エー
ジェントがOA、TC、BAを共通に支える構造に位置
づける見方もある。
【0048】エージェント技術、知識管理などのインテ
リジェントなソフトウェアによって、社会の知識情報化
が進み、従来の物作りに加えて知識が付加価値として生
産される知識産業のウエイトが増大するに伴って、オフ
ィスのいわゆる知識労働者の生産性の向上が重要なポイ
ントになり、この為の快適なオフィスに要求される機能
に、知的な機能の必要性が高くなる。すなわち、共通の
環境を維持管理するのではなく、個人個人の知的な生産
性が高まるような個人のワークスタイルや自律性を尊重
するような個性を尊重した、多様な環境提供を行う必要
性が増大する。
【0049】ネットワークは集中管理され、常にネット
ワーク管理者とエンドユーザーとの間に、ある程度の確
執が存在し、ネットワーク管理者は、エンドユーザーの
環境をすべて同じ条件に設定し、中央から遠隔操作でデ
スクトップの環境設定を行うゼロアドミニストレーショ
ン指向で管理コストを削減し、セキュリティを確保する
ようにする。
【0050】一方、エンドユーザーは、個人個人も生産
性を高め、快適性を高めるために自分固有のネットワー
ク上の居住環境設定を行いたい。
【0051】(参考文献) (1)池澤秀樹、”統合情報配線システムの展開”(In
tegrated InformationCablinng Systems )、松下電工
技報、No.49 、pp.54-50、Dec.、1994 (2)久保山晴弘、藤井寿隆、石田美津代 蔵前健治、
中森勝、秋元正夫、”LAN/配線システム統合管理ソ
フトウェアの開発”(Management software for LAN an
d Wiring systems)、松下電工技報、No.56 、pp.9-16
、Sep.、1996 (3)久保田康利、小浦健、”オフィースの先行配線シ
ステム「フルワイヤリングフロア システム」”(Prew
ired Floor System for Offices )、松下電工技報、
No.59 、pp.3-11 、June 、1997 (4)" 特集:「エージェントの基礎と応用」" 人工知
能学会誌、Vol.10 No.5,Sep.、1995 (5)" 特集:詳説Java エージェント”、JavaWo
rId 、No.4、Aug.、1997 (6)"Joint Submission Mobile Agent Facility Spec
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ocessor Core Archite-cture,Designed for the Embedd
ed”、WPR-0014-01 、http://www.sum.com/microelecro
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Invocation Speciffication-JDK 1.1.1" ,March 24,1
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565922271 (10)" 特集:LSI に第3の変革「IP時代」到来”、
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ews/tp/25/、May/June、1997 (12) Chorus Systems、”Chorus systems Demonstrati
on Highlights ”、http://www.chorus.com /ESC.html
、Sep,1997 (13) 高橋 武秀、野村 淳二、”バーチャル ハウジ
ング”、(株)日科技連出版社、1996、ISBN4-8171-903
3-7 (14)西田 豊明、道しるべ:”ネットワークエージ
ェント”、情報処理(J,Of IPSJ)、vol.39 No.3
【0052】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の各点
に鑑みて為されたもので、その目的とするところはビ
ル、住宅等のの居住者が,情報通信と建物のユーティリ
ティをフルに活用でき、快適で効率の良い居住環境を実
現し、情報通信ネットワーク及び監視制御ネットワーク
のサービス提供及び運用保守管理を電力配線とも情報配
線レベルで統合化して設計施工運用保守管理を効率化で
き、ユーザー(居住者)がダイナミックにカスタマイズ
可能な情報配線システムを提供するにある。
【0053】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記目的を達成するために、請求項1の発明では、
照明、空調、電路、防災などの監視制御対象機器により
構築される監視制御ネットワーク及びパソコン、テレ
ビ、マルチメディア機器などの情報関連機器で構築され
る情報通信ネットワークを統合するシステム上に、これ
らのネットワークユーザーとの間に一貫した論理的構成
の配線統合ネットワークとしてのバーチャルワイヤリン
グのプラットホームを形成し、このプラットホームの上
で、建築設備/生産設備及び通信設備/情報処理設備の
各サービスに対して、ユーザー要求、環境変化等に対応
する一括管理及び監視制御のカスタマイズを行うユーザ
ークラス毎のバーチャルワイヤリングコンポーネントを
作用させることにより、監視制御ネットワーク及び情報
通信ネットワークが統合された居室サービスユニットを
構成して、建築設備/生産設備及び通信設備/情報処理
設備のバーチャルグループ毎のサービス機能がユーザー
の居住空間の単位となる上記ユーザークラス毎にバーチ
ャルワイヤリングサービスに融合することによりユーザ
ー要求、環境変化に対して適応させたことを特徴とす
る。
【0054】請求項2の発明では、照明、空調、電路、
防災などの監視制御対象機器により構築される監視制御
ネットワーク及びパソコン、テレビ、マルチメディア機
器などの情報関連機器で構築される情報通信ネットワー
クを統合するシステム上に、各ネットワーク接続機器に
バーチャルワイヤリングマシンを組み込むことによっ
て、これらのネットワークユーザーとの間に一貫した論
理的構成の配線統合ネットワークとしてのオブジェクト
指向の論理的構成のバーチャルワイヤリングプラットホ
ームを形成し、このプラットホームの上で、ユーザーク
ラス毎のオブジェクト指向のバーチャルワイヤリングコ
ンポーネントを作用させ、建築設備/生産設備及び通信
設備/情報処理設備のバーチャルグループ毎のサービス
機能がユーザーの居住空間の単位となる上記ユーザーク
ラス毎にバーチャルワイヤリングサービスにオブジェク
ト指向で融合することによりユーザー要求、環境変化に
対して適応させたことを特徴とする。
【0055】請求項3の発明では、照明、空調、電路、
防災などの監視制御対象機器により構築される監視制御
ネットワーク及びパソコン、テレビ、マルチメディア機
器などの情報関連機器で構築される情報通信ネットワー
クを統合するシステム上に、各ネットワーク接続機器に
エージェントバーチャルマシンを組み込むことによっ
て、各ネットユーザーとの間に、一貫した論理的構成の
配線統合ネットワークとしてのエージェント指向のバー
チャルワイヤリングプラットホームを形成し、このプラ
ットホームの上で、ユーザークラス毎のエージェント指
向のバーチャルワイヤリングコンポーネントを作用さ
せ、建築設備/生産設備及び通信設備/情報処理設備の
バーチャルグループ毎のサービス機能がユーザーの居住
空間の単位となる上記ユーザークラス毎にバーチャルワ
イヤリングサービスにエージェント指向で融合すること
によりユーザー要求、環境変化に対して適応させたこと
を特徴とする。 請求項4の発明では、照明、空調、電
路、防災などの監視制御対象機器により構築される監視
制御ネットワーク及びパソコン、テレビ、マルチメディ
ア機器などの情報関連機器で構築される情報通信ネット
ワークが副集線接続機器に接続されて統合ネットワーク
を構成し、上記統合ネットワークに各種サービス対象ネ
ットワーク接続機器が接続され、ホームサーバが副集線
接続機器に接続され、上記副集線接続機器を束ね主集線
接続機器にバックボーン情報配線によって接続され、主
集線接続機器に統合サービスセンタのネットワークサー
ビスサーバが接続されることによって居室サービスユニ
ット、幹線サービスユニット、統合サービスセンタユニ
ットの基本アーキテクチャを構成するとともに、ホーム
サーバが居室サービスユニット毎の分散型サービスを行
い、ネットワークサービスサーバが中央からの共通或い
は個別の統合サービスを行う様に、各種サービス対象ネ
ットワーク接続機器と一体になって監視制御から情報通
信まで一貫した論理的構成のバーチャルワイヤリングの
プラットホームを形成し、該プラットホームを形成する
ことにより、ユーザー要求、環境変化に対して監視制御
ネットワーク及び情報通信ネットワークが統合されて居
室サービスユニットを構成するとともに、該居室サービ
スユニット毎にネットワーク接続機器及びホームサーバ
の分散型サービスをカスタマイズすることを特徴とす
る。
【0056】請求項5の発明では、請求項4の発明にお
いて、上記監視制御ネットワーク及び上記情報通信ネッ
トワークをローカル統合スイッチに統合し、上記ローカ
ル統合スイッチ及びホームサーバが副集線接続機器に含
まれる様に構成して、上記ローカル統合スイッチが監視
制御から情報通信までの統合スイッチングを行い、上記
ローカル統合スイッチ上でホームサーバが居室サービス
ユニット毎の分散型サービスを行い、ネットワークサー
ビスサーバが中央からの共通或いは個別の統合サービス
を行う様に、各種サービス対象ネットワーク接続機器と
一体になって監視制御から情報通信まで一貫した論理的
構成のバーチャルリングのプラットホームを形成したこ
とを特徴とする。
【0057】請求項6の発明では、照明、空調、電路、
防災などの監視制御対象機器により構築される監視制御
ネットワークからパソコン、テレビ、マルチメディア機
器などの情報関連機器の情報通信ネットワークまで統合
された構内情報配線を構成し、さらに、上記構内情報配
線を広域統合サービスセンタに遠隔接続して広域情報配
線を構成し、この構内情報配線及び広域情報配線の統合
システム上に、ユーザーとの間に、 一貫した論理的構成
の統合ネットワークとしてのバーチャルワイヤリングの
プラットホームを形成し、このプラットホームの上でバ
ーチャルワイヤリングを作用させることによりユーザー
要求、環境変化に対して適応させたことを特徴とする。
【0058】請求項7の発明では、照明、空調、電路、
防災などの監視制御対象機器により構築される監視制御
ネットワークからパソコン、テレビ、マルチメディア機
器などの情報関連機器の情報通信ネットワークまで統合
された構内情報配線を構成し、さらに、上記構内情報配
線を広域統合サービスセンタに遠隔接続して広域情報配
線を構成し、この構内情報配線及び広域情報配線の統合
システム上に、ネットワークユーザーとの間に、一貫し
た論理的構成の統合ネットワークとしてのバーチャルワ
イヤリングのプラットホームを形成するとともに、該プ
ラットホームの上で、各ネットワーク接続機器にバーチ
ャルワイヤリングマシンを組み込むことによって、バー
チャルワイヤリングマシンによるオブジェクト指向の論
理的構成のプラットホームを形成したことを特徴とす
る。
【0059】請求項8の発明では、照明、空調、電路、
防災などの監視制御対象機器により構築される監視制御
ネットワークからパソコン、テレビ、マルチメディア機
器などの情報関連機器の情報通信ネットワークまで統合
された構内情報配線を構成し、さらに、上記構内情報配
線を広域統合サービスセンタに遠隔接続して広域情報配
線を構成し、この構内情報配線及び広域情報配線の統合
システム上に、ネットワークユーザーとの間に、 一貫し
た論理的構成の統合ネットワークとしてのバーチャルワ
イヤリングのプラットホームを形成するとともに、該プ
ラットホームの上で、各ネットワーク接続機器にエージ
ェントバーチャルマシンを組み込むことによって、エー
ジェントバーチャルマシンによるエージェント指向の論
理的構成のプラットホームを形成し、エージェント指向
のバーチャルワイヤリングコンポーネントを作用させる
ることによりユーザー要求、環境変化に適応させたこと
を特徴とする。
【0060】請求項9の発明では、宅内の照明、空調、
電路、防災などの監視制御対象機器の監視制御ネットワ
ーク及びパソコン、テレビ、マルチメディア機器などの
情報関連機器の情報通信ネットワークで構内統合ネット
ワークを構成し、宅内の居室サービスユニット毎に上記
監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークに接続
される各種サービス対象ネットワーク接続機器、上記宅
内の居室サービスユニットに対して分散型サービスを行
うホームサーバを接続する宅内集線接続機器、上記宅内
集線接続機器を束ねWAN経由で広域統合サービスセン
タユニットの主集線接続機器に接続し、監視制御から情
報通信まで、宅内の居室サービスユニット、広域統合サ
ービスセンタユニットの基本アーキテクチャに一貫した
論理的構成の広域ネットワーク接続のプラットホームを
形成することによって、監視制御ネットワーク及び情報
通信ネットワークが統合された宅内の居室サービスユニ
ットを構成し、広域統合サービスセンタのネットワーク
サービスサーバを通して、広域統合サービスセンタから
の共通或いは宅内への個別の統合サービスを行いなが
ら、且つユーザー要求、環境変化に対して上記宅内の居
室サービスユニット毎にネットワーク接続機器及びホー
ムサーバの分散型サービスをカスタマイズして成ること
を特徴とする。
【0061】請求項10の発明では、宅内の監視制御の
対象となる各種入出力機器、及びパソコン等の各種ユー
ザー機器からなる各種サービス対象ネットワーク接続機
器、並びにこれらサービス対象ネットワーク接続機器を
接続する監視制御ネットワークから情報通信ネットワー
クまで統合された構内情報配線システムを宅内の居室サ
ービスユニット毎に設け、宅内の居室サービスユニット
毎に各種サービス対象ネットワーク接続機器が接続され
ている上記監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワ
ークをローカル統合スイッチに統合し、上記ローカル統
合スイッチ上で宅内の居室サービスユニットに対して分
散型サービスをホームサーバが行い、上記ローカル統合
スイッチ、ホームサーバ及び広域ネットワーク接続の為
のセキュリティルータを宅内集線接続機器に含み、広域
統合サービスセンタの主集線接続機器にセキュリティル
ータ、センタ統合スイッチを含み、広域統合サービスセ
ンタのネットワークサービスサーバ及び広域統合ネット
ワークの運用管理を行うバーチャルワイヤリング統合管
理手段を上記センタ統合スイッチに接続し、上記宅内集
線接続機器を上記広域統合サービスセンタの主集線接続
機器にWANによる遠隔接続を行って広域情報配線を構
成し、上記宅内のホームサーバを、広域統合サービスセ
ンタからの共通或いは個別の統合サービスを行う統合サ
ービスセンタのネットワークサービスサーバに広域ネッ
トワーク接続する様に構成して、監視制御から情報通信
まで、宅内の居室サービスユニット、広域統合サービス
センタユニットの基本アーキテクチャに一貫した論理的
構成の広域ネットワーク接続のプラットホームを形成
し、該プラットホームにより監視制御ネットワーク及び
情報通信ネットワークがローカル統合スイッチで統合さ
れた宅内の居室サービスユニットを構成して、広域統合
サービスセンタのネットワークサービスサーバが広域統
合サービスセンタからの共通或いは個別の統合サービス
を行い、且つユーザー要求、環境変化等に対して、上記
居室サービスユニット毎にネットワーク接続機器及びホ
ームサーバの分散型サービスをカスタマイズして成るこ
とを特徴とする。
【0062】請求項11の発明では、請求項1又は4の
発明において、居室サービスユニット、幹線サービスユ
ニット、統合サービスセンタユニットの基本アーキテク
チャに一貫した論理的構成の構内情報配線を構成し、上
記監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークに接
続される各種ネットワーク接続機器、並びに上記居室サ
ービスユニットに対して分散型サービスを行うホームサ
ーバ副集線接続機器、上記ホームサーバ副集線接続機器
を束ね主集線接続機器に接続するバックボーン情報配
線、及び共通の統合管理サービスを行う統合サービスセ
ンタのネットワークサービスサーバに組み込まれたバー
チャルワイヤリングマシンによるオブジェクト指向のコ
ンポーネントを作用させ、或いはエージェントバーチャ
ルマシンによるエージェント指向のコンポーネントを作
用させる監視制御から情報通信まで一貫した論理的構成
のプラットホームを形成することにより、ユーザー要
求、環境変化等に対して監視制御ネットワーク及び情報
通信ネットワークが統合された居室サービスユニットを
構成したことを特徴とする。
【0063】請求項12の発明では、請求項1又は4の
発明において、ユーザー要求、環境変化に対して監視制
御ネットワーク及び情報通信ネットワークが統合された
居室サービスユニットを構成して、居室サービスユニッ
トでネットワークユーザーによる運用管理及び環境カス
タマイズをサポートしながら、統合サービスセンタで共
通の統合管理サービスを行う様にカスタマイズと統合の
機能を分散し、環境モデリングに基づいてユーザー環境
及びネットワーク環境の知識モデルを学習することによ
り、ユーザーニーズに応じたシステム設計、統合監視制
御、運用保守サービスの知識を提供してユーザー環境シ
ステムをカスタマイズすることを特徴とする請求項1又
は4記載の情報配線方式。 請求項13の発明では、ホ
ームサーバ分散型ネットワーク接続により、ユーザー要
求、環境変化に対して監視制御ネットワーク及び情報通
信ネットワークが統合された居室サービスユニットを構
成して、居室サービスユニットのホームサーバでユーザ
ーによる運用管理及び環境カスタマイズをサポートしな
がら、統合サービスセンタのネットワークサービスサー
バで共通の統合管理サービスを行う様にカスタマイズと
統合の機能を分散し、さらに、ホームサーバ或いはネッ
トワークサービスサーバに於いて、環境モデリングに基
づいてユーザー環境及びネットワーク環境の知識モデル
を学習することにより、ユーザーニーズに応じたシステ
ム設計、統合監視制御、運用保守サービスの知識を提供
してユーザー環境システムをカスタマイズすることを特
徴とする。
【0064】請求項14の発明では、請求項6の発明に
おいて、ホームサーバ分散型の広域ネットワーク接続に
より、居室サービスユニットのホームサーバ及び構内情
報配線、並びに広域統合サービスセンタのネットワーク
サービスサーバ及び構内情報配線で、ネットワークユー
ザーとの間に、監視制御から情報通信まで一貫したバー
チャルワイヤリングマシンによるオブジェクト指向、或
いはエージェントバーチャルマシンによるエージェント
指向の論理的構成の統合ネットワークとしてのバーチャ
ルワイヤリングのプラットホームを形成するとともに該
プラットホーム上で監視制御ネットワーク及び情報通信
ネットワークが統合された宅内の居室サービスユニット
を構成し、上記プラットホーム上で、バーチャルワイヤ
リングコンポーネントを作用させ、ユーザー要求、環境
変化に対して適応させたことを特徴とする。
【0065】請求項15の発明では、請求項6の発明に
おいて、広域ネットワーク接続ホームサーバ分散型構成
により、顧客の宅内居室サービスユニットのホームサー
バで顧客に合わせた運用管理及び環境カスタマイズをサ
ポートしながら、広域統合サービスセンタのネットワー
クサービスサーバで、ユーザー環境及びネットワーク環
境の知識モデルを含む環境モデリング、環境設計の知識
に基づいて、ニーズに応じたシステム設計、知識の提
供、遠隔の統合監視制御、運用保守サービスを行うよう
に、ホームサーバ分散型バーチャルワイヤリング広域統
合管理によってカスタマイズと統合の機能を分散するこ
とを特徴とする。
【0066】請求項16の発明では、情報通信配線、監
視制御配線、電力配線等の各種配線メディア上に接続さ
れる端末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合集
線盤に上記のバーチャルワイヤリング機能デバイスを内
蔵するバーチャルワイヤリングマシン或いはエージェン
ト機能デバイスを内蔵するエージェントバーチャルマシ
ンが組込まれ、情報通信配線、監視制御配線、電力配線
を通して一貫した論理的構成の配線統合ネットワークと
してのバーチャルワイヤリングのプラットホームを形成
し、上記集線接続機器に種々の配線メディア上のデジタ
ル情報パケットを、単一のクロックソースから分配され
るタイミング信号によって制御される交換する同期型統
合セルスイッチを組み込むことによって、情報通信及び
監視制御の各種デマンドに対応するQoS或いはCoS
サービスクラスを提供し、上記のプラットホームの上
に、上記のバーチャルワイヤリングのオブジェクト或い
はバーチャルワイヤリグのエージェントを含むバーチャ
ルワイヤリングのコンポーネント作用させて、ユーザー
環境をカスタマイズすることを特徴とする。
【0067】請求項17の発明では、情報通信配線、監
視制御配線、電力配線等の各種配線メディア上に接続さ
れる端末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合集
線盤から配線統合ネットワークが構成され、監視制御配
線及び情報通信配線をローカル統合スイッチに接続して
配線を統合し、監視制御から情報通信まで、居室サービ
スユニット、幹線サービスユニット、統合サービスセン
タユニットの基本アーキテクチャに一貫した論理的構成
のプラットホームを形成し、該プラットホームによりユ
ーザー要求、環境変化に対して監視制御ネットワーク及
び情報通信ネットワークが統合された居室サービスユニ
ットを構成し、上記プラットホームの上でセンサバスか
らマルチメディアネットワークに至るまでの幅広い配線
統合ネットワークに対するバーチャルワイヤリングサー
ビスに必要な端末機器、監視制御機器及び集線接続機器
を統合する形で、配線ネットワークの資源及び利用状態
を、ーザーに合わせてカスタマイズした条件で各ネット
ワークの種類、層別、領域別のバーチャルワイヤリング
統合管理を行うことを特徴とする。
【0068】請求項18の発明では、情報通信配線、監
視制御配線、電力配線等の各種配線メディア上に接続さ
れる端末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合集
線盤にバーチャルワイヤリング機能デバイスを内蔵する
バーチャルワイヤリングマシン或いはエージェント機能
デバイスを内蔵するエージェントバーチャルマシンが組
込まれることによって形成されるバーチャルワイヤリン
グのプラットホームの上で、センサバスからマルチメデ
ィアネットワークに至るまでの幅広い配線統合ネットワ
ークに対するバーチャルワイヤリングサービスを提供
し、配線統合ネットワークに対する利用状態の層別、領
域別のバーチャルワイヤリング管理を行うことを特徴と
する。
【0069】請求項19の発明では、請求項1、4、
6、9の何れかの発明において、情報通信配線、監視制
御配線、電力配線等の各種の配線メディア上に接続され
る端末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合集線
盤にバーチャルワイヤリング機能デバイスを内蔵するバ
ーチャルワイヤリングマシン或いはエージェント機能デ
バイスを内蔵するエージェントバーチャルマシンが組込
まれることによって形成されるバーチャルワイヤリング
のプラットホーム上で、ネットワークサービスサーバ、
及びホームサーバがセンサバスからマルチメディアネッ
トワークに至るまでの幅広い配線統合ネットワークに対
するバーチャルワイヤリングサービスを、カスタマイズ
と統合の機能を分散し居室サービスユニット単位で提供
するともに、ホームサーバが、中央のバーチャルワイヤ
リング統合管理センタのネットワーク管理エージェント
としてポリシーベースの管理の統制、検針/課金、通知
をサポートして、配線統合ネットワークの資源及び利用
状態をユーザーに合わせてカスタマイズした各ネットワ
ークの種類、層別、領域別のバーチャルワイヤリング統
合管理を行うことを特徴とする請求項20の発明では、
情報通信配線、監視制御配線、電力配線等の各種配線メ
ディア上に接続される端末機器、監視制御機器、集線接
続機器及び統合集線盤にバーチャルワイヤリング機能デ
バイスを内蔵するバーチャルワイヤリングマシン或いは
エージェント機能デバイスを内蔵するエージェントバー
チャルマシンが組込まれることによって形成されるバー
チャルワイヤリングのプラットホーム上で、広域統合サ
ービスセンタユニットのネットワークサービスサーバ、
及び宅内居室サービスユニットのホームサーバがセンサ
バスからマルチメディアネットワークに至るまでの広域
ネットワーク接続の配線統合ネットワークに対するバー
チャルワイヤリングサービスを、カスタマイズと統合の
機能を分散して宅内居室サービスユニット単位で提供す
るとともに、ホームサーバが、広域統合サービスセンタ
ユニットのバーチャルワイヤリング統合管理センタのネ
ットワーク管理エージェントとしてポリシーベースの管
理の統制、検針/課金、通知をサポートして、配線統合
ネットワークの資源及び利用状態をユーザーに合わせて
カスタマイズした各ネットワークの種類、層別、領域別
のバーチャルワイヤリング広域の遠隔統合管理を行うこ
とを特徴とする請求項1、4、6、9の何れか記載の情
報配線システム。
【0070】請求項21の発明では、監視制御配線、電
力配線の種々の配線メディア上に接続される端末機器、
監視制御機器、集線接続機器及び統合集線盤に上記のバ
ーチャルワイヤリング機能デバイスを内蔵するバーチャ
ルワイヤリングマシン或いはエージェント機能デバイス
を内蔵するエージェントバーチャルマシンが組込まれる
ことによって形成されるバーチャルワイヤリングプラッ
トホーム上で統合されるモジュラ型居室コンポーネント
を形成することにより、マスカスタマイゼーションされ
たバーチャルワイヤリングサービスを提供する居室サー
ビスユニットを構成することを特徴とする請求項1又は
6記載のバーチャルワイヤリングシステム。
【0071】請求項22の発明では、建築設備/生産設
備のセンサー、アクチュエータ等の入出力機器により構
築される監視制御ネットワークの監視制御パケットをA
TMセルで構成し、上記監視制御ネットワークの入出力
機器のアドレスをATMスイッチのチャネル識別子VP
I/VCIで構成することによってATMの仮想チャン
ネルを専用回線として個々の入出力機器に割当て、監視
制御ネットワークの入出力機器に関するシグナリングを
行わないで、データをATMレイヤーで直接受け渡し
て、監視制御ネットワークの監視制御パケット以外のA
ALレイヤー経由でアクセスする通信設備/情報処理設
備の情報通信のような他のプロトコルデータユニットと
統合したセルスイッチングを行い、監視制御ネットワー
クがATMセル多重化のバス型配線でブランチ可能にす
るATM方式の配線システムを構築し、シグナリングを
行わないで、データをATMレイヤーで直接受け渡す監
視制御ネットワークの入出力機器のアドレスに割り当て
られるATMの仮想チャネル及びAALレイヤー経由で
アクセスする他のプロトコルデータユニットのアドレス
に割り当てられるATMの仮想チャネルをメンバーとす
るサービスクラス毎にバーチャルグループに統合すると
ともに、居住空間の単位となるユーザークラス毎に建築
設備/生産設備及び通信設備/情報処理設備のバーチャ
ルグループ毎のサービス機能をバーチャルグループユー
ザー環境ユニットに統合して、ユーザー要求、環境変化
に対して監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワー
クが統合された居室サービスユニットを構成したことを
特徴とする。
【0072】請求項23の発明では、LANスイッチン
グ方式の配線システムに於いて、LANスイッチのポー
ト間の接続ルートを擬似的な仮想コネクションとして設
定するとともに、ルックアップテーブルによりパス識別
子でラベル化して表し、建築設備/生産設備のセンサ
ー、アクチュエータ等の入出力機器の監視制御ネットワ
ークの監視制御パケットをLANフレーム或いはLAN
フレームを分割したマイクロパケット或いはセルで構成
し、監視制御ネットワークの入出力機器のアドレスを上
記のパス識別子で構成し、監視制御ネットワークのマイ
クロパケット以外のデータリンクレイヤー経由でアクセ
スする通信設備/情報処理設備の情報通信のような他の
プロトコルデータユニットと統合したLANスイッチン
グを行い、監視制御ネットワークがLANフレーム或い
はマイクロパケット多重化のバス型配線でブランチ可能
にするLANスイッチング方式の配線システムを構築
し、伝送路符号化に対して復号化されたLANフレーム
を監視制御ネットワークの入出力機器に関するデータリ
ンクレイヤのアクセス制御を行わないで、データをセル
のままで直接受け渡し、監視制御ネットワークの入出力
機器のアドレスに割り当てられるLANスイッチの仮想
コネクション及びデータリンクレイヤー経由でアクセス
する他のプロトコルデータユニットのアドレスに割り当
てられるLANスイッチの仮想コネクションをメンバー
とするサービスクラス毎にバーチャルグループに統合す
るとともに、居住空間の単位となるユーザークラス毎に
建築設備/生産設備及び通信設備/情報処理設備のバー
チャルグループ毎のサービス機能をバーチャルグループ
ユーザー環境ユニットに統合して、ユーザー要求、環境
変化等に対して監視制御ネットワーク及び情報通信ネッ
トワークが統合された居室サービスユニットを構成する
ことを特徴とする。
【0073】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施形態により説明
する。
【0074】(実施形態1)本実施形態は、図1に示す
ように本発明の情報配線システムを構成するバーチャル
ワイヤリングシステムの基本構成に対応するもので、図
2は、図1に示すシステムにおけるユーザー環境のイメ
ージを示す。
【0075】図1で示す本実施形態の構成では照明、空
調、電路、防災などの建築設備或いは生産設備のような
監視制御対象機器たる監視制御端末機器8を監視制御す
るための監視制御ネットワーク(BA/HA/FAな
ど)1及びパソコン、テレビ、マルチメディア機器など
の通信設備或いは情報処理設備のような情報通信端末機
器9を接続して構成される情報通信ネットワーク(LA
N)2を統合するシステム上に、ユーザー3との間に、
一貫した論理的構成の配線統合ネットワークとしてのバ
ーチャルワイヤリング(以下VWと略する)・プラット
ホーム4を形成し、VWプラットホーム4の上で、建築
設備/生産設備及び通信設備/情報処理設備の各サービ
スクラス別のバーチャルグループとは別に、ユーザー要
求、環境等に対して一括管理及び監視制御のカスタマイ
ズを行うユーザークラス毎にラベルを付けたVWコンポ
ーネント5を作用させVWサービス6を提供する。この
VWサービス6により知的作業空間及び居住空間を居室
サービスユニット単位に統合化でき、ユーザー要求、環
境変化等に対してダイナミックに適応して各種サービス
をカスタマイズ10できるので、ユーザー3に、快適
さ、効率の良さの面でサービスが充実する、価値が高い
快適環境13を与えるユーザー環境サービスを提供でき
る。
【0076】具体的構成例としては、通常集線接続機器
であるスイッチ11に設定されるバーチャルグループ登
録/ルーティングテーブル(接続/VLAN設定テーブ
ル及び資源割当テーブル)で定義されるサービスクラス
別の上記バーチャルグループとは別に、ユーザーインタ
ーフェース12を通して、VWプラットホーム4内のユ
ーザー環境テーブル、ネットワークサービステーブルに
ユーザークラス毎のラベルを付けて、ユーザークラス単
位の一括管理及び監視制御を行うことにより、ユーザー
の居住空間の単位となるユーザークラス毎に建築設備/
生産設備及び通信設備/情報処理設備のバーチャルグル
ープ毎のサービス機能をバーチャルグループユーザー環
境ユニットに統合したので、ユーザー要求、環境変化等
に対して監視制御ネットワーク1及び情報通信ネットワ
ーク2が統合された居室サービスユニットをダイナミッ
クに構成して、バーチャルサービスが融合されカスタマ
イズ10されたバーチャルユーザー環境サービスを提供
できる。
【0077】さらに、各ユーザー3が複数のユーザーク
ラスを所有することによって、ユーザーが利用する複数
の居住環境或いは居室サービスユニットに選択子を与
え、多目的なバーチャルユーザー環境サービスを提供で
き、ユーザー環境システムの価値を高めることができ
る。
【0078】更に詳細に説明すると、図1、図2に示す
ように情報通信ネットワーク2に接続される情報通信端
末機器9、監視制御ネットワーク1に接続される例え
ば、建物に付属の建築設備等の監視制御端末機器8、或
いは図2に示すように両ネットワーク1、2に接続され
る情報通信端末(監視制御端末)7等の各サービス対象
ネットワーク接続機器にVWマシン(以下VWマシン)
14…を組み込むことによって、VWマシン14…によ
るオブジェクト指向の論理的構成のVWプラットホーム
4を形成して、このプラットホーム4の上で、オブジェ
クト指向のVWコンポーネント5を作用させVWサービ
ス6を提供するので、知的作業空間及び居住空間を居室
サービスユニット単位に共通の上記VWプラットホーム
4に統合し、容易な操作と情報の可視化のために設けた
ユーザーインターフェース12を介してユーザークラス
毎のVWコンポーネント5で容易に構築、設定変更でき
るので、ユーザー要求、環境変化に合わせて必要なユー
ザー環境の構築・サービスをオブジェクト指向のソフト
ウェアで容易にカスタマイズでき快適環境及び生産性向
上の価値が高いユーザー環境システムを提供できる。
【0079】すなわちVWマシン14を端末機器である
情報通信端末7、監視制御端末機器8、情報通信端末機
器9、或いは集線接続機器(スイッチ11)などのデバ
イスに組み込むことによって、情報通信ネットワーク2
の情報通信配線、監視制御制御ネットワーク1の監視制
御配線、電力配線を通して一貫した論理的構成の配線統
合ネットワークとして、VWプラットホーム4を形成す
るのである。
【0080】これらのVWマシン14上のVWオブジェ
クトは、ビル環境設備の監視制御、ビル管理、ネットワ
ーク管理などの各VW機能デバイスがサポートする様々
な機能のVW機能として定義されたクラス、メッソッド
などで構成されるソフトウエア・オブジェクトのVWオ
ブジェクトが組み合わされて同時並行的に動作し、これ
らのVWオブジェクトが組み込まれたデバイスはユーザ
ー3にはVWの単一のアークテクチャに基づくオブジェ
クトとして見えるインテリジェントな機能を組み込んで
ユーザー3が居室サービスユニットを生産性が高い快適
な環境にカスタマイズ可能にするVWサービス6を提供
することができるのである。
【0081】(実施形態2)本実施形態は図1の基本構
成及び図2のイメージ図に示したVWマシン14をエー
ジェントバーチャルマシンに置き換えたもので、各ネッ
トワーク接続機器にエージェントバーチャルマシンを組
み込むことによって、エージェントバーチャルマシンに
よるエージェント指向の論理的構成のVWプラットホー
ム4を形成して、このプラットホーム4の上で、エージ
ェント指向のVWコンポーネント5を作用させVWサー
ビス6を提供するので、知的作業空間及び居住空間を居
室サービスユニット単位に共通のプラットホーム4に統
合し、エージェントの自律機能、協調機能によって、人
に代わってエージェントが対話しながら設定変更できる
ので、ユーザー3及び環境変化に適応して複雑で競合す
る資源配分、パラメータ調整をダイナミックに自動的に
調整することができる。
【0082】さらに、ユーザー3とシステムとの間にエ
ージェントが介在することによって、人からシステムの
煩雑なパラメータ及び機能が隠蔽され、ユーザー要求、
環境変化に合わせて必要なユーザー環境の構築・サービ
スを、エージェント指向のソフトウェアによりユーザー
3の言葉による簡単な命令で容易にカスタマイズ10す
ることができ、ユーザー支援能力がシステムに付加され
る分だけ価値が一層高まるユーザー環境システムを提供
できる。
【0083】すなわち端末機器である情報通信端末7、
監視制御端末機器8のような監視制御対象機器、情報通
信端末機器9のような機器、或いは集線接続機器(スイ
ッチ11)などのデバイスにエージェント・バーチャル
・マシンが組み込まれ、VWプラットホーム4を形成
し、この上にオブジェクト指向のVWエージェントが自
律機能、協調機能によって、ユーザー及び環境変化に適
応してダイナミックにユーザー環境をカスタマイズでき
るセンサバスからマルチメディアネットワークに至るま
での幅広いユーザークラス毎のエージェント指向により
VWサービス6を提供することができる。
【0084】これらのVWエージェントが組み込まれた
デバイスはユーザー3にはVWの単一のアークテクチャ
に基づくインテリジェントなエージェントとして見え、
ユーザー3により居室サービスユニットを生産性が高
い,快適な環境にカスタマイズすることを可能にするV
Wサービスを提供する。
【0085】このエージェントバーチャルマシンは、情
報通信端末機器9,情報通信端末(監視制御端末)7、
電力制御端末機器、電力制御機器、監視制御端末機器8
及び集線接続機器(スイッチ11)のデバイスドライ
バ、基本制御機能をプログラム制御のメソッドとして提
供するプリミティブな基本機能、及びインテリジェント
な自律機能、協調機能、ユーザー3のカスタマイズ機能
を提供する基本要素のエージェント機能を実現するよう
に、マイクロプロセッサのICチップコア、デバイスド
ライバ、通信プロトコルを部品とするバーチャルマシン
及びこれを包むソフトウェアから構成され、エージェン
ト間交渉エンジン、エージェント間ルールエンジン、コ
マンド処理、学習/ルール/共有テーブル、競合検出/
修正/資源割当タスクを含むエージェント機能デバイス
が組み込まれており、このエージェントバーチャルマシ
ンによって、 情報通信配線、監視制御配線、電力配線を
通して一貫した論理的構成の配線統合ネットワークとし
てのVWプラットホーム4を形成し、この上にインテリ
ジェントなエージェント機能により、より人間の思考に
近い意味的表現、論理的表現、イメージ的表現のVWエ
ージェントを利用してユーザー環境がカスタマイズでき
るのである。
【0086】(実施形態3)本実施形態は、図3に示す
ように、監視制御配線20、情報通信配線21、電力配
線(図示せず)など等からなる構内情報配線をローカル
統合スイッチ22に接続して配線を統合した副集線接続
機器30と、監視制御配線20及び情報通信配線21を
センタ統合スイッチ31に接続して配線を統合した主集
線接続機器32とを備えた分散統合サービスユニット
(幹線サブユニット)24により、監視制御から情報通
信まで、居室サービスユニット(フロアサブシステム)
23、分散統合サービスニット24、統合サービスセン
タユニット25の基本アーキテクチャに一貫した論理的
構成のプラットホームを提供することによって、ユーザ
ー要求、環境変化等に対して監視制御ネットワーク及び
情報通信ネットワークが統合された居室サービスユニッ
ト23をダイナミックに構成する。
【0087】センタ統合スイッチ31の幹線ポートに
は、副集線接続機器30のローカル統合スイッチ22、
総合サービスセンタユニット25のVW統合管理装置3
3、ネットワークサービスサーバ34等の幹線機器が幹
線の情報通信配線21により接続されている。
【0088】またルータ接続ポートは、ローカル統合ス
イッチ22、ホームサーバ29及び広域ネットワーク
(WAN)接続の為のセキュリティルータ35に接続さ
れ、このセキュリティルータ35のWAN接続部が、N
TT等のキャリアヘ接続される。
【0089】またセンタ統合スイッチ31は監視制御配
線20の幹線により、統合差¥ビスセンタユニット25
内の監視制御端末機器28を接続してある。
【0090】而して本実施形態では各居室サービスユニ
ット23内の配線に接続されたユーザー操作機器となる
PC/WSのようなホスト機器たる情報通信端末機器2
6、情報通信端末機器(実施形態1での情報通信端末機
器9に相当)27、監視制御端末機器(実施形態1での
監視制御端末機器8に相当)28等のサービス対象ネッ
トワーク接続機器に対して副集線接続機器30のホーム
サーバ29がサービスを統合して、且つ上記居室サービ
スユニット23毎にネットワーク接続機器及びホームサ
ーバ29の分散型サービスを行うので、ローカルに統合
された環境で知的作業空間及び居住空間をユーザーの変
化する要望、環境変化等に対してもダイナミックに迅速
にカスタマイズする点で、ユーザーにとって価値を高め
た快適で効率の良いユーザー環境システムを提供できる
のである。 (実施形態4)本実施形態は、図4に示すようにATM
型セル統合スイッチをローカル統合スイッチ22に用い
て構成される。
【0091】つまり図3の実施形態の分散統合サービス
ユニット24に対応する幹線サービスユニット24’内
のローカル統合スイッチ22の複数の標準ポート60に
は居室サービスユニット23内の種々の汎用のPC、W
Sからなる情報通信端末機器(ユーザー操作機器)62
が接続されたり、LANスイッチ61の標準ポート61
aが接続され、LANスイッチ61に接続された情報通
信配線21に情報端末機器(ユーザー操作機器)62を
接続して情報通信ネットワーク(LAN)2が構成さ
れ、またセル多重ポート63には監視制御ネットワーク
の監視制御配線20を接続するための信号伝送ユニット
64のセル多重バス制御部64aが接続され、幹線ポー
ト65にはセンタ統合スイッチ31及びホームサーバ
(ローカルサーバ)29が接続されている。
【0092】センタ統合スイッチ31の幹線ポート65
には、ローカル統合スイッチ22の幹線ポート65、統
合サービスセンタユニット25内のネットワークサービ
スサーバ34、VW統合管理装置33や、センタサー
バ、データベースサーバ、アプリケーションサーバ等の
幹線機器が接続され、WAN接続部66には、NTT等
のキャリアヘ接続される。
【0093】本実施形態では、監視制御端末機器として
センサー、アクチュエータ等の入出力機器67を端末ユ
ニット68のI/Oアクセスポート68aを介して監視
制御する建築設備機器/生産設備機器用の監視制御ネッ
トワーク1のパケットをATMセルで構成し、監視制御
ネットワークの入出力機器67のアドレスをATMスイ
ッチのチャネル識別子VPI/VCIで構成することに
よってATMの仮想チャンネルを専用回線として個々の
入出力機器67に割当て、監視制御ネットワークの入出
力機器67に関するシグナリングを行わないで、さらに
通信/OA用通信設備/情報処理設備の情報通信ネット
ワークのAALレイヤー経由でアクセスする他のプロト
コルデータユニット(PDU)と統合したセルスイッチ
ングを行い、ATMの仮想チャネルをメンバーとするサ
ービスクラス毎にバーチャルグループに統合して、ユー
ザーの居住空間の単位となるユーザークラス毎に建築設
備/生産設備及び通信設備/情報処理設備のバーチャル
グループ毎のサービス機能をバーチャルグループユーザ
ー環境ユニットに統合して、ビジネス・プロセスの構造
変化に及びユーザーの移動等の要件変化に対してダイナ
ミックに変化対応して出来る仮想的なネットワーク・サ
ービスとしてカスタマイズされたバーチャルユーザー環
境サービスを提供する。
【0094】監視制御ネットワークは、比較的低速であ
っても実時間性(リアルタイム性)、信頼性が要求さ
れ、情報通信ネットワーク(LAN)では、マルチメデ
ィアを含む多くのアプリケーションで、信頼性よりも高
速性が重視される。
【0095】従って本実施形態では図5に示すように監
視制御ネットワーク用の1パケットを1セルのATMセ
ルで構成し、図6の本実施形態で用いるセルフォーマッ
トに示すように監視制御ネットワークの入出力機器67
のアドレスをATMスイッチのチャネル識別子VPI/
VCIで構成することによって、図7(a)に示した一
般のLANデータのプロトコルデータュニット(PD
U)の図7(c)に示すATMセルと、図8に示す複数
のセルで1パケットを構成する監視制御ネットワークの
伝送フレームのセル伝送のように多重化することによ
り、監視制御ネットワークに対してはQoS制御の機能
の遅延時間、セル損失、優先処理に対する制御機能を活
用した信頼性の高い伝送を保証しながら、一般のLAN
データに対しては、伝送速度及び情報通信端末機器数に
対する拡張性を持たせることができ、デジタル技術で統
合されたサービス及び管理運用が可能になり、さらに建
築設備/生産設備用と通信/OA用とが融合された本実
施形態のIBS統合の情報配線システムによって情報通
信サービスの高度化、情報通信インフラ投資の保護及び
コストダウンが可能になる。尚図7(b)はAAL5の
CPCSを示す。
【0096】而して監視制御ネットワークの入出力機器
67のアドレスをATMスイッチのチャネル識別子VP
I/VCIで構成することにより、ATMの仮想チャネ
ルを専用回線として個々の入出力機器67に割当て、監
視制御ネットワークの入出力機器67に関するシグナリ
ングを行わないで、データをATMレイヤーで直接受け
渡す。
【0097】この場合に図4のローカル統合スイッチ2
2のシグナリング制御部70aでは、監視制御ネットワ
ークのパケット以外のAALレイヤー経由でアクセスす
る他のプロトコルデータユニット(PDU)は、上記の
監視制御ネットワークに割り当てられたVPI/VCI
を使うことはない。
【0098】そこで監視制御ネットワークのパケット以
外のAALレイヤー経由でアクセスする他のプロトコル
データユニット(PDU)は、標準ポート60及び幹線
ポート65に接続され、標準的なシグナリングによって
VPI/VCIがセットアップされる。
【0099】これにより、ATMレイヤーで直接受け渡
す監視制御ネットワークとAALレイヤー経由でアクセ
スする他のプロトコルデータユニット(PDU)とを統
合したセルスイッチングを行う。
【0100】ここでセル多重ポート63には図示するよ
うに監視制御ネットワークの監視背制御配線20がAT
Mセル多重化のバス型配線で接続され、端末ユニット6
8及び監視対象機器である入出力機器67がブランチ接
続可能となっている。このセル多重ポート63には、監
視制御ネットワークのアドレスに割り当てられたチャネ
ル識別子VPI/VCIを持つセルが入出力される。
【0101】尚チャネル識別子VPI/VCIを監視制
御ネットワークのアドレスとしないで、従来の公衆網の
ISDN番号或はATMフォーラムの20バイトのAT
Mアドレスを使い、AALレイヤーでアセスするように
すると、シグナリングが必要になりATMスイッチのセ
ットアップが複雑過ぎるので、本実施形態の効果が明ら
かである。
【0102】監視制御ネットワークのパケット長がセル
サイズより長い場合には、図6のようにシーケンス番号
を付けて、監視制御ネットワークパケットを複数のセル
に分割して図9(c)のように伝送する。尚同図は同図
(b)に示すようにAAL3/4のCPCSの場合を参
考にしているが、監視制御ネットワークのシグナリング
を行わないで、データをATMレイヤーで直接受け渡す
場合に、セルの分割/再合成も簡略化されている。図9
(a)は上位レイヤPDUを示す。
【0103】尚図10は音声・映像のように一定間隔で
送信される場合を示し同図(a)は同期型ストリームの
場合に上位レイヤPDUを示し、同図(b)はATMセ
ルを示し、監視制御ネットワークではAAL1同様の構
成又は簡略化が可能である。
【0104】さて監視制御ネットワークの入出力機器6
7のアドレスとして割り当てられたATMスイッチの複
数のチャネル識別子VPI/VCIを持ったセルが送受
信されるフィールドアクセスポートとしてのATMスイ
ッチングポートは、図4で示すように単一或は複数のセ
ル多重ポート63であり、監視制御ネットワークのパケ
ット以外のAALレイヤー経由でアクセスする他のプロ
トコルデータユニット(PDU)のATMスイッチの複
数のチャネル識別子VPI/VCIを持ったセルが送受
信されるAALアクセスポートとしての複数のATMス
イッチングポートが図4で示した標準ポート60及び幹
線ポート65である様な第1のATMスイッチングエン
ジン100を構成し、この第1のATMスイッチングエ
ンジン100のセル多重ポート63の一方の側にフィー
ルドアクセスポートとしての信号伝送ユニット64’の
セル多重バス制御部64a’が接続され、セル多重バス
制御部64a’の一方端側に監視制御ネットワークの監
視制御配線20が接続され、この監視制御配線20に複
数のチャネル識別子VPX/VCIがアドレスとして割
り当てられた端末ユニット68が接続され、この端末ユ
ニット68のI/Oアクセスポート68aに入出力機器
67である監視制御機器が接続されている。
【0105】上記フィールドアクセスポートの信号伝送
ユニット64’、端末ユニット68のI/Oアクセスポ
ート68a及びATMセル多重化の監視制御ネットワー
クによってバス型の第2のATMスイッチングエンジン
101が構成される。
【0106】ここでは入出力機器67がATMセル多重
化のバス型配線の監視制御ネットワークにブランチ接続
され、チャネル識別子VPI/VCIを持ったセルが入
出力機器67に送受信される。入出機器67にはALL
制御部67aを有し、画像監視カメラ、操作パネル等か
らなるものがある。
【0107】尚監視制御ネットワークの方式を限定する
様な構成によっては、セル多重ポート63及び信号伝送
ユニット64、64’が一体化されたフィールドアクセ
スポートとなる。
【0108】また、監視制御対象機器である入出力機器
67にI/Oアクセスポート68aが内蔵され、入出力
機器67が一体となった端末ユニット68も構成可能で
ある。
【0109】ただATMのATMアドレスとは異なり、
チャネル識別子VPI/VCIは、基本的にはエンドツ
−エンドに接続される交換機内部の回線の番号に相当す
るので、BAなどに専用回線として割り当てる為には、
WANを切り離したローカルな割り当てが必要で、WA
N接続のATMスイッチとローカル接続のATMスイッ
チの間にゲートウェイが必要になる。
【0110】図4に示すように、本実施形態ではWAN
接続のセンタ統合スイッチ31とローカル統合スイッチ
22の中間に、WAN側とローカル側のチャネル識別子
VPI/VCIの変換をAALレベルで行うゲートウェ
イ部89を設けて、ユーザーから見てATM直結でシー
ムレスにWANと一般のATMトラヒックが送受信で
き、チャネル識別子VPI/VCIの変換をAALレベ
ルで行っている。
【0111】各情報通信端末機器62はユーザー環境を
カスタマイズするためにバーチャルユーザーエージェン
ト62a、ユーザー環境管理部(UE管理)62b及び
図11(b)に示すユーザー環境テーブル62cを備
え、さらにAAL制御部を内蔵したネットワークインタ
ーフェース制御部(NIC)62dを備えている。
【0112】ここでユーザー環境管理部(UE管理)6
2bが、ユーザー環境の設定を行い、ユーザー環境の設
定条件を満たすように、ローカル統合スイッチ22のテ
ーブル管理部71aが、 これらのテーブル変更内容をス
イッチ22,31間のテーブル管理メッセージによって
交換して接続及び資源割当の更新情報を、図11(a)
に示す様な各スイッチ22,31のバーチャルグループ
(VLAN)登録/ルーティングテーブル73a,73
bに書き込む。
【0113】この際に、ネットワーク資源に競合検出に
より協調制御が必要になった場合には、各ローカル統合
スイッチ22及びセンタ統合スイッチ31のバーチャル
ネットワークエージェント72a,72bが、図12に
示す各種エージェント200の基本動作モデルに示すよ
うにネットワーク環境に対してあらかじめ設定された拘
束条件、及び競合検出/交渉/プラン修正/学習のルー
ルに従って、各スイッチ22,31の資源割当の状態を
自律的に観察して最適な接続/割当ての条件を学習して
情報通信端末機器62にフィードバックし、情報通信端
末機器62がユーザー環境の設定条件を満たすと判断す
ることにより、或いは情報通信端末機器62がユーザー
環境の設定条件を変更してスイッチの条件に合わせるこ
とで通信が可能になり、情報通信端末機器62からの通
信時にスイッチのテーブル管理部71a,71bがバー
チャルグループ登録/ルーティングテーブル73a,7
3bの接続及び資源割当の更新情報を図13で示すよう
なATM型セル統合スイッチでのセルスイッチの構成例
のルックアップテーブル74a,74bに書き込むこと
によって、スイッチ22,31はアドレス学習を省略し
てカットスルー動作によって高速に短い遅延時間でセル
交換を行う。
【0114】情報通信端末機器62が電源オフの場合に
も、情報通信端末機器62がユーザー環境に関するユー
ザー環境テーブル62cを保存する。
【0115】また図11(a)及び図13に示すように
サービスクラス別のバーチャルグループとは別にユーザ
ークラス毎のラベルを付けて、ユーザークラス単位の一
括管理及び監視制御を行うことで、図14に示すように
居室サービスユニット23内ユーザー3の居住空間の単
位となるユーザークラスUC毎に建築設備/生産設備及
び通信設備/情報処理設備のバーチャルグループVA…
毎のバーチャルサービスA…機能をバーチャルグループ
ユーザー環境ユニットVUUとして統合することによ
り、図14及び図15に示すように監視制御ネットワー
クに関する情報通信/建築設備サービス・バーチャルグ
ループ及びクライアントU毎のバーチャルグループがユ
ーザークラスにまとめられてバーチャルサービスが融合
されカスタマイズされたバーチャルユーザー環境サービ
スが提供される。
【0116】以上の結果、図16の本発明の管理ポリシ
ー設定テーブルのVWサービスの位置付けに示すよう
に、監視制御ネットワーク(専用制御バス)とハブ・A
TMスイッチ等のLANとがセルスイッチングによって
統合化されたIBS統合情報配線システムの上に、図1
4及び図15に示された様なバーチャルグループエージ
ェントの協調問題解決によって個々のエンドユーザーの
要件を満たす様なカスタマイズされたバーチャルネット
ワークサービスが提供されるVWシステムが構成され
る。尚図14において、200AはVWサービスエージ
ェント、200Bはローカル統合スイッチ22のVWサ
ービスエージェント、200Cは監視制御端末機器たる
入出力機器67のVWワイヤリングサービスエージェン
ト、200Dはセンタ統合スイッチ31のVWサービス
エージェント、200E、200Fは統合サービスセン
タユニット25のVWサービスエージェント、200G
はホームサーバ29のVWサービスエージェントを夫々
示している。
【0117】ローカル統合スイッチ22は図4に示すよ
うに第1のスイッチエンジン100の構成を有し、シグ
ナリング制御部70a、テーブル管理部71a、ローカ
ル・スイッチ管理部75a(管理エージェント)、図1
1(a)に示した様なバーチャルグループ登録/ルーテ
ィングテーブル(クライアント定義テーブル機能を含
む)73a、ELAN処理部(LANエミュレーショ
ン)76b、イントラネットルーティング/ブリッジ処
理部77a、通信プロトコル処理部(MPOA処理機能
を含む)78a、バーチャルグループ制御部79a、バ
ーチャルネットワークエージェント72a及びAAL層
制御部85aを備え、ATM型セルスイッチのエンジン
は、幹線ポート65、幹線セルバッフア80a、支線セ
ルバッフア部81a、標準ポート60、セル多重ポート
63、キュー制御部69a、カットスルー動作をサポー
トするチャネル・ルックアップテーブル74a、マルチ
キャスト制御部82a、トラップ83a、クロスポイン
トからなるセルバス84aから構成され、マルチキャス
ト制御部82a、トラップ83aの働きにより支線セル
バッファ部81aと幹線セルバッファ80aとの間をセ
ルバス84aを通じて接続するようになっている。
【0118】通信プロトコル処理部78aはTCP/I
P、シグナリング、ルーティングなどの各種標準プロト
コルを実行している。
【0119】ここで、バーチャルグループ登録/ルーテ
ィングテーブル73aは、スイッチ間で分散管理するバ
ーチャルグループ(VLAN)に関する登録・ルーティ
ング.テーブルである。
【0120】バーチャルグループ登録/ルーティングテ
ーブル73a或いはチャネルルックアップテーブル74
a等で使用される各スイッチの各ポート番号、物理アド
レス、ネットワークアドレス(プロトコルアドレス)、
ATMアドレス或いはMACアドレスはVLANが送信
側受信側のアドレスのペアーで定義できるように、発信
元及び宛先それぞれが設定可能である。
【0121】ここでは資源予約という言葉は、RSVP
プロトコルそのものではなく、QoS、優先処理などの
ネットワークの品質性能に関するパラメータ一般の資源
を対象に含めてある。
【0122】ローカル統合スイッチ管理部75a(管理
エージェント)は、スイッチ、ポートの状態等の属性
を、原則的に標準規格に準拠してSNMPプロトコルに
よって管理情報をマネージャに提供したり、マネージャ
からの設定をサポートする。
【0123】バーチャルネットワークエージェント72
aは、学習/ルール/共有テーブル86a,エージェン
ト間交流エンジン87aからなり、上述したように図1
2に基づいた動作がなされる。
【0124】一方、センタ統合スイッチ31は、シグナ
リング制御部70b、テーブル管理部71b、センタス
イッチ管理部(管理エージェント)75b、バーチャル
グループ登録/ルーティングテーブル(クライアント定
義テーブルを含む)73b、ELAN処理部(LANエ
ミュレーション)76b、イントラネットルーティング
/ブリッジ処理部77b、 通信プロトコル処理部(MP
OA処理機能を含む)78b、バーチャルグループ制御
部79b及びバーチャルネットワークエージェント72
b及びAAL制御部85bを備え、幹線スイッチのエン
ジンは、幹線ポート65、上記ゲートウェイ部89、メ
インルータ90、WAN接続部66、キュー制御部69
b、カットスルー動作をサポートするチャネルルックア
ップテーブル部74b、幹線セルバッファ81b、マル
チキャスト制御部82b、トラップ83b、セルバス8
4b、WAN接続セルバッファ80bから構成される。
【0125】メインルータ90及びWAN接続部66
は、標準規格に準拠する機器であり、センタ統合スイッ
チ31とは別の機器として構成することもできる。
【0126】さらにイントラネットルーティング/ブリ
ッジ処理部77bには、外部接続用のWAN接続部66
との間のイントラネットパケットに対するフィルタ部及
びカプセル化/リアッセンブル化部が接続されて、ロー
カルサイト内部のイントラネットのトラヒックがメイン
ルータ90で処理されないように制限している。
【0127】上記テーブル管理部71bは、ローカル統
合スイッチ22のネットワークアドレス及び物理アドレ
スを有しており、スイッチ−情報通信端末機器62間通
信メッセージ及びスイッチ−スイッチ間通信メッセージ
としてのテーブル管理メッセージによってテーブルの更
新情報を情報通信端末機器62及びスイッチ22,31
のテーブル管理部71a,71b相互間で交換する。
【0128】この管理メッセージの優先順位を最も高く
し、バーチャルグループID或はネットワークアドレス
のサブネットをローカルルータスイッチの構内側すなわ
ちイントラネットに留めるが、インターネット経由でリ
モートサイトのイントラネットに送る必要がある場合に
はセンタ統合スイッチ31でカプセル化してインターネ
ットをトンネリングさせる。
【0129】バーチャルネットワークエージェント72
bは、学習/ルール/共有テーブル86b,エージェン
ト間交流エンジン87bからなり、上述したように図1
2に基づいた動作がなされる。
【0130】ホームサーバ(ローカルサーバ)29及び
ネットワークサービスサーバ(センタサーバ)34は、
管理マネージャ部(図示せず)、ネットワークサービス
管理部(NS管理)91a,91b、バーチャルネット
ワークサービスエージェント92a,92b、図11
(c)に示す様なネットワークサービステーブル(サー
ビス連動/学習テーブル)93a,93b及び幹線ネッ
トワークインターフェース制御部(ALL制御部を内蔵
した幹線NIC)94a,94bを備え、さらにネット
ワークサービスサーバ34は更にネットワークサービス
データベース(設定テーブル及びレジストリからなる)
95を備えている。またVW統合管理部32は、統合管
理マネージャ部96、スーパーバイザー管理部98、バ
ーチャル・スーパーバイザー・エージェント97、幹線
ネットワーク・インターフェース制御部99、図16に
示す様な管理ポリシー設定テーブルやファシリティ管理
テーブルからなる管理データベース102,VWサービ
ス割り当てテーブル、やVWグループ設定テーブルから
なるVWデータベース103を備えている。
【0131】統合管理マネージャ部96は、SNMPベ
ースのネットワーク管理マネージャであって、各スイッ
チ22,31の各スイッチ管理部(管理エージェント)
75a、75bがSNMPエージェントで、各スイッチ
22,31内部のMIBの状態を監視制御する。
【0132】スーパバイザー管理部98は、ネットワー
クのフロー或はバーチャルグループに対する優先度など
のポリシーの設定をバーチャルグループ登録/ルーティ
ングテーブル(クライアント定義テーブル機能を含む)
73a,73b、ユーザー環境テーブルに対して行うこ
とができる。
【0133】また、本実施形態では、スーパーバイザー
管理部98はイントラネット管理機能も持っており、情
報通信端末機器からの資源割当て要求に対するイントラ
ネットのポリシーの管理を行い、情報通信端末機器が勝
手に資源を占有するのではなく、イントラネットとして
の優先順位に応じた枠を設定し、情報通信端末機器に割
り当てられる範囲及び権限を規定して、さらにイントラ
ネット用のWWWサーバの管理、セキュリティ管理、デ
ーターベース管理などを行う。
【0134】更に本実施形態では、バーチャルユーザー
エージェント62aによるユーザー環境のカスタマイズ
に焦点をあて、情報通信端末機器62からの直接的なス
イッチ内部のリソースの設定/管理について限定してい
ないが、ローカル統合スイッチ22に、接続/VLAN
設定テーブル及び資源割当テーブルを設けて、情報通信
端末機器62に接続管理部、資源管理部を設けることに
よって、バーチャルユーザーエージェント62aに、接
続及び資源に関する協調問題解決を行わせ、ユーザー環
境をカスタマイズすることもできる。
【0135】すなわち、ユーザー環境、ローカル統合ス
イッチ22内部の優先処理等の資源予約、コネクション
及びバーチャルグループのセットアップテーブルの設定
を情報通信端末機器62から行い、ユーザー環境の設定
条件を満たすように、情報通信端末機器62がローカル
統合スイッチ22の接続/VLAN設定テーブル及び資
源割当テーブルに書き込み、スイッチ22、31のテー
ブル管理部71a,71bが、これらのテーブル変更内
容をスイッチ22,31間のテーブル管理メッセージに
よって交換して接続及び資源割当の更新情報を各スイッ
チ22,31のバーチャルグループ登録/ルーティング
テーブル73a,73b、接続/VLAN設定テーブル
及び資源割当テーブルに書き込む。
【0136】この際に、ネットワーク資源に競合検出に
より協調制御が必要になった場合には、各ローカル統合
スイッチ22及びセンタ統合スイッチ31のバーチャル
ネットワークエージェント72a,72bが、図12に
示すようにネットワーク環境に対してあらかじめ設定さ
れた拘束条件、及び競合検出/交渉/プラン修正/学習
のルールに従って、各スイッチ22,31の資源割当の
状態を自律的に観察して最適な接続/割当ての条件を学
習して情報通信端末機器62にフィードバックし、情報
通信端末機器62がユーザー環境の設定条件を満たすと
判断することにより、或いは情報通信端末機器62がユ
ーザー環境の設定条件を変更してスイッチ22,31の
条件に合わせることで通信が可能になり、情報通信端末
機器62からの通信時にスイッチ22,31のテーブル
管理部71a,71bがバーチャルグループ登録/ルー
ティングテーブル73a,73bの接続及び資源割当の
更新情報をチャネルルックアップテーブル74a,74
bに書き込む事によって、ローカル統合スイッチ22は
アドレス学習を省略してシンプルにする。また情報通信
端末機器62がオフの場合にも、ネットワークの資源が
浪費されない。
【0137】情報通信端末機器62が、自分の通信の接
続、資源割当、ユーザー環境に関するテーブルを保存す
る。
【0138】ところでVWグループとユーザー環境との
関係では、図15に示すようにバーチャルグループID
で識別される個々のバーチャルグループ(A、B、C,
…、V1,V2、…)をネットワークコンピューティン
グ・バーチャルグループG1、情報通信/建築設備サー
ビス・バーチャルグループG2、及びネットワーク管理
バーチャルグループG3というカテゴリー別の集合で表
わし、この集合がクライアントU1…単位にまとめられ
たユーザークラスUC1…でユーザー環境を表現して、
ユーザー環境がユーザークラス単位にカスタマイズでき
るという本発明の機能を説明している。つまり一部の,
情報通信/建築設備の監視制御ネットワークが、ローカ
ル統合スイッチ22で直接統合され、ユーザー環境がカ
スタマイズされることである。
【0139】従来のクライアントU1、U2、…で表わ
したユーザークラスは、本実施形態では図15に示すよ
うにユーザークラスをUC1、UC2、…で表わし、監
視制御ネットワークで統合された情報通信/建築設備サ
ービス/バーチャルグループVx1…と、クライアント
U1、U2、…を分けて表している。尚図15中802
はIBS管理システムMzi…のポリシー管理テーブル
イメージを示し、803は情報通信/建築設備/Ry1
…のネットワークサービステーブルイメージを示し、8
04はバーチャルグループVxi…のVWグループテー
ブルイメージを示し、805は情報通信/建築設備サー
ビスバーチャルグループG2、ネットワークコンピュー
ティングバーチャルグループG1、ネットワーク管理バ
ーチャルグループG3からなるユーザークラスUC1…
を示すユーザー環境グループテーブルイメージであり、
ユーザー環境グループテーブルイメージ805とユーザ
ー3へのバーチャルグループネットワーク環境提供を行
う。
【0140】而して宅内40の居室サービスユニット2
3の構内情報配線、並びに、広域統合サービスセンタユ
ニット54のネットワークサービスサーバ34及び構内
情報配線(情報通信配線21,監視制御配線20,電力
配線150)で、ユーザー3との間に、監視制御から情
報通信まで一貫した、VWマシン14によるオブジェク
ト指向の、或いはエージェントバーチャルマシン163
によるエージェント指向の論理的構成の統合ネットワー
クとしての広域ネットワーク接続のVWプラットホーム
を形成し、このプラットホーム上で監視制御ネットワー
ク及び情報通信ネットワークが統合された宅内の居室サ
ービスユニット23をダイナミックに構成し、上記宅内
の居室サービスユニット23毎にネットワーク接続機器
及びホームサーバ29の分散型サービスをカスタマイズ
できる。
【0141】従って、図11(b)に示したユーザー環
境テーブルのイメージでは、バーチャルグループの中
に、監視制御ネットワークに対して設定されたバーチャ
ルグループとAAL経由のプロトコルデータユニット
(PDU)に対して割り当てられたバーチャルグループ
が定義、設定されていることに相当し、ユーザー環境テ
ーブルによってユーザー環境が管理される。
【0142】ユーザー環境テーブルでは、クライアント
単位をユーザー名で表わし、ユーザークラスをユーザー
クラスIDで表わして、各バーチャルグループ別のパラ
メータの要件が記入されている。
【0143】ユーザー環境を居室サービスユニット23
単位のユーザーグループ環境とクライアントの情報通信
端末機器単位で設定するユーザー個別環境とに分けない
で、ユーザー環境の設定によってどちらの利用も可能に
している。尚分けると複雑であるので、ユーザーグルー
プ環境は、居住ユニット単位のネットワークサービスに
含めてある。
【0144】テーブル管理部71a、71bの通常の動
作では、上記情報通信端末機器62の接続先のアドレス
情報及び資源割当情報が上記スイッチ22,31のバー
チャルグループ登録/ルーティングテーブル(接続/V
LAN設定テーブル及び資源割当テーブル)73a,7
3bに不足する場合には、センタ統合スイッチ31及び
ローカル統合スイッチ22間でメッセージを通信するこ
とによって各スイッチ22,31のテーブル管理部71
a、71bがお互いにテーブル管理メッセージを交換
し、それにより接続先のアドレス情報及び資源割当情報
をバーチャルグループ登録/ルーティング・テーブル7
3a、73bに書き込む。
【0145】このように情報通信端末機器が通信を始め
る場合には、情報通信端末機器が接続されているローカ
ル統合スイッチ22のバーチャルグループ登録/ルーテ
ィングテーブル73a、73bに情報通信端末機器62
のアドレス情報及び資源要求情報並びに接続先のアドレ
ス情報及び資源割当情報がそれぞれ書き込まれ、スイッ
チ22、31相互間でテーブル管理メッセージを交換す
ることによってユーザー環境をカスタマイズできるとい
う効果が生まれる。
【0146】ローカル統合スイッチ22とセンタ統合ス
イッチ31との間に、第3、第4…の中間ローカル統合
スイッチが中継する場合にも、上記テーブル管理メッセ
ージを交換することによってカスタマイズされたユーザ
ー環境が提供されることは明らかである。
【0147】この際に、ユーザーの移動に対しても情報
通信端末機器62の接続変更或いは、ネットワーク資源
に競合検出により協調制御が必要になった場合には、各
ローカル統合スイッチ22及びセンタ統合スイッチ31
のバーチャルネットワークエージェント72a、72b
が、ネットワーク環境に対してあらかじめ設定された拘
束条件、及び競合検出/交渉/プラン修正/学習のルー
ルに従って図12のエージェント200を使った動作例
のように動作して、各スイッチ22,31の資源割当の
状態を自律的に観察して最適な接続/割当ての条件を学
習して情報通信端末機器62にフィードバックし、情報
通信端末機器62がユーザー環境の設定条件を満たすと
判断することにより、或いは情報通信端末機器62がユ
ーザー環境の設定条件を変更してスイッチ22,31の
条件に合わせることで通信が可能になり、図12に示す
ように動作して、ネットワーク管理ポリシーに従った範
囲内でローカル統合スイッチ22の接続及び資源割り当
て交渉を行うことによって多段接続のスイッチング・ネ
ットワークの処理効率の向上、ローカル統合スイッチ2
2の負荷の低減によるコストダウン、ならびに、ユーザ
ーによるネットワーク環境コントロール、ユーザー環境
のカスタマイズ及びネットワーク管理者によるポリシー
提供のサポート等の付加サービスを提供することができ
る。
【0148】更に、本実施形態はインターネット上では
なく、イントラネット上のローカルな限られた場所で多
量のトラヒックが集中する中で、広帯域或は短い応答時
間等のサービス品質(COS)を実現する時に、ローカ
ル統合スイッチ22及びセンタ統合スイッチ31のイン
トラネットの接続及び資源割当てを制御し、インターネ
ットトラヒックを標準規格に準拠するメインルータ90
で処理するように分ける事によって、ローカル統合スイ
ッチ22及びセンタ統合スイッチ31に独自のテーブル
管理メッセージを交換し、論理的/物理的なネットワー
ク接続及び資源割当てのカスタマイズされたユーザー環
境がサポートされ、さらに、ローカル統合スイッチ22
はバーチャルネットワークエージェント72aによる協
調問題解決の処理を最適化する効果とあいまって、ロー
カル統合スイッチ22の処理効率が高くなり、割り当て
られた資源を使って情報通信端末機器62のアドレスに
対してエンドツーエンドにリアルタイム通信、マルチキ
ャスト通信などのサービス品質を提供する。
【0149】このことはユーザー及び情報通信端末機器
に依存するユーザー環境設定及びバーチャルユーザーエ
ージェント62a機能を情報通信端末機器62に実装し
て、ネットワークのコミュニティの一員として、情報通
信端末機器62が応分の負担を行い、分散ネットワーク
自体のシンプルさを保ち、ローカル統合スイッチ22の
優先処理等のCOS、簡略化及び高速化を図りながらネ
ットワークに我が侭による負担をかけないようにしてい
るともいえる。
【0150】さらにコネクション型の電話の様なATM
システムでは、イントラネットとして区分されるローカ
ルな領域で情報通信端末機器数が少ない条件下で同様に
エンドツ−エンドの要件に関して情報通信端末機器62
間のVPI/VCI及びQoSクラスの調停を行う。
【0151】尚図14において、統合サービスセンタユ
ニット25はシステム管理情報の提供、ネットワーク管
理情報の提供、管理機能の提供を行い、管理データベー
ス&VWデータベース109を持つVW統合管理部32
と、ユーティリティの提供、バーチャルネットワークサ
ービスの統合化、バーチャルネットワーク機能の提供を
行い、知識データベース&ネットワークサービスデータ
ベース108を備えたネットワークサービスサーバ34
と、照明サブシステム、防災サブシステム、空調サブシ
ステム、保安サブシステム、配電サブシステム、ビデオ
サブシステム等に対応した、VWサービスエージェント
を持つ入出力機器67のデバイスに対応するBA、防
災、照明、空調等の監視制御のためのIBS(インテリ
ジェントビルシステム)中央監視盤110とを設け、管
理ポリシーのサポート、上限/下限の設定、アクセス管
理のサポート、ユーザー移動のサポートを行うVWスー
パーバイザエージェント97、VWネットワーク・サー
ビスエージェント92bを持つ。
【0152】ホームサーバ29はローカル・建築設備サ
ービスサーバ、ローカル・情報通信サービス、ローカル
ネットワークマネージメントサーバからなり、ネットワ
ークサービス・データベース111,バーチャルネット
ワークサービスの統合化機能を提供するためのVWネッ
トワークサービスエージェント92及びユーザデータベ
ース112を持つ。センタ統合スイッチ31は線路/グ
ループデータベース113を有し、バーチャルネットワ
ークサービスの提供、バーチャル・グループ登録テーブ
ル/ルーティングテーブルの学習、修正を行うVWネッ
トワークエージェント72bを持ち、ローカル統合スイ
ッチ22は線路/グループデータベース114を有し、
バーチャルネットワークサービスの提供、バーチャル・
グループ登録テーブル/ルーティングテーブルの学習、
修正を行うVWネットワークエージェント72bを持
ち、バーチャルグループユーザー環境ユニットVUUに
対してネットワーク環境設定を行う。また情報通信端末
機器62に対応する情報通信端末機器にはバーチャルネ
ットワークサービスのユーザーサポート、GUIの提
供、選択子の提供、ユーザー環境の学習、ユーザー環境
テーブルの修正を行うバーチャルユーザーエージェント
62aを持ち、ユーザー3との間でユーザー3からの要
求と、ユーザー3への協調を行い、入出力機器67に対
応する建築設備システムの監視制御機器等のデバイスに
は、建築設備サービス、BA管理のVWエージェント6
7bを持ち、ユーザー3へ建築設備環境を提供する。尚
各エージェント間では協調問題解決を図る。図15は各
図の要素において同じものに対応して番号を付してい
る。また図17は本実施形態のトラヒッククラス及びサ
ービスクラスの種類の関係を示す図である。更に図18
はAAL5経由で接続する監視制御ネットワークに接続
された情報通信機器が準じるATM−UNIセルフォー
マットを示しているが、アドレスをチャンネル識別子と
は異なったラベルにルックアップテーブルで変換する。
【0153】(実施形態5)実施形態4はローカル統合
スイッチ22にATM型スイッチを用いたものである
が、本実施形態はLAN型セル統合スイッチを用いたも
ので、図19に示すように分散統合サービスユニット2
4内のローカル統合スイッチ22の複数の標準ポート6
0にはそれぞれ種々の情報通信端末機器62、LANス
イッチ61内の標準ポート60aが接続されて情報通信
ネットワーク(LAN)が構築されている。セル多重ポ
ート63には信号伝送ユニット64のセル多重バス制御
部64aが接続され、幹線ポート65にはセンタ統合ス
イッチ31及びホームサーバ29(ローカルサーバ)が
接続されている。
【0154】センタ統合スイッチ31の幹線ポート65
には、ローカル統合スイッチ22、ネットワーク・サー
ビスサーバ(センタサーバ)34、VW統合管理装置
(データベースサーバ)32、アプリケーションサーバ
(図示せず)等の幹線機器が接続され、ルータ接続ポー
ト120には、メインルータ90が接続され、このメイ
ンルータ90内のWAN接続部90aが、NTT等のキ
ャリアヘ接続される。
【0155】本実施形態では、センサー、アクチュエー
タ等の入出力機器67を監視制御する建築設備/生産設
備用の監視制御ネットワークのパケットをマイクロパケ
ット型セルで構成し、監視制御ネットワークの入出力機
器67のアドレスをLANスイッチのパス識別子で構成
することによって、LANの仮想コネクションを専用回
線として個々の入出力機器67に割当て、監視制御ネッ
トワークの入出力機器67に関するデータリンクレイヤ
のアクセス制御を行わないで、データをマイクロパケッ
ト型セル伝送レイヤで直接受け渡すようになっている。
【0156】さらに通信/OA用通信設備/情報処理設
備の情報通信配線21のデータリンクレイヤ経由でアク
セスする他のプロトコルデータユニット(PDU)と統
合したセルスイッチングを行い、LANの仮想コネクシ
ョンをメンバーとするサービスクラス毎にバーチャルグ
ループに統合し、ユーザーの居住空間の単位となるユー
ザークラス毎に建築設備/生産設備及び通信設備/情報
処理設備のバーチャルグループ毎のサービス機能をバー
チャルグループユーザー環境ユニットに統合して、ビジ
ネス・プロセスの構造変化に及びユーザーの移動等の要
件変化に対してダイナミックに変化対応して出来る仮想
的なネットワーク・サービスとしてカスタマイズされた
バーチャルユーザー環境サービスを提供する。
【0157】監視制御ネットワークは、比較的低速であ
っても実時間性(リアルタイム性)、信頼性が要求さ
れ、LANでは、マルチメディアを含む多くのアプリケ
ーションで、信頼性よりも高速性が重視される。
【0158】従って図20で示すように、監視制御ネッ
トワークのパケットをマイクロパケット型セルで構成
し、図21に示すように監視制御ネットワークの入出力
機器67のアドレスをLANスイッチのパス識別子で構
成することによって、図22(a)に示した一般のLA
Nデータのプロトコルデータュニット(PDU)の同図
(c)に示すマイクロパッケセルと、図23のように多
重化することにより、監視制御ネットワークに対しては
COS機能の遅延時間、セル損失、優先処理に対する制
御機能を活用した信頼性の高い伝送を保証しながら、一
般のLANデータに対しては、伝送速度及び情報通信端
末機器数に対する拡張性を持たせることができ、デジタ
ル技術で統合されたサービス及び管理運用が可能にな
り、さらに建築設備/生産設備用と通信/OA用とが融
合された本発明の情報配線システムによって,情報通信
サービスの高度化、情報通信インフラ投資の保護及びコ
ストダウンが可能になる。尚図22(b)はデータリン
ク層(MAC)のフレームを示す。
【0159】さて本実施形態では上記のように監視制御
ネットワークの入出力機器67のアドレスをLANスイ
ッチのパス識別子で構成することにより、仮想コネクシ
ョンを専用回線として個々の入出力機器に割当て、監視
制御ネットワークの入出力機器に関するデータリンク層
のアクセス制御或いはアドレス学習を行わないで、デー
タをマイクロパケット型セル伝送レイヤで直接受け渡
す。
【0160】この場合に図19のローカル統合スイッチ
22のイントラネットルーティング/ブリッジ処理部7
7aのL2ブリッジ制御部121及びL3ルーティング
制御部122では、監視制御ネットワークに割り当てら
れたパス識別子を使うことはない。
【0161】監視制御ネットワークのパケットであるセ
ル以外のデータリンクレイヤ経由でアクセスするプロト
コルデータユニット(PDU)<イーサネットフレーム
等>は、標準ポート及び幹線ポートに接続され、標準的
なデータリンク層のアクセス制御或いはアドレス学習に
よってパス識別子がセットアップされる。
【0162】これにより、マイクロパケット型セル伝送
レイヤで直接受け渡す監視制御ネットワークとデータリ
ンクレイヤ経由でアクセスする他のプロトコルデータユ
ニット(PDU)とを統合したセルスイッチングを行
う。
【0163】プロトコルデータユニット(PDU)(イ
ーサネットフレーム等)のパケットの分割/再合成は、
標準ポート60で行われる。
【0164】幹線ポート65は、センタ統合スイッチ3
1がATMスイッチである場合には、ATMセルを伝送
するが、センタ統合スイッチ31がLANスイッチであ
る場合には標準ポート60と同様にデータリンクアクセ
スポートとしてイーサネットフレームの様なLANフレ
ームで接続され、パケットの分割/再合成も行われる。
【0165】図19に示すLAN型セル統合スイッチの
ローカル統合スイッチ22のセル多重ポート63には監
視制御ネットワークの監視制御配線20ががマイクロパ
ケット型セル多重化のバス型配線で接続され、端末ユニ
ット68及び監視対象機器である入出力機器67が、ブ
ランチ接続可能である。
【0166】セル多重ポート63には、監視制御ネット
ワークのアドレスに割り当てられたパス識別子を持つセ
ルが入出力される。
【0167】尚パス識別子を監視制御ネットワークのア
ドレスとしないで、従来の公衆網のISDN番号或はA
TMフォーラムの20バイトのLANアドレスを使い、
マイクロパケット型セル伝送レイヤでアクセスするよう
にすると、データリンクレイヤでのアクセス制御或いは
アドレス学習が必要になりLANスイッチのセットアッ
プが複雑過ぎるので、本発明の効果が明らかである。
【0168】監視制御ネットワークのパケット長がセル
サイズより長い場合には、図21のようにシーケンス番
号を付けて、監視制御ネットワークパケットを複数のセ
ルに分割して図24(b)のように伝送する。
【0169】同図の場合は、監視制御ネットワークのデ
ータリンク層のアクセス制御或いはアドレス学習を行わ
ないで、データをデータリンクレイヤで直接受け渡す場
合に、監視制御ネットワークのパケットの分割/再合成
も簡略化されている。この監視制御ネットワークのパケ
ットの分割/再合成は、セル多重ポート63の中で行わ
れる。尚図24(a)は上位レイヤPDUを示す。
【0170】監視制御ネットワークの入出力機器67の
アドレスとして割り当てられたLANスイッチの複数の
パス識別子を持ったセルが送受信されるフィールドアク
セスポートとしてのLANスイッチングポートは、図1
9で示すように単一或は複数のセル多重ポート63であ
り、監視制御ネットワークのパケット以外のデータリン
クレイヤ経由でアクセスする他のプロトコルデータユニ
ット(PDU)が送受信されるデータリンクアクセスポ
ートとしての複数のLANスイッチングポートが図4に
示す実施形態4のように標準ポート60であるような第
1のスイッチングエンジン100’を構成し、この第1
のスイッチングエンジン100’のセル多重ポート63
の一方の側にフィールドアクセスポートとしての信号伝
送ユニット64’が接続され、信号伝送ユニット64’
のセル多重パス制御部64a’の一方の側に監視制御ネ
ットワークが接続され、この監視制御ネットワークに複
数のパス識別子がアドレスとして割り当てられた端末ユ
ニット68が接続され、この端末ユニット68のI/O
アクセスポート68aに入出力機器67である監視制御
機器が接続されている。
【0171】上記フィールドアクセスポートの信号伝送
ユニット64、端末ユニット68のI/Oアクセスポー
ト68a及びマイクロパケット型セル多重化の監視制御
ネットワークによってバス型の第2のスイッチングエン
ジン101’が構成される。そして入出力機器67がマ
イクロパケット型セル多重化のバス型配線の監視制御ネ
ットワークの監視制御配線20にブランチ接続され、パ
ス識別子を持ったセルが入出力機器67に送受信され
る。
【0172】監視制御ネットワークの方式を限定する様
な構成によっては、セル多重ポート63及び信号伝送ユ
ニット64、64’が一体化されたフィールドアクセス
ポートとなる。また、監視制御対象機器である入出力機
器67にI/Oアクセスポート68aが内蔵され、監視
制御対象機器が一体となった端末ユニット機器も構成可
能である。
【0173】各ポート60、63には、優先順位別のキ
ューがあり、キュー制御部69aが優先制御スケジュー
ル部189aの送出のスケジュールに基づき、キューに
溜まったフレーム数或いはセル数及びCOSのサービス
クラスに応じて送出のタイミングを制御する。
【0174】本実施形態のマイクロパケット型セル多重
伝送監視制御ネットワークは、信号伝送ユニット64、
64’内の給電制御部64b、64b’で電力重畳し、
端末ユニット68の給電制御部68bで電力と情報デー
タであるセルとが分離される。
【0175】尚一般の電力は定電流源で供給され、情報
は変成器結合により平衡伝送される。
【0176】スイッチ22、31内部のコネクションル
ックアップテーブル123a,123bはスイッチの入
力ポート、パス識別子、出力ポートのテーブルである。
【0177】ローカル統合スイッチ22のL2ブリッジ
制御部121及びL3ルーテイング制御部122では、
各ポート60’63ヘのパケットのルーティング情報、
接続情報をブリッジング/ルーティングテーブルとして
学習/管理しているが、コネクションルックアップテー
ブル123は、この情報をキャッシュしてL2ブリッジ
制御部121及びL3ルーティング制御部122を通さ
ないでカットスルーすることで、遅延時間を削減し、パ
ケットのロスを少なくする。
【0178】カットスルーされる対象は、優先順位の高
いパケットであるが、監視制御ネットワークのセルに関
しては、パス識別子がスタティックにコネクションルッ
クアップテーブル123a,123bに割り当てられて
いるので、防災などの制御監視信号を確実に伝えること
が出来る。
【0179】一方、データリンクレイヤ経由でアクセス
する他のプロトコルデータユニット(PDU)のなか
で、優先順位が高いフローのパケットに関しては、パス
識別子がダイナミックにコネクションルックアップテー
ブル123a,123bに割り当て、フロー状態と呼ば
れるフラグが有効な期間だけ、コネクションルックアッ
プテーブル123によるカットスルーが行われる。
【0180】また図11及び図25に示すようにサービ
スクラス別のバーチャルグループとは別に、ユーザーク
ラス毎のラベルを付けて、ユーザークラス単位の一括管
理及び監視制御を行うことで、ユーザーの居住空間の単
位となるユーザークラス毎に建築設備/生産設備及び通
信設備/情報処理設備のバーチャルグループ毎のサービ
ス機能をバーチャルグループユーザー環境ユニットに統
合したので、図14及び図15に示すように監視制御ネ
ットワークに関する情報通信/建築設備サービス・バー
チャルグループ及びクライアント毎のバーチャルグルー
プがユーザークラスにまとめられてバーチャルサービス
が融合されカスタマイズされたバーチャルユーザー環境
サービスが提供される。
【0181】さらに、本実施形態では、情報通信端末機
器62にバーチャルユーザーエージェント62a、ロー
カル統合スイッチ22にバーチャルネットワークエージ
ェント72a、バーチャルグループ登録/ルーティング
・テーブル(クライアント定義テーブル、接続/VLA
N設定テーブル、資源割当テーブル機能を含む)73
a、イントラネットルーティング/ブリッジ処理部77
a、及びテーブル管理部71aが分散配置され、センタ
統合スイッチ31にバーチャルネットワークエージェン
ト72b、バーチャルグループ登録/ルーティング・テ
ーブル(クライアント定義テーブル、接続/VLAN設
定テーブル、資源割当テーブル機能を含む)73b、イ
ントラネットルーティング・ブリッジ処理部77b、テ
ーブル管理部(イントラネット管理テーブル、イントラ
ネット管理部機能を含む)71bが配置され、ホームサ
ーバ(ローカルサーバ)29及びネットワーク・サービ
スサーバ34やVW統合管理部33にバーチャルネット
ワークサービスエージェントが分散配置され、情報通信
端末機器62のバーチャル・ユーザ・エージェント62
aがユーザー環境管理部(UE管理部)62bを制御
し、バーチャルネットワークエージェント72a,72
bが各スイッチ22,31のテーブル管理部71a,7
1bを制御し、上記情報通信端末機器62のアドレス情
報、情報通信端末機器62のアプリケーションから要求
する接続チャンネル、バーチャルグループID、リアル
タイム通信、マルチキャスト通信などのサービス品質の
資源要求情報をバーチャルグループ登録/ルーティング
・テーブル73a,73bに設定でき、バーチャルネッ
トワークサービスエージェント72a,72bがホーム
サーバ29或いはネットワーク・サービスサーバ34の
ネットワークサービス管理部(NS管理部)91a,9
1bを制御することによって、各バーチャルグループエ
ージェントすなわち情報通信端末機器62等のバーチャ
ルユーザーエージェント62a、スイッチ22,31の
バーチャルネットワークエージェント72a,72b及
びホームサーバ29或いはネットワーク・サービスサー
バ34のバーチャルネットワークサービスエージェント
92a,92bが、図12に示すようにネットワーク環
境に対してあらかじめ設定された拘束条件、及び競合検
出/交渉/プラン修正/学習のルールに従って、各スイ
ッチの資源割当の状態を自律的に観察して最適な接続/
割当ての条件を学習して、スイッチに分散された上記バ
ーチャルグループ登録/ルーティング・テーブル73
a,73bをダイナミックに管理することによって、バ
ーチャルユーザー・エージェント62a及びスイッチ2
2,31に分散されたバーチャルネットワークエージェ
ント72a,72bが互いに協調し、各スイッチ22,
31のテーブル管理部71a,71bが各バーチャルネ
ットワークエージェント72a,72bのエージェント
間交渉エンジン87a,87bを介して互いにテーブル
管理メッセージを交換することによって、自動設定され
た接続先のアドレス情報及び資源割当情報をスイッチの
バーチャルグループ登録/ルーティング・テーブル(接
続/VLAN設定テーブル及び資源割当テーブル)73
a,73bに書き込み、情報通信端末機器62からの通
信時に接続及び資源割当の更新情報をスイッチエンジン
のコネクションルックアップテーブル123a,123
bに書き込むことによって、図14に示したように情報
通信端末機器62の移動の場合であっても上記情報通信
端末機器62に対するネットワーク・サービス品質を情
報通信端末機器62のバーチャルユーザーエージェント
62a等のバーチャルグループエージェントが自律的に
割り当てて提供し、カスタマイズされた条件下でのユー
ザー環境が移動先で許容された拘束条件の範囲内で自動
的に再構築される。
【0182】尚メインルータ90はWAN接続部90a
以外に、ルータポート部90b、ルーティング部90
c、ファイヤーウオール部90dを備えている。またセ
ンタ統合スイッチ31のイントラネットルーティング/
ブリッジ処理部77bは77aと同様ににL3ルーティ
ング処理部122,L2ルーティング処理部121から
なる。
【0183】尚図19中125a,125bはマルチプ
ロトコルラベル制御部であり、実施形態4の通信プロト
コル処理部と同様な機能を持つ。
【0184】また図26(a)(b)は音声・映像のよ
うに一定間隔のタイムスロットで送信される場合の同期
型ストリームの上位レイヤPDUと、マイクロパケット
セルを示し、図27は本実施形態のトラヒッククラス及
びサービスクラスの種類の説明図である。図28はAT
M−UNIセルフォーマット及びマイクロパケット型セ
ルスイッチ用セルフォーマットを示す。 (実施形態6)本実施形態は実施形態1を基本構成とし
たものであって、基本アーキテクチャは、フロア、幹
線、管理の各論理サブシステムより構成されており、イ
ンターフェースを明確にし、任意に組み合わせることに
より、アプリケーション及び需要に最適なシステムを提
供するフロアサブシステムは、”最小管理単位”を論理
ゾーンと呼び、オフィス内の1ワークグループに対応す
ると定義するが、会議室、個室などの実際のレイアウト
の単位を総称し、ユーザーに合わせて環境をカスタマイ
ズできるIBSサービス空間という意味合いから居室サ
ービスユニット23を図29に示すように構成単位とし
ている。
【0185】居室サービスユニット23には、使われ
方、グループ、ユーザーなどのサービス対象者或いは使
用目的機能に応じて個室サービスユニット、共有サービ
スユニットと言うべきタイプ分けができるが、ここでは
サービスは共通サービスとローカルサービスとに分ける
一方で、フロア、幹線、管理の各論理サブシステムに分
けたシステムアーキテクチャの中では、サービス対象の
空間を居室サービスユニットと総称している。
【0186】幹線サブシステムは、フロアサブシステム
を複数接続し、相互の情報通信及び広域網との通信を行
うと定義するが、具体的には主配線室(MDF)、中間
配線室(IDF)或いはワイヤリングクローゼットに配
置される機器及びバックボーン配線を含み、情報通信配
線21、監視制御配線20、 電力配線150のネットワ
ーク接続機能及びVWサービス機能を中間配線室に分散
し、主配線室で統合すると共に、本実施形態を適用する
ことにより、ユーザーに合わせて環境をカスタマイズで
きるIBSサービス空間としての居室サービスユニット
23と同様に、環境を分散制御する共有スペースとして
のIBSサービス空間という意味合いを含めて分散統合
サービスユニット24と称している。
【0187】管理サブシステムは、ビル内の配線、通
信、アプリケーションのすべてを管理するもので、各フ
ロア等のサブシステムからの管理情報を収集して分析及
び通知を行う機能を有すると定義するが、本実施形態を
適用することにより、上記の中間配線室に分散し主配線
室で統合されたネットワーク接続機能及びVWサービス
機能の統合化を行う意味合いから統合サービスセンタユ
ニット25と称している。
【0188】現実には、管理担当者、保守管理担当者等
のシステム管理者もユーザーの一員であるので、統合サ
ービスセンタユニット25も分散統合サービスユニット
24もシステム管理者に合わせてそれぞれ環境をカスタ
マイズできる居室サービスユニット23の機能が含まれ
る。
【0189】本実施形態は、以上の基本アーキテクチャ
に基づいた図30に示すような位置づけのVWサービス
を提供する。
【0190】ネットワークコンピュータ等からなる情報
通信端末機器151、汎用パソコン、WSなどからなる
情報通信端末機器62、監視制御端末機器152、15
2’、電力制御端末機器153、電力制御機器154、
監視制御機器155及び集線接続機器などのサービス対
象ネットワーク接続機器(デバイス)にVWマシン14
が組み込まれ、VWプラットホームを形成し、この上に
ユーザークラス毎のオブジェクト指向のVWコンポーネ
ントであるVWオブジェクト156を作用させることに
より、監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワーク
が統合された居室サービスユニット23をダイナミック
に構成して、建築設備/生産設備及び通信設備/情報処
理設備のバーチャルグループ毎のサービス機能がユーザ
ーの居住空間の単位となる上記ユーザークラス毎にオブ
ジェクト指向のVWサービスに融合されることにより、
ユーザー要求、環境変化等に対してダイナミックに適応
して、 センサバスからマルチメディアネットワークに至
るまでの幅広い配線統合ネットワークに対してユーザー
に合わせてカスタマイズされた上記VWサービス提供さ
れる快適で効率の良いユーザー環境システムを提供でき
る。
【0191】VWマシン14の中に、プリミティブな基
本機能を提供するため、デバイスドライバ、基本制御機
能をプログラム制御のメソッドとして提供するVW機能
デバイス157が構成されている。
【0192】このVWマシン14を端末機器62、15
1、152、152’、153、監視制御機器155及
び154集線接続機器などのデバイスに組み込むことに
よって、情報通信配線21、監視制御配線22、電力配
線150を通して一貫した論理的構成の配線統合ネット
ワークとして、VWプラットホームを形成する。
【0193】このVWマシン14は、機器制御インター
フェース、通信インターフェース及び通信プロトコルな
どが組み込まれたマイクロプロセッサチップのバーチャ
ルマシンを核として、このチップの上のVWコンポーネ
ントが動作するバーチャルOSから構成される。
【0194】このVWマシン14上のVWコンポーネン
トは、ビル環境設備の監視制御、ビル管理、ネットワー
ク管理などの各VW機能デバイスがサポートする様々な
機能のVW機能として定義されたクラス、メッソッドな
どで構成されるソフトウエア.オブジェクトのVWコン
ポーネント158が組み合わされて同時並行的に動作
し、これらのVWコンポーネント158が組み込まれた
デバイスはユーザーにはVWの単一のアークテクチャに
基づくオブジェクトとして見えるインテリジェントな機
能を組み込んでユーザーが居室サービスユニット23を
知的作業空間として生産性が高く、居住空間として快適
な環境にカスタマイズ可能にするVWサービスを提供す
る。
【0195】すなわち、情報通信端末機器62,15
1、監視制御端末機器152、電力制御端末機器153
の各デバイスは、個々の機器そのものではなく、各VW
機能デバイス157がサポートするメッソッドを機能的
に実現するオブジェクトとしてユーザーが利用できるの
で、ユーザーにはVWの単一のアークテクチャに基づく
VWオブジェクト156として見える。
【0196】VWオブジェクト156は、ネットワーク
管理者の為のネットワーク管理VWオブジェクト、ビル
設備管理者の為のBA管理VWブジェクト、居室サービ
スユニット23の居住者の為のユーザーVWオブジェク
トのように、要件の異なったユーザーのグループに対応
してVWコンポーネント158をグループ分けできる。
【0197】個々の報通信端末機器62,151、監視
制御端末機器152、電力制御端末機器153の各デバ
イスのVWマシン14は、それぞれのグループのVWオ
ブジェクト156を処理し、それぞれの要件を満たすよ
うに、各VW機能デバイス157がサポートするメッソ
ッドを同時並行的に実行して、複数のユーザーに対して
同時にVWサービスを提供する。
【0198】居室サービスユニット23には、図29に
示すように情報通信配線21、監視制御配線20、電力
配線150の接続インターフェース等の基本配線システ
ムの他、ビジネスパソコンの様な情報通信端末機器6
2、151、空調制御機器の様な監視制御端末機器15
2、照明制御の様な電力制御端末機器153を含む様々
な機能のデバイスが存在するが、これらのデバイスにV
Wマシン14が組み込まれ、VWプラットホームを形成
し、この上にオブジェクト指向のVWコンポーネント1
58をダイナミックにカスタマイズできることによっ
て、センサバスからマルチメディアネットワークに至る
までの幅広い配線統合ネットワークに対するVWサービ
スを提供する。
【0199】ユーザー環境のカスタマイズをサポートす
るためにパソコン、WSなどのユーザーの情報通信端末
機器62には、ユーザーデータベース159があり、こ
の中にユーザープロファイル160及びユーザー環境設
定テーブル(居室サービスユニット環境テーブル)16
1が組み込まれている。
【0200】ユーザープロファイル160には、ユーザ
ー情報、暗号化などのセキュリティ情報、アクセス権な
どのポリシ管理情報が含まれ、ユーザー環境設定テーブ
ル161には、空調などのサービスのパラメータ設定情
報、各種環境センサの連動条件などの情報が含まれる。
【0201】分散統合サービスユニット24には、図2
9に示すように電力制御機器154、監視制御機器15
5及び集線接続機器が含まれ、集線接続機器はセンタ統
合スイッチ31からなる主集線接続機器及びローカル統
合スイッチ22からなる副集線接続機器から構成され、
主集線接続機器は主配線室に設置され、副集線接続機器
は中間配線室に設置されている。
【0202】これらの電力制御機器154、監視制御機
器155及び集線接続機器にも、上記のVWマシン14
が組み込まれることによって、情報通信配線21、監視
制御配線20、電力配線150を通して一貫した論理的
構成の配線統合ネットワークとして、VWプラットホー
ムを形成する。
【0203】また、主集線接続機器及び副集線接続機器
には、経路/グループ・データベースが組み込まれてい
る。この経路/グループ・データベースは、実装上の種
々のテーブルで表現でき、図29に示すようにバーチャ
ルグループ/登録ルーティングテーブル73a,73b
として存在して、グループ登録/経路テーブル、及び、
資源割当テーブルが組み込まれて、居室サービスユニッ
ト23、統合サービスセンタユニット25に対する環境
設定、資源割当をサポートする。
【0204】管理サブシステムである統合サービスセン
タユニット25には、図29に示すようにネットワーク
・サービスサーバ34、VW統合管理装置33が含まれ
ている。
【0205】ユーザー環境のカスタマイズをサポートす
るためにネットワーク・サービスサーバ34にはネット
ワークサービスデータベース93bがあり、レジストリ
及び設定テーブルが含まれている。
【0206】このレジストリには、ユーザーから見ると
きにVWオブジェクトとして見えるコンポーネントが登
録されており、設定テーブルには空調などのビル設備な
どユーティリティを含むサービス及びパラメータを設定
するネットワークサービステーブルが含まれており、シ
ステム全体のVWサービスをサポートする。VW統合管
理装置33には、VWデータベース103、管理データ
ベース102が含まれている。
【0207】VWデータベース103には、VWサービ
ス割当テーブル及びVWグループ設定テーブルが含ま
れ、VWサービス割当テーブルには、VWマシン14が
組み込まれた端末機器、監視制御機器及び集線接続機器
などの種々のデバイスに関して設定されるVWサービス
の設定パラメータ、資源要求データが含まれ、VWサー
ビスの範囲、及び、利用状態を表すと共に、VWグルー
プ割当テーブルには、VWマシン14が組み込まれた端
末機器、監視制御機器及び集線接続機器などの種々のデ
バイスの仕様、及びVWサービスの要件に応じて設定さ
れるVWグループのバーチャルグループ及び資源割当へ
の設定データが含まれ、配線ネットワーク資源の範囲、
割当及び利用状態を表しており、このVWプラットホー
ムの上でセンサバスからマルチメディアネットワークに
至るまでの幅広い配線統合ネットワークに対するVWサ
ービスに必要な端末機器、監視制御機器及び集線接続機
器を統合する形で、配線ネットワークの資源及び利用状
態を、ユーザーに合わせてカスタマイズした条件で各ネ
ットワークの種類、層別、領域別のVW統合管理を行
う。
【0208】情報通信配線21、監視制御配線20、電
力配線150は、それぞれ異なった伝送媒体、伝送方
式、媒体アクセス方式が用いられる。
【0209】ここでは既存の設備に対する投資を保護
し、システムの置き換えではなく、システム維持改良す
るというユーザーの一般的な要望、経済性に従うもので
ある。
【0210】新しいシステムは、既存のシステムを統合
し、既存のシステムの上に構築され、徐々に置き換えら
れていく。
【0211】この様な、既存のシステム、それぞれ異な
った伝送媒体、伝送方式、媒体アクセス方式の上に接続
される端末機器、監視制御機器及び集線接続機器に、V
Wマシン14を組込むことによって、”単一アーキテク
チャのシステムで、各種アプリケーションを提供する論
理的な統合システム”としてのVWプラットホームを形
成するのである。
【0212】無論、情報通信配線21に監視制御配線2
0が共用される場合があり、さらに情報通信配線21と
監視制御配線20が共通の配線に物理的に統合され、例
えばイーサネットにOA機器の情報通信端末機器62,
151と共にBAの監視制御端末機器152,152’
が接続される場合もある。
【0213】もし、現実の経済性、効率性を別にして将
来安くなると仮定すれば標準のATM方式のネットワー
クにOA、TCの情報通信配線とBAなどの監視制御配
線を論理的に統合することも可能である。
【0214】また居室サービスユニット23には、情報
通信配線21、監視制御配線20、電力配線150の接
続インターフェース等の基本配線システムの他、ビジネ
スパソコンの様な情報通信端末機器62,151、空調
制御機器の様な監視制御端末機器152、照明制御の様
な電力制御端末機器153を含む様々な機能のデバイス
が存在するが、さらに本実施形態では、これらのデバイ
スにエージェント・バーチャルマシン162が組み込ま
れ、VWプラットホームを形成し、この上にユーザーク
ラス毎のエージェント指向のVWコンポーネントである
VWエージェント163を作用させて、ユーザー及び環
境変化に適応して自律的にダイナミックにユーザー環境
をカスタマイズできるセンサバスからマルチメディアネ
ットワークに至るまでの幅広いエージェント指向のVW
サービスを提供する。
【0215】エージェントバーチャルマシン162は、
情報通信端末機器62,151、監視制御端末機器15
2,152’、電力制御端末機器153、電力制御機器
154、監視制御機器155及び集線接続機器のデバイ
スドライバ、基本制御機能をプログラム制御のメソッド
として提供するプリミティブな基本機能、及びインテリ
ジェントな自律機能、協調機能、ユーザーのカスタマイ
ズ機能を提供する基本要素のエージェント機能を実現す
るように、マイクロプロセッサのICチップコア、デバ
イスドライバ、通信プロトコルを部品とするバーチャル
マシン及びこれを包むソフトウェアから構成され、エー
ジェント間交渉エンジン、エージェント間ルールエンジ
ン、コマンド処理、学習/ルール/共有テーブル、競合
検出/修正/資源割当タスクを含むエージェント機能デ
バイス164が組み込まれており、このエージェントバ
ーチャルマシン162によって、情報通信配線21、監
視制御配線20、電力配線150を通して一貫した論理
的構成の配線統合ネットワークとしてのVW(VW)プ
ラットホームを形成し、この上にインテリジェントなエ
ージェント機能により、より人間の思考に近い意味的表
現、論理的表現、イメージ的表現のVWエージェントを
利用してユーザー環境がカスタマイズできる。
【0216】エージェント指向の公知のエージェント技
術としてはユーザーの要求をモバイルエージェント技術
及びサーバ等の常駐エージェントの方法があり、様々な
目的の為に開発が進められていることはすでに述べた
が、本発明はこれらのエージェント技術を発展的に用い
たユーザー環境をカスタマイズする目的に適したシステ
ム構成方法を提供するものであり、図30に示すように
モデル化されるエージェントによって、複数のユーザー
の要求に対して協調問題解決を行い、これによってマル
チメディア機器、情報通信機器を含む端末機器、空調機
器、ITVなどを含むビルのユーティリティの監視制御
機器及びLANスイッチ、ATM交換機などの集線接続
機器を組み合わせて利用するネットワーク応用ソフトウ
ェアによって快適で効率の良い居住環境を実現できる。
【0217】このエージェントバーチャルマシン162
を端末機器、監視制御機器及び集線接続機器などのデバ
イスに組み込むことによって、VWデバイスにインテリ
ジェントな機能を組み込んで、情報通信配線21、監視
制御配線20、電力配線150を通して一貫した論理的
構成のインテリジェントな配線統合ネットワークとして
のVWプラットホームを形成し、ユーザーがカスタマイ
ズ可能な快適環境を提供するVWサービスを提供する。
【0218】このエージェントバーチャルマシン162
上のVWエージェント163は、ビル環境設備の監視制
御、ビル管理、ネットワーク管理などの各エージェント
機能デバイスがサポートする様々な機能のVW機能とし
て定義されたクラス、メッソッドなどで構成されるソフ
トウエア・オブジェクトを利用して、VWエージェント
163のインテリジェントな自律機能、協調機能によっ
てVWエージェント163が同時並行的に協調動作し、
これらのVWエージェント163が組み込まれたデバイ
スはユーザーにはVWの単一のアークテクチャに基づく
インテリジェントなエージェントとして見える機能を組
み込んでユーザーが居室サービスユニット23を生産性
が高い快適な環境にカスタマイズ可能にするVWサービ
スを提供する。
【0219】すなわち、情報通信端末機器62,15
1、監視制御端末機器152,152’、電力制御端末
機器153の各デバイスは、個々の機器そのものではな
く、各エージェント機能デバイス164がサポートする
メッソッドを機能的に実現するインテリジェントなエー
ジェントとしてユーザーが利用できるので、ユーザーに
はVWの単一のアークテクチャに基づくVWエージェン
ト163として見える。
【0220】VWエージェント163は、ネットワーク
管理者の為のネットワーク管理VWエージェント、ビル
設備管理者の為のBA管理VWエージェント、居室サー
ビスユニット23の居住者の為のユーザーVWエージェ
ントのように、要件の異なったユーザーのグループに対
応してVWエージェントをグループ分けできる。
【0221】個々の報通信端末機器62,151、監視
制御端末機器152、電力制御端末機器153の各デバ
イスのエージェントバーチャルマシン162は、それぞ
れのグループのVWエージェント163を処理し、それ
ぞれの要件を満たすように、各エージェント機能デバイ
ス164がサポートするメッソッドを同時並行的に実行
して、複数のユーザーに対して同時にVWサービスを提
供する。
【0222】居室サービスユニット23には、情報通信
配線21、監視制御配線20、電力配線150の接続イ
ンターフェース等の基本配線システムの他、ビジネスパ
ソコンの様な情報通信端末機器62、151、空調制御
機器の様な監視制御端末機器152,152’、照明制
御の様な電力制御端末機器153を含む様々な機能のデ
バイスが存在するが、これらのデバイスにエージェント
・バーチャル・マシン162が組み込まれ、VWプラッ
トホームを形成し、この上でエージェント指向のVWエ
ージェント163が自律機能、協調機能によってダイナ
ミックにカスタマイズできることによって、センサバス
からマルチメディアネットワークに至るまでの幅広い配
線統合ネットワークに対するVWサービスを提供する。
【0223】ユーザー環境のカスタマイズをサポートす
るためにユーザーの情報通信端末機器62には、ユーザ
ーデータベース159があり、この中にユーザープロフ
ァイル160及びユーザー環境設定テーブル(居室サー
ビスユニット環境テーブル)161が組み込まれてい
る。
【0224】ユーザープロファイル160には、ユーザ
ー情報、暗号化などのセキュリティ情報、アクセス権な
どのポリシ管理情報が含まれ、ユーザー環境設定テーブ
ル161には、空調などのサービスのパラメータ設定情
報、各種環境センサの連動条件などの,情報が含まれ
る。
【0225】統合サービスセンタユニット25のネット
ワーク・サービスサーバ34には知識データベース16
5及びネットワークサービスデータベース93bがあ
る。知識データベース165には、ルールベース166
及び知識データ167が含まれる。
【0226】ルールベース166はエージェントが協調
制御する場合の拘束条件及び推論規則を提供し、現実的
で管理ポリシー、優先度に応じた環境条件の制約を反映
すると共に、収束を速く行わせしめる。
【0227】知識データ167は、エージェントが自律
機能を果たすためにあらかじめ記億させられた知識、及
び学習した知識及び推論アルゴリズムを共有する。
【0228】ネットワークサービスデータベース93b
には、レジストリ及び設定テーブルが含まれている。こ
のレジストリには、ユーザーから見るときにVWエージ
ェントとして見えるコンポーネントが登録されており、
設定テーブルには空調などのビル設備などのユーティリ
ティを含むサービス及びパラメータを設定するネットワ
ークサービステーブルが含まれている。
【0229】VW統合管理装置33のVWデータベース
103には、VWサービス割当テーブル及びVWグルー
プ設定テーブルが合まれ、VWサービス割当テーブル1
03には、エージェントバーチャルマシン162が組み
込まれた端末機器、監視制御機器及び集線接続機器など
の種々のデバイスに関して設定されるVWサービスの設
定パラメータ、資源要求データが含まれ、VWサービス
の範囲、及び、利用状態を表すと共に、VWグループ割
当テーブル103には、エージェントバーチャルマシン
162が組み込まれた端末機器、監視制御機器及び集線
接続機器などの種々のデバイスの仕様、及び、VWサー
ビスの要件に応じて設定されるVWグループのバーチャ
ルグループ及び資源割当への設定データが含まれ、配線
ネットワーク資源の範囲、割当及び利用状態を表してお
り、このVWプラットホームの上でセンサバスからマル
チメディアネットワークに至るまでの幅広い配線統合ネ
ットワークに対するVWサービスに必要な端末機器、監
視制御機器及び集線接続機器を統合する形で、配線ネッ
ドワークの資源及び利用状態を、ユーザーに合わせてカ
スタマイズした条件でインテリジェントな自律機能、協
調機能によってVWエージェント163が同時並行的に
協調動作する各ネットワークの種類別、プロトコル階層
別、ユーザークラス毎の領域別等のVW統合管理を行
う。
【0230】而して本実施形態では図29に示すよう
に、種々の配線メディア上に接続される端末機器、監視
制御機器、集線接続機器及び上記の統合サービスセンタ
ユニット25に上記のVW機能デバイスを内蔵するVW
マシン14及びエージェント機能デバイス164を内蔵
するバーチャル・エージェント・マシン162を組込
み、情報通信配線21、監視制御配線20、電力配線1
50を通して一貫した論理的構成の配線統合ネットワー
クとしてのVWプラットホームを形成し、このプラット
ホームの上で、オブジェクト指向のVWオブジェクト1
56及びエージェント指向のVWエージェント163の
両方を組み合わせたユーザークラス毎のVWコンポーネ
ント(以下、VWコンポーネントと略す)を作用させる
ことにより、監視制御ネットワーク及び情報通信ネット
ワークが統合された居室サービスユニット23をダイナ
ミックに構成して、建築設備/生産設備及び通信設備/
情報処理設備のバーチャルグループ毎のサービス機能が
ユーザーの居住空間の単位となる上記ユーザークラス毎
にVWサービスに融合されることにより、ユーザー要
求、環境変化等に対応する一括管理及び監視制御のカス
タマイズを行い、快適で効率の良いユーザー環境システ
ムを提供することができる。
【0231】これと共にセンタ統合スイッチ31及びロ
ーカル統合スイッチ22を情報通信配線21、監視制御
配線20、電力配線150の種々の配線メディア上のデ
ジタル情報パケットを、単一のクロックソース171
a,171bから同期制御回路170a,170bによ
って分配される多層のタイミング信号によって制御され
る同期型統合セルスイッチでセル多重化してマルチキャ
スト処理及びセル交換を行い、さらにチャネルルックア
ップテーブル74a,74bによるカットスルー処理、
トラヒックの種別或いはタグによる優先処理機能のある
キュー制御を行い、センサバスからマルチメディアネッ
トワークに至るまでの幅広い配線統合ネットワークに対
するVWサービスに必要な上記デジタル情報パケットに
対して、各種デマンドに対応するQoS(COS)サー
ビスクラスを提供するVWプラットホームが形成され、
端末機器、監視制御機器及び集線接続機器を組み合わせ
て利用するユーザーに快適で効率の良い居住環境を実現
できる。
【0232】図29に示すようにセンサバスからマルチ
メディアネットワークに至るまでの幅広い配線統合ネッ
トワークの各種トラヒックが同期型統合セルスイッチ上
にセル多重化されることによって、QoS(COS)サ
ービスクラスをサポートするVWプラットホームの上
で、同期型統合セルスイッチ上のトラヒックを制御監視
することで、この配線ネットワークの資源及び利用状態
を、ユーザーがVWコンポーネントをカスタマイズした
条件でQoS(COS)サービスクラスを含めた各ネッ
トワークの種類、層別、領域別のVW統合管理を行うこ
とができる。
【0233】ここで論理的構成の配線統合ネットワーク
としてのVWプラットホームを提供し、各種端末デバイ
スに組み込んだVWデバイスを各種デバイスの対象階層
に依存しない共通のVWプラットホームを形成する情報
配線ネットワークに統合するが、マルチメディアからセ
ンサに至るまでの幅広い監視制御ネットワークも含めた
マイクロパケットセルをイーサネットフレームとする方
法も可能である。またデジタル情報パケットの同期型統
合セルスイッチを組み込むことによって、タイムスロッ
トを持った監視制御ネットワークを統合できる。
【0234】VW統合管理装置33のVWデータベース
103、管理データベース102は、配線計画、配線設
計の各支援システムと統合され、計画段階に作成された
統合データベースを、設計、運用、保守の各段階と一貫
して共用する。
【0235】同様にネットワークサービスサーバ34
の、知識データベース167についてもVWコンポーネ
ントの各支援システムと統合される。
【0236】本実施形態では、センサー、アクチュエー
タ等の監視制御端末機器152,152’を監視制御す
る建築設備/生産設備用の監視制御ネットワークのパケ
ットをATMセルで構成し、監視制御ネットワークの監
視制御対象機器(監視制御端末機器など)の監視制御ネ
ットワークアドレスをATM型セルスイッチのチャネル
識別子VPI/VCIで構成することによってATMの
仮想チャンネルを専用回線として個々の端末機器に割当
て、監視制御ネットワークの監視制御対象機器に関する
シグナリングを行わないで、さらに通信/OA用通信設
備/情報処理設備のネットワークのAALレイヤー経由
でアセスする他のプロトコルデータユニット(PDU)
と統合したセルスイッチングを行い、ATMの仮想チャ
ネルをメンバーとするサービスクラス毎にバーチャルグ
ループに統合して、ユーザーの居住空間の単位となるユ
ーザークラス毎に建築設備/生産設備及び通信設備/情
報処理設備のバーチャルグループ毎のサービス機能を居
室サービスユニットに統合して、ビジネス・プロセスの
構造変化に及びユーザーの移動等の要件変化に対してダ
イナミックに変化対応出来る仮想的なネットワーク・サ
ービスとしてカスタマイズされたVWサービスを提供す
ることができる。
【0237】監視制御ネットワークは、比較的低速であ
っても実時間性(リアルタイム性)、信頼性が要求さ
れ、LANでは、マルチメディアを含む多くのアプリケ
ーションで、信頼性よりも高速性が重視される。
【0238】従って図5に示す構成のように、監視制御
ネットワークのパケットをATMセルで構成し、図6に
示す構成のように監視制御ネットワークの監視制御端末
機器の監視制御ネットワークアドレスをATM型セルス
イッチのチャネル識別子VPI/VCIで構成すること
によって、図7に示した一般のLANデータのプロトコ
ルデータユニットのセルと図8のように多重化すること
により、監視制御ネットワークに対してはQoS機能の
遅延時間、セル損失、優先処理に対する制御機能を活用
した信頼性の高い伝送を保証しながら、一般のLANデ
ータに対しては、伝送速度及び情報通信端末機器数に対
する拡張性を持たせることができ、デジタル技術で統合
されたサービス及び管理運用が可能になり、さらに建築
設備/生産設備用と通信/OA用とが融合された本発明
のVWシステムによって情報通信サービスの高度化、情
報通信インフラ投資の保護及びコストダウンが可能にな
る。
【0239】監視制御ネットワークの監視制御対象機器
の監視制御ネットワークアドレスをATM型セルスイッ
チのチャネル識別子VPI/VCIで構成することによ
り、ATMの仮想チャネルを専用回線として個々の監視
制御対象機器に割当て、監視制御ネットワークの監視制
御対象機器に関するシグナリングを行わないで、データ
をATMレイヤーで直接受け渡す。この場合に図29で
のローカル統合スイッチ31のシグナリング制御部70
bでは、監視制御ネットワークに割り当てられたVPI
/VCIを使うことはない。
【0240】監視制御ネットワークのパケット以外のA
ALレイヤー経由でアクセスする他のプロトコルデータ
ユニット(PDU)は、標準ポート60及び幹線ポート
65に接続され、標準的なシグナリングによってVPI
/VCIがセットアップされる。
【0241】これにより、ATMレイヤーで直接受け渡
す監視制御ネットワークとAALレイヤー経由でアクセ
スする他のプロトコルデータユニット(PDU)とを統
合したセルスイッチングを行う。
【0242】図29に示すように、セル多重ポート63
には監視制御ネットワークがATMセル多重化のバス型
配線で接続され、監視制御機器155、監視制御端末機
器152,152’、153等の監視制御対象機器がブ
ランチ接続可能であり、これらのセル多重ポート63に
は、監視制御ネットワークアドレスに割り当てられたチ
ャネル識別子VPI/VCIを持つセルが入出力され
る。
【0243】尚チャネル識別子VPI/VCIを監視制
御ネットワークアドレスとしないで、従来の公衆網のI
SDN番号或はATMフォーラムの20バイトのATM
アドレスを使い、AALレイヤーでアクセスするように
すると、シグナリングが必要になりATM型セルスイッ
チのセットアップが複雑過ぎるので、本実施形態の効果
が明らかである。
【0244】監視制御ネットワークのパケット長がセル
サイズより長い場合には、図6のようにシーケンス番号
を付けて、監視制御ネットワークパケットを複数のセル
に分割して図9のように伝送する。
【0245】図9はAAL3/4のCPCSの場合を参
考にしているが、監視制御ネットワークのシグナリング
を行わないで、データをATMレイヤーで直接受け渡す
場合に、セルの分割/再合成も簡略化されている。
【0246】監視制御ネットワークの監視制御対象機器
の監視制御ネットワークアドレスとして割り当てられた
ATM型セルスイッチの複数のチャネル識別子VPI/
VCIを持ったセルが送受信されるフィールドアクセス
ポートとしてのATMスイッチングポートは、図29で
示すように単一或は複数のセル多重ポート63であり、
監視制御ネットワークのパケット以外のAALレイヤー
経由でアセスする他のプロトコルデータユニット(PD
U)のATM型セルスイッチの複数のチャネル識別子V
PI/VCIを持ったセルが送受信されるAALアクセ
スポートとしての複数のATMスイッチングポートが、
本実施形態のように標準ポート60及び幹線ポート65
である様なATMスイッチングエンジンを構成し、単一
のクロックソース171a,171bから同期制御回路
170a、170bによって分配される多層のタイミン
グ信号によって制御される同期型統合セルスイッチでセ
ル多重化してマルチキャスト処理及びセル交換を行い、
このATMスイッチングエンジンのセル多重ポート63
の一方の側にフィールドアクセスポートとしての監視制
御ネットワークが接続され、この監視制御ネットワーク
に複数のチャネル識別子VPI/VCIが監視制御ネッ
トワークアドレスとして割り当てられた監視制御ネット
ワークの監視制御対象機器である監視制御端末機器15
2,152’,153等が接続され、これらの監視制御
対象機器にVWマシン14、エージェントバーチャルマ
シン162、或いはその両方のマシンをまとめたVWコ
ンポーネント158が含まれて、情報通信配線21、監
視制御配線20、電力配線150を通して一貫した論理
的構成の配線統合ネットワークとして、VWプラットホ
ームを形成し、このVWプラットホームの上でVWオブ
ジェクト156或いはVWエージェント163のVWコ
ンポーネント158が作用してVWコンポーネント15
8により、ユーザーが居室サービスユニット23を生産
性が高い,快適な環境にカスタマイズ可能にするVWサ
ービスが提供される。
【0247】監視制御端末機器152,152’,15
3等の監視制御対象機器がATMセル多重化のバス型配
線の監視制御ネットワークにブランチ接続され、チャネ
ル識別子VPI/VCIを持ったセルが監視制御対象機
器に送受信される。
【0248】ただATMの電話番号に相当するATMア
ドレスとは異なり、チャネル識別子VPI/VCIは、
基本的にはエントツーエンドに接続される交換機内部の
回線の番号に相当するので、 BAなどに専用回線として
割り当てる為には、WANを切り離したローカルな割り
当てが必要で、WAN接続のATM型セルスイッチとロ
ーカル接続のATM型セルスイッチの間にゲートウェイ
が必要になる。
【0249】図29に示す本実施形態ではWAN接続の
センタ統合スイッチ31とローカル統合スイッチ22の
中間に、WAN側とローカル側のチャネル識別子VPI
/VCIの変換をAALレベルで行うゲートウェイ機能
持ったプロキシーサーバ180を設けて、ユーザーから
見てATM直結でシームレスにWANと一般のATMト
ラヒックが送受信でき、チャネル識別子VPI/VCI
の変換をAALレベルで行っている。
【0250】VWコンポーネント158の中でバーチャ
ル・ユーザーエージェントの働きをするVWエージェン
ト163をユーザーVWエージェントと呼び、同様にバ
ーチャルネネットワークエージェントの働きをするVW
エージェント163をネットワークVWエージェント、
またバーチャルネットワークサービスエージェントの働
きをするVWエージェント163をネットワークサービ
スVWエージェント、バーチャルスーパバイザーエージ
ェントの働きをするVWエージェント163をスーパバ
イザVWエージェントと呼び、がそれぞれの機能を果た
すことになる。
【0251】ユーザー環境の設定条件を満たすように、
ローカル統合スイッチ22のテーブル管理部71aが、
これらのテーブル変更内容をスイッチ22,31間のテ
ーブル管理メッセージによって交換して接続及び資源割
当の更新情報を、図11(a)に示すような各スイッチ
のバーチャルグループ登録/ルーティングテーブル73
aに書き込む。
【0252】この際に、ネットワーク資源に競合検出に
より協調制御が必要になった場合には、ローカル統合ス
イッチ22及びセンタ統合スイッチ31のVWエージェ
ント163が、ネットワーク環境に対してあらかじめ設
定された拘束条件、及び競合検出/交渉/プラン修正/
学習のルールに従って、各スイッチの資源割当の状態を
自律的に観察して最適な接続/割当ての条件を学習して
情報通信端末機器62にフィードバックし、情報通信端
末機器62がユーザー環境の設定条件を満たすと判断す
ることにより、或いは情報通信端末機器62がユーザー
環境の設定条件を変更してスイッチ22,31の条件に
合わせることで通信が可能になり、情報通信端末機器6
2からの通信時にスイッチ22,31のテーブル管理部
71a、71bがバーチャルグループ登録/ルーティン
グテーブル73a,73bの接続及び資源割当の更新情
報を図13に示す様なチャネルルックアップテーブル7
4a,74bに書き込む事によって、スイッチ22,3
1はアドレス学習を省略してカットスルー動作によって
高速に短い遅延時間でセル交換を行う。
【0253】情報通信端末機器62が電源オフの場合に
も、情報通信端末機器62が、ユーザー環境に関するテ
ーブルを保存する。
【0254】ローカル統合スイッチ22は図29に示す
ように、テーブル管理部71a、ローカル・スイッチ管
理部(管理エージェント)75a、図11(a)に示す
様なバーチャルグループ登録/ルーティングテーブル
(クライアント定義テーブル機能を含む)73a、EL
AN処理部(LANエミュレーション)76a、イント
ラネットルーティング/ブリッジ処理部77a、通信プ
ロトコル処理部(MPOA処理機能を含む)78a、バ
ーチャルグループ制御部79b、ネットワークVWエー
ジェント163、AAL層制御部85aを備え、スイッ
チエンジンは、クロックソース171a、同期制御回路
170a、幹線ポート65、幹線セルバッフア80a、
支線セルバッファ81a、標準ポート60、セル多重ポ
ート63、キュー制御部69a、カットスルー動作をサ
ポートするチャネル・ルックアップテーブル74a、優
先制御のためのスケジューラ181a、マルチキャスト
制御部82a、トラップ83a、セルバス84aから構
成され、通信プロトコル処理部78aはTCP/IP、
シグナリング、ルーティングなどの各種標準プロトコル
を実行している。
【0255】ここで、バーチャルグループ登録/ルーテ
ィングテーブル73aは、スイッチ間で分散管理するバ
ーチャルグループ(VLAN)に関する登録・ルーティ
ング・テーブルである。
【0256】バーチャルグループ登録/ルーティングテ
ーブル73a或いはチャネルルックアップテーブル74
a等で使用される各スイッチの各ポート番号、物理アド
レス、ネットワークアドレス(プロトコルアドレス)、
ATMアドレス或いはMACアドレスはVLANが送信
側受信側のアドレスのペアーで定義できるように、発信
元及び宛先それぞれが設定可能である。
【0257】ここでは資源予約という言葉は、RSVP
プロトコルそのものではなく、QoS、優先処理などの
ネットワークの品質性能に関するパラメーター般の資源
を対象に含めてある。
【0258】管理エージェントたるローカル・スイッチ
管理部75aは、スイッチ、ポートの状態等の属性を、
原則的に標準規格に準拠してSNMPプロトコルによっ
て管理情報をマネージャに提供したり、マネージャから
の設定をサポートする。
【0259】一方、センタ統合スイッチ31は、テーブ
ル管理部71b、センタ統合スイッチ管理部(管理エー
ジェント)75b、バーチャルグループ登録/ルーティ
ングテーブル73b、クライアント定義テーブル(図示
せず)、ELAN処理部(LANエミュレーション)、
イントラネットルーティング/ブリッジ処理部77b、
通信プロトコル処理部(MPOA処理機能を含む)76
b、バーチャルグループ制御部79b及びネットワーク
VWエージェント163、AAL層制御部85bを備
え、スイッチエンジンは、クロックソース171b、同
期制御回路170b、幹線ポート65、セル多重ポート
63,上記のゲートウェイ機能を持ったプロキシーサー
バ部180、セキュリティルータ182、WAN接続部
63、キュー制御部69b、カットスルー動作をサポー
トするチャネルルックアップテーブル74b、優先制御
のスケジューラ181b、マルチキャスト制御部82
b、トラップ83b、セルバス84b、幹線セルバッフ
ァ81から構成される。セキュリティルータ182及び
WAN接続部63は、標準規格に準拠する機器である。
さらにイントラネットルーティング/ブリッジ処理部7
7bには、外部接続用のWAN接続部63との間のイン
トラネットパケットに対するフィルタ部及びカプセル化
/リアッセンブル化部が接続されて、ローカルサイト内
部のイントラネットのトラヒックがメインルータで処理
されないように制限している。 上記のテーブル管理部
71a,71bは、ローカル統合スイッチ22のネット
ワークアドレス及び物理アドレスを有しており、スイッ
チ−情報通信端末機器間通信メッセージ及びスイッチ−
スイッチ間通信メッセージとしてのテーブル管理メッセ
ージによってテーブルの更新情報を情報通信端末機器及
びスイッチのテーブル管理部71a,71b相互間で交
換する。
【0260】この管理メッセージの優先順位を最も高く
し、バーチャルグループID或はネットワークアドレス
のサブネットをローカルルータスイッチの構内側すなわ
ちイントラネットに留めるが、インターネット経由でリ
モートサイトのイントラネヅトに送る必要がある場合に
はセンタ統合スイッチでカプセル化してインターネット
をトンネリングさせる。
【0261】ホームサーバ29及びネットワークサービ
スサーバ34は、管理マネージャ部(図示せず)、ネッ
トワークサービス管理部(NS管理)91a,91b、
ネットワークサービスVWエージェント92a.92
b、図11(c)に示す様なネットワークサービスデー
タベース(他システム連動/学習テーブル)93a、9
3b及び幹線ネットワーク・インターフェース制御部
(幹線NIC)94a,94bを備え、さらにVW統合
管理装置33はスーパーバイザー管理部98、スーパー
バイザVWエージェント97、図16に示すユーザー/
管理ポリシー設定テーブル、ファシリティ管理テーブル
を含む管理データベース102,VWサービス割り当て
テーブル、VWグループ設定テーブルを含むVWデータ
ベース103、統合管理マネジャー部96、ネットワー
ク・インターフェース制御部99を備えている。またホ
ームサーバ29にはユーザー環境管理部183を備えて
いる。
【0262】管理マネージャ部及び統合管理マネジャー
部96は、SNMPベースのネットワーク管理マネージ
ャであり、各スイッチの管理エージェントがSNMPエ
ージェントであり、スイッチ内部のMIBの状態を監視
制御する。
【0263】スーパバイザー管理部98は、ネットワー
クのフロー或はバーチャル・グループに対する優先度な
どのポリシーの設定をバーチャルグループ登録/ルーテ
ィングテーブル(クライアント定義テーブル機能を含
む)73a,73b、ユーザー環境設定テーブル161
に対して行うことができる。
【0264】また、本実施形態では、スーパーバイザー
管理部98はイントラネット管理機能も持っており、情
報通信端末機器62、151からの資源割当て要求に対
するイントラネットのポリシーの管理を行い、情報通信
端末機器62,151が勝手に資源を占有するのではな
く、イントラネットとしての優先順位に応じた枠を設定
し、情報通信端末機器62,151に割り当てられる範
囲及び権限を規定して、さらにイントラネット用のWW
Wサーバの管理、セキュリティ管理、データーベース管
理などを行う。
【0265】ここで図32に示すバーチャルグループと
ユーザー環境との関係では、バーチャルグループIDで
識別される個々のバーチャルグループ(A、B、C,
…、V1、V2、…)をネットワークコンピューティン
グ・バーチャルグループ、情報通信/建築設備サービス
・バーチャルグループ、及び、ネットワーク管理バーチ
ャルグループというカテゴリー別の集合で表わし、この
集合がクライアント単位にまとめられたユーザークラス
(クライアントU1、U2、…)でユーザー環境を表現
して、ユーザー環境がクライアントU1、U2、…で図
示したユーザークラス単位にカスタマイズできるという
本実施形態の機能を説明している。
【0266】ユーザークラスをUC1、UC2、…で表
わし、フィールドバスで統合された情報通信/建築設備
サービス/バーチャルグループと、クライアントU1、
U2、…を分けて、表している。尚同図は図14と基本
的に同じ説明部分については同じ番号、記号を付してい
る。
【0267】従って、図11(b)に示したユーザー環
境テーブルのイメージでは、バーチャルグループの中
に、監視制御ネットワークに対して設定されたバーチャ
ルグループとAAL経由のプロトコルデータユニット
(PDU)に対して割り当てられたバーチャルグループ
が定義、設定されていることに相当し、ユーザー環境設
定テーブル161によってユーザー環境が管理される。
【0268】ユーザー環境設定テーブル161では、ク
ライアント単位をユーザー名で表わし、ユーザークラス
をユーザークラスIDで表わして、各バーチャルグルー
プ別のパラメータの要件が記入されている。
【0269】ユーザー環境を居室サービスユニット23
単位のユーザーグループ環境とクライアントの情報通信
端末単位で設定するユーザー個別環境とに分けないで、
ユーザー環境の設定によってどちらの利用も可能にして
いる。尚分けると複雑であるので、ユーザーグループ環
境は、居室サービスユニット単位のネットワークサービ
スに含めた。
【0270】ホームサーバ29内のユーザー環境管理部
183はユーザー環境を管理するためのものである。
【0271】各スイッチ22,31のテーブル管理部7
1a,71bの通常の動作では、上記情報通信端末機器
62、151の接続先のアドレス情報及び資源割当,情
報が上記スイッチ22,31のバーチャルグループ登録
/ルーティングテーブル(接続/VLAN設定テーブル
及び資源割当テーブル)73a,73bに不足する場合
には、スイッチースイッチ間メッセージを通信すること
によって各スイッチ22,31のテーブル管理部がお互
いにテーブル管理メッセージを交換することによって接
続先のアドレス情報及び資源割当情報をバーチャルグル
ープ登録/ルーティング・テーブル(スイッチの接続/
VLAN設定テーブル及び資源割当テーブル)73a,
73bに書き込む。
【0272】このように情報通信端末機器62,151
が通信を始める場合には、情報通信端末機器62,15
1が接続されているローカル統合スイッチ22のバーチ
ャルグループ登録/ルーティングテーブル(接続/VL
AN設定テーブル及び資源割当テーブル)73aに情報
通信端末機器62,151のアドレス情報及び資源要求
情報並びに接続先のアドレス,情報及び資源割当情報が
それぞれ書き込まれ、ローカル統合スイッチ22相互間
でテーブル管理メッセージを交換することによってユー
ザー環境をカスタマイズできるという効果が生まれる。
【0273】ローカル統合スイッチ22とセンタ統合ス
イッチ31との間に、第3、第4…の中間ローカル統合
スイッチ22が中継する場合にも、上記テーブル管理メ
ッセージを交換することによってカスタマイズされたユ
ーザー環境が提供されることは明らかである。
【0274】この際に、ユーザーの移動に対しても情報
通信端末機器62,151の接続変更或いは、ネットワ
ーク資源に競合検出により協調制御が必要になった場合
には、各ローカル統合スイッチ22及びセンタ統合スイ
ッチ31のネットワークVWエージェント163が、ネ
ットワーク環境に対してあらかじめ設定された拘束条
件、及び競合検出/交渉/プラン修正/学習のルールに
従って図14に示すように動作して、各スイッチの資源
割当の状態を自律的に観察して最適な接続/割当ての条
件を学習して情報通信端末機器62,151にフィード
バックし、情報通信端末機器62,151がユーザー環
境の設定条件を満たすと判断することにより、或いは情
報通信端末機器151がユーザー環境の設定条件を変更
してスイッチの条件に合わせることで通信が可能にな
り、図12に示すように動作して、ネットワーク管理ポ
リシーに従った範囲内でローカル統合スイッチ22の接
続及び資源割り当て交渉を行うことによって多段接続の
スイッチング・ネットワークの処理効率の向上、ローカ
ル統合スイッチ22の負荷の逓減によるコストダウン、
ならびに、ユーザーによるネットワーク環境コントロー
ル、ユーザー環境のカスタマイズ及びネットワーク管理
者によるポリシー提供のサポート等の付加サービスを提
供することができる。
【0275】さらに、本実施形態は、インターネット上
ではなく、イントラネット上のローカルな限られた場所
で多量のトラヒックが集中する中で、単一のクロックソ
ース171a,171bから同期制御回路170a,1
70bによって分配される多層のタイミング信号によっ
て制御される同期型統合セルスイッチでセル多重化して
マルチキャスト処理及びセル交換を行い、広帯域或は短
い応答時間等のサービス品質(QoS或いはCOS)を
実現する時に、ローカル統合スイッチ22及びセンタ統
合スイッチ31のイントラネットの接続及び資源割当て
を制御し、インターネットトラヒックを標準規格に準拠
するメインルータで処理するように分ける事によって、
ローカル統合スイッチ22及びセンタ統合スイッチ31
に独自のテーブル管理メッセージを交換し、論理的/物
理的なネットワーク接続及び資源割当てのカスタマイズ
されたユーザー環境がサポートされ、ローカル統合スイ
ッチ22はネットワークエージェントによる協調問題解
決の処理を最適化する効果とあいまって、ローカル統合
スイッチ22の処理効率が高くなり、割り当てられた資
源を使って情報通信端末機器のアドレスに対してエンド
ツ−エンドにリアルタイム通信、マルチキャスト通信な
どのサービス品質を提供する。
【0276】このことはユーザー及び情報通信端末機器
62,151に依存するユーザー環境設定及びVWコン
ポーネント機能を情報通信端末機器62,151に実装
して、ネットワークのコミュニティの一員として、情報
通信端末機器62,151が応分の負担を行い、分散ネ
ットワーク自体のシンプルさを保ち、ローカル統合スイ
ッチ22の優先処理等のCOS、簡略化及び高速化を図
りながらネットワークに我が侭による負担をかけないよ
うにしているともいえる。
【0277】さらにATMの様なコネクション型の電話
の様なシステムでは、イントラネットとして区分される
ローカルな領域で情報通信端末数が少ない条件下で同様
にエンドツーエンドの要件に関して情報通信端末間のV
PI/VCI及びQoSクラスの調停を行う。
【0278】ところで、図29に示すように、WAN、
LAN、シリアルバスなどの情報通信配線21、BA、
FAなどの監視制御配線22、電力配線150の種々の
配線メディア上に接続される端末機器152,15
2’、153、監視制御機器155、154、センタ統
合スイッチ31,ローカル統合スイッチ22、統合サー
ビスセンタユニット34に上記のVW機能デバイスを内
蔵するVWマシン14及びエージェント機能デバイス1
64を内蔵するエージェント・バーチャル・マシン16
2を組込み、情報通信配線21、監視制御配線20、電
力配線150を通して一貫した論理的構成の配線統合ネ
ットワークとしてのVWプラットホームを形成し、この
上に図29に示したVWコンポーネント158をダイナ
ミックにカスタマイズするVWプラットホームの上で、
居室サービスユニット23単位で、センサバスからマル
チメディアネットワークに至るまでの幅広い配線統合ネ
ットワークに対するVWサービスに必要な監視制御対象
となる端末機器、監視制御機器及び集線接続機器を統合
するためにホームサーバ29を設置してある。
【0279】図29では、ホームサーバ29がローカル
統合スイッチ22のシステムコンポーネントとして、例
えばラックマウントの機器として組み込まれて、ホーム
サーバ29の設置場所が異なるが、居室サービスユニッ
ト23のレイアウトをフロアー内でダイナミックに変更
する場合に、ホームサーバ29は物理的には移動させな
くとも良く、システムの維持管理を中央の共有サービス
として統合管理運用できるというメリットがある。
【0280】この反面、居室サービスユニット23のユ
ーザーによる機器の拡張変更、アプリケーションの追加
などに若干の制約が入る。
【0281】このホームサーバ29には上述したように
ネットワークサービス管理部91a、ユーザー環境管理
部183、ネットワークサービスデータベース93a及
びユーザーデータベース189が含まれる。
【0282】ネットワークサービスデータベース93a
は、ローカルなネットワークサービスを居室サービスユ
ニット23に提供するが、統合サービスセンタユニット
25のネットワークサービスサーバ34の分散システム
構成になる。
【0283】一方、ユーザーデータベース159をホー
ムサーバ29に組み込むことは、情報通信端末機器15
1がいわゆるゼロアドミンをサポートするネットワーク
コンピュータ或いはウィンドウズターミナルの様な軽い
クライアントの利用を可能して、ユーザーデータベース
を持たない情報通信端末機器151のユーザーがホーム
サーバ24にログインすることによってバーチャルネッ
トワークサービスヘのユーザーアクセスが可能になる。
【0284】このホームサーバ29が、VWコンポーネ
ント92aを利用することによって、すなわち監視制御
対象の端末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合
集線盤などの各種デバイスに組み込まれたVWマシン1
4及びエージェントバーチャルマシン162とVWオブ
ジェクト156及びVWエージェント163のVWコン
ポーネント158を使って情報交換を行うことによっ
て、中央のVW統合管理装置33のネットワーク管理エ
ージェントとしてポリシーベースの管理の統制、検針/
課金、通知などをサポートする一方で、同様に各種デバ
イスのVWコンポーネント58を利用して、共有資源の
適切な居室サービスユニット23ヘの配分、負荷分散、
カスタマイズ機能の分散を行い、ユーザー及び環境変化
に適応して自律的にダイナミックにカスタマイズするユ
ーザー環境を提供する条件で、配線ネットワークの資源
及び利用状態をユーザーに合わせてカスタマイズした各
ネットワークの種類、層別、領域別のVW統合管理及び
端末機器、監視制御機器及び集線接続機器を組み合わせ
て利用するユーザーに快適で効率の良い居住環境を提供
する。
【0285】尚図29中、各端末機器152,15
2’、153には監視制御配線20に接続するための端
末ユニット68がそれぞれ内蔵され、また監視制御部1
84を備えている。尚監視制御端末器152’は例えば
画像監視カメラ、操作パネルなどを入力機器として付設
している。電力制御機器154は分電盤内に配設される
もので、端末ユニット68’を介してセル多重ポート6
3に接続されている。そして電力制御管理部185によ
り電力管理を行うようなっている。また監視制御機器1
55は、ネットワーク・インターフェース制御部186
を介して標準ポート60に、またセル多重制御部187
を介してセル多重ポート63に接続され、監視制御管理
部188により機器管理を行っている。
【0286】189は主分電盤であって、電力幹線19
0が入線し、各部に分岐導出されている。
【0287】図31は本実施形態の具体的な配設構成例
を示し、建物の天井部Xに空調機器に対応する監視制御
機器152a、照明器具に対応する監視制御機器152
bを配設し、操作パネルのような監視制御機器152’
や電力制御端末機器153をを壁面Wに配設し、ホスト
機器である情報通信端末機器62を床Y上に配設し、更
にネットワークサービスサーバ34、VW統合管理装置
33を床Y上に配設、これらを天井部X裏、或いは床Y
下に配線した、監視制御配線20、情報通信配線21,
電力配線150の内対応する配線メディアに接続し、更
にセンタ統合スイッチ31,ローカル統合スイッチ2
2、電力制御機器154、ホームサーバ29,監視制御
端末機器152等からなる分散統合サービスユニット2
4を電気室などに配設し、上記配線メディアと接続して
ある。そして上述のVW機能デバイス157を内蔵する
VWマシン14或いはエージェント機能デバイス164
を内蔵するエージェント・バーチャルマシン162が組
込んだ上記各種端末機器を建築設備のコンポーネントと
してモジュール化した複数の種類のモジュラ型居住コン
ポーネントにまとめ、上述のVWプラットホーム上で統
合されるモジュラ型居室コンポーネントをユーザーの注
文に会わせて組み立てて居室サービスユニット23を構
成するようにしたので、このモジュラ型居室コンポーネ
ントは、オブジェクト指向のVWオブジェクトをダイナ
ミックにカスタマイズすることによって、或いはエージ
ェント・バーチャルマシン162上にエージェント指向
のVWエージェント163を作用させて、ユーザー及び
環境変化に適応して自律的にユーザー環境をカスタマイ
ズできるセンサバスからマルチメディアネットワークに
至るまでの幅広いVWサービスが、個々の多様なユーザ
ーの要件に対してマスカスタマイゼーションされたVW
システムとしてユーザーに快適で効率の良い居住環境を
提供するようになっている。
【0288】テナントビルのテナント、オフィスの利用
者などのユーザーが、入居或いはレイアウト変更時に、
居室サービスユニット23に組み込まれるユーティリテ
ィはモジュール構成でビルディングブロック式に組み立
てられ、ユーザーの注文に従って組み立てられる。
【0289】この場合建築設備のメーカーなどの営業窓
口が受注し顧客の注文を仕様化する場合、詳細設計施工
を請け負う工事業者など代理店(サプライチェーン) で
要求仕様から居室サービスユニットの組立を行うカスタ
マイズがなされる。
【0290】モジュール構成のユーティリティには基本
的に5種類のネットワーク接続機能がある。(1)は、
ユーザーによる直接的或いは手動のローカル・コントロ
ール、(2)は、ビルの管理人による中央コントロー
ル、(3)は、ユーティリティーの点検保守の為のリモ
ートコントロール、(4)は、居室サービスユニット2
3単位のシステム系統的な自動制御、さらには快適なユ
ーザー環境設定に対して自律的に協調分散制御するの為
のコントロールであり、(5)は、上位のアプリケーシ
ョンの為のインターフェースであり、高度な会話機能の
アプリケーションによるユーティリティの利用をサポー
トする。
【0291】これらのネットワーク接続機能は、VWマ
シン14上のコンポーネントとして制御される。
【0292】ネットワークサービスサーバ34に用いる
コンピュータは、マイクロソフト社のWindowsN
Tバージョン5のルーティングの様なネットワーク機能
があり、インターネットサービスプロバイグー向けのA
PIがサポートされる場合には、ActiveXコント
ロール或いはJavaによって上記のユーティリティに
分散オブジェクトとしてアクセスできる。
【0293】本実施形態の場合には居室サービスユニッ
ト23を顧客の要件にマスカスタマイズして、必要なT
V、PC(PC)、マルチメディア機器を組み込んだシ
ステムとしてプレハブのユニットに組み立てて販売する
展開ができる。
【0294】グローバルに展開する住まいの総合メーカ
ーがインテリジェント・ハウス・システム(IHS)及
びインテリジェント・ビルディング・システム(IB
S)関連の総合メーカーとして、企画設計施工サービス
の営業窓口になり、マルチメディアコンポーネント、環
境監視制御コンポーネント、各種建築材料を集め、コア
ーの共通ユニットを製造/供給し、ローカルな仕様及び
顧客の個別の仕様を組み立てるサプライチェーンの代理
店がエージェントとして機能して統合されるビジネスモ
デルが実現する。
【0295】また自動車の場合は一般ディーラーは組み
立てないが、住宅、オフィスは、車載の居室サービスユ
ニットも含めて代理店の住宅業者、工事業者が直接顧客
の注文に従って施工すればよい。
【0296】尚図31中191はバックボーン情報配
線、192はWAN用配線、193はゾーン配線ボック
ス兼用アウトレット、194は防振材、195は蓋であ
る。 (実施形態7)上記実施形態6の図29に示すシステム
はATM型セル統合スイッチを用いたものであるが、本
実施形態は図33に示すようにマイクロパケットをセル
とするLAN型セル統合スイッチで構成したものであ
る。
【0297】分散統合サービスユニット24内には、実
施形態6と同様にローカル統合スイッチ22と、センタ
統合スイッチ31と、ホームサーバ29と、電力制御機
器154と、監視制御機器155とを配設してある。
【0298】ローカル統合スイッチ22及びセンタ統合
スイッチ31は、図19に示したそれぞれと同様にイン
トラネットルーティング/ブリッジ処理部77a,77
bとしてL3ルーティング制御部122、L2ルーティ
ング制御部121を有するものを用い、実施形態6のチ
ャネルルックアップテーブルの代わりにコネクションル
ックテーブル123a,123bを夫々設けてあり、標
準ポート60には居室サービスユニット23内に設けた
LANスイッチ61を情報通信配線20を介して接続し
てLANのような情報通信ネットワークを構成してある
点で実施形態6と相違する。勿論LAN型セル統合スイ
ッチとして不要なAAL制御部、ELAN制御部を設け
ていない点で実施形態6と相違する。その他の構成は実
施形態6と同じ構成であるため、同じ機能、動作を為す
要素には同じ番号、記号を付し説明は省略する。またL
AN型セル統合スイッチとして、図19に示す実施形態
と同じ機能、動作を為す要素には同じ番号、記号を付
し、その説明は省略する。
【0299】而して本実施形態では、センサー、アクチ
ュエータ等の端末機器152、152’、153…を監
視制御する建築設備/生産設備用の監視制御ネットワー
クのパケットをマイクロパケット型セルで構成し、監視
制御ネットワークの端末機器のアドレスをLANスイッ
チのパス識別子で構成することによって、LANの仮想
コネクションを専用回線として個々の端末機器152,
152’、153…に割当て、監視制御ネットワークの
端末機器に関するデータリンクレイヤのアクセス制御を
行わないで、データをマイクロパケット型セル伝送レイ
ヤで直接受け渡すのである。
【0300】さらに監視制御ネットワークのパケットの
マイクロパケット型セルと、情報通信端末機器62を接
続した通信/OA用通信設備/情報処理設備のネットワ
ークのデータリンクレイヤ経由でアクセスする他のプロ
トコルデータユニット(PDU)のマイクロパケット型
セルと統合したセルスイッチングを行う。
【0301】このマイクロパケット型セルスイッチは、
単一のクロックソース171a,171bから同期制御
回路172a,172bによって分配される多層のタイ
ミング信号によって制御される同期型統合セルスイッチ
でセル多重化してマルチキャスト処理及びセル交換を行
い、LANの仮想コネクションをメンバーとするサービ
スクラス毎にバーチャルグループに統合して、ユーザー
の居住空間の単位となるユーザークラス毎に建築設備/
生産設備及び通信設備/情報処理設備のバーチャルグル
ープ毎のサービス機能を居室サービスユニット23に統
合して、ビジネス・プロセスの構造変化に及びユーザー
の移動等の要件変化に対してダイナミックに変化対応し
て出来る仮想的なネットワーク・サービスとしてカスタ
マイズされたVWサービスを提供する。
【0302】本実施形態のようにマイクロパケット型セ
ルを用いた場合は、幹線ポート65及び標準ポート60
でイーサネットフレーム或いはイーサネットフレームを
一般にATMセルよりは長いマイクロパケット型セルに
細分割し、特別なヘッダーが付いたマイクロパケット型
セルにカプセル化してスイッチングし、元のイーサネッ
トフレームに再合成するので、イーサネットフレームベ
ースのLANスイッチと同様に、ATMスイッチに比べ
てシグナリング等が簡単でコストが安くなることが期待
され、上述のように単一のクロックソース171a,1
71bから同期制御回路172a,172bによって分
配される多層のタイミング信号によって制御される同期
型統合セルスイッチでセル多重化してマルチキャスト処
理及びセル交換を行うので、遅延時間の要件の高いデー
タリンクレイヤ経由のマルチメディア・トラヒック、或
いはタイムスロットに同期する実時間の監視制御ネット
ワークのパケットに対してキュー制御によりCOS機能
の遅延時間、セル損失、優先処理に対する制御機能を活
用した信頼性の高い伝送を保証できる。
【0303】監視制御ネットワークは、比較的低速であ
っても実時間性(リアルタイム性)、信頼性が要求さ
れ、LANでは、マルチメディアを含む多くのアプリケ
ーションで、信頼性よりも高速性が重視される。
【0304】従って図21に示すように、監視制御ネッ
トワークのパケットを図6のATM型セルの代わりにマ
イクロパケット型セルで構成し、図21に示すように監
視制御ネットワークの端末機器のアドレス(監視制御ネ
ットワークアドレス)をLANスイッチのパス識別子で
構成することによって、図22に示したイーサネットフ
レームなどの一般のLANデータのプロトコルデータユ
ニットのセルと図23のように多重化して、上述のよう
に単一のクロックソース171a,171bから同期制
御回路172a,172bによって分配される多層のタ
イミング信号によって制御される同期型統合セルスイッ
チでセル多重化してマルチキャスト処理及びセル交換を
行うことにより、監視制御ネットワークに対してはCO
S機能の遅延時間、セル損失、優先処理に対する制御機
能を活用した信頼性の高い伝送を保証しながら、一般の
LANデータに対しては、伝送速度及びホスト機器数に
対する 拡張性を持たせることができ、デジタル技術で
統合されたサービス及び管理運用が可能になり、さらに
建築設備/生産設備用と通信/OA用とが融合されたV
Wシステムからなる情報配線システムによって情報通信
サービスの高度化、情報通信インフラ投資の保護及びコ
ストダウンが可能になる。
【0305】更に監視制御ネットワークの端末機器のア
ドレスをLANスイッチのパス識別子で構成することに
より、仮想コネクションを専用回線として個々の端末機
器に割当て、監視制御ネットワークの端末機器に関する
データリンク層のアクセス制御を行わないで、データを
マイクロパケット型セル伝送レイヤで直接受け渡すの
で、ローカル統合スイッチ22のイントラネットルーテ
ィング/ブリッジ処理部77aのL3ルーティング制御
部122、L2ルーティング制御部121では、監視制
御ネットワークに割り当てられたパス識別子を使うこと
はない。
【0306】監視制御ネットワークのパケットであるセ
ル以外のデータリンクレイヤ経由でアクセスするプロト
コルデータユニット(PDU)<イーサネットフレーム
等>は、標準ポート60及び幹線ポート65に接続さ
れ、標準的なデータリンク層のアクセス制御によってパ
ス識別子がセットアップされる。
【0307】これにより、本実施形態の同期型統合セル
スイッチからなるローカル統合スイッチ22及びセンタ
統合スイッチ31では、上述のように多層のタイミング
信号によってタイムスロットに同期してセル多重化制御
されて、マルチキャスト処理及びセルスイッチングを行
う。またプロトコルデータユニット(PDU)(イーサ
ネットフレーム等)のパケットの分割/再合成は、標準
ポート60で行われる。幹線ポート65は、センタ統合
スイッチ31が実施形態6のようにATMスイッチであ
る場合には、ATMセルを伝送するが、本実施形態では
標準ポート60と同様にデータリンクアクセスポートと
してイーサネットフレームの様なLANフレームで接続
され、パケットの分割/再合成も行われる。
【0308】本実施形態においてもセル多重ポート63
には監視制御ネットワークがマイクロパケット型セル多
重化のバス型配線で接続され、監視制御機器155,電
力制御機器154及び各端末機器152,152’、1
53が、ブランチ接続可能である。セル多重ポート63
には、監視制御ネットワークアドレスに割り当てられた
パス識別子を持つセルが入出力される。
【0309】尚パス識別子を監視制御ネットワークアド
レスとしないで、従来の公衆網のISDN番号或はAT
Mフォーラムの20バイトのLANアドレスを使い、デ
ータリンクレイヤでアクセスするようにすると、データ
リンクレイヤでのアクセス制御が必要になりLANスイ
ッチのセットアップが複雑過ぎるので、本実施形態の効
果が明らかである。
【0310】監視制御ネットワークのパケット長がセル
サイズより長い場合には、図21のようにシーケンス番
号を付けて、監視制御ネットワークパケットを複数のセ
ルに分割して図24のように伝送する。同図は監視制御
ネットワークのデータリンク層のアクセス制御を行わな
いで、データをマイクロパケット型セル伝送レイヤで直
接受け渡す場合に、監視制御ネットワークのパケットの
分割/再合成も簡略化されていることを示す。この監視
制御ネットワークのパケットの分割/再合成は、セル多
重ポート63の中で行われる。
【0311】各スイッチ22,31の監視制御ネットワ
ークアドレスとして割り当てられたLANスイッチの複
数のパス識別子を持ったセルが送受信されるフィールド
アクセスポートとしてのLANスイッチングポートは、
図32で示すように単一或は複数のセル多重ポート63
であり、監視制御ネットワークのパケット以外のデータ
リンクレイヤ経由でアクセスする他のプロトコルデータ
ユニット(PDU)が送受信されるデータリンクアクセ
スポートとしての複数のLANスイッチングポートが図
示するように標準ポート60でスイッチングエンジンを
構成し、このスイッチングエンジンのセル多重ポート6
3の一方の側に監視制御ネットワークが接続され、この
監視制御ネットワークに複数のパス識別子がアドレスと
して割り当てられた監視制御対象の端末機器等が接続さ
れ、この監視制御対象の端末機器等にVWマシン14、
エージェントバーチャルマシン162、或いはその両方
のマシン14,162をまとめたVWコンポーネント1
58が含まれて、情報通信配線21、監視制御配線2
0、電力配線150を通して一貫した論理的構成の配線
統合ネットワークとして、VWプラットホームを形成
し、このVWプラットホームの上でVWオブジェクト1
56或いはVWエージェント163のVWコンポーネン
ト158が作用してVWコンポーネント158により、
ユーザーが居室サービスユニット23を生産性が高い快
適な環境にカスタマイズ可能にするVWサービスを提供
できるのである。
【0312】各端末機器152、152’、153がマ
イクロパケット型セル多重化のバス型配線の監視制御ネ
ットワークにブランチ接続され、パス識別子を持ったセ
ルが端末機器152、152’、153に送受信され
る。
【0313】各ポート60、65、63には、優先順位
別のキューがあり、キュー制御部69a、69bが優先
制御スケジュール部181a、181bの送出のスケジ
ュールに基づき、キューに溜まったフレーム数或いはセ
ル数及びCOSのサービスクラスに応じて送出のタイミ
ングを制御する。
【0314】尚セル多重ポート63に図4に示すように
信号伝送ユニット64とこの信号電送ユニット64内に
給電制御部を設け、監視制御ネットワークを構成する監
視制御配線20に電力重畳し、端末機器1152,15
2’、153の給電制御部で電力と情報データであるセ
ルとを分離するようにしても良い。一般の電力は定電流
源で供給され、情報は変成器結合により平衡伝送され
る。
【0315】更にセル多重ポート53に既存の電力重畳
方式の監視制御ネットワークの信号伝送ユニット64を
接続し、端末機器152、152’、153にVWマシ
ン14或いはエージェントバーチャルマシン162を組
み込むことによって既存の電力重畳方式の監視制御ネッ
トワークを本実施形態のVWシステムに統合できる。
【0316】本実施形態の各スイッチ22,31内部の
コネクションルックアップテーブル123a,123b
はスイッチの入力ポート、パス識別子、出力ポートのテ
ーブルである。
【0317】ローカル統合スイッチ24のイントラネッ
トルーティング/ブリッジ処理部77aのL2ブリッジ
制御部122及びL3ルーティング制御部121では、
各ポート60、63、65ヘのパケットのルーティング
情報、接続情報をブリッジング/ルーティングテーブル
として学習/管理しているが、コネクションルックアッ
プテーブル123aは、この情報をキャッシュしてL2
ブリッジ制御部121及びL3ルーティング制御部12
2を通さないでカットスルーすることで、遅延時間を削
減し、パケットのロスを少なくしている。
【0318】カットスルーされる対象は、優先順位の高
いパケットであるが、監視制御ネットワークのセルに関
しては、パス識別子がスタティックにコネクションルッ
クアップテーブルに割り当てられているので、防災など
の制御監視信号を確実に伝えることが出来る。
【0319】一方、データリンクレイヤ経由でアクセス
する他のプロトコルデータユニット(PDU)のなか
で、優先順位が高いフローのパケットに関しては、パス
識別子がダイナミックにコネクションルックアップテー
ブルに割り当て、フロー状態と呼ばれるフラグが有効な
期間だけ、コネクションルックアップテーブルによるカ
ットスルーが行われる。
【0320】而して本実施形態では、実施形態6と同様
に、情報通信端末機器62、ホームサーバ29等のホス
ト機器にユーザーVWエージェント(バーチャルユーザ
ーエージェント)163を、ローカル統合スイッチ22
にネットワークVWエージェント(バーチャルネットワ
ークエージェント)163、バーチャルグループ登録/
ルーティング・テーブル(クライアント定義テーブル、
接続/VLAN設定テーブル、資源割当テーブル機能を
含む)73a、イントラネットルーティング/ブリッジ
処理部77a、及びテーブル管理部77aが分散配置さ
れ、センタ統合スイッチ31にネットワークVWエージ
ェント、バーチャルグループ登録/ルーティング・テー
ブル(クライアント定義テーブル、接続/VLAN設定
テーブル、資源割当テーブル機能を含む)73b、イン
トラネットルーティング・ブリッジ処理部77b、テー
ブル管理部(イントラネット管理テーブル、イントラネ
ット管理部機能を含む)77bが配置され、ホームサー
バ29及びネットワークサービスサーバ(センタサー
バ)34にネットワークサービスVWエージェント(バ
ーチャルネットワークサービスエージェント)が分散配
置され、ホスト機器のユーザーVWエージェントがユー
ザー環境管理部を制御し、ネットワークVWエージェン
トが各スイッチ22,31のテーブル管理部77a,7
7bを制御し、上記、ホスト機器のアドレス情報、ホス
ト機器のアプリケーションから要求する接続チャンネ
ル、バーチャルグループID、リアルタイム通信、 マル
チキャスト通信などのサービス品質の資源要求情報をバ
ーチャルグループ登録/ルーティング・テーブル73
a,73bに設定でき、ネットワークサービスVWエー
ジェントがホームサーバ29或いはネットワークサービ
スサーバ(センタサーバ)34のネットワークサービス
管理部91a、91bを制御することによって、各VW
エージェント163すなわちホスト機器等のユーザーV
Wエージェント163、スイッチのネットワークVWエ
ージェント163及びホームサーバ29及びネットワー
クサービスサーバ(センタサーバ)34のネットワーク
サービスVWエージェント163が、図30に示すよう
にネットワーク環境に対してあらかじめ設定された拘束
条件、及び競合検出/交渉/プラン修正/学習のルール
に従って、各スイッチの資源割当の状態を自律的に観察
して最適な接続/割当ての条件を学習して、スイッチに
分散された上記バーチャルグループ登録/ルーティング
・テーブル73a,73bをダイナミックに管理するこ
とによって、ユーザーVWエージェント163及びスイ
ッチ22,31に分散されたネットワークVWエージェ
ント163が互いに協調し、各スイッチ22,23のテ
ーブル管理部71a,71bが各VWエージェント16
3のエージェント間交渉エンジンを介して互いにテーブ
ル管理メッセージを交換することによって、自動設定さ
れた接続先のアドレス情報及び資源割当情報をスイッチ
22,31のバーチャルグループ登録/ルーティング・
テーブル(接続/VLAN設定テーブル及び資源割当テ
ーブル)73a、73bに書き込み、ホスト機器からの
通信時に接続及び資源割当の更新情報をスイッチエンジ
ンのチャネルルックアップテーブル74a,74bに書
き込むことによって、端末移動の場合であっても上記ホ
スト機器に対するネットワーク・サービス品質をホスト
機器のユーザーVWエージェント163等が自律的に割
り当てて提供し、カスタマイズされた条件下でのユーザ
ー環境が移動先で許容された拘束条件の範囲内で自動的
に再構築される。
【0321】(実施形態8)本実施形態は、ユーザ環境
モデル学習型統合スイッチをローカル統合スイッチ22
に用いたユーザ環境モデル学習型バーチャルワイヤリン
グシステムにかかるもので、ローカル統合スイッチとホ
ームサーバとを一体としたローカルネットワークサービ
スサーバスイッチ(以下ローカル統合スイッチという)
300を用いたもので、図34にシステム構成を、図3
5にローカルネットワークサービスサーバスイッチ30
0の主要部の構成を示し、図36は後述する本実施形態
のネットワーク知識学習処理の動作を示すものである。
【0322】本実施形態のシステム構成において、ロー
カルネットワークサービスサーバスイッチ300、ネッ
トワーク・サービスサーバ34以外の構成で実施形態6
又は実施形態6と同じ機能、動作を為す要素にはは同じ
番号、記号を付し説明を省略する。
【0323】本実施形態ではローカルネットワークサー
ビスサーバスイッチ300及びネットワークサービスサ
ーバ34において、VWサービスオブジェクト(VWオ
ブジェクト156及びVWマシン14)及び知識モデル
学習マシン301の組み合わせた働きによりネットワー
ク上の居住環境の構築を迅速にするようにしたものであ
る。すなわち、VWサービスエージェント(VWエージ
ェント163及びエージェントバーチャルマシン16
2)を使わない。
【0324】さて図34に示すローカルネットワークサ
ービスサーバスイッチ300のATM型セルスイッチで
は、各ポートにおける入力ポート201からATMセル
が入力され、入力セルバッファ202、セル照合部20
3、セルスイッチ204、出力バッファ205を経て、
各ポートの出力ポート206からATMセルが出力され
る1連の構成を示している。
【0325】セルスイッチ204には、当然ながら複数
の入力ポート及び出力ポートが存在するが、図34では
スイッチの1ポート分をピックアップして図示してい
る。
【0326】入力されたシグナリングチャネルのセル
は、セル分解/組立部207、AAL層処理部85a、
シグナリング制御部70aに送られる。
【0327】シグナリング制御部70aによってATM
アドレスに対応するチャネル識別子VPI/VCIが設
定され.コネクションルックアップテーブル123aが
セットアップされると、当該チャネル識別子VPI/V
CIの入力セルに対して、セル照合部203は、図34
に示すコネクションルックアップテーブル123aを参
照して、入力セルのチャネル識別子VPI/VCIが、
他のデバイス宛であることを示す場合には、当該のセル
は、セル仕分処理部207の処理に基づいてセルスイッ
チ204のクロスボイント(図34のセルバス84aに
相当)を経て出力バッファ205に蓄積され、グループ
別にキューイングされ、優先制御スケジューラ部181
aのスケージュールに基づいて出力ポート206から出
力される。ここで出力セルバッファ205及び入力セル
バッファ202は図33の幹線セルバッファ80a或い
は支線セルバッファ81aに相当する。またセル仕分処
理部207、セルスイッチ204及びマルチキャストグ
ループテーブル209は図33において、マルチキャス
ト制御部82a、トラップ83aに対応するものであ
る。
【0328】図37は本実施形態に用いるコネクション
ルックアップテーブル123aの別の構成例を示す。
【0329】上記入力セルのチャネル識別子VPI/V
CIが、本デバイス宛であることを示す場合には、セル
分解/組立部207、AAL層処理部85aを経て、本
デバイスの上位のプロトコル階層に上げられる。
【0330】IEEE802のLANフレームの場合に
は、ELAN処理部76aでLANフレームとしての媒
体アクセス制御を経てイントラネットルーティングブリ
ッジング処理部77aにより、イントラネットのフレー
ムの場合にはイントラネットで定義したバーチャルネッ
トワークの処理のためバーチャルグループ制御部79a
に送られ、インターネットプロトコルの場合には、通信
プロトコル処理部78aを経てバーチャルグループ制御
部79aに送られる。
【0331】図38(a)に本実施形態に用いるバーチ
ャル・グループ登録/ルーティング・テーブル73aの
構成例を示す。
【0332】一般にバーチャルLANは、レイヤ2、レ
イヤ3のアドレス、タグ、ラベル等で識別され、目下、
標準化途上であるが、このテーブルの項目が、標準規格
に準じる場合には、LANフレームの所定の場所の所定
の記号で表現されることになる。ここでは、標準規格に
準拠するものも、イントラネットで専用に定義するもの
も総称してバーチャルグループと呼ぶ。
【0333】ATMセルスイッチングの場合、バーチャ
ルグループ毎に、QoSがサポートされ、図39に示す
ようなトラヒッククラス或いはサービスクラスの中で、
優先順位、遅延時間が設定される。
【0334】ネットワーク管理者が設定する管理ポリシ
ーは例えば図40に示す様な管理ポリシー設定テーブル
で管理される。
【0335】また、ユーザー毎のユーザークラスが定義
され、他のバーチャルグループと多重で、ユーザー環境
設定、セキュリティ、アクセス権などの付加サービスを
提供される。
【0336】ユーザー環境は、図38(b)に示すよう
なユーザー環境テーブルで定義されるが、システム構成
上、このユーザー環境テーブルは、図34に示すよう
に、ユーザーの情報通信端末機器62のユーザーデータ
ベース159のユーザー環境テーブル162が基本にな
っており、図35におけるネットワーク知識学習処理部
196は、この情報をモニターして図34における知識
データベース198の知識データ197としてネットワ
ークで共有する。知識データベース198には知識デー
タ197と、知識モデル198と、ルールベース198
とを含む。
【0337】ネットワークサービスとしては、ビルの建
築設備を利用する環境提供サービス、共通の情報通信サ
ービスなどがあり、ネットワークサービスサーバ34で
提供されるが、ユーザーの環境制御など、図38(c)
に示すネットワークサービステーブルで定義されネット
ワークサービスデータベース93bの設定テーブルが基
本となり、更にBAなどのサービス・アプリケーション
のレジストリがある。ローカルネットワークサービスサ
ーバスイッチ300内のネットワークサービスデータベ
ース93aはネットワークサービスデータベース93b
に対応するものである。
【0338】図31に示すシステム設置例の断面図で分
かるように、本発明におけるバーチャルワイヤリングサ
ービスでは、居室サービスユニット23単位にユーザー
の居住空間をカスタマイズし、情報通信端末機器62で
使用するアプリケーションに応じたネットワーク環境及
び関連するユーザー環境もカスタマイズされる。
【0339】すなわち、VWマシン14が組み込まれた
各種デバイスがネットワークに接続され、VWサービス
のアプリケーションは、VWオブジェクト156(或い
はVWコンポーネント158)の形で、各デバイスに作
用しながらカスタマイズされる。
【0340】全体のシステムの階層的なモデルの中で、
VWサービスは、図30に示すように位置づけられ、こ
の上にユーザー環境システムが構成される。
【0341】ユーザー環境システムは、本実施形態で
は、図31に示す居室サービスユニット32に対して、
上記のネットワーク環境及び関連するユーザー環境をカ
スタマイズして生産性を向上し、快適なユーザーの居住
空間を提供するが、図41に、本実施形態のVWグルー
プとユーザー環境との関係を示すように、ユーザー環境
テーブルのイメージは、ユーザークラスと呼ぶバーチャ
ルグループの集合体で表される。
【0342】このユーザークラスのそれぞれのバーチャ
ルグループが、ユーザー環境を提供するサービスに対応
し、それぞれが優先順位、遅延時間などのサービス品質
を要求する。
【0343】この為、図35(図34)のセルスイッチ
204では、図6に示す様なセルフォーマットで、BA
などの監視制御ネットワークのトラヒックを、通常のA
AL経由のシグナリングなしで、あらかじめ割り当てら
れたチャネル識別子VPI/VCIで伝送帯域を保証し
た形でスイッチングする。このセル伝送の動作状態は図
5,図8,図9等で示す通りである。
【0344】また、基幹業務のオンライントランザクシ
ョン処理(OTLP)、防災、BAなどで、緊急性、重
要性の高いトラヒックは、優先順位が高いトラヒックク
ラスやバーチャルグループが割り当てられる。
【0345】各知識モデル学習マシン300のネットワ
ーク知識学習処理部196は、図35に示した様なバー
チャルユーザー環境モデルVMを知識モデル198とし
て形成し、ネットワークで共有することによって、効率
よく顧客満足度を高めることが可能になる。
【0346】つまりネットワーク知識学習処理部196
が、ネットワーク内にネットワーク管理者の要求及びユ
ーザー要求に依存するユーザー環境及びネットワーク環
境の知識モデル198を生成、共有、学習し、ネットワ
ーク管理者の要求及びユーザー要求をVWオブジェクト
156(或いはVWコンポーネント158)を通してV
Wマシン14で受け付け、バーチャルユーザ環境モデル
VMに反映するので、知識モデル198によって、ユー
ザー3のアクセス状態に応じて、ネットワーク管理者及
びユーザー3の要件を満たし環境変化に適応して、ダイ
ナミックかつ迅速にネットワーク環境を構成し、生産性
が高く快適なユーザー環境をカスタマイズして提供す
る。
【0347】知識モデル198は、図示のように、ユー
ザー環境モデル198a、ユーザーモデル198b及び
ネットワーク環境モデル198cから構成され、この知
識モデル198は、公知のシステム制御技術をベースに
実現され、システムの状態及び遷移関数(或いはロジッ
ク)のシステムモデル表現の上に、快適性、生産性の評
価関数は、経験、学習の機構により、徐々に最適化され
るので、多入力、多出力の複雑な系を単純なモデルの組
み合わせで実現される。
【0348】ユーザーとのインターラクティブなコミュ
ニケーションによっても、VWオブジェクト156(或
いはVWコンポーネント158)が作用することができ
る。
【0349】VW機能デバイス157のオブジェクト或
いはそのメソッドとして、各種API/デバイスドライ
バ212を介してユーザー環境スーパーバイザ210が
環境評価210a、環境監視制御を、またネットワーク
環境スーパーバイザ211が、ネットワーク環境評価2
11a、ネットワーク監視制御211bを行う。これら
の監視制御、環境評価は、ネットワーク知識学習処理部
196によって、上記の知識データ197及び知識モデ
ル198を活用して、フィードバック制御或いは状態変
数制御などで、適切にコントロールされる。
【0350】個々の空調機器などの監視制御端末機器1
52は、インテリジェントな監視制御機能を持っている
ので、これを具体的な監視制御機能としてVW機能デバ
イス157が利用し、ユーザー環境が、与えられた目標
及び学習された環境モデルに対して、生産的で且つ快適
であることを評価してパラメータを調節する。
【0351】ところで上記ネットワーク知識学習処理部
196は、ネットワーク管理者の要求及びユーザー要求
をVWオブジェクト156を通して受け付け、知識デー
タ197として蓄える一方、バーチャル環境モデルに反
映する。
【0352】特に、ローカルネットワークサービスサー
バスイッチ300では直結されている居室サービスユニ
ット23の情報通信端末機器62のデバイス及びユーザ
ーの知識データ197を保有し、ネットワークサービス
サーバ34では、統合サービスセンタユニット25のデ
バイス及び共用デバイスの知識データ197を保有して
いる。図34で示す知識データ197では,VWサービ
ス割り当てテーブル197a、VWグループ設定テーブ
ル197b、ネットワークサービスレジストリ197
c、ネットワークサービス設定テーブル197d、ユー
ザープロファイル197e、ユーザ環境設定テーブル1
97f、ユーザー/ポリシ管理テーブル197g、ファ
シリティ管理テーブル197hを保有している。
【0353】尚ユーザーが初めてネットワークにアクセ
ス(ログイン)した時には、すでに帯域が使われている
ので、空いている部分から帯域を確保し、帯域が空いた
時点で、ユーザー要件を満たす帯域を確保する。
【0354】またネットワーク知識学習処理部196
は、ネットワーク内部にネットワーク管理者の要件とユ
ーザーの要件を満たす知識モデル198を生成し、この
上に、ユーザーとのインタラクティブなコミュニケーシ
ョンに依存したユーザーモデル198bを生成する。こ
れらのモデルをまとめてバーチャルユーザー環境モデル
と呼ぶ。
【0355】一旦、バーチャルユーザー環境モデルVM
が生成されると、これをネットワークで共有して、現実
的な可能性のある状態の組み合わせが、最善な知識モデ
ルを表現し、ユーザー要件及び環境条件の変化に対し
て、差分的な状態変化に適応し、新たなバーチャルユー
ザー環境モデルVMに修正するように知識モデル198
を学習するので、これらの知識モデル198によって、
ユーザーのアクセス状態に応じて、迅速にダイナミック
で生産性が高く快適なユーザー環境を提供できる。
【0356】これにより、インテリジェントビルサービ
スとして、ユーザーの居住環境を個々のユーザーにカス
タマイズして、快適に保ち、ネットワーク資源、ビルの
ユーティリティやエネルギーの使用効率の向上に役立
つ。
【0357】本実施形態は、図34〜図36の中で、V
Wサービスオブジェクト(VWオブジェクト156及び
VWマシン14)400、のみならず、VWサービスエ
ージェント(VWエージェント163及びエージェント
バーチャルマシン162)401を含めて、ネットワー
ク知識学習処理部196の組み合わせた働きによって自
律的でインテリジェントなエージェントが協調してネッ
トワーク上の居住環境の構築を迅速にする。
【0358】すなわちVWサービスエージェント(VW
エージェント163及びエージェント・バーチャルマシ
ン162)401が、ネットワーク知識学習処理部19
6の組み合わせた働きによってネットワーク上の居住環
境の構築が迅速になる。
【0359】この場合ネットワーク知識学習処理部19
6は、ネットワーク管理者の要求及びユーザー要求をV
Wエージェント163を通して受け付け、バーチャル環
境モデルに反映する。
【0360】ここでネットワーク知識学習処理部196
は、エージェントバーチャルマシン162のエージェン
トプラン修正部162aから資源割当タスク部162b
に出力されるネットワークリソースの調停内容を入力す
る。
【0361】本実施形態のエージェントによる知識モデ
ル学習の場合の図33及び図34の構成例では、VWサ
ービスエージェント401及びVWサービスオブジェク
ト400の両方が存在し、エージェントバーチャルマシ
ン162が、VWマシン14のオブジェクトないしはメ
ッソドを利用しており、ネットワーク知識学習処理部1
96は、ネットワーク管理者の要求及びユーザー要求を
VWオブジェクト163及びVWエージェント162の
いずれの方法を通しても受け付け、バーチャル環境モデ
ルに反映することが出来る。
【0362】尚エージェントバーチャルマシン162
は、エージェント機能デバイス164としてエージェン
ト間交換エンジン162c、エージェントバーチャルマ
シンコンセント162d、エージェント学習部162
e、エージェント共有テーブル162f、エージェント
ルールエンジン162g、エージェント競合検出部16
2h、拘束条件ルールデータ162i及び上記エージェ
ントプラン修正部162a、資源割当タスク部162b
より成る。またVWマシン14はVW機能デバイス15
7とVWオブジェクト156とを結ぶVWマシンコンセ
ント14aを備える。
【0363】またローカルネットワークサービスサーバ
スイッチ300としてローカルスイッチ管理部75aと
して統合管理エージェント751、スーパーバイザ管理
エージェント752を備える。
【0364】本実施形態を図31に示す設置例の断面図
で、VWサービスエージェント(VWエージェント16
3及びエージェントバーチャルマシン162)401が
含まれると、VWサービスでは、居室サービスユニット
23単位にユーザーの居住空間をカスタマイズし、情報
通信端末機器62で使用するアプリケーションに応じた
ネットワーク環境及び関連するユーザー環境もカスタマ
イズされる。
【0365】すなわち、VWマシン14或いはエージェ
ントバーチャルマシン162が組み込まれた各種デバイ
スがネットワークに接続され、VWサービスのアプリケ
ーションは、VWオブジェクト156或いはVWエージ
ェント163の形で、各デバイスに作用しながらカスタ
マイズされる。
【0366】本実施形態ではネットワーク知識学習処理
部196の働きによって、上記のVWサービス・エージ
ェント401が知識モデル198を共有するので、バー
チャル環境モデルによって、エージェントによるネット
ワークの資源割当が早く収束し、ネットワーク上の居住
環境の構築が迅速になるという特徴がある。
【0367】尚図34中、ネットワークサーバ34には
環境評価部903a、環境監視制御部903bからなる
ユーザー環境スーパーバイザ903、ネットワーク環境
評価部904a、ネットワーク環境監視制御部904b
からなるネット環境スーパーバイザ904を備えてい
る。 (実施形態9)本実施形態は、広域ネットワーク接続V
Wシステムを構築するもので、図42に示すように宅4
0内の居室サービスユニット23の構内情報配線41
(情報通信配線及び監視制御配線からなる)、情報通信
端末機器や監視制御端末器などのサービス対象ネットワ
ーク接続機器42、ホームサーバ/ローカル統合スイッ
チ/セキュリティルータ等の機器43と、広域統合サー
ビスセンタ44の構内情報配線45(情報通信配線及び
監視制御配線からなる)、ネットワークサービスサーバ
/センタ統合スイッチ/セキュリティルータ等の機器4
6を広域情報配線(WAN)47によって広域ネットワ
ーク接続(遠隔接続)する統合システム上に、ユーザー
との間に、一貫した論理的構成の統合ネットワークとし
ての広域ネットワーク接続のVWプラットホームを形成
する。
【0368】広域統合サービスセンタ44には、ユーザ
ーの知的作業空間及び居住空間を快適効率良くするユー
ザー環境モデリング、設計カスタマイズ、ユーザー情報
を設計ノウハウなどの知識情報と共に情報48として蓄
積して、ユーザーに対して価値のある知的作業空間及び
居住空間のカスタマイズサービス提供を提供して、さら
に広域統合サービスセンタ44に他のパートナよる各種
サービス提供も付加することが出来るようになってい
る。
【0369】上記の広域ネットワーク接続のVWプラッ
トホームの上で、上記広域統合サービスセンタ44に蓄
積された設計ノウハウなどの知識情報を、VWコンポー
ネント49として作用させてVWサービスを提供するの
で、ユーザー要求、環境変化等に対してダイナミックに
適応してカスタマイズされる知的作業空間及び居住空間
を、宅40内の居室サービスユニット23単位に共通の
プラットホームに統合し、上記広域統合サービスセンタ
44に蓄積されたコンポーネント49で容易に構築、設
定変更できる。
【0370】このようにして、広域ネットワーク接続の
VWプラットホームの上で、遠隔サービスをソフトウェ
アでカスタマイズするユーザーにとって価値を高めた快
適で効率の良い広域のユーザー環境システム及び他のパ
ートナよる遠隔の付加価値サービスと合わせて一括して
提供できる。
【0371】さらに、マルチメディア用PC周辺機器の
各種デジタル伝送方式の住宅情報配線、インターネット
等のリモートアクセスも含めたバーチャルなユーザー環
境のカスタマイズができる。
【0372】また、広域広域統合サービスセンタ44を
経由して、遠隔監視などのセキュリティサービス、健康
管理などの高齢者ケアサービス等々の様々なビジネスと
統合したトータルな顧客サービスを提供できる。
【0373】また本実施形態では各サービス対象ネット
ワーク接続機器42に図2で示す場合と同様にVWマシ
ン14を組み込むことによって、VWマシン14による
オブジェクト指向の論理的構成の上記広域ネットワーク
接続のVWプラットホームを形成することができる。
【0374】広域統合サービスセンタ44にユーザーの
知的作業空間及び居住空間を,快適効率良くする設計ノ
ウハウなどの知識情報を顧客情報と共に蓄積して、さら
に広域統合サービスセンタに他のパートナによる各種サ
ービス提供も付加できる。
【0375】このようにすれば上記広域ネットワーク接
続のVWプラットホームの上で、上記広域統合サービス
センタに蓄積された設計ノウハウなどの知識情報をオブ
ジェクト指向のVWコンポーネントを作用させてVWサ
ービスを提供するので、ユーザー要求、環境変化に合わ
せて必要なユーザー環境の構築・サービスをオブジェク
ト指向のソフトウェアで容易にダイナミックに適応して
カスタマイズすることができ、ユーザーにとって価値を
高めた快適で効率の良い広域のユーザー環境システム及
び他のパートナよる付加価値サービスと合わせて一括し
て提供できる。
【0376】またサービス対象ネットワーク接続機器4
2に上述のようにVWマシンを組み込むことができる
が、ユーザーとの間に、一貫した論理的構成の統合ネッ
トワークとして形成されたVWプラットホームの上で、
各サービス対象ネットワーク接続機器42にエージェン
トバーチャルマシンを組み込むことによって、エージェ
ントバーチャルマシンによるエージェント指向の論理的
構成のプラットホームを形成してもよい。この場合も広
域統合サービスセンタ44にユーザーの知的作業空間及
び居住空間を,快適効率良くする設計ノウハウなどの知
識情報を顧客情報と共に蓄積して、さらに広域統合サー
ビスセンタ44に他のパートナよる各種サービス提供も
付加し、プラットホームの上で、上記広域統合サービス
センタ44に蓄積された設計ノウハウなどの知識情報を
エージェント指向のVWコンポーネント49を作用させ
てVWサービスを提供することができるので、ユーザー
要求、環境変化等に対してダイナミックに適応して、エ
ージェント指向のソフトウェアによりユーザーの言葉に
よる簡単な命令で容易にカスタマイズでき、ユーザー支
援能力がシステムに付加される分だけユーザーにとって
価値を高めた快適で効率の良い広域のユーザー環境シス
テム及び他のパートナによる付加価値サービスと合わせ
て一括して提供できることになる。 (実施形態10)本実施形態は、広域ネットワーク接続
ホームサーバ分散型基本アーキテクチャに係るもので、
図43に示すように、宅内の居室サービスユニット23
毎に監視制御配線20、情報通信配線21に接続される
各種サービス対象ネットワーク接続機器(ユーザー操作
機器26、情報通信端末機器27、監視制御端末機器2
8)、上記宅内の居室サービスユニット23に対して分
散型サービスを行うホームサーバ29及び広域ネットワ
ーク接続を行うセキュリティルータ53を接続する宅内
集線接続機器50を設けてローカル統合スイッチ22で
上記配線20,21を統合し、上記宅内集線接続機器5
0を束ね広域情報配線(WAN)47経由で接続される
広域統合サービスセンタユニット54の主集線接続機器
55等の広域ネットワーク接続を通して監視制御から情
報通信まで、宅内の居室サービスユニット23、広域統
合サービスセンタユニット54の基本アーキテクチャに
一貫した論理的構成の広域ネットワーク接続のプラット
ホームを提供することによって、ユーザー要求、環境変
化等に対して監視制御ネットワーク及び情報通信ネット
ワークが統合された宅内の居室サービスユニット23を
ダイナミックに構成するものである。
【0377】而して本実施形態では広域統合サービスセ
ンタユニット54のネットワークサービスサーバ34を
通して、広域統合サービスセンタユニット54からの共
通或いは宅40内への個別の統合サービスを行いなが
ら、各配線20、21に接続されたユーザー操作機器2
6、情報通信端末機器27、監視制御端末機器28等の
サービス対象ネットワーク接続機器に対してホームサー
バ52がサービスを統合し、上記宅内の居室サービスユ
ニット23毎にサービス対象ネットワーク接続機器及び
ホームサーバ52の分散型サービスをカスタマイズする
ので、知的作業空間及び居住空間を顧客の変化する要望
に対してもダイナミックに迅速にカスタマイズする点
で、ユーザーにとって価値を高めた快適で効率の良い広
域ネットワーク接続のユーザー環境システム及び他のパ
ートナよる遠隔の付加価値サービスと合わせて一括して
提供できる。
【0378】尚主集線接続機器55内のセンタ統合スイ
ッチ31の幹線ポートには、宅内集線接続機器50のロ
ーカル統合スイッチ22、広域総合サービスセンタユニ
ット54のVW統合管理装置33、ネットワークサービ
スサーバ34、監視制御端末機器28等の幹線機器が情
報通信配線21,監視制御配線20等の幹線により接続
されている。
【0379】さらに本実施形態ではローカル統合スイッ
チ22とセンタ統合スイッチ31の間がインターネット
などの広域情報配線(WAN)47で接続され、スイッ
チ22,31にWAN経由のトラヒックの暗号化などの
セキュリティ機能(セキュリティルータ53)が付加さ
れた構成となっている。
【0380】広域ネットワーク接続における特徴は、広
域統合サービスセンタユニット54から、複数のユーザ
ーの宅内の居室サービスユニット23に対して、遠隔サ
ービスを行うことで、各宅内に統合サービスセンタユニ
ットを設ける場合に比べて、統合サービスセンタユニッ
トが集中されることによるコスト削減効果がWAN56
等の広域ネットワーク接続にかかるコストより安くな
り、小規模の顧客に対しても、経済的なユーザー環境シ
ステムの提供が可能になることである。
【0381】さらに広域統合サービスセンタユニット5
4には、ユーザーの知的作業空間及び居住空間を快適効
率良くする顧客環境モデル、設計カスタマイズ、顧客情
報を設計ノウハウなどの知識情報と共に蓄積して、ユー
ザーに対して価値のある知的作業空間及び居住空間のカ
スタマイズサービス提供を提供して、さらに広域統合サ
ービスセンタに他のパートナとの提携も含めて遠隔監視
などのセキュリティサービス、健康管理などの高齢者ケ
アサービス等々の様々なビジネスと統合したトータルな
サービス提供も付加することが出来る。
【0382】すなわち広域情報配線(WAN)47によ
って広域ネットワーク接続(遠隔接続)する統合システ
ム上に、ユーザーとの間に、一貫した論理的構成の統合
ネットワークとしての広域ネットワーク接続のVWプラ
ットホームを形成し、上記プラットホームの上で、上記
広域統合サービスセンタ44に蓄積された設計ノウハウ
などの知識情報を、ユーザー要求、環境変化等に対して
ダイナミックに適応してカスタマイズされる知的作業空
間及び居住空間を、宅内の居室サービスユニット23単
位に共通のプラットホームに統合し、上記広域統合サー
ビスセンタユニット54に蓄積されたコンポーネントで
容易に構築、設定変更できる。
【0383】(実施形態11)本実施形態は、図44に
示すように図42の構成を基本とした具体的な実施形態
であって、宅内40の居室サービスユニット23内には
ホームサーバ及びセキュリティルータを一体としたロー
カル統合スイッチ300’に加え、図29の場合と同様
にローカル総合スイッチ300’の標準ポート60に情
報通信配線21を介して接続するホスト機器、汎用P
C、WS等からなる情報通信端末機器62と、セル多重
ポート63に監視制御配線20を介して接続する監視制
御端末器152,152’、電力制御端末機器153
と、セル多重ポート63にセル多重バス制御部187を
介して接続する分電盤内の電力制御制御機器154及び
監視制御機器155を備えている。
【0384】一方広域統合サービスセンタユニット54
にはセンタ統合スイッチ31に加えて、センタ統合スイ
ッチ31の標準ポート60に接続されるネットワークサ
ービスサーバ34,VW統合管理装置33と、セル多重
ポート63に監視制御配線20を介して接続する監視制
御端末器152,152’、電力制御端末機器153
と、セイル多重ポート63にセル多重バス制御部187
を介して接続する主分電盤内の電力制御制御機器154
及び監視制御機器155を備えている。
【0385】そして、ローカル統合スイッチ300’の
WANポート66と、センタ統合スイッチ31のWAN
接続部66とが広域情報配線(WAN)47を介し接続
される。
【0386】ここで図44の構成において、図29の構
成に準ずる要素には同じ番号、記号を付し、説明を省略
し、相違する構成のみ次に説明する。
【0387】まずローカル統合スイッチ300’は、幹
線セルバッファ80aに代わり、実質的には同じ機能を
持つWAN接続バッファ80a’に代え、幹線ポート6
5の代わりに上記のWANポート56を設け、イントラ
ネットルーティング/ブリッジ処理部77aに暗号処
理、フィルタリング処理、認証処理のセキュリティ処理
部199を設け、ネットワークサービステーブル500
及びネットワークサービス化管理部501を設けた点で
図29のローカル統合スイッチ22と相違する。
【0388】センタ統合スイッチ31は、セキュリティ
ルータ182に暗号処理、フィルタリング処理、認証処
理の機能を持たせてあり、基本的には図29のセンタ統
合スイッチ31と同じ構成となっている。
【0389】而して図45に示すようにセンター統合ス
イッチ31、VW統合管理装置33ネットワークサービ
スサーバ34で、広域VWサービス・エージェント20
0a乃至h200cを使い、200aではバーチャルネ
ットワークサービスの提供、バーチャルグループ登録テ
ーブル/ルーティングテーブル73bの学習・修正を行
い、200bではバーチャルネットワークサービスの統
合化機能の提供を、また200cでは管理ポリシーのサ
ポート、上限/下限の設定、アクセス管理のサポート、
ユーザー移動のサポートを行うようになっている。
【0390】また情報通信端末機器62、ホームサーバ
29は、監視制御端末機器152ではそれぞれ宅内VW
サービスエージェント200d乃至200fを備え、2
00dではサービスのユーザーサポート,GUIの提
供、選択子の提供、ユーザー環境の学習、ユーザー環境
テーブルの修正を、200eでは、バーチャルネットワ
ークサービスの統合化機能の提供を、200fではBA
管理VWエージェントとして働き、ローカル統合スイッ
チ300では宅内/広域VWサービスエージェント20
0gを備え、バーチャルネットワークのサービス、バー
チャルグループ登録テーブル/ルーティングテーブルの
学習・修正を行い、各エージェントでは協調問題解決を
図る。また、センタ統合スイッチ31及びローカル統合
スイッチ300では、セキュリティルーチング処理60
0、経路/グループデータベース601によるスイッチ
ング処理602を行い、ネットワークサービスサーバ3
4では、ネットワークサービスデータベース603によ
りユーザー情報、設計カスタマイズ情報、ユーザーサー
ビス、提携サービス等のネットワーク環境設定を行い、
知識データベース165、快適環境デザインルール60
4と、(ネットワーク知識学習処理、知識モデル、ユー
ザー環境モデル、環境モデリングパラメータ、環境シミ
ュレーション)605との間での知識情報支援を行って
いる。BA、防災、照明、空調などの広域監視盤606
との結合を行っている。
【0391】情報通信端末機器62では、デスクトップ
情報通信処理607を行い、ホームサーバ29でが(ユ
ーザー環境スーパーバイザー、ネットワーク環境スーパ
ーバイザ)608と、(ローカル・環境設備サービス、
ローカル・情報通信サービスローカル・ネットワークマ
ネージメント)609、(知識データベース、ネットワ
ークサービス、データベース)610と、(ネットワー
ク知識学習処理、知識モデル)611による知識情報支
援を行っている。監視制御端末機器152では、監視制
御部184により、監視制御ネットワークを通じて照
明、防災、空調、保安、配電、ビデオの各サブシステム
a乃至fの監視制御処理を行っている。そして宅内監視
盤606’により監視制御の監視を行っている。
【0392】センタ統合スイッチ31は外部に対しては
WANを通じて提携広域付加価値サービス網612と融
合し、またインターネット613を通じてローカル統合
スイッチ300が提携広域付加価値サービス網612と
融合ている。
【0393】図46はVWグループとユーザー環境との
関係に示すもので、宅内40の情報配線21及び広域統
合サービスセンタユニット54の遠隔接続する広域情報
配線47の統合システム上に、ユーザー3との間に、一
貫した論理的構成の統合ネットワークとしてのVWプラ
ットホームを形成し、このプラットホームの上で、各ネ
ットワーク接続機器にエージェントバーチャルマシンを
組み込むことによって、広域ネットワーク接続エージェ
ントバーチャルマシンによるエージェント指向の論理的
構成のプラットホームを形成する。
【0394】つまり広域ネットワークサービスVWエー
ジェント200h、広域スーパーバイザVWエージェン
ト200iは交換プロトコルによりユーザー3の宅40
内の宅内ネットワークVWエージェント200jとの間
で連携し、広域統合サービスを行う。宅40内では宅4
0内スーパーバイザVWエージェント200k、ネット
ワークVWエージェント200l、ユーザーVWエージ
ェント200m、20jと200lの間、200mと2
00lとの間、200jと200mとの間は交換プロト
コルにより連携をとり、200mとユーザー3との間は
ユーザー3への協調を図るとともに、ユーザー3からの
要求を受け取り、移動、追加、変化に対応するようにな
っている。
【0395】更に図46について詳説すると、エージェ
ントバーチャルマシン上に、VWエージェント163を
作用させる事によって、ユーザーVWエージェント20
0m、ネットワークVWエージェント200l、宅内ネ
ットワークサービスVWエージェント200j、広域ネ
ットワークサービスVWエージェント200h、宅内ス
ーパーバイザVWエージェント200k、広域スーパー
バイザVWエージェント200iというように、異なっ
た機能のエージェントの働きをさせることができる。
【0396】広域ネットワークサービスVWエージェン
ト200h等のWANを経由するトラヒックは、宅40
内の居室サービスユニット23、広域統合サービスセン
タユニット54のそれぞれのセキュリティルータによっ
て暗号化されている。
【0397】VWオブジェクト156などのVWコンポ
ーネント158として提供される広域統合サービスセン
タユニット54のネットワークサービスサーバ34及び
宅40内も居室サービスユニット23のホームサーバか
ら提供される各種ユーザー環境提供サービスは、ユーザ
ーインターフェース上では、アイコンでビジュアライズ
(可視化)されて、ユーザーからの容易な設定操作が可
能になっているが、特に、各種サービス対象ネットワー
ク接続機器にVWマシン14、或いはエージェントバー
チャルマシンが組み込まれたので、各種サービス対象機
器は、それぞれクライアントアドレスを持っており、ユ
ーザー3からは、VWコンポーネント158、すなわち
VWオブジェクト156、或いはVWエージェント16
3に見える。
【0398】ここで、ユーザー3のデスクトップの情報
通信端末機器62などのユーザーホスト機器のユーザー
VWエージェント200mがユーザー環境管理部62b
を制御し宅40内の居室サービスユニット23に対応す
るユーザー環境テーブル(の各ユーザークラス)を管理
し、ネットワークVWエージェント200lが各スイッ
チ300,31のテーブル管理部71a、71bを制御
し、各種ネットワークトラヒックのQoS(COS)、
セキュリティを提供するVWグループを管理し、上記ユ
ーザーのホスト機器である情報通信端末装置62のアド
レス情報、ユーザーホスト機器である情報通信端末装置
62のアプリケーションから要求する接続チャンネル、
バーチャルグループID、リアルタイム通信、マルチキ
ャスト通信などのサービス品質の資源要求情報をスイッ
チ300,31のバーチャルグループ登録/ルーティン
グテーブル73あ、73bに設定できる。
【0399】宅内ネットワークサービスVWエージェン
ト200jがローカルなホームサーバ、広域ネットワー
クサービスVWエージェント200hが広域統合センタ
ユニット54のネットワークサービスサーバ34のネッ
トワークサービス管理部91bを制御することによって
各種ネットワークサービステーブルを管理し、宅内スー
パーバイザVWエージェント200k及び広域スーパー
バイザVWエージェント200iがスーパーバイザー管
理部を制御することによってポリシ管理テーブルが管理
される。
【0400】各VWエージェントすなわちホスト機器等
のユーザーVWエージェント200m、スイッチ30
0’,31のネットワークVWエージェント200l、
ホームサーバ及びネットワークサービスサーバ34のネ
ットワークVWサービスエージェント200j、スーパ
ーバイザVWエージェント200kは、上述の各種エー
ジェントの基本動作モデルに示すようにネットワーク環
境に対してあらかじめ設定された拘束条件、及び競合検
出/交渉/プラン修正/学習のルールに従って、各スイ
ッチの資源割当の状態を自律的に観察して最適な接続/
割当ての条件を学習して、スイッチに分散された上記バ
ーチャルグループ登録/ルーティングテーブル73a、
73b等の形で実装されている上記のそれぞれの管理対
象テーブルを通して、上記のユーザー環境テーブルイメ
ージ上で、ネットワーク環境資源、サービス品質をダイ
ナミックに管理する。
【0401】このようにユーザーVWエージェント20
0m及びスイッチ300’,31に分散された広域/宅
内ネットワークサービスVWエージェント200h/2
00lが互いに協調し、各スイッチ300、31のテー
ブル管理部71a、71bが各VWエージェント163
のエージェント間交渉エンジンを介してエージェント間
の交渉プロトコルによるテーブル管理メッセージを互い
に交換することによって、協調問題解決を行って自動設
定された接続先のアドレス情報及び資源割当情報をスイ
ッチのバーチャルグループ登録/ルーティングテーブル
(接続/VLAN設定テーブル及び資源割当テーブル)
73a、73bに書き込み、ユーザーホスト機器からの
通信時に接続及び資源割当の更新情報をスイッチエンジ
ンのチャネルルックアップテーブル74a,74bに書
き込む。
【0402】これにより、図46に示すようにユーザー
インターフェースから操作されたユーザー要求、広域統
合サービスセンタユニット34の広域システム管理者に
よるポリシ変更、端末移動、その他の環境変化等の場合
であっても、VWプラットホーム上で、宅内のユーザー
からVWコンポーネントに見えるネットワーク環境資源
及びサービス品質を、上記ホスト機器のユーザーVWエ
ージェント200l等のVWエージェントがユーザー環
境テーブルイメージ(のユーザークラス)に合わせて自
律的に割り当てて提供し、共通の上記広域のVWプラッ
トホーム上で監視制御ネットワークから情報通信ネット
ワークに至るまで宅40内の居室サービスユニット32
単位に広域に統合された知的作業空間及び居住空間のユ
ーザー環境が、カスタマイズされた条件下で、ユーザー
要求、環境変化、或いは移動先で許容された拘束条件の
範囲内でユーザーヘ協調するユーザーヘの広域バーチャ
ルネットワーク環境が宅40内の居室サービスユニット
23に自動的に再構築される。
【0403】尚図46中、VMはバーチャルユーザー環
境モデルを、また167は知識ベースであり、この両者
の関係は図35に示す通りである。また800は例えば
IBS統合管理システムMxi…の広域ポリシーテーブ
ルイメージを示し、801は情報通信/建築設備/広域
付加価値サービスのようなサービス連動/学習テーブル
のような広域付加価値ネットワークサービステーブルイ
メージを示し、802はIBS管理システムMxi…の
宅内ポリシー管理テーブルイメージを示し、803は情
報通信/建築設備/宅内付加価値サービスのようなサー
ビス連動/学習テーブルのような広域付加価値ネットワ
ークサービステーブルイメージを示し、804はバーチ
ャルグループVxi…のVWグループテーブルイメージ
を示し、805は情報通信/建築設備サービスバーチャ
ルグループG2、ネットワークコンピューティングバー
チャルグループG1、ネットワーク管理バーチャルグル
ープG3からなるユーザークラスUC1…を示すユーザ
ー環境グループテーブルイメージであり、ユーザー環境
グループテーブルイメージ805とユーザー3へのバー
チャルグループネットワーク環境提供を行う。これらは
図15に準ずる。
【0404】而して宅内40の居室サービスユニット2
3の構内情報配線、並びに、広域統合サービスセンタユ
ニット54のネットワークサービスサーバ34及び構内
情報配線(情報通信配線21,監視制御配線20,電力
配線150)で、ユーザー3との間に、監視制御から情
報通信まで一貫した、VWマシン14によるオブジェク
ト指向の、或いはエージェントバーチャルマシン163
によるエージェント指向の論理的構成の統合ネットワー
クとしての広域ネットワーク接続のVWプラットホーム
を形成し、このプラットホーム上で監視制御ネットワー
ク及び情報通信ネットワークが統合された宅内の居室サ
ービスユニット23をダイナミックに構成し、上記宅内
の居室サービスユニット23毎にネットワーク接続機器
及びホームサーバ29の分散型サービスをカスタマイズ
できる。
【0405】尚図45において、オブジェクト指向のみ
を使う場合、各バーチャルエージェント200a乃至2
00gを例えばユーザーVWコンポーネントのようにV
Wコンポーネントに置き換え、VWエージェントをVW
オブジェクトに置き換える。 (実施形態12)本実施形態は図47に示すように広域
ネットワーク接続ユーザー環境モデル学習型VWシステ
ムを構成例に示すように、上記の広域ネットワーク接続
のVWプラットホーム上でオブジェクト指向或いはエー
ジェント指向のコンポーネントを作用させ、ユーザー要
求、環境変化等に対して監視制御ネットワーク及び,情
報通信ネットワークが統合された宅内居室サービスユニ
ットをダイナミックに構成して、上記宅内居室サービス
ユニット23のホームサーバ(実施形態ではホームサー
バを一体化したローカル統合スイッチ300)で顧客に
合わせた運用管理及び環境カスタマイズをサポートす
る。
【0406】すなわち、ホームサーバ分散型VW広域統
合管理により、カスタマイズと統合の機能を分散して、
広域統合サービスセンタユニット54のネットワークサ
ービスサーバ34で、ネットワークベンダ或いはシステ
ムインテグレータとしての高度なユーザー環境及びネッ
トワーク環境の知識モデルを含む環境モデリング、環境
設計の知識ノウハウを活かしながら、広域ネットワーク
接続ユーザー環境モデル学習型VWシステムに於いて
は、ユーザーとの対話、並びに、オブジェクト指向或い
はエージェント指向のコンポーネントを作用させる過程
においても、それぞれ合わせて高度なユーザー環境及び
ネットワーク環境の知識モデルを学習するので、ネット
ワーク内部の状態を含めたユーザー環境のセットアッ
プ,情報を、ネットワークが知識モデルとして生成、共
有、学習して保有して、ユーザーのニーズに応じたシス
テム設計、知識の提供、遠隔の統合監視制御、運用保守
サービスを行い、さらに、ユーザーがネットワークにア
クセスしたときに、ネットワークが自動的にユーザー環
境を最善な状態で再構成し、迅速にダイナミックで生産
性が高く快適なユーザー環境を提供することができる。
【0407】尚図47における各構成要素については、
上述の各実施形態において、同様な機能を持つ構成要素
と同じ番号、記号を付し説明は省略する。
【0408】尚ローカル統合スイッチ300にはレジス
トリ及び設定テーブルからなるネットワークサービスデ
ータベース900,環境評価部901a、環境監視制御
部901bからなるユーザー環境スーパーバイザ90
1、ネットワーク環境評価部902a、ットワーク環境
監視制御部902bからなるネット環境スーパーバイザ
902を備え、ネットワークサーバ34には環境評価部
903a、環境監視制御部903bからなるユーザー環
境スーパーバイザ903、ネットワーク環境評価部90
4a、ネットワーク環境監視制御部904bからなるネ
ット環境スーパーバイザ904を備えている。
【0409】而して、本実施形態においても、実施形態
11と同様に図45,図46に示す動作を行う。
【0410】なお、住宅環境のモデリングに関しては、
設計ノウハウを広域統合サービスセンタユニット54の
ネットワークサービスサーバ34から提供することによ
って、ユーザーの知的作業空間の生産性向上、居住空間
の快適性向上、省エネルギーなど資源削減、経済性向上
などのシステムトータルの効果が得られる。 (実施形態13)本実施形態は図48に示すように広域
ネットワーク接続ホームサーバ分散型基本構成を用いた
ATM型セル統合スイッチの広域ネットワーク接続に係
るもので、宅40内の居室サービスユニット23毎に各
種サービス対象ネットワーク接続機器が接続されている
監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークをロー
カル統合スイッチ22に統合し、ローカル統合スイッチ
22が監視制御から情報通信までの統合スイッチングを
セルスイッチング方式で行い、各種サービス対象ネット
ワーク接続機器と一体になって監視制御から情報通信ま
で、宅40内の居室サービスユニット23、広域統合サ
ービスセンタユニット54の基本アーキテクチャに一貫
した論理的構成の広域ネットワーク接続のプラットホー
ムを提供することによって、監視制御ネットワーク及び
情報通信ネットワークがローカル統合スイッチ22で統
合された宅40内の居室サービスユニット23をダイナ
ミックに構成する。
【0411】尚図48における各構成要素については、
上述の各実施形態において、同様な機能を持つ構成要素
と同じ番号、記号を付し説明は省略する。
【0412】而して本実施形態では、広域統合サービス
センタユニット54のネットワークサービスサーバ34
が広域統合サービスセンタからの共通或いは個別の統合
サービスを行いながら、上記ローカル統合スイッチ22
上で宅内の居室サービスユニット23に対して分散型サ
ービスをホームサーバが行い、宅40内の居室サービス
ユニット23毎にネットワーク接続機器及びホームサー
バ29の分散型サービスをカスタマイズするので、ロー
カルに統合された環境で知的作業空間及び居住空間をユ
ーザー要求、環境変化等に対してダイナミックに迅速に
柔軟かつ容易にカスタマイズする点で、ユーザーにとっ
てさらに付加価値を高めた快適で効率の良い広域ネット
ワーク接続のユーザー環境システム及び他のパートナよ
る遠隔の付加価値サービスと合わせて一括して提供でき
る。
【0413】勿論ATM型セル統合スイッチをLAN型
セル統合スイッチに置き換えた広域ネットワーク接続の
構成例でも同様である。本実施形態のようにホームサー
バ分散型の広域ネットワーク接続により、顧客宅40内
の居室サービスユニット23のホームサーバ29及び構
内情報配線、並びに、広域統合サービスセンタユニット
54のネットワークサービスサーバ34及び構内情報配
線で、ユーザー3との間に、監視制御から情報通信まで
一貫した、VWマシン14によるオブジェクト指向の、
或いはエージェントバーチャルマシンによるエージェン
ト指向の論理的構成の統合ネットワークとしての広域の
VWプラットホームを形成し、このプラットホーム上で
監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークが統合
された宅内の居室サービスユニットをダイナミックに構
成し、上記宅内の居室サービスユニット毎にネットワー
ク接続機器及びホームサーバの分散型サービスをカスタ
マイズできる。
【0414】さらに、宅内の構内情報配線及び広域統合
サービスセンタに遠隔接続する広域情報配線の統合シス
テム上に、ユーザーとの間に、 一貫した論理的構成の統
合ネットワークとしてのVWプラットホームを形成し、
遠隔サービスをソフトウェアでカスタマイズするユーザ
ーにとって価値を高めた快適で効率の良い広域のユーザ
ー環境システム及び他のパートナよる遠隔の付加価値サ
ービスと合わせて一括して提供できる。
【0415】広域統合サービスセンタにユーザーの知的
作業空間及び居住空間を快適効率良くする設計ノウハウ
などの知識情報を顧客情報と共に蓄積して、コンポーネ
ントで容易に構築、設定変更でき、広域統合サービスセ
ンタに他のパートナよる各種サービス提供も付加でき
る。
【0416】これらの上記広域統合サービスセンタに蓄
積された設計ノウハウなどの知識情報をVWコンポーネ
ントとして作用させ、居室サービスユニット23毎にユ
ーザー要求、環境変化等に対してダイナミックに適応し
てカスタマイズするので、知的作業空間及び居住空間を
宅内の居室サービスユニット23単位に共通のプラット
ホームに統合し、このプラットホームの上で、VWコン
ポーネントを作用させ、ユーザー要求、環境変化等に対
してダイナミックに適応してカスタマイズすることによ
り、快適で効率の良いユーザー環境システムを提供す
る。
【0417】すなわち、このプラットホームの上で、広
域統合サービスセンタのネットワークサービスサーバ3
7を通して、広域統合サービスセンタからの共通或いは
宅内40への個別の統合サービスを行いながら、居室サ
ービスユニット23毎に知的作業空間及び居住空間を顧
客の変化する要望に対してもダイナミックに迅速にカス
タマイズする点で、ユーザーにとって価値を高めた快適
で効率の良い広域ネットワーク接続のユーザー環境シス
テム及び他のパートナよる遠隔の付加価値サービスと合
わせて一括して提供できる。
【0418】
【発明の効果】請求項1の発明は、照明、空調、電路、
防災などの監視制御対象機器により構築される監視制御
ネットワーク及びパソコン、テレビ、マルチメディア機
器などの情報関連機器で構築される情報通信ネットワー
クを統合するシステム上に、これらのネットワークユー
ザーとの間に一貫した論理的構成の配線統合ネットワー
クとしてのVWのプラットホームを形成し、このプラッ
トホームの上で、建築設備/生産設備及び通信設備/情
報処理設備の各サービスに対して、ユーザー要求、環境
変化等に対応する一括管理及び監視制御のカスタマイズ
を行うユーザークラス毎のVWコンポーネントを作用さ
せることにより、監視制御ネットワーク及び情報通信ネ
ットワークが統合された居室サービスユニットをダイナ
ミックに構成して、建築設備/生産設備及び通信設備/
情報処理設備のバーチャルグループ毎のサービス機能が
ユーザーの居住空間の単位となる上記ユーザークラス毎
にVWサービスに融合することによりユーザー要求、環
境変化に対して適応させたので、ユーザークラス毎の知
的作業空間及び居住空間を提供する居室サービスユニッ
トをダイナミックに構成し、ユーザー要求、環境変化等
に対してダイナミックに適応させて上記ネットワークサ
ービスをユーザークラス毎にダイナミックにカスタマイ
ズでき、そのためユーザーにとって快適さ、効率の良さ
の面でサービスが充実する価値が高いユーザー環境シス
テムを提供できるという効果がある。各ユーザーが複数
のユーザークラスを所有することによって、ユーザーが
利用する複数の居住環境或いは居室サービスユニットに
選択肢を与え、多目的なバーチャルユーザー環境サービ
スを提供でき、ユーザー環境システムの価値を高めるこ
とができるという効果がある。
【0419】請求項2の発明は、照明、空調、電路、防
災などの監視制御対象機器により構築される監視制御ネ
ットワーク及びパソコン、テレビ、マルチメディア機器
などの情報関連機器で構築される情報通信ネットワーク
を統合するシステム上に、各ネットワーク接続機器にV
Wマシンを組み込むことによって、これらのネットワー
クユーザーとの間に一貫した論理的構成の配線統合ネッ
トワークとしてのオブジェクト指向の論理的構成のVW
プラットホームを形成し、このプラットホームの上で、
ユーザークラス毎のオブジェクト指向のVWコンポーネ
ントを作用させ、建築設備/生産設備及び通信設備/情
報処理設備のバーチャルグループ毎のサービス機能がユ
ーザーの居住空間の単位となる上記ユーザークラス毎に
VWサービスにオブジェクト指向で融合することにより
ユーザー要求、環境変化に対して適応させたので、 監
視制御から情報通信まで、居室サービスユニット、幹線
サービスユニット、統合サービスセンタユニットの基本
アーキテクチャに一貫した論理的構成のプラットホーム
を提供することによって、ユーザー要求、環境変化等に
対して監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワーク
が統合された居室サービスユニットをダイナミックに構
成し、且つ上記居室サービスユニット毎にネットワーク
接続機器及びホームサーバの分散型サービスをダイナミ
ックにカスタマイズする分散型サービスを行うので、知
的作業空間及び居住空間を顧客の変化する要望、環境変
化等に対してもダイナミックに迅速にカスタマイズする
ので、ユーザーが居室サービスユニットを生産性の高い
快適な環境にダイナミックにカスタマイズすることがで
きるVWサービスを提供することができるという効果が
ある。
【0420】請求項3の発明は、照明、空調、電路、防
災などの監視制御対象機器により構築される監視制御ネ
ットワーク及びパソコン、テレビ、マルチメディア機器
などの情報関連機器で構築される情報通信ネットワーク
を統合するシステム上に、各ネットワーク接続機器にエ
ージェントバーチャルマシンを組み込むことによって、
各ネットユーザーとの間に、一貫した論理的構成の配線
統合ネットワークとしてのエージェント指向のVWプラ
ットホームを形成し、このプラットホームの上で、ユー
ザークラス毎のエージェント指向のVWコンポーネント
を作用させ、建築設備/生産設備及び通信設備/情報処
理設備のバーチャルグループ毎のサービス機能がユーザ
ーの居住空間の単位となる上記ユーザークラス毎にVW
サービスにエージェント指向で融合することによりユー
ザー要求、環境変化に対して適応させたので、ユーザー
が居室サービスユニットを生産性の高い快適な環境にダ
イナミックにカスタマイズすることができるVWサービ
スを提供することができるという効果がある。
【0421】請求項4の発明は、照明、空調、電路、防
災などの監視制御対象機器により構築される監視制御ネ
ットワーク及びパソコン、テレビ、マルチメディア機器
などの情報関連機器で構築される情報通信ネットワーク
が副集線接続機器に接続されて統合ネットワークを構成
し、上記統合ネットワークに各種サービス対象ネットワ
ーク接続機器が接続され、ホームサーバが副集線接続機
器に接続され、上記副集線接続機器を束ね主集線接続機
器にバックボーン情報配線によって接続され、主集線接
続機器に統合サービスセンタのネットワークサービスサ
ーバが接続されることによって居室サービスユニット、
幹線サービスユニット、統合サービスセンタユニットの
基本アーキテクチャを構成するとともに、ホームサーバ
が居室サービスユニット毎の分散型サービスを行い、ネ
ットワークサービスサーバが中央からの共通或いは個別
の統合サービスを行う様に、各種サービス対象ネットワ
ーク接続機器と一体になって監視制御から情報通信まで
一貫した論理的構成のVWのプラットホームを形成し、
該プラットホームを形成することにより、ユーザー要
求、環境変化に対して監視制御ネットワーク及び情報通
信ネットワークが統合されて居室サービスユニットを構
成するとともに、該居室サービスユニット毎にネットワ
ーク接続機器及びホームサーバの分散型サービスをカス
タマイズするので、ローカルに統合された環境で、ユー
ザーの変化する要望、環境変化に対しても、知的作業空
間及び居住空間を迅速にダイナミックにカスタマイズで
き、ユーザーにとって価値を高めた快適で効率の良いユ
ーザー環境を提供できるという効果がある。
【0422】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、上記監視制御ネットワーク及び上記情報通信ネット
ワークをローカル統合スイッチに統合し、上記ローカル
統合スイッチ及びホームサーバが副集線接続機器に含ま
れる様に構成して、上記ローカル統合スイッチが監視制
御から情報通信までの統合スイッチングを行い、上記ロ
ーカル統合スイッチ上でホームサーバが居室サービスユ
ニット毎の分散型サービスを行い、ネットワークサービ
スサーバが中央からの共通或いは個別の統合サービスを
行う様に、各種サービス対象ネットワーク接続機器と一
体になって監視制御から情報通信まで一貫した論理的構
成のバーチャルリングのプラットホームを形成したの
で、請求項4の発明の効果が得られる。
【0423】請求項6の発明は、照明、空調、電路、防
災などの監視制御対象機器により構築される監視制御ネ
ットワークからパソコン、テレビ、マルチメディア機器
などの情報関連機器の情報通信ネットワークまで統合さ
れた構内情報配線を構成し、さらに、上記構内情報配線
を広域統合サービスセンタに遠隔接続して広域情報配線
を構成し、この構内情報配線及び広域情報配線の統合シ
ステム上に、ユーザーとの間に、 一貫した論理的構成の
統合ネットワークとしてのVWのプラットホームを形成
し、このプラットホームの上でVWを作用させることに
よりユーザー要求、環境変化に対して適応させたので、
知的作業空間及び居住空間を宅内の居室サービスユニッ
ト単位に共通のプラットホームに統合し、上記広域統合
サービスセンタに蓄積されたコンポーネントで容易に構
築、設定変更でき、その結果遠隔サービスをソフトウェ
アでカスタマイズするユーザーにとって価値を高めた快
適で効率の良い広域のユーザー環境システム及び他のパ
ートナによる遠隔の付加価値サービスと合わせて一括し
て提供できるという効果がある。
【0424】請求項7の発明は、照明、空調、電路、防
災などの監視制御対象機器により構築される監視制御ネ
ットワークからパソコン、テレビ、マルチメディア機器
などの情報関連機器の情報通信ネットワークまで統合さ
れた構内情報配線を構成し、さらに、上記構内情報配線
を広域統合サービスセンタに遠隔接続して広域情報配線
を構成し、この構内情報配線及び広域情報配線の統合シ
ステム上に、ネットワークユーザーとの間に、一貫した
論理的構成の統合ネットワークとしてのVWのプラット
ホームを形成するとともに、該プラットホームの上で、
各ネットワーク接続機器にVWマシンを組み込むことに
よって、VWマシンによるオブジェクト指向の論理的構
成のプラットホームを形成したので、知的作業空間及び
居住空間を宅内の居室サービスユニット単位に共通のプ
ラットホームに統合し、上記広域統合サービスセンタに
蓄積されたコンポーネントで容易に構築、設定変更で
き、その結果遠隔サービスをソフトウェアでカスタマイ
ズするユーザーにとって価値を高めた快適で効率の良い
広域のユーザー環境システム及び他のパートナによる遠
隔の付加価値サービスと合わせて一括して提供できると
いう効果がある。
【0425】請求項8の発明は、照明、空調、電路、防
災などの監視制御対象機器により構築される監視制御ネ
ットワークからパソコン、テレビ、マルチメディア機器
などの情報関連機器の情報通信ネットワークまで統合さ
れた構内情報配線を構成し、さらに、上記構内情報配線
を広域統合サービスセンタに遠隔接続して広域情報配線
を構成し、この構内情報配線及び広域情報配線の統合シ
ステム上に、ネットワークユーザーとの間に、 一貫した
論理的構成の統合ネットワークとしてのVWのプラット
ホームを形成するとともに、該プラットホームの上で、
各ネットワーク接続機器にエージェントバーチャルマシ
ンを組み込むことによって、エージェントバーチャルマ
シンによるエージェント指向の論理的構成のプラットホ
ームを形成し、エージェント指向のバーチャルワイヤリ
ングコンポーネントを作用させるることによりユーザー
要求、環境変化に適応させたので、知的作業空間及び居
住空間を宅内の居室サービスユニット単位に共通のプラ
ットホームに統合し、上記広域統合サービスセンタに蓄
積されたコンポーネントで容易に構築、設定変更でき、
その結果遠隔サービスをソフトウェアでカスタマイズす
るユーザーにとって価値を高めた快適で効率の良い広域
のユーザー環境システム及び他のパートナによる遠隔の
付加価値サービスと合わせて一括して提供できるという
効果がある。
【0426】請求項9の発明は、宅内の照明、空調、電
路、防災などの監視制御対象機器の監視制御ネットワー
ク及びパソコン、テレビ、マルチメディア機器などの情
報関連機器の情報通信ネットワークで構内統合ネットワ
ークを構成し、宅内の居室サービスユニット毎に上記監
視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークに接続さ
れる各種サービス対象ネットワーク接続機器、上記宅内
の居室サービスユニットに対して分散型サービスを行う
ホームサーバを接続する宅内集線接続機器、上記宅内集
線接続機器を束ねWAN経由で広域統合サービスセンタ
ユニットの主集線接続機器に接続し、監視制御から情報
通信まで、宅内の居室サービスユニット、広域統合サー
ビスセンタユニットの基本アーキテクチャに一貫した論
理的構成の広域ネットワーク接続のプラットホームを形
成することによって、監視制御ネットワーク及び情報通
信ネットワークが統合された宅内の居室サービスユニッ
トを構成し、広域統合サービスセンタのネットワークサ
ービスサーバを通して、広域統合サービスセンタからの
共通或いは宅内への個別の統合サービスを行いながら、
且つユーザー要求、環境変化に対して上記宅内の居室サ
ービスユニット毎にネットワーク接続機器及びホームサ
ーバの分散型サービスをカスタマイズして成るので、知
的作業空間及び居住空間を顧客の変化する要望に対して
もダイナミックに迅速にカスタマイズする点で、ユーザ
ーにとって価値を高め,快適で効率の良い広域ネットワ
ーク接続のユーザー環境システム及び他のパートナよる
遠隔の付加価値サービスと合わせて一括して提供できる
という効果がある。
【0427】請求項10の発明は、宅内の監視制御の対
象となる各種入出力機器、及びパソコン等の各種ユーザ
ー機器からなる各種サービス対象ネットワーク接続機
器、並びにこれらサービス対象ネットワーク接続機器を
接続する監視制御ネットワークから情報通信ネットワー
クまで統合された構内情報配線システムを宅内の居室サ
ービスユニット毎に設け、宅内の居室サービスユニット
毎に各種サービス対象ネットワーク接続機器が接続され
ている上記監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワ
ークをローカル統合スイッチに統合し、上記ローカル統
合スイッチ上で宅内の居室サービスユニットに対して分
散型サービスをホームサーバが行い、上記ローカル統合
スイッチ、ホームサーバ及び広域ネットワーク接続の為
のセキュリティルータを宅内集線接続機器に含み、広域
統合サービスセンタの主集線接続機器にセキュリティル
ータ、センタ統合スイッチを含み、広域統合サービスセ
ンタのネットワークサービスサーバ及び広域統合ネット
ワークの運用管理を行うVW統合管理を上記センタ統合
スイッチに接続し、上記宅内集線接続機器を上記広域統
合サービスセンタの主集線接続機器にWANによる遠隔
接続を行って広域情報配線を構成し、上記宅内のホーム
サーバを、広域統合サービスセンタからの共通或いは個
別の統合サービスを行う統合サービスセンタのネットワ
ークサービスサーバに広域ネットワーク接続する様に構
成して、監視制御から情報通信まで、宅内の居室サービ
スユニット、広域統合サービスセンタユニットの基本ア
ーキテクチャに一貫した論理的構成の広域ネットワーク
接続のプラットホームを形成し、該プラットホームによ
り監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークがロ
ーカル統合スイッチで統合された宅内の居室サービスユ
ニットを構成して、広域統合サービスセンタのネットワ
ークサービスサーバが広域統合サービスセンタからの共
通或いは個別の統合サービスを行い、且つユーザー要
求、環境変化等に対して、上記居室サービスユニット毎
にネットワーク接続機器及びホームサーバの分散型サー
ビスをカスタマイズして成るので、知的作業空間及び居
住空間を顧客の変化する要望に対してもダイナミックに
迅速にカスタマイズする点で、ユーザーにとって価値を
高め,快適で効率の良い広域ネットワーク接続のユーザ
ー環境システム及び他のパートナよる遠隔の付加価値サ
ービスと合わせて一括して提供できるという効果があ
る。
【0428】請求項11の発明は、請求項1又は4の発
明において、居室サービスユニット、幹線サービスユニ
ット、統合サービスセンタユニットの基本アーキテクチ
ャに一貫した論理的構成の構内情報配線を構成し、上記
監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークに接続
される各種ネットワーク接続機器、並びに上記居室サー
ビスユニットに対して分散型サービスを行うホームサー
バ副集線接続機器、上記ホームサーバ副集線接続機器を
束ね主集線接続機器に接続するバックボーン情報配線、
及び共通の統合管理サービスを行う統合サービスセンタ
のネットワークサービスサーバに組み込まれたVWマシ
ンによるオブジェクト指向のコンポーネントを作用さ
せ、或いはエージェントバーチャルマシンによるエージ
ェント指向のコンポーネントを作用させる監視制御から
情報通信まで一貫した論理的構成のプラットホームを形
成することにより、ユーザー要求、環境変化等に対して
監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークが統合
された居室サービスユニットを構成したので、ネットワ
ークサービスサーバ、及びホームサーバがセンサバスか
らマルチメディアネットワークに至るまでの幅広い配線
統合ネットワークに対するVWサービスによるユーザー
の快適性、生産性向上の価値を高めるカスタマイズとシ
ステムの効率向上及び管理ポリシーによる統合の機能を
分散することができ、且つ上記居室サービスユニット毎
にネットワーク接続機器及びホームサーバの分散型サー
ビスをダイナミックにカスタマイズする分散型サービス
を行うことができるので、知的作業空間及び居住空間を
居室サービスユニット単位に共通のプラットホームに統
合し、顧客の変化する要望、環境変化等に対しても必要
なユーザー環境の構築・サービスをエージェントの自律
機能、協調機能によって、人に代わりエージェントが対
話しながら設定変更でき、そのためユーザー及び環境変
化に適応して複雑で競合する資源配分、パラメータをダ
イナミックに自動的に調整して、ユーザー環境を迅速に
カスタマイズする点で、ユーザーにとって価値を高めた
快適で効率の良いユーザー環境システムを提供できると
いう効果があり、更にユーザーシステムとシステムとの
間にオブジェクト指向或いはエージェントが介在するこ
とによって、人からシステムの煩雑なパラメータ及び機
能が隠蔽され、ユーザー要求、環境変化に合わせて必要
なユーザー環境の構築・サービスを、オブジェクト指向
或いはエージェント指向のソフトウェアによりユーザー
の言葉による簡単な命令で容易に構築、設定変更のカス
タマイズができ、ユーザー支援能力がシステムに付加さ
れる分だけ価値が一層高まるユーザー環境システムを提
供できるという効果がある。
【0429】請求項12の発明は、請求項1又は4の発
明において、ユーザー要求、環境変化に対して監視制御
ネットワーク及び情報通信ネットワークが統合された居
室サービスユニットを構成して、居室サービスユニット
でネットワークユーザーによる運用管理及び環境カスタ
マイズをサポートしながら、統合サービスセンタで共通
の統合管理サービスを行う様にカスタマイズと統合の機
能を分散し、環境モデリングに基づいてユーザー環境及
びネットワーク環境の知識モデルを学習することによ
り、ユーザーニーズに応じたシステム設計、統合監視制
御、運用保守サービスの知識を提供してユーザー環境シ
ステムをカスタマイズするので、また請求項13の発明
は、請求項1又は4の発明において、ホームサーバ分散
型ネットワーク接続により、ユーザー要求、環境変化に
対して監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワーク
が統合された居室サービスユニットを構成して、居室サ
ービスユニットのホームサーバでユーザーによる運用管
理及び環境カスタマイズをサポートしながら、統合サー
ビスセンタのネットワークサービスサーバで共通の統合
管理サービスを行う様にカスタマイズと統合の機能を分
散し、さらに、ホームサーバ或いはネットワークサービ
スサーバに於いて、環境モデリングに基づいてユーザー
環境及びネットワーク環境の知識モデルを学習すること
により、ユーザーニーズに応じたシステム設計、統合監
視制御、運用保守サービスの知識を提供してユーザー環
境システムをカスタマイズするので、ネットワークの知
識学習処理によって、ネットワーク内にユーザー環境及
びネットワーク環境の知識モデルを生成、共有、学習し
て、これらの知識モデルによって、ユーザーのアクセス
状態に応じてネットワーク管理者及びユーザーの要件を
満たし、環境変化に適応してダイナミックかつ迅速にネ
ットワーク環境を構成することができ、さらには、自律
的でインテリジェントなエージェントが協調するシステ
ムにおいて、ネットワークの知識学習処理が、エージェ
ントによるネットワーク構成の結果を学習してユーザー
環境及びネットワーク環境の知識モデルを生成、共有、
学習して、これらの知識モデルによって、ネットワーク
がユーザーのアクセス状態に応じて、迅速にダイナミッ
クで生産性が高く快適なユーザー環境を提供することも
可能であるという効果がある。
【0430】請求項14の発明は、請求項6の発明にお
いて、ホームサーバ分散型の広域ネットワーク接続によ
り、居室サービスユニットのホームサーバ及び構内情報
配線、並びに広域統合サービスセンタのネットワークサ
ービスサーバ及び構内情報配線で、ネットワークユーザ
ーとの間に、監視制御から情報通信まで一貫したVWマ
シンによるオブジェクト指向、或いはエージェントバー
チャルマシンによるエージェント指向の論理的構成の統
合ネットワークとしてのVWのプラットホームを形成す
るとともに該プラットホーム上で監視制御ネットワーク
及び情報通信ネットワークが統合された宅内の居室サー
ビスユニットを構成し、上記プラットホーム上で、VW
コンポーネントを作用させ、ユーザー要求、環境変化に
対して適応させたので、遠隔サービスをソフトウェアで
カスタマイズするユーザーにとって価値を高めた快適で
効率の良い広域のユーザー環境システム及び他のパート
ナよる遠隔の付加価値サービスと合わせて一括して提供
でき、しかも広域統合サービスセンタにユーザーの知的
作業空間及び居住空間を快適効率良くする設計ノウハウ
などの知識情報を顧客情報と共に蓄積して、コンポーネ
ントで容易に構築、設定変更でき、広域統合サービスセ
ンタに他のパートナよる各種サービス提供も付加でき、
特に広域統合サービスセンタのネットワークサービスサ
ーバを通して、広域統合サービスセンタからの共通或い
は宅内への個別の統合サービスを行いながら、居室サー
ビスユニット毎に知的作業空間及び居住空間を顧客の変
化する要望に対してもダイナミックに迅速にカスタマイ
ズすることができるという効果がある。
【0431】請求項15の発明は、請求項6の発明にお
いて、広域ネットワーク接続ホームサーバ分散型構成に
より、顧客の宅内居室サービスユニットのホームサーバ
で顧客に合わせた運用管理及び環境カスタマイズをサポ
ートしながら、広域統合サービスセンタのネットワーク
サービスサーバで、ユーザー環境及びネットワーク環境
の知識モデルを含む環境モデリング、環境設計の知識に
基づいて、ニーズに応じたシステム設計、知識の提供、
遠隔の統合監視制御、運用保守サービスを行うように、
ホームサーバ分散型VW広域統合管理によってカスタマ
イズと統合の機能を分散するので、ネットワーク内部の
状態を含めたユーザー環境のセットアップ情報を、ネッ
トワークが知識モデルとして生成、共有、学習して保有
して、ユーザーのニーズに応じたシステム設計、知識の
提供、遠隔の統合監視制御、運用保守サービスを行い、
さらに、ユーザーがネットワークにアクセスしたとき
に、ネットワークが自動的にユーザー環境を最善な状態
で再構成し、迅速にダイナミックで生産性が高く,快適
なユーザー環境を提供することができるという効果があ
る。
【0432】請求項16の発明は、情報通信配線、監視
制御配線、電力配線等の各種配線メディア上に接続され
る端末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合集線
盤に上記のVW機能デバイスを内蔵するVWマシン或い
はエージェント機能デバイスを内蔵するエージェントバ
ーチャルマシンが組込まれ、情報通信配線、監視制御配
線、電力配線を通して一貫した論理的構成の配線統合ネ
ットワークとしてのVWのプラットホームを形成し、上
記集線接続機器に種々の配線メディア上のデジタル情報
パケットを、単一のクロックソースから分配されるタイ
ミング信号によって制御される交換する同期型統合セル
スイッチを組み込むことによって、情報通信及び監視制
御の各種デマンドに対応するQoS或いはCoSサービ
スクラスを提供し、上記のプラットホームの上に、上記
のVWのオブジェクト或いはバーチャルワイヤリグのエ
ージェントを含むVWのコンポーネント作用させて、ユ
ーザー環境をカスタマイズするので、リアルタイム性を
重視するセンサバスから、同期信号を扱うマルチメディ
アネットワークに至るまでの幅広い配線統合ネットワー
クに対するVWサービスを提供することができるという
効果がある。
【0433】請求項17の発明は、情報通信配線、監視
制御配線、電力配線等の各種配線メディア上に接続され
る端末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合集線
盤から配線統合ネットワークが構成され、監視制御配線
及び情報通信配線をローカル統合スイッチに接続して配
線を統合し、監視制御から情報通信まで、居室サービス
ユニット、幹線サービスユニット、統合サービスセンタ
ユニットの基本アーキテクチャに一貫した論理的構成の
プラットホームを形成し、該プラットホームによりユー
ザー要求、環境変化に対して監視制御ネットワーク及び
情報通信ネットワークが統合された居室サービスユニッ
トを構成し、上記プラットホームの上でセンサバスから
マルチメディアネットワークに至るまでの幅広い配線統
合ネットワークに対するVWサービスに必要な端末機
器、監視制御機器及び集線接続機器を統合する形で、配
線ネットワークの資源及び利用状態を、ーザーに合わせ
てカスタマイズした条件で各ネットワークの種類、層
別、領域別のVW統合管理を行うので、配線計画、配線
設計の各支援システムと統合され、計画段階に作成され
た統合データベースを、設計、運用、保守の各段階と一
貫して共用できるという効果がある。
【0434】請求項18の発明は、情報通信配線、監視
制御配線、電力配線等の各種配線メディア上に接続され
る端末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合集線
盤にVW機能デバイスを内蔵するVWマシン或いはエー
ジェント機能デバイスを内蔵するエージェントバーチャ
ルマシンが組込まれることによって形成されるVWのプ
ラットホームの上で、センサバスからマルチメディアネ
ットワークに至るまでの幅広い配線統合ネットワークに
対するVWサービスを提供し、配線統合ネットワークに
対する利用状態の層別、領域別のVW管理を行うので、
端末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合集線盤
などの各種配線デバイスに組み込まれたVWマシン及び
エージェントバーチャルマシンとVWオブジェクト及び
VWエージェントのVWコンポーネントを使って情報交
換を行い、中央のVW統合管理センタのスーパーバイザ
VWエージェントとしてポリシーベースの管理の統制、
検針/課金、通知等をサポートする一方で、同様に各種
デバイスのVWコンポーネントを利用して、共有資源の
適切な居室サービスユニットヘの配分、負荷分散、カス
タマイズ機能の分散を行い、ユーザー及び環境変化に適
応して自律的にダイナミックにカスタマイズするユーザ
ー環境を提供する条件で、配線ネットワークの資源及び
利用状態をカスタマイズしされた各 ネットワークの種
類、層別、領域別のVW統合管理及び端末機器、監視制
御機器及び集線接続機器を組み合わせて利用するユーザ
ーに快適で効率の良い居住環境を提供する。
【0435】請求項19の発明は、請求項1、4、6、
9の何れかの発明において、情報通信配線、監視制御配
線、電力配線等の各種の配線メディア上に接続される端
末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合集線盤に
VW機能デバイスを内蔵するVWマシン或いはエージェ
ント機能デバイスを内蔵するエージェントバーチャルマ
シンが組込まれることによって形成されるVWのプラッ
トホーム上で、ネットワークサービスサーバ、及びホー
ムサーバがセンサバスからマルチメディアネットワーク
に至るまでの幅広い配線統合ネットワークに対するVW
サービスを、カスタマイズと統合の機能を分散し居室サ
ービスユニット単位で提供するともに、ホームサーバ
が、中央のVW統合管理センタのネットワーク管理エー
ジェントとしてポリシーベースの管理の統制、検針/課
金、通知をサポートして、配線統合ネットワークの資源
及び利用状態をユーザーに合わせてカスタマイズした各
ネットワークの種類、層別、領域別のVW統合管理を行
うので、居室サービスユニット単位の知的作業空間及び
居住空間として、端末機器、監視制御機器及び集線接続
機器を組み合わせて利用するVWサービスによる快適な
居住環境をユーザーに提供すると共に効率よく運用維持
管理することができるという効果がある。
【0436】請求項20の発明は、情報通信配線、監視
制御配線、電力配線等の各種配線メディア上に接続され
る端末機器、監視制御機器、集線接続機器及び統合集線
盤にVW機能デバイスを内蔵するVWマシン或いはエー
ジェント機能デバイスを内蔵するエージェントバーチャ
ルマシンが組込まれることによって形成されるVWのプ
ラットホーム上で、広域統合サービスセンタユニットの
ネットワークサービスサーバ、及び宅内居室サービスユ
ニットのホームサーバがセンサバスからマルチメディア
ネットワークに至るまでの広域ネットワーク接続の配線
統合ネットワークに対するVWサービスを、カスタマイ
ズと統合の機能を分散して宅内居室サービスユニット単
位で提供するとともに、ホームサーバが、広域統合サー
ビスセンタユニットのVW統合管理センタのネットワー
ク管理エージェントとしてポリシーベースの管理の統
制、検針/課金、通知をサポートして、配線統合ネット
ワークの資源及び利用状態をユーザーに合わせてカスタ
マイズした各ネットワークの種類、層別、領域別のVW
広域の遠隔統合管理を行うので、宅内居室サービスユニ
ット単位の知的作業空間及び居住空間として、端末機
器、監視制御機器及び集線接続機器を組み合わせて利用
するVWサービスによる快適な居住環境をユーザーに提
供すると共に効率よく運用維持管理することができると
いう効果がある。
【0437】請求項21の発明は、監視制御配線、電力
配線の種々の配線メディア上に接続される端末機器、監
視制御機器、集線接続機器及び統合集線盤に上記のVW
機能デバイスを内蔵するVWマシン或いはエージェント
機能デバイスを内蔵するエージェントバーチャルマシン
が組込まれることによって形成されるVWプラットホー
ム上で統合されるモジュラ型居室コンポーネントを形成
することにより、マスカスタマイゼーションされたVW
サービスを提供する居室サービスユニットを構成するの
で、モジュラ型居室コンポーネントを顧客の注文に会わ
せて組み立てて居室サービスユニットを構成するように
したので、こモジュラ型居室コンポーネントに、オブジ
ェクト指向のVWオブジェクトをダイナミックにカスタ
マイズすることによって、或いはエージェントバーチャ
ルマシン上にエージェント指向のVWエージェントを作
用させて、ユーザー及び環境変化に適応して自律的にユ
ーザー環境をカスタマイズできるセンサバスからマルチ
メディアネットワークに至るまでの幅広いVWサービス
が、個々の多様なユーザーの要件に対してマスカスタマ
イゼーションされたVWシステムとしてユーザーに快適
で効率の良い居住環境を提供することができるという効
果がある。
【0438】請求項22の発明は、建築設備/生産設備
のセンサー、アクチュエータ等の入出力機器により構築
される監視制御ネットワークの監視制御パケットをAT
Mセルで構成し、上記監視制御ネットワークの入出力機
器のアドレスをATMスイッチのチャネル識別子VPI
/VCIで構成することによってATMの仮想チャンネ
ルを専用回線として個々の入出力機器に割当て、監視制
御ネットワークの入出力機器に関するシグナリングを行
わないで、データをATMレイヤーで直接受け渡して、
監視制御ネットワークの監視制御パケット以外のAAL
レイヤー経由でアクセスする通信設備/情報処理設備の
情報通信のような他のプロトコルデータユニットと統合
したセルスイッチングを行い、監視制御ネットワークが
ATMセル多重化のバス型配線でブランチ可能にするA
TM方式の配線システムを構築し、シグナリングを行わ
ないで、データをATMレイヤーで直接受け渡す監視制
御ネットワークの入出力機器のアドレスに割り当てられ
るATMの仮想チャネル及びAALレイヤー経由でアク
セスする他のプロトコルデータユニットのアドレスに割
り当てられるATMの仮想チャネルをメンバーとするサ
ービスクラス毎にバーチャルグループに統合するととも
に、居住空間の単位となるユーザークラス毎に建築設備
/生産設備及び通信設備/情報処理設備のバーチャルグ
ループ毎のサービス機能をバーチャルグループユーザー
環境ユニットに統合して、ユーザー要求、環境変化に対
して監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークが
統合された居室サービスユニットを構成したので、ユー
ザー要求、環境変化等に対して監視制御ネットワーク及
び情報通信ネットワークが統合されたユーザークラス毎
の居室サービスユニットをダイナミックに構成して、バ
ーチャルサービスが融合されカスタマイズされたバーチ
ャルユーザー環境サービスが提供できるという効果があ
る。
【0439】請求項23の発明は、LANスイッチング
方式の配線システムに於いて、LANスイッチのポート
間の接続ルートを擬似的な仮想コネクションとして設定
するとともに、ルックアップテーブルによりパス識別子
でラベル化して表し、建築設備/生産設備のセンサー、
アクチュエータ等の入出力機器の監視制御ネットワーク
の監視制御パケットをLANフレーム或いはLANフレ
ームを分割したマイクロパケット或いはセルで構成し、
監視制御ネットワークの入出力機器のアドレスを上記の
パス識別子で構成し、監視制御ネットワークのマイクロ
パケット以外のデータリンクレイヤー経由でアクセスす
る通信設備/情報処理設備の情報通信のような他のプロ
トコルデータユニットと統合したLANスイッチングを
行い、監視制御ネットワークがLANフレーム或いはマ
イクロパケット多重化のバス型配線でブランチ可能にす
るLANスイッチング方式の配線システムを構築し、伝
送路符号化に対して復号化されたLANフレームを監視
制御ネットワークの入出力機器に関するデータリンクレ
イヤのアクセス制御を行わないで、データをセルのまま
で直接受け渡し、監視制御ネットワークの入出力機器の
アドレスに割り当てられるLANスイッチの仮想コネク
ション及びデータリンクレイヤー経由でアクセスする他
のプロトコルデータユニットのアドレスに割り当てられ
るLANスイッチの仮想コネクションをメンバーとする
サービスクラス毎にバーチャルグループに統合するとと
もに、居住空間の単位となるユーザークラス毎に建築設
備/生産設備及び通信設備/情報処理設備のバーチャル
グループ毎のサービス機能をバーチャルグループユーザ
ー環境ユニットに統合して、ユーザー要求、環境変化等
に対して監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワー
クが統合された居室サービスユニットを構成したので、
ユーザー要求、環境変化等に対して監視制御ネットワー
ク及び情報通信ネットワークが統合されたユーザークラ
ス毎の居室サービスユニットをダイナミックに構成し
て、バーチャルサービスが融合されカスタマイズされた
バーチャルユーザー環境サービスを提供できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の概念的な基本構成図であ
る。
【図2】同上のユーザー環境システムのイメージ図であ
る。
【図3】本発明の実施形態3の概念的な基本構成図であ
る。
【図4】本発明の実施形態4の構成図である。
【図5】同上で用いる1セルで1パケットを構成するA
TMセルの伝送フレームの説明図である。
【図6】同上で用いる監視制御ネットワーク用のセル伝
送の基本フォーマットの説明図である。
【図7】同上の一般のプロトコルデータユニット(PU
D)のセル伝送の説明図である。
【図8】同上で用いるATMスイッチ上での一般のプロ
トコルデータユニット(PUD)及び監視制御ネットワ
ークの伝送フレームのセル多重伝送の説明図である。
【図9】同上で用いる複数のセルで1パケットを構成す
る監視制御ネットワークの伝送フレームの説明図であ
る。
【図10】同上で用いる音声・映像のように一定間隔で
送信されるデータに対応する説明図である。
【図11】同上で用いる各種のテーブルの構成説明図で
ある。
【図12】同上の各種エージェントの基本動作モデルの
模式図である。
【図13】同上に用いるルックアップテーブルの構成説
明図である。
【図14】同上におけるVWサービスエージェントを用
いた動作説明図である。
【図15】同上のVWグループとユーザー環境との関係
説明図である。
【図16】同上の管理ポリシー設定テーブルの構成説明
図である。
【図17】同上ののトラヒック及びサービスクラスの種
類説明図である。
【図18】ATM−UNIセルフォーマットの説明図で
ある。
【図19】本発明の実施形態5の構成図である。
【図20】同上で用いる1セルで1パケットを構成する
マイクロパケットのセルの伝送フレームの説明図であ
る。
【図21】同上の監視制御用ネットワーク用野マイクロ
パケット型セル伝送基本フォーマットの説明図である。
【図22】同上の一般のプロトコルデータユニット(P
UD)のセル伝送の説明図である。
【図23】同上で用いるマイクロパケット型スイッチ上
での一般のプロトコルデータユニット(PUD)及び監
視制御ネットワークの伝送フレームのセル多重伝送の一
定間隔のタイムスロットに同期したマイクロパケットセ
ルの説明図である。
【図24】同上の複数のセルで1パケットを構成する監
視制御ネットワークの伝送フレームのセル伝送の説明図
である。
【図25】同上のマイクロパケット型セルスイッチのル
ックアップテーブル構成図である。
【図26】同上で用いる音声・映像のように一定間隔の
タイムスロットで送信されるデータに対応する説明図で
ある。
【図27】同上のトラヒッククラス及びサービスクラス
の種類の説明図である。
【図28】ATM−UNIセルフォーマット及びマイク
ロパケット型セルスイッチ用のセルフォーマット説明図
である。
【図29】本発明の実施形態6の構成図である。
【図30】同上のVWサービスの位置付け説明図であ
る。
【図31】同上の設置状態を示す模式図である。
【図32】同上のVWサービスエージェントを用いた動
作説明図である。
【図33】本発明の実施形態7の構成図である。
【図34】本発明の実施形態8の構成図である。
【図35】同上の主要部の構成図である。
【図36】同上のネットワーク知識学習処理の動作説明
図である。
【図37】同上のコネクションルックアップテーブルの
構成説明図である。
【図38】同上の各種テーブルの構成説明図である。
【図39】同上のトラヒック及びサービスクラスの種類
説明図である。
【図40】同上の管理ポリシー設定テーブルの構成説明
図である。
【図41】同上のVWグループとユーザー環境との関係
説明図である。
【図42】本発明の実施形態9の基本構成図である。
【図43】本発明の実施形態10の基本構成図である。
【図44】本発明の実施形態11の構成図である。
【図45】同上のVWサービスエージェントを用いた動
作説明図である。
【図46】同上のVWグループとユーザー環境との関係
説明図である。
【図47】本発明の実施形態12の構成図である。
【図48】本発明の実施形態13の構成図である。
【符号の説明】
1 監視制御ネットワーク 2 情報通信ネットワーク 3 ユーザー 4 VWプラットホーム 5 VWコンポーネント 8 監視制御端末機器 9 情報通信端末機器 10 カスタマイズ 11 スイッチ 12 ユーザーインターフェース 13 快適環境 14 VWマシン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 3/00 H04L 11/20 D // H04L 12/40 11/00 321 (72)発明者 藤井 寿隆 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明、空調、電路、防災などの監視制御対
    象機器により構築される監視制御ネットワーク及びパソ
    コン、テレビ、マルチメディア機器などの情報関連機器
    で構築される情報通信ネットワークを統合するシステム
    上に、これらのネットワークユーザーとの間に一貫した
    論理的構成の配線統合ネットワークとしてのバーチャル
    ワイヤリングのプラットホームを形成し、このプラット
    ホームの上で、建築設備/生産設備及び通信設備/情報
    処理設備の各サービスに対して、ユーザー要求、環境変
    化等に対応する一括管理及び監視制御のカスタマイズを
    行うユーザークラス毎のバーチャルワイヤリングコンポ
    ーネントを作用させることにより、監視制御ネットワー
    ク及び情報通信ネットワークが統合された居室サービス
    ユニットを構成して、建築設備/生産設備及び通信設備
    /情報処理設備のバーチャルグループ毎のサービス機能
    がユーザーの居住空間の単位となる上記ユーザークラス
    毎にバーチャルワイヤリングサービスに融合することに
    よりユーザー要求、環境変化に対して適応させたことを
    特徴とする情報配線システム。
  2. 【請求項2】照明、空調、電路、防災などの監視制御対
    象機器により構築される監視制御ネットワーク及びパソ
    コン、テレビ、マルチメディア機器などの情報関連機器
    で構築される情報通信ネットワークを統合するシステム
    上に、各ネットワーク接続機器にバーチャルワイヤリン
    グマシンを組み込むことによって、これらのネットワー
    クユーザーとの間に一貫した論理的構成の配線統合ネッ
    トワークとしてのオブジェクト指向の論理的構成のバー
    チャルワイヤリングプラットホームを形成し、このプラ
    ットホームの上で、ユーザークラス毎のオブジェクト指
    向のバーチャルワイヤリングコンポーネントを作用さ
    せ、建築設備/生産設備及び通信設備/情報処理設備の
    バーチャルグループ毎のサービス機能がユーザーの居住
    空間の単位となる上記ユーザークラス毎にバーチャルワ
    イヤリングサービスにオブジェクト指向で融合すること
    によりユーザー要求、環境変化に対して適応させたこと
    を特徴とする情報配線システム。
  3. 【請求項3】照明、空調、電路、防災などの監視制御対
    象機器により構築される監視制御ネットワーク及びパソ
    コン、テレビ、マルチメディア機器などの情報関連機器
    で構築される情報通信ネットワークを統合するシステム
    上に、各ネットワーク接続機器にエージェントバーチャ
    ルマシンを組み込むことによって、各ネットユーザーと
    の間に、一貫した論理的構成の配線統合ネットワークと
    してのエージェント指向のバーチャルワイヤリングプラ
    ットホームを形成し、このプラットホームの上で、ユー
    ザークラス毎のエージェント指向のバーチャルワイヤリ
    ングコンポーネントを作用させ、建築設備/生産設備及
    び通信設備/情報処理設備のバーチャルグループ毎のサ
    ービス機能がユーザーの居住空間の単位となる上記ユー
    ザークラス毎にバーチャルワイヤリングサービスにエー
    ジェント指向で融合することによりユーザー要求、環境
    変化に対して適応させたことを特徴とする情報配線シス
    テム。
  4. 【請求項4】照明、空調、電路、防災などの監視制御対
    象機器により構築される監視制御ネットワーク及びパソ
    コン、テレビ、マルチメディア機器などの情報関連機器
    で構築される情報通信ネットワークが副集線接続機器に
    接続されて統合ネットワークを構成し、上記統合ネット
    ワークに各種サービス対象ネットワーク接続機器が接続
    され、ホームサーバが副集線接続機器に接続され、上記
    副集線接続機器を束ね主集線接続機器にバックボーン情
    報配線によって接続され、主集線接続機器に統合サービ
    スセンタのネットワークサービスサーバが接続されるこ
    とによって居室サービスユニット、幹線サービスユニッ
    ト、統合サービスセンタユニットの基本アーキテクチャ
    を構成するとともに、ホームサーバが居室サービスユニ
    ット毎の分散型サービスを行い、ネットワークサービス
    サーバが中央からの共通或いは個別の統合サービスを行
    う様に、各種サービス対象ネットワーク接続機器と一体
    になって監視制御から情報通信まで一貫した論理的構成
    のバーチャルワイヤリングのプラットホームを形成し、
    該プラットホームを形成することにより、ユーザー要
    求、環境変化に対して監視制御ネットワーク及び情報通
    信ネットワークが統合されて居室サービスユニットを構
    成するとともに、該居室サービスユニット毎にネットワ
    ーク接続機器及びホームサーバの分散型サービスをカス
    タマイズすることを特徴とする情報配線システム。
  5. 【請求項5】上記監視制御ネットワーク及び上記情報通
    信ネットワークをローカル統合スイッチに統合し、上記
    ローカル統合スイッチ及びホームサーバが副集線接続機
    器に含まれる様に構成して、上記ローカル統合スイッチ
    が監視制御から情報通信までの統合スイッチングを行
    い、上記ローカル統合スイッチ上でホームサーバが居室
    サービスユニット毎の分散型サービスを行い、ネットワ
    ークサービスサーバが中央からの共通或いは個別の統合
    サービスを行う様に、各種サービス対象ネットワーク接
    続機器と一体になって監視制御から情報通信まで一貫し
    た論理的構成のバーチャルリングのプラットホームを形
    成したことを特徴とする請求項4記載の情報配線システ
    ム。
  6. 【請求項6】照明、空調、電路、防災などの監視制御対
    象機器により構築される監視制御ネットワークからパソ
    コン、テレビ、マルチメディア機器などの情報関連機器
    の情報通信ネットワークまで統合された構内情報配線を
    構成し、さらに、上記構内情報配線を広域統合サービス
    センタに遠隔接続して広域情報配線を構成し、この構内
    情報配線及び広域情報配線の統合システム上に、ユーザ
    ーとの間に、 一貫した論理的構成の統合ネットワークと
    してのバーチャルワイヤリングのプラットホームを形成
    し、このプラットホームの上でバーチャルワイヤリング
    を作用させることによりユーザー要求、環境変化に対し
    て適応させたことを特徴とする情報配線システム。
  7. 【請求項7】照明、空調、電路、防災などの監視制御対
    象機器により構築される監視制御ネットワークからパソ
    コン、テレビ、マルチメディア機器などの情報関連機器
    の情報通信ネットワークまで統合された構内情報配線を
    構成し、さらに、上記構内情報配線を広域統合サービス
    センタに遠隔接続して広域情報配線を構成し、この構内
    情報配線及び広域情報配線の統合システム上に、ネット
    ワークユーザーとの間に、一貫した論理的構成の統合ネ
    ットワークとしてのバーチャルワイヤリングのプラット
    ホームを形成するとともに、該プラットホームの上で、
    各ネットワーク接続機器にバーチャルワイヤリングマシ
    ンを組み込むことによって、バーチャルワイヤリングマ
    シンによるオブジェクト指向の論理的構成のプラットホ
    ームを形成したことを特徴とする情報配線システム。
  8. 【請求項8】照明、空調、電路、防災などの監視制御対
    象機器により構築される監視制御ネットワークからパソ
    コン、テレビ、マルチメディア機器などの情報関連機器
    の情報通信ネットワークまで統合された構内情報配線を
    構成し、さらに、上記構内情報配線を広域統合サービス
    センタに遠隔接続して広域情報配線を構成し、この構内
    情報配線及び広域情報配線の統合システム上に、ネット
    ワークユーザーとの間に、 一貫した論理的構成の統合ネ
    ットワークとしてのバーチャルワイヤリングのプラット
    ホームを形成するとともに、該プラットホームの上で、
    各ネットワーク接続機器にエージェントバーチャルマシ
    ンを組み込むことによって、エージェントバーチャルマ
    シンによるエージェント指向の論理的構成のプラットホ
    ームを形成し、エージェント指向のバーチャルワイヤリ
    ングコンポーネントを作用させるることによりユーザー
    要求、環境変化に適応させたことを特徴とする情報配線
    システム。
  9. 【請求項9】宅内の照明、空調、電路、防災などの監視
    制御対象機器の監視制御ネットワーク及びパソコン、テ
    レビ、マルチメディア機器などの情報関連機器の情報通
    信ネットワークで構内統合ネットワークを構成し、宅内
    の居室サービスユニット毎に上記監視制御ネットワーク
    及び情報通信ネットワークに接続される各種サービス対
    象ネットワーク接続機器、上記宅内の居室サービスユニ
    ットに対して分散型サービスを行うホームサーバを接続
    する宅内集線接続機器、上記宅内集線接続機器を束ねW
    AN経由で広域統合サービスセンタユニットの主集線接
    続機器に接続し、監視制御から情報通信まで、宅内の居
    室サービスユニット、広域統合サービスセンタユニット
    の基本アーキテクチャに一貫した論理的構成の広域ネッ
    トワーク接続のプラットホームを形成することによっ
    て、監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークが
    統合された宅内の居室サービスユニットを構成し、広域
    統合サービスセンタのネットワークサービスサーバを通
    して、広域統合サービスセンタからの共通或いは宅内へ
    の個別の統合サービスを行いながら、且つユーザー要
    求、環境変化に対して上記宅内の居室サービスユニット
    毎にネットワーク接続機器及びホームサーバの分散型サ
    ービスをカスタマイズして成ることを特徴とする情報配
    線システム。
  10. 【請求項10】宅内の監視制御の対象となる各種入出力
    機器、及びパソコン等の各種ユーザー機器からなる各種
    サービス対象ネットワーク接続機器、並びにこれらサー
    ビス対象ネットワーク接続機器を接続する監視制御ネッ
    トワークから情報通信ネットワークまで統合された構内
    情報配線システムを宅内の居室サービスユニット毎に設
    け、宅内の居室サービスユニット毎に各種サービス対象
    ネットワーク接続機器が接続されている上記監視制御ネ
    ットワーク及び情報通信ネットワークをローカル統合ス
    イッチに統合し、上記ローカル統合スイッチ上で宅内の
    居室サービスユニットに対して分散型サービスをホーム
    サーバが行い、上記ローカル統合スイッチ、ホームサー
    バ及び広域ネットワーク接続の為のセキュリティルータ
    を宅内集線接続機器に含み、広域統合サービスセンタの
    主集線接続機器にセキュリティルータ、センタ統合スイ
    ッチを含み、広域統合サービスセンタのネットワークサ
    ービスサーバ及び広域統合ネットワークの運用管理を行
    うバーチャルワイヤリング統合管理手段を上記センタ統
    合スイッチに接続し、上記宅内集線接続機器を上記広域
    統合サービスセンタの主集線接続機器にWANによる遠
    隔接続を行って広域情報配線を構成し、上記宅内のホー
    ムサーバを、広域統合サービスセンタからの共通或いは
    個別の統合サービスを行う統合サービスセンタのネット
    ワークサービスサーバに広域ネットワーク接続する様に
    構成して、監視制御から情報通信まで、宅内の居室サー
    ビスユニット、広域統合サービスセンタユニットの基本
    アーキテクチャに一貫した論理的構成の広域ネットワー
    ク接続のプラットホームを形成し、該プラットホームに
    より監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークが
    ローカル統合スイッチで統合された宅内の居室サービス
    ユニットを構成して、広域統合サービスセンタのネット
    ワークサービスサーバが広域統合サービスセンタからの
    共通或いは個別の統合サービスを行い、且つユーザー要
    求、環境変化等に対して、上記居室サービスユニット毎
    にネットワーク接続機器及びホームサーバの分散型サー
    ビスをカスタマイズして成ることを特徴とする情報配線
    システム。
  11. 【請求項11】居室サービスユニット、幹線サービスユ
    ニット、統合サービスセンタユニットの基本アーキテク
    チャに一貫した論理的構成の構内情報配線を構成し、上
    記監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワークに接
    続される各種ネットワーク接続機器、並びに上記居室サ
    ービスユニットに対して分散型サービスを行うホームサ
    ーバ副集線接続機器、上記ホームサーバ副集線接続機器
    を束ね主集線接続機器に接続するバックボーン情報配
    線、及び共通の統合管理サービスを行う統合サービスセ
    ンタのネットワークサービスサーバに組み込まれたバー
    チャルワイヤリングマシンによるオブジェクト指向のコ
    ンポーネントを作用させ、或いはエージェントバーチャ
    ルマシンによるエージェント指向のコンポーネントを作
    用させる監視制御から情報通信まで一貫した論理的構成
    のプラットホームを形成することにより、ユーザー要
    求、環境変化等に対して監視制御ネットワーク及び情報
    通信ネットワークが統合された居室サービスユニットを
    構成したことを特徴とする請求項1又は4記載の情報配
    線システム。
  12. 【請求項12】ユーザー要求、環境変化に対して監視制
    御ネットワーク及び情報通信ネットワークが統合された
    居室サービスユニットを構成して、居室サービスユニッ
    トでネットワークユーザーによる運用管理及び環境カス
    タマイズをサポートしながら、統合サービスセンタで共
    通の統合管理サービスを行う様にカスタマイズと統合の
    機能を分散し、環境モデリングに基づいてユーザー環境
    及びネットワーク環境の知識モデルを学習することによ
    り、ユーザーニーズに応じたシステム設計、統合監視制
    御、運用保守サービスの知識を提供してユーザー環境シ
    ステムをカスタマイズすることを特徴とする請求項1又
    は4記載の情報配線システム。
  13. 【請求項13】ホームサーバ分散型ネットワーク接続に
    より、ユーザー要求、環境変化に対して監視制御ネット
    ワーク及び情報通信ネットワークが統合された居室サー
    ビスユニットを構成して、居室サービスユニットのホー
    ムサーバでユーザーによる運用管理及び環境カスタマイ
    ズをサポートしながら、統合サービスセンタのネットワ
    ークサービスサーバで共通の統合管理サービスを行う様
    にカスタマイズと統合の機能を分散し、さらに、ホーム
    サーバ或いはネットワークサービスサーバに於いて、環
    境モデリングに基づいてユーザー環境及びネットワーク
    環境の知識モデルを学習することにより、ユーザーニー
    ズに応じたシステム設計、統合監視制御、運用保守サー
    ビスの知識を提供してユーザー環境システムをカスタマ
    イズすることを特徴とする請求項1又は4記載の情報配
    線システム。
  14. 【請求項14】ホームサーバ分散型の広域ネットワーク
    接続により、居室サービスユニットのホームサーバ及び
    構内情報配線、並びに広域統合サービスセンタのネット
    ワークサービスサーバ及び構内情報配線で、ネットワー
    クユーザーとの間に、監視制御から情報通信まで一貫し
    たバーチャルワイヤリングマシンによるオブジェクト指
    向、或いはエージェントバーチャルマシンによるエージ
    ェント指向の論理的構成の統合ネットワークとしてのバ
    ーチャルワイヤリングのプラットホームを形成するとと
    もに該プラットホーム上で監視制御ネットワーク及び情
    報通信ネットワークが統合された宅内の居室サービスユ
    ニットを構成し、上記プラットホーム上で、バーチャル
    ワイヤリングコンポーネントを作用させ、ユーザー要
    求、環境変化に対して適応させたことを特徴とする請求
    項6の記載の情報配線システム。
  15. 【請求項15】広域ネットワーク接続ホームサーバ分散
    型構成により、顧客の宅内居室サービスユニットのホー
    ムサーバで顧客に合わせた運用管理及び環境カスタマイ
    ズをサポートしながら、広域統合サービスセンタのネッ
    トワークサービスサーバで、ユーザー環境及びネットワ
    ーク環境の知識モデルを含む環境モデリング、環境設計
    の知識に基づいて、ニーズに応じたシステム設計、知識
    の提供、遠隔の統合監視制御、運用保守サービスを行う
    ように、ホームサーバ分散型バーチャルワイヤリング広
    域統合管理によってカスタマイズと統合の機能を分散す
    ることを特徴とする請求項6記載の情報配線システム。
  16. 【請求項16】情報通信配線、監視制御配線、電力配線
    等の各種配線メディア上に接続される端末機器、監視制
    御機器、集線接続機器及び統合集線盤に上記のバーチャ
    ルワイヤリング機能デバイスを内蔵するバーチャルワイ
    ヤリングマシン或いはエージェント機能デバイスを内蔵
    するエージェントバーチャルマシンが組込まれ、情報通
    信配線、監視制御配線、電力配線を通して一貫した論理
    的構成の配線統合ネットワークとしてのバーチャルワイ
    ヤリングのプラットホームを形成し、上記集線接続機器
    に種々の配線メディア上のデジタル情報パケットを、単
    一のクロックソースから分配されるタイミング信号によ
    って制御される交換する同期型統合セルスイッチを組み
    込むことによって、情報通信及び監視制御の各種デマン
    ドに対応するQoS或いはCoSサービスクラスを提供
    し、上記のプラットホームの上に、上記のバーチャルワ
    イヤリングのオブジェクト或いはバーチャルワイヤリグ
    のエージェントを含むバーチャルワイヤリングのコンポ
    ーネント作用させて、ユーザー環境をカスタマイズする
    ことを特徴とする情報配線システム。
  17. 【請求項17】情報通信配線、監視制御配線、電力配線
    等の各種配線メディア上に接続される端末機器、監視制
    御機器、集線接続機器及び統合集線盤から配線統合ネッ
    トワークが構成され、監視制御配線及び情報通信配線を
    ローカル統合スイッチに接続して配線を統合し、監視制
    御から情報通信まで、居室サービスユニット、幹線サー
    ビスユニット、統合サービスセンタユニットの基本アー
    キテクチャに一貫した論理的構成のプラットホームを形
    成し、該プラットホームによりユーザー要求、環境変化
    に対して監視制御ネットワーク及び情報通信ネットワー
    クが統合された居室サービスユニットを構成し、上記プ
    ラットホームの上でセンサバスからマルチメディアネッ
    トワークに至るまでの幅広い配線統合ネットワークに対
    するバーチャルワイヤリングサービスに必要な端末機
    器、監視制御機器及び集線接続機器を統合する形で、配
    線ネットワークの資源及び利用状態を、ーザーに合わせ
    てカスタマイズした条件で各ネットワークの種類、層
    別、領域別のバーチャルワイヤリング統合管理を行うこ
    とを特徴とする情報配線システム。
  18. 【請求項18】情報通信配線、監視制御配線、電力配線
    等の各種配線メディア上に接続される端末機器、監視制
    御機器、集線接続機器及び統合集線盤にバーチャルワイ
    ヤリング機能デバイスを内蔵するバーチャルワイヤリン
    グマシン或いはエージェント機能デバイスを内蔵するエ
    ージェントバーチャルマシンが組込まれることによって
    形成されるバーチャルワイヤリングのプラットホームの
    上で、センサバスからマルチメディアネットワークに至
    るまでの幅広い配線統合ネットワークに対するバーチャ
    ルワイヤリングサービスを提供し、配線統合ネットワー
    クに対する利用状態の層別、領域別のバーチャルワイヤ
    リング管理を行うことを特徴とする情報配線システム。
  19. 【請求項19】情報通信配線、監視制御配線、電力配線
    等の各種の配線メディア上に接続される端末機器、監視
    制御機器、集線接続機器及び統合集線盤にバーチャルワ
    イヤリング機能デバイスを内蔵するバーチャルワイヤリ
    ングマシン或いはエージェント機能デバイスを内蔵する
    エージェントバーチャルマシンが組込まれることによっ
    て形成されるバーチャルワイヤリングのプラットホーム
    上で、ネットワークサービスサーバ、及びホームサーバ
    がセンサバスからマルチメディアネットワークに至るま
    での幅広い配線統合ネットワークに対するバーチャルワ
    イヤリングサービスを、カスタマイズと統合の機能を分
    散し居室サービスユニット単位で提供するともに、ホー
    ムサーバが、中央のバーチャルワイヤリング統合管理セ
    ンタのネットワーク管理エージェントとしてポリシーベ
    ースの管理の統制、検針/課金、通知をサポートして、
    配線統合ネットワークの資源及び利用状態をユーザーに
    合わせてカスタマイズした各ネットワークの種類、層
    別、領域別のバーチャルワイヤリング統合管理を行うこ
    とを特徴とする請求項1、4、6、9の何れか記載の情
    報配線システム。
  20. 【請求項20】情報通信配線、監視制御配線、電力配線
    等の各種配線メディア上に接続される端末機器、監視制
    御機器、集線接続機器及び統合集線盤にバーチャルワイ
    ヤリング機能デバイスを内蔵するバーチャルワイヤリン
    グマシン或いはエージェント機能デバイスを内蔵するエ
    ージェントバーチャルマシンが組込まれることによって
    形成されるバーチャルワイヤリングのプラットホーム上
    で、広域統合サービスセンタユニットのネットワークサ
    ービスサーバ、及び宅内居室サービスユニットのホーム
    サーバがセンサバスからマルチメディアネットワークに
    至るまでの広域ネットワーク接続の配線統合ネットワー
    クに対するバーチャルワイヤリングサービスを、カスタ
    マイズと統合の機能を分散して宅内居室サービスユニッ
    ト単位で提供するとともに、ホームサーバが、広域統合
    サービスセンタユニットのバーチャルワイヤリング統合
    管理センタのネットワーク管理エージェントとしてポリ
    シーベースの管理の統制、検針/課金、通知をサポート
    して、配線統合ネットワークの資源及び利用状態をユー
    ザーに合わせてカスタマイズした各ネットワークの種
    類、層別、領域別のバーチャルワイヤリング広域の遠隔
    統合管理を行うことを特徴とする請求項1、4、6、9
    の何れか記載の情報配線システム。
  21. 【請求項21】監視制御配線、電力配線の種々の配線メ
    ディア上に接続される端末機器、監視制御機器、集線接
    続機器及び統合集線盤に上記のバーチャルワイヤリング
    機能デバイスを内蔵するバーチャルワイヤリングマシン
    或いはエージェント機能デバイスを内蔵するエージェン
    トバーチャルマシンが組込まれることによって形成され
    るバーチャルワイヤリングプラットホーム上で統合され
    るモジュラ型居室コンポーネントを形成することによ
    り、マスカスタマイゼーションされたバーチャルワイヤ
    リングサービスを提供する居室サービスユニットを構成
    することを特徴とする請求項1又は6記載の情報配線シ
    ステム。
  22. 【請求項22】建築設備/生産設備のセンサー、アクチ
    ュエータ等の入出力機器により構築される監視制御ネッ
    トワークの監視制御パケットをATMセルで構成し、上
    記監視制御ネットワークの入出力機器のアドレスをAT
    Mスイッチのチャネル識別子VPI/VCIで構成する
    ことによってATMの仮想チャンネルを専用回線として
    個々の入出力機器に割当て、監視制御ネットワークの入
    出力機器に関するシグナリングを行わないで、データを
    ATMレイヤーで直接受け渡して、監視制御ネットワー
    クの監視制御パケット以外のAALレイヤー経由でアク
    セスする通信設備/情報処理設備の情報通信のような他
    のプロトコルデータユニットと統合した情報通信配線、
    監視制御配線、電力配線等の各種ッチングを行い、監視
    制御ネットワークがATMセル多重化のバス型配線でブ
    ランチ可能にするATM方式の配線システムを構築し、
    シグナリングを行わないで、データをATMレイヤーで
    直接受け渡す監視制御ネットワークの入出力機器のアド
    レスに割り当てられるATMの仮想チャネル及びAAL
    レイヤー経由でアクセスする他のプロトコルデータユニ
    ットのアドレスに割り当てられるATMの仮想チャネル
    をメンバーとするサービスクラス毎にバーチャルグルー
    プに統合するとともに、居住空間の単位となるユーザー
    クラス毎に建築設備/生産設備及び通信設備/情報処理
    設備のバーチャルグループ毎のサービス機能をバーチャ
    ルグループユーザー環境ユニットに統合して、ユーザー
    要求、環境変化に対して監視制御ネットワーク及び情報
    通信ネットワークが統合された居室サービスユニットを
    構成したことを特徴とする情報配線システム。
  23. 【請求項23】LANスイッチング方式の配線システム
    に於いて、LANスイッチのポート間の接続ルートを擬
    似的な仮想コネクションとして設定するとともに、ルッ
    クアップテーブルによりパス識別子でラベル化して表
    し、建築設備/生産設備のセンサー、アクチュエータ等
    の入出力機器の監視制御ネットワークの監視制御パケッ
    トをLANフレーム或いはLANフレームを分割したマ
    イクロパケット或いはセルで構成し、監視制御ネットワ
    ークの入出力機器のアドレスを上記のパス識別子で構成
    し、監視制御ネットワークのマイクロパケット以外のデ
    ータリンクレイヤー経由でアクセスする通信設備/情報
    処理設備の情報通信のような他のプロトコルデータユニ
    ットと統合したLANスイッチングを行い、監視制御ネ
    ットワークがLANフレーム或いはマイクロパケット多
    重化のバス型配線でブランチ可能にするLANスイッチ
    ング方式の配線システムを構築し、伝送路符号化に対し
    て復号化されたLANフレームを監視制御ネットワーク
    の入出力機器に関するデータリンクレイヤのアクセス制
    御を行わないで、データをセルのままで直接受け渡し、
    監視制御ネットワークの入出力機器のアドレスに割り当
    てられるLANスイッチの仮想コネクション及びデータ
    リンクレイヤー経由でアクセスする他のプロトコルデー
    タユニットのアドレスに割り当てられるLANスイッチ
    の仮想コネクションをメンバーとするサービスクラス毎
    にバーチャルグループに統合するとともに、居住空間の
    単位となるユーザークラス毎に建築設備/生産設備及び
    通信設備/情報処理設備のバーチャルグループ毎のサー
    ビス機能をバーチャルグループユーザー環境ユニットに
    統合して、ユーザー要求、環境変化等に対して監視制御
    ネットワーク及び情報通信ネットワークが統合された居
    室サービスユニットを構成することを特徴とする情報配
    線システム。
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