JPH11178001A - 多板式撮像装置 - Google Patents

多板式撮像装置

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JPH11178001A
JPH11178001A JP9345416A JP34541697A JPH11178001A JP H11178001 A JPH11178001 A JP H11178001A JP 9345416 A JP9345416 A JP 9345416A JP 34541697 A JP34541697 A JP 34541697A JP H11178001 A JPH11178001 A JP H11178001A
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light
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政孝 辻
Shinichi Kuwamura
伸一 桑村
Kenji Mitsui
健司 三井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多重記録を、画質を維持しながら、高速に実施
する。 【解決手段】3分割された入射光を電荷に変換するCC
D型撮像素子23a(〜23c)を少なくとも1つ有す
る2組の撮像体(22a,23aおよび22b,23
b:22c,23c)を備える。素子23a〜23cの
前面にはカラーフィルタ22a〜22cが置かれる。読
出しコントローラ43からの電子シャッタパルスを含む
各種の駆動パルスにより素子が多重露光され、電荷転送
され、電荷読み出しされる。赤成分用の素子23aと青
成分用の素子23cが同期して同一フレームで多重露光
され、次フレームで緑成分用の素子23bが多重露光さ
れる。蓄積電荷は露光したフレームの次のフレームで読
み出される。読出し電荷は処理回路13によりモノクロ
ーム信号として処理される。赤および青の素子23a,
23cの出力信号は加算される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターライン・
トランスファ型(インターライン型、IT型とも呼ばれ
る)などのCCD(Charge Coupled Device :固体撮像
素子)を撮像素子を複数個用いた多板式撮像装置に係
り、とくに、その多重記録および高速化の機能改善に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、CCDなどの撮像素子を用いた撮
像装置は、家庭用ビデオカメラやデジタルカメラなどの
一般用途向けの機種から、多重記録や高速撮像の機能を
備えた特殊用途の機種まで多岐にわたり、広く使用され
ている。この内、特殊用途の装置は、スポーツ選手の運
動動作の解析やスポーツ勝敗の判定に有用であるばかり
でなく、様々な学術研究や工業生産分野での動態解析に
著しい有用性を発揮している。
【0003】高速度撮像はスローモーション再生など、
種々の分野で有用である。スローモーション再生を行う
には、規格速度(NTSC方式のときは30画面/秒、
PAL方式のときは25画面/秒)より大きい速度で撮
像し、その画像データを規格速度で再生するとスローモ
ーション映像を見ることができる。例えば、規格速度の
n倍の速度で撮像した画像データを規格速度で再生する
と、被写体の動きを1/nに遅くして観察することがで
きる。一般に、このような高速度撮像の1つの手法とし
て、CCD型撮像素子やMOS型撮像素子などの撮像素
子のクロック周波数を上げることで反応速度を速くする
ことが知られている。
【0004】しかし、この撮像素子の反応速度自体に一
定の物理的制限があるので、クロック周波数を上げるこ
とに拠る撮像速度の高速化にも限界がある。この限界以
上の高速化を実現するには、その1つの手法として、1
画面(画像)当たりの記録素子数を減らすことがある。
例えば、640×480画素、30画面/秒の規格の撮
像素子があった場合、記録素子数を320×240画素
と1/4に減じると、原理的には撮像速度を4倍の12
0画面/秒に上げることができる。このような部分的な
撮像を実行するには、各水平方向の走査を水平方向ライ
ンの途中の所定位置で中止し、次の水平方向走査に移行
する一方で、水平走査を特定の水平方向ラインで打ち切
り、次画面の走査に移行するように、走査制御する必要
がある。撮像素子の内、MOS型撮像素子は水平、垂直
方向の任意の画素(絵素)の受光素子から走査を開始
し、その走査を途中位置で打ち切り、次のラインに走査
を移行させることができる。したがって、MOS型撮像
素子については、上記のような部分読出しの走査制御を
行うことができる。
【0005】一方、多重記録は、時間経過の異なる複数
枚の画像を互いに重ね合わせて1フレーム(1画面また
は1周期)で表示し、通常写真カメラのシャッタを開放
した状態で、ストロボを点滅させたときの多重露光写真
と同じ効果を得る撮像手法である。この多重記録を行う
には、IT型のCCD撮像素子の場合、1フレームの時
間内に2次元配置の複数個のフォトダイオードから垂直
転送CCDへの一括転送を複数回行って、1画面期間中
の時間経過の異なる電荷(画素データ)を垂直転送CC
Dで蓄える。この垂直転送CCDへの複数回の一括転送
は転送ゲートパルスで制御される。一括転送を行ってい
る間は、垂直転送CCDから水平転送CCDへの転送を
行わないようにすることで、垂直転送CCDには複数入
光が重複蓄積される。しかし、この転送を単純に重複さ
せただけで、転送電荷が時間的に分離されていない場
合、多重記録された画像はブレた映像の重なりとしてな
らない。このため、シャッタ機能により多重記録の1回
当たりの露光時間(電荷蓄積時間)が十分に短くなるよ
うに制御される。
【0006】垂直転送CCDに重複蓄積された電荷は、
垂直転送CCDおよび水平転送CCDを駆動して順次読
み出される。第nフレームにおけるフォトダイオードか
ら垂直転送CCDへの複数回の一括転送と、これに続く
第n+1フレームにおける垂直・水平転送駆動とを繰り
返すことで、多重露光された画像が読み出される。これ
により、外部装置としてのストロボ装置が不要で、屋外
のような明るい自然光や連続照明光の下でストロボ写真
と同等のストロボ効果が得られる。
【0007】この多重記録において、フォトダイオード
から垂直転送CCDへの転送パルス回数で決まる一括転
送の回数や、シャッタパルスから転送ゲートパルスまで
の期間で決まる露光時間は任意に設定できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の撮像装
置においては、標準のテレビ用のCCD型撮像素子は感
度が高いという利点から、家庭用、業務用のビデオカメ
ラの撮影素子として多用されているが、この種の撮像装
置には未だ以下のような問題が残されていた。
【0009】まず、撮像高速化についての問題は以下の
ようである。CCD型撮像素子の場合、MOS型とは異
なり、水平方向のラインの途中で走査を打ち切って次ラ
インに移行することも、また、画面の途中で走査を打ち
切って次画面に移行することもできない。このため、C
CD型撮像素子については、受光部を部分的に覆う光学
的マスクや、不要電荷を捨てる部分読み出しの手法を使
用しない限り、部分読出しの走査制御を行うことができ
ない。
【0010】この光学マスクを利用した場合でも、幾分
とも光の回折現象は避けられないので、非遮光面(部分
受光面)に入射した光は遮光面に回り込んで入射し、こ
の入射に拠る電荷は素子本来の暗電流によるノイズと合
成され、受光面全体に重畳してしまう。したがって、こ
のCCD型撮像素子で撮像された画像はぼけてしまい、
画質が劣る。また、画面サイズおよび撮像速度は通常、
用途に応じて選択・変更できることが望ましいが、光学
マスクを利用する場合、マスクそのものを交換可能な構
造や可変サイズのマスク構造を採用する必要がある。し
かし、このような構造は複雑化かつ大形化して、製造コ
ストの上昇を招くとともに、光の回折現象の程度が多く
なり、上述した画質の劣化がより顕著になる。
【0011】また、部分読出しに際し、光学マスクを利
用せず、電子的に不要電荷を棄却する方式の場合、部分
読出しの対象画素数を減らしても、その棄却時間(空読
出し時間)が加わるため、その減少に割りには撮像速度
の上昇の比率が芳しくない。つまり、部分読出しを行っ
て解像度を犠牲にする割には撮像速度の高速化のメリッ
トが少ないという問題があった。
【0012】一方、多重記録に関しては以下のような問
題があった。CCD型撮像素子を通常使用する場合(多
重記録しない場合)、電荷がフォトダイオードに蓄積
(露光)している間に、先に垂直転送CCD(垂直転送
路)に転送された電荷を水平転送CCD(水平転送路)
に垂直転送し、水平転送路から映像信号として出力され
る。これに対し、多重記録の場合、フォトダイオードか
ら垂直転送CCDに電荷が複数回、一括転送された後
で、垂直転送CCDから水平転送CCDへの転送が実行
される。このため、水平転送CCDへの電荷転送の周期
は、読み出し専用の周期となり、この期間にフォトダイ
オードから垂直転送CCDへの転送実行は不可となる。
このため、通常のCCD使用の態様に比べて(すなわち
多重記録を行わない場合に比べて)、単位時間当たりの
撮像周期が長くなる。つまり、撮像速度は普通、約1/
2になって、遅くなってしまう。
【0013】また、撮像周期の内、約半分の読み出し専
用の転送周期には露光ができない、ブラックアウトの周
期になる。これはフィルム式映画カメラにおいて、フィ
ルム掻き落とし周期の間はシャッタを閉じ、露光を防ぐ
状態と同様である。このフィルム式カメラでは、この露
光不可の期間を周期で表し、シャッタ開角度として表現
される。このように、多重露光CCDカメラの場合も、
フィルム式カメラのシャッタ開角度と同様に、撮像周期
の約半分がブラックアウトの周期となり、その分、動態
解析における解析度合を低下させている。
【0014】本発明は、このような従来技術が有する未
解決の問題に鑑みてなされたもので、映像の画質を維持
しながら、比較的簡単な駆動パルスの制御を行うだけ
で、撮像速度をより高速化または超高速化した多板式撮
像装置を提供することを、第1の目的とする。
【0015】また本発明は、多重記録を行う場合、画質
を維持しながら、比較的簡単な駆動パルスの制御を行う
だけで、撮像速度をより高速化した多板式撮像装置を提
供することを、第2の目的とする。
【0016】さらに本発明は、3板式カラーカメラなど
の複数個の撮像センサを用いた多板式撮像装置の撮像機
能の多様化、豊富化を図る手段として既存装置に容易に
搭載できる機能であって、撮像装置の構造自体を何等変
更することなく、高画質を維持する一方で、比較的簡単
な駆動パルスの変更制御を行うだけで、動態解析などに
好適な多重記録を高速で行うことができる機能を提供す
ることを、第3の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、本出願の第1発明に係る多板式撮像装置は、入射光
を複数光路の光に分割する光学系と、この光学系を経て
分割された複数光路の光それぞれを電荷に変換するセン
サを少なくとも1つ有する複数の撮像体とを備え、前記
各センサは、光を電荷に変換する2次元配列の複数の受
光部と、この複数の受光部で変換された電荷を各別に蓄
積する複数の蓄積部と、この複数の蓄積部の蓄積電荷を
読み出す転送路とを備える。前記複数の撮像体の内の少
なくとも1つの撮像体の前記センサが連続周期のいずれ
の周期にても前記複数の受光部による露光およびその露
光による蓄積電荷の前記複数の蓄積部への転送を行うよ
うに前記複数の撮像体それぞれが備える前記センサの受
光部と蓄積部の動作タイミングを制御する露光・転送制
御手段を具備したことを特徴とする。
【0018】好適な態様の一例によれば、前記複数の撮
像体それぞれの前記センサに対して前記露光および蓄積
電荷の転送を行った周期の次の周期で前記複数の蓄積部
に蓄積された電荷を前記転送路を介して読み出す読出し
制御手段を備える。
【0019】この具体的一例に係る構成は、前記光学系
は前記入射光を3つの光路に分割する光学要素であり、
前記複数の撮像体は2個の撮像体から成り、この内の一
方の撮像体は、前記3つの光路の内の2つの光路の光を
入射させて2種類の特定色成分を各別に抽出する2個の
第1、第2のフィルタと、この2個のフィルタの出力光
を各別に入射させる2個の前記センサとしての第1、第
2のCCD型撮像素子とを備え、かつ、もう一方の撮像
体は、前記3つの光路の内の残りの1つの光路の光を入
射させて1種類の特定色成分を抽出する1個の第3のフ
ィルタと、このフィルタの出力光を入射させる1個の前
記センサとしての第3のCCD型撮像素子とを備える、
ことである。
【0020】この場合、前記第1のフィルタは赤色成分
の光を抽出するフィルタであり、前記第2のフィルタは
青色成分の光を抽出するフィルタであり、かつ前記第3
のフィルタは緑色成分の光を抽出するフィルタであり、
一方、前記読出し制御手段により前記第1および第2の
CCD型撮像素子から出力された信号を加算処理する手
段を備える、ことができる。
【0021】また別の具体的構成例として、前記露光・
転送制御手段は、前記複数の撮像体それぞれの前記セン
サの複数の受光部に対して前記露光として多重露光を指
令するように構成した手段である、とすることもでき
る。
【0022】また好適な態様の別の例によれば、前記複
数の撮像体は各々1つの前記センサを備え、前記露光・
転送制御手段は、この複数のセンサ全体で連続周期のそ
れぞれの周期にて交互に一定位相間隔で前記露光および
蓄積電荷の転送を指令する手段である、とすることであ
る。この場合、例えば、前記光学系は前記入射光を3つ
の光路に分割する光学要素であり、前記複数の撮像体は
3個の撮像体から成り、この3個の撮像体は、前記3つ
の光路の光を入射させて3種類の特定色成分を各別に抽
出する第1、第2、および第3の3個のフィルタと、こ
の3個のフィルタの出力光を各別に入射させる3個の前
記センサとしてのCCD型撮像素子とを備えることがで
きる。
【0023】また、例えば、前記光学系は前記入射光を
3つの光路に分割する光学要素であり、前記複数の撮像
体は3個の撮像体から成り、この3個の撮像体は、前記
3つの光路の光を各別に入射させる3個の前記センサと
してのCCD型撮像素子とを備えてもよい。
【0024】さらに、例えば、前記光学系は前記入射光
を2つの光路に分割する光学要素であり、前記複数の撮
像体は2個の撮像体から成り、この2個の撮像体は、前
記2つの光路の光を各別に入射させる2個の前記センサ
としてのCCD型撮像素子とを備え、前記露光・転送制
御手段は、この2個のセンサ全体で連続周期のそれぞれ
の周期にて交互に前記露光としての多重露光およびその
蓄積電荷の転送を指令する手段である、としてもよい。
【0025】さらに好適な別の態様によれば、前記複数
の撮像体は各々1つの前記センサを備え、前記露光・転
送制御手段は、この複数のセンサ全体で連続周期のそれ
ぞれの周期にて交互且つ連続的に前記露光および蓄積電
荷の転送を指令する手段であることを特徴とする。
【0026】また、本出願の第2発明に係る多板式撮像
装置は、入射光を複数光路の光に分割する光学系と、こ
の光学系を経て分割された複数光路の光それぞれを電荷
に変換するセンサを少なくとも1つ有する複数の撮像体
とを備え、前記各センサは、光を電荷に変換する2次元
配列の複数の受光部と、この複数の受光部で変換された
電荷を各別に蓄積する複数の蓄積部と、この複数の蓄積
部の蓄積電荷を読み出す転送路とを備える。前記複数の
撮像体それぞれの前記センサが連続周期中の1つ置きの
同一周期にて交互且つ連続的に前記複数の受光部による
多重露光およびその露光による蓄積電荷の前記複数の蓄
積部への転送を行うように前記複数の撮像体それぞれが
備える前記センサの受光部と蓄積部の動作タイミングを
制御する露光・転送制御手段を具備する。
【0027】さらに、上述した構成において、例えば、
前記露光・転送制御手段は、前記露光の開始タイミング
を決する信号として電子シャッタパルス信号を用いる手
段である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0029】第1の実施の形態 第1の実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
【0030】図1に示す高速度撮像装置は、撮像対象か
らの反射光を入射させる撮像部11と、この撮像部11
に接続された駆動回路12および処理回路13と、処理
回路13に接続されたモニタ14とを備える。
【0031】撮像部11は、光学系としての対物レンズ
11aと、この対物レンズ11aを介して伝達する光を
入射させるセンサ部11bとを備える。このセンサ部1
1bは、複数個のエリアイメージセンサとして3個のC
CD型撮像素子を備えた3板式に構成されている。
【0032】一例として、撮像部11bは、入射光を互
いに直交する3方向に分割するキュービックタイプのプ
リズム21と、このプリズムの分割光を受ける赤、青、
緑色のフィルタ22a,22b,22cと、このフィル
タそれぞれの出力光を受光する3個のCCD型撮像素子
23a,23b,23cとを備える。このため、対物レ
ンズ11aから入射した光はプリズム21により3分割
され、この分割光それぞれが赤色フィルタ22a,青色
フィルタ22b,緑色フィルタ22cを通って各色成分
の光に変換される。この赤色成分、青色成分、緑色成分
の光はそれぞれにあてがわれたCCD型撮像素子23
a,23b,23cに入射する。
【0033】CCD型撮像素子23a,23b,23c
のそれぞれは、図2に示すように、半導体の薄膜積層技
術によって、例えばn基板上に形成した1チップのイ
ンターライン・トランスファ型(IT型:インターライ
ン型とも呼ばれる)のCCD型撮像素子から成る。図2
に模式的に示すように、この各CCD型撮像素子では、
かかる薄膜積層技術によって、複数の受光部31…31
としてのフォトダイオードがxy面の2次元的に配置さ
れる。なお、同図において、x軸方向を横方向、y軸方
向を縦方向と便宜上呼びことにし、横方向の同一列の受
光部をラインと呼ぶ。
【0034】縦方向の各列を成す受光部31…31に隣
接して垂直転送路32としての垂直転送CCDが縦方向
に形成され、全体として、受光部31…31と垂直転送
路32が縦方向に交互に並んで配置されている。垂直転
送部32…32の縦方向の一方の端部には水平転送路3
3としての水平転送CCDが薄膜積層技術により形成さ
れている。垂直転送路32…32は水平転送路33に繋
がれ、電荷が渡されるようになっている。また、水平転
送路33に接続された出力アンプ34も形成されてい
る。
【0035】各受光部31は、1フレームの画像を形成
する画素信号の素になる電荷を生成する。つまり、各受
光部31には入射光量に対応した電荷が蓄積される。垂
直転送路32…32および水平転送路33には駆動回路
12から転送用の駆動信号が供給され、これより各受光
部31の蓄積電荷が転送路32…32、33を介して、
例えば2相駆動方式で読み出される。
【0036】図3には、各CCD型撮像素子11bの積
層断面を部分的に示す。同図において、n基板とpウ
エル層との間にパルス電圧(Vsub )を印加すること
で、受光部21で形成した電荷が不要なとき、この電荷
を直接基板に掃き出し、転送路の電荷に影響を与えない
状態で不要電荷をクリアする電子シャッタの機能を果た
すようになっている。
【0037】駆動回路12は、2相駆動方式でセンサ部
11bを駆動するに必要な駆動信号を出力する。これを
実行するため、駆動回路12は、基準となるクロック信
号を発生するクロック発生器41と、撮像装置の駆動モ
ードを手動選択可能なモード信号を出力するモード切換
スイッチ42と、クロック信号およびモード信号を入力
してセンサ部11bの駆動をモード別に制御する読出し
コントローラ43とを備える。読出しコントローラ43
は、一例として、図示しないが、クロック信号数を計測
するカウントと、その計測値が各種の所定数に達したと
きに各種のパルス信号(駆動信号)を発生する複数個の
パルス発生器とを備える。このパルス信号は、各CCD
型撮像素子に供給される。読出しコントローラ43はC
PUを備えて構成してもよい。
【0038】各CCD型撮像素子に供給する各種のパル
ス信号には、電子シャッタパルスSH、全ての受光部3
1…31から垂直転送路32に一括して電荷転送するた
めの転送ゲートパルスPV、電荷を垂直転送するための
2相の垂直転送信号V1,V2、および電荷を水平転送
するための2相の読出しクロックH1,H2が含まれ
る。
【0039】処理回路13は、3個のCCD型撮像素子
23a,23b,23cのそれぞれの各出力系毎に、増
幅器51a(51b,51c)、A/D変換器52a
(52b,52c)、フレームメモリ53、映像プロセ
ッサ54、およびD/A変換器55をこの順に備える。
映像プロセッサ54は、CPU(またはこの機能を担う
デジタル信号回路)およびメモリなどを備え、波形整形
(ノイズ除去)、信号補正などの信号処理を行うととも
に、指定駆動モードに対応した映像データをフレーム毎
に作成する。この映像データはD/A変換器55を介し
てモニタ14に送られる。これにより、3個のCCD型
撮像素子23a,23b,23cから読み出される電荷
信号が駆動モード別に画像信号に作成され、モニタ14
に1フレームの画像として表示される。
【0040】本撮像装置には、上述した駆動モードとし
て3種類の駆動モード、すなわち、「カラー撮像モー
ド」、「カラー多重記録モード」、および「高速多重記
録モード」が用意されている。操作者は、モード切換ス
イッチ42で所望の駆動モードを選択すると、その選択
モードを表すスイッチ信号が読出しコントローラ43に
送られるようになっている。読出しコントローラ43
は、かかるスイッチ信号に応じてセンサ部11bの各撮
像素子の駆動をパルス制御する。
【0041】なお、このスイッチ信号は映像プロセッサ
54にも送られるようになっている。このため映像プロ
セッサ54は、スイッチ信号で指定された駆動モードー
ド別の映像信号処理(例えば、カラー処理、疑似カラー
処理、白黒処理など)を実施できる。
【0042】続いて、本実施形態に係る撮像動作をセン
サ部11bの転送動作を中心にして説明する。
【0043】<カラー撮像モード>モード切換スイッチ
42を介して、カラー撮像モード(多重記録なし)が指
令された場合、この撮像装置は従来と同様に、3板式C
CDカラーカメラとして動作する。対物レンズ11aか
ら入射した光はプリズム21により3分割され、それぞ
れ赤色、青色、緑色のフィルタ22a,22b,22c
を通って、CCD型撮像素子23a,23b,23cの
受光面にそれぞれ入射する。
【0044】読出しコントローラ43からそれぞれの撮
像素子23a(23b,23c)には、フレーム周期に
同期して転送ゲートパルスPV並びに2相方式の垂直転
送信号V1,V2および読出しクロックH1,H2が送
られる。これにより、第nフレームの終りに同期して転
送ゲームパルスPVが与えられると、第nフレームで蓄
積した受光部31,…,31の電荷が一括して垂直転送
CCD32,…,32に転送される。次のn+1フレー
ムが始まると、受光部31,…,31に再び露光により
電荷蓄積がなされるとともに、垂直転送されたCCD3
2,…,32に転送された前フレームの電荷が垂直転送
信号V1,V2により順次垂直転送され、そして水平転
送CCD33を介して読出しクロックH1,H2により
順次、水平転送されていく。これにより、1フレームの
画素信号が読み出される。
【0045】以下、同様にしてフレーム毎に読み出さ
れ、赤色、青色、緑色のエリア画素信号が形成される。
この3原色の映像信号は処理回路12でカラー系統別に
処理されるい。すなわち、デジタルデータとしてメモリ
53a,53b,53cに一度格納され、映像プロセッ
サ54により、ノイズ除去などの各種の前処理、カラー
へのデータ合成処理、強調処理などの後処理を経て所望
態様のカラー映像データに生成される。このカラー映像
データはモニタ14にカラー映像として例えば殆どリア
ルタイムな映像やフリーズ像として表示される。
【0046】<カラー多重記録モード>モード切換スイ
ッチ42から、このカラー多重記録モードが指令された
場合も、撮像装置は3板式CCDカラーカメラとして動
作する。
【0047】このモードのときには、読出しコントロー
ラ43は図4に例示するタイミングで各種の駆動パルス
を出力する。つまり、読出しコントローラ43は、1つ
のフレーム期間である第nフレームにおいて、第1回目
のR(赤)シャッタパルス、G(緑)シャッタパルス、
およびB(青)シャッタパルスを同時に出力する(時刻
t1)。次いで、時刻t1から極めて短時間の期間が経
過すると、R転送ゲートパルス、G転送ゲートパルス、
およびB転送ゲートパルスを同時に出力する(時刻t
2)。このため、3個の撮像素子23a,23b,23
cは、この短時間「t2−t1」の間だけその受光面に
光が入射して露光され、この露光による蓄積電荷が垂直
転送CCD32,…,32に一括転送される。次いで、
所定時間毎に、このシャッタパルスと転送ゲートパルス
による露光および転送が同一の第nフレームにおいて、
さらに2回繰り返される。このため、時間的に分離した
合計3回の短時間の多重露光状態が得られ、各露光に対
応した電荷が垂直転送CCD32,…,32に蓄積され
る。
【0048】この多重露光期間の後の次フレーム周期は
図4に示すように、蓄積電荷に対する読出し周期にな
る。読出しコントローラ43は垂直転送信号V1,V2
および水平転送用の読出しクロックH1,H2を従来周
知のタイミングで撮像素子23a,23b,23cに個
別に同期して出力する。このように第nフレームの後の
1周期は蓄積電荷の読出しに専用的に使用され、多重露
光による蓄積電荷が画素毎に読み出される。その次のフ
レーム周期は、再び、第n+1フレームに関する多重露
光の周期として使われる。
【0049】この読みだし電荷は、上述したカラー撮像
のときと同様に処理され、モニタ14には動態解析など
に好適な多重露光(記録)を実施したカラー画像が表示
される。
【0050】<高速多重記録モード>モード切換スイッ
チ42から、この高速多重記録モードが指令された場
合、撮像装置は3板式CCDを搭載した、モノクロまた
は疑似的にカラー化が可能なカメラとして動作する。
【0051】このモードのときには、読出しコントロー
ラ43は図5に例示するタイミングで各種の駆動パルス
を出力する。同図に示すタイミング制御は、R(赤)と
B(青)のシャッタパルスおよび転送ゲートパルスを同
期させて一体に扱い、G(緑)のシャッタパルスおよび
転送ゲートパルスをR(赤)およびB(青)のものから
180度の位相差を持たせて次フレームの信号として扱
うことに特徴を有する。
【0052】このようにR(赤)とB(青)を同期させ
た理由は、通常の光信号には赤成分が約30%、青成分
が約10%、および緑成分が約60%含まれると総括で
きることにある。このため、R(赤)とB(青)の成分
を加算して1つの信号として扱えば、概略的ではある
が、格別の信号増強処理を施されなくても、緑成分に対
抗できる信号強度になるからで、R(赤)とB(青)を
1つのモノクロ信号、またG(緑)単独を別のモノクロ
信号として扱うことが容易になるからである。
【0053】勿論、R(赤)またはB(青)とG(緑)
とをそれぞれ1つのモノクロ信号として扱うようにして
もよいし、また場合によっては、G(緑)と他の色とを
組み合わせて一体のモノクロ信号とし、残りの1つの色
をそれに対抗するモノクロ信号として扱うことも可能で
ある。
【0054】図5に示すように、読出しコントローラ4
3は、第nフレームに対応するフレーム周期において、
第1回目のR(赤)シャッタパルスおよびB(青)シャ
ッタパルスを同期して出力する(時刻t1)。次いで、
時刻t1から極めて短時間の期間が経過すると、R転送
ゲートパルスおよびB転送ゲートパルスを同期して出力
する(時刻t2)。このため、2個の撮像素子23a,
23bは、この短時間「t2−t1」の間だけその受光
面に光が入射して露光され、この露光に拠る蓄積電荷が
垂直転送CCD32,…,32に一括転送される。次い
で、R(赤)およびB(青)の成分に対してのみ、この
シャッタパルスと転送ゲートパルスによる露光がこの第
nフレームにおいて所定時間毎に、2回繰り返される
(時刻t3〜t4,t5〜t6)。このため、R(赤)
およびB(青)の成分に対し、時間的に分離した合計3
回の短時間の多重露光状態が得られ、各露光に対応した
電荷が垂直転送CCD32,…,32に蓄積される。
【0055】次いで、次のフレーム周期である第n+1
フレームに入ると、R(赤)およびB(青)の成分に対
しては前述と同様に、垂直転送パルスV1,V2と読出
しパルスH1,H2に拠る読出しが実施される。この読
出しと平行して、今度は、第1回目のG(緑)シャッタ
パルスを出力する(時刻t7)。次いで、時刻t7から
極めて短時間の期間が経過すると、G転送ゲートパルス
を出力する(時刻t8)。このため、今度は緑用の撮像
素子23cがその短時間「t8〜t7」の間だけ露光さ
れ、その電荷が画素毎に一括転送される。次いで、この
G(緑)の成分に対してのみ、このシャッタパルスと転
送ゲートパルスによる露光がこの第n+1フレームにお
いて所定時間毎に、2回繰り返される(時刻t9〜t1
0,t11〜t12)。このため、G(緑)の成分に対
し、時間的に分離した合計3回の短時間の多重露光状態
が得られ、各露光に対応した電荷が垂直転送CCD3
2,…,32に蓄積される。
【0056】次いで、次の第n+2フレームに入ると、
G(緑)の光成分に対する垂直転送パルスV1,V2と
読出しパルスH1,H2に拠る読出しが実施されるとと
もに、この読出しに並行して、再び、R(赤)およびB
(青)の成分に対する前述と同様の多重露光および電荷
転送が行われる。
【0057】以下、同様に、R(赤)およびB(青)の
成分とG(緑)の成分との間で180度位相をずらし
て、交互に、多重露光・一括転送および読出しが繰り返
し実施される。
【0058】以上の多重露光・一括転送により読み出さ
れた信号は各色成分に強度を反映しており、処理回路1
3に送られる。処理回路13において、読み出された撮
像信号はその各色成分の系統毎に増幅器51a(〜51
c)で増幅され、A/D変換器52a(〜52c)によ
りデジタル化され、さらにメモリ53a(〜53c)に
フレーム毎に格納される。3個のメモリ53a〜53c
にデータ保存されるタイミングは、R(赤)およびB
(青)の成分とG(緑)の成分との間で180度の位相
差がある。
【0059】映像プロセッサ54はモード切換スイッチ
42からのスイッチ信号に応答して「高速多重記録モー
ド」の選択であることを既に認識している。このため、
映像プロセッサ54は、メモリ53a〜53cにフレー
ム毎に格納された色成分毎のデータを2つのモノクロー
ム信号として扱う。つまり、上述したようにR(赤)お
よびB(青)の成分用メモリ53a,53bに記憶され
ているデータを合算して第nフレーム用の1つのモノク
ローム信号としてその映像データを生成する。一方、第
n+1フレームでは、G(緑)の成分用メモリ53cに
記憶されているデータをモノクローム信号としてその映
像データを生成する。
【0060】この映像データは、フレーム毎にD/A変
換器55でアナログ化されてモノクロ(白黒)の多重記
録像として、例えば図6に示す如く、モニタ14に表示
される。この表示像は、第nフレームについてはR
(赤)およびB(青)の成分を反映したフレーム像、続
く第n+1フレームについてはG(緑)の成分を反映し
たフレーム像、以下同様に、交互のフレーム像で構成さ
れる。
【0061】このため、CCD型撮像素子を用いた多板
式撮像装置の多重記録でありながら、各フレーム毎に撮
像でき、多重記録を実施しない通常のモノクロ撮像と同
じ撮像速度を達成でき、約2倍の高速化を実現できる。
また、全部の周期において多重露光が行われるから、従
来問題となっていたブラックアウトも無く、多重露光映
像の時間分解能も約2倍高くなる。したがって、撮像対
象が動態である場合の動態解析の精度に優れた高速の撮
像装置を提供できる。
【0062】また、赤(R)と青(B)の原色成分を組
み合わせ、緑(G)の原色成分を単独で使用しているか
ら、輝度補正処理などを格別実施しなくても、各フレー
ムの輝度レベルがほぼ均等になり、輝度の安定した見易
い動態解析の映像を得ることができる。
【0063】さらに、本実施形態では、光学マスクなど
の機構的部品を付加せずに、撮像素子に与える駆動パル
スのタイミングを制御するだけで目的とする多重記録動
作を実現させている。このため、センサ部の構造を機械
的に複雑化させずに済み、故障なども少ない、比較的安
価な装置を提供できる。
【0064】さらに、本実施形態の撮像装置は、既存の
3板式CCDカラーカメラを流用し、この駆動タイミン
グを多重制御するに必要な駆動、制御系の回路、機能の
付加のみによって、カラー多重記録モードおよび高速記
録モードの動作を付加的に実現できる。このため、既存
の3板式CCDカラーカメラの機能の豊富化、充実化を
図って、製品として付加価値を高めることができる。ま
た、ユーザは使用目的に応じてモード切換スイッチを操
作するだけで済むから、1台3役の機能の撮像装置を得
ることができる。
【0065】なお、当然に、上述した高速多重記録モー
ドのみを専用的に実施する高速の撮像装置を、上述した
構成および機能によって実現することもできる。
【0066】さらに、上述した実施形態では、各撮像素
子の出力信号をモノクローム信号として扱ったが、上述
の例では赤(R)と青(B)の原色成分については同位
相で信号検出されるので、カラー被写体についてはその
ままでも赤(R)と青(B)成分を合成したカラー情報
が得られ、これを利用したカラー映像も出力可能であ
る。また、カラー成分のアレンジによって、疑似的なカ
ラー映像を出力するようにしてもよい。
【0067】さらにまた、上述の実施形態では、赤
(R)と青(B)の原色成分を合成し、これに緑(B)
の原色成分を対抗させるようにしたが、この組み合わせ
方は任意である。
【0068】さらに、上述の実施形態では、赤(R)、
青(B)、緑(B)の原色成分を抽出する構成にした
が、これらの原色の補色を扱うようにしてもよい。
【0069】またなお、上述した撮像装置は3板式CC
Dカラーカメラをベースに構成する例を挙げたが、例え
ば、図7に示すように(同図において図1と同等の構成
要素には同一符号を用いている。また図1で用いた赤、
青、緑の各色選択用のフィルタは外している。)、入射
光を半透過プリズム60などの光学系で単純に2分割す
ることで、全色成分を含んだ2個の入射光を形成し、上
述と同様に、2個の入射光に拠る撮像素子出力それぞれ
をモノクローム信号として扱えば、光効率の良い2板式
CCDカメラを構成でき、高速な多重記録を行うことが
できる。
【0070】第2の実施形態 第2の実施の形態を図8を参照して説明する。第2の実
施形態に係る多板式撮像装置は、電子シャッタ機能を駆
使した撮像の高速化に関する。なお、この第2の実施形
態およびこれ以降の実施形態において、第1の実施形態
の構成要素と同一または同等のものには同一符号を用
い、その説明を省略または簡略化する。
【0071】この実施形態の多板式撮像装置における駆
動回路12の読出しコントローラ43は、図8に示すタ
イミングで露光および電荷読出しを制御する。この制御
では多重露光を行わずに、モノクロ撮像の3倍速を目的
とする。
【0072】読出しコントローラ43は、赤(R),緑
(G),青(B)のCCD型撮像素子23a,23b,
23cに供給するゲートパルス(シャッタパルスSHお
よび転送ゲートパルスPV)のタイミングを、この色順
に、1/3周期(1周期は1フレーム)ずつ送らせ、転
送ゲートパルスPVの後に引き続き、垂直転送信号V
1,V2および読出しクロックH1,H2を印加するよ
うになっている。
【0073】例えば、第n周期では、時刻t1で赤
(R)成分に対するシャッタパルスSHを印加し、その
微小時間後の時刻t2で転送ゲートパルスPVを印加す
る。この露光および転送に対する電荷読出しは、時刻t
2〜t2´間で垂直転送パルスV1,V2および読出し
クロックH1,H2によって前述と同様に実施される。
これにより第x駒のモノクローム信号が出力される。ま
た、時刻t1から1/3周期遅れた時刻t3で緑(G)
成分に対するシャッタパルスSHを印加し、その微小時
間後の時刻t4で転送ゲートパルスPVを印加する。こ
の露光および転送に対する電荷読出しは、時刻t4〜t
4´間で垂直転送パルスV1,V2および読出しクロッ
クH1,H2によって前述と同様に実施される。これに
より第x+1駒のモノクローム信号が出力される。さら
に、時刻t3から1/3周期遅れた時刻t5で青(B)
成分に対するシャッタパルスSHを印加し、その微小時
間後の時刻t6で転送ゲートパルスPVを印加する。こ
の露光および転送に対する電荷読出しは、時刻t6〜t
6´間で垂直転送パルスV1,V2および読出しクロッ
クH1,H2によって前述と同様に実施される。これに
より第x+2駒のモノクローム信号が出力される。以
下、この一連の処理が順に繰り返される。
【0074】処理回路13は1/3周期ずつずれて出力
される各原色成分の信号をモノクローム信号として扱
い、モノクロ映像のモニタ14に出力し、表示させる。
【0075】この結果、撮像速度が従来のモノクロ撮像
に比べて3倍になり(3倍速)、著しい高速化が図られ
るから、動態解析の時間分解能を著しく向上させること
ができる。
【0076】なお、上述した実施形態において、各色成
分に対する露光後の駒読出し期間は垂直転送パルスV
1,V2および読出しクロックH1,H2の周波数を変
えて、各フレーム周期の2/3に相当する期間で行うよ
うにしてもよい。例えば第x駒の場合の読出し期間はt
2〜T6の期間に設定できる。
【0077】またなお、この第2の実施形態に係る多板
式撮像装置において、各原色成分抽出用のR,G,Bフ
ィルタ22a,22b,22c(図1参照)を取り外す
構成にしてもよい。これにより、3分割されて撮像素子
23a,23b,23cに入射する光には全色成分が含
まれるから、撮像信号間の輝度上のバランスが良好な高
品質のモノクロ像を提供することができる。
【0078】さらに、第2の実施形態に係る位相差方式
の多板式撮像装置を多重記録型の装置に変形することも
できる。例えば、入射光を2分割し、この分割光をフィ
ルタを介さずに2個のCCD型撮像素子に個々に入射さ
せる構造を備え、その内の一方の撮像素子で、例えば図
9中の時刻t1〜t2間、t3〜t4間、およびt5〜
t6間で多重露光・電荷転送し、時刻t6以降の1周期
で読み出す。もう一方の撮像素子で、例えば図9中の時
刻t7〜t8間、t9〜t10間、およびt11〜t1
2間で多重露光・電荷転送し、時刻t12以降の1周期
で読み出す。このように1周期ずつ位相をずらしながら
多重露光を行うことで、従来の単板式CCDカメラによ
る多重記録に比べて撮像速度が2倍で、かつ、全周期で
多重記録できる撮像装置を提供できる。この多重記録
(露光)に係る変形構成は、入射光を3分割した各光を
受ける3個の撮像素子でも適宜に実施できる。
【0079】第3の実施形態 第3の実施の形態を図10を参照して説明する。第3の
実施形態に係る多板式撮像装置は、電子シャッタ機能を
駆使した撮像の高速化に関する。
【0080】この実施形態の多板式撮像装置における駆
動回路12の読出しコントローラ43は、図10に示す
タイミングで露光および電荷読出しを制御する。この制
御では多重露光を行わないが、例えばモノクロ撮像の超
高速化を目的とする。
【0081】図10に示す如く、CCD型撮像素子23
a〜23cに対するゲートパルス(電子シャッタパルス
SHおよび転送ゲートパルスPV)は、前述のように1
/3周期ではなく、素子間で交互に且つ連続的になるよ
うに印加される。すなわち、ある撮像素子23aに対す
る電子シャッタパルスSHおよび転送ゲートパルスPV
による露光が終わると(例えば時刻t1〜t2)、その
終了時刻t2のタイミングで次の撮像素子23bに対す
る同様の露光が開始される(時刻t2〜t3)。さら
に、その終了時刻t3には次の撮像素子23cに対する
同様の露光が開始される(時刻t3〜t4)。この連続
露光は、各周期毎に繰り返される。この露光による蓄積
電荷は、例えば図8のときと同様に、転送ゲートパルス
の印加後の一定期間に読み出される。
【0082】このように撮像素子23a〜23cの電子
シャッタパルスSHおよび転送ゲートパルスPVの印加
タイミングを調整して全体の露光時間を短くすることが
でき、これにより撮像素子23a〜23cの露光間隔を
「1/露光期間」に短縮できる。つまり、多重記録では
ないが、センサ数に対応した高速度撮像を実現できる。
この撮影速度は、露光期間を秒で表すと、「1/露光期
間(駒/秒)」と超高速になる。
【0083】第4の実施形態 第4の実施の形態を図11を参照して説明する。第4の
実施形態に係る多板式撮像装置も、電子シャッタ機能を
駆使した撮像の多重記録化および高速化に関する。
【0084】この実施形態の多板式撮像装置における駆
動回路12の読出しコントローラ43は、図11に示す
タイミングで露光および電荷読出しを制御する。この制
御では多重露光を行い、かつ、例えばモノクロ撮像の高
速化を行う。
【0085】この図11のタイミング制御によれば、前
述した図10で説明した「素子間の交互かつ連続する露
光」が、同一の第nフレームのおいて2回実施される
(露光期間#1,#2参照)。そして、次の周期で、そ
の2回露光(多重露光)による蓄積電荷が撮像素子23
a,23b,23cそれぞれにて読み出される。さら
に、次の周期は第n+1フレームに相当するが、この周
期では第nフレームのときと同様に2回露光が撮像素子
間で交互かつ連続して実施される。
【0086】このため、多重露光により撮像枚数を補う
ことができ、しかも高速に撮像でき、動態観察をより詳
細に実施できるという利点がある。
【0087】なお、第3および第4の実施形態の多板式
撮像装置は、カラーフィルタを用いないで実施できる。
また、撮像素子の数も、2個または4個以上で実施する
こともできる。さらに、この第3および第4の実施形態
で得られる3つの撮像信号はその位相が互いに近いか
ら、動きが比較的遅い被写体に対しては、そのままでも
カラー処理できる利点がある。被写体の動きが速い場合
には適宜な補正処理を加えることで、カラー化も可能に
なる。
【0088】またなお、本発明に係るCCD型撮像素子
は、上述した実施形態で説明した素子のように、読出し
用水平転送路が受光面の片側に1本在る構成のものに限
定されるものではない。例えば、高速読出し型として用
いられる、水平転送路を片側に並列に複数本配した構成
の素子や、水平転送路を受光面の両サイドに分割して1
本ずつまたは複数本ずつ配置する構成の素子を用いて本
発明を実施し、高速撮像度をさらに向上させるようにし
てもよい。
【0089】また、本発明に用いる撮像素子はフレーム
・インターライン・トランスファ型CCDであってもよ
い。
【0090】本発明は、前述した実施形態およびその変
形例に記載のものに限定されることなく、請求項記載の
発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜に変形可能である。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる多
板式撮像装置は、電子シャッタ機能および転送機能によ
る露光タイミングを改善することにより、映像の画質を
維持しながら、撮像速度をより高速化または超高速化し
た撮像装置を提供するができる。また、これらの利点を
享受しながら、同時に、多重記録を行うことができ、被
写体の各種の動態解析に威力を発揮できる。さらに、既
存の3板式CCDカラーカメラなどに容易に搭載でき、
従来のカラー撮像機能と本発明による撮像機能とを併せ
て持たせることができるから、多板式撮像装置の撮像機
能の多様化、豊富化を図る手段としても非常に有効にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る多板式撮像装置の構成
例を示す概略ブロック図。
【図2】第1の実施形態におけるCCD型撮像素子の素
子構成の概念を示す図。
【図3】電子シャッタ機能を説明するために示したCC
D型撮像素子の断面の一例を示す図。
【図4】第1の実施形態におけるカラー多重記録モード
時の多重露光および読出しの制御例の概略を示すタイミ
ングチャート。
【図5】第1の実施形態における高速多重記録モード時
の多重露光および読出しの制御例の概略を示すタイミン
グチャート。
【図6】多重記録の概念を示す説明図。
【図7】第1の実施形態の変形例に係わる多板式撮像装
置の構成例を示す概略ブロック図。
【図8】第2の実施形態に係る多板式撮像装置により実
行される高速撮像の一例を示すタイミングチャート。
【図9】第2の実施形態の変形例に係る多板式撮像装置
により実行される高速撮像の一例を示すタイミングチャ
ート。
【図10】第3の実施形態に係る多板式撮像装置により
実行される高速撮像の一例を示すタイミングチャート。
【図11】第4の実施形態に係る多板式撮像装置により
実行される高速撮像の一例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
11 撮像部 11a 対物レンズ 11b センサ部 12 駆動回路 13 処理回路 14 モニタ 21 プリズム 22a,22b,22c カラーフィルタ(撮像体) 23a,23b,23c CCD型撮像素子(センサ、
撮像体) 31 フォトダイオード(受光部) 32 垂直転送CCD(蓄積部、垂直転送路) 33 水平転送CCD(水平転送路) 41 クロック発生器 42 モード切換スイッチ 43 読出しコントローラ 54 映像プロセッサ 60 半透過プリズム SH 電子シャッタパルス PV 転送パルス V1,V2 垂直転送パルス H1,H2 読出しクロック(水平転送パルス)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を複数光路の光に分割する光学系
    と、この光学系を経て分割された複数光路の光それぞれ
    を電荷に変換するセンサを少なくとも1つ有する複数の
    撮像体とを備え、前記各センサは、光を電荷に変換する
    2次元配列の複数の受光部と、この複数の受光部で変換
    された電荷を各別に蓄積する複数の蓄積部と、この複数
    の蓄積部の蓄積電荷を読み出す転送路とを備えた構成で
    ある多板式撮像装置において、 前記複数の撮像体の内の少なくとも1つの撮像体の前記
    センサが連続周期のいずれの周期にても前記複数の受光
    部による露光およびその露光による蓄積電荷の前記複数
    の蓄積部への転送を行うように前記複数の撮像体それぞ
    れが備える前記センサの受光部と蓄積部の動作タイミン
    グを制御する露光・転送制御手段を具備したことを特徴
    とする多板式撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、 前記複数の撮像体それぞれの前記センサに対して前記露
    光および蓄積電荷の転送を行った周期の次の周期で前記
    複数の蓄積部に蓄積された電荷を前記転送路を介して読
    み出す読出し制御手段を備えたことを特徴とする多板式
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の発明において、 前記光学系は前記入射光を3つの光路に分割する光学要
    素であり、 前記複数の撮像体は2個の撮像体から成り、 この内の一方の撮像体は、前記3つの光路の内の2つの
    光路の光を入射させて2種類の特定色成分を各別に抽出
    する2個の第1、第2のフィルタと、この2個のフィル
    タの出力光を各別に入射させる2個の前記センサとして
    の第1、第2のCCD型撮像素子とを備え、かつ、もう
    一方の撮像体は、前記3つの光路の内の残りの1つの光
    路の光を入射させて1種類の特定色成分を抽出する1個
    の第3のフィルタと、このフィルタの出力光を入射させ
    る1個の前記センサとしての第3のCCD型撮像素子と
    を備えた、ことを特徴とする多板式撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発明において、 前記第1のフィルタは赤色成分の光を抽出するフィルタ
    であり、前記第2のフィルタは青色成分の光を抽出する
    フィルタであり、かつ前記第3のフィルタは緑色成分の
    光を抽出するフィルタであり、 前記読出し制御手段により前記第1および第2のCCD
    型撮像素子から出力された信号を加算処理する手段を備
    えたことを特徴とする多板式撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の発明において、 前記露光・転送制御手段は、前記複数の撮像体それぞれ
    の前記センサの複数の受光部に対して前記露光として多
    重露光を指令するように構成した手段であることを特徴
    とした多板式撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の発明において、 前記複数の撮像体は各々1つの前記センサを備え、 前記露光・転送制御手段は、この複数のセンサ全体で連
    続周期のそれぞれの周期にて交互に一定位相間隔で前記
    露光および蓄積電荷の転送を指令する手段であることを
    特徴とした多板式撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の発明において、 前記光学系は前記入射光を3つの光路に分割する光学要
    素であり、 前記複数の撮像体は3個の撮像体から成り、 この3個の撮像体は、前記3つの光路の光を入射させて
    3種類の特定色成分を各別に抽出する第1、第2、およ
    び第3の3個のフィルタと、この3個のフィルタの出力
    光を各別に入射させる3個の前記センサとしてのCCD
    型撮像素子とを備えた、ことを特徴とする多板式撮像装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の発明において、 前記光学系は前記入射光を3つの光路に分割する光学要
    素であり、 前記複数の撮像体は3個の撮像体から成り、この3個の
    撮像体は、前記3つの光路の光を各別に入射させる3個
    の前記センサとしてのCCD型撮像素子とを備えた、こ
    とを特徴とする多板式撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の発明において、 前記光学系は前記入射光を2つの光路に分割する光学要
    素であり、 前記複数の撮像体は2個の撮像体から成り、この2個の
    撮像体は、前記2つの光路の光を各別に入射させる2個
    の前記センサとしてのCCD型撮像素子とを備え、 前記露光・転送制御手段は、この2個のセンサ全体で連
    続周期のそれぞれの周期にて交互に前記露光としての多
    重露光およびその蓄積電荷の転送を指令する手段である
    ことを特徴とした多板式撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の発明において、 前記複数の撮像体は各々1つの前記センサを備え、 前記露光・転送制御手段は、この複数のセンサ全体で連
    続周期のそれぞれの周期にて交互且つ連続的に前記露光
    および蓄積電荷の転送を指令する手段であることを特徴
    とした多板式撮像装置。
  11. 【請求項11】 入射光を複数光路の光に分割する光学
    系と、この光学系を経て分割された複数光路の光それぞ
    れを電荷に変換するセンサを少なくとも1つ有する複数
    の撮像体とを備え、前記各センサは、光を電荷に変換す
    る2次元配列の複数の受光部と、この複数の受光部で変
    換された電荷を各別に蓄積する複数の蓄積部と、この複
    数の蓄積部の蓄積電荷を読み出す転送路とを備えた構成
    である多板式撮像装置において、 前記複数の撮像体それぞれの前記センサが連続周期中の
    1つ置きの同一周期にて交互且つ連続的に前記複数の受
    光部による多重露光およびその露光による蓄積電荷の前
    記複数の蓄積部への転送を行うように前記複数の撮像体
    それぞれが備える前記センサの受光部と蓄積部の動作タ
    イミングを制御する露光・転送制御手段を具備したこと
    を特徴とする多板式撮像装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか一項記載
    の発明において、 前記露光・転送制御手段は、前記露光の開始タイミング
    を決する信号として電子シャッタパルス信号を用いる手
    段であることを特徴とした多板式撮像装置。
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