JPH11175709A - 画像変形装置およびそのプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

画像変形装置およびそのプログラムを格納した記憶媒体

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JPH11175709A
JPH11175709A JP9347424A JP34742497A JPH11175709A JP H11175709 A JPH11175709 A JP H11175709A JP 9347424 A JP9347424 A JP 9347424A JP 34742497 A JP34742497 A JP 34742497A JP H11175709 A JPH11175709 A JP H11175709A
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Seiya Shimizu
誠也 清水
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像変形装置およびそのプログラムを格納し
た記憶媒体に関し,動画像に適用できるようにすること
を目的とする。 【解決手段】画像を変形させて表示する画像変形装置に
おいて,入力された画像を元画像として保持する元画像
保持部と,元画像を変形させる基準にする変形基準座標
を設定する変形基準座標設定部と,変形画像の座標に対
応する元画像座標を写像により求める座標計算部と,変
形基準座標およびその元画像座標をもとに変形画像の変
形基準座標以外の座標に対する元画像座標を計算の簡単
な函数で補間して求める補間座標生成部と,変形画像の
座標に対してそれぞれに対応する元画像座標の画素値を
設定する画素値設定部とを備え,変形画像生成し,表示
する構成をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,画像を変形して表
示する装置およびそのプログラムを格納した記憶媒体に
関するものである。特に,本発明は,CDROMやイン
タネット上でのマルチメディアデータを処理するもので
あり,アニメーションや動画像等の画像変形に広く利用
できるものであり,TVや映画などの映像においては特
殊効果を表現する場合にも使用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像の変形方法を図12により説
明する。図12において,111は元画像であって変形
する前の画像である。
【0003】113は変形画像であって,元画像111
を変形した画像である。Pは元画像111の座標(X
s,Ys)の点である。P’は元画像の点Pに対応する
変形画像113の座標(Xd,Yd)の点である。
【0004】元画像111と変形画像113との関係は
写像として表現することができる。写像をFとすると,
元画像の点P(Xs,Ys)と対応する変形画像の点
P’(Xd,Yd)に対して, (Xd,Yd)=F(Xs,Ys) ・・・・・・・ である。
【0005】このとき逆写像F-1とすると, (Xs,Ys)=F-1 (Xd,Yd) ・・・・・・・ が成り立つ。
【0006】従来の方法は,画像変形を行う際に変形画
像の全画素に対して,式を適用して対応する元画像の
座標値を算出し,その位置にある画素値変形画像の対応
する座標の画像値として採用することで,変形画像を作
成している。そのため,変形画像の画面サイズを幅Wd
画素,高さHd画素とすると,Wd×Hd回だけ式を
計算する必要がある。
【0007】図13は従来の画像変形方法のフローチャ
ートである。図13において, S1 画像変形の処理を開始する(START)。
【0008】S2 Yd=0とする。 S3 Xd=0とする。 S4 式により(Xs,Ys)を算出する。
【0009】S5 元画像(Xs,Ys)の画素値を変
形画像(Xd,Yd)の画素値にする。 S6 Xdを1だけインクリメントする(Xd=Xd+
1)。
【0010】S7 Xdが全て終了したか判定する(X
d=Wdか判定する)。終了していなければ,S4以降
の処理を繰り返す。終了していればS8でYdをインク
リメントする。
【0011】S8 Ydを1だけインクリメントする
(Yd=Yd+1)。 S9 Ydが全て終了したか判定する(Yd=Hdか判
定する)。終了していなければS3以降の処理を繰り返
す。全て終了していればS10で処理を終了する。
【0012】S10 処理を終了する(END)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】画像の変形を画素毎の
計算により行うと,式の変換を全画素数だけ行わなけ
ればならず,一般に式は非線形の変換であり,計算に
時間がかかるものである。特に,動画像の場合には,1
/30秒に一回の画面更新のタイミングにあうように処
理が完了していなければならず,遅れると完全な動画像
とすることができない。そのため,従来の画像変形装置
を動画像に適用することは困難であった。
【0014】本発明は,動画像に適用できる画像変形表
示装置およびそのプログラムを格納した記憶媒体を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は,画像を変形さ
せて表示する画像変形装置において,入力された画像を
元画像として保持する元画像保持部と,元画像を変形さ
せる基準にする変形基準座標を設定する変形基準座標設
定部と,変形画像の座標に対応する元画像座標を写像に
より求める座標計算部と,変形基準座標およびその元画
像座標をもとに変形画像の変形基準座標以外の座標に対
する元画像座標を計算の簡単な函数で補間して求める補
間座標生成部と,変形画像の座標に対してそれぞれに対
応する元画像座標の画素値を設定する画素値設定部とを
備え,変形画像を生成し,表示するようにした。
【0016】図1は本発明の基本構成を示す。図1にお
いて,Gは画像変形装置である。
【0017】1は元画像保持部であって,元画像を保持
するものである。2は変形基準座標設定部であって,変
形画像に写像により対応する元画像の領域の座標を求め
るための変形基準座標を設定するものである。例えば,
変形画像を多角形に分割し,その頂点座標を変形基準座
標にするものである。
【0018】2’は変形基準座標保持部であって,変形
基準座標を保持するものである。3は座標計算部であっ
て,変形画像の座標に対応する元画像の座標(元画像座
標)を写像により求めるものである。
【0019】4は基準元画像座標保持部であって,変形
画像の変形基準座標に対応する元画像座標を保持するも
のである。5は補間座標生成部であって,変形画像の変
形基準座標以外の座標に対応する元画像座標を,変形基
準座標およびそれに対応する元画像座標をもとに補間し
て求めるものである。補間は,変形基準座標およびそれ
に対応する元画像座標をもとに線形補間等の計算の簡単
な函数で求める。
【0020】5’は補間座標保持部であって,補間によ
り求めた元画像座標を保持するものである。6は画素値
設定部であって,変形画像の各座標に対してそれぞれの
座標に対応する元画像座標の画素値を設定するものであ
る。
【0021】7は表示装置であって,変形画像を表示す
るものである。8は画像入力装置であって,元画像を入
力する装置である。図1の構成の動作は後述する。
【0022】図2は本発明の変形画像表示方法の原理的
説明図である。図2において,11は元画像である。
【0023】13は変形画像である。Pは元画像11の
座標(Xs,Ys)の点である。P’は元画像の点Pに
対応する変形画像の座標(Xd,Yd)の点であり,変
形基準座標である。
【0024】A,B,C,Dは変形画像領域上の変形基
準座標(頂点座標)である。Eは変形基準座標以外の変
形画像の座標である。Fは変形画像の点Eに対応する元
画像上の点である。
【0025】変形画像の変形基準座標の元画像に対応す
る座標は写像により求める。元画像の点P(Xs,Y
s)と対応する変形画像の変形基準座標P’(Xd,Y
d)との関係は写像により次のように定められる。
【0026】 (Xd,Yd)=F(Xs,Ys) ・・・・・・・ である。このとき逆写像F-1とすると, (Xs,Ys)=F-1 (Xd,Yd) ・・・・・・・ が成り立つ。
【0027】変形画像の変形基準座標(多角形の頂点座
標)A,B,C,D,P’は変形画像領域を,例えば多
角形に分割した頂点に定める。図2では変形画像を分割
する多角形を四角形とし,四角形のメッシュにより変形
画像を分割し,メッシュの交点を変形基準座標にした場
合を例として示している。そして,変形基準座標に対応
する元画像座標は上記の写像により計算して求める。
【0028】また,変形画像の変形基準座標以外の点E
(Xe,Ye)に対応する元画像の点F(座標(Xf,
Yf))は,変形画像の変形基準座標とそれに対応する
元画像座標(基準元座標)をもとに,簡単な函数で求め
る。例えば,変形画像におけ点A,点B,点C,点Dの
座標とそれぞれに対応する元画像座標をもとに線形補間
することにより求める。
【0029】そして,変形画像の各座標に対して,その
ようにして求めた元画像座標の座標値を設定し,表示す
る。図1の本発明の基本構成の動作を説明する。
【0030】変形基準座標設定部2は変形基準領域に変
形基準座標(頂点座標)を設定する。求めた変形基準座
標は変形基準座標保持部2’に保持する。写像計算部3
は逆写像F-1(式)により変形基準座標(Xd,Y
d)に対等する元画像座標(Xs,Ys)を求め,基準
元画像座標保持部4に保持する。
【0031】画像入力装置8より入力した元画像を元画
像保持部1に保持する。補間座標生成部5は,変形画像
の変形基準座標以外の点E(Xe,Ye)に対応する元
画像座標(Xf,Yf)を簡単な函数で求める。例え
ば,変形画像領域における点A,点B,点C,点Dとそ
れぞれに対応する元画像座標とにより線形補間して求め
る。補間により求めた元画像座標は補間座標保持部5’
に保持する。
【0032】画素値設定部6は,変形画像の各座標に対
して,それぞれの座標に対応する元画像標の座標値を元
画像保持部1より求めて設定する。変形画像の各座標に
設定した各画素値を表示装置7に表示する。
【0033】本発明によれば,写像により変形画像の座
標に対応する元画像座標を求めるのは,変形画像の変形
基準座標(分割多角形の頂点座標)に対してのみであ
り,それ以外の対応座標は線形変換等の簡単な函数によ
り補間して求めるので,画像変形の処理を高速に行うこ
とができる。そのため,本発明によれば,動画像に対し
ても画像変形を行うことが可能になる。
【0034】
【発明の実施の形態】図3は本発明構成の実施の形態で
ある。図3において,21はCPUである。
【0035】22はメモリであって,画像分割プログラ
ム,座標計算プログラム,補間座標計算プログラム,画
素値計算プログラム等のロードされたプログラムを保持
し,座標テーブル格納領域に変形基準座標,基準元画像
座標,補間座標等を保持するものである。
【0036】23はメモリ22に保持された画像分割プ
ログラムである。24はメモリ22に格納された座標計
算プログラムであって,写像する座標を計算するもので
ある。
【0037】25はメモリ22に保持された補間座標計
算プログラムであって,補間座標を計算するものであ
る。26はメモリ22に保持された画素値計算プログラ
ムである。
【0038】27はメモリ22に保持された座標テーブ
ル格納領域である。28は座標テーブル格納領域の変形
基準座標保持領域であって,変形画像領域の変形基準座
標(頂点座標)を保持する領域である。
【0039】29は基準元画像保持領域であって,変形
基準座標に対応する元画像座標を保持する領域である。
30は補間座標保持領域であって,補間された元画像座
標を保持する領域である。
【0040】31はフレームバッファAであって,入力
される動画像を保持するバッファである。32はフレー
ムバッファBであって,ディスプレイに表示するデータ
を保持するバッファである。
【0041】41はインタフェースであって,撮像装置
とのインタフェースである。42は撮像装置である。4
3は動画像記憶媒体ドライブであって,動画像を記録す
る記憶媒体(ビデオテープ,CDROM等)を駆動する
装置である。
【0042】44は動画像記憶媒体であって,ビデオテ
ープ,CDROM,磁気ディスク等の動画像を記録しで
ある記憶媒体である。45は記憶媒体ドライブAであっ
て,静止画の画像記憶媒体(磁気ディスク,CDROM
等)を駆動する装置である。
【0043】46は画像記憶媒体であって,静止画を記
憶する磁気ディスク,CDROM等である。47は記憶
媒体ドライブBであって,プログラム等を格納する記憶
媒体の駆動装置である。
【0044】48は記憶媒体であって,本発明の方法に
より変形画像を生成するプログラムを格納する記憶であ
る。51は画像分割プログラムである。
【0045】52は座標計算プログラムである。53は
補間座標計算プログラムである。54は画素値計算プロ
グラムである。
【0046】61は入力装置であって,キーホード,マ
ウス等の入力装置である。62はディスプレイである。
63はプリンタである。
【0047】図4は本発明の装置構成の実施の形態を示
す図である。図4において,Gは画像変形装置であっ
て,図3のCPU,メモリ,フレームバッファA、フレ
ームバッファB等により構成されるものである。
【0048】Iはデジタル動画像入力装置であって,動
画像を入力するものであり,元画像となる画像データを
入力するものである。図3の動画像記憶媒体,動画像記
憶媒体ドライブ,撮像装置,インタフェース等により構
成されるものである。
【0049】Jは写像函数F,誤差閾値入力装置であっ
て,キーボード等の入力装置である。31はフレームバ
ッファAであって,入力されるデジタル動画像を保持す
るバッファである。
【0050】32はフレームバッファBであって,ディ
スプレイ62に表示する画像データを保持するバッファ
である。231は画像分割部であって,画像分割するも
のであり,図3の画像分割プログラム,CPU等により
構成されるものである。
【0051】241は座標計算部であって,図3の座標
計算プログラムとCPU等により構成されるものであ
る。251は補間座標生成部であって,図3の補間座標
計算プログラムとCPU等により構成されるものであ
る。
【0052】261は画素値計算部であって,図1の画
素値設定部6に相当するものであり,図3の画素値計算
プログラムとCPU等により構成されるものである。2
71は座標テーブル格納部であって,変形基準座標,基
準元画像座標,補間座標(補間により求めた元画像座
標)等を保持するものであり,図3の座標テーブル格納
領域に相当するものである。
【0053】図4の動作は後述する。図5は元画像の例
である。図6は変形画像の例であって,図5の元画像を
変形した画像である。
【0054】図7は変形画像の分割方法の例であって,
変形画像領域をメッシュに分割した場合を示すものであ
る。本発明は,変形画像領域を多角形に分割し,多角形
の頂点毎に式を計算し,元画像との対応座標(基準元
画像座標)を算出し,多角形の頂点以外の座標に対して
はその基準元画像座標を線形補間した座標を用いるもの
である。そのため,式の計算回数は多角形の頂点の回
数だけですむので,高速な画像変形が可能になる。
【0055】以下の説明では変形画像領域の分割をメッ
シュにより分割する場合について説明するが原理的には
どのような多角形により分割しても同じである。図8は
メッシュにおいて線形補間をする場合の説明図である。
【0056】M×N個の頂点からなるメッシュにおい
て,元画像座標値の線形補間は次のように行う。求める
画素を包含するメッシュの矩形領域の4画素Vd1,V
d2,Vd3,Vd4の配置が図8のようにあるとす
る。それぞれの変形画像領域上の座標値を(Xd1,Y
d1),(Xd2,Yd2),(Xd3,Yd3),
(Xd4,Yd4)とする。またそれぞれの元画像上で
対応する頂点の座標値(変形基準座標に同じ)を(Xs
1,Ys1),(Xs2,Ys2),(Xs3,Ys
3),(Xs4,Xs4)とする。
【0057】本発明は,Vd1,Vd2,Vd3,Vd
4と(Xs1,Ys1),(Xs2,Ys2),(Xs
3,Ys3),(Xs4,Xs4)とからVdに対応す
る元画像上の座標を求めるものであるが,Vd1,Vd
2,Vd3,Vd4にそれぞれ一次元の値A1 ,A2 ,
3 , A4 が対応している場合について線形補間につい
て概略を説明する。
【0058】Vdに対応する値をAとする。線分Vd1
−Vd3上の点Vd5と線分Vd2−Vd4上の点Vd
6を設け,Vd5とVd6に値A5 ,A6 が対応すると
する。
【0059】線形の仮定により次の関係が成り立つ。 (Yd1−Yd):(Yd−Yd3)=(A1
5 ):(A5 −A3 ) この関係から A5 ={A3 (Yd1−Yd)−A1 (Yd3−Y
d)}/(Yd1−Yd3) 同様に, A6 ={A4 (Yd2−Yd)−A2 (Yd4−Y
d)}/(Yd2−Yd4) となる。
【0060】次に線分Vd5−Vd6上の点Aを同様に
求める。Vd5のX座標値Xd5,Vd6のX座標値X
d6はA5 ,A6 の算出と同様にして, Xd5={Xd3(Yd1−Yd)−Xd1(Yd3−
Yd)}/(Yd1−Yd3) Xd6={Xd4(Yd2−Yd)−Xd2(Yd4−
Yd)}/(Yd2−Yd4) 線分Vd5−Vd6上にVd(値A)があるので,線形
の仮定により, (Xd6−Xd):(Xd−Xd5)=(A6 −A):
(A−A5 ) この関係から, A={A5 (Xd6−Xd)−A6 (Xd5−Xd)}
/(Xd6−Xd5) 本発明では,Vd1,Vd2,Vd3,Vd4に元画像
の座標(Xs1,Ys1),(Xs2,Ys2),(X
s3,Ys3),(Xs4,Xs4)が対応している。
【0061】この時,Vdと対応する元画像の座標値
(Xs,Ys)は線形補間により次の式により計算する
ことができる。 Xs=f3(f1(Xs1,Xs3),f2(Xs2,Xs4))・・・ Ys=f3(f1(Ys1,Ys3),f2(Xs2,Ys4))・・・ 但し, f1(A,B)={B(Yd1−Yd)−A(Yd3−
Yd)}/(Yd1−Yd3) f2(C,D)={D(Yd2−Yd)−C(Yd4−
Yd)}/(Yd2−Yd4) f3(G,H)={G(Xp−Xd)−H(Xq−X
d)}/(Xp−Xq) Xp=f1(Xd1,Xd3) Xq=f2(Xd2,Xd4) 図9,図10は本発明の実施の形態のフローチャートで
あって,上記の式,により補間座標を求める場合の
フローチャートである。
【0062】S1 画像の変形処理を開始する。 S2 n=0にして,y方向のメッシュ頂点の座標を初
期化する。 S3 m=0にして,x方向の座標を初期化する。
【0063】S4 式によりメッシュ頂点(m,n)
の元画像座標を算出する。 S5 メッシュ頂点のX方向の座標をインクリメントす
る(m=m+1)。 S6 メッシュの頂点のx方向の画素にすべて(M個)
処理をしたか判断する(m==M?(Mはx方向の頂点
数の最大値))。すべて処理をしていなければS3以降
の処理を繰り返す。ずべて処理してあればS7の処理を
行う。
【0064】S7 メッシュ頂点のY方向の座標をイン
クリメントする(n=n+1)。 S8 メッシュの頂点のy方向の画素にすべて(N個)
処理をしたか判断する(n==N?(Nはy方向の頂点
数の最大値))。すべて処理していなければS3以降の
処理を繰り返す。すべて処理してあればS9の処理を行
う。
【0065】S9 メッシュ頂点以外のy座標を初期化
する(yd=0)。 S10 メッシュの頂点以外のx座標を初期化する(x
d=0)。 S11 式,により(Xs,Ys)を算出する。
【0066】S12 元画像座標(Xs,Ys)の画素
値を変形画像の座標(Xd,Yd)の画素値にする。 S13 変形画像領域のx座標をインクリメントする
(Xd=Xd+1)。
【0067】S14 x方向の座標についてすべて処理
したか判断する((Xd==Wd?)(Wdはx方向の
座標の最大値))。すべて処理していなければS11以
降の処理を繰り返す。すべて処理していればS15の処
理を行う。
【0068】S15 y座標をインクリメントする(Y
d=Yd+1)。 S16 y方向の座標についてすべて処理したか判断す
る(Yd==Hd(Hdはy座標の最大値))。すべて
処理していなければS10以降の処理を繰り返し,すべ
て処理してあればS17で処理を終了する。
【0069】S17 処理を終了する(END)。 上記の実施の形態では,変形画像領域に設定する多角形
(上記の例ではメッシュ)は固定であったが,補間誤差
が最小になるように変形処理毎に分割する多角形を変更
すれば更に効果的である。
【0070】以下の説明ではメッシュ形状の場合につい
て補間誤差が指定された誤差の範囲内におさまるように
メッシュを自動分割する方法について説明する。誤差最
大の位置に頂点を生じるように多角形分割する。多角形
がメッシュ以外の形状の場合にも原理は同様である。
【0071】まず始めに変形画像の4角を頂点とする2
×2のメッシュを作成し,式により頂点座標(変形基
準座標)に対応する元画像座標(基準元画像座標)を求
める。また,頂点座標以外の座標に対しても式により
元画像の対応座標を求める。また,頂点座標以外の座標
について式,により補間座標を求める。この線形補
間により算出された元画像座標と式により計算された
元画像座標の誤差を計算し,誤差の最も大きい点にメッ
シュの頂点を追加する。誤差は相互の頂点のユークリッ
ド距離もしくはハミング距離で良い。こうして,頂点の
増えたメッシュに対し,繰り返し,誤差計算と頂点の追
加を繰り返し,誤差が許容範囲以下になったところで,
メッシュの生成処理を終了する。このようにして指定誤
差以下の変形メッシュを求める。この処理を複数回繰り
返し,変形画像を作成するが,動画像の変形を行うよう
な場合には,最初に1回メッシュ分割しておけば後は少
ない計算量で変形画像を作ることができる。
【0072】図11は本発明の自動メッシュ分割のフロ
ーチャートを示す。 S1 メッシュ分割の処理を開始する。 S2 変形画像の4角に頂点をもつ2×2メッシュを作
成する。
【0073】S3 式によりメッシュ頂点(m,n)
に対応する元画像座標(基準元画像座標)を算出する。 S4 式,により全画素に対応する元画像座標を算
出する。
【0074】S5 式により全画素に対応する元画像
座標を算出する。 S6 全画素に対して式および,で求めた座標値
の計算誤差を計算して最大誤差の点の座標を抽出する。
【0075】S7 誤差は許容範囲内か判断する。許容
誤差の範囲内でなければS8で最大誤差の位置にメッシ
ュ頂点を発生させ,S3以降の処理を繰り返す。 S8 最大誤差の位置にメッシュ頂点を発生させ,S3
の処理に移行する。
【0076】S9 処理を終了する。 図4の本発明の装置構成の実施の形態の動作を説明す
る。補間誤差を最小にするメッシュの自動生成の場合に
ついて説明する。
【0077】画像分割部231に画像間の変形(座標値
変換)を表す写像Fと,線形補間で画像変形を近似する
に際しての許容誤差Δをしきい値として入力する。誤差
は変形後の画像の点と対応する元画像上での点において
理論値と近似値の差を意味しており,これをユークリッ
ド距離(1画素の幅を1単位とする)などによって表現
する。
【0078】画像分割部231は,画像分割部231に
よって分割された分割形状の頂点の座標値(変形基準座
標(Xd,Yd))を元に式によって対応する元画像
上の座標値(基準元画像座標(Xs,Ys))を計算す
る。計算した値は座標テーブル格納部271に格納す
る。メッシュの場合の座標計算部241の処理は前述の
図10,図11のフローチャートに従う。
【0079】座標テーブル格納部271は,分割形状の
情報(頂点座標(Sd,Yd))とそれに対応する元画
像上の座標値(Xs,Ys)を含む)を格納するメモリ
である。分割形状がM×N個の頂点をもつメッシュであ
る場合,頂点座標値と元画像上の座標値はそれぞれM×
Nの2次元配列として記録され,任意のm(0≦m≦
M),n(0≦n≦N)に対して一意に座標値を得るこ
とができる。
【0080】以上の座標テーブルの作成までの処理は,
新たにFとΔが入力れされた時にだけ実行される。これ
らが新たに与えれる時は動画の変形を変化させる時であ
り,一定の変形写像で動画を連続的にする場合には,動
画変形前に一度だけテーブル作成処理を行えばよい。一
方,連続的に写像を変化させるときは,毎回テーブル作
成処理を行う必要がある。
【0081】変形される元画像となる動画像の1フレー
ムはフレームバッファA(31)に入力される。フレー
ムバッファA(31)は二次元画像を格納するための二
次元メモリであり,元画像の画素数を縦Hs,横Ws画
素,各画素24ビット(RGB8ビット)とするとHs
×Ws×24ビットのサイズを持つ。
【0082】補間座標生成部251は,変形画像の任意
の座標値(Xd,Yd)に対応する元画像上の座標値
(Xs,Ys)を座標テーブル格納部271に格納され
た座標値を元にして線形補間で近似生成する。変形画像
の分割形状がメッシュの場合には,補間座標生成部25
1は式,を用いて座標(Xs,Ys)を生成する。
【0083】画素値計算部261は変形画像上の全ての
画素値を決定する。任意の座標値(Xd,Yd)の画像
値を決定するために,画素値計算部261は補間座標生
成部251の生成した元画像上の対応座標値(Xs,Y
s)の画素値をフレームバッファA(31)から読み出
し,フレームバッファB(32)上の座標(Xd,Y
d)に書き込む。
【0084】フレームバッファB(32)は変形後の画
像を格納する二次元のメモリであり,フレームバッファ
A(31)と同様の構成である。変形後の画像サイズを
縦Hd,横Wd,各画素を24ビットとすると,Hd×
Wd×24ビットのサイズである。
【0085】ディスプレイ62はフレームバッファB
(32)に画素値計算部261が書き込みを終了した後
にフレームバッファB(32)の変形画像を表示する。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば,動画像に適した高速な
画像変形を行うことができる。また,変形写像に応じて
分割を自動的に決定できるので,線形近似処理による変
形処理の品質劣化を最小限に抑えることができる。動画
像に対して高速に変形を行うことができるので,変形写
像を変えることにより撮影ずみのビデオ素材など広角,
ズーム,魚眼レンズなどで撮影した画像をリアルタイム
に変形できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の原理説明図である。
【図3】本発明のシステム構成の実施の形態を示す図で
ある。
【図4】本発明の装置構成の実施の形態を示す図であ
る。
【図5】元画像の例を示す図である。
【図6】変形画像の例を示す図である。
【図7】変形画像の分割を示す図である。
【図8】本発明の補間座標の求め方の実施の形態の説明
図である。
【図9】本発明の実施の形態のフローチャートを示す図
である。
【図10】本発明の実施の形態のフローチャートを示す
図である。
【図11】本発明の自動メッシュ分割のフローチャート
を示す図である。
【図12】従来の画像変形方法の説明図である。
【図13】従来の画像変形のフローチャートを示す図で
ある。
【符号の説明】
G:画像変形装置 1:元画像保持部 2:変形基準座標設定部 2’:変形基準座標保持部 3:座標計算部 4:基準元画像座標保持部 5:補間座標生成部 5’:補間座標保持部 6:画素値設定部 7:表示装置 8:画像入力装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を変形させて表示する画像変形装置
    において,入力された画像を元画像として保持する元画
    像保持部と,元画像を変形させる基準にする変形基準座
    標を設定する変形基準座標設定部と,変形画像の座標に
    対応する元画像座標を写像により求める座標計算部と,
    変形基準座標およびその元画像座標をもとに変形画像の
    変形基準座標以外の座標に対する元画像座標を計算の簡
    単な函数で補間して求める補間座標生成部と,変形画像
    の座標に対してそれぞれに対応する元画像座標の画素値
    を設定する画素値設定部とを備え,変形画像を生成し,
    表示することを特徴とする画像変形装置。
  2. 【請求項2】 変形基準座標は,変形画像領に設定した
    多角形の頂点座標であり,補間座標生成部は,変形基準
    座標および変形基準座標に対応する元画像座標に基づい
    て変形基準座標以外の座標の元画像座標を線形補間によ
    り求めることを特徴とする請求項1に記載の画像変形装
    置。
  3. 【請求項3】 変形画像の変形基準座標以外の座標につ
    いても写像により元画像座標を求め,補間により求めた
    元画像座標と比較し,最大誤差が予め定めたしきい値以
    上にある場合には,その座標を頂点とする多角形を生成
    することにより補間で求めた元画像座標の誤差を小さく
    することを特徴とする請求項1もしくは2に記載の画像
    変形装置。
  4. 【請求項4】 元画像に対して画像を変形させて表示す
    るコンピュータプログラムを格納した記憶媒体におい
    て,元画像を変形させる基準にする変形基準座標を設定
    する変形基準座標設定プログラムと,変形画像の座標に
    対応する元画像座標を写像により求める座標計算プログ
    ラムと,変形基準座標およびその元画像座標をもとに変
    形画像の変形基準座標以外の座標に対する元画像座標を
    計算の簡単な函数で補間して求める補間座標生成プログ
    ラムと,変形画像の座標に対してそれぞれに対応する元
    画像座標の画素値を設定する画素値設定プログラムとを
    格納したことを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6700589B1 (en) 2000-02-17 2004-03-02 International Business Machines Corporation Method, system, and program for magnifying content downloaded from a server over a network
JP2013097782A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Shijin Kogyo Sakushinkai 画像ワープ方法及びそのコンピュータプログラム製品
JP2015215817A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 ソニー株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、および、プログラム

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