JPH11173253A - 風 車 - Google Patents
風 車Info
- Publication number
- JPH11173253A JPH11173253A JP35606097A JP35606097A JPH11173253A JP H11173253 A JPH11173253 A JP H11173253A JP 35606097 A JP35606097 A JP 35606097A JP 35606097 A JP35606097 A JP 35606097A JP H11173253 A JPH11173253 A JP H11173253A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- wind
- impeller
- opening
- autonomously
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/30—Wind power
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/70—Wind energy
- Y02E10/74—Wind turbines with rotation axis perpendicular to the wind direction
Landscapes
- Wind Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大出力が得易く、風取り入れ用のケーシング
の開口部が自律的に風上を向くように構成した風車を提
供すること。 【解決手段】 湾曲パドル１で構成される羽根車２と、
該羽根車２の車軸３を支持し開口面積が広く該羽根車２
の風受け端に向かって収斂する形状の風取り入れ用のケ
ーシング４と、該ケーシング４の上流側に設け該ケーシ
ング４を回転自在に支持するケーシング回転軸５と、該
ケーシング回転軸５を支持する固定ブラケット６，６’
とを具備し、ケーシング４の開口部７が風圧で自律的に
常に風上に向くように固定ブラケット６，６’を固定体
１４に固定した。
の開口部が自律的に風上を向くように構成した風車を提
供すること。 【解決手段】 湾曲パドル１で構成される羽根車２と、
該羽根車２の車軸３を支持し開口面積が広く該羽根車２
の風受け端に向かって収斂する形状の風取り入れ用のケ
ーシング４と、該ケーシング４の上流側に設け該ケーシ
ング４を回転自在に支持するケーシング回転軸５と、該
ケーシング回転軸５を支持する固定ブラケット６，６’
とを具備し、ケーシング４の開口部７が風圧で自律的に
常に風上に向くように固定ブラケット６，６’を固定体
１４に固定した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は風車に関し、特に風
力発電等に好適な風車に関するものである。
力発電等に好適な風車に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
風力発電に用いられる風車は横軸プロペラ式が主流であ
る。該横軸プロペラ式風車は翼の揚力で回転するので、
羽根の周速を風速より高くでき大出力が得やすいという
利点があるが、素材エネルギー（その発電所の構成要素
の材料を製造するのに用いる総エネルギー）の約半分を
占める鉄塔の建設を必要とするという問題がある。
風力発電に用いられる風車は横軸プロペラ式が主流であ
る。該横軸プロペラ式風車は翼の揚力で回転するので、
羽根の周速を風速より高くでき大出力が得やすいという
利点があるが、素材エネルギー（その発電所の構成要素
の材料を製造するのに用いる総エネルギー）の約半分を
占める鉄塔の建設を必要とするという問題がある。
【０００３】一方、立軸パドル式風車は鉄塔を必要とし
ないが、下記のような欠点がある。第１に風に押されて
回る原理なので羽根周速は風速以下になって遅くなるた
め大出力が得難いことと、第２にケーシングの開口部が
常に風上を向くように自動制御しなければならない等で
ある。
ないが、下記のような欠点がある。第１に風に押されて
回る原理なので羽根周速は風速以下になって遅くなるた
め大出力が得難いことと、第２にケーシングの開口部が
常に風上を向くように自動制御しなければならない等で
ある。
【０００４】本発明は、鉄塔を必要としない利点を有す
る立軸パドル式の風車であって、上記欠点を解消し、大
出力が得易くすると共に、風取入れ用のケーシングの開
口部が風上を向くように自動制御する必要がなく、自律
的に風上を向くように構成した風車を提供することを目
的とする。
る立軸パドル式の風車であって、上記欠点を解消し、大
出力が得易くすると共に、風取入れ用のケーシングの開
口部が風上を向くように自動制御する必要がなく、自律
的に風上を向くように構成した風車を提供することを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項１に記載の発明は、風取入れ用のケーシングと、
羽根車を具備し、該風取入れ用のケーシングは開口部の
面積が広く羽根車の風受け端に向かって収斂する形状
で、該開口部が風圧で自律的に風上に向くように回転可
能に支持されたことを特徴とする風車にある。
請求項１に記載の発明は、風取入れ用のケーシングと、
羽根車を具備し、該風取入れ用のケーシングは開口部の
面積が広く羽根車の風受け端に向かって収斂する形状
で、該開口部が風圧で自律的に風上に向くように回転可
能に支持されたことを特徴とする風車にある。
【０００６】また、請求項２に記載の発明は、湾曲パド
ルで構成される羽根車と、該羽根車の車軸を支持し且つ
開口部の面積が広く該羽根車の風受け端に向かって収斂
する形状の風取入れ用のケーシングと、該ケーシングの
上流側に設け該ケーシングを回転自在に支持するケーシ
ング回転軸と、該ケーシング回転軸を支持する固定ブラ
ケットとを具備し、ケーシングの開口部が風圧で自律的
に常に風上に向くように固定ブラケットを固定体に固定
したことを特徴とする風車にある。
ルで構成される羽根車と、該羽根車の車軸を支持し且つ
開口部の面積が広く該羽根車の風受け端に向かって収斂
する形状の風取入れ用のケーシングと、該ケーシングの
上流側に設け該ケーシングを回転自在に支持するケーシ
ング回転軸と、該ケーシング回転軸を支持する固定ブラ
ケットとを具備し、ケーシングの開口部が風圧で自律的
に常に風上に向くように固定ブラケットを固定体に固定
したことを特徴とする風車にある。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図１乃至図３は本発明に係る風
車の構造例を示す図で、図１は縦断面図（図３のＡ−Ｏ
−Ｂ断面）、図２は図１のＸ−Ｘ断面図、図３は図１の
Ｙ矢視図である。
面に基づいて説明する。図１乃至図３は本発明に係る風
車の構造例を示す図で、図１は縦断面図（図３のＡ−Ｏ
−Ｂ断面）、図２は図１のＸ−Ｘ断面図、図３は図１の
Ｙ矢視図である。
【０００８】図示するように、本風車は多数の湾曲パド
ル１と円板８で構成された羽根車２を車軸３に嵌入固定
し、該車軸３の上下両端を風取り入れ用のケーシング４
に設けた軸受９で回転自在に支持する構造である。ま
た、ケーシング４に発電機１１を設置し、該発電機１１
の回転軸と風車の車軸３の軸端とは増速装置（歯車又は
Ｖベルト等）１０を介して連結することにより、本発明
に係る風車発電装置を構成している。
ル１と円板８で構成された羽根車２を車軸３に嵌入固定
し、該車軸３の上下両端を風取り入れ用のケーシング４
に設けた軸受９で回転自在に支持する構造である。ま
た、ケーシング４に発電機１１を設置し、該発電機１１
の回転軸と風車の車軸３の軸端とは増速装置（歯車又は
Ｖベルト等）１０を介して連結することにより、本発明
に係る風車発電装置を構成している。
【０００９】前記ケーシング４の上流側（反羽根車２
側）の所定位置（Ｏ点）にはスリーブ１２を設け、該ス
リーブ１２にケーシング回転軸５を挿入すると共に、該
ケーシング回転軸５の上下両端を固定ブラケット６、
６’に支持し、ケーシング４を固定ブラケット６’に乗
せて、ケーシング回転軸５（Ｏ点）を中心に回転できる
ように、固定ブラケット６、６’を構造体（例えばビ
ル、送電線の鉄塔、煙突、灯台等）の壁面等の固定体１
４に固定している。
側）の所定位置（Ｏ点）にはスリーブ１２を設け、該ス
リーブ１２にケーシング回転軸５を挿入すると共に、該
ケーシング回転軸５の上下両端を固定ブラケット６、
６’に支持し、ケーシング４を固定ブラケット６’に乗
せて、ケーシング回転軸５（Ｏ点）を中心に回転できる
ように、固定ブラケット６、６’を構造体（例えばビ
ル、送電線の鉄塔、煙突、灯台等）の壁面等の固定体１
４に固定している。
【００１０】また、ケーシング４内にはステーベーン１
３を固定し、該ステーベーン１３にケーシング４の開口
部７から流入する風を案内させると共に、ケーシング４
の剛性を確保する作用を奏させている。ケーシング４の
開口部７に流入する流入風１５はステーベーン１３に案
内され、羽根車２に導かれ、該羽根車２を回転させて、
流出風１６となって吐き出される。
３を固定し、該ステーベーン１３にケーシング４の開口
部７から流入する風を案内させると共に、ケーシング４
の剛性を確保する作用を奏させている。ケーシング４の
開口部７に流入する流入風１５はステーベーン１３に案
内され、羽根車２に導かれ、該羽根車２を回転させて、
流出風１６となって吐き出される。
【００１１】上記構造の風車において、羽根車２を含め
ケーシング４全体が受ける風圧により、ケーシング４は
ケーシング回転軸５（Ｏ点）を中心として風向きに対し
て略一定の相対位置（角度α）でバランスするように自
律的に矢印Ｍに示すように回転するので、開口部７が常
に風上に向くように設定することができる。即ち、従来
の立軸パドル式の風車のようにケーシングの開口部が自
動的に風上方向を向くように自動制御する必要がなく、
自律的に開口部７が常に風上に向くようになる。
ケーシング４全体が受ける風圧により、ケーシング４は
ケーシング回転軸５（Ｏ点）を中心として風向きに対し
て略一定の相対位置（角度α）でバランスするように自
律的に矢印Ｍに示すように回転するので、開口部７が常
に風上に向くように設定することができる。即ち、従来
の立軸パドル式の風車のようにケーシングの開口部が自
動的に風上方向を向くように自動制御する必要がなく、
自律的に開口部７が常に風上に向くようになる。
【００１２】また、ケーシング４の開口部７の開口面積
を十分広く取ることにより、ケーシング４の遮風効果で
ケーシングの背面（下流側）に発生する負圧と相俟っ
て、風車への採り入れ風量は著しく増大する。羽根車２
に作用する風速は風量に比例して増大するが、風車の出
力は風速の３乗に比例するので、大きい出力が得られる
ようになる。
を十分広く取ることにより、ケーシング４の遮風効果で
ケーシングの背面（下流側）に発生する負圧と相俟っ
て、風車への採り入れ風量は著しく増大する。羽根車２
に作用する風速は風量に比例して増大するが、風車の出
力は風速の３乗に比例するので、大きい出力が得られる
ようになる。
【００１３】なお、上記実施形態例では、発電機１１を
ケーシング４の上部に設置しているが、下部に設置して
もよいことは勿論である。また、発電機に代えて周知の
ようなポンプや撹拌発熱装置等を設けることも通常の設
計手段で可能なことはいうまでもない。
ケーシング４の上部に設置しているが、下部に設置して
もよいことは勿論である。また、発電機に代えて周知の
ようなポンプや撹拌発熱装置等を設けることも通常の設
計手段で可能なことはいうまでもない。
【００１４】上記構造の本風車は、ビル、送電線の鉄
塔、煙突、灯台等の既存の構造体の壁面等の固定体１４
に取り付けて利用する。例えば、ビルの角では状況によ
りビルの上部（屋上）と同程度の風速が得られ、ビル風
は都市に置ける風力資源の一つと見做されるので、ビル
風を利用した場合に各方向から吹く風に対する本風車の
関係位置を図４に示す。
塔、煙突、灯台等の既存の構造体の壁面等の固定体１４
に取り付けて利用する。例えば、ビルの角では状況によ
りビルの上部（屋上）と同程度の風速が得られ、ビル風
は都市に置ける風力資源の一つと見做されるので、ビル
風を利用した場合に各方向から吹く風に対する本風車の
関係位置を図４に示す。
【００１５】図４に示すように、風車を取り付ける固定
体１４をビルとし、その角部１７に風車を取り付けるも
のとする。また、図中、ＥＷＳＮは東西南北を示すもの
とする。図５（ａ）に示すように、北風の場合はケーシ
ング４の開口部７は自律的に北向きとなり、流入風１５
は該ケーシング４の開口部７から流入し、羽根車２を回
転させ流出風１６となって吐き出される。
体１４をビルとし、その角部１７に風車を取り付けるも
のとする。また、図中、ＥＷＳＮは東西南北を示すもの
とする。図５（ａ）に示すように、北風の場合はケーシ
ング４の開口部７は自律的に北向きとなり、流入風１５
は該ケーシング４の開口部７から流入し、羽根車２を回
転させ流出風１６となって吐き出される。
【００１６】同様に、図５（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）、
（ｅ）、（ｆ）、（ｇ）に示すように、北東風、東風、
南東風、南風、南西風、西風に応じて、ケーシング４の
開口部７は風上方向を向き、流入風１５は該ケーシング
４の開口部７から流入し、羽根車２を回転させ流出風１
６となって吐き出される。即ち、流入風１５が南東風と
反対側の北西風の場合以外は殆どの流入風を利用でき
る。従って、送電線の鉄塔や煙突等のスリムな構造体を
本風車を取り付ける固定体とする場合、殆ど全方向の流
入風に対応できる。
（ｅ）、（ｆ）、（ｇ）に示すように、北東風、東風、
南東風、南風、南西風、西風に応じて、ケーシング４の
開口部７は風上方向を向き、流入風１５は該ケーシング
４の開口部７から流入し、羽根車２を回転させ流出風１
６となって吐き出される。即ち、流入風１５が南東風と
反対側の北西風の場合以外は殆どの流入風を利用でき
る。従って、送電線の鉄塔や煙突等のスリムな構造体を
本風車を取り付ける固定体とする場合、殆ど全方向の流
入風に対応できる。
【００１７】図６乃至図８は本発明に係る風車の他の構
造を示す図で、図６は縦断面図、図７は図６のＸ−Ｘ断
面矢視図、図８は図６のＹ矢視図である。本風車は図示
するように、ケーシング４の後端上下に矢羽根１９を一
体に設けると共に、ケーシング４は羽根車２の車軸３の
上下端部に軸受９、９で回転自在に支持され、更に該車
軸３の最上下端は固定ブラケット６、６’に軸受１８、
１８で回転自在に支持されている。ケーシング４は固定
ブラケット６’の上に乗った状態で、車軸３を中心に回
転可能に支持されている。
造を示す図で、図６は縦断面図、図７は図６のＸ−Ｘ断
面矢視図、図８は図６のＹ矢視図である。本風車は図示
するように、ケーシング４の後端上下に矢羽根１９を一
体に設けると共に、ケーシング４は羽根車２の車軸３の
上下端部に軸受９、９で回転自在に支持され、更に該車
軸３の最上下端は固定ブラケット６、６’に軸受１８、
１８で回転自在に支持されている。ケーシング４は固定
ブラケット６’の上に乗った状態で、車軸３を中心に回
転可能に支持されている。
【００１８】風車を上記構造とすることにより、ケーシ
ング４の後端部に矢羽根１９が一体に固定されているか
ら、矢羽根１９が風圧を受けケーシング４を車軸３を中
心に回転させ、ケーシング４の開口部は常に風上を向く
ことになる。従って、この構造の風車を図５（ａ）乃至
（ｇ）に示すように、ビル等の固定体に固定ブラケット
６、６’を介して取り付けることにより、流入風１５が
南東風と反対側の北西風の場合以外は殆どの流入風を利
用できる。
ング４の後端部に矢羽根１９が一体に固定されているか
ら、矢羽根１９が風圧を受けケーシング４を車軸３を中
心に回転させ、ケーシング４の開口部は常に風上を向く
ことになる。従って、この構造の風車を図５（ａ）乃至
（ｇ）に示すように、ビル等の固定体に固定ブラケット
６、６’を介して取り付けることにより、流入風１５が
南東風と反対側の北西風の場合以外は殆どの流入風を利
用できる。
【００１９】なお、上記図１乃至図３及び図６乃至図８
に示す風車の構造は、一構造例であり、本発明の風車は
この構造に限定されるものではなく、要は風取入れ用の
ケーシング４はその開口部の面積が広く羽根車の風受け
端に向かって収斂する形状で、該開口部が風圧で自律的
に風上に向くように回転可能に支持された構造であれ
ば、その具体的構造はどのようなものであってもよい。
に示す風車の構造は、一構造例であり、本発明の風車は
この構造に限定されるものではなく、要は風取入れ用の
ケーシング４はその開口部の面積が広く羽根車の風受け
端に向かって収斂する形状で、該開口部が風圧で自律的
に風上に向くように回転可能に支持された構造であれ
ば、その具体的構造はどのようなものであってもよい。
【００２０】
【発明の効果】請求項１及び２記載の発明によれば、風
取入れ用のケーシングは開口部の面積が広く羽根車の風
受け端に向かって収斂する形状で、該開口部が風圧で自
律的に風上に向くように回転可能に支持されたので、下
記のような優れた効果が得られる。
取入れ用のケーシングは開口部の面積が広く羽根車の風
受け端に向かって収斂する形状で、該開口部が風圧で自
律的に風上に向くように回転可能に支持されたので、下
記のような優れた効果が得られる。
【００２１】ケーシングの遮風作用により、ケーシン
グの下流側に負圧が発生する為、風車の取入れ風量は著
しく増大するので、羽根車に作用する風速が上昇し、大
出力が得易くなる（出力は風速の３乗に比例する）。
グの下流側に負圧が発生する為、風車の取入れ風量は著
しく増大するので、羽根車に作用する風速が上昇し、大
出力が得易くなる（出力は風速の３乗に比例する）。
【００２２】また、羽根車を含めケーシング全体が受
ける風圧により、ケーシングはケーシング回転軸を中心
として風向きに対して略一定の相対位置にバランスする
ように自律的に回転するので、ケーシングの開口部が常
に風上に向かう。従って、ケーシングの開口部が風上に
向くように自動制御する必要がなくなり、装置構成が簡
単となる。
ける風圧により、ケーシングはケーシング回転軸を中心
として風向きに対して略一定の相対位置にバランスする
ように自律的に回転するので、ケーシングの開口部が常
に風上に向かう。従って、ケーシングの開口部が風上に
向くように自動制御する必要がなくなり、装置構成が簡
単となる。
【００２３】また、風車設置のために高価な鉄塔等の
建設を必要とせず、既存のビル、送電線の鉄塔、煙突、
灯台等の固定体に簡単に取り付けることができ、これら
の周辺に吹く風を最大限有効に利用することができる。
建設を必要とせず、既存のビル、送電線の鉄塔、煙突、
灯台等の固定体に簡単に取り付けることができ、これら
の周辺に吹く風を最大限有効に利用することができる。
【００２４】また、請求項１又は２に記載の風車を風
力発電用に用いれば大出力の発電が可能となる。
力発電用に用いれば大出力の発電が可能となる。
【図１】本発明に係る風車の構造を示す縦断面図（図３
のＡ−Ｏ−Ｂ断面）である。
のＡ−Ｏ−Ｂ断面）である。
【図２】図１のＸ−Ｘ断面図である。
【図３】図１のＹ矢視図である。
【図４】本発明の風車と該風車を取り付けるビル等の固
定体との関係を示す図である。
定体との関係を示す図である。
【図５】同図（ａ）〜（ｇ）は吹く風に対する本発明の
風車の関係位置を示す図である。
風車の関係位置を示す図である。
【図６】本発明に係る風車の他の構造を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図７】図６のＸ−Ｘ断面矢視図である。
【図８】図６のＹ矢視図である。
１ 湾曲パドル ２ 羽根車 ３ 車軸 ４ ケーシング ５ ケーシング回転軸 ６ 固定ブラケット ６’ 固定ブラケット ７ 開口部 ８ 円板 ９ 軸受 １０ 増速装置 １１ 発電機 １２ スリーブ １３ ステーベーン １４ 固定体 １５ 流入風 １６ 流出風 １７ 角部 １８ 軸受 １９ 矢羽根
Claims (2)
- 【請求項１】 風取入れ用のケーシングと、羽根車を具
備し、 前記風取入れ用のケーシングは開口部の面積が広く前記
羽根車の風受け端に向かって収斂する形状で、該開口部
が風圧で自律的に風上に向くように回転可能に支持され
たことを特徴とする風車。 - 【請求項２】 湾曲パドルで構成される羽根車と、該羽
根車の車軸を支持し且つ開口部の面積が広く該羽根車の
風受け端に向かって収斂する形状の風取入れ用のケーシ
ングと、該ケーシングの上流側に設け該ケーシングを回
転自在に支持するケーシング回転軸と、該ケーシング回
転軸を支持する固定ブラケットとを具備し、 前記ケーシングの開口部が風圧で自律的に常に風上に向
くように前記固定ブラケットを固定体に固定したことを
特徴とする風車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35606097A JPH11173253A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 風 車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35606097A JPH11173253A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 風 車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11173253A true JPH11173253A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18447123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35606097A Pending JPH11173253A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 風 車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11173253A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007517156A (ja) * | 2003-12-31 | 2007-06-28 | エンヴィジョン コーポレーション | 水平ロータ構造とされた風力タービンエンジン |
| GB2443635A (en) * | 2006-11-07 | 2008-05-14 | Intec Power Holdings Ltd | Roof mounted wind turbine |
| US7726935B2 (en) | 2004-05-19 | 2010-06-01 | Envision Corporation | Wind turbine rotor projection |
| US7845899B2 (en) | 2003-12-31 | 2010-12-07 | Envision Corporation | Fluid powered turbine engine |
| JP2011226325A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Lixil Corp | 風力発電設備及び風力発電設備が設置された建物 |
| EP2412972A1 (en) * | 2010-07-29 | 2012-02-01 | Jia-Yuan Lee | Vertical axial wind power generation device |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP35606097A patent/JPH11173253A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007517156A (ja) * | 2003-12-31 | 2007-06-28 | エンヴィジョン コーポレーション | 水平ロータ構造とされた風力タービンエンジン |
| US7726933B2 (en) | 2003-12-31 | 2010-06-01 | Envision Corporation | Wind powered turbine engine—horizontal rotor configuration |
| US7845899B2 (en) | 2003-12-31 | 2010-12-07 | Envision Corporation | Fluid powered turbine engine |
| US7726935B2 (en) | 2004-05-19 | 2010-06-01 | Envision Corporation | Wind turbine rotor projection |
| GB2443635A (en) * | 2006-11-07 | 2008-05-14 | Intec Power Holdings Ltd | Roof mounted wind turbine |
| JP2011226325A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Lixil Corp | 風力発電設備及び風力発電設備が設置された建物 |
| EP2412972A1 (en) * | 2010-07-29 | 2012-02-01 | Jia-Yuan Lee | Vertical axial wind power generation device |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6981839B2 (en) | Wind powered turbine in a tunnel | |
| US8459930B2 (en) | Vertical multi-phased wind turbine system | |
| US4260325A (en) | Panemone wind turbine | |
| US4087196A (en) | Apparatus for deriving energy from moving gas streams | |
| US7753644B2 (en) | Vertical multi-phased wind turbine system | |
| US20110229302A1 (en) | Wind turbine with mixers and ejectors | |
| US20070258806A1 (en) | Helical taper induced vortical flow turbine | |
| US9328717B1 (en) | Golden ratio axial flow apparatus | |
| US5295793A (en) | Wind turbine | |
| KR20100071977A (ko) | 유동 에너지 설비 | |
| US8137052B1 (en) | Wind turbine generator | |
| US11156204B2 (en) | Wind turbine | |
| US10495063B2 (en) | Wind turbine | |
| JP2008309132A (ja) | 可変翼式風力変換機構 | |
| CN109931214B (zh) | 一种柔性摆动式导流型风轮机 | |
| JP2005226588A (ja) | 風力発電装置 | |
| JPH11173253A (ja) | 風 車 | |
| JP3766845B2 (ja) | 風力発電装置 | |
| JPS59147879A (ja) | ダウンウインド型風力発電装置 | |
| CN110242496A (zh) | 一种摆动叶片式导流型垂直轴风轮机 | |
| KR101136546B1 (ko) | 집풍형 풍력 발전장치 | |
| JP2001073923A (ja) | 環状風力タービン | |
| JPS5920870B2 (ja) | 風力発電装置 | |
| CN112703314A (zh) | 具有带空气动力学特性的叶片承载结构的风力涡轮机 | |
| KR101125952B1 (ko) | 물레형 풍차 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050125 |