JPH11173108A - 熱電併給プラント - Google Patents

熱電併給プラント

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JPH11173108A
JPH11173108A JP9350184A JP35018497A JPH11173108A JP H11173108 A JPH11173108 A JP H11173108A JP 9350184 A JP9350184 A JP 9350184A JP 35018497 A JP35018497 A JP 35018497A JP H11173108 A JPH11173108 A JP H11173108A
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JP
Japan
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steam
facility
boiler
heat recovery
power generation
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Withdrawn
Application number
JP9350184A
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English (en)
Inventor
Fukuzo Todo
福蔵 藤堂
Yuji Hatano
祐治 羽田野
Takeshi Noguchi
剛 野口
Akira Sakurai
明良 桜井
Takuro Yagi
卓朗 八木
Takeshi Okada
剛 岡田
Norimitsu Kurumada
則充 車田
Kazuo Tamura
和男 田村
Katsuharu Mukai
克治 向井
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JGC Corp
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
JGC Corp
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙パルプ製造設備、セメント製造設備等にお
ける廃棄物処理機能をそのまま生かし、熱効率を向上さ
せるとともに、ボイラーの設置のためのコストを低減
し、建設コストを低減することのできる熱電併給プラン
トを提供する。 【解決手段】 二次熱回収系と、蒸気タービン及び発電
機から実質的に構成される発電設備と、一次熱回収系を
含む他の設備とからなり、該蒸気タービン内の蒸気の一
部を該他の設備に供給して、使用後の蒸気または水、あ
るいはこれらの両方並びに補給水または復水の一部、あ
るいはこれらの両方を該一次熱回収系で加熱することに
より得られる蒸気または温水を該二次熱回収系に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電併給プラント
に関し、特に、紙パルプ製造設備、セメント製造設備
等、プロセス上蒸気を使用する設備に発電設備を併設し
た熱電併給プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙パルプ製造設備では、プロセス
上多量の蒸気が必要であり、そのためボイラーを設置し
ている。このボイラーの熱源としては、紙パルプ製造設
備自体から発生する黒液と称するパルプの洗浄廃液や、
製紙残渣の燃焼熱が利用されていた。また、このボイラ
ーを利用して蒸気タービンによる発電も併せて行い、発
生した電力は同設備内において利用し、同設備内で発生
した廃棄物の処理を図るとともに熱の有効利用を図って
いた。
【0003】しかし、この発電設備の回収ボイラーで
は、例えば500℃の蒸気発電とした場合、燃料の性質
上伝熱管等の材料として耐食性の優れたものを使用せざ
るを得ないため、回収ボイラーの設置のためのコストが
高かった。また、燃焼温度も高くできないため、この回
収ボイラーの熱効率は70%程度であり、タービンの復
水発電効率は28%程度と低かった。ここで復水発電効
率は、タービン通過蒸気量×入口蒸気保有熱量で発電量
を除したものである。また全体発電効率も約20%と低
かった。
【0004】また、セメント製造設備でも、積極的に他
産業からの廃棄物も受け入れて焼成炉の熱源に利用する
とともに、紙パルプ製造設備と同様に廃熱ボイラーを用
いて同設備内の所要電力及び蒸気の全部または一部の需
要を賄ってきたが、やはり全体としての熱効率は上記紙
パルプ製造設備の場合と同様に低く、廃熱ボイラーの設
置のためのコストも高かった。
【0005】一方、特開平9−152116号における
「製紙残渣処理装置における複合配電方法」のように既
設の製紙残渣処理装置(本発明の回収ボイラーに相当す
る)にガスタービン発電装置を併設することによって、
この排ガスの一部を利用して固形燃料の乾燥と蒸気の発
生を行ない、熱の有効利用を図るという提案もされてい
る。しかしながらこの方法によっても、使用燃料の制約
上熱効率の点でさらに向上の余地があった。
【0006】また、一般的な熱電併給システムにおい
て、特開昭59−126005号における「熱併給発電
システム」のように原子力発電タービンからの抽気を給
水加熱器の加熱に使用し全体の熱利用効率の向上を図っ
た技術がある。
【0007】さらに、特開平2−81907号に記載の
「熱併給発電プラント」のように、蒸気タービンからの
抽気点を選択して加熱水の温度を制御可能とし、全体の
熱利用効率の向上を図った技術がある。以上のように熱
利用の効率向上を図った技術は多いが、同一プラント内
でのシステム構成がほとんどであり、その効果には限界
があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題点に鑑みてなされたものであって、紙パルプ製造設
備、セメント製造設備等における廃棄物処理機能をその
まま生かし、熱効率を向上させるとともに、ボイラーの
設置のためのコストを低減し、建設コストを低減するこ
とのできる熱電併給プラントを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
熱電併給プラントであって、二次熱回収系と、蒸気ター
ビン及び発電機から実質的に構成される発電設備と、一
次熱回収系を含む他の設備とからなり、該蒸気タービン
内の蒸気の一部を該他の設備に供給して、使用後の蒸気
または水、あるいはこれらの両方並びに補給水または復
水の一部、あるいはこれらの両方を該一次熱回収系で加
熱することにより得られる蒸気または温水を該二次熱回
収系に供給することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、上記他の設備が紙
パルプ製造設備であるとともに、上記一次熱回収系が該
紙パルプ製造設備の回収ボイラーであることを特徴とす
る。請求項3記載の発明は、上記他の設備がセメント製
造設備であるとともに、上記一次熱回収系が該セメント
製造設備の廃熱回収ボイラーであることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、上記他の設備が廃
棄物焼却設備であるとともに、上記一次熱回収系が該廃
棄物焼却設備の廃熱回収ボイラーであることを特徴とす
る。請求項5記載の発明は、上記他の設備が廃棄物ガス
化溶融設備であるとともに、上記一次熱回収系が該廃棄
物ガス化溶融設備の廃熱回収ボイラーであることを特徴
とする。請求項6の発明は、上記他の設備が製鉄所設備
であるとともに、上記一次熱回収系が該製鉄所設備の廃
熱回収ボイラーであることを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、上記一次熱回収系
で加熱することにより得られる蒸気の出口温度が200
℃乃至500℃であることを特徴とする。請求項8記載
の発明は、上記二次熱回収系の加熱熱源がガス、石炭ま
たは重油であることを特徴とする。
【0013】そして、請求項1記載の発明によれば、蒸
気タービン内の蒸気の一部を他の設備に供給して、使用
後の蒸気または水、あるいはこれらの両方並びに補給水
または復水の一部、あるいはこれらの両方を一次熱回収
系で加熱することにより得られる蒸気または温水を二次
熱回収系に供給するため、該他の設備において蒸気を利
用しながら、熱電併給プラント全体の熱効率の向上を図
ることができるとともに、従来発電設備と該他の設備に
個別に設置していた発電ボイラー等を統合することによ
りプラント全体の建設コストを低減することができる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、蒸気タービ
ン内の蒸気の一部を紙パルプ製造設備に供給して、使用
後の蒸気または水、あるいはこれらの両方並びに補給水
または復水の一部、あるいはこれらの両方を回収ボイラ
ーで加熱することにより得られる蒸気または温水を二次
熱回収系に供給するため、該紙パルプ製造設備において
蒸気を利用しながら、熱電併給プラント全体の熱効率の
向上を図ることができるとともに、従来発電設備と該紙
パルプ製造設備に個別に設置していた発電ボイラー等を
統合することによりプラント全体の建設コストを低減す
ることができる。
【0015】請求項3記載の発明によれば、蒸気タービ
ン内の蒸気の一部をセメント製造設備に供給して、使用
後の蒸気または水、あるいはこれらの両方並びに補給水
または復水の一部、あるいはこれらの両方を廃熱回収ボ
イラーで加熱することにより得られる蒸気または温水を
二次熱回収系に供給するため、該セメント製造設備にお
いて蒸気を利用しながら、熱電併給プラント全体の熱効
率の向上を図ることができるとともに、従来発電設備と
該セメント製造設備に個別に設置していた発電ボイラー
等を統合することによりプラント全体の建設コストを低
減することができる。
【0016】請求項4記載の発明によれば、蒸気タービ
ン内の蒸気の一部を廃棄物焼却設備に供給して、使用後
の蒸気または水、あるいはこれらの両方並びに補給水ま
たは復水の一部、あるいはこれらの両方を廃熱回収ボイ
ラーで加熱することにより得られる蒸気または温水を二
次熱回収系に供給するため、該廃棄物焼却設備において
蒸気を利用しながら、熱電併給プラント全体の熱効率の
向上を図ることができるとともに、従来発電設備と該廃
棄物焼却設備に個別に設置していた発電ボイラー等を統
合することによりプラント全体の建設コストを低減する
ことができる。
【0017】請求項5記載の発明によれば、蒸気タービ
ン内の蒸気の一部を廃棄物ガス化溶融設備に供給して、
使用後の蒸気または水、あるいはこれらの両方並びに補
給水または復水の一部、あるいはこれらの両方を廃熱回
収ボイラーで加熱することにより得られる蒸気または温
水を二次熱回収系に供給するため、該廃棄物ガス化溶融
設備において蒸気を利用しながら、熱電併給プラント全
体の熱効率の向上を図ることができるとともに、従来発
電設備と該ガス化溶融設備に個別に設置していた発電ボ
イラー等を統合することによりプラント全体の建設コス
トを低減することができる。
【0018】請求項6記載の発明によれば、蒸気タービ
ン内の蒸気の一部を製鉄所設備に供給して、使用後の蒸
気または水、あるいはこれらの両方並びに補給水または
復水の一部、あるいはこれらの両方を廃熱回収ボイラー
で加熱することにより得られる蒸気または温水を二次熱
回収系に供給するため、該製鉄所設備において蒸気を利
用しながら、熱電併給プラント全体の熱効率の向上を図
ることができるとともに、従来発電設備と該製鉄所設備
に個別に設置していた発電ボイラーなどを統合すること
によりプラント全体の建設コストを低減できる。
【0019】請求項7記載の発明によれば、一次熱回収
系で加熱することにより得られる蒸気の出口温度が20
0℃乃至500℃であるため、該一次熱回収系として使
用されるボイラー等の伝熱管等の腐食を抑制でき材料と
して耐食性の優れたものを使用する必要はない。
【0020】請求項8記載の発明によれば、二次熱回収
系の加熱熱源はガス、石炭または重油であるため、従来
より一般的に使用され、熱効率の高い二次熱回収系を利
用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる熱電併給プ
ラントの実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明
するが、本発明と従来の設備の対比を明確にするため、
まず最初に、従来の発電設備及び紙パルプ製造設備につ
いて簡単に説明する。
【0022】図2は、従来の重油焚き火力発電設備の一
例を示す図であって、この発電設備11は、ボイラー1
2と、蒸気タービン13と、発電機14と、復水器15
等で構成される。
【0023】ボイラー12は、重油炊きボイラーであっ
て、そのボイラー効率は90%程度である。また、蒸気
タービン13では、ボイラー12から供給された蒸気に
よりタービン軸が回転し、これによって発電機14を駆
動して所望の電力を得ることができる。復水器15は、
蒸気タービン13からの蒸気を冷却して復水し、この復
水Wをボイラー12に戻す。
【0024】次に、上記構成を有する発電設備11の運
転状態を説明する。定常状態においては、図2に示すよ
うに、ボイラー12には、低位発熱量が略々10,00
0kcal/kgの重油Hが供給され、この重油Hがボ
イラー12において燃焼し、蒸気を発生させるための熱
源となる。例えば、1時間当たり28トンの重油Hが燃
焼すると、この重油Hは上記低位発熱量を有するため、
1時間当たり280Gcalの熱量が発生する。
【0025】一方、ボイラー12には、復水器15か
ら、1時間当たり305トンの供給水Wが供給され、こ
の供給水Wの温度は約40℃である。そして、この供給
水Wがボイラー12内で蒸発し、ボイラー12から蒸気
S1となって出ていくが、この蒸気S1の圧力及び温度
はそれぞれ約100kg/cm2、約500℃に調整さ
れる。尚、発生する蒸気S1の量は、供給水Wと同じく
305トン/時間である。
【0026】ボイラー12において発生した蒸気S1
は、蒸気タービン13に供給され、そのタービン軸を回
転させて発電機14を駆動する。この発電設備11のタ
ービンの復水発電効率は40%程度であって、発電機1
4において約114MWの電力が得られる。尚、蒸気タ
ービン13から排出された蒸気S2は、復水器15にお
いて冷却されて復水Wとなりボイラー12に戻される。
【0027】次に、図3を参照しながら従来の紙パルプ
製造設備における熱回収・発電システムについて説明す
る。この熱回収発電システム20は、紙パルプ製造設備
21に隣接して設けられ、回収ボイラー22と、蒸気タ
ービン23と、発電機24と、復水器25等で構成され
る。
【0028】回収ボイラー22は、熱源として、紙パル
プ製造設備21において発生する黒液Bを利用し、その
ボイラー効率は70%程度である。また、ボイラー出口
の蒸気温度が約500℃に達するため、この回収ボイラ
ー22の伝熱管等の材料には燃料の性質上耐食性の優れ
たものが使用されている。尚、蒸気タービン23、発電
機24、復水器25は図2に示した従来の発電設備11
における各機器と同様の機能を有する。
【0029】紙パルプ製造設備21においてプロセス上
多量の蒸気が必要であるため、蒸気タービン23から蒸
気を抽気している。そして、この蒸気のドレンW2は回
収ボイラー22に戻るように構成されている。
【0030】次に、上記構成を有する熱回収発電システ
ム20の運転状態を説明する。定常状態においては、図
3に示すように、回収ボイラー22に黒液Bが供給さ
れ、この黒液Bが回収ボイラー22において燃焼し、蒸
気S1を発生させるための熱源となる。例えば、1時間
当たり18トン(乾量基準)の黒液Bが燃焼すると、1
時間当たり59Gcalの熱量が発生する。
【0031】一方、回収ボイラー22には、復水器25
から、1時間当たり13トンの復水W1が供給され、こ
の供給水W1の温度は約40℃である。さらに、回収ボ
イラー22には、紙パルプ製造設備21からのドレンW
2が、1時間当たり27トンの割合で供給され、このド
レンW2の温度は約80℃である。そして、この復水W
1、ドレンW2及び補給水W3が回収ボイラー22内で
蒸発し、回収ボイラー22から蒸気S1となって出てい
くが、この蒸気S1の圧力及び温度はそれぞれ約100
kg/cm2、約500℃に調整される。尚、発生する
蒸気S1の量は、復水W1、ドレンW2及び補給水W3
の合計であって、一時間当たり51トンである。
【0032】回収ボイラー22において発生した蒸気S
1は、蒸気タービン23に供給され、そのタービン軸を
回転させ、発電機24を駆動する。発電機24において
約10MWの電力が得られ、熱回収発電システム20に
おいて、ボイラーの熱効率は70%、タービンの復水発
電効率28%であり、全体発電効率は約20%となって
いる。ここで、全体発電効率は発電量を黒液発熱量で除
したものとする。この発電機24で発生した電力は紙パ
ルプ製造設備21内において利用され、熱の有効利用が
図られる。
【0033】尚、蒸気タービン23から抽気された約1
30℃の蒸気S2は、紙パルプ製造設備21内において
紙の蒸気加熱等に使用される。蒸気S2のドレンW2は
再び回収ボイラー22に戻される。さらに、蒸気タービ
ン23から排出された蒸気S3は、復水器25において
冷却されて復水W1となり回収ボイラー22に戻され
る。
【0034】次に、本発明にかかる熱電併給プラントの
実施例を図1を参照しながら説明する。尚、本実施例に
おいて、図2及び図3と同様の構成要素については同一
の参照番号を付して詳細説明を省略する。
【0035】この熱電併給プラント1は、回収ボイラー
6を有する紙パルプ製造設備21と、この紙パルプ製造
設備21に隣接して設けられ、発電ボイラー2と、蒸気
タービン3と、発電機4と、復水器5等で構成される発
電設備からなる。
【0036】発電ボイラー2は、重油炊きボイラーであ
って、そのボイラー効率は90%程度である。発電ボイ
ラー2には、復水器5からの復水W1に加え、回収ボイ
ラー6から蒸気S1が供給され、この蒸気S1をも加熱
する。
【0037】蒸気タービン3、発電機4、復水器5は上
記従来のものと同様の機能を有するが、図3に示した設
備と同様に、紙パルプ製造設備21においてプロセス上
多量の蒸気が必要であるため、蒸気タービン3から蒸気
S3を抽気している。そして、この蒸気S3のドレンW
2は回収ボイラー6に供給されるように構成されてい
る。
【0038】回収ボイラー6は、熱源として、紙パルプ
製造設備21において発生する黒液Bを利用し、そのボ
イラー効率は70%程度である。回収ボイラー6におい
て発生した蒸気S1は、発電ボイラー2に供給されてさ
らに加熱される。尚、回収ボイラー6の出口の蒸気S1
の温度は、200℃乃至500℃、好適には300℃程
度に維持され、回収ボイラー6の伝熱管材料に特に耐食
性の優れたものを使用する必要はない。
【0039】上記構成を有する熱電併給プラントにおい
て、回収ボイラー6を含む熱回収系を一次熱回収系、発
電ボイラー2を含む熱回収系を二次熱回収系と称する。
【0040】次に、上記構成を有する発電設備1の運転
状態を説明する。定常状態においては、図1に示すよう
に、回収ボイラー6には黒液Bが供給され、この黒液B
が回収ボイラー6において燃焼し、蒸気を発生させるた
めの熱源となる。例えば、1時間当たり18トンの黒液
Bが燃焼すると、1時間当たり59Gcalの熱量が発
生する。
【0041】一方、回収ボイラー6には、紙パルプ製造
設備21からのドレンW2及び補給水W3が、1時間当
たり62トンの割合で供給され、このドレンW2の温度
は約80℃、補給水W3の温度は30℃である。そし
て、このドレンW2及び補給水W3が回収ボイラー6内
で蒸発し、約280℃の蒸気S1として発電ボイラー2
に供給される。尚、発生する蒸気S1の量は1時間当た
り62トンである。
【0042】また、発電ボイラー2には、低位発熱量が
略々10,000kcal/kgの重油Hが供給され、
この重油Hが発電ボイラー2において燃焼し、蒸気を発
生させるための熱源となる。例えば、1時間当たり28
トンの重油Hが燃焼すると、この重油Hは上記低位発熱
量を有するため、1時間当たり280Gcalの熱量が
発生する。
【0043】一方、発電ボイラー2には、復水器5か
ら、1時間当たり294トンの復水W1が供給され、こ
の復水W1の温度は約40℃である。また、発電ボイラ
ー2には、回収ボイラー6からの蒸気S1が供給され
る。この蒸気S1は、温度が約280℃であって、1時
間当たり62トン供給される。そして、上記復水W1が
発電ボイラー2内で蒸発するとともに、蒸気S1が発電
ボイラー2においてさらに加熱され、両者が発電ボイラ
ー2から蒸気S2となって出ていく。この蒸気S2の圧
力及び温度は、それぞれ約100kgf/cm2、約5
00℃に調整される。尚、発生する蒸気S2の量は、復
水W1、ドレンW2及び補給水W3の合計であって、1
時間当たり356トンである。
【0044】発電ボイラー2において発生した蒸気S2
は、蒸気タービン3に供給され、そのタービン軸を回転
させ、発電機4を駆動する。発電機4において約131
MWの電力が得られ、熱電併給プラント1において、紙
パルプ製造設備のボイラー熱効率は70%であり、ター
ビン復水発電効率は約40%であって、全体発電効率は
約35%となって、紙パルプ製造設備における熱電併給
システムに比べ著しく向上している。この発電機4で発
生した電力は、紙パルプ製造設備21内において利用さ
れる他、他の設備において利用したり、電力会社に販売
することも可能である。
【0045】また、蒸気タービン3から抽気された約1
30℃の蒸気S3は、紙パルプ製造設備21内において
紙の蒸気加熱等に使用される。蒸気S3のドレンW2は
再び回収ボイラー6に戻される。さらに、蒸気タービン
3から排出された蒸気S4は復水器5において冷却され
て復水W1となり発電ボイラー2に戻される。
【0046】次に、本発明にかかる熱電併給プラントを
廃棄物焼却設備に適用した場合について図4を参照しな
がら簡単に説明する。廃棄物発電設備30は、廃熱回収
ボイラー36を有する廃棄物焼却設備31と、この廃棄
物焼却設備31に隣接して設けられ、発電ボイラー32
と、蒸気タービン33と、発電機34と、復水器35等
で構成される発電設備からなる。
【0047】発電ボイラー32は、石炭炊きボイラーで
あって、そのボイラー効率は90%程度である。発電ボ
イラー32には、復水器35からの復水W31がエコノ
マイザーを経て過熱器32−1に供給され過熱される。
一方、廃熱回収ボイラー36から、蒸気S31が再熱器
32−2に供給され過熱される。また、高圧タービンの
抽気蒸気S33も再熱器32−2に供給され再過熱され
る。
【0048】蒸気タービン33、発電機34、復水器3
5は、従来のものと同様の機能を有するが、再熱方式を
採用しているため、蒸気タービン33は高圧タービン3
3−1と再熱タービン33−2からなる。廃棄物焼却設
備31は、付帯設備用に一部蒸気を使用するが、紙パル
プ製造設備21のようにプロセス上蒸気を必要としない
ため、蒸気タービン33−2からの抽気は特に明示して
いない。
【0049】廃熱回収ボイラー36は、熱源として都市
ごみのような廃棄物を利用し、そのボイラー効率は80
%程度である。廃熱回収ボイラー36において発生した
蒸気はいわゆる中圧蒸気であって、発電ボイラー再熱器
32−2に供給されてさらに加熱される。尚、廃熱回収
ボイラー36の出口の蒸気S31の温度は270℃程度
に維持され、廃熱回収ボイラー36の伝熱管材料に特に
耐食性のものを使用する必要はない。
【0050】上記構成を有する熱電併給プラントにおい
て、廃熱回収ボイラー36を含む熱回収系を一次熱回収
系、発電ボイラー32を含む熱回収系を二次熱回収系と
称する。
【0051】次に上記構成を有する発電設備30の運転
状態を説明する。定常状態においては、図4に示すよう
に、廃熱回収ボイラー36に都市ゴミWTが供給され、
この都市ゴミWTが廃熱回収ボイラー36において燃焼
し、蒸気を発生させるための熱源となる。例えば、1時
間当たり25トンの都市ごみWTが燃焼すると、1時間
当たり75Gcalの熱量が発生する。
【0052】一方、廃熱回収ボイラー36には、復水器
35から1時間当たり85トンの復水W31−1が供給
される。この復水W31−1の温度は40℃前後であ
る。そして、この復水W31−1が廃熱回収ボイラー3
6で蒸発し、約270℃、約25kgf/cm2の蒸気
S31として発電ボイラーの再熱器32−2に供給され
る。
【0053】また、発電ボイラー32には、低位発熱量
5,000kcal/kgの石炭が供給され、この石炭
Cが発電ボイラ32において燃焼し、蒸気を発生させる
ための熱源となる。例えば、1時間当たり56トンの石
炭Cが燃焼すると、1時間当たり280Gcalの熱量
が発生する。
【0054】一方、発電ボイラーのエコノマイザー及び
過熱器32−1には、復水器35から1時間当たり28
0トンの復水W31−2が供給される。この復水W31
−2の温度は約40℃である。また、発電ボイラーの再
熱器32−2には、廃熱回収ボイラー36から蒸気S3
1が1時間当たり85トン供給され、また、高圧タービ
ン33−1の出口蒸気S33が1時間当たり280トン
供給される。蒸気S31及びS33の圧力は、約25k
gf/cm2に、温度は約270℃に調整される。
【0055】発電ボイラーのエコノマイザー及び過熱器
32−1において発生した蒸気は、圧力が約100kg
f/cm2、温度が約500℃に調整されて、高圧ター
ビン33−1に供給され、そのタービン軸を回転させ発
電機34を駆動する。この抽気タービンの発電効率は約
95%である。一方、発電ボイラーの再熱器32−2に
おいて発生した蒸気は、圧力が約25kgf/cm2、
温度が約400℃に調整されて、再熱タービン33−2
に供給され、そのタービン軸を回転させ発電機34を駆
動する。この復水タービン発電効率は約35%である。
したがって、発電量を都市ゴミ及び石炭燃料の総発熱量
で除した全体の発電効率は約36%となる。
【0056】尚、上記実施例においては、本発明にかか
る熱電併給プラントを紙パルプ製造設備及び廃棄物焼却
設備に適用した場合について説明したが、セメント製造
設備等、同設備内で蒸気を使用するととともに、同設備
内外の廃棄物を処理して廃熱回収ボイラーを使用して熱
回収を図る設備にも本発明を適用することが可能であ
る。この場合には、廃熱回収ボイラーが一次熱回収系と
なる。
【0057】また、本実施例においては、一次熱回収系
で加熱して得られた蒸気を使用した例を述べたが、一次
熱回収系で加熱した温水を使用することも可能である。
【0058】さらに、廃棄物ガス化溶融設備、製鉄所設
備にも本発明を適用することが可能であって、これらの
場合には、それぞれの設備における廃熱回収ボイラーが
一次熱回収系に相当する。
【0059】また、上記発電ボイラーの加熱燃料は重油
であるが、石炭等の他の燃料とすることももちろん可能
である。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、蒸気ター
ビン内の蒸気の一部を他の設備に供給して、使用後の蒸
気または水、あるいはこれらの両方並びに補給水または
復水の一部、あるいはこれらの両方を一次熱回収系で加
熱することにより得られる蒸気または温水を二次熱回収
系に供給するため、該他の設備において蒸気を利用しな
がら、プラント全体の熱効率の向上を図ることができる
とともに、従来発電設備と該他の設備に個別に設置して
いた発電ボイラー等を統合することにより建設コストを
低減することのできる熱電併給プラントを提供すること
ができる。
【0061】請求項2記載の発明によれば、蒸気タービ
ン内の蒸気の一部を紙パルプ製造設備に供給して、使用
後の蒸気または水、あるいはこれらの両方並びに補給水
または復水の一部、あるいはこれらの両方を回収ボイラ
ーで加熱することにより得られる蒸気または温水を二次
熱回収系に供給するため、該紙パルプ製造設備において
蒸気を利用しながら、プラント全体の熱効率の向上を図
ることができるとともに、従来発電設備と該紙パルプ製
造設備に個別に設置していた発電ボイラー等を統合する
ことにより建設コストを低減することのできる熱電併給
プラントを提供することができる。
【0062】請求項3記載の発明によれば、蒸気タービ
ン内の蒸気の一部をセメント製造設備に供給して、使用
後の蒸気または水、あるいはこれらの両方並びに補給水
または復水の一部、あるいはこれらの両方を廃熱回収ボ
イラーで加熱することにより得られる蒸気または温水を
二次熱回収系に供給するため、該セメント製造設備にお
いて蒸気を利用しながら、プラント全体の熱効率の向上
を図ることができるとともに、従来発電設備と該セメン
ト製造設備に個別に設置していた発電ボイラー等を統合
することにより建設コストを低減することのできる熱電
併給プラントを提供することができる。
【0063】請求項4記載の発明によれば、蒸気タービ
ン内の蒸気の一部を廃棄物焼却設備に供給して、使用後
の蒸気または水、あるいはこれらの両方並びに補給水ま
たは復水の一部、あるいはこれらの両方を廃熱回収ボイ
ラーで加熱することにより得られる蒸気または温水を二
次熱回収系に供給するため、該廃棄物焼却設備において
蒸気を利用しながら、プラント全体の熱効率の向上を図
ることができるとともに、従来発電設備と該廃棄物焼却
設備に個別に設置していた発電ボイラー等を統合するこ
とにより建設コストを低減することのできる熱電併給プ
ラントを提供することができる。
【0064】請求項5記載の発明によれば、蒸気タービ
ン内の蒸気の一部を廃棄物ガス化溶融設備に供給して、
使用後の蒸気または水、あるいはこれらの両方並びに補
給水または復水の一部、あるいはこれらの両方を廃熱回
収ボイラーで加熱することにより得られる蒸気または温
水を二次熱回収系に供給するため、該廃棄物ガス化溶融
設備において蒸気を利用しながら、プラント全体の熱効
率の向上を図ることができるとともに、従来発電設備と
該廃棄物ガス化溶融設備に個別に設置していた発電ボイ
ラー等を統合することにより建設コストを低減すること
のできる熱電併給プラントを提供することができる。
【0065】請求項6記載の発明によれば、蒸気タービ
ン内の蒸気の一部を製鉄所設備に供給して、使用後の蒸
気または水、あるいはこれらの両方並びに補給水または
復水の一部、あるいはこれらの両方を廃熱回収ボイラー
で加熱することにより得られる蒸気または温水を二次熱
回収系に供給するため、該製鉄所設備において蒸気を利
用しながら、熱電併給プラント全体の熱効率の向上を図
ることができるとともに、従来発電設備と該製鉄所設備
に個別に設置していた発電ボイラー等を統合することに
よりプラント全体の建設コストを低減できる熱電併給プ
ラントを提供することができる。
【0066】請求項7記載の発明によれば、一次熱回収
系として使用されるボイラー等の伝熱管等の材料として
耐食性の優れたものを使用する必要がないため、ボイラ
ー等の設置のためのコストを低減することのできる熱電
併給プラントを提供することができる。
【0067】請求項8記載の発明によれば、従来より一
般的に使用され、熱効率の高い二次熱回収系を利用する
ことができるため、設置のためのコストを低減すること
ができ、さらにプラント全体の熱効率の向上を図ること
のできる熱電併給プラントを提供することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる熱電併給プラントの一実施例を
示すフロー図である。
【図2】従来の重油焚き発電設備を示すフロー図であ
る。
【図3】従来の紙パルプ製造設備における熱回収発電シ
ステムを示すフロー図である。
【図4】本発明にかかる熱電併給プラントを廃棄物焼却
設備に適用した場合のフロー図である。
【符号の説明】
1 熱電併給プラント 2 発電ボイラー 3 蒸気タービン 4 発電機 5 復水器 6 回収ボイラー 30 廃棄物発電設備 31 廃棄物焼却設備 32−1 発電ボイラーのエコノマイザー及び過熱
器 32−2 発電ボイラーの再熱器 33−1 高圧タービン 33−2 再熱タービン 34 発電機 35 復水器 36 廃熱回収ボイラー B 黒液 C 石炭 H 重油 S1〜S4、S31〜S34 蒸気 W1 復水 W2 ドレン W3 補給水または復水の一部 W31−1、W31−2 復水 WT 廃棄物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 剛 神奈川県横浜市西区みなとみらい2−3− 1 日揮株 式会社 横浜本社内 (72)発明者 桜井 明良 神奈川県横浜市西区みなとみらい2−3− 1 日揮株 式会社 横浜本社内 (72)発明者 八木 卓朗 神奈川県横浜市西区みなとみらい2−3− 1 日揮株 式会社 横浜本社内 (72)発明者 岡田 剛 神奈川県横浜市西区みなとみらい2−3− 1 日揮株 式会社 横浜本社内 (72)発明者 車田 則充 東京都千代田区美土代町1番地 住友大阪 セメント株 式会社内 (72)発明者 田村 和男 東京都千代田区美土代町1番地 住友大阪 セメント株 式会社内 (72)発明者 向井 克治 東京都千代田区美土代町1番地 住友大阪 セメント株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次熱回収系と、蒸気タービン及び発電
    機から実質的に構成される発電設備と、一次熱回収系を
    含む他の設備とからなり、 該蒸気タービン内の蒸気の一部を該他の設備に供給し
    て、使用後の蒸気または水、あるいはこれらの両方並び
    に補給水または復水の一部、あるいはこれらの両方を該
    一次熱回収系で加熱することにより得られる蒸気または
    温水を該二次熱回収系に供給することを特徴とする熱電
    併給プラント。
  2. 【請求項2】 上記他の設備が紙パルプ製造設備である
    とともに、上記一次熱回収系が該紙パルプ製造設備の回
    収ボイラーであることを特徴とする請求項1記載の熱電
    併給プラント。
  3. 【請求項3】 上記他の設備がセメント製造設備である
    とともに、上記一次熱回収系が該セメント製造設備の廃
    熱回収ボイラーであることを特徴とする請求項1記載の
    熱電併給プラント。
  4. 【請求項4】 上記他の設備が廃棄物焼却設備であると
    ともに、上記一次熱回収系が該廃棄物焼却設備の廃熱回
    収ボイラーであることを特徴とする請求項1記載の熱電
    併給プラント。
  5. 【請求項5】 上記他の設備が廃棄物ガス化溶融設備で
    あるとともに、上記一次熱回収系が該廃棄物ガス化溶融
    設備の廃熱回収ボイラーであることを特徴とする請求項
    1記載の熱電併給プラント。
  6. 【請求項6】 上記他の設備が製鉄所設備であるととも
    に、上記一次熱回収系が該製鉄所設備の廃熱回収ボイラ
    ーであることを特徴とする請求項1記載の熱電併給プラ
    ント。
  7. 【請求項7】 上記一次熱回収系で加熱することにより
    得られる蒸気の出口温度が200℃乃至500℃である
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の熱
    電併給プラント。
  8. 【請求項8】 上記二次熱回収系の加熱熱源がガス、石
    炭または重油であることを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれかに記載の熱電併給プラント。
JP9350184A 1997-12-05 1997-12-05 熱電併給プラント Withdrawn JPH11173108A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009257158A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Tlv Co Ltd 復水圧送装置
CN101871370A (zh) * 2010-06-18 2010-10-27 赵仁平 自备发电厂乏汽热焓综合利用系统及在造纸业的应用
CN105271324A (zh) * 2014-06-26 2016-01-27 沈阳铝镁设计研究院有限公司 一种低压乏汽回收利用系统
CN113309587A (zh) * 2021-06-23 2021-08-27 山东电力工程咨询院有限公司 一种超超临界机组大流量工业抽汽梯级利用系统及方法

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