JPH11167512A - データ中継装置、データ中継方法および記録媒体 - Google Patents

データ中継装置、データ中継方法および記録媒体

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JPH11167512A
JPH11167512A JP9332730A JP33273097A JPH11167512A JP H11167512 A JPH11167512 A JP H11167512A JP 9332730 A JP9332730 A JP 9332730A JP 33273097 A JP33273097 A JP 33273097A JP H11167512 A JPH11167512 A JP H11167512A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重要なデータを検出するとともに、検出され
たデータを最適な頻度でサーバから取得する。 【解決手段】 履歴情報保持手段2aは、情報端末装置
1からのデータ要求を履歴情報として保持する。データ
取得手段2bは、必要がある場合には、サーバ4にアク
セスし、データを取得してデータ出力手段2fを介して
出力する。自動取得手段2cは、重要度決定手段2dに
よって重要であると判定されたデータを、頻度決定手段
2eが決定した頻度に応じて、サーバ4から自動的に取
得する。重要度決定手段2dは、履歴情報を参照して過
去にアクセスされたデータの重要度を決定する。頻度決
定手段2eは、同様に、履歴情報を参照して、重要であ
ると判定されたデータを取得する頻度を決定する。デー
タ出力手段2fは、データ取得手段2bまたは自動取得
手段2cによって取得されたデータを情報端末装置1に
対して供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ中継装置、デ
ータ中継方法、および、記録媒体に関し、特にネットワ
ーク上のサーバと、複数の情報端末装置との間でデータ
の中継を行うデータ中継装置、データ中継方法、およ
び、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、全世界を結ぶ巨大なコンピュータ
ネットワークであるインターネットが急速に普及してい
る。ネット間ネットであるインターネットには、LAN
(LocalArea Network)等の閉じられたネットワークの内
部の情報端末装置であるクライアントコンピュータ(以
下、単に「クライアント」と呼ぶ)からでもアクセスが
でき、メールを送信したり、外部のデータベースを利用
したりすることができる。このように、インターネット
には様々なサービスがあるが、中でも、種々の動画・音
声から構成されるマルチメディア画面を世界中から受信
することができるWWW(World Wide Web)の人気が高
い。
【0003】WWW上のデータを閲覧するには、Net
scape Navigator(Netscape Communicat
ions社の登録商標) などのブラウザーと呼ばれるクライ
アントソフトを利用する。ユーザは、見たいWWWを指
定するURL(Uniform Resource Locator)を記述する
か、HTML(Hyper Text Markup Language)文書内のリ
ンク(ハイライト表示された文字あるいは画像であり、
その文字もしくは画像をポインティングデバイス等で選
択することにより、その時見ている文書に関連のある別
のデータを見ることができる。)を辿ることにより、所
望の情報を得ることができる。
【0004】ところで、LAN等の内部からインターネ
ットを利用する場合、一般には、クライアントソフトが
動作するクライアントをプロクシーサーバと呼ばれるデ
ータ中継装置を介して間接的にインターネットに接続す
る方法が採られている。そのような構成を採用すること
により、通信効率を向上させることが可能となる。
【0005】即ち、一度取得したデータを自サーバ内の
キャッシュに保存し、LAN内部から再度同じデータへ
のアクセスがあった場合に、そこからデータを供給する
ようにすることで、ネットワークへの負担を最小限に抑
え、通信効率を向上させることができるのである。
【0006】このようなデータ中継装置は、基本的に
は、外部のサーバとLAN内部のクライアントの間にお
ける情報の授受の仲介を行うものである。しかしなが
ら、以下のように高機能化されたデータ中継装置も提案
されている。
【0007】例えば、「特開平09−168027号公
報」には、クライアントの設定の相違(使用するブラウ
ザソフトの種類の相違等)に起因して生ずる画面表示の
差異を吸収するために、HTML言語で記述されたデー
タを一旦画像データに変換してから、クライアントに供
給するデータ中継装置が公開されている。このような方
法によれば、クライアントの使用するブラウザソフトの
種類などに依らず、常に一定の表示内容を得ることが可
能となる。
【0008】ところで、ネットワーク上のサーバに掲載
されているデータ(例えば、マルチメディア画面等)
は、定期的あるいは不定期的に更新されることが一般的
である。従って、最新のデータを常に閲覧しつづけるた
めには、頻繁にそのサーバにアクセスする必要がある。
【0009】閲覧を希望するデータが多量にある場合に
は、ユーザへの負担が増加するため、そのような問題を
解消するために、例えば、WebWhat’sNew
(エー・アイ・ソフト株式会社の登録商標)などのソフ
トウエアが利用されている。このようなソフトウエアで
は、複数のデータを対象として定期的に更新の有無をチ
ェックするので、ユーザの負担を増大させることなく、
データの更新に追従することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術では、対象となるサーバの名称、データの取得日
時(または、取得頻度)などを設定することにより、更
新されたデータを取得したり、データの更新がなされた
ことをメッセージとして表示するように構成されてい
た。従って、複数のデータを閲覧の対象とする場合に
は、設定が煩雑であるという問題点があった。
【0011】また、従来技術では、データを取得する頻
度は固定されていた。従って、データを漏れなく取得す
るためには、データが更新される期間よりも短めに取得
頻度を設定する必要があった。その結果、サーバに対す
る不要なアクセスが増加し、通信コストが増大するとい
う問題点もあった。
【0012】更に、LAN内部の個々の情報端末装置か
ら、前述のWebWhat’sNewのようなソフトウ
エアを用いて、データを取得する場合を想定すると、L
AN全体としてみると、同一のデータが複数回アクセス
される事態が生ずることになり、その結果としてトラフ
ィックに負担がかかるという問題点もあった。
【0013】本発明は以上のような状況に鑑みてなされ
たものであり、ユーザの負担や通信コストを増大させる
ことなく、所望のデータを漏れなく取得するデータ中継
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ネットワーク上のサーバと、複数の情報
端末装置との間でデータの中継を行うデータ中継装置に
おいて、前記情報端末装置からの過去のデータ要求に関
する履歴情報を保持しており、前記情報端末装置から新
たなデータ要求が入力されると、前記データ要求に関す
る情報を履歴情報として追加する履歴情報保持手段と、
前記データ要求に応じて前記ネットワーク上のサーバに
アクセスし、要求のあったデータを取得するデータ取得
手段と、前記データ取得手段にて取得したデータを前記
データ要求を入力した情報端末装置に出力するデータ出
力手段と、前記履歴情報を参照して、過去に取得したデ
ータの重要度を決定する重要度決定手段と、前記重要度
決定手段によって、重要度が高いと判定されたデータ
を、前記サーバから自動的に取得する自動取得手段とを
有することを特徴とするデータ中継装置が提供される。
【0015】このようなデータ中継装置により、情報端
末装置とサーバとの間でデータを中継する場合、履歴情
報保持手段は、情報端末装置からの過去のデータ要求に
関する履歴情報を保持しており、情報端末装置から新た
なデータ要求が入力されると、データ要求に関する情報
を履歴情報として追加する。データ取得手段は、データ
要求に応じてネットワーク上のサーバにアクセスし、要
求のあったデータを取得する。データ出力手段は、デー
タ取得手段にて取得したデータをデータ要求を入力した
情報端末装置に送信する。重要度決定手段は、履歴情報
を参照して、過去に取得したデータの重要度を決定す
る。自動取得手段は、重要度決定手段によって、重要度
が高いと判定されたデータを、サーバから自動的に取得
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の原理図である。
この図において、情報端末装置1は、データ中継装置2
を介して、ネットワーク3に接続されており、ネットワ
ーク3に接続されているサーバ4に格納されているデー
タ4aから所望のデータを取得する。
【0017】データ中継装置2は、履歴情報保持手段2
a、データ取得手段2b、自動取得手段2c、重要度決
定手段2d、頻度決定手段2e、データ出力手段2fに
より構成されており、情報端末装置1からのデータ要求
に応じて、サーバ4から所望の情報を取得するととも
に、その履歴情報を生成して管理する。また、履歴情報
を参照して、頻繁にアクセスされているデータとその更
新される頻度を検出し、ユーザからのアクセスがない場
合には検出した頻度で自動的にサーバ4からデータを取
得する。
【0018】データ中継装置2において、履歴情報保持
手段2aは、情報端末装置1から取得要求がなされたデ
ータの履歴を生成して保持する。データ取得手段2b
は、情報端末装置1からデータ取得要求が発生した場合
には、まず、履歴情報中から所望のデータを検索し、存
在している場合にはそのデータをデータ中継装置2内部
の記憶装置から読み出して情報端末装置1に対して送出
する。また、所望のデータが存在していない場合には、
ネットワーク3を介して、サーバ4に要求を行い、所望
のデータを取得し、情報端末装置1に対して出力すると
ともに、前述の記憶装置に格納する。
【0019】自動取得手段2cは、重要度決定手段2d
によって重要と判定されたデータを、頻度決定手段2e
によって決定された頻度でサーバ4から自動的に取得す
る。重要度決定手段2dは、履歴情報保持手段2aに格
納されている履歴情報を参照して、過去にアクセスされ
たデータの重要度を決定し、自動取得手段2cに供給す
る。頻度決定手段2eは、重要度決定手段2dによって
重要と判定されたデータについて過去の更新頻度を算出
し、得られた頻度を自動取得手段2cに供給する。
【0020】データ出力手段2fは、データ取得手段2
bまたは自動取得手段2cによって取得されたデータを
情報端末装置1に対して出力する。ここで、例えば、情
報端末装置1が複数接続されている社内LAN等を想定
すると、各ユーザは共通の目的を有する場合が多いこと
から、アクセスされるサーバの種類も自ずと共通したも
のとなる。従って、そのような複数のユーザからなるグ
ループにおいては、重要度の高いサーバに対しては常に
誰かがアクセスしている場合が多い。そのような状況下
においては、履歴情報保持手段2aには、重要度が高い
データに関する履歴情報が格納されていることが期待さ
れる。なお、ここで、「重要度が高い」とは、特定のユ
ーザのみならず複数のユーザにとって利用価値が高いこ
とを意味している。
【0021】重要度決定手段2dは、履歴情報保持手段
2aに保持されている履歴情報に対して、所定の条件
(例えば、アクセスの回数が多いこと)を適用すること
によりその重要度を決定し、重要度が高いデータを選択
して自動取得手段2cに供給する。頻度決定手段2e
は、重要度決定手段2dによって選択された重要度が高
いデータの最適なアクセス頻度を算出し、自動取得手段
2cに供給する。自動取得手段2cは、重要度決定手段
2dによって重要度が高いと判定されたデータに対し
て、ユーザからのデータ要求がない場合には、そのデー
タを頻度決定手段2eによって算出された頻度で、サー
バ4から自動的に取得する。
【0022】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、例えば、LAN内において、多くのユーザが頻繁に
アクセスするデータについては、データ要求がない場合
においても、データ中継装置2がサーバ4から自動的に
取得することになる。取得されたデータは自動取得手段
2cの内部に記録されるので、それ以降に、ユーザから
同データに対するアクセス要求が発した場合には、記録
されたデータが読み出されて供給されることになり、そ
の結果、データ中継装置2とサーバ4との間のトラフィ
ックが混雑することを防止することができる。
【0023】次に、本発明の実施の形態の構成例を図2
を参照して説明する。図2は、本発明の実施の形態の構
成例を示す図である。なお、図1に示す原理図と図2に
示す実施の形態の対応関係は以下の通りである。
【0024】即ち、履歴情報保持手段2aの機能は、履
歴情報保持部21が有している。また、データ取得手段
2bの機能は、データ取得部22が有している。更に、
自動取得手段2cの機能は、自動取得部23が有してい
る。重要度決定手段2dの機能は、重要度決定部24が
有しており、また、頻度決定手段2eの機能は、頻度決
定部25が有している。更に、データ出力手段2fの機
能は、データ出力部26が有している。
【0025】履歴情報保持部21は、LAN10を介し
てクライアント11,12から入力されたデータ取得要
求を、要求がなされた日時(以下、「要求日時」と略記
する)と、クライアントの識別子(以下、「クライアン
ト識別子」と略記する)とともに履歴情報として保存す
る。
【0026】データ取得部22は、クライアント11,
12からのデータ取得要求を解析し、要求されたデータ
の履歴情報が履歴情報保持部21に存在している場合に
は、データ保持部27から対応するデータを読み出して
データ出力部26に供給する。また、要求されたデータ
の履歴情報が存在しない場合には、ネットワーク30を
介して対象となるサーバ(サーバ31 またはサーバ3
2)から所望のデータを取得して、データ保持部27に
格納するとともに、データ出力部26に供給する。デー
タ出力部26は、データ保持部27から出力されたデー
タをLAN10を介して、要求を行ったクライアントに
対して出力する。
【0027】重要度決定部24は、履歴情報保持部21
に保持されている履歴情報に対して、所定の条件を適用
することによりその重要度を決定し、重要度が高いデー
タの履歴情報を選択して自動取得部23に供給する。頻
度決定部25は、重要度決定部24によって選択された
重要度が高いデータの最適なアクセス頻度を履歴情報を
参照して算出し、自動取得部23に供給する。自動取得
部23は、重要度決定部24によって重要度が高いと判
断されたデータに対してユーザからのアクセスがない場
合には、それらのデータを頻度決定部25によって算出
された頻度で、サーバ4から自動的に取得する。
【0028】クライアント11,12は、クライアント
ソフト11a,12aによってそれぞれ制御されてお
り、図示せぬ入力装置(キーボードやマウスなど)から
入力された情報に応じて、データの取得要求をデータ中
継装置20に対して出力するとともに、データ中継装置
20から送信されてきたデータを、図示せぬ表示装置
(CRT(Cathode Ray Tube)モニタやLCD(Liquid Cr
ystal Display)など)に表示させる。
【0029】サーバ31,32は、クライアントからの
要求に応じて種々のサービスを提供するように構成され
ており、例えば、ユーザが希望する情報(マルチメディ
ア画面など)をネットワーク30を介して伝送する。
【0030】なお、以上の実施の形態においては、クラ
イアントおよびサーバは便宜上それぞれ2つずつとされ
ているが、本発明はそれ以上の場合にも対応可能である
ことは言うまでもない。また、クライアント11,1
2、データ中継装置20およびサーバ31,32は、パ
ーソナルコンピュータやワークステーションなどのいわ
ゆるコンピュータによって構成することが可能である。
【0031】次に、図3に示すフローチャートを参照し
て、図2に示すデータ中継装置20の動作について説明
する。図3は、図2に示すデータ中継装置20におい
て、例えば、ソフトウエア割り込みなどにより、所定の
周期で実行される処理の一例を説明するフローチャート
である。このフローチャートが開始されると、以下のよ
うな処理が行われることになる。 [S1]データ中継装置20のデータ取得部22は、ク
ライアント11またはクライアント12からデータの取
得要求が発生したか否かを判定する。その結果、取得要
求が発生した(YES)と判定した場合は、ステップS
2に進み、また、取得要求が発生していない(NO)と
判定した場合には処理を終了する(エンド)。 [S2]データ取得部22は、クライアントから受信し
たデータ要求、要求日時、および、クライアント識別子
を履歴情報保持部21に供給し、履歴情報として保存さ
せる。 [S3]データ取得部22は、クライアントから送信さ
れたものと同一のデータ要求が、履歴情報保持部21に
既に保持されていないか否かを判定する。その結果、同
一のデータ要求が履歴情報として既に存在している(Y
ES)と判定した場合には、ステップS4に進み、ま
た、存在していない(NO)と判定した場合にはステッ
プS7に進む。 [S4]データ取得部22は、要求のあったデータの更
新日時を、対応するサーバから取得する。 [S5]データ取得部22は、サーバのデータ更新日時
と、履歴情報保持部21に保持されている履歴の日時
(要求日時)とを比較し、サーバのデータの更新日時の
方が新しいか否かを判定する。その結果、サーバのデー
タの更新日時の方が新しい(YES)と判定した場合
は、ステップS7に進み、また、要求日時の方が新しい
(NO)と判定した場合には、ステップS6に進む。 [S6]データ取得部22は、データ保持部27から、
要求に対応するデータを取得する。 [S7]データ取得部22は、要求のあったデータをサ
ーバから取得する。 [S8]データ取得部22は、取得結果(成功/失敗)
および取得に成功した場合にはデータの識別子(以下、
「データ識別子」と略記する)を履歴情報保持部21に
対して出力し、履歴情報に対して付加させる。 [S9]データ出力部26は、取得結果、及び、取得に
成功した場合にはデータをクライアントに対して出力す
る。そして、処理を終了する(エンド)。
【0032】以上のような処理によれば、クライアント
11,12からデータ要求があった場合には、データ中
継装置20は、データ要求と、要求日時と、クライアン
ト識別子とを履歴情報として、履歴情報保持部21に格
納するとともに、履歴情報保持部21を参照し、要求の
あったデータが以前に取得されて、データ保持部27に
格納されているか否かを判定する。その結果、以前に取
得されていないデータである場合には、データ中継装置
20は、対応するサーバから所望のデータを読み出し、
データ保持部27に格納して、要求を行ったクライアン
トに出力する。
【0033】また、要求されたデータがデータ保持部2
7に格納されている場合には、データ中継装置20は、
対応するサーバに対して、要求されたデータの更新日時
を問い合わせて、データ保持部27に格納されているデ
ータの要求日時と比較する。
【0034】そして、サーバの更新日時の方が新しい場
合には、サーバからデータが取得されてクライアントと
データ保持部27に供給される。また、クライアントか
らの要求日時の方が新しい場合には、データ保持部27
からデータが読み出されて、要求のあったクライアント
に供給される。
【0035】図4は、図3の処理の結果得られる履歴情
報の一例を示している。この図に示すように、履歴情報
は、データ要求、要求日時、クライアント識別子、デー
タ取得結果、および、データ識別子から構成される。な
お、空白は区切りを示している。
【0036】例えば、第1行目に示されている履歴情報
では、データ要求が「http://www.preppy.co.jp/」であ
り、要求日時が「19970509070030」(1
997年5月9日7時0分30秒)であり、クライアン
ト識別子が「端末1」であり、データ取得結果が「成
功」であり、データ識別子が「データ1」である。ま
た、第3行目の履歴情報では、「http://www.harry. c
o.jp/」というデータ要求が「1997年8月26日1
2時8分20秒」に「端末1」からなされ、その取得結
果は「失敗」であることが示されている。
【0037】続いて、図5を参照して、データ中継装置
20の自動取得部23がデータを自動的に取得する場合
の処理の一例について説明する。図5は、図2に示すデ
ータ中継装置20の自動取得部23が、実行する処理の
一例を示している。この処理は、例えば、ソフトウエア
割り込みなどにより、所定の周期(例えば、5分周期)
で実行される。このフローチャートが実行されると以下
のような処理が行われることになる。 [S11]自動取得部23は、例えば、内蔵されている
タイマなどを参照することにより、現在の時刻を取得す
る。 [S12]自動取得部23は、内蔵されているRAM(R
andom Access Memory)などのメモリに格納されているア
クセススケジュール(自動取得するデータの種類とその
頻度の一覧表:詳細は後述する)を読み出す。 [13]自動取得部23は、現在の時刻とアクセススケ
ジュールに記載されているアクセス頻度とを比較し、自
動取得の対象となるデータが存在するか否かを判定す
る。その結果、自動取得の対象となるデータが存在して
いる(YES)と判定した場合は、ステップS14に進
む。また、データが存在していない(NO)と判定した
場合には処理を終了する(エンド)。 [S14]自動取得部23は、履歴情報保持部21を参
照し、自動取得の対象となるデータ要求が履歴に既に存
在しているか否かを判定する。その結果、対象となるデ
ータ要求が履歴に既に存在している(YES)と判定し
た場合はステップS15に進み、また、データ要求が存
在していない(NO)と判定した場合には、ステップS
17に進む。 [S15]自動取得部23は、データ要求のあったデー
タの更新日時を対応するサーバから取得する。 [S16]自動取得部23は、取得された更新日時と、
履歴に格納されているデータの要求日時とを比較し、更
新日時の方が要求日時よりも新しいか否かを判定する。
その結果、更新日時の方が要求日時よりも新しい(YE
S)と判定した場合にはステップS17に進み、また、
それ以外である(更新日時と要求日時が等しい)(N
O)と判定した場合には処理を終了する(エンド)。 [S17]自動取得部23は、ネットワーク30を介し
て対応するサーバ31にアクセスし、所望のデータを取
得する。そして、取得したデータをデータ保持部27に
格納する。 [S18]自動取得部23は、データ要求、要求日時、
取得結果、および、データ識別子を履歴情報保持部21
に供給し、履歴情報として保持させる。そして処理を終
了する(エンド)。
【0038】図6は、以上の処理の結果生成される履歴
情報の一例を示す図である。この図の例では、第2行目
と第3行目の履歴情報が、自動取得部23によって生成
されたものである。第2行目の履歴情報では、クライア
ント識別子が格納される部分に「端末999」というデ
ータが存在している。この「端末999」という識別子
は、特定のクライアントを示すのではなく、このデータ
がデータ中継装置20によって自動的に取得されたこと
を示す識別子(以下、「データ中継装置識別子」とい
う)である。
【0039】第2行目の例では、「http://www.preppy.
co.jp/」というデータを「1997年5月10日8時3
0分10秒」にサーバに要求し、その結果、データの取
得に「成功」し、取得したデータのデータ識別子は「デ
ータ5」であることが示されている。第3行目の例で
は、「http://www.preppy.co.jp/」というデータを自動
取得部23により「1997年5月11日8時30分2
0秒」にサーバに要求し、その結果は「失敗」であるこ
とが示されている。
【0040】なお、このデータ中継装置識別子は、例え
ば、データ中継装置20の製造時に付与される。このデ
ータ中継装置識別子は、データ中継装置20の管理者に
よって不用意に書き換えられることを防止するために変
更不能としてもよい。
【0041】図7は、図2に示す重要度決定部24にお
いて実行される処理の一例を示している。このフローチ
ャートは、例えば、データ中継装置20の管理者が、図
示せぬ入力装置から所定の入力を行った場合に実行され
る。このフローチャートが実行されると、以下の処理が
行われることになる。 [S31]重要度決定部24は、データ中継装置20の
図示せぬ表示装置に対して図8に示すような検索条件入
力画面を表示させ、管理者が所定の情報を入力するまで
待機する。 [S32]重要度決定部24は、ステップS31におい
て入力された情報(図8の第2行目のウィンドウに入力
された情報)を参照して、過去Y日間分の履歴情報を履
歴情報保持部21から取得する。 [S33]重要度決定部24は、図8に示す入力画面に
おいて、検索のキーワード(図8の第7行目のウィンド
ウに入力される情報)の入力があったか否かを判定す
る。その結果、キーワードが入力された(YES)と判
定した場合には、ステップS34に進み、また、キーワ
ードが入力されていない(NO)と判定した場合にはス
テップS35に進む。 [S34]重要度決定部24は、データ保持部27か
ら、ステップS32において選択された過去Y日分の履
歴情報に対応するデータを検出し、それぞれのデータ
に、前述のキーワードが何回含まれているかをカウント
する。そして、キーワードが含まれている回数が多い順
にデータを並べ替える。 [S35]重要度決定部24は、図8の入力画面におい
て入力された他の検索条件(図8の第3行目〜第6行目
に入力されたデータ)に応じて、取得されたデータを選
択する。 [S36]重要度決定部24は、図8の第1行目に入力
されたデータを参照して、ステップS35において選択
されたデータのうち、上位X%のデータを取得する。 [S37]重要度決定部24は、取得された上位X%の
データを、アクセススケジュールの元となるデータとし
て、自動取得部23に供給する。そして処理を終了する
(エンド)。
【0042】以上の処理によれば、履歴情報保持手段2
1に保持されている履歴情報のうち、図8に示す検索条
件を満足するデータの上位X%が抽出されることにな
る。これらのデータは、ユーザが頻繁にアクセスするデ
ータであるので、利用価値が高い重要なデータであると
考えることができる。なお、図8の検索条件の詳細につ
いては以下に詳述する。
【0043】即ち、図8の第1行目に表示されているデ
ータは、それ以下の条件を満足するデータのうち、上位
何%を抽出するかを決定するデータである。この例で
は、値「10」が入力されているので、それ以下の条件
を満足するデータのうち、上位10%がステップS36
において抽出されることになる。
【0044】また、第2行目の「過去Y日」は、過去Y
日間にデータ要求がなされたデータを選出するための条
件であり、この例では、過去30日間のデータを選出す
るように設定されている。なお、この設定項目を適宜変
更することにより、時間の推移による傾向の変化を反映
した検索を行うことが可能となる。
【0045】第3行目の「データ量Zkbyte 未満」で
は、データ量が入力された値Z以上のデータが選択され
ることになる。この例では、値「100」が入力されて
いるので、100Kbyte 以上のデータが選出されること
になる。このように、データの容量による条件を適用す
ることにより、例えば、画像や音声などを含むデータを
除外することが可能となる。即ち、画像や音声などの情
報を含むデータは、一般に文書(テキスト)のみのデー
タに比較してデータの容量が大きい場合が多いので、デ
ータ量を条件とすることにより、これらのデータを選別
することが可能となる。なお、以上の場合とは逆に、所
定のデータ量以上のものを選出するようにしてもよい。
【0046】次に、第4行目の「データ取得結果」は、
データの取得結果(成功/失敗)に応じて、データの選
別を行うための条件であり、この例では、「成功したも
のだけ」が入力されているので、データ要求がなされた
データのうち、取得に成功したものだけが選出されるこ
とになる。このような条件を適用することにより、取得
に成功しやすいデータに的を絞った検索を行うことが可
能となる。
【0047】続いて、第5行目の「端末」では、データ
要求を行ったクライアントを条件としてデータを選別す
る。例えば、この例では、「端末1、端末2」が入力さ
れているので、端末1(クライアント11)および端末
2(クライアント12)からデータ要求がなされたデー
タのみが選出されることになる。このような条件を適用
することにより、特定の利用者・グループ・組織が頻繁
に要求するデータを選別することが可能となる。なお、
以上の例とは逆に、所定のクライアントから要求された
データを除外するようにしてもよい。その場合、例え
ば、除外の対象となるクライアント識別子の前に記号
「!」を配置し、他のクライアント識別子と区別するよ
うにしてもよい。例えば、「!端末1」とすれば、端末
1を識別子として有するクライアント以外の全てのクラ
イアントが対象として選択される。
【0048】続いて、第6行目の「URL」では、ネッ
トワーク30上のリソースによってデータを選別する。
この例では、「http://www.preppy.co.jp/、http://ww
w.harry.co.jp/ 」が入力されているので、要求された
データのうち、WWWサーバである「www.preppy.co.j
p」と「www.harry.co.jp 」とから取得されたデータの
みが選出されることになる。このように、リソースを指
定することにより、例えば、特定の情報(ニュース)な
どに的を絞った検索を行うことが可能となる。なお、以
上の例では、所定のリソースのみを選出の対象とした
が、逆に、所定のリソースを除外の対象としてもよい。
また、URLをすべて入力するのではなく、その一部を
入力し、入力された部分を含むURLを選出するように
してもよい。
【0049】最後に、第7行目のキーワードでは、デー
タ保持部27に格納されている各データ中に、所定のキ
ーワードが何回含まれているかにより、データの重要度
を決定するためのものである。この例では、「映画、新
作」が入力されているので、データ保持部27に保持さ
れている各データ中に、「映画」または「新作」という
語句が何回含まれているかがカウントされ、含まれてい
る回数が多い順にデータがソートされることになる。こ
のように、キーワードを用いて検索することにより、デ
ータの内容に密着した選別を行うことが可能となる。
【0050】なお、図8の入力画面において、左端に表
示されている四角形のボックスは、その内部をチェック
「×」することにより、その項目が条件として選択され
る。この例では、「データ量ZKbyte 未満」以外の全て
の項目が選択されている。
【0051】また、以上の実施の形態においては、所定
の条件によって選択されたデータの上位X%を選出する
ようにしたが、上位X%のデータを選択した後で、その
他の条件を適用するようにしてもよい。
【0052】次に、図9および図11を参照して、頻度
決定部25の動作について説明する。図9は、頻度決定
部25に初期値を入力するための処理の一例を説明する
フローチャートである。この処理は、図7に示す処理が
実行されてアクセススケジュールの元となるデータが生
成された後に実行される。このフローチャートが開始さ
れると、以下の処理が実行されることになる。 [S41]頻度決定部25は、自動取得部23から、ア
クセススケジュールの元となるデータ(図7に示す処理
によって抽出された重要度が高いデータ要求のリスト)
を読み出す。そして、データ中継装置20の図示せぬ表
示装置に対して、図10に示すような入力画面を表示さ
せ、各データ要求をアクセスする日時を管理者に入力さ
せる。なお、この表示例では、図7に示す処理により取
得された重要度が高いデータ要求が、その重要度に応じ
て上から順に表示されている。管理者は、それぞれのデ
ータ要求の右側に表示されているウィンドウに所望の日
時を入力することにより設定を行う。また、最下行に表
示されている「OTHERS」は、その上に表示されて
いるデータ要求以外のデータを示しており、日時を一括
して指定する場合に使用される表記である。 [S42]頻度決定部25は、図10に示す入力画面に
おいて、入力が終了したか否かを判定する。その結果、
入力が終了した(YES)と判定した場合はステップS
43に進み、また、入力が終了していない(NO)と判
定した場合にはステップS42に戻り、入力が終了する
まで待機する。 [S43]頻度決定部25は、入力されたデータをアク
セススケジュールとして自動取得部23に供給する。
【0053】次に、以上の処理の詳細について、以下に
説明する。ステップS41では、頻度決定部25は、図
7に示す処理によって生成され、自動取得部23に格納
されているアクセススケジュールの元となるデータ(正
確には、重要度が高いデータ要求のリスト)を読み出
し、図10に示すような入力画面を図示せぬ表示装置に
表示させる。
【0054】図10の表示例では、入力が終了した後の
例が示されているが、入力前の表示では画面の右側のウ
ィンドウ(日時が入力されているウィンドウ)は空欄と
されている。また、最終行の「OTHERS」も表示さ
れておらず、その代わりに複数のデータ要求が表示され
ている。
【0055】そしてそのような表示画面上において、
「月曜日 午前5時」、「毎日 毎正時」、「毎日 午
後5時」のような入力がなされると、それぞれのデータ
がアクセスされる日時が設定される。
【0056】この表示例では、重要度が高い順にデータ
要求が配置されており、「OTHERS」が入力される
前には、この部分には複数のデータ要求がその重要度に
応じて配置されている。そのような画面において、例え
ば、第4行目の部分に「OTHERS」を入力すると、
それ以下のデータ要求の表示は消去され、図10に示す
ような表示画面となる。そして、これらの消去されたデ
ータ要求は、「毎月1日 午後6時」にアクセスの日時
が設定されることになる。
【0057】以上の図7および図9に示す処理によれ
ば、自動取得部23がサーバに自動的にアクセスする場
合に、取得する対象となるデータ要求と、アクセスする
日時(頻度)とからなるアクセススケジュールを生成
し、自動取得部23に供給することが可能となる。
【0058】ところで、以上のようにして設定されたア
クセススケジュールのアクセス頻度は、管理者が適当に
設定したものであるので、最適であるとは言い難い。そ
こで、以下に示す処理を実行することにより、より最適
に近い頻度でデータ要求を行うことが可能となる。
【0059】図11は、アクセススケジュールのアクセ
ス頻度を最適化するための処理である。この処理は、管
理者が図示せぬ入力装置から所定の入力を行った場合
か、または、所定の周期(例えば、1ヶ月毎)に実行さ
れる。このフローチャートが開始されると、以下の処理
が実行されることになる。 [S61]頻度決定部25は、自動取得部23に保持さ
れているアクセススケジュール(図10参照)を読み込
む。 [S62]頻度決定部25は、アクセススケジュールに
「OTHERS」以外のデータが存在するか否かを判定
する。その結果、「OTHERS」以外のデータが存在
する(YES)と判定した場合はステップS63に進
み、また、存在しない(NO)と判定した場合には処理
を終了する(エンド)。 [S63]頻度決定部25は、アクセススケジュールに
含まれている「OTHERS」以外のデータ要求に対応
する履歴情報を過去1ヶ月分だけ履歴情報保持部21か
ら取得する。 [S64]頻度決定部25は、取得された各データ要求
に対応する履歴情報を時系列に従って並べ替える。 [S65]頻度決定部25は、並べ替えられた各履歴情
報のデータ識別子を参照してデータの更新の有無を調べ
る。 [S66]頻度決定部25は、更新されていない期間の
最小値(以下、「最小更新期間」という)を各データに
ついて求める。 [S67]頻度決定部25は、最初のデータ要求、即
ち、アクセススケジュールの最初に記載されているデー
タ要求に対応する最小更新期間(ステップS66で求め
た値)を取得する。 [S68]頻度決定部25は、アクセススケジュールに
記載されている頻度(データ要求がなされる周期)と、
ステップS67で取得された最小更新期間とを比較し、
これらが等しいか否かを判定する。その結果、これらの
値が等しい(YES)と判定した場合にはステップS7
0に進む。また、これらの値が等しくない(NO)と判
定した場合には、ステップS69に進む。 [S69]頻度決定部25は、アクセススケジュールの
頻度を、ステップS66で求めた最小更新期間により更
新する。 [S70]頻度決定部25は、対象となるデータ要求が
アクセススケジュールに存在するか否かを判定する。そ
の結果、対象となるデータが存在している(YES)と
判定した場合はステップS71に進む。また、データが
存在しない(NO)と判定した場合には処理を終了する
(エンド)。 [S71]頻度決定部25は、アクセススケジュールか
ら次のデータ要求を読み出してステップS68に進む。
【0060】次に、以上の処理の詳細を具体例を挙げて
説明する。ステップS61では、頻度決定部25は、自
動取得部23からアクセススケジュール(図10参照)
を取得する。そして、ステップS62に進み、「OTH
ERS」以外のデータが存在しているか否かを判定す
る。図10に示す例では、存在しているのでYESと判
定されて、ステップS63に進む。
【0061】なお、「OTHERS」を省略するのは、
これに含まれているデータの重要度が低いため、アクセ
ス頻度を最適化するメリットが少ないためである。続い
て、ステップS63では、アクセススケジュールに記載
されているデータ要求のうち、「OTHERS」を除く
ものに対応する履歴情報が過去1ヶ月分にわたって履歴
情報保持部21から取得されることになる。図10の例
では、「http://www.preppy.co.jp/」、「http://www.n
ard.co.jp/」、「http://www.harry.co.jp/ 」に対応す
る履歴情報が、過去1ヶ月分にわたって、履歴情報保持
部21から読み出される。
【0062】ステップS64では、読み出された履歴情
報が、それぞれのデータ取得要求毎に時系列順に並べ替
えられる。例えば、図10の例では、「http://www.pre
ppy.co.jp/」、「http://www.nard.co.jp/」、「http:/
/www.harry.co.jp/ 」に対応するそれぞれ1ヶ月分の履
歴情報が、要求日時が古い順に並べ替えられる。
【0063】ステップS65では、並べ替えられた履歴
情報のデータ識別子が参照され、更新の有無が調べられ
る。即ち、データ識別子が以前の値と変化した場合に
は、データが更新されたと判定される。
【0064】そして、ステップS66では、更新がなさ
れたデータ要求の要求日時の差分を求めることにより、
最小更新期間が求められる。なお、この「最小更新期
間」は、対応するサーバにおいて、データが更新される
頻度に近い値となることが期待される。
【0065】ステップS67では、アクセススケジュー
ルの最初のデータ要求が取得される。図10の例では、
データ要求「http://www.preppy.co.jp/」が取得され
る。そして、ステップS68に進み、アクセススケジュ
ールの頻度と最小更新期間とが等しいか否かが判定され
る。図10の例では、更新の頻度は1週間であるので、
最小更新期間が1週間である場合には、YESと判定さ
れてステップS70に進み、これらが異なる場合にはN
Oと判定されてステップS69に進む。
【0066】ステップS69では、アクセススケジュー
ルの頻度が、最小更新期間によって置換される。例え
ば、図10の例において、最小更新期間が2週間である
場合には「月曜日 午前5時」が、「隔週月曜日 午前
5時」に更新される。また、最小更新期間が1日である
場合には「毎日 午前5時」に更新されることになる。
【0067】なお、サーバのデータ更新期間が、自動取
得部23のアクセスする周期よりも短い場合において
も、LAN内部のいずれかのクライアントがアクセスを
行うことが想定されるので、そのような場合でも、最小
更新期間はサーバの更新期間に近い値を有すると考えら
れる。
【0068】ステップS70では、対象となるデータが
存在するか否かが判定される。いま、第1行目のデータ
要求「http://www.preppy.co.jp/」に対する処理が終了
したところであるので、YESと判定されてステップS
71に進む。
【0069】ステップS71では、次のデータが取得さ
れる。いま、図10に示す第1行目のデータ要求「htt
p://www.preppy.co.jp/」に対する処理が終了したとこ
ろであるので、2行目にあるデータ要求「http://www.n
ard.co.jp/」が取得されることになる。そして、ステッ
プS68に戻り、前述の場合と同様の処理が繰り返され
ることになる。
【0070】以上の処理によれば、自動取得部23によ
ってデータを自動取得する際の、サーバへのアクセスの
頻度が最適化されることになる。なお、以上の実施の形
態においては、頻度決定部25が算出した最小更新期間
によって、アクセス頻度を直接書き換えるようにした
が、例えば、最適と思われるアクセス頻度を画面上に表
示させ、管理者に対してアクセススケジュールの変更を
求めるようにしてもよい。
【0071】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、データ中継装
置が有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取
り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述されて
おり、このプログラムをコンピュータで実行することに
より、上記処理がコンピュータで実現される。コンピュ
ータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置
や半導体メモリ等がある。市場を流通させる場合には、
CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory) やフロ
ッピーディスク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納
して流通させたり、ネットワークを介して接続されたコ
ンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを
通じて他のコンピュータに転送することもできる。コン
ピュータで実行する際には、コンピュータ内のハードデ
ィスク装置等にプログラムを格納しておき、メインメモ
リにロードして実行する。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、履歴情
報を参照して、過去にアクセスされたデータの重要度を
決定し、重要度が高いデータに対しては、所定の頻度で
自動的にサーバから取得するようにしたので、ユーザに
とって利用価値が高いと推定される情報を漏れなく取得
することが可能となる。また、取得されたデータをデー
タ中継装置内部に保存するようにしたので、ユーザの望
むタイミングで、また任意の端末から所望の情報を閲覧
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成例を示すブロック図
である。
【図3】図2に示すデータ中継装置において、履歴情報
を生成する場合に実行される処理の一例を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】図3に示すフローチャートによって生成された
履歴情報の一例である。
【図5】図2に示す自動取得部において実行される処理
の一例を説明するフローチャートである。
【図6】図5に示すフローチャートが実行された場合に
生成される履歴情報の一例を示す図である。
【図7】図2に示す重要度決定部において実行される処
理の一例を説明するフローチャートである。
【図8】図7に示すフローチャートが実行された場合に
表示される入力画面の表示例である。
【図9】図2に示す頻度決定部において実行される処理
の一例を説明するフローチャートである。
【図10】図9に示す処理が実行された場合に表示され
る入力画面の表示例である。
【図11】図2に示す頻度決定部において実行される他
の処理の一例を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
2a 履歴情報保持手段 2b データ取得手段 2c 自動取得手段 2d 重要度決定手段 2e 頻度決定手段 2f データ出力手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上のサーバと、複数の情報
    端末装置との間でデータの中継を行うデータ中継装置に
    おいて、 前記情報端末装置からの過去のデータ要求に関する履歴
    情報を保持しており、前記情報端末装置から新たなデー
    タ要求が入力されると、前記データ要求に関する情報を
    履歴情報として追加する履歴情報保持手段と、 前記データ要求に応じて前記ネットワーク上のサーバに
    アクセスし、要求のあったデータを取得するデータ取得
    手段と、 前記データ取得手段にて取得したデータを前記データ要
    求を入力した情報端末装置に出力するデータ出力手段
    と、 前記履歴情報を参照して、過去に取得したデータの重要
    度を決定する重要度決定手段と、 前記重要度決定手段によって、重要度が高いと判定され
    たデータを、前記サーバから自動的に取得する自動取得
    手段と、 を有することを特徴とするデータ中継装置。
  2. 【請求項2】 前記重要度決定手段によって重要度が高
    いと判定されたデータのそれぞれを取得する頻度を決定
    する頻度決定手段を更に有し、 前記自動取得手段は、前記重要度決定手段によって重要
    度が高いと判定されたデータを、前記頻度決定手段によ
    って決定された頻度で、対応するサーバからそれぞれ取
    得することを特徴とする請求項1記載のデータ中継装
    置。
  3. 【請求項3】 前記頻度決定手段は、前記履歴情報を参
    照して、対象となるデータの更新の頻度を算出し、デー
    タを取得する頻度を決定することを特徴とする請求項2
    記載のデータ中継装置。
  4. 【請求項4】 前記履歴情報は、データ要求を行った情
    報端末装置を特定するための情報端末装置識別子を含
    み、 前記重要度決定手段は、前記情報端末装置識別子とデー
    タのアクセス回数とを参照して重要度を決定することを
    特徴とする請求項1記載のデータ中継装置。
  5. 【請求項5】 前記履歴情報は、データが格納されてい
    たリソースを特定するためのリソース識別子を含み、 前記重要度決定手段は、前記リソース識別子とデータの
    アクセス回数とを参照して重要度を決定することを特徴
    とする請求項1記載のデータ中継装置。
  6. 【請求項6】 前記データ取得手段および前記自動取得
    手段によって取得されたデータを保持するデータ保持手
    段を更に有し、 前記重要度決定手段は、前記データ保持手段に保持され
    ているデータに含まれている特定のキーワードの個数を
    参照して重要度を決定することを特徴とする請求項1記
    載のデータ中継装置。
  7. 【請求項7】 ネットワーク上のサーバと、複数の情報
    端末装置との間でデータの中継を行うデータ中継方法に
    おいて、 前記情報端末装置からの過去のデータ要求に関する履歴
    情報を保持しており、前記情報端末装置から新たなデー
    タ要求が入力されると、前記データ要求に関する情報を
    履歴情報として追加する履歴情報保持ステップと、 前記データ要求に応じて前記ネットワーク上のサーバに
    アクセスし、要求のあったデータを取得するデータ取得
    ステップと、 前記データ取得ステップにて取得したデータを前記デー
    タ要求を入力した情報端末装置に出力するデータ出力ス
    テップと、 前記履歴情報を参照して、過去に取得したデータの重要
    度を決定する重要度決定ステップと、 前記重要度決定ステップによって、重要度が高いと判定
    されたデータを、前記サーバから自動的に取得する自動
    取得ステップと、 を有することを特徴とするデータ中継方法。
  8. 【請求項8】 ネットワーク上のサーバと、複数の情報
    端末装置との間でデータの中継を行うデータ中継装置で
    使用されるプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体において、 前記情報端末装置からの過去のデータ要求に関する履歴
    情報を保持しており、前記情報端末装置から新たなデー
    タ要求が入力されると、前記データ要求に関する情報を
    履歴情報として追加する履歴情報保持ステップと、 前記データ要求に応じて前記ネットワーク上のサーバに
    アクセスし、要求のあったデータを取得するデータ取得
    ステップと、 前記データ取得ステップにて取得したデータを前記デー
    タ要求を入力した情報端末装置に出力するデータ出力ス
    テップと、 前記履歴情報を参照して、過去に取得したデータの重要
    度を決定する重要度決定ステップと、 前記重要度決定ステップによって、重要度が高いと判定
    されたデータを、前記サーバから自動的に取得する自動
    取得ステップと、 を有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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