JPH11163794A - 双方向通信システムにおけるコヒーレント・レイリー・ノイズの抑圧 - Google Patents
双方向通信システムにおけるコヒーレント・レイリー・ノイズの抑圧Info
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Abstract
双方向伝送に関し、特に、双方向光通信システムにおい
てコヒーレント・レイリー・ノイズを克服する技術を提
供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、光ファイバ・ケーブルを使用し
て低ノイズ双方向通信を提供するものであり、(a)該
ケーブルを、第1の帯域幅を有するスペクトル・スライ
スされた光出力源に結合し、(b)該第1の帯域幅が第
2の帯域幅より大きくなるように、該ケーブルを該第2
の帯域幅を有する光検出器に結合する。これにより、光
出力源の帯域幅が検出器の帯域幅と比較して大きいと
き、コヒーレント・レイリー・ノイズに起因するビート
周波数は検出器の帯域幅の外にあって検出されない。
Description
関し、より詳細には光信号の双方向伝送に関する。
る情報を双方向に伝達する様々な光ファイバ通信システ
ムが開発されてきた。こうしたシステムには第1の場所
でレーザを利用し、第2の場所ではレーザ光の使用され
ない部分が第1の場所に「ループバック」されるものが
ある。このループバック・レーザ光が光変調器によって
データにより符号化される。こうしたシステムの例は、
「光ファイバ双方向伝送システム(Optical Fiber Bidir
ectional Transmission System)」と題された米国特許
第4,879,763号、および「端末装置の遠隔問い合わせに
基づく通信システム(Communication System Based on R
emote Interrogation of Terminal Equipment)」と題さ
れた米国特許第5,559,624号で説明されている。こうし
た光通信システムの1つの利点はレーザ源がシステムの
一端でだけ必要なことであり、他の末端部ではより安価
な変調器が使用される。
(Wavelength Division Multiplex:WDM)アクセ
ス・ネットワークといった適用業務で有効である。WD
Mネットワークは、通常、中央局である第1の場所でレ
ーザを利用し、複数の第2の場所に位置する複数の光ネ
ットワーク・ユニット(Optical Network Unit:O
NU)を利用する。ONUは、一般に、温度や湿度とい
った環境条件が比較的広い範囲にわたって変化する顧客
構内またはその近くに設置される。この理由のため、O
NU場所で正確な波長整合を提供することは困難であ
る。ループバック・レーザ光はONU場所で自動波長整
合を提供するが、これは中央局でレーザから送信された
同じ波長の光がONUによって中央局に送り返されるた
めである。
通信システムを提供することの欠点の1つは、コヒーレ
ント・レイリー・ノイズがシステムの性能を大きく制限
することである。コヒーレント・レイリー・ノイズとい
う現象は、T.H.Wood、R.A.Linke、B.L.Kaspar、及びE.
C.Carrによる論文「単一光源双方向光ファイバ・システ
ムにおけるコヒーレント・レイリー・ノイズの観察(Obs
ervation of coherentRayleigh noise in single-sourc
e bi-directional optical fiber system)」、(光波技
術雑誌(Journ. Lightwave Techn.)、Vol.6、第3の4
6頁乃至第3の52頁(1988年))でより詳細に論じら
れている。コヒーレント・レイリー・ノイズ(Coheren
t Rayleigh Noise:CRN)は、中央局のレーザから
変調器に伝えられた後、中央局の検出器に戻る光が、フ
ァイバの全長を通じて光ファイバ・ケーブルによって後
方散乱する光と衝突するとき発生する。散乱信号と中央
局を行き来する信号(ループバック信号)はどちらも同
じ光源から発生するが、これらの信号は各々レーザと検
出器の間の異なった遅延に遭遇している。従って、散乱
信号はループバック信号とヘテロダイン効果を起こし、
レーザの線幅にほぼ比例するノイズ・スペクトルを発生
する。ヘテロダイン干渉は、中央局とONUの間に存在
する光ファイバの継ぎ目、光結合器及び光分割器からの
個別の反射によっても引き起こされる。
ト・レイリー・ノイズの問題に取り組むため、様々な技
術が開発されてきた。こうした技術は、ファブリ・ペロ
ーまたは分散フィードバック(Distributed FeedBac
k:DFB)半導体レーザといった連続波レーザが中央
局の光源として使用される動作環境に適用されてきた。
上流及び下流向きトラヒック用の別個のフィルタを必要
とする、コヒーレント・レイリー・ノイズを最小にする
アプローチの1つが、「端末装置の遠隔問い合わせに基
づく通信システム(Communication System Based on Rem
ote Interrogation of Terminal Equipment)」と題され
た米国特許第5,559,624号で開示されている。レイリー
・ノイズを低減するためにある程度有効ではあるが、こ
のソリューションはシステムの費用をかなり増大し、通
信システムの一端だけでレーザを使用する簡素さを否定
する。
る別の従来技術の解決は、光源のスペクトル特性を変更
するレーザ源の周波数ディザリングである。この技術は
ある程度有効であり、受信機帯域幅内のイズ出力の量を
低減する。この周波数ディザリング技術は、T.H.Wood、
R.A.Linke、B.L.Kaspar及びE.C.Carrによる論文「単一光
源双方向光ファイバ・システムにおけるコヒーレント・
レイリー・ノイズの観察(Observation of Coherent Ray
leigh NOise in Single-Source Bi-directional Optica
l Fiber System)」(光波技術雑誌(Journ. Lightwave Te
chn.)、Vol.6、第3の46頁乃至第3の52頁(198
8年))でより詳細に説明されている。不都合にも、こ
の方法はコヒーレント・レイリー・ノイズの抑圧が不完
全であり、通信システムの帯域幅がディザリングによっ
て得られるスペクトルの広がりより大きくなるときには
有効でない。
取り組むさらに別の技術は、変調器の場所で光の周波数
をシフトすることである。これは音響光変調器を使用し
て達成され、上流向きと下流向きの波長が異なることに
よって理想的に干渉を除去する。このアプローチは、
「双方向光伝送システム(Bidirectional Optical Trans
mission System)」と題された米国特許第5,572,612号で
説明されている。しかし、変調器で光の周波数を変更す
ることは、光ネットワーク・ユニット(ONU)のレー
ザを変調器に置き換えることによって費用と複雑さを低
減するという当初の目的と反対に、顧客構内のONUの
費用と複雑さが増大する。さらに、通常のシステムは各
中央局レーザに対して多数のONUを利用するため、各
ONUに専用変調器を備え付ける費用は、各中央局に対
して使用されるONUの比較的大きな数を掛けただけ増
大する。そこで、双方向光通信システムにおいてコヒー
レント・レイリー・ノイズを克服する改善された技術が
必要である。
双方向通信が、ケーブルの第1の端部をスペクトル・ス
ライスされた光出力源(spectrally-sliced optical pow
er source) に結合することによって達成される。ケー
ブルの第2の端部は、光出力源の帯域幅が検出器帯域幅
より大きくなるような検出器帯域幅を有する光検出器に
結合される。光出力源の帯域幅が検出器の帯域幅に比較
して大きいとき、コヒーレント・レイリー・ノイズに起
因するビート周波数は検出器の帯域幅の外になるので検
出されない。
される光ファイバ・ケーブルのコヒーレント・レイリー
・ノイズを大幅に低減する技術がここに開示される。ノ
イズのこの低減はケーブルの第1の端部をスペクトル・
スライスされた光出力源に結合することによって達成さ
れる。ケーブルの第2の端部は、光出力源の帯域幅が検
出器帯域幅より大きくなるような検出器帯域幅を有する
光検出器に結合される。光出力源の帯域幅が検出器の帯
域幅に比較して大きいとき、コヒーレント・レイリー・
ノイズに起因するビート周波数は検出器の帯域幅の外に
なるので検出されない。
N)の大幅な低減は、スペクトル・スライスされた光出
力源が多くの周波数成分を含むため発生する。出力源の
スペクトル帯域幅が検出器の帯域幅と比較して大きい場
合、CRNに起因するビート周波数の大部分は検出器の
帯域幅の外になるので検出されない。より詳細には、信
号出力PSと、レイリー散乱によって反射される出力PR
のマルチパス干渉に起因する瞬間出力は次式で表され、
瞬間出力の分散は次式で表される。
倍小さい場合でも、合計出力は位相角によって±20%
も変化することがある。普通、位相角はファイバ中の環
境の変化によって変化するが、光源の線幅が有限な場合
にも変化する。この場合、合計出力Ptotのスペクトル
は光源の線幅を再現する。光源のスペクトル帯域幅が大
きくなると、受信機の帯域幅νdetector内で検出される
合計光電流Iは小さくなる。
トル帯域幅Δνの比である。
る従来技術の光出力源の周波数スペクトル101を示す
図1を参照されたい。こうした光出力源は普通連続波レ
ーザの形態で提供される。レーザの周波数スペクトル1
01は、図1で検出器帯域幅105として示される、レ
ーザによって放射される光エネルギーを受信するために
使用される検出器の帯域幅よりはるかに狭い。通常の連
続波レーザは数メガヘルツのスペクトル帯域幅Δνを有
する。52Mb/sで動作する通信システムの場合、ヘ
テロダイン周波数はすべて約50MHzの帯域幅の範囲
内で発生する。従って、信号を検出するために使用され
る受信機の帯域幅が50MHzの場合(これはかなり代
表的な数値であるが)、実質上すべてのイズが受信機で
検出される。
スペクトル・スライスされた光源は、Δν=50GHz
のスペクトル帯域幅を有する。ここでは受信機の50M
Hzの周波数帯域幅内で1/1000のビート周波数だ
けが検出される。平均送信出力が同じ場合、スペクトル
・スライスされた広帯域光出力源はコヒーレント・レー
ザ源に対して大きく改善された信号対雑音比を提供す
る。スペクトル・スライスされた光源の使用は、従来技
術で提案された連続波レーザの周波数ディザリングに比
べてはるかに簡単であることに留意されたい。第1の
に、レーザ源がディザリング機構を含む必要がなく、第
2のに、ディザリング法によるよりもはるかに広いスペ
クトル帯域幅がスペクトル・スライスを使用して達成さ
れ、CRNをより完全に抑圧する。
による双方向光通信システムで利用されるスペクトル・
スライスされた光出力源の周波数スペクトルを示すグラ
フである。スペクトル・スライスされた光源は、コヒー
レント光源と非コヒーレント光源を含む何れかの数の光
エネルギー源をスペクトル・フィルタリングすることに
よって提供される。非コヒーレント光源の例には、発光
ダイオード(LED)とエルビウムでドーピングされた
ファイバ増幅器(EDFA)のような増幅された自然放
出光源が含まれる。コヒーレント光源の1つの例はモー
ドロック・レーザである。
かの光エネルギー源を表す周波数応答曲線である。図1
で説明したレーザの周波数応答101に対して、曲線2
01の特性が比較的広帯域であることに留意されたい。
スペクトル・スライス203として示される周波数帯域
幅を有するフィルタが光エネルギー源に適用され、スペ
クトル・スライス203の外側の光エネルギーを有効に
拒否する。上記で説明したように、スペクトル・スライ
ス203の帯域幅は、フィルタリングされた光エネルギ
ー源を受信するために使用される受信機の検出器帯域幅
より広くなるように選択される。この検出器帯域幅は図
2で帯域幅205として示される。
ネルギーのコヒーレント光源が利用されるときの光後方
散乱信号と比較するグラフである。モードロック・レー
ザのようなコヒーレント光源の文脈では、コヒーレント
・レイリー・ノイズを抑圧する追加技術が利用可能であ
る。レイリー散乱は光ファイバ・ケーブルの全長の端か
ら端まで、すなわち光通信システムの全長にわたる散乱
によって発生するので、図3で後方散乱309として示
される後方散乱光PRは、信号パルス301の持続時間
313と無関係に、常にビット期間Tの全長にわたって
延びる。しかし、信号パルス301の持続時間313
は、εが信号のデューティサイクルであるときεTであ
るので、ピーク信号は、PSが信号の平均出力であると
きPS/εとなる。CRNは(PSPR)1/2関連するので、
次式のように信号パルスのデューティサイクルが小さく
なると信号対雑音比は増大する。
・パルスでない上記で説明された状況と比較すると、こ
の場合検出器帯域幅は光源のスペクトル帯域幅より小さ
い必要はない。しかし、この利点を実現するために、短
波長パルスが時間的に広がらないようにするか、または
信号を検出前に再び圧縮して短波長パルスにする、ある
種の分散補償を通信システムに構築する必要がある。
よって構成される双方向光通信システムを示すハードウ
ェア・ブロック図である。この実施例は、中央局(Cen
tralOffice:CO)405のスペクトル・スライスさ
れた光源401と、各複数の光ネットワーク・ユニット
(ONU)415、417の変調器421を使用する単
一ファイバ・バージョンのファイバ・アクセス通信シス
テムとして概念化される。スペクトル・スライスされた
光源401は、図2のものとほぼ同様の周波数スペクト
ルを有する光源を含む何らかの広帯域光源を使用して実
現される。例えば、スペクトル・スライスされた光源4
01は、コヒーレント及び非コヒーレント光源を含む何
らかの多数の光エネルギー源をスペクトル・フィルタリ
ングすることによって提供される。非コヒーレント光源
の例には発光ダイオード(LED)とエリビウムでドー
ピングされたファイバ増幅器(Erbium-Doped-Fiber-
Amplifier:EDFA)のような増幅された自然放出光
源が含まれる。コヒーレント光源の1つの例はモードロ
ック・レーザである。スペクトル・スライスされた光源
401は光ファイバ・ケーブルの第1のセクション40
7の第1の端部に結合される。受信機403も光ファイ
バ・ケーブルの第1のセクション407の第1の端部に
結合され、ONU415、417からループバック光信
号を受信する。光ファイバ・ケーブルの第1のセクショ
ン407の第2の端部はルータ409の入力ポートに結
合される。ルータ409は多様な波長分割多重化ルータ
の何れかのものを使用して実現されるが、その例は当業
技術分野に熟練した者に周知である。ルータ409とし
て使用するのに適した1つの例示としてのルータは導波
管回折格子ルータ(Waveguide Grating Rrouter:W
GR)であるが、他の種類のルータもルータ409を実
現するために使用される。ルータ409の入力ポートは
複数のWDM信号の組み合わせを含む複合WDM信号を
受け入れ、WDMチャネルのそれぞれの組み合わせを1
つかそれ以上の対応する出力ポートにルーティングす
る。
イバ・ケーブルの第2のセクション411の第1の端部
に結合される。光ファイバ・ケーブルの第2のセクショ
ン411の第2の端部は受信機419と変調器421に
結合される。受信機419と変調器421は共にONU
415を構成する。ルータ409の第2の出力ポートは
光ファイバ・ケーブルの第3のセクション413の第1
の端部に結合される。光ファイバ・ケーブルの第3のセ
クション413の第2の端部は受信機423と変調器4
25に結合される。受信機423と変調器425は共に
ONU417を構成する。
源401は複数組WDMチャネルの組み合わせを含むW
DM信号を光ファイバ・ケーブルの第1のセクション4
07に沿って送信する。WDM信号はルータ409によ
って受信されるが、そこではそれぞれのWDMチャネル
の組み合わせがWDM信号から分離され、例えば、それ
ぞれの分離されたチャネルの組み合わせが各々対応する
出力ポートにルーティングされる。望ましい場合、ルー
タ409は同じチャネルの組み合わせを複数の出力ポー
トにルーティングするよう構成されることがあり、かつ
/またはチャネルの組み合わせの中にはどの出力ポート
にもルーティングされないものがあることに留意された
い。例示として、第1のWDMチャネルの組み合わせは
ルータ409の第1の出力ポートにルーティングされ、
光ファイバ・ケーブルの第2のセクション411に結合
される。第2のWDMチャネルの組み合わせはルータ4
09の第2の出力ポートにルーティングされ、光ファイ
バ・ケーブルの第3のセクション413に結合される。
すると、ONU415の受信機419は変調器421に
信号を送り、光ファイバ・ケーブルの第2のセクション
411上でルータ409から受信された信号の一部分を
変調する。この変調信号は光ファイバ・ケーブルの第2
のセクション411に沿って、ONU415からルータ
409を通じ、光ファイバ・ケーブルの第1のセクショ
ン407を通じて送信され、変調信号は中央局405の
受信機403によって受信される。同様に、第2のWD
Mチャネルの組み合わせを受信すると、ONU417の
受信機423は変調器425に信号を送り、光ファイバ
・ケーブルの第3のセクション413上でルータ409
から受信された信号の一部分を変調する。この変調信号
は光ファイバ・ケーブルの第3のセクション413に沿
って、ONU417からルータ409を通じ、光ファイ
バ・ケーブルの第1のセクション407を通じて送信さ
れ、変調信号は中央局405の受信機403によって受
信される。
の1つは、中央局でスペクトル・スライスされた光源4
01を使用していることである。図4のシステムの従来
技術に対するもう1つの相違点は、従来技術のシステム
は、ONU415、417の変調器421、425から
中央局405の受信機403に変調信号を送り返すこと
のできる付加的な「戻り」行程を必要とすることであ
る。従来技術のシステムは、従来技術のシステムにCR
N問題が存在するため、光ファイバ・ケーブルの第1
の、第2の及び第3のセクション407、409、41
1を利用して双方向伝送を伝えることができない。従っ
て、図4に示された数のONUを使用する従来技術のシ
ステムは、ONU415からルータ409に変調信号を
伝える光ファイバ・ケーブルの第4のセクション、ON
U417からルータ409に変調信号を伝えるケーブル
の第5のセクション及び、ルータ409から受信機40
3に変調信号を伝えるケーブルの第6のセクションを必
要とする。
た「戻り」ファイバ、すなわち、ケーブルの第4、第5
及び第6のセクションの必要を除去する。図4の実施例
では、上流向き及び下流向き両方のトラヒックが光ファ
イバ・ケーブルの第1の、第2及び第3のセクション4
07、411、413上を伝えられる。上流及び下流向
きトラヒックの分離を促進するために、出力分割器また
は光サーキュレータが中央局405及び/またはONU
415、417で利用されることがあることに留意され
たい。図4に関連して上記で論じられた同じ原理が、波
長分割多重化信号を利用しない双方向通信システムで使
用されることが明らかであろう。
よって構成された双方向光通信システムを示すハードウ
ェア・ブロック図である。図5のシステムの顕著な特徴
は反射変調器519を使用していることである。図5の
構成は、光エネルギーのスペクトル・スライスされた光
源としてエリビウムでドーピングされたファイバ増幅器
(EDFA)501を使用している。光ファイバ・ケー
ブルの第1のセクション503はEDFA501から光
減衰器505に光エネルギーを伝達する。光減衰器50
5の出力は光ファイバ・ケーブルの第2のセクション5
07の第1の端部に結合され、光ファイバ・ケーブルの
第2のセクション507の第2の端部は、第1の、第2
の及び第3のポートを有する1×2結合器515の第1
のポートに結合される。
・ケーブルの第3のセクション517の第1の端部に結
合される。実際には、光ファイバ・ケーブルの第3のセ
クション517は、例えば18キロメートルといった比
較的大きな距離を横断するために利用される。光ファイ
バ・ケーブルの第3のセクション517の第2の端部は
反射変調器519に結合される。1×2結合器515の
第3のポートは光ファイバ・ケーブルの第4のセクショ
ン513の第1の端部に結合され、光ファイバ・ケーブ
ルの第4のセクション513の第2の端部は受信機51
1に結合される。
05によって望ましい振幅に減衰されるスペクトル・ス
ライスされた光信号を発生するために使用される。1×
2結合器515の第1のポートに供給されるこの減衰さ
れた光信号は、1×2結合器の第2のポートに出現し、
光ファイバ・ケーブルの第3のセクション517を横断
した後、反射変調器519に達する。反射変調器519
は、光ファイバ・ケーブルの第3のセクション517上
で受信された入射信号の一部分を反射し、この反射され
た信号を光ファイバ・ケーブルの第3のセクション51
7に沿って1×2結合器515の方向に送り返す受動変
調装置である。反射された信号は1×2結合器515の
第2のポートに入り、1×2結合器515の第1のポー
トを出るが、そこで反射された信号は受信機511で受
信される。
例示としての実施例を示すものであって、いかなる意味
でも本発明の範囲を制限することを意図するものではな
い。
出力源の周波数スペクトルを示すグラフを示す図であ
る。
光通信システムで利用されるスペクトル・スライスされ
た光出力源の周波数スペクトルを示すグラフを示す図で
ある。
それと比較したグラフを示す図である。
れる双方向光通信システムを示すハードウェア・ブロッ
ク図である。
れる双方向光通信システムを示すハードウェア・ブロッ
ク図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 光ファイバ・ケーブルを使用して低ノイ
ズ双方向通信を提供する方法であって、該方法は、 (a)該ケーブルを、第1の帯域幅を有するスペクトル
・スライスされた光出力源に結合する段階と、 (b)該第1の帯域幅が第2の帯域幅より大きくなるよ
うに、該ケーブルを該第2の帯域幅を有する光検出器に
結合する段階とを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、該第1
の帯域幅が該第2の帯域幅より十分に大きく、該ケーブ
ルの固有のコヒーレント・レイリー・ノイズに起因する
ヘテロダイン干渉が該第2の帯域幅の外にあって検出さ
れないことを特徴とする方法。 - 【請求項3】 光ファイバ・ケーブル上で低ノイズ双方
向通信を提供するシステムであって、該システムが、 (a)該光ファイバ・ケーブルに結合された、スペクト
ル・スライスされた光出力源からなり、該出力源が実質
上第1の帯域幅の範囲内にある光エネルギーを発生する
ものであり、該システムはさらに、 (b)該光ファイバ・ケーブルに結合された光検出器と
からなり、該検出器は、実質上該第2の帯域幅の範囲内
にある光エネルギーを検出することができ、該第1の帯
域幅が第2の帯域幅より大きく、該第2の帯域幅が該第
1の帯域幅の範囲内にあることを特徴とするシステム。 - 【請求項4】 請求項3に記載のシステムにおいて、該
第1の帯域幅が該第2の帯域幅より十分に大きく、該ケ
ーブルの固有のコヒーレント・レイリー・ノイズに起因
するヘテロダイン干渉が該第2の帯域幅の外にあって検
出されないことを特徴とするシステム。 - 【請求項5】 請求項3に記載のシステムにおいて、該
スペクトル・スライスされた光出力源は、エリビウムで
ドーピングされたファイバ増幅器であることを特徴とす
るシステム。 - 【請求項6】 請求項3に記載のシステムにおいて、該
光出力源と該光検出器が共に該光ファイバ・ケーブルの
第1の端部に結合されており、該システムはさらに、該
光ファイバ・ケーブルの第2の端部に結合された変調器
からなり、該変調器は、該光検出器によって検出される
ために該光出力源によって発生した光エネルギーを変調
することができることを特徴とするシステム。 - 【請求項7】 請求項6に記載のシステムにおいて、該
変調器は、反射変調器であることを特徴とするシステ
ム。 - 【請求項8】 請求項6に記載のシステムにおいて、該
システムはさらに、該スペクトル・スライスされた光出
力源に結合された第1の受信機と該変調器に結合された
第2の受信機の少なくとも1つからなることを特徴とす
るシステム。 - 【請求項9】 請求項8に記載のシステムにおいて、該
光ファイバ・ケーブルは、複数の光ファイバ・ケーブル
・セクションからなることを特徴とするシステム。 - 【請求項10】 請求項8に記載のシステムにおいて、
該光ファイバ・ケーブルは、複数の光ファイバ・ケーブ
ル・セクションと、何れかの2つの該光ファイバ・ケー
ブル・セクションの間に配置されたルータとからなるこ
とを特徴とするシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/937,299 US6137611A (en) | 1997-09-27 | 1997-09-27 | Suppression of coherent rayleigh noise in bidirectional communication systems |
US08/937299 | 1997-09-27 |
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JPH11163794A true JPH11163794A (ja) | 1999-06-18 |
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