JPH11154924A - 位相補正回路及び位相逆補正回路 - Google Patents
位相補正回路及び位相逆補正回路Info
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- JPH11154924A JPH11154924A JP9320859A JP32085997A JPH11154924A JP H11154924 A JPH11154924 A JP H11154924A JP 9320859 A JP9320859 A JP 9320859A JP 32085997 A JP32085997 A JP 32085997A JP H11154924 A JPH11154924 A JP H11154924A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、同期用パターンを一定の間隔で含
むシリアルデータが所定ビット毎のパラレルデータへ変
換されて入力するそのパラレルデータの位相を補正する
位相補正回路及び位相補正回路で補正したパラレルデー
タを元の位相差を有するパラレルデータへ逆補正する位
相逆補正回路に関し、入力パラレルデータのビット数が
増加しても回路規模を増大させずに対応できるようにす
る。 【解決手段】 2n ビットのパラレルデータについてビ
ット選択操作を行う構成として、2ビット入力1ビット
出力のセレクタをn段に直列接続するとともに、各段に
おいて並列配置し、各段のセレクタ群の個数を(2n+2
x-1−1)個とし、一方の入力が[1:2n+2x-1−1]
で、他方の入力が[2x-1+1:2n+2x−1]で、位
相補正量を示すnビットコードの対応するビットの状態
によって2入力の何れか一方を選択する。
むシリアルデータが所定ビット毎のパラレルデータへ変
換されて入力するそのパラレルデータの位相を補正する
位相補正回路及び位相補正回路で補正したパラレルデー
タを元の位相差を有するパラレルデータへ逆補正する位
相逆補正回路に関し、入力パラレルデータのビット数が
増加しても回路規模を増大させずに対応できるようにす
る。 【解決手段】 2n ビットのパラレルデータについてビ
ット選択操作を行う構成として、2ビット入力1ビット
出力のセレクタをn段に直列接続するとともに、各段に
おいて並列配置し、各段のセレクタ群の個数を(2n+2
x-1−1)個とし、一方の入力が[1:2n+2x-1−1]
で、他方の入力が[2x-1+1:2n+2x−1]で、位
相補正量を示すnビットコードの対応するビットの状態
によって2入力の何れか一方を選択する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期用パターンを
一定の間隔で含むシリアルデータが所定ビット毎のパラ
レルデータへ変換されて入力するそのパラレルデータの
位相を補正する位相補正回路及び位相補正回路で補正し
たパラレルデータを元の位相差を有するパラレルデータ
へ逆補正する位相逆補正回路に関する。情報伝送装置で
は、同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータ
を送受するが、このシリアルデータについて、オーバー
ヘッドの挿入やセクション及びライン間でのパリティ演
算等のデータ処理を行う場合、シリアルデータのままで
は伝送速度以上の処理速度が要求されることから、一般
にパラレルデータへ変換して所定の処理を実行し、その
後再びシリアルデータへ変換して送出することが行われ
る。そして、このオーバーヘッドの挿入やパリティ演算
等のデータ処理を行う部分は、扱うビット数の過多にも
よるが、例えば、SDH(Synchronous Digital Hi-erar
chy)システムでの情報伝送装置では、LSI(集積回
路)で構成される。このLSIには、GaAsで構成し
たものと、CMOSで構成したものとがある。GaAs
−LSIは処理速度は早いが高価である。一方、CMO
S−LSIは処理速度は若干劣るが安価である。したが
って、特に、原価の低減が問題となる場合には、CMO
S−LSIが採用される。以下、図11を参照してシリ
アルデータについてのデータ処理の概要を説明する。図
11は、SDHシステムの情報伝送装置で採用されるデ
ータ処理系の構成例である。このデータ処理系は、デー
タ処理用のCMOS−LSI100と、外付けの付加回
路として、入力側に設けられるシリアル・パラレル変換
部110及び出力側に設けられるパラレル・シリアル変
換部117とを備える。シリアル・パラレル変換部11
0は、伝送系から入力する同期ワードを一定の間隔で含
むシリアルデータを2n ビット毎のパラレルデータへ変
換し、CMOS−LSI100の入力ポートに与える。
一方、パラレル・シリアル変換部117は、CMOS−
LSI100の出力ポートから入力するデータ処理済み
の2n ビットのパラレルデータをシリアルデータへ変換
し、伝送系へ送出する。ところで、シリアル・パラレル
変換部110におけるパラレルデータへの変換において
は、単に2n ビット毎の変換であるので、シリアルデー
タに含まれる同期ワードの位置と変換タイミングとは必
ずしも一致せず、変換されたパラレルデータにおける同
期ワードの位置は、正常位置からhビット(hは整数、
0≦h<n)の遅れを有する。そうすると、テータ処理
部114でのデータ処理は、シリアルデータに含まれる
同期ワードを検出して行われるので、このhビットの遅
れが生じたままのパラレルデータでは、処理に支障を来
す。したがって、CMOS−LSI100は、データ処
理部114の入力段に第1シフト回路111、位相差検
出部112及びビット位置補正部113を設け、出力段
に第2シフト回路116及びビット位置逆補正部116
を設けている。第1シフト回路111は、入力ポートか
ら入力する2n ビットの入力パラレルデータを2段にシ
フトして2n+1 ビットのパラレルデータを生成する。そ
のうちの最下位ビットを除いた(2n+1−1)ビットのパ
ラレルデータが、位相差検出部112とビット位置補正
部113とに入力する。位相差検出部112では、入力
する(2n+1−1)ビットのパラレルデータと予め備える
同期ワードとのパターンマッチングを取って、同期ワー
ドの遅れ量を検出し、検出した位相遅れ量を表したnビ
ットコードの位相補正量をビット位置補正部113とビ
ット位置逆補正部116とに与える。ビット位置補正部
113では、(2n+1−1)ビットのパラレルデータに対
するビット選択操作をnビットコードの位相補正量に基
づき行い、ビット位置補正をした2n ビットのパラレル
データを生成し、それをデータ処理部114へ出力す
る。データ処理部114では、ビット位置補正のなされ
た2n ビットのパラレルデータを受けて、オーバーヘッ
ドの挿入や、セクション及びライン間のパリティ演算等
のデータ処理を行い、処理した2n ビットのパラレルデ
ータを第2シフト回路115へ出力する。第2シフト回
路115は、テータ処理した2n ビットの入力パラレル
データを2段にシフトして2n+1 ビットのパラレルデー
タを生成する。そのうちの最下位ビットを除いた(2
n+1−1)ビットのパラレルデータが、ビット位置逆補正
部116に出力される。ビット位置逆補正部116で
は、(2n+1−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を位相差検出部112からのnビットコード
の位相補正量に基づき行い、位相遅れ量hを有した2n
ビットのパラレルデータを生成し、出力ポートに接続さ
れるパラレル・シリアル変換部117へ出力する。以上
のように、情報伝送装置で使用されるデータ処理用のC
MOSLSIは、変換したパラレルデータをそのビット
位置を一時的に本来あるはずの正常な位置に補正(ビッ
ト位置補正部113)し、データ処理(データ処理部1
14)を行い、処理後のパラレルデータをそのビット位
置に元の位相差を与える逆補正(ビット位置逆補正部1
16)を行うように構成されるが、ビット位置補正とそ
の逆補正は、同一構成で行えるので、以下、従来のビッ
ト位置補正について若干の説明を行う。
一定の間隔で含むシリアルデータが所定ビット毎のパラ
レルデータへ変換されて入力するそのパラレルデータの
位相を補正する位相補正回路及び位相補正回路で補正し
たパラレルデータを元の位相差を有するパラレルデータ
へ逆補正する位相逆補正回路に関する。情報伝送装置で
は、同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータ
を送受するが、このシリアルデータについて、オーバー
ヘッドの挿入やセクション及びライン間でのパリティ演
算等のデータ処理を行う場合、シリアルデータのままで
は伝送速度以上の処理速度が要求されることから、一般
にパラレルデータへ変換して所定の処理を実行し、その
後再びシリアルデータへ変換して送出することが行われ
る。そして、このオーバーヘッドの挿入やパリティ演算
等のデータ処理を行う部分は、扱うビット数の過多にも
よるが、例えば、SDH(Synchronous Digital Hi-erar
chy)システムでの情報伝送装置では、LSI(集積回
路)で構成される。このLSIには、GaAsで構成し
たものと、CMOSで構成したものとがある。GaAs
−LSIは処理速度は早いが高価である。一方、CMO
S−LSIは処理速度は若干劣るが安価である。したが
って、特に、原価の低減が問題となる場合には、CMO
S−LSIが採用される。以下、図11を参照してシリ
アルデータについてのデータ処理の概要を説明する。図
11は、SDHシステムの情報伝送装置で採用されるデ
ータ処理系の構成例である。このデータ処理系は、デー
タ処理用のCMOS−LSI100と、外付けの付加回
路として、入力側に設けられるシリアル・パラレル変換
部110及び出力側に設けられるパラレル・シリアル変
換部117とを備える。シリアル・パラレル変換部11
0は、伝送系から入力する同期ワードを一定の間隔で含
むシリアルデータを2n ビット毎のパラレルデータへ変
換し、CMOS−LSI100の入力ポートに与える。
一方、パラレル・シリアル変換部117は、CMOS−
LSI100の出力ポートから入力するデータ処理済み
の2n ビットのパラレルデータをシリアルデータへ変換
し、伝送系へ送出する。ところで、シリアル・パラレル
変換部110におけるパラレルデータへの変換において
は、単に2n ビット毎の変換であるので、シリアルデー
タに含まれる同期ワードの位置と変換タイミングとは必
ずしも一致せず、変換されたパラレルデータにおける同
期ワードの位置は、正常位置からhビット(hは整数、
0≦h<n)の遅れを有する。そうすると、テータ処理
部114でのデータ処理は、シリアルデータに含まれる
同期ワードを検出して行われるので、このhビットの遅
れが生じたままのパラレルデータでは、処理に支障を来
す。したがって、CMOS−LSI100は、データ処
理部114の入力段に第1シフト回路111、位相差検
出部112及びビット位置補正部113を設け、出力段
に第2シフト回路116及びビット位置逆補正部116
を設けている。第1シフト回路111は、入力ポートか
ら入力する2n ビットの入力パラレルデータを2段にシ
フトして2n+1 ビットのパラレルデータを生成する。そ
のうちの最下位ビットを除いた(2n+1−1)ビットのパ
ラレルデータが、位相差検出部112とビット位置補正
部113とに入力する。位相差検出部112では、入力
する(2n+1−1)ビットのパラレルデータと予め備える
同期ワードとのパターンマッチングを取って、同期ワー
ドの遅れ量を検出し、検出した位相遅れ量を表したnビ
ットコードの位相補正量をビット位置補正部113とビ
ット位置逆補正部116とに与える。ビット位置補正部
113では、(2n+1−1)ビットのパラレルデータに対
するビット選択操作をnビットコードの位相補正量に基
づき行い、ビット位置補正をした2n ビットのパラレル
データを生成し、それをデータ処理部114へ出力す
る。データ処理部114では、ビット位置補正のなされ
た2n ビットのパラレルデータを受けて、オーバーヘッ
ドの挿入や、セクション及びライン間のパリティ演算等
のデータ処理を行い、処理した2n ビットのパラレルデ
ータを第2シフト回路115へ出力する。第2シフト回
路115は、テータ処理した2n ビットの入力パラレル
データを2段にシフトして2n+1 ビットのパラレルデー
タを生成する。そのうちの最下位ビットを除いた(2
n+1−1)ビットのパラレルデータが、ビット位置逆補正
部116に出力される。ビット位置逆補正部116で
は、(2n+1−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を位相差検出部112からのnビットコード
の位相補正量に基づき行い、位相遅れ量hを有した2n
ビットのパラレルデータを生成し、出力ポートに接続さ
れるパラレル・シリアル変換部117へ出力する。以上
のように、情報伝送装置で使用されるデータ処理用のC
MOSLSIは、変換したパラレルデータをそのビット
位置を一時的に本来あるはずの正常な位置に補正(ビッ
ト位置補正部113)し、データ処理(データ処理部1
14)を行い、処理後のパラレルデータをそのビット位
置に元の位相差を与える逆補正(ビット位置逆補正部1
16)を行うように構成されるが、ビット位置補正とそ
の逆補正は、同一構成で行えるので、以下、従来のビッ
ト位置補正について若干の説明を行う。
【0002】
【従来の技術】図12は、シフト回路(第1、第2)の
構成である。図12において、このシフト回路は、2個
のフリップフロップ(FF)1、2を2段に縦属接続し
て構成される。なお、図12では、第1シフト回路11
1を例に挙げて示してあるが、第2シフト回路115も
同様の動作を行う。
構成である。図12において、このシフト回路は、2個
のフリップフロップ(FF)1、2を2段に縦属接続し
て構成される。なお、図12では、第1シフト回路11
1を例に挙げて示してあるが、第2シフト回路115も
同様の動作を行う。
【0003】初段のFF1の入力パラレルデータiD
[1:2n]は、シリアル・パラレル変換部110が当該C
MOS−LSIの入力ポートへ出力する第1ビットから
第2nビットまでの2n 本のパラレルデータである。そ
して、FF1とFF2は、入力パラレルデータiD
[1:2n ]に同期したタイミングクロックfに従って
シフト動作を行う。
[1:2n]は、シリアル・パラレル変換部110が当該C
MOS−LSIの入力ポートへ出力する第1ビットから
第2nビットまでの2n 本のパラレルデータである。そ
して、FF1とFF2は、入力パラレルデータiD
[1:2n ]に同期したタイミングクロックfに従って
シフト動作を行う。
【0004】入力パラレルデータiD[1:2n ]か
ら、変換タイミングと同期用パターンの本来の位置との
ずれを検出し補正するには、最大の遅れを考えると、
(2n+1−1)本のパラレルデータが必要である。また、
位相差検出部112は、パターンマッチングによって同
期ワードの位置を検出している。したがって、位相差検
出部112及びビット位置補正部113に与える(2
n+1−1)本のパラレルデータは、後段FF2の出力パラ
レルデータを上位に、前段FF1の出力パラレルデータ
を下位にそれぞれ配置した2n+1 ビットから前段FF1
出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される。
ら、変換タイミングと同期用パターンの本来の位置との
ずれを検出し補正するには、最大の遅れを考えると、
(2n+1−1)本のパラレルデータが必要である。また、
位相差検出部112は、パターンマッチングによって同
期ワードの位置を検出している。したがって、位相差検
出部112及びビット位置補正部113に与える(2
n+1−1)本のパラレルデータは、後段FF2の出力パラ
レルデータを上位に、前段FF1の出力パラレルデータ
を下位にそれぞれ配置した2n+1 ビットから前段FF1
出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される。
【0005】なお、図12では、後段FF2の出力パラ
レルデータを上位に、前段FF1の出力パラレルデータ
を下位にそれぞれ配置することを示すために、後段FF
2の2n本の出力パラレルデータをD[1:2n ]と表
記し、前段FF1の2n本の出力パラレルデータをD
[2n+1:2n+1]と表記してある。位相差検出部11
2は、入力パラレルデータD[1:2n+1−1]における
同期ワード位置が本来のビット位置からhビット(hは
整数、0≦h<n)の遅れを持つことを検出するが、遅
れhビットの取り得る値は、2n 通りあるので、位相遅
れ量は、nビットのコードで表せる。
レルデータを上位に、前段FF1の出力パラレルデータ
を下位にそれぞれ配置することを示すために、後段FF
2の2n本の出力パラレルデータをD[1:2n ]と表
記し、前段FF1の2n本の出力パラレルデータをD
[2n+1:2n+1]と表記してある。位相差検出部11
2は、入力パラレルデータD[1:2n+1−1]における
同期ワード位置が本来のビット位置からhビット(hは
整数、0≦h<n)の遅れを持つことを検出するが、遅
れhビットの取り得る値は、2n 通りあるので、位相遅
れ量は、nビットのコードで表せる。
【0006】図13は、従来のビット位置補正部113
の構成である。従来のビット位置補正部は、図13に示
すように2n ビット入力1出力のセレクタ(2n→1セレ
クタ)の2n 個を並列に配置して構成される。そして、
図示例では、第1シフト回路の出力から形成した(2
n+1−1)ビットのパラレルデータのうち、セレクタ
(1)には、データD[1]〜D[2n]が与えられ、セレク
タ(2)には、データD[2]〜D[2n+1]が与えられ、セ
レクタ(2n )には、データD[2n]〜D[2n+1−1]が与え
られると表記してある。このように、2n 個の各セレク
タには、(2n+1−1)本のうちの2n本のパラレルデータ
が1ビットずつずらして与えられる。
の構成である。従来のビット位置補正部は、図13に示
すように2n ビット入力1出力のセレクタ(2n→1セレ
クタ)の2n 個を並列に配置して構成される。そして、
図示例では、第1シフト回路の出力から形成した(2
n+1−1)ビットのパラレルデータのうち、セレクタ
(1)には、データD[1]〜D[2n]が与えられ、セレク
タ(2)には、データD[2]〜D[2n+1]が与えられ、セ
レクタ(2n )には、データD[2n]〜D[2n+1−1]が与え
られると表記してある。このように、2n 個の各セレク
タには、(2n+1−1)本のうちの2n本のパラレルデータ
が1ビットずつずらして与えられる。
【0007】この従来のビット位置補正部では、位相差
検出部112からnビットコードを受けて、例えば位相
遅れ量h=2ビットであれば、セレクタ(1)では、上か
ら3番目のデータD[3]が選択され、セレクタ(2)
では、上から3番目のデータD[4]が選択され、セレク
タ(2n)では、上から3番目のデータD[2n+2]が選
択されることにより、位相補正のなされた2n ビットの
パラレルデータoD[1:2n]が出力される。
検出部112からnビットコードを受けて、例えば位相
遅れ量h=2ビットであれば、セレクタ(1)では、上か
ら3番目のデータD[3]が選択され、セレクタ(2)
では、上から3番目のデータD[4]が選択され、セレク
タ(2n)では、上から3番目のデータD[2n+2]が選
択されることにより、位相補正のなされた2n ビットの
パラレルデータoD[1:2n]が出力される。
【0008】このビット選択操作の具体例を図14、図
15を参照して説明する。図14は位相差がない場合の
ビット選択操作の説明図、図15は、8ビットの位相差
がある場合のビット選択操作の説明図である。なお、図
14、図15では、説明を簡略化するために入力データ
iDを32ビットのパラレルデータ[1:32]とし、
それを8ビット毎に区分してiD[1:8][9:1
6][17:24][25:32]と表記してある。
15を参照して説明する。図14は位相差がない場合の
ビット選択操作の説明図、図15は、8ビットの位相差
がある場合のビット選択操作の説明図である。なお、図
14、図15では、説明を簡略化するために入力データ
iDを32ビットのパラレルデータ[1:32]とし、
それを8ビット毎に区分してiD[1:8][9:1
6][17:24][25:32]と表記してある。
【0009】また、{01、02、・・、24}は、8
ビット毎のデータブロックを表している。同期ワード
は、データブロック21、22、23、24の32ビッ
トとしている。図14において、位相差がない場合、第
1シフト回路への入力データは、図14(イ)に示すよ
うに、iD[1:8][9:16][17:24][2
5:32]の32ビットが同一のタイミングで第1シフ
ト回路に取り込まれる。したがって、同期ワードのデー
タブロック{21、22、23、24}は、太い実線枠
で囲って示すように、ずれることなく取り込まれる。
ビット毎のデータブロックを表している。同期ワード
は、データブロック21、22、23、24の32ビッ
トとしている。図14において、位相差がない場合、第
1シフト回路への入力データは、図14(イ)に示すよ
うに、iD[1:8][9:16][17:24][2
5:32]の32ビットが同一のタイミングで第1シフ
ト回路に取り込まれる。したがって、同期ワードのデー
タブロック{21、22、23、24}は、太い実線枠
で囲って示すように、ずれることなく取り込まれる。
【0010】そうすると、第1シフト回路の後段FF2
の出力を上位に、前段FF1の出力を下位に配置した場
合、図14(ロ)(ハ)に示すように、同期ワードのデ
ータブロック{21、22、23、24}が上位に、そ
の次のデータブロック{01、02、03、04}が下
位に並ぶことになる。この64ビットの配置において、
最下位のデータブロック04の最下位ビットを除いた6
3ビットが図13に示したビット位置補正部の、2n=
25=32個の25 →1セレクタに1ビットずつずれて
与えられる。位相差は0であるので、ビット位置補正部
の各セレクタでは、第1入力が選択される。
の出力を上位に、前段FF1の出力を下位に配置した場
合、図14(ロ)(ハ)に示すように、同期ワードのデ
ータブロック{21、22、23、24}が上位に、そ
の次のデータブロック{01、02、03、04}が下
位に並ぶことになる。この64ビットの配置において、
最下位のデータブロック04の最下位ビットを除いた6
3ビットが図13に示したビット位置補正部の、2n=
25=32個の25 →1セレクタに1ビットずつずれて
与えられる。位相差は0であるので、ビット位置補正部
の各セレクタでは、第1入力が選択される。
【0011】ビット位置補正部の各セレクタの第1入力
は、FF2の出力であり、これには同期ワードのデータ
ブロック{21、22、23、24}の各ビットが含ま
れるので、図14(ニ)に示すように、同期ワードのデー
タブロック{21、22、23、24}が選択される。
次に、8ビットの位相差がある場合。図15において、
第1シフト回路への入力データは、図15(イ)に示す
ように、最初は、先頭ブロックiD[1:8]を除いた
iD[9:16][17:24][25:32]の24
ビットが取り込まれ、その次からiD[1:8][9:
16][17:24][25:32]の32ビットが取
り込まれる。
は、FF2の出力であり、これには同期ワードのデータ
ブロック{21、22、23、24}の各ビットが含ま
れるので、図14(ニ)に示すように、同期ワードのデー
タブロック{21、22、23、24}が選択される。
次に、8ビットの位相差がある場合。図15において、
第1シフト回路への入力データは、図15(イ)に示す
ように、最初は、先頭ブロックiD[1:8]を除いた
iD[9:16][17:24][25:32]の24
ビットが取り込まれ、その次からiD[1:8][9:
16][17:24][25:32]の32ビットが取
り込まれる。
【0012】したがって、同期ワードは、4個データブ
ロックのうち、最後のデータブロック24が1タイミン
グ遅れて取り込まれる。そうすると、第1シフト回路の
後段FF2の出力を上位に、前段FF1の出力を下位に
配置した場合、図15(ロ)(ハ)に示すように同期ワ
ードがある部分では、上位にデータブロック20と同期
ワードのデータブロック{22、23、24}が並び、
下位に同期ワードのデータブロック24とその次のデー
タブロック{01、02、03}が並ぶことになる。か
かる配置にすると、同期ワードのデータブロック{2
1、22、23、24}が同一タイミング上に並ぶこと
がわかる。
ロックのうち、最後のデータブロック24が1タイミン
グ遅れて取り込まれる。そうすると、第1シフト回路の
後段FF2の出力を上位に、前段FF1の出力を下位に
配置した場合、図15(ロ)(ハ)に示すように同期ワ
ードがある部分では、上位にデータブロック20と同期
ワードのデータブロック{22、23、24}が並び、
下位に同期ワードのデータブロック24とその次のデー
タブロック{01、02、03}が並ぶことになる。か
かる配置にすると、同期ワードのデータブロック{2
1、22、23、24}が同一タイミング上に並ぶこと
がわかる。
【0013】今の例では、8ビットの遅れであるから、
ビット位置補正部でのビット選択操作では、各セレクタ
の第9入力を選択する操作が行われるので、図15
(ニ)に示すように、ビット位置補正部の出力には、同
一タイミング上に配置した同期ワードのデータブロック
{21、22、23、24}が得られる。なお、ビット
位置逆補正部116では、セレクタの構成は図13と同
様であって、次のようにして逆補正を行う。即ち、第2
シフト回路115において生成した2n+1 ビットのパラ
レルデータから得た(2n+1−1)ビットのパラレルデー
タを同様の手順でビット位置逆補正部116の各セレク
タに与える。位相差検出部112からのnビットコード
は、位相差検出部112が検出した位相遅れ量をXとし
たとき2n−Xを表すnビットコードである。ビット位
置逆補正部116は、このnビットコードの位相補正量
に基づき同様のビット選択操作を行うことにより、位相
を一時的に揃えた2n ビットのパラレルデータに、元々
の位相遅れXを与えた2n ビットのパラレルデータを出
力する。
ビット位置補正部でのビット選択操作では、各セレクタ
の第9入力を選択する操作が行われるので、図15
(ニ)に示すように、ビット位置補正部の出力には、同
一タイミング上に配置した同期ワードのデータブロック
{21、22、23、24}が得られる。なお、ビット
位置逆補正部116では、セレクタの構成は図13と同
様であって、次のようにして逆補正を行う。即ち、第2
シフト回路115において生成した2n+1 ビットのパラ
レルデータから得た(2n+1−1)ビットのパラレルデー
タを同様の手順でビット位置逆補正部116の各セレク
タに与える。位相差検出部112からのnビットコード
は、位相差検出部112が検出した位相遅れ量をXとし
たとき2n−Xを表すnビットコードである。ビット位
置逆補正部116は、このnビットコードの位相補正量
に基づき同様のビット選択操作を行うことにより、位相
を一時的に揃えた2n ビットのパラレルデータに、元々
の位相遅れXを与えた2n ビットのパラレルデータを出
力する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のビット位置補正
部及びビット位置逆補正部は、2n ビット入力1出力の
セレクタを2n 個使用するので、入力データ数が増すに
つれて回路規模が増大する。したがって、従来の方式で
は、消費電力やコストの低減が困難である。本発明の目
的は、入力パラレルデータのビット数が増加しても回路
規模を増大させずに対応できる位相補正回路及び位相逆
補正回路を提供することにある。
部及びビット位置逆補正部は、2n ビット入力1出力の
セレクタを2n 個使用するので、入力データ数が増すに
つれて回路規模が増大する。したがって、従来の方式で
は、消費電力やコストの低減が困難である。本発明の目
的は、入力パラレルデータのビット数が増加しても回路
規模を増大させずに対応できる位相補正回路及び位相逆
補正回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
の発明の原理ブロック図である。請求項1に記載の発明
は、同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータ
が2n ビット毎のパラレルデータへ変換されて入力する
その2n ビットの入力パラレルデータを2段にシフト
し、後段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パ
ラレルデータを下位にそれぞれ配置した2n+1 ビットか
ら前段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成さ
れる(2n+1−1)ビットのパラレルデータ(イ)と、(2
n+1−1)ビットのパラレルデータに基づき検出された2
n ビットのパラレルデータへの変換タイミングから同期
用パターン検出位置までの位相遅れ量を表すnビットコ
ードの位相補正量(ロ)とが入力し、(2n+1−1)ビッ
トのパラレルデータ(イ)に対するビット選択操作をn
ビットコードの位相補正量(ロ)に基づき行い、ビット
位置補正をした2n ビットのパラレルデータ(ニ)を出
力する位相補正回路1において、ビット選択操作を行う
構成として、n段に直列接続されるとともに、各段にお
いて並列配置される2ビット入力1ビット出力のセレク
タであって、第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレ
クタ1mは、xをnビットコードのnビットにおける最
下位ビットからm段目に対応するビット位置までのビッ
ト数としたとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個で
あり、(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力
(1)が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n
+2x-1−1)ビットであり、他方の入力(2)が、補正
対象パラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n
+2x−1)ビットであり、nビットコードのnビットに
おける第m段目に対応するビット位置のビットが“0”
であるとき一方の入力(1)を選択し、“1”であると
き他方の入力(2)を選択して出力する構成を備えるこ
とを特徴とする。
の発明の原理ブロック図である。請求項1に記載の発明
は、同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータ
が2n ビット毎のパラレルデータへ変換されて入力する
その2n ビットの入力パラレルデータを2段にシフト
し、後段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パ
ラレルデータを下位にそれぞれ配置した2n+1 ビットか
ら前段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成さ
れる(2n+1−1)ビットのパラレルデータ(イ)と、(2
n+1−1)ビットのパラレルデータに基づき検出された2
n ビットのパラレルデータへの変換タイミングから同期
用パターン検出位置までの位相遅れ量を表すnビットコ
ードの位相補正量(ロ)とが入力し、(2n+1−1)ビッ
トのパラレルデータ(イ)に対するビット選択操作をn
ビットコードの位相補正量(ロ)に基づき行い、ビット
位置補正をした2n ビットのパラレルデータ(ニ)を出
力する位相補正回路1において、ビット選択操作を行う
構成として、n段に直列接続されるとともに、各段にお
いて並列配置される2ビット入力1ビット出力のセレク
タであって、第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレ
クタ1mは、xをnビットコードのnビットにおける最
下位ビットからm段目に対応するビット位置までのビッ
ト数としたとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個で
あり、(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力
(1)が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n
+2x-1−1)ビットであり、他方の入力(2)が、補正
対象パラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n
+2x−1)ビットであり、nビットコードのnビットに
おける第m段目に対応するビット位置のビットが“0”
であるとき一方の入力(1)を選択し、“1”であると
き他方の入力(2)を選択して出力する構成を備えるこ
とを特徴とする。
【0016】即ち、請求項1に記載の発明では、位相補
正回路1は、2ビット入力1ビット出力のセレクタをn
段に直列接続するとともに、各段において並列配置して
構成し、各段のセレクタの2入力への配分を、2n ビッ
トで想定される最大ずれ量を見込んで、その最大ずれ量
の分が互いに重なる関係となるように定めてあり、第m
段のセレクタ1mは、位相補正量を示すnビットコード
の対応するビットの状態が、“0”の場合は一方の入力
(1)を選択し、“1”の場合は他方の入力(2)を選
択して(2n+2x-1−1)ビットのパラレルデータ
(3)を出力する。各段のセレクタが同様のビット選択
操作を行うことにより、ある位相遅れを有してパラレル
データへ変換された(2n+1−1)ビットのパラレルデータ
の位相遅れが補正され、同期パターンを基準にした正し
い位相に揃えた2n ビットのパラレルデータ(ハ)を出
力する。
正回路1は、2ビット入力1ビット出力のセレクタをn
段に直列接続するとともに、各段において並列配置して
構成し、各段のセレクタの2入力への配分を、2n ビッ
トで想定される最大ずれ量を見込んで、その最大ずれ量
の分が互いに重なる関係となるように定めてあり、第m
段のセレクタ1mは、位相補正量を示すnビットコード
の対応するビットの状態が、“0”の場合は一方の入力
(1)を選択し、“1”の場合は他方の入力(2)を選
択して(2n+2x-1−1)ビットのパラレルデータ
(3)を出力する。各段のセレクタが同様のビット選択
操作を行うことにより、ある位相遅れを有してパラレル
データへ変換された(2n+1−1)ビットのパラレルデータ
の位相遅れが補正され、同期パターンを基準にした正し
い位相に揃えた2n ビットのパラレルデータ(ハ)を出
力する。
【0017】ここに、ビット選択素子は、2ビット入力
1ビット出力のセレクタで構成してあるので、従来の
(2n →1)セレクタよりも素子数を低減でき、回路規
模の縮小化、省電力化を図ることができる。図2は、請
求項2に記載の発明の原理ブロック図である。請求項2
に記載の発明は、2n ビットのパラレルデータを2段に
シフトし、後段の出力パラレルデータを上位に、前段の
出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2n+1 ビ
ットから前段出力パラレルデータの最終ビットを除いて
形成される(2n+1−1)ビットのパラレルデータ(ホ)
と、同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータ
の2n ビット毎のパラレルデータへの変換タイミングか
ら同期用パターン検出位置までの位相遅れ量をXとした
とき2n-Xを表すnビットコードの位相補正量(ヘ)と
が入力し、(2n+1−1)ビットのパラレルデータ(ホ)
に対するビット選択操作をnビットコードの位相補正量
(へ)に基づき行い、位相遅れ量Xを有した2n ビット
のパラレルデータ(ト)を出力する位相逆補正回路2に
おいて、そのビット選択操作を行う構成として、n段に
直列接続されるとともに、各段において並列配置される
2ビット入力1ビット出力のセレクタであって、第m段
目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ2mは、xをnビ
ットコードのnビットにおける最下位ビットからm段目
に対応するビット位置までのビット数としたとき、並列
配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、(2n+2x-1−
1)個のセレクタ群の一方の入力(1)が、補正対象パ
ラレルデータの第1ビット〜第(2n+2x-1−1)ビッ
トであり、他方の入力(2)が、補正対象パラレルデー
タの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−1)ビット
であり、nビットコードのnビットにおける第m段目に
対応するビット位置のビットが“0”であるとき一方の
入力(1)を選択し、“1”であるとき他方の入力
(2)を選択して出力する構成を備えることを特徴とす
る。
1ビット出力のセレクタで構成してあるので、従来の
(2n →1)セレクタよりも素子数を低減でき、回路規
模の縮小化、省電力化を図ることができる。図2は、請
求項2に記載の発明の原理ブロック図である。請求項2
に記載の発明は、2n ビットのパラレルデータを2段に
シフトし、後段の出力パラレルデータを上位に、前段の
出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2n+1 ビ
ットから前段出力パラレルデータの最終ビットを除いて
形成される(2n+1−1)ビットのパラレルデータ(ホ)
と、同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータ
の2n ビット毎のパラレルデータへの変換タイミングか
ら同期用パターン検出位置までの位相遅れ量をXとした
とき2n-Xを表すnビットコードの位相補正量(ヘ)と
が入力し、(2n+1−1)ビットのパラレルデータ(ホ)
に対するビット選択操作をnビットコードの位相補正量
(へ)に基づき行い、位相遅れ量Xを有した2n ビット
のパラレルデータ(ト)を出力する位相逆補正回路2に
おいて、そのビット選択操作を行う構成として、n段に
直列接続されるとともに、各段において並列配置される
2ビット入力1ビット出力のセレクタであって、第m段
目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ2mは、xをnビ
ットコードのnビットにおける最下位ビットからm段目
に対応するビット位置までのビット数としたとき、並列
配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、(2n+2x-1−
1)個のセレクタ群の一方の入力(1)が、補正対象パ
ラレルデータの第1ビット〜第(2n+2x-1−1)ビッ
トであり、他方の入力(2)が、補正対象パラレルデー
タの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−1)ビット
であり、nビットコードのnビットにおける第m段目に
対応するビット位置のビットが“0”であるとき一方の
入力(1)を選択し、“1”であるとき他方の入力
(2)を選択して出力する構成を備えることを特徴とす
る。
【0018】即ち、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のセレクタ構成において、位相補正量として位
相遅れ量をXとしたとき2n-Xを表すnビットコード
(ヘ)を用いて位相遅れのない(2n+1−1)ビットのパ
ラレルデータ(ホ)についてビット選択操作を行い、位
相遅れXを有した2n ビットのパラレルデータ(ト)を
出力する。これにより、同一回路構成でもってビット位
置逆補正ができる。
1に記載のセレクタ構成において、位相補正量として位
相遅れ量をXとしたとき2n-Xを表すnビットコード
(ヘ)を用いて位相遅れのない(2n+1−1)ビットのパ
ラレルデータ(ホ)についてビット選択操作を行い、位
相遅れXを有した2n ビットのパラレルデータ(ト)を
出力する。これにより、同一回路構成でもってビット位
置逆補正ができる。
【0019】図3は、請求項3に記載の発明の原理ブロ
ック図である。請求項3に記載の発明は、2n ビットの
パラレルデータを2段にシフトし、後段の出力パラレル
データを上位に、前段の出力パラレルデータを下位にそ
れぞれ配置した2n+1 ビットのビット配列を最上位ビッ
トを最下位ビットにする逆順に配列(チ)し直した2
n+1ビットから最終ビットを除いて形成される(2n+1−
1)ビットのパラレルデータ(リ)と、同期用パターン
を一定の間隔で含むシリアルデータの2nビット毎のパラ
レルデータへの変換タイミングから同期用パターン検出
位置までの位相遅れ量を表すnビットコードの位相補正
量(ロ)とが入力し、(2n+1−1)ビットのパラレルデ
ータ(リ)に対するビット選択操作をnビットコードの
位相補正量(ロ)に基づき行い、位相遅れ量Xを有した
2n ビットのパラレルデータ(オ)を出力する位相逆補
正回路3において、そのビット選択操作を行う構成とし
て、n段に直列接続されるとともに、各段において並列
配置される2ビット入力1ビット出力のセレクタであっ
て、第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ3m
は、xをnビットコードのnビットにおける最下位ビッ
トからm段目に対応するビット位置までのビット数とし
たとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、
(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力(1)
が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n+2
x-1−1)ビットであり、他方の入力(2)が、補正対象
パラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−
1)ビットであり、nビットコードのnビットにおける
第m段目に対応するビット位置のビットが“0”である
とき一方の入力(1)を選択し、“1”であるとき他方
の入力(2)を選択して出力し、最終段のセレクタ群の
出力パラレルデータ(ヌ)がそのビット配列を最上位ビ
ットを最下位ビットにする逆順に配列(ル)し直して利
用される構成を備えることを特徴とする。
ック図である。請求項3に記載の発明は、2n ビットの
パラレルデータを2段にシフトし、後段の出力パラレル
データを上位に、前段の出力パラレルデータを下位にそ
れぞれ配置した2n+1 ビットのビット配列を最上位ビッ
トを最下位ビットにする逆順に配列(チ)し直した2
n+1ビットから最終ビットを除いて形成される(2n+1−
1)ビットのパラレルデータ(リ)と、同期用パターン
を一定の間隔で含むシリアルデータの2nビット毎のパラ
レルデータへの変換タイミングから同期用パターン検出
位置までの位相遅れ量を表すnビットコードの位相補正
量(ロ)とが入力し、(2n+1−1)ビットのパラレルデ
ータ(リ)に対するビット選択操作をnビットコードの
位相補正量(ロ)に基づき行い、位相遅れ量Xを有した
2n ビットのパラレルデータ(オ)を出力する位相逆補
正回路3において、そのビット選択操作を行う構成とし
て、n段に直列接続されるとともに、各段において並列
配置される2ビット入力1ビット出力のセレクタであっ
て、第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ3m
は、xをnビットコードのnビットにおける最下位ビッ
トからm段目に対応するビット位置までのビット数とし
たとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、
(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力(1)
が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n+2
x-1−1)ビットであり、他方の入力(2)が、補正対象
パラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−
1)ビットであり、nビットコードのnビットにおける
第m段目に対応するビット位置のビットが“0”である
とき一方の入力(1)を選択し、“1”であるとき他方
の入力(2)を選択して出力し、最終段のセレクタ群の
出力パラレルデータ(ヌ)がそのビット配列を最上位ビ
ットを最下位ビットにする逆順に配列(ル)し直して利
用される構成を備えることを特徴とする。
【0020】即ち、請求項3に記載の発明では、請求項
1に記載のセレクタ構成において、2段シフトした2
n+1 ビットのパラレルデータのビット配列を最上位ビッ
トを最下位ビットにする逆順に配列し直した2n+1 ビッ
ト(チ)から最終ビットを除いて形成される(2n+1−
1)ビットのパラレルデータを入力パラレルデータ
(リ)とし、位相遅れ量を表すnビットコード(ロ)の
対応するビットの状態に応じたビット選択操作を行い、
最終段のセレクタ群の出力パラレルデータ(ヌ)がその
ビット配列を最上位ビットを最下位ビットにする逆順に
配列し直して(ル)次段に接続されることにより、位相
遅れ量Xを有した2n ビットのパラレルデータを出力す
る(オ)。これにより、同一の回路構成でもってビット
位置の逆補正が行える。なお、ビット配列を逆順にする
のは、接続をそのようにするだけであり、特別の操作を
行うわけではない。
1に記載のセレクタ構成において、2段シフトした2
n+1 ビットのパラレルデータのビット配列を最上位ビッ
トを最下位ビットにする逆順に配列し直した2n+1 ビッ
ト(チ)から最終ビットを除いて形成される(2n+1−
1)ビットのパラレルデータを入力パラレルデータ
(リ)とし、位相遅れ量を表すnビットコード(ロ)の
対応するビットの状態に応じたビット選択操作を行い、
最終段のセレクタ群の出力パラレルデータ(ヌ)がその
ビット配列を最上位ビットを最下位ビットにする逆順に
配列し直して(ル)次段に接続されることにより、位相
遅れ量Xを有した2n ビットのパラレルデータを出力す
る(オ)。これにより、同一の回路構成でもってビット
位置の逆補正が行える。なお、ビット配列を逆順にする
のは、接続をそのようにするだけであり、特別の操作を
行うわけではない。
【0021】図4は、請求項4に記載の発明の原理ブロ
ック図である。請求項4に記載の発明は、同期用パター
ンを一定の間隔で含むシリアルデータがZビット(2
n-1<Z<2n)毎のパラレルデータへ変換されて入力す
るそのZビットの入力パラレルデータを2段にシフト
し、後段の出力パラレルデータを上位に、前段出力パラ
レルデータを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前
段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される
(2Z−1)ビットのパラレルデータ(ワ)と、(2Z
−1)ビットのパラレルデータに基づき検出されたパラ
レルデータへの変換タイミングから同期検出ワード位置
までの位相遅れ量を表すnビットコードの位相補正量
(ロ)とが入力し、(2Z−1)ビットのパラレルデー
タ(ワ)に対するビット選択操作をnビットコードの位
相補正量(ロ)に基づき行い、ビット位置補正をしたZ
ビットのパラレルデータ(カ)を出力する位相補正回路
4であって、ビット選択操作を行う構成として、n段に
直列接続されるとともに、各段において並列配置される
2ビット入力1ビット出力のセレクタであって、第m段
目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ4mは、xをnビ
ットコードのnビットにおける最下位ビットからm段目
に対応するビット位置までのビット数としたとき、並列
配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、(2n+2x-1−
1)個のセレクタ群の一方の入力(1)が、補正対象パ
ラレルデータの第1ビット〜第(2n+2x-1−1)ビッ
トで、他方の入力(2)が、補正対象パラレルデータの
第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−1)ビットであり、
nビットコードのnビットにおける第m段目に対応する
ビット位置のビットが“0”であるとき一方の入力(1)
を選択し、“1”であるとき他方の入力(2)を選択し
て2n+2x-1−1ビットのパラレルデータ(3)を出力
し、かつ、初段のセレクタ群41では、x=nとした場
合に、下位の{(2n+1−1)−(2Z−1)}本の入力端に
は、固定のダミーデータ(7)が印加されている構成を
備えることを特徴とする。
ック図である。請求項4に記載の発明は、同期用パター
ンを一定の間隔で含むシリアルデータがZビット(2
n-1<Z<2n)毎のパラレルデータへ変換されて入力す
るそのZビットの入力パラレルデータを2段にシフト
し、後段の出力パラレルデータを上位に、前段出力パラ
レルデータを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前
段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される
(2Z−1)ビットのパラレルデータ(ワ)と、(2Z
−1)ビットのパラレルデータに基づき検出されたパラ
レルデータへの変換タイミングから同期検出ワード位置
までの位相遅れ量を表すnビットコードの位相補正量
(ロ)とが入力し、(2Z−1)ビットのパラレルデー
タ(ワ)に対するビット選択操作をnビットコードの位
相補正量(ロ)に基づき行い、ビット位置補正をしたZ
ビットのパラレルデータ(カ)を出力する位相補正回路
4であって、ビット選択操作を行う構成として、n段に
直列接続されるとともに、各段において並列配置される
2ビット入力1ビット出力のセレクタであって、第m段
目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ4mは、xをnビ
ットコードのnビットにおける最下位ビットからm段目
に対応するビット位置までのビット数としたとき、並列
配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、(2n+2x-1−
1)個のセレクタ群の一方の入力(1)が、補正対象パ
ラレルデータの第1ビット〜第(2n+2x-1−1)ビッ
トで、他方の入力(2)が、補正対象パラレルデータの
第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−1)ビットであり、
nビットコードのnビットにおける第m段目に対応する
ビット位置のビットが“0”であるとき一方の入力(1)
を選択し、“1”であるとき他方の入力(2)を選択し
て2n+2x-1−1ビットのパラレルデータ(3)を出力
し、かつ、初段のセレクタ群41では、x=nとした場
合に、下位の{(2n+1−1)−(2Z−1)}本の入力端に
は、固定のダミーデータ(7)が印加されている構成を
備えることを特徴とする。
【0022】即ち、請求項4に記載の発明では、請求項
1に記載のセレクタ構成において、入力データとして
(2n-1<Z<2n)におけるZのように、2のべき乗で表
現できないZビットのパラレルデータから形成した2Z
−1ビットのパラレルデータ(ワ)を用いる。このと
き、請求項1に記載のセレクタ構成において、2入力の
データ配分を同様に行うと、データの不足が生ずるので
初段のセレクタ群では、下位の{(2n+1−1)−(2Z
−1)}本の入力端に固定のダミーデータ(7)を与え
る。
1に記載のセレクタ構成において、入力データとして
(2n-1<Z<2n)におけるZのように、2のべき乗で表
現できないZビットのパラレルデータから形成した2Z
−1ビットのパラレルデータ(ワ)を用いる。このと
き、請求項1に記載のセレクタ構成において、2入力の
データ配分を同様に行うと、データの不足が生ずるので
初段のセレクタ群では、下位の{(2n+1−1)−(2Z
−1)}本の入力端に固定のダミーデータ(7)を与え
る。
【0023】かかる措置を施した請求項1に記載のセレ
クタ構成において、nビットコードに従ったビット選択
操作を行い、ビット位置補正をしたZビットのパラレル
データを出力する(カ)。これにより、任意数について
のビット位置補正が可能となる。なお、初段のセレクタ
41では、x=nとして、一方の入力(5)が、補正対
象の(2Z−1)ビットのパラレルデータ(ワ)の第1
ビット〜第(2n+2n-1−1)ビットであり、他方の入
力が、第(2n-1+1)ビット〜第(2n+2n−1)ビット
である。そして、出力(8)は、(2n+2n−1)ビッ
トのパラレルデータである。
クタ構成において、nビットコードに従ったビット選択
操作を行い、ビット位置補正をしたZビットのパラレル
データを出力する(カ)。これにより、任意数について
のビット位置補正が可能となる。なお、初段のセレクタ
41では、x=nとして、一方の入力(5)が、補正対
象の(2Z−1)ビットのパラレルデータ(ワ)の第1
ビット〜第(2n+2n-1−1)ビットであり、他方の入
力が、第(2n-1+1)ビット〜第(2n+2n−1)ビット
である。そして、出力(8)は、(2n+2n−1)ビッ
トのパラレルデータである。
【0024】請求項5に記載の発明は、Zビット(2n-1
<Z<2n)のパラレルデータを2段にシフトし、後段の
出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラレルデー
タを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前段出力パ
ラレルデータの最終ビットを除いて形成される(2Z−
1)ビットのパラレルデータと、同期用パターンを一定
の間隔で含むシリアルデータのZビット毎のパラレルデ
ータへの変換タイミングから同期用パターン検出位置ま
での位相遅れ量をXとしたとき(2Z−X)を表すnビ
ットコードの位相補正量とが入力し、(2Z−1)ビット
のパラレルデータに対するビット選択操作をnビットコ
ードの位相補正量に基づき行い、位相遅れ量Xを有した
Zビットのパラレルデータを出力するそのビット選択操
作を行う構成として、n段に直列接続されるとともに、
各段において並列配置される2ビット入力1ビット出力
のセレクタであって、第m段目(mはn≧m≧1)におけ
るセレクタは、xをnビットコードのnビットにおける
最下位ビットからm段目に対応するビット位置までのビ
ット数としたとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個
であり、(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入
力が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n+
2x-1−1)ビットであり、他方の入力が、補正対象パラ
レルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−1)ビ
ットであり、かつ、初段のセレクタ群では、x=nとし
た場合に、下位の{(2n+1−1)−(2Z−1)}本の入
力端には、固定のダミーデータが印加され、nビットコ
ードのnビットにおける第m段目に対応するビット位置
のビットが“0”であるとき一方の入力を選択し、
“1”であるとき他方の入力を選択して出力する構成を
備えることを特徴とする。
<Z<2n)のパラレルデータを2段にシフトし、後段の
出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラレルデー
タを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前段出力パ
ラレルデータの最終ビットを除いて形成される(2Z−
1)ビットのパラレルデータと、同期用パターンを一定
の間隔で含むシリアルデータのZビット毎のパラレルデ
ータへの変換タイミングから同期用パターン検出位置ま
での位相遅れ量をXとしたとき(2Z−X)を表すnビ
ットコードの位相補正量とが入力し、(2Z−1)ビット
のパラレルデータに対するビット選択操作をnビットコ
ードの位相補正量に基づき行い、位相遅れ量Xを有した
Zビットのパラレルデータを出力するそのビット選択操
作を行う構成として、n段に直列接続されるとともに、
各段において並列配置される2ビット入力1ビット出力
のセレクタであって、第m段目(mはn≧m≧1)におけ
るセレクタは、xをnビットコードのnビットにおける
最下位ビットからm段目に対応するビット位置までのビ
ット数としたとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個
であり、(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入
力が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n+
2x-1−1)ビットであり、他方の入力が、補正対象パラ
レルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−1)ビ
ットであり、かつ、初段のセレクタ群では、x=nとし
た場合に、下位の{(2n+1−1)−(2Z−1)}本の入
力端には、固定のダミーデータが印加され、nビットコ
ードのnビットにおける第m段目に対応するビット位置
のビットが“0”であるとき一方の入力を選択し、
“1”であるとき他方の入力を選択して出力する構成を
備えることを特徴とする。
【0025】即ち、請求項5に記載の発明では、請求項
4に記載のセレクタ構成において、入力データは同様に
任意数の2Z−1ビットのパラレルデータとし、位相補
正量を表すnビットコードが、位相遅れ量をXとしたと
き(Z−X)を表す。かかる入力条件を与えた請求項4
に記載のセレクタ構成において、nビットコードに従っ
たビット選択操作を行い、位相遅れ量Xを有したZビッ
トのパラレルデータを出力する。これにより、任意数に
ついてのビット位置逆補正が、同一の回路構成でもって
行える。
4に記載のセレクタ構成において、入力データは同様に
任意数の2Z−1ビットのパラレルデータとし、位相補
正量を表すnビットコードが、位相遅れ量をXとしたと
き(Z−X)を表す。かかる入力条件を与えた請求項4
に記載のセレクタ構成において、nビットコードに従っ
たビット選択操作を行い、位相遅れ量Xを有したZビッ
トのパラレルデータを出力する。これにより、任意数に
ついてのビット位置逆補正が、同一の回路構成でもって
行える。
【0026】請求項6に記載の発明は、Zビット(2
n-1<Z<2n)のパラレルデータを2段にシフトし、後
段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラレル
データを下位にそれぞれ配置した2Zビットのビット配
列を最上位ビットを最下位ビットにする逆順に配列し直
した2Zビットから最終ビットを除いて形成される(2
Z−1)ビットのパラレルデータと、同期用パターンを
一定の間隔で含むシリアルデータのZビット毎のパラレ
ルデータへの変換タイミングから同期用パターン検出位
置までの位相遅れ量を表すnビットコードの位相補正量
とが入力し、(2Z−1)ビットのパラレルデータに対
するビット選択操作をnビットコードの位相補正量に基
づき行い、位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデ
ータを出力するそのビット選択操作を行う構成として、
n段に直列接続されるとともに、各段において並列配置
される2ビット入力1ビット出力のセレクタであって、
第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタは、xをn
ビットコードのnビットにおける最下位ビットからm段
目に対応するビット位置までのビット数としたとき、並
列配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、(2n+2x-1
−1)個のセレクタ群の一方の入力が、補正対象パラレ
ルデータの第1ビット〜第(2n+2x-1−1)ビットで
あり、他方の入力が、補正対象パラレルデータの第(2
x-1+1)ビット〜第(2n+2x−1)ビットであり、か
つ、初段のセレクタ群では、x=nとした場合に、下位
の{(2n+1−1)−(2Z−1)}本の入力端には、固定のダ
ミーデータが印加され、nビットコードのnビットにお
ける第m段目に対応するビット位置のビットが“0”で
あるとき一方の入力を選択し、“1”であるとき他方の
入力を選択して2n+2x-1−1ビットのパラレルデータ
を出力し、、最終段のセレクタ群の出力パラレルデータ
がそのビット配列を最上位ビットを最下位ビットにする
逆順に配列し直して利用される構成を備えることを特徴
とする。
n-1<Z<2n)のパラレルデータを2段にシフトし、後
段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラレル
データを下位にそれぞれ配置した2Zビットのビット配
列を最上位ビットを最下位ビットにする逆順に配列し直
した2Zビットから最終ビットを除いて形成される(2
Z−1)ビットのパラレルデータと、同期用パターンを
一定の間隔で含むシリアルデータのZビット毎のパラレ
ルデータへの変換タイミングから同期用パターン検出位
置までの位相遅れ量を表すnビットコードの位相補正量
とが入力し、(2Z−1)ビットのパラレルデータに対
するビット選択操作をnビットコードの位相補正量に基
づき行い、位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデ
ータを出力するそのビット選択操作を行う構成として、
n段に直列接続されるとともに、各段において並列配置
される2ビット入力1ビット出力のセレクタであって、
第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタは、xをn
ビットコードのnビットにおける最下位ビットからm段
目に対応するビット位置までのビット数としたとき、並
列配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、(2n+2x-1
−1)個のセレクタ群の一方の入力が、補正対象パラレ
ルデータの第1ビット〜第(2n+2x-1−1)ビットで
あり、他方の入力が、補正対象パラレルデータの第(2
x-1+1)ビット〜第(2n+2x−1)ビットであり、か
つ、初段のセレクタ群では、x=nとした場合に、下位
の{(2n+1−1)−(2Z−1)}本の入力端には、固定のダ
ミーデータが印加され、nビットコードのnビットにお
ける第m段目に対応するビット位置のビットが“0”で
あるとき一方の入力を選択し、“1”であるとき他方の
入力を選択して2n+2x-1−1ビットのパラレルデータ
を出力し、、最終段のセレクタ群の出力パラレルデータ
がそのビット配列を最上位ビットを最下位ビットにする
逆順に配列し直して利用される構成を備えることを特徴
とする。
【0027】即ち、請求項6に記載の発明では、請求項
4に記載のセレクタ構成において、2段シフトした2Z
ビットのパラレルデータのビット配列を最上位ビットを
最下位ビットにする逆順に配列(図3(チ)参照)し直
した2Zビットから最終ビットを除いて形成される(2
Z−1)ビットのパラレルデータを入力パラレルデータ
とし、位相遅れ量を表すnビットコードの対応するビッ
トの状態に応じたビット選択操作を行い、最終段のセレ
クタ群の出力パラレルデータがそのビット配列を最上位
ビットを最下位ビットにする逆順に配列し直して次段に
接続されることにより(図3(ル)参照)、位相遅れ量
Xを有したZビットのパラレルデータを出力する。これ
により、同一の回路構成でもって任意数についてのビッ
ト位置逆補正が行える。なお、ビット配列を逆順にする
のは、接続をそのようにするだけであり、特別の操作を
行うわけではない。
4に記載のセレクタ構成において、2段シフトした2Z
ビットのパラレルデータのビット配列を最上位ビットを
最下位ビットにする逆順に配列(図3(チ)参照)し直
した2Zビットから最終ビットを除いて形成される(2
Z−1)ビットのパラレルデータを入力パラレルデータ
とし、位相遅れ量を表すnビットコードの対応するビッ
トの状態に応じたビット選択操作を行い、最終段のセレ
クタ群の出力パラレルデータがそのビット配列を最上位
ビットを最下位ビットにする逆順に配列し直して次段に
接続されることにより(図3(ル)参照)、位相遅れ量
Xを有したZビットのパラレルデータを出力する。これ
により、同一の回路構成でもって任意数についてのビッ
ト位置逆補正が行える。なお、ビット配列を逆順にする
のは、接続をそのようにするだけであり、特別の操作を
行うわけではない。
【0028】図5は、請求項7に記載の発明の原理ブロ
ック図である。請求項7に記載の発明は、同期用パター
ンを一定の間隔で含むシリアルデータがZビット(2
n-1<Z<2n)毎のパラレルデータへ変換されて入力す
るそのZビットの入力パラレルデータを2段にシフト
し、後段の出力パラレルデータを上位に、前段出力パラ
レルデータを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前
段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される
(2Z−1)ビットのパラレルデータ(ワ)と、(2Z
−1)ビットのパラレルデータに基づき検出されたパラ
レルデータへの変換タイミングから同期用パターン検出
位置までの位相遅れ量を表すnビットコードの位相補正
量(ロ)とが入力し、(2Z−1)ビットのパラレルデ
ータ(ワ)に対するビット選択操作をnビットコードの
位相補正量(ロ)に基づき行い、ビット位置補正をした
Zビットのパラレルデータ(カ)を出力する位相補正回
路5であって、ビット選択操作を行う構成として、n段
に直列接続されるとともに、各段において並列配置され
る2ビット入力1ビット出力のセレクタ群と、初段のセ
レクタ群51に並列配置されるn個の2入力ANDゲー
ト61及びn個のANDゲート61それぞれの一方の入
力に前置されるインバータ62とを備え、初段のセレク
タ群51は、並列配置数が{(Z+2n-1−1)−(2n−
Z)}個であり、(2Z−1)ビットのパラレルデータ
(ワ)の第1ビット〜第{(Z+2n-1−1)−(2n−
Z)}ビットまでが一方の入力(10)に与えられ、第
{2Z−〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2
Z−1)ビットまでが他方の入力(11)に与えられ、
nビットコードの位相補正量(ロ)の最上位ビットが
“0”であるとき一方の入力(10)を選択し、“1”
であるとき他方の入力(11)を選択する動作を行い、
n個のANDゲート61それぞれの他方の入力には、
(2Z−1)ビットのパラレルデータ(ワ)の第{〔(Z
+2n-1−1)−(2n−Z)〕+1}ビット〜第(Z+2
n-1−1)ビットまでが与えられ、n個のインバータ62
のそれぞれには、nビットコードの位相補正量(ロ)の
最上位ビットが与えられ、n個のANDゲート61それ
ぞれの出力と初段のセレクタ群51の出力が並列出力さ
れ、第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ5m
は、xをnビットコードのnビットにおける最下位ビッ
トからm段目に対応するビット位置までのビット数とし
たとき、並列配置数が、(Z+2x-1−1)個であり、
(Z+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力(1)
が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(Z+2
x-1−1)ビットで、地方の入力(2)が、補正対象パ
ラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(Z+2x−
1)ビットであり、nビットコードのnビットにおける
第m段目に対応するビット位置のビットが“0”である
とき一方の入力を選択し、“1”であるとき他方の入力
を選択する動作を行う構成を備えることを特徴とする。
ック図である。請求項7に記載の発明は、同期用パター
ンを一定の間隔で含むシリアルデータがZビット(2
n-1<Z<2n)毎のパラレルデータへ変換されて入力す
るそのZビットの入力パラレルデータを2段にシフト
し、後段の出力パラレルデータを上位に、前段出力パラ
レルデータを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前
段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される
(2Z−1)ビットのパラレルデータ(ワ)と、(2Z
−1)ビットのパラレルデータに基づき検出されたパラ
レルデータへの変換タイミングから同期用パターン検出
位置までの位相遅れ量を表すnビットコードの位相補正
量(ロ)とが入力し、(2Z−1)ビットのパラレルデ
ータ(ワ)に対するビット選択操作をnビットコードの
位相補正量(ロ)に基づき行い、ビット位置補正をした
Zビットのパラレルデータ(カ)を出力する位相補正回
路5であって、ビット選択操作を行う構成として、n段
に直列接続されるとともに、各段において並列配置され
る2ビット入力1ビット出力のセレクタ群と、初段のセ
レクタ群51に並列配置されるn個の2入力ANDゲー
ト61及びn個のANDゲート61それぞれの一方の入
力に前置されるインバータ62とを備え、初段のセレク
タ群51は、並列配置数が{(Z+2n-1−1)−(2n−
Z)}個であり、(2Z−1)ビットのパラレルデータ
(ワ)の第1ビット〜第{(Z+2n-1−1)−(2n−
Z)}ビットまでが一方の入力(10)に与えられ、第
{2Z−〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2
Z−1)ビットまでが他方の入力(11)に与えられ、
nビットコードの位相補正量(ロ)の最上位ビットが
“0”であるとき一方の入力(10)を選択し、“1”
であるとき他方の入力(11)を選択する動作を行い、
n個のANDゲート61それぞれの他方の入力には、
(2Z−1)ビットのパラレルデータ(ワ)の第{〔(Z
+2n-1−1)−(2n−Z)〕+1}ビット〜第(Z+2
n-1−1)ビットまでが与えられ、n個のインバータ62
のそれぞれには、nビットコードの位相補正量(ロ)の
最上位ビットが与えられ、n個のANDゲート61それ
ぞれの出力と初段のセレクタ群51の出力が並列出力さ
れ、第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ5m
は、xをnビットコードのnビットにおける最下位ビッ
トからm段目に対応するビット位置までのビット数とし
たとき、並列配置数が、(Z+2x-1−1)個であり、
(Z+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力(1)
が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(Z+2
x-1−1)ビットで、地方の入力(2)が、補正対象パ
ラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(Z+2x−
1)ビットであり、nビットコードのnビットにおける
第m段目に対応するビット位置のビットが“0”である
とき一方の入力を選択し、“1”であるとき他方の入力
を選択する動作を行う構成を備えることを特徴とする。
【0029】即ち、請求項7に記載の発明では、請求項
1に記載のセレクタ構成において、初段のセレクタ群5
1にn個の2入力ANDゲート61及びn個のANDゲ
ート61それぞれの一方の入力に前置されるインバータ
62とを並列配置し、初段のセレクタ群51の一方の入
力が選択された場合の余分なデータをANDゲート61
に負担させるようにしてある。
1に記載のセレクタ構成において、初段のセレクタ群5
1にn個の2入力ANDゲート61及びn個のANDゲ
ート61それぞれの一方の入力に前置されるインバータ
62とを並列配置し、初段のセレクタ群51の一方の入
力が選択された場合の余分なデータをANDゲート61
に負担させるようにしてある。
【0030】かかる措置を施した請求項1に記載のセレ
クタ構成において、nビットコードに従ったビット選択
操作を行い、ビット位置補正をしたZビットのパラレル
データを出力する(カ)。これにより、任意数について
のビット位置補正が可能となる。請求項8に記載の発明
は、Zビット(2n-1<Z<2n)のパラレルデータを2
段にシフトし、後段の出力パラレルデータを上位に、前
段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2Z
ビットから前段出力パラレルデータの最終ビットを除い
て形成される(2Z−1)ビットのパラレルデータと、
同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータのZ
ビット毎のパラレルデータへの変換タイミングから同期
用パターン検出位置までの位相遅れ量をXとしたとき
(2Z−X)を表すnビットコードの位相補正量とが入
力し、(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビ
ット選択操作をnビットコードの位相補正量に基づき行
い、位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデータを
出力する位相逆補正回路であって、そのビット選択操作
を行う構成として、n段に直列接続されるとともに、各
段において並列配置される2ビット入力1ビット出力の
セレクタ群と、初段のセレクタ群に並列配置されるn個
の2入力ANDゲート及びn個のANDゲートそれぞれ
の一方の入力に前置されるインバータとを備え、初段の
セレクタ群は、並列配置数が{(Z+2n-1-1)−(2n
−Z)}個であり、(2Z−1)ビットの補正対象パラ
レルデータの第1ビット〜第{(Z+2n-1−1)−(2n−
Z)}ビットまでが一方の入力に与えられ、第{2Z−
〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2Z−1)ビッ
トまでが他方の入力に与えられ、nビットコードの位相
補正量の最上位ビットが“0”であるとき一方の入力を
選択し、“1”であるとき他方の入力を選択する動作を
行い、n個のANDゲートそれぞれの他方の入力には、
(2Z−1)ビットの補正対象パラレルデータの第
{〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕+1}ビット〜第
(Z+2n-1−1)ビットまでが与えられ、n個のインバ
ータのそれぞれには、nビットコードの位相補正量の最
上位ビットが与えられ、n個のANDゲートそれぞれの
出力と初段のセレクタ群の出力が並列出力され、第m段
目(mはn≧m≧1)におけるセレクタは、xをnビッ
トコードのnビットにおける最下位ビットからm段目に
対応するビット位置までのビット数としたとき、並列配
置数が、(Z+2x-1−1)個であり、(Z+2x-1−1)
個のセレクタ群の一方の入力が、補正対象パラレルデー
タの第1ビット〜第(Z+2x-1−1)ビットで、地方の入
力が、補正対象パラレルデータの第(2x-1+1)ビッ
ト〜第(Z+2x−1)ビットであり、nビットコード
のnビットにおける第m段目に対応するビット位置のビ
ットが“0”であるとき一方の入力を選択し、“1”で
あるとき他方の入力を選択する動作を行う構成を備える
ことを特徴とする。
クタ構成において、nビットコードに従ったビット選択
操作を行い、ビット位置補正をしたZビットのパラレル
データを出力する(カ)。これにより、任意数について
のビット位置補正が可能となる。請求項8に記載の発明
は、Zビット(2n-1<Z<2n)のパラレルデータを2
段にシフトし、後段の出力パラレルデータを上位に、前
段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2Z
ビットから前段出力パラレルデータの最終ビットを除い
て形成される(2Z−1)ビットのパラレルデータと、
同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータのZ
ビット毎のパラレルデータへの変換タイミングから同期
用パターン検出位置までの位相遅れ量をXとしたとき
(2Z−X)を表すnビットコードの位相補正量とが入
力し、(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビ
ット選択操作をnビットコードの位相補正量に基づき行
い、位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデータを
出力する位相逆補正回路であって、そのビット選択操作
を行う構成として、n段に直列接続されるとともに、各
段において並列配置される2ビット入力1ビット出力の
セレクタ群と、初段のセレクタ群に並列配置されるn個
の2入力ANDゲート及びn個のANDゲートそれぞれ
の一方の入力に前置されるインバータとを備え、初段の
セレクタ群は、並列配置数が{(Z+2n-1-1)−(2n
−Z)}個であり、(2Z−1)ビットの補正対象パラ
レルデータの第1ビット〜第{(Z+2n-1−1)−(2n−
Z)}ビットまでが一方の入力に与えられ、第{2Z−
〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2Z−1)ビッ
トまでが他方の入力に与えられ、nビットコードの位相
補正量の最上位ビットが“0”であるとき一方の入力を
選択し、“1”であるとき他方の入力を選択する動作を
行い、n個のANDゲートそれぞれの他方の入力には、
(2Z−1)ビットの補正対象パラレルデータの第
{〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕+1}ビット〜第
(Z+2n-1−1)ビットまでが与えられ、n個のインバ
ータのそれぞれには、nビットコードの位相補正量の最
上位ビットが与えられ、n個のANDゲートそれぞれの
出力と初段のセレクタ群の出力が並列出力され、第m段
目(mはn≧m≧1)におけるセレクタは、xをnビッ
トコードのnビットにおける最下位ビットからm段目に
対応するビット位置までのビット数としたとき、並列配
置数が、(Z+2x-1−1)個であり、(Z+2x-1−1)
個のセレクタ群の一方の入力が、補正対象パラレルデー
タの第1ビット〜第(Z+2x-1−1)ビットで、地方の入
力が、補正対象パラレルデータの第(2x-1+1)ビッ
ト〜第(Z+2x−1)ビットであり、nビットコード
のnビットにおける第m段目に対応するビット位置のビ
ットが“0”であるとき一方の入力を選択し、“1”で
あるとき他方の入力を選択する動作を行う構成を備える
ことを特徴とする。
【0031】即ち、請求項8に記載の発明では、請求項
7に記載のセレクタ構成において、位相補正量として位
相遅れ量をXとしたときZ-Xを表すnビットコードを
用いて位相遅れのない(2Z−1)ビットのパラレルデ
ータについてビット選択操作を行い、位相遅れXを有し
たZビットのパラレルデータ(ト)を出力する。これに
より、同一回路構成でもってビット位置逆補正ができ
る。
7に記載のセレクタ構成において、位相補正量として位
相遅れ量をXとしたときZ-Xを表すnビットコードを
用いて位相遅れのない(2Z−1)ビットのパラレルデ
ータについてビット選択操作を行い、位相遅れXを有し
たZビットのパラレルデータ(ト)を出力する。これに
より、同一回路構成でもってビット位置逆補正ができ
る。
【0032】請求項9に記載の発明は、Zビット(2
n-1<Z<2n)のパラレルデータを2段にシフトし、後
段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラレル
データを下位にそれぞれ配置した2Zビットのビット配
列を最上位ビットを最下位ビットにする逆順に配列し直
した2Zビットから最終ビットを除いて形成される(2
Z−1)ビットのパラレルデータと、同期用パターンを
一定の間隔で含むシリアルデータのZビット毎のパラレ
ルデータへの変換タイミングから同期用パターン検出位
置までの位相遅れ量を表すnビットコードの位相補正量
とが入力し、(2Z−1)ビットのパラレルデータに対
するビット選択操作をnビットコードの位相補正量に基
づき行い、位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデ
ータを出力する位相逆補正回路であって、そのビット選
択操作を行う構成として、n段に直列接続されるととも
に、各段において並列配置される2ビット入力1ビット
出力のセレクタ群と、初段のセレクタ群に並列配置され
るn個の2入力ANDゲート及びn個のANDゲートそ
れぞれの一方の入力に前置されるインバータとを備え、
初段のセレクタ群は、並列配置数が{(Z+2n-1−1)
−(2n−Z)}個であり、(2Z−1)ビットの補正対象
パラレルデータの第1ビット〜第{(Z+2n-1−1)−
(2n−Z)}ビットまでが一方の入力に与えられ、第{2
Z−〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2Z−1)
ビットまでが他方の入力に与えられ、nビットコードの
位相補正量の最上位ビットが“0”であるとき一方の入
力を選択し、“1”であるとき他方の入力を選択する動
作を行い、n個のANDゲートそれぞれの他方の入力に
は、(2Z−1)ビットの補正対象パラレルデータの第
{〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕+1}ビット〜第
(Z+2n-1−1)ビットまでが与えられ、n個のインバ
ータのそれぞれには、nビットコードの位相補正量の最
上位ビットが与えられ、n個のANDゲートそれぞれの
出力と初段のセレクタの出力が並列出力され、第m段目
(mはn≧m≧1)におけるセレクタは、xをnビット
コードのnビットにおける最下位ビットからm段目に対
応するビット位置までのビット数としたとき、並列配置
数が、(Z+2x-1−1)個であり、(Z+2x-1−1)個
のセレクタ群の一方の入力が、補正対象パラレルデータ
の第1ビット〜第(Z+2x-1−1)ビットであり、地方
の入力が、補正対象パラレルデータの第(2x-1+1)ビッ
ト〜第(Z+2x−1)ビットであり、nビットコードの
nビットにおける第m段目に対応するビット位置のビッ
トが“0”であるとき一方の入力を選択し、“1”であ
るとき他方の入力を選択する動作を行い、最終段のセレ
クタの出力パラレルデータがそのビット配列を最上位ビ
ットを最下位ビットにする逆順に配列し直して利用され
る構成を備えることを特徴とする。
n-1<Z<2n)のパラレルデータを2段にシフトし、後
段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラレル
データを下位にそれぞれ配置した2Zビットのビット配
列を最上位ビットを最下位ビットにする逆順に配列し直
した2Zビットから最終ビットを除いて形成される(2
Z−1)ビットのパラレルデータと、同期用パターンを
一定の間隔で含むシリアルデータのZビット毎のパラレ
ルデータへの変換タイミングから同期用パターン検出位
置までの位相遅れ量を表すnビットコードの位相補正量
とが入力し、(2Z−1)ビットのパラレルデータに対
するビット選択操作をnビットコードの位相補正量に基
づき行い、位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデ
ータを出力する位相逆補正回路であって、そのビット選
択操作を行う構成として、n段に直列接続されるととも
に、各段において並列配置される2ビット入力1ビット
出力のセレクタ群と、初段のセレクタ群に並列配置され
るn個の2入力ANDゲート及びn個のANDゲートそ
れぞれの一方の入力に前置されるインバータとを備え、
初段のセレクタ群は、並列配置数が{(Z+2n-1−1)
−(2n−Z)}個であり、(2Z−1)ビットの補正対象
パラレルデータの第1ビット〜第{(Z+2n-1−1)−
(2n−Z)}ビットまでが一方の入力に与えられ、第{2
Z−〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2Z−1)
ビットまでが他方の入力に与えられ、nビットコードの
位相補正量の最上位ビットが“0”であるとき一方の入
力を選択し、“1”であるとき他方の入力を選択する動
作を行い、n個のANDゲートそれぞれの他方の入力に
は、(2Z−1)ビットの補正対象パラレルデータの第
{〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕+1}ビット〜第
(Z+2n-1−1)ビットまでが与えられ、n個のインバ
ータのそれぞれには、nビットコードの位相補正量の最
上位ビットが与えられ、n個のANDゲートそれぞれの
出力と初段のセレクタの出力が並列出力され、第m段目
(mはn≧m≧1)におけるセレクタは、xをnビット
コードのnビットにおける最下位ビットからm段目に対
応するビット位置までのビット数としたとき、並列配置
数が、(Z+2x-1−1)個であり、(Z+2x-1−1)個
のセレクタ群の一方の入力が、補正対象パラレルデータ
の第1ビット〜第(Z+2x-1−1)ビットであり、地方
の入力が、補正対象パラレルデータの第(2x-1+1)ビッ
ト〜第(Z+2x−1)ビットであり、nビットコードの
nビットにおける第m段目に対応するビット位置のビッ
トが“0”であるとき一方の入力を選択し、“1”であ
るとき他方の入力を選択する動作を行い、最終段のセレ
クタの出力パラレルデータがそのビット配列を最上位ビ
ットを最下位ビットにする逆順に配列し直して利用され
る構成を備えることを特徴とする。
【0033】即ち、請求項9に記載の発明では、請求項
7に記載のセレクタ構成において、2段シフトした2Z
ビットのパラレルデータのビット配列を最上位ビットを
最下位ビットにする逆順に配列(図3(チ)参照)し直
した2Zビットから最終ビットを除いて形成される(2
Z−1)ビットのパラレルデータを入力パラレルデータ
とし、位相遅れ量を表すnビットコードの対応するビッ
トの状態に応じたビット選択操作を行い、最終段のセレ
クタ群の出力パラレルデータがそのビット配列を最上位
ビットを最下位ビットにする逆順に配列(図3(ル)参
照)し直して次段に接続されることにより、位相遅れ量
Xを有したZビットのパラレルデータを出力する。な
お、ビット配列を逆順にするのは、接続をそのようにす
るだけであり、特別の操作を行うわけではない。
7に記載のセレクタ構成において、2段シフトした2Z
ビットのパラレルデータのビット配列を最上位ビットを
最下位ビットにする逆順に配列(図3(チ)参照)し直
した2Zビットから最終ビットを除いて形成される(2
Z−1)ビットのパラレルデータを入力パラレルデータ
とし、位相遅れ量を表すnビットコードの対応するビッ
トの状態に応じたビット選択操作を行い、最終段のセレ
クタ群の出力パラレルデータがそのビット配列を最上位
ビットを最下位ビットにする逆順に配列(図3(ル)参
照)し直して次段に接続されることにより、位相遅れ量
Xを有したZビットのパラレルデータを出力する。な
お、ビット配列を逆順にするのは、接続をそのようにす
るだけであり、特別の操作を行うわけではない。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 〔請求項1に対応する実施形態〕図6は、請求項1に対
応する実施形態の構成である。図6において、この実施
形態の位相補正回路は、図11に示したビット位置補正
部113に相当するもののであり、従来例回路(図1
3)における、2n ビット入力1ビット出力のセレクタ
を2n 個並列配置する構成に代えて、2ビット入力1ビ
ット出力のセレクタをn段に直列接続するとともに、各
段の2ビット入力1ビット出力のセレクタを所定数並列
配置したものである。したがって、61〜6nと図示す
るn個のセレクタ(2→1セレクタ)は、それぞれセレ
クタ群を示す。
を参照して説明する。 〔請求項1に対応する実施形態〕図6は、請求項1に対
応する実施形態の構成である。図6において、この実施
形態の位相補正回路は、図11に示したビット位置補正
部113に相当するもののであり、従来例回路(図1
3)における、2n ビット入力1ビット出力のセレクタ
を2n 個並列配置する構成に代えて、2ビット入力1ビ
ット出力のセレクタをn段に直列接続するとともに、各
段の2ビット入力1ビット出力のセレクタを所定数並列
配置したものである。したがって、61〜6nと図示す
るn個のセレクタ(2→1セレクタ)は、それぞれセレ
クタ群を示す。
【0035】ここに、入力データ(イ)は、図11(図
12)に示した第1シフト回路111の出力から得られ
る(2n+1−1)ビットのパラレルデータである。また、
位相補正量を示すnビットコードは、位相差検出部11
2から入力される。前述したように、位相補正量を示す
nビットコードのビット数{n}は、入力パラレルデー
タ2n ビットにおける指数{n}と等値であるが、この
実施形態におけるセレクタ61〜6nの段数を示す{n}
も、当該位相補正回路が補正対象とする入力パラレルデ
ータ2n ビットにおける指数{n}と等値である。
12)に示した第1シフト回路111の出力から得られ
る(2n+1−1)ビットのパラレルデータである。また、
位相補正量を示すnビットコードは、位相差検出部11
2から入力される。前述したように、位相補正量を示す
nビットコードのビット数{n}は、入力パラレルデー
タ2n ビットにおける指数{n}と等値であるが、この
実施形態におけるセレクタ61〜6nの段数を示す{n}
も、当該位相補正回路が補正対象とする入力パラレルデ
ータ2n ビットにおける指数{n}と等値である。
【0036】つまり、この実施形態の位相補正回路にお
けるセレクタの直列配置段数nは、当該位相補正回路が
補正対象とする入力パラレルデータ2n ビットにおける
指数{n}が定まれば、同じ値に設定される固定値であ
る。したがって、セレクタ61〜6nの各段は、nビッ
トコードのnビットと1対1に対応する。図示例では、
n段セレクタの第1段目がnビットコードのnビットに
おける最上位ビット[n]に対応し、n段セレクタの第
m段目がnビットコードのnビットにおける第mビット
[m]に対応し、n段セレクタの第n段目(最終段)が
nビットコードのnビットにおける最下位ビット(第1
ビット)[1]に対応している。
けるセレクタの直列配置段数nは、当該位相補正回路が
補正対象とする入力パラレルデータ2n ビットにおける
指数{n}が定まれば、同じ値に設定される固定値であ
る。したがって、セレクタ61〜6nの各段は、nビッ
トコードのnビットと1対1に対応する。図示例では、
n段セレクタの第1段目がnビットコードのnビットに
おける最上位ビット[n]に対応し、n段セレクタの第
m段目がnビットコードのnビットにおける第mビット
[m]に対応し、n段セレクタの第n段目(最終段)が
nビットコードのnビットにおける最下位ビット(第1
ビット)[1]に対応している。
【0037】各段の並列配置セレクタ数は、次のように
なっている。まず、第m段目のセレクタ6mは、nビッ
トコードのnビットにおける最下位ビットから第m段に
対応するビット位置までのビット数をxとすれば、{2
n +2x-1−1}個である。このことから、第1段目のセ
レクタ61は、nビットコードのビット数がnであるの
で、{2n+2n-1−1}個である。同様に、第n段目の
セレクタ6nは、nビットコードが最下位ビットの1ビ
ットのみであるので、{2n +2x-1−1}においてx=
1として、{2n +2x-1−1}={2n +21-1−1}
={2n}個である。
なっている。まず、第m段目のセレクタ6mは、nビッ
トコードのnビットにおける最下位ビットから第m段に
対応するビット位置までのビット数をxとすれば、{2
n +2x-1−1}個である。このことから、第1段目のセ
レクタ61は、nビットコードのビット数がnであるの
で、{2n+2n-1−1}個である。同様に、第n段目の
セレクタ6nは、nビットコードが最下位ビットの1ビ
ットのみであるので、{2n +2x-1−1}においてx=
1として、{2n +2x-1−1}={2n +21-1−1}
={2n}個である。
【0038】また、各段の並列配置セレクタ群の入出力
関係は、次のようになっている。まず、第m段目のセレ
クタ6mでは、前段の出力である補正対象データ(ホ)
は、(2n+2x−1)ビットのパラレルデータである。
そして、一方の入力(ヘ)は、補正対象データ(ホ)の
第1ビット〜第(2n+2x-1−1)ビットであり、他方
の入力(ト)は、補正対象データ(ホ)の第(2x-1+1)ビ
ット〜第(2n+2x−1)ビットであり、出力パラレルデ
ータ(チ)は、{2n+2x-1−1}ビットのパラレルデ
ータである。
関係は、次のようになっている。まず、第m段目のセレ
クタ6mでは、前段の出力である補正対象データ(ホ)
は、(2n+2x−1)ビットのパラレルデータである。
そして、一方の入力(ヘ)は、補正対象データ(ホ)の
第1ビット〜第(2n+2x-1−1)ビットであり、他方
の入力(ト)は、補正対象データ(ホ)の第(2x-1+1)ビ
ット〜第(2n+2x−1)ビットであり、出力パラレルデ
ータ(チ)は、{2n+2x-1−1}ビットのパラレルデ
ータである。
【0039】そして、第1段目のセレクタ61では、補
正対象データ(イ)は、(2n+1−1)ビットの入力データ
であるが、これは、第m段目のセレクタ6mの補正対象
データ(ホ)である(2n+2x−1)において、x=n
としたものである。一方の入力(ロ)は、(2n+1−1)
ビットの入力データ、つまり補正対象データの第1ビッ
ト〜第(2n+2n-1−1)ビットであり、他方の入力
(ハ)は、補正対象データの第(2n-1+1)ビット〜第
{(2n+2n−1)=(2n+1−1)}ビットであり、出
力パラレルデータ(ニ)は、{2n+2n-1−1}ビット
のパラレルデータである。この出力パラレルデータ
(ニ)が次段セレクタの入力データ、つまり次段セレク
タにおける補正対象データである。
正対象データ(イ)は、(2n+1−1)ビットの入力データ
であるが、これは、第m段目のセレクタ6mの補正対象
データ(ホ)である(2n+2x−1)において、x=n
としたものである。一方の入力(ロ)は、(2n+1−1)
ビットの入力データ、つまり補正対象データの第1ビッ
ト〜第(2n+2n-1−1)ビットであり、他方の入力
(ハ)は、補正対象データの第(2n-1+1)ビット〜第
{(2n+2n−1)=(2n+1−1)}ビットであり、出
力パラレルデータ(ニ)は、{2n+2n-1−1}ビット
のパラレルデータである。この出力パラレルデータ
(ニ)が次段セレクタの入力データ、つまり次段セレク
タにおける補正対象データである。
【0040】同様に、第n段目のセレクタ6nでは、補
正対象データ(オ)は、第m段目のセレクタ6mの補正
対象データ(ホ)である(2n+2x−1)において、x
=1とおいた(2n+1)ビットのパラレルデータである
ので、一方の入力(ワ)は、補正対象データ(オ)の第1
ビット〜第{(2n+21-1−1)=(2n)}ビットであ
り、他方の入力(ト)は、補正対象データ(オ)の第
{(21-1+1)=(2)}ビット〜第{(2n+21−1)=(2
n)ビットであり、出力パラレルデータ(ヨ)は、
{2n}ビットのパラレルデータである。
正対象データ(オ)は、第m段目のセレクタ6mの補正
対象データ(ホ)である(2n+2x−1)において、x
=1とおいた(2n+1)ビットのパラレルデータである
ので、一方の入力(ワ)は、補正対象データ(オ)の第1
ビット〜第{(2n+21-1−1)=(2n)}ビットであ
り、他方の入力(ト)は、補正対象データ(オ)の第
{(21-1+1)=(2)}ビット〜第{(2n+21−1)=(2
n)ビットであり、出力パラレルデータ(ヨ)は、
{2n}ビットのパラレルデータである。
【0041】以上示したセレクタ61〜6nの各段にお
ける一方の入力と他方の入力との配分は、最大の位相遅
れを見込んで定めたものである。つまり、最大の位相遅
れがhビット(0≦h<n)であるとすれば、一方の入
力と他方の入力は、hビットの重なりを有するように配
分してある。この実施形態の位相補正回路は、かかる構
成においてセレクタ61〜6nの各段のセレクタが、n
ビットコードのnビットにおける対応するビットが、
“0”のときは一方の入力を選択し、“1”のときは他
方の入力を選択する動作を行って位相補正した2n ビッ
トのパラレルデータを出力する。
ける一方の入力と他方の入力との配分は、最大の位相遅
れを見込んで定めたものである。つまり、最大の位相遅
れがhビット(0≦h<n)であるとすれば、一方の入
力と他方の入力は、hビットの重なりを有するように配
分してある。この実施形態の位相補正回路は、かかる構
成においてセレクタ61〜6nの各段のセレクタが、n
ビットコードのnビットにおける対応するビットが、
“0”のときは一方の入力を選択し、“1”のときは他
方の入力を選択する動作を行って位相補正した2n ビッ
トのパラレルデータを出力する。
【0042】以上の構成と請求項との対応関係を示せ
ば、セレクタ61〜6nが、「n段に直列接続されると
ともに、各段において並列配置される2ビット入力1ビ
ット出力のセレクタ」に対応し、セレクタ6mが、「第
m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ」に対応す
る。次に、請求項1に対応する実施形態の動作を図7、
図8を参照して説明する。図7は、請求項1に対応する
実施形態の具体的構成例、図8は、ビット選択操作の説
明図である。
ば、セレクタ61〜6nが、「n段に直列接続されると
ともに、各段において並列配置される2ビット入力1ビ
ット出力のセレクタ」に対応し、セレクタ6mが、「第
m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ」に対応す
る。次に、請求項1に対応する実施形態の動作を図7、
図8を参照して説明する。図7は、請求項1に対応する
実施形態の具体的構成例、図8は、ビット選択操作の説
明図である。
【0043】図7において、当該位相補正回路の補正対
象データが、8ビットのパラレルデータである場合、こ
れは、2n ビットにおいてn=3としたものであるの
で、セレクタ段数は、3段となる。また、位相補正量
は、最大7ビットずれることが想定されるが、これは3
ビットのコードで示される。したがって、各段のセレク
タ個数は、第1段目のセレクタ71では、(2n+2x-1
−1)においてx=n=3とした11個、第2段目のセ
レクタ72では、n=3、x=2とおいて9個、第3段
目のセレクタ73では、n=3、x=1とおいて8個で
ある。
象データが、8ビットのパラレルデータである場合、こ
れは、2n ビットにおいてn=3としたものであるの
で、セレクタ段数は、3段となる。また、位相補正量
は、最大7ビットずれることが想定されるが、これは3
ビットのコードで示される。したがって、各段のセレク
タ個数は、第1段目のセレクタ71では、(2n+2x-1
−1)においてx=n=3とした11個、第2段目のセ
レクタ72では、n=3、x=2とおいて9個、第3段
目のセレクタ73では、n=3、x=1とおいて8個で
ある。
【0044】図11(図12)に示した第1シフト回路
では、16ビットのパラレルデータを形成するので、当
該位相補正回路の入力データiDは、iD[1:15]
である。これが第1段目のセレクタ71の入力データ
(補正対象データ)である(図8左方参照)。前述した
ように、各段のセレクタにおける一方の入力と他方の入
力とのデータ配分は、最大7ビットの遅れを考慮して定
められるので、一方の入力と他方の入力は、7ビットの
重なり部分を有して配分される。今、3ビットの遅れが
あるとすれば、位相補正量を示す3ビットコードの内容
は、{011}である。
では、16ビットのパラレルデータを形成するので、当
該位相補正回路の入力データiDは、iD[1:15]
である。これが第1段目のセレクタ71の入力データ
(補正対象データ)である(図8左方参照)。前述した
ように、各段のセレクタにおける一方の入力と他方の入
力とのデータ配分は、最大7ビットの遅れを考慮して定
められるので、一方の入力と他方の入力は、7ビットの
重なり部分を有して配分される。今、3ビットの遅れが
あるとすれば、位相補正量を示す3ビットコードの内容
は、{011}である。
【0045】したがって、第1段目のセレクタ71で
は、一方の入力は、補正対象データ[1:15]の第1
ビット〜第11ビットまでの[1:11]である。他方
の入力は、補正対象データ[1:15]の第5ビット〜
第15ビットまでの[5:15]である。そして、3ビ
ットコードの最上位ビット[3]が“0”であるので、入
力データ[1:15]における第1ビット{D1}〜第
11ビット{D11}を選択し、セレクタ72に出力す
る(図8左から2つ目)。
は、一方の入力は、補正対象データ[1:15]の第1
ビット〜第11ビットまでの[1:11]である。他方
の入力は、補正対象データ[1:15]の第5ビット〜
第15ビットまでの[5:15]である。そして、3ビ
ットコードの最上位ビット[3]が“0”であるので、入
力データ[1:15]における第1ビット{D1}〜第
11ビット{D11}を選択し、セレクタ72に出力す
る(図8左から2つ目)。
【0046】第2段目のセレクタ72では、一方の入力
は、補正対象データ[1:11]の第1ビット〜第9ビ
ットまでの[1:9]である。他方の入力は、補正対象
データ[1:11]の第3ビット〜第11ビットまでの
[3:11]である。そして、3ビットコードの第2位
ビット[2]が“1”であるので、補正対象データ[1:
11]における第3ビット{D3}〜第11ビット{D
11}を選択し、セレクタ73に出力する(図8右から
2つ目)。
は、補正対象データ[1:11]の第1ビット〜第9ビ
ットまでの[1:9]である。他方の入力は、補正対象
データ[1:11]の第3ビット〜第11ビットまでの
[3:11]である。そして、3ビットコードの第2位
ビット[2]が“1”であるので、補正対象データ[1:
11]における第3ビット{D3}〜第11ビット{D
11}を選択し、セレクタ73に出力する(図8右から
2つ目)。
【0047】第3段目のセレクタ73では、一方の入力
は、補正対象データ[3:11]の第1ビット〜第8ビ
ットまでの[1:8]である。他方の入力は、補正対象
データ[3:11]の第2ビット〜第9ビットまでの
[2:9]である。そして、3ビットコードの第3位ビ
ット[1]が“1”であるので、補正対象データ[3:11]
における第2ビット{D4}〜第9ビット{D11}を
選択し、それを位相補正した8ビットのパラレルデータ
oD[1:8]として出力する(図8の右方)。
は、補正対象データ[3:11]の第1ビット〜第8ビ
ットまでの[1:8]である。他方の入力は、補正対象
データ[3:11]の第2ビット〜第9ビットまでの
[2:9]である。そして、3ビットコードの第3位ビ
ット[1]が“1”であるので、補正対象データ[3:11]
における第2ビット{D4}〜第9ビット{D11}を
選択し、それを位相補正した8ビットのパラレルデータ
oD[1:8]として出力する(図8の右方)。
【0048】〔請求項2に対応する実施形態〕この実施
形態は、図11におけるビット位置逆補正部116に相
当する位相逆補正回路を図6に示したセレクタの配置構
成で実現するものである。図11(図12)に示した第
2シフト回路では、ビット位置にずれがない2nビット
のパラレルデータを2段にシフトしている。そして、第
2シフト回路の後段の出力パラレルデータを上位に、前
段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2
n+1ビットから前段出力パラレルデータの最終ビットを
除いて形成される(2n+1−1)ビットのパラレルデータ
が、図11に示した位相差検出部112とこの実施形態
の位相逆補正回路とに入力する。
形態は、図11におけるビット位置逆補正部116に相
当する位相逆補正回路を図6に示したセレクタの配置構
成で実現するものである。図11(図12)に示した第
2シフト回路では、ビット位置にずれがない2nビット
のパラレルデータを2段にシフトしている。そして、第
2シフト回路の後段の出力パラレルデータを上位に、前
段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2
n+1ビットから前段出力パラレルデータの最終ビットを
除いて形成される(2n+1−1)ビットのパラレルデータ
が、図11に示した位相差検出部112とこの実施形態
の位相逆補正回路とに入力する。
【0049】また、図11に示した位相差検出部112
からnビットコードの位相補正量が入力するが、この位
相補正量は、パラレルデータへの変換タイミングから同
期ワード検出位置までの位相遅れ量をXとしたとき2n
−Xを表す。この位相逆補正回路は、図6に示したセレ
クタの配置構成において、ビット位置にずれのない(2
n+1−1)ビットのパラレルデータに対するビット選択操
作をnビットコードの位相補正量(2n−X)に基づき行
い、位相遅れ量Xを有した2nビットのパラレルデータ
を出力する。
からnビットコードの位相補正量が入力するが、この位
相補正量は、パラレルデータへの変換タイミングから同
期ワード検出位置までの位相遅れ量をXとしたとき2n
−Xを表す。この位相逆補正回路は、図6に示したセレ
クタの配置構成において、ビット位置にずれのない(2
n+1−1)ビットのパラレルデータに対するビット選択操
作をnビットコードの位相補正量(2n−X)に基づき行
い、位相遅れ量Xを有した2nビットのパラレルデータ
を出力する。
【0050】〔請求項3に対応する実施形態〕この実施
形態は、図11におけるビット位置逆補正部116に相
当する位相逆補正回路を、図6に示したセレクタの配置
構成で実現するものである。図11(図12)に示した
第2シフト回路では、ビット位置にずれがない2n ビッ
トのパラレルデータを2段にシフトしている。そして、
第2シフト回路の後段の出力パラレルデータを上位に、
前段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2
n+1 ビットから前段出力パラレルデータの最終ビットを
除いて形成される(2n+1−1)ビットのパラレルデータ
が、図11に示した位相差検出部112に入力する。
形態は、図11におけるビット位置逆補正部116に相
当する位相逆補正回路を、図6に示したセレクタの配置
構成で実現するものである。図11(図12)に示した
第2シフト回路では、ビット位置にずれがない2n ビッ
トのパラレルデータを2段にシフトしている。そして、
第2シフト回路の後段の出力パラレルデータを上位に、
前段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2
n+1 ビットから前段出力パラレルデータの最終ビットを
除いて形成される(2n+1−1)ビットのパラレルデータ
が、図11に示した位相差検出部112に入力する。
【0051】一方、この実施形態の位相逆補正回路に
は、第2シフト回路{図11(図12)参照}の後段の出
力パラレルデータを上位に、前段の出力パラレルデータ
を下位にそれぞれ配置した2n+1 ビットのビット配列を
最上位ビットを最下位ビットにする逆順に配列し直した
2n+1ビットから最終ビットを除いて形成される(2n+1
−1)ビットのパラレルデータが入力する。つまり、第
2シフト回路とこの実施形態の位相逆補正回路の入力ポ
ートとの間の接続が、逆順になっている。
は、第2シフト回路{図11(図12)参照}の後段の出
力パラレルデータを上位に、前段の出力パラレルデータ
を下位にそれぞれ配置した2n+1 ビットのビット配列を
最上位ビットを最下位ビットにする逆順に配列し直した
2n+1ビットから最終ビットを除いて形成される(2n+1
−1)ビットのパラレルデータが入力する。つまり、第
2シフト回路とこの実施形態の位相逆補正回路の入力ポ
ートとの間の接続が、逆順になっている。
【0052】そして、最終段のセレクタ群の出力パラレ
ルデータがそのビット配列を最上位ビットを最下位ビッ
トにする逆順に配列し直してシリアル・パラレル変換部
117に接続される。かかる構成において、逆順に配列
した(2n+1−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作をnビットコードの位相補正量に基づき行
い、位相遅れ量Xを有した2n ビットのパラレルデータ
を出力する。
ルデータがそのビット配列を最上位ビットを最下位ビッ
トにする逆順に配列し直してシリアル・パラレル変換部
117に接続される。かかる構成において、逆順に配列
した(2n+1−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作をnビットコードの位相補正量に基づき行
い、位相遅れ量Xを有した2n ビットのパラレルデータ
を出力する。
【0053】〔請求項4に対応する実施形態〕この実施
形態は、図11におけるビット位置補正部113に相当
する位相補正回路を、図6に示したセレクタの配置構成
で実現するものであるが、例えば11ビットや13ビッ
トのように2のべき乗で表現できない(2n-1<Z<
2n)の関係にあるZビットパラレルデータを対象とす
る。
形態は、図11におけるビット位置補正部113に相当
する位相補正回路を、図6に示したセレクタの配置構成
で実現するものであるが、例えば11ビットや13ビッ
トのように2のべき乗で表現できない(2n-1<Z<
2n)の関係にあるZビットパラレルデータを対象とす
る。
【0054】図11(図12)に示した第1シフト回路
では、ビット位置にずれのあるZビットのパラレルデー
タを2段にシフトしている。そして、第1シフト回路の
後段の出力パラレルデータを上位に、前段出力パラレル
データを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前段出
力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される(2
Z−1)ビットのパラレルデータが、図11に示した位
相差検出部112とこの実施形態の位相補正回路とに入
力する。
では、ビット位置にずれのあるZビットのパラレルデー
タを2段にシフトしている。そして、第1シフト回路の
後段の出力パラレルデータを上位に、前段出力パラレル
データを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前段出
力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される(2
Z−1)ビットのパラレルデータが、図11に示した位
相差検出部112とこの実施形態の位相補正回路とに入
力する。
【0055】この実施形態の位相補正回路は、図6に示
したセレクタの配置構成おいて、同様のデータ配分でも
って(2Z−1)ビットのパラレルデータを配分すると
配置構成における初段のセレクタ群では、不使用となる
セレクタがあるので、x=nとした場合に下位の{(2
n+1−1)−(2Z−1)}本の入力端には、固定のダ
ミーデータが印加されている構成を採用する。固定のダ
ミーデータは、該当入力端を例えば接地する措置で形成
できる。
したセレクタの配置構成おいて、同様のデータ配分でも
って(2Z−1)ビットのパラレルデータを配分すると
配置構成における初段のセレクタ群では、不使用となる
セレクタがあるので、x=nとした場合に下位の{(2
n+1−1)−(2Z−1)}本の入力端には、固定のダ
ミーデータが印加されている構成を採用する。固定のダ
ミーデータは、該当入力端を例えば接地する措置で形成
できる。
【0056】これにより、(2Z−1)ビットのパラレ
ルデータに対するビット選択操作をnビットコードの位
相補正量に基づき行い、ビット位置補正をしたZビット
のパラレルデータを出力する。 〔請求項5に対応する実施形態〕この実施形態は、図1
1におけるビット位置逆補正部116に相当する位相逆
補正回路を、請求項4に対応する実施形態のセレクタ配
置構成で実現するものである。
ルデータに対するビット選択操作をnビットコードの位
相補正量に基づき行い、ビット位置補正をしたZビット
のパラレルデータを出力する。 〔請求項5に対応する実施形態〕この実施形態は、図1
1におけるビット位置逆補正部116に相当する位相逆
補正回路を、請求項4に対応する実施形態のセレクタ配
置構成で実現するものである。
【0057】即ち、図11(図12)に示した第2シフ
ト回路では、Zビット(2n-1<Z<2n)のパラレルデ
ータを2段にシフトしている。そして、第2シフト回路
の後段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラ
レルデータを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前
段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される
(2Z−1)ビットのパラレルデータが図11に示した
位相差検出部112とこの実施形態の位相逆補正回路と
に入力する。
ト回路では、Zビット(2n-1<Z<2n)のパラレルデ
ータを2段にシフトしている。そして、第2シフト回路
の後段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラ
レルデータを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前
段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される
(2Z−1)ビットのパラレルデータが図11に示した
位相差検出部112とこの実施形態の位相逆補正回路と
に入力する。
【0058】また、図11に示した位相差検出部112
からnビットコードの位相補正量が入力するが、この位
相補正量は、パラレルデータへの変換タイミングから同
期ワード検出位置までの位相遅れ量をXとしたときZ−
Xを表す。
からnビットコードの位相補正量が入力するが、この位
相補正量は、パラレルデータへの変換タイミングから同
期ワード検出位置までの位相遅れ量をXとしたときZ−
Xを表す。
【0059】この位相逆補正回路は、請求項4に対応す
る実施形態のセレクタ配置構成において、(2Z−1)
ビットのパラレルデータに対するビット選択操作をnビ
ットコードの位相補正量に基づき行い、前記位相遅れ量
Xを有したZビットのパラレルデータを出力するもので
ある。 〔請求項6に対応する実施形態〕この実施形態は、図1
1におけるビット位置逆補正部116に相当する位相逆
補正回路を、請求項4に対応する実施形態のセレクタ配
置構成で実現するものである。
る実施形態のセレクタ配置構成において、(2Z−1)
ビットのパラレルデータに対するビット選択操作をnビ
ットコードの位相補正量に基づき行い、前記位相遅れ量
Xを有したZビットのパラレルデータを出力するもので
ある。 〔請求項6に対応する実施形態〕この実施形態は、図1
1におけるビット位置逆補正部116に相当する位相逆
補正回路を、請求項4に対応する実施形態のセレクタ配
置構成で実現するものである。
【0060】即ち、図11(図12)に示した第2シフ
ト回路では、Zビット(2n-1<Z<2n )のパラレルデ
ータを2段にシフトしている。そして、第2シフト回路
の後段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラ
レルデータを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前
段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される
(2Z−1)ビットのパラレルデータが図11に示した位
相差検出部112する。
ト回路では、Zビット(2n-1<Z<2n )のパラレルデ
ータを2段にシフトしている。そして、第2シフト回路
の後段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラ
レルデータを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前
段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される
(2Z−1)ビットのパラレルデータが図11に示した位
相差検出部112する。
【0061】一方、この実施形態の位相逆補正回路に
は、第2シフト回路の後段の出力パラレルデータを上位
に、前段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置し
た2Zビットのビット配列を最上位ビットを最下位ビッ
トにする逆順に配列し直した2Zビットから最終ビット
を除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレルデー
タが入力する。
は、第2シフト回路の後段の出力パラレルデータを上位
に、前段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置し
た2Zビットのビット配列を最上位ビットを最下位ビッ
トにする逆順に配列し直した2Zビットから最終ビット
を除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレルデー
タが入力する。
【0062】そして、最終段のセレクタ群の出力パラレ
ルデータがそのビット配列を最上位ビットを最下位ビッ
トにする逆順に配列し直してシリアル・パラレル変換部
117に接続される。かかる構成において、逆順に配列
した(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビット
選択操作をnビットコードの位相補正量に基づき行い、
位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデータを出力
する。
ルデータがそのビット配列を最上位ビットを最下位ビッ
トにする逆順に配列し直してシリアル・パラレル変換部
117に接続される。かかる構成において、逆順に配列
した(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビット
選択操作をnビットコードの位相補正量に基づき行い、
位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデータを出力
する。
【0063】〔請求項7に対応した実施形態〕この実施
形態は、図11におけるビット位置補正部113に相当
する位相補正回路を、図6に示したセレクタの配置構成
で実現するものであるが、請求項4に対応する実施形態
と同様に、例えば11や13のようにべき乗で表現でき
ない数Zビット(2n-1<Z<2n)パラレルデータを対
象とする。
形態は、図11におけるビット位置補正部113に相当
する位相補正回路を、図6に示したセレクタの配置構成
で実現するものであるが、請求項4に対応する実施形態
と同様に、例えば11や13のようにべき乗で表現でき
ない数Zビット(2n-1<Z<2n)パラレルデータを対
象とする。
【0064】図9は、請求項7に対応する実施形態の構
成である。この実施形態では、図9に示すように、第1
段目のセレクタ91にANDゲート95及びインバータ
96を追加並置してある。インバータ96は、入力が第
1段目のセレクタ91へ入る位相補正量(nビットコー
ド)の最上位ビットであり、出力がANDゲート95の
一方の入力に接続される。ANDゲート95は、他方の
入力が入力データ(イ)のうちの所定ビットであり、出力
が第1段目のセレクタ91の出力に並列して与えられ
る。
成である。この実施形態では、図9に示すように、第1
段目のセレクタ91にANDゲート95及びインバータ
96を追加並置してある。インバータ96は、入力が第
1段目のセレクタ91へ入る位相補正量(nビットコー
ド)の最上位ビットであり、出力がANDゲート95の
一方の入力に接続される。ANDゲート95は、他方の
入力が入力データ(イ)のうちの所定ビットであり、出力
が第1段目のセレクタ91の出力に並列して与えられ
る。
【0065】請求項4に対応する実施形態では、Z=2
n と考えてそのまま図6で説明したデータ配分を適用
し、生じた不足データをダミーデータの付加で補い、補
正後その付加データを削除する、ないしは、不使用とす
るようにしたが、これでは、ゲートに無駄が生ずる。そ
こで、この請求項7に対応した実施形態では、2のべき
乗では表現できない数Zにおいて生ずる位相ずれを表す
nビットコードにおいて、そのnビットにおける最上位
ビットが、“0”となる回数が“1”となる回数よりも
多い点に着目し、第1段目のセレクタ91における入力
配分を選択回数が少ない方に合わせて設定することと
し、余ったビット数をANDゲート95に扱わせること
でゲートの有効利用を図ったものである。
n と考えてそのまま図6で説明したデータ配分を適用
し、生じた不足データをダミーデータの付加で補い、補
正後その付加データを削除する、ないしは、不使用とす
るようにしたが、これでは、ゲートに無駄が生ずる。そ
こで、この請求項7に対応した実施形態では、2のべき
乗では表現できない数Zにおいて生ずる位相ずれを表す
nビットコードにおいて、そのnビットにおける最上位
ビットが、“0”となる回数が“1”となる回数よりも
多い点に着目し、第1段目のセレクタ91における入力
配分を選択回数が少ない方に合わせて設定することと
し、余ったビット数をANDゲート95に扱わせること
でゲートの有効利用を図ったものである。
【0066】即ち、位相補正量を示すnビットコード
は、位相差検出部112から入力されるが、Zが例えば
6であれば、n=3となる。最大ずれ量は、5であり、
同様にn=3ビットで表せる。このとき、n=3におけ
る最上位ビットが“0”となる場合とは、「1」を示す
{001}、「2」を示す{010}、「3」を示す
{011}の3通りであるのに対し、最上位ビットが
“1”の場合とは、「4」を示す{101}、「5」を
示す{110}の2通りである。
は、位相差検出部112から入力されるが、Zが例えば
6であれば、n=3となる。最大ずれ量は、5であり、
同様にn=3ビットで表せる。このとき、n=3におけ
る最上位ビットが“0”となる場合とは、「1」を示す
{001}、「2」を示す{010}、「3」を示す
{011}の3通りであるのに対し、最上位ビットが
“1”の場合とは、「4」を示す{101}、「5」を
示す{110}の2通りである。
【0067】第1段目のセレクタ91では、最上位ビッ
トが“0”のとき一方の入力(イ)が選択され、“1”
のとき他方の入力(ロ)が選択される。したがって、今
の例では、第1段目のセレクタ91では、一方の入力
(イ)が3回選択されるのに対し、他方の入力(ロ)は
2回選択される。べき乗で表現できる数の場合には、こ
のようなことは生じないので、問題はなかったが、べき
乗で表現できない数の場合には、一方の入力(イ)で選
択されるデータビットの中には他方の入力(ロ)で選択
されないデータビットが含まれることが生ずる。この他
方の入力(ロ)で選択されないデータビットをANDゲ
ート95に扱わせるようにしたのである。
トが“0”のとき一方の入力(イ)が選択され、“1”
のとき他方の入力(ロ)が選択される。したがって、今
の例では、第1段目のセレクタ91では、一方の入力
(イ)が3回選択されるのに対し、他方の入力(ロ)は
2回選択される。べき乗で表現できる数の場合には、こ
のようなことは生じないので、問題はなかったが、べき
乗で表現できない数の場合には、一方の入力(イ)で選
択されるデータビットの中には他方の入力(ロ)で選択
されないデータビットが含まれることが生ずる。この他
方の入力(ロ)で選択されないデータビットをANDゲ
ート95に扱わせるようにしたのである。
【0068】さて、図9において、各段の並列配置セレ
クタ数は、次のようになっている。第1段目のセレクタ
91は、{(Z+2n-1−1)−(2n−Z)}個である。
また、ANDゲート95及びインバータ106の個数
は、それぞれn個である。これに対し、第m段目のセレ
クタ9mは、nビットコードのnビットにおける最下位
ビットから第m段に対応するビット位置までのビット数
をxとすれば、{Z+2x-1−1}個である。第(n−
1)段目のセレクタ9(n−1)は、nビットコードの
最下位ビットから2ビット目あるので、{Z+2x-1−
1}においてx=2として{Z+1}個である。同様
に、第n段目のセレクタ9nは、nビットコードが最下
位ビットの1ビットのみであるので、{Z+2x-1−1}
においてx=1として{Z}個である。要するに、初段
を除いた各段のセレクタ数は、図6で説明した手法にお
いて2n=Zとしたものである。
クタ数は、次のようになっている。第1段目のセレクタ
91は、{(Z+2n-1−1)−(2n−Z)}個である。
また、ANDゲート95及びインバータ106の個数
は、それぞれn個である。これに対し、第m段目のセレ
クタ9mは、nビットコードのnビットにおける最下位
ビットから第m段に対応するビット位置までのビット数
をxとすれば、{Z+2x-1−1}個である。第(n−
1)段目のセレクタ9(n−1)は、nビットコードの
最下位ビットから2ビット目あるので、{Z+2x-1−
1}においてx=2として{Z+1}個である。同様
に、第n段目のセレクタ9nは、nビットコードが最下
位ビットの1ビットのみであるので、{Z+2x-1−1}
においてx=1として{Z}個である。要するに、初段
を除いた各段のセレクタ数は、図6で説明した手法にお
いて2n=Zとしたものである。
【0069】また、各段の並列配置セレクタ群の入出力
関係は、次のようになっている。入力データ(イ)は、
図11(図12)に示した第1シフト回路111の出力
から得られる(2Z−1)ビットのパラレルデータであ
る。第1段目のセレクタ91では、一方の入力(ロ)が
(2Z−1)ビットのパラレルデータの第1ビット〜第
{(Z+2n-1−1)−(2n−Z)}ビットであり、他方
の入力が(2Z−1)ビットのパラレルデータの第{2
Z−〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2Z−
1)ビットである。
関係は、次のようになっている。入力データ(イ)は、
図11(図12)に示した第1シフト回路111の出力
から得られる(2Z−1)ビットのパラレルデータであ
る。第1段目のセレクタ91では、一方の入力(ロ)が
(2Z−1)ビットのパラレルデータの第1ビット〜第
{(Z+2n-1−1)−(2n−Z)}ビットであり、他方
の入力が(2Z−1)ビットのパラレルデータの第{2
Z−〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2Z−
1)ビットである。
【0070】そして、n個のANDゲート95それぞれ
の他方の入力(ニ)には、(2Z−1)ビットのパラレ
ルデータの第{〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕+
1}ビット〜第(Z+2n-1−1)ビットまでが与えられ
る。n個のインバータのそれぞれには、nビットコード
の位相補正量の最上位ビットが与えられる。また、第m
段目のセレクタ9mでは、前記(Z+2x-1−1)個のセ
レクタ群の一方の入力(ト)が、補正対象パラレルデー
タの第1ビット〜第(Z+2x-1−1)ビットで、地方の入
力(チ)が、補正対象パラレルデータの第(2x-1+1)
ビット〜第(Z+2x−1)ビットであり、出力パラレルデ
ータ(チ)は、{Z+2x-1−1}ビットのパラレルデー
タである。
の他方の入力(ニ)には、(2Z−1)ビットのパラレ
ルデータの第{〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕+
1}ビット〜第(Z+2n-1−1)ビットまでが与えられ
る。n個のインバータのそれぞれには、nビットコード
の位相補正量の最上位ビットが与えられる。また、第m
段目のセレクタ9mでは、前記(Z+2x-1−1)個のセ
レクタ群の一方の入力(ト)が、補正対象パラレルデー
タの第1ビット〜第(Z+2x-1−1)ビットで、地方の入
力(チ)が、補正対象パラレルデータの第(2x-1+1)
ビット〜第(Z+2x−1)ビットであり、出力パラレルデ
ータ(チ)は、{Z+2x-1−1}ビットのパラレルデー
タである。
【0071】第(n−1)段目のセレクタ9(n−1)
では、x=2であるので、一方の入力(ヌ)が補正対象
パラレルデータの第1ビット〜第(Z+1)ビットで、
他方の入力(ル)が補正対象パラレルデータの第3ビッ
ト〜第(Z+3)ビットで、出力(オ)が、(Z+1)
ビットのパラレルデータである。同様に、第n段目のセ
レクタ9nでは、x=1であるので、一方の入力(ワ)
が補正対象データの第1ビット〜第Zビットで、他方の
入力(カ)が補正対象データの第2ビット〜第(Z+
1)ビットで、出力(ヨ)が、(Z)ビットのパラレル
データである。要するに、初段を除いた各段のセレクタ
の入出力関係は、同様に図6で説明した手法において2
n=Zとしたものである。
では、x=2であるので、一方の入力(ヌ)が補正対象
パラレルデータの第1ビット〜第(Z+1)ビットで、
他方の入力(ル)が補正対象パラレルデータの第3ビッ
ト〜第(Z+3)ビットで、出力(オ)が、(Z+1)
ビットのパラレルデータである。同様に、第n段目のセ
レクタ9nでは、x=1であるので、一方の入力(ワ)
が補正対象データの第1ビット〜第Zビットで、他方の
入力(カ)が補正対象データの第2ビット〜第(Z+
1)ビットで、出力(ヨ)が、(Z)ビットのパラレル
データである。要するに、初段を除いた各段のセレクタ
の入出力関係は、同様に図6で説明した手法において2
n=Zとしたものである。
【0072】この実施形態の位相補正回路は、かかる構
成においてセレクタ91〜9nの各段のセレクタが、n
ビットコードのnビットにおける対応するビットが、
“0”のときは一方の入力を選択し、“1”のときは他
方の入力を選択する動作を行うが、第1段目において
は、nビットコードのnビットにおける最上位ビット
[n]が“0”の場合には、ANDゲート95が作動す
る。したがって、セレクタ91の出力(へ)は、セレク
タ91の一方の入力(ロ)とANDゲート95の出力と
を加えた(Z+2n-1−1)ビットのパラレルデータと
なる。
成においてセレクタ91〜9nの各段のセレクタが、n
ビットコードのnビットにおける対応するビットが、
“0”のときは一方の入力を選択し、“1”のときは他
方の入力を選択する動作を行うが、第1段目において
は、nビットコードのnビットにおける最上位ビット
[n]が“0”の場合には、ANDゲート95が作動す
る。したがって、セレクタ91の出力(へ)は、セレク
タ91の一方の入力(ロ)とANDゲート95の出力と
を加えた(Z+2n-1−1)ビットのパラレルデータと
なる。
【0073】その他は、図6で説明した通りであり、同
様のビット選択操作を行い、位相補正したZビットのパ
ラレルデータを出力する。次に、図10は、請求項7に
対応する実施形態の具体例である。当該位相補正回路の
補正対象パラレルデータが12ビットである場合、23
<12<24であるので、n=4を採用し、セレクタの
段数は、図10に示すように4段となる。また、位相補
正量は、最大11ビットずれることが想定されるが、こ
れは4ビットのコードで示される。
様のビット選択操作を行い、位相補正したZビットのパ
ラレルデータを出力する。次に、図10は、請求項7に
対応する実施形態の具体例である。当該位相補正回路の
補正対象パラレルデータが12ビットである場合、23
<12<24であるので、n=4を採用し、セレクタの
段数は、図10に示すように4段となる。また、位相補
正量は、最大11ビットずれることが想定されるが、こ
れは4ビットのコードで示される。
【0074】したがって、各段のセレクタ個数は、次の
ようになる。第1段目のセレクタ101は、{(Z+2
n-1−1)−(2n−Z)}={(12+211−1)−(212−1
2)}=15個である。また、ANDゲート105及び
インバータ106の個数は、それぞれ4個である。これ
に対し、第2段目のセレクタ102は、x=3であるの
で、{Z+2x-1−1}={12+22−1}=15個であ
る。第3段目のセレクタ103は、nビットコードの最
下位ビットから2ビット目であるので、{Z+2x-1−
1}においてx=2として{Z+1}=13個である。同
様に第4段目のセレクタ9104は、nビットコードが
最下位ビットの1ビットのみであるので、{Z+2x-1−
1}においてx=1として{Z}=12個である。
ようになる。第1段目のセレクタ101は、{(Z+2
n-1−1)−(2n−Z)}={(12+211−1)−(212−1
2)}=15個である。また、ANDゲート105及び
インバータ106の個数は、それぞれ4個である。これ
に対し、第2段目のセレクタ102は、x=3であるの
で、{Z+2x-1−1}={12+22−1}=15個であ
る。第3段目のセレクタ103は、nビットコードの最
下位ビットから2ビット目であるので、{Z+2x-1−
1}においてx=2として{Z+1}=13個である。同
様に第4段目のセレクタ9104は、nビットコードが
最下位ビットの1ビットのみであるので、{Z+2x-1−
1}においてx=1として{Z}=12個である。
【0075】図11(図12)に示した第1シフト回路
では、24ビットのパラレルデータを形成するので、当
該位相補正回路の入力データiDは、iD[1:23]
である。これが第1段目のセレクタ101の入力データ
(補正対象データ)である。したがって、第1段目のセ
レクタ101では、一方の入力は、補正対象データ
[1:23]の第1ビット〜第15ビットまでの[1:
15]である。他方の入力は、補正対象データ[1:2
3]の第9ビット〜第23ビットまでの[9:23]であ
る。そして、位相補正量は、4ビットコードで示される
ので、このセレクタ101では、一方の入力の選択回数
を他方の入力の選択回数と同じ4回とした場合、補正対
象データ[1:23]の第16ビット〜第19ビットの4
ビットが選択されない。そこで、この選択されない第1
6ビット〜第19ビットまでの[16:19]を4個のAN
Dゲート105の入力に与えるようにしてある。この4
個ANDゲート105の出力は、セレクタ101の出力
に並置される。
では、24ビットのパラレルデータを形成するので、当
該位相補正回路の入力データiDは、iD[1:23]
である。これが第1段目のセレクタ101の入力データ
(補正対象データ)である。したがって、第1段目のセ
レクタ101では、一方の入力は、補正対象データ
[1:23]の第1ビット〜第15ビットまでの[1:
15]である。他方の入力は、補正対象データ[1:2
3]の第9ビット〜第23ビットまでの[9:23]であ
る。そして、位相補正量は、4ビットコードで示される
ので、このセレクタ101では、一方の入力の選択回数
を他方の入力の選択回数と同じ4回とした場合、補正対
象データ[1:23]の第16ビット〜第19ビットの4
ビットが選択されない。そこで、この選択されない第1
6ビット〜第19ビットまでの[16:19]を4個のAN
Dゲート105の入力に与えるようにしてある。この4
個ANDゲート105の出力は、セレクタ101の出力
に並置される。
【0076】つまり、第1段目のセレクタ101では、
位相補正量の4ビットコードの最上位ビット[4]が、
“0”の場合には、19ビットのパラレルデータを出力
するのに対し、“1”の場合には、実データ15ビット
を出力するが、第2段目のセレクタ102では、何れの
場合も入力データは、19ビットとなる。第2段目のセ
レクタ102では、一方の入力は、補正対象データ
[1:19]の第1ビット〜第15ビットまでの[1:
15]である。他方の入力は、補正対象データ[1:1
9]の第5ビット〜第19ビットまでの[5:19]で
ある。そして、4ビットコードの第2ビット[3]が
“0”の場合には、一方の入力を選択し、15ビットの
パラレルデータ[1:15]を出力する。
位相補正量の4ビットコードの最上位ビット[4]が、
“0”の場合には、19ビットのパラレルデータを出力
するのに対し、“1”の場合には、実データ15ビット
を出力するが、第2段目のセレクタ102では、何れの
場合も入力データは、19ビットとなる。第2段目のセ
レクタ102では、一方の入力は、補正対象データ
[1:19]の第1ビット〜第15ビットまでの[1:
15]である。他方の入力は、補正対象データ[1:1
9]の第5ビット〜第19ビットまでの[5:19]で
ある。そして、4ビットコードの第2ビット[3]が
“0”の場合には、一方の入力を選択し、15ビットの
パラレルデータ[1:15]を出力する。
【0077】第3段目のセレクタ103では、一方の入
力は、補正対象データ[1:15]の第1ビット〜第1
3ビットまでの[1:13]である。他方の入力は、補
正対象データ[1:15]の第3ビット〜第15ビット
までの[3:15]である。そして、4ビットコードの
第3ビット[2]が“0”の場合には、一方の入力を選
択し、13ビットのパラレルデータ[1:13]を出力
する。
力は、補正対象データ[1:15]の第1ビット〜第1
3ビットまでの[1:13]である。他方の入力は、補
正対象データ[1:15]の第3ビット〜第15ビット
までの[3:15]である。そして、4ビットコードの
第3ビット[2]が“0”の場合には、一方の入力を選
択し、13ビットのパラレルデータ[1:13]を出力
する。
【0078】そして、最終段(第4段目)のセレクタ1
04では、一方の入力は、補正対象データ[1:13]
の第1ビット〜第12ビットまでの[1:12]であ
る。他方の入力は、補正対象データ[1:13]の第2
ビット〜第13ビットまでの[2:13]である。そして、
4ビットコードの第4ビット[1]が“0”の場合に
は、一方の入力を選択し、12ビットのパラレルデータ
[1:12]を出力する。
04では、一方の入力は、補正対象データ[1:13]
の第1ビット〜第12ビットまでの[1:12]であ
る。他方の入力は、補正対象データ[1:13]の第2
ビット〜第13ビットまでの[2:13]である。そして、
4ビットコードの第4ビット[1]が“0”の場合に
は、一方の入力を選択し、12ビットのパラレルデータ
[1:12]を出力する。
【0079】以上のように、各段のセレクタの入力の配
分は、第1段目を除いて、最大ずれ量11ビットの重な
りをもってなされており、図6で説明した内容がそのま
ま適用できる。
分は、第1段目を除いて、最大ずれ量11ビットの重な
りをもってなされており、図6で説明した内容がそのま
ま適用できる。
【0080】〔請求項8に対応する実施形態〕この実施
形態は、図11におけるビット位置逆補正部116に相
当する位相逆補正回路を、請求項7に対応する実施形態
(図9)のセレクタの配置構成で実現するものである。
図11(図12)に示した第2シフト回路では、ビット位
置にずれがないZビット(2n-1<Z<2n)のパラレルデ
ータを2段にシフトしている。そして、第2シフト回路
の後段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラ
レルデータを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前
段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される
(2Z−1)ビットのパラレルデータが、図11に示した
位相差検出部112とこの実施形態の位相逆補正回路と
に入力する。
形態は、図11におけるビット位置逆補正部116に相
当する位相逆補正回路を、請求項7に対応する実施形態
(図9)のセレクタの配置構成で実現するものである。
図11(図12)に示した第2シフト回路では、ビット位
置にずれがないZビット(2n-1<Z<2n)のパラレルデ
ータを2段にシフトしている。そして、第2シフト回路
の後段の出力パラレルデータを上位に、前段の出力パラ
レルデータを下位にそれぞれ配置した2Zビットから前
段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形成される
(2Z−1)ビットのパラレルデータが、図11に示した
位相差検出部112とこの実施形態の位相逆補正回路と
に入力する。
【0081】また、図11に示した位相差検出部112
からnビットコードの位相補正量が入力するが、この位
相補正量は、パラレルデータへの変換タイミングから同
期ワード検出位置までの位相遅れ量をXとしたとき(Z
−X)を表す。この位相逆補正回路は、図9に示したセ
レクタの配置構成において、(2Z−1)ビットのパラ
レルデータに対するビット選択操作をnビットコードの
位相補正量(Z−X)に基づき行い、位相遅れ量Xを有
したZビットのパラレルデータを出力する。
からnビットコードの位相補正量が入力するが、この位
相補正量は、パラレルデータへの変換タイミングから同
期ワード検出位置までの位相遅れ量をXとしたとき(Z
−X)を表す。この位相逆補正回路は、図9に示したセ
レクタの配置構成において、(2Z−1)ビットのパラ
レルデータに対するビット選択操作をnビットコードの
位相補正量(Z−X)に基づき行い、位相遅れ量Xを有
したZビットのパラレルデータを出力する。
【0082】〔請求項9に対応する実施形態〕この実施
形態は、図11におけるビット位置逆補正部116に相
当する位相逆補正回路を、請求項7に対応する実施形態
(図9)のセレクタ配置構成で実現するものである。即
ち、図11(図12)に示した第2シフト回路では、Z
ビット(2n-1<Z<2n)のパラレルデータを2段にシフ
トしている。そして、第2シフト回路の後段の出力パラ
レルデータを上位に、前段の出力パラレルデータを下位
にそれぞれ配置した2Zビットから前段出力パラレルデ
ータの最終ビットを除いて形成される(2Z−1)ビット
のパラレルデータが図11に示した位相差検出部112
する。
形態は、図11におけるビット位置逆補正部116に相
当する位相逆補正回路を、請求項7に対応する実施形態
(図9)のセレクタ配置構成で実現するものである。即
ち、図11(図12)に示した第2シフト回路では、Z
ビット(2n-1<Z<2n)のパラレルデータを2段にシフ
トしている。そして、第2シフト回路の後段の出力パラ
レルデータを上位に、前段の出力パラレルデータを下位
にそれぞれ配置した2Zビットから前段出力パラレルデ
ータの最終ビットを除いて形成される(2Z−1)ビット
のパラレルデータが図11に示した位相差検出部112
する。
【0083】一方、この実施形態の位相逆補正回路に
は、第2シフト回路の後段の出力パラレルデータを上位
に、前段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置し
た2Zビットのビット配列を最上位ビットを最下位ビッ
トにする逆順に配列し直した2Zビットから最終ビット
を除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレルデー
タが入力する。
は、第2シフト回路の後段の出力パラレルデータを上位
に、前段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置し
た2Zビットのビット配列を最上位ビットを最下位ビッ
トにする逆順に配列し直した2Zビットから最終ビット
を除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレルデー
タが入力する。
【0084】そして、最終段のセレクタ群の出力パラレ
ルデータがそのビット配列を最上位ビットを最下位ビッ
トにする逆順に配列し直してシリアル・パラレル変換部
117に接続される。かかる構成において、逆順に配列
した(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビット
選択操作をnビットコードの位相補正量に基づき行い、
位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデータを出力
する。
ルデータがそのビット配列を最上位ビットを最下位ビッ
トにする逆順に配列し直してシリアル・パラレル変換部
117に接続される。かかる構成において、逆順に配列
した(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビット
選択操作をnビットコードの位相補正量に基づき行い、
位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデータを出力
する。
【0085】〔必要素子数の比較〕ここで、2入力1出
力のセレクタをn段に直列接続し、各段において所定数
並列配置するこの実施形態の構成における必要素子数
と、従来例(図13)の構成における必要素子数との比
較を行う。2入力1出力のセレクタは、基本的には、2
入力のANDゲート2個とORゲートの1個の都合3個
で構成できる。今、32ビットのパラレルデータを考え
ると、これは25 で示されるので、セレクタ段数は、5
段である。そして、各セレクタ段の個数は、次のように
なる。
力のセレクタをn段に直列接続し、各段において所定数
並列配置するこの実施形態の構成における必要素子数
と、従来例(図13)の構成における必要素子数との比
較を行う。2入力1出力のセレクタは、基本的には、2
入力のANDゲート2個とORゲートの1個の都合3個
で構成できる。今、32ビットのパラレルデータを考え
ると、これは25 で示されるので、セレクタ段数は、5
段である。そして、各セレクタ段の個数は、次のように
なる。
【0086】第1段目のセレクタ数は、25+24−1=
32+16−1=47個である。第2段目のセレクタ数
は、25+23−1=32+8−1=39個である。第3
段目のセレクタ数は、25+22−1=32+4−1=3
5個である。第4段目のセレクタ数は、25+21−1=
32+2−1=33個である。第5段目のセレクタ数
は、25=32個である。合計のセレクタ数は、186
個である。
32+16−1=47個である。第2段目のセレクタ数
は、25+23−1=32+8−1=39個である。第3
段目のセレクタ数は、25+22−1=32+4−1=3
5個である。第4段目のセレクタ数は、25+21−1=
32+2−1=33個である。第5段目のセレクタ数
は、25=32個である。合計のセレクタ数は、186
個である。
【0087】したがって、32ビットパラレルデータを
対象とする場合の必要素子数は、186×3=558個
である。これに対し、従来例の(2n →1セレクタ)
は、n=5すれば、32→1セレクタとなるが、これを
8入力1出力のマルチプレクサ4個と、4入力ANDゲ
ート1個とで構成するとすれば、8入力1出力のマルチ
プレクサは、例えば2入力ANDゲート8個と2入力O
Rゲート4個と4入力ANDゲート1個の都合13素子
で構成できる。したがって、1つの32→1セレクタの
構成素子数は、13×4+1=53個となる。そして、
この32→1セレクタが32個使用されるので、必要素
子数は、53×32=1696個となる。
対象とする場合の必要素子数は、186×3=558個
である。これに対し、従来例の(2n →1セレクタ)
は、n=5すれば、32→1セレクタとなるが、これを
8入力1出力のマルチプレクサ4個と、4入力ANDゲ
ート1個とで構成するとすれば、8入力1出力のマルチ
プレクサは、例えば2入力ANDゲート8個と2入力O
Rゲート4個と4入力ANDゲート1個の都合13素子
で構成できる。したがって、1つの32→1セレクタの
構成素子数は、13×4+1=53個となる。そして、
この32→1セレクタが32個使用されるので、必要素
子数は、53×32=1696個となる。
【0088】要するに、この実施形態の構成によれば、
32ビットパラレルデータの場合には、回路規模を従来
構成の約1/3に低減できるのである。この低減効果
は、扱うビット数が増大すればするほど、一層顕著に現
れる。したがって、CMOS−LSIを構成する場合に
も、扱うビット数が多くても回路規模はそれ程増大しな
いで済むので、省電力化の要請に応えることができる。
32ビットパラレルデータの場合には、回路規模を従来
構成の約1/3に低減できるのである。この低減効果
は、扱うビット数が増大すればするほど、一層顕著に現
れる。したがって、CMOS−LSIを構成する場合に
も、扱うビット数が多くても回路規模はそれ程増大しな
いで済むので、省電力化の要請に応えることができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、ビット選択操作を行う構成として、2ビット入
力1ビット出力のセレクタをn段に直列接続するととも
に、各段において並列配置して構成し、各段のセレクタ
の2入力への配分を、2n ビットで想定される最大ずれ
量を見込んで、その最大ずれ量の分が互いに重なる関係
となるように定め、各段のセレクタが、位相補正量を示
すnビットコードの対応するビットの状態が、“0”の
場合は一方の入力を選択し、“1”の場合は他方の入力
を選択して出力するビット選択操作を行うことにより、
ある位相遅れを有してパラレルデータへ変換された(2
n+1−1)ビットのパラレルデータの位相遅れを補正し、
同期パターンを基準にした正しい位相に揃えた2n ビッ
トのパラレルデータを出力する。
発明は、ビット選択操作を行う構成として、2ビット入
力1ビット出力のセレクタをn段に直列接続するととも
に、各段において並列配置して構成し、各段のセレクタ
の2入力への配分を、2n ビットで想定される最大ずれ
量を見込んで、その最大ずれ量の分が互いに重なる関係
となるように定め、各段のセレクタが、位相補正量を示
すnビットコードの対応するビットの状態が、“0”の
場合は一方の入力を選択し、“1”の場合は他方の入力
を選択して出力するビット選択操作を行うことにより、
ある位相遅れを有してパラレルデータへ変換された(2
n+1−1)ビットのパラレルデータの位相遅れを補正し、
同期パターンを基準にした正しい位相に揃えた2n ビッ
トのパラレルデータを出力する。
【0090】ここに、ビット選択素子は、2ビット入力
1ビット出力のセレクタで構成してあるので、従来の
(2n →1)セレクタよりも素子数を低減でき、回路規
模の縮小化、省電力化を図ることができる。請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載のセレクタ構成におい
て、位相補正量として位相遅れ量をXとしたとき2n-X
を表すnビットコードを用いて位相遅れのない(2n+1
−1)ビットのパラレルデータについてビット選択操作
を行い、位相遅れXを有した2n ビットのパラレルデー
タを出力する。これにより、同一回路構成でもってビッ
ト位置逆補正が行える。
1ビット出力のセレクタで構成してあるので、従来の
(2n →1)セレクタよりも素子数を低減でき、回路規
模の縮小化、省電力化を図ることができる。請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載のセレクタ構成におい
て、位相補正量として位相遅れ量をXとしたとき2n-X
を表すnビットコードを用いて位相遅れのない(2n+1
−1)ビットのパラレルデータについてビット選択操作
を行い、位相遅れXを有した2n ビットのパラレルデー
タを出力する。これにより、同一回路構成でもってビッ
ト位置逆補正が行える。
【0091】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のセレクタ構成において、2段シフトした2n+1 ビット
のパラレルデータのビット配列を最上位ビットを最下位
ビットにする逆順に配列し直した2n+1 ビットから最終
ビットを除いて形成される(2n+1−1)ビットのパラレ
ルデータを入力パラレルデータとし、位相遅れ量を表す
nビットコードの対応するビットの状態に応じたビット
選択操作を行い、最終段のセレクタ群の出力パラレルデ
ータがそのビット配列を最上位ビットを最下位ビットに
する逆順に配列し直して次段に接続されることにより、
位相遅れ量Xを有した2n ビットのパラレルデータを出
力する。これにより、同一の回路構成でもってビット位
置の逆補正が行える。
のセレクタ構成において、2段シフトした2n+1 ビット
のパラレルデータのビット配列を最上位ビットを最下位
ビットにする逆順に配列し直した2n+1 ビットから最終
ビットを除いて形成される(2n+1−1)ビットのパラレ
ルデータを入力パラレルデータとし、位相遅れ量を表す
nビットコードの対応するビットの状態に応じたビット
選択操作を行い、最終段のセレクタ群の出力パラレルデ
ータがそのビット配列を最上位ビットを最下位ビットに
する逆順に配列し直して次段に接続されることにより、
位相遅れ量Xを有した2n ビットのパラレルデータを出
力する。これにより、同一の回路構成でもってビット位
置の逆補正が行える。
【0092】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のセレクタ構成において、入力データとして(2n-1<Z
<2n)におけるZのように、2のべき乗で表現できない
Zビットのパラレルデータから形成した2Z−1ビット
のパラレルデータを用い、データの不足が生ずるので初
段のセレクタ群では、下位の{(2n+1−1)−(2Z−
1)}本の入力端に固定のダミーデータを与える。これ
により、任意数についてのビット位置補正が可能とな
る。
のセレクタ構成において、入力データとして(2n-1<Z
<2n)におけるZのように、2のべき乗で表現できない
Zビットのパラレルデータから形成した2Z−1ビット
のパラレルデータを用い、データの不足が生ずるので初
段のセレクタ群では、下位の{(2n+1−1)−(2Z−
1)}本の入力端に固定のダミーデータを与える。これ
により、任意数についてのビット位置補正が可能とな
る。
【0093】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載のセレクタ構成において、入力データは同様に任意数
の2Z−1ビットのパラレルデータとし、位相補正量を
表すnビットコードが、位相遅れ量をXとしたとき(Z
−X)を表す。これにより、任意数についてのビット位
置逆補正が、同一の回路構成でもって行える。
載のセレクタ構成において、入力データは同様に任意数
の2Z−1ビットのパラレルデータとし、位相補正量を
表すnビットコードが、位相遅れ量をXとしたとき(Z
−X)を表す。これにより、任意数についてのビット位
置逆補正が、同一の回路構成でもって行える。
【0094】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
のセレクタ構成において、2段シフトした2Zビットの
パラレルデータのビット配列を最上位ビットを最下位ビ
ットにする逆順に配列し直した2Zビットから最終ビッ
トを除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレルデー
タを入力パラレルデータとし、位相遅れ量を表すnビッ
トコードの対応するビットの状態に応じたビット選択操
作を行い、最終段のセレクタ群の出力パラレルデータが
そのビット配列を最上位ビットを最下位ビットにする逆
順に配列し直して次段に接続されることにより、位相遅
れ量Xを有したZビットのパラレルデータを出力する。
これにより、同一の回路構成でもって任意数についての
ビット位置逆補正が行える。
のセレクタ構成において、2段シフトした2Zビットの
パラレルデータのビット配列を最上位ビットを最下位ビ
ットにする逆順に配列し直した2Zビットから最終ビッ
トを除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレルデー
タを入力パラレルデータとし、位相遅れ量を表すnビッ
トコードの対応するビットの状態に応じたビット選択操
作を行い、最終段のセレクタ群の出力パラレルデータが
そのビット配列を最上位ビットを最下位ビットにする逆
順に配列し直して次段に接続されることにより、位相遅
れ量Xを有したZビットのパラレルデータを出力する。
これにより、同一の回路構成でもって任意数についての
ビット位置逆補正が行える。
【0095】請求項7に記載の発明では、請求項1に記
載のセレクタ構成において、初段のセレクタ群にn個の
2入力ANDゲート及びn個のANDゲートそれぞれの
一方の入力に前置されるインバータを並列配置し、初段
のセレクタ群の一方の入力が選択された場合の余分なデ
ータをANDゲートに負担させるようにしてある。これ
により、請求項4に記載の発明のように無駄なゲートを
生じさせることなく、任意数についてのビット位置補正
が可能となる。
載のセレクタ構成において、初段のセレクタ群にn個の
2入力ANDゲート及びn個のANDゲートそれぞれの
一方の入力に前置されるインバータを並列配置し、初段
のセレクタ群の一方の入力が選択された場合の余分なデ
ータをANDゲートに負担させるようにしてある。これ
により、請求項4に記載の発明のように無駄なゲートを
生じさせることなく、任意数についてのビット位置補正
が可能となる。
【0096】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のセレクタ構成において、位相補正量として位相遅れ量
をXとしたときZ−Xを表すnビットコードを用いて位
相遅れのない(2Z−1)ビットのパラレルデータにつ
いてビット選択操作を行い、位相遅れXを有したZビッ
トのパラレルデータを出力する。これにより、同一回路
構成でもってビット位置逆補正が行える。
のセレクタ構成において、位相補正量として位相遅れ量
をXとしたときZ−Xを表すnビットコードを用いて位
相遅れのない(2Z−1)ビットのパラレルデータにつ
いてビット選択操作を行い、位相遅れXを有したZビッ
トのパラレルデータを出力する。これにより、同一回路
構成でもってビット位置逆補正が行える。
【0097】請求項9に記載の発明では、請求項7に記
載のセレクタ構成において、2段シフトした2Zビット
のパラレルデータのビット配列を最上位ビットを最下位
ビットにする逆順に配列し直した2Zビットから最終ビ
ットを除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレル
データを入力パラレルデータとし、位相遅れ量を表すn
ビットコードの対応するビットの状態に応じたビット選
択操作を行い、最終段のセレクタ群の出力パラレルデー
タがそのビット配列を最上位ビットを最下位ビットにす
る逆順に配列し直して次段に接続されることにより、位
相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデータを出力す
る。これにより、同一回路構成でもってビット位置逆補
正が行える。
載のセレクタ構成において、2段シフトした2Zビット
のパラレルデータのビット配列を最上位ビットを最下位
ビットにする逆順に配列し直した2Zビットから最終ビ
ットを除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレル
データを入力パラレルデータとし、位相遅れ量を表すn
ビットコードの対応するビットの状態に応じたビット選
択操作を行い、最終段のセレクタ群の出力パラレルデー
タがそのビット配列を最上位ビットを最下位ビットにす
る逆順に配列し直して次段に接続されることにより、位
相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデータを出力す
る。これにより、同一回路構成でもってビット位置逆補
正が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
る。
【図2】請求項2に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
る。
【図3】請求項3に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
る。
【図4】請求項4に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
る。
【図5】請求項7に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
る。
【図6】請求項1に対応する実施形態の構成図である。
【図7】請求項1に対応する実施形態の具体例である。
【図8】ビット選択操作の説明図である。
【図9】請求項7に対応する実施形態の構成図である。
【図10】請求項7に対応する実施形態の具体例(12
ビットパラレルデータ入力の場合)である。
ビットパラレルデータ入力の場合)である。
【図11】情報伝送装置の構成例である。
【図12】シフト回路(第1、第2)の構成である。
【図13】従来のビット位置補正部の構成である。
【図14】ビット選択操作の説明図(位相差がない場
合)である。
合)である。
【図15】ビット選択操作の説明図(位相差が8ビット
の場合)である。
の場合)である。
1、4、5 位相補正回路 2、3 位相逆補正回路 1m、2m、3m、4m、5m 第m段目のセレクタ 41、51 初段のセレクタ 61〜6n、71〜73、91〜9n、101〜104
2入力1出力セレクタ 95、105 ANDゲート 96、106 インバータ
2入力1出力セレクタ 95、105 ANDゲート 96、106 インバータ
Claims (9)
- 【請求項1】 同期用パターンを一定の間隔で含むシリ
アルデータが2n ビット毎のパラレルデータへ変換され
て入力するその2n ビットの入力パラレルデータを2段
にシフトし、後段の出力パラレルデータを上位に、前段
の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2n+1
ビットから前段出力パラレルデータの最終ビットを除い
て形成される(2n+1−1)ビットのパラレルデータと、 前記(2n+1−1)ビットのパラレルデータに基づき検出
された2n ビットのパラレルデータへの変換タイミング
から同期用パターン検出位置までの位相遅れ量を表すn
ビットコードの位相補正量とが入力し、 前記(2n+1−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を前記nビットコードの位相補正量に基づき
行い、ビット位置補正をした2n ビットのパラレルデー
タを出力する位相補正回路において、 前記ビット選択操作を行う構成として、n段に直列接続
されるとともに、各段において並列配置される2ビット
入力1ビット出力のセレクタであって、第m段目(mは
n≧m≧1)におけるセレクタは、 xを前記nビットコードのnビットにおける最下位ビッ
トからm段目に対応するビット位置までのビット数とし
たとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、
前記(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力
が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n+
2x-1−1)ビットであり、他方の入力が、補正対象パ
ラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−
1)ビットであり、 前記nビットコードのnビットにおける第m段目に対応
するビット位置のビットが“0”であるとき前記一方の
入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力を選択
して出力する構成を備えることを特徴とする位相補正回
路。 - 【請求項2】 2n ビットのパラレルデータを2段にシ
フトし、後段の出力パラレルデータを上位に、前段の出
力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2n+1 ビッ
トから前段出力パラレルデータの最終ビットを除いて形
成される(2n+1−1)ビットのパラレルデータと、 同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータの2
n ビット毎のパラレルデータへの変換タイミングから前
記同期用パターン検出位置までの位相遅れ量をXとした
とき2n−Xを表すnビットコードの位相補正量とが入
力し、 前記(2n+1−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を前記nビットコードの位相補正量に基づき
行い、前記位相遅れ量Xを有した2n ビットのパラレル
データを出力する位相逆補正回路において、 前記ビット選択操作を行う構成として、n段に直列接続
されるとともに、各段において並列配置される2ビット
入力1ビット出力のセレクタであって、第m段目(mは
n≧m≧1)におけるセレクタは、 xを前記nビットコードのnビットにおける最下位ビッ
トからm段目に対応するビット位置までのビット数とし
たとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、
前記(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力
が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n+
2x-1−1)ビットであり、他方の入力が、補正対象パ
ラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−
1)ビットであり、 前記nビットコードのnビットにおける第m段目に対応
するビット位置のビットが“0”であるとき前記一方の
入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力を選択
して出力する構成を備えることを特徴とする位相逆補正
回路。 - 【請求項3】 2n ビットのパラレルデータを2段にシ
フトし、後段の出力パラレルデータを上位に、前段の出
力パラレルデータを下位にそれぞれ配置した2n+1 ビッ
トのビット配列を最上位ビットを最下位ビットにする逆
順に配列し直した2n+1 ビットから最終ビットを除いて
形成される(2n+1−1)ビットのパラレルデータと、 同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータの2
n ビット毎のパラレルデータへの変換タイミングから前
記同期用パターン検出位置までの位相遅れ量を表すnビ
ットコードの位相補正量とが入力し、 前記(2n+1−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を前記nビットコードの位相補正量に基づき
行い、位相遅れ量Xを有した2n ビットのパラレルデー
タを出力する位相逆補正回路において、 前記ビット選択操作を行う構成として、n段に直列接続
されるとともに、各段において並列配置される2ビット
入力1ビット出力のセレクタであって、第m段目(mは
n≧m≧1)におけるセレクタは、 xを前記nビットコードのnビットにおける最下位ビッ
トからm段目に対応するビット位置までのビット数とし
たとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、
前記(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力
が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n+
2x-1−1)ビットであり、他方の入力が、補正対象パ
ラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−
1)ビットであり、前記nビットコードのnビットにお
ける第m段目に対応するビット位置のビットが“0”で
あるとき前記一方の入力を選択し、“1”であるとき前
記他方の入力を選択してを出力し、最終段のセレクタ群
の出力パラレルデータがそのビット配列を最上位ビット
を最下位ビットにする逆順に配列し直して利用される構
成を備えることを特徴とする位相逆補正回路。 - 【請求項4】 同期用パターンを一定の間隔で含むシリ
アルデータがZビット(2n-1<Z<2n)毎のパラレル
データへ変換されて入力するそのZビットの入力パラレ
ルデータを2段にシフトし、後段の出力パラレルデータ
を上位に、前段出力パラレルデータを下位にそれぞれ配
置した2Zビットから前段出力パラレルデータの最終ビ
ットを除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレル
データと、 前記(2Z−1)ビットのパラレルデータに基づき検出
されたパラレルデータへの変換タイミングから同期用パ
ターン検出位置までの位相遅れ量を表すnビットコード
の位相補正量とが入力し、 前記(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を前記nビットコードの位相補正量に基づき
行い、ビット位置補正をしたZビットのパラレルデータ
を出力する位相補正回路であって、 前記ビット選択操作を行う構成として、n段に直列接続
されるとともに、各段において並列配置される2ビット
入力1ビット出力のセレクタであって、第m段目(mは
n≧m≧1)におけるセレクタは、 xを前記nビットコードのnビットにおける最下位ビッ
トからm段目に対応するビット位置までのビット数とし
たとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、
前記(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力
が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n+
2x-1−1)ビットであり、他方の入力が、補正対象パ
ラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−
1)ビットであり、かつ、初段のセレクタ群では、x=
nとした場合に、下位の{(2n+1−1)−(2Z−1)}
本の入力端には、固定のダミーデータが印加され、 前記nビットコードのnビットにおける第m段目に対応
するビット位置のビットが“0”であるとき前記一方の
入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力を選択
して出力する構成を備えることを特徴とする位相補正回
路。 - 【請求項5】 Zビット(2n-1<Z<2n)のパラレル
データを2段にシフトし、後段の出力パラレルデータを
上位に、前段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配
置した2Zビットから前段出力パラレルデータの最終ビ
ットを除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレル
データと、 同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータのZ
ビット毎のパラレルデータへの変換タイミングから前記
同期用パターン検出位置までの位相遅れ量をXとしたと
き(Z−X)を表すnビットコードの位相補正量とが入
力し、 前記(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を前記nビットコードの位相補正量に基づき
行い、前記位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデ
ータを出力する位相逆補正回路であって、 前記ビット選択操作を行う構成として、n段に直列接続
されるとともに、各段において並列配置される2ビット
入力1ビット出力のセレクタであって、第m段目(mは
n≧m≧1)におけるセレクタは、 xを前記nビットコードのnビットにおける最下位ビッ
トからm段目に対応するビット位置までのビット数とし
たとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、
前記(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力
が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n+
2x-1−1)ビットであり、他方の入力が、補正対象パ
ラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−
1)ビットであり、かつ、初段のセレクタ群では、x=
nとした場合に、下位の{(2n+1−1)−(2Z−1)}
本の入力端には、固定のダミーデータが印加され、 前記nビットコードのnビットにおける第m段目に対応
するビット位置のビットが“0”であるとき前記一方の
入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力を選択
して出力する構成を備えることを特徴とする位相逆補正
回路。 - 【請求項6】 Zビット(2n-1<Z<2n)のパラレル
データを2段にシフトし、後段の出力パラレルデータを
上位に、前段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配
置した2Zビットのビット配列を最上位ビットを最下位
ビットにする逆順に配列し直した2Zビットから最終ビ
ットを除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレル
データと、 同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータのZ
ビット毎のパラレルデータへの変換タイミングから前記
同期用パターン検出位置までの位相遅れ量を表すnビッ
トコードの位相補正量とが入力し、 前記(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を前記nビットコードの位相補正量に基づき
行い、位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデータ
を出力する位相逆補正回路であって、 前記ビット選択操作を行う構成として、n段に直列接続
されるとともに、各段において並列配置される2ビット
入力1ビット出力のセレクタであって、第m段目(mは
n≧m≧1)におけるセレクタは、 xを前記nビットコードのnビットにおける最下位ビッ
トからm段目に対応するビット位置までのビット数とし
たとき、並列配置数が、(2n+2x-1−1)個であり、
前記(2n+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力
が、補正対象パラレルデータの第1ビット〜第(2n+
2x-1−1)ビットであり、他方の入力が、補正対象パ
ラレルデータの第(2x-1+1)ビット〜第(2n+2x−
1)ビットであり、かつ、初段のセレクタ群では、x=
nとした場合に、下位の{(2n+1−1)−(2Z−1)}
本の入力端には、固定のダミーデータが印加され、 前記nビットコードのnビットにおける第m段目に対応
するビット位置のビットが“0”であるとき前記一方の
入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力を選択
して出力し、最終段のセレクタ群の出力パラレルデータ
がそのビット配列を最上位ビットを最下位ビットにする
逆順に配列し直して利用される構成を備えることを特徴
とする位相逆補正回路。 - 【請求項7】 同期用パターンを一定の間隔で含むシリ
アルデータがZビット(2n-1<Z<2n)毎のパラレル
データへ変換されて入力するそのZビットの入力パラレ
ルデータを2段にシフトし、後段の出力パラレルデータ
を上位に、前段出力パラレルデータを下位にそれぞれ配
置した2Zビットから前段出力パラレルデータの最終ビ
ットを除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレル
データと、 前記(2Z−1)ビットのパラレルデータに基づき検出
されたパラレルデータへの変換タイミングから同期用パ
ターン検出位置までの位相遅れ量を表すnビットコード
の位相補正量とが入力し、 前記(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を前記nビットコードの位相補正量に基づき
行い、ビット位置補正をしたZビットのパラレルデータ
を出力する位相補正回路であって、 前記ビット選択操作を行う構成として、 n段に直列接続されるとともに、各段において並列配置
される2ビット入力1ビット出力のセレクタ群と、初段
のセレクタ群に並列配置されるn個の2入力ANDゲー
ト及びn個のANDゲートそれぞれの一方の入力に前置
されるインバータとを備え、 初段のセレクタ群は、並列配置数が{(Z+2n-1−1)
−(2n−Z)}個であり、前記(2Z−1)ビットのパラ
レルデータの第1ビット〜第{(Z+2n-1−1)−(2n−
Z)}ビットまでが一方の入力に与えられ、第{2Z−
〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2Z−1)
ビットまでが他方の入力に与えられ、前記nビットコー
ドの位相補正量の最上位ビットが“0”であるとき前記
一方の入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力
を選択する動作を行い、 前記n個のANDゲートそれぞれの他方の入力には、前
記(2Z−1)ビットの補正対象パラレルデータの第
{〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕+1}ビット〜
第(Z+2n-1−1)ビットまでが与えられ、前記n個の
インバータのそれぞれには、前記nビットコードの位相
補正量の最上位ビットが与えられ、前記n個のANDゲ
ートそれぞれの出力と初段のセレクタ群の出力が並列出
力され、 第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ群は、x
を前記nビットコードのnビットにおける最下位ビット
からm段目に対応するビット位置までのビット数とした
とき、並列配置数が、(Z+2x-1−1)個であり、前記
(Z+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力が、補正
対象パラレルデータの第1ビット〜第(Z+2x-1−1)
ビットであり、地方の入力が、補正対象パラレルデータ
の第(2x-1+1)ビット〜第(Z+2x−1)ビットで
あり、 前記nビットコードのnビットにおける第m段目に対応
するビット位置のビットが“0”であるとき前記一方の
入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力を選択
して出力する動作を行う構成を備えることを特徴とする
位相補正回路。 - 【請求項8】 Zビット(2n-1<Z<2n)のパラレル
データを2段にシフトし、後段の出力パラレルデータを
上位に、前段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配
置した2Zビットから前段出力パラレルデータの最終ビ
ットを除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレル
データと、 同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータのZ
ビット毎のパラレルデータへの変換タイミングから前記
同期用パターン検出位置までの位相遅れ量をXとしたと
き(Z−X)を表すnビットコードの位相補正量とが入
力し、 前記(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を前記nビットコードの位相補正量に基づき
行い、前記位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデ
ータを出力する位相逆補正回路であって、 前記ビット選択操作を行う構成として、n段に直列接続
されるとともに、各段において並列配置される2ビット
入力1ビット出力のセレクタ群と、初段のセレクタ群に
並列配置されるn個の2入力ANDゲート及びn個のA
NDゲートそれぞれの一方の入力に前置されるインバー
タとを備え、 初段のセレクタ群は、並列配置数が{(Z+2n-1−1)
−(2n−Z)}個であり、前記(2Z−1)ビットのパラ
レルデータの第1ビット〜第{(Z+2n-1−1)−(2n−
Z)}ビットまでが一方の入力に与えられ、第{2Z−
〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2Z−1)
ビットまでが他方の入力に与えられ、前記nビットコー
ドの位相補正量の最上位ビットが“0”であるとき前記
一方の入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力
を選択する動作を行い、 前記n個のANDゲートそれぞれの他方の入力には、前
記(2Z−1)ビットの補正対象パラレルデータの第
{〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕+1}ビット〜
第(Z+2n-1−1)ビットまでが与えられ、前記n個の
インバータのそれぞれには、前記nビットコードの位相
補正量の最上位ビットが与えられ、前記n個のANDゲ
ートそれぞれの出力と初段のセレクタ群の出力が並列出
力され、 第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ群は、x
を前記nビットコードのnビットにおける最下位ビット
からm段目に対応するビット位置までのビット数とした
とき、並列配置数が、(Z+2x-1−1)個であり、前記
(Z+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力が、補
正対象パラレルデータの第1ビット〜第(Z+2x-1−
1)ビットであり、地方の入力が、補正対象パラレルデ
ータの第(2x-1+1)ビット〜第(Z+2x−1)ビッ
トであり、 前記nビットコードのnビットにおける第m段目に対応
するビット位置のビットが“0”であるとき前記一方の
入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力を選択
して出力する動作を行う構成を備えることを特徴とする
位相逆補正回路。 - 【請求項9】 Zビット(2n-1<Z<2n)のパラレル
データを2段にシフトし、後段の出力パラレルデータを
上位に、前段の出力パラレルデータを下位にそれぞれ配
置した2Zビットのビット配列を最上位ビットを最下位
ビットにする逆順に配列し直した2Zビットから最終ビ
ットを除いて形成される(2Z−1)ビットのパラレル
データと、 同期用パターンを一定の間隔で含むシリアルデータのZ
ビット毎のパラレルデータへの変換タイミングから前記
同期用パターン検出位置までの位相遅れ量を表すnビッ
トコードの位相補正量とが入力し、 前記(2Z−1)ビットのパラレルデータに対するビッ
ト選択操作を前記nビットコードの位相補正量に基づき
行い、位相遅れ量Xを有したZビットのパラレルデータ
を出力する位相逆補正回路であって、 前記ビット選択操作を行う構成として、n段に直列接続
されるとともに、各段において並列配置される2ビット
入力1ビット出力のセレクタ群と、初段のセレクタ群に
並列配置されるn個の2入力ANDゲート及びn個のA
NDゲートそれぞれの一方の入力に前置されるインバー
タとを備え、 初段のセレクタ群は、並列配置数が{(Z+2n-1−1)
−(2n−Z)}個であり、前記(2Z−1)ビットのパラ
レルデータの第1ビット〜第{(Z+2n-1−1)−(2n−
Z)}ビットまでが一方の入力に与えられ、第{2Z−
〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕}〜第(2Z−1)
ビットまでが他方の入力に与えられ、前記nビットコー
ドの位相補正量の最上位ビットが“0”であるとき前記
一方の入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力
を選択する動作を行い、 前記n個のANDゲートそれぞれの他方の入力には、前
記(2Z−1)ビットの補正対象パラレルデータの第
{〔(Z+2n-1−1)−(2n−Z)〕+1}ビット〜
第(Z+2n-1−1)ビットまでが与えられ、前記n個の
インバータのそれぞれには、前記nビットコードの位相
補正量の最上位ビットが与えられ、前記n個のANDゲ
ートそれぞれの出力と初段のセレクタ群の出力が並列出
力され、 第m段目(mはn≧m≧1)におけるセレクタ群は、x
を前記nビットコードのnビットにおける最下位ビット
からm段目に対応するビット位置までのビット数とした
とき、並列配置数が、(Z+2x-1−1)個であり、前記
(Z+2x-1−1)個のセレクタ群の一方の入力が、補
正対象パラレルデータの第1ビット〜第(Z+2x-1−
1)ビットであり、地方の入力が、補正対象パラレルデ
ータの第(2x-1+1)ビット〜第(Z+2x−1)ビッ
トであり、 前記nビットコードのnビットにおける第m段目に対応
するビット位置のビットが“0”であるとき前記一方の
入力を選択し、“1”であるとき前記他方の入力を選択
して出力する動作を行い、最終段のセレクタ群の出力パ
ラレルデータがそのビット配列を最上位ビットを最下位
ビットにする逆順に配列し直して利用される構成を備え
ることを特徴とする位相逆補正回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9320859A JPH11154924A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 位相補正回路及び位相逆補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9320859A JPH11154924A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 位相補正回路及び位相逆補正回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11154924A true JPH11154924A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18126059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9320859A Withdrawn JPH11154924A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 位相補正回路及び位相逆補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11154924A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1057687A2 (en) | 1999-06-02 | 2000-12-06 | Nissan Motor Co., Ltd. | Clutch control device of infinite variable speed ratio transmission |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP9320859A patent/JPH11154924A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1057687A2 (en) | 1999-06-02 | 2000-12-06 | Nissan Motor Co., Ltd. | Clutch control device of infinite variable speed ratio transmission |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |