JPH11153972A - 停電時の表示切替回路を有する多色表示装置および表示方法 - Google Patents
停電時の表示切替回路を有する多色表示装置および表示方法Info
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- JPH11153972A JPH11153972A JP33374397A JP33374397A JPH11153972A JP H11153972 A JPH11153972 A JP H11153972A JP 33374397 A JP33374397 A JP 33374397A JP 33374397 A JP33374397 A JP 33374397A JP H11153972 A JPH11153972 A JP H11153972A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 突然の停電が起こると自発光型の表示装置で
は、画面が暗黒になり、受光型の表示装置では切り替え
中の画面で静止し、停電中に表示したい画面を表示でき
ない。 【解決手段】 ステップモータで色を変える受光型の色
表示素子で多色表示装置を構成し、停電になると電池な
どを使用した独立電源に切り替え、あらかじめ停電中に
表示したい画面を記憶した静止画面記憶回路から少しず
つ画面情報を読み出し、ステップモータを1つずつ、ま
たは複数個ずつ360度回転させて表示したい画面を完
成させる。画面完成後は独立電源をオフにし、消費電力
ゼロで画面表示を継続させる。複数の画面は時間で切り
替えて表示する。
は、画面が暗黒になり、受光型の表示装置では切り替え
中の画面で静止し、停電中に表示したい画面を表示でき
ない。 【解決手段】 ステップモータで色を変える受光型の色
表示素子で多色表示装置を構成し、停電になると電池な
どを使用した独立電源に切り替え、あらかじめ停電中に
表示したい画面を記憶した静止画面記憶回路から少しず
つ画面情報を読み出し、ステップモータを1つずつ、ま
たは複数個ずつ360度回転させて表示したい画面を完
成させる。画面完成後は独立電源をオフにし、消費電力
ゼロで画面表示を継続させる。複数の画面は時間で切り
替えて表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色に塗り分けた
色表示体を持つ色表示素子を複数個用いて画面を構成
し、ステップモータでそれぞれの色表示体を回転、停止
させて表示する色を切り替えることにより、文字や絵な
どの情報を毎秒数十フレームの速さで切り替え、動画と
して表示する多色表示装置に関する。
色表示体を持つ色表示素子を複数個用いて画面を構成
し、ステップモータでそれぞれの色表示体を回転、停止
させて表示する色を切り替えることにより、文字や絵な
どの情報を毎秒数十フレームの速さで切り替え、動画と
して表示する多色表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開平5−297811号
により、上記の色表示素子を用いた多色表示装置に関す
る提案をした。また、別の多色表示装置としては、発光
ダイオード(LED)を複数個用いて画像を表示するも
のもある。これらの多色表示装置は、そのほとんどが大
きな電力を必要とし、100V、200Vなどの商用電
源によって駆動されている。
により、上記の色表示素子を用いた多色表示装置に関す
る提案をした。また、別の多色表示装置としては、発光
ダイオード(LED)を複数個用いて画像を表示するも
のもある。これらの多色表示装置は、そのほとんどが大
きな電力を必要とし、100V、200Vなどの商用電
源によって駆動されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の多色表示装置
は、商用電源が落雷や事故によって停電すると、受光型
の色表示素子を用いた多色表示装置は、切り替え中の画
面で静止し、自発光型の蛍光管やLEDの場合は、発光
が止まり画面が暗黒になる。自発光型の一部でも再発光
させ、例えば、緊急メッセージを表示させるには、その
画面を発光させるだけの大容量の発電装置が必要とな
る。しかし、本発明に使用する色表示素子の場合は、受
光型素子であるため、画面内容を書き替えるだけの電力
さえあれば、その後は電力ゼロで任意のメッセージを連
続して表示することができる。例えば、道路標識板など
では、停電になったあとで画面を書き替え、“危険”、
“事故発生”、“止まれ”などの表示をすることができ
るし、広告、案内板などでは、夜間に電源を切ったあ
と、店のマークや特定の案内画面を電力ゼロで表示して
おくことができる。上記のごとく、本発明が解決しよう
とする課題は、主電源が切れた状態でも任意の静止画面
に書き替え、固定看板と同じような方法によって表示を
継続することにある。
は、商用電源が落雷や事故によって停電すると、受光型
の色表示素子を用いた多色表示装置は、切り替え中の画
面で静止し、自発光型の蛍光管やLEDの場合は、発光
が止まり画面が暗黒になる。自発光型の一部でも再発光
させ、例えば、緊急メッセージを表示させるには、その
画面を発光させるだけの大容量の発電装置が必要とな
る。しかし、本発明に使用する色表示素子の場合は、受
光型素子であるため、画面内容を書き替えるだけの電力
さえあれば、その後は電力ゼロで任意のメッセージを連
続して表示することができる。例えば、道路標識板など
では、停電になったあとで画面を書き替え、“危険”、
“事故発生”、“止まれ”などの表示をすることができ
るし、広告、案内板などでは、夜間に電源を切ったあ
と、店のマークや特定の案内画面を電力ゼロで表示して
おくことができる。上記のごとく、本発明が解決しよう
とする課題は、主電源が切れた状態でも任意の静止画面
に書き替え、固定看板と同じような方法によって表示を
継続することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明の手段は、ステップモータで色が変わる色表示素子
をマトリクス状に多数個配列して多色表示装置を構成
し、通常は商用電源による直流電源装置、駆動パルス発
生装置などによってステップモータを回転し、画面を切
り替える。停電になると、電池などを使った独立電源に
切り替え、あらかじめ停電中に表示したい画面を記憶し
た静止画面記憶回路から少しずつ画面情報を読み出し、
ステップモータを1つずつ、または複数個ずつ回転させ
て希望の表示画面を完成させていく。ステップモータの
回転角度は、停電した瞬間の色表示素子の位置を記憶で
きる方式であれば回転角度を指定するし、できない方式
であれば後述する方法によって、どのステップモータも
360度以上回転させれば指定色を正面位置にもってく
ることができる。指定画面が完成すると独立電源をオフ
にし、電力消費ゼロの状態で表示を継続する。静止画面
記憶回路の中に表示したい画面を複数個用意しておけ
ば、例えば時間帯によって別々の画面を表示するような
使い方が可能となる。
発明の手段は、ステップモータで色が変わる色表示素子
をマトリクス状に多数個配列して多色表示装置を構成
し、通常は商用電源による直流電源装置、駆動パルス発
生装置などによってステップモータを回転し、画面を切
り替える。停電になると、電池などを使った独立電源に
切り替え、あらかじめ停電中に表示したい画面を記憶し
た静止画面記憶回路から少しずつ画面情報を読み出し、
ステップモータを1つずつ、または複数個ずつ回転させ
て希望の表示画面を完成させていく。ステップモータの
回転角度は、停電した瞬間の色表示素子の位置を記憶で
きる方式であれば回転角度を指定するし、できない方式
であれば後述する方法によって、どのステップモータも
360度以上回転させれば指定色を正面位置にもってく
ることができる。指定画面が完成すると独立電源をオフ
にし、電力消費ゼロの状態で表示を継続する。静止画面
記憶回路の中に表示したい画面を複数個用意しておけ
ば、例えば時間帯によって別々の画面を表示するような
使い方が可能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】図7は、多色表示装置の表示画面
を構成する色表示素子の一実施例の分解斜視図である。
軟磁性材料の地板60には4本の磁芯62が圧入してあ
り、各磁芯62を覆うようにコイルボビン64が配置さ
れ、コイル66a〜dが巻かれている。互いに向き合っ
たコイル66aと66c、66bと66dは、コイルボ
ビン64の下端部のコイル端子77など(1組のみ図
示)によって直列に接続され2組のコイルを構成する。
線の接続は、地板の下に積層されたドライバIC回路基
板80によって行われる。4本の磁芯62の上端は、そ
れぞれ1つのステータ70a〜dに結合され、ステータ
ギャップ72a〜dにより分離されている。円筒面を、
例えば(青)(黄)(赤)(白)の4色に塗り分けてあ
る色表示体78は、一体成形した回転軸78aの下端部
が軸受穴79を通り地板60の穿った穴65に挿入され
て回転自在に支持され、磁芯62、コイルボビン64、
コイル66a〜d、ステータ70a〜dを覆うように配
置される。色表示体78の1つの色は、地板を折り曲げ
たマスク68a、68bの間から見え、これを正面位置
として矢印で示してある。色表示体78の凹部78bに
固定された磁石76は直径方向に着磁してあり、ステー
タ70a〜dによって囲まれる空間に磁石ギャップ74
を隔てて配置され、ステップモータを構成する。このス
テップモータは、2組のコイルの各コイル端子77など
から駆動パルスが印加され、色表示体78を回転させて
4色の表示を切り替えている。駆動パルスをコイルに印
加することを励磁と呼称する。図7の全体を色表示素子
50と呼称し、色表示素子1個が表示画面の1画素、ま
たは1ドットを構成する。色表示素子50がマトリクス
状に多数個配列してあるものを色表示ユニットと呼称
し、色表示ユニットがさらにマトリクス状に多数個配列
してあるものを多色表示装置と呼称する。
を構成する色表示素子の一実施例の分解斜視図である。
軟磁性材料の地板60には4本の磁芯62が圧入してあ
り、各磁芯62を覆うようにコイルボビン64が配置さ
れ、コイル66a〜dが巻かれている。互いに向き合っ
たコイル66aと66c、66bと66dは、コイルボ
ビン64の下端部のコイル端子77など(1組のみ図
示)によって直列に接続され2組のコイルを構成する。
線の接続は、地板の下に積層されたドライバIC回路基
板80によって行われる。4本の磁芯62の上端は、そ
れぞれ1つのステータ70a〜dに結合され、ステータ
ギャップ72a〜dにより分離されている。円筒面を、
例えば(青)(黄)(赤)(白)の4色に塗り分けてあ
る色表示体78は、一体成形した回転軸78aの下端部
が軸受穴79を通り地板60の穿った穴65に挿入され
て回転自在に支持され、磁芯62、コイルボビン64、
コイル66a〜d、ステータ70a〜dを覆うように配
置される。色表示体78の1つの色は、地板を折り曲げ
たマスク68a、68bの間から見え、これを正面位置
として矢印で示してある。色表示体78の凹部78bに
固定された磁石76は直径方向に着磁してあり、ステー
タ70a〜dによって囲まれる空間に磁石ギャップ74
を隔てて配置され、ステップモータを構成する。このス
テップモータは、2組のコイルの各コイル端子77など
から駆動パルスが印加され、色表示体78を回転させて
4色の表示を切り替えている。駆動パルスをコイルに印
加することを励磁と呼称する。図7の全体を色表示素子
50と呼称し、色表示素子1個が表示画面の1画素、ま
たは1ドットを構成する。色表示素子50がマトリクス
状に多数個配列してあるものを色表示ユニットと呼称
し、色表示ユニットがさらにマトリクス状に多数個配列
してあるものを多色表示装置と呼称する。
【0006】図8は、色表示ユニットの正面斜視図であ
る。色表示素子50は、図7の地板60を横に延長して
16個が一枚の地板の上に配列してあり、それを16段
に連ねて色表示ユニット100を構成する。それぞれの
色表示素子50のアドレスは、図示のごとくx1 y1 〜
x16y16で表す。地板60の正面の一部は折り曲げてあ
り、前述のごとく色表示体78の特定の色だけが見える
ようなマスク68a、68bとして作用する。地板60
の下面にはドライバIC回路基板80が配置してあり、
図7のコイル端子77(本実施例では4個×16個)が
接続され、色表示素子固定台84によって固定される。
ドライバIC回路基板80の中央部にはドライバIC8
2があって、コイル端子77に駆動パルスを供給する。
ドライバIC82は、本例では16段のドライバIC回
路基板80にそれぞれ1個実装してある。ドライバIC
82への入力は、図9で後述するアドレスIC回路基板
88に接続された接続端子86によって供給される。色
表示素子固定台84は、側面に凸部84aを持ち、サイ
ドプレート87の嵌合穴87aによって16段のすべて
が固定される。サイドプレート87は、サイドプレート
取付板89とユニット取付脚92a〜d(一部図示せ
ず)によって固定される。本図の色表示ユニット100
は、色表示素子50がマトリクス状に16列16行、ア
ドレスはx1 y1 〜x16y16の計256個で構成してあ
るが個数の組み合わせは任意である。
る。色表示素子50は、図7の地板60を横に延長して
16個が一枚の地板の上に配列してあり、それを16段
に連ねて色表示ユニット100を構成する。それぞれの
色表示素子50のアドレスは、図示のごとくx1 y1 〜
x16y16で表す。地板60の正面の一部は折り曲げてあ
り、前述のごとく色表示体78の特定の色だけが見える
ようなマスク68a、68bとして作用する。地板60
の下面にはドライバIC回路基板80が配置してあり、
図7のコイル端子77(本実施例では4個×16個)が
接続され、色表示素子固定台84によって固定される。
ドライバIC回路基板80の中央部にはドライバIC8
2があって、コイル端子77に駆動パルスを供給する。
ドライバIC82は、本例では16段のドライバIC回
路基板80にそれぞれ1個実装してある。ドライバIC
82への入力は、図9で後述するアドレスIC回路基板
88に接続された接続端子86によって供給される。色
表示素子固定台84は、側面に凸部84aを持ち、サイ
ドプレート87の嵌合穴87aによって16段のすべて
が固定される。サイドプレート87は、サイドプレート
取付板89とユニット取付脚92a〜d(一部図示せ
ず)によって固定される。本図の色表示ユニット100
は、色表示素子50がマトリクス状に16列16行、ア
ドレスはx1 y1 〜x16y16の計256個で構成してあ
るが個数の組み合わせは任意である。
【0007】図9は、図8の色表示ユニットの裏面斜視
図である。図8で説明した部分は説明を省略する。サイ
ドプレート87の裏面にはアドレスIC回路基板88が
取付ネジ98a〜dによって取付けてあり、アドレスI
C90で分配された各段毎の色データが接続端子86に
よってそれぞれ供給される。アドレスIC90への入力
は、多極平型コネクタ81a、81bによって、電源
と、このユニットのアドレス信号と、256個の色表示
素子の色データとが供給され、この色表示ユニット10
0の色データであるかどうかを決めるアドレスコード
は、アドレススイッチ96の設定によって行われる。2
56個分の色データは従来のLEDユニットと同様、す
べてシリアル信号で供給される。したがって、外部の画
像データ入力装置から色表示ユニット100の特定の色
表示素子をアドレスコードで指定して、指定したステッ
プモータだけを回転させて指定色に書き替えることが可
能である。
図である。図8で説明した部分は説明を省略する。サイ
ドプレート87の裏面にはアドレスIC回路基板88が
取付ネジ98a〜dによって取付けてあり、アドレスI
C90で分配された各段毎の色データが接続端子86に
よってそれぞれ供給される。アドレスIC90への入力
は、多極平型コネクタ81a、81bによって、電源
と、このユニットのアドレス信号と、256個の色表示
素子の色データとが供給され、この色表示ユニット10
0の色データであるかどうかを決めるアドレスコード
は、アドレススイッチ96の設定によって行われる。2
56個分の色データは従来のLEDユニットと同様、す
べてシリアル信号で供給される。したがって、外部の画
像データ入力装置から色表示ユニット100の特定の色
表示素子をアドレスコードで指定して、指定したステッ
プモータだけを回転させて指定色に書き替えることが可
能である。
【0008】図10は、図8の色表示ユニットをマトリ
クス状に多数個配列した多色表示装置である。本実施例
では、色表示ユニット100がX1 〜X10と横方向に1
0個、Y1 〜Y7 と縦方向に7個の計70個で多色表示
装置20を構成してある。したがって、色表示素子数
は、256個×70ユニット=17,920個であり、
前述のごとく、外部からいずれの画素(ドット)でも任
意に指定して書き替えることができる。本実施例の多色
表示装置20は、毎秒30フレーム以上の動画速度を持
っており、テレビ画像をカラーで表示することも可能で
あるが、本発明では動画の速度よりはむしろ、停電した
瞬間の画像を任意の画像に、時間をかけて書き替えるこ
とを目的としている。そのため、磁石とステータの励磁
状態について説明する。
クス状に多数個配列した多色表示装置である。本実施例
では、色表示ユニット100がX1 〜X10と横方向に1
0個、Y1 〜Y7 と縦方向に7個の計70個で多色表示
装置20を構成してある。したがって、色表示素子数
は、256個×70ユニット=17,920個であり、
前述のごとく、外部からいずれの画素(ドット)でも任
意に指定して書き替えることができる。本実施例の多色
表示装置20は、毎秒30フレーム以上の動画速度を持
っており、テレビ画像をカラーで表示することも可能で
あるが、本発明では動画の速度よりはむしろ、停電した
瞬間の画像を任意の画像に、時間をかけて書き替えるこ
とを目的としている。そのため、磁石とステータの励磁
状態について説明する。
【0009】図11は、磁石とステータの励磁状態を示
す説明図である。図11(A)は、磁石76のN極が停
止位置Aに停止している。このとき、図8の色表示素子
50の色は、マスク68a、68b間の正面位置に
(青)がきているものとする。ステータ70a〜dには
それぞれ図7で説明したステータギャップ72aが図示
のような形状で設けてあり、磁石76の磁極は4カ所の
磁気的安定点を有する。つまり、ステータギャップ72
aが存在することにより、磁石76のN極はステータ7
0a、70bに吸引され、S極はステータ70c、70
dに吸引され、その位置にとどまろうとする自己保持力
を持つことになり、各ステータに駆動パルスが印加され
ていない状態(停電または停止状態)では、磁石76の
N、Sの磁極は、4カ所のステータギャップ72a〜d
を向いて静止し安定する。以後、磁石76のS極はN極
と対称位置にあるため、N極についてのみ説明する。
す説明図である。図11(A)は、磁石76のN極が停
止位置Aに停止している。このとき、図8の色表示素子
50の色は、マスク68a、68b間の正面位置に
(青)がきているものとする。ステータ70a〜dには
それぞれ図7で説明したステータギャップ72aが図示
のような形状で設けてあり、磁石76の磁極は4カ所の
磁気的安定点を有する。つまり、ステータギャップ72
aが存在することにより、磁石76のN極はステータ7
0a、70bに吸引され、S極はステータ70c、70
dに吸引され、その位置にとどまろうとする自己保持力
を持つことになり、各ステータに駆動パルスが印加され
ていない状態(停電または停止状態)では、磁石76の
N、Sの磁極は、4カ所のステータギャップ72a〜d
を向いて静止し安定する。以後、磁石76のS極はN極
と対称位置にあるため、N極についてのみ説明する。
【0010】図11(B)では、ステータ70b、70
cをS極に励磁してある。したがって、磁石76は、停
止位置Aから停止位置Bに回って90度回転する。励磁
は駆動パルスによって行われるが、駆動波形については
図12によって後述する。正面位置の色表示体の色は
(黄)になる。以下、正面位置の色を記載する。図11
(C)では、ステータ70c、70dをS極に励磁して
磁石76を停止位置Bから停止位置Cにさらに90度回
転し、色表示体の色は(赤)、図11(D)では、ステ
ータ70a、70dをS極に励磁して磁石76を停止位
置Cから停止位置Dに回転し、色表示体は(白)、図1
1(E)では、ステータ70a、70bをS極に励磁し
て磁石76を停止位置Eからもとの停止位置Aに90度
回転させ、色表示体は(青)に戻る。本図では90度ず
つの左回転で説明したが、右回転も同様で、例えば図1
1(A)から図11(D)の状態にするにはステータ7
0a、70dをS極に励磁することによって可能であ
る。
cをS極に励磁してある。したがって、磁石76は、停
止位置Aから停止位置Bに回って90度回転する。励磁
は駆動パルスによって行われるが、駆動波形については
図12によって後述する。正面位置の色表示体の色は
(黄)になる。以下、正面位置の色を記載する。図11
(C)では、ステータ70c、70dをS極に励磁して
磁石76を停止位置Bから停止位置Cにさらに90度回
転し、色表示体の色は(赤)、図11(D)では、ステ
ータ70a、70dをS極に励磁して磁石76を停止位
置Cから停止位置Dに回転し、色表示体は(白)、図1
1(E)では、ステータ70a、70bをS極に励磁し
て磁石76を停止位置Eからもとの停止位置Aに90度
回転させ、色表示体は(青)に戻る。本図では90度ず
つの左回転で説明したが、右回転も同様で、例えば図1
1(A)から図11(D)の状態にするにはステータ7
0a、70dをS極に励磁することによって可能であ
る。
【0011】注意を要するのは、180度回転の場合
で、図11(A)の状態から図11(C)の状態に励磁
が行われると、磁石76は右回転力と左回転力が釣り合
った状態となり、時には回転が起こらず励磁が終わって
も図11(A)の状態を保持する。本発明では、後述す
る方法によって、180度回転を要する場合には、90
度回転を2回行うようにしてある。
で、図11(A)の状態から図11(C)の状態に励磁
が行われると、磁石76は右回転力と左回転力が釣り合
った状態となり、時には回転が起こらず励磁が終わって
も図11(A)の状態を保持する。本発明では、後述す
る方法によって、180度回転を要する場合には、90
度回転を2回行うようにしてある。
【0012】図12は、図11の駆動パルスの説明図で
ある。図12(A)の駆動パルスAは、図11(B)の
ステータ70a、70cに印加された+5Vの波形であ
る。Hは(+)を、Lは(−)を表し、ステータ70
a、または70bのコイルからステータ70c、または
70dのコイルに流れる電流の方向を(+)、その逆を
(−)とする。駆動パルスBは、ステータ70b、70
dに−5Vを印加した状態を表し、その結果、ステータ
70a〜dには図11(B)の極性が現れ、磁石76
は、図11(A)の停止位置A(青)から図11(B)
の停止位置B(黄)に向かって左方向に矢印のように回
転する。本実施例のような構造のN極は、1フレームの
期間の約1/3の到達期間で停止位置Bに到達し、残り
2/3の制動期間で、磁石76の自由振動が停止する。
ある。図12(A)の駆動パルスAは、図11(B)の
ステータ70a、70cに印加された+5Vの波形であ
る。Hは(+)を、Lは(−)を表し、ステータ70
a、または70bのコイルからステータ70c、または
70dのコイルに流れる電流の方向を(+)、その逆を
(−)とする。駆動パルスBは、ステータ70b、70
dに−5Vを印加した状態を表し、その結果、ステータ
70a〜dには図11(B)の極性が現れ、磁石76
は、図11(A)の停止位置A(青)から図11(B)
の停止位置B(黄)に向かって左方向に矢印のように回
転する。本実施例のような構造のN極は、1フレームの
期間の約1/3の到達期間で停止位置Bに到達し、残り
2/3の制動期間で、磁石76の自由振動が停止する。
【0013】以下、同様に図12(B)の駆動パルス
A、Bを図示の極性で図11(C)のステータに印加す
れば、磁石76のN極は停止位置C(赤)に回転し、図
12(C)の駆動パルスA、Bを図示の極性で図11
(D)のステータに印加すれば、N極は停止位置D
(白)に、図12(D)の駆動パルスA、Bを図11
(E)のステータに印加すればN極は停止位置A(青)
に戻り、1フレームの励磁が終了しても図11(A)の
状態を保持する。右回転の場合も同様である。
A、Bを図示の極性で図11(C)のステータに印加す
れば、磁石76のN極は停止位置C(赤)に回転し、図
12(C)の駆動パルスA、Bを図示の極性で図11
(D)のステータに印加すれば、N極は停止位置D
(白)に、図12(D)の駆動パルスA、Bを図11
(E)のステータに印加すればN極は停止位置A(青)
に戻り、1フレームの励磁が終了しても図11(A)の
状態を保持する。右回転の場合も同様である。
【0014】上記のごとく、図12(A)〜(D)に示
した4種類の駆動波形で、図11(B)〜(E)の停止
位置が一義的に定まる。したがって、図12の駆動波形
を印加すれば、磁石76は指定の位置に回転し停止す
る。ただし、指定位置への回転は、磁石のN極が左右共
に90度位置からであり、180度位置からでは、前述
のごとく左右の回転力が釣り合うので、回転は生じない
としておく。以下、停電したとき、任意の静止画面に書
き替える本発明の方式について説明する。
した4種類の駆動波形で、図11(B)〜(E)の停止
位置が一義的に定まる。したがって、図12の駆動波形
を印加すれば、磁石76は指定の位置に回転し停止す
る。ただし、指定位置への回転は、磁石のN極が左右共
に90度位置からであり、180度位置からでは、前述
のごとく左右の回転力が釣り合うので、回転は生じない
としておく。以下、停電したとき、任意の静止画面に書
き替える本発明の方式について説明する。
【0015】図1は、本発明の構成を示す第1のブロッ
ク図である。商用電源10は、100V、200Vなど
の交流電源で、電力会社から遠距離の送電線を経由して
供給されている。図では、電源線を太線で示す。この商
用電源10の電圧は、直流電源装置12によって直流の
5V程度の電圧に降圧され、駆動パルス発生装置14の
電源として使用される。駆動パルス発生装置14の駆動
波形は、色表示素子の左右の回転角を決め、どの色を正
面位置に持ってくるかを決定するもので、パソコンなど
の画像データ入力装置16から、各画素の画像データR
GB(赤)(緑)(青)の輝度信号をもらい、画像処理
回路18によって色表示素子の色データ(青)(黄)
(赤)(白)の組み合わせに変換し、前述のステップモ
ータをその色データの色指定通りに回転させる。図10
で説明したように、多色表示装置20は数万個の色表示
素子をマトリクス状に配列したもので、原則として、色
表示素子1個が1画素、または1ドットとして全体画面
を構成する。ただし、原色以外の中間色を表示する場合
には、複数個の色表示素子の組み合わせで1画素、また
は1ドットを表示する場合もある。
ク図である。商用電源10は、100V、200Vなど
の交流電源で、電力会社から遠距離の送電線を経由して
供給されている。図では、電源線を太線で示す。この商
用電源10の電圧は、直流電源装置12によって直流の
5V程度の電圧に降圧され、駆動パルス発生装置14の
電源として使用される。駆動パルス発生装置14の駆動
波形は、色表示素子の左右の回転角を決め、どの色を正
面位置に持ってくるかを決定するもので、パソコンなど
の画像データ入力装置16から、各画素の画像データR
GB(赤)(緑)(青)の輝度信号をもらい、画像処理
回路18によって色表示素子の色データ(青)(黄)
(赤)(白)の組み合わせに変換し、前述のステップモ
ータをその色データの色指定通りに回転させる。図10
で説明したように、多色表示装置20は数万個の色表示
素子をマトリクス状に配列したもので、原則として、色
表示素子1個が1画素、または1ドットとして全体画面
を構成する。ただし、原色以外の中間色を表示する場合
には、複数個の色表示素子の組み合わせで1画素、また
は1ドットを表示する場合もある。
【0016】検知回路32は、直流電源装置12の電源
オフを検知する回路で送電事故などによって出力電圧が
なくなると、電源切替回路34により独立電源36の電
源をオンにする。独立電源36の電力容量は、多色表示
装置20を構成する色表示素子を1個、または複数個ず
つ順次に繰り返し駆動できる電池容量、または発電容量
と、その入力信号として必要な色データを読み出す電力
容量を有し、一次電池、充電可能な二次電池、または別
電源の小型発電装置などの小さな電源によって構成され
ている。なお、色表示素子1個の消費電力は、20ミリ
ピッチの色表示素子では5V、100mA、6ミリピッ
チの色表示素子では5V、30mA程度である。
オフを検知する回路で送電事故などによって出力電圧が
なくなると、電源切替回路34により独立電源36の電
源をオンにする。独立電源36の電力容量は、多色表示
装置20を構成する色表示素子を1個、または複数個ず
つ順次に繰り返し駆動できる電池容量、または発電容量
と、その入力信号として必要な色データを読み出す電力
容量を有し、一次電池、充電可能な二次電池、または別
電源の小型発電装置などの小さな電源によって構成され
ている。なお、色表示素子1個の消費電力は、20ミリ
ピッチの色表示素子では5V、100mA、6ミリピッ
チの色表示素子では5V、30mA程度である。
【0017】独立電源36の電源がオンになると、停電
中に表示したい色データを記憶してある静止画面記憶回
路38を動作させ、その色データを順次読出回路40に
よって分割しながら読み出していく。順次読出回路40
の読み出し順序はあらかじめ定めてあり、静止画面記憶
回路38のアドレスと多色表示装置20のアドレスとを
一致させ、指定された位置の色表示素子に指定された色
データの駆動パルスを供給する。駆動パルスは、順次駆
動パルス発生装置42、または前述の駆動パルス発生装
置14から供給され、ステップモータを色データの色指
定通りに回転させる。静止画面記憶回路38の1画面分
の色データを読み終えると画面読出完了検知回路44が
動作し、独立電源36の電源をオフにする。以後の消費
電力はゼロとなり、多色表示装置20が静止画面を表示
する。停電以後の書き替え動作中の電力はすべて独立電
源36が供給している。
中に表示したい色データを記憶してある静止画面記憶回
路38を動作させ、その色データを順次読出回路40に
よって分割しながら読み出していく。順次読出回路40
の読み出し順序はあらかじめ定めてあり、静止画面記憶
回路38のアドレスと多色表示装置20のアドレスとを
一致させ、指定された位置の色表示素子に指定された色
データの駆動パルスを供給する。駆動パルスは、順次駆
動パルス発生装置42、または前述の駆動パルス発生装
置14から供給され、ステップモータを色データの色指
定通りに回転させる。静止画面記憶回路38の1画面分
の色データを読み終えると画面読出完了検知回路44が
動作し、独立電源36の電源をオフにする。以後の消費
電力はゼロとなり、多色表示装置20が静止画面を表示
する。停電以後の書き替え動作中の電力はすべて独立電
源36が供給している。
【0018】多色表示装置20の画素が1万個の色表示
素子で構成されているような場合は、色表示素子100
個を1組として1度に駆動し、100回繰り返して1画
面を書き替える。多色表示装置20が200個の色表示
素子で構成されているような場合には、1個ずつ駆動し
て、200回で1画面を書き替える。したがって、独立
電源36の電力容量は、色表示素子を1度に何個駆動さ
せるかによって定められる。
素子で構成されているような場合は、色表示素子100
個を1組として1度に駆動し、100回繰り返して1画
面を書き替える。多色表示装置20が200個の色表示
素子で構成されているような場合には、1個ずつ駆動し
て、200回で1画面を書き替える。したがって、独立
電源36の電力容量は、色表示素子を1度に何個駆動さ
せるかによって定められる。
【0019】図2は、停電したときに色表示体を指定色
位置に360度回転させる本発明の説明図である。多色
表示装置が動画を表示中に停電すると、その一つの画素
は図2(A)〜(D)に示すごとく、磁石76のN極が
ステータギャップ72aにあるときは、図の状態A−1
で、色表示体は(青)を表示し、ステータギャップ72
bにあるときは状態B−1で(黄)、ステータギャップ
72cにあるときは状態C−1で(赤)、ステータギャ
ップ72dにあるときは状態D−1で(白)のいずれか
を表示し静止する。停電中に表示したい画面をつくるに
は、図1の静止画面記憶回路38の色データを順番に読
み出し、その色にステップモータを回転させればよい。
読み出した画素の色が(青)であったと仮定すると、停
電したときの色表示素子の表示色に関係なく順次駆動パ
ルス42の駆動波形で図12(A)の(黄)の波形を発
生させる。色表示体は、(青)(黄)(赤)(白)の順
に着色されているので、指定色の次の色、この場合はま
ず(黄)に回転させる。色表示素子が状態A−1にあれ
ば、N極が左へ90度、矢印Aのごとく回転して状態A
−2となって(黄)を表示し、色表示素子が状態B−1
ですでに(黄)を表示していれば同色であるから静止し
た状態B−2を保持し、色表示体が状態C−1の(赤)
にあれば、N極が右へ90度、矢印Bのごとく回転して
状態C−2の(黄)を表示し、色表示体が状態D−1の
(白)であれば、(黄)の指定色は(青)に対して18
0度回転であるから、左右の回転力が釣り合って回転は
起こらず状態D−2で(白)を表示し続ける。
位置に360度回転させる本発明の説明図である。多色
表示装置が動画を表示中に停電すると、その一つの画素
は図2(A)〜(D)に示すごとく、磁石76のN極が
ステータギャップ72aにあるときは、図の状態A−1
で、色表示体は(青)を表示し、ステータギャップ72
bにあるときは状態B−1で(黄)、ステータギャップ
72cにあるときは状態C−1で(赤)、ステータギャ
ップ72dにあるときは状態D−1で(白)のいずれか
を表示し静止する。停電中に表示したい画面をつくるに
は、図1の静止画面記憶回路38の色データを順番に読
み出し、その色にステップモータを回転させればよい。
読み出した画素の色が(青)であったと仮定すると、停
電したときの色表示素子の表示色に関係なく順次駆動パ
ルス42の駆動波形で図12(A)の(黄)の波形を発
生させる。色表示体は、(青)(黄)(赤)(白)の順
に着色されているので、指定色の次の色、この場合はま
ず(黄)に回転させる。色表示素子が状態A−1にあれ
ば、N極が左へ90度、矢印Aのごとく回転して状態A
−2となって(黄)を表示し、色表示素子が状態B−1
ですでに(黄)を表示していれば同色であるから静止し
た状態B−2を保持し、色表示体が状態C−1の(赤)
にあれば、N極が右へ90度、矢印Bのごとく回転して
状態C−2の(黄)を表示し、色表示体が状態D−1の
(白)であれば、(黄)の指定色は(青)に対して18
0度回転であるから、左右の回転力が釣り合って回転は
起こらず状態D−2で(白)を表示し続ける。
【0020】次に順次駆動パルス42の駆動波形は、図
12(B)の(赤)の波形を発生する。状態A−2、B
−2、C−2からはN極が左へ90度、矢印Cのごとく
回転し、状態D−2からはN極が右へ90度、矢印Dの
ごとく回転して状態A−3の(赤)を表示する。次に順
次駆動パルス42の駆動波形は、図12(C)の(白)
の波形を発生し、状態A−3からN極が左へ90度、矢
印Eのごとく回転して状態A−4で(白)を表示する。
最後に順次駆動パルス42の駆動波形は、図12(D)
の(青)の波形を発生し、状態A−4からN極が左へ9
0度、矢印Fのごとく回転して、状態A−5で指定色の
(青)を表示して動作が完了する。上記のごとく、停電
したとき色表示体の色がどの色を表示していても、
(青)を表示したいときは、(黄)(赤)(白)(青)
の駆動パルスを順次に印加し、色表示体を360度回転
させれば、どの色位置からでも(青)の表示にすること
ができる。他の色を表示したときも同様で、例えば
(赤)を表示したいときは、図12の(白)(青)
(黄)(赤)の駆動パルスを順次に印加することによっ
て、どの色位置からでも(赤)を表示することができ
る。
12(B)の(赤)の波形を発生する。状態A−2、B
−2、C−2からはN極が左へ90度、矢印Cのごとく
回転し、状態D−2からはN極が右へ90度、矢印Dの
ごとく回転して状態A−3の(赤)を表示する。次に順
次駆動パルス42の駆動波形は、図12(C)の(白)
の波形を発生し、状態A−3からN極が左へ90度、矢
印Eのごとく回転して状態A−4で(白)を表示する。
最後に順次駆動パルス42の駆動波形は、図12(D)
の(青)の波形を発生し、状態A−4からN極が左へ9
0度、矢印Fのごとく回転して、状態A−5で指定色の
(青)を表示して動作が完了する。上記のごとく、停電
したとき色表示体の色がどの色を表示していても、
(青)を表示したいときは、(黄)(赤)(白)(青)
の駆動パルスを順次に印加し、色表示体を360度回転
させれば、どの色位置からでも(青)の表示にすること
ができる。他の色を表示したときも同様で、例えば
(赤)を表示したいときは、図12の(白)(青)
(黄)(赤)の駆動パルスを順次に印加することによっ
て、どの色位置からでも(赤)を表示することができ
る。
【0021】図2では停電したときに、N極の位置がつ
ねにステータギャップを正確に向いていると仮定した
が、まれに中途半端な位置であるステータに向いている
場合もあるし、180度回転指令に対して少し回転した
り、180度以上回転したり、またステータが停電時の
尖頭パルス入力電圧などによって大きな残留磁気を持
ち、どこに向くか予測できない場合もある。このような
ときには、360度以上の回転駆動パルスによって指定
色を得るようにすれば安全である。例えば、360度+
180度で540度回転させるとか、360度+360
度で720度回転させる様にすればより安定して指定色
を得ることができる。つまり、状態A−2〜A−5を繰
り返すことによってさらに正確な指定色を得ることがで
きる。図12の波形は、1フレーム期間の単パルス波形
で示したが、順次駆動パルスを2フレーム期間以上の単
パルスで構成して、回転動作を確実にする方法もある。
ねにステータギャップを正確に向いていると仮定した
が、まれに中途半端な位置であるステータに向いている
場合もあるし、180度回転指令に対して少し回転した
り、180度以上回転したり、またステータが停電時の
尖頭パルス入力電圧などによって大きな残留磁気を持
ち、どこに向くか予測できない場合もある。このような
ときには、360度以上の回転駆動パルスによって指定
色を得るようにすれば安全である。例えば、360度+
180度で540度回転させるとか、360度+360
度で720度回転させる様にすればより安定して指定色
を得ることができる。つまり、状態A−2〜A−5を繰
り返すことによってさらに正確な指定色を得ることがで
きる。図12の波形は、1フレーム期間の単パルス波形
で示したが、順次駆動パルスを2フレーム期間以上の単
パルスで構成して、回転動作を確実にする方法もある。
【0022】本実施例では、すべて単パルス波形で説明
したが、実際の駆動波形はより複雑な加速、減速、制
動、発電ブレーキなどの波形で構成されている。このよ
うな場合でも、360度以上、順次に色表示体を回転さ
せて指定色を得る本発明の方式を適用することができ
る。
したが、実際の駆動波形はより複雑な加速、減速、制
動、発電ブレーキなどの波形で構成されている。このよ
うな場合でも、360度以上、順次に色表示体を回転さ
せて指定色を得る本発明の方式を適用することができ
る。
【0023】図1の順次駆動パルス発生装置42の駆動
波形と、駆動パルス発生装置14の駆動波形は基本的に
は同じ波形であるから、停電したとき、順次駆動パルス
発生装置42の代わりに駆動パルス発生装置14を独立
電源36で図の点線のごとく接続して動作させてもよ
い。このときの駆動パルスは図2で示した順序が必要で
ある。ただし、駆動パルス発生装置14の消費電力が大
きすぎるとか、安定化のために駆動パルスが2フレーム
期間必要であるとか、その他特殊な駆動パルスが必要な
場合には、独立した順次駆動パルス発生装置42を設け
たほうが便利である。
波形と、駆動パルス発生装置14の駆動波形は基本的に
は同じ波形であるから、停電したとき、順次駆動パルス
発生装置42の代わりに駆動パルス発生装置14を独立
電源36で図の点線のごとく接続して動作させてもよ
い。このときの駆動パルスは図2で示した順序が必要で
ある。ただし、駆動パルス発生装置14の消費電力が大
きすぎるとか、安定化のために駆動パルスが2フレーム
期間必要であるとか、その他特殊な駆動パルスが必要な
場合には、独立した順次駆動パルス発生装置42を設け
たほうが便利である。
【0024】図3は、本発明の構成を示す第2のブロッ
ク図である。本図は、図1と共通部分が多いので異なる
部分だけを説明する。停電画面記憶回路43は、停電し
た瞬間、多色表示装置20のそれぞれの色表示素子が、
現在何色を表示しているかを記憶する回路である。多色
表示装置20の色データは、画像データ入力装置16、
または画像処理回路18の記憶回路から与えられている
から、停電した瞬間、全体の装置を数ミリ秒間だけ動作
させる電力を、バックアップ用のコンデンサ、2次電池
などから与えてやれば、停電画面記憶回路43に、現在
の色表示素子の色データを画像データ入力装置16、ま
たは画像処理回路18から、実線、または点線で示すご
とく待避することが可能である。待避が完了していれ
ば、順次読出回路40によって停電画面記憶回路43と
静止画面記憶回路38の同一アドレスの画素の色データ
を読み取り、色比較回路46に入れてそれぞれの色表示
素子の回転角度を判断し、順次駆動パルス発生装置4
2、または駆動パルス発生装置14によって色表示素子
を指定色位置に回転させることができる。以下、実施例
を図4によって説明する。
ク図である。本図は、図1と共通部分が多いので異なる
部分だけを説明する。停電画面記憶回路43は、停電し
た瞬間、多色表示装置20のそれぞれの色表示素子が、
現在何色を表示しているかを記憶する回路である。多色
表示装置20の色データは、画像データ入力装置16、
または画像処理回路18の記憶回路から与えられている
から、停電した瞬間、全体の装置を数ミリ秒間だけ動作
させる電力を、バックアップ用のコンデンサ、2次電池
などから与えてやれば、停電画面記憶回路43に、現在
の色表示素子の色データを画像データ入力装置16、ま
たは画像処理回路18から、実線、または点線で示すご
とく待避することが可能である。待避が完了していれ
ば、順次読出回路40によって停電画面記憶回路43と
静止画面記憶回路38の同一アドレスの画素の色データ
を読み取り、色比較回路46に入れてそれぞれの色表示
素子の回転角度を判断し、順次駆動パルス発生装置4
2、または駆動パルス発生装置14によって色表示素子
を指定色位置に回転させることができる。以下、実施例
を図4によって説明する。
【0025】図4は、停電したときに色表示体を指定色
に位置に回転角度をあらかじめ決めて回転させる本発明
の説明図である。多色表示装置が動画を表示中に停電す
ると、その一つの画素は図4(A)〜(D)に示すごと
く、(青)(黄)(赤)(白)のいずれかを表示してい
る。どの色であるかは図3の停電画面記憶回路43に待
避してあるので、静止画面記憶回路38の同一アドレス
の画素の色データが、例えば(青)であったとすると色
比較回路46の出力信号は次のようになる。状態A−1
1(青)から状態A−12(青)では、駆動パルスを発
生させない。状態B−11(黄)から状態B−12
(青)では、駆動パルスは右へ90度の波形を発生させ
る。状態C−11(赤)から状態C−12(青)では、
駆動パルスは左へ90度ずつ2回の波形を発生させる。
状態D−11(白)から状態D−12(青)では、駆動
パルスは左へ90度の波形を発生させる。これらの駆動
パルスを駆動パルス発生装置14、または順次駆動パル
ス発生装置42から上記指定の色表示素子に与えれば図
2の360度の回転は不要である。その結果、短時間で
希望の画面を作ることができ、かつ動作に要する消費電
力も少なくてすむ。
に位置に回転角度をあらかじめ決めて回転させる本発明
の説明図である。多色表示装置が動画を表示中に停電す
ると、その一つの画素は図4(A)〜(D)に示すごと
く、(青)(黄)(赤)(白)のいずれかを表示してい
る。どの色であるかは図3の停電画面記憶回路43に待
避してあるので、静止画面記憶回路38の同一アドレス
の画素の色データが、例えば(青)であったとすると色
比較回路46の出力信号は次のようになる。状態A−1
1(青)から状態A−12(青)では、駆動パルスを発
生させない。状態B−11(黄)から状態B−12
(青)では、駆動パルスは右へ90度の波形を発生させ
る。状態C−11(赤)から状態C−12(青)では、
駆動パルスは左へ90度ずつ2回の波形を発生させる。
状態D−11(白)から状態D−12(青)では、駆動
パルスは左へ90度の波形を発生させる。これらの駆動
パルスを駆動パルス発生装置14、または順次駆動パル
ス発生装置42から上記指定の色表示素子に与えれば図
2の360度の回転は不要である。その結果、短時間で
希望の画面を作ることができ、かつ動作に要する消費電
力も少なくてすむ。
【0026】図5は、本発明の色データの流れを示す説
明図である。図5(A)は、独立電源36が電源切替回
路34によってオンになり、静止画面記憶回路38、順
次読出回路40、アドレスIC90、ドライバIC82
に電力を供給する状態を示してある。順次読出回路40
の出力信号は、ユニットアドレスと色データによって構
成され、図10の多色表示装置20を例に挙げれば、色
表示ユニット100がX1 Y1 〜X10Y7 の70個であ
るから、そのアドレスは27 =128>70で7ビッ
ト、1つのユニットには図8で示すごとく256個の色
表示素子があり、各4色の色データ2ビットを持つから
256×2=512ビット、計519ビットの出力信号
で構成される。
明図である。図5(A)は、独立電源36が電源切替回
路34によってオンになり、静止画面記憶回路38、順
次読出回路40、アドレスIC90、ドライバIC82
に電力を供給する状態を示してある。順次読出回路40
の出力信号は、ユニットアドレスと色データによって構
成され、図10の多色表示装置20を例に挙げれば、色
表示ユニット100がX1 Y1 〜X10Y7 の70個であ
るから、そのアドレスは27 =128>70で7ビッ
ト、1つのユニットには図8で示すごとく256個の色
表示素子があり、各4色の色データ2ビットを持つから
256×2=512ビット、計519ビットの出力信号
で構成される。
【0027】アドレスIC90は、自己のユニットアド
レスの色データ512ビットを選択し、いったんすべて
の色データを記憶し、第1段の色表示素子x1 y1 〜x
16y1 をドライバIC82によって順次に駆動する。同
様に、第2段〜第16段のx16y16まで駆動すれば1つ
のユニットの画面が完了する。以下、同様にして70ユ
ニット分の色データを静止画面記憶回路38から順次に
読み出し、希望の画面が完了する。静止画面記憶回路3
8の1画面分の読み出しが完了すると、画面読出完了検
知回路44に信号を入れて独立電源36の電源をオフに
する。本実施例では、アドレスIC90とドライバIC
82が駆動パルス発生装置14の役割を受け持っている
が、多色表示装置20の構成や駆動手段については種々
の方式があり、アドレスコードや色データビットの構成
も多様である。上記はその一実施例を示したものであ
る。
レスの色データ512ビットを選択し、いったんすべて
の色データを記憶し、第1段の色表示素子x1 y1 〜x
16y1 をドライバIC82によって順次に駆動する。同
様に、第2段〜第16段のx16y16まで駆動すれば1つ
のユニットの画面が完了する。以下、同様にして70ユ
ニット分の色データを静止画面記憶回路38から順次に
読み出し、希望の画面が完了する。静止画面記憶回路3
8の1画面分の読み出しが完了すると、画面読出完了検
知回路44に信号を入れて独立電源36の電源をオフに
する。本実施例では、アドレスIC90とドライバIC
82が駆動パルス発生装置14の役割を受け持っている
が、多色表示装置20の構成や駆動手段については種々
の方式があり、アドレスコードや色データビットの構成
も多様である。上記はその一実施例を示したものであ
る。
【0028】図5(B)は、図5(A)に順次駆動パル
ス発生装置42を挿入した他の実施例である。順次読出
回路40の出力信号は、多色表示装置の特定の色表示素
子1個に対してアドレスコードとその色データビットを
持ち、ユニットアドレス7ビットと、色表示素子アドレ
ス8ビットと、色データ2ビットの計17ビットで構成
される。色データが(青)であると、順次駆動パルス発
生装置42が自己の回路内で(黄)(赤)(白)(青)
の順で駆動パルスを発生し、同じ8ビットの色表示素子
アドレスを毎回つけてアドレスIC90に送り込む。こ
の方式であれば、図5(A)で説明したアドレスIC9
0内の512ビットの記憶回路は不要である。
ス発生装置42を挿入した他の実施例である。順次読出
回路40の出力信号は、多色表示装置の特定の色表示素
子1個に対してアドレスコードとその色データビットを
持ち、ユニットアドレス7ビットと、色表示素子アドレ
ス8ビットと、色データ2ビットの計17ビットで構成
される。色データが(青)であると、順次駆動パルス発
生装置42が自己の回路内で(黄)(赤)(白)(青)
の順で駆動パルスを発生し、同じ8ビットの色表示素子
アドレスを毎回つけてアドレスIC90に送り込む。こ
の方式であれば、図5(A)で説明したアドレスIC9
0内の512ビットの記憶回路は不要である。
【0029】図6は、本発明の静止画面記憶回路のメモ
リマップである。多色表示装置は図10のユニット構成
を使用するものとして説明する。本実施例では、静止画
面記憶回路38が図に示す画面1〜4の4つの表示を持
ち、画面アドレスは、22 =4で2ビット、前述のごと
く一つの画面のユニットアドレスはX1 Y1 〜X10Y7
の70個で7ビット、色データはx1 y1 〜x16y16の
256素子、各4色で512ビット、したがって、画面
1に要するビット数は(2+7+512)×70ユニッ
ト=36,470ビットである。画面1から画面2への
切り替えは、画面読出完了検知回路44に計数回路を持
たせ、36,470ビット目の最終パルスを検出して独
立電源36をオフにするようにするか、または最終パル
スの検出で順次読出回路40の読み出しを一時中断し、
例えば1時間だけ画面1を表示し、1時間後に計数回路
を36,471ビット目から再スタートさせて画面2の
表示を行う。以下、同様に図示のビット番号に従ってサ
イクリックに画面1〜4を切り替え表示することが可能
である。すべての表示が完了すると、画面読出完了検知
回路44は独立電源36の電源をオフにする。
リマップである。多色表示装置は図10のユニット構成
を使用するものとして説明する。本実施例では、静止画
面記憶回路38が図に示す画面1〜4の4つの表示を持
ち、画面アドレスは、22 =4で2ビット、前述のごと
く一つの画面のユニットアドレスはX1 Y1 〜X10Y7
の70個で7ビット、色データはx1 y1 〜x16y16の
256素子、各4色で512ビット、したがって、画面
1に要するビット数は(2+7+512)×70ユニッ
ト=36,470ビットである。画面1から画面2への
切り替えは、画面読出完了検知回路44に計数回路を持
たせ、36,470ビット目の最終パルスを検出して独
立電源36をオフにするようにするか、または最終パル
スの検出で順次読出回路40の読み出しを一時中断し、
例えば1時間だけ画面1を表示し、1時間後に計数回路
を36,471ビット目から再スタートさせて画面2の
表示を行う。以下、同様に図示のビット番号に従ってサ
イクリックに画面1〜4を切り替え表示することが可能
である。すべての表示が完了すると、画面読出完了検知
回路44は独立電源36の電源をオフにする。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、停電したときでも、電
池などの小さな電源を使って多色表示装置の表示画面を
任意の静止画面に書き替え、継続的に表示することがで
きる。受光型素子を使用することによって消費電力はゼ
ロで、停電中でも緊急メッセージの表示や、広告、案内
板として利用範囲が広い。
池などの小さな電源を使って多色表示装置の表示画面を
任意の静止画面に書き替え、継続的に表示することがで
きる。受光型素子を使用することによって消費電力はゼ
ロで、停電中でも緊急メッセージの表示や、広告、案内
板として利用範囲が広い。
【図1】本発明の構成を示す第1のブロック図である。
【図2】停電したときに色表示体を指定色位置に360
度回転させる本発明の説明図である。
度回転させる本発明の説明図である。
【図3】本発明の構成を示す第2のブロック図である。
【図4】停電したときに色表示体を指定色に位置に回転
角度をあらかじめ決めて回転させる本発明の説明図であ
る。
角度をあらかじめ決めて回転させる本発明の説明図であ
る。
【図5】本発明の色データの流れを示す説明図である。
【図6】本発明の静止画面記憶回路のメモリマップであ
る。
る。
【図7】多色表示装置の表示画面を構成する色表示素子
の一実施例の分解斜視図である。
の一実施例の分解斜視図である。
【図8】色表示ユニットの正面斜視図である。
【図9】図8の色表示ユニットの裏面斜視図である。
【図10】図8の色表示ユニットをマトリクス状に多数
個配列した多色表示装置である。
個配列した多色表示装置である。
【図11】磁石とステータの励磁状態を示す説明図であ
る。
る。
【図12】図11の駆動パルスの説明図である。
14 駆動パルス発生装置 20 多色表示装置 32 検知回路 34 電源切替回路 36 独立電源 38 静止画面記憶回路 40 順次読出回路 42 順次駆動パルス発生装置 43 停電画面記憶回路 44 画面読出完了検知回路 46 色比較回路 50 色表示素子 70a〜d ステータ 76 磁石 78 色表示体 100 色表示ユニット
フロントページの続き (72)発明者 都筑 明 東京都小金井市前原町5丁目6番12号 株 式会社テイ・アイ・シイ・シチズン小金井 工場内 (72)発明者 柳川 芳彦 埼玉県所沢市大字下富字武野840番地 シ チズン時計株式会社技術研究所内
Claims (9)
- 【請求項1】 多色に塗り分けられた色表示体の回転軸
芯に磁石を固定して回転自在に支持し、磁石を取囲むス
テータ、磁芯、およびコイルによってステップモータを
構成し、該ステップモータを前記色表示体が覆って回転
する構造を有する色表示素子を複数個マトリクス状に配
列した多色表示装置と、 色表示素子を駆動する駆動パルス発生装置と、 商用電源を入力とする直流電源装置と、 直流電源装置の電力オフを検知する検知回路と、 検知回路の信号出力によって直流電源装置を他の電源に
切り替える電源切替回路と、 電源切替回路によって電源がオンになる独立電源と、 停電中に前記多色表示装置に表示する画面の色データを
記憶してある静止画面記憶回路と、 静止画面記憶回路の1画面分の色データを分割して読み
出す順次読出回路と、 順次読出回路によって指定される色表示素子を駆動する
順次駆動パルス発生装置、または駆動パルス発生装置
と、 静止画面記憶回路の1画面分の読み出し完了を検知する
画面読出完了検知回路と、 によって構成されることを特徴とした停電時の表示切替
回路を有する多色表示装置。 - 【請求項2】 多色に塗り分けられた色表示体の回転軸
芯に磁石を固定して回転自在に支持し、磁石を取囲むス
テータ、磁芯、およびコイルによってステップモータを
構成し、該ステップモータを前記色表示体が覆って回転
する構造を有する色表示素子を複数個マトリクス状に配
列した多色表示装置と、 色表示素子を駆動する駆動パルス発生装置と、 商用電源を入力とする直流電源装置と、 直流電源装置の電力オフを検知する検知回路と、 検知回路の信号出力によって直流電源装置を他の電源に
切り替える電源切替回路と、 電源切替回路によって電源がオンになる独立電源と、 停電中に前記多色表示装置に表示する画面の色データを
記憶してある静止画面記憶回路と、 停電した瞬間に多色表示装置の色データを記憶する停電
画面記憶回路と、 静止画面記憶回路、および停電画面記憶回路の1画面分
の色データを分割して読み出す順次読出回路と、 順次読出回路で読み出された2つの色データを比較する
色比較回路と、 色比較回路の出力信号を受け、指定される色表示素子を
指定回転角度に駆動する順次駆動パルス発生装置、また
は駆動パルス発生装置と、 静止画面記憶回路の1画面分の読み出し完了を検知する
画面読出完了検知回路と、 によって構成されることを特徴とした停電時の表示切替
回路を有する多色表示装置。 - 【請求項3】 独立電源は、多色表示装置を構成する複
数の色表示素子を1個、または複数個ずつ順次に繰り返
し駆動できる電力容量を有する電池によって構成されて
いることを特徴とした請求項1、または請求項2記載内
の停電時の表示切替回路を有する多色表示装置。 - 【請求項4】 独立電源は、多色表示装置を構成する複
数の色表示素子を1個、または複数個ずつ順次に繰り返
し駆動できる電力容量を有する商用電源とは別系統の発
電装置によって構成されていることを特徴とした請求項
1、または請求項2記載内の停電時の表示切替回路を有
する多色表示装置。 - 【請求項5】 静止画面記憶回路は、多色表示装置の全
画面の色データを複数画面分有する記憶回路によって構
成され、画面読出完了検知回路の出力信号によって前記
複数画面が書き替えられる手段を有することを特徴とし
た請求項1、または請求項2記載内の停電時の表示切替
回路を有する多色表示装置。 - 【請求項6】 独立電源は、画面読出完了検知回路の出
力信号によって電源がオフにされる手段を有することを
特徴とする請求項1、または請求項2記載内の停電時の
表示切替回路を有する多色表示装置。 - 【請求項7】 多色に塗り分けられた色表示体の回転軸
芯に磁石を固定して回転自在に支持し、磁石を取囲むス
テータ、磁芯、およびコイルによってステップモータを
構成し、該ステップモータを前記色表示体が覆って回転
する構造を有する色表示素子を複数個マトリクス状に配
列した多色表示装置と、 色表示素子を駆動する駆動パルス発生装置と、 商用電源を入力とする直流電源装置と、 直流電源装置の電力オフを検知する検知回路と、 検知回路の信号出力によって直流電源装置を他の電源に
切り替える電源切替回路と、 電源切替回路によって電源がオンになる独立電源と、 停電中に前記多色表示装置に表示する画面の色データを
記憶してある静止画面記憶回路と、 静止画面記憶回路の1画面分の色データを分割して読み
出す順次読出回路と、 順次読出回路によって指定される色表示素子を駆動する
順次駆動パルス発生装置、または駆動パルス発生装置
と、 静止画面記憶回路の1画面分の読み出し完了を検知する
画面読出完了検知回路と、 によって構成され、 順次駆動パルス発生装置の順次駆動パルスは、複数の駆
動パルスをコイルに繰り返し印加する手段によって、色
表示体を360度以上回転させる構成にしてあることを
特徴とした停電時の表示切替回路を有する多色表示装置
の表示方法。 - 【請求項8】 多色に塗り分けられた色表示体の回転軸
芯に磁石を固定して回転自在に支持し、磁石を取囲むス
テータ、磁芯、およびコイルによってステップモータを
構成し、該ステップモータを前記色表示体が覆って回転
する構造を有する色表示素子を複数個マトリクス状に配
列した多色表示装置と、 色表示素子を駆動する駆動パルス発生装置と、 商用電源を入力とする直流電源装置と、 直流電源装置の電力オフを検知する検知回路と、 検知回路の信号出力によって直流電源装置を他の電源に
切り替える電源切替回路と、 電源切替回路によって電源がオンになる独立電源と、 停電中に前記多色表示装置に表示する画面の色データを
記憶してある静止画面記憶回路と、 静止画面記憶回路の1画面分の色データを分割して読み
出す順次読出回路と、 順次読出回路によって指定される色表示素子を駆動する
順次駆動パルス発生装置、または駆動パルス発生装置
と、 静止画面記憶回路の1画面分の読み出し完了を検知する
画面読出完了検知回路と、 によって構成され、 駆動パルス発生装置の順次駆動パルスは、色表示体を3
60度以上回転させる波形の連続によって構成してある
ことを特徴とした停電時の表示切替回路を有する多色表
示装置の表示方法。 - 【請求項9】 多色に塗り分けられた色表示体の回転軸
芯に磁石を固定して回転自在に支持し、磁石を取囲むス
テータ、磁芯、およびコイルによってステップモータを
構成し、該ステップモータを前記色表示体が覆って回転
する構造を有する色表示素子を複数個マトリクス状に配
列した多色表示装置と、 色表示素子を駆動する駆動パルス発生装置と、 商用電源を入力とする直流電源装置と、 直流電源装置の電力オフを検知する検知回路と、 検知回路の信号出力によって直流電源装置を他の電源に
切り替える電源切替回路と、 電源切替回路によって電源がオンになる独立電源と、 停電中に前記多色表示装置に表示する画面の色データを
記憶してある静止画面記憶回路と、 静止画面記憶回路の1画面分の色データを分割して読み
出す順次読出回路と、 順次読出回路によって指定される色表示素子を駆動する
順次駆動パルス発生装置、または駆動パルス発生装置
と、 静止画面記憶回路の1画面分の読み出し完了を検知する
画面読出完了検知回路と、 によって構成され、 多色表示装置では、順次読出回路の読み出し順番により
1個、または複数個の色表示素子を同時に駆動し、順次
1画面分を切り替える構成であることを特徴とした停電
時の表示切替回路を有する多色表示装置の表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33374397A JPH11153972A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 停電時の表示切替回路を有する多色表示装置および表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33374397A JPH11153972A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 停電時の表示切替回路を有する多色表示装置および表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11153972A true JPH11153972A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18269472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33374397A Pending JPH11153972A (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 停電時の表示切替回路を有する多色表示装置および表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11153972A (ja) |
-
1997
- 1997-11-19 JP JP33374397A patent/JPH11153972A/ja active Pending
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