JPH11146013A - パケットバッファ装置及びパケット廃棄制御方法 - Google Patents

パケットバッファ装置及びパケット廃棄制御方法

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JPH11146013A
JPH11146013A JP30264097A JP30264097A JPH11146013A JP H11146013 A JPH11146013 A JP H11146013A JP 30264097 A JP30264097 A JP 30264097A JP 30264097 A JP30264097 A JP 30264097A JP H11146013 A JPH11146013 A JP H11146013A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力ポートの平均的利用率を低下させるgl
obal synchronizationを抑止する
ことができ、なおかつ単純な実装で耐故障性を実現でき
るパケットバッファ装置を提供すること。 【解決手段】 グループ別に分類されるパケットを一時
的にパケットバッファに蓄積し、処理するパケットバッ
ファ装置であって、前記パケットバッファ内の蓄積状態
を監視し、前記パケットバッファ内の蓄積状態が第1の
条件を満たすものとなった場合に、パケットを廃棄すべ
きグループを選択し、この選択されたグループについて
の前記パケットバッファ内の蓄積状態が第2の条件を満
たすものとなるまで、該グループに属するパケットを廃
棄することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、パケット通信網
の網構成要素であるパケットバッファ装置及びそのパケ
ット廃棄制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットは、数多くのネットワー
クや端末間で通信できる基盤情報網として知られてい
る。このインターネットはIPパケットと呼ばれるパケ
ットを通信するパケット通信網である。一方、ATM通
信網は、通信品質の保証を行うことのできるディジタル
広帯域公衆網の実現方式として期待されているが、これ
もまたセルと呼ばれる固定長のパケットを通信する一種
のパケット通信網である。このように、パケット通信は
有望な通信技術として広く認められており、さまざまな
機関で研究開発が精力的に進められている。
【0003】パケット通信では、送信元端末がパケット
の送信速度を変化させることによりネットワーク内の回
線の使用率を変更することができる。そのため一つの回
線の帯域資源を複数の端末が有効に共用することができ
るという利点がある。つまり、回線を他のものが使用し
ていない場合には、その回線速度を1つの端末が独占で
き、多数の端末が同時に使用する場合には、その回線速
度を多数の端末で分割して共用することができる。
【0004】このような利点を積極的に利用するために
は、回線の混雑度に応じてパケットの送信元端末がパケ
ットの送信速度を適応的に変化させることが重要であ
る。これを実現するプロトコルの1つに例えばTCPと
呼ばれるものがある。TCPはIPパケットを送受信す
る端末で動作し、回線の混雑度をIPパケットの廃棄に
よって間接的に知り、IPパケットの送信速度を変化さ
せる。
【0005】回線の混雑あるいは輻輳は主にパケット網
内のパケットバッファ装置において発生する。パケット
バッファ装置とは、具体的にはインターネットのルータ
装置やATM通信網のATMスイッチ装置などが代表的
である。パケットバッファ装置における輻輳は、複数の
入力ポートから入力したパケットが同時に1つの出力ポ
ートへ向かう場合や、出力ポートの出力速度が入力ポー
トの合計速度よりも小さな場合に発生する。また例えば
出力ポートがイーサネットに接続され、そのイーサネッ
トに大きな負荷がかかっている場合などにも輻輳が発生
する。さらにまたルータにおいて各パケットの経路を決
定する処理に比べてパケットの到着速度が速くなった場
合などにも輻輳が発生する。これらの混雑あるいは輻輳
によって出力ポートに出力ができなかったパケットはパ
ケットバッファ装置内のバッファに一時的に蓄積される
が、蓄積しているパケットの量が多くなるとパケットを
廃棄しなければならなくなる。
【0006】端末にTCPなどのプロトコルが実装され
ている場合には、パケットが廃棄されたことを検出する
と送信側の端末はパケットの送信速度を下げる。これに
よって輻輳が解消され、パケットバッファ装置のバッフ
ァに再び余裕ができる。端末は、パケットが廃棄されず
に転送されるとわかると再び転送速度を上げ、回線を有
効に利用しようとする。このように一般的には端末は転
送速度を上げたり下げたりすることを繰り返す。
【0007】端末がパケットを送出する速度が速くなる
ほど、または送信端末と受信端末の距離が遠くなるほ
ど、パケットバッファ装置においてパケットが廃棄され
てからそのパケットバッファ装置のパケット入力速度が
低下するまでの期間に到着するパケットの量が多くな
る。
【0008】従来のパケットバッファ装置は、蓄積して
いるパケットの量をしきい値と比較し、到着したパケッ
トを廃棄するかどうかを決定していた。この場合、最初
のパケットが廃棄されてからパケット入力速度が低下す
るまでの間、ずっとパケットバッファ装置の蓄積パケッ
ト量はしきい値付近に留まることになる。
【0009】この従来のパケットバッファ装置は、蓄積
パケット量がしきい値付近に滞在している期間に到着す
るパケット量が多いため、この期間に到着するフローの
全てがほぼ同時にパケット廃棄を経験することになり、
結果的に全ての送信端末が同時に送信速度を下げる結果
になってしまう。この現象はglobal synch
ronization現象として知られており、出力ポ
ートの利用率を低下させる原因となっていた。
【0010】この問題点を解消する手法として、Sal
ly FloydとVan Jacobsonが“Ra
ndom Early Detection Gate
ways for Congestion Avoid
ance”,IEEE/ACM Transactio
ns on Networking,vol.1,n
o.4,August 1993.で提案しているRE
Dがある。REDは平均蓄積パケット量に応じた確率で
ランダムに到着パケットを廃棄する手法である。ランダ
ムにパケットを廃棄するためglobal synch
ronizationを防止する効果がある。
【0011】しかしながら、REDでは廃棄を検出して
も送信速度を下げない端末が存在する場合にはその端末
の影響で他の端末のスループットが不公平に低下してし
まう欠点がある。REDには一部の端末の影響を受けず
にその他の端末に適正なサービスを提供し続けるという
耐故障性がなかった。
【0012】また、Juha HeinanenとKa
levi KilkkiがFairBuffer Al
location(FBA)と呼ばれる手法を提案して
いる。FBAは、バッファ領域をフロー毎に公平に割り
当てる手法である。他のフローよりも多くのバッファを
占有しているフローのパケットから廃棄していくアルゴ
リズムであるため、FBAもやはりglobal sy
nchronizationの発生を抑止する効果があ
る。さらに耐故障性もある。
【0013】しかしながら、FBAではコネクション毎
に割り当てる最大使用可能バッファ量を計算するために
全バッファ容量をコネクション数で割るなどの複雑な演
算を行う必要があり、実装が複雑になるという問題点が
あった。特に高速動作が要求されるパケットバッファ装
置では実現が難しかった。
【0014】以上のように、従来のパケットバッファ装
置では、輻輳状態と輻輳でない状態が周期的に繰り返さ
れ、結果として回線のスループットが低下してしまうと
いう問題点があり、これまでに提案された改善方法では
一部の端末の影響で他の端末のスループットが不公平に
低下してしまう欠点や、実装が複雑になるという問題点
があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
のパケットバッファ装置は、輻輳状態と輻輳でない状態
が周期的に繰り返され、結果として回線のスループット
が低下してしまうという問題点があり、これまでに提案
された改善方法では一部の端末の影響で他の端末のスル
ープットが不公平に低下してしまう欠点や、実装が複雑
になるという問題点があった。
【0016】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、出力ポートの平均的利用率を低下させるglob
al synchronizationを抑止すること
ができ、なおかつ単純な実装で耐故障性を実現できるパ
ケットバッファ装置及びパケット廃棄制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
グループ別に分類されるパケットを一時的に蓄積し、処
理するパケットバッファ装置であって、入力されたパケ
ットを一時的に蓄積するパケット蓄積手段と、このパケ
ット蓄積手段内の輻輳状態が第1の条件を満たすものと
なった場合に、パケットを廃棄すべきグループを選択す
る手段と、この選択されたグループについての前記パケ
ット蓄積手段内の輻輳状態が第2の条件を満たすものと
なるまで、該グループに属するパケットを廃棄する手段
とを備えたことを特徴とする。
【0018】好ましくは、前記選択する手段は、前記パ
ケット蓄積手段内の輻輳状態が前記第1の条件を満たす
ものとなった際にもしくは後に到着したパケットの属す
るグループを選択するようにしてもよい。
【0019】好ましくは、前記廃棄する手段は、選択さ
れたグループに属するパケットについて到着したものを
廃棄するようにしてもよい。好ましくは、前記第1の条
件は複数のグループについての前記パケット蓄積手段内
の合計パケット蓄積量が第1のしきい値を越えた場合で
あるようにしてもよい。
【0020】好ましくは、前記第2の条件は前記選択さ
れたグループについての前記パケット蓄積手段内のパケ
ット蓄積量が第2のしきい値を下回る場合であるように
してもよい。
【0021】好ましくは、前記グループは、前記パケッ
トのヘッダ情報に基づいて分類されるものであるように
してもよい。本発明(請求項7)は、グループ別に分類
されるパケットを一時的に蓄積し、処理するパケットバ
ッファ装置であって、入力されたパケットを一時的に蓄
積するパケット蓄積手段と、このパケット蓄積手段内の
グループ個別の蓄積パケット量および複数のグループを
合わせた蓄積パケット量を管理する手段と、各グループ
毎にそのグループが選択されているか否かを示すフラグ
を記憶する手段と、前記複数のグループを合わせた蓄積
パケット量が第1のしきい値を越えた場合に、そのとき
到着したパケットの属するグループの前記フラグを選択
されていることを示す状態にする手段と、選択されてい
ることを示すフラグを有するグループに属するパケット
が到着した場合に、この到着したパケットを廃棄する手
段と、選択されていることを示すフラグを有するグルー
プ個別の前記蓄積パケット量が第2のしきい値を下回っ
た場合に、そのグループの前記フラグを選択されていな
いことを示す状態にする手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0022】本発明(請求項8)は、グループ別に分類
されるパケットを一時的にパケット蓄積手段に蓄積し、
処理するパケットバッファ装置におけるパケット廃棄制
御方法であって、前記パケット蓄積手段内の輻輳状態を
監視し、前記パケット蓄積手段内の輻輳状態が第1の条
件を満たすものとなった場合に、パケットを廃棄すべき
グループを選択し、この選択されたグループについての
前記パケット蓄積手段内の輻輳状態が第2の条件を満た
すものとなるまで、該グループに属するパケットを廃棄
することを特徴とする。
【0023】本発明(請求項9)は、グループ別に分類
されるパケットを一時的にパケット蓄積手段に蓄積し、
処理するパケットバッファ装置におけるパケット廃棄制
御方法であって、前記パケット蓄積手段内のグループ個
別の蓄積パケット量および複数のグループを合わせた蓄
積パケット量を管理し、前記複数のグループを合わせた
蓄積パケット量が第1のしきい値を越えた場合に、その
とき到着したパケットの属するグループに対して記憶さ
れている該グループが選択されているか否かを示すフラ
グを、選択されていることを示す状態にし、選択されて
いることを示すフラグを有するグループに属するパケッ
トが到着した場合に、この到着したパケットを廃棄し、
選択されていることを示すフラグを有するグループ個別
の前記蓄積パケット量が第2のしきい値を下回った場合
に、そのグループの前記フラグを選択されていないこと
を示す状態にすることを特徴とする。
【0024】本発明によれば、「パケットを廃棄すべき
グループ」として選ばれた(登録された)グループのパ
ケットを選択的に廃棄するため、他のグループの送信端
末は送信速度を下げずにすみ、global sync
hronizationが発生しにくい。なおかつ、送
信端末等が輻輳状態に適切に応じないフロー等のグルー
プでも公平に選ばれ(登録され)パケット廃棄されるこ
とにより、耐故障性を実現できる。さらに、この制御は
単純なしきい値比較等の処理により可能であるので実現
も容易である。
【0025】なお、上記の装置に係る発明は方法に係る
発明としても成立し、方法に係る発明は装置に係る発明
としても成立する。また、上記の発明は、相当する手順
あるいは手段をコンピュータに実行させるためのプログ
ラムを記録した機械読取り可能な媒体としても成立す
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
形態を説明する。最初に、本実施形態に係るパケットバ
ッファ装置に設ける基本的な機能について説明する。
【0027】本実施形態では、到着したパケットを一旦
蓄積した後に送出するパケットバッファに対するパケッ
ト廃棄に関する制御を行う。本実施形態では、そのため
に、以下のような機能を設ける。
【0028】(1)第1に、本実施形態では、パケット
バッファ装置に、所定の基準に従って選択した1つある
いは複数のグループを、「パケットを廃棄すべきグルー
プ」として登録管理する機能を設ける。
【0029】ここでの「グループ」とは、ATM通信の
場合、例えば仮想コネクションであり、ヘッダのVP
I、VCIと呼ばれる領域を参照することによって知る
ことができる。IP通信の場合、例えばフローであり、
例えば宛先のアドレス、プロトコル識別子、ポート番
号、および送信元のアドレス、プロトコル識別子、ポー
ト番号の組で識別される。グループと仮想コネクション
もしくはフローとは1対1に対応している必要はなく、
例えばデスティネーションアドレスをhashと呼ばれ
る手法で6ビットに圧縮し64個のグループに分類する
ようにしてもよい。
【0030】「パケットを廃棄すべきグループ」の登録
管理は、グループ毎に「パケットを廃棄すべきグルー
プ」であるか否かを示すフラグを設けたテーブルとして
管理してもよいし、「パケットを廃棄すべきグループ」
とするグループの識別情報を登録したリストを作成して
管理しても良い。
【0031】(2)第2に、本実施形態では、パケット
バッファ装置に、複数のグループ全体として輻輳(基準
以上の混雑)が生じたか否かを監視し、輻輳が生じたと
判断された場合には、到着したパケットのグループおよ
びパケットバッファ内に蓄積されているパケットの属す
るグループの中から選択した1つのグループを、「パケ
ットを廃棄すべきグループ」に追加登録する機能を設け
る。
【0032】輻輳が生じたかどうかの判断は、簡単な方
法としては、複数のグループ全体の蓄積パケット量が
「しきい値」を越えているかどうかを調べることで可能
である。蓄積パケット量として、パケットの数を管理す
るか、パケットの長さの合計を管理するかは、網のリソ
ース管理ポリシーに依存して適宜選択すればよく、いず
れによっても同等の効果を得ることができる。
【0033】蓄積パケット量としては、各時点における
蓄積パケット量を用いてもよいが、いわゆる移動指数平
均(TCPのRound Trip Timeを計算す
るときなどに使用される平均の計算方法)などを用い
て、時間的に平均をとった量を用いても良い。平均をと
ることでバースト性を持つパケットの到着による誤動作
を抑制することができる。
【0034】また、輻輳が生じたかどうかの判断には、
上記の蓄積パケット量による方法の他にも、入力パケッ
トレートを測定する方法など、種々の方法を用いること
ができる。
【0035】次に、輻輳が生じた際に、どのグループを
「パケットを廃棄すべきグループ」として選択するかに
ついても種々の方法を用いることができる。原理的には
グループ間で不公平が発生しないように選択する方法を
採用するものとする。
【0036】簡単な方法として、そのとき到着したパケ
ットのグループを「パケットを廃棄すべきグループ」と
して選択するようにしてもよい。この方法によれば、各
グループの選択される確率は到着レートに依存するの
で、大きな到着レートのグループほど選択されやすくな
り、通信レート割り当ての公平化が期待できる。
【0037】別の方法としては、例えば、パケットバッ
ファ内のグループ毎の蓄積パケット量の多いものを選択
する方法、グループ毎の到着レートの多いものを選択す
る方法、ランダムに選択する方法、ラウンドロビンで選
択する方法などを用いてもよい。
【0038】なお、「パケットを廃棄すべきグループ」
に加えるグループを選択する際に、パケットバッファ内
のグループ毎の蓄積パケット量が少ないものや、グルー
プ毎の到着レートの小さいものを選択しないようにすれ
ば、特定のフローにかたよって輻輳通知を行ってしまう
ことを避けることができる。
【0039】(3)第3に、本実施形態では、パケット
バッファ装置に、「パケットを廃棄すべきグループ」の
パケットを、予め定められた廃棄アルゴリズムに基づい
て廃棄し、その後、そのグループを「パケットを廃棄す
べきグループ」から削除する機能を設ける。
【0040】廃棄アルゴリズムの簡単な方法として、到
着したパケットの属するグループを調べ、それが「パケ
ットを廃棄すべきグループ」として登録されているもの
である場合には、該パケットをパケットバッファへは入
れずに廃棄するようにしてもよい。
【0041】他の方法としては、到着したパケットの属
するグループを調べ、それが「パケットを廃棄すべきグ
ループ」として登録されているものである場合には、到
着した該パケット自体はパケットバッファへ格納する
が、その代わりにパケットバッファ内に蓄積されている
同一グループに属するパケットの1つをランダムにまた
は最も古いものから廃棄する方法を用いてもよい。ま
た、この場合において、1つのパケットを廃棄するので
はなく、パケットバッファ内に蓄積されている同一グル
ープに属するすべてのパケットを廃棄するようにしても
よい。
【0042】さらには、一旦輻輳が生じたら、パケット
バッファ内に蓄積されている「パケットを廃棄すべきグ
ループ」に属するすべてのパケットを廃棄するようにし
てもよい。
【0043】次に、グループを「パケットを廃棄すべき
グループ」から削除する条件としては、例えば、そのグ
ループのパケットバッファ内のパケット量が「しきい
値」よりも小さくなったことや、そのグループの観測さ
れた到着レ−トが「しきい値」よりも小さくなったこと
を判定すればよい。また、グループが「パケットを廃棄
すべきグループ」に登録されてから、ある一定量のパケ
ット(例えば登録時の蓄積パケット量分のパケット)が
パケットバッファから出力されたならばそのグループを
「パケットを廃棄すべきグループ」から削除するような
方法でもよい。
【0044】以下では、上記のような基本機能を持った
より詳しいパケットバッファ装置の実施形態について説
明する。図1に、本実施形態に係るパケットバッファ装
置の構成例を示す。
【0045】本パケットバッファ装置は、パケットバッ
ファ2、グループ識別部4、廃棄判定部6、管理テーブ
ル8を備えている。パケットバッファ2は、到着したパ
ケットを一旦蓄積した後に送出する。
【0046】グループ識別部4は、本パケットバッファ
装置にパケットが到着すると、該パケットのヘッダを参
照することによって、該パケットの属するグループを求
める。グループについては、前述したとおりである。
【0047】管理テーブル8には、グループ毎に、その
グループiが「パケットを廃棄すべきグループ」である
か否かを示すフラグFlagiと、そのグループに属す
るパケットについての蓄積パケット量(パケット数また
はデータ量)を示すカウンタ値Cntiを記憶する。な
お、FlgiとCntiにおけるiはグループを示す変
数とする。
【0048】ここでは、管理テーブルを用いたが、前述
したようにリストを作成して管理しても良い。廃棄判定
部6は、概略的には、パケットバッファ2に対するパケ
ットの入出力を監視して「パケットを廃棄すべきグルー
プ」の設定/解除を行うとともに、パケットバッファ2
に対して「パケットを廃棄すべきグループ」の指示を与
える。
【0049】廃棄判定部6内には、全グループの蓄積パ
ケット量の総和を示すカウンタ値CntA(図中の6
1)、このカウンタ値CntAの比較対象となる第1の
しきい値ThrA(図中の62)と、グループ毎の蓄積
パケット量(カウンタ値Cnti)の比較対象となる第
2のしきい値Thr(図中の63)が記憶される。
【0050】第1のしきい値ThrAはグループ毎フラ
グFlgiをマークするために用いられ、第2のしきい
値Thrはグループ毎フラグFlgiのマークを解除す
るために用いられる。なお、第2のしきい値Thrは、
0に近い値に設定すると好ましい。
【0051】グループiの蓄積パケット量Cntiは、
パケットバッファ2へグループiに属するパケットが入
力する際に、パケット数“1”またはそのパケットのデ
ータ長(例えばビット長)をインクリメントし、パケッ
トバッファ2からグループiに属するパケットが出力す
る際に、パケット数“1”またはそのパケットのデータ
量をデクリメントすることにより、求めることができ
る。
【0052】全グループの蓄積パケット量の総和Cnt
Aは、パケットバッファ2へパケットが入力する際に、
パケット数“1”またはそのパケットのデータ長をイン
クリメントし、パケットバッファ2からパケットが出力
する際に、パケット数“1”またはそのパケットのデー
タ量をデクリメントすることにより、求めることができ
る。CntAは、グループiの蓄積パケット量Cnti
の総和をとることによっても求めることができる。
【0053】なお、パケットバッファ2は、WFQ(W
eighted Fair Queueing)のよう
にパケットをグループ毎に蓄積するものである場合で
も、FIFO(First Input First
Output)のようにグループ毎に蓄積しないもので
ある場合でも本発明は適用可能である。
【0054】次に、本実施形態に係るパケットバッファ
装置の動作について説明する。ここでは、パケット量を
パケット個数でカウント場合について示す。図2に、本
パケットバッファ装置のパケット入力時の動作の一例を
示す。
【0055】グループiのパケットが到着したとき、ま
ず現在のグループiの蓄積パケット量を示すカウンタ値
Cntiを一時的にoldCntに保存するとともに、
全グループの蓄積パケット量の総和を示すカウンタCn
tAを一時的にoldCntAに保存する(ステップS
1)。続いてカウンタ値Cntiとカウンタ値CntA
をそれぞれ1づつインクリメントする(ステップS
2)。
【0056】次に、カウンタ値CntAと第1のしきい
値ThrAとを比較し、CntA>ThrAであった場
合には(ステップS3)、グループiのフラグFlgi
をマークする(ステップS4)。なお、フラグFlgi
をマークするとは、フラグFlgiを「パケットを廃棄
すべきグループ」であることを示す状態にすることであ
り、ここではフラグFlgiの内容を1にするものとす
る。
【0057】一方、ステップS3にてCntA>Thr
Aでなければ、ステップS4は実行せずに、ステップS
5に移る。続いて、もしフラグFlgiがマークされて
いた場合には(ステップS5)、到着したそのグループ
のパケットを廃棄し(ステップS7)、ステップS2に
てインクリメントしたカウンタ値Cntiとカウンタ値
CntAをそれぞれ元のoldCntとoldCntA
に戻す(ステップS8)。
【0058】一方、ステップS6にて、フラグFlgi
がマークされていなければ、その到着パケットをパケッ
トバッファ2へ蓄積する(ステップS6)。次に、イン
クリメント前のグループiの蓄積パケット量oldCn
tと第2のしきい値Thrとを比較し、oldCnt<
ThrまたはoldCnt=Thrであった場合には
(ステップS9)、グループiのフラグFlgiのマー
クを解除する(ステップS10)。なお、フラグFlg
iのマークを解除するとは、フラグFlgiを「パケッ
トを廃棄すべきグループ」ではないことを示す状態にす
ることであり、ここではフラグFlgiの内容を0にす
るものとする。
【0059】次に、図3に、本パケットバッファ装置の
パケット出力時の動作の一例を示す。グループiのパケ
ットを出力するとき、まず蓄積パケット量カウンタCn
tiとCntAの値を1づつデクリメントする(ステッ
プS11)。
【0060】次に、デクリメント後のグループiの蓄積
パケット量Cntiと第2のしきい値Thrとを比較
し、Cnti<ThrまたはCnti=Thrであった
場合には(ステップS12)、グループiのフラグFl
giのマークを解除する(ステップS13)。
【0061】なお、上記手順は種々に変更して実施する
ことが可能である。例えば、上記では、パケット量をパ
ケット個数でカウントしたが、パケット量をデータ量で
カウントする場合には、図2のステップS2では到着し
たパケットの長さ(データ長)の分だけインクリメント
し、図3のステップS11では到着したパケットの長さ
(データ長)の分だけデクリメントすればよい。
【0062】また、前述したように、蓄積パケット量と
しては、移動指数平均を用いてもよい。この場合、管理
テーブル8にグループ毎の移動指数平均の項目を付加
し、図2の手順ではステップS2の次に移動指数平均の
保存と更新を行う処理が挿入され、ステップS8の次に
移動指数平均を元に戻す処理が挿入され、ステップS3
とステップS9の判断では移動指数平均が比較対象とな
り、図3の手順では、ステップS11の次に移動指数平
均の更新を行う処理が挿入され、ステップS12の判断
では移動指数平均が比較対象となる。
【0063】また、上記手順では、そのとき到着したパ
ケットのグループを「パケットを廃棄すべきグループ」
として選択したが、前述したような他の方法をとること
も可能である。
【0064】また、輻輳が生じたかどうかの判断方法、
パケットの廃棄方法、グループを「パケットを廃棄すべ
きグループ」から削除する方法なども、それぞれ、前述
したような他の方法をとることも可能である。
【0065】以上のように、本実施形態に係るパケット
バッファ装置では、「パケットを廃棄すべきグループ」
としてマークされたグループの到着パケットを廃棄して
パケットバッファに空きを作るため、マークされていな
いグループのパケットが廃棄されにくくなる。どのグル
ープがマークされるかは公平に選ばれるため、結果的に
どのグループも公平にマークされてスループットを下
げ、その間は他のグループが高いスループットを保つこ
とができる。全てのグループが同時にマークされにくい
ことからglobal synchronizatio
nの問題が発生しにくく、全体のスループットは従来の
パケットバッファ装置よりも高くなるという利点があ
る。
【0066】また、本実施形態によれば、輻輳時にもか
かわらずレートを下げないグループが存在しても、マー
クされれば強制的に廃棄され続けパケットバッファに空
きを作るため、他のグループは高いスループットを保つ
ことができ、耐故障性があるということができる。
【0067】本実施形態では、複雑な数値演算は不要
で、単純にしきい値との比較のみで実現することができ
るため、実装が容易であるという利点がある。なお、本
実施形態によればパケットに廃棄優先度を持たせること
が可能である。例えば、高優先パケットと低優先パケッ
トの2種類のパケットが存在する場合、高優先パケット
のみを対象とするアルゴリズム(例えば図2および図
3)と、低優先パケットのみを対象とするアルゴリズム
(例えば図2および図3)とを同時に並行して動作さ
せ、低優先パケットのフラグをマークする条件を、高優
先パケットのフラグをマークする条件よりも早めになる
ようにすればよい。例えば、高優先パケットのフラグを
マークする条件として、高優先パケットの合計の蓄積パ
ケット量がしきい値を越えたときに、高優先パケットの
フラグをマークするようにするのに対して、低優先パケ
ットのフラグをマークする条件として、高優先パケット
と低優先パケットの合計の蓄積パケット量がしきい値を
越えたときに、低優先パケットのフラグをマークするよ
うにすれば、低優先パケット用アルゴリズムと高優先パ
ケット用アルゴリズムが同じしきい値設定であっても、
低優先パケットのフラグが先にマークされる。
【0068】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
ても実現可能である。また、上記した各手順あるいは手
段をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録
した機械読取り可能な媒体として実施することもでき
る。本発明は、上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、その技術的範囲において種々変形して実施する
ことができる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、パケットを廃棄すべき
グループとして選ばれたグループのパケットを選択的に
廃棄するため、他のグループの送信端末は送信速度を下
げずにすみ、global synchronizat
ionが発生しにくい。なおかつ、送信端末等が輻輳状
態に適切に応じないグループでも公平に選ばれパケット
廃棄されることにより、耐故障性を実現できる。さら
に、この制御は単純なしきい値比較等の処理により可能
であるので実現も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパケットバッファ装
置の構成例を示す図
【図2】同実施形態に係るパケットバッファ装置のパケ
ット入力時の動作の一例を示すフローチャート
【図3】同実施形態に係るパケットバッファ装置のパケ
ット出力時の動作の一例を示すフローチャート
【符号の説明】
2…パケットバッファ 4…グループ識別部 6…廃棄判定部 8…管理テーブル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グループ別に分類されるパケットを一時的
    に蓄積し、処理するパケットバッファ装置であって、 入力されたパケットを一時的に蓄積するパケット蓄積手
    段と、 このパケット蓄積手段内の輻輳状態が第1の条件を満た
    すものとなった場合に、パケットを廃棄すべきグループ
    を選択する手段と、 この選択されたグループについての前記パケット蓄積手
    段内の輻輳状態が第2の条件を満たすものとなるまで、
    該グループに属するパケットを廃棄する手段とを備えた
    ことを特徴とするパケットバッファ装置。
  2. 【請求項2】前記選択する手段は、前記パケット蓄積手
    段内の輻輳状態が前記第1の条件を満たすものとなった
    際にもしくは後に到着したパケットの属するグループを
    選択することを特徴とする請求項1に記載のパケットバ
    ッファ装置。
  3. 【請求項3】前記廃棄する手段は、選択されたグループ
    に属するパケットについて到着したものを廃棄すること
    を特徴とする請求項1または2に記載のパケットバッフ
    ァ装置。
  4. 【請求項4】前記第1の条件は複数のグループについて
    の前記パケット蓄積手段内の合計パケット蓄積量が第1
    のしきい値を越えた場合であることを特徴とする請求項
    1または2に記載のパケットバッファ装置。
  5. 【請求項5】前記第2の条件は前記選択されたグループ
    についての前記パケット蓄積手段内のパケット蓄積量が
    第2のしきい値を下回る場合であることを特徴とする請
    求項1に記載のパケットバッファ装置。
  6. 【請求項6】前記グループは、前記パケットのヘッダ情
    報に基づいて分類されるものであることを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれか1項に記載のパケットバッフ
    ァ装置。
  7. 【請求項7】グループ別に分類されるパケットを一時的
    に蓄積し、処理するパケットバッファ装置であって、 入力されたパケットを一時的に蓄積するパケット蓄積手
    段と、 このパケット蓄積手段内のグループ個別の蓄積パケット
    量および複数のグループを合わせた蓄積パケット量を管
    理する手段と、 各グループ毎にそのグループが選択されているか否かを
    示すフラグを記憶する手段と、 前記複数のグループを合わせた蓄積パケット量が第1の
    しきい値を越えた場合に、そのとき到着したパケットの
    属するグループの前記フラグを選択されていることを示
    す状態にする手段と、 選択されていることを示すフラグを有するグループに属
    するパケットが到着した場合に、この到着したパケット
    を廃棄する手段と、 選択されていることを示すフラグを有するグループ個別
    の前記蓄積パケット量が第2のしきい値を下回った場合
    に、そのグループの前記フラグを選択されていないこと
    を示す状態にする手段とを備えたことを特徴とするパケ
    ットバッファ装置。
  8. 【請求項8】グループ別に分類されるパケットを一時的
    にパケット蓄積手段に蓄積し、処理するパケットバッフ
    ァ装置におけるパケット廃棄制御方法であって、 前記パケット蓄積手段内の輻輳状態を監視し、 前記パケット蓄積手段内の輻輳状態が第1の条件を満た
    すものとなった場合に、パケットを廃棄すべきグループ
    を選択し、 この選択されたグループについての前記パケット蓄積手
    段内の輻輳状態が第2の条件を満たすものとなるまで、
    該グループに属するパケットを廃棄することを特徴とす
    るパケット廃棄制御方法。
  9. 【請求項9】グループ別に分類されるパケットを一時的
    にパケット蓄積手段に蓄積し、処理するパケットバッフ
    ァ装置におけるパケット廃棄制御方法であって、 前記パケット蓄積手段内のグループ個別の蓄積パケット
    量および複数のグループを合わせた蓄積パケット量を管
    理し、 前記複数のグループを合わせた蓄積パケット量が第1の
    しきい値を越えた場合に、そのとき到着したパケットの
    属するグループに対して記憶されている該グループが選
    択されているか否かを示すフラグを、選択されているこ
    とを示す状態にし、 選択されていることを示すフラグを有するグループに属
    するパケットが到着した場合に、この到着したパケット
    を廃棄し、 選択されていることを示すフラグを有するグループ個別
    の前記蓄積パケット量が第2のしきい値を下回った場合
    に、そのグループの前記フラグを選択されていないこと
    を示す状態にすることを特徴とするパケット廃棄制御方
    法。
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