JPH11145926A - 通信ネットワークにおける多重化標準不整合を検出する方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ネットワークにおける多重化標準不整合
を検出する方法及び装置を提供する。 【解決手段】 ディジタル・コミュニケーション・ファ
シリティの試験は、ＡＭＩ／Ｂ８ＺＳライン・コーディ
ング・不整合を有するファシリティを識別する。テスト
装置及び方法は、Ｂ８ＺＳコードを呼び出すために２つ
のチャネルにおよぶ一連の連続するゼロを生成すべく中
継線で隣接するチャネルにテスト・トーン信号を同時に
送信する。更に、テスト装置及び方法は、受信信号が所
定のしきい値から外れているかどうかを決定するため
に、発信信号と受信信号を比較する。外れている場合に
は、現行解析されたチャネルにはＡＭＩ／Ｂ８ＺＳ不整
合が存在することになる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、通信ネットワークにお
けるＡＭＩ及びＢ８ＺＳ回線符号化標準間の不整合のよ
うな、通信チャネルにおける信号方式不整合を検出する
ことに関する。

【０００２】

【従来の技術】電気通信の技術分野、特に長距離ネット
ワークでは、長距離ネットワーク・プロバイダたちは絶
えず自分たちの伝送媒体のトラフィック搬送容量を増加
させようと努めている。例えば、光ファイバー・ケ−ブ
ルが既知の撚り２本線又は銅線ケ−ブルに対して回線容
量を増加させてきているので、光ファイバー・ケーブル
は、ネットワ−ク局と他のネットワ−ク・エレメントと
を接続するためにますます使用されている。その結果、
より多数の局やネットワ−ク・エレメントが、従来のケ
ーブルと異なり、より少数の光ファイバーで接続でき
る。つまり各々の光ファイバー・ケーブルは、従来のケ
ーブルと異なり、非常に多数の中継線を扱うことができ
る。

【０００３】追加チャネルは、光ファイバー又は他のケ
ーブルで伝送された信号をディジタル化しかつ多重化す
ることにより光ファイバー又は他のケーブルで供給でき
る。例えば、１本のＴ−１中継線で２４のＤＳ−Ｏチャ
ネルを搬送できる。その２４のチャネルの各々は、各チ
ャネルに切目がない一連の８ビットバイトを供給するた
めに多重化される。音声は、日本と北アメリカで採用さ
れている既知のＭｕ−ｌａｗ標準のもとでディジタル化
されるかパルス符号変調（ＰＭＣ）される。Ｍｕ−ｌａ
ｗ標準のもとでは、ＰＣＭエンコーディング・アルゴリ
ズムは、各サンプルを８ビットにディジタル化し、した
がって６４Ｋ伝送速度を供給する（音声符号化の標準速
度は８Ｋサンプル／秒）。サンプルは、一般に符号（サ
イン）ビット、ナショナル・ロガリズミック・レンジを
指定する３ビット・セグメントと、そのレンジへの４ビ
ット・ステップ・オフセットで構成される。サンプルの
すべてのビットは、一般に、伝送前にインバート（反
転）される。

【０００４】適確にディジタル信号を送信と受信のノー
ド間で伝送するために、オルタネット・マーク・インバ
ージョン（交替マーク反転法）（ＡＭＩ）が使用され
る。ＡＭＩは、Ｔ−１またはＤＳ−１伝送システムのラ
イン・コーディング・フォーマットで、それによって連
続するもの（マーク）が交互にインバートされる（すな
わち、先行するマークの極性と反対の極性で送られ
る）。ゼロの長いストリングが伝送された場合、ＡＭＩ
は、ネットワークにおける送信と受信のノード間に適当
な同期を供給できない。従って、ＡＭＩを使用した電話
通信装置は、８つの連続したゼロのどんなストリングも
１チャネル毎に伝送されるのを妨げる。一般に、Ｔ−１
中継線で伝送される６フレーム毎にシグナリング情報が
含まれる（例えば、指定のチャネルはいまだにオフ・フ
ックであると知らせる情報など）。多くのテレコミュニ
ケーション・ネットワークのプロバイダは、ネットワー
クの加入者に１００パーセントのデータ伝送を供給する
ため、６４キロビット「クリア・チャネル」の供給に努
めている（例えば、ＩＳＤＮ中継回線）。そのようなク
リア・チャネルは、シグナリング・データが伝送されず
に１秒回線容量につき６４キロビットを供給するから、
高速データ伝送に対して理想的である。そのようなデー
タ伝送は、８つのゼロのストリングを生成することがで
きる。

【０００５】バイナリ・８ゼロ・サブスティチューショ
ン（２進８ゼロ置換え）（Ｂ８ＺＳ）として知られてい
るＡＭＩに改良が加えられた。Ｂ８ＺＳ標準のもとで
は、８つのゼロのストリングは、送信ノードによって特
殊なＢ８ＺＳバイトに置き換えられる。受信ノードは、
特殊Ｂ８ＺＳバイトを受信して、このバイトを８つのゼ
ロのストリングに変換する。残念ながら、ネットワーク
内の種々のノード及び装置は、ＡＭＩ又はＢ８ＺＳライ
ン・コーディング標準を使用している。ＡＭＩ及びＢ８
ＺＳのライン・コーディング不整合は、一般にネットワ
ークで伝送されたデータ及びファクシミリ・メッセージ
に影響を及ぼす。エラーは、ややゆがんだファクシミリ
・メッセージから、全く解読できないメッセージに及
ぶ。そのようなＡＭＩ／Ｂ８ＺＳライン・コーディング
不整合が検出された場合、装置は、その２つの標準（一
般的にはＢ８ＺＳ標準）の１つに変換するために置換又
は変更できる。そのようなライン・コーディング不整合
を検出する周知の方法の１つは、信号チャネル・インパ
ルス・ノイズテストを５分間行なうことである。隣接チ
ャネルの起動は、インパルス・ノイズ信号とともに、試
験装置で検出できる一連のゼロを生成する。したがっ
て、この方法は不整合を検出するために隣接チャネル起
動（顧客の声やデータ）に依存する。隣接チャネル起動
がインパルス・ノイズ信号とのチャネル不整合を即座に
生じさせるのに十分であっても、そのような不整合が指
定の中継線に存在する場合、隣接チャネルの起動が不整
合を生じさせることを確認するために、それにもかかわ
らずテストが５分間延長される。

【０００６】ＡＭＩ／Ｂ８ＺＳ不整合を検出するそのよ
うな従来の方法は、大規模なディジタル・ネットワーク
を解析しなければならない場合、完了するのにかなりの
時間を要する。その上不整合が検出されたとしても、そ
のような不整合の存在を立証するために現場の技術者に
よる再テストが一般に行なわれる。このように最初のテ
ストが正確に不整合を検出したとしても、それに続く再
テストが不整合を検出できないことが実際にありうる。
その結果、その不整合・エラーは修正されないであろ
う。その上、現場の技術者がそのような再テストを行な
わなければならないので、検出された不整合が何年もと
は言わないが何ヵ月も修正されないことがある。大部分
のディジタル・ネットワークは、ＡＭＩ／Ｂ８ＺＳノー
ドの混合を有する。上記のテストの問題点のために、そ
のようなライン・コーディング不整合を完全に除去する
のは、不可能ではないにしても困難である。さらに、人
間の誤りとネットワークに対する変化は、時がたつにつ
れて、そのような不整合の可能性を増加させるであろ
う。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術における問題点に鑑み、通信ネットワークにおける多
重化標準不整合を検出する方法及び装置を提供すること
をその課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、２
つの多重化された、隣接するディジタルチャネルを搬送
する少なくとも１つの中継線を有し、当該中継線が２つ
のノード間に延伸するテレコミュニケーションネットワ
ークにおける方法であって：２つの隣接するチャネル間
にわたり一連の少なくとも８つの連続する２進ゼロを生
成するために中継線の２つの隣接するチャネルにわたり
試験信号を同時に送信し；２つのチャネルを受信し；２
つのチャネルの少なくとも一つを許容できないかどうか
を決定し；かつ２つのチャネルの少なくとも一つを許容
できないならばラインコーディング不整合を宣言する段
階を具備する方法によって達成される。本発明の方法で
は、同時に送信する段階は、Ｔ−１中継線の、チャネル
１又はチャネル２４を除く、２つ隣接するチャネルに対
してテスト信号を同時に送信する段階を含むように構成
してもよい。

【０００９】本発明の方法では、同時に送信する段階
は、２つの隣接するチャネルに対して１００４ヘルツの
インパルス・ノイズ・テスト信号を同時に送信する段階
を含むように構成してもよい。本発明の方法では、決定
する段階は、２つのチャネルの一方の受信信号が選択し
た回数だけ少なくとも一つのしきい値を越えるかどうか
を決定する段階を含むように構成してもよい。本発明の
方法では、宣言する段階は、２つのチャネルの少なくと
も一方が許容されない場合、ＡＭＩ／Ｂ８ＺＳライン・
コーディング不整合を宣言する段階を含むように構成し
てもよい。本発明の方法では、同時に送信する段階は、
２つの隣接するチャネルで１秒以上の間、連続してテス
ト・トーンを同時に送信する段階を含むように構成して
もよい。

【００１０】また、本発明の上記課題は、２つの多重化
された、隣接するディジタル・チャネルを搬送する少な
くとも１つの伝送媒体を有するネットワークにおける方
法であって；第１のバイナリ状態の一連の少なくとも８
つの連続する値を生成するために媒体の２つの隣接する
チャネルにわたり試験信号を同時に送信し；２つのチャ
ネルの少なくとも一つを許容できないかどうかを決定
し；かつ２つのチャネルの少なくとも一つを許容できな
いならばエラーを宣言する段階を具備する方法によって
達成される。本発明の方法では、伝送媒体は、Ｔ−１中
継線であり、かつ同時に送信する段階は、Ｔ−１中継線
の、チャネル１又は２４を除く、いずれかの２つの隣接
するチャネルでテスト信号を同時に送信する段階を含む
ように構成してもよい。

【００１１】本発明の方法では、同時に送信する段階
は、２つの隣接するチャネルで１００４ヘルツのインパ
ルス・ノイズ・テスト信号を同時に送信する段階を含む
ように構成してもよい。本発明の方法では、決定する段
階は、２つのチャネルの一方の受信信号が選択された回
数で少なくとも１つのしきい値を越えるかどうかを決定
する段階を含むように構成してもよい。本発明の方法で
は、宣言する段階は、２つのチャネルの少なくとも一方
が許容されない場合、ＡＭＩ／Ｂ８ＺＳライン・コーデ
ィング不整合を宣言する段階を含むように構成してもよ
い。本発明の方法では、同時に送信する段階は、２つの
隣接するチャネルで１秒以上の間、連続してテスト・ト
ーンを同時に送信する段階を含むように構成してもよ
い。

【００１２】本発明の方法では、同時に送信する段階
は、２つのチャネルにわたり一連の少なくとも８つの連
続バイナリ・ゼロ値を生成するためにテスト・トーン信
号を同時に送信する段階を含むように構成してもよい。
本発明の方法では、決定する段階は、少なくとも１つの
チャネルで同時に送信される信号を、少なくとも１つの
チャネルから受信した信号と比較する段階を含むように
構成してもよい。更に、本発明の上記課題は、コミュニ
ケーション・システムにコンピュータに対する命令を含
むコンピュータ読み取り可能媒体であり、該コミュニケ
ーション・システムは、２つの多重化され、隣接するデ
ィジタルチャネルを搬送する少なくとも１つの伝送媒体
を含む、コンピュータ読み取り可能媒体の命令であっ
て：第１のバイナリ状態の一連の少なくとも８つの連続
する値を生成するために、媒体の２つの隣接するチャネ
ルでテスト信号を同時に送信し；２つのチャネルの少な
くとも一方が許容されないかどうかを決定し；かつ ２
つのチャネルの少なくとも一方が許容されない場合、１
つのエラーを宣言する段階を具備するコンピュータ読み
取り可能媒体によって達成される。

【００１３】本発明のコンピュータ読み取り可能媒で
は、媒体は、Ｔ−１中継線であり、かつ同時に送信する
段階は、Ｔ−１中継線の、チャネル１又は２４を除く、
いずれかの２つの隣接するチャネルでテスト信号を同時
に送信する段階を含むように構成してもよい。本発明の
コンピュータ読み取り可能媒体では、同時に送信する段
階は、２つの隣接するチャネルで１００４ヘルツのイン
パルス・ノイズ・テスト信号を同時に伝送する段階を含
むように構成してもよい。本発明のコンピュータ読み取
り可能媒体では、決定する段階は、２つのチャネルの一
方の受信信号が選択された回数で少なくとも１つのしき
い値を越えるかどうかを決定する段階を含むように構成
してもよい。

【００１４】本発明のコンピュータ読み取り可能媒体で
は、宣言する段階は、２つのチャネルの少なくとも一方
が許容されない場合、ＡＭＩ／Ｂ８ＺＳライン・コーデ
ィング不整合を宣言する段階を含むように構成してもよ
い。本発明のコンピュータ読み取り可能媒体では、同時
に送信する段階は、２つの隣接するチャネルで１秒以上
の間、連続してテスト・トーンを同時に送信する段階を
含むように構成してもよい。本発明のコンピュータ読み
取り可能媒体では、同時に送信する段階は、２つのチャ
ネルにわたり一連の少なくとも８つの連続バイナリ・ゼ
ロ値を生成するためにテスト・トーン信号を同時に送信
する段階を含むように構成してもよい。本発明のコンピ
ュータ読み取り可能媒体では、決定する段階は、少なく
とも１つのチャネルで同時に送信される信号を、少なく
とも１つのチャネルから受信した信号と比較する段階を
含むように構成してもよい。

【００１５】また、本発明の上記課題は、２つの多重化
され、隣接するディジタルチャネルを搬送する少なくと
も１つの伝送媒体を有するテレコミュニケーション・ネ
ットワークにおける、装置であって： 第１のバイナリ
状態の一連の少なくとも８つの連続する値を生成するた
めに、伝送媒体の２つの隣接するチャネルでテスト信号
を同時に生成しかつ送信するための媒体に結合されるテ
スト信号ジェネレータと、２つのチャネルの少なくとも
一方を受信するための媒体を受信するように結合された
コンピュータであり、２つのチャネルの少なくとも一方
が許容されないかどうかを決定し、該２つのチャネルの
少なくとも一方が許容されない場合、１つのエラーを宣
言するコンピュータを備えている装置によって達成され
る。本発明の装置では、媒体は、Ｔ−１中継線であり、
かつ信号ジェネレータは、該Ｔ−１中継線の、チャネル
１または２４を除く、いずれかの２つの隣接するチャネ
ルでテスト信号を同時に送信するように構成してもよ
い。

【００１６】本発明の装置では、信号ジェネレータは，
２つの隣接するチャネルで１００４ヘルツのインパルス
・ノイズ・テスト信号を同時に送信するように構成して
もよい。本発明の装置では、コンピュータは、２つのチ
ャネルの一方に受信信号が選択された回数で少なくとも
１つのしきい値を越えるかどうかを決定するように構成
してもよい。本発明の装置では、コンピュータは、２つ
のチャネルの少なくとも一方が許容されない場合、ＡＭ
Ｉ／Ｂ８ＺＳライン・コーディング不整合を宣言するよ
うに構成してもよい。本発明の装置では、コンピュータ
は、少なくとも１つのチャネルで同時に送信される信号
を、少なくとも１つのチャネルから受信した信号と比較
するように構成してもよい。

【００１７】

【作用】広い意味で、本発明は、ネットワークで使用す
る方法を具体化するものである。ネットワークは、２つ
の多重化された隣接ディジタル・チャネルを搬送する少
なくとも１伝送媒体を有する。その方法は、（ａ）一連
の第１バイナリ状態の少なくとも８つの連続値を生成す
るために媒体の２つ隣接するチャネルに対してテスト信
号を同時に送信し、（ｂ）２チャネルの少なくとも一方
が許容されるかどうかを決定して、（ｃ）２チャネルの
少なくとも一方が許容されない場合にエラーを宣言する
段階を含む。

【００１８】

【実施例】図１を参照すると、ディジタル・テレコミュ
ニケーション・ネットワーク１００の一部分が本発明の
実施例によるライン・コーディング不整合・テストの対
象として示されている。ネットワーク１００全体の一部
分が示されているが、本発明の実施例は、ネットワーク
全体にわたって適用することができる。テスト・ソース
装置１０２は、一般にコンピュータと及びトーン（音
色）発生装置を含有し、１中継線の２つの隣接チャネル
間の従来のインパルス・ノイズ・テスト信号のような所
定のテスト信号を供給する。トーン発生装置は、ネット
ワーク１００内に設置される１つのテスト装置でありう
るが、コンピュータは、遠隔に設置されてトーン発生装
置をアクセスし、それを制御できる。インパルス・ノイ
ズ・テスト信号は、−１３ｄＢｍ０で１００ヘルツ（つ
まり、入力信号をもたない１３デシベルの出力パワー）
のような、選ばれた周波数で供給される。

【００１９】一例としての実施例では、インパルス・ノ
イズ・テストは、６０ｄＢｍｃ０のしきい値、８度の位
相ヒットと４デシベルのスプレッドのような不整合を決
定するために、工業標準規格を用いて行なわれる。つま
り、（下に示したように）テスト装置１０２によつて伝
送され、最終的に再び受信されるインパルス・ノイズ信
号が低ヒットに対して標準ノイズ値ｃ０を越えて６０デ
シベル、中間ヒットに対して６４ｄＢまたは高ヒットに
対して６８デシベル外れるか、８度の位相シフトより大
きく外れる場合は、テスト装置がライン・コーディング
不整合を確認する。三つのしきい値は、受信信号が所望
の値からどの程度外れているかの目安を提供する。一例
としての実施例がインパルス・ノイズ・テスト信号を使
用するのに対して、テスト装置１０２は、１中継線の２
つの隣接するチャネル間に８つの連続しかつ近接するゼ
ロを供給するために、別のトーン又は別の信号を使用で
きる。例えば、テスト装置１０２は、チャネルの境界間
で一連の少なくとも８つの連続したゼロを生成するため
に、２つの隣接するチャネルに対して２つの所定のバイ
トを同時にかつ連続的に伝送することができる。

【００２０】ディジタル・クロス−コネクト（ＤＸＣ）
１０４は、２つの隣接するチャネルに対してテスト装置
１０２からインパルス・ノイズ・テストを受信し、かつ
それらを第１ディジタル・スイッチ１０６に伝送する。
ＤＸＣ１０４は、ＤＳ−１及びとＤＳ−０中継線を多重
化しかつ非多重化ができるのが好ましい。ディジタル・
スイッチ１０６は、次いで、選ばれたＤＳ−１又はＴ−
１中継線に対して２つの隣接するチャネルにわたりイン
パルス・ノイズ信号を伝送する。その選ばれたＴ−１中
継線は、第１エコー・キャンセラ（ＥＣＸ）１０８及び
Ｍ１３マルチプレクサ（ＭＵＸ）１１０を通って延伸す
る。第２マルチプレクサ１１２は、第１マルチプレクサ
１１０に結合され、光ファイバー・ケーブル又は他の類
似の伝送媒体を介してＴ−１中継線を受信し、第２エコ
ー・キャンセラ１１４は、第２マルチプレクサ１１２か
らそのＴ−１中継線を受信する。第２ディジタル・スイ
ッチ１１６は、第２エコー・キャンセラ１１４に結合さ
れ、インパルス・ノイズ・テスト信号を受信する。従来
のＴ−１０８テスト装置又はループ・アラウンドは、第
１Ｔ−１中継線で受信したインパルス・ノイズ・テスト
信号を第２の帰りのＴ−１中継線に送りこむ。それから
第２Ｔ−１中継線は、同様に第２ディジタル・スイッチ
１１６から、第２エコー・キャンセラ１１４及びマルチ
プレクサ１１２、第１マルチプレクサ１１０及びエコー
・キャンセラ１０８を通り、第１ディジタル・スイッチ
１０６に延伸する。それから第１ディジタル・スイッチ
１０６は、受信したインパルス・ノイズ・テスト信号を
ＤＸＣ１０４を介してテスト装置１０２まで送りかえ
す。このように、本発明の一例としての実施例では、２
つのＴ−１中継線がテストされる；第１Ｔ−１中継線
は、第１ディジタル・スイッチ１０６から第２ディジタ
ル・スイッチ１１６まで延伸し、第２Ｔ−１中継線は、
逆方向に延伸する。

【００２１】図２を参照すると、一例としての信号は、
ＡＭＩ／Ｂ８ＺＳライン・コーディング不整合を検出す
るためにＴ−１中継線又は他の中継線に用いられること
が示されている。８つの連続ゼロのストリングは、先に
伝送され、２つの隣接チャネルにわたり延伸されるかそ
の２チャネル間で延伸されねばならない。図２に示すよ
うに、１２チャネルの３桁の最下位ビットと、１３チャ
ネルの５桁の最上位ビットが１つになって８つの連続ゼ
ロを形成する。インパルス・ノイズ・テストのもとで、
チャネル１２と１３の両方に同時に１００４ヘルツ・ト
ーンを送信することにより、８つの連続ゼロを有するよ
うなビット・パターンが生じる。どんな破損もこのチャ
ネルの最上位ビットの位置に影響するので、チャネル１
３は、ＡＭＩ／Ｂ８ＺＳ不整合のようなライン・コーデ
ィング不整合から最も重要な破損を受信する。

【００２２】本発明の実施例ではあらゆる２つの隣接す
るチャネルを使用できる。しかしながら、Ｔ−１中継線
のチャネル１または２４は、フレーミング・アラインメ
ントが破損を潜在的にもたらしうるので、使用しないの
が好ましい。周知のとおり、Ｔ−１中継線のフレ−ムの
各々は、全体で１９３ビットを有する２４チャネルを含
有し、１ビットは１フレ−ミング・アラインメント・ビ
ットに相当する。したがって、各々のチャネルは、１９
３ビット／２４チャネルを含有する。フレ−ミング・ア
ラインメント・ビットは、ここで述べられたテストのも
とで破損をもたらすことがある。加えて、本発明の実施
例がＴ−１中継線のライン・コーディング不整合試験と
して、ここで一般的に述べられているが、他の帯域幅の
中継線又はチャネルも同様にテストができる。

【００２３】図３を参照すると、テスト装置１０２によ
って実行されるルチ−ン２００を示している。最初の段
階２０２では、テスト装置１０２は、２つの隣接するチ
ャネルに対してテスト・ト−ン信号を同時に伝送する。
上述したように、一例としての実施例は、Ｔ−１中継線
に対するチャネル１２及び１３のインパルス・ノイズ・
テスト下で１００４ヘルツ・ト−ンを伝送する。テスト
装置１０２は、両チャネルに対して、そのようなテスト
・ト−ン信号を短時間つまり３０秒絶え間なく同時に伝
送する。従来のＡＭＩ／Ｂ８ＺＳの不整合を検出する方
法は、完了するのに少なくとも５分間を必要とするのに
対して、本発明の実施例は、１中継線につき必要とする
継続時間が３０秒にすぎないので、１０倍速いことに注
目する。一例としての実施例は、３０秒の継続時間で指
定された中継線のテストを行なう一方で、１秒という短
い継続時間にテストを行なうことも可能であるが、更に
長い時間は、正確な結果を確実にするのに有効である。

【００２４】段階２０４では、テスト装置１０２は、出
力及び入力Ｔ−１中継線上に対して、ＤＸＣ１０４，第
１と第２ディジタル・スイッチ１０６及び１１６、エコ
−・キャンセラ１０８及び１１４、かつマルチプレクサ
１１０及び１１２を通過した後に２つの隣接チャネルで
インパルス・テスト・ト−ン信号を受信する。段階２０
６では、テスト装置１０２は、テスト・トーン信号が１
またはそれ以上の選ばれたしきい値を越えているかどう
か決定する。一例としての実施例では、テスト装置は、
チャネル１２及び１３に対して１００４ヘルツ・インパ
ルス・ノイズ・テストを受信しかつチャネル１３で受信
した信号が６０、６４または６８ｄＢｍｃ０しきい値を
越えているかまたは８度より大きい位相ヒットを有する
かを決定する。テスト装置１０２は、受信信号が伝送信
号とマッチするかどうか決定するために中継線に対して
伝送されたテスト信号とそれが受信する信号とを比較す
る。

【００２５】例えば、図１におけるネットワーク１００
の一部分の装置１０４〜１１６が全てＢ８ＺＳライン・
コーディングを使用した場合、チャネル１２と１３に及
ぶ８つのゼロのストリングは、伝送中に所定のＢ８ＺＳ
コード・ワードに適切に置き換えられて、テスト装置１
０２によって受信される前に再び８つのゼロに置き換え
られるであろう。その結果、テスト装置１０２は、テス
ト・トーン信号がほとんど又は全くひずみを受けず、受
信したテスト・ト−ン信号とマッチしたことを確認する
だろう。したがって、今検査された中継線にライン・コ
ーディング不整合は存在しなかったことになる。しかし
ながら、装置１０４〜１１６の１又はそれ以上がＡＭＩ
ライン・コーディングを使用した場合、受信テスト・ト
ーン信号は、初めに送られた信号によってひずみを受け
るであろう。例えば、受信トーンは、６０、６４か６８
ｄＢｍｃ０しきい値または８度の位相しきい値を越える
であろう。受信信号が伝送信号から外れると必ずテスト
装置１０２は不整合つまり「ヒット」を記録する。テス
ト装置１０２が２００回以上受信信号がしきい値を越え
たと決定した場合、段階２０８のテスト装置は、現行検
査された中継線のライン・コーディング不整合を宣言す
る。

【００２６】代替的に、テスト装置１０２は、受信チャ
ネル１２及び１３のバイトやビット・パターンを伝送さ
れたバイトと比較できる。受信バイトが伝送されたバイ
トと異なる場合、テスト装置１０２は、ヒットを記録す
る。初めの伝送バイトから外れる受信バイトの各々は、
ヒットとして記録される。そのような代替の比較は前に
示された実施例より正確であると同時に、テレコミュニ
ケーション・ネットワークのトーン解析はよく知られて
おり、したがって雑音のあるトーンやひずんだトーン
は、容易に検出されかつしきい値と比較される。段階２
１０では、テスト装置１０２は、ネットワークの追加中
継線のテストをすべきかどうかを決定する。すべきなら
ば、テスト装置１０２は、ネットワーク内の全中継線を
テストするために、段階２０２から２１０までの手順を
再び実行する。その後、ルーチン２００は終了する。ネ
ットワーク１００がライン・コーディング不整合を含有
しているならば、技術者は、不整合を分離し、従来の技
法を用いて不整合を修正できる。

【００２７】テスト装置１０２は、ルーチン２００のも
とで、ＤＸＣ１０４、ディジタル・スイッチ１０６及び
１１６、エコー・キャンセラ１０８及び１１４、かつマ
ルチプレクサ１１０及び１１２にわたり出力及び入力Ｔ
−１中継線についてＡＭＩ／Ｂ８ＺＳ不整合のテストを
する。示されてはいないが、Ｔ−１中継線は、テレコミ
ュニケーション・ネットワーク内の他のノードを通過す
ることがあり、それによりライン・コーディング不整合
についてそのような装置もテストする。ライン・コーデ
ィング不整合を検出する代替のアプローチは、ＤＳ−１
中継線のようなある一定の中継線をテストする。そのよ
うなＤＳ−ライン試験のもとでは、マルチプレクサ１１
０と１１２間のライン・コーディング不整合が検出され
るだけである。したがって、例えば第１ディジタル・ス
イッチ１０６とマルチプレクサ１１０間の不整合は、検
出されないであろう。更に、そのようなＤＳ−１ライン
試験は、ＤＳ−１中継線の使用を停止することが必要
で、それによりネットワークのトラフィック搬送容量が
減少する。更に、そのようなテストを行なうのに二人の
技術者が必要なのでテストは時間と費用がかかる。

【００２８】別の代替方法では、６４キロビット回線又
は「クリア・チャネル」がＡＭＩ／Ｂ８ＺＳ不整合につ
いてテストできる。しかしながら、切り替え電話ネット
ワークの現行の試験は、６４キロビットの試験を行なう
ことができないので容量に制限がある。これはもともと
今日のディジタル・ネットワーク内の装置がエコー・キ
ャンセラのような６４キロビット・パターンの試験を支
援しないからである。また大多数のディジタル・スイッ
チに用いられている切り替えポートは、そのような試験
を支援しない。本発明の詳細な実施例と代表例が説明の
目的でここに述べられているが、関連の技術に熟達した
人々には理解されることだが、発明の精神と範囲から逸
脱せずに種々の同等な変更を行なうことができる。本発
明の実施例に関し、ここに提示された説明は、上に述べ
た一例としてのテレコミュニケーション・システムにか
ぎらず他のコミュニケーションやネットワーク・システ
ムに適用できる。

【００２９】本発明による一定の操作が、一般に連続し
た方法で起こるものと述べてきたが、関連技術に熟達し
た人々は、いくつかの操作をほぼ同時に、又はここに述
べられたものとは入れ代わった順序でさえ行なうことが
発明の範囲内であることを理解されるだろう。上の詳細
な説明を参照して発明の実施例に対し上述の又は他の変
更を行なうことができる。一般に特許請求の範囲におい
て、使用される用語は、明細書及び特許請求の範囲にお
いて開示された特定の実施例に本発明を限定すると解釈
すべきではなくて、特許請求の範囲のもとで動作するあ
らゆるネットワーク・システムを含むものと解釈すべき
である。よって本発明は開示により制限されるものでは
なく、その範囲は特許請求の範囲ににより完全に決定さ
れる。

【００３０】

【発明の効果】本発明の方法は、２つの多重化された、
隣接するディジタルチャネルを搬送する少なくとも１つ
の中継線を有し、当該中継線が２つのノード間に延伸す
るテレコミュニケーションネットワークにおける方法で
あって：２つの隣接するチャネル間にわたり一連の少な
くとも８つの連続する２進ゼロを生成するために中継線
の２つの隣接するチャネルにわたり試験信号を同時に送
信し；２つのチャネルを受信し；２つのチャネルの少な
くとも一つを許容できないかどうかを決定し；かつ２つ
のチャネルの少なくとも一つを許容できないならばライ
ンコーディング不整合を宣言する段階を具備するので、
通信ネットワークにおける多重化標準不整合を検出する
ことができる。

【００３１】本発明の方法は、２つの多重化された、隣
接するディジタル・チャネルを搬送する少なくとも１つ
の伝送媒体を有するネットワークにおける方法であっ
て；第１のバイナリ状態の一連の少なくとも８つの連続
する値を生成するために媒体の２つの隣接するチャネル
にわたり試験信号を同時に送信し；２つのチャネルの少
なくとも一つを許容できないかどうかを決定し；かつ２
つのチャネルの少なくとも一つを許容できないならばエ
ラーを宣言する段階を具備するので、通信ネットワーク
における多重化標準不整合を検出することができる。本
発明のコンピュータ読み取り可能媒は、コミュニケーシ
ョン・システムにコンピュータに対する命令を含むコン
ピュータ読み取り可能媒体であり、該コミュニケーショ
ン・システムは、２つの多重化され、隣接するディジタ
ルチャネルを搬送する少なくとも１つの伝送媒体を含
む、コンピュータ読み取り可能媒体の命令であって：第
１のバイナリ状態の一連の少なくとも８つの連続する値
を生成するために、媒体の２つの隣接するチャネルでテ
スト信号を同時に送信し；２つのチャネルの少なくとも
一方が許容されないかどうかを決定し；かつ ２つのチ
ャネルの少なくとも一方が許容されない場合、１つのエ
ラーを宣言する段階を具備するので、通信ネットワーク
における多重化標準不整合を検出することができる。

【００３２】本発明の装置は、２つの多重化され、隣接
するディジタルチャネルを搬送する少なくとも１つの伝
送媒体を有するテレコミュニケーション・ネットワーク
における、装置であって： 第１のバイナリ状態の一連
の少なくとも８つの連続する値を生成するために、伝送
媒体の２つの隣接するチャネルでテスト信号を同時に生
成しかつ送信するための媒体に結合されるテスト信号ジ
ェネレータと、２つのチャネルの少なくとも一方を受信
するための媒体を受信するように結合されたコンピュー
タであり、２つのチャネルの少なくとも一方が許容され
ないかどうかを決定し、該２つのチャネルの少なくとも
一方が許容されない場合、１つのエラーを宣言するコン
ピュータを備えているので、通信ネットワークにおける
多重化標準不整合を検出することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施例を具体化しかつ使用したネッ
トワークの一部分のブロック図である。

【図２】 本発明の実施例による２チャネルで伝送され
るテスト・パターンの一例の概略図である。

【図３】 本発明の実施例によるライン・コーディング
不整合を検出する方法の一例のフローチャート図であ
る。

【符号の説明】

１０２ テスト装置ソース １０４ １／０ディジタル・クロス−コネクト １０６ ディジタル・スイッチ Ａ １０８ エコー・キャンセラ １１０ Ｍ１３ マルチプレクサ １１２ Ｍ１３ マルチプレクサ １１４ エコー・キャンセラ １１６ ディジタル・スイッチ Ｂ

Claims (28)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２つの多重化された、隣接するディジタ
   ルチャネルを搬送する少なくとも１つの中継線を有し、
   当該中継線が２つのノード間に延伸するテレコミュニケ
   ーションネットワークにおける方法であって：前記２つ
   の隣接するチャネル間にわたり一連の少なくとも８つの
   連続する２進ゼロを生成するために前記中継線の前記２
   つの隣接するチャネルにわたり試験信号を同時に送信
   し；前記２つのチャネルを受信し；前記２つのチャネル
   の少なくとも一つを許容できないかどうかを決定し；か
   つ前記２つのチャネルの少なくとも一つを許容できない
   ならばラインコーディング不整合を宣言する段階を具備
   することを特徴とする方法。
2. 【請求項２】 前記同時に送信する段階は、Ｔ−１中継
   線の、チャネル１又はチャネル２４を除く、２つ隣接す
   るチャネルに対してテスト信号を同時に送信する段階を
   含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 【請求項３】 前記同時に送信する段階は、前記２つの
   隣接するチャネルに対して１００４ヘルツのインパルス
   ・ノイズ・テスト信号を同時に送信する段階を含むこと
   を特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 【請求項４】 前記決定する段階は、前記２つのチャネ
   ルの一方の受信信号が選択した回数だけ少なくとも一つ
   のしきい値を越えるかどうかを決定する段階を含むこと
   を特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 【請求項５】 前記宣言する段階は、前記２つのチャネ
   ルの少なくとも一方が許容されない場合、ＡＭＩ／Ｂ８
   ＺＳライン・コーディング不整合を宣言する段階を含む
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 【請求項６】 前記同時に送信する段階は、前記２つの
   隣接するチャネルで１秒以上の間、連続してテスト・ト
   ーンを同時に送信する段階を含むことを特徴とする請求
   項１に記載の方法。
7. 【請求項７】 ２つの多重化された、隣接するディジタ
   ル・チャネルを搬送する少なくとも１つの伝送媒体を有
   するネットワークにおける方法であって；第１のバイナ
   リ状態の一連の少なくとも８つの連続する値を生成する
   ために前記媒体の前記２つの隣接するチャネルにわたり
   試験信号を同時に送信し；前記２つのチャネルの少なく
   とも一つを許容できないかどうかを決定し；かつ前記２
   つのチャネルの少なくとも一つを許容できないならばエ
   ラーを宣言する段階を具備することを特徴とする方法。
8. 【請求項８】 前記伝送媒体は、Ｔ−１中継線であり、
   かつ前記同時に送信する段階は、Ｔ−１中継線の、チャ
   ネル１又は２４を除く、いずれかの２つの隣接するチャ
   ネルで前記テスト信号を同時に送信する段階を含むこと
   を特徴とする請求項７に記載の方法。
9. 【請求項９】 前記同時に送信する段階は、前記２つの
   隣接するチャネルで１００４ヘルツのインパルス・ノイ
   ズ・テスト信号を同時に送信する段階を含むことを特徴
   とする請求項７に記載の方法。
10. 【請求項１０】 前記決定する段階は、前記２つのチャ
    ネルの一方の受信信号が選択された回数で少なくとも１
    つのしきい値を越えるかどうかを決定する段階を含むこ
    とを特徴とする請求項７に記載の方法。
11. 【請求項１１】 前記宣言する段階は、前記２つのチャ
    ネルの少なくとも一方が許容されない場合、ＡＭＩ／Ｂ
    ８ＺＳライン・コーディング不整合を宣言する段階を含
    むことを特徴とする請求項７に記載の方法。
12. 【請求項１２】 前記同時に送信する段階は、前記２つ
    の隣接するチャネルで１秒以上の間、連続してテスト・
    トーンを同時に送信する段階を含むことを特徴とする請
    求項７に記載の方法。
13. 【請求項１３】 前記同時に送信する段階は、前記２つ
    のチャネルにわたり一連の少なくとも８つの連続バイナ
    リ・ゼロ値を生成するために前記テスト・トーン信号を
    同時に送信する段階を含むことを特徴とする請求項７に
    記載の方法。
14. 【請求項１４】 前記決定する段階は、少なくとも１つ
    のチャネルで同時に送信される信号を、少なくとも１つ
    のチャネルから受信した信号と比較する段階を含むこと
    を特徴とする請求項７に記載の方法。
15. 【請求項１５】 コミュニケーション・システムにコン
    ピュータに対する命令を含むコンピュータ読み取り可能
    媒体であり、該コミュニケーション・システムは、２つ
    の多重化され、隣接するディジタルチャネルを搬送する
    少なくとも１つの伝送媒体を含む、前記コンピュータ読
    み取り可能媒体の前記命令であって：第１のバイナリ状
    態の一連の少なくとも８つの連続する値を生成するため
    に、前記媒体の２つの隣接するチャネルでテスト信号を
    同時に送信し；前記２つのチャネルの少なくとも一方が
    許容されないかどうかを決定し；かつ前記２つのチャネ
    ルの少なくとも一方が許容されない場合、１つのエラー
    を宣言する段階を具備することを特徴とするコンピュー
    タ読み取り可能媒体。
16. 【請求項１６】 前記媒体は、Ｔ−１中継線であり、か
    つ前記同時に送信する段階は、Ｔ−１中継線の、チャネ
    ル１又は２４を除く、いずれかの２つの隣接するチャネ
    ルで前記テスト信号を同時に送信する段階を含むことを
    特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ読み取り可
    能媒体。
17. 【請求項１７】 前記同時に送信する段階は、前記２つ
    の隣接するチャネルで１００４ヘルツのインパルス・ノ
    イズ・テスト信号を同時に伝送する段階を含むことを特
    徴とする請求項１５に記載のコンピュータ読み取り可能
    媒体。
18. 【請求項１８】 前記決定する段階は、前記２つのチャ
    ネルの一方の受信信号が選択された回数で少なくとも１
    つのしきい値を越えるかどうかを決定する段階を含むこ
    とを特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ読み取
    り可能媒体。
19. 【請求項１９】 前記宣言する段階は、前記２つのチャ
    ネルの少なくとも一方が許容されない場合、ＡＭＩ／Ｂ
    ８ＺＳライン・コーディング不整合を宣言する段階を含
    むことを特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ読
    み取り可能媒体。
20. 【請求項２０】 前記同時に送信する段階は、前記２つ
    の隣接するチャネルで１秒以上の間、連続してテスト・
    トーンを同時に送信する段階を含むことを特徴とする請
    求項１５に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
21. 【請求項２１】 前記同時に送信する段階は、前記２つ
    のチャネルにわたり一連の少なくとも８つの連続バイナ
    リ・ゼロ値を生成するために前記テスト・トーン信号を
    同時に送信する段階を含むことを特徴とする請求項１５
    に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。
22. 【請求項２２】 前記決定する段階は、少なくとも１つ
    のチャネルで同時に送信される信号を、少なくとも１つ
    のチャネルから受信した信号と比較する段階を含むこと
    を特徴とする請求項１５に記載のコンピュータ読み取り
    可能媒体。
23. 【請求項２３】 ２つの多重化され、隣接するディジタ
    ルチャネルを搬送する少なくとも１つの伝送媒体を有す
    るテレコミュニケーション・ネットワークにおける、装
    置であって：第１のバイナリ状態の一連の少なくとも８
    つの連続する値を生成するために、前記伝送媒体の２つ
    の隣接するチャネルでテスト信号を同時に生成しかつ送
    信するための媒体に結合されるテスト信号ジェネレータ
    と、 前記２つのチャネルの少なくとも一方を受信するための
    媒体を受信するように結合されたコンピュータであり、
    前記２つのチャネルの少なくとも一方が許容されないか
    どうかを決定し、該２つのチャネルの少なくとも一方が
    許容されない場合、１つのエラーを宣言するコンピュー
    タを備えていることを特徴とする装置。
24. 【請求項２４】 前記媒体は、Ｔ−１中継線であり、か
    つ前記信号ジェネレータは、該Ｔ−１中継線の、チャネ
    ル１または２４を除く、いずれかの２つの隣接するチャ
    ネルで前記テスト信号を同時に送信することを特徴とす
    る請求項２３に記載の装置。
25. 【請求項２５】 前記信号ジェネレータは，前記２つの
    隣接するチャネルで１００４ヘルツのインパルス・ノイ
    ズ・テスト信号を同時に送信することを特徴とする請求
    項２３に記載の装置。
26. 【請求項２６】 前記コンピュータは、前記２つのチャ
    ネルの一方に受信信号が選択された回数で少なくとも１
    つのしきい値を越えるかどうかを決定することを特徴と
    する請求項２３に記載の装置。
27. 【請求項２７】 前記コンピュータは、前記２つのチャ
    ネルの少なくとも一方が許容されない場合、ＡＭＩ／Ｂ
    ８ＺＳライン・コーディング不整合を宣言することを特
    徴とする請求項２３に記載の装置。
28. 【請求項２８】 前記コンピュータは、少なくとも１つ
    のチャネルで同時に送信される信号を、少なくとも１つ
    のチャネルから受信した信号と比較することを特徴とす
    る請求項２３に記載の装置。