JPH1114413A - オリフィス形可逆式流量計 - Google Patents

オリフィス形可逆式流量計

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JPH1114413A
JPH1114413A JP16248297A JP16248297A JPH1114413A JP H1114413 A JPH1114413 A JP H1114413A JP 16248297 A JP16248297 A JP 16248297A JP 16248297 A JP16248297 A JP 16248297A JP H1114413 A JPH1114413 A JP H1114413A
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JP
Japan
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pipe
orifice
flowmeter
flow meter
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP16248297A
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English (en)
Inventor
Sadao Yazawa
貞男 矢澤
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Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Organo Corp, Japan Organo Co Ltd filed Critical Organo Corp
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Publication of JPH1114413A publication Critical patent/JPH1114413A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1台の流量計で正逆両方向の流量が計測でき
る可逆式流量計を提供し、水処理装置等の配管スペース
を削減する。 【解決手段】 可逆式流量計は、管路10内に挿入され
た正逆両方向用オリフィス20と、オリフィス20の前
後から取り出される1対の計測配管31、32と、流量
計60と、流量計60に対して計測配管31、32を順
方向に接続するための流路切換え機構40とを有する。
流路切換え機構40は、4個の逆止弁41〜44から構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オリフィス形可逆
式流量計に関し、更に詳しくは、正逆両方向用オリフィ
スと流路切換え手段とを備えることにより、流体(液体
及び気体)の正逆双方向の流量を計測できるオリフィス
形可逆式流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、流量には、計測量が例えばL
(リットル)/m(分)又はkg(キログラム)/mで
表わされる瞬間流量と、計測量がL又はkgで表わされ
る全流量とがある。例えば瞬間流量を計測する流量計に
は、フロート形面積式流量計、オリフィス形流量計、翼
車形流量計、タービン形流量計、パドル形流量計、電磁
形流量計等が知られている。オリフィス形流量計は、管
路への取付けスペースが比較的小さいという利点があ
り、従来から多く用いられている。
【0003】従来の瞬間流量計は、一方向の流量の計測
のみが可能であり、従って、1つの配管内を流体が正逆
双方向に流れる場合において正逆双方向の流量を計測す
るためには、管路内に正方向及び逆方向に夫々挿入され
る2つの流量計を用意する必要があった。
【0004】例えば水処理装置には、原水から清浄水を
得るためにフィルタを利用する形式のものがある。この
ような水処理装置では、通常の正方向の通水の他に、定
期的にフィルタの目詰りを取り除くため、フィルタ内を
清浄水側から原水側に逆方向に通水する、いわゆる逆洗
が行われる。この場合、水処理装置における水の回収率
(清浄水量/原水量)を正確に算出する場合や逆洗水の
瞬間流量を正確に計測するためには、逆洗に利用した水
量や逆洗水の瞬間流量をも計測する必要があった。従っ
て、従来は、例えば水処理装置のフィルタ出口側に、清
浄水の通水量を計測する正方向流量計と、逆洗水の流量
を計測する逆方向流量計とを2つ接続して流量を計測す
ることが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、正確な流量を
計測するためには、流量計の前後に所定長さの直管部を
設ける必要があることから、一定のスペースが要求され
る。特に、前述のように2つの流量計を接続する際に
は、双方の流量計の間にも所定の間隔が必要となる。こ
のため、例えば水処理装置のフィルタの配管に2つの流
量計を設けると、流量計や配管のためのスペースが大き
くなり、フィルタを含む装置の配置に大きな制約が生ず
る。
【0006】本発明は、上記に鑑み、1つの流量計のみ
で正逆双方向の流量を計測できるオリフィス形可逆式流
量計を提供し、もって、水処理装置等における流量計取
付けのための配管スペースを低減することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のオリフィス形可逆式流量計は、被測定流体
が流れる管路に挿入される正逆両方向用オリフィスと、
前記正逆両方向用オリフィスの前後の管路部分に夫々接
続された第1及び第2の計測配管と、前記第1の計測配
管と第2の計測配管との内で圧力の大きな計測配管を第
1の出力管に、圧力の小さな計測配管を第2の出力管に
夫々接続する流路切換え手段と、前記第1の出力管と第
2の出力管との間に接続されて、該第1及び第2の出力
管を経由して流れる流体の流量又は前記第1及び第2の
出力管の差圧を順方向に計測する計測器とを備えること
を特徴とする。
【0008】ここで、前記流路切換え手段を、互いに順
方向となるように第1の接続部で直列に接続された第1
及び第2の逆止弁を有し、前記第1の計測配管が前記第
1の接続部に接続された第1の管路部分と、互いに順方
向となるように第2の接続部で直列に接続された第3及
び第4の逆止弁を有し、前記第2の接続部に前記第2の
計測配管が接続された第2の管路部分とからなり、前記
第1及び第2の管路部分の各1対の逆止弁が相互に逆方
向となるように該第1及び第2の管路部分を第3及び第
4の接続部で接続し、該第3及び第4の接続部に前記第
1及び第2の出力管を夫々接続することにより構成する
ことが好ましい。
【0009】本発明のオリフィス形可逆式流量計による
と、1台の流量計のみで正逆双方向の流量が計測できる
ので、流量計取付けのための配管スペースが縮小でき、
装置の配置についての制約が減る。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照し、本発明の実施形態
例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1は、本
発明の一実施形態例の可逆式流量計を管路に取り付けた
状態で示す模式的ブロック図である。本実施形態例の可
逆式流量計は、管路10に挿入された1対のフランジ1
1、12間に挟まれた正逆両方向用オリフィス20と、
このオリフィス20の前後にオリフィス20から所定の
間隔を設けて管路10から取り出される1対の計測配管
31、32と、計測配管31、32から得られる流量を
計測するための計測器60と、1対の計測配管31、3
2の間の圧力の高低の如何に拘らず計測器60に対して
常に順方向の圧力又は流量を与える流路切換え機構40
とを有する。
【0011】本実施形態例の流路切換え機構40は、互
いに順方向となるように直列に接続された第1及び第2
の逆止弁41、42からなる第1の管路部分と、互いに
順方向となるように直列に接続された第3及び第4の逆
止弁43、44からなる第2の管路部分とから構成さ
れ、双方の管路部分の逆止弁が相互に逆方向となるよう
に、双方の管路部分が接続される。ここで、第1の逆止
弁41と第2の逆止弁42との間に第1の計測配管31
が、第3の逆止弁43と第4の逆止弁44との間に第2
の計測配管32が夫々接続される。相互に逆方向に接続
された第2の逆止弁42と第3の逆止弁43との間から
第1の出力管51が取り出され、計測器60の第1の入
力(高圧側入力)に接続される。また、相互に逆方向に
接続された第4の逆止弁44と第1の逆止弁41との間
から第2の出力管52が取り出され、計測器60の第2
の入力(低圧側入力)に接続される。本流路切換え機構
40における逆止弁41〜44の接続は、交流電源から
直流を得る整流装置におけるダイオード接続に類似した
接続構成である。
【0012】計測器60は、フロート形面積式流量計と
して構成され、第1の入力から流入する流体の圧力によ
ってフロート61を上昇させ、その圧力と均衡するフロ
ート重量によって停止するフロート位置で流量を読み取
る形式の流量計である。計測後の流体は、流量計の第2
の入力から取り出され、流路切換え機構40を経由して
元の管路10に戻される。
【0013】図2及び図3は夫々、上記実施形態例にお
いて、流体が管路10内を正方向及び逆方向に流れる場
合の流路切換え機構40の作用を示すためのブロック図
である。図2において、図示のように流体が右方向に向
かって流れる場合には、オリフィス20の上流側の圧力
P1は、下流側の圧力P2よりもΔpだけ大きい。この
差圧によって、管路10内を流れる流体の一部は、第2
の計測配管32を経由して流路切換え機構40に流入
し、順方向となる第3の逆止弁43及び第1の出力管5
1を経由して流量計60に流入し、フロート位置によっ
てその流量が計測される。流量計60を通過した流体
は、第2の出力管52、流路切換え機構40内の順方向
となる第1の逆止弁41、及び、第1の計測配管31を
経由してオリフィス20の下流側に戻される。
【0014】図3において、流体が図示のように左方向
に向かって流れる場合には、オリフィス20の上流側の
圧力P2が下流側の圧力P1よりもΔpだけ大きい。こ
の差圧によって、流体の一部は、第1の計測配管31を
経由して流路切換え機構40に流入し、順方向となる第
2の逆止弁42及び第1の出力管51を経由して流量計
60に流入し、そのフロート位置によって流量が計測さ
れる。流量計60を通過した流体は、更に、第2の出力
管52、流路切換え機構40内の順方向となる第4の逆
止弁44、及び、第2の計測配管32を経由してオリフ
ィス20の下流側に戻される。
【0015】管路10には、オリフィス20と直列にフ
ラッパ式サイトグラス70が設置されている。フラッパ
式サイトグラスは、そのフラッパ71の倒れる方向によ
って流体が流れる方向を表示する。本実施形態例の流量
計では、流体の流れる方向を知ることはできないので、
このように、フラッパ式サイトグラスを設け、流量計に
よる流量の表示の他に流体の流れる方向を検出するもの
である。
【0016】一例として、上記実施形態例における正逆
両方向用オリフィスとして、最大流量時に4mH2Oの差圧
Δpが得られるものを使用する。オリフィス形流量計で
は、一般に、有効に計測できる最大流量と最小流量の比
率は5程度であり、上記の場合には、最小流量時にも
0.8mH2O/cm2程度の差圧が得られる。この場合、第1
及び第2の計測配管及び第1及び第2の出力管として1
0mm径のチューブを使用し、その全長を例えば2m程
度とすると、これによる圧力損失は殆ど無視できる。逆
止弁1個による圧力損失を最大で0.1mH2O/cm2とする
と、流路切換え機構による圧力損失は、0.2mH2O/cm2
程度となる。従って、計測器で有効に利用できる差圧
は、最小でも0.6mH2O/cm2程度はあり、流量計による
計測値の精度として許容できる範囲にある。
【0017】図4は、本発明の第2の実施形態例のオリ
フィス形可逆式流量計を図1と同様に示す。本実施形態
例の可逆式流量計は、図1の実施形態例の構成から、そ
の計測器が翼車形流量計60Aに置き換えられた例であ
る。その他の機器及び配管の構成は先の例と同様であ
り、同じ符号を付してその詳細な説明に代える。本実施
形態例においても、流路切換え機構40の作用によっ
て、翼車形流量計60Aの第1の入力に高圧側計測配管
を接続し、第2の入力に低圧側の計測配管を接続する。
これによって、流体は、先の例と同様に、計測器の第1
の入力から計測器内を通って第2の入力に向かって順方
向に流れ、その流れによって翼車62を回転させ、その
回転速度によって流量の計測が可能である。
【0018】上記各実施形態例では、瞬間流量を計測す
る流量計の例を挙げたが、計測器に全流量を計測する形
式のものを使用すことができ、この場合、全流量の計測
も可能である。
【0019】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のオリフィス形可逆式流量計
は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものではな
く、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施
したものも、本発明の範囲に含まれる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のオリフィ
ス形可逆式流量計によると、1つの流量計のみで正逆双
方向の流量が計測できるので、流量計取付けのための配
管スペースが削減でき、水処理装置等における機器配置
の制約が小さくなるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例のオリフィス形可逆
式流量計の構成を示す模式的ブロック図。
【図2】図1のオリフィス形可逆式流量計において順方
向に流れる流体の流量の計測の様子を示す模式的ブロッ
ク図。
【図3】図1のオリフィス形可逆式流量計において逆方
向に流れる流体の流量の計測の様子をを示す模式的ブロ
ック図。
【図4】本発明の第2の実施形態例のオリフィス形可逆
式流量計の構成を示す模式的ブロック図。
【符号の説明】
10 管路 20 正逆両方向用オリフィス 31、32 計測配管 40 流路切換え機構 41〜44 逆止弁 51、52 出力管 60 フロート形流量計 61 フロート 60A 翼車形流量計 62 翼車 70 フラッパ式サイトグラス 71 フラッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定流体が流れる管路に挿入される正
    逆両方向用オリフィスと、 前記正逆両方向用オリフィスの前後の管路部分に夫々接
    続された第1及び第2の計測配管と、 前記第1の計測配管と第2の計測配管との内で圧力の大
    きな計測配管を第1の出力管に、圧力の小さな計測配管
    を第2の出力管に夫々接続する流路切換え手段と、 前記第1の出力管と第2の出力管との間に接続されて、
    該第1及び第2の出力管を経由して流れる流体の流量又
    は前記第1及び第2の出力管の差圧を順方向に計測する
    計測器とを備えることを特徴とするオリフィス形可逆式
    流量計。
  2. 【請求項2】 前記流路切換え手段は、 互いに順方向となるように第1の接続部で直列に接続さ
    れた第1及び第2の逆止弁を有し、前記第1の計測配管
    が前記第1の接続部に接続された第1の管路部分と、 互いに順方向となるように第2の接続部で直列に接続さ
    れた第3及び第4の逆止弁を有し、前記第2の接続部に
    前記第2の計測配管が接続された第2の管路部分とから
    なり、 前記第1及び第2の管路部分の各1対の逆止弁が相互に
    逆方向となるように該第1及び第2の管路部分が第3及
    び第4の接続部で接続され、該第3及び第4の接続部に
    前記第1及び第2の出力管が夫々接続されることにより
    構成される、請求項1に記載のオリフィス形可逆式流量
    計。
JP16248297A 1997-06-19 1997-06-19 オリフィス形可逆式流量計 Pending JPH1114413A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101519073B1 (ko) * 2013-11-04 2015-05-08 한국에너지기술연구원 양방향 열량계 및 이를 구비하는 열에너지 공급 시스템

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Effective date: 20040628

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