JPH1114355A - 測量装置及び測量方法 - Google Patents

測量装置及び測量方法

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JPH1114355A
JPH1114355A JP9162202A JP16220297A JPH1114355A JP H1114355 A JPH1114355 A JP H1114355A JP 9162202 A JP9162202 A JP 9162202A JP 16220297 A JP16220297 A JP 16220297A JP H1114355 A JPH1114355 A JP H1114355A
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surveying
gps
microcomputer
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measuring device
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JP9162202A
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Yasuhiro Ito
保博 伊東
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Original Assignee
Nikon Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S19/00Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
    • G01S19/38Determining a navigation solution using signals transmitted by a satellite radio beacon positioning system
    • G01S19/39Determining a navigation solution using signals transmitted by a satellite radio beacon positioning system the satellite radio beacon positioning system transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
    • G01S19/42Determining position
    • G01S19/43Determining position using carrier phase measurements, e.g. kinematic positioning; using long or short baseline interferometry
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C15/00Surveying instruments or accessories not provided for in groups G01C1/00 - G01C13/00
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    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/42Simultaneous measurement of distance and other co-ordinates

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視準測量による観測データの解析処理を行う
ことによる測量では、測点名を入力する際に誤った測点
名を入力して観測データを作成することがあり、この観
測データに基づく解析では、観測測量を正確に実行して
いる場合でも、測量結果を算出することができない場合
や算出した測量結果の信憑性が低くなる欠点があった。 【解決手段】 マイクロコンピュータを内蔵した測角測
距装置とGPS測量機とを一体とした測量装置であっ
て、GPS測量機でリアルタイムに測位して求めた座標
値を測角測距装置によって測量作業を行う際に作成し記
憶する観測データの設置点情報として測量装置のマイク
ロコンピュータに記憶する測量装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測角測距装置とG
PS測量機とを結合させた測量装置及びこの測量装置を
使用する測量方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、土木工事や建築工事のための測
量、その他の測量においては、トータルステーションと
称される測角測距装置が使用されることが多い。このト
ータルステーションは、主マイクロコンピュータと複数
の補助マイクロコンピュータとを組み合わせるようにし
たマイクロコンピュータを内蔵する高機能な測角測距装
置である。そして、この測角測距装置は、整準台を用い
て水平方向回転軸を鉛直に、且つ、垂直方向回転軸を水
平に合わせ、この水平方向回転軸及び垂直方向回転軸を
回転中心とした視準望遠鏡の水平方向角や鉛直方向角を
高精度に測定することができる。又、高輝度LEDなど
を用いた光波測定により視準した目標までの距離を高精
度に測定することもできるものである。
【0003】このトータルステーションは、三脚などを
用いて測点の鉛直線状に設置し、視準望遠鏡により他の
測点を視準して測量をするものである。そして、このト
ータルステーションでは、基準方向から視準対象とした
測点までの水平方向角、及び、視準対象とした測点の水
平からの鉛直方向角をロータリエンコーダなどにより測
定し、ロータリエンコーダからのパルス信号を測角用マ
イクロコンピュータとする測角用のサブCPUにより処
理して水平方向の角度データ及び垂直方向の角度データ
を測角用マイクロコンピュータのメモリに記憶する。
又、視準望遠鏡で視準した視準点に高輝度LEDによる
光波などを照射し、反射光を測距用マイクロコンピュー
タとする測距用のサブCPUで解析し、視準点までの距
離のデータを測距用マイクロコンピュータのメモリに記
憶する。
【0004】そして、この視準測量に使用するトータル
ステーションは、内蔵したコンピュータの内、主マイク
ロコンピュータとするメインCPUの制御により、キー
ボードからの操作に応じて測角用マイクロコンピュータ
の角度データや測距用マイクロコンピュータの距離デー
タを表示ユニット31の表示画面に表示し、又、接続する
外部コンピュータであるパソコンなどに必要な各データ
を転送することができるようにされている。
【0005】又、近年、全地球測位システム(以下GP
Sという)による測量も種々行われるようになってきて
いる。このGPS測量では、受信アンテナと受信機とを
用いて複数台のGPS衛星からの電波を受信し、受信機
に内蔵したメモリ又はフレキシブルディスクやカセット
テープなどに受信データを記憶し、この受信データを解
析して受信アンテナの位置座標値を算出している。
【0006】尚、GPSアンテナで受信したデータをメ
モリなどに記憶するに際し、受信開始前に観測データの
名称をファイル名として定め、このファイル名を付した
ファイルに受信データを記録するようにしてメモリなど
に記憶させている。そして、この衛星からの電波を利用
するGPS測量には、1台の受信アンテナを用いて座標
測定を行う単独測位や、複数台の受信アンテナを用いて
各受信位置を測定する相対測位がある。そして、単独測
位ではリアルタイムの座標測定が可能であるも、測定誤
差が数十メートル以上となることがあるため、現在測量
では使用されていない。又、相対測位では、種々の精度
の測位方法がある。例えば、DGPSと呼ばれる相対測
位は、単独測位を行った複数台の測定値に基づいて各受
信アンテナの座標位置を測定する方法である。このDG
PSは、各受信アンテナの座標を解析するに際し、少な
くとも1台の受信アンテナの正確な位置が判明している
とき、受信データの解析による測位によって求めた座標
値と判明している座標に設置した受信アンテナの座標値
との差を修正値として求め、この修正値により測位によ
って求めた各受信アンテナの座標値を修正する。この修
正を行うことにより、同時に単独測位を行った他の各受
信アンテナの位置をリアルタイムで数メートル以内の誤
差範囲として測位することができる。そして、相対測位
の内、リアルタイムキネマティック測位と呼ばれる複数
台の受信アンテナで受信したデータを合わせて解析を行
う測位では、即時に各受信機の座標位置を数センチメー
トル以下の誤差として座標値を測定することが可能であ
る。更に、スタティック測位と呼ばれる測位では、複数
台の受信アンテナで所要時間継続して衛星からの電波を
受信する必要があるも、測位による測定誤差を1センチ
メートル以下とすることができる。
【0007】従って、今日、リアルタイムキネマティッ
ク測位やスタティック測位は、測量にも使用されてい
る。尚、相対測位においてGPSアンテナとした各受信
アンテナの位置座標を測位する場合、この測位により求
める座標値の誤差は、各受信アンテナ毎の真値である座
標真値と測定座標値とに所定範囲内の絶対誤差を有する
ため、GPSアンテナ相互間の距離が小さい場合には測
量結果の値は誤差が大きく含まれることなり、他方、G
PSアンテナ相互間の距離が大きい場合はGPS測量で
は測量誤差を極めて小さくすることができ、高精度の測
量が可能となる。
【0008】このため、今日、視認可能な相互に比較的
近距離に点在する測点相互間の測量を行うに際しては、
前記トータルステーションなどの測角測距装置を使用す
る視準測量が行われる。又、例えば新たに基準点を設け
る場合に、近くに正確な座標が既知である基準点が存在
しないときにこの新点を正しい座標位置に正確に設ける
ための測量など、相互に視認することができない遠距離
の測点相互間の測量にはGPS測量が利用されることが
多い。
【0009】このような測角測距装置を利用する測量又
はGPSを利用する測量を行うに際しては、先ず、地形
図上で新点の概略位置を決定し、測量目的に合わせた作
業計画が立案される。この作業計画では、目的に合わせ
て必要な測点を地形図上で概略定めた選点図を作成し、
平均計画図と合わせて必要な測点数及び測点位置を定め
て選点図を完成させる。この場合に使用する平均計画図
は、各測点相互の距離などを網平均により誤差修正して
正確な測点座標を求めることが容易に行えるようする多
角形網を示すものである。
【0010】次に、作成した選点図に基づき、現地にお
いて使用可能な既知点の調査や新点の位置を選定する選
点作業を行い、新点の位置には永久標識又は一時標識を
設ける測量標の設置作業を行う。又、現地調査により、
平均計画図の測点を現地の状況に合わせて修正した平均
図を作成する。
【0011】更に、測角測距装置を用いる視準測量で
は、選点図や平均図に基づき、どの測点に測角測距装置
を設置し、設置した測角測距装置からどの測点とどの測
点とを視準観測するかを定める観測図を作成する。そし
て、観測順番などの作業手順を含めた観測実施計画を決
定する。その後、この観測実施計画に基づいて測量作業
を行う。測量作業は、測量標が設けられている測点に測
角測距装置を設置し、他の測量標が設けられている測点
の鉛直線状に例えばコーナーキューブプリズムなどを配
置し、コーナーキューブプリズムまでの水平方向角や垂
直方向角及び直線距離を測定して観測データを取得し、
記録する。
【0012】この観測データの取得記録に際しては、測
量装置の機種や観測者名などもデータとして記録するも
のである。観測データとしては、(1)業務名、(2)測量装
置の機種、機番、(3)観測者名、観測年月日、(4)天候、
風力、気温、気圧、(5)測量装置を設置する測点の測点
名、標識番号などの備考、測量装置の設置高さ、設置し
たときの測量標からの偏心方向及び偏心距離、必要測定
回数である対回数又はセット数や方向数、開始時刻又は
終了時刻、(6)視準点名、目標高、観測番号、水平角観
測値、鉛直角観測値、斜距離測定値、を上記の順番で羅
列して記録することにより観測データを作成する。
【0013】この観測データの取得記録に際し、トータ
ルステーションでは、測量装置の機種や機番はトータル
ステーションに内蔵した主マイクロコンピュータに記憶
させておき、キーボードの操作により観測データとして
メモリ上でコピーを行う。又、角度観測値や距離測定値
は、視準望遠鏡で視準点を視準したとき、キーボードに
よる保存操作によって測角用マイクロコンピュータや測
距用マイクロコンピュータの測定データを観測データと
して記録することができる。
【0014】しかし、他の観測データは、キーボードを
用いて数字や文字の打ち込みにより各データを入力して
記録するようにしていた。そして、1つの視準点の観測
が終了すると次の視準点名をキーボードからの打ち込み
によりデータ入力し、この視準点名の視準点に関する目
標高や観測番号をキーボードから打ち込み、視準望遠鏡
で視準点を視準して水平角観測値及び鉛直角観測値や斜
距離測定値を必要回数だけ保存し、順次、視準点名、目
標高、観測番号、水平角観測値、鉛直角観測値、斜距離
測定値を、メモリに保存して記録する。
【0015】又、トータルステーションの設置点を変更
したときは、測点名、備考、設置高さ、偏心距離、など
をキーボードから打ち込みにより入力してメモリへの保
存を行い、観測を継続する。そして、観測データの解析
は、通常、現場での測量作業が終了した後、事務所など
にデータを持ち帰り、業務名から斜距離測定値までが所
定の順番に記憶されている観測データに基づいて後処理
ソフトを組み込んだコンピュータなどにより自動演算す
る。この観測データの解析により、ドキュメントなどの
測量結果を作成していた。
【0016】尚、今日、視認可能な比較的近距離の測点
間の観測測量には、上述のようにトータルステーション
などの測角測距装置を使用し、遠距離の測点相互間の観
測測量には、GPS測量機を使用することが多い。しか
し、測量を行う測点群の中に正確な座標が既知とされた
既知点が無い場合、又、測点群の近くに基準点となる正
確な座標が既知とされた既知点がない場合、GPS測量
機によるGPS測量と測角測距装置による視準測量とを
組み合わせることもある。
【0017】このため、トータルステーションなどの測
角測距装置にGPSアンテナなどを取り付けて測角測距
装置とGPS測量機とを組み合わせる測量装置も提案さ
れている。しかし、前述のように、GPS測量は遠隔地
に設けた他のGPSアンテナで受信したデータと合わさ
なければ高精度の測位即ち測量ができない。このため、
GPS測量としては測角測距装置に取り付けたGPSア
ンテナで受信したデータと他のGPS測量機のデータと
により測量装置の設置座標の算出を行っている。又、測
角測距装置を用いた視準測量による観測データの解析
は、測角測距装置で取得したデータに基づく測点位置の
算出を行っている。そして、この観測データの解析によ
り求めた地形などと別個にデータ解析を行って求めた座
標とを合わせて測量結果をまとめることが試みられてい
る現状である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、相互に
視認可能な範囲の測量では、トータルステーションなど
の測角測距装置による視準測量が多く行われている。こ
の視準測量では、重要なデータである測点名をキーボー
ドからの打ち込みによる手入力で行うため、測点名を誤
って入力することが有る。この入力の誤りが生じている
観測データを解析するときは、データの誤りによって解
析不能となることが多い。そして、作業計画との比較に
より正しい測点名が判明したときは、観測データを修正
して解析計算を再度行うことにより測量結果を求めるこ
とができる。
【0019】しかし、観測実施計画に基づいて測点名を
順次確認し、実施計画と矛盾する測点名を修正して解析
計算を行った場合は、測量結果の信憑性が低くなる欠点
があった。又、誤って入力した測点名が他の測点名と同
一となったとき、直ちにこの誤りを検出することができ
ず、解析計算結果として誤った結果が算出されることも
あった。
【0020】このように、測角測距装置を用いる視準測
量では、測点名の入力誤りなどにより、視準作業などを
注意深く正確に行っても、測量結果を正しく求めること
ができないことがあった。更に、測角測距装置を現場で
設置する際、設置場所としての設置点を間違えて観測を
行ったとき、この観測データでは測量結果の解析が不能
となる場合や測量結果が許容値に収まらないために、再
測量が必要となることもあった。
【0021】そして、再測量に際しては、測量現場が遠
い場合や交通が不便な場所の場合、測量作業の時間と手
数のみでなく、現場への往復のために多大な時間を費や
すことになる問題点もあった。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイクロコン
ピュータを内蔵した測角測距装置とGPS測量機とを一
体とした測量装置であって、測角測距装置により作成し
記憶する観測データの設置点情報としてGPS測量機で
リアルタイムに測位した座標値をマイクロコンピュータ
に記憶する測量装置とするものである。
【0023】このように、GPS測量機で測位した座標
値を設置点情報として観測データを作成記憶する測量装
置は、観測データを取り出して解析するに際し、測量装
置の設置位置の確認を容易に行うことができる。そし
て、座標値を設置点情報とした観測データを作成記憶す
るに際し、座標値を測点名として記憶する測量装置とす
ることが好ましい。
【0024】このように、座標値を測点名として記憶さ
せる測量装置では、観測データのデータ構造及び内容を
従来の測角測距装置と共通化することができる。又、本
発明は、マイクロコンピュータを内蔵した測角測距装置
とGPS測量機とを一体とした測量装置であって、内蔵
されたマイクロコンピュータは、作業順番に合わせた各
測点の座標値を記憶しており、GPS測量機により設置
点の座標を測位したとき、測位により求めた座標値と記
憶している座標値との一致を判断して測位により求めた
座標値が記憶している座標値と一定の許容範囲内で一致
しないときに警告を発する測量装置とするものである。
【0025】このように、GPS測量機で測位した座標
値を記憶した座標値と確認して警告を発する測量装置
は、測量装置を誤った測点に設置したとき、直ちに作業
者に設置場所の誤りを知らせることができる。更に、測
位により求めた座標値と記憶している座標値との差を算
出し、記憶している座標値までの方向と距離とを表示す
る測量装置とすることが好ましい。
【0026】このように、測量装置を設置した座標の値
と記憶した座標値との差を表示する測量装置は、設置場
所を誤ったとき、作業計画に定めた正しい設置場所を容
易に作業者に知らせることができる。そして、本発明
は、マイクロコンピュータを内蔵した測角測距装置とG
PS測量機とを一体とした測量装置であって、GPS測
量機が記憶する受信データのファイル名を、測角測距装
置によって測量作業を行う際に作成し記憶する観測デー
タの設置点情報として読み込む測量装置とするものであ
る。
【0027】このように、GPS測量機で受信したデー
タを記憶する際のファイル名を設置点情報として観測デ
ータを作成記憶する測量装置は、観測データを取り出し
て解析するに際し、GPS測量データを別途に解析する
ことにより測量装置の設置位置の確認を容易に行うこと
ができる。更に、前記GPS測量機が記憶する受信デー
タのファイル名を観測データの測点名として読み込む
際、ファイル名を測点名として記憶する測量装置とする
ことが好ましい。
【0028】このように、座標値を測点名として記憶さ
せる測量装置では、観測データのデータ構造及び内容を
従来の測角測距装置と共通化することができ、測点名を
ファイル名とするGPS測量データを別途に解析するこ
とにより測量装置の設置位置の確認を容易に行うことが
できる。又、本発明は、マイクロコンピュータを内蔵し
た測角測距装置にGPSアンテナを取り付けて測角測距
装置とGPS測量機とを一体とする測量装置とし、この
測量装置を測点に設置したとき、GPS測量により測量
装置の設置座標を測位し、GPS測量による測位で算出
した座標値を測量装置の測点名として測角測距装置に記
憶させて観測データの取得保存を行う測量方法とする。
【0029】このように、GPS測量による測位で求め
た座標値を測角測距装置の設置点名である測点名として
測角測距装置に記憶させる測量方法は、この測角測距装
置による観測データを解析する際、設置点を正確に特定
して測量結果を求めることができる。そして、測角測距
装置のマイクロコンピュータには、測量作業の実行に先
立って測点の座標値を作業順に並べて記憶させ、この測
量装置を設置したとき、GPS測量で測位した座標値と
記憶した座標値とを比較し、測位による座標値が記憶し
た座標値の近似値でな場合、測角測距装置の表示画面に
警告の表示を行い又は測角測距装置の発音手段による警
告の発音を行うようにすることもある。
【0030】このように、測角測距装置のマイクロコン
ピュータに記憶させた設置点座標と測量装置を設置した
際の測位により求めた座標とを確認して警告を発する方
法は、誤った設置点への設置を防止し、観測計画に合っ
た正しい測量作業を実施することができる。尚、GPS
測量で測位した座標値と記憶した座標値との誤差が許容
範囲を越えたとき、両座標値の差に基づいて記憶した座
標位置までの方向と距離とを測角測距装置の表示画面に
表示させることが好ましい。
【0031】このように、正しい座標位置までの方向及
び距離を表示すれば、直ちに正しい設置場所を作業者に
理解させることができる。更に、本発明は、マイクロコ
ンピュータを内蔵した測角測距装置にGPSアンテナを
取り付けて測角測距装置とGPS測量機とを一体とする
測量装置とし、この測量装置を測点に設置したとき、G
PS測量を開始して測量データをGPS測量機に記憶
し、測角測距装置により測量を作業を行って観測データ
を測角測距装置に記憶させる際、観測データの測点名の
入力を行うときに測点名としてGPS測量のデータファ
イルのファイル名を観測データを測角測距装置に記憶さ
せて観測データの取得保存を行う測量方法とする。
【0032】このように、GPS測量により受信データ
を記憶する際のファイル名を測角測距装置の設置点名で
ある測点名として測角測距装置に記憶させる測量方法
は、測量作業の終了後、GPS測量データを別途に解析
することにより正確な設置点を求めることができる。そ
して、この測角測距装置による観測データを解析する
際、設置点を正確に特定して測量結果を求めることがで
きる。
【0033】又、本発明は、GPS測量により測位算出
した座標値をファイル名とし、この座標値をファイル名
としたファイルに測角測距装置による測量作業を行った
際の観測データを記憶することもある。このように、G
PS測量により測位した座標値をファイル名とする観測
データのファイルを作成し、このデータファイル内に測
角測距装置を用いた視準測量の観測値データを記録すれ
ば、測量計画に基づき、各座標値の測点を基準とした測
量結果を求めることができる。
【0034】更に、本発明は、マイクロコンピュータを
内蔵した測角測距装置にGPSアンテナを取り付けて測
角測距装置とGPS測量機とを一体とする測量装置を形
成し、この測量装置を測点に設置し、測角測距装置に測
点名を記憶させるとき、この測点名をファイル名とした
データファイルをGPS測量機に作成し、受信データを
このデータファイルに記憶させることもある。
【0035】このように、測角測距装置に測点名を記憶
させるとき、この測点名をファイル名としたデータファ
イルを作成して受信データを記憶させるから、受信デー
タにより座標を算出することにより、この測点名により
観測を行った測点の座標を確認することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明に係る測量装置の実施の形
態は、図2に示すように、トータルステーションとGP
Sアンテナ及びGPS受信機とを合わせた測量装置であ
る。この測量装置は、整準台により基台を水平として三
脚などにより測点の上に設置されるトータルステーショ
ンに、GPSアンテナとGPS受信機とを固定するよう
に取り付けるものである。
【0037】そして、基台には下盤コネクタを設け、外
部機器としてのパソコンを接続可能とし、又、この下盤
コネクタにはモデムを介して携帯電話などの無線装置も
接続可能としている。又、水平方向回転軸を中心として
基台に対して水平方向に回転可能とされたトータルステ
ーション本体の下部には、トータルステーションを操作
するキーボードと液晶表示装置などの表示画面とを有す
る。又、本体の中央上方には水平方向を軸方向とする垂
直方向回転軸を中心として上下方向に回転可能な視準望
遠鏡を有し、この視準望遠鏡の上にGPSアンテナをネ
ジ止めなどにより固定している。更に、トータルステー
ション本体の側方にGPS受信機を着脱可能に取り付け
るている。
【0038】このGPSアンテナの取り付けに際して
は、トータルステーションの水平方向回転軸の軸線上に
アンテナ位相中心を位置させるようにGPSアンテナを
取り付けている。そして、このトータルステーション
は、主マイクロコンピュータとしてのメインCPUとメ
モリとを有すると共に、各機能に合わせたサブCPUと
メモリも有し、図1に示すように、測角ユニット14に対
するサブCPUとメモリとによる測角用マイクロコンピ
ュータ15、測距ユニット16に対するサブCPUとメモリ
とによる測距用マイクロコンピュータ17、又、GPS受
信機12に対するサブCPUとメモリとによるGPS用マ
イクロコンピュータ13も、主マイクロコンピュータ20と
合わせて内蔵している。
【0039】従って、測角測距装置としてのトータルス
テーションと、GPSアンテナ11及びGPS受信機12と
GPS用マイクロコンピュータ13とによるGPS測量機
とを一体とした測量装置として形成されているものであ
る。更に、このトータルステーションは、主マイクロコ
ンピュータ20及びこの主マイクロコンピュータ20に制御
される複数のマイクロコンピュータや専用メモリなどに
より構成するマイクロコンピュータを内蔵し、トータル
ステーション本体に設けたキーボード32からの入力に応
じて表示ユニット31の表示画面に観測データの表示や作
業手順の項目などを表示するするものである。
【0040】又、このトータルステーションには、作業
工程記憶メモリ21や観測データ記憶メモリ22としてのメ
モリエリアを確保し、主マイクロコンピュータ20を介し
て下盤コネクタにより接続する外部機器としての無線装
置41やパソコン42とのデータ交換を行えるようにしてい
る。尚、作業工程記憶メモリ21や観測データ記憶メモリ
22は、メモリカードを用いて着脱可能なメモリとするこ
ともある。
【0041】そして、測角ユニット14は、基台に対する
トータルステーション本体の水平方向回転角をロータリ
ーエンコーダにより、又、視準望遠鏡の上下方向回転角
をロータリーエンコーダにより検出するものであり、測
角用マイクロコンピュータ15はロータリーエンコーダか
らの信号に基づいて基準方向からの正確な角度を算出し
て角度データを形成することは従来と同様である。又、
測距ユニット16も、高輝度LEDなどを用いた光波測距
装置とし、測距用マイクロコンピュータ17により照射ビ
ームと反射ビームとの時間差や位相差に基づいて反射点
までの正確な距離を算出して測定データを形成すること
は従来と同様である。
【0042】尚、電源ユニット33は、他の各ユニットや
各マイクロコンピュータに必要な電力を供給し、又、各
メモリへのバックアップ電圧などを適宜供給するもので
ある。又、GPS用マイクロコンピュータ13は、リアル
タイムキネマティック測位(RTK)やDGPSによる
測位が可能なマイクロコンピュータとし、無線装置41を
介して他のGPS測量機からのデータによりリアルタイ
ムに測位が可能としている。
【0043】尚、GPS受信機12は、トータルステーシ
ョンと電源を共通化し、トータルステーションの電源ユ
ニット33から給電することにより、GPS受信機12を小
型化している。この測量装置により測量作業を開始する
に際しては、先ず、パソコン42から観測実施計画に基づ
く作業工程を作業行程記憶メモリ21に転送する。
【0044】この作業行程のデータ内容は、測量装置を
設置する測点を観測実施計画に基づいて順番に列べ、且
つ、各測点から視準すべき測点の測点名及び測点番号や
標識番号などとしている。尚、この作業実施計画の作成
は、外部機器であるパソコン42に地図情報や必要な制御
のソフトを組み込んでおき、パソコン42内の地図情報か
ら測量に必要な既知点及び新点の概略位置を決定して平
均計画図を先ず作成する。この平均計画図の作成に際
し、観測計画点群としての新点及び既知点を選択し、多
角網の図形の強さを考慮することは従来と同様である。
更に、現地調査により既知点と新点との確認を行って必
要な測量標を設けることも従来と同様である。又、現地
調査に基づいて測点を定めた選点図を地形図に測点をプ
ロットして作成し、更に多角網を考慮して平均図を作成
する。そして、セッションの組み合わせや偏心点などを
記入して実施計画図とし、作業手順として観測行程順の
測量装置の設置すべき測点位置及びその測点からの視準
点を定めることも従来と同様である。
【0045】このように、この測量装置では、作業行程
記憶メモリ21を設けている故、外部機器で作成した作業
行程の手順や内容をこの作業行程記憶メモリ21に記憶さ
せることができる。従って、現場での測量作業を実施す
るに際し、キーボード32の操作により表示ユニット31の
表示画面に作業内容を順番に表示させ、測量装置の設置
場所や必要な視準点を確認しつつ各測点における必要な
観測を行うことができる。
【0046】又、測量作業の開始に際し、既知点に他の
GPS測量機を設けておき、外部機器である無線装置41
をこの測量装置に接続して既地点に設けたGPS測量機
のデータを取り込めば、RTK又はDGPSにより、リ
アルタイムでこの測量装置の現在位置座標を確認するこ
とができる。そして、観測データは、従来と同様に、業
務名、測量装置の機種、機番、観測者名、観測年月日、
天候、風力、気温、気圧、測点名、備考、設置高さ、偏
心方向及び偏心距離、対回数又はセット数や方向数、開
始時刻又は終了時刻、視準点名、目標高、観測番号、水
平角観測値、鉛直角観測値、斜距離測定値として観測デ
ータ記憶メモリ22に記憶させる。
【0047】この観測データの取得及び記憶に際し、業
務名から気圧までを先ずキーボード32により入力する。
この入力に際し、業務名は、作業行程記憶メモリ21から
観測データ記憶メモリ22に転送することもあり、作業行
程記憶メモリ21に記憶させた作業行程のデータに業務名
を含まない場合は、キーボード32への打ち込みにより業
務名を観測データ記憶メモリ22に記憶させる。又、機種
や機番のデータは、予め主マイクロコンピュータ20のメ
モリに登録しておき、この機種や機番のデータを観測デ
ータ記憶メモリ22に転送する。更に、観測者名や年月
日、天候などは適宜キーボード32への打ち込みを行って
観測データ記憶メモリ22に記憶させる。
【0048】そして、測点名の入力としては、GPS用
マイクロコンピュータ13のメモリからの座標値をキーボ
ード32の操作により測点名として観測データ記憶メモリ
22に転送して記憶させる。この座標値は、GPS測量に
よりリアルタイムで測位した緯度や経度、更には必要に
応じて準拠楕円体に基づいた楕円体高さ又はジオイド面
からの標高を含む座標値である。
【0049】尚、測量装置を設置してGPS測量を開始
するに際し、測点名をファイル名として受信データのフ
ァイルを作成する場合、キーボード32の操作により測点
名としてGPS受信データのファイル名を観測データ記
憶メモリ22に転送して記憶させることもある。更に、標
識番号などの備考や機械高、偏心データなどはキーボー
ド32から打ち込みにより入力して観測データ記憶メモリ
22に記憶させる。
【0050】そして、対回数又はセット数や開始時刻及
び視準点名と目標高や観測番号などを順次キーボード32
への打ち込みにより観測データ記憶メモリ22に記憶させ
る。又、視準望遠鏡で視準点を視準し、キーボード32の
操作により測角用マイクロコンピュータ15のメモリから
観測データ記憶メモリ22に水平角観測値及び鉛直角観測
値を転送し、測距用マイクロコンピュータ17のメモリか
ら観測データ記憶メモリ22に斜距離測定値を転送して記
憶させる。
【0051】その後、対回数とされた回数だけ同一視準
点を視準して水平角観測値及び鉛直角観測値や斜距離測
定値を記憶させ、次の視準点名及び目標高や観測番号を
打ち込んで記憶させた後、水平角観測値及び鉛直角観測
値や斜距離測定値を測角用マイクロコンピュータ15及び
測距用マイクロコンピュータ17から転送して記憶させ
る。
【0052】又、続けて測量装置を新たな測点に移動さ
せたときは、GPS用マイクロコンピュータ13のメモリ
から測位により求めた座標値を観測データ記憶メモリ22
に転送して測点名として記憶させ、同様に、所要のデー
タの打ち込みを行って視準による水平角観測値及び鉛直
角観測値や斜距離測定値を観測データ記憶メモリ22に記
憶させ、観測終了時には終了時刻を打ち込む。
【0053】このように、トータルステーションの水平
方向回転軸にアンテナ位相中心を合わせたGPSアンテ
ナ11をトータルステーションに取り付け、GPS受信機
12及びGPS用マイクロコンピュータ13を設けてトータ
ルステーションにGPS測量機を一体とした測量装置を
用い、測点名としてGPS測量による座標値を用いた観
測データを取得して記憶すれば、キーボード32の操作を
行う際の入力誤りを防止し、各測点からの測定値に基づ
く測量結果を求めるデータ解析を正しく行うことができ
る。
【0054】そして、GPS測量により求めた座標値を
観測データとする場合、測点名として観測データ記憶メ
モリ22に転送する場合に限ることなく、測点名をキーボ
ード32から打ち込み、GPS測量により求めた座標値を
備考として観測データ記憶メモリ22に記憶させることも
ある。この場合は、GPS測量による座標値の算出に多
少の誤差がある場合であっても、測点名の確認に利用す
ることができ、測量の精度低下を防止することができ
る。
【0055】又、観測実施計画として測点名と合わせて
各測点の緯度や経度又は高さや標識番号を加えた作業行
程を決定した場合、測点名と共にその緯度や経度の座標
値などを作業の順番に合わせて作業行程記憶メモリ21に
記憶させておくこともある。この場合は、主マイクロコ
ンピュータ20にGPS用マイクロコンピュータ13から測
位した座標値を読み込んだとき、作業行程記憶メモリ21
から該当する座標値を主マイクロコンピュータ20で検索
し、この座標値の測点名や標識番号を作業行程記憶メモ
リ21から観測データ記憶メモリ22へ主マイクロコンピュ
ータ20により転送させる。
【0056】更に、GPS用マイクロコンピュータ13か
ら読み込んだ座標値の座標データが作業行程記憶メモリ
21に保存されていない場合、表示ユニット31の表示画面
に点滅表示などを行って設置場所が誤りであることの表
示を行い、又、発音手段を有するトータルステーション
では電子音などにより警告を発するようにすることもあ
る。
【0057】そして、GPS測量により測位した座標値
と作業行程記憶メモリ21に作業順に記憶させている座標
値とを主マイクロコンピュータ20によって比較する場
合、測位した座標値と記憶した座標値とが異なるとき、
測位による座標値と正しい座標値との差を主マイクロコ
ンピュータ20により演算して正しい測点位置までの方向
と距離とを表示画面に表示させることもある。
【0058】尚、測位により求めた座標値と作業行程記
憶メモリ21に記憶した座標値とを比較して一致を検出す
る場合、数十センチメートルなどの所要の許容範囲を定
めて一致座標の検索をする。そして、作業行程記憶メモ
リ21に、作業行程のデータとして測点名と共にその座標
値や標識番号を測定作業の順番に合わせて記憶させてい
る場合、キーボード32の操作により1つの測点での観測
を終了したとき、次の測量装置の設置点となる測点まで
の方向と距離とを表示画面に表示させることができるよ
うにすることもある。
【0059】このように、作業行程記憶メモリ21に測点
の座標値を記憶させておき、GPS測量により求めた座
標値と記憶した座標値とを比較して作業行程記憶メモリ
21の測点名を観測データ記憶メモリ22に転送して観測デ
ータとして記憶させ、又、座標値が一致しない場合に警
告を表示すれば、測点名の入力の誤りや設置場所の誤り
が生じることを防止できる。
【0060】更に、作業行程記憶メモリ21に記憶させた
正しい設置座標の方向や距離を表示すれば、作業者に正
しい設置場所を素早く理解させ、迅速な測量作業を行う
ことができる。又、測量装置を新たな測点に移動させた
ときは、新たなファイル名によりGPS用マイクロコン
ピュータ13のメモリに受信データのファイル作成を開始
し、このGPS測量データのファイル名を観測データ記
憶メモリ22に転送して測点名として記憶させ、同様に、
所要のデータの打ち込みを行って視準による水平角観測
値及び鉛直角観測値や斜距離測定値を観測データ記憶メ
モリ22に記憶させ、観測終了時には終了時刻を打ち込む
こともある。このように、GPS用マイクロコンピュー
タ13から受信データのファイル名を観測データ記憶メモ
リ22に転送する読み込み手段としての機能を主マイクロ
コンピュータ20に持たせ、GPS測量による受信データ
ファイルのファイル名を測点名として観測データ記憶メ
モリ22に記憶させると、測量作業の終了後、ファイル名
で特定したGPS測量データの解析により測点の座標を
求め、同名の測点名により観測データの解析を行って測
量結果を得ることができる。そして、測点名が観測実施
計画の測点名と異なる場合が発生しても、観測データに
記録した測点名と同名のファイルであるGPS測量の受
信データの解析により座標値を求め、求めた座標に基づ
いて測点位置の確認を行うことにより正しい測量結果を
求めることができる。
【0061】尚、GPS測量による受信データのファイ
ル名を主マイクロコンピュータ20により観測データ記憶
メモリ22に転送する際、観測データ中の測点名としてフ
ァイル名を転送する場合のみでなく、測点の備考として
ファイル名を読み込み、観測データ記憶メモリ22に記憶
させることもある。又、この測量装置により観測データ
を観測データ記憶メモリ22に記憶させるに際し、業務名
から観測値及び測定値、終了時刻までを一連のデータと
する場合に限ることなく、測量装置を設置する測点毎に
データファイルを作成して観測データを分割することも
ある。
【0062】この場合は、主マイクロコンピュータ20に
よりGPS用マイクロコンピュータ13から読み込んだ座
標値をファイル名とした測点毎の観測データファイルを
形成して観測データ記憶メモリ22に記憶させる。従っ
て、キーボード32からの入力による測点名の誤ったデー
タがデータファイルに記憶された場合であっても、観測
データの解析計算を行う時には作業計画で定めた座標値
で集計を行い、座標値によるファイル名を元にして各フ
ァイルを合わせることにより観測データをまとめ、正し
い解析計算を行うことができる。
【0063】又、観測データのファイル名とGPS測量
による受信データのファイル名とを共通とするように、
GPS測量による受信データファイルのファイル名を読
み込んでこのファイル名の観測データファイルを形成す
ることもある。この場合も、ファイル名により受信デー
タの解析を行って各ファイルを作成した測点の座標を確
認し、同名のファイル名を有する観測データに座標を振
り付けて測量結果を求めることができる。
【0064】更に、キーボード32から測点名を打ち込ん
で観測データ記憶メモリ22に測点名を記憶させる際、こ
の測点名をGPS用マイクロコンピュータ13のメモリに
転送し、GPS用マイクロコンピュータ13で作成してい
る受信データファイルのファイル名として記憶させ、
又、このキーボード32から打ち込んで観測データ記憶メ
モリ22に記憶させる測点名をファイル名とするファイル
をGPS用マイクロコンピュータ13のメモリに形成して
受信データの記憶を開始させることもある。
【0065】この場合も、GPS測量データのファイル
名と観測データの測点名とが共通している故、後処理ソ
フトなどを内蔵した別のコンピュータにより、測量終了
後に測点名をファイル名としているGPS測量データの
ファイルとした受信データを解析させる。そして、この
解析により特定の測点名の座標値を算出して測点の座標
を確認することができる。更に、この測点名の観測デー
タを演算する測量解析時には、座標値によって観測実行
場所の確認を行うことができる。
【0066】従って、ファイル名によりGPS測量に基
づく座標値を設置情報とし、設置点の確認により測量結
果の信憑性を低下させることを防止できる。尚、上述の
測量装置は、GPSアンテナ11の位相中心をトータルス
テーションの水平方向回転軸に一致させた測量装置とし
ているも、図3に示すように、GPSアンテナ11をトー
タルステーション本体の側方上方に取り付けることもあ
る。
【0067】この場合は、トータルステーションに方位
角センサを組み込み、アンテナ位相中心とトータルステ
ーションの水平方向回転軸とのオフセット量をGPS用
マイクロコンピュータ13に記憶させておき、方位角セン
サで検出する偏心方向と合わせて水平方向回転軸の座標
値をGPSアンテナ11の位置から修正して算出する。従
って、測量装置の設置座標をGPS測量により求めるこ
とができ、前述の実施の形態と同様に測量装置の座標値
として利用できる。
【0068】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明は、マイクロ
コンピュータを内蔵した測角測距装置とGPS測量機と
を一体とし、リアルタイムに測位して求めた座標値を測
角測距装置によって作成する観測データの設置点情報と
してマイクロコンピュータに記憶する測量装置である。
【0069】従って、観測データの解析を行うに際し、
常に設置点の確認が可能であり、測量結果の評価判断が
容易であって、信憑性の高い測量結果を作成することが
できる。又、請求項2に記載した本発明は、測位により
求めた座標値を測点名として記憶する測量装置とするも
のである。
【0070】従って、測点名の入力誤りを防止し、信憑
性の高い測量結果を作成することができる。そして、請
求項3に記載した本発明は、マイクロコンピュータは作
業順番と合わせて各測点の座標値を記憶しており、設置
点の座標を測位したとき、測位により求めた座標値と記
憶している座標値とが一致しないときに警告を発する測
量装置とするものである。
【0071】従って、測量装置の設置を誤ったときに作
業者に誤りを知らせ、無駄な観測作業を行うことを防
ぎ、正しい観測データによる信憑性の高い測量結果を作
成することができる。更に、請求項4に記載した本発明
は、測位により求めた座標値と前記記憶している座標値
との差を算出して記憶している座標値までの方向と距離
とを表示する測量装置とするものである。
【0072】従って、測量装置の設置場所を誤ったと
き、正しい設置場所を作業者に知らせることができ、正
しい観測データによる信憑性の高い測量結果を作成する
ことができる。又、請求項5に記載した本発明は、マイ
クロコンピュータを内蔵した測角測距装置とGPS測量
機とを一体とし、GPS測量機が記憶する受信データの
ファイル名を測角測距装置によって作成する観測データ
の設置点情報とする測量装置である。
【0073】従って、GPS測量による受信データを解
析することにより、ファイル名毎の座標を特定すること
ができ、この座標値を同名とされている設置点情報と置
き換えることにより、観測データの解析を行うに際し、
常に設置点の確認が可能であり、測量結果の評価判断が
容易であって、信憑性の高い測量結果を作成することが
できる。
【0074】そして、請求項6に記載した本発明は、G
PS測量機が記憶する受信データのファイル名を測点名
として記憶する測量装置とするものである。従って、測
点名の入力誤りを防止し、又、受信データの解析を行う
ことにより当該測点名が付された位置の座標を知ること
ができ、信憑性の高い測量結果を作成することができ
る。
【0075】又、請求項7に記載した本発明は、測角測
距装置とGPS測量機とを一体とする測量装置を形成
し、この測量装置を測点に設置したときに測位で求めた
座標値を測点名として測角測距装置に記憶させて観測デ
ータの取得をして保存を行う測量方法である。従って、
測点名の入力誤りを防止し、信憑性の高い測量結果を作
成することができる。
【0076】そして、請求項8に記載した本発明は、測
角測距装置とGPS測量機とを一体として測角測距装置
には測量作業の実行に先立って測点の座標値を作業順に
並べて記憶させ、この測量装置を設置したときに測位に
より座標値を求め、求めた座標値と記憶した座標値とを
比較し、両座標値が近似しない場合、警告の表示又は警
告の発音を行う測量方法である。
【0077】従って、測量装置の設置を誤ったときに作
業者に誤りを知らせ、無駄な観測作業を行うことを防
ぎ、正しい観測データによる信憑性の高い測量結果を作
成することができる。更に、請求項9に記載した本発明
は、GPS測量により求めた前記座標値と前記記憶した
座標値との誤差が許容範囲を越えたとき、記憶した座標
位置までの方向と距離とを表示する測量方法である。
【0078】従って、測量装置の設置場所を誤ったと
き、正しい設置場所を作業者に知らせることができ、正
しい観測データによる信憑性の高い測量結果を作成する
ことができる。更に、請求項10に記載した本発明は、
測角測距装置とGPS測量機とを一体とする測量装置を
形成し、この測量装置を測点に設置したとき、GPS測
量を開始して測量データをGPS測量機に記憶し、測量
作業を行ってマイクロコンピュータに観測データの保存
を行う際、観測データの測点名の入力を行うに際し、G
PS測量のデータファイル名をマイクロコンピュータに
転送する測量方法である。
【0079】従って、受信データを解析して座標値を知
ることができ、観測データの解析を行うに際し、測点の
座標を基に設置点の確認が可能であり、測量結果の評価
判断が容易であって、信憑性の高い測量結果を作成する
ことができる。又、請求項11に記載した本発明は、測
角測距装置とGPS測量機とを一体とする測量装置を形
成し、この測量装置を測点に設置したとき、測量装置の
設置座標を測位し、測位で求めた座標値をファイル名と
し、この座標値をファイル名としたファイルに観測デー
タを記憶させる測量方法である。
【0080】従って、ファイル名とした座標値により必
要な観測データをまとめ、信憑性の高い測量結果を作成
することができる。更に、請求項12に記載した本発明
は、測角測距装置とGPS測量機とを一体とする測量装
置を形成し、この測量装置を測点に設置し、測角測距装
置に測点名を記憶させるとき、この測点名をファイル名
としたデータファイルに受信データを記憶させる測量方
法である。
【0081】従って、観測データの解析を行うに際し、
設置点の確認が容易に可能であり、測量結果の評価判断
が容易であって、信憑性の高い測量結果を作成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測量装置の構成を示すブロック
図。
【図2】本発明に係る測量装置の外観の一例を示す図。
【図3】本発明に係る測量装置の外観の変形例を示す
図。
【符号の説明】
11 GPSアンテナ 13 GPS用マ
イクロコンピュータ 15 測角用マイクロコンピュータ 17 測距用マイ
クロコンピュータ 20 主マイクロコンピュータ 21 作業行程記
憶メモリ 22 観測データ記憶メモリ 32 キーボード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータを内蔵した測角測
    距装置とGPS測量機とを一体とした測量装置であっ
    て、前記GPS測量機でリアルタイムに測位して求めた
    座標値を前記測角測距装置によって測量作業を行う際に
    作成し記憶する観測データの設置点情報として前記マイ
    クロコンピュータに記憶することを特徴とする測量装
    置。
  2. 【請求項2】 前記測位により求めた座標値を設置点情
    報として前記観測データを作成し記憶するに際し、前記
    測位により求めた座標値を測点名として前記マイクロコ
    ンピュータに記憶することを特徴とする請求項1に記載
    した測量装置。
  3. 【請求項3】 前記測角測距装置に内蔵された前記マイ
    クロコンピュータは、作業順番に合わせて各測点の座標
    値を記憶しており、前記GPS測量機により設置点の座
    標を測位したとき、この測位により求めた座標値と前記
    記憶している座標値との一致を判断して、前記測位によ
    り求めた座標値が前記記憶している座標値と許容範囲内
    で一致しないときに警告を発することを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載した測量装置。
  4. 【請求項4】 前記測位により求めた座標値と前記記憶
    している座標値との差を算出し、前記記憶している座標
    値までの方向と距離とを表示することを特徴とする請求
    項3に記載した測量装置。
  5. 【請求項5】 マイクロコンピュータを内蔵した測角測
    距装置とGPS測量機とを一体とした測量装置であっ
    て、前記GPS測量機が記憶する受信データのファイル
    名を前記測角測距装置によって測量作業を行う際に作成
    し記憶する観測データの設置点情報として前記マイクロ
    コンピュータに記憶することを特徴とする測量装置。
  6. 【請求項6】 前記GPS測量機が記憶する受信データ
    のファイル名を設置点情報として前記観測データを作成
    し記憶するに際し、前記ファイル名を測点名として前記
    マイクロコンピュータに記憶することを特徴とする請求
    項5に記載した測量装置。
  7. 【請求項7】 マイクロコンピュータを内蔵した測角測
    距装置にGPSアンテナを取り付けて前記測角測距装置
    とGPS測量機とを一体とする測量装置を形成し、この
    測量装置を測点に設置したとき、GPS測量により前記
    測量装置の設置座標を測位し、GPS測量による測位で
    求めた座標値を前記測量装置の測点名として前記測角測
    距装置に記憶させて観測データの取得をし、前記マイク
    ロコンピュータに観測データの保存を行うことを特徴と
    する測量方法。
  8. 【請求項8】 前記測角測距装置の前記マイクロコンピ
    ュータには、測量作業の実行に先立って測点の座標値を
    作業順に並べて記憶させ、この測量装置を設置したと
    き、GPS測量による測位により求めた座標値と前記記
    憶した座標値とを比較し、前記測位により求めた座標値
    が前記記憶した座標値の近似値でない場合、前記測角測
    距装置の表示画面に警告の表示を行い又は前記測角測距
    装置の発音手段による警告の発音を行うことを特徴とす
    る請求項7に記載した測量方法。
  9. 【請求項9】 GPS測量により求めた前記座標値と前
    記記憶した座標値との誤差が許容範囲を越えたとき、両
    座標値の差に基づいて前記記憶した座標位置までの方向
    と距離とを前記測角測距装置の表示画面に表示させるこ
    とを特徴とする請求項7又は請求項8に記載した測量方
    法。
  10. 【請求項10】 マイクロコンピュータを内蔵した測角
    測距装置にGPSアンテナを取り付けて前記測角測距装
    置とGPS測量機とを一体とする測量装置を形成し、こ
    の測量装置を測点に設置したとき、GPS測量を開始し
    て受信データをGPS測量機に記憶し、前記測角測距装
    置により測量作業を行って前記マイクロコンピュータに
    観測データの保存を行う際、前記観測データの測点名の
    入力を行うに際し、GPS測量による受信データファイ
    ルのファイル名を前記マイクロコンピュータに転送する
    ことを特徴とする測量方法。
  11. 【請求項11】 マイクロコンピュータを内蔵した測角
    測距装置にGPSアンテナを取り付けて前記測角測距装
    置とGPS測量機とを一体とする測量装置を形成し、こ
    の測量装置を測点に設置したとき、GPS測量により前
    記測量装置の設置座標を測位し、GPS測量による測位
    で算出した座標値をファイル名とするデータファイルを
    作成し、この座標値をファイル名としたファイルに前記
    測角測距装置により測量作業を行った際に取得した観測
    データを記憶させることを特徴とする測量方法。
  12. 【請求項12】 マイクロコンピュータを内蔵した測角
    測距装置にGPSアンテナを取り付けて前記測角測距装
    置とGPS測量機とを一体とする測量装置を形成し、こ
    の測量装置を測点に設置し、この測角測距装置に測点名
    を記憶させるとき、この測点名をファイル名としたデー
    タファイルを前記GPS測量機に作成し、受信データを
    このデータファイルに記憶させることを特徴とする測量
    方法。
JP9162202A 1997-06-19 1997-06-19 測量装置及び測量方法 Pending JPH1114355A (ja)

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