JPH1113900A - 高温用スライド弁 - Google Patents

高温用スライド弁

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JPH1113900A
JPH1113900A JP16483497A JP16483497A JPH1113900A JP H1113900 A JPH1113900 A JP H1113900A JP 16483497 A JP16483497 A JP 16483497A JP 16483497 A JP16483497 A JP 16483497A JP H1113900 A JPH1113900 A JP H1113900A
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Masahiko Mori
正彦 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体の自重を確実に受支すること。 【解決手段】 弁箱内の粉流体を含む高温流体を流通さ
せる流路2のほぼ中央部に設けた弁座3がコーン部材3
Aと該コーン部材3Aの下流側端面に止着したシートリ
ング3Bとで形成され、流路2を開閉する弁体5がシー
トリング3Bの下流側端面に止着した上下一対のガイド
レール4a,4bに水平方向にスライド可能に支持され
た高温用スライド弁において、コーン部材3Aとシート
リング3Bとの対向面12,13に該シートリング3B
を受支するいんろう継手19が設けられ、シートリング
3Bと下側ガイドレール4aとの対向面15,16に該
下側ガイドレール4aを受支する段差20が設けられ、
シートリング3Bに下側ガイドレール4aを受支するガ
セットプレート21が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば石油精製施
設などにおいて化学触媒などの粉流体を含む高温流体を
流通させる流路の途中に介装する高温用スライド弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の高温用スライド弁の一例を図3
及び図4に基づいて説明すると、弁箱1内の粉流体を含
む高温流体を流通させる流路2の流入口2aがテーパー
状に形成されると共に、該流路2のほぼ中央に設けた弁
座3が中央部に貫通孔3a,3bを貫設したコーン部材
3Aと該コーン部材3Aの下流側端面に設けたシートリ
ング3Bとで形成され、前記流路2を開閉する弁体5が
前記シートリング3Bの下流側端面に設けた上下一対の
ガイドレール4a,4bに水平方向にスライド可能に支
持されており、図外の油圧シリンダーなどの液圧シリン
ダーを駆動することにより、ピストンステム6を介して
弁体5が水平方向にスライドされて、流路2を開放(図
3実線状態)または閉鎖(図3仮想線状態)するように
なっている。なお、図中、8は弁箱1の内面に形成され
た耐熱材、9はコーン部材3Aと弁箱1とを一体連結す
る連結部材、10は流入口2a、弁座3及び弁体5の高
温流体が強く当たる部分にライニングされた耐摩耗材で
あって、多数の六角形の孔を形成した網目状のステンレ
ス材からなるヘクスチールと、該ヘクスチールの網目に
充填された耐磨耗性のライニング材とから形成されてい
る。
【0003】図5に示すように、従来、前記コーン部材
3Aとシートリング3Bとは、その対向面12,13が
フラットに形成されて、ボルトなどの止着具14により
止着され、また、シートリング3Bとガイドレール4
a,4bとは、その対向面15,16がフラットに形成
されて、ボルト・ナットなどの止着具17により止着さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
弁体5の自重を下側ガイドレール4aを介して止着具1
4,17で受支しているため、該止着具14,17に対
して弁体5をスライドさせる際の引張力の他に、過大な
曲げ応力や剪断力が集中的にかかり、その止着具14,
17が破断される虞れがある。
【0005】そこで、前記止着具14,17の本数を増
やすことが考えられるが、スペース的に限界があると共
に、部品点数が大幅に増加して製作費が高くつく。本発
明は、上記難点に鑑み、部品点数をほとんど増加させる
ことなく、弁体の自重を確実に受支することができる高
温用スライド弁を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、弁箱内の粉流体を含む高温
流体を流通させる流路のほぼ中央部に設けた弁座が中央
部に貫通孔を貫設したコーン部材と該コーン部材の下流
側端面に止着したシートリングとで形成され、前記流路
を開閉する弁体が前記シートリングの下流側端面に止着
した上下一対のガイドレールに水平方向にスライド可能
に支持された高温用スライド弁において、前記コーン部
材とシートリングとの対向面に、該シートリングを受支
するいんろう継手が設けられていることを特徴としてい
る。
【0007】上記構成において、弁体を上下一対のガイ
ドレールに沿って水平方向にスライドさせることによ
り、流路を開放または閉鎖することができる。この場
合、弁座を形成するコーン部材とシートリングとの対向
面にいんろう継手を設けて、該シートリングを受支して
いるので、前記コーン部材とシートリングとを止着する
止着具に対して過大な曲げ応力や剪断力が集中的にかか
ることがなくなり、その止着具の破断を防ぐことができ
る。また、前記対向面にいんろう継手を設けているだけ
であるから、部品点数が増加せず、製作費が安くつく。
更に、前記対向面間の隙間からガスや触媒などが侵入す
るのをいんろう継手により阻止することができると共
に、そのいんろう継手によりシートリングを簡単に位置
決めすることもできる。
【0008】請求項2記載の発明は、弁箱内の粉流体を
含む高温流体を流通させる流路のほぼ中央部に設けた弁
座が中央部に貫通孔を貫設したコーン部材と該コーン部
材の下流側端面に止着したシートリングとで形成され、
前記流路を開閉する弁体が前記シートリングの下流側端
面に止着した上下一対のガイドレールに水平方向にスラ
イド可能に支持された高温用スライド弁において、前記
シートリングと下側ガイドレールとの対向面に、該下側
ガイドレールを受支する段差が設けられていることを特
徴としている。
【0009】上記構成によれば、シートリングと下側ガ
イドレールとの対向面に段差を設けて、該下側ガイドレ
ールを受支しているので、前記シートリングと下側ガイ
ドレールとを止着する止着具に対して過大な曲げ応力や
剪断力が集中的にかかることがなくなり、その止着具の
破断を防ぐことができる。また、前記対向面に段差を設
けているだけであるから、部品点数が増加せず、製作費
が安くつく。更に、段差により下側ガイドレールを簡単
に位置決めすることもできる。
【0010】請求項3記載の発明は、弁箱内の粉流体を
含む高温流体を流通させる流路のほぼ中央部に設けた弁
座が中央部に貫通孔を貫設したコーン部材と該コーン部
材の下流側端面に止着したシートリングとで形成され、
前記流路を開閉する弁体が前記シートリングの下流側端
面に止着した上下一対のガイドレールに水平方向にスラ
イド可能に支持された高温用スライド弁において、前記
シートリングに、前記下側ガイドレールを受支するガセ
ットプレートが設けられていることを特徴としている。
【0011】上記構成によれば、シートリングに設けた
ガセットプレートにより下側ガイドレールを受支してい
るので、シートリングと下側ガイドレールとを止着する
止着具に対して過大な曲げ応力や剪断力が集中的にかか
ることがなくなり、その止着具の破断を防ぐことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の実施の一
形態である高温用スライド弁の要部を示すものであっ
て、コーン部材3Aとシートリング3Bとの対向面1
2,13に該シートリング3Bを受支するいんろう継手
19が設けられ、シートリング3Bと下側ガイドレール
4aとの対向面15,16に該下側ガイドレール4aを
受支する段差20が設けられ、シートリング3Bに下側
ガイドレール4aを受支する略T字状のガセットプレー
ト21が設けられ、該ガセットプレート21のフランジ
部21aの傾斜状上面と下側ガイドレール4aとの間に
楔状ウエッジ22が嵌入されている。上記以外の構成は
図5に示す従来例とほぼ同じであるから、同一部分に同
一符号を付してその説明を省略する。
【0013】上記構成によれば、コーン部材3Aとシー
トリング3Bとの対向面12,13にいんろう継手19
を設けて、該シートリング3Bを受支しているので、コ
ーン部材3Aとシートリング3Bとを止着する止着具1
4に対して過大な曲げ応力や剪断力が集中的にかかるこ
とがなくなり、その止着具14の破断を防ぐことができ
る。また、対向面12,13にいんろう継手19を設け
ているだけであるから、部品点数が増加せず、製作費が
安くつく。更に、対向面12,13間の隙間からガスや
触媒などが侵入するのをいんろう継手19により阻止す
ることができると共に、そのいんろう継手19によりシ
ートリング3Bを簡単に位置決めすることもできる。
【0014】前記シートリング3Bと下側ガイドレール
4aとの対向面15,16に段差20を設けて、該下側
ガイドレール4aを受支すると共に、シートリング3B
に設けたガセットプレート21によりウエッジ22を介
して下側ガイドレール4aを受支しているので、シート
リング3Bと下側ガイドレール4aとを止着する止着具
17に対して過大な曲げ応力や剪断力が集中的にかかる
ことがなくなり、その止着具17の破断を防ぐことがで
きる。また、対向面15,16に段差20を設けている
だけであるから、部品点数が増加せず、製作費が安くつ
く。更に、段差20により下側ガイドレール4aを簡単
に位置決めすることもできる。
【0015】上記した構成により、止着具14,17の
本数を低減させることができると共に、その止着具1
4,17の着脱も容易に行うことができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、弁座を形
成するコーン部材とシートリングとの対向面にいんろう
継手を設けて、該シートリングを受支しているので、前
記コーン部材とシートリングとを止着する止着具に対し
て過大な曲げ応力や剪断力が集中的にかかることがなく
なり、その止着具の破断を防ぐことができる。また、前
記対向面にいんろう継手を設けているだけであるから、
部品点数が増加せず、製作費が安くつく。更に、前記対
向面間の隙間からガスや触媒などが侵入するのをいんろ
う継手により阻止することができると共に、そのいんろ
う継手によりシートリングを簡単に位置決めすることも
できる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、シートリン
グと下側ガイドレールとの対向面に段差を設けて、該下
側ガイドレールを受支しているので、前記シートリング
と下側ガイドレールとを止着する止着具に対して過大な
曲げ応力や剪断力が集中的にかかることがなくなり、そ
の止着具の破断を防ぐことができる。また、前記対向面
に段差を設けているだけであるから、部品点数が増加せ
ず、製作費が安くつく。更に、段差により下側ガイドレ
ールを簡単に位置決めすることもできる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、シートリン
グに設けたガセットプレートにより下側ガイドレールを
受支しているので、シートリングと下側ガイドレールと
を止着する止着具に対して過大な曲げ応力や剪断力が集
中的にかかることがなくなり、その止着具の破断を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態である高温用スライド
弁の要部の縦断面図(断面線は図3のA−Aに沿う)で
ある。
【図2】 同要部の正面図である。
【図3】 高温用スライド弁の横断面図である。
【図4】 同高温用スライド弁の水平断面図である。
【図5】 従来例を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱 2 流路 3 弁座 3a コーン部材の貫通孔 3b シートリングの貫通孔 3A コーン部材 3B シートリング 4a 下側ガイドレール 4b 上側ガイドレール 5 弁体 12 対向面 13 対向面 14 止着具 15 対向面 16 対向面 17 止着具 19 いんろう継手 20 段差 21 ガセットプレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内の粉流体を含む高温流体を流通さ
    せる流路のほぼ中央部に設けた弁座が中央部に貫通孔を
    貫設したコーン部材と該コーン部材の下流側端面に止着
    したシートリングとで形成され、前記流路を開閉する弁
    体が前記シートリングの下流側端面に止着した上下一対
    のガイドレールに水平方向にスライド可能に支持された
    高温用スライド弁において、前記コーン部材とシートリ
    ングとの対向面に、該シートリングを受支するいんろう
    継手が設けられていることを特徴とする高温用スライド
    弁。
  2. 【請求項2】 弁箱内の粉流体を含む高温流体を流通さ
    せる流路のほぼ中央部に設けた弁座が中央部に貫通孔を
    貫設したコーン部材と該コーン部材の下流側端面に止着
    したシートリングとで形成され、前記流路を開閉する弁
    体が前記シートリングの下流側端面に止着した上下一対
    のガイドレールに水平方向にスライド可能に支持された
    高温用スライド弁において、前記シートリングと下側ガ
    イドレールとの対向面に、該下側ガイドレールを受支す
    る段差が設けられていることを特徴とする高温用スライ
    ド弁。
  3. 【請求項3】 弁箱内の粉流体を含む高温流体を流通さ
    せる流路のほぼ中央部に設けた弁座が中央部に貫通孔を
    貫設したコーン部材と該コーン部材の下流側端面に止着
    したシートリングとで形成され、前記流路を開閉する弁
    体が前記シートリングの下流側端面に止着した上下一対
    のガイドレールに水平方向にスライド可能に支持された
    高温用スライド弁において、前記シートリングに、前記
    下側ガイドレールを受支するガセットプレートが設けら
    れていることを特徴とする高温用スライド弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007090565A1 (de) * 2006-02-06 2007-08-16 Z & J Technologies Gmbh Schieberventil
CN105715817A (zh) * 2014-12-02 2016-06-29 中国石油天然气集团公司 一种滑阀用导轨、阀座圈结构及滑阀

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