JPH11137731A - ゴルフクラブ、クラブシャフト及びクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブ、クラブシャフト及びクラブヘッドInfo
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Abstract
フクラブ、シャフト及びヘッドを得る。 【解決手段】 クラブシャフト10の先端部を曲折して
ヘッド挿入部14とし、先端ヘッド挿入部をクラブヘッ
ド20にその側面から挿入固定したゴルフクラブ、及び
そのシャフトとヘッド。
Description
を構成するシャフトとヘッドに関する。
クラブヘッド(以下ヘッド)のヒール部に、ホーゼルと
呼ばれるシャフト挿入孔を設け、このシャフト挿入孔に
直線状のクラブシャフト(同シャフト)を挿入固定する
構造である。シャフト挿入孔は、各ヘッド毎にクラブ番
手によるライ角やロフト角に対応させた角度で形成しな
ければならない。このシャフト挿入孔は、強度を確保す
るため筒状の厚肉部に形成しなければならず、当然質量
が大きい。その結果、スイートスポットと呼ばれるヘッ
ドの重心点がヘッドの中心からネック側にずれる傾向と
なり、低重心化の障害となっている。従来のゴルフクラ
ブは、ヘッド形状、重心位置の設定等の自由度が低く、
各ヘッド毎に、詳細な設計を必要とした。
化が容易なゴルフクラブ、シャフト及びヘッドを得るこ
とを目的とする。また、本発明は、従来のゴルフクラブ
では期待できないスイング中の挙動が得られ、飛距離、
方向性を向上させることができるゴルフクラブ、シャフ
ト及びヘッドを得ることを目的とする。
ヒール部上部に挿入固定するという従来のゴルフクラブ
の常識を破り、シャフトをヘッドの側面から挿入固定す
るという斬新な着想によって完成されたものである。
ブヘッドのソールとフェース面にほぼ平行にシャフトの
先端部を挿入固定したことを特徴としている。本発明の
ゴルフクラブは、別の表現によると、シャフトの先端部
を曲折してヘッド挿入部とし、該先端ヘッド挿入部をク
ラブヘッドにその側面から挿入固定したことを特徴とし
ている。シャフトの曲折部は、ヘッドをフェース側から
見たとき露出していてもよいが、曲折部でボールをヒッ
トする可能性をなくすには、フェース側から見たときの
ヘッド形状を、曲折部を隠すような形状にすればよい。
シャフトのヘッド挿入部は直線状にするのが好ましい。
このヘッド挿入部は、ほぼ全体をヘッドに固定してもよ
いが、例えばヘッド挿入部の先端部において、クラブヘ
ッドに結合するようにすれば、重心の設計の自由度が増
す。
端部をグリップ部とする直線状のシャフト本体部と、こ
のシャフト本体部の下端部に連設され、該シャフト本体
部に対して曲折したヘッド挿入部とを有することを特徴
としている。シャフト本体部とヘッド挿入部とのなす角
度は、ヘッド挿入部とソールとが平行であればライ角に
設定すればよいが、ヘッド挿入部とソールとは厳密に平
行である必要はないことから、より一般的に、ドライバ
ー用では52〜57°、ウェッジでは60〜65°とす
ることができる。
と、シャフトの挿入孔部を側面に有することを特徴とし
ている。このシャフトの挿入孔部は、例えばソールと略
平行とすることができる。シャフトの挿入孔部は、ヘッ
ドの全幅をシャフトとの固定部としてもよいが、その重
心位置の自由度を高めるため、シャフト側の非固定部
と、この非固定部に続く前方の固定部とから構成するこ
とができる。
した実施形態であり、図1(A)(B)は、本発明によ
るゴルフクラブの正面図及び平面図である。シャフト1
0は、上端部にグリップ部11を有する直線状のシャフ
ト本体12と、このシャフト本体12の先端部を、曲折
部13で角度αだけ曲折して形成した直線状のヘッド挿
入部14とからなっている。
21と略平行にシャフト挿入孔22を備えており、この
シャフト挿入孔22に、シャフト10のヘッド挿入部1
4が挿入固定されている。
2が平行であれば、ライ角またはその近傍に設定するの
が実際的であるが、ヘッド挿入部14(ヘッド挿入孔2
2)とソール21との角度によって、ドライバー(メタ
ルウッド)用では52〜57°、ウェッジでは60〜6
5°の間で設定することができる。
従来周知の素材を用いることができ、さらに新素材でも
よい。要は、シャフト本体12の先端に、曲折部13を
介してヘッド挿入部14を有する形状が重要であり、素
材、あるいは成形方法は問わない。
ば、チタンその他の金属材料から、ロストワックス法等
鋳造技術や鍛造技術等によって形成することができる。
図2は、ヘッド外殻23内に、一定径の筒状のシャフト
挿入孔22を一体に形成した例を示している。
たはヘッド挿入部14の曲折部13側の基部に、ボール
が衝突する可能性があり、これがシャフト10を折損す
る原因となるおそれがある。図3、図4、図5及び図6
は、このようなおそれをなくした実施形態である。この
例では、ヘッド20のフェース24側から見たとき、シ
ャフト10の曲折部13が露出しないように、ヘッド2
0のフェース24をシャフト10側に延長してカバー部
25を形成している。また、この例では、ヘッド20の
シャフト挿入孔22を、シャフト10側の大径テーパ状
のヘッド挿入部14との非固定部(非接触部)22A
と、先端のヘッド挿入部14との固定部(接触部)22
Bとから構成している。
置は、図7、図8に示すように、その上下、前後とも自
由度があり、重心位置等に応じて決定することができ
る。すなわち、シャフト10のヘッド挿入部14のヘッ
ド20のフェース24からの距離S、ソール21からの
高さHは、設計重心位置、クラブの性質等に応じて決定
することができる。
に、ヘッド20のシャフト挿入孔22にシャフト10の
ヘッド挿入部14を挿入し、図9に示すように、シャフ
ト10に対して、ヘッド20をヘッド挿入部14(シャ
フト挿入孔22)を中心に相対的に回動させてフェース
24の角度(位置)を調整し、調整後の位置に固定すれ
ば、任意のロフト角を有するゴルフクラブを得ることが
でき、ロフト角毎に多数のヘッドを用意する必要が減
る。
に、図10に示すように、シャフトグリップ位置を、左
右に移動させ固定することにより、フェース角をフック
フェースにもスライスフェースにも任意の角度を設定す
ることができる。
シャフト本体12とヘッド挿入部14を有し、ヘッド挿
入部14をヘッド20の側面から挿入固定する構造であ
るため、従来のゴルフクラブに比して、クラブ挙動に次
のような好ましい影響があると考えられる。
のスイートスポットでボールを打った場合、ボールBは
ほぼそのヘッドのロフト角で打ちだされ、ロフト角の大
小によりボールにスピンが発生する(図11)。一方、
スイートスポットより上部で打った場合は、ボールが潰
れ、復元、反発してヘッドHから離れるときに、ヘッド
Hが、そのヘッドの重心点Xを通る水平軸を中心にフェ
ース24が上に向く方向に回転し、その結果、ボールB
は、ギヤーが噛み合って回転するように、ヘッドHと逆
の回転が生じる(図12、ヘッドのギヤー効果)。この
際に生じるボールのスピン方向は、スイートスポットに
ボールが当った場合の正規スピン量を減らすように作用
し、また、ヘッドの回転によりボールがヘッドから離れ
る際の実質的なロフト角が大きくなる結果、スイートス
ポットで打ったときより高く、スピンの少ない打球が生
まれ、飛距離が伸びると考えられている。
シャフト本体12とヘッド挿入部14を有し、ヘッド挿
入部14を中心とする水平軸方向の回転が従来のゴルフ
クラブより生じやすく、このため、飛距離が伸びると考
えられる。
が生じやすく、この捩れが方向性を悪化させる原因であ
ると考えられてきた。しかし、本発明によるゴルフクラ
ブ(シャフト)は、従来品に比べ、曲がりがより生じや
すく、捩れが生じにくいと考えられる。図13に示すよ
うに、ボールがヘッド中心点(スイートスポット)26
の上左部P点にヒットした状態を考えると、この打突に
より、シャフト10のシャフト本体12には、紙面に垂
直な方向の曲げと、シャフト本体12を中心とする捩れ
が生じる。従来のゴルフクラブ(シャフト)は、曲折部
13、ヘッド挿入部14を持たないものであるから、打
突によってシャフト本体12に大きい捩れが発生すると
考えられる。勿論曲げも発生するが、より多くの打突エ
ネルギが捩れに費やされる。これに対し、ヘッド挿入部
14を持つシャフト10は、打突のエネルギは、上述の
曲げと捩れに分散される。つまり、従来品に比し、曲げ
により多くのエネルギが吸収されるため、方向性の悪化
が少なく、しかも、曲げの復元力により飛距離が増大す
ると期待される。
ラブ挙動と異なっていたとしても、本発明の有効性は損
なわれない。シャフトをヘッドの側面から挿入する構成
により、重心位置の設計の自由度が高まるという効果が
得られ、この効果は、上記推論とは関係がない。
ッドによれば、ヘッドの重心位置の設計に高い自由度が
得られ、さらに、方向性、飛距離の飛躍的な向上を期待
することができる。
を示す正面図である。 (B)本発明によるゴルフクラブの一実施形態を示す平
面図である。
である。
す、図1と同様の正面図である。
説明する図である。
態を説明する図である。
実施形態を説明する図である。
の実施形態を説明する図である。
ある。
ある。
図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 クラブヘッドのソールとフェース面にほ
ぼ平行にクラブシャフトの先端部を挿入固定したことを
特徴とするゴルフクラブ。 - 【請求項2】 クラブシャフトの先端部を曲折してヘッ
ド挿入部とし、該先端ヘッド挿入部をクラブヘッドにそ
の側面から挿入固定したことを特徴とするゴルフクラ
ブ。 - 【請求項3】 請求項2記載のゴルフクラブにおいて、
クラブヘッドは、フェース側から見たとき、クラブシャ
フトの曲折部を隠す形状をしているゴルフクラブ。 - 【請求項4】 請求項2または3記載のゴルフクラブに
おいて、クラブシャフトのヘッド挿入部は直線状をな
し、該ヘッド挿入部の先端部において、クラブヘッドに
結合されているゴルフクラブ。 - 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれか1項記載の
ゴルフクラブにおいて、クラブシャフトの先端部のヘッ
ド挿入部の曲折角度はドライバー用では52〜57°、
ウェッジでは60〜65°に設定されたゴルフクラブ。 - 【請求項6】 上端部をグリップ部とする直線状のシャ
フト本体部と、このシャフト本体部の下端部に連設さ
れ、該シャフト本体部に対して曲折したヘッド挿入部と
を有するクラブシャフト。 - 【請求項7】 請求項6記載のクラブシャフトにおい
て、シャフト本体部とヘッド挿入部とのなす角度は、ド
ライバー用では52〜57°、ウェッジでは60〜65
°に設定されたクラブシャフト。 - 【請求項8】 クラブシャフトの挿入孔部を側面に有す
ることを特徴とするクラブヘッド。 - 【請求項9】 請求項8記載のクラブヘッドにおいて、
クラブシャフトの挿入孔部は、ソールとフェース面とほ
ぼ平行であるクラブヘッド。 - 【請求項10】 請求項8または9記載のクラブヘッド
において、クラブシャフトの挿入孔部は、クラブシャフ
ト側の非固定部と、この非固定部に続く前方の固定部と
からなっているクラブヘッド。
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---|---|---|---|
JP31361297A JP3294173B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | ゴルフクラブ及びクラブヘッド |
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JP3294173B2 JP3294173B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=18043423
Family Applications (1)
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JP31361297A Expired - Fee Related JP3294173B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | ゴルフクラブ及びクラブヘッド |
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---|---|---|---|---|
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US10046211B2 (en) | 2014-05-29 | 2018-08-14 | Nike, Inc. | Golf clubs and golf club heads |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31361297A patent/JP3294173B2/ja not_active Expired - Fee Related
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