JPH11132764A - 下水管路の管頂高さ調査方法 - Google Patents

下水管路の管頂高さ調査方法

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JPH11132764A
JPH11132764A JP29470697A JP29470697A JPH11132764A JP H11132764 A JPH11132764 A JP H11132764A JP 29470697 A JP29470697 A JP 29470697A JP 29470697 A JP29470697 A JP 29470697A JP H11132764 A JPH11132764 A JP H11132764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
pipe
float
height
end opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP29470697A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Otagaki
恒夫 太田垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH11132764A publication Critical patent/JPH11132764A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】老朽下水管を更新するに先立ち、下水管路の管
頂高さを調査する場合、下水管路をせき止めたり掘り起
こしたりすることなく、供用のまま調査することを課題
とする。 【解決手段】ホースの一端開口を上方又は下方に向けて
支持させたフロートを下水管路に沿って流し、前記ホー
スの他端開口を放流始端で支持し、ホース内の注水水位
又は給気による気泡放出の有無から下水管路の管頂高さ
を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は下水管路の管頂高
さ調査方法に関し、詳しくは使用中の下水管路の管頂高
さ調査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】老朽下水管路を更新する場合で、老朽下
水管を撤去することなくこの老朽下水管内に新規管を敷
設し、下水管路を更正する場合がある。
【0003】この場合、新規管路の勾配を設定するため
老朽管内の不等沈下や局部沈下の有無やその程度を予め
調査する必要がある。従来では、このような調査は、目
的の下水管への下水流入をバイパス管路を設けるなどし
てせき止め、下水を排除した後管内に入って直接管頂高
さを測量することや、下水管路に沿って要所を掘削し直
接的に測量すること等が行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記手
段では時間がかかり短期間での調査完了が困難な上、人
家が密集し道路や鉄道の輻輳する都会部では、バイパス
管路を設けたり下水管路を掘削すること自体が非常に困
難か不可能な場合があり、このような場合事前の調査に
は地中探査装置を用いるなど非常に手間や経費がかかる
問題があった。
【0005】この発明は上記問題を解決することを目的
としてなされたものであり、下水管をせき止めることな
く供用のままで容易に下水管路内面の管頂高さの調査が
可能な方法を提供することを目的としてなされたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の下水管路のレ
ベル調査方法は、ホースの一端開口を上方に向けて支持
させたフロートを下水管路に沿って流し、前記ホースの
他端開口を放流始端で支持し、ホース内の注水水位から
下水管路の管頂高さを測定することを特徴とするもので
ある。
【0007】即ち、連通管の原理を利用して目的個所の
管頂高さを測定するのである。この場合ホースの長さを
長くすればかなり離れた個所の管頂高さの測定も可能と
なる。
【0008】請求項2の下水管路のレベル調査方法は、
ホースの一端開口を下方に向けて支持させたフロートを
下水管路に沿って流し、前記ホースの管路底面に沿う部
分から給気し前記ホースの他端下向き開口の水中高さを
変えて該他端開口からの気泡放出の有無の転換位置を測
定することにより下水管路の管頂高さを測定することを
特徴とするものである。
【0009】この場合は、下水が満管状態の場合の管頂
高さの調査方法であって、水面下にあるホース開口端の
深さの相違による水圧差を利用し、ホース両端の水圧の
低い側から気泡が排出される現象を利用するのである。
【0010】そして、他端開口の上下の過程において気
泡放出状態から放出されなくなる境目がホースの一端開
口と同一レベルとなり、その境目の高さを測定すること
により容易に管路の管頂高さを調査することが可能とな
るのである。
【0011】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を説明
する。図1は請求項1の発明の実施の形態を示す断面図
である。
【0012】図1において1は供用中の下水管路を示
し、1Aは下水管路のマンホール、2は局部沈下個所を
示す。老朽管の管頂高さHを測定するには、ホース3の
一端開口3Aを支持させたフロート4を、下水管路1に
沿って下水Wに浮かせて流し、フロート4に積載したモ
ニターテレビカメラ5等からの情報を元に必要個所で停
留させる。
【0013】そして、その状態のときに前記ホース3の
他端開口3Bをマンホール1A等の放流始端で支持し、
ホース3内の注水水位wから必要個所の管頂高さを測定
するのである。
【0014】このとき、フロート4に支持させたホース
3の一端開口3Aからフロート4上面までの距離をhと
すると管頂高さHは、注水水位wの高さsと前記距離h
の和となる。なお、図1中6はホース3への給水管を示
す。
【0015】上記において、フロート4が管頂内面に接
している場合はフロート上面が基準面としてhが決定さ
れるが、下水水位が低くフロート4上面と管頂との間に
隙間がある場合はフロート4の浮力に殆ど影響を与えな
い軽弾性バネ等で付勢された接触子(図示せず)の変位
量あるいはフロート4に設けた距離センサ(図示せず)
によりhを測定する。
【0016】そして、この測定を順次実施していくこと
により供用のまま下水管路の管頂高さHの測定が可能と
なるのである。図2は請求項2の発明の実施の形態を示
す断面図である。
【0017】下水管路1内が下水Wで満管状態となった
場合の管頂高さを測定する場合であって、ホース3の一
端開口3Aを下方に向けて支持させたフロート4を下水
管路1に沿って流し、前記ホースの管路底面1Bに沿う
部分から、ブロワー7から給気管8を通じて前記ホース
3に給気し、下水W中に気泡を放出可能とし、この放出
過程において、他端下向き開口3Bの水中高さを変え
て、該他端開口3Bからの気泡放出の有無の転換位置を
測定することにより下水管路の管頂高さhを測定するの
である。
【0018】上記においてホース3の一端3A及び他端
3Bは図4に示すように下向き開口とされているため、
開口面には水頭差に比例した水圧が加わる。従って、水
頭圧が小さい側、即ち水深が浅い方の端部(図示例は3
A)から気泡が放出され、どちらも同じ水頭となれば点
線で示すように両端から気泡が放出する。
【0019】この場合、フロート4側のホース開口端3
Aからの気泡放出の有無は直接観測できないが、放流始
端側のホース他端3Bの水深を図3に矢印で示すように
変化させれば、一端3Aの相対的水深の変化より気泡が
放出したり停止したり変化する。この変化を観測すれば
その位置よりフロート4に取り付けたホース一端3Aの
位置が確認できるのである。
【0020】従って、この水深をdとすれば管頂の位置
は、下水水面を基準とすれば H=d-hとなる。
【0021】大きな不等沈下や局部沈下がある場合、下
水管路には満管状態の部分と非満管状態の部分とが混在
する場合が生じる。従って請求項1のような測定方法と
請求項2のような測定方法を実施する装置を併設し満管
状態、非満管状態を請求項1の方法を実施する装置で検
知し両者を使い分けていけば管路の状況に係わらず一回
の測定で管頂の高さ測定ができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、下水が流れている
供用中の下水管路であっても、フロートとホースによっ
て管頂高さの測定が可能となり、バイパス管の敷設や掘
削などをしなくても、また高価な探査装置を使用しなく
ても容易にかつ安価に供用中の管頂高さ測定が可能とな
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の方法の説明図である。
【図2】請求項2の方法の説明図である。
【図3】請求項2の方法の拡大説明図である。
【符号の説明】
1 供用中の下水管路 1A 下水管路のマンホール 2 局部沈下個所 3 ホース 3A ホースの一端開口 3B ホースの他端開口 4 フロート 5 モニターテレビカメラ 6 給水管 7 ブロワー 8 給気管 H 老朽管の管頂高さ h ホースの一端開口3Aからフロート4上面までの距
離 W 下水 w 注水水位 s 注水水位wの高さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホースの一端開口を上方に向けて支持させ
    たフロートを下水管路に沿って流し、前記ホースの他端
    開口を放流始端で支持し、ホース内の注水水位から下水
    管路の管頂高さを測定することを特徴とする下水管路の
    管頂高さ調査方法。
  2. 【請求項2】ホースの一端開口を下方に向けて支持させ
    たフロートを下水管路に沿って流し、前記ホースの管路
    底面に沿う部分から給気し前記ホースの他端下向き開口
    の水中高さを変えて該他端開口からの気泡放出の有無の
    転換位置を測定することにより下水管路の管頂高さを測
    定することを特徴とする下水管路の管頂高さ調査方法。
JP29470697A 1997-10-28 1997-10-28 下水管路の管頂高さ調査方法 Pending JPH11132764A (ja)

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JP29470697A JPH11132764A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 下水管路の管頂高さ調査方法

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JPH11132764A true JPH11132764A (ja) 1999-05-21

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ID=17811257

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JP29470697A Pending JPH11132764A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 下水管路の管頂高さ調査方法

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JP (1) JPH11132764A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8869638B2 (en) 2011-04-15 2014-10-28 Rolls-Royce Plc Inspection of pipe interior

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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