JPH11128349A - 喉頭マスク付通気装置およびその製造方法 - Google Patents

喉頭マスク付通気装置およびその製造方法

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JPH11128349A
JPH11128349A JP9300200A JP30020097A JPH11128349A JP H11128349 A JPH11128349 A JP H11128349A JP 9300200 A JP9300200 A JP 9300200A JP 30020097 A JP30020097 A JP 30020097A JP H11128349 A JPH11128349 A JP H11128349A
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ring
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Simon Neame
ニーメ サイモン
Eric Pagan
ペーガン エリック
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Smiths Group PLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで製造可能な、喉頭マスク付通気装
置およびその製造方法を提案する。 【解決手段】 マスク部(13)および延長チューブ(1) を
含み、前記延長チューブが、その前方の患者側端部(14)
の前記マスク部(13)内で開口し、前記マスク部(13)を、
使用時に、患者の通気のために下咽頭内に配置するよう
に、かつ前方側部が開口するように適合させた喉頭マス
ク付通気装置において、前記マスク部(13)が前記チュー
ブ(1) の患者側端部(14)に取り付けた略楕円形の取付部
材(15)を有し、前記チューブ(1) が患者側端部で前記取
付部材(15)の前面(19)上の開口部(22)を通して開口し、
また前記マスク部(13)が拡張性のリング(24)と、このリ
ング内に延在する中央ウェブ(25)とを具える拡張性の部
材(16)を有し、前記ウェブ(25)が前記取付部材(15)の前
面(19)に取り付けられ、かつ前記取付部材(15)内の開口
部に揃えた開口部(26)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、咽頭マスク付通気
装置に関するものであり、本通気装置はマスク部および
延長チューブを含み、前記延長チューブが、その前方の
患者側端部の前記マスク部内で開口し、前記マスク部
を、使用時に、患者の通気のために下咽頭内に配置する
ように、かつ前方側部が開口するように適合させたもの
である。
【０００２】
【従来の技術】患者への麻酔および通気のための喉頭マ
スクとして、公知の通気装置の使用が通常行われてい
る。この通気装置は、一端に膨張性のマスクまたはカフ
(cuff)を有するチューブを具え、このチューブを患者の
口から挿入し、それによってチューブの一端を下咽頭部
に配置し、そのためマスクは、この領域を囲む組織によ
りシールを形成する。咽頭マスクは、例えば米国特許第
5355879号、同第 5305743号、同第 5297547号、同第 5
282464号、英国特許第 2267034号、米国特許第 5249571
号、同第 5241956号、同第 5303697号、英国特許第 224
9959号、同第 2111394号、欧州特許第448878号、米国特
許第 4995388号、英国特許第 2205499号、同第 2128561
号および同第 2298797号に記載のものがある。
【０００３】喉頭マスクは、真声帯下の気管よりも長
く、かつ気管をシールする気管内チューブを上回る幾つ
かの利点を有する。しかしながらマスクの患者側端部を
低コストで製造するのは困難である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、改良
された喉頭マスク組立体およびその製造方法を提案する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴によ
り提供される、上述したような喉頭マスクは、前記マス
ク部が前記チューブの患者側端部に取り付けた略楕円形
の取付部材を有し、前記チューブが患者側端部で前記取
付部材の前面上の開口部を通して開口し、また前記マス
ク部が拡張性のリングと、このリング内に延在する中央
ウェブとを具える拡張性の部材を有し、前記ウェブが前
記取付部材の前面に取り付けられ、かつ前記取付部材内
の開口部に揃えた開口部を有することを特徴とする。
【０００６】前記取付部材の前面は好ましくは凹面であ
り、また前記リングは前記取付部材の外周部を越えて突
出することが好ましい。
【０００７】本発明の他の特徴により提供される、マス
ク部および延長チューブを含み、前記延長チューブがそ
の前方の患者側端部の前記マスク部内で開口し、前記マ
スク部を、使用時に、患者の通気のために下咽頭内に配
置するように、かつ前方側部が開口するように適合させ
た喉頭マスク組立体の製造方法は、前記チューブの患者
側端部に取付部材を設ける工程と、拡張性リングと、の
リング内のウェブとを具える拡張性の部材を形成する工
程と、前記拡張性の部材を前記取付部材に固定するため
に前記ウェブを前記取付部材に取り付ける工程とを具え
ることを特徴とする。
【０００８】前記拡張性の部材には、拡張性バルーン
を、その対向する壁面をそれらの中央領域で互いに接着
し、それによって前記壁面が前記ウェブを提供し、前記
バルーンの他の部分が拡張性リングを提供することによ
って形成してもよい。前記バルーンの対向する壁面は、
好ましくは加熱シールによって接着する。前記バルーン
の対向する壁面は、好ましくは金型を用いて接着し、前
記金型に前記ウェブを貫通する開口部を形成するための
切断部を設ける。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明に係る喉頭マスク組立体お
よびその製造方法を、例示により添付の図面を参照して
述べる。
【００１０】図１および２を参照すると、本組立体は、
ＰＶＣのようなプラスチック材料製の可撓性チューブ１
を具え、チューブ１は装置側端部12にカップリング10を
有する。チューブ１はその長さ方向に湾曲し、また患者
側端部14にマスク部13を有する。
【００１１】チューブ１は、その壁内の膨張性の管腔部
２と共に押出し成形される。管腔部２は、組立体の装置
側端部の前方に向かって膨張表示器およびコネクタ４を
有する膨張管３と接続する。これと反対側の、管腔部２
の患者側端部は、チューブ１の外側に形成された穴また
はスロット５を貫通してマスク部13内へ開口する。
【００１２】マスク部13は、取付部材15と、拡張性また
は膨張性の組立体16とを具える。取付部材15は、ＰＶＣ
のような相対的に剛性のあるプラスチック材料より成形
される。取付部材15はその後端部に中空の円筒状スリー
ブ17を有し、その前方にチューブ１の患者側端部が挿入
かつ接続される。前方、すなわち取付部材15の患者側端
部18は、略楕円型もしくは卵型の輪郭を有する、皿を逆
さまにした形状をなし、凹面または窪み19を有する。孔
部22が、スリーブ17を通して連続する孔部として取付部
材15を通して前方に延在し、窪み19の後部への開口部を
形成する。チューブ１内の穴またはスロット５は、取付
部材15を通して管路23内へと開口する。
【００１３】膨張性の組立体16は、拡張性または膨張性
の環状断面の外側リング24と、該リング内側の、卵型
の、前記リングと一体化した可撓性の中央ウェブ25とを
具える。リング24は、長円または楕円形のような他の断
面形状とすることができる。リング24の後方、すなわち
装置側端部側の直径は、前方、すなわち患者側端部側の
それよりもわずかに大きい。ウェブ25は取付部材15の下
側と同じ形状、すなわち下側から見ると窪んでいる。ウ
ェブ25を貫通する開口部26は、取付部材15中の孔部22の
開口部と揃えられている。栓(spigot)27がリング24より
上方へ突出し、取付部材15中の管路23の間でシールされ
る。そのため膨張性の管腔部２はリング24内で開口す
る。膨張性の部材16が、ウェブ25の上面と窪み19の表面
との間で接着剤により取付部材15に取り付けられ、その
ためリング24は取付部材を越えて、該部材の周囲を囲ん
で突出する。接着剤は管路23の領域にも適用され、そこ
では取付部材は、栓27を囲むリング24の一部を受けるよ
うに形成された浅い凹状の窪み28を有する。
【００１４】膨張性の部材16は、ＰＶＣ、ポリウレタ
ン、シリコーン、ＥＶＡ、ＴＰＡ、ポリエーテルブロッ
クアミドまたはその類似物などの可撓性プラスチック材
料から容易に製造することができる。一つの製造方法に
おいて、まず、図３に示すように、平坦なバルーン30
を、卵型の輪郭を有するが、略平坦な上面31および下面
32ならびに開放された内部33を有するようにブロー成形
により作製する。次いでバルーン30を二つの金型34およ
び35の間に配置し、これら金型を、図４に示すように、
バルーン30の上面31と下面32が互いに中心部のみが接触
し、周辺領域の面が分離して残るように加圧するために
移動させる。金型34および35は加熱され、そのため前記
上面および下面がウェブ25を形成するように中央の領域
が互いに熱によって接着し、前記中央領域の外側の周辺
領域は膨張性のリングを形成する。加熱する代わりに高
周波溶接によっても接着することができる。前記二つの
金型は互いに相補的な外形を有し、これらはウェブの最
終的な形状を規定し、またウェブ中の開口部26を形成す
るように切断刃36を有する。栓27は、最初のブロー成形
工程またはその後の接着工程の間に形成してもよい。開
口部26は喉頭蓋(epiglottis)への侵入を避けるために一
連の小孔もしくはスリットとしてもよい。
【００１５】本通気装置はこのように低コストで容易に
製造が可能である。
【００１６】膨張性の部材16は発泡性の材料を内包して
もよく、それによって通常は膨張した状態をなし、吸い
込み動作によって収縮する。発泡材はこの膨張性部材を
取付部材に取り付けた後、リング内に挿入しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る通気装置の、一部を断面で示す立
面図である。
【図２】図１に示す通気装置の、矢印IIで示す部分の正
面図である。
【図３】本通気装置の膨張部の製造工程を示す図であ
る。
【図４】本通気装置の膨張部の製造工程を示す図であ
る。
【符号の説明】 １ 可撓性チューブ ２ 管腔部 ３ 膨張管 ４ コネクタ ５ 穴またはスロット 10 カップリング 12 チューブ１の装置側端部 13 マスク部 14 チューブ１の患者側端部 15 取付部材 16 膨張性の組立体 17 環状スリーブ 18 取付部材15の患者側端部 19 凹面または窪み 22 孔部 23 管路 24 外側リング 25 中央ウェブ 26 開口部 27 栓 28 窪み 30 バルーン 31 バルーン30の上面 32 バルーン30の下面 33 バルーン30の内部 34, 35 金型 36 切断刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 サイモン ニーメ イギリス国 ケント シーティー10 １エ ヌエス ブロードステアース アルビオン ストリート 58エイ (72)発明者 エリック ペーガン イギリス国 ケント シーティー21 ６デ ィーエイ ヒース ステード ストリート 23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 マスク部(13)および延長チューブ(1) を
    含み、前記延長チューブ(1) が、その前方の患者側端部
    (14)の前記マスク部(13)内で開口し、前記マスク部(13)
    を、使用時に、患者の通気のために下咽頭内に配置する
    ように、かつ前方側部が開口するように適合させた喉頭
    マスク付通気装置において、 前記マスク部(13)が前記チューブ(1) の患者側端部(14)
    に取り付けた略楕円形の取付部材(15)を有し、前記チュ
    ーブ(1) が患者側端部で前記取付部材(15)の前面(19)上
    の開口部(22)を通して開口し、また前記マスク部(13)が
    拡張性のリング(24)と、このリング内に延在する中央ウ
    ェブ(25)とを具える拡張性の部材(16)を有し、前記ウェ
    ブ(25)が前記取付部材(15)の前面(19)に取り付けられ、
    かつ前記取付部材(15)内の開口部(22)に揃えた開口部(2
    6)を有することを特徴とする、喉頭マスク付通気装置。
  2. 【請求項２】 請求項１記載の通気装置において、前記
    取付部材(15)の前面(19)が凹面であることを特徴とす
    る、喉頭マスク付通気装置。
  3. 【請求項３】 請求項１または２記載の通気装置におい
    て、前記リング(24)が前記取付部材(15)の外周部を越え
    て突出することを特徴とする、喉頭マスク付通気装置。
  4. 【請求項４】 マスク部(13)および延長チューブ(1) を
    含み、前記延長チューブ(1) が、その前方の前記マスク
    部(13)の患者側端部(14)内で開口し、前記マスク部(13)
    を、使用時に、患者の通気のために下咽頭内に配置する
    ように、かつ前方側部が開口するように適合させた喉頭
    マスク組立体の製造において、 前記チューブ(1) の患者側端部(14)に取付部材(15)を設
    ける工程と、 拡張性リング(24)と、このリング内のウェブ(25)とを具
    える拡張性の部材(16)を形成する工程と、 前記拡張性の部材(16)を前記取付部材(15)に固定するた
    めに前記ウェブ(25)を前記取付部材(15)に取り付ける工
    程と、 を具えることを特徴とする、喉頭マスク付通気装置の製
    造方法。
  5. 【請求項５】 請求項４記載の方法において、 前記拡張性部材(16)を、拡張性バルーン(30)を、その対
    向する壁面(31, 32)をそれらの中央領域で互いに接着
    し、それによって前記壁面が前記ウェブ(25)を提供し、
    前記バルーンの他の部分が拡張性リング(24)を提供する
    ことによって形成することを特徴とする、喉頭マスク付
    通気装置の製造方法。
  6. 【請求項６】 請求項５記載の方法において、 前記バルーン(30)の対向する壁面(31, 32)を加熱シール
    によって接着することを特徴とする、喉頭マスク付通気
    装置の製造方法。
  7. 【請求項７】 請求項５または６記載の方法において、 前記バルーン(30)の対向する壁面(31, 32)を金型(34, 3
    5)を用いて接着し、前記金型に前記ウェブ(25)を貫通す
    る開口部(26)を形成するための切断部(36)を設けたこと
    を特徴とする、喉頭マスク付通気装置の製造方法。
JP9300200A 1996-11-02 1997-10-31 喉頭マスク付通気装置およびその製造方法 Pending JPH11128349A (ja)

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GBGB9622880.4A GB9622880D0 (en) 1996-11-02 1996-11-02 Laryngeal mask airways and thier manufacture
GB9622880 1996-11-02

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