JPH11127023A - 建築・設備一体型スロットアンテナ - Google Patents
建築・設備一体型スロットアンテナInfo
- Publication number
- JPH11127023A JPH11127023A JP29301497A JP29301497A JPH11127023A JP H11127023 A JPH11127023 A JP H11127023A JP 29301497 A JP29301497 A JP 29301497A JP 29301497 A JP29301497 A JP 29301497A JP H11127023 A JPH11127023 A JP H11127023A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- variable
- slot antenna
- equipment
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建築・設備を事業所用ＰＨＳ等の移動通信装
置や無線ＬＡＮシステムのビル内用基地局アンテナとし
て設定、使用する建築・設備一体型スロットアンテナを
提供する。 【解決手段】 空調吹き出し口の縁のような開口部を有
する建築・設備部材の開口長辺の相対する縁に可変ＬＣ
と電源とを接続することで建築・設備一体型スロットア
ンテナを構成し、この縁に給電することで電波放射をす
る。
置や無線ＬＡＮシステムのビル内用基地局アンテナとし
て設定、使用する建築・設備一体型スロットアンテナを
提供する。 【解決手段】 空調吹き出し口の縁のような開口部を有
する建築・設備部材の開口長辺の相対する縁に可変ＬＣ
と電源とを接続することで建築・設備一体型スロットア
ンテナを構成し、この縁に給電することで電波放射をす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、事業所用ＰＨＳ等
の移動通信装置や無線ＬAＮシステムのビル内用基地局
アンテナに関し、特に、建築・設備をビル内用基地局ア
ンテナとして設定、使用する建築・設備一体型スロット
アンテナに関する。
の移動通信装置や無線ＬAＮシステムのビル内用基地局
アンテナに関し、特に、建築・設備をビル内用基地局ア
ンテナとして設定、使用する建築・設備一体型スロット
アンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】最近の建築物は、情報化時代に対応して
ＯＡ機器やパソコン等の高度な情報機器と事業所用ＰＨ
Ｓ等の移動通信装置を用いた情報システムの導入に十分
に応えることが要求されている。事業所用ＰＨＳ等の移
動通信装置は、ＰＨＳ端末で事業所内での内線通話や外
線の発着信が行えるようにするために、室内の決められ
たエリア毎にビル内用基地局アンテナを設置する必要が
あり、室内の広い範囲で使用するためには複数個の基地
局アンテナを設置する必要があった。又、無線ＬAＮシ
ステムでも同様に、室内の決められたエリア毎にビル内
用基地局アンテナを設置する必要があり、室内の広い範
囲で使用するためには複数個の基地局アンテナを設置す
る必要があった。従来のビル内用基地局アンテナ１１
は、図３に示すように本体部分１１から２本のダイポー
ルアンテナ１３を直立させたものであり、これを室内の
見える位置に設置して電磁波が通り易いようにして対応
していた。
ＯＡ機器やパソコン等の高度な情報機器と事業所用ＰＨ
Ｓ等の移動通信装置を用いた情報システムの導入に十分
に応えることが要求されている。事業所用ＰＨＳ等の移
動通信装置は、ＰＨＳ端末で事業所内での内線通話や外
線の発着信が行えるようにするために、室内の決められ
たエリア毎にビル内用基地局アンテナを設置する必要が
あり、室内の広い範囲で使用するためには複数個の基地
局アンテナを設置する必要があった。又、無線ＬAＮシ
ステムでも同様に、室内の決められたエリア毎にビル内
用基地局アンテナを設置する必要があり、室内の広い範
囲で使用するためには複数個の基地局アンテナを設置す
る必要があった。従来のビル内用基地局アンテナ１１
は、図３に示すように本体部分１１から２本のダイポー
ルアンテナ１３を直立させたものであり、これを室内の
見える位置に設置して電磁波が通り易いようにして対応
していた。
【０００３】しかし、このようなビル内用基地局アンテ
ナ１１を室内の見える位置に設置することは、建築物の
意匠上は全く好ましいものでなかった。さらに、マルチ
メディアの利用の進展やオフィス内において事業所ＰＨ
Ｓや無線ＬＡＮシステム等の利用が普及してくると、特
定周波数帯域の輻輳状態が懸念され、３０ＭＨｚ〜３Ｇ
Ｈｚの周波数において２０ｄＢ程度以上の通信セルの確
率が要求されることになり、建築物全体を電磁波シール
ドしたり天井板に電磁波吸収材を張り付けて室内の電磁
環境を向上させることがさらに要求されることになって
きた。しかしながら、室内の電磁環境を向上させながら
室内の広い範囲で通信セルの確率を図るためには複数個
の基地局アンテナを壁面や天井面の表面の見える位置に
設置することになり、意匠上の見えがかりが大きな問題
として浮上してきた。
ナ１１を室内の見える位置に設置することは、建築物の
意匠上は全く好ましいものでなかった。さらに、マルチ
メディアの利用の進展やオフィス内において事業所ＰＨ
Ｓや無線ＬＡＮシステム等の利用が普及してくると、特
定周波数帯域の輻輳状態が懸念され、３０ＭＨｚ〜３Ｇ
Ｈｚの周波数において２０ｄＢ程度以上の通信セルの確
率が要求されることになり、建築物全体を電磁波シール
ドしたり天井板に電磁波吸収材を張り付けて室内の電磁
環境を向上させることがさらに要求されることになって
きた。しかしながら、室内の電磁環境を向上させながら
室内の広い範囲で通信セルの確率を図るためには複数個
の基地局アンテナを壁面や天井面の表面の見える位置に
設置することになり、意匠上の見えがかりが大きな問題
として浮上してきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、、建築物の
建築・設備を事業所用ＰＨＳ等の移動通信装置や無線Ｌ
ＡＮシステムのビル内用基地局アンテナとして設定、使
用して、上記の間題点を解決するためにする建築・設備
一体型スロットアンテナを提供しょうとするものであ
る。
建築・設備を事業所用ＰＨＳ等の移動通信装置や無線Ｌ
ＡＮシステムのビル内用基地局アンテナとして設定、使
用して、上記の間題点を解決するためにする建築・設備
一体型スロットアンテナを提供しょうとするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、開口部を有す
る建築・設備部材の開口長辺の相対する縁に可変ＬＣと
電源とを接続して、この縁に給電することで電波放射を
するようにした建築・設備一体型スロットアンテナであ
り、具体的には空調吹き出し口の長辺の相対する縁に可
変ＬＣと電源とを接続して、この縁に給電することで電
波放射をするようにした建築・設備一体型スロットアン
テナである。
る建築・設備部材の開口長辺の相対する縁に可変ＬＣと
電源とを接続して、この縁に給電することで電波放射を
するようにした建築・設備一体型スロットアンテナであ
り、具体的には空調吹き出し口の長辺の相対する縁に可
変ＬＣと電源とを接続して、この縁に給電することで電
波放射をするようにした建築・設備一体型スロットアン
テナである。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は、本発明による建築・設備
一体型スロットアンテナを模造的に図示している。本発
明による建築・設備一体型スロットアンテナ１は、開口
部を有する一般建築・設備部材２の開口長辺の相対する
縁３に図に示すように可変インダクタンス４と可変コン
デンサー５から成る可変ＬＣ６と電源７とを接続するこ
とで構成している。これによって、一般建築・設備部材
２はその開口部をして通常のスロットアンテナと同様の
形態を成すことになり、この一般建築・設備部材２の縁
３、３に電源７から給電することでこの開口部から所望
の電波を放射することが可能になるものである。言うま
でもなく、この場合の可変インダクタンス４はアンテナ
のコイルとしては延長コイルまたはローデングコイルと
してまた可変コンデンサー５はアンテナのコンデンサー
としては短縮コンデンサーとしての機能をそれぞれ発揮
するものである。そして、使用する所望の電磁波はその
周波数を上記可変ＬＣ６を調整することでその共振周波
数を任意に選択して設定することになる。
一体型スロットアンテナを模造的に図示している。本発
明による建築・設備一体型スロットアンテナ１は、開口
部を有する一般建築・設備部材２の開口長辺の相対する
縁３に図に示すように可変インダクタンス４と可変コン
デンサー５から成る可変ＬＣ６と電源７とを接続するこ
とで構成している。これによって、一般建築・設備部材
２はその開口部をして通常のスロットアンテナと同様の
形態を成すことになり、この一般建築・設備部材２の縁
３、３に電源７から給電することでこの開口部から所望
の電波を放射することが可能になるものである。言うま
でもなく、この場合の可変インダクタンス４はアンテナ
のコイルとしては延長コイルまたはローデングコイルと
してまた可変コンデンサー５はアンテナのコンデンサー
としては短縮コンデンサーとしての機能をそれぞれ発揮
するものである。そして、使用する所望の電磁波はその
周波数を上記可変ＬＣ６を調整することでその共振周波
数を任意に選択して設定することになる。
【０００７】
【発明の実施例】本発明による建築・設備一体型スロッ
トアンテナ１は、開口部を有する建築・設備をその対象
にしたものであるが、図２に例示する空調吹き出し口９
について実施例を具体的に説明する。本発明による空調
吹き出し口９は、その長辺の相対する縁１０に図に示す
ように可変インダクタンス４と可変コンデンサー５から
成る可変ＬＣ６と電源７とを接続することで構成してい
る。これによって、空調器の空調吹き出し口９はその開
口部をして通常のスロットアンテナと同様の形態を成す
ことになり、この空調吹き出し口９の長辺の相対する縁
１０，１０に電源７から給電することでこの開口部から
所望の電波を放射することが可能になるものである。
トアンテナ１は、開口部を有する建築・設備をその対象
にしたものであるが、図２に例示する空調吹き出し口９
について実施例を具体的に説明する。本発明による空調
吹き出し口９は、その長辺の相対する縁１０に図に示す
ように可変インダクタンス４と可変コンデンサー５から
成る可変ＬＣ６と電源７とを接続することで構成してい
る。これによって、空調器の空調吹き出し口９はその開
口部をして通常のスロットアンテナと同様の形態を成す
ことになり、この空調吹き出し口９の長辺の相対する縁
１０，１０に電源７から給電することでこの開口部から
所望の電波を放射することが可能になるものである。
【０００８】以上詳細に説明したように、本発明による
建築・設備一体型スロットアンテナは建築物として当然
に必要な建築設備として配備されている一般の建築・設
備部材に若干の電気的備品を付加することで事業所用Ｐ
ＨＳ等の移動通信装置や無線ＬＡＮシステムのビル内用
基地局アンテナとして構成しているものであるが、本発
明による建築・設備一体型スロットアンテナは上記に例
示した空調吹き出し口に何ら限定されるものでなく、本
発明の主旨を外れない範囲において他の一般建築・設備
においてもその範囲に含まれることは異論を待たないと
ころである。
建築・設備一体型スロットアンテナは建築物として当然
に必要な建築設備として配備されている一般の建築・設
備部材に若干の電気的備品を付加することで事業所用Ｐ
ＨＳ等の移動通信装置や無線ＬＡＮシステムのビル内用
基地局アンテナとして構成しているものであるが、本発
明による建築・設備一体型スロットアンテナは上記に例
示した空調吹き出し口に何ら限定されるものでなく、本
発明の主旨を外れない範囲において他の一般建築・設備
においてもその範囲に含まれることは異論を待たないと
ころである。
【０００９】
【発明の効果】本発明は、開口部を有する建築・設備部
材の開口長辺の相対する縁に可変ＬＣと電源とを接続し
てこの縁に給電することで電波を放射をするようにした
建築・設備一体型スロットアンテナであるから、建築物
として当然に必要な建築設備として配備されている一般
建築・設備部材に若干の電気的備品を付加することで事
業所用ＰＨＳ等の移動通信装置や無線ＬＡＮシステムの
ビル内用基地局アンテナとして構成し、天井面の広い範
囲をアンテナとして使用を可能にしており、又、一般建
築・設備部材の併用を図ることで広い室内に多数のアン
テナを配置しないばかりでなく室内の建築仕上げ面にも
何らのアンテナも出さないので建築物の意匠性が向上
し、併せて部品点数の削減とコストダウンの向上を図れ
る効果を奏する。
材の開口長辺の相対する縁に可変ＬＣと電源とを接続し
てこの縁に給電することで電波を放射をするようにした
建築・設備一体型スロットアンテナであるから、建築物
として当然に必要な建築設備として配備されている一般
建築・設備部材に若干の電気的備品を付加することで事
業所用ＰＨＳ等の移動通信装置や無線ＬＡＮシステムの
ビル内用基地局アンテナとして構成し、天井面の広い範
囲をアンテナとして使用を可能にしており、又、一般建
築・設備部材の併用を図ることで広い室内に多数のアン
テナを配置しないばかりでなく室内の建築仕上げ面にも
何らのアンテナも出さないので建築物の意匠性が向上
し、併せて部品点数の削減とコストダウンの向上を図れ
る効果を奏する。
【図１】本発明による建築・設備一体型スロットアンテ
ナの模造図
ナの模造図
【図２】空調器の空調吹き出し口の斜視図
【図３】従来のビル内用基地局アンテナ
１ 建築・設備一体型スロットアンテナ ２ 建築・設備部材 ３ 縁 ４ 可変インダクタンス ５ 可変コンデンサー ６ 可変ＬＣ ７ 電源 ８ ダクト ９ 空調吹き出し口 １０ 空調吹き出し口の縁 １１ 従来のビル内用基地局アンテナ
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 博一 東京都港区芝浦一丁目２番３号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 山川 裕司 東京都港区芝浦一丁目２番３号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 沼田 茂生 東京都港区芝浦一丁目２番３号 清水建設 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 開口部を有する建築・設備部材の開口長
辺の相対する縁に可変ＬＣと電源とを接続し該縁に給電
することで電波放射をする建築・設備一体型スロットア
ンテナ。 - 【請求項２】 空調吹き出し口の長辺の相対する縁に可
変ＬＣと電源とを接続し該縁に給電することで電波放射
をする建築・設備一体型スロットアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29301497A JPH11127023A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 建築・設備一体型スロットアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29301497A JPH11127023A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 建築・設備一体型スロットアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11127023A true JPH11127023A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17789370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29301497A Pending JPH11127023A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 建築・設備一体型スロットアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11127023A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020052395A1 (zh) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | 中兴通讯股份有限公司 | 终端天线结构及其移动终端 |
-
1997
- 1997-10-24 JP JP29301497A patent/JPH11127023A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020052395A1 (zh) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | 中兴通讯股份有限公司 | 终端天线结构及其移动终端 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2478628C (en) | Diversity antenna for unii access point | |
| US6198460B1 (en) | Antenna support structure | |
| JP2003258523A (ja) | 無線機用アンテナ装置 | |
| CN112397897B (zh) | 无线收发装置、天线单元和基站 | |
| CN107925151B (zh) | 无线收发装置和基站 | |
| CN111697325B (zh) | 一种天线模组及终端 | |
| US8199065B2 (en) | H-J antenna | |
| JPH11127023A (ja) | 建築・設備一体型スロットアンテナ | |
| JPH11261335A (ja) | 偏波ダイバーシチアンテナ装置 | |
| TWI669851B (zh) | 行動裝置 | |
| JPH1098331A (ja) | 平面アンテナ | |
| JPH1168449A (ja) | 無線機用内蔵アンテナ | |
| JP3607474B2 (ja) | 建築・設備一体型半波長ダイポールアンテナ | |
| KR100977082B1 (ko) | 천정 취부용 안테나 조립체 | |
| JPH10200323A (ja) | アンテナ装置 | |
| CN111486572A (zh) | 空调及空调室内机 | |
| JPH08195609A (ja) | 携帯無線機内蔵逆ｆアンテナ | |
| CN220492219U (zh) | 一种多端口集成的定向天线 | |
| CN215070398U (zh) | 移动终端 | |
| CN217881896U (zh) | 一种具有远地点寄生天线的WiFi天线及终端 | |
| JP3339661B2 (ja) | 無線基地局アンテナ | |
| CN113690570B (zh) | 天线装置、电子设备及天线装置的设计方法 | |
| JP2003198236A (ja) | 広帯域アンテナ | |
| KR102160300B1 (ko) | 열차용 통합안테나장치 | |
| CN220873825U (zh) | 显示设备 |