JPH11126101A - 流量制御装置用の改良された適合流量制御器 - Google Patents

流量制御装置用の改良された適合流量制御器

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JPH11126101A
JPH11126101A JP10187632A JP18763298A JPH11126101A JP H11126101 A JPH11126101 A JP H11126101A JP 10187632 A JP10187632 A JP 10187632A JP 18763298 A JP18763298 A JP 18763298A JP H11126101 A JPH11126101 A JP H11126101A
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signal
controller
flow
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flow rate
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JP10187632A
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Clifford C Federspiel
シー. フェダースピール クリフォード
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Johnson Service Co
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Publication date
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    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/0205Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric not using a model or a simulator of the controlled system
    • G05B13/024Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric not using a model or a simulator of the controlled system in which a parameter or coefficient is automatically adjusted to optimise the performance
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/30Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/62Control or safety arrangements characterised by the type of control or by internal processing, e.g. using fuzzy logic, adaptive control or estimation of values
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D7/00Control of flow
    • G05D7/06Control of flow characterised by the use of electric means
    • G05D7/0617Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials
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    • G05D7/0635Control of flow characterised by the use of electric means specially adapted for fluid materials characterised by the type of regulator means by action on throttling means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/70Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof
    • F24F11/72Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the supply of treated air, e.g. its pressure
    • F24F11/74Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the supply of treated air, e.g. its pressure for controlling air flow rate or air velocity

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境制御システムで利用されるダンパ装置を
位置決め、または空気装置を制御する適合風量制御装置
を提供すること。 【解決方法】 制御装置は一定の利得、比例専用帰還設
計に基づき、バルブやダンパを通る空気流の非線形特性
の安定動作を提供する。非線形の時間に依存するデッド
領域が計測ノイズを除去するために使用される。この非
線形デッド領域は制御システムの性能を調整するための
種々の動作モード間に制御システムを切替可能な適応的
に計算された比例定数により調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願は、現在継続中の、1
995年5月24日出願された米国出願番号第08/4
48,681号の一部継続出願である。この特許出願書
類の開示物の一部には著作権保護の対象になるものを含
んでいる。米国特許商標局の特許ファイルまたは記録に
掲載され、そうでなくても著作権の何れかに留保されて
いるので、著作権保護者は特許開示物のいずれかによる
ファクシミリの複製物に異議はない。本発明は環境制御
システム用の風量制御装置に関する。特に、本発明は環
境制御システムに利用されるダンパ装置を位置決めまた
は空気装置を制御する適合制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】環境制御網、設備管理システム、ダンパシ
ステムはオフィスビルディング、製造工場および施設の
内部環境を制御するための機器類に利用されている。例
えば、暖房換気空調(HVAC)システムにおいて、制
御空気装置(例えば、可変空気量(VAV)ボックス、
一体装置(UNT)またはダンパ)施設全体に配置さ
れ、環境的に制御された空気を施設の内部環境に送出す
る。この制御された空気は特定の温度または湿度で送ら
れて、快適な内部環境が作られる。制御された空気の空
気流速は毎分立方フィート(CFM)で好ましく計測さ
れる。
【0003】VAVボックスは制御された空気をダクト
機構を介してVAVボックスに供給する空気源に結合さ
れる。ダンパは内部環境に与えられた制御された空気量
を制御する。ダンパはダンパを好ましく位置決めするア
クチュエータに結合され、(毎分立方フィートの)適切
な空気量が内部環境に送られる。
【0004】制御器は一般的に少なくとも一つのアクチ
ュエータとダンパに付随している。制御器は内部環境の
空気流量と温度に関する情報を受信し、アクチュエータ
を適切に位置決めして、適切な風量が内部環境に送られ
る。この制御器は比例積分(PI)制御アルゴリズムの
ような高度な帰還機構を備えることができる。この高度
な帰還機構によりアクチュエータをより精度良く位置決
めすることが可能である。
【0005】特に、制御器は一般的にアクチュエータを
位置決めする流量制御装置を含むので、ダンパが所望の
風量を与える。流量制御装置はダンパ間の実際の空気流
量を測定し、所望の空気量が制御空気装置により与えら
れるまでアクチュエータの位置を調整する。このような
装置において、流量制御装置の性能(例えば、システム
ダンパの位置の精度)は信頼性、エネルギー効率および
HAVACシステム及び制御空気装置の全性能に対して
重要である。流量制御が良好でないと温度制御性能の低
下、制御空気装置の効率の低下、および空気装置に関連
するアクチュエータおよびダンパシステムの初期の機械
的な故障につながる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これまで、HVACシ
ステムにおける流量制御システムまたは流量制御器はV
AVボックスのような制御空気装置に伴う固有の非線形
特性および計測ノイズに起因して遅い応答かつ低外乱阻
止能力になる傾向がある。実際の空気流量の測定は乱流
により大いに影響される。更に、摩擦、ヒステリシス、
および流速とダンパ位置間の非線形関係がダンパシステ
ムの制御を複雑にしている。これらの問題を解決する従
来の解決法はダンパに比例(P)、比例積分(PI)また
は比例積分導関数(PID)位置決めアルゴリズムを使
用することである。
【0007】緩慢で振動挙動を生じにくい流量制御器の
需要がある。さらに、低デューティサイクルを有し、受
容可能な設定追跡動作を提供する流量制御器の需要があ
る。さらに、設定追跡性能を適合的に制御する二つ以上
の動作モード間の前後にすばやく切り替え可能な流量制
御器を提供することが望まれる。
【0008】本発明の目的は空気流を環境に提供する空
気装置を含む環境制御システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】空気装置が流量設定信号
に従って空気流量を制御する制御器と関連して動作す
る。この制御器は流量センサおよびプロセッサを有す
る。流量センサは空気装置により与え得られた空気流に
露出され、環境に与えられた空気流量(風量)を表す流
量信号を発生する。プロセッサは流量センサに接続さ
れ、流量信号を周期的に受信し、かつ流量信号と流量設
定信号に応答して制御器出力信号を発生するように構成
されている。一実施例では、制御器出力は空気装置に入
力され、ダンパを流量設定信号に相当する位置に移動さ
せる。プロセッサは設定誤差信号と非線形のデッド領域
に従って制御器出力信号を計算する。非線形のデッド領
域は流量信号の標準偏差に従って計算される。
【0010】本発明はアクチュエータに関連して動作す
るダンパを有する空気ダクトを有する環境制御システム
に使用する制御器に関する。アクチュエータはダンパを
位置決めし、ダンパがアクチュエータの制御信号に応答
して環境に対して空気流量速を提供する。アクチュエー
タ制御信号は空気流速を表し、制御器に動作可能に接続
される。制御器はセンサ手段とプロセッサ手段を有す
る。センサ手段は実際の流量信号を発生する。プロセッ
サ手段はセンサ手段に接続され、センサ手段から実際の
流量信号を周期的に受信し、実際の流量信号に応答して
アクチュエータ制御信号を周期的に発生する。アクチュ
エータはダンパ間の空気流速の為の所望の流速に関係し
ている。プロセッサ手段は設定誤差信号と非線形のデッ
ド領域に従ってアクチュエータ制御信号を計算する。非
線形のデッド領域は実際の流量信号の標準偏差に従って
計算される。
【0011】本発明は流量を提供するダンパまたはバル
ブのような装置と、制御器出力信号を提供する制御器
と、実際の流量信号を提供する流量センサを含む制御シ
ステムに関する。この流量提供装置は制御器と関連して
動作し、制御器出力信号に従って流量を制御する。流量
センサは流量提供装置により与えられた流れに露出さ
れ、空気流量を表す実際の流量信号を発生する。流量提
供手段により与えられる流量を制御する方法は流量セン
サからの実際の流量信号を受信し、流量設定信号と実際
の流量信号に基づいて、設定誤差信号を決定し、所望の
動作モードを決定し、比例定数を計算し、実際の流量信
号の標準偏差に従って非線形のデッド領域を計算し、制
御器出力信号を増大させるために非線形のデッド領域を
設定誤差信号に適用し、制御器出力信号を流量提供装置
に与える工程から成る。
【0012】変形実施例において、プロセッサは流量設
定信号に関連した一組の条件に応答して制御器を第1動
作モードまたは第2動作モードに切り替える。第1動作
モードはデフォルトモードである。プロセッサは第1の
所定の定数から第2の所定の定数に段階的に比例定数を
変化させ、設定誤差信号の変化を密接に追跡するための
設定信号の所定の変化に応答して第1動作モードから第
2動作モードへ環境制御システムを瞬時に切り替える。
さらに、プロセッサは第2の所定の定数から第1の所定
定数へ比例定数を指数関数的に変化させて、設定誤差信
号変化を正常に追跡するための流量信号の所定の変化に
応答して、第2動作モードから第1動作モードへ環境制
御システムを徐々に切り替えることが可能である。非線
形のデッド領域はアクチュエータ制御信号の微調整を弱
めるように作用し、それによりアクチュエータのデュー
ティサイクルを減少させる。
【0013】本発明の流量制御器は演算処理を減らし、
調整を必要としない利点を有する。本発明の別の態様で
は、流量制御器は非線形のデッド領域を受信するメモリ
に接続され、各サイクル後に非線形データのデッド領域
を再計算する。流量制御器は好ましくはソフトウエアプ
ログラムで実行される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明は環境
制御網即ちシステム10で利用される。本発明はHVA
C環境で使用するために下記に記載されるので、本発明
の流量制御器はどのような流体の用途にも利用できる。
例えば、本発明の流量制御器は石油または化学処理産業
で使用されるシステムのような液体供給システム、また
は食品準備、原料処理プラントや、原料の制御された流
れを利用する産業のような他のフロー用途で使用可能で
ある。
【0015】環境制御システム10はワークステーショ
ン12、ステーション14および16、制御器20およ
び24、および制御器またはモジュール30を有する。
制御器20、24およびモジュール30は通信バス32
を介してステーション14に接続される。ワークステー
ション12、ステーション14および16は通信バス1
8を介して共通に結合される。ステーション16はさら
に共通バス17に結合される。通信バス17は追加の区
画または追加の制御器に、さらに環境制御システム10
に利用された他のコンポーネントに接続できる。
【0016】好ましくは、環境制御システム10はVA
Vボックス38および40とともに使用するためのJohn
son Controls, Inc.(JCI)社により製造されたMetasys
(商標)システムのような施設管理システムである。ま
た、システム10は屋上ユニットまたは他のダンパ装置
を有する一体型装置である。ステーション14及び16
は好ましくはJCI社により製造されたNCUステーションで
あり、制御器20及び24はJCI社により製造されたV
AV100-0(商標)ユニットまたは従来技術で知られて
いる他の制御器である。制御器またはモジュール30
は、好ましくは、システム10に強制空気を提供する空
気ハンドラ(図示せず)の動作をモニタし作用させるた
めのJCI社で製造されたAHU120-0(商標)装置のような
空気ハンドラ制御装置(AHU)である。
【0017】通信バス17および32は好ましくはより
対線からなるN2バスであり、通信バス18はハイレベ
ル通信用のLAN(Ni)である。バス18はARCNET(商標)
またはEthernetプロトコルを使用している高速バスであ
る。ワークステーション12とステーション14と16
はEthernetまたはARCNET通信ハードウエアを含む。バス
17と32はRS485プロトコルを利用している。制御
器20と24、モジュール30、ステーション14と1
6はRS485通信ハードウエアを含む。好ましくは、制
御器20と24、ステーション14と16、ワークステ
ーション12はバス17、18、32上でデータとメッ
セージを送受する通信ソフトウエアを含んでいる。
【0018】制御器20はVAVボックス38のような
制御空気装置と関連して動作し、制御器24はVAVボ
ックス40のような制御空気装置と関連して動作する。
制御器20はステーション14と通信バス18および通
信バス32を介してワークステーション12と通信す
る。好ましくは、ステーション14は通信バス18に対
する通信バス32上のデータを多重化する。ステーショ
ン14は通信バス32上のデータを受信し、データを通
信バス32に出力し、通信バス18上のデータを受信
し、データを通信バス32に出力するように動作する。
ステーション14は好ましくは環境制御システム10に
役立つ他の機能を持つことができる。ワークステーショ
ン12は好ましくはPC/ATコンピュータであるが、これ
に制限されることなく、通信バス18に結合された携帯
コンピュータであってもよい。
【0019】図2を参照して制御器20とVAVボック
ス38がより詳細に以下に説明される。制御器20は好
ましくは通信バス32(図1)に結合された通信ポート
34を含む直接デジタル制御器(DDC)である。制御
器20は好ましくは空気量入力部56、温度入力部5
4、およびアクチュエータ出力部74を含んでいる。V
AVボックス38は空気流64を扱う暖房または冷房装
置であってもよい。入力部54と56は好ましくは制御
器20内のA/Dコンバータ(図示せず)により受信さ
れたアナログ入力部である。制御器20は好ましくは入
力部54と56の信号を条件付けし、かつ翻訳するため
の回路とソフトウエアを含む。
【0020】VAV制御ボックス38は好ましくはダン
パ68と、空気量(風量)センサ52と、アクチュエー
タ72を含む。アクチュエータ72はダンパ68を位置
決めし、好ましくはモータで動作するアクチュエータで
ある。多くの制御器がアクチュエータ72として2重巻
線同期交流モータを使用している。かわりに、アクチュ
エータ72と制御器20はステッパモータ、ソレノイ
ド、空気装置またはダンパ68を制御し位置決めする他
の型の装置であってもよい。アクチュエータ72は好ま
しくは90度ストロークに1、2または5.5分のフル
ストローク時間(T stroke)を有するJCI社で製造されたE
DA-2040(商標)モータである。
【0021】ダンパ68の位置は環境66に与えられる
空気量64を制御する。環境66は好ましくは部屋、広
間、建物、またはそれらの一部または他の内部環境であ
る。空気量センサ52は好ましくは制御器58間の空気
量パラメータを空気量入力部56に提供する。空気流量
パラメータはダンパ68を介して環境66に与えられた
空気流量64を表す。
【0022】制御器20はアクチュエータ出力信号を導
体76を介してアクチュエータ出力部74からアクチュ
エータ72に出力する。制御器20は温度入力部54の
導体60間の温度センサ50から出力された温度信号を
受信する。温度センサ50は好ましくは環境66に配置
された抵抗センサである。
【0023】空気量センサ52は好ましくは風量(単位
時間当たりの体積、以下CFM風量)に関係するΔP係数を
提供する微分圧力(ΔP)センサである。CFM風量は以
下の式により計算される。
【式1】 ここで、ΔPは風量センサ52からの微分圧力である。
ボックス面積は立方フィートでの流入口供給断面積であ
る。Kは風量のピックアップ利得を表すCFM倍率である。
【0024】値Kおよびボックス面積値は制御器20が
初期化されるかVAVボックス38に接続されると、制
御器20内のメモリ(図示せず)に蓄積される。ボック
ス面積の値は一般に0.08から3.142平方フィー
トの範囲にあり、K値は一般に0.58から13.08
の間にある。ボックス面積の値とKは制御器20からワ
ークステーション12に有利に通信されるので、サービ
スマンがペーパデータシートやファイルからこれらの値
を入手する必要はない。風量センサ56は好ましくはダ
イアフラム圧力センサである。
【0025】図1及び図2を参照して、環境制御システ
ム10の動作が以下に説明される。制御器20と24は
周期的に実行される制御アルゴリズムに従ってアクチュ
エータ72を適切に位置決めするように構成される。ア
ルゴリズムにしたがって、制御器20は制御器アルゴリ
ズムに依存して、サイクル毎に、好ましくは1.5秒毎
に、または1.0秒毎に、入力部56で風量信号、入力
部54で温度信号、ポート34でバス32から(もしあ
れば)他のデータを受信する。制御器20はダンパ68
を正確に位置決めするためにサイクル毎にアクチュエー
タ出力部74にアクチュエータ出力信号を入力して、環
境66が適切に制御される(または加熱され、冷房さ
れ、または条件付けされる)。制御器20は周期的に風
量信号と温度信号に応答し、内部環境66を適切に制御
するためにアクチュエータ出力信号を周期的に入力す
る。
【0026】好ましくは、アクチュエータ出力信号はア
クチュエータ72を前後に動かしまたは同位置に維持さ
せるパルス幅信号である。制御器20は内部的にアクチ
ュエータ72の移動と共にその位置を追跡し続ける。ま
た、アクチュエータ72はその位置を示す帰還をかけて
も良く、またはアクチュエータ信号がアクチュエータ7
2が移動すべき特定の位置を示してもよい。
【0027】図3は、本発明の典型的な態様に従った制
御器20のより詳細なブロック図である。制御器20は
アクチュエータ出力部74と結合されたプロセッサ10
0と、温度入力部54、風量入力部56および通信ポー
ト34を含む。プロセッサ100は好ましくは8OC6
52プロセッサであり、通信ポート34は通信バス32
(図1)からなるより対線を使用して結合される。
【0028】制御器20はさらにメモリ102を含む。
メモリ102は、限定されないが、ディスクドライブ
(ハードまたはフロッピ)、RAM, EPROM, EEPROM, フラ
ッシュメモリ、スタティックRAM、または情報を記憶す
る他の装置含む蓄積装置である。好ましくは、メモリ1
02は風量制御アルゴリズムデータを蓄積するRAMおよ
びEEPROMを含む。メモリ102は内部バス106を介し
てプロセッサに結合される
【0029】動作おいて、プロセッサ100は温度入力
部56、アクチュエータ出力部74、および風量入力部
56で信号を周期的に標本化し、これらの信号を演算処
理する。演算処理により入力部54および56と出力部
74で信号を表すパラメータ値を発生する。
【0030】図4を参照すると、動的環境137におけ
るシステム10の動作はフロー制御図で示される。制御
器20はダンパ68(図2)を位置決めするためにアク
チュエータ出力信号u(t)を発生する流量制御回路125
として動作するようにプログラム化される。回路125
は折り返し防止フィルタ(アンチエイリアジングフィル
タ)128、標本器130、制御器誤差回路132、制
御出力回路134、およびタイマー136を含む。
【0031】風量センサ52(図2)は連続時間計測信
号z(t)を発生する。流量信号f(t)は環境137に対する
風量を表し、n(t)により表示される雑音により典型的に
損なわれる。計測ノイズ信号n(t)と流量信号f(t)の組合
せがセンサ52により与えられた連続時間計測信号z(t)
により表される。
【0032】アナログ低域折り返し防止フィルタ128
は連続時間計測信号z(t)を受信しフィルタにかけて、標
本器130のナイキスト周波数以上の周波数ノイズが拒
絶される。標本器130はフィルタにかけられた時間計
測信号z(t)を受信し、k番目の瞬間の流量センサ52か
ら計測された風量信号を表す離散風量信号z(k)として制
御器誤差回路132にフィルタをかけられた信号z(t)を
出力する。制御器誤差回路132は標本器130から離
散風量信号z(k)を受信し、前回蓄積された風量設定信号
fsp(k)、離散風量信号z(k)、および非線形のデッド領域
に基づいて制御器誤差ec(k)を計算する。
【0033】制御器出力回路134は制御器誤差回路1
32から制御器誤差信号ec(k)を受信し、所望のパルス
幅τ(k)、最小パルス幅τmin、最大パルスτmax、減衰
率ζ、システム利得gmax、および制御器誤差信号ec(k)
に基づいて、タイマー136に対するパルス信号τd(k)
を計算する。パルス幅信号τ(k)はアクチュエータ72
の位置の変化を表す。タイマー136はパルス幅信号τ
(k)を受信し、アクチュエータ出力信号u(t)をアクチュ
エータ72に出力する(図2)。アクチュエータ72は
アクチュエータ出力74からコネクタ76を介してアク
チュエータ出力信号u(t)を受信し、ダンパ68の位置を
調整して、環境66が適正に制御される。
【0034】流量制御回路125の動作を以下により詳
細に論ずる。標本器130は連続時間計測信号z(t)を離
散風量信号z(k)に変換する。制御器誤差回路132は離
散風量信号z(k)を受信し、制御器誤差信号ec(k)を計算
する。制御器誤差回路132はデッド領域回路138、
制御器誤差信号回路142、および加算器144を含
む。加算器144は離散風量信号z(k)および流量設定信
号fsp(k)間の差に基づいて設定追跡誤差信号esp(k)を計
算する。流量設定信号fsp(k)はアクチュエータ72が前
回のサイクルで(所望の流速)移動した位置に関係し、
使用者により入力されるか、システム10内の制御器ア
ルゴリズムまたは他のハードウエアまたはソフトウエア
成分により計算される。この流量設定信号fsp(k)は温
度、風量(空気量)、他のシステムパラメータに応答し
て計算される。より具体的には、設定追跡誤差信号e
sp(k)は加算器により次式で演算される。
【式2】 デッド領域回路138は離散風量信号z(k)を受信し、非
線形のデッド領域を演算する。
【0035】非線形のデッド領域は離散風量信号z(k)に
おけるノイズの量、変化、および標準偏差に依存する。
メモリ102が流量制御回路125の前回のサイクルで
計算された非線形のデッド領域を蓄積する限り、デッド
領域は適合的に演算され、設定追跡誤差esp(k)に適合的
に関係する。非線形のデッド領域は回路134の選択さ
れたシステム帰還利得gmaxおよび選択された減衰率ζに
依存する。
【0036】制御誤差信号回路142は加算器144か
らの設定追跡誤差信号esp(k)およびデッド領域回路13
8からの非線形デッド領域を受信し、設定追跡誤差信号
esp(k)に非線形デッド領域を適用して制御誤差信号e
c(k)を演算して計測ノイズを除去する。従って、制御器
誤差信号ec(k)は必ずしも設定誤差ではない。設定追跡
誤差信号esp(k)がノイズを除去するために処理された後
制御器誤差信号回路142により計算された値である。
このように、使用者は追跡能力とノイズ拒絶との間の兼
ね合いに影響するパラメータを選択することにより流量
制御回路125のパラメータを調整できる。
【0037】制御器出力回路134は制御器誤差信号回
路142から制御器誤差信号ec(k)を受信し、アクチュ
エータ72の所望の風量または所望の位置を表す新しい
パルス幅信号τ(k)を発生する。制御器出力回路134
は所望のパルス幅回路150とパルス幅変調論理回路1
52を含む。パルス幅回路150は制御器誤差信号e
c(k)を受信し、下記の式に基づいて所望のパルス幅τ
d(k)をはじめに演算する。
【式3】 ここで、gmaxは最大システム利得を表す。
【0038】離散時間積分器はシステム帰還利得が零以
上であり流量制御回路125の利得の逆数のほぼ2倍以
下であるときだけ安定している。従って、式5の好まし
い安定範囲は以下のように演算される。
【式4】 ここでkは制御器20の比例利得である。流量制御器回
路125がすべての動作条件で安定であることを補償す
るため、式6に使用されるシステム帰還利得gmaxは時間
可変積分器の最悪(最大)利得から導出される。好まし
くは最悪システム利得gmaxの以下の概算は式5で使用さ
れる。
【式5】 5の因子はアクチュエータ72の位置と利得の圧力比の
効果を表す。項fratedはダンパ68が全開している場合
の最小静圧力(例えば、1インチの水)での流速であ
る。 の因子は実際に遭遇する静圧力が3の因子により公称の
静圧力以上であることを示す。項目Tはアクチュエータ
72のストローク時間を示す。典型的には、gmaxは5.
77から1371CFM/secの範囲内である。
【0039】パルス幅変調回路134は所望のパルス幅
信号τd(k)を受信し、以下の関係に基づいてパルス信号
τ(k)をタイマー136に出力する。
【式6】 ここで、τminは最小パルス幅であり、τmax は最大パ
ルス幅であり、ζは最悪条件での減衰率である。
【0040】従って、パルス幅変調回路134は制御器
誤差信号ec(k)が大きいと、タイマー136に最大パル
ス幅τmaxに与え、制御器誤差信号ec(k)が小さいと、タ
イマー136に最小パルス幅τminに与え、制御器誤差
信号ec(k)が非常に小さいと、タイマー136に0を与
え、所望のパルス幅τd(k)が最小パルス幅τmin以上で
あり最大パルス幅τmax以下またはに等しいと、タイマ
ー136に所望のパルス幅τd (k)に与える。図5およ
び式6を参照すると、パルス幅信号τ(k)は制御器誤差
信号ec(k)がτmax点154(図5)により示されるよう
に非常に大きいと、最大時間アクチュエータ72を駆動
する。制御器誤差信号ec(k)が小さいと(例えば、τmin
< |τd(k)|≦τmax)、アクチュエータ72はτmax
154とτmi n点156間のグラフの線形領域で示すよ
うに所望の時間(例えば、τ(k) = τd(k))駆動され
る。アクチュエータ72は制御器誤差信号ec(k)がτmin
点156に示すようにより小さいと最小時間駆動され
る。
【0041】制御器誤差回路132に関連して前述した
ように、一定速度アクチュエータ72のような高利得帰
還を有するパルス幅変調装置はアクチュエータ72の平
均デユーティサイクルの増加になる計測ノイズを受けや
すい。したがって、制御器20は計測ノイズを拒絶する
ためのいくつかの能力を必要とする。
【0042】流力制御回路125の動作の各サイクル期
間に、計測ノイズを除去するために非線形のデッド領域
が設定追跡誤差信号esp(k)に適用され、制御器誤差信号
ec(k)になる。非線形デッド領域は計測ノイズの振幅に
依存し、受容可能な確率制御器20は流量信号f(t)が流
量設定信号fsp(k)に正確に等しい時流量信号f(t)を流量
設定信号fsp(k)から離間させるパルス幅切替信号u(t)を
出力する。この確率はpにより示される。非線形のデッ
ド領域は式5及び8によりシステム期間利得gma xおよび
減衰率ζに依存する。
【0043】図6を参照すると、パルス信号τ(k)と非
線形のデッド領域は設定追跡誤差信号esp (k)に直接効
果を及ぼす。最小設定追跡誤差信号esp(k)によりパルス
が制御出力回路134により出力され、非線形デッド領
域、システム利得gmaxおよび減衰率ζに依存する。計測
ノイズが正規に分布し、pの受容値があると仮定する
と、デッド領域回路138は好ましくは以下の非線形デ
ッド領域を演算する。
【式7】 ここで、
【式8】 ここで、Zp/2は標準正規分布の上からp/2パーセント点
であり、R(k)は計測ノイズの変化であり、etはパルスが
出力されるような制御器誤差の最小振幅である。パラメ
ータは好ましくは0と1間の任意の数であり、設定追跡
とデューティサイクル間での妥協を得るために使用者に
より指定される。縦続した流れおよび領域温度制御を含
む多くの用途で、pは小さい(例えば、好ましくは0.
01)。しかしながら、零平衡のようないくつかの応用
例があり、使用者はpをより大きく(例えば、0.2〜
0.3)設定して、最小の定常状態の誤差で早い応答が
得られる。
【0044】一般に、計測ノイズの変化は時間で変わ
り、制御器20が動作する場合に見積もる。以下の式は
計測ノイズの変化を概算する。
【式9】 ここで、Wは以下の式で計算されるフィルタ係数を表
す。
【式10】 ここで、Tはアクチュエータ72のストローク時間であ
り、tsは標本化間隔である。タイマー136はパルス幅
変調論理回路152からパルス信号τ(k)を受信し、導
体76を介してアクチュエータ出力74から、ダンパ6
8の位置を調整するアクチュエータ72にアクチュエー
タ出力信号u(t)を出力し、環境66は適切に制御され
る。1、0、または−1のパルス幅切替信号はそれぞ
れ、アクチュエータ72のプラス方向の動き、静止状
態、マイナス方向の動きを示し、流量制御回路125の
動作の各サイクル期間中タイマー136により出力され
る。図4に示されるように、流量制御回路125に使用
されるソフトウエアに基づく制御アルゴリズムの周期的
な動作は流量信号f(t)および計測ノイズ信号n(t)に基づ
いて連続時間計測信号z(t)を発生する風量センサ52に
より再開始する。
【0045】好ましくは、制御器20は制御器により実
行されるソフトウエアにより構成される。代表的な制御
器実行ソフトウエアは図7A及び図7Bに示され、図4〜
図7を参照して述べられた動作に制御器20を構成す
る。このソフトウエアは制御器20ための基本データの
集合動作および信号演算を示している。また、ハードウ
エア制御回路または他のソフトウエアをアクチュエータ
72と制御器20のための非線形のデッド領域、流量設
定信号fsp(k)、アクチュエータ出力信号u(t)を計算する
ために利用してもよい。
【0046】変形の好ましい実施例では、制御器20に
より実行されたアルゴリズムは環境制御システム10を
高度化するために改良された。これらの改良が流量制御
器回路125’の部品を開示している図8〜図10で示
される。アルゴリズムの改良は手動で設定しなければな
らない変数の数を減少させ、これらの手動で設定された
変数を自動的に選択し更新するアルゴリズムにより周期
的に実行される一連の関数に置換する工程を含んでい
る。この改良によりアルゴリズムが制御器20を設定点
の変化に応答して流量調整をすばやく調整する第1モー
ドまたは流量制御がより緩慢に調整される第2モードに
切り替えることができる。改良されたアルゴリズムはさ
らに流量制御システムに流量制御器20の制御および動
作をさらに高めるより高いノイズ除去能力を提供する。
アルゴリズムはより大きくより高精度の設定追跡能力与
えて、アクチュエータ72に対するデューティサイクル
または負荷を減少させるように再設計された。デューテ
ィサイクルはアクチュエータにより要求された動きに関
係しており、アクチュエータはダンパを動かすためにス
テッパモータ、同期モータ、またはソレノイドを含んで
いる。この改良は、流量制御を調整するアクチュエータ
により必要な動きとは反対に、ノイズで生じた変化に応
答してアクチュエータの望まない動作量を減少させて、
アクチュエータ72の寿命を延ばすことができる。従っ
て、当業者は本発明の変形した好ましい実施例の流量制
御アルゴリズムの改良例により提供された利益を理解す
るであろう。
【0047】上述したように、前述のアルゴリズムは計
測ノイズの変化の関数である非線形の時間とともに変化
するデッド領域を実行する。このアルゴリズムは高アク
チュエータデューティサイクルがp(p = 0.1-0.5)のより
高い値を選択することにより受容可能である状況で、優
れた設定追跡および外乱拒絶特性を提供する。さらに、
受容可能な設定追跡性能および外乱拒絶性能はp (p =
0.01)のより十分に低い値を選択することにより極端に
低いアクチュエータデューティサイクルで達成可能であ
る。上述のアルゴリズムでは時間と共に変化しない即ち
種々の動作モード間の切替に応答して変化しない比例定
数を手動で設定する。このように、このアルゴリズムは
設定追跡と実際のデューティサイクル間に妥協を与え
る。
【0048】しかしながら、より高い設定追跡性能およ
び外乱拒絶性能が低アクチュエータのディーティサイク
ルに沿って望ましい状況がある。設定追跡性能を調整す
るために種々の動作モード間に切り替え可能な環境制御
システム10を提供することが望ましい。従って、本発
明の変形の実施例の目的は、2つのパラメータ間の妥協
点を与えるのでなく、アクチュエータのデューティサイ
クル性能に沿って設定追跡および外乱拒絶性能を適正化
することである。これは値の所定の範囲内で自動的に比
例定数を変更しかつ調整することにより達成される。こ
のような適正化されたアルゴリズムはより効果的な制御
システムに備えて、流量制御アクチュエータ72に置か
れた動作要求条件を減少させる。
【0049】記述の好ましい実施例は、流量信号f(t)が
流量設定信号fsp(k)に正確に等しい時制御器20が流量
設定信号fsp(k)から離れた流量信号f(t)を動かすパルス
幅切替信号u(t)を出力する可能性pの関数として、比例
定数を手動で設定することを要求する。上述したよう
に、比例定数Zp/2は標準正規分布のp/2パーセンテージ
点である。論じたように、Zp/2の好ましい固定値は2.
58である。
【0050】変形した好ましい実施例において、比例定
数を自動的に計算しかつ変更する方法が開発された。こ
の実施例において、比例定数はC(k)により表現される。
この方法は流量設定信号fsp(k)の変化後零に等しい比例
定数C(k)を設定し、流速信号f(t)を流速設定信号fsp(k)
を超えてから指数関数を使用して比例定数C(k)を保存設
定に戻す工程を含む。
【0051】この方法の結果は制御器20が第1動作モ
ードと第2動作モード間に切替可能であることである。
好ましくは、第1及び第2動作モードが各々保存モード
および積極モードにより決定される。より具体的には、
アルゴリズムは設定追跡を積極的にかつより正確に制御
するために第1モードから第2モードに瞬時に切り替え
る機能を提供する。アルゴリズム内の論理が流量設定信
号fsp(k)の実質的な変化を検出すると、比例定数C(k)が
零に設定され、第1モードまたはデフォルトモードから
第2モードへ瞬時に切り変わる。アルゴリズム論理は流
速信号f(t)が流量設定信号fsp(t)を超えたことを検出す
るので、比例定数C(k)は零から最大値へ、好ましくは、
p = 0.01であると2.58に指数関数的に増大し、たとえ時
間と共に指数関数的に、制御器20を第2(積極)動作
モードから第1(保存)動作モードに徐々に変化する。
アルゴリズムは流量設定信号fsp(t)の実質的な変化が検
出されるまで第1(保存)動作モードを維持する。比例
定数C(k)のこの指数的な変化は図10に示され、軸22
0は比例定数範囲を示し、軸222は離散時間を示す。
図10はさらに第1動作モード224と第2動作モード
226を表すグラフ上で代表的な範囲を例示している。
自動モード切替を実行するために比例定数C(k)の調整に
関連したアルゴリズムと関数は以下に詳細に述べられ
る。この改良により得られるアルゴリズムにたいする利
点はより速い制御器応答時間と、少ないアクチュエータ
の動作、より少ないアクチュエータの開始および停止、
および使用者インターフェースの簡略化である。比例定
数C(k)がアルゴリズム内で手動で設定されないのでこの
ような簡略化が達成される。
【0052】制御アルゴリズムの設計はシステムの挙動
および所望の性能対象を考慮すべきである。正常な動作
において、最も重要な制御性能基準は外乱排除と高信頼
性である。流量システムが純粋の積分システムとして構
成できることはすでに示された。しかしながら、運用開
始中および手動による障害対策中、設定値変化にたいす
る高速応答は最も重要な制御性能基準である。流量シス
テムが純粋の積分システムとしてモデル化できることは
すでに示された。このように、比例専用制御器は純粋の
積分システム用に推奨される。以下に述べられ、変形し
た好ましい実施例に関連する制御ダイアグラムはシステ
ム利得が最大であるとき速示制御を提供するために調整
される比例専用制御器である。
【0053】図8を参照すると、本発明のこの変形の好
ましい実施例を実施するための制御器回路125’を例
示した変形のブロック図が示される。この変形実施例に
おいて、制御器回路125’は比例定数回路200によ
り示された追加の機能を含むように変形され、変形した
制御器誤差回路132’の一部であり、比例定数C(k)を
周期的に計算する。しかしながら、比例定数回路200
は制御器回路125’に追加の機能を提供し、制御器回
路125’のデッド領域回路138と制御器誤差信号回
路142は上述とほぼ同じ方法で動作することを理解す
べきである。このように、この変形した実施例におい
て、制御器20はダンパ68(図2)を位置決めするた
めにアクチュエータ出力信号u(t)を発生する流量制御器
回路125’として動作するようにプログラム作成され
る。したがって、制御回路125’は、(図4に関し
て)上述の制御器回路125の構成部品とほぼ同様な方
法で動作する、折り返し防止フィルタ128、標本器1
30、制御器出力回路134、およびタイマー136を
含むことを理解すべきである。
【0054】続いて図8を参照すると、連続時間測定信
号z(t)はアナログ低域フィルタ128でまず濾波され、
標本器のナイキスト周波数以上の周波数ノイズは除去さ
れる。標本器130は濾波された連続時間計測信号z(t)
を受信し、濾波された信号z(t)をk番目の瞬間に流量セ
ンサ52から計測された風量信号を表す離散時間風量信
号z(k)として制御器誤差回路132’に入力する。制御
器誤差回路132’は標本器130から離散風量信号z
(k)を受信し、前回に蓄積された流量設定信号fs p(k)、
離散風量信号z(k)および非線形デッド領域に基づいて制
御器誤差信号ec(k)を演算する。
【0055】標本器130の出力として、離散時間風量
信号z(k)は設定誤差esp(k)を発生するために加算器14
4により流量設定信号fsp(k)と比較される。制御器20
の動作モードを制御する比例定数C(k)は比例定数回路2
00により比例流量設定信号fsp(k)と離散時間風量信号
z(k)の関数として各サイクル中計算される。比例定数回
路200により発生した比例定数C(k)は前述のように非
線形のデッド領域を計算するためにデッド領域回路13
8により使用される。したがって、比例定数回路200
は主として本発明の変形実施例に関連したモード切替論
理を実行する。比例定数回路200で実行される論理と
機能は以下により詳細に述べられる。
【0056】制御器誤差ec(k)は設定誤差esp(k)をブロ
ック138により発生した非線形デッド領域を通過させ
ることにより設定誤差esp(k)から計算される。上述のよ
うに、この演算は制御器誤差信号回路142により実行
される。この変形実施例において、デッド領域の大きさ
はノイズの絶対値の概算値および大きい設定変化を検出
するためにアルゴリズム内の論理から決定される。所望
のパルス幅τd(k)はパルス幅回路150により制御器誤
差に基づいて演算される。実際のパルス幅τ(k)は所望
のパルス幅τd(k)をパルス幅変調論理回路152に通過
させて計算される。最終的に、アクチュエータ72はパ
ルス幅命令τ(k)をアクチュエータ72(図2)を動作
させるタイマー136に送信して回転される。
【0057】モード切替論理を実行し、比例定数C(k)を
計算する前に、ノイズの標準偏差σ(k)を計算する必要
がある。この機能は好ましくは比例定数回路200によ
り実行される。上述のように、前述の好ましい実施例に
おいて、計測ノイズの変化を概算するための発見的解決
法が利用された(式9)。前述のアルゴリズムの一部を
形成する式9から解るように、標準偏差はノイズ変数の
2乗の指数関数的に重み付けされた平均の平方根で決定
される。しかしながら、変形した好ましい実施例に関連
したアルゴリズムの設計に対する増大として、標準偏差
は同じノイズ変数の絶対値の指数的に重み付けられた平
均から直接評価される。この改良の利点は計算処理が低
くてもよく、この方法はノイズ信号に存在する可能性の
ある分布から離散した値に対して強靭さを提供する。ノ
イズの絶対値は高域フィルタ、振幅の非線形、および最
終的に低域フィルタを介して流量信号f(t)を通過させる
ことにより計算される。高域フィルタは以下のように選
択される。
【式11】
【0058】ts<<Tであると常に流速が大きい設定変化
後ほぼ直線的に増大するのでこのフィルタが使用され、
傾斜をキャンセルする。6の平方根によりノイズが相関
していない時enの標準偏差をノイズの標準偏差に等しく
する。ノイズの標準偏差は以下のように評価される。
【式12】 enが正規に分布されると1.25の係数はσの期待値を
enの標準分布に等しくする。パラメータwは個別のシス
テムの性能に特定するフィルターの重みである。以下の
選択によりアクチュエータがより速いとノイズ評価器を
より高速にする。
【式13】 ここで、tsは標本期間であり、Tはアクチュエータのス
トローク時間である。従って、計測された流量信号f(t)
内のノイズを評価するσ(k)の値は非線形のデッド領域
の振幅を計算するために使用され、以下により詳細に説
明される。
【0059】流量測定特に風量測定は外乱のため高レベ
ルのノイズになりやすい。従って、制御器20はこのノ
イズを排除する能力を持つべきである。ノイズを排除す
る好ましい方法は制御アルゴリズムにおいて非線形のデ
ッド領域を使用することである。非線形のデッド領域の
論理は以下の如くである。
【式14】 ここで、Δは非線形のデッド領域の振幅である。デッド
領域の選択は(上記で計算された)計測ノイズの絶対
値、および流速f(t)が流量設定値fsp(k)に正確に等しい
とき流量設定信号fsp (k)から離間して流速信号f(t)を
移動させるパルスu(t)を制御器20が出力する受容可能
な確率pに依存する。
【0060】デッド領域Δの振幅は設定が大きく変化し
た後変調され、制御器が手動で動作されている時の反応
を遅らせる。これは二つの制御モード好ましくは保存モ
ードと積極モード間を切替えることにより実施される。
このモード切替論理が大きな流量設定変化fsp(k)がある
かどうかを決定し、もしこの変化が大きな誤差を生じる
とデッド領域の振幅は零である。この条件(Δ=0)が
保存モードから積極モードへの切替を設定する。この条
件は流速f(t)が流量設定fsp(k)を超えるまで持続する。
流速f(t)が流量設定fsp(k)を超えると、デッド領域は、
時間に対して指数関数的であっても、零からその保存定
常状態値に徐々に復帰する。この条件は積極モードから
保存モードへの自動切替を設定する。前述したように、
積極モードから保存モードへの自動切替はある期間、好
ましくは15秒に渡って、指数関数的に生じる。保存モ
ードにおいて、デッド領域の振幅は以下のように計算さ
れる。
【式15】
【式16】 ここで、 は標準正規分布のp/2パーセント点であり、etはパルス
を発生する制御器誤差の最小値である。上述のように、
C(k)は比例定数である。図9Aおよび図9Bに示される
疑似コードにおいて、比例定数C(k)はZにより表され
る。
【0061】積極モードにおいて、C(k)=0であり、Δ
(k)=0である。第1(保存)動作モードから第2(積
極)動作モードへの制御アルゴリズムの変化を引き起こ
す事象は以下の如くである。
【式17】 この変化は好ましくは瞬間的またはほぼ瞬間的である。
第2(積極)動作モードから第1(保存)動作モードへ
の制御アルゴリズムの変化を引き起こす事象は以下の如
くである。
【式18】 好ましくは、これは時間と共に指数関数的に変化する。
【0062】最後に、上述のように、前述の好ましい実
施例に関連したアルゴリズムは制御誤差とともに変化す
る最悪安定マージンを利用している。前述の好ましい設
計は、実施された制御器が複数のトライアックで駆動さ
れる同期モータ付きで使用される場合、有益である。変
形された好ましい実施例に関連したアルゴリズムにおい
て、改良されたアルゴリズムは好ましくはステップモー
タと共動して使用されるので、この安定マージンはすべ
ての制御器誤差の為の定数にされる。この均一な安定マ
ージンの実施は図9Bに示される疑似コードの(カッコ
でくくられた)エレメント210として示される。この
変形の好ましい実施例と関連したアルゴリズムを高度化
したことによる最大の利点は制御論理が簡略化されるこ
とである。
【0063】提示された複数の詳細な図面および特定の
例は本発明の好ましい代表的な実施例を説明している
が、これらは単に例示のためであることが理解される。
本発明はここに開示された精密な詳細及び条件に限定さ
れるものではない。例えば、特定の応用例が述べられる
が、他の用途で本発明の流量制御器を利用しても良い。
また、特定の施設管理システムおよび構成物が提示され
るが、本システムは種々の他のHVACシステム用に構
成することができる。本システムはメートル法の単位を
利用して容易に構成される。また、種々の図の単線は複
数導体をも表している。以下の請求項で定義された本発
明の趣旨から外れることなく、種々の変化が開示された
内容に対して可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】環境制御システムの簡単な概略ブロック図であ
る。
【図2】図1に示された環境制御システムに使用される
制御器と可変風量(VAV)ボックスのより詳細な概略
ブロック図である。
【図3】図2に示された制御器のより詳細な概略ブロッ
ク図である。
【図4】図3に示された制御器のソフトウエアに基づく
制御アルゴリズムのブロック図である。
【図5】図3に示された制御器用のパルス変調関数に基
づいたパルス幅信号の計算を示す図である。
【図6】図3に示された制御器用の設定誤差信号と非線
形デッド領域に基づいた制御器誤差信号の計算を示す図
である。
【図7】図7Aおよび図7Bは、本発明の典型的な態様
に従った疑似コードを示す。
【図8】図3に示された制御器と互換可能な本発明の好
ましい実施例の変形例に関するソフトウエアに基づいた
制御アルゴリズムのブロック図を示す。
【図9】図9Aおよび図9Bは、本発明の好ましい変形
実施例に従って図8の制御アルゴリズムを実施する典型
的なソフトウエアアルゴリズムの疑似コードを示す。
【図10】典型的な比例定数と離散時間の関係のグラフ
を示す。
【符号の説明】
100 プロセッサ 102 メモリ 125 制御装置 152 BRWMロジック 136 タイマー 137 流量特性 138 計算 130 標本器 128 アンチエイリアジングフィルタ 142 デッド領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 流量制御装置用の改良された適合
流量制御器
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項24】 非線形のデッド領域が適合的に計算さ
れ、非線形のデッド領域が非線形のデッド領域の前回の
値に関係することを特徴とする請求項17記載の方法。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】好ましくは、制御器20は制御器により実
行されるソフトウエアにより構成される。代表的な制御
器実行ソフトウエアは図7及び図8に示され、図4〜図
8を参照して述べられた動作に制御器20を構成する。
このソフトウエアは制御器20ための基本データの集合
動作および信号演算を示している。また、ハードウエア
制御回路または他のソフトウエアをアクチュエータ72
と制御器20のための非線形のデッド領域、流量設定信
号fsp(k)、アクチュエータ出力信号u(t)を計算するため
に利用してもよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】変形の好ましい実施例では、制御器20に
より実行されたアルゴリズムは環境制御システム10を
高度化するために改良された。これらの改良が流量制御
器回路125’の部品を開示している図9〜図12で示
される。アルゴリズムの改良は手動で設定しなければな
らない変数の数を減少させ、これらの手動で設定された
変数を自動的に選択し更新するアルゴリズムにより周期
的に実行される一連の関数に置換する工程を含んでい
る。この改良によりアルゴリズムが制御器20を設定点
の変化に応答して流量調整をすばやく調整する第1モー
ドまたは流量制御がより緩慢に調整される第2モードに
切り替えることができる。改良されたアルゴリズムはさ
らに流量制御システムに流量制御器20の制御および動
作をさらに高めるより高いノイズ除去能力を提供する。
アルゴリズムはより大きくより高精度の設定追跡能力与
えて、アクチュエータ72に対するデューティサイクル
または負荷を減少させるように再設計された。デューテ
ィサイクルはアクチュエータにより要求された動きに関
係しており、アクチュエータはダンパを動かすためにス
テッパモータ、同期モータ、またはソレノイドを含んで
いる。この改良は、流量制御を調整するアクチュエータ
により必要な動きとは反対に、ノイズで生じた変化に応
答してアクチュエータの望まない動作量を減少させて、
アクチュエータ72の寿命を延ばすことができる。従っ
て、当業者は本発明の変形した好ましい実施例の流量制
御アルゴリズムの改良例により提供された利益を理解す
るであろう。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】この方法の結果は制御器20が第1動作モ
ードと第2動作モード間に切替可能であることである。
好ましくは、第1及び第2動作モードが各々保存モード
および積極モードにより決定される。より具体的には、
アルゴリズムは設定追跡を積極的にかつより正確に制御
するために第1モードから第2モードに瞬時に切り替え
る機能を提供する。アルゴリズム内の論理が流量設定信
号fsp(k)の実質的な変化を検出すると、比例定数C(k)が
零に設定され、第1モードまたはデフォルトモードから
第2モードへ瞬時に切り変わる。アルゴリズム論理は流
速信号f(t)が流量設定信号fsp(t)を超えたことを検出す
るので、比例定数C(k)は零から最大値へ、好ましくは、
p = 0.01であると2.58に指数関数的に増大し、たとえ時
間と共に指数関数的に、制御器20を第2(積極)動作
モードから第1(保存)動作モードに徐々に変化する。
アルゴリズムは流量設定信号fsp(t)の実質的な変化が検
出されるまで第1(保存)動作モードを維持する。比例
定数C(k)のこの指数的な変化は図12に示され、軸22
0は比例定数範囲を示し、軸222は離散時間を示す。
図12はさらに第1動作モード224と第2動作モード
226を表すグラフ上で代表的な範囲を例示している。
自動モード切替を実行するために比例定数C(k)の調整に
関連したアルゴリズムと関数は以下に詳細に述べられ
る。この改良により得られるアルゴリズムにたいする利
点はより速い制御器応答時間と、少ないアクチュエータ
の動作、より少ないアクチュエータの開始および停止、
および使用者インターフェースの簡略化である。比例定
数C(k)がアルゴリズム内で手動で設定されないのでこの
ような簡略化が達成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】図9を参照すると、本発明のこの変形の好
ましい実施例を実施するための制御器回路125’を例
示した変形のブロック図が示される。この変形実施例に
おいて、制御器回路125’は比例定数回路200によ
り示された追加の機能を含むように変形され、変形した
制御器誤差回路132’の一部であり、比例定数C(k)を
周期的に計算する。しかしながら、比例定数回路200
は制御器回路125’に追加の機能を提供し、制御器回
路125’のデッド領域回路138と制御器誤差信号回
路142は上述とほぼ同じ方法で動作することを理解す
べきである。このように、この変形した実施例におい
て、制御器20はダンパ68(図2)を位置決めするた
めにアクチュエータ出力信号u(t)を発生する流量制御器
回路125’として動作するようにプログラム作成され
る。したがって、制御回路125’は、(図4に関し
て)上述の制御器回路125の構成部品とほぼ同様な方
法で動作する、折り返し防止フィルタ128、標本器1
30、制御器出力回路134、およびタイマー136を
含むことを理解すべきである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】続いて図9を参照すると、連続時間測定信
号z(t)はアナログ低域フィルタ128でまず濾波され、
標本器のナイキスト周波数以上の周波数ノイズは除去さ
れる。標本器130は濾波された連続時間計測信号z(t)
を受信し、濾波された信号z(t)をk番目の瞬間に流量セ
ンサ52から計測された風量信号を表す離散時間風量信
号z(k)として制御器誤差回路132’に入力する。制御
器誤差回路132’は標本器130から離散風量信号z
(k)を受信し、前回に蓄積された流量設定信号fs p(k)、
離散風量信号z(k)および非線形デッド領域に基づいて制
御器誤差信号ec(k)を演算する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】デッド領域Δの振幅は設定が大きく変化し
た後変調され、制御器が手動で動作されている時の反応
を遅らせる。これは二つの制御モード好ましくは保存モ
ードと積極モード間を切替えることにより実施される。
このモード切替論理が大きな流量設定変化fsp(k)がある
かどうかを決定し、もしこの変化が大きな誤差を生じる
とデッド領域の振幅は零である。この条件(Δ=0)が
保存モードから積極モードへの切替を設定する。この条
件は流速f(t)が流量設定fsp(k)を超えるまで持続する。
流速f(t)が流量設定fsp(k)を超えると、デッド領域は、
時間に対して指数関数的であっても、零からその保存定
常状態値に徐々に復帰する。この条件は積極モードから
保存モードへの自動切替を設定する。前述したように、
積極モードから保存モードへの自動切替はある期間、好
ましくは15秒に渡って、指数関数的に生じる。保存モ
ードにおいて、デッド領域の振幅は以下のように計算さ
れる。
【式15】
【式16】 ここで、 は標準正規分布のp/2パーセント点であり、etはパルス
を発生する制御器誤差の最小値である。上述のように、
C(k)は比例定数である。図10および図11に示される
疑似コードにおいて、比例定数C(k)はZにより表され
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】最後に、上述のように、前述の好ましい実
施例に関連したアルゴリズムは制御誤差とともに変化す
る最悪安定マージンを利用している。前述の好ましい設
計は、実施された制御器が複数のトライアックで駆動さ
れる同期モータ付きで使用される場合、有益である。変
形された好ましい実施例に関連したアルゴリズムにおい
て、改良されたアルゴリズムは好ましくはステップモー
タと共動して使用されるので、この安定マージンはすべ
ての制御器誤差の為の定数にされる。この均一な安定マ
ージンの実施は図11に示される疑似コードの(カッコ
でくくられた)エレメント210として示される。この
変形の好ましい実施例と関連したアルゴリズムを高度化
したことによる最大の利点は制御論理が簡略化されるこ
とである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】環境制御システムの簡単な概略ブロック図であ
る。
【図2】図1に示された環境制御システムに使用される
制御器と可変風量(VAV)ボックスのより詳細な概略
ブロック図である。
【図3】図2に示された制御器のより詳細な概略ブロッ
ク図である。
【図4】図3に示された制御器のソフトウエアに基づく
制御アルゴリズムのブロック図である。
【図5】図3に示された制御器用のパルス変調関数に基
づいたパルス幅信号の計算を示す図である。
【図6】図3に示された制御器用の設定誤差信号と非線
形デッド領域に基づいた制御器誤差信号の計算を示す図
である。
【図7】本発明の典型的な態様に従った疑似コードを示
す。
【図8】本発明の典型的な態様に従った疑似コードを示
す。
【図9】図3に示された制御器と互換可能な本発明の好
ましい実施例の変形例に関するソフトウエアに基づいた
制御アルゴリズムのブロック図を示す。
【図10】本発明の好ましい変形実施例に従って図9の
制御アルゴリズムを実施する典型的なソフトウエアアル
ゴリズムの疑似コードを示す。
【図11】本発明の好ましい変形実施例に従って図9の
制御アルゴリズムを実施する典型的なソフトウエアアル
ゴリズムの疑似コードを示す。
【図12】典型的な比例定数と離散時間の関係のグラフ
を示す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図9】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G05D 7/06 G05B 15/02 A

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流を環境に提供し、さらに制御器と
    動作可能に接続され、前記制御器からの流量設定信号に
    従って空気量を制御する空気装置とを含む環境制御シス
    テムであり、前記制御器が:前記空気装置により与えら
    れた空気流に露出され、環境に与えられた前記空気の風
    量を表す流量信号を発生する流量センサと;前記流量セ
    ンサに接続され、前記流量信号を周期的に受信し前記流
    量信号と前記流量設定信号に応答して、空気装置に与え
    られ前記空気装置が流量設定信号により表される空気量
    を与える制御器出力信号を発生し、設定誤差信号と比例
    定数に従って制御器出力信号を計算するプロセッサとを
    含み;前記プロセッサは流量設定信号に関連した一組の
    条件に応答して前記制御器をデフォルトモードである第
    1動作モードまたは第2動作モードに切り替え;前記プ
    ロセッサは第1の所定の定数から第2の所定の定数に前
    記比例定数を段階的に変化させて、設定誤差信号の変化
    を密接に追跡するための設定信号の所定の変化に応答し
    て第1動作モードから第2動作モードに環境制御システ
    ムを瞬時に切り替え;さらに、前記プロセッサは第2の
    所定の定数から第1の所定の定数へ前記比例定数を指数
    関数的に変化させて、設定誤差信号の変化を正常に追跡
    するための流量信号の所定の変化に応答して第2動作モ
    ードから第1動作モードへ環境制御システムを徐々に切
    り替えることを特徴とする環境制御システム。
  2. 【請求項2】 前記プロセッサは非線形のデッド領域に
    従って前記制御器出力信号を計算し、前記流量信号の変
    化に従って非線形のデッド領域を計算することを特徴と
    する請求項1記載の制御器。
  3. 【請求項3】 前記第1動作モードは保存動作モードで
    あり、前記第2モードは積極動作モードであることを特
    徴とする請求項1記載の制御器。
  4. 【請求項4】 前記設定誤差信号は前回の設定信号と流
    量信号間の差に関係することを特徴とする請求項1記載
    の制御器。
  5. 【請求項5】 ソフトウエアに基づく制御アルゴリズム
    に従って流量設定信号を発生するプロセッサにより実行
    されたソフトウエアに基づく制御アルゴリズムを蓄積す
    るメモリをさらに有することを特徴とする請求項1記載
    の制御器。
  6. 【請求項6】 ソフトウエアに基づく制御アルゴリズム
    を蓄積するメモリをさらに有し、前記ソフトウエアがソ
    フトウエアに基づく制御アルゴリズムの周期動作に従っ
    て前記制御器出力信号を周期的に発生し、さらに前回の
    流量設定信号が前記制御アルゴリズムの動作の最新の前
    回の周期をから出力されることを特徴とする請求項4記
    載の制御器。
  7. 【請求項7】 非線形のデッド領域が前記メモリに蓄積
    され、制御アルゴリズムの各動作周期を再計算すること
    を特徴とする請求項5記載の制御器。;
  8. 【請求項8】 非線形のデッド領域が前記流量信号に関
    連したノイズ信号の標準偏差により適合的に調整される
    ことを特徴とする請求項7記載の制御器。
  9. 【請求項9】 非線形のデッド領域が前記流量信号に関
    連したノイズ信号の絶対値の標準偏差により適合的に調
    整されることを特徴とする請求項7記載の制御器。
  10. 【請求項10】 アクチュエータと動作可能に関連して
    ダンパを含む空気ダクトを含み、前記アクチュエータは
    ダクトを位置決めし、前記ダンパがアクチュエータ制御
    信号に応答してある環境の空気流速を提供し、前記アク
    チュエータは前記制御器に動作可能に結合される様に構
    成された環境制御システムに使用するための制御器であ
    り、前記制御器が:前記ダンパ間に与えられた空気流速
    を表す実際の流量信号を発生するセンサ手段と;前記セ
    ンサ手段に接続され、前記センサ手段からの前記流量信
    号を周期的に受信し、前記実際の流量信号に応答して前
    記アクチュエータ制御信号を周期的に発生するプロセッ
    サであり、このアクアクチュエータ制御信号は前記ダン
    パ間にあたえられる空気流速の所望の速度に関係し、前
    記プロセッサ手段は設定誤差信号と非線形のデッド領域
    に従ってアクチュエータ制御信号を計算し、前記非線形
    のデッド領域は実際の流量信号に関連したノイズ信号の
    標準偏差の概算値に従って計算されるように構成された
    プロセッサと;前記プロセッサ手段は流量設定信号に関
    連した一組の条件に応答して前記制御器を第1動作モー
    ドまたは第2動作モードに切り替え;前記プロセッサ手
    段は設定誤差信号の変化に親密に追跡する設定信号の所
    定の変化に応答して、第1の所定の定数から第2の所定
    に定数に前記比例定数を段階的に変化させて、第1モー
    ドから第2動作モードに前記制御器を瞬時に切り替え;
    前記プロセッサ手段は第2の所定の定数から第1の所定
    の定数へ比例定数を指数関数的に変化させて、前記設定
    誤差信号の変化を正常に追跡するために前記流量信号の
    所定の変化に応答して、第2動作モードから第1動作モ
    ードへ前記制御器を徐々に切り替えることを特徴とする
    制御器。
  11. 【請求項11】 前記第1動作モードは保存動作モード
    であり、前記第2動作モードは積極動作モードであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の制御器。
  12. 【請求項12】 前記設定誤差信号は前記プロセッサ手
    段の前回の動作サイクルで発生した流量設定信号と前記
    プロセッサ手段の現在の動作サイクルで発生した実際の
    流量設定信号との差に関係することを特徴とする請求項
    10記載の制御器。
  13. 【請求項13】 ソフトウエアに基づく制御アルゴリズ
    ムを記憶するメモリ手段をさらに含み、前記プロセッサ
    手段がソフトウエアに基づく制御アルゴリズムに従って
    アクチュエータ出力信号を発生することを特徴とする請
    求項10記載の制御器。
  14. 【請求項14】 ソフトウエアに基づく制御アルゴリズ
    ムを蓄積するメモリをさらに有し、前記ソフトウエア手
    段がソフトウエアに基づく制御アルゴリズムの周期動作
    に従って前記流量設定信号を発生し、さらに前回の流量
    設定信号が前記制御アルゴリズムの動作の最新の前回の
    周期をから出力されることを特徴とする請求項11記載
    の制御器。
  15. 【請求項15】 ソフトウエアに基づく制御アルゴリズ
    ムを蓄積するメモリをさらに有し、前記ソフトウエア手
    段がソフトウエアに基づく制御アルゴリズムの周期動作
    に従って前記流量設定信号を周期的に発生し、さらに非
    線形のデッド領域が前記メモリ手段に蓄積され、制御ア
    ルゴリズムの各サイクルの動作を再計算することを特徴
    とする請求項10記載の制御器。
  16. 【請求項16】 非線形のデッド領域が前回のサイクル
    で計算された非線形の前回のデッド領域に関係すること
    を特徴とする請求項14記載の制御器。
  17. 【請求項17】 非線形のデッド領域が変化に適合的に
    関係することを特徴とする請求項15記載の制御器。
  18. 【請求項18】 流体流を提供する装置と制御器出力信
    号を出力する制御器と実際の流量信号を出力する流量セ
    ンサを含み、前記流体流提供装置は制御器と動作可能に
    関連し前記制御器からの制御器出力信号に従って流量を
    制御し、前記流量センサは前記流体流提供装置により与
    えられた流れに露出され、与えられた流量を表す実際の
    流量信号を発生する様に構成された制御システムにおい
    て、 前記流量センサからの実際の流量信号を受信する工程
    と;流量設定信号と前記実際の流量信号に基づいて設定
    誤差信号を決定する工程と;前記流量設定信号に関連し
    た一組の条件に応答して第1動作モードまたは第2動作
    モードに制御システムを切り替えるための比例定数を計
    算する工程と;ノイズに起因する流量信号変化と比例定
    数に従って非線形デッド領域を計算する工程と;前記制
    御器出力信号を増大させるために非線形のデッド領域を
    前記設定値に適用する工程と;前記制御器出力信号を前
    記流体流提供装置に入力する工程と;からなる前記流体
    流提供装置により与えられた流量を制御することを特徴
    とする流量制御方法。
  19. 【請求項19】 前記第1動作モードが保存動作モード
    であり、前記第2動作モードが積極動作モードであるこ
    とを特徴とする請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記制御器が第1の所定の定数から第
    2の所定定数に比例定数を段階的に変化させ、設定誤差
    信号の変化を緊密に追跡するための設定信号の所定の変
    化に応答して第1動作モードから第2動作モードへ制御
    システムを瞬時に切り替えることを特徴とする請求項1
    8記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記制御器が第2の所定の定数から第
    1の所定定数に比例定数を指数関数的に変化させ、設定
    誤差信号の変化を正常に追跡するための流量信号の所定
    の変化に応答して第2動作モードから第1動作モードへ
    制御システムを徐々に切り替えることを特徴とする請求
    項18記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記非線形のデッド領域を計算する工
    程が前記流量信号に関連したノイズ信号の絶対値の標準
    偏差を計算する工程を含むことを特徴とする請求項18
    記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記実際の流量信号に関連した傾斜属
    性を拒絶するために流量信号を広域フィルタにかける工
    程をさらに有することを特徴とする請求項18記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 前記制御器がメモリとプロセッサを含
    み、前記メモリがソフトウエアに基づく制御アルゴリズ
    ムを含み、前記プロセッサが前記ソフトウエアに基づく
    制御アルゴリズムに従ってアクチュエータ出力信号を発
    生することを特徴とする請求項18記載の方法。
  25. 【請求項25】 非線形のデッド領域が適合的に計算さ
    れ、非線形のデッド領域が非線形のデッド領域の前回の
    値に関係することを特徴とする請求項18記載の方法。
JP10187632A 1997-07-03 1998-07-02 流量制御装置用の改良された適合流量制御器 Pending JPH11126101A (ja)

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