JPH11122279A - 通信システムおよびこの通信システムに用いられる装置 - Google Patents

通信システムおよびこの通信システムに用いられる装置

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JPH11122279A
JPH11122279A JP27704497A JP27704497A JPH11122279A JP H11122279 A JPH11122279 A JP H11122279A JP 27704497 A JP27704497 A JP 27704497A JP 27704497 A JP27704497 A JP 27704497A JP H11122279 A JPH11122279 A JP H11122279A
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JP
Japan
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communication device
subscriber
station
side communication
band
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Application number
JP27704497A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kawakami
哲也 川上
Yuji Hashimoto
裕司 橋本
Nishimine Kitachi
西峰 北地
Atsushi Nakamura
敦司 中村
Atsushi Hattori
淳 服部
Fumiaki Suzuki
史章 鈴木
Toyoki Kawahara
豊樹 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各加入者通信装置間での共有帯域容量を動的
に変化させ、スループットの向上を図る。 【解決手段】 複数の加入者側通信装置20〜2Nと、1つ
の局側通信装置70と、複数の加入者側通信装置20〜2Nと
1つの局側通信装置70とを複数対1に分岐結合して接続
する伝送路(光ファイバ)30〜3N,40〜4Nとから構成さ
れ、複数の加入者側通信装置20〜2Nと1つの局側通信装
置70間で送受信を交互に時分割で行い、情報を送受信す
る情報チャネルと制御信号を送受信する信号チャネルと
を多重化し、複数の加入者側通信装置20〜21Nが前記情
報チャネルを共有し、局側通信装置70内に設けられたL
AN制御部730〜73Nにより共有帯域の上下容量を動的に
変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の加入者側通
信装置と1つの局側通信装置とを分岐した伝送路により
対向して接続する通信システムおよびその通信システム
に用いられる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信システムについて、光ファイ
バを利用した光通信システムを例にして、図15ないし図
18を参照して説明する。
【0003】図15は従来の光通信システムの構成を示す
ブロック図である。この従来のシステムでは、光ファイ
バ量および局側通信装置70における電気・光変換回路数
を低減するため、1つの局側通信装置70と複数台(N台
とする(Nは整数))の加入者側通信装置20〜2Nとが、ポ
イント・マルチポイント形式で接続されている。すなわ
ち、局側通信装置70には光ファイバ40〜4Nが接続され、
加入者側通信装置20〜2Nにはそれぞれ光ファイバ30〜3N
が接続され、光ファイバ40と光ファイバ30〜3Nとの間は
伝送信号を分岐または結合する光カプラ(スターカプラ)
100により接続される。
【0004】加入者側通信装置20は、局側通信装置70と
の間で信号チャネルの終端および光終端を行う加入者側
終端装置200と、回線交換部のインタフェイス(I/F)2
01とから構成されており、アナログ電話10が接続され
る。加入者側通信装置21〜2Nも同様の構成を採ってい
る。
【0005】局側通信装置70は、加入者側通信装置20〜
2Nとの間で信号チャネルの終端および各加入者の情報チ
ャネルの分離多重を行う局側終端装置700〜70Nと、局側
通信装置と交換機との間の半固定スイッチであるXC(C
ross Connector)710と、交換機101へのインタフェイス
(回線交換インタフェイス)720とから構成されており、
交換機101が接続される。
【0006】図16は図15に示した従来のシステムにおけ
る局側通信装置70と加入者側通信装置20〜2Nとの間の送
受信ダイヤグラムの一例を示す説明図である。図16に示
すように、従来の光通信システムにおける局側通信装置
70と加入者側通信装置20〜2Nとの間の通信は、ポイント
・マルチポイントアクセス方式として時分割多重アクセ
ス(TDMA)方式を用い、また双方向伝送方式として時
分割方向制御伝送(TCM)方式を用いた通信である。
【0007】この場合には、局側通信装置70と加入者側
通信装置20〜2Nとの通信が、送受信繰り返し周期Tで行
われる。送受信繰り返し周期Tのうち送信期間Tsで
は、局側通信装置70から加入者側通信装置20〜2Nへの共
通の信号チャネルDdと、加入者側通信装置20〜2Nのそ
れぞれに対応するディジタル情報チャネルBd1〜BdN
とが時分割的に送受信される。続く受信期間Txでは、
加入者側通信装置20〜2Nから局側通信装置70へ、信号チ
ャネルDuとディジタル情報チャネルBu1〜BuNと
が、時分割的に送受信される。図16には加入者側通信装
置2mが信号チャネルを使用している例を示している。
【0008】局側通信装置70から加入者側通信装置20〜
2Nへの送信は放送形式で行われ、加入者側通信装置20〜
2Nは各々受信信号の中から自装置宛の信号を取り出す。
一方、加入者側通信装置20〜2Nから局側通信装置70への
送信においては、局側通信装置70から加入者側通信装置
20〜2Nの伝送信号送出タイミングを制御し、それぞれが
送信した伝送信号が重ならないように所定の時間位置で
行う。なお、図16では、説明を簡単にするため、送受信
チャネルの同期を取るための同期フレームおよび光ファ
イバにおける伝播遅延時間は省略した。
【0009】以上のように、従来の光通信システムは電
話のような回線交換を行うネットワークであり、一方、
従来のLANは接続されたコンピュータ同士で帯域を共
有するネットワークであるため、同一の加入者網を使用
することはできなかった。勿論、モデムやISDN回線
を用いたコンピュータ通信は存在するが、これらはすべ
てダイヤルアップ方式の回線交換ネットワークであっ
て、通信装置をLANのように使用することはできなか
った。
【0010】そこで、我々は、同一のアクセス網上に電
話等の回線交換ネットワークとコンピュータネットワー
クであるLANを形成するシステムを考えた。この通信
システムについて、図17および図18について説明する。
【0011】図17はLANを収容した光通信システムの
構成を示すブロック図である。この光通信システムは、
光ファイバ量および局側通信装置70における電気・光変
換回路数を低減するため、1つの局側通信装置70と複数
台(N台とする)の加入者側通信装置20〜2Nとが、ポイン
ト・マルチポイント形式で接続されている。すなわち、
局側通信装置70には光ファイバ40〜4Nが接続され、加入
者側通信装置20〜2Nにはそれぞれ光ファイバ30〜3Nが接
続され、光ファイバ40と光ファイバ30〜3Nとの間は伝送
信号を分岐または結合する光カプラ100により接続され
る。
【0012】加入者側通信装置20は、局側通信装置70と
の間で信号チャネルの終端および光終端を行い、かつ、
電話とLANの情報チャネルの分離多重を行う加入者側
終端装置202と、回線交換部のインタフェイス(I/F)2
01と、コンピュータ端末から局側通信装置70に送信する
データが存在する場合に局側通信装置70へ送信要求を送
信し、局側通信装置70からの送信許可によってデータを
共有チャネルに送信するLANのインタフェイス203と
を備えており、アナログ電話10とユーザ端末(コンピュ
ータ端末)50が接続される。他の加入者側通信装置21〜2
Nも同様の構成を採っている。
【0013】局側通信装置70は、加入者側通信装置20〜
2Nとの間で信号チャネルの終端および各加入者の情報チ
ャネルの分離多重を行う局側終端装置700〜70Nと、局側
終端装置から送信要求情報を受け取り、送信許可を与え
る加入者側通信装置20〜2Nを決定する送信許可制御部
(デマンド制御部)740〜74Nと、各情報チャネル中の電話
サービスとLANサービスの分離多重を行い、局側通信
装置70と交換機101との間の半固定スイッチであるXC7
10と、交換機101へのインタフェイス720と、バックボー
ンネットワークの接続機器へのインタフェイス730とを
備え、交換機101とネットワーク機器、例えばルータ103
が接続される。
【0014】図18は図17に示した通信システムにおける
局側通信装置70と加入者側通信装置20〜2Nとの間の送受
信ダイヤグラムの一例を示す説明図である。局側通信装
置70と加入者側通信装置20〜2Nとの間の通信は、送受信
繰り返し周期Tで行われる。送受信繰り返し周期Tのう
ち送信期間Tsでは、局側通信装置70から加入者側通信
装置20〜2Nへの共通の信号チャネルDdと、加入者側通
信装置20〜2Nのそれぞれに対応するディジタル情報チャ
ネルBd1〜BdNと加入者が共通に使用できる共有チャ
ネルLdが時分割的に送受信される。
【0015】次に、受信期間Txでは、加入者側通信装
置20〜2Nから局側通信装置70へ、信号チャネルDuとデ
ィジタル情報チャネルBu1〜BuNと、さらに加入者が
共通に使用できる共有チャネルLuが時分割的に送受信
される。図18には加入者側通信装置2mが信号チャネル
Duを使用している例を示している。
【0016】局側通信装置70から加入者側通信装置20〜
2Nへの送信は放送形式で行われ、加入者側通信装置20〜
2Nは各々受信信号の中から自装置宛の信号および共有チ
ャネルLuのフレームを取り出す。共有チャネルLuのフ
レームに関しては、さらに上位のプロトコルにより、自
装置宛のフレームか否かの判断を行うことも可能であ
る。一方、加入者側通信装置20〜2Nから局側通信装置70
への送信においては、局側通信装置70が送信を許可する
加入者側通信装置20〜2Nを制御し、それぞれが送信した
伝送信号が重ならないようにする。
【0017】ここで、局側通信装置70から加入者側通信
装置20〜2Nへの共通の信号チャネルDdは、各加入者側
通信装置20〜2Nの情報チャネルの位置を示し、さらに共
有チャネルLdの位置を示す機能も果たす。また、この
共通の信号チャネルDdは、加入者側通信装置20〜2Nか
ら局側通信装置70への送信タイミングの指示も行う。ま
た、加入者側通信装置20〜2Nから局側通信装置70への信
号チャネルDuは、伝播遅延の測定による加入者側通信
装置20〜2Nから局側通信装置70への送信のタイミングの
決定を行うために使用される。
【0018】一般に、N台の加入者側通信装置がすべて
LANを使用中である確率は少ないため、共有チャネル
を共有することで空いている帯域をなくし帯域を有効に
使用することができる。なお、図18においては、簡単の
ため、送受信チャネルの同期を取るための同期フレーム
および光ファイバにおける伝播遅延時間は省略した。
【0019】以上の通信システムは、局側通信装置から
送信する際、加入者側通信装置ごとに帯域を割り当てた
場合に通信していない帯域が無駄となるような不都合を
解消することができるため、帯域を有効に活用すること
ができ、低コストで高速なコンピュータ通信を行うこと
ができるという効果を有している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
通信システムは、上下の共有帯域がどちらもすべての帯
域を使用している場合は有効であるが、例えば、上りの
データは少ないが、下りのデータが大量に存在する場合
は、共有帯域容量がそれぞれ上下別に固定で割り当てら
れているため、帯域を有効に使用することができない。
すなわち、アクセス網上のコンピュータ通信の場合、各
端末は常に同量のデータを送受信するわけではないにも
関わらず、上下別々に共有帯域が固定されているため、
帯域の有効な活用ができないという問題があった。
【0021】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたものであり、複数の加入者側通信装置と1つの局側
通信装置を複数対1に接続する通信システムにおいて、
動的に共有帯域容量を上下で柔軟に変更し、スループッ
トの向上を図ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、情報を送受信する情報チャネルと制御
信号を送受信する信号チャネルとを多重化し、複数の加
入者側通信装置と1つの局側通信装置間で送受信を交互
に時分割で行い、前記複数の加入者側通信装置が共有す
る帯域を具備し、この共有する帯域中における加入者側
通信装置から局側通信装置へのデータ送信帯域である上
り帯域容量と局側通信装置から加入者側通信装置へのデ
ータ送信帯域である下り帯域容量とを制御する共有帯域
割り当て制御手段を備えたことを特徴とし、この構成に
より、上り下りの帯域容量を柔軟に割り当てることがで
きて、帯域が無駄となる不都合を解消することができる
ため、帯域を有効に活用することができ、スループット
の向上を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
複数の加入者側通信装置と、1つの局側通信装置と、前
記複数の加入者側通信装置と前記1つの局側通信装置と
を複数対1に分岐結合して接続する伝送路とから構成さ
れ、情報を送受信する情報チャネルと制御信号を送受信
する信号チャネルとを多重化し、前記複数の加入者側通
信装置と前記1つの局側通信装置間で送受信を交互に時
分割で行う通信システムであって、前記複数の加入者側
通信装置に共有する帯域を具備させ、この共有する帯域
中における加入者側通信装置から局側通信装置へのデー
タ送信帯域の容量と局側通信装置から加入者側通信装置
へのデータ送信帯域の容量とを制御する共有帯域割り当
て制御手段を備えたことを特徴とする。
【0024】このような構成により、共有する帯域中の
加入者側通信装置から局側通信装置へのデータ送信帯域
である上り帯域容量と局側通信装置から加入者側通信装
置へのデータ送信帯域である下り帯域容量とを制御する
共有帯域割り当て制御手段を備えることによって、上り
下りの帯域容量を柔軟に割り当てることができ、帯域が
無駄と不都合を解消することができるため、帯域を有効
に活用することができ、スループットの向上を図ること
ができる。
【0025】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の通信システムにおいて、情報チャネルは加入者側通
信装置ごとに固有の帯域と、複数の加入者側通信装置が
共有する帯域を多重していることを特徴とする。
【0026】このような構成により、情報チャネルは加
入者側通信装置に固有の帯域と加入者通信装置が共有す
る帯域を多重する構成を採ることによって、帯域を共有
し、加入者側通信装置から局側通信装置へのデータ送信
帯域である上り帯域容量と局側通信装置から加入者側通
信装置へのデータ送信帯域である下り帯域容量とを動的
に変化させることのできるシステムと、電話などの固有
の帯域を用いたシステムとを、同一の通信システム上で
実現することが可能になるため、システムのコストを下
げることができる。
【0027】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の通信システムにおいて、複数の加入者側通信装置が
共有する帯域は一定の容量に固定されることを特徴とす
る。
【0028】このような構成により、加入者側通信装置
から局側通信装置へのデータ送信帯域である上り帯域容
量と局側通信装置から加入者側通信装置へのデータ送信
帯域である下り帯域容量とが動的に変化した場合でも、
固定帯域への影響がなく、制御が簡単になるため、シス
テムのコストを下げることができる。
【0029】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2または3のいずれかに記載の通信システムにおいて、
局側通信装置は、上りの帯域容量と下りの帯域容量の割
り当てを行う共有帯域割り当て手段と、加入者側通信装
置にデータ受信タイミング、および許可を与えた1つあ
るいは複数の加入者側通信装置のデータ送受信タイミン
グを加入者側通信装置へ通知する送信する割り当て帯域
通知手段とを備えていることを特徴とする。
【0030】このような構成により、局側通信装置が、
共有帯域割り当て手段と、割り当て帯域通知手段とを備
えることによって、上り下りの帯域容量を柔軟に割り当
てることができ、帯域が無駄と不都合を解消することが
できるため、帯域を有効に活用することができ、スルー
プットの向上を図ることができる。
【0031】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の通信システムにおいて、割り当て帯域通知手段は、
局側通信装置が同一のデータ受信タイミングとデータ送
信タイミングとを複数回送信し、加入者側通信装置が予
め決められた回数以上の同一のデータ受信タイミングと
データ送信タイミングを受信できた場合に、それに従う
ように構成したことを特徴とする。
【0032】このような構成により、割り当て帯域通知
手段は加入者側通信装置へ同一のデータ受信タイミング
とデータ送信タイミングとを複数回送信する構成を採る
ことによって、通信の信頼性を向上することができる。
【0033】また、請求項6記載の発明は、請求項1,
2または3記載の通信システムにおいて、局側通信装置
は、通信状態により上下の帯域割り当て容量に制限をか
ける帯域割り当て制限手段を備えていることを特徴とす
る。
【0034】このような構成により、帯域割り当てが上
下どちらかに偏ることが減るため、より平等に帯域を使
用でき、帯域を有効に活用できスループットの向上を図
ることができる。
【0035】また、請求項7記載の発明は、請求項6に
記載の通信システムにおいて、帯域割り当て制御手段
は、通信装置としての他の通信装置との間でLANを構
成するLANインタフェイスからのデータ量に基づき制
御を行うことを特徴とする。
【0036】このような構成により、帯域割り当て制御
手段は、通信状態としてLANインタフェイスからのデ
ータ量に基づき制御を行う構成を採ることによって、共
有帯域を有効に活用することができ、スループットの向
上を図ることができる。
【0037】また、請求項8記載の発明は、請求項1,
2または3に記載の通信システムにおいて、加入者側通
信装置は、データ送信要求の有無とデータ送信要求量と
の少なくともいずれか一方を局側通信装置に送信する要
求通知手段を備えていることを特徴とする。
【0038】このような構成により、通信帯域を有効に
使用し、送信遅延時間を小さくすることができる。
【0039】また、請求項9記載の発明は、請求項1な
いし8のいずれか1項に記載の通信システムに用いられ
る加入者側通信装置であって、他の通信装置との間でL
ANを構成するLANラインカードと、電話を回線交換
機に接続する回線交換インタフェイスと、前記他の通信
装置との間で信号チャネルの終端および電話とLANの
情報チャネルの分離多重を行う加入者側終端装置とを備
えたことを特徴とする。
【0040】このような構成により、アクセス網にLA
Nを構成した通信システム上で、帯域を有効活用し、ス
ループットの向上を図ることができる。
【0041】また、請求項10記載の発明は、請求項1な
いし8のいずれか1項に記載の通信システムに用いられ
る局側通信装置であって、他の通信装置との間でLAN
を構成するLANラインカードと、電話を回線交換機に
接続する回線交換インタフェイスと、前記他の通信装置
との間で信号チャネルの終端および情報チャネルの分離
多重を行う局側終端装置と、共有帯域の制御を行うLA
N制御部とを備えることを特徴とする。
【0042】このような構成により、アクセス網にLA
Nを構成した通信システム上で、帯域を有効活用し、ス
ループットの向上を図ることができる。
【0043】また、請求項11記載の発明は、請求項10記
載の局側通信装置において、LAN制御部が、上下の帯
域容量の割り当てを算出する手段と、加入者側通信装置
に対するデータ受信タイミングおよびデータ送信タイミ
ングを算出する手段を備えたことを特徴とする。
【0044】このような構成により、LAN制御部は、
上下の帯域容量の割り当てを行う共有帯域割り当て手
段、さらに加入者側通信装置にデータ受信タイミング
と、データ送信タイミングとを送信する割り当て帯域通
知手段を備える構成を採ることになり、共有帯域容量の
上下方向の割り当てを行い、これを加入者側通信装置に
通信することができるため、共有帯域を有効に使用する
ことができ、スループットの向上を図ることができる。
【0045】以下、本発明の好適な実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0046】(実施の形態1)図1は本発明に係る実施
の形態1を説明するためのLANを収容した光通信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【0047】この光通信システムは、1つの局側通信装
置70とN台の複数の加入者側通信装置20〜2Nとがポイン
ト・マルチポイント形式で接続される。すなわち、局側
通信装置70には光ファイバ40〜4Nが接続され、加入者側
通信装置20〜2Nにはそれぞれ光ファイバ30〜3Nが接続さ
れ、光ファイバ40と光ファイバ30〜3Nとの間は伝送信号
を分岐または結合する光カプラ(スターカプラ)100によ
り接続される。
【0048】局側通信装置70は、加入者側通信装置20〜
2Nとの間で信号チャネルの終端および固有チャネルと共
有チャネルであるLANチャネルの分離多重を行う局側
終端装置700〜70Nと、LANチャネルの制御を行うLA
N制御部730〜73Nと、ネットワーク機器へのインタフェ
イスであるLANインタフェイス740〜74Nと、局側通信
装置70と交換機101との間の半固定スイッチであるXC7
10と、交換機へのインタフェイスである回線交換インタ
フェイス720とを備える。回線交換インタフェイス720に
は交換機101が接続され、LANインタフェイス740〜74
Nにはネットワーク機器、例えばスイッチングハブ104が
接続される。
【0049】加入者側通信装置20は、局側通信装置70と
の間で信号チャネルの終端を行い、サービスの分離を行
う加入者側終端装置202と、電話へのインタフェイスで
ある回線交換インタフェイス201と、ユーザ端末および
ユーザ側LANへのインタフェイスであるLANライン
カード203とを備え、それぞれ電話10とユーザ端末50(コ
ンピュータ端末)が接続される。その他の加入者側通信
装置21〜2Nも同様の構成を採っている。
【0050】図2は図1に示した実施の形態1における
局側通信装置70と加入者側通信装置20〜2Nとの間の送受
信ダイヤグラムの一例を示す説明図である。局側通信装
置70と加入者側通信装置20〜2Nとの間の通信は、送受信
繰り返し周期Tで行われる。送受信繰り返し周期Tのう
ち固定帯域送信期間Tsでは、局側通信装置70から加入
者側通信装置20〜2Nへの共通の信号チャネルDdと、加
入者側通信装置20〜2Nのそれぞれに対応するディジタル
情報チャネルBd1〜BdNが時分割的に送受信される。
【0051】また固定帯域受信期間Txでは、加入者側
通信装置20〜2Nから局側通信装置70へ、ディジタル情報
チャネルBu1〜BuNが時分割的に送受信される。
【0052】さらに、帯域可変送受信期間Tvでは、局
側通信装置70から加入者側通信装置20〜2Nへの共有チャ
ネルLdと、加入者側通信装置20〜2Nから局側通信装置7
0への信号チャネルDuと加入者側通信装置20〜2Nから局
側通信装置70への共有チャネルLuが時分割的に送受信
される。
【0053】図3は異なる時間における局側通信装置70
と加入者側通信装置20〜2Nとの間の送受信ダイヤグラム
の一例を示す説明図であって、帯域可変送受信期間Tv
の変化を示している。図2,図3に示すように、帯域可
変送受信期間Tvは一定の値をとり、また信号チャネル
Duも一定の帯域容量とする。共有チャネルLd,Luに
ついてはそのチャネルの容量の合計を一定とし、その範
囲で共有チャネルLd,Luにおけるそれぞれの帯域容量は
自由に変更が可能となる。
【0054】共有チャネルLd,Luの帯域割り当てに関
する制御は局側通信装置70のLAN制御部730〜73Nで行
う。LAN制御部730の構成について図4を参照して説
明する。このLAN制御部730は、加入者側通信装置20
〜2Nからの送信要求および帯域割り当て制御部802から
の情報に基づいて、許可を与える加入者を決定する送信
許可制御部801と、送信許可制御部801からの情報および
LANインタフェイス740からの情報に基づいて共有チ
ャネルLd,Luの帯域を割り当てる帯域割り当て制御部
802と、この帯域割り当て制御部802からの情報に基づい
て加入者側通信装置20〜2Nへ割り当て帯域を通知する割
り当て帯域通知部800とから構成され、局側終端装置700
が接続される。
【0055】次に、加入者側の制御部であるLANライ
ンカード203について図5を参照して説明する。このL
ANラインカード203は、加入者側終端装置から送られ
てきたLANチャネルからLANフレームを組み立てる
第1フレーム組立部301と、送信フレームのバッファと
なる第1RAM302と、ユーザ端末50との間でのフレー
ムの衝突判定およびフレームの送受信を行うトランシー
バ303と、フレームの送信許可および衝突後の再送制御
を行うフレーム送信制御部304と、LANフレームと伝
送区間フレームの変換を行うインタフェイス305と、イ
ーサネットフレームのフレーム長のカウントを行う第2
フレーム組立部306と、局側通信装置への送信バッファ
となる第2RAM307と、フレームの送信要求と許可の
判断の処理を行う送信制御部308とから構成され、ユー
ザ端末50と加入者側終端装置202とが接続される。その
他のLANラインカード213〜2N3も同様の構成を採って
いる。
【0056】以下、本実施の形態1における帯域割り当
て制御について具体的に説明する。実施の形態1におい
て、帯域割り当て制御は上りの送信データ要求量に応じ
て行う。
【0057】図6は本実施の形態1におけるデータ送信
制御処理手順の説明である。加入者のコンピュータ端末
50から送信データが発生するとLANラインカード203
内部の送信制御部でデータ送信要求処理110を行い、送
信要求情報は加入者固有の上り帯域中に多重されて送信
される。
【0058】局側通信装置70では、受信した各加入者側
通信装置20〜2Nの送信要求情報をLAN制御部730〜73N
に通知する。
【0059】LAN制御部730では送信要求情報に基づ
き図4の送信許可制御部801において送信許可処理113を
行い、許可を与えた上り帯域容量に基づいて帯域割り当
て制御部802において帯域変更処理114を行う。さらに、
変更された帯域容量に基づいて、割り当て帯域通知部80
0において変更帯域通知処理115を行い加入者側通信装置
に帯域変更情報を送信する。
【0060】各加入者側通信装置20〜2Nは、受信した帯
域変更情報に基づいて、送信制御部308においてデータ
送信確認処理111を行い、この結果に基づいてデータ送
信処理112を行う。
【0061】次に、データ送信要求処理110からデータ
受信処理116までの処理を以下に詳細に説明する。ま
ず、送信制御部308のデータ送信要求処理110について、
図7のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0062】まず、ステップ401において加入者側通信
装置20から局側通信装置70への送信すべきデータの内、
予め設定されたデータ要求方法に基づき要求データ量を
決定する。予め設定された要求方法とは、例えばデータ
がフレームを形成している場合、1フレームのデータ量
に限定する方法、または最大割り当て可能帯域容量を上
限として最大割り当て可能帯域容量以内に収まるフレー
ムのデータ総量とする等の方法である。その後、ステッ
プ402において要求データ送信時刻に要求データを送信
する。
【0063】次に、LAN制御部730内部の送信許可制
御部801の送信許可処理113について図8のフローチャー
トを用いて詳細に説明する。
【0064】まず、ステップ501において、1周期中に
割り当てた加入者側通信装置の数として、カウント値を
ゼロに、上りの要求に対する割り当て可能帯域容量BW
rを最大割り当て可能帯域容量BW_maxに、さらに送信
優先順位のポインタ「P」を「1」に初期化する。次にステ
ップ502では、送信優先順位P番目の加入者側通信装置
からデータ送信要求がある場合には、ステップ503の処
理を行い、それ以外の場合はステップ508の処理を行
う。
【0065】ステップ503では、加入者側通信装置から
の要求データ量が割り当て可能帯域容量BWr以内であ
る場合にはステップ504の処理を行い、それ以外の場合
はステップ508の処理を行う。
【0066】ステップ504では、優先順位P番目の加入
者側通信装置の送信許可を決定し、ステップ505で要求
データ量を割り当て可能帯域容量BWrに割り当て、割
り当て可能帯域容量BWrを新たに割り当て可能帯域容
量BWrから要求データ量を引いたものとして設定す
る。ステップ506ではカウント値を1つ増加させる。ス
テップ507では、カウント値が予め設定された同一周期
における送信可能な最大加入者側通信装置数より小さい
場合にステップ508の処理を行い、それ以外の場合はス
テップ509の処理を行う。
【0067】ステップ508ではすべての加入者側通信装
置の送信要求をチェックし終わっている場合にステップ
509の処理を行い、それ以外の場合はステップ510の処理
として優先順位ポインタ「P」を「1」増加しステップ
502からの処理を繰り返す。
【0068】ステップ509では、今回の送信許可処理113
において送信を許可した加入者側通信装置の送信優先順
位を許可した加入者側通信装置順に最下位に設定し、す
べての加入者側通信装置の送信優先順位を再構成する。
【0069】次に、帯域割り当て制御部802の帯域変更
処理114について図9のフローチャートを用いて詳細に
説明する。まず、ステップ511において予め決められた
最大共有帯域容量BWtから送信許可処理113で決定した
上り共有帯域容量BWuを引いて下りの共有帯域容量B
Wdを決定し、ステップ512で上下の帯域容量変更結果を
割り当て帯域通知部800に通知する。
【0070】次に、割り当て帯域通知部800の変更帯域
通知処理115について図10のフローチャートを用いて詳
細に説明する。
【0071】まず、ステップ521では下り共有帯域容量
BWdに基づいて加入者側通信装置の下りデータ受信終
了タイミングを算出する。ステップ522では上り共有帯
域を割り当てた加入者側通信装置の上りデータ送信開始
タイミングおよびデータ送信期間を伝播遅延を考慮して
算出する。
【0072】ステップ523では、許可を与えた加入者側
通信装置についてすべての上りデータ送信開始タイミン
グおよびデータ送信期間を算出するまでステップ522の
処理を繰り返し、許可を与えた加入者側通信装置につい
てすべての上りデータ送信開始タイミングおよびデータ
送信期間を算出するとステップ524の処理を行う。
【0073】ステップ524では、予め規定された繰り返
し送信数に基づきバッファに算出データを書き込む。例
として予め規定された繰り返し送信数を「4」とすると、
4周期の間の算出データを保持するようにバッファに書
き込んでいく。
【0074】ステップ525では、予め規定された繰り返
し送信数に基づいて下り信号チャネルDd中に下りデー
タ受信終了タイミングおよび送信許可加入者側通信装置
番号と、その加入者側通信装置の上りデータ送信開始タ
イミングおよびデータ送信期間をバッファより送信す
る。
【0075】ステップ526では、予め規定された繰り返
し送信数に基づき送信を終了した場合にはステップ527
の処理を行い、それ以外の場合にはステップ525からの
処理を繰り返す。例として予め規定された繰り返し送信
回数を「4」とすると、4周期の間の算出データである
4周期前に算出したデータから、この周期に算出したデ
ータまでを送信し終わるとステップ527の処理を行うこ
とになる。
【0076】ステップ527では、局側終端装置に下りデ
ータ送信終了タイミングおよび加入者側通信装置からの
上りデータ受信開始タイミングおよびデータ受信期間を
送信する。
【0077】次に、加入者側通信装置20の送信制御部30
8のデータ送信確認処理111について図11のフローチャー
トを用いて詳細に説明する。
【0078】まず、ステップ411で変更帯域通知処理115
から送信許可加入者側通信装置番号とその加入者側通信
装置の上りデータ送信開始タイミングおよびデータ送信
期間を受信する。ステップ412では、送信許可加入者側
通信装置番号に自装置の番号が含まれていればステップ
413の処理を行い、含まれていなければ処理を終了す
る。
【0079】ステップ413では、上りデータ送信開始タ
イミングおよびデータ送信期間の値別に度数をカウント
する。
【0080】ステップ414では、度数が予め設定された
送信回数に達した場合には、ステップ415の処理を行
い、それ以外の場合はステップ416の処理を行う。
【0081】ステップ415では、上りデータ送信開始タ
イミングおよびデータ送信期間に基づき送信開始を通知
する。
【0082】ステップ416では、ある受信した上り送信
開始タイミングおよびデータ送信期間について、最初に
度数をカウントしてからの受信回数が予め規定された受
信回数を超えた場合にはステップ417の処理を行い、そ
れ以外の場合処理を終了する。
【0083】ステップ417では、最初に度数をカウント
してからの受信回数が予め規定された受信回数を超えた
上り送信開始タイミングおよびデータ送信期間に該当す
る送信データを破棄する。
【0084】なお、実施の形態1ではステップ417の処
理は該当データの破棄であるが、この処理に限らず該当
データの送信要求を再び送る処理を行ってもよい。
【0085】その後、データ送信処理112はデータ送信
確認処理111からの送信開始タイミングとデータ送信期
間に基づきデータの送信を行う。
【0086】次に、局側終端装置700におけるデータ受
信処理116について説明する。帯域変更通知処理115によ
り通知された上りデータ受信開始タイミングおよびデー
タ受信期間に基づき、上り共有帯域中のデータを受信
し、LANインタフェイス740へ送信する。
【0087】このような構成にしたことにより、共有す
る帯域中の加入者側通信装置20〜2Nから局側通信装置70
へのデータ送信帯域容量である上り帯域容量と、局側通
信装置70から加入者側通信装置20〜2Nへのデータ送信帯
域容量である下り帯域容量を、LAN制御部において上
り共有帯域容量を制御することによって柔軟に変化させ
ることが可能になる。よって、上下方向の通信データ量
が異なる場合においても帯域を有効に活用できスループ
ットの向上を図ることができる。
【0088】また、帯域可変送受信期間Tvを一定とす
ることで上下の共有帯域容量を変更した場合でも固定帯
域送信期間Ts、固定帯域受信期間Txに影響を与えるこ
とはなく、独立してサービスを提供することができる。
【0089】(実施の形態2)本発明の係る実施の形態
2は上下のデータ量が共に多いときでも、上下方向の共
有帯域の伝送容量が偏ってしまわないような通信システ
ムである。
【0090】実施の形態2は、実施の形態1と同様の図
1の構成において適用され、実施の形態1と異なる点
は、局側通信装置70の帯域割り当て制御部802が局側終
端装置700に加えLANインタフェイス740にも接続さ
れ、帯域変更処理114に加えて帯域制限処理も行う点で
ある。
【0091】図12は本発明の実施の形態2におけるLA
N制御部の構成を示すブロック図であり、実施の形態1
における帯域割り当て制御部802である図4と比較して
分かるように、実施の形態2においては帯域割り当て制
御部802はLANインタフェイスと接続される構成が異
なっている。
【0092】以上のように構成された実施の形態2の通
信システムの動作について、実施の形態1と異なる点を
以下に説明する。
【0093】図13は本実施の形態2におけるデータ送信
制御処理手順の説明である。実施の形態1におけるデー
タ送信制御処理手順に加えデータ受信処理116の後に帯
域制限処理117を行う。
【0094】次に、帯域割り当て制御部802の帯域制限
処理117について、図14を用いて詳細に説明する。
【0095】まず、ステップ531においてLANインタ
フェイス740から下りデータ容量を受信する。ステップ5
32では、下りデータ容量が規定範囲となった場合には、
ステップ533の処理を行い、それ以外の場合は処理を終
了する。ステップ533では、最大割り当て可能帯域容量
BW_maxを予め設定した値に変更する。
【0096】このような構成により、上りの帯域要求量
のみだけでなく、下りのデータ量により帯域に制限をか
けたり、外したりすることが可能となり、下り帯域に一
定以上の帯域容量を確保した上での柔軟な上下方向の帯
域容量の変更ができる。このため、一定方向に偏りの少
ない帯域の使用が可能になり、より平等に帯域を使用す
ることができる。
【0097】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、上下方向の帯域容量を制御するものであり、
帯域の有効活用を実現でき、スループットの向上を図る
ことができる。
【0098】また、通信データ量により、帯域容量に制
限をかけることができ、上下方向の帯域容量の偏りを少
なくし、より平等に帯域を使用でき、スループットの向
上を図ることができる。
【0099】また、局側通信装置は、加入者側通信装置
へ同一のデータ受信タイミングとデータ通信タイミング
とを複数回送信することにより、通信の信頼性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1を説明するための光
通信システムの構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1による局側通信装置と加入者側通
信装置との間で送受信されるフレームの構成を示す説明
【図3】実施の形態1による局側通信装置と加入者側通
信装置との間で送受信されるフレームの構成を示す説明
【図4】実施の形態1によるLAN制御部の構成を示す
ブロック図
【図5】実施の形態1による加入者側通信装置の構成を
示すブロック図
【図6】実施の形態1によるデータ送信制御手順の説明
【図7】実施の形態1によるデータ送信要求処理のフロ
ーチャート
【図8】実施の形態1によるデータ送信許可処理のフロ
ーチャート
【図9】実施の形態1による帯域変更処理のフローチャ
ート
【図10】実施の形態1による変更帯域通知処理のフロ
ーチャート
【図11】実施の形態1によるデータ送信確認処理のフ
ローチャート
【図12】本発明に係る実施の形態2を説明するための
LAN制御部の構成を示すブロック図
【図13】実施の形態2によるデータ送信制御手順の説
明図
【図14】実施の形態2による帯域制限処理のフローチ
ャート
【図15】従来の通信システムの全体構成を示すブロッ
ク図
【図16】従来の局側通信装置と加入者側通信装置の間
で送受信されるフレームの構成の説明図
【図17】アクセス網にLANを構成した通信システム
の全体構成を示すブロック図
【図18】従来の局側通信装置と加入者側通信装置の間
で送受信されるフレームの構成の説明図
【符号の説明】
20〜2N 加入者側通信装置 30〜3N,40〜4N 光ファイバ 70 局側通信装置 100 スターカプラ 101 交換機 103 ルータ 104 SWHUB(スイッチングハブ) 201〜2N1 回線交換インタフェイス 202〜2N2 加入者側終端装置 203〜2N3 LANラインカード 308 送信制御部 700〜70N 局側終端装置 710 XC(Cross connector) 720 回線交換インタフェイス 730〜73N LAN制御部 740〜74N LANインタフェイス 800 帯域割り当て通知部 801 送信許可制御部
フロントページの続き (72)発明者 中村 敦司 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 服部 淳 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 鈴木 史章 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 川原 豊樹 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加入者側通信装置と、1つの局側
    通信装置と、前記複数の加入者側通信装置と前記1つの
    局側通信装置とを複数対1に分岐結合して接続する伝送
    路とから構成され、情報を送受信する情報チャネルと制
    御信号を送受信する信号チャネルとを多重化し、前記複
    数の加入者側通信装置と前記1つの局側通信装置間で送
    受信を交互に時分割で行う通信システムであって、前記
    複数の加入者側通信装置に共有する帯域を具備させ、こ
    の共有する帯域中における加入者側通信装置から局側通
    信装置へのデータ送信帯域の容量と局側通信装置から加
    入者側通信装置へのデータ送信帯域の容量とを制御する
    共有帯域割り当て制御手段を備えたことを特徴とする通
    信システム。
  2. 【請求項2】 情報チャネルは加入者側通信装置ごとに
    固有の帯域と、複数の加入者側通信装置が共有する帯域
    を多重していることを特徴とする請求項1記載の通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 複数の加入者側通信装置が共有する帯域
    は一定の容量に固定されることを特徴とする請求項2記
    載の通信システム。
  4. 【請求項4】 局側通信装置は、上りの帯域容量と下り
    の帯域容量の割り当てを行う共有帯域割り当て手段と、
    加入者側通信装置にデータ受信タイミング、および許可
    を与えた1つあるいは複数の加入者側通信装置のデータ
    送受信タイミングを加入者側通信装置へ通知する送信す
    る割り当て帯域通知手段とを備えていることを特徴とす
    る請求項1,2または3記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 割り当て帯域通知手段は、局側通信装置
    が同一のデータ受信タイミングとデータ送信タイミング
    とを複数回送信し、加入者側通信装置が予め決められた
    回数以上の同一のデータ受信タイミングとデータ送信タ
    イミングを受信できた場合に、それに従うように構成し
    たことを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 局側通信装置は、通信状態により上下の
    帯域割り当て容量に制限をかける帯域割り当て制限手段
    を備えていることを特徴とする請求項1,2または3記
    載の通信システム。
  7. 【請求項7】 帯域割り当て制御手段は、通信装置とし
    ての他の通信装置との間でLANを構成するLANイン
    タフェイスからのデータ量に基づき制御を行うことを特
    徴とする請求項6記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 加入者側通信装置は、データ送信要求の
    有無とデータ送信要求量との少なくともいずれか一方を
    局側通信装置に送信する要求通知手段を備えていること
    を特徴とする請求項1,2または3記載の通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    の通信システムに用いられる加入者側通信装置であっ
    て、他の通信装置との間でLANを構成するLANライ
    ンカードと、電話を回線交換機に接続する回線交換イン
    タフェイスと、前記他の通信装置との間で信号チャネル
    の終端および電話とLANの情報チャネルの分離多重を
    行う加入者側終端装置とを備えたことを特徴とする加入
    者側通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれか1項に記
    載の通信システムに用いられる局側通信装置であって、
    他の通信装置との間でLANを構成するLANインタフ
    ェイスと、電話を回線交換機に接続する回線交換インタ
    フェイスと、前記他の通信装置との間で信号チャネルの
    終端および情報チャネルの分離多重を行う局側終端装置
    と、共有帯域の制御を行うLAN制御部とを備えたこと
    を特徴とする局側通信装置。
  11. 【請求項11】 LAN制御部が、上下の帯域容量の割
    り当てを算出する手段と、加入者側通信装置に対するデ
    ータ受信タイミングおよびデータ送信タイミングを算出
    する手段を備えたことを特徴とする請求項10記載の局側
    通信装置。
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