JPH11121086A - 水中ケーブル集線構造体 - Google Patents

水中ケーブル集線構造体

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JPH11121086A
JPH11121086A JP28217497A JP28217497A JPH11121086A JP H11121086 A JPH11121086 A JP H11121086A JP 28217497 A JP28217497 A JP 28217497A JP 28217497 A JP28217497 A JP 28217497A JP H11121086 A JPH11121086 A JP H11121086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
underwater
sensor
connector
central control
cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP28217497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Sunaga
由紀夫 須永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Ocean Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Ocean Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Ocean Engineering Ltd filed Critical NEC Ocean Engineering Ltd
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  • Gas Or Oil Filled Cable Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中央制御部の耐水圧筺体に穴をあけセンサ個々
からの複数の水中ケーブルを接続する水中コネクタを設
けると、耐水圧の強度を確保できない。またセンサと接
続する複数の水中ケーブルを一本の水中ケーブルに集線
する集線モールド構造では、水中ケーブルのどこかに浸
水が発生するとケーブル全体に海水が浸透し、他のセン
サにも影響を及ぼしてしまう。 【解決手段】センサ及び中央制御部と接続するセンサ用
水中コネクタ2及び中央制御部用水中コネクタ3を配し
た円筒の耐水圧筺体5をもつ水中ケーブル集線構造体を
設け、耐水圧筺体5の内部では、センサ用水中コネクタ
2からの配線を配線6により中央制御部用水中コネクタ
3へ配線し、絶縁オイル7を充填する。これにより耐水
圧強度を確保し且つ浸水対策が施せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は深海の水中観測シス
テムにおいて、複数のセンサ個々からの水中ケーブルを
中央制御部の耐水圧筺体に接続する構造に関し、特に浸
水対策をはかった水中ケーブル集線構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の水中ケーブルを一本の水中ケーブ
ルに集線する手段として、従来は、集線モールド構造を
用いていた。図3にその構成例を示す。
【0003】各センサからの水中ケーブル52は、直接
一本のケーブル51に配線し、集線部分を硬質ウレタン
53でモールドしている。
【0004】また公報記載の類似のものとして、特開昭
61−51776号公報(水中用ケーブルコネクタ)が
ある。
【0005】さらに関連する刊行物として、筆者 浦
環、高川 真一、刊行物の題名、海中ロボット(平成9
年4月28日発行)のP.195〜196:水中コネク
タ(電気コネクタ)の構造の説明及びP.122:耐水
圧筺体の構造の説明の記載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】深海の水中観測システ
ムにおいて、センサ個々からの複数の水中ケーブルを中
央制御部の耐水圧筺体に接続する場合、以下の問題があ
る。
【0007】第1の問題点は、この中央制御部の耐水圧
筺体にセンサ個々からの複数の水中ケーブルを接続する
水中コネクタを設けると耐水圧の強度を確保できない。
【0008】その理由は、複数のセンサ毎に水中コネク
タを取り付ける穴を、中央制御部の耐水圧筺体に設ける
為である。
【0009】第2の問題点は、上述した第1の問題点の
解決策として、センサと接続している複数の水中ケーブ
ルを一本の水中ケーブルに集線する方法があるが、その
手段として集線モールド構造を用いると、水中ケーブル
のどこかに浸水が発生すると他のセンサにも影響を及ぼ
してしまう。
【0010】その理由は、水中ケーブルが浸水すると、
ケーブル被覆の下を伝わってケーブル全体に海水が浸透
する為である。
【0011】本発明の目的は、中央制御部の耐水圧筺体
の強度を確保し、センサと接続している複数の水中ケー
ブルのどれかが浸水しても他のセンサに影響させないよ
うにした水中ケーブル集線構造体を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の水中ケーブル集
線構造体は、円筒状の耐水圧筺体の両端の蓋にそれぞれ
中央制御部用水中コネクタ及び少なくとも1個のセンサ
用水中コネクタを配し、前記耐水圧筺体の内部にて前記
センサ用水中コネクタから前記中央制御部用水中コネク
タへ配線を行い、前記円筒状の耐水圧筺体の両側で前記
蓋を取り付け、油注入口から前記耐水圧筺体の内部へ絶
縁オイルを充填する構造を有してなる。この水中ケーブ
ル集線構造体において、前記油注入口は前記蓋のうち上
方に位置する蓋に設けられるのが良く、また前記絶縁オ
イルはシリコンオイルであることが好ましい。
【0013】このような本発明において、センサ及び中
央制御部と接続する水中コネクタを配した円筒の耐水圧
筺体をもつ水中ケーブル集線構造体を設けた結果、中央
制御部の耐水圧筺体で、各センサからの複数の水中ケー
ブルと接続する水中コネクタを各センサ毎に設ける必要
がなく、中央制御部の耐水圧筺体に取り付ける穴を1つ
にまとめることができ、中央制御部の耐水圧筺体の強度
を確保することができる。
【0014】また、センサと接続している複数の水中ケ
ーブルのどれかが浸水しても、水中ケーブル集線構造体
の内部に絶縁オイルを充填してあるため、ケーブル被覆
の下を伝わって他の水中ケーブルに海水が浸透すること
を防ぐ効果がある。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0016】図1は本発明の実施の形態を示す平面図お
よび断面図である。図1を参照すると、本発明の実施の
形態は、円筒状の耐水圧筺体5にセンサ用水中コネクタ
2及び中央制御部用水中コネクタ3を蓋4を介して配
し、耐水圧筺体5の内部では、センサ用水中コネクタ2
を中央制御部用水中コネクタ3へ配線6にて配線し、円
筒状の耐水圧筺体5の両側に蓋4を取り付け、中央制御
部用水中コネクタ3側の蓋4の油注入口1から絶縁オイ
ル7を充填した構造を有する。
【0017】センサ用水中コネクタ2及び中央制御部用
水中コネクタ3自身にはねじがきられており、蓋4の穴
のねじ溝に沿って、各水中コネクタをねじ込んで実装す
るようになっている。
【0018】まず、センサ用水中コネクタ2の各ピンに
予め配線用の被覆電線(リード線)を半田で接続した
後、下側の蓋4の側面及び端面にそれぞれセンサ用水中
コネクタ2を実装する。次に、上側の蓋4に中央制御部
用水中コネクタ3を実装し、上側の蓋4自身をまわして
配線6のねじれを修正する。
【0019】耐水圧筺体5に配線6を収容し、耐水圧筺
体5と蓋4をボルトで固定し、密閉する。
【0020】密閉後、油注入口1より絶縁オイル7を流
し込んだ後、油注入口1をボルトにて栓をする。
【0021】耐水圧筺体5は、海底3000mから60
00mの水圧で耐えられるようにする為、円筒の形状と
なっている。
【0022】図2に本発明の水中ケーブル集線構造体を
使用した実施例の全体構成のブロック図を示す。
【0023】水中ライト24は、中央制御部30から電
源供給し、点灯制御を行っている。
【0024】センサ21,22,23は、それぞれ使用
する水中コネクタのピン数が異なるが、制御及びセンサ
の観測データ収集用にRS232Cインタフェースと、
中央制御部30からの直流給電用に各心線を使用してい
る。
【0025】各センサ21,22,23からの水中ケー
ブルは、水中ケーブル集線構造体10のセンサ用水中コ
ネクタ2a,2b,2cにそれぞれ接続し、耐圧筺体内
で中央制御部用水中コネクタ3a,3b,3cにそれぞ
れ配線することにより、中央制御部30と水中ケーブル
1本に集線して接続している。
【0026】なおセンサ用水中コネクタ2a,2b,2
cは、グラスエポキシ製またはチタン製であり、また耐
水圧筺体5、蓋4、油注入口1用の栓は全てチタン製で
ある。
【0027】各組立接続部分には、合成ゴムにてシール
ドしている。
【0028】絶縁オイル7には、シリコンオイル(例え
ば商品名:東レSH200)を使用している。
【0029】
【発明の効果】第1の効果は、中央制御部の耐水圧の強
度を確保できることにある。
【0030】その理由は、中央制御部の筺体に複数のセ
ンサ毎に水中コネクタを取り付ける穴を設ける必要がな
く、耐水圧の強度を確保できるからである。
【0031】第2の効果は、水中ケーブルのどこかが浸
水しても、他の水中ケーブルにケーブル被覆の下を伝わ
って海水が浸透しないことにある。
【0032】その理由は、センサと接続している複数の
水中ケーブルを一本の水中ケーブルに集線する方法とし
て、集線モールド構造を用いると、水中ケーブルのどこ
かに浸水が発生するとケーブル被覆の下を伝わってケー
ブル全体に海水が浸透し、他のセンサの水中ケーブルも
浸水してしまうが、本発明の水中ケーブル集線構造体で
は、水中ケーブルのどこかが浸水しても、水中ケーブル
集線集合体内に充填した絶縁オイルにて絶縁できるから
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中ケーブル集線構造体の実施の形態
の構造を示す(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の水中ケーブル集線構造体を使用した実
施例の全体構成を示すブロック図である。
【図3】従来例の集線モールド構造を用いた構成を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 油注入口 2,2a,2b,2c センサ用水中コネクタ 3,3a,3b,3c 中央制御部用水中コネクタ 4 蓋 5 耐水圧筺体 6 配線 7 絶縁オイル 水中ケーブル集線構造体 21、22,23 センサ 24 水中ライト 30 中央制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の耐水圧筺体の両端の蓋にそれぞ
    れ中央制御部用水中コネクタ及び少なくとも1個のセン
    サ用水中コネクタを配し、前記耐水圧筺体の内部にて前
    記センサ用水中コネクタから前記中央制御部用水中コネ
    クタへ配線を行い、前記円筒状の耐水圧筺体の両側で前
    記蓋を取り付け、油注入口から前記耐水圧筺体の内部へ
    絶縁オイルを充填する構造を有することを特徴とする水
    中ケーブル集線構造体。
  2. 【請求項2】 前記油注入口は前記蓋のうち上方に位置
    する蓋に設けられることを特徴とする請求項1記載の水
    中ケーブル集線構造体。
  3. 【請求項3】 前記絶縁オイルはシリコンオイルである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の水中ケーブ
    ル集線構造体。
JP28217497A 1997-10-15 1997-10-15 水中ケーブル集線構造体 Pending JPH11121086A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28217497A JPH11121086A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 水中ケーブル集線構造体

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JPH11121086A true JPH11121086A (ja) 1999-04-30

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003007447A3 (en) * 2001-07-13 2003-07-03 Houston Wire & Cable Company Apparatus and method for sealing a conduit
CN106451321A (zh) * 2016-10-30 2017-02-22 陈勇 水下电线连接装置中用内置化学物品增加容器内气体的装置
US10240425B2 (en) 2015-11-17 2019-03-26 Siemens Aktiengesellschaft Connection assembly, sensor assembly and subsea cable harness

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