JPH11120919A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
プラズマディスプレイパネルInfo
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- JPH11120919A JPH11120919A JP9276859A JP27685997A JPH11120919A JP H11120919 A JPH11120919 A JP H11120919A JP 9276859 A JP9276859 A JP 9276859A JP 27685997 A JP27685997 A JP 27685997A JP H11120919 A JPH11120919 A JP H11120919A
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- discharge
- dielectric
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- dielectric layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】隣接する放電要素間の異常放電およびクロスト
ークを防止して表示品質がよく、ドライバーICの損傷
を防止したプラズマディスプレイパネルを提供する。 【解決手段】前面誘電体4の表面に導電性材9a〜9f
が塗布されている。蛍光体6a,6bおよび6cの表面
に、導電性材9g〜9lが塗布されている。導電性材9
a〜9fおよび導電性材9g〜9lは、放電要素を区切
るように、配置されている。
ークを防止して表示品質がよく、ドライバーICの損傷
を防止したプラズマディスプレイパネルを提供する。 【解決手段】前面誘電体4の表面に導電性材9a〜9f
が塗布されている。蛍光体6a,6bおよび6cの表面
に、導電性材9g〜9lが塗布されている。導電性材9
a〜9fおよび導電性材9g〜9lは、放電要素を区切
るように、配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネルに係り、特に、隣り合う放電要素間の電気抵抗
の最適化により、不要な、または余剰の電荷を放逐し、
表示品質を向上したプラズマディスプレイパネルに関す
る。
イパネルに係り、特に、隣り合う放電要素間の電気抵抗
の最適化により、不要な、または余剰の電荷を放逐し、
表示品質を向上したプラズマディスプレイパネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマディスプレイパネルとし
て、3電極面放電式プラズマディスプレイパネルが「平
成8年電気学会全国大会講演論文集」(1996)
[1]S3のp.17〜p.20に記載されている。
て、3電極面放電式プラズマディスプレイパネルが「平
成8年電気学会全国大会講演論文集」(1996)
[1]S3のp.17〜p.20に記載されている。
【0003】また、セルフシフト型ガス放電パネルにお
いて、空間を漂う電荷を除去するために、所定の電位に
クランプした電荷リーク用の導電体を設けることが、特
公昭63−30730号公報に記載されている。
いて、空間を漂う電荷を除去するために、所定の電位に
クランプした電荷リーク用の導電体を設けることが、特
公昭63−30730号公報に記載されている。
【0004】また、輝度の低下を防ぐために、蛍光体に
導電性を持たせることが特開平4−132142号公報に記載
されている。
導電性を持たせることが特開平4−132142号公報に記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プラズマディスプレイ
において、放電要素の放電空間で生成されたプラズマ中
の電荷が、放電空間および誘電体膜上をドリフト・拡散
すると、表示画面が変化したときに点灯すべき放電要素
が点灯しなかったり、逆に、点灯すべきでない放電要素
が点灯したりする、クロストークと呼ばれる現象が起こ
る。
において、放電要素の放電空間で生成されたプラズマ中
の電荷が、放電空間および誘電体膜上をドリフト・拡散
すると、表示画面が変化したときに点灯すべき放電要素
が点灯しなかったり、逆に、点灯すべきでない放電要素
が点灯したりする、クロストークと呼ばれる現象が起こ
る。
【0006】特に電子は、移動度や拡散係数が大きく、
隣り合う放電要素にドリフト・拡散しやすい。隣接する
放電要素にドリフト・拡散していった電子が蓄積される
と、放電要素間で放電開始電圧以上の電位差が生じ、異
常放電、例えば、幅(バス電極方向)1〜2mmで長さ
(選択電極方向)2〜3cmの複数の放電要素にまたがっ
た異常放電が起こる。
隣り合う放電要素にドリフト・拡散しやすい。隣接する
放電要素にドリフト・拡散していった電子が蓄積される
と、放電要素間で放電開始電圧以上の電位差が生じ、異
常放電、例えば、幅(バス電極方向)1〜2mmで長さ
(選択電極方向)2〜3cmの複数の放電要素にまたがっ
た異常放電が起こる。
【0007】蓄積された電子を逃がすために、特公昭63
−30730 号公報に記載されている電荷リーク用の導電体
を3電極面放電式プラズマディスプレイパネルに用いる
と、高精細化が困難になるという問題がある。
−30730 号公報に記載されている電荷リーク用の導電体
を3電極面放電式プラズマディスプレイパネルに用いる
と、高精細化が困難になるという問題がある。
【0008】特開平4−132142 号公報に記載されている
ように、蛍光体に導電性を持たせると、電荷を逃がすこ
とができる。しかしながら、プラズマディスプレイにお
いては、選択放電が終了するまで蛍光体に電荷を留めて
おく必要がある。従って、蛍光体が単に導電性を持つだ
けでは、放電に必要な電荷が拡散してしまって放電でき
ないので、プラズマディスプレイの表示品質を向上させ
ることはできない。
ように、蛍光体に導電性を持たせると、電荷を逃がすこ
とができる。しかしながら、プラズマディスプレイにお
いては、選択放電が終了するまで蛍光体に電荷を留めて
おく必要がある。従って、蛍光体が単に導電性を持つだ
けでは、放電に必要な電荷が拡散してしまって放電でき
ないので、プラズマディスプレイの表示品質を向上させ
ることはできない。
【0009】本発明の目的は、隣接する放電要素間の異
常放電およびクロストークを防止して表示品質がよく、
ドライバーICの損傷を防止したプラズマディスプレイ
パネルを提供することにある。
常放電およびクロストークを防止して表示品質がよく、
ドライバーICの損傷を防止したプラズマディスプレイ
パネルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の特徴は、導電性を有する導電層が、第1の基板の誘
電体層の表面に、第2の基板の蛍光体層の表面に、また
は第2の基板の誘電体層と蛍光体層との間に配置された
ことにある。この特徴によれば、導電層が、浮遊する荷
電粒子を吸着し、第1の電極と第2の電極の間で形成さ
れる複数の放電要素の間を移動するのを防ぐので、クロ
ストークが発生するのを防ぐことができる。また、浮遊
する荷電粒子が隣接する放電要素に蓄積されるのを防ぐ
ので、異常放電を防止することができる。従って、クロ
ストークおよび異常放電が発生するのを防止しつつ表示
を行うことができるので、表示品質がよい。また、異常
放電によるドライバーICの損傷を防止することができ
る。
明の特徴は、導電性を有する導電層が、第1の基板の誘
電体層の表面に、第2の基板の蛍光体層の表面に、また
は第2の基板の誘電体層と蛍光体層との間に配置された
ことにある。この特徴によれば、導電層が、浮遊する荷
電粒子を吸着し、第1の電極と第2の電極の間で形成さ
れる複数の放電要素の間を移動するのを防ぐので、クロ
ストークが発生するのを防ぐことができる。また、浮遊
する荷電粒子が隣接する放電要素に蓄積されるのを防ぐ
ので、異常放電を防止することができる。従って、クロ
ストークおよび異常放電が発生するのを防止しつつ表示
を行うことができるので、表示品質がよい。また、異常
放電によるドライバーICの損傷を防止することができ
る。
【0011】また、導電層を蛍光体を分割する隔壁の表
面に設けても、上述した作用効果と同様の作用効果が生
じる。
面に設けても、上述した作用効果と同様の作用効果が生
じる。
【0012】また、導電層を、第1の電極に並行して、
または、第2の電極に並行して設けてるとよい。導電層
は、導電層を横切って隣接する放電要素に移動しようと
する荷電粒子を吸着することができるので、上述した作
用効果と同様の作用効果が生じる。導電層は格子状やス
トライプ状でもよい。
または、第2の電極に並行して設けてるとよい。導電層
は、導電層を横切って隣接する放電要素に移動しようと
する荷電粒子を吸着することができるので、上述した作
用効果と同様の作用効果が生じる。導電層は格子状やス
トライプ状でもよい。
【0013】本発明の他の特徴は、第1の基板の誘電体
層,第2の基板の蛍光体層または第2の基板の誘電体層
が、導電性を有することにある。この特徴によれば、導
電性を有する第1の基板の誘電体層,第2の基板の蛍光
体層または第2の基板の誘電体層が、浮遊する荷電粒子
を吸着し、第1の電極と第2の電極の間で形成される複
数の放電要素の間を移動するのを防ぐので、クロストー
クが発生するのを防ぐことができる。また、浮遊する荷
電粒子が隣接する放電要素に蓄積されるのを防ぐので、
異常放電を防止することができる。従って、クロストー
クおよび異常放電が発生するのを防止しつつ表示を行う
ことができるので、表示品質がよい。また、異常放電に
よるドライバーICの損傷を防止することができる。
層,第2の基板の蛍光体層または第2の基板の誘電体層
が、導電性を有することにある。この特徴によれば、導
電性を有する第1の基板の誘電体層,第2の基板の蛍光
体層または第2の基板の誘電体層が、浮遊する荷電粒子
を吸着し、第1の電極と第2の電極の間で形成される複
数の放電要素の間を移動するのを防ぐので、クロストー
クが発生するのを防ぐことができる。また、浮遊する荷
電粒子が隣接する放電要素に蓄積されるのを防ぐので、
異常放電を防止することができる。従って、クロストー
クおよび異常放電が発生するのを防止しつつ表示を行う
ことができるので、表示品質がよい。また、異常放電に
よるドライバーICの損傷を防止することができる。
【0014】また、第1の基板の誘電体層,第2の基板
の蛍光体層または第2の基板の誘電体層の電気抵抗率
は、104〜108Ωmであるとよい。このような電気抵
抗率の第1の基板の誘電体層,第2の基板の蛍光体層ま
たは第2の基板の誘電体層を用いれば、表示のための放
電が終了するまで、誘電体層または蛍光体層に電荷を留
めておくことができ、かつ、留められている電荷の電荷
密度はある時定数で減少して、隣接する放電要素間での
電位差が異常放電を起こす電圧よりも常に小さく抑える
ことができる。また、隣接する放電要素からドリフトし
てきた荷電粒子が誘電体層または蛍光体層に蓄積されて
も、同様に減少するから、クロストークや異常放電を防
止することができる。従って、クロストークおよび異常
放電が発生するのを防止しつつ表示を行うことができる
ので、表示品質がよい。また、異常放電によるドライバ
ーICの損傷を防止することができる。
の蛍光体層または第2の基板の誘電体層の電気抵抗率
は、104〜108Ωmであるとよい。このような電気抵
抗率の第1の基板の誘電体層,第2の基板の蛍光体層ま
たは第2の基板の誘電体層を用いれば、表示のための放
電が終了するまで、誘電体層または蛍光体層に電荷を留
めておくことができ、かつ、留められている電荷の電荷
密度はある時定数で減少して、隣接する放電要素間での
電位差が異常放電を起こす電圧よりも常に小さく抑える
ことができる。また、隣接する放電要素からドリフトし
てきた荷電粒子が誘電体層または蛍光体層に蓄積されて
も、同様に減少するから、クロストークや異常放電を防
止することができる。従って、クロストークおよび異常
放電が発生するのを防止しつつ表示を行うことができる
ので、表示品質がよい。また、異常放電によるドライバ
ーICの損傷を防止することができる。
【0015】第1の基板の誘電体層,第2の基板の蛍光
体層または第2の基板の誘電体層は、Al2O3,TiO
3,MgTiO3およびZrTiO3 のうち、少なくとも
1つを含んでいても同様の作用効果を生じる。
体層または第2の基板の誘電体層は、Al2O3,TiO
3,MgTiO3およびZrTiO3 のうち、少なくとも
1つを含んでいても同様の作用効果を生じる。
【0016】
(実施例1)本発明の第1の実施例であるプラズマディ
スプレイパネルを説明する。図1に、本実施例のプラズ
マディスプレイパネルのパネル構造を示す。図1は、本
実施例を説明するために、パネル構造を放電領域を中央
にして、維持電極1a,1b,2aおよび2bが設けら
れた第1のパネル10と、選択電極3a,3bおよび3
cが設けられた第2のパネル20とに分離して表した図
である。
スプレイパネルを説明する。図1に、本実施例のプラズ
マディスプレイパネルのパネル構造を示す。図1は、本
実施例を説明するために、パネル構造を放電領域を中央
にして、維持電極1a,1b,2aおよび2bが設けら
れた第1のパネル10と、選択電極3a,3bおよび3
cが設けられた第2のパネル20とに分離して表した図
である。
【0017】第1のパネル10には、前面ガラス基板5
と前面誘電体4との間に維持電極1a,1b,2aおよ
び2bが設けられており、前面誘電体4の放電領域側の
表面に導電性材9a〜9fが塗布されている。
と前面誘電体4との間に維持電極1a,1b,2aおよ
び2bが設けられており、前面誘電体4の放電領域側の
表面に導電性材9a〜9fが塗布されている。
【0018】第2のパネル20には、背面ガラス基板8
と背面誘電体7との間に選択電極3a,3bおよび3c
が設けられており、背面誘電体7は紫外線を可視光に変
換する蛍光体6a,6bおよび6cで覆われている。蛍
光体6a,6bおよび6cの放電領域側の表面に、導電
性材9g〜9lが塗布されている。導電性材9a〜9f
および導電性材9g〜9lは、放電要素を区切るよう
に、配置されている。第1のパネル10の9a,9b,
9fおよび9eと、第2のパネルの9g,9h,9jお
よび9kとで囲まれる領域Aは、選択電極3bと維持電
極1a(または1a)との間のプライミングと呼ばれる
放電により、前面誘電体4の表面に壁電荷が生成され
る。この壁電荷を利用し、維持電極1a,2aに交互に
電圧を印加することにより維持放電を発生させ、そこか
らの紫外線を蛍光体6bに当てることにより可視光に変
換する。
と背面誘電体7との間に選択電極3a,3bおよび3c
が設けられており、背面誘電体7は紫外線を可視光に変
換する蛍光体6a,6bおよび6cで覆われている。蛍
光体6a,6bおよび6cの放電領域側の表面に、導電
性材9g〜9lが塗布されている。導電性材9a〜9f
および導電性材9g〜9lは、放電要素を区切るよう
に、配置されている。第1のパネル10の9a,9b,
9fおよび9eと、第2のパネルの9g,9h,9jお
よび9kとで囲まれる領域Aは、選択電極3bと維持電
極1a(または1a)との間のプライミングと呼ばれる
放電により、前面誘電体4の表面に壁電荷が生成され
る。この壁電荷を利用し、維持電極1a,2aに交互に
電圧を印加することにより維持放電を発生させ、そこか
らの紫外線を蛍光体6bに当てることにより可視光に変
換する。
【0019】維持放電のとき発生した荷電粒子、特に電
子は移動度が高く、他の粒子との衝突による散乱で、第
1のパネル10の前面誘電体4の放電領域側の表面,第
2のパネル20の背面誘電体7の表面および蛍光体6a
〜6cを通って、隣接する放電要素にドリフトしてしま
うが、導電性材9a〜9fおよび導電性材9g〜9l
は、図2に示すように、浮遊する電子などの荷電粒子を
吸着し、隣接する放電要素にドリフトしていくのを防
ぐ。そして維持放電に必要な荷電粒子は前面誘電体4の
表面上に保存される。従って、電子などの荷電粒子が隣
接する放電要素にドリフトしていくのを防ぐので、クロ
ストークが発生するのを防ぐことができる。また、ドリ
フトした荷電粒子が隣接する放電要素に蓄積されること
によって発生する異常放電を防止することができる。
子は移動度が高く、他の粒子との衝突による散乱で、第
1のパネル10の前面誘電体4の放電領域側の表面,第
2のパネル20の背面誘電体7の表面および蛍光体6a
〜6cを通って、隣接する放電要素にドリフトしてしま
うが、導電性材9a〜9fおよび導電性材9g〜9l
は、図2に示すように、浮遊する電子などの荷電粒子を
吸着し、隣接する放電要素にドリフトしていくのを防
ぐ。そして維持放電に必要な荷電粒子は前面誘電体4の
表面上に保存される。従って、電子などの荷電粒子が隣
接する放電要素にドリフトしていくのを防ぐので、クロ
ストークが発生するのを防ぐことができる。また、ドリ
フトした荷電粒子が隣接する放電要素に蓄積されること
によって発生する異常放電を防止することができる。
【0020】本実施例のプラズマディスプレイパネルに
よれば、クロストークおよび異常放電が発生するのを防
止しつつ表示を行うことができるので、表示品質がよ
い。また、異常放電によるドライバーICの損傷を防止
することができる。
よれば、クロストークおよび異常放電が発生するのを防
止しつつ表示を行うことができるので、表示品質がよ
い。また、異常放電によるドライバーICの損傷を防止
することができる。
【0021】本実施例では、導電性材9a〜9fおよび
導電性材9g〜9lを、放電要素を区切るように格子状
に、前面誘電体4と背面誘電体7の表面に塗布したが、
格子状でなく、一方向に並べて(ストライプ状に)塗布
してもよい。このときは、維持電極または選択電極に並
行に配置するとよい。この場合も、導電性材を横切ろう
とする荷電粒子が吸着される。
導電性材9g〜9lを、放電要素を区切るように格子状
に、前面誘電体4と背面誘電体7の表面に塗布したが、
格子状でなく、一方向に並べて(ストライプ状に)塗布
してもよい。このときは、維持電極または選択電極に並
行に配置するとよい。この場合も、導電性材を横切ろう
とする荷電粒子が吸着される。
【0022】また、第2のパネル20の背面誘電体7と
蛍光体の間に導電性材を設けてもよい。この場合は、蛍
光体を通過して隣接する放電要素に移動しようとする荷
電粒子を吸着することができる。
蛍光体の間に導電性材を設けてもよい。この場合は、蛍
光体を通過して隣接する放電要素に移動しようとする荷
電粒子を吸着することができる。
【0023】また、本実施例で説明した導電性材は帯状
であるが、配置箇所や荷電粒子密度等を考慮して、形,
大きさ,厚さ等を変えてもよい。
であるが、配置箇所や荷電粒子密度等を考慮して、形,
大きさ,厚さ等を変えてもよい。
【0024】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
であるプラズマディスプレイパネルを説明する。図3
に、本実施例のプラズマディスプレイパネルを示す。本
実施例のプラズマディスプレイパネルは、蛍光色を分離
する目的で蛍光体6a〜6dの境界に、堤状の誘電体の
隔壁13a〜13cを設けたもので、隔壁13a〜13
cの上部に、それぞれ導電性材9m,9nおよび9oを
塗布している。
であるプラズマディスプレイパネルを説明する。図3
に、本実施例のプラズマディスプレイパネルを示す。本
実施例のプラズマディスプレイパネルは、蛍光色を分離
する目的で蛍光体6a〜6dの境界に、堤状の誘電体の
隔壁13a〜13cを設けたもので、隔壁13a〜13
cの上部に、それぞれ導電性材9m,9nおよび9oを
塗布している。
【0025】導電性材9m,9nおよび9oは、図4に
示すように、隔壁13a〜13cと前面誘電体4の隙間
をドリフトして隣接する放電要素に移動しようとする荷
電粒子を吸着する。従って、本実施例のプラズマディス
プレイパネルによれば、第1の実施例のプラズマディス
プレイパネルと同様の作用効果が得られる。
示すように、隔壁13a〜13cと前面誘電体4の隙間
をドリフトして隣接する放電要素に移動しようとする荷
電粒子を吸着する。従って、本実施例のプラズマディス
プレイパネルによれば、第1の実施例のプラズマディス
プレイパネルと同様の作用効果が得られる。
【0026】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
であるプラズマディスプレイパネルを説明する。本実施
例のプラズマディスプレイパネルは、図1に示すプラズ
マディスプレイパネルの前面誘電体4,蛍光体6a〜6
cまたは背面誘電体7に、電荷を留めておくことがで
き、かつ、留めている電荷の電荷密度をある時定数で減
少させることができるような導電性を持たせたものであ
る。
であるプラズマディスプレイパネルを説明する。本実施
例のプラズマディスプレイパネルは、図1に示すプラズ
マディスプレイパネルの前面誘電体4,蛍光体6a〜6
cまたは背面誘電体7に、電荷を留めておくことがで
き、かつ、留めている電荷の電荷密度をある時定数で減
少させることができるような導電性を持たせたものであ
る。
【0027】誘電体や蛍光体の抵抗率は、小さすぎる
と、維持放電に必要な荷電粒子が拡散してしまい、維持
放電ができなくなる。逆に、大きすぎると、荷電粒子が
過剰に蓄積されて、異常放電の原因となる。
と、維持放電に必要な荷電粒子が拡散してしまい、維持
放電ができなくなる。逆に、大きすぎると、荷電粒子が
過剰に蓄積されて、異常放電の原因となる。
【0028】最適な抵抗率は、以下のように見積もるこ
とができる。ドリフトがないときに、放電要素Aのプラ
ズマ14から総電荷量+Q,−Qが発生したとする(図
5を参照)。このうち電子は隣接する放電要素Bにドリ
フトし、放電要素Bに−Qsの電荷が移動して、放電要
素Aには+Qsの電荷が残ったとする(図6を参照)。放
電要素Aのイオンの集合+Qsと、放電要素Bの電子の
集合−Qsは、あたかも2つの電極のようになり、見か
け上の静電容量Cが発生する。維持放電が繰り返される
と、電子とイオンの拡散係数は異なるので、電荷量Qs
は次第に増加する。V=Qs/Cの電圧がある値以上に
なると、異常放電が引き起こされる。電荷量Qsが増加
することによる異常放電を防止するには、電荷量Qsを
ある時定数で低減し、放電要素AB間の電圧がある値以
上に大きくならないようにすればよい。
とができる。ドリフトがないときに、放電要素Aのプラ
ズマ14から総電荷量+Q,−Qが発生したとする(図
5を参照)。このうち電子は隣接する放電要素Bにドリ
フトし、放電要素Bに−Qsの電荷が移動して、放電要
素Aには+Qsの電荷が残ったとする(図6を参照)。放
電要素Aのイオンの集合+Qsと、放電要素Bの電子の
集合−Qsは、あたかも2つの電極のようになり、見か
け上の静電容量Cが発生する。維持放電が繰り返される
と、電子とイオンの拡散係数は異なるので、電荷量Qs
は次第に増加する。V=Qs/Cの電圧がある値以上に
なると、異常放電が引き起こされる。電荷量Qsが増加
することによる異常放電を防止するには、電荷量Qsを
ある時定数で低減し、放電要素AB間の電圧がある値以
上に大きくならないようにすればよい。
【0029】放電要素AB間の抵抗をRとする(図7を
参照)。Rは誘電体や蛍光体に添加した導電性物質の量
で決まる。電荷が消滅する時定数は、τ=RCと書くこ
とができる。図8に示すような繰り返し配置した電極を
考えたとき、1本の電極で、隣り合う2つの電極との間
に発生する静電容量は、単位長さ当たり(数1)で表さ
れる。
参照)。Rは誘電体や蛍光体に添加した導電性物質の量
で決まる。電荷が消滅する時定数は、τ=RCと書くこ
とができる。図8に示すような繰り返し配置した電極を
考えたとき、1本の電極で、隣り合う2つの電極との間
に発生する静電容量は、単位長さ当たり(数1)で表さ
れる。
【0030】
【数1】
【0031】ここで
【0032】
【数2】
【0033】
【数3】
【0034】で、εsは比誘電率、ε0は真空の誘電率で
ある。K(q)は第1種完全楕円積分である
ある。K(q)は第1種完全楕円積分である
【0035】
【数4】
【0036】を表す。荷電粒子の分布により見かけ上の
Cは決まるが、その幅は(数2)のLs に対応する。隣
接する放電要素にドリフトした荷電粒子も、その放電要
素における電極の影響を受けるので、Ls は維持電極1
a,2aの幅の和に近い。
Cは決まるが、その幅は(数2)のLs に対応する。隣
接する放電要素にドリフトした荷電粒子も、その放電要
素における電極の影響を受けるので、Ls は維持電極1
a,2aの幅の和に近い。
【0037】ここで、数値例として、Lを40インチV
GAまたはXGAの画素ピッチの1mm、Ls を2本の維
持電極幅の800μm、電極の長さは放電要素として画
素ピッチの1/3にあたる1/3mm、比誘電率を10
(空間側と誘電体側の平均)、真空の誘電率を8.85
4×10-12(F/m)とした場合を考える。このとき
静電容量C(F)は、 C=2×8.854×10-12×1.70×1/3/10
00=1×10-13 と計算される。維持電極の駆動において、1フレームの
時間を16.7ms 、さらにそのサブフィールドとして
8分割(256階調)を考えたとき、1サブフィールド
に要する時間は2ms程度となる。従って、1サブフィ
ールドでメモリーのための電荷が消滅しないためには、
τd=RC>2msの条件が必要である。従って、R
(Ω)は、2.0×1010<R<1×1014 となる。一
方、異常放電が起こらないためには、例えば、τd=R
C<10sの条件が必要である。実際には余裕をもたせ
て、τdは、2msよりは1〜2桁大きい値で10sよ
りは1桁小さい値にする。従って、2.0×1011<R
<1×1013あるいは、2.0×1012<R<1×10
13とするほうが実際的である。
GAまたはXGAの画素ピッチの1mm、Ls を2本の維
持電極幅の800μm、電極の長さは放電要素として画
素ピッチの1/3にあたる1/3mm、比誘電率を10
(空間側と誘電体側の平均)、真空の誘電率を8.85
4×10-12(F/m)とした場合を考える。このとき
静電容量C(F)は、 C=2×8.854×10-12×1.70×1/3/10
00=1×10-13 と計算される。維持電極の駆動において、1フレームの
時間を16.7ms 、さらにそのサブフィールドとして
8分割(256階調)を考えたとき、1サブフィールド
に要する時間は2ms程度となる。従って、1サブフィ
ールドでメモリーのための電荷が消滅しないためには、
τd=RC>2msの条件が必要である。従って、R
(Ω)は、2.0×1010<R<1×1014 となる。一
方、異常放電が起こらないためには、例えば、τd=R
C<10sの条件が必要である。実際には余裕をもたせ
て、τdは、2msよりは1〜2桁大きい値で10sよ
りは1桁小さい値にする。従って、2.0×1011<R
<1×1013あるいは、2.0×1012<R<1×10
13とするほうが実際的である。
【0038】上述した値を電気抵抗率ρ(Ωm)で表
す。誘電体は10〜20μmの厚みで作られることが多
い。抵抗Rと電気抵抗率ρは、長さをLd、断面積をS
とした場合、R=ρ・Ld/Sの関係がある。ここでL
d=1mm、S=10μm×1mm/3=3.3×10-9m
としたとき、6.6×104<ρ<3.3×108 であ
る。Rと同様に余裕を持って、6.6×105<ρ<3.
3×107あるいは、6.6×106<ρ<3.3×107
である。
す。誘電体は10〜20μmの厚みで作られることが多
い。抵抗Rと電気抵抗率ρは、長さをLd、断面積をS
とした場合、R=ρ・Ld/Sの関係がある。ここでL
d=1mm、S=10μm×1mm/3=3.3×10-9m
としたとき、6.6×104<ρ<3.3×108 であ
る。Rと同様に余裕を持って、6.6×105<ρ<3.
3×107あるいは、6.6×106<ρ<3.3×107
である。
【0039】次に、上述した抵抗率ρを満たす材料につ
いて検討する。「新版物理定数表」(1979年10月
飯田修一、他編集 朝倉書店)によれば、以下のよう
な材料が考えられる。
いて検討する。「新版物理定数表」(1979年10月
飯田修一、他編集 朝倉書店)によれば、以下のよう
な材料が考えられる。
【0040】Al2O3:104<ρ<1010(Ωm)
(不純物により制御) TiO3:104〜5<ρ<1010(Ωm) MgTiO3:1010<ρ<1013(Ωm) ZrTiO3:1010<ρ<1012(Ωm) 従って、Al2O3またはTiO3をそのまま、あるい
は、Al2O3,TiO3,MgTiO3 またはZrTi
Oに、誘電体の厚みに応じて不純物を添加したものを用
いるとよい。
(不純物により制御) TiO3:104〜5<ρ<1010(Ωm) MgTiO3:1010<ρ<1013(Ωm) ZrTiO3:1010<ρ<1012(Ωm) 従って、Al2O3またはTiO3をそのまま、あるい
は、Al2O3,TiO3,MgTiO3 またはZrTi
Oに、誘電体の厚みに応じて不純物を添加したものを用
いるとよい。
【0041】上述した物質を誘電体または蛍光体に用い
れば、表示のための放電が終了するまで、誘電体または
蛍光体に電荷を留めておくことができ、かつ、留められ
ている電荷の電荷密度はある時定数で減少して、隣接す
る放電要素間での電位差が異常放電を起こす電圧よりも
常に小さく抑えることができる。
れば、表示のための放電が終了するまで、誘電体または
蛍光体に電荷を留めておくことができ、かつ、留められ
ている電荷の電荷密度はある時定数で減少して、隣接す
る放電要素間での電位差が異常放電を起こす電圧よりも
常に小さく抑えることができる。
【0042】また、隣接する放電要素からドリフトして
きた荷電粒子が誘電体または蛍光体に蓄積されても、誘
電体または蛍光体に留められている荷電粒子と同様に減
少するから、クロストークや異常放電を防止することが
できる。
きた荷電粒子が誘電体または蛍光体に蓄積されても、誘
電体または蛍光体に留められている荷電粒子と同様に減
少するから、クロストークや異常放電を防止することが
できる。
【0043】従って、本実施例のプラズマディスプレイ
パネルは、クロストークや異常放電が発生するのを防止
しつつ表示を行うことができるので、表示品質がよい。
また、異常放電によるドライバーICの損傷を防止する
ことができる。
パネルは、クロストークや異常放電が発生するのを防止
しつつ表示を行うことができるので、表示品質がよい。
また、異常放電によるドライバーICの損傷を防止する
ことができる。
【0044】第1の実施例で説明した導電性材9a〜9
fおよび導電性材9g〜9l、または、第2の実施例で
説明した導電性材9m,9nおよび9oを、本実施例の
プラズマディスプレイパネルに用いれば、それぞれの作
用効果が得られ、さらに表示品質を向上させることがで
き、ドライバーICの保護がより確実になる。
fおよび導電性材9g〜9l、または、第2の実施例で
説明した導電性材9m,9nおよび9oを、本実施例の
プラズマディスプレイパネルに用いれば、それぞれの作
用効果が得られ、さらに表示品質を向上させることがで
き、ドライバーICの保護がより確実になる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、導電性を有する導電層
が、浮遊する荷電粒子を吸着して、放電要素の間を移動
するのを防ぎ、荷電粒子が隣接する放電要素に蓄積され
るのを防ぐので、異常放電を防止することができる。従
って、クロストークおよび異常放電が発生するのを防止
しつつ表示を行うことができるので、表示品質がよい。
また、異常放電によるドライバーICの損傷を防止する
ことができる。
が、浮遊する荷電粒子を吸着して、放電要素の間を移動
するのを防ぎ、荷電粒子が隣接する放電要素に蓄積され
るのを防ぐので、異常放電を防止することができる。従
って、クロストークおよび異常放電が発生するのを防止
しつつ表示を行うことができるので、表示品質がよい。
また、異常放電によるドライバーICの損傷を防止する
ことができる。
【0046】また、導電層を蛍光体を分割する隔壁の表
面に設けても、上述した効果と同様の効果が生じる。
面に設けても、上述した効果と同様の効果が生じる。
【0047】また、本発明によれば、導電性を有する第
1の基板の誘電体層,第2の基板の蛍光体層または第2
の基板の誘電体層が、浮遊する荷電粒子を吸着して、放
電要素の間を移動するのを防ぎ、荷電粒子が隣接する放
電要素に蓄積されるのを防ぐので、異常放電を防止する
ことができる。従って、クロストークおよび異常放電を
発生するのを防止しつつ表示を行うことができるので、
表示品質がよい。また、異常放電によるドライバーIC
の損傷を防止することができる。
1の基板の誘電体層,第2の基板の蛍光体層または第2
の基板の誘電体層が、浮遊する荷電粒子を吸着して、放
電要素の間を移動するのを防ぎ、荷電粒子が隣接する放
電要素に蓄積されるのを防ぐので、異常放電を防止する
ことができる。従って、クロストークおよび異常放電を
発生するのを防止しつつ表示を行うことができるので、
表示品質がよい。また、異常放電によるドライバーIC
の損傷を防止することができる。
【0048】また、第1の基板の誘電体層,第2の基板
の蛍光体層または第2の基板の誘電体層の電気抵抗率
は、104〜108Ωmであれば、表示のための放電が終
了するまで、誘電体層または蛍光体層に電荷を留めてお
くことができ、かつ、隣接する放電要素間での電位差が
異常放電を起こす電圧よりも常に小さく抑えることがで
きるので、クロストークおよび異常放電が発生するのを
防止しつつ表示を行うことができるので、表示品質がよ
い。また、異常放電によるドライバーICの損傷を防止
することができる。
の蛍光体層または第2の基板の誘電体層の電気抵抗率
は、104〜108Ωmであれば、表示のための放電が終
了するまで、誘電体層または蛍光体層に電荷を留めてお
くことができ、かつ、隣接する放電要素間での電位差が
異常放電を起こす電圧よりも常に小さく抑えることがで
きるので、クロストークおよび異常放電が発生するのを
防止しつつ表示を行うことができるので、表示品質がよ
い。また、異常放電によるドライバーICの損傷を防止
することができる。
【0049】第1の基板の誘電体層,第2の基板の蛍光
体層または第2の基板の誘電体層は、Al2O3,TiO
3,MgTiO3およびZrTiO3 のうち、少なくとも
1つを含んでいても同様の効果が得られる。
体層または第2の基板の誘電体層は、Al2O3,TiO
3,MgTiO3およびZrTiO3 のうち、少なくとも
1つを含んでいても同様の効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施例であるプラズマディスプ
レイパネルを示す図。
レイパネルを示す図。
【図2】第1の本実施例のプラズマディスプレイパネル
において、導電性材が荷電粒子を吸着する様子を模式的
に示す図。
において、導電性材が荷電粒子を吸着する様子を模式的
に示す図。
【図3】本発明の第2の実施例であるプラズマディスプ
レイパネルを示す図。
レイパネルを示す図。
【図4】第2の本実施例のプラズマディスプレイパネル
において、隔壁13a〜13c上の導電性材が荷電粒子
を吸着する様子を模式的に示す図。
において、隔壁13a〜13c上の導電性材が荷電粒子
を吸着する様子を模式的に示す図。
【図5】放電要素Aに総電荷量+Q,−Qが発生したと
きの様子を模式的に示す図。
きの様子を模式的に示す図。
【図6】放電要素Bに−Qsの電荷が移動して、放電要
素Aには+Qsの電荷が残った様子を模式的に示す図。
素Aには+Qsの電荷が残った様子を模式的に示す図。
【図7】放電要素Aと放電要素Bの間に見かけ上の静電
容量Cが発生する様子を模式的に示す図。
容量Cが発生する様子を模式的に示す図。
【図8】複数の電極間の静電容量を模式的に示す図。
1a,1b,2a,2b…維持電極、3a〜3c…選択
電極、4…前面誘電体、5…前面ガラス基板、6a〜6
d…蛍光体、7…背面誘電体、8…背面ガラス基板、9
a〜9o…導電性材、10…第1のパネル、13a13
〜c…隔壁、14…プラズマ、20…第2のパネル。
電極、4…前面誘電体、5…前面ガラス基板、6a〜6
d…蛍光体、7…背面誘電体、8…背面ガラス基板、9
a〜9o…導電性材、10…第1のパネル、13a13
〜c…隔壁、14…プラズマ、20…第2のパネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 裕一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 川野 寛治 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内
Claims (6)
- 【請求項1】第1の電極を有する第1の基板と、第2の
電極を有する第2の基板とを備え、前記第1の基板の表
面に誘電体層が設けられ、前記第2の基板の表面に蛍光
体層が誘電体層をはさんで設けられ、該第1の基板の誘
電体層と該第2の基板の蛍光体層とが対向するように、
前記第1の基板と前記第2の基板とが配置されたプラズ
マディスプレイパネルにおいて、 該第1の基板の誘電体層の表面に、該第2の基板の蛍光
体層の表面に、または該第2の基板の誘電体層と蛍光体
層との間に、導電性を有する導電層を備えることを特徴
とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項2】前記導電層は、前記第1の電極に並行し
て、または、前記第2の電極に並行して設けられたこと
を特徴とする請求項1のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項3】第1の電極を有する第1の基板と、第2の
電極を有する第2の基板とを備え、前記第1の基板の表
面に誘電体層が設けられ、前記第2の基板の表面に蛍光
体層が誘電体層をはさんで設けられ、前記蛍光体層を分
割する隔壁が設けられ、該第1の基板の誘電体層と該第
2の基板の蛍光体層とが対向するように、前記第1の基
板と前記第2の基板とが配置されたプラズマディスプレ
イパネルにおいて、 前記隔壁の表面に、導電性を有する導電層を備えること
を特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項4】第1の電極を有する第1の基板と、第2の
電極を有する第2の基板とを備え、前記第1の基板の表
面に誘電体層が設けられ、前記第2の基板の表面に蛍光
体層が誘電体層をはさんで設けられ、該第1の基板の誘
電体層と該第2の基板の蛍光体層とが対向するように、
前記第1の基板と前記第2の基板とが配置されたプラズ
マディスプレイパネルにおいて、 該第1の基板の誘電体層,該第2の基板の蛍光体層また
は該第2の基板の誘電体層は、導電性を有することを特
徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項5】該第1の基板の誘電体層,該第2の基板の
蛍光体層または該第2の基板の誘電体層の電気抵抗率
が、104〜108Ωmであることを特徴とする請求項4
のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項6】該第1の基板の誘電体層,該第2の基板の
蛍光体層または該第2の基板の誘電体層は、Al2O3,
TiO3,MgTiO3およびZrTiO3 のうち、少な
くとも1つを含むことを特徴とする請求項4のプラズマ
ディスプレイパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9276859A JPH11120919A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | プラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9276859A JPH11120919A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | プラズマディスプレイパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11120919A true JPH11120919A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17575414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9276859A Pending JPH11120919A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | プラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11120919A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003081627A2 (en) * | 2002-03-21 | 2003-10-02 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Display panel |
WO2004049377A1 (ja) * | 2002-11-28 | 2004-06-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイ表示装置 |
US7227513B2 (en) | 1999-11-15 | 2007-06-05 | Lg Electronics Inc | Plasma display and driving method thereof |
CN100385598C (zh) * | 2002-11-28 | 2008-04-30 | 松下电器产业株式会社 | 等离子体显示面板及等离子体显示装置 |
US7605778B2 (en) | 2001-12-14 | 2009-10-20 | Hitachi, Ltd. | Plasma display panel and display employing the same having transparent intermediate electrodes and metal barrier ribs |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP9276859A patent/JPH11120919A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7227513B2 (en) | 1999-11-15 | 2007-06-05 | Lg Electronics Inc | Plasma display and driving method thereof |
US7605778B2 (en) | 2001-12-14 | 2009-10-20 | Hitachi, Ltd. | Plasma display panel and display employing the same having transparent intermediate electrodes and metal barrier ribs |
WO2003081627A2 (en) * | 2002-03-21 | 2003-10-02 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Display panel |
WO2003081627A3 (en) * | 2002-03-21 | 2005-06-16 | Koninkl Philips Electronics Nv | Display panel |
WO2004049377A1 (ja) * | 2002-11-28 | 2004-06-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイ表示装置 |
JPWO2004049377A1 (ja) * | 2002-11-28 | 2006-03-30 | 松下電器産業株式会社 | プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイ表示装置 |
CN100385598C (zh) * | 2002-11-28 | 2008-04-30 | 松下电器产业株式会社 | 等离子体显示面板及等离子体显示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040727 |