JPH11120359A - 画像処理装置および方法、並びに伝送媒体 - Google Patents

画像処理装置および方法、並びに伝送媒体

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JPH11120359A
JPH11120359A JP9288479A JP28847997A JPH11120359A JP H11120359 A JPH11120359 A JP H11120359A JP 9288479 A JP9288479 A JP 9288479A JP 28847997 A JP28847997 A JP 28847997A JP H11120359 A JPH11120359 A JP H11120359A
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JP
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pixel
distance
noise
image
pixels
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JP9288479A
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English (en)
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Sachiko Miwa
祥子 三輪
Kazunori Hayashi
和慶 林
Atsushi Yokoyama
敦 横山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常な画素には影響を与えずに、様々な大き
さのノイズを除去する。 【解決手段】 CPU11は、距離画像101に発生した
ノイズ50に対応する画素を抽出し、その画素のラベル
番号を0に変更する。そして、ラベル番号が0の画素を
含む領域(例えば、領域51)を選択し、その領域に例
えば、3×3のメディアンフィルタ処理を実行すること
により、ラベル番号が0である画素の輝度値を、隣接し
た他のラベル番号の画素の輝度値のうちの中間値に補正
する。そして、同様に、CPU11は、ラベル番号が0で
ある画素を含む領域を順次選択して、メディアンフィル
タ処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び方法、並びに伝送媒体に関し、特に、正常な画素には
影響を与えずに、様々な大きさのノイズを除去すること
ができるようにし、もって、より正確な距離の測定結果
を得ることができるようにした、画像処理装置および方
法、並びに伝送媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のカメラ(撮像装置)により、所定
の対象までの距離を測定する方法としては、ステレオ法
が知られている。ステレオ法は、複数の撮像装置(カメ
ラ)から撮影した画像を用いて、シーン内の対象(被写
体)までの距離を3角測量の原理を用いて測定するもの
である。このステレオ法の応用としては、カメラの位置
からの距離に応じて、画像上の対象物を切り出し、他の
画像と合成する処理や、3次元空間の再現などが挙げら
れる。
【0003】図16は、ステレオ法の概略を説明する図
である。なお、簡単のため、2つのカメラにより撮像さ
れた画像を用いて説明する。この図に示すように、第1
のカメラにより撮像された画像301と、第2のカメラ
により撮像された画像302を用いて、対象点Pの3次
元空間における位置(基準点からの距離)を求める。こ
の例においては、画像301,302の位置は、それぞ
れを撮像したカメラの撮像面の位置に対応しており、そ
れぞれのカメラの光学中心(光軸)は、光学中心40
1,402として示されている。
【0004】まず、画像301における対象点Pの写像
としての画素naと、画像302における対象点Pの写
像としての画素nbを求める。例えば、画素naに対応す
る画素nbを検出する方法としては、エピポーラライン
(Epipolar line)を用いる方法がある。図16に示す
ように、画像302の画素nbは、両カメラの光学中心
401,402と画像302の画素naにより決まる平
面と、画像302が交わる直線上に存在する。この直線
をエピポーララインと称する。画像301と画像302
の位置関係(第1のカメラと第2のカメラの位置関係)
が既知であれば、画像301の画素毎に、画像302上
のエピポーララインを求めることができるので、このエ
ピポーラライン上で、対応点の検出を行う。このような
処理をエリアベースマッチングと称する。
【0005】このようにして、エリアベースマッチング
を行い、それにより得た各画像間の対応画素を用いて、
対象点までの距離を測定する。そして、その測定結果
を、画素の輝度の明暗を用いて示したのが、距離画像で
ある。この距離画像は、撮像されたカメラからより近い
位置にある物体に対応する画素をより明るく示し(大き
な輝度値としたもの)、カメラから遠い位置にある物体
に対応する画素をより暗く示したもの(小さな輝度値と
したもの)である。
【0006】ところが、エリアベースマッチングの対象
となる画像によっては、画素の対応を誤ってしまう場合
がある。その結果、距離画像中に、パルス状のノイズが
発生し、その部分の距離が著しく変わってしまい、正し
い測定結果を得ることができない。
【0007】このノイズの発生の原因としては、 (1) 撮像されたシーンに特徴となる模様が少ない
(画像上の輝度の変化が少ない)場合。 (2) カメラの位置によっては、光源からの光が正反
射を生じている状態で画像が撮像されてしまい、他の位
置のカメラで撮像された画像との間で、同一物体の輝度
が著しく異なる場合。 (3) 奥行き方向に不連続の部分(エッジ)を含む近
傍の模様が、各カメラにより撮像された画像間で大きく
ことなる場合。等が挙げられる。
【0008】原因(1)のように、撮像されたシーンに
特徴となる部分が少ない場合は、エリアベースマッチン
グの際の画像のウインドウを大きくする方法が考えられ
る。これにより、ウインドウ内の特徴となる部分を増や
し、これにより、画素間の誤った対応を削減することが
できる。
【0009】また、原因(2)または原因(3)のよう
な場合、ノイズが発生している距離画像全体に対して、
例えば、3×3画素のメディアンフィルタを用いる方法
がある。これは、3×3の合計9画素の範囲内に存在す
るノイズとしての画素の輝度値を、隣接している他の正
常な画素の輝度値の中間値に修正するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た原因(2)と(3)の場合、エリアベースマッチング
の際のウインドウを大きくしても、画像毎の輝度自体が
異なるため、誤対応を削減することができない課題があ
った。
【0011】また、3×3画素のメディアンフィルタを
1回だけ使用した場合においては、除去できるノイズの
大きさに制限が生じる。例えば、3×3画素の正方形の
ノイズが存在した場合、フィルタ処理を施しても、正常
な画素に隣接していない中央のノイズが除去されず、そ
のままノイズとして残ってしまう課題があった。
【0012】そこで、距離画像の全画面にメディアンフ
ィルタ処理を施すと、対象となる画素中に、ノイズ以外
にも、他の画素と輝度値が大きく異なる正常な画素(例
えば、物体のエッジに対応する画素)が存在する場合、
ノイズとしてその輝度値が補正されてしまい、その部分
の距離が変化してしまう課題があった。
【0013】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、正常な画素には影響を与えずに、さまざま
な大きさのノイズを除去するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、被写体の距離画像を構成している各画素を、
その距離別に区分する区分手段と、区分手段により距離
別に区分された画素毎の、距離画像中に占める総面積を
算出する算出手段と、距離別に区分された画素毎の、算
出手段により算出された総面積に対応して、ノイズに対
応する画素を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出
されたノイズに対応する画素を含む、距離画像の所定の
領域を選択する選択手段と、選択手段により選択された
領域において、ノイズに対応する画素以外の画素の輝度
値を用いて、ノイズに対応する画素の輝度値を修正する
修正手段とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の画像処理方法は、被写体
の距離画像を構成している各画素を、その距離別に区分
する区分ステップと、区分ステップで距離別に区分され
た画素毎の、距離画像中に占める総面積を算出する算出
ステップと、距離別に区分された画素毎の、算出ステッ
プで算出された総面積に対応して、ノイズに対応する画
素を抽出する抽出ステップと、抽出ステップで抽出され
たノイズに対応する画素を含む、距離画像の所定の領域
を選択する選択ステップと、選択ステップで選択された
領域において、ノイズに対応する画素以外の画素の輝度
値を用いて、ノイズに対応する画素の輝度値を修正する
修正ステップとを備えることを特徴とする。
【0016】請求項6に記載の伝送媒体は、被写体の距
離画像を構成している各画素を、その距離別に区分する
区分ステップと、区分ステップで距離別に区分された画
素毎の、距離画像中に占める総面積を算出する算出ステ
ップと、距離別に区分された画素毎の、算出ステップで
算出された総面積に対応して、ノイズに対応する画素を
抽出する抽出ステップと、抽出ステップで抽出されたノ
イズに対応する画素を含む、距離画像の所定の領域を選
択する選択ステップと、選択ステップで選択された領域
において、ノイズに対応する画素以外の画素の輝度値を
用いて、ノイズに対応する画素の輝度値を修正する修正
ステップとを有するコンピュータプログラムを伝送する
ことを特徴とする。
【0017】請求項1に記載の画像処理装置、請求項5
に記載の画像処理方法、および請求項6に記載の伝送媒
体においては、被写体の距離画像を構成している各画素
が、その距離別に区分され、距離別に区分された画素毎
の、距離画像中に占める総面積が算出され、距離別に区
分された画素毎の、算出された総面積に対応して、ノイ
ズに対応する画素が抽出され、抽出されたノイズに対応
する画素を含む、距離画像の所定の領域が選択され、選
択された領域において、ノイズに対応する画素以外の画
素の輝度値を用いて、ノイズに対応する画素の輝度値が
修正される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0019】請求項1に記載の画像処理装置は、被写体
の距離画像を構成している各画素を、その距離別に区分
する区分手段(例えば、図3のステップS13)と、区
分手段により距離別に区分された画素毎の、距離画像中
に占める総面積を算出する算出手段(例えば、図3のス
テップS14)と、距離別に区分された画素毎の、算出
手段により算出された総面積に対応して、ノイズに対応
する画素を抽出する抽出手段(例えば、図3のステップ
S15)と、抽出手段により抽出されたノイズに対応す
る画素を含む、距離画像の所定の領域を選択する選択手
段(例えば、図3のステップS17)と、選択手段によ
り選択された領域において、ノイズに対応する画素以外
の画素の輝度値を用いて、ノイズに対応する画素の輝度
値を修正する修正手段(例えば、図3のステップS1
9)とを備えることを特徴とする。
【0020】図1は、本発明を適用した画像処理装置の
構成例を示すブロック図である。この例においては、ワ
ークステーション10は、CPU11、ROM12、RAM1
3、およびインタフェース14により構成されており、
カメラ30-1乃至30-5から出力された画像信号に対
して所定の処理を施すようになされている。
【0021】CPU11は、装置の各部を制御するととも
に、所定の演算を行うようになされている。ROM12
は、CPU11が実行するプログラムや各種データ等を格
納している。RAM13は、CPU11が各種処理を事項する
際の演算途中のデータやプログラム等を格納するように
なされている。インタフェース14は、外部装置との間
でデータを授受する場合において、データの表現形式を
適宜変換するようになされている。
【0022】CRTモニタ20は、ワークステーション1
0から出力された画像を表示するようになされている。
HDD21は、各種プログラムや各カメラから出力された
画像信号を記憶し、CPU11の命令に応じて、それらを
適宜読み出すようになされている。
【0023】カメラ30-1乃至30-5は、被写体の光
画像を対応する電気信号(画像信号)に変換して出力す
るようになされている。この際、各カメラは、図2に示
すように配置され、中央のカメラ30-3により撮像さ
れた画像(原画像)に対応する距離画像は、ワークステ
ーション10により、原画像と他のカメラにより撮像さ
れた画像を用いて生成される。
【0024】次に、以上の装置を用いて、所定の対象物
(被写体)の距離画像を生成し、それに発生したノイズ
を除去する処理を、図3のフローチャートを用いて説明
する。まず、ステップS11において、カメラ30-1
乃至30-5により、所定のシーンが撮像され、画像信
号としてワークステーション10に入力される。このと
き、中央のカメラ30-3により撮像された原画像10
0は、例えば、図4に示すように、人物40が、背景4
1を背にして立っているシーンであるものとする。次に
ステップS12において、CPU11は、各カメラにより
撮像された画像を用いて、エリアベースマッチング処理
を行い、図5に示すように、原画像100に対応する距
離画像101を生成する。
【0025】この距離画像101は、各画素の距離の違
いが、その輝度の差として表される。その輝度を表す値
として、0乃至255の範囲のいずれかの値が、各画素
に対して与えられる。すなわち、より遠くに位置する対
象物に対応する画素(例えば、原画像100における背
景41に対応する画素)は、その輝度が暗く示され(そ
の輝度値がより0に近い値に設定され)、より近くに位
置する対象物に対応する画素(例えば、原画像100に
おける人物40に対応する画素)は、その輝度が明るく
示されている(その輝度値がより255に近い値に設定
される)。
【0026】この例においては、図5に示すように、ノ
イズ50が発生しているものとする。例えば、このノイ
ズ50を含む5×5画素の領域51を例に挙げると、そ
の各画素の輝度値の様子は、図6に示すようになる。こ
の図においては、ノイズ50に対応する中央の3×3画
素の輝度値が、周囲の画素の輝度値に比較して大きく異
なっていることが分かる。
【0027】続いて、ステップS13で、CPU11は、
距離画像101中の異なる距離の物体を区分するため
に、近似した輝度が連続している部分を1つの物体と
し、その構成要素である各々の画素に対して同一のラベ
ル番号を与える。具体的には、隣接する画素との輝度差
が、所定の閾値以下ならば同一のラベル番号を付加す
る。これにより、例えば、グラデーションのように、画
素の輝度が徐々に変化していくような物体に対しても、
1つのまとまりとして同一のラベル番号を付加すること
ができ、もって、1つの連続した物体として表すことが
できる。一方、その輝度が隣接した画素のものと大きく
異なっている(隣接した画素との輝度差が、所定の閾値
以上である)画素には、隣接した画素のものとは異なっ
たラベル番号が付加される。
【0028】距離画像101の各画素に付加されたラベ
ル番号の違いを輝度の差として示したラベル画像102
おいては、図7に示すように、人物40に対応する画素
に対しては、ラベル番号3が、背景41に対応する画素
に対しては、ラベル番号1が、ノイズ50に対応する画
素に対しては、ラベル番号2が、それぞれ付加されるも
のとする。さらに、距離画像101の領域51に対応す
るラベルが像102の領域52を見ると、図8に示すよ
うに、領域51おいて輝度値が85乃至88までの範囲
で示されていた画素にはラベル番号として値2が、その
他の画素にはラベル番号として値1が、それぞれ付加さ
れる。
【0029】次に、ステップS14において、CPU11
は、同一のラベル番号が付加された画素の数をラベル番
号別に累加算することにより、各ラベル番号別に区分さ
れた画素の、ラベル画像102中(距離画像101中)
にそれぞれ占める総面積を算出する。ステップS15で
は、各ラベル番号の画素のうち、その総面積が所定の面
積よりも狭いものをノイズ50とする。この他、各ラベ
ル番号の画素のうち、総面積が最も広いものから所定の
順位までを正常な画素とし、それ以下の総面積のものは
ノイズ50とする方法も考えられる。このようにしてノ
イズ50が抽出される。
【0030】そして、ステップS16では、ステップS
15で抽出されたノイズ50に対応する画素のラベル番
号を0に変更する。例えば、図9に示すように、領域5
2のノイズ50に対応する画素のラベル番号が、値2か
ら値0に変更される。いま、わかりやすくするため、図
10に示すように、領域51のラベル番号が0である
(ノイズ50に対応する)画素の輝度値を×印として表
す。
【0031】ステップS17において、メディアンフィ
ルタ処理の対象となる領域として、ラベル番号が0の画
素を含む領域(例えば、3×3の領域)を選択する。そ
して、ステップS18では、ステップS17で選択され
た領域の全ての画素のラベル番号が0であるか(全ての
画素が、ノイズ50に対応する部分であるか)否かが判
定され、領域の全ての画素のラベル番号が0であると判
定された場合、ステップS17に戻り、再び領域の選択
を行う。ステップS18において、領域の全ての画素の
ラベル番号が0ではない(3×3個の画素のうち、少な
くとも1個の画素のラベル番号は0ではない)と判定さ
れた場合、ステップS19に進み、メディアンフィルタ
処理を実行することにより、ラベル番号が0の画素の輝
度値を、隣接している他のラベル番号の画素の輝度値の
うちの中間値(9個の輝度値を小さい値のものから順番
に並べた場合において、5番目の順番の輝度値)に変更
するとともに、そのラベル番号を、輝度値が中間値であ
る画素のラベル番号と同一の番号に変更する。これによ
り、例えば領域51の場合、図11に示すように、ノイ
ズに対応する画素のうち、正常な画素と隣接してる画素
が、正常な画素の輝度値の中間値に修正され、さらに、
図12の領域52に示すように、そのラベル番号0が、
正常な画素のラベル番号1に変更される。
【0032】そして、ステップS20においては、ラベ
ル番号が0の画素が存在するか否かが判定され、まだ、
ラベル番号が0の画素が存在すると判定された場合、ス
テップS17に戻り、ラベル番号が0の画素を含む領域
のメディアンフィルタ処理に移る。これにより、図13
と図14に示すように、領域51における、全てのノイ
ズ50に対応する輝度値と、それに対応する領域52の
ラベル番号が修正されることになる。
【0033】このようにして、図15に示すように、距
離画像101に発生したノイズ50を除去することがで
きる。
【0034】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムを伝送する伝送媒体としては、磁気ディ
スク、CD-ROM、固体メモリ等の記録媒体の他、ネットワ
ーク、衛星等の通信媒体を利用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の画像処理
装置、請求項5に記載の情報処理方法、および請求項6
に記載の伝送媒体によれば、距離画像を構成している各
画素を、その距離別に区分し、距離別に区分された画素
毎の、距離画像中に占める総面積を算出し、距離別に区
分された画素毎の算出された総面積に対応して、ノイズ
に対応する画素を抽出し、距離画像中の抽出されたノイ
ズに対応する画素を含む所定の領域を選択し、選択され
た領域において、ノイズに対応する画素以外の画素の輝
度値を用いて、ノイズに対応する画素の輝度値を修正す
るようにしたので、正常な画素には影響を与えずに、様
々な大きさのノイズを除去することが可能となり、もっ
て、より正確な距離の測定結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像処理装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図2】カメラの配置を説明する図である。
【図3】距離画像に発生したノイズを除去する処理を説
明するフローチャートである。
【図4】撮像された原画像を示す図である。
【図5】図4の原画像に対応する距離画像を示す図であ
る。
【図6】ノイズを含む5×5の領域における各画素の輝
度値を示す図である。
【図7】図5の距離画像に対応するラベル画像を示す図
である。
【図8】図6に対応する領域における各画素のラベル番
号を示す図である。
【図9】図8の領域における画素のうちのノイズに対応
する画素のラベル番号が変更された様子を示す図であ
る。
【図10】図6の領域における画素のうちのノイズに対
応する画素の輝度値を×印として表した図である。
【図11】図10の領域におけるノイズの外周にメディ
アンフィルタ処理を実行した様子を示す図である。
【図12】図11の領域メディアンフィルタ処理が実行
された部分のラベル番号が変更された様子を示す図であ
る。
【図13】図11の領域のノイズに対応する全ての画素
の輝度値を変更した様子を示す図である。
【図14】図13の領域の各画素に対応するラベル番号
を示す図である。
【図15】ノイズが除去された後の距離画像を示す図で
ある。
【図16】対応する画素から距離を測定する処理を説明
する図である。
【符号の説明】
10 ワークステーション, 11 CPU, 12 RO
M, 13 RAM, 14 インタフェース, 20 CR
Tモニタ, 21 HDD, 30-1乃至30-5カメラ,
50 ノイズ, 51,52 領域 100 原画
像, 101距離画像, 102 ラベル画像

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撮像装置により撮像された被写体
    の画像を処理する画像処理装置において、 前記被写体の距離画像を構成している各画素を、その距
    離別に区分する区分手段と、 前記区分手段により距離別に区分された前記画素毎の、
    前記距離画像中に占める総面積を算出する算出手段と、 距離別に区分された前記画素毎の、前記算出手段により
    算出された前記総面積に対応して、ノイズに対応する画
    素を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記ノイズに対応する前
    記画素を含む、前記距離画像の所定の領域を選択する選
    択手段と、 前記選択手段により選択された前記領域において、前記
    ノイズに対応する前記画素以外の画素の輝度値を用い
    て、前記ノイズに対応する前記画素の輝度値を修正する
    修正手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記区分手段は、前記距離画像を構成す
    る前記各画素に対して、距離別に異なるラベル番号を付
    加することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、距離別に区分された前
    記画素のうち、前記算出手段により算出された総面積
    が、所定の面積よりも狭いものを前記ノイズとすること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記修正手段は、前記選択手段により選
    択された前記領域の各画素に対して、メディアンフィル
    タ処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の撮像装置により撮像された被写体
    の画像を処理する画像処理方法において、 前記被写体の距離画像を構成している各画素を、その距
    離別に区分する区分ステップと、 前記区分ステップで距離別に区分された前記画素毎の、
    前記距離画像中に占める総面積を算出する算出ステップ
    と、 距離別に区分された前記画素毎の、前記算出ステップで
    算出された前記総面積に対応して、ノイズに対応する画
    素を抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップで抽出された前記ノイズに対応する前
    記画素を含む、前記距離画像の所定の領域を選択する選
    択ステップと、 前記選択ステップで選択された前記領域において、前記
    ノイズに対応する前記画素以外の画素の輝度値を用い
    て、前記ノイズに対応する前記画素の輝度値を修正する
    修正ステップとを備えることを特徴とする画像処理方
    法。
  6. 【請求項6】 複数の撮像装置により撮像された被写体
    の画像を処理する画像処理装置に用いられるコンピュー
    タプログラムを伝送する伝送媒体において、 前記距離画像を構成している各画素を、その距離別に区
    分する区分ステップと、 前記区分ステップで距離別に区分された前記画素毎の、
    前記距離画像中に占める総面積を算出する算出ステップ
    と、 距離別に区分された前記画素毎の、前記算出ステップで
    算出された前記総面積に対応して、ノイズに対応する画
    素を抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップで抽出された前記ノイズに対応する前
    記画素を含む、前記距離画像の所定の領域を選択する選
    択ステップと、 前記選択ステップで選択された前記領域において、前記
    ノイズに対応する前記画素以外の画素の輝度値を用い
    て、前記ノイズに対応する前記画素の輝度値を修正する
    修正ステップとを有するコンピュータプログラムを伝送
    することを特徴とする伝送媒体。
JP9288479A 1997-10-21 1997-10-21 画像処理装置および方法、並びに伝送媒体 Withdrawn JPH11120359A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7574070B2 (en) 2003-09-30 2009-08-11 Canon Kabushiki Kaisha Correction of subject area detection information, and image combining apparatus and method using the correction
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