JPH11120193A - 自然文検索方法および装置と自然文検索プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

自然文検索方法および装置と自然文検索プログラムを記録した記録媒体

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JPH11120193A
JPH11120193A JP9282227A JP28222797A JPH11120193A JP H11120193 A JPH11120193 A JP H11120193A JP 9282227 A JP9282227 A JP 9282227A JP 28222797 A JP28222797 A JP 28222797A JP H11120193 A JPH11120193 A JP H11120193A
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JP
Japan
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sentence
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search
keyword
range
Prior art date
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Pending
Application number
JP9282227A
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English (en)
Inventor
Kotaro Shinkawa
晃太郎 新川
Hiroaki Karasawa
裕明 唐沢
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication of JPH11120193A publication Critical patent/JPH11120193A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合名詞を含む箇所についての意図理解を適
確に行い、範囲記述の曖昧さを吸収した検索結果を出力
し得る自然文検索方法および装置と自然文検索プログラ
ムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 キーワードテーブル5を参照してキーワ
ードを検索し、付属語書式テーブル9および単語辞書1
5を検索して、キーワードの近傍の語句に適合する付属
語書式を検索し、この付属語書式から解析開始箇所を確
定し、この解析開始箇所近傍の語句と修飾語書式辞書1
1および単語辞書15の照合により、解析開始箇所近傍
の語句に適合する修飾語書式を抽出し、この修飾語書式
に基づいて解析開始箇所近傍の記述文から意味分類結果
を取得し、意味分類結果に数値や形容表現の記述がある
場合、範囲解釈テーブル23を参照して、前記記述が表
す概念の種類に応じた曖昧性の範囲を限定して適応範囲
を明確化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自然文で構成され
る検索対象文を自然文で書かれた検索条件文で検索する
自然文検索方法および装置に関し、更に詳しくは、検索
対象文および検索条件文に含まれる複合語の意味解析を
適確に行うとともに、数値や形容表現等の範囲を含む記
述の曖昧さを吸収した検索結果を出力する自然文検索方
法および装置と自然文検索プログラムを記録した記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自然文検索方法および装置に適
用し得る従来のテキストデータベース検索技術には、前
方一致、キーワードマッチ、シソーラス検索などを始め
とするパターンマッチまたはその応用技術が使用されて
いる。しかしながら、このパターンマッチでは、数値範
囲や形容表現などのような範囲を伴う検索は困難であ
る。このような範囲を伴う内容の検索を行うためには、
検索対象テキストデータの自然言語解析による意図理解
が必要である。
【0003】従来の汎用的な自然文解析装置は、動詞を
中心に格情報を決定する方式であり、形態素解析、構文
解析、意味解析の3段階よりなる。より精密な意図理解
のためには、この他に文脈理解、知識、推論等を必要と
する。
【0004】また、従来方式においては、複合名詞で表
され、動詞および格を表す助詞が省略されている文につ
いては解析は困難である。例えば、「当店は新宿駅西口
より徒歩3分の場所にあります。」という文例1を形態
素解析し、「/」で単語の区切りを示すと、「当店/は
/新宿駅/西口/より/徒歩/3分/の/場所/に/あ
り/ます。」のようになる。
【0005】このように形態素解析された文を構文解析
して、解析木を作成すると、図8に示すようになる。
【0006】このように解析木を作成できる文例1の場
合には、動詞、助詞、単語の属性情報により格が確定さ
れるため、意味解析が可能である。
【0007】また、別の文例2として、「JR新宿駅西
口徒歩3分」を形態素解析し、「/」で単語の区切りを
示すと、「JR/新宿駅/西口/徒歩/3分」のように
なり、この文例2には動詞、助詞がないため、解析木の
作成および格の確定を行うことができず、構文解析およ
び意味解析は不可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の方式では、数値範囲や形容表現などのような範囲を伴
う検索は困難であるとともに、また複合名詞の場合に
は、構文解析、意味解析を行うことができないという問
題がある。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、複合名詞を含む箇所について
の意図理解を適確に行い、範囲記述の曖昧さを吸収した
検索結果を出力し得る自然文検索方法および装置と自然
文検索プログラムを記録した記録媒体を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、自然文で構成される検索
対象文を自然文で書かれた検索条件文で検索する自然文
検索方法であって、ある概念を記述する際に使用される
キーワードおよび該概念の意味属性から文脈上で予測さ
れる書式知識を辞書として登録しておき、全文から前記
キーワードを検索して、該キーワード近傍の限られた書
式知識により該当概念の記述箇所のみを局所的に解析す
ることを要旨とする。
【0011】請求項1記載の本発明にあっては、書式知
識を辞書として登録しておき、全文からキーワードを検
索して、該キーワード近傍の限られた書式知識により該
当概念の記述箇所のみを局所的に解析する。
【0012】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、数値や形容表現が文中にある場
合、これらの記述が表す概念の種類に応じた曖昧性の範
囲を限定して曖昧検索を行うことを要旨とする。
【0013】請求項2記載の本発明にあっては、数値や
形容表現が文中にある場合、これらの記述が表す概念の
種類に応じた曖昧性の範囲を限定して曖昧検索を行う。
【0014】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記局所的解析処理が、検索対象
文および検索条件文の両方に対して行われ、同一の概念
レベルで条件比較を行うことを要旨とする。
【0015】請求項3記載の本発明にあっては、局所的
解析処理を検索対象文および検索条件文の両方に対して
行い、同一の概念レベルで条件比較を行う。
【0016】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
発明において、前記局所的解析処理が、前記検索対象文
および検索条件文を入力補正し、キーワードを検索し、
該キーワードの近傍の語句と付属書式テーブルおよび単
語辞書との照合を行い、適合した場合、解析開始箇所を
書式適合部分に確定し、解析開始箇所近傍の語句と修飾
語書式テーブルおよび単語辞書との照合を行い、適合し
た場合、範囲解釈テーブルを参照して範囲を確定し、意
味分類した結果を出力することを要旨とする。
【0017】請求項4記載の本発明にあっては、検索対
象文および検索条件文を入力補正し、キーワードを検索
し、キーワードの近傍の語句と付属書式テーブルおよび
単語辞書との照合を行い、適合した場合、解析開始箇所
を書式適合部分に確定し、解析開始箇所近傍の語句と修
飾語書式テーブルおよび単語辞書との照合を行い、適合
した場合、範囲解釈テーブルを参照して範囲を確定し、
意味分類した結果を出力する。
【0018】また、請求項5記載の本発明は、自然文で
構成される検索対象文を自然文で書かれた検索条件文で
検索する自然文検索方法であって、キーワードのキーワ
ード属性に対応して該キーワードを含む近傍の付属単語
の意味属性と配列のルールを記述した付属語書式を登録
している付属語書式テーブルを設けておき、キーワード
属性を含む近傍に現れる単語の意味カテゴリとその配列
のルールを記述した修飾語書式および該修飾語書式全体
の意味内容のカテゴリである項目属性を対応して格納し
た修飾語書式テーブルを設けておき、入力された自然文
の各々においてある概念を記述する際に使用されるキー
ワードを検索し、前記検索したキーワードのキーワード
属性に対応する付属語書式について前記付属語書式テー
ブルおよび単語辞書を検索して、前記キーワードの近傍
の語句に適合する付属語書式を検索し、この検索した付
属語書式から解析開始箇所を確定し、この確定した解析
開始箇所の近傍の語句と前記修飾語書式辞書および単語
辞書との照合により、該解析開始箇所の近傍の語句に適
合する修飾語書式を抽出し、この抽出された修飾語書式
に基づいて前記解析開始箇所近傍の記述文から意味分類
結果を取得し、上記キーワード検索処理、付属語書式検
索処理、解析開始箇所確定処理、修飾語書式抽出処理、
意味分類結果取得処理を前記検索対象文および検索条件
文の両方に含まれるすべてのキーワードに対して行っ
て、前記意味分類結果を取得し、この取得した前記検索
対象文および検索条件文のそれぞれの意味分類結果を比
較して、該検索対象文が検索条件文を満たしているかを
判定し、この判定結果を検索結果として出力することを
要旨とする。
【0019】請求項5記載の本発明にあっては、入力文
からキーワードを検索し、このキーワードのキーワード
属性に対応する付属語書式について付属語書式テーブル
および単語辞書を検索して、該キーワードの近傍の語句
に適合する付属語書式を検索し、この付属語書式から解
析開始箇所を確定し、この解析開始箇所の近傍の語句と
修飾語書式辞書および単語辞書との照合により、解析開
始箇所の近傍の語句に適合する修飾語書式を抽出し、こ
の修飾語書式に基づいて解析開始箇所近傍の記述文から
意味分類結果を取得する処理を検索対象文および検索条
件文の両方に含まれるすべてのキーワードに対して行っ
て、それぞれの意味分類結果を取得し、この取得した検
索対象文および検索条件文のそれぞれの意味分類結果を
比較して、検索対象文が検索条件文を満たしているかを
判定し、この判定結果を検索結果として出力する。
【0020】更に、請求項6記載の本発明は、請求項5
記載の発明において、前記キーワード属性と入力文の種
類に対して該キーワードの値にどれだけの曖昧性を許す
かを規定した曖昧性範囲を登録した範囲解釈テーブルを
設けておき、前記意味分類結果に数値や形容表現の記述
がある場合、前記範囲解釈テーブルを参照して、前記記
述が表す概念の種類に応じた曖昧性の範囲を限定して適
応範囲を明確化することを要旨とする。
【0021】請求項6記載の本発明にあっては、意味分
類結果に数値や形容表現の記述がある場合、範囲解釈テ
ーブルを参照して、前記記述が表す概念の種類に応じた
曖昧性の範囲を限定して適応範囲を明確化する。
【0022】請求項7記載の本発明は、自然文で構成さ
れる検索対象文を自然文で書かれた検索条件文で検索す
る自然文検索装置であって、入力される検索対象文およ
び検索条件文における表記のゆらぎを補正する入力補正
手段と、入力に対してある概念に属する表記を抽出し、
正規化、曖昧性吸収を行って整理する解析手段と、該解
析手段からの検索対象文および検索条件文のそれぞれに
対する出力を比較し条件判断する比較手段と、該比較手
段の比較結果を検索結果として出力する出力手段とを有
することを要旨とする。
【0023】請求項7記載の本発明にあっては、入力さ
れる検索対象文および検索条件文における表記のゆらぎ
を補正し、入力に対してある概念に属する表記を抽出
し、正規化、曖昧性吸収を行って整理解析し、この整理
解析結果からの検索対象文および検索条件文のそれぞれ
に対する出力を比較し条件判断し、この比較結果を検索
結果として出力する。
【0024】また、請求項8記載の本発明は、請求項7
記載の発明において、前記解析手段は、前記入力補正手
段からの出力を受ける入力手段と、解析を開始する位置
を示すキーワードが登録されたキーワードテーブルと、
該キーワードテーブルを参照して入力文から該キーワー
ドを検索する検索手段と、ある概念を単語列の形式で定
義した概念書式テーブルと、該概念書式テーブルと分析
対象の書式を照合し、分析対象が当該概念を意味するこ
とを判定して抽出する判定抽出手段と、それぞれの概念
に対応する記述に対し、表記パターンと範囲の対応を示
す範囲解釈テーブルと、該範囲解釈テーブルと分析対象
の書式を照合して適応範囲を明確化する範囲解釈手段
と、解析結果を整理して出力する出力部とを有すること
を要旨とする。
【0025】請求項8記載の本発明にあっては、解析手
段において入力補正手段からの出力を受け、キーワード
テーブルを参照して入力文からキーワードを検索し、概
念書式テーブルと分析対象の書式を照合し、分析対象が
概念を意味することを判定して抽出し、それぞれの概念
に対応する記述に対し、表記パターンと範囲の対応を示
す範囲解釈テーブルと分析対象の書式を照合して適応範
囲を明確化し、解析結果を整理して出力する。
【0026】更に、請求項9記載の本発明は、自然文で
構成される検索対象文を自然文で書かれた検索条件文で
検索する自然文検索装置であって、キーワードのキーワ
ード属性に対応して該キーワードを含む近傍の付属単語
の意味属性と配列のルールを記述した付属語書式を登録
している付属語書式テーブルと、キーワード属性を含む
近傍に現れる単語の意味カテゴリとその配列のルールを
記述した修飾語書式および該修飾語書式全体の意味内容
のカテゴリである項目属性を対応して格納した修飾語書
式テーブルと、入力された自然文の各々においてある概
念を記述する際に使用されるキーワードを検索するキー
ワード検索手段と、前記検索したキーワードのキーワー
ド属性に対応する付属語書式について前記付属語書式テ
ーブルおよび単語辞書を検索して、前記キーワードの近
傍の語句に適合する付属語書式を検索する付属語書式検
索手段と、この検索した付属語書式から解析開始箇所を
確定する解析開始箇所確定手段と、この確定した解析開
始箇所の近傍の語句と前記修飾語書式辞書および単語辞
書との照合により、該解析開始箇所の近傍の語句に適合
する修飾語書式を抽出する修飾語書式抽出手段と、この
抽出された修飾語書式に基づいて前記解析開始箇所近傍
の記述文から意味分類結果を取得する意味分類結果取得
手段と、上記キーワード検索手段、付属語書式検索手
段、解析開始箇所確定手段、修飾語書式抽出手段、意味
分類結果取得手段による各処理を前記検索対象文および
検索条件文の両方に含まれるすべてのキーワードに対し
て行って、前記意味分類結果を取得するように制御する
制御手段と、この取得した前記検索対象文および検索条
件文のそれぞれの意味分類結果を比較する比較手段と、
この比較手段による比較の結果、該検索対象文が検索条
件文を満たしているかを判定し、この判定結果を検索結
果として出力する出力手段とを有することを要旨とす
る。
【0027】請求項9記載の本発明にあっては、入力文
からキーワードを検索し、このキーワードのキーワード
属性に対応する付属語書式について付属語書式テーブル
および単語辞書を検索して、該キーワードの近傍の語句
に適合する付属語書式を検索し、この付属語書式から解
析開始箇所を確定し、この解析開始箇所の近傍の語句と
修飾語書式辞書および単語辞書との照合により、解析開
始箇所の近傍の語句に適合する修飾語書式を抽出し、こ
の修飾語書式に基づいて解析開始箇所近傍の記述文から
意味分類結果を取得する処理を検索対象文および検索条
件文の両方に含まれるすべてのキーワードに対して行っ
て、それぞれの意味分類結果を取得し、この取得した検
索対象文および検索条件文のそれぞれの意味分類結果を
比較して、検索対象文が検索条件文を満たしているかを
判定し、この判定結果を検索結果として出力する。
【0028】請求項10記載の本発明は、請求項9記載
の発明において、前記キーワード属性と入力文の種類に
対して該キーワードの値にどれだけの曖昧性を許すかを
規定した曖昧性範囲を登録した範囲解釈テーブルと、前
記意味分類結果に数値や形容表現の記述がある場合、前
記範囲解釈テーブルを参照して、前記記述が表す概念の
種類に応じた曖昧性の範囲を限定して適応範囲を明確化
する範囲解釈手段とを有することを要旨とする。
【0029】請求項10記載の本発明にあっては、意味
分類結果に数値や形容表現の記述がある場合、範囲解釈
テーブルを参照して、前記記述が表す概念の種類に応じ
た曖昧性の範囲を限定して適応範囲を明確化する。
【0030】また、請求項11記載の本発明は、自然文
で構成される検索対象文を自然文で書かれた検索条件文
で検索する自然文検索プログラムを記録した記録媒体で
あって、ある概念を記述する際に使用されるキーワード
および該概念の意味属性から文脈上で予測される書式知
識を辞書として登録しておき、全文から前記キーワード
を検索して、該キーワード近傍の限られた書式知識によ
り該当概念の記述箇所のみを局所的に解析することを要
旨とする。
【0031】請求項11記載の本発明にあっては、書式
知識を辞書として登録しておき、全文からキーワードを
検索して、該キーワード近傍の限られた書式知識により
該当概念の記述箇所のみを局所的に解析する自然文検索
プログラムを記録媒体として記録し、その流通性を高め
ている。
【0032】更に、請求項12記載の本発明は、請求項
11記載の発明において、数値や形容表現が文中にある
場合、これらの記述が表す概念の種類に応じた曖昧性の
範囲を限定して曖昧検索を行うことを要旨とする。
【0033】請求項12記載の本発明にあっては、数値
や形容表現が文中にある場合、これらの記述が表す概念
の種類に応じた曖昧性の範囲を限定して曖昧検索を行う
自然文検索プログラムを記録媒体として記録し、その流
通性を高めている。
【0034】請求項13記載の本発明は、請求項11記
載の発明において、前記局所的解析処理は、検索対象文
および検索条件文の両方に対して行われ、同一の概念レ
ベルで条件比較を行うことを要旨とする。
【0035】請求項13記載の本発明にあっては、局所
的解析処理を検索対象文および検索条件文の両方に対し
て行い、同一の概念レベルで条件比較を行う自然文検索
プログラムを記録媒体として記録し、その流通性を高め
ている。
【0036】また、請求項14記載の本発明は、請求項
11記載の発明において、前記局所的解析処理が、前記
検索対象文および検索条件文を入力補正し、キーワード
を検索し、該キーワードの近傍の語句と付属書式テーブ
ルおよび単語辞書との照合を行い、適合した場合、解析
開始箇所を書式適合部分に確定し、解析開始箇所近傍の
語句と修飾語書式テーブルおよび単語辞書との照合を行
い、適合した場合、範囲解釈テーブルを参照して範囲を
確定し、意味分類した結果を出力することを要旨とす
る。
【0037】請求項14記載の本発明にあっては、検索
対象文および検索条件文を入力補正し、キーワードを検
索し、キーワードの近傍の語句と付属書式テーブルおよ
び単語辞書との照合を行い、適合した場合、解析開始箇
所を書式適合部分に確定し、解析開始箇所近傍の語句と
修飾語書式テーブルおよび単語辞書との照合を行い、適
合した場合、範囲解釈テーブルを参照して範囲を確定
し、意味分類した結果を出力する自然文検索プログラム
を記録媒体として記録し、その流通性を高めている。
【0038】更に、請求項15記載の本発明は、自然文
で構成される検索対象文を自然文で書かれた検索条件文
で検索する自然文検索プログラムを記録した記録媒体で
あって、キーワードのキーワード属性に対応して該キー
ワードを含む近傍の付属単語の意味属性と配列のルール
を記述した付属語書式を登録している付属語書式テーブ
ルを設けておき、キーワード属性を含む近傍に現れる単
語の意味カテゴリとその配列のルールを記述した修飾語
書式および該修飾語書式全体の意味内容のカテゴリであ
る項目属性を対応して格納した修飾語書式テーブルを設
けておき、入力された自然文の各々においてある概念を
記述する際に使用されるキーワードを検索し、前記検索
したキーワードのキーワード属性に対応する付属語書式
について前記付属語書式テーブルおよび単語辞書を検索
して、前記キーワードの近傍の語句に適合する付属語書
式を検索し、この検索した付属語書式から解析開始箇所
を確定し、この確定した解析開始箇所の近傍の語句と前
記修飾語書式辞書および単語辞書との照合により、該解
析開始箇所の近傍の語句に適合する修飾語書式を抽出
し、この抽出された修飾語書式に基づいて前記解析開始
箇所近傍の記述文から意味分類結果を取得し、上記キー
ワード検索処理、付属語書式検索処理、解析開始箇所確
定処理、修飾語書式抽出処理、意味分類結果取得処理を
前記検索対象文および検索条件文の両方に含まれるすべ
てのキーワードに対して行って、前記意味分類結果を取
得し、この取得した前記検索対象文および検索条件文の
それぞれの意味分類結果を比較して、該検索対象文が検
索条件文を満たしているかを判定し、この判定結果を検
索結果として出力することを要旨とする。
【0039】請求項15記載の本発明にあっては、入力
文からキーワードを検索し、このキーワードのキーワー
ド属性に対応する付属語書式について付属語書式テーブ
ルおよび単語辞書を検索して、該キーワードの近傍の語
句に適合する付属語書式を検索し、この付属語書式から
解析開始箇所を確定し、この解析開始箇所の近傍の語句
と修飾語書式辞書および単語辞書との照合により、解析
開始箇所の近傍の語句に適合する修飾語書式を抽出し、
この修飾語書式に基づいて解析開始箇所近傍の記述文か
ら意味分類結果を取得する処理を検索対象文および検索
条件文の両方に含まれるすべてのキーワードに対して行
って、それぞれの意味分類結果を取得し、この取得した
検索対象文および検索条件文のそれぞれの意味分類結果
を比較して、検索対象文が検索条件文を満たしているか
を判定し、この判定結果を検索結果として出力する自然
文検索プログラムを記録媒体として記録し、その流通性
を高めている。
【0040】請求項16記載の本発明は、請求項15記
載の発明において、前記キーワード属性と入力文の種類
に対して該キーワードの値にどれだけの曖昧性を許すか
を規定した曖昧性範囲を登録した範囲解釈テーブルを設
けておき、前記意味分類結果に数値や形容表現の記述が
ある場合、前記範囲解釈テーブルを参照して、前記記述
が表す概念の種類に応じた曖昧性の範囲を限定して適応
範囲を明確化することを要旨とする。
【0041】請求項16記載の本発明にあっては、意味
分類結果に数値や形容表現の記述がある場合、範囲解釈
テーブルを参照して、前記記述が表す概念の種類に応じ
た曖昧性の範囲を限定して適応範囲を明確化する自然文
検索プログラムを記録媒体として記録し、その流通性を
高めている。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0043】図1は、本発明の一実施形態に係る自然文
検索方法を実施する自然文検索装置の構成を示すブロッ
ク図である。同図に示す自然文検索装置は、自然文で構
成される検索対象文および検索条件文からなる入力文が
入力され、この入力文における半角、全角等の表記のゆ
らぎを補正する入力補正部1と、該入力補正部1で補正
された入力文が入力される入力部3、ある概念を記述す
る際に使用されるキーワードに対応して該キーワードの
キーワード属性が登録されているキーワードテーブル
5、前記入力部3からの入力文を受け取り、この入力文
に含まれるキーワードを前記キーワードテーブル5から
検索する検索部7、キーワード属性に対応する付属語書
式を登録している付属語書式テーブル9とキーワード属
性に対応する修飾語書式を登録している修飾語書式テー
ブル11とからなる概念書式テーブル13、解析対象の
単語を登録している単語辞書15、前記付属語書式テー
ブル9および前記単語辞書15を参照して、前記検索部
7で検索されたキーワードのキーワード属性に対応する
付属語書式と前記キーワードの近傍の語句とを照合して
適合する付属語書式を検索し、この検索した付属語書式
に該当する部分を解析開始箇所として確定する確定部1
7と前記修飾語書式テーブル11および前記単語辞書1
5を参照して、前記キーワード属性に対応する修飾語書
式と前記キーワードの近傍の語句とを照合して適合する
修飾語書式を抽出する抽出部19とからなる判定部2
1、単語の意味カテゴリおよび元データ(検索対象文と
検索条件文)の種別に応じた曖昧性を登録した範囲解釈
テーブル23、該範囲解釈テーブル23を参照して、前
記単語の範囲を補正する範囲解釈部25、該範囲解釈部
25から出力される単語列を整理して出力する出力部2
7から構成される解析部29と、該解析部29から出力
される検索対象文の解析結果と検索条件文の解析結果と
を比較し、条件が合うか否かを判断する比較部31と、
該比較部31の判断の結果、条件が合うものを検索結果
として出力する出力部33とを有する。
【0044】前記キーワードテーブル5は、図2に示す
ように、各キーワードに対応してキーワード属性が格納
されている。同図では、キーワードとして「駅」「時」
などを列挙し、キーワード「駅」「時」にそれぞれ対応
してキーワード属性が格納されている。
【0045】付属語書式テーブル9は、図3に示すよう
に、キーワード属性に対応して該キーワードが該キーワ
ード属性を示す際に該キーワードの近傍に必ず現れる付
属語の意味カテゴリとその書式が登録されている。例え
ば、キーワード属性「駅名」に対しては、そのキーワー
ドに「駅」の近傍に現れる付属語の意味カテゴリとその
書式として、「方向*」+「地名」+「方向*」+
『駅』が登録されている。なお、*印は0回以上の繰り
返しを示している。
【0046】修飾語書式テーブル11は、図4に示すよ
うに、解析開始箇所の近傍に現れる単語の意味カテゴリ
と書式および該書式全体の意味内容のカテゴリである項
目属性が格納されている。例えば、ある駅名が解析開始
箇所として確定した場合には、この駅名の近傍に現れる
修飾語の意味カテゴリとその書式が「駅名」+「方向
*」+『口』+『徒歩』+「数字」+『分』が登録さ
れ、この書式全体の意味内容のカテゴリである項目属性
として「交通機関」が登録されている。なお、*印は0
回以上の繰り返しを示している。
【0047】単語辞書15は、図5に示すように、地名
単語辞書15a、方向単語辞書15b、商品名単語辞書
15c等のような複数の細分化された単語辞書に分割さ
れている。単語辞書15は、前記確定部17および抽出
部19によって共通に使用され、付属語書式テーブル9
と修飾語書式テーブル11の両書式テーブル中で使用さ
れる単語の意味カテゴリに対応した単語を格納してい
る。
【0048】範囲解釈テーブル23は、図6に示すよう
に、キーワードの属性と、入力文の種別に対して、その
キーワードの値にどれだけの曖昧性を許すかを規定して
いる。例えば、キーワード属性が所要時間であり、入力
文の種別が検索条件文である場合には、曖昧性の範囲と
して、何分以内などが曖昧性の範囲として登録されてい
る。
【0049】次に、図7に示すフローチャートを参照し
て、図1に示す自然文検索装置の作用について説明す
る。なお、本自然文検索装置の処理は、前記入力補正部
1に入力される検索対象文および検索条件文の両方に対
して複合名詞の解析処理および曖昧性範囲の解析処理を
それぞれ図7のステップS110〜S180およびステ
ップS210〜S280で行うものであり、これらの両
ステップの処理内容は同じであるので、以下の説明では
検索対象文と検索条件文を入力文とし、この入力文に該
解析処理を実施した場合について共通に説明する。
【0050】図1の入力補正部1に検索対象文または検
索条件文なる入力文が入力されると、入力補正部1は該
入力文を補正処理し、この補正処理した入力文を解析部
29に供給する(ステップS110,S210)。解析
部29においては、入力文はまず検索部7に入力され、
該検索部7は、キーワードテーブル5を参照しながら、
入力文からキーワードを検索し、そのキーワード属性も
入手する(ステップS120,S220)。例えば、入
力文の検索対象文に「渋谷駅南口下車徒歩3分」なる複
合語の記述がある場合、検索部7はキーワード「駅」を
検索する。この検索されたキーワードおよびキーワード
属性は、検索部7から判定部21の確定部17に入力さ
れる。
【0051】確定部17は、入力されたキーワードおよ
びキーワード属性で付属語書式テーブル9および単語辞
書15を検索して、該キーワードの近傍の単語配列が付
属語書式テーブル9の書式に適合するものを検索する
(ステップS130,S230)。例えば、キーワード
が前記「駅」であり、そのキーワード属性が駅名である
場合には、付属語書式テーブル9から付属語書式「方向
*+地名+方向*+『駅』」が適合するものとして検索
され、更に方向単語辞書15b、地名単語辞書15aを
参照して、「渋谷駅」が付属語書式に適合するものと判
断する。そして、この判断した適合部分の「渋谷駅」を
解析開始箇所として確定する(ステップS140,S2
40)。
【0052】この確定された解析開始箇所は抽出部19
に入力され、抽出部19は、修飾語書式テーブル11か
らキーワード属性「駅名」に対応する修飾語書式を1つ
ずつ読み込み、単語辞書15を参照しながら、解析開始
箇所「渋谷駅」の近傍の単語構成と対照し、適合するも
のを抽出する(ステップS150,S250)。そし
て、この処理により「渋谷駅南口3分」が項目属性「交
通機関」の修飾語書式『駅名+方向*+「口」+数字!
+「分」』に適合するものと判断する。なお、「!」は
1回以上の繰り返しを示している。
【0053】このように修飾語書式が抽出されると、範
囲解釈部25は、範囲解釈テーブル23を参照して、こ
の修飾語書式に合致する前記複合語に範囲解釈テーブル
23に対応する事項があるか否かをチェックし、対応す
る事項の範囲を確定する(ステップS160,S26
0)。範囲解釈テーブル23に対応する事項がない場合
には、前記複合語を前記修飾語書式で意味分類した解析
結果が出力部27から次のように出力される(ステップ
S170,S270)。
【0054】<項目属性> 交通機関 <駅名> 渋谷駅 <出口> 南口 <所用時間> 3分 <補助交通機関> 徒歩 なお、ステップS160(S260)の処理において、
範囲解釈テーブル23に対応する事項がある場合には、
解析結果として出力部27から次のような出力が得られ
る。
【0055】<項目属性> 交通機関 <駅名> 渋谷駅 <出口> 南口 <所用時間> 3分以内(≦3分) <補助交通機関> 徒歩 以上の処理を入力文に含まれるキーワードのすべてにつ
いて繰り返し行う(ステップS180,S280)。
【0056】なお、上述した複合語の記述例は検索対象
文に対応するものであるので、検索条件文に対応する記
述として「渋谷駅から5分」なるある場合について説明
する。入力文である検索条件文に例えば「渋谷駅から5
分」なる記述がある場合には、上記処理におけるキーワ
ードテーブル5との対照によりキーワード「駅」が検索
され、また付属語書式テーブル9を用いた付属語書式の
検索でキーワード「駅」のキーワード属性「駅名」に対
応する付属語書式「方向*+地名+方向*+『駅』」を
読み込み、方向単語辞書、地名単語辞書を参照すること
により、「渋谷駅」が付属語書式に適合するものと判断
し、該渋谷駅を解析開始箇所として確定する。
【0057】それから、抽出部19において修飾語書式
テーブル11からキーワード属性「駅名」に対応する修
飾語書式を1つずつ読み込み、単語辞書15を参照しな
がら解析開始箇所近傍の単語構成と対照し、「渋谷駅か
ら5分」が項目属性「交通機関」の修飾語書式『駅名+
数字!+「分」』に適合すると判断される。そして、範
囲解釈部25において範囲解釈テーブル23を参照して
範囲解釈を行った解析結果が出力部27から次のように
出力される(ステップS170,S270)。
【0058】<項目属性> 交通機関 <駅名> 渋谷駅 <所用時間> ≦5分 上述したように、検索対象文と検索条件文のそれぞれに
ついて上記解析処理を行い(ステップS110〜S18
0およびステップS210〜S280)、検索対象文に
対して解析した結果として出力部27から出力された検
索対象文の解析結果と検索条件文に対して解析した結果
として出力部27から出力された検索条件文の解析結果
を比較部31に入力し、両解析結果を比較し、検索対象
文が検索条件文を満たしているか否かを条件判断する
(ステップS310)。検索対象文が検索条件文を満た
している場合には、検索結果を出力部33から出力する
(ステップS320)。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検索対象文および検索条件文からキーワードを検索して
解析箇所を特定し、この解析箇所近傍の単語およびその
意味属性を把握して、複合名詞句の意味解析を適確に行
うとともに、日常的な表現が内包する曖昧性を定義した
範囲解釈テーブルを参照した範囲比較により曖昧性を吸
収した検索を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自然文検索方法を実
施する自然文検索装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す自然文検索装置に使用されているキ
ーワードテーブルの構成を示す図である。
【図3】図1に示す自然文検索装置に使用されている付
属語書式テーブルの構成を示す図である。
【図4】図1に示す自然文検索装置に使用されている修
飾語書式テーブルの構成を示す図である。
【図5】図1に示す自然文検索装置に使用されている単
語辞書の構成を示す図である。
【図6】図1に示す自然文検索装置に使用されている範
囲解釈テーブルの構成を示す図である。
【図7】図1に示す自然文検索装置の作用を示すフロー
チャートである。
【図8】文例1の解析木を示す図である。
【符号の説明】
1 入力補正部 5 キーワードテーブル 7 検索部 9 付属語書式テーブル 11 修飾語書式テーブル 13 概念書式テーブル 15 単語辞書 17 確定部 19 抽出部 21 判定部 23 範囲解釈テーブル 25 範囲解釈部 29 解析部 31 比較部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然文で構成される検索対象文を自然文
    で書かれた検索条件文で検索する自然文検索方法であっ
    て、 ある概念を記述する際に使用されるキーワードおよび該
    概念の意味属性から文脈上で予測される書式知識を辞書
    として登録しておき、 全文から前記キーワードを検索して、該キーワード近傍
    の限られた書式知識により該当概念の記述箇所のみを局
    所的に解析することを特徴とする自然文検索方法。
  2. 【請求項2】 数値や形容表現が文中にある場合、これ
    らの記述が表す概念の種類に応じた曖昧性の範囲を限定
    して曖昧検索を行うことを特徴とする請求項1記載の自
    然文検索方法。
  3. 【請求項3】 前記局所的解析処理は、検索対象文およ
    び検索条件文の両方に対して行われ、同一の概念レベル
    で条件比較を行うことを特徴とする請求項1記載の自然
    文検索方法。
  4. 【請求項4】 前記局所的解析処理は、前記検索対象文
    および検索条件文を入力補正し、キーワードを検索し、
    該キーワードの近傍の語句と付属書式テーブルおよび単
    語辞書との照合を行い、適合した場合、解析開始箇所を
    書式適合部分に確定し、解析開始箇所近傍の語句と修飾
    語書式テーブルおよび単語辞書との照合を行い、適合し
    た場合、範囲解釈テーブルを参照して範囲を確定し、意
    味分類した結果を出力することを特徴とする請求項1記
    載の自然文検索方法。
  5. 【請求項5】 自然文で構成される検索対象文を自然文
    で書かれた検索条件文で検索する自然文検索方法であっ
    て、 キーワードのキーワード属性に対応して該キーワードを
    含む近傍の付属単語の意味属性と配列のルールを記述し
    た付属語書式を登録している付属語書式テーブルを設け
    ておき、 キーワード属性を含む近傍に現れる単語の意味カテゴリ
    とその配列のルールを記述した修飾語書式および該修飾
    語書式全体の意味内容のカテゴリである項目属性を対応
    して格納した修飾語書式テーブルを設けておき、 入力された自然文の各々においてある概念を記述する際
    に使用されるキーワードを検索し、 前記検索したキーワードのキーワード属性に対応する付
    属語書式について前記付属語書式テーブルおよび単語辞
    書を検索して、前記キーワードの近傍の語句に適合する
    付属語書式を検索し、 この検索した付属語書式から解析開始箇所を確定し、 この確定した解析開始箇所の近傍の語句と前記修飾語書
    式辞書および単語辞書との照合により、該解析開始箇所
    の近傍の語句に適合する修飾語書式を抽出し、 この抽出された修飾語書式に基づいて前記解析開始箇所
    近傍の記述文から意味分類結果を取得し、 上記キーワード検索処理、付属語書式検索処理、解析開
    始箇所確定処理、修飾語書式抽出処理、意味分類結果取
    得処理を前記検索対象文および検索条件文の両方に含ま
    れるすべてのキーワードに対して行って、前記意味分類
    結果を取得し、 この取得した前記検索対象文および検索条件文のそれぞ
    れの意味分類結果を比較して、該検索対象文が検索条件
    文を満たしているかを判定し、この判定結果を検索結果
    として出力することを特徴とする自然文検索方法。
  6. 【請求項6】 前記キーワード属性と入力文の種類に対
    して該キーワードの値にどれだけの曖昧性を許すかを規
    定した曖昧性範囲を登録した範囲解釈テーブルを設けて
    おき、 前記意味分類結果に数値や形容表現の記述がある場合、
    前記範囲解釈テーブルを参照して、前記記述が表す概念
    の種類に応じた曖昧性の範囲を限定して適応範囲を明確
    化することを特徴とする請求項5記載の自然文検索方
    法。
  7. 【請求項7】 自然文で構成される検索対象文を自然文
    で書かれた検索条件文で検索する自然文検索装置であっ
    て、 入力される検索対象文および検索条件文における表記の
    ゆらぎを補正する入力補正手段と、 入力に対してある概念に属する表記を抽出し、正規化、
    曖昧性吸収を行って整理する解析手段と、 該解析手段からの検索対象文および検索条件文のそれぞ
    れに対する出力を比較し条件判断する比較手段と、 該比較手段の比較結果を検索結果として出力する出力手
    段とを有することを特徴とする自然文検索装置。
  8. 【請求項8】 前記解析手段は、前記入力補正手段から
    の出力を受ける入力手段と、 解析を開始する位置を示すキーワードが登録されたキー
    ワードテーブルと、 該キーワードテーブルを参照して入力文から該キーワー
    ドを検索する検索手段と、 ある概念を単語列の形式で定義した概念書式テーブル
    と、 該概念書式テーブルと分析対象の書式を照合し、分析対
    象が当該概念を意味することを判定して抽出する判定抽
    出手段と、 それぞれの概念に対応する記述に対し、表記パターンと
    範囲の対応を示す範囲解釈テーブルと、 該範囲解釈テーブルと分析対象の書式を照合して適応範
    囲を明確化する範囲解釈手段と、 解析結果を整理して出力する出力部とを有することを特
    徴とする請求項7記載の自然文検索装置。
  9. 【請求項9】 自然文で構成される検索対象文を自然文
    で書かれた検索条件文で検索する自然文検索装置であっ
    て、 キーワードのキーワード属性に対応して該キーワードを
    含む近傍の付属単語の意味属性と配列のルールを記述し
    た付属語書式を登録している付属語書式テーブルと、 キーワード属性を含む近傍に現れる単語の意味カテゴリ
    とその配列のルールを記述した修飾語書式および該修飾
    語書式全体の意味内容のカテゴリである項目属性を対応
    して格納した修飾語書式テーブルと、 入力された自然文の各々においてある概念を記述する際
    に使用されるキーワードを検索するキーワード検索手段
    と、 前記検索したキーワードのキーワード属性に対応する付
    属語書式について前記付属語書式テーブルおよび単語辞
    書を検索して、前記キーワードの近傍の語句に適合する
    付属語書式を検索する付属語書式検索手段と、 この検索した付属語書式から解析開始箇所を確定する解
    析開始箇所確定手段と、 この確定した解析開始箇所の近傍の語句と前記修飾語書
    式辞書および単語辞書との照合により、該解析開始箇所
    の近傍の語句に適合する修飾語書式を抽出する修飾語書
    式抽出手段と、 この抽出された修飾語書式に基づいて前記解析開始箇所
    近傍の記述文から意味分類結果を取得する意味分類結果
    取得手段と、 上記キーワード検索手段、付属語書式検索手段、解析開
    始箇所確定手段、修飾語書式抽出手段、意味分類結果取
    得手段による各処理を前記検索対象文および検索条件文
    の両方に含まれるすべてのキーワードに対して行って、
    前記意味分類結果を取得するように制御する制御手段
    と、 この取得した前記検索対象文および検索条件文のそれぞ
    れの意味分類結果を比較する比較手段と、 この比較手段による比較の結果、該検索対象文が検索条
    件文を満たしているかを判定し、この判定結果を検索結
    果として出力する出力手段とを有することを特徴とする
    自然文検索装置。
  10. 【請求項10】 前記キーワード属性と入力文の種類に
    対して該キーワードの値にどれだけの曖昧性を許すかを
    規定した曖昧性範囲を登録した範囲解釈テーブルと、 前記意味分類結果に数値や形容表現の記述がある場合、
    前記範囲解釈テーブルを参照して、前記記述が表す概念
    の種類に応じた曖昧性の範囲を限定して適応範囲を明確
    化する範囲解釈手段とを有することを特徴とする請求項
    9記載の自然文検索装置。
  11. 【請求項11】 自然文で構成される検索対象文を自然
    文で書かれた検索条件文で検索する自然文検索プログラ
    ムを記録した記録媒体であって、 ある概念を記述する際に使用されるキーワードおよび該
    概念の意味属性から文脈上で予測される書式知識を辞書
    として登録しておき、 全文から前記キーワードを検索して、該キーワード近傍
    の限られた書式知識により該当概念の記述箇所のみを局
    所的に解析することを特徴とする自然文検索プログラム
    を記録した記録媒体。
  12. 【請求項12】 数値や形容表現が文中にある場合、こ
    れらの記述が表す概念の種類に応じた曖昧性の範囲を限
    定して曖昧検索を行うことを特徴とする請求項11記載
    の自然文検索プログラムを記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記局所的解析処理は、検索対象文お
    よび検索条件文の両方に対して行われ、同一の概念レベ
    ルで条件比較を行うことを特徴とする請求項11記載の
    自然文検索プログラムを記録した記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記局所的解析処理は、前記検索対象
    文および検索条件文を入力補正し、キーワードを検索
    し、該キーワードの近傍の語句と付属書式テーブルおよ
    び単語辞書との照合を行い、適合した場合、解析開始箇
    所を書式適合部分に確定し、解析開始箇所近傍の語句と
    修飾語書式テーブルおよび単語辞書との照合を行い、適
    合した場合、範囲解釈テーブルを参照して範囲を確定
    し、意味分類した結果を出力することを特徴とする請求
    項11記載の自然文検索プログラムを記録した記録媒
    体。
  15. 【請求項15】 自然文で構成される検索対象文を自然
    文で書かれた検索条件文で検索する自然文検索プログラ
    ムを記録した記録媒体であって、 キーワードのキーワード属性に対応して該キーワードを
    含む近傍の付属単語の意味属性と配列のルールを記述し
    た付属語書式を登録している付属語書式テーブルを設け
    ておき、 キーワード属性を含む近傍に現れる単語の意味カテゴリ
    とその配列のルールを記述した修飾語書式および該修飾
    語書式全体の意味内容のカテゴリである項目属性を対応
    して格納した修飾語書式テーブルを設けておき、 入力された自然文の各々においてある概念を記述する際
    に使用されるキーワードを検索し、 前記検索したキーワードのキーワード属性に対応する付
    属語書式について前記付属語書式テーブルおよび単語辞
    書を検索して、前記キーワードの近傍の語句に適合する
    付属語書式を検索し、 この検索した付属語書式から解析開始箇所を確定し、 この確定した解析開始箇所の近傍の語句と前記修飾語書
    式辞書および単語辞書との照合により、該解析開始箇所
    の近傍の語句に適合する修飾語書式を抽出し、 この抽出された修飾語書式に基づいて前記解析開始箇所
    近傍の記述文から意味分類結果を取得し、 上記キーワード検索処理、付属語書式検索処理、解析開
    始箇所確定処理、修飾語書式抽出処理、意味分類結果取
    得処理を前記検索対象文および検索条件文の両方に含ま
    れるすべてのキーワードに対して行って、前記意味分類
    結果を取得し、 この取得した前記検索対象文および検索条件文のそれぞ
    れの意味分類結果を比較して、該検索対象文が検索条件
    文を満たしているかを判定し、この判定結果を検索結果
    として出力することを特徴とする自然文検索プログラム
    を記録した記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記キーワード属性と入力文の種類に
    対して該キーワードの値にどれだけの曖昧性を許すかを
    規定した曖昧性範囲を登録した範囲解釈テーブルを設け
    ておき、 前記意味分類結果に数値や形容表現の記述がある場合、
    前記範囲解釈テーブルを参照して、前記記述が表す概念
    の種類に応じた曖昧性の範囲を限定して適応範囲を明確
    化することを特徴とする請求項15記載の自然文検索プ
    ログラムを記録した記録媒体。
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KR100378642B1 (ko) * 2000-07-06 2003-03-31 김시환 정보 검색 시스템과 그 방법
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