JPH11119846A - パワーコンディショナおよび分散型電源システム - Google Patents

パワーコンディショナおよび分散型電源システム

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JPH11119846A
JPH11119846A JP9288245A JP28824597A JPH11119846A JP H11119846 A JPH11119846 A JP H11119846A JP 9288245 A JP9288245 A JP 9288245A JP 28824597 A JP28824597 A JP 28824597A JP H11119846 A JPH11119846 A JP H11119846A
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power
power supply
display
power conditioner
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Application number
JP9288245A
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Inventor
Masao Mabuchi
雅夫 馬渕
Nobuyuki Toyoura
信行 豊浦
Yoshihiro Ueda
佳弘 上田
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異常が発生した場合における対処を容易にす
る。 【解決手段】分散型電源システムに異常が生じ場合に、
制御部5A,5B,5C,データ表示部6a,スピーカ
12等から構成された異常報知手段により、その異常内
容および/または対処方法を具体的な文章表示もしくは
音声にして報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池や燃料電
池等の発電源が発生させた直流電力を交流電力に変換し
て出力するパワーコンディショナや、このパワーコンデ
ィショナが組み込まれる分散型電源システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽光発電等による分散型電源と
系統電源(商用電源)とを連系し、太陽光発電によって
家庭内の機器(負荷)に電力を供給して余った電力を系
統電源に逆潮流する一方、太陽光発電だけでは電力を賄
えない場合には、系統電源側から供給する太陽光発電シ
ステムが開発されている。このようなシステムは、次の
ように構成されている。すなわち、太陽光発電システム
は、太陽電池と、太陽電池が発生させた直流電力を系統
電源に同期した交流電力に変換する電力変換手段と備え
ており、さらには、太陽電池の出力を、逆流を防止した
状態で電力変換手段に接続する接続箱(ダイオードや開
閉器で構成されている)と、系統電源の異常を検知して
系統電源との接続状態を入切制御する保護手段と、電力
変換手段の出力データ等の各種データを表示する表示手
段とを備えており、このように構成された太陽光発電シ
ステムにおいて、電力変換手段,保護手段などがパワー
コンディショナと称されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を備えた太陽光発電システムにも次のような課
題があった。すなわち、従来の太陽光発電システムにお
いては、異常昇温,太陽電池の過電圧,漏電,直流地絡
検出,系統側の電圧や周波数の異常,系統側の停電装置
のヒューズ切れ,装置の入出力電力の異常,装置の可動
部の不動作等の異常が発生した場合に、表示手段にその
異常を表示するようになっている。しかしながら、異常
の表示形態としては、異常内容を指し示す記号を表示す
る程度のものでしかなく、そのため、異常内容を指し示
す記号の表示を見たユーザは、太陽光発電システムに添
付された説明書を取り出して、その中に記載された記号
と異常内容とを対照させた表や文中から、表示されてい
る記号が指し示す異常内容およびその対処方法を探し出
さねばならず、このことが異常に対する対処を非常に面
倒なものにしており、必ずしも迅速な対応ができるとは
いえなかった。そのうえ、説明書を紛失した場合では、
太陽光発電システムを製造したメーカに問い合わせなれ
けば、その記号がどのような異常内容を意味するのか全
くわからず、このことがさらに対応を面倒なものにして
いた。
【0004】したがって、本発明においては、システム
に異常が発生した場合における対処を容易にすることを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、分散型電源システムに組み込まれて太陽電池
や燃料電池等の発電源が発生させた直流電力を交流電力
に変換するパワーコンディショナであって、分散型電源
システムに異常が生じ場合に、その異常内容および/ま
たは対処方法を具体的な文章表示もしくは音声にして報
知する異常報知手段を有することに特徴を有しており、
これにより次のような作用を有する。すなわち、異常報
知手段の報知内容により、分散型電源システムに発生し
た異常内容やその対処方法が速やかにわかる。
【0006】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に係るパワーコンディショナであって、このパワーコ
ンディショナには、パワーコンディショナの出力データ
を表示する表示器が接続されており、かつ、前記異常報
知手段が有する報知体はこの表示器に設けられているこ
とに特徴を有しており、これにより、次のような作用を
有する。すなわち、表示器はユーザが監視しやすい場所
に設置されることが多いので、ユーザは異常報知手段の
報知体が報知する異常情報を授受しやすくなる。
【0007】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に係るパワーコンディショナであって、前記異常報知
手段が有する報知体の近傍に人がいるかどうかを検知す
る検知手段を更に有しており、かつ、前記異常報知手段
は、検知手段が人を検知したときだけ異常内容および/
または対処方法を報知するものであることに特徴を有し
ており、これにより、次のような作用を有する。すなわ
ち、異常報知手段は、その近傍に人がいるときだけ、異
常報知を行うようになり、異常報知に要する電力が最小
限でよくなる。
【0008】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に係るパワーコンディショナであって、分散型電源シ
ステムの残存寿命を推定して報知する寿命報知手段を更
に有することに特徴を有しており、これより、分散型発
電システムの寿命を知ることができるので、新しいシス
テムを導入とするといった対処を、システムの寿命が尽
きる前の適切なタイミングで行うことができる。
【0009】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1に係るパワーコンディショナであって、分散型電源シ
ステムが設置される家屋の室内環境を測定して、その測
定結果に基づいた情報を報知する室内環境情報報知手段
を更に有することに特徴を有しており、これにより、次
のような作用を有する。すなわち、室内環境情報報知手
段が行う報知内容に従って、室内の環境制御(照明や空
調)を行えば、効率よく環境制御を行うことができる。
【0010】本発明の請求項6に記載の発明は、太陽電
池や燃料電池等の発電源が発生させた直流電力を交流電
力に変換するパワーコンディショナであって、分散型電
源システムに異常が生じた場合に、その異常に関するデ
ータを外部に出力する出力手段を有することに特徴を有
しており、これにより次のような作用を有する。すなわ
ち、外部の報知装置で異常情報を報知すれば、分散型電
源システム側に異常情報を報知する報知構造がいらなく
なる。また、外部の報知装置としてCRTディスプレイ
等の表示装置が考えられるが、これらの表示装置では一
般に表示領域が大きいため、表示する異常情報の表示文
字制限も緩やかになり、多くの情報を報知することがで
きる。
【0011】本発明の請求項7に記載の発明は、太陽電
池や燃料電池等の発電源が発生させた直流電力を交流電
力に変換する分散型電源システムであって、分散型電源
システムに異常が生じた場合に、その異常内容および/
または対処方法を具体的な文章表示もしくは音声にして
報知する異常報知手段を有することに特徴を有してお
り、これにより次のような作用を有する。すなわち、異
常報知手段の報知内容により、分散型電源システムに発
生した異常内容やその対処方法が速やかにわかる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態の分散型電源システ
ムである太陽光発電システムの構成を示すシステム図で
あり、図2(a)は異常報知手段の表示例を示す平面図
であり、図2(b)は異常報知手段の音声による報知例
を示す図である。
【0014】この太陽光発電システムは、屋根等の屋外
に配置される太陽電池1と、屋根裏や階段下倉庫等に配
置されるパワーコンディショナ2Aと、居間等のユーザ
が表示確認しやすい位置に配置された表示器3Aとを備
えている。
【0015】パワーコンディショナ2Aは、その入力側
が太陽電池1に接続されている一方、その出力側が系統
電源4に接続されており、太陽電池1が発生させた直流
電力を系統電源4に同期した交流電力に変換して系統電
源4に出力している。具体的には、パワーコンディショ
ナ2Aは、電力変換手段(主としてインバータで構成さ
れている)と、系統電源4の異常を検知して系統電源4
との間の接続状態を入切制御する保護手段(主として異
常検知センサやスイッチ部で構成されている)と、パワ
ーコンディショナ2Aの各種動作等を制御する制御部5
Aとを備えている。なお、電力変換手段および保護手段
については図示省略している。
【0016】表示器3Aは、パワーコンディショナ2A
に制御線および電力線により接続されており、図2に示
すように、その表面に液晶表示器等の表示本体6と、表
示本体6の表示切り換え等の操作を行う表示切換スイッ
チ7とを備えている。表示本体6は、パワーコンディシ
ョナ2Aによる交流電力出力データ等の数字データや異
常内容の文字データを表示するデータ表示部6aと運転
/停止状態や故障の有無を表示する運転状態表示部6b
とを備えている。
【0017】また、この太陽光発電システムは、系統電
源4や太陽電池1の出力電力の一部を蓄える蓄電手段8
と、系統電源4に停電等の異常が発生したた否かを監視
する系統電源監視手段9と、自立運転出力端子(コンセ
ント)10とを備えている。自立運転出力端子10は、
パワーコンディショナ2Aで作成された交流電力を系統
電源4に供給することなく別途出力する端子であり、系
統電源監視手段9において系統電源4に異常が発生した
ことを検知した場合に、蓄電手段8で蓄えた蓄電力を元
にしてパワーコンディショナ2Aで作成されたバックア
ップ電力を出力するようになっている。
【0018】このように構成された太陽光発電システム
では、データ表示部6aから報知体が構成されており、
さらには、データ表示部6aと制御部5Aとから異常報
知手段が構成されている。そして、システムに異常が発
生すると次のようにして報知するようになっている。
【0019】システムの各所には温度センサ、電流セン
サ、電圧センサ等の各種検知手段(図示省略)が設けら
れており、システムの異常をこれらの検知手段で常時調
べている。さらには、系統電源4側の異常を系統電源監
視手段9が常時調べている。そして、これら検知手段や
系統電源監視手段9がシステムの異常や系統電源4側の
異常(例えば、異常昇温,太陽電池の過電圧,漏電,直
流地絡検出,系統側の電圧や周波数の異常,系統側の停
電装置のヒューズ切れ,装置の入出力電力の異常,装置
の可動部の不動作等)を検知すると、そのことを制御部
5Aに報告する。制御部5Aでは、報告された内容を検
討して、その異常の内容およびその対処方法を指し示す
文字データ(例えば、”装置の温度が高くなっていま
す。装置の周囲の物をどけて通風をよくしてくださ
い”)を作成して表示器3Aの表示本体6aに送信す
る。表示本体6aでは、送信された文字データを図2に
示すように表示する。表示器3Aは、通常、監視しやす
いように、パワーコンディショナ2とは離れて居間等の
人が出入りしやすい場所に設置されている。そのため、
表示本体5aに異常を報知する文字データが表示される
と、ユーザはシステムに異常が発生していることを比較
的短時間に知ることができる。そのうえ、具体的な異常
の内容やその対処方法も表示されるため、発生した異常
に直ちに対処することができる。なお、ユーザの注意を
喚起するために、異常を報知する文字データを点滅させ
るようにしてもよい。
【0020】また、異常の内容やその対処方法を指し示
す文字データは、そのデータが表示される表示本体6a
の近傍にユーザがいるときだけ表示すればよく、表示本
体6aの近傍にユーザがいないときに表示してもなんら
報知効果はなく、表示に必要な電力が無駄になる。その
ため、図3に示すように、表示本体6aの近傍に人がい
るか否かを検知する検知手段である人検知センサ(例え
ば、赤外線センサ)11を表示器3Aに設けてもよい。
このはように構成すれば、人検知センサ11により表示
器3Aの近傍に人がいることを検知した場合だけ、表示
本体6aにおいて、異常の内容やその対処方法を指し示
す文字データを表示することができる。そうすれば、異
常報知に必要な電力を必要最小限にすることができる。
【0021】さらには、以上説明した構成では、異常内
容およびその対処方法を文字データにして、報知体であ
る表示本体6aに表示していたが、図4に示すように、
音声にして報知するようにしてもよい。この場合、報知
体を構成する音声発生手段として、スピーカ12を設け
る(図3では設置例として表示器3Aにスピーカ12を
設けている)とともに、制御部5Aでは、異常内容およ
びその対処方法を指し示す音声データを作成すればよ
い。このように構成すれば、太陽光発電システムに対し
て何ら注意を払う(表示本体6aを目視する)ことがな
くとも、表示器3Aの周囲において、自然に耳に入って
くる音声によりシステムの異常を知ることができる。な
お、図4の例では、従来例と同様、表示本体6aにおい
て、異常の種類毎に区別された異常種類番号(図4で
は、”E1−1”)を表示しているが、表示本体6a
に、異常の内容およびその対処方法を指し示す文字デー
タを表示するようにしてもよいのはいうまでもない。
【0022】なお、上記した説明では、表示や発声させ
るデータとして、異常の内容およびその対処方法を指し
示すデータを両方とも含むものとしていたが、異常の内
容を具体的に示すデータだけてもよく、また、対処方法
を示すデータだけでもよいのはいうまでもない。
【0023】第2の実施の形態 図5は、本実施の形態の太陽光発電システムの構成図で
ある。
【0024】本実施の形態の太陽光発電システムは、太
陽電池1、パワーコンディショナ2B、表示器3A、蓄
電手段8、系統電源監視手段9、自立運転出力端子1
0、制御部5Bといった構成を備えており、これらの構
成は、基本的には第1の実施の形態と同様であって同一
ないし同様の部分には同様の符号を付しており、第1の
実施の形態と同様の構成についての説明は省略する。
【0025】この太陽光発電システムは、第1の実施の
形態の構成に加えて、可動時間測定部13を備えたこと
に特徴がある。なお、本実施の形態では、可動時間測定
部13と制御部5Bとデータ表示部6aとから、寿命報
知手段が構成されている。
【0026】以下、この太陽光発電システムにおける寿
命報知動作を説明する。一般に、太陽光発電システムを
構成するパワーコンディショナには、構成部品に依存し
た製品寿命がある。具体的には、パワーコンディショナ
の寿命は、パワーコンディショナの構成部品であるファ
ンの可動部やコンデンサに依存しており、これらの構成
部品の寿命は、総可動時間や周囲の環境温度により左右
される。そのため、パワーコンディショナの総可動時間
を測定していれば、おおよその残存寿命を推定すること
ができる。そこで、本実施の形態の太陽光発電システム
では、可動時間測定部13において、パワーコンディシ
ョナ2Bの総可動時間(この太陽光発電システムが設置
されてから現在に至る総可動時間)を測定し、その測定
結果を制御部5Bに報告している。制御部5Bでは、入
力される総可動時間測定結果を基にして、パワーコンデ
ィショナ2Bの残存寿命を推定し、推定した残存寿命が
尽きる直前になると、寿命が尽きる事を知らせる文字デ
ータ(例えば、”もうすぐ、パワーコンディショナの寿
命が尽きます。”)を作成して、表示器3Aの表示本体
6aに送信する。表示本体6aでは、送信された文字デ
ータを表示する。これにより、ユーザは、表示本体6a
に表示された文字データを目視することで、パワーコン
ディショナ2Bの寿命が尽きたことを確認できる。した
がって、ユーザは、パワーコンディショナ2Bを交換す
る手配を、パワーコンディショナ2Bの機能が寿命によ
り低下する前に、手際よく行うことができる。
【0027】なお、上述した説明では、寿命が尽きるこ
とを文字データにして表示本体6aに表示するように構
成していたが、第1の実施の形態において図4を用いて
説明したように、スピーカ12を設けたうえで、寿命が
尽きることを報知する音声データを制御部5Bで作成し
て、スピーカ12から発声させるようにしてもよい。
【0028】第3の実施の形態 図6は、本実施の形態の太陽光発電システムの構成図で
ある。
【0029】本実施の形態の太陽光発電システムは、太
陽電池1、パワーコンディショナ2C、表示器3B、蓄
電手段8、系統電源監視手段9、自立運転出力端子1
0、制御部5Cといった構成を備えており、これらの構
成は、基本的には第1の実施の形態と同様であって同一
ないし同様の部分には同様の符号を付しており、第1の
実施の形態と同様の構成についての説明は省略する。
【0030】この太陽光発電システムは、第1の実施の
形態の構成に加えて、周囲の明るさを測定する光センサ
15と周囲の温度を測定する温度センサ16とを表示器
3Bに備えたことに特徴がある。なお、本実施の形態で
は、光センサ15と温度センサ16と制御部5Cとデー
タ表示部6aとから室内環境情報報知手段が構成されて
いる。
【0031】以下、この太陽光発電システムにおける室
内環境情報報知動作を説明する。
【0032】表示器3Bは、ユーザが監視しやすいよう
に、太陽光発電システムが設置された家屋等においてユ
ーザが最も居ることが多い居間等の部屋に設置される場
合が多い。そこで、本実施の形態では、表示器3Bに光
センサ15および温度センサ16を内蔵させることで、
室内環境が省エネルギー(電力消費を必要最小限にす
る)に適しているか否かを監視するようになっている。
【0033】すなわち、光センサ15,温度センサ16
において、室内環境(室内の明るさ、室内温度)を測定
して、その測定結果を制御部5Cに送信する。制御部5
Cでは、送信された測定結果からそのときの室内環境が
省エネルギーに適しているか否か(過度の照明や過度の
冷暖房になっていないか)を判断している。そして、も
し、室内環境が省エネルギーに適していないと判断する
と、その旨を知らせる文字データ(”室内温度が低すぎ
ますので、冷房を少し弱めてください。”,”室内温度
が高すぎますので、暖房を少し弱めてください。”,室
内が明るすぎますので、照明を少し落としてくださ
い。”等が例として挙げられる)を作成して表示器3B
の表示本体6aに送信する。表示本体6aでは、送信さ
れた文字データを表示する。これにより、ユーザは、表
示本体6aに表示された文字データを目視することで、
室内環境が省エネルギーに適していないことを認識し
て、その対策を実行する(冷暖房を弱める、もしくは、
照明を若干落とす)ことができる。
【0034】なお、上述した説明では、室内環境が省エ
ネルギーに適さないことを文字データにして表示本体6
aに表示するように構成していたが、第1の実施の形態
において図4を用いて説明したように、スピーカ12を
設けたうえで、室内環境が省エネルギーに適さないこと
を報知する音声データを制御部5Cで作成して、スピー
カ12から発声させるようにしてもよい。
【0035】第4の実施の形態 図7は、本実施の形態の太陽光発電システムの構成図で
ある。
【0036】本実施の形態の太陽光発電システムは、太
陽電池1、パワーコンディショナ2D、蓄電手段8、系
統電源監視手段9、自立運転出力端子10、制御部5D
といった構成を備えており、これらの構成は、基本的に
は第1の実施の形態と同様であって同一ないし同様の部
分には同様の符号を付しており、第1の実施の形態と同
様の構成についての説明は省略する。
【0037】この太陽光発電システムは、第1の実施の
形態の構成に加えて、データ出力端子18を備えたこと
に特徴があり、さらには、データ出力端子18を備えた
ことにより、表示器を省略している。なお、本実施の形
態では、制御部5Dとデータ出力端子18とから出力手
段が構成されている。
【0038】以下、システム異常発生時におけるこの太
陽光発電システムの動作を説明する。
【0039】まず、予め、データ出力端子18と、外部
のモニタ装置(CRTディスプレイ装置やTV受像機等
から構成される)αの入力端子βとを接続しておく。す
ると、太陽光発電システムおよびモニタ装置αは次のよ
うに動作する。すなわち、太陽光発電システムの各所に
は第1の実施の形態と同様、温度センサ、電流センサ、
電圧センサ等の各種検知手段(図示省略)が設けられて
おり、システムに異常が発生するか否かをこれらの検知
手段で常時調べている。そして、これら検知手段や系統
電源監視手段9がシステムの異常(例えば、異常昇温)
や系統電源4側の異常を検知すると、そのことを制御部
5Dに報告する。制御部5Dでは、報告された内容に基
づいて、異常の内容およびその対処方法を指し示す文字
データを作成する。ここまでは、第1の実施の形態と同
様である。
【0040】本実施の形態の特徴は、制御部5Dにおい
て、作成した文字データをビデオ信号,TVアンテナ信
号,RGB信号等の外部出力信号に変換したのち、デー
タ出力端子18から外部のモニタ装置αに出力する。モ
ニタ装置αでは、入力された外部出力信号を表示する。
【0041】モニタ装置αは表示専用の装置であるた
め、その表示領域も十分大きく設定されており、伝達で
きる情報量も格段に多い。そのため、異常の内容および
その対処方法を指し示す文字データをあまり制限するこ
となく表示することができる。このことが本実施の形態
の利点である。
【0042】なお、上述した本実施の形態の説明では、
太陽光発電システムにモニタ装置αを接続したうえで、
異常の内容およびその対処方法を指し示す文字データを
ビデオ信号,TVアンテナ信号、RGB信号等の外部出
力信号にして、モニタ装置αに出力していた。しかしな
がら、次のように構成してもよい。
【0043】すなわち、太陽光発電システムにパーソナ
ルコンピュータ等の情報処理装置を接続しておく。そし
て、システムに異常が発生した場合には、発生した異常
を識別する異常識別信号を情報処理装置に送信する。情
報処理装置では、入力される異常識別信号と、異常の内
容およびその対処方法とを対応させたテーブルを予め記
憶しておく。これにより、情報処理装置では、入力され
た異常識別信号に対応する異常の内容およびその対処方
法を、情報処理装置のモニタに表示することができる。
【0044】また、本実施の形態では、外部のモニタ装
置αで表示を行うことで、太陽光発電システムから表示
器を省略していた。しかしながら、第1〜第3の実施の
形態と同様、太陽光発電システムに表示器3A,3Bを
設け、異常の内容およびその対処方法を、表示器3A,
3Bとモニタ装置αとの両方に表示するようにしてもよ
い。
【0045】さらには、上記した各実施の形態では、太
陽光発電システムにおいて、本発明を実施していたが、
本発明はこのようなものに限定されるものではなく、他
の分散型電源システムにおいても同様に実施できるのは
いうまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、異常報知
手段の報知内容により、分散型電源システムに発生した
異常内容やその対処方法がわかるので、異常が発生すれ
ば、直ちに対処することができるようになる。
【0047】また、異常報知手段の近傍に人がいるかど
うかを検知する検知手段を更に備えたうえで、異常報知
手段を、検知手段が人を検知したときだけ異常内容およ
び/または対処方法を報知するものにすれば、異常報知
手段は、その近傍に人がいるときだけ、異常報知を行う
ようになる。これにより、異常報知に要する電力が最小
限でよくなって、その分、異常報知に要する電力を削減
することができて、省エネルギーが図れる。
【0048】また、パワーコンディショナの残存寿命を
推定して報知する寿命報知手段を更に備えれば、分散型
発電システムの寿命を前もって知ることができるので、
システムの寿命が尽きる前にシステム交換等の対処を行
うことができ、システム交換時に生じる不都合を最小限
に止めることができる。
【0049】また、分散型電源システムが設置される家
屋の室内環境を測定して、その測定結果に基づく情報を
報知する室内環境情報報知手段を更に備えれば、室内環
境調整報知手段が報知する内容に従って照明や空調を調
整することで、効率のよい照明や空調を行うことがで
き、その分、省電力化を図ることができる。
【0050】また、本発明の他の発明によれば、分散型
電源システムに異常が生じた場合に、その異常に関する
データを外部に出力する出力手段を有するので、外部の
表示装置で異常情報を表示することが可能となり、分散
型電源システム側に異常情報を報知する表示構造等がな
くとも、異常の報知ができるようになる。そのうえ、外
部の報知装置としてCRTディスプレイ等の表示装置が
考えられるが、これらの表示装置では一般に表示領域が
大きいため、表示する異常情報の表示文字制限も緩やか
になり、多くの情報を報知することができるようにな
り、異常の内容および対処方法を確実に報知することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る太陽光発電シ
ステムの構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態の太陽光発電システムを構成
する表示器を示す図である。
【図3】第1の実施の形態の変形例において特徴となる
表示器の構成を示す図である。
【図4】第1の実施の形態の他の変形例において特徴と
なる表示器の構成を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る太陽光発電シ
ステムの構成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る太陽光発電シ
ステムの構成を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る太陽光発電シ
ステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 太陽電池 2A パワー
コンディショナ 2B パワーコンディショナ 2C パワー
コンディショナ 3A 表示器 3B 表示器 4 系統電源 5A 制御部 5B 制御部 5C 制御部 5D 制御部 6 表示本
体 6a データ表示部 6b 運転状
態表示部 10 自立運転出力端子 11 人検
知センサ 12 スピーカ 13 可動
時間測定部 15 光センサ 16 温度
センサ 18 データ出力端子 α モニ
タ装置 β モニタ装置の入力端子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散型電源システムに組み込まれて太陽
    電池や燃料電池等の発電源が発生させた直流電力を交流
    電力に変換するパワーコンディショナであって、 分散型電源システムに異常が生じた場合に、その異常内
    容および/または対処方法を具体的な文章表示もしくは
    音声にして報知する異常報知手段を有することを特徴と
    するパワーコンディショナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパワーコンディショナで
    あって、 このパワーコンディショナには、パワーコンディショナ
    の出力データを表示する表示器が接続されており、か
    つ、前記異常報知手段が有する報知体はこの表示器に設
    けられていることを特徴とするパワーコンディショナ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のパワーコンディショナで
    あって、 前記異常報知手段が有する報知体の近傍に人がいるかど
    うかを検知する検知手段を更に有しており、かつ、前記
    異常報知手段は、検知手段が人を検知したときだけ異常
    内容および/または対処方法を報知するものであること
    を特徴とするパワーコンディショナ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のパワーコンディショナで
    あって、 パワーコンディショナの残存寿命を推定して報知する寿
    命報知手段を更に有することを特徴とするパワーコンデ
    ィショナ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のパワーコンディショナで
    あって、 分散型電源システムが設置される家屋の室内環境を測定
    して、その測定結果に基づいた情報を報知する室内環境
    情報報知手段を更に有することを特徴とするパワーコン
    ディショナ。
  6. 【請求項6】 分散型電源システムに組み込まれて太陽
    電池や燃料電池等の発電源が発生させた直流電力を系統
    電源に同期した交流電力に変換するパワーコンディショ
    ナであって、 分散型電源システムに異常が生じた場合に、その異常に
    関するデータを外部に出力する出力手段を有することを
    特徴とするパワーコンディショナ。
  7. 【請求項7】 太陽電池や燃料電池等の発電源が発生さ
    せた直流電力を交流電力に変換する分散型電源システム
    であって、 分散型電源システムに異常が生じた場合に、その異常内
    容および/または対処方法を具体的な文章表示もしくは
    音声にして報知する異常報知手段を有することを特徴と
    する分散型電源システム。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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