JPH11113935A - 口腔洗浄装置、浴室ユニット及び切換装置 - Google Patents
口腔洗浄装置、浴室ユニット及び切換装置Info
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- JPH11113935A JPH11113935A JP9303648A JP30364897A JPH11113935A JP H11113935 A JPH11113935 A JP H11113935A JP 9303648 A JP9303648 A JP 9303648A JP 30364897 A JP30364897 A JP 30364897A JP H11113935 A JPH11113935 A JP H11113935A
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- water
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 いきなり強く口腔洗浄装置から温水が吐出し
た場合等に、衣服を温水で濡らしてしまうおそれがない
とともに、洗面所の壁や床に水滴が付着することがな
く、また吐出される液体を、茶葉から抽出した成分を用
いることによって、十分な洗浄効果や、虫歯予防効果、
及び口臭予防効果を得ることができ、更に、大量に捨水
が生じることなく、給湯機の未着火や不安定な温水供給
を防止することができる口腔洗浄装置び口腔洗浄装置を
有する浴室ユニットを提供する。 【解決手段】 口腔洗浄ユニットAを浴室内に配置し
て、配管E1によって給湯機Dに接続し、更に、配管E
2によって浴槽Cに接続する。
た場合等に、衣服を温水で濡らしてしまうおそれがない
とともに、洗面所の壁や床に水滴が付着することがな
く、また吐出される液体を、茶葉から抽出した成分を用
いることによって、十分な洗浄効果や、虫歯予防効果、
及び口臭予防効果を得ることができ、更に、大量に捨水
が生じることなく、給湯機の未着火や不安定な温水供給
を防止することができる口腔洗浄装置び口腔洗浄装置を
有する浴室ユニットを提供する。 【解決手段】 口腔洗浄ユニットAを浴室内に配置し
て、配管E1によって給湯機Dに接続し、更に、配管E
2によって浴槽Cに接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小流量の吐出ノズ
ルから吐出される水道水、温水、或いは洗浄液で口腔の
洗浄を行う口腔洗浄装置に係り、特に、浴室に口腔洗浄
装置を設ける技術に関するものである。
ルから吐出される水道水、温水、或いは洗浄液で口腔の
洗浄を行う口腔洗浄装置に係り、特に、浴室に口腔洗浄
装置を設ける技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平2−49510号公
報、特開平4−298258号公報、及び特開平4−2
98259号公報等に記載されるような、口腔洗浄装置
を有し、その口腔洗浄装置から温水等を吐出して、口腔
の洗浄を行うことが可能な吐水装置が開示されている。
報、特開平4−298258号公報、及び特開平4−2
98259号公報等に記載されるような、口腔洗浄装置
を有し、その口腔洗浄装置から温水等を吐出して、口腔
の洗浄を行うことが可能な吐水装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の技術においては、洗面台に口腔洗浄装置を配置するこ
とを想定している。そのため、衣服を着用したまま口腔
洗浄装置が使用される場合に、いきなり強く口腔洗浄装
置から温水が吐出した場合や、吐出した温水が口腔内壁
や歯等に当たって四方に飛び散った場合に、衣服を温水
で濡らしてしまったりまた、洗面所の壁や床に水滴が付
着することが考えられる。
の技術においては、洗面台に口腔洗浄装置を配置するこ
とを想定している。そのため、衣服を着用したまま口腔
洗浄装置が使用される場合に、いきなり強く口腔洗浄装
置から温水が吐出した場合や、吐出した温水が口腔内壁
や歯等に当たって四方に飛び散った場合に、衣服を温水
で濡らしてしまったりまた、洗面所の壁や床に水滴が付
着することが考えられる。
【0004】また、口腔洗浄装置から吐出される液体
は、基本的には水道水、温水或いは湯水混合水であり、
薬剤等は用いられないため、十分な洗浄効果や、虫歯予
防効果、或いは口臭予防効果が期待できなかった。更
に、口腔洗浄装置が極めて小流量の温水しか使用しない
ため、給湯機が着火しなかったり、又着火させて安定し
た温水を得るには大量の捨水が必要である等の問題があ
った。また、専用の熱交換器等を必要とするため、複雑
で高価な構成となっていた。
は、基本的には水道水、温水或いは湯水混合水であり、
薬剤等は用いられないため、十分な洗浄効果や、虫歯予
防効果、或いは口臭予防効果が期待できなかった。更
に、口腔洗浄装置が極めて小流量の温水しか使用しない
ため、給湯機が着火しなかったり、又着火させて安定し
た温水を得るには大量の捨水が必要である等の問題があ
った。また、専用の熱交換器等を必要とするため、複雑
で高価な構成となっていた。
【0005】そこで、本発明は、口腔洗浄装置を浴室に
配置することによって、いきなり強く口腔洗浄装置から
温水が吐出した場合や、吐出した温水が口腔内壁や歯等
に当たって四方に飛び散った場合に、衣服を温水で濡ら
してしまうおそれがないとともに、洗面所の壁や床に水
滴が付着することがなく、また吐出される液体を、茶葉
から抽出した成分を用いることによって、十分な洗浄効
果や、虫歯予防効果、及び口臭予防効果を得ることがで
き、更に、大量に捨水が生じることなく、給湯機の未着
火や不安定な温水供給を防止することができ、簡略で安
価な構成の口腔洗浄装置及び口腔洗浄装置を有する浴室
ユニットを提供することを目的とするものである。
配置することによって、いきなり強く口腔洗浄装置から
温水が吐出した場合や、吐出した温水が口腔内壁や歯等
に当たって四方に飛び散った場合に、衣服を温水で濡ら
してしまうおそれがないとともに、洗面所の壁や床に水
滴が付着することがなく、また吐出される液体を、茶葉
から抽出した成分を用いることによって、十分な洗浄効
果や、虫歯予防効果、及び口臭予防効果を得ることがで
き、更に、大量に捨水が生じることなく、給湯機の未着
火や不安定な温水供給を防止することができ、簡略で安
価な構成の口腔洗浄装置及び口腔洗浄装置を有する浴室
ユニットを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、口腔
洗浄装置であって、略シリンダ状の中空部を有するバル
ブボディと、上記中空部内に挿設され、三方向に入出力
の流量制御を行うための三方向切換弁と、上記バルブボ
ディに設けられた流入口と、上記バルブボディに設けら
れ、液体を吐出する吐出ノズルに連通する第1の流出口
と、上記バルブボディに設けられた第2の流出口と、上
記第1の流出口に接続され、口腔内を洗浄するための吐
出ノズルと、を有し、上記三方向切換弁によって、上記
流入口と上記第1の流出口間の連通と、上記流入口と上
記第2の流出口間の連通とが徐々に切換え制御されるこ
とを特徴とする。
決するために創作されたものであって、第1には、口腔
洗浄装置であって、略シリンダ状の中空部を有するバル
ブボディと、上記中空部内に挿設され、三方向に入出力
の流量制御を行うための三方向切換弁と、上記バルブボ
ディに設けられた流入口と、上記バルブボディに設けら
れ、液体を吐出する吐出ノズルに連通する第1の流出口
と、上記バルブボディに設けられた第2の流出口と、上
記第1の流出口に接続され、口腔内を洗浄するための吐
出ノズルと、を有し、上記三方向切換弁によって、上記
流入口と上記第1の流出口間の連通と、上記流入口と上
記第2の流出口間の連通とが徐々に切換え制御されるこ
とを特徴とする。
【0007】この第1の構成の口腔洗浄装置において
は、上記流入口から液体が上記バルブボディ内の中空部
に流入され、上記第1の流出口と第2の流出口とから該
液体が流出される。そして、上記三方向切換弁によっ
て、上記流入口と上記第1の流出口間の連通と、上記流
入口と上記第2の流出口間の連通とが徐々に切換え制御
されるので、上記第1の流出口から吐出されない液体は
第2の流出口から流出させることができる。よって、流
入口から流入される液体の量を所定値以上に保つことが
でき、該流入口に給湯機の給湯口が連通される場合でも
該給湯機を通過する液体を所定量以上にでき、給湯機を
確実に着火させておくことができる。
は、上記流入口から液体が上記バルブボディ内の中空部
に流入され、上記第1の流出口と第2の流出口とから該
液体が流出される。そして、上記三方向切換弁によっ
て、上記流入口と上記第1の流出口間の連通と、上記流
入口と上記第2の流出口間の連通とが徐々に切換え制御
されるので、上記第1の流出口から吐出されない液体は
第2の流出口から流出させることができる。よって、流
入口から流入される液体の量を所定値以上に保つことが
でき、該流入口に給湯機の給湯口が連通される場合でも
該給湯機を通過する液体を所定量以上にでき、給湯機を
確実に着火させておくことができる。
【0008】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記流入口には、温水を供給する給湯機の給湯口が
連通されていることを特徴とする。また、第3には、上
記第1又は第2の構成において、上記流入口には、上記
給湯機の給湯口から供給される温水と水道水とが混合さ
れて供給されることを特徴とする。よって、給湯機から
の温水を利用して口腔内洗浄を行うことができるので、
別途熱交換器等を設ける必要がない。
て、上記流入口には、温水を供給する給湯機の給湯口が
連通されていることを特徴とする。また、第3には、上
記第1又は第2の構成において、上記流入口には、上記
給湯機の給湯口から供給される温水と水道水とが混合さ
れて供給されることを特徴とする。よって、給湯機から
の温水を利用して口腔内洗浄を行うことができるので、
別途熱交換器等を設ける必要がない。
【0009】また、第4には、上記第1又は第2又は第
3の構成において、上記第2の流出口には、浴槽内に設
けられた吐出口に連通されていることを特徴とする。よ
って、余分な水等の液体は浴槽内に排出できるので、該
液体を有効に利用することができる。
3の構成において、上記第2の流出口には、浴槽内に設
けられた吐出口に連通されていることを特徴とする。よ
って、余分な水等の液体は浴槽内に排出できるので、該
液体を有効に利用することができる。
【0010】また、第5には、上記第1から第4までの
いずれかの構成において、上記第1の流出口と第2の流
出口との少なくともいずれかから流出される場合に、上
記第1の流出口からの流量と上記第2の流出口からの流
量とが略反比例することを特徴とする。よって、流入口
から流入される液体の量を所定値以上に保ちながら、吐
出ノズルから吐出される液体の量を調整することができ
る。
いずれかの構成において、上記第1の流出口と第2の流
出口との少なくともいずれかから流出される場合に、上
記第1の流出口からの流量と上記第2の流出口からの流
量とが略反比例することを特徴とする。よって、流入口
から流入される液体の量を所定値以上に保ちながら、吐
出ノズルから吐出される液体の量を調整することができ
る。
【0011】また、第6には、口腔内を洗浄するための
吐出ノズルを有し、給湯機からの温水を該吐出ノズルか
ら吐出する口腔洗浄装置であって、上記給湯機からの温
水の少なくとも一部を回収する回収手段を有することを
特徴とする。よって、給湯機を確実に着火させておくと
ともに、吐出ノズルからの水量を少なくすることができ
る。
吐出ノズルを有し、給湯機からの温水を該吐出ノズルか
ら吐出する口腔洗浄装置であって、上記給湯機からの温
水の少なくとも一部を回収する回収手段を有することを
特徴とする。よって、給湯機を確実に着火させておくと
ともに、吐出ノズルからの水量を少なくすることができ
る。
【0012】また、第7には、上記第6の構成におい
て、上記回収手段により回収された温水が浴槽内に回収
されることを特徴とする。よって、温水を捨てることな
く、有効に利用することができる。
て、上記回収手段により回収された温水が浴槽内に回収
されることを特徴とする。よって、温水を捨てることな
く、有効に利用することができる。
【0013】また、第8には、上記上第1から第7まで
のいずれかの構成において、記吐出ノズルに回転自在の
ブラシが設られ、該ブラシが上記吐出ノズルに供給され
る液体の圧力によって回転駆動されることを特徴とす
る。よって、ブラシが回転することにより洗浄効果を高
めることができる。特に、歯や歯茎にブラシを当てるだ
けで、自動的に歯を磨くことが可能になるとともに、歯
茎等へのマッサージ効果を得ることができる。
のいずれかの構成において、記吐出ノズルに回転自在の
ブラシが設られ、該ブラシが上記吐出ノズルに供給され
る液体の圧力によって回転駆動されることを特徴とす
る。よって、ブラシが回転することにより洗浄効果を高
めることができる。特に、歯や歯茎にブラシを当てるだ
けで、自動的に歯を磨くことが可能になるとともに、歯
茎等へのマッサージ効果を得ることができる。
【0014】また、第9には、上記第1から第8までの
いずれかの構成において、液体の移動方向における上記
吐出ノズルの吐出口の手前側に、水又は温水を洗浄液に
変換する変換装置を有することを特徴とする。よって、
洗浄液により口腔内を洗浄するので、洗浄効果を高める
ことができる。
いずれかの構成において、液体の移動方向における上記
吐出ノズルの吐出口の手前側に、水又は温水を洗浄液に
変換する変換装置を有することを特徴とする。よって、
洗浄液により口腔内を洗浄するので、洗浄効果を高める
ことができる。
【0015】また、第10には、上記第9の構成におい
て、上記変換装置が、上記バルブボディと吐出ノズル間
に設けられていることを特徴とする。
て、上記変換装置が、上記バルブボディと吐出ノズル間
に設けられていることを特徴とする。
【0016】また、第11には、上記第9の構成におい
て、上記変換装置が、上記吐出ノズル内部に設けられて
いることを特徴とする。よって、装置全体のコンパクト
化を図ることができる。
て、上記変換装置が、上記吐出ノズル内部に設けられて
いることを特徴とする。よって、装置全体のコンパクト
化を図ることができる。
【0017】また、第12には、上記第9から第11ま
でのいずれかの構成において、上記変換装置が、お茶葉
を入れたタンクであることを特徴とする。よって、茶葉
から抽出した成分を用いることによって、十分な洗浄効
果や、虫歯予防効果、及び口臭予防効果を得ることがで
きる。
でのいずれかの構成において、上記変換装置が、お茶葉
を入れたタンクであることを特徴とする。よって、茶葉
から抽出した成分を用いることによって、十分な洗浄効
果や、虫歯予防効果、及び口臭予防効果を得ることがで
きる。
【0018】また、第13には、上記第9から第11ま
でのいずれかの構成において、上記変換装置が、電解イ
オン水生成装置であることを特徴とする。これにより強
い殺菌効果を得ることができる。
でのいずれかの構成において、上記変換装置が、電解イ
オン水生成装置であることを特徴とする。これにより強
い殺菌効果を得ることができる。
【0019】また、第14には、浴室ユニットであっ
て、上記第1から第13までのいずれかの構成の口腔洗
浄装置が、浴室内に配置されていることを特徴とする。
よって、口腔洗浄装置を浴室に配置することによって、
口腔内から出た温水等の液体により衣類や周囲が汚れる
おそれがない。つまり、吐出した温水が口腔内壁や歯等
に当たって四方に飛び散った場合に、衣服を温水で濡ら
してしまうおそれがないとともに、洗面所の壁や床に水
滴が付着することがない。
て、上記第1から第13までのいずれかの構成の口腔洗
浄装置が、浴室内に配置されていることを特徴とする。
よって、口腔洗浄装置を浴室に配置することによって、
口腔内から出た温水等の液体により衣類や周囲が汚れる
おそれがない。つまり、吐出した温水が口腔内壁や歯等
に当たって四方に飛び散った場合に、衣服を温水で濡ら
してしまうおそれがないとともに、洗面所の壁や床に水
滴が付着することがない。
【0020】また、第15には、給湯機からの温水を切
り換えて吐出する切換装置であって、蛇口と、シャワー
への吐水口と、口腔内を洗浄するための吐出ノズルへの
吐水口とを有し、各口への切換えが可能であることを特
徴とする。よって、給湯機からの温水によって口腔内を
洗浄することができる。
り換えて吐出する切換装置であって、蛇口と、シャワー
への吐水口と、口腔内を洗浄するための吐出ノズルへの
吐水口とを有し、各口への切換えが可能であることを特
徴とする。よって、給湯機からの温水によって口腔内を
洗浄することができる。
【0021】また、第16には、上記第15の構成の切
換装置が、浴室内に配置されていることを特徴とする。
よって、口腔内から出た温水等の液体により衣類や周囲
が汚れるおそれがない。
換装置が、浴室内に配置されていることを特徴とする。
よって、口腔内から出た温水等の液体により衣類や周囲
が汚れるおそれがない。
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての第1
実施例を図面を利用して説明する。本第1実施例に基づ
く口腔洗浄装置を有する浴室ユニットは、図1に示され
るように、口腔洗浄ユニット(口腔洗浄装置)Aと、シ
ャワー及びカランユニットBと、浴槽Cと、給湯機Dと
を有している。上記シャワー及びカランユニットBと浴
槽Cは、各々給湯機Dに図示略の配管によって接続さ
れ、給湯機Dによってそれぞれに給湯される。また、口
腔洗浄ユニットAは、配管E1によって給湯機Dの図示
略の給湯口と、配管E2によって浴槽Cの吐出口E3
と、それぞれ接続される。
実施例を図面を利用して説明する。本第1実施例に基づ
く口腔洗浄装置を有する浴室ユニットは、図1に示され
るように、口腔洗浄ユニット(口腔洗浄装置)Aと、シ
ャワー及びカランユニットBと、浴槽Cと、給湯機Dと
を有している。上記シャワー及びカランユニットBと浴
槽Cは、各々給湯機Dに図示略の配管によって接続さ
れ、給湯機Dによってそれぞれに給湯される。また、口
腔洗浄ユニットAは、配管E1によって給湯機Dの図示
略の給湯口と、配管E2によって浴槽Cの吐出口E3
と、それぞれ接続される。
【0022】また、給湯機Dは、近年、新築マンション
等で一般的に使用される、マイクロコンピュータによっ
て温水の温度制御を行うタイプであり、図示略の制御盤
が浴室の入口近辺や浴槽上部の横壁或いは台所等に設置
されるものである。そして、水道水そのままの温度から
50℃程度までの温度設定が可能で、浴室、洗面所、台
所等に、同時に給湯を行うことが可能な給湯能力を有す
るものを想定している。
等で一般的に使用される、マイクロコンピュータによっ
て温水の温度制御を行うタイプであり、図示略の制御盤
が浴室の入口近辺や浴槽上部の横壁或いは台所等に設置
されるものである。そして、水道水そのままの温度から
50℃程度までの温度設定が可能で、浴室、洗面所、台
所等に、同時に給湯を行うことが可能な給湯能力を有す
るものを想定している。
【0023】口腔洗浄ユニットAは、図2に示すよう
に、バルブユニットA1(回収手段)と、ノズルユニッ
トA2と、ノズル係止具A3とから構成される。また、
バルブユニットA1は、図3に示すように、三方向切換
弁10と、ねじ部12と、ハンドル14と、バルブボデ
ィ16と、蓋18とを有している。三方向切換弁10
は、略ピストン状の仕切弁10aと、その下側に設けら
れた略ピストン状の仕切弁10bとを有し、下端部には
テーパ弁10dが設けられる。また、仕切弁10bに
は、上下方向に貫通する複数の孔10cが設けられる。
更に、三方向切換弁10の上部にはねじ部12が接続さ
れ、その上端にはハンドル14が接続される。そのた
め、ハンドル14を回動すると、ねじ部12の作用によ
って、三方向切換弁10が上下動する。
に、バルブユニットA1(回収手段)と、ノズルユニッ
トA2と、ノズル係止具A3とから構成される。また、
バルブユニットA1は、図3に示すように、三方向切換
弁10と、ねじ部12と、ハンドル14と、バルブボデ
ィ16と、蓋18とを有している。三方向切換弁10
は、略ピストン状の仕切弁10aと、その下側に設けら
れた略ピストン状の仕切弁10bとを有し、下端部には
テーパ弁10dが設けられる。また、仕切弁10bに
は、上下方向に貫通する複数の孔10cが設けられる。
更に、三方向切換弁10の上部にはねじ部12が接続さ
れ、その上端にはハンドル14が接続される。そのた
め、ハンドル14を回動すると、ねじ部12の作用によ
って、三方向切換弁10が上下動する。
【0024】バルブボディ16には、略シリンダ状に設
けられたシリンダ16dが形成される。また、下方に
は、上記三方向切換弁10のテーパ弁10dに対応する
位置にテーパ面16aが設けられ、その下側に連続して
流入口16bが設けられる。また、バルブボディ16の
側面部には、浴室の壁などにバルブボディ16を取り付
けるブラケット16cが接続される。ブラケット16c
は、略四角形のブロック状に形成され、、ブラケット1
6cの内側にはポート(第1の流出口)16eと、ポー
ト(第2の流出口)16fが穴加工によって形成され、
ともにシリンダ16dに開口する。また、ポート16e
は、ホース40を介してノズルユニットA2に接続さ
れ、ポート16fは、配管E2を介して浴槽Cに接続さ
れる。
けられたシリンダ16dが形成される。また、下方に
は、上記三方向切換弁10のテーパ弁10dに対応する
位置にテーパ面16aが設けられ、その下側に連続して
流入口16bが設けられる。また、バルブボディ16の
側面部には、浴室の壁などにバルブボディ16を取り付
けるブラケット16cが接続される。ブラケット16c
は、略四角形のブロック状に形成され、、ブラケット1
6cの内側にはポート(第1の流出口)16eと、ポー
ト(第2の流出口)16fが穴加工によって形成され、
ともにシリンダ16dに開口する。また、ポート16e
は、ホース40を介してノズルユニットA2に接続さ
れ、ポート16fは、配管E2を介して浴槽Cに接続さ
れる。
【0025】ポート16eは、図2及び図4に示すよう
に、ブラケット16c内でノズル係止具A3側にL字型
に屈折させて設けられ、ブラケット16cとの交点にプ
ラグ40aが設けられる。そして、上記三方向切換弁1
0を、上記バルブボディ16のシリンダ16dに摺動自
在に挿設し、更に蓋18で封止することによってシリン
ダ16d内に、図3に示すように、空間20、空間2
2、及び空間24を形成する。
に、ブラケット16c内でノズル係止具A3側にL字型
に屈折させて設けられ、ブラケット16cとの交点にプ
ラグ40aが設けられる。そして、上記三方向切換弁1
0を、上記バルブボディ16のシリンダ16dに摺動自
在に挿設し、更に蓋18で封止することによってシリン
ダ16d内に、図3に示すように、空間20、空間2
2、及び空間24を形成する。
【0026】ノズルユニットA2は、図5に示すように
吐出ノズル30とホース40が接続されて、連通して形
成される。吐出ノズル30は、取手部32と細口部34
とを有し、細口部34には吐出部36が設けられる。そ
して、ホース40から吐出部36まで連通する連通路3
8が設けられる。また、細口部34は、直接使用者の口
の中に入れられて口腔部を洗浄するものであるため、細
口部34を取り外し可能として、各個人専用の細口部3
4を設けて、使用者が自己専用の細口部34に取り替え
て使用するようにすることも可能である。そして、ホー
ス40は、上記バルブユニットA1のプラグ40aに接
続されて、給湯機Dからの温水をノズルユニットA2に
供給する。
吐出ノズル30とホース40が接続されて、連通して形
成される。吐出ノズル30は、取手部32と細口部34
とを有し、細口部34には吐出部36が設けられる。そ
して、ホース40から吐出部36まで連通する連通路3
8が設けられる。また、細口部34は、直接使用者の口
の中に入れられて口腔部を洗浄するものであるため、細
口部34を取り外し可能として、各個人専用の細口部3
4を設けて、使用者が自己専用の細口部34に取り替え
て使用するようにすることも可能である。そして、ホー
ス40は、上記バルブユニットA1のプラグ40aに接
続されて、給湯機Dからの温水をノズルユニットA2に
供給する。
【0027】ノズル係止具A3は、図2に示すように、
複数の孔52と半円部52aを有するプレート50を、
浴室の壁にねじ止め等によって固定して使用する。この
時に、半円部52aは、吐出ノズル30を係止するのに
用いられる。具体的には、吐出ノズル30の縮径された
係止部32aを、半円部52aに嵌合させることによっ
て、吐出ノズル30をプレート50に係止する。また、
孔52は、上記した各個人専用の細口部34を引っ掛け
て係止するのに用いられる。また、通常の歯ブラシや、
口腔用の反射鏡等を係止可能にしても良い。
複数の孔52と半円部52aを有するプレート50を、
浴室の壁にねじ止め等によって固定して使用する。この
時に、半円部52aは、吐出ノズル30を係止するのに
用いられる。具体的には、吐出ノズル30の縮径された
係止部32aを、半円部52aに嵌合させることによっ
て、吐出ノズル30をプレート50に係止する。また、
孔52は、上記した各個人専用の細口部34を引っ掛け
て係止するのに用いられる。また、通常の歯ブラシや、
口腔用の反射鏡等を係止可能にしても良い。
【0028】次に、本第1実施例の作動を説明する。ま
ず、給湯機Dの電源を入れて、給湯機Dを温水の供給が
可能な状態にする。また、この時に、給湯機Dの供給す
る温水の温度設定を行う。初期状態では三方向切換弁1
0は図3に示すように、テーパ弁10dがバルブボディ
16のテーパ面16aに密着しているため、三方向切換
弁10は閉塞状態で、温水は浴槽C及びノズルユニット
A2のどちらにも供給されない。
ず、給湯機Dの電源を入れて、給湯機Dを温水の供給が
可能な状態にする。また、この時に、給湯機Dの供給す
る温水の温度設定を行う。初期状態では三方向切換弁1
0は図3に示すように、テーパ弁10dがバルブボディ
16のテーパ面16aに密着しているため、三方向切換
弁10は閉塞状態で、温水は浴槽C及びノズルユニット
A2のどちらにも供給されない。
【0029】続いて、ハンドル14が回されて、三方向
切換弁10は上方に移動して、図6に示す状態となる。
この状態では、給湯機Dから供給された温水は、テーパ
弁10dとテーパ面16aとの密着が解かれるため、シ
リンダ16d内に流入する。そして、空間24から仕切
弁10bの孔10cを介して空間22に流入し、更に、
空間22から、ポート16fを介して配管E2に流入
し、吐出口E3から浴槽Cに吐出される。そして、その
温水を浴槽Cの溜め湯として用いるとともに、給湯機D
から浴槽Cに至る大流量の温水の流れが生じるため、給
湯機Dが確実に着火され、その燃焼が持続して適正な温
度の温水を得ることができる。尚、この時には、仕切弁
10aがポート16eを塞いでいるため、ノズルユニッ
トA2には温水は送られない。
切換弁10は上方に移動して、図6に示す状態となる。
この状態では、給湯機Dから供給された温水は、テーパ
弁10dとテーパ面16aとの密着が解かれるため、シ
リンダ16d内に流入する。そして、空間24から仕切
弁10bの孔10cを介して空間22に流入し、更に、
空間22から、ポート16fを介して配管E2に流入
し、吐出口E3から浴槽Cに吐出される。そして、その
温水を浴槽Cの溜め湯として用いるとともに、給湯機D
から浴槽Cに至る大流量の温水の流れが生じるため、給
湯機Dが確実に着火され、その燃焼が持続して適正な温
度の温水を得ることができる。尚、この時には、仕切弁
10aがポート16eを塞いでいるため、ノズルユニッ
トA2には温水は送られない。
【0030】続いて、更にハンドル14が回されて、三
方向切換弁10が更に上方に移動すると、図7に示す状
態となる。この状態では、仕切弁10aが上昇して空間
22とポート16eが連通する。また、空間22とポー
ト16fも、連通した状態が維持される。従って、給湯
機Dから供給される温水は、三方向切換弁10によって
ノズルユニットA2と浴槽Cへ同時に供給されることに
なる。このようにして、ノズルユニットA2に送られる
水量と浴槽Cに送られる水量とは略反比例することにな
る。
方向切換弁10が更に上方に移動すると、図7に示す状
態となる。この状態では、仕切弁10aが上昇して空間
22とポート16eが連通する。また、空間22とポー
ト16fも、連通した状態が維持される。従って、給湯
機Dから供給される温水は、三方向切換弁10によって
ノズルユニットA2と浴槽Cへ同時に供給されることに
なる。このようにして、ノズルユニットA2に送られる
水量と浴槽Cに送られる水量とは略反比例することにな
る。
【0031】従って、流量の少ないノズルユニットA2
のみへの温水供給に比べて、浴槽Cへの供給(回収)分
が付加される。通常、給湯機Dは、所定量の流量を前提
として設定されるため、確実に着火して安定的に温水供
給を行うにはある程度の流量が必要である。そのため、
ノズルユニットA2と同時に浴槽Cへの供給を行うこと
によって、制御が安定領域に達して、確実な着火と安定
した温水供給が確保される。そのため、未着火で冷たい
ままの水が吐出ノズル30から吐出されたり、温水の温
度や流量の変動が大きくなることがなく、良好な吐出ノ
ズル30からの吐出状態が維持される。
のみへの温水供給に比べて、浴槽Cへの供給(回収)分
が付加される。通常、給湯機Dは、所定量の流量を前提
として設定されるため、確実に着火して安定的に温水供
給を行うにはある程度の流量が必要である。そのため、
ノズルユニットA2と同時に浴槽Cへの供給を行うこと
によって、制御が安定領域に達して、確実な着火と安定
した温水供給が確保される。そのため、未着火で冷たい
ままの水が吐出ノズル30から吐出されたり、温水の温
度や流量の変動が大きくなることがなく、良好な吐出ノ
ズル30からの吐出状態が維持される。
【0032】また、給湯機Dの温水供給を安定させるた
めに、流量確保の目的で用いられる温水は、捨て水には
ならないで浴槽Cに回収される。そして、その水は風呂
用の沸かし湯や洗濯用等に使用することが可能である。
従って、大量に捨て水が生じることなく、給湯機の未着
火や不安定な温水供給を防止することができる。更に、
熱交換器等も不要なため簡略で安価な構成とすることが
できる。
めに、流量確保の目的で用いられる温水は、捨て水には
ならないで浴槽Cに回収される。そして、その水は風呂
用の沸かし湯や洗濯用等に使用することが可能である。
従って、大量に捨て水が生じることなく、給湯機の未着
火や不安定な温水供給を防止することができる。更に、
熱交換器等も不要なため簡略で安価な構成とすることが
できる。
【0033】以上述べた本第1実施例によれば、口腔洗
浄装置Aを浴室に配置する構成としたことによって、い
きなり強く口腔洗浄装置から温水が吐出した場合や、吐
出した温水が口腔内壁や歯等に当たって四方に飛び散っ
た場合に、衣服を温水で濡らしてしまうおそれがないと
ともに、洗面所の壁や床に水滴が付着することがない。
そのため、使用前に首回りにタオル等を掛けてから口腔
洗浄装置Aを使用する等の手間が不要で、温水の飛散を
気にせずに使用することができる。特に、小児が使用す
る場合には、温水を周囲に飛散させることが多いが、本
実施例の場合は、浴室での使用に限定されるため、小児
の場合でも安心して使用させることができ、小児の虫歯
予防を図ることが可能になる。
浄装置Aを浴室に配置する構成としたことによって、い
きなり強く口腔洗浄装置から温水が吐出した場合や、吐
出した温水が口腔内壁や歯等に当たって四方に飛び散っ
た場合に、衣服を温水で濡らしてしまうおそれがないと
ともに、洗面所の壁や床に水滴が付着することがない。
そのため、使用前に首回りにタオル等を掛けてから口腔
洗浄装置Aを使用する等の手間が不要で、温水の飛散を
気にせずに使用することができる。特に、小児が使用す
る場合には、温水を周囲に飛散させることが多いが、本
実施例の場合は、浴室での使用に限定されるため、小児
の場合でも安心して使用させることができ、小児の虫歯
予防を図ることが可能になる。
【0034】また、給湯機Dからの温水の一部を浴槽C
に回収することによって、大量に捨水が生じることな
く、給湯機Dの未着火や不安定な温水供給を防止するこ
とができ、資源の有効利用を図ることができる。
に回収することによって、大量に捨水が生じることな
く、給湯機Dの未着火や不安定な温水供給を防止するこ
とができ、資源の有効利用を図ることができる。
【0035】また、本第1実施例では、給湯機Dの設定
温度を口腔洗浄装置Aのみの使用に限定して、低温での
使用を想定しているが、温度設定を上記シャワー及びカ
ランユニットB或いは浴槽Cに合わせて高い温度で固定
し、口腔洗浄ユニットAの温度調節を、水道水を混合し
て低温化して使用することも可能である。その場合に
は、別途配管E1に水道水の配管を接続し、水道水の量
を調節して温度調節するバルブ及びハンドルを介装す
る。特に、給湯機Dが温度設定ができないものであった
り、単なる湯沸かし器のように温水が熱湯となるものの
場合には、上記水道水の配管とバルブ及びハンドルが必
要となる。なお、この場合に、上記配管E1を、上記シ
ャワー及びカランユニットBを介して口腔洗浄装置Aに
接続されるように配設することもできる。それによっ
て、上述した水道水を混合して低温化するのに、上記シ
ャワー及びカランユニットBが有するバルブ及びハンド
ルを利用することができる。
温度を口腔洗浄装置Aのみの使用に限定して、低温での
使用を想定しているが、温度設定を上記シャワー及びカ
ランユニットB或いは浴槽Cに合わせて高い温度で固定
し、口腔洗浄ユニットAの温度調節を、水道水を混合し
て低温化して使用することも可能である。その場合に
は、別途配管E1に水道水の配管を接続し、水道水の量
を調節して温度調節するバルブ及びハンドルを介装す
る。特に、給湯機Dが温度設定ができないものであった
り、単なる湯沸かし器のように温水が熱湯となるものの
場合には、上記水道水の配管とバルブ及びハンドルが必
要となる。なお、この場合に、上記配管E1を、上記シ
ャワー及びカランユニットBを介して口腔洗浄装置Aに
接続されるように配設することもできる。それによっ
て、上述した水道水を混合して低温化するのに、上記シ
ャワー及びカランユニットBが有するバルブ及びハンド
ルを利用することができる。
【0036】尚、本第1実施例では、三方向切換弁10
による温水の回収を浴槽Cに回収する構成としている
が、本発明はそれのみに限定されるものではなく、例え
ば、専用の回収容器を設けて、その中に温水を回収し、
炊事や洗濯用に使用することも可能である。また、給湯
機D内の図示略の温水タンクに配管E2を接続すること
によって、該温水タンクに温水を回収して、給湯機Dか
ら再び回収した温水が供給されるようにすることもでき
る。また、図1に示すように、本第1実施例では、口腔
洗浄ユニットAをシャワー及びカランユニットBとは別
体として設けている。そのため、浴室内に口腔洗浄の専
用のコーナーを設けた状態となるため、口腔洗浄の習慣
化が容易で、長時間の洗浄を行う場合にもリラックスし
て行うことができる。
による温水の回収を浴槽Cに回収する構成としている
が、本発明はそれのみに限定されるものではなく、例え
ば、専用の回収容器を設けて、その中に温水を回収し、
炊事や洗濯用に使用することも可能である。また、給湯
機D内の図示略の温水タンクに配管E2を接続すること
によって、該温水タンクに温水を回収して、給湯機Dか
ら再び回収した温水が供給されるようにすることもでき
る。また、図1に示すように、本第1実施例では、口腔
洗浄ユニットAをシャワー及びカランユニットBとは別
体として設けている。そのため、浴室内に口腔洗浄の専
用のコーナーを設けた状態となるため、口腔洗浄の習慣
化が容易で、長時間の洗浄を行う場合にもリラックスし
て行うことができる。
【0037】尚、吐出口E3は、本第1実施例では図1
に示す如く、蛇口を用いた構造としているが、それのみ
に限定されるものでは無く、例えば、配管E2への逆流
や残湯を防止すべく、吐出口E3を通常の開口部とし
て、浴槽C内の下方に配置することも可能である。更
に、細口部34の吐出部36に図示略のブラシを植毛し
て、通常の歯ブラシと同様にブラッシングを行うことが
可能な構成とすることもできる。
に示す如く、蛇口を用いた構造としているが、それのみ
に限定されるものでは無く、例えば、配管E2への逆流
や残湯を防止すべく、吐出口E3を通常の開口部とし
て、浴槽C内の下方に配置することも可能である。更
に、細口部34の吐出部36に図示略のブラシを植毛し
て、通常の歯ブラシと同様にブラッシングを行うことが
可能な構成とすることもできる。
【0038】次に、本発明の第2実施例について、図面
を参照して説明する。本発明の第2実施例に基づく口腔
洗浄装置を有する浴室ユニットは、図8に示されるよう
に、第1実施例におけるノズルユニットA2のホース4
0中に、洗浄剤タンク(抽出装置)60を介装したもの
である。尚、基本的な構成、作用、及び効果は第1実施
例と同様であるため、相違する部分のみ説明し、略一致
する部分は説明を省略する。この洗浄剤タンク60は、
変換装置として機能する。
を参照して説明する。本発明の第2実施例に基づく口腔
洗浄装置を有する浴室ユニットは、図8に示されるよう
に、第1実施例におけるノズルユニットA2のホース4
0中に、洗浄剤タンク(抽出装置)60を介装したもの
である。尚、基本的な構成、作用、及び効果は第1実施
例と同様であるため、相違する部分のみ説明し、略一致
する部分は説明を省略する。この洗浄剤タンク60は、
変換装置として機能する。
【0039】洗浄剤タンク60は図9に示されるよう
に、プラスチック等によって略筒状に形成され、蓋60
aとタンク本体60bから構成される。また蓋60aの
中央部には流入用埋め込みプラグ60cが、タンク本体
60bの側面部には吐出用埋め込みプラグ60dが、そ
れぞれモールド成型される。また、蓋60aとタンク本
体60bには螺合するねじ60eが設けられて、蓋60
aとタンク本体60とを一体的に固定して封止する。そ
して、蓋60aに設けられたプラグ60cには、一端が
バルブユニットA1に接続されるホース40の他端が接
続され、またタンク本体60bに設けられたプラグ60
dには、一端がノズルユニットA2に接続されるホース
40の他端が接続される。また、洗浄剤タンク60内に
は、注湯することによってお茶の成分が抽出される、一
般的なお茶抽出パック70が装填される。尚、好ましく
は、緑茶のお茶抽出パック70を用いる。
に、プラスチック等によって略筒状に形成され、蓋60
aとタンク本体60bから構成される。また蓋60aの
中央部には流入用埋め込みプラグ60cが、タンク本体
60bの側面部には吐出用埋め込みプラグ60dが、そ
れぞれモールド成型される。また、蓋60aとタンク本
体60bには螺合するねじ60eが設けられて、蓋60
aとタンク本体60とを一体的に固定して封止する。そ
して、蓋60aに設けられたプラグ60cには、一端が
バルブユニットA1に接続されるホース40の他端が接
続され、またタンク本体60bに設けられたプラグ60
dには、一端がノズルユニットA2に接続されるホース
40の他端が接続される。また、洗浄剤タンク60内に
は、注湯することによってお茶の成分が抽出される、一
般的なお茶抽出パック70が装填される。尚、好ましく
は、緑茶のお茶抽出パック70を用いる。
【0040】次に、本第2実施例の作動を説明する。あ
らかじめ、洗浄剤タンク60内には、お茶抽出パック7
0を装填する。そして、第1実施例における三方向切換
弁10によって、バルブユニットA1からノズルユニッ
トA2側に、ホース40を介して温水が供給された場合
に、温水はまずプラグ60cから洗浄剤タンク60内に
流入する。そのため、流入した温水がお茶抽出パック7
0に注湯され、お茶の成分が温水内に抽出する。
らかじめ、洗浄剤タンク60内には、お茶抽出パック7
0を装填する。そして、第1実施例における三方向切換
弁10によって、バルブユニットA1からノズルユニッ
トA2側に、ホース40を介して温水が供給された場合
に、温水はまずプラグ60cから洗浄剤タンク60内に
流入する。そのため、流入した温水がお茶抽出パック7
0に注湯され、お茶の成分が温水内に抽出する。
【0041】この場合に、流入した温水の圧力がある程
度上昇するまでは、プラグ60dの吐出口60fの径が
小さいため吐出しない。言い換えれば、プラグ60dの
吐出口60fの径の大きさを変えることによって、洗浄
剤タンク60内の温水の圧力をある程度設定することが
できる。従って、お茶抽出パック70による、お茶の成
分の抽出濃度を、ある程度調節することができる。
度上昇するまでは、プラグ60dの吐出口60fの径が
小さいため吐出しない。言い換えれば、プラグ60dの
吐出口60fの径の大きさを変えることによって、洗浄
剤タンク60内の温水の圧力をある程度設定することが
できる。従って、お茶抽出パック70による、お茶の成
分の抽出濃度を、ある程度調節することができる。
【0042】そのように生成された、お茶の成分を含有
する洗浄剤がプラグ60dから吐出して、ホース40を
介してノズルユニットA2に送られる。そして、吐出ノ
ズル30の吐出部36から、使用者の口腔に吐出され
て、その水圧によって使用者の口腔を洗浄する。この時
に、洗浄剤に含まれるお茶の成分が使用者の口腔内で作
用するため、種々の効能を得ることができる。具体的に
は、お茶の渋味成分であるカテキン(タンニン)類は虫
歯予防効果及び口臭予防効果を有しており、フラボノイ
ドは口臭予防効果を有しており、またフッ素は虫歯予防
効果を有している。従って、お茶から抽出した成分を含
む洗浄剤を吐出する口腔洗浄ユニットAとすることによ
って、洗浄効果以外にも、お茶の成分特有の効能を得る
ことが可能になる。
する洗浄剤がプラグ60dから吐出して、ホース40を
介してノズルユニットA2に送られる。そして、吐出ノ
ズル30の吐出部36から、使用者の口腔に吐出され
て、その水圧によって使用者の口腔を洗浄する。この時
に、洗浄剤に含まれるお茶の成分が使用者の口腔内で作
用するため、種々の効能を得ることができる。具体的に
は、お茶の渋味成分であるカテキン(タンニン)類は虫
歯予防効果及び口臭予防効果を有しており、フラボノイ
ドは口臭予防効果を有しており、またフッ素は虫歯予防
効果を有している。従って、お茶から抽出した成分を含
む洗浄剤を吐出する口腔洗浄ユニットAとすることによ
って、洗浄効果以外にも、お茶の成分特有の効能を得る
ことが可能になる。
【0043】以上のように、本第2実施例によれば、洗
浄剤タンク60でお茶の成分を抽出し、その成分を洗浄
剤として用いることによって、お茶の成分に特有な十分
な洗浄効果や、虫歯予防効果、及び口臭予防効果を得る
ことができる。尚、本第2実施例では、洗浄剤タンク6
0にお茶抽出パック70を装填した構成としているが、
本発明はそれのみに限定されるものではなく、例えば、
あらかじめ鍋やヤカン等によってお茶を抽出し、その抽
出されたお茶を洗浄剤タンク60に注入して用いること
もできる。この場合には、お茶は温水によって薄められ
るため、抽出するお茶をできるだけ濃く抽出する。ま
た、当然ながら、お茶に限らず、その他の虫歯予防など
に効果がある他の薬剤を、洗浄剤タンク60内に装填或
いは注入して用いても構わない。
浄剤タンク60でお茶の成分を抽出し、その成分を洗浄
剤として用いることによって、お茶の成分に特有な十分
な洗浄効果や、虫歯予防効果、及び口臭予防効果を得る
ことができる。尚、本第2実施例では、洗浄剤タンク6
0にお茶抽出パック70を装填した構成としているが、
本発明はそれのみに限定されるものではなく、例えば、
あらかじめ鍋やヤカン等によってお茶を抽出し、その抽
出されたお茶を洗浄剤タンク60に注入して用いること
もできる。この場合には、お茶は温水によって薄められ
るため、抽出するお茶をできるだけ濃く抽出する。ま
た、当然ながら、お茶に限らず、その他の虫歯予防など
に効果がある他の薬剤を、洗浄剤タンク60内に装填或
いは注入して用いても構わない。
【0044】更に、図10に示すように、吐出ノズル3
0の取手部32内に抽出装置を形成することも可能であ
る。つまり、取手部32内の連通路38に拡径部38a
を設け、この拡径部38a内にお茶抽出パック70を装
填する。従って、上記した場合と同様に、拡径部38a
内でお茶の成分が抽出されて、洗浄剤として吐出部36
から吐出されて、使用者の口腔を洗浄する。この場合
も、上記した洗浄剤タンク60を設けた場合と同様な効
果があるとともに、狭い部分でお茶の成分が抽出される
ため、洗浄剤が薄くならない利点も有する。
0の取手部32内に抽出装置を形成することも可能であ
る。つまり、取手部32内の連通路38に拡径部38a
を設け、この拡径部38a内にお茶抽出パック70を装
填する。従って、上記した場合と同様に、拡径部38a
内でお茶の成分が抽出されて、洗浄剤として吐出部36
から吐出されて、使用者の口腔を洗浄する。この場合
も、上記した洗浄剤タンク60を設けた場合と同様な効
果があるとともに、狭い部分でお茶の成分が抽出される
ため、洗浄剤が薄くならない利点も有する。
【0045】また、上記した洗浄剤タンク60に変え
て、図示略の電解イオン水生成器をホース40間に介装
し、給湯機Dから供給される温水をイオン水に変えて、
吐出ノズル30の吐出部36からイオン水を吐出する構
成とすることも可能である。従って、イオン水による殺
菌作用によって、使用者の口腔内を洗浄すると同時に、
口腔内を除菌することができる。特に、アルカリイオン
水では殺菌作用が強いため、病原性大腸菌などを口腔内
で強力に除菌することができる。この場合にも、上記電
解イオン水生成器は上記変換装置として機能する。
て、図示略の電解イオン水生成器をホース40間に介装
し、給湯機Dから供給される温水をイオン水に変えて、
吐出ノズル30の吐出部36からイオン水を吐出する構
成とすることも可能である。従って、イオン水による殺
菌作用によって、使用者の口腔内を洗浄すると同時に、
口腔内を除菌することができる。特に、アルカリイオン
水では殺菌作用が強いため、病原性大腸菌などを口腔内
で強力に除菌することができる。この場合にも、上記電
解イオン水生成器は上記変換装置として機能する。
【0046】次に、本発明の第3実施例について、図面
を参照して説明する。本発明の第3実施例に基づく口腔
洗浄装置は、図11に示されるように、第1実施例にお
けるノズルユニットA2の吐出ノズル30に、回転ブラ
シ80を用いたものである。尚、基本的な構成、作用、
及び効果は第1実施例と同様であるため、相違する部分
のみ説明し、略一致する部分は説明を省略する。
を参照して説明する。本発明の第3実施例に基づく口腔
洗浄装置は、図11に示されるように、第1実施例にお
けるノズルユニットA2の吐出ノズル30に、回転ブラ
シ80を用いたものである。尚、基本的な構成、作用、
及び効果は第1実施例と同様であるため、相違する部分
のみ説明し、略一致する部分は説明を省略する。
【0047】回転ブラシ80は、図12に示すように、
軸部82と、羽根部84と、ブラシ86と、止め具88
を有している。また、軸部82の内側中空部には、ホー
ス40及び取手部32の連通路38から連通する連通路
82aが形成され、更に先端部には略円筒状の円筒部8
2bが形成される。そして、該円筒部82bに、外形略
円筒状の羽根部84とブラシ86が、回転自在に挿嵌さ
れて、止め具88によて円筒部82b内に係止される。
軸部82と、羽根部84と、ブラシ86と、止め具88
を有している。また、軸部82の内側中空部には、ホー
ス40及び取手部32の連通路38から連通する連通路
82aが形成され、更に先端部には略円筒状の円筒部8
2bが形成される。そして、該円筒部82bに、外形略
円筒状の羽根部84とブラシ86が、回転自在に挿嵌さ
れて、止め具88によて円筒部82b内に係止される。
【0048】また、羽根部84には、複数の羽根84a
が円周方向で同じ向きになるように配置される。また各
羽根84aの間には、縦長の連通口84bが設けられ
る。ブラシ86は、連通口86bを有する略円盤状の円
板86aに、ナイロン等によって形成された多数の突起
86cが植毛されて形成される。尚、羽根84aの上端
部と円板86aの裏面は、接着剤等によって固定され
る。従って、羽根部84が回転すると、ブラシ86も同
時に回転する。
が円周方向で同じ向きになるように配置される。また各
羽根84aの間には、縦長の連通口84bが設けられ
る。ブラシ86は、連通口86bを有する略円盤状の円
板86aに、ナイロン等によって形成された多数の突起
86cが植毛されて形成される。尚、羽根84aの上端
部と円板86aの裏面は、接着剤等によって固定され
る。従って、羽根部84が回転すると、ブラシ86も同
時に回転する。
【0049】次に、本第3実施例の作動を説明する。給
湯機Dによって供給された温水は、ホース40から取手
部32の連通路38を介して連通路82aに流入し、更
に円筒部82bに流入する。円筒部82bに流入した温
水は、羽根84aに次々に衝突して、羽根部84を回転
させる。従って、同時にブラシ86も回転する。また、
円筒部82b内の温水の一部は、連通口84bを介して
ブラシ86の連通口86bに達して、該連通口86bか
ら外部へ吐出される。
湯機Dによって供給された温水は、ホース40から取手
部32の連通路38を介して連通路82aに流入し、更
に円筒部82bに流入する。円筒部82bに流入した温
水は、羽根84aに次々に衝突して、羽根部84を回転
させる。従って、同時にブラシ86も回転する。また、
円筒部82b内の温水の一部は、連通口84bを介して
ブラシ86の連通口86bに達して、該連通口86bか
ら外部へ吐出される。
【0050】以上のように、上記したブラシ86の回転
によって、使用者は手を動かすことなく歯や歯茎にブラ
シ86を当てるだけで、自動的に歯が磨かれるととも
に、歯茎等にマッサージ効果が得られ、更に、上記した
連通口86bから吐出した温水によって口腔内が洗浄さ
れる。
によって、使用者は手を動かすことなく歯や歯茎にブラ
シ86を当てるだけで、自動的に歯が磨かれるととも
に、歯茎等にマッサージ効果が得られ、更に、上記した
連通口86bから吐出した温水によって口腔内が洗浄さ
れる。
【0051】次に、本発明の第4実施例について、図面
を参照して説明する。本発明の第4実施例に基づく口腔
洗浄装置は、第3実施例におけるブラシ86の連通口8
6bが小径であるため、十分なブラシ86のトルクが得
られない場合に用いるもので、図13に示すように、温
水の流路中に小径となる箇所を無くして、十分にブラシ
100のトルクを発生させるべく構成した、大トルクタ
イプの例である。尚、基本的な構成、作用、及び効果は
第1実施例と同様であるため、相違する部分のみ説明
し、略一致する部分は説明を省略する。回転ブラシ90
は、ブラシ本体92と、羽根部94と、プーリー96a
と、プーリー96bと、ベルト98と、ブラシ100と
を有している。また、ブラシ本体92の内側中空部に、
液室92bと液室92f、及び連通路92eが形成され
る。そして、液室92bには羽根部94が、液室92f
にはプーリー96aと、プーリー96bと、ベルト98
が配置される。また、羽根部94とプーリー96aは、
ともに軸94aに挿嵌され、同時に回転する。プーリー
96bは、ブラシ100と一体成型されてブラシ本体9
2に回転自在に枢支されるとともに、プーリー96b外
周とブラシ100の中心の孔100aを連通する連通口
96cが穿設される。そして、プーリー96aとプーリ
ー96bにベルト98が巻装される。
を参照して説明する。本発明の第4実施例に基づく口腔
洗浄装置は、第3実施例におけるブラシ86の連通口8
6bが小径であるため、十分なブラシ86のトルクが得
られない場合に用いるもので、図13に示すように、温
水の流路中に小径となる箇所を無くして、十分にブラシ
100のトルクを発生させるべく構成した、大トルクタ
イプの例である。尚、基本的な構成、作用、及び効果は
第1実施例と同様であるため、相違する部分のみ説明
し、略一致する部分は説明を省略する。回転ブラシ90
は、ブラシ本体92と、羽根部94と、プーリー96a
と、プーリー96bと、ベルト98と、ブラシ100と
を有している。また、ブラシ本体92の内側中空部に、
液室92bと液室92f、及び連通路92eが形成され
る。そして、液室92bには羽根部94が、液室92f
にはプーリー96aと、プーリー96bと、ベルト98
が配置される。また、羽根部94とプーリー96aは、
ともに軸94aに挿嵌され、同時に回転する。プーリー
96bは、ブラシ100と一体成型されてブラシ本体9
2に回転自在に枢支されるとともに、プーリー96b外
周とブラシ100の中心の孔100aを連通する連通口
96cが穿設される。そして、プーリー96aとプーリ
ー96bにベルト98が巻装される。
【0052】また、液室92bと外側とを連通する、流
入用パイプ92aと吐出用パイプ92cがブラシ本体9
2に埋め込み成型される。該流入用プラグ92aには上
述したホース40が接続され、給湯機Dからの温水を液
室92bに供給する。更に、吐出用プラグ92cにはホ
ース92dが接続される。尚、流入用パイプ92aは、
羽根部94に温水を噴射する噴射ノズルとしての機能を
も有している。更に、図示略のホース40には連通路9
2eが連通し、該連通路92eは連通口96cに連通す
る。次に、本第4実施例の作動を説明する。給湯機Dに
よって供給された温水は、ホース40から流入用パイプ
92aによって羽根部94に吹き付けられ、羽根部94
を回転させた後、吐出用パイプ92cから排出される。
従って、羽根部94を回転させる十分な流量の温水の流
れが形成される。また、排出された温水は、好ましく
は、第1実施例の配管E2と同様に、浴槽Cに回収す
る。
入用パイプ92aと吐出用パイプ92cがブラシ本体9
2に埋め込み成型される。該流入用プラグ92aには上
述したホース40が接続され、給湯機Dからの温水を液
室92bに供給する。更に、吐出用プラグ92cにはホ
ース92dが接続される。尚、流入用パイプ92aは、
羽根部94に温水を噴射する噴射ノズルとしての機能を
も有している。更に、図示略のホース40には連通路9
2eが連通し、該連通路92eは連通口96cに連通す
る。次に、本第4実施例の作動を説明する。給湯機Dに
よって供給された温水は、ホース40から流入用パイプ
92aによって羽根部94に吹き付けられ、羽根部94
を回転させた後、吐出用パイプ92cから排出される。
従って、羽根部94を回転させる十分な流量の温水の流
れが形成される。また、排出された温水は、好ましく
は、第1実施例の配管E2と同様に、浴槽Cに回収す
る。
【0053】また、羽根部94の回転は、軸94aによ
ってプーリー96aに伝達され、更にベルト98によっ
てプーリー96bに伝達される。プーリー96bは、ブ
ラシ100と一体であるため、ブラシ100が回転す
る。また、温水の一部は、連通路92eに流入し、更に
プーリー96bの連通口96cに流入して、ブラシ10
0の孔100aから吐出する。
ってプーリー96aに伝達され、更にベルト98によっ
てプーリー96bに伝達される。プーリー96bは、ブ
ラシ100と一体であるため、ブラシ100が回転す
る。また、温水の一部は、連通路92eに流入し、更に
プーリー96bの連通口96cに流入して、ブラシ10
0の孔100aから吐出する。
【0054】以上のように、上記したブラシ100の回
転によって、使用者は手を動かすことなく歯や歯茎にブ
ラシ100を当てるだけで、自動的に歯が磨かれるとと
もに、歯茎等にマッサージ効果が得られ、更に、上記し
た孔100aから吐出した温水によって口腔内が洗浄さ
れる。また、以上のように、本第4実施例による口腔洗
浄装置は、孔100a以外にもパイプ92cで温水を回
収しているため、羽根部94を回転させる十分な流量の
温水の流れが形成され、ブラシ100の回転トルクを大
きく連続的に発生させることができ、十分な洗浄効果及
びマッサージ効果を得ることができる。
転によって、使用者は手を動かすことなく歯や歯茎にブ
ラシ100を当てるだけで、自動的に歯が磨かれるとと
もに、歯茎等にマッサージ効果が得られ、更に、上記し
た孔100aから吐出した温水によって口腔内が洗浄さ
れる。また、以上のように、本第4実施例による口腔洗
浄装置は、孔100a以外にもパイプ92cで温水を回
収しているため、羽根部94を回転させる十分な流量の
温水の流れが形成され、ブラシ100の回転トルクを大
きく連続的に発生させることができ、十分な洗浄効果及
びマッサージ効果を得ることができる。
【0055】次に、第5実施例について説明する。第5
実施例における口腔洗浄装置は、従来からあるシャワー
及びカランユニットに図5に示すような吐出ノズルを設
けたものである。具体的には、図1に示されるシャワー
及びカランユニットBに吐出ノズルが取り付けられ、カ
ラン(蛇口)と、シャワーへの吐水口と、該吐出ノズル
間の切換えを行うことができる。このようにすることに
より、給湯機から送られる温水により口腔内を洗浄する
ことができる。
実施例における口腔洗浄装置は、従来からあるシャワー
及びカランユニットに図5に示すような吐出ノズルを設
けたものである。具体的には、図1に示されるシャワー
及びカランユニットBに吐出ノズルが取り付けられ、カ
ラン(蛇口)と、シャワーへの吐水口と、該吐出ノズル
間の切換えを行うことができる。このようにすることに
より、給湯機から送られる温水により口腔内を洗浄する
ことができる。
【0056】以上述べた第1〜第5実施例によれば、三方
向切換弁10を有するバルブユニットA1を設けたこと
によって、給湯機Dを確実に着火させた状態で口腔洗浄
装置を使用することができる。尚、本第1〜第5実施例で
は、口腔洗浄装置を浴室での使用としているが、本発明
は浴室以外の使用であっても適用可能である。
向切換弁10を有するバルブユニットA1を設けたこと
によって、給湯機Dを確実に着火させた状態で口腔洗浄
装置を使用することができる。尚、本第1〜第5実施例で
は、口腔洗浄装置を浴室での使用としているが、本発明
は浴室以外の使用であっても適用可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の口腔洗
浄装置によれば、上記流入口から液体が上記バルブボデ
ィ内の中空部に流入され、上記第1の流出口と第2の流
出口とから該液体が流出される。そして、上記三方向切
換弁によって、上記流入口と上記第1の流出口間の連通
と、上記流入口と上記第2の流出口間の連通とが徐々に
切換え制御されるので、上記第1の流出口から吐出され
ない液体は第2の流出口から流出させることができる。
よって、流入口から流入される液体の量を所定値以上に
保つことができ、該流入口に給湯機の給湯口が連通され
る場合でも該給湯機を通過する液体を所定量以上にで
き、給湯機を確実に着火させておくことができる。
浄装置によれば、上記流入口から液体が上記バルブボデ
ィ内の中空部に流入され、上記第1の流出口と第2の流
出口とから該液体が流出される。そして、上記三方向切
換弁によって、上記流入口と上記第1の流出口間の連通
と、上記流入口と上記第2の流出口間の連通とが徐々に
切換え制御されるので、上記第1の流出口から吐出され
ない液体は第2の流出口から流出させることができる。
よって、流入口から流入される液体の量を所定値以上に
保つことができ、該流入口に給湯機の給湯口が連通され
る場合でも該給湯機を通過する液体を所定量以上にで
き、給湯機を確実に着火させておくことができる。
【0058】また、特に、請求項2又は3に記載の口腔
洗浄装置によれば、給湯機からの温水を利用して口腔内
洗浄を行うことができるので、別途熱交換器等を設ける
必要がない。
洗浄装置によれば、給湯機からの温水を利用して口腔内
洗浄を行うことができるので、別途熱交換器等を設ける
必要がない。
【0059】また、特に、請求項4にに記載の口腔洗浄
装置によれば、余分な水等の液体は浴槽内に排出できる
ので、該液体を有効に利用することができる。
装置によれば、余分な水等の液体は浴槽内に排出できる
ので、該液体を有効に利用することができる。
【0060】また、特に、請求項5に記載の口腔洗浄装
置によれば、流入口から流入される液体の量を所定値以
上に保ちながら、吐出ノズルから吐出される液体の量を
調整することができる。
置によれば、流入口から流入される液体の量を所定値以
上に保ちながら、吐出ノズルから吐出される液体の量を
調整することができる。
【0061】また、特に、請求項6に記載の口腔洗浄装
置によれば、給湯機を確実に着火させておくとともに、
吐出ノズルからの水量を少なくすることができる。
置によれば、給湯機を確実に着火させておくとともに、
吐出ノズルからの水量を少なくすることができる。
【0062】また、特に、請求項7に記載の口腔洗浄装
置によれば、温水を捨てることなく、有効に利用するこ
とができる。
置によれば、温水を捨てることなく、有効に利用するこ
とができる。
【0063】また、特に、請求項8に記載の口腔洗浄装
置によれば、ブラシが回転することにより洗浄効果を高
めることができる。特に、歯や歯茎にブラシを当てるだ
けで、自動的に歯を磨くことが可能になるとともに、歯
茎等へのマッサージ効果を得ることができる。
置によれば、ブラシが回転することにより洗浄効果を高
めることができる。特に、歯や歯茎にブラシを当てるだ
けで、自動的に歯を磨くことが可能になるとともに、歯
茎等へのマッサージ効果を得ることができる。
【0064】また、特に、請求項9に記載の口腔洗浄装
置によれば、洗浄液により口腔内を洗浄するので、洗浄
効果を高めることができる。
置によれば、洗浄液により口腔内を洗浄するので、洗浄
効果を高めることができる。
【0065】また、特に、請求項11に記載の口腔洗浄
装置によれば、装置全体のコンパクト化を図ることがで
きる。
装置によれば、装置全体のコンパクト化を図ることがで
きる。
【0066】また、特に、請求項12に記載の口腔洗浄
装置によれば、茶葉から抽出した成分を用いることによ
って、十分な洗浄効果や、虫歯予防効果、及び口臭予防
効果を得ることができる。
装置によれば、茶葉から抽出した成分を用いることによ
って、十分な洗浄効果や、虫歯予防効果、及び口臭予防
効果を得ることができる。
【0067】また、特に、請求項13に記載の口腔洗浄
装置によれば、口腔洗浄装置において強い殺菌効果を得
ることができる。
装置によれば、口腔洗浄装置において強い殺菌効果を得
ることができる。
【0068】また、特に、請求項14に記載の口腔洗浄
装置によれば、口腔洗浄装置を浴室に配置することによ
って、口腔内から出た温水等の液体により衣類や周囲が
汚れるおそれがない。つまり、吐出した温水が口腔内壁
や歯等に当たって四方に飛び散った場合に、衣服を温水
で濡らしてしまうおそれがないとともに、洗面所の壁や
床に水滴が付着することがない。
装置によれば、口腔洗浄装置を浴室に配置することによ
って、口腔内から出た温水等の液体により衣類や周囲が
汚れるおそれがない。つまり、吐出した温水が口腔内壁
や歯等に当たって四方に飛び散った場合に、衣服を温水
で濡らしてしまうおそれがないとともに、洗面所の壁や
床に水滴が付着することがない。
【0069】また、特に、請求項15に記載の口腔洗浄
装置によれば、給湯機からの温水によって口腔内を洗浄
することができる。
装置によれば、給湯機からの温水によって口腔内を洗浄
することができる。
【0070】また、特に、請求項16に記載の口腔洗浄
装置によれば、口腔内から出た温水等の液体により衣類
や周囲が汚れるおそれがない。
装置によれば、口腔内から出た温水等の液体により衣類
や周囲が汚れるおそれがない。
【図1】第1実施例の全体構成を示す斜視図である。
【図2】バルブユニット及びノズルユニット及びノズル
掛け具を示す斜視図である。
掛け具を示す斜視図である。
【図3】バルブユニットの内部構造を示す断面図であ
る。
る。
【図4】バルブユニットを示す平面図である。
【図5】吐出ノズルを示す斜視図である。
【図6】三方向切換弁が開かれた状態のバルブユニット
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】三方向切換弁が更に開かれた状態のバルブユニ
ットを示す断面図である。
ットを示す断面図である。
【図8】第2実施例の全体構成を示す斜視図である。
【図9】洗浄剤タンクの内部構造を示す断面図である。
【図10】吐出ノズルの取手部に抽出装置を設けた例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図11】第3実施例の吐出ノズルを示す斜視図であ
る。
る。
【図12】回転ブラシの分解状態を示す斜視図である。
【図13】第4実施例の回転ブラシを示す斜視図であ
る。
る。
A 口腔洗浄ユニット(口腔洗浄装置) A1 バルブユニット A2 ノズルユニット A3 ノズル掛け具 B シャワー及びカランユニット C 浴槽 D 給湯機 E1 配管 E2 配管 E3 吐出口 10 三方向切換弁 16 バルブボディ 16b 流入口 16e ポート(第1の流出口) 16f ポート(第2の流出口) 30 吐出ノズル 40 ホース 92d 配管 60 洗浄剤タンク(変換装置) 60b タンク 70 お茶抽出パック 80、90 回転ブラシ 86、100 ブラシ 92 ブラシ本体
Claims (16)
- 【請求項1】 略シリンダ状の中空部を有するバルブボ
ディと、 上記中空部内に挿設され、三方向に入出力の流量制御を
行うための三方向切換弁と、 上記バルブボディに設けられた流入口と、 上記バルブボディに設けられ、液体を吐出する吐出ノズ
ルに連通する第1の流出口と、 上記バルブボディに設けられた第2の流出口と、 上記第1の流出口に接続され、口腔内を洗浄するための
吐出ノズルと、を有し、 上記三方向切換弁によって、上記流入口と上記第1の流
出口間の連通と、上記流入口と上記第2の流出口間の連
通とが徐々に切換え制御されることを特徴とする口腔洗
浄装置。 - 【請求項2】 上記流入口には、温水を供給する給湯機
の給湯口が連通されていることを特徴とする請求項1に
記載の口腔洗浄装置。 - 【請求項3】 上記流入口には、上記給湯機の給湯口か
ら供給される温水と水道水とが混合されて供給されるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の口腔洗浄装置。 - 【請求項4】 上記第2の流出口には、浴槽内に設けら
れた吐出口に連通されていることを特徴とする請求項1
又は2又は3に記載の口腔洗浄装置。 - 【請求項5】 上記第1の流出口と第2の流出口との少
なくともいずれかから流出される場合に、上記第1の流
出口からの流量と上記第2の流出口からの流量とが略反
比例することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4
に記載の口腔洗浄装置。 - 【請求項6】 口腔内を洗浄するための吐出ノズルを有
し、給湯機からの温水を該吐出ノズルから吐出する口腔
洗浄装置であって、 上記給湯機からの温水の少なくとも一部を回収する回収
手段を有することを特徴とする口腔洗浄装置。 - 【請求項7】 上記回収手段により回収された温水が浴
槽内に回収されることを特徴とする請求項6に記載の口
腔洗浄装置。 - 【請求項8】 上記吐出ノズルに回転自在のブラシが設
られ、該ブラシが上記吐出ノズルに供給される液体の圧
力によって回転駆動されることを特徴とする請求項1又
は2又は3又は4又は5又は6又は7に記載の口腔洗浄
装置。 - 【請求項9】 液体の移動方向における上記吐出ノズル
の吐出口の手前側に、水又は温水を洗浄液に変換する変
換装置を有することを特徴とする請求項1又は2又は3
又は4又は5又は6又は7又は8に記載の口腔洗浄装
置。 - 【請求項10】 上記変換装置が、上記バルブボディと
吐出ノズル間に設けられていることを特徴とする請求項
9に記載の口腔洗浄装置。 - 【請求項11】 上記変換装置が、上記吐出ノズル内部
に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の口
腔洗浄装置。 - 【請求項12】 上記変換装置が、お茶葉を入れたタン
クであることを特徴とする請求項9又は10又は11に
記載の口腔洗浄装置。 - 【請求項13】 上記変換装置が、電解イオン水生成装
置であることを特徴とする請求項9又は10又は11に
記載の口腔洗浄装置。 - 【請求項14】 上記請求項1又は2又は3又は4又は
5又は6又は7又は8又は9又は10又は11又は12
又は13に記載の口腔洗浄装置が、浴室内に配置されて
いることを特徴とする浴室ユニット。 - 【請求項15】 給湯機からの温水を切り換えて吐出す
る切換装置であって、蛇口と、シャワーへの吐水口と、
口腔内を洗浄するための吐出ノズルへの吐水口とを有
し、各口への切換えが可能であることを特徴とする切換
装置。 - 【請求項16】 上記請求項15に記載の切換装置が、
浴室内に配置されていることを特徴とする浴室ユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303648A JPH11113935A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 口腔洗浄装置、浴室ユニット及び切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9303648A JPH11113935A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 口腔洗浄装置、浴室ユニット及び切換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11113935A true JPH11113935A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17923543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9303648A Pending JPH11113935A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 口腔洗浄装置、浴室ユニット及び切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11113935A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015527925A (ja) * | 2012-06-21 | 2015-09-24 | スマートジェット テクノロジーズ リミテッドSmartjet Technologies Ltd | 加圧流体を供給するための装置および方法 |
CN110327573A (zh) * | 2019-07-01 | 2019-10-15 | 北京力升高科科技有限公司 | 一种水带切换及释放装置 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP9303648A patent/JPH11113935A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015527925A (ja) * | 2012-06-21 | 2015-09-24 | スマートジェット テクノロジーズ リミテッドSmartjet Technologies Ltd | 加圧流体を供給するための装置および方法 |
CN110327573A (zh) * | 2019-07-01 | 2019-10-15 | 北京力升高科科技有限公司 | 一种水带切换及释放装置 |
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