JPH11113934A - 舌苔除去具 - Google Patents
舌苔除去具Info
- Publication number
- JPH11113934A JPH11113934A JP9283502A JP28350297A JPH11113934A JP H11113934 A JPH11113934 A JP H11113934A JP 9283502 A JP9283502 A JP 9283502A JP 28350297 A JP28350297 A JP 28350297A JP H11113934 A JPH11113934 A JP H11113934A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tongue
- loop
- looped
- flocked
- fiber
- Prior art date
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- Pending
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- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 嘔吐反射しにくく、舌を痛めずに効率良く舌
苔を除去することのできる衛生的な舌苔除去具の提供。 【解決手段】 支持体にループ毛を植設。
苔を除去することのできる衛生的な舌苔除去具の提供。 【解決手段】 支持体にループ毛を植設。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は口臭の原因ともなる
舌苔（舌の上にある白い苔のようなもの）を取り除くた
めの道具、すなわち舌苔除去具に関する。
舌苔（舌の上にある白い苔のようなもの）を取り除くた
めの道具、すなわち舌苔除去具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、舌苔を取り除くための道具として
は、例えばループパイル布を支持体に接着固定した舌苔
取りブラシが既に知られている（実開平４−１２３１２
２号公報）。
は、例えばループパイル布を支持体に接着固定した舌苔
取りブラシが既に知られている（実開平４−１２３１２
２号公報）。
【０００３】然しながら、斯かる従来の舌苔取りブラシ
は、保水性の高いループパイル布を利用するものである
ため、雑菌が増殖し易い結果、そもそも衛生的な使用は
甚だ困難なのが実状であった。
は、保水性の高いループパイル布を利用するものである
ため、雑菌が増殖し易い結果、そもそも衛生的な使用は
甚だ困難なのが実状であった。
【０００４】しかも、当該ループの大きさによっては舌
苔を効率的に除去し得ず、また繊維の径によっては硬過
ぎるため舌の痛みが強く、嘔吐反射性が高まると云う問
題があった。
苔を効率的に除去し得ず、また繊維の径によっては硬過
ぎるため舌の痛みが強く、嘔吐反射性が高まると云う問
題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は衛生
的に使用し得、更には嘔吐反射しにくく、舌を痛めずに
効率良く舌苔を除去することのできる舌苔除去具を提供
することを目的とする。
的に使用し得、更には嘔吐反射しにくく、舌を痛めずに
効率良く舌苔を除去することのできる舌苔除去具を提供
することを目的とする。
【０００６】而して、本発明者は当該目的を達成するた
めに、掻き取り部材につき種々検討を重ねた結果、ルー
プ毛を直接植毛すれば効果的であること、就中特定範囲
の繊度を有する特定材質の繊維を用い、特定範囲の高さ
でループ状に植設すれば、特に良い結果が得られること
を見い出し、本発明を完成した。
めに、掻き取り部材につき種々検討を重ねた結果、ルー
プ毛を直接植毛すれば効果的であること、就中特定範囲
の繊度を有する特定材質の繊維を用い、特定範囲の高さ
でループ状に植設すれば、特に良い結果が得られること
を見い出し、本発明を完成した。
【０００７】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は上記
目的を達成するために、支持体にループ毛を植設して構
成したものである。
目的を達成するために、支持体にループ毛を植設して構
成したものである。
【０００８】また、特に本発明は当該ループ毛を繊度１
０〜１００デニールのナイロン、ポリエステル又はそれ
らの複合繊維を用い、ループ毛頂部までの高さを１〜１
０mmの範囲内で植設して構成したものである。
０〜１００デニールのナイロン、ポリエステル又はそれ
らの複合繊維を用い、ループ毛頂部までの高さを１〜１
０mmの範囲内で植設して構成したものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面と
共に説明する。図１は本発明舌苔除去具の概略斜視説明
図、また図２は図１に於けるＡ−Ａ線拡大断面説明図で
あり、以下両図に基づいて説明すれば、１０は支持体
で、その一部にループ毛２０が植設されているものであ
る。
共に説明する。図１は本発明舌苔除去具の概略斜視説明
図、また図２は図１に於けるＡ−Ａ線拡大断面説明図で
あり、以下両図に基づいて説明すれば、１０は支持体
で、その一部にループ毛２０が植設されているものであ
る。
【００１０】支持体１０の具体的形状と大きさは、口腔
内への挿入に支障とならないものであればその如何を問
わないが、歯ブラシと同様に柄部１１とその先部に連成
した上面平坦な植設部１２とにより構成するのが使用性
に優れる。
内への挿入に支障とならないものであればその如何を問
わないが、歯ブラシと同様に柄部１１とその先部に連成
した上面平坦な植設部１２とにより構成するのが使用性
に優れる。
【００１１】ループ毛２０の具体的形状は、ループ状を
呈していれば円形状、楕円形状、半円形状、半楕円形状
等その如何を問わず、またその植設数も特に限定されな
い。
呈していれば円形状、楕円形状、半円形状、半楕円形状
等その如何を問わず、またその植設数も特に限定されな
い。
【００１２】ループ毛２０の材質としては動物の毛、天
然繊維、合成繊維等が適宜選択使用されるが、特にナイ
ロン、ポリエステル又はそれらの複合繊維が適度な硬度
と弾性を有し、良い結果を与える。
然繊維、合成繊維等が適宜選択使用されるが、特にナイ
ロン、ポリエステル又はそれらの複合繊維が適度な硬度
と弾性を有し、良い結果を与える。
【００１３】また、当該繊維はその繊度（繊維の太さ）
が１０〜１００デニールのものを用いるのが好ましい。
因に、繊度が１０デニール未満の場合には繊維が細く軟
らか過ぎるため、舌苔の掻き取りが困難となる一方、繊
度が１００デニールを超える場合には繊維が太く硬過ぎ
るため、舌の痛みが強く、嘔吐反射性が高くなり易い。
が１０〜１００デニールのものを用いるのが好ましい。
因に、繊度が１０デニール未満の場合には繊維が細く軟
らか過ぎるため、舌苔の掻き取りが困難となる一方、繊
度が１００デニールを超える場合には繊維が太く硬過ぎ
るため、舌の痛みが強く、嘔吐反射性が高くなり易い。
【００１４】更にまた、当該繊維を用いて植設したルー
プ毛２０は、植毛部１２の植設面１２ａから該ループ毛
２０頂部までの高さ（以下「ループ高さ」と云う）ｈを
１〜１０mm、特に１．５〜４．０mmとするのが望まし
い。因に、当該ループ高さｈを１mm未満とする植毛はそ
もそも不能であり、他方当該ループ高さｈが１０mmを超
える場合は、長過ぎてたわみ易くなる結果、力がうまく
伝わらず、舌苔の掻き取りが困難となり易い。
プ毛２０は、植毛部１２の植設面１２ａから該ループ毛
２０頂部までの高さ（以下「ループ高さ」と云う）ｈを
１〜１０mm、特に１．５〜４．０mmとするのが望まし
い。因に、当該ループ高さｈを１mm未満とする植毛はそ
もそも不能であり、他方当該ループ高さｈが１０mmを超
える場合は、長過ぎてたわみ易くなる結果、力がうまく
伝わらず、舌苔の掻き取りが困難となり易い。
【００１５】次に試験例を挙げて本発明を更に説明す
る。
る。
【００１６】試験例１ 表１記載の繊度を有するナイロン製ループ毛を、図１及
び図２に示すように支持体に、ループ高さｈを２．５mm
に植設して、下記方法により舌苔除去率を求めると共
に、嘔吐反射性及び舌の痛みを評価した。その結果は表
１の通りであった。
び図２に示すように支持体に、ループ高さｈを２．５mm
に植設して、下記方法により舌苔除去率を求めると共
に、嘔吐反射性及び舌の痛みを評価した。その結果は表
１の通りであった。
【００１７】◎ 舌苔除去率の算出法 軟質ウレタンで成形した舌モデルに所定重量の人工舌苔
を塗布し、次いで舌苔除去具で清掃後、残存人工舌苔重
量を計測し、除去率を算出した。
を塗布し、次いで舌苔除去具で清掃後、残存人工舌苔重
量を計測し、除去率を算出した。
【００１８】◎ 嘔吐反射性及び舌の痛みの評価法 パネラー７人が各舌苔除去具を用いて舌を清掃し、嘔吐
反射及び舌の痛みの有無について、下記基準に従い評価
し、その平均値を求めた。評価基準 ０：なし １：ややあり ２：あり
反射及び舌の痛みの有無について、下記基準に従い評価
し、その平均値を求めた。評価基準 ０：なし １：ややあり ２：あり
【００１９】
【表１】
【００２０】試験例２ 繊度５０デニールのループ毛を、表２記載のループ高さ
ｈにて植設した以外は試験例１と同様な試験を行なっ
た。その結果は表２の通りであった。
ｈにて植設した以外は試験例１と同様な試験を行なっ
た。その結果は表２の通りであった。
【００２１】
【表２】
【００２２】以上の結果から、繊度１０〜１００デニー
ルで、ループ高さｈが１〜１０mmのものが特に優れた作
用効果を奏することが確認された。
ルで、ループ高さｈが１〜１０mmのものが特に優れた作
用効果を奏することが確認された。
【００２３】試験例３ 図１に示す支持体にループ毛を植設した本発明品とパイ
ル布を固定した従来品について、それぞれ水に浸漬後、
取り出して含水量を測定し、次いで５時間放置後の水分
の残量を測定し、保水率を算出した。その結果は表３の
通りであった。
ル布を固定した従来品について、それぞれ水に浸漬後、
取り出して含水量を測定し、次いで５時間放置後の水分
の残量を測定し、保水率を算出した。その結果は表３の
通りであった。
【００２４】
【表３】
【００２５】以上の結果から、本発明品は従来品に比
し、保水性が極端に低いことが確認された。
し、保水性が極端に低いことが確認された。
【００２６】
【発明の効果】本発明舌苔除去具によれば、支持体にル
ープ毛が直接植毛されているため、従来のパイル布利用
のものに比し、保水性が極めて低く、速乾性に優れる結
果、雑菌の増殖が抑制され、衛生的な使用が可能とな
る。
ープ毛が直接植毛されているため、従来のパイル布利用
のものに比し、保水性が極めて低く、速乾性に優れる結
果、雑菌の増殖が抑制され、衛生的な使用が可能とな
る。
【００２７】更に、特定の繊度とループ高さのループ毛
を植設することにより、特に嘔吐反射しにくく、しかも
舌を痛めずに効率良く舌苔を掻き取り除去することがで
きる。
を植設することにより、特に嘔吐反射しにくく、しかも
舌を痛めずに効率良く舌苔を掻き取り除去することがで
きる。
【図１】本発明舌苔除去具の概略斜視説明図。
【図２】図１に於けるＡ−Ａ線拡大断面説明図。
１０：支持体 １１：柄部 １２：植毛部 １２ａ：植設面 ２０：ループ毛 ｈ：ループ高さ
Claims (4)
- 【請求項１】 支持体にループ毛を植設したことを特徴
とする舌苔除去具。 - 【請求項２】 ループ毛の材質がナイロン、ポリエステ
ル又はそれらの複合繊維である請求項１記載の舌苔除去
具。 - 【請求項３】 ループ毛の繊度が１０〜１００デニール
である請求項２記載の舌苔除去具。 - 【請求項４】 植設面からループ毛頂部までの高さが１
〜１０mmである請求項２又は３記載の舌苔除去具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9283502A JPH11113934A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 舌苔除去具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9283502A JPH11113934A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 舌苔除去具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11113934A true JPH11113934A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17666386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9283502A Pending JPH11113934A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 舌苔除去具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11113934A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002071893A1 (fr) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Akira Ueno | Brosse a dents |
| JP2009254681A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Shiseido Co Ltd | ネールエナメル除去用シート |
| JP2015073586A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | Shikien株式会社 | 口腔内清掃具 |
| US10743651B2 (en) | 2015-05-26 | 2020-08-18 | Sanwa Tooth Brush Industrial Limited Partnership | Method of manufacturing a brush, and brush |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP9283502A patent/JPH11113934A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002071893A1 (fr) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Akira Ueno | Brosse a dents |
| JP2009254681A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Shiseido Co Ltd | ネールエナメル除去用シート |
| JP2015073586A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | Shikien株式会社 | 口腔内清掃具 |
| US10743651B2 (en) | 2015-05-26 | 2020-08-18 | Sanwa Tooth Brush Industrial Limited Partnership | Method of manufacturing a brush, and brush |
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