JPH11113212A - 水力発電装置 - Google Patents

水力発電装置

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JPH11113212A
JPH11113212A JP9271603A JP27160397A JPH11113212A JP H11113212 A JPH11113212 A JP H11113212A JP 9271603 A JP9271603 A JP 9271603A JP 27160397 A JP27160397 A JP 27160397A JP H11113212 A JPH11113212 A JP H11113212A
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JP
Japan
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main shaft
rotation speed
generator
flywheel
power generator
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Application number
JP9271603A
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Mitsuo Iwakawa
川 光 男 岩
Naoko Noto
登 尚 子 能
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/16Mechanical energy storage, e.g. flywheels or pressurised fluids

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的に低コストで且つ簡便な方法によって
負荷遮断時等の速度上昇を抑制し得るようにすること。 【解決手段】 水車と発電機またはポンプ水車と発電電
動機を具備する水力発電装置において、発電機または発
電電動機の主軸7に、液体が給排される容器10の如き
フライホイール機構を設け、主軸7の回転速度が予め定
められた規定回転速度以上になったとき、容器内に液体
を供給することによりフライホイール効果を増大させる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水車と発電機または
ポンプ水車と発電電動機を具備する水力発電装置に係わ
り、特に負荷遮断時の速度上昇を抑制できるようにした
水力発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水車やポンプ水車等の水力機械は
経済性の観点から高落差及び高速化が進み、これに伴っ
て負荷遮断等における過渡時の運転制御方法が問題視さ
れている。
【0003】図17は一般的な揚水発電装置の概略構成
を示す図であり、発電運転の場合には、図示を省略した
水圧鉄管からポンプ水車1のケーシング2に導かれた高
圧水が、ステーベーン3を介してガイドベーン4に流入
し、このガイドベーン4によって流量制御されてランナ
5に流入し、このランナ5を回転駆動した後に放水路6
を通って放流される。そして、上記ランナ5の回転駆動
によって主軸7を介して発電電動機8が回転され発電が
行われる。
【0004】またポンプ運転時においては、発電電動機
8によってランナ5が回転駆動され、放水路6から水が
ケーシング2を経て図示しない上水路等に汲み上げられ
る。
【0005】図18は図17におけるポンプ水車1及び
発電電動機8の回転部の構造を示す図であり、発電電動
機ロータ9に直結された主軸7の下端にランナ5が連結
されている。しかして、ポンプ水車が高落差化及び高速
化された場合には、図に実線で示したように点線で示し
た従来のものに比し、回転部を小形、軽量化することが
できる。したがって、図示を省略した回転部外周側の固
定機器を含めて水力発電装置全体を小さくでき、発電所
建設コストの低減を図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、回転部が小
形、軽量化された場合には、回転部のフライホイール効
果が小さくなり、これによって回転部の慣性モーメント
が小さくなることから、揚水発電所の送電系統で負荷が
遮断された場合に、遮断後の過渡時の速度上昇が大きく
なって、振動等、機械に与える影響が大きくなる等の問
題がある。また、上記速度上昇をおさえるためにガイド
ベーンを速く閉鎖すると、水圧鉄管の圧力上昇が大きく
なる。
【0007】そこで、水圧鉄管の過酷な水圧上昇を伴わ
なくして、速度上昇を制限するためには回転部のフライ
ホイール効果を増加させる方策が取られている。すなわ
ち、通常図17に示すような立軸機の場合には発電電動
機ロータの径を大きくしたり、重量を増やすことが行わ
れている。しかし、特に水圧鉄管、または放水路が異常
に長いためにガイドベーンの閉鎖時間が過大となる場合
には、上記発電電動機ロータの径或は重量の増加量はか
なり大幅なものとする必要が生じ、機器設備コストの増
大をもたらす等の問題がある。
【0008】本発明はこのような点に鑑み、比較的に低
コストで且つ簡便な方法によって負荷遮断時の速度上昇
を抑制し得るようにした水力発電装置を得ることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
水車と発電機またはポンプ水車と発電電動機を具備する
水力発電装置において、上記発電機または発電電動機の
主軸に、主軸の回転速度が予め定められた規定回転速度
以上になったとき作動され、フライホイール効果を増大
させるフライホイール機構を設けたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、周壁部に複
数の放射状の穴が穿設された内筒と、主軸の回転速度が
予め定められた規定回転速度以上になったとき閉じられ
る排液弁を介して排液管に連通される外筒とからなる二
重円筒状の容器が発電機または発電電動機の主軸に連結
され、上記主軸の回転速度が予め定められた規定回転速
度を越えた場合に、上記内筒内に液体が注入されるよう
にしたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、内筒及び外筒間の環状室が複数個の放射状
の縦板によって区劃されていることを特徴とする。
【0012】さらに、請求項4記載の発明は、請求項3
記載の発明において、各縦板には複数個の穴が穿設され
ていることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、発電機または発電
電動機の主軸に、支え板によって支承された複数のおも
りをばねを介して連結するとともに、上記おもりの放射
方向の移動を規制する規制板を設け、上記主軸の回転速
度が予め定められた規定回転速度以上になったとき上記
規制板によるおもりの移動の規制を解除するようにした
ことを特徴とする。
【0014】また、請求項6記載の発明は、発電機また
は発電電動機の主軸の外周にその主軸と同心状にリング
状のおもりを回動可能に配設するとともに、上記主軸の
外周部に常時には留め具で放射方向の移動が規制されて
いる連結部材を設け、上記主軸の回転速度が予め定めら
れた規定回転速度以上になったとき上記留め具を解放し
上記連結部材を介して主軸と上記おもりを連結するよう
にしたことを特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、発電機または発電
電動機の主軸の外周に、ばねを介して互いに連結された
複数のおもりを上記主軸と同心状に配設するとともに、
常時には固定装置によって上記各おもりを主軸から離間
した状態に固定し、上記主軸の回転速度が予め定められ
た規定回転速度以上になったとき、上記固定装置による
固定を解放して上記各おもりを上記主軸の外周面に圧接
するようにしたことを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、発電機または発電
電動機の主軸の端部にフライホイールを配設するととも
に、上記主軸の回転速度が予め定められた規定回転速度
以上になったとき上記フライホイールを主軸に連結する
カップリング装置を設けたことを特徴とする。
【0017】さらに、請求項9記載の発明は、発電機ま
たは発電電動機の主軸端に流体継手を介してフライホイ
ールを連結し、上記主軸の回転速度が予め定められた規
定回転速度以上になったときに、上記流体継手に流体を
充てんし、上記フライホイールを主軸に連動連結するよ
うにしたことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
【0019】図1において、符号8は図示しないポンプ
水車の上方に配設された発電電動機であって、その発電
電動機8に直結された主軸7の上端部に、二重円筒状の
容器10が連結されている。
【0020】上記容器10の内筒11の周壁部には複数
の放射状の穴12が穿設され、内筒11内と外筒13内
とが連通され、さらに上記内筒11にはその天板14に
開口15が形成され、この開口15内には導液管16が
挿入開口されている。上記導液管16は液圧送装置17
を介して液貯蔵装置18に接続されており、上記液圧送
装置17より下流側には制御弁19が設けられている。
【0021】一方、外筒13の下部周壁部には、図1及
び図2に示すように放射方向に複数の(図においては4
個の)排液弁20が設けられており、外筒13の下部外
周には上記排液弁20と対向するように円環状の液受リ
ング21が固設され、この液受リング21には排液管2
2が接続されている。上記排液弁20は、図3(a),
(b)に示すように、その弁体20aが弁案内装置23
によって放射方向に移動可能に支持されており、常時に
おいてはばね24によって放射方向内方に付勢され、弁
開位置に保持されている。すなわち、容器10の回転速
度が規定回転速度以下の場合には、図3(a)に示すよ
うに、上記ばね24の力が弁体20aに作用する遠心力
に打ち勝ち、弁体20aが弁座25から離間しており、
容器10の回転速度が規定回転速度を越えた場合には、
図3(b)に示すように弁体20aがその遠心力によっ
てばね24の力に抗して放射方向に移動して弁座25に
圧接され、弁が閉じた状態になるようにしてある。
【0022】また、容器10には液位検出器26が設け
られ、主軸7には回転速度検出器27が設けられてお
り、液位検出器26及び回転速度検出器27の検出信号
が制御装置28に入力されており、その制御装置28の
出力信号によって制御弁19が開閉制御されるようにし
てある。
【0023】しかして、水力発電装置が通常的に定格回
転速度で運転される場合には、回転部はできるだけ軽量
で且つフライホイール効果が小さい方が始動及び停止を
迅速に行えるので、制御装置28によって制御弁19を
閉じ、容器10を空にした状態で運転が行われる。
【0024】そこで、上述のような定格回転速度で発電
運転中に発電所の送電系統で負荷が遮断されたような場
合に、負荷遮断後、回転速度が定格回転速度Noから上
昇し、時刻T1 で回転速度検出器27で検出される回転
速度が規定回転速度N1 を越えると、回転速度検出器2
7の検出信号が制御装置28に入力され、それに応じて
上記制御装置28によって制御弁19が開らかれる(図
4)。したがって、液圧送装置17によって液体が内筒
11及び外筒13内に注入される。このようにして、時
刻T2 で容器10内に液体が満たされ、所定液位Lに達
すると、これが液位検出器26によって検出され、その
検出信号が制御装置28に入力され、制御装置28によ
って制御弁19が閉方向に制御される。
【0025】一方、排液弁20は前述のように回転速度
が規定回転速度N1 を越えた点で、制御装置28の制御
には無関係で自動的に閉まり、また最大回転速度通過後
速度が下降し、時刻T3 で回転速度が規定回転速度N1
以下になると、自動的に開く。したがって、回転速度が
規定回転速度N1 以上になると、発電電動機の上側に連
結された容器10内に液体が貯溜され、回転部の重量が
増加され、フライホイール効果が大きくなり、負荷遮断
時の速度上昇を低く抑えることができる。また、回転速
度が規定回転速度N1 以下になると、上述のように排液
弁20が自動的に開くので、容器10内の液体は上記排
液弁20を介して液受リング21に排出され、排液管2
2を通って液体貯蔵装置18に返送される。したがっ
て、回転部の重量は軽くなりフラホイール効果が小さ
く、停止を迅速に行うことができる。
【0026】図5は、小型化された水力発電装置の負荷
遮断時における本発明装置とフライホイール機構を具備
しない従来の装置との速度上昇を比較した線図であり、
実線で示すように、上記本発明装置においては、速度上
昇を低く抑えることができる。
【0027】図6及び図7は本発明の他の実施の形態を
示す図であり、内筒11と外筒13によって形成される
環状空所内には、内筒11に穿設された複数の放射方向
の穴12,12の各穴間から放射方向に延びる仕切板3
0が設けられている。
【0028】しかして、内筒11内に注入された液体は
図8(a),(b)に示すように内筒11に穿設された
穴12を通って内筒11の外側に放出された後、回転に
よる旋回を伴いながら放物状に液位が上昇していくが、
上記仕切板30を設けた場合にはその仕切板30によっ
て上記旋回流が阻止される。したがって液体の遠心力効
果が発揮され、フライホイール効果が一層助長される。
【0029】また、図9は本発明のさらに他の実施の形
態を示す図であって、上記仕切板30に複数の穴31が
形成されている。したがって、外筒13内に注入され、
各仕切板30で区劃された室内にそれぞれ滞溜されてい
る液体が上記穴31によって互いに連通され、容器の回
転不均合が防止される。
【0030】ところで、上記容器10に注入する液体と
しては水を使用することもでき、この場合図10に示す
ように導液管16の一端を水圧鉄管へ接続し、その水圧
鉄管内の水を容器10内に注入する。この場合、液受け
リング21に排出された水は図示しない排水ピット等に
返送される。しかして、この場合既存の水圧鉄管水を利
用するので、別に液貯蔵装置、液圧送装置等が不要とな
り、設備コストを低減することができる。
【0031】図11(a),(b)は本発明の他の実施
の形態を示す図であり、主軸7には円盤状部32が形成
されており、この円盤状部32に放射方向に延びる複数
個のばね33の基端部が固着され、その各ばね33の先
端に重錘34が連結されている。上記重錘34は、上記
円盤状部32の外周に固設された支え板35によって支
持されるとともに、その支え板35に設けられている制
御板36によって常時においてはその放射方向への移動
が阻止されている。
【0032】上記制御板36は、回転速度検出器27か
らの検出信号が入力される動作制御装置37によって制
御され、図11の(a)に示すような重錘34の放射方
向の移動を阻止する位置と、図11の(b)に示すよう
な重錘34の移動を自由にする位置に移動制御されるよ
うにしてある。
【0033】しかして、負荷遮断等によって定格回転速
度Noから回転速度が上昇し、予め定められている規定
回転速度N1 以上になると、それが回転速度検出器27
によって検出され、それによって動作制御装置37が作
動し、制御板36が図11の(b)に示すように重錘3
4の移動通路外に移動される。したがって、主軸7の回
転による遠心力によって重錘34が放射方向外方に移動
し、回転部の慣性モーメントが大きくなり負荷遮断後の
回転速度上昇が低く抑えられる。
【0034】また、図12(a),(b)は本発明のさ
れらに他の実施の形態を示す図であり、主軸7に設けら
れた円盤状部32の外周には、リング状の重錘38が上
記円盤状部32と同心的にかつこれと若干離間して回転
可能に配設されている。
【0035】一方、上記円盤状部32の外周部には複数
の連結片39が放射方向に進退可能に設けられており、
この連結片39は通常留め具40によって引込み位置に
保持されている。上記留め具40は回転速度検出器27
からの検出信号が入力される動作制御装置37によって
制御され、図12の(a)に示すように、連結片39を
保持する位置と、図12の(b)に示すように連結片3
9が解放する位置に移動制御されるようにしてある。
【0036】しかして、負荷遮断等によって主軸7が定
格回転速度N0 から回転速度が上昇し、予め定められて
いる規定回転速度N1 以上になると、それが回転速度検
出器27によって検出され、それによって動作制御装置
37が作動し、留め具40が上動して連結片39の保持
が解放される。したがって、連結片39が遠心力によっ
て放射方向に突出し、重錘38と接続し、図12(b)
に示すようになる。そのため上記重錘38が円盤状部3
2と一体となり、回転部の重量が増加され、フライホイ
ール効果が大きくなって回転速度上昇が低く抑えられ
る。
【0037】図13及び図14は本発明の他の実施の形
態を示す図であり、主軸7に設けられた円盤状部32の
外周に互いにスプリング41によって環状に連結された
複数の重錘42が配設されている。上記複数の重錘42
は円盤状部32と同心的に配設されており、主軸7の回
転速度が予め定められている規定回転速度N1 以下の場
合には、上記各重錘42が、固定部材43に設けられて
いる留め具44によって円盤状部32から離間された状
態に保持されている。上記留め具44は回転速度検出器
27からの検出信号が入力されている動作制御装置37
によって制御され、図13の(a)に示すように、重錘
42を円盤状部32から離間した状態に保持する位置
と、図14の(a)に示すように、重錘42の保持状態
を解放する位置に移動制御されるようにしてある。
【0038】しかして、負荷遮断等によって主軸7が定
格回転速度N0 から回転速度が上昇し、予め定められて
いる規定回転速度N1 以上になると、それが回転速度検
出器27によって検出され、それによって動作制御装置
37が作動し、留め具44が図14の(a)に示すよう
に上動され、重錘42の保持が解放される。したがっ
て、各重錘42が図14(b)に示すようにスプリング
41によって引張られて円盤状部32の外周面に圧着さ
れる。このようにして重錘42が円盤状部32と一体と
なり、回転部の重量が増加され、フライホイール効果が
大きくなり、回転速度上昇が低く抑えられる。
【0039】また、図15は本発明のさらに他の実施の
形態を示す図であって、主軸7の上端部には、通常時に
はこの主軸7と接続していないフライホイール45が配
設されている。上記フライホイール45は電流制御装置
46によって制御される磁気カップリング47により主
軸7に接続されるようにしてある。
【0040】しかして、負荷遮断等によって主軸7が定
格回転速度N0 から回転速度が上昇し、予め定められて
いる規定回転速度N1 以上になると、それが回転速度検
出器27によって検出され、それによって電流制御装置
46が作動され、磁気カップリング47によってフライ
ホイール45が主軸7に連結される。
【0041】したがって、このフライホイール45が主
軸7に連結されることによって回転部の重量が増加さ
れ、フライホイール効果が大きくなって、負荷遮断後等
における回転速度上昇が低く抑えられる。
【0042】さらに、図16は本発明の他の実施の形態
を示す図であって、主軸7の上端部に流体継手48を介
してフライホイール45が連結されている。上記流体継
手48は可変充てん式であって、回転速度検出器27か
らの検出信号によって作動される流体充てん量制御装置
49によって、流体の充てんが行われるようにしてあ
る。
【0043】しかして、前記各実施の態様と同様に主軸
7が定格回転速度N0 から回転速度が上昇し、予め定め
られている規定回転速度N1 以上になると、それが回転
速度検出器27によって検出され、それによって流体充
てん量制御装置49が作動され、流体継手48に流体が
充填される。したがって、フライホイール45が主軸7
に連結され、回転部の重量が増加され、フライホイール
効果が大きくなり、負荷遮断後等における回転速度上昇
が低く抑えられる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は水車等に
連結された発電機または発電電動機の主軸に、主軸の回
転速度が予め定められた規定回転速度以上になったとき
作動され、フライホイール効果を増大させるフライホイ
ール機構を設けたので、負荷遮断時等の回転速度上昇を
低く抑えることができ、水力発電装置の高落差及び高速
化に対応する回転部の小形、軽量化によって慣性モーメ
ントが小さくなることによる問題を効果的に解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略構成を示す図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】(a),(b)はそれぞれ図1における排液弁
の作動説明図。
【図4】図1に示す装置の動作タイミングを示すタイミ
ングチャート図。
【図5】回転速度変化線図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す平断面図。
【図7】図6のB−B線断面図。
【図8】(a),(b)はそれぞれ本発明の実施の形態
における容器内の流体の流れを示す平断面図及び縦断面
図。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図。
【図10】本発明の他の実施の形態を示す図。
【図11】(a),(b)は本発明の他の実施の形態の
作動説明図。
【図12】(a),(b)はそれぞれ本発明のさらに他
の実施の形態の作動説明図。
【図13】(a),(b)本発明の他の実施の形態の概
略構成を示す縦断面図及び平断面図。
【図14】(a),(b)はそれぞれ図13に示す装置
の作動を説明するための縦断面図及び平断面図。
【図15】本発明のさらに他の実施の形態を示す図。
【図16】本発明の他の実施の形態を示す図。
【図17】従来の水力発電装置の概略構成を示す図。
【図18】小形化された水力発電装置を説明するための
図17における回転部分を拡大して概略的に示した図。
【符号の説明】
1 ポンプ水車 5 ランナ 6 放水路 7 主軸 8 発電電動機 9 発電電動機ロータ 10 容器 11 内筒 12 穴 13 外筒 16 導液管 17 液圧送装置 18 液貯蔵装置 19 制御弁 20 排液弁 20a 弁体 21 液受リング 27 回転速度検出器 28 制御装置 30 仕切板 31 穴 32 円盤状部 33 ばね 34,38,42 重錘 35 支え板 36 制御板 37 動作制御装置 39 連結片 40,44 留め具 41 スプリング 43 固定部材 45 フライホイール 46 電流制御装置 47 磁気カップリング 48 流体継手 49 流体充てん量制御装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水車と発電機またはポンプ水車と発電電動
    機を具備する水力発電装置において、上記発電機または
    発電電動機の主軸に、主軸の回転速度が予め定められた
    規定回転速度以上になったとき作動され、フライホイー
    ル効果を増大させるフライホイール機構を設けたことを
    特徴とする水力発電装置。
  2. 【請求項2】周壁部に複数の放射状の穴が穿設された内
    筒と、主軸の回転速度が予め定められた規定回転速度以
    上になったとき閉じられる排液弁を介して排液管に連通
    される外筒とからなる二重円筒状の容器が発電機または
    発電電動機の主軸に連結され、上記主軸の回転速度が予
    め定められた規定回転速度を越えた場合に、上記内筒内
    に液体が注入されるようにしたことを特徴とする、請求
    項1記載の水力発電装置。
  3. 【請求項3】内筒及び外筒間の環状室が複数個の放射状
    の縦板によって区劃されていることを特徴とする、請求
    項2記載の水力発電装置。
  4. 【請求項4】各縦板には複数個の穴が穿設されているこ
    とを特徴とする、請求項3記載の水力発電装置。
  5. 【請求項5】発電機または発電電動機の主軸に、支え板
    によって支承された複数のおもりをばねを介して連結す
    るとともに、上記おもりの放射方向の移動を規制する規
    制板を設け、上記主軸の回転速度が予め定められた規定
    回転速度以上になったとき上記規制板によるおもりの移
    動の規制を解除するようにしたことを特徴とする、請求
    項1記載の水力発電装置。
  6. 【請求項6】発電機または発電電動機の主軸の外周にそ
    の主軸と同心状にリング状のおもりを回動可能に配設す
    るとともに、上記主軸の外周部に常時には留め具で放射
    方向の移動が規制されている連結部材を設け、上記主軸
    の回転速度が予め定められた規定回転速度以上になった
    とき上記留め具を解放し上記連結部材を介して主軸と上
    記おもりを連結するようにしたことを特徴とする、請求
    項1記載の水力発電装置。
  7. 【請求項7】発電機または発電電動機の主軸の外周に、
    ばねを介して互いに連結された複数のおもりを上記主軸
    と同心状に配設するとともに、常時には固定装置によっ
    て上記各おもりを主軸から離間した状態に固定し、上記
    主軸の回転速度が予め定められた規定回転速度以上にな
    ったとき、上記固定装置による固定を解放して上記各お
    もりを上記主軸の外周面に圧接するようにしたことを特
    徴とする、請求項1記載の水力発電装置。
  8. 【請求項8】発電機または発電電動機の主軸の端部にフ
    ライホイールを配設するとともに、上記主軸の回転速度
    が予め定められた規定回転速度以上になったとき上記フ
    ライホイールを主軸に連結するカップリング装置を設け
    たことを特徴とする、請求項1記載の水力発電装置。
  9. 【請求項9】発電機または発電電動機の主軸端に流体継
    手を介してフライホイールを連結し、上記主軸の回転速
    度が予め定められた規定回転速度以上になったときに、
    上記流体継手に流体を充てんし、上記フライホイールを
    主軸に連動連結するようにしたことを特徴とする、請求
    項1記載の水力発電装置。
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