JPH11113096A - 補聴器 - Google Patents
補聴器Info
- Publication number
- JPH11113096A JPH11113096A JP26470597A JP26470597A JPH11113096A JP H11113096 A JPH11113096 A JP H11113096A JP 26470597 A JP26470597 A JP 26470597A JP 26470597 A JP26470597 A JP 26470597A JP H11113096 A JPH11113096 A JP H11113096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hearing aid
- coils
- coil
- output
- earphone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Near-Field Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁波の到来方向、利用者の姿勢等にかかわ
ることなく、ある程度の音声出力が得られる補聴器を提
供する。 【解決手段】 互いに直交する方向に配置される2個の
コイル7A 、7B を備え、この2個のコイル7A 、7B
の出力を増幅器8、切替スイッチ3、増幅器4を経て、
イヤホーン5に加え、イヤホーン5より音声を出力す
る。電磁波の方向がいずれの方向であっても、直交する
コイル7A 、7B によってある程度以上のレベルの受信
出力を得る。
ることなく、ある程度の音声出力が得られる補聴器を提
供する。 【解決手段】 互いに直交する方向に配置される2個の
コイル7A 、7B を備え、この2個のコイル7A 、7B
の出力を増幅器8、切替スイッチ3、増幅器4を経て、
イヤホーン5に加え、イヤホーン5より音声を出力す
る。電磁波の方向がいずれの方向であっても、直交する
コイル7A 、7B によってある程度以上のレベルの受信
出力を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、聴覚障害者等が
使用する補聴器に関する。
使用する補聴器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来よく使用される補聴器に
は、マイクロホンから入力される音声を増幅して、イヤ
ホーンより出力するもの、音声を乗せて送信される電磁
波をコイルで受信して、この電磁波中の音声をイヤホー
ンより出力するもの、及び前二者の両信号を加算してイ
ヤホーンより出力する機能を有し、状況に応じ、マイク
ロホン、コイル、両者のいずれかのものを選択するよう
にしたものがある。
は、マイクロホンから入力される音声を増幅して、イヤ
ホーンより出力するもの、音声を乗せて送信される電磁
波をコイルで受信して、この電磁波中の音声をイヤホー
ンより出力するもの、及び前二者の両信号を加算してイ
ヤホーンより出力する機能を有し、状況に応じ、マイク
ロホン、コイル、両者のいずれかのものを選択するよう
にしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の補聴器
において、電磁波受信用のコイルは1個のみであり、巻
方向も一定の方向に限られるものであるため、コイルの
配置方向と、電磁波の到来方向がずれると、コイルは十
分な受信出力が得られず、利用者にとって聴取し難く、
補聴器を装着する意味がなくなるという問題があった。
において、電磁波受信用のコイルは1個のみであり、巻
方向も一定の方向に限られるものであるため、コイルの
配置方向と、電磁波の到来方向がずれると、コイルは十
分な受信出力が得られず、利用者にとって聴取し難く、
補聴器を装着する意味がなくなるという問題があった。
【0004】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、電磁波の到来方向、利用者の姿勢等にか
かわることなく、ある程度の音声出力が得られる補聴器
を提供することを目的としている。
ものであって、電磁波の到来方向、利用者の姿勢等にか
かわることなく、ある程度の音声出力が得られる補聴器
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の補聴器は、近
傍からの音声が重畳された電磁波信号をコイルで受信
し、この受信した電磁波信号中の音声をイヤホーンより
出力する補聴器において、前記コイルは互いに直交する
方向に配置される少なくとも2個のコイルで構成される
ものである。
傍からの音声が重畳された電磁波信号をコイルで受信
し、この受信した電磁波信号中の音声をイヤホーンより
出力する補聴器において、前記コイルは互いに直交する
方向に配置される少なくとも2個のコイルで構成される
ものである。
【0006】この補聴器では、2個のコイルが直交方向
に配置されるものであるから、一方のコイルに対する電
磁波の到来方向が悪くても、他方のコイルにある程度の
入力が入り、方向によって感度を下げることはなくな
る。
に配置されるものであるから、一方のコイルに対する電
磁波の到来方向が悪くても、他方のコイルにある程度の
入力が入り、方向によって感度を下げることはなくな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1はこの発明の一実施形
態補聴器の構成を示すブロック図である。この実施形態
補聴器は、マイクロホン1と、このマイクロホン出力を
増幅する増幅器2と、切替スイッチ3と、切替スイッチ
3の出力を増幅する増幅器4と、この増幅器4の出力を
受けて動作するイヤホーン5と、互いに直交する方向に
配置され、直列接続される2個のコイル7A 、7B と、
このコイル7A 、7B の出力を増幅する増幅器8と、増
幅器2のマイクロホン出力と増幅器8コイル出力を受け
てアナログ加算する加算器6とから構成されている。
明をさらに詳細に説明する。図1はこの発明の一実施形
態補聴器の構成を示すブロック図である。この実施形態
補聴器は、マイクロホン1と、このマイクロホン出力を
増幅する増幅器2と、切替スイッチ3と、切替スイッチ
3の出力を増幅する増幅器4と、この増幅器4の出力を
受けて動作するイヤホーン5と、互いに直交する方向に
配置され、直列接続される2個のコイル7A 、7B と、
このコイル7A 、7B の出力を増幅する増幅器8と、増
幅器2のマイクロホン出力と増幅器8コイル出力を受け
てアナログ加算する加算器6とから構成されている。
【0008】切替スイッチ3のコモン端子Cは出力側と
なっており、増幅器4の入力端に接続されている。切替
スイッチ3の3つの切替端子M、MT、Tは、入力側と
なっており、切替端子Mは増幅器2の出力に接続され、
切替端子MTは加算器6の出力に接続され、切替端子T
は増幅器8の出力に接続されている。この実施形態補聴
器において、マイクロホンのみで聴取する場合は、切替
スイッチ3は切替端子Mに投入される。マイクロホン1
でキャッチされた音声は、増幅器2で増幅され、切替ス
イッチ3、増幅器4を介してイヤホーン5に入力され、
イヤホーン5より音声が出力される。音声が電磁波に重
畳して放射されるアンテナ等の施設のある空間では、切
替スイッチ3が切替端子Tに投入される。この場合、音
声を乗せた電磁波がコイル7A 、7B で受信されて増幅
器8で増幅され、切替スイッチ3、増幅器4を介してイ
ヤホーン5に入力され、イヤホーン5からは音声が出力
される。
なっており、増幅器4の入力端に接続されている。切替
スイッチ3の3つの切替端子M、MT、Tは、入力側と
なっており、切替端子Mは増幅器2の出力に接続され、
切替端子MTは加算器6の出力に接続され、切替端子T
は増幅器8の出力に接続されている。この実施形態補聴
器において、マイクロホンのみで聴取する場合は、切替
スイッチ3は切替端子Mに投入される。マイクロホン1
でキャッチされた音声は、増幅器2で増幅され、切替ス
イッチ3、増幅器4を介してイヤホーン5に入力され、
イヤホーン5より音声が出力される。音声が電磁波に重
畳して放射されるアンテナ等の施設のある空間では、切
替スイッチ3が切替端子Tに投入される。この場合、音
声を乗せた電磁波がコイル7A 、7B で受信されて増幅
器8で増幅され、切替スイッチ3、増幅器4を介してイ
ヤホーン5に入力され、イヤホーン5からは音声が出力
される。
【0009】ここで、コイル7A とコイル7B が互いに
直交方向に配置されているので、平面内、いずれの方向
から電波が到来しても、いずれか一方のコイルに大なる
受信出力が得られ、あるいは両方のコイルにある程度の
出力が得られるので、これを加算することにより、常に
ある程度以上の受信出力が得られる。そのため、イヤホ
ーン5から出力する音声出力が低下するのを避けること
ができる。
直交方向に配置されているので、平面内、いずれの方向
から電波が到来しても、いずれか一方のコイルに大なる
受信出力が得られ、あるいは両方のコイルにある程度の
出力が得られるので、これを加算することにより、常に
ある程度以上の受信出力が得られる。そのため、イヤホ
ーン5から出力する音声出力が低下するのを避けること
ができる。
【0010】切替スイッチ3を切替端子MTに投入する
と、マイクロホン1からの信号とコイル7A 、7B から
の信号が加算器6で加算されて、切替スイッチ3、増幅
器4を介してイヤホーン5に加えられる。この場合、マ
イクロホンとコイルの両出力が利用されるので、より高
感度の聴取を行うことができる。図2は、この発明の他
の実施形態補聴器の一部の回路のブロック図である。図
2の実施形態補聴器は、図1に示すものが、コイル
7A 、7B が直列に接続するものであるに対し、互いに
独立して配置される。コイル7A は補償回路9に接続さ
れ、コイル7B は補償回路10に接続されている。補償
回路9、10は、例えば位相のずれ等を補償する回路で
あり、その出力は加算器11に与えられ、加算器41に
てアナログ加算され、増幅器8を介して切替端子Mに導
出される。図2に示さないその他の回路部は、図1に示
したものと同様である。
と、マイクロホン1からの信号とコイル7A 、7B から
の信号が加算器6で加算されて、切替スイッチ3、増幅
器4を介してイヤホーン5に加えられる。この場合、マ
イクロホンとコイルの両出力が利用されるので、より高
感度の聴取を行うことができる。図2は、この発明の他
の実施形態補聴器の一部の回路のブロック図である。図
2の実施形態補聴器は、図1に示すものが、コイル
7A 、7B が直列に接続するものであるに対し、互いに
独立して配置される。コイル7A は補償回路9に接続さ
れ、コイル7B は補償回路10に接続されている。補償
回路9、10は、例えば位相のずれ等を補償する回路で
あり、その出力は加算器11に与えられ、加算器41に
てアナログ加算され、増幅器8を介して切替端子Mに導
出される。図2に示さないその他の回路部は、図1に示
したものと同様である。
【0011】図3は、上記実施形態補聴器のコイル
7A 、7B が実際に、どのように配置されるかの一例を
示す概略図である。ここで示す補聴器は、ボックス型の
ケース本体15に回路基板12上に、マイクロホン1、
CPUチップ13、その他の素子14、15、コイル7
A 、7B が実装されている。コイル7A とコイル7
B は、軸方向、つまり磁界の生じる方向が互いに直交す
る方向に配置されている。
7A 、7B が実際に、どのように配置されるかの一例を
示す概略図である。ここで示す補聴器は、ボックス型の
ケース本体15に回路基板12上に、マイクロホン1、
CPUチップ13、その他の素子14、15、コイル7
A 、7B が実装されている。コイル7A とコイル7
B は、軸方向、つまり磁界の生じる方向が互いに直交す
る方向に配置されている。
【0012】なお、この実施形態では、コイル7A 、7
B を回路基板12の平面内で配置しているが、スペース
が許すならば、3個のコイルを互いに直交するλ、Y、
Z軸方向に配置してもよい。また、平面内の配置であっ
ても、3個のコイルをデルタ状にあるいはY状に配置し
てもよい。
B を回路基板12の平面内で配置しているが、スペース
が許すならば、3個のコイルを互いに直交するλ、Y、
Z軸方向に配置してもよい。また、平面内の配置であっ
ても、3個のコイルをデルタ状にあるいはY状に配置し
てもよい。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、音声が重畳された電
磁波をコイルで受信して、その信号の音声をイヤホーン
から出力する補聴器において、コイルを互いに直交する
方向に配置する少なくとも2つのコイルで構成するもの
であるから、例え、一方のコイルに対して電磁波の到来
方向が好ましくないずれた方向であっても、他のコイル
の電波の到来歩行が適性となることにより、あるいは両
コイルへの電磁波の入力がある程度のレベルの場合、こ
れを加算的に処理することにより、常に安定したあるレ
ベル以上の出力をイヤホーンから出力することができ
る。
磁波をコイルで受信して、その信号の音声をイヤホーン
から出力する補聴器において、コイルを互いに直交する
方向に配置する少なくとも2つのコイルで構成するもの
であるから、例え、一方のコイルに対して電磁波の到来
方向が好ましくないずれた方向であっても、他のコイル
の電波の到来歩行が適性となることにより、あるいは両
コイルへの電磁波の入力がある程度のレベルの場合、こ
れを加算的に処理することにより、常に安定したあるレ
ベル以上の出力をイヤホーンから出力することができ
る。
【図1】この発明の一実施形態補聴器の概略構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】この発明の他の実施形態補聴器の一部の概略構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図3】上記各実施形態補聴器の2個のコイルの実装状
態を示す図である。
態を示す図である。
3 切替スイッチ 2、4、8 増幅器 5 イヤホーン 7A 、7B コイル
Claims (3)
- 【請求項1】近傍からの音声が重畳された電磁波信号を
コイルで受信し、この受信した電磁波信号中の音声をイ
ヤホーンより出力する補聴器において、 前記コイルは互いに直交する方向に配置される少なくと
も2個のコイルであることを特徴とする補聴器。 - 【請求項2】前記2個のコイルは、直列接続されたもの
である請求項1記載の補聴器。 - 【請求項3】前記2個のコイルは、互いに独立して配置
され、その両出力はアナログ加算器で加算されて出力す
るものである請求項1記載の補聴器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26470597A JPH11113096A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 補聴器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26470597A JPH11113096A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 補聴器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11113096A true JPH11113096A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17407044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26470597A Pending JPH11113096A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 補聴器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11113096A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6292571B1 (en) | 1999-06-02 | 2001-09-18 | Sarnoff Corporation | Hearing aid digital filter |
JP2006514504A (ja) * | 2003-05-09 | 2006-04-27 | ヴェーデクス・アクティーセルスカプ | 補聴器システム,補聴器および音声信号処理方法 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP26470597A patent/JPH11113096A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6292571B1 (en) | 1999-06-02 | 2001-09-18 | Sarnoff Corporation | Hearing aid digital filter |
JP2006514504A (ja) * | 2003-05-09 | 2006-04-27 | ヴェーデクス・アクティーセルスカプ | 補聴器システム,補聴器および音声信号処理方法 |
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