JPH11108415A - 空気調和機用制御装置 - Google Patents

空気調和機用制御装置

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JPH11108415A
JPH11108415A JP9274381A JP27438197A JPH11108415A JP H11108415 A JPH11108415 A JP H11108415A JP 9274381 A JP9274381 A JP 9274381A JP 27438197 A JP27438197 A JP 27438197A JP H11108415 A JPH11108415 A JP H11108415A
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JP
Japan
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air conditioner
control device
control output
target
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JP9274381A
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Takatomo Matsumi
孝友 松實
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遺伝的アルゴリズムを利用したうえで使用者
にとっての快適性を容易に実現し得る構成とされた空気
調和機用制御装置を提供する。 【解決手段】 本発明にかかる制御装置は、目標設定手
段1と、第1の検出手段2と、第2の検出手段3と、目
標情報と実際情報と運転情報及び環境情報と快適性指数
の最適値が得られる制御出力パラメータとを記憶する記
憶手段4と、目標情報と実際情報と運転情報及び環境情
報と制御出力パラメータの候補情報とを入力層とし、設
定済みの重み係数及び敷居値を用いて算出される快適性
指数を出力層とするニューラルネットワーク演算手段5
と、制御出力パラメータを構成するパラメータを遺伝子
型で表現した複数の個体を形成し、かつ、これら個体の
遺伝子操作を繰り返して制御出力パラメータの候補情報
を算出してニューラルネットワーク演算手段5に入力す
る遺伝子アルゴリズム処理手段6とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機用制御装
置(以下、制御装置という)にかかり、特には、加湿機
能や換気機能、空気清浄機能などを具備して構成された
空気調和機に組み込んで使用される制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷暖房可能なセパレート型などの
空気調和機としては、使用者にとって快適な室内空調を
実現する必要がある都合上、加湿機能や換気機能、空気
清浄機能などを具備して構成されたものが開発されてい
る。そして、この種の空気調和機に対しては、空調負荷
パラメータの組み合わせと多岐にわたる制御方法とを採
用して使用状況の多様性に対応しながら使用者の快適性
を確保し得るよう空気調和機の出力を制御する制御装置
を組み込んでおくことが要望されている。
【0003】一方、最近においては、各種情報の組み合
わせ問題や探索問題、計画問題などのような計算量の多
い問題を解決するための手法であるところの遺伝的アル
ゴリズムといわれる確率的探索法が注目されており、遺
伝的アルゴリズムを利用した場合には従来の解法と比べ
て良好な解が短時間で得られることが知られている。な
お、このような遺伝的アルゴリズムを利用してなる空気
調和機の一例としては特開平7−253236号公報で
開示されたものがあり、この空気調和機では、室外温度
をパラメータとして室内温度及び圧縮機インバータ周波
数の動特性を学習しながら最も適合した周波数制御テー
ブルを遺伝的アルゴリズムでもって選択したうえで省エ
ネルギー化を図ることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先願発明の
空気調和機は、圧縮機インバータ周波数の最適制御値を
決定するために室外温度及び室内温度の動特性を利用し
ているに過ぎないものであり、快適性を確保するために
は、室内空調の目標状態を示す温度や湿度、室内空調の
実際状態を示す温度や湿度は勿論のこと、空気調和機か
ら吹き出される室内吹出空気の温度や湿度、室外空気の
温度や湿度、室外熱交換器の温度などと関連付けられた
空調負荷パラメータに基づく制御を行うことが重要とな
る。あるいはまた、圧縮機インバータ周波数や送風機回
転数、加湿運転もしくは換気運転の有無、空気清浄運転
の有無などの制御出力パラメータも快適性を確保するう
えでの重要な要素となり、これらの要素をも考慮したう
えでの制御を実行する必要がある。
【0005】本発明は、このような観点に基づいて創案
されたものであり、遺伝的アルゴリズムを利用したうえ
で使用者にとっての快適性を容易に実現し得る構成とさ
れた制御装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る制御装置は、室内空調の目標状態を設定する目標設定
手段と、室内空調の実際状態を検出する第1の検出手段
と、空気調和機の運転状態及び環境状態を検出する第2
の検出手段と、目標設定手段で設定された目標情報と第
1の検出手段で検出された実際情報と第2の検出手段で
検出された運転情報及び環境情報と快適性指数の最適値
が得られる空気調和機の制御出力パラメータとを時系列
的に記憶する記憶手段と、目標情報と実際情報と運転情
報及び環境情報と制御出力パラメータの候補情報とを入
力層とし、これらの情報に基づいたうえで快適性指数の
最適値が得られるよう予め設定済みの重み係数及び敷居
値を用いて算出される快適性指数を出力層とするニュー
ラルネットワーク演算手段と、制御出力パラメータを構
成する各種のパラメータを遺伝子型で表現した複数の個
体を形成し、かつ、これら個体の遺伝子操作を繰り返し
て制御出力パラメータの候補情報を算出したうえでニュ
ーラルネットワーク演算手段に入力する遺伝子アルゴリ
ズム処理手段(以下、GA処理手段という)とを備えて
いることを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、目標設定手段で設定さ
れた目標情報と第1の検出手段で検出された実際情報と
第2の検出手段で検出された運転情報及び環境情報とG
A処理手段で算出される制御出力パラメータの候補情報
とに基づき、ニューラルネットワーク演算手段では予め
設定済みの重み係数及び敷居値を用いたうえで数多くの
快適性指数が算出される。そして、目標情報と実際情報
と運転情報及び環境情報とに最も良く適応した快適性指
数の最適値がニューラルネットワーク演算手段で算出さ
れた快適性指数のうちから選択されることになり、快適
性指数の最適値を示す制御出力パラメータの候補情報が
制御出力パラメータと決定されたうえで記憶手段によっ
て記憶され、かつ、決定された制御出力パラメータが空
気調和機に対して与えられる。
【0008】本発明の請求項2にかかる制御装置は、請
求項1に記載の目標情報が、室内空調の目標状態を示す
温度や湿度、使用者の好みとともに、季節や時刻などの
情報を含んでいることを特徴とする。請求項3にかかる
制御装置は、請求項1もしくは請求項2に記載の実際情
報が、室内空調の実際状態を示す温度や湿度、空気清浄
度などの情報を含んでいることを特徴とする。請求項4
にかかる制御装置は、請求項1ないし請求項3のいずれ
かに記載の運転情報及び環境情報が、空気調和機から吹
き出される室内吹出空気の温度や湿度、室外空気の温度
や湿度、室外熱交換器の温度などの情報を含んでいるこ
とを特徴とする。請求項5にかかる制御装置は、請求項
1ないし請求項4のいずれかに記載の制御出力パラメー
タ及びその候補情報が、圧縮機インバータ周波数や送風
機回転数、加湿運転もしくは換気運転の有無、空気清浄
運転の有無などの情報を含んでいることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0010】図1は本実施の形態にかかる制御装置の構
成を模式化して示す説明図、図2はニューラルネットワ
ーク演算手段の構成を模式化して示す説明図であり、図
3はGA処理手段で取り扱われる遺伝子型データの構成
例を示す説明図である。
【0011】本実施の形態にかかる制御装置は、室内空
調の目標状態を設定するために使用されるリモートコン
トローラや設定スイッチなどのような目標設定手段1
と、室内空調の実際状態を検出する第1の検出手段2
と、空気調和機の運転状態及び環境状態を検出する第2
の検出手段3と、目標設定手段1で設定された目標情報
と第1の検出手段2で検出された実際情報と第2の検出
手段3で検出された運転情報及び環境情報とのそれぞ
れ、並びに、快適性指数の最適値が得られる空気調和機
の制御出力パラメータとを時系列的に記憶する記憶手段
4とを備えている。そして、この際における目標設定手
段1からは室内空調の目標状態を示す温度や湿度、「暑
いめ」や「寒いめ」などといった使用者の好みととも
に、季節や時刻などの情報を含んだ目標情報が、第1の
検出手段2からは室内空調の実際状態を示す温度や湿
度、空気清浄度などの情報を含んだ実際情報が、また、
第2の検出手段3からは空気調和機から吹き出される室
内吹出空気の温度や湿度、室外空気の温度や湿度、室外
熱交換器の温度などの情報を含んだ空気調和機の運転情
報及び環境情報が出力されてくることになり、これらの
情報は記憶手段4でもって記憶される。
【0012】さらにまた、この際における制御装置は、
目標情報と実際情報と運転情報及び環境情報と制御出力
パラメータの候補情報とを入力層とし、これらの各種情
報に基づいたうえで快適性指数の最適値が得られるよう
予め設定済みの重み係数及び敷居値を用いて算出される
快適性指数を出力層とするニューラルネットワーク演算
手段5と、制御出力パラメータを構成する各種のパラメ
ータ、つまり、圧縮機インバータ周波数や送風機回転数
などのパラメータを遺伝子型で表現した複数の個体を形
成し、かつ、これら個体の遺伝子操作を繰り返して制御
出力パラメータの候補情報を算出したうえでニューラル
ネットワーク演算手段5に入力するGA処理手段6とを
備えており、目標情報と実際情報と運転情報及び環境情
報とは記憶手段4を介したうえでニューラルネットワー
ク演算手段5の入力層へと入力されている。すなわち、
ここでの制御出力パラメータ及びその候補情報は、圧縮
機インバータ周波数や送風機回転数、風向ルーバ角度、
加湿運転もしくは換気運転の有無、空気清浄運転の有無
などの情報を含んだものであり、GA処理手段6におい
ては、制御開始時の空気調和機から出力されてきた制御
出力パラメータに基づいたうえでの遺伝子操作が繰り返
し実行されることに伴って制御出力パラメータの候補情
報が数多く算出される。
【0013】そして、GA処理手段6でもって算出され
た制御出力パラメータの候補情報はニューラルネットワ
ーク演算手段5の入力層へと入力され、かつ、ニューラ
ルネットワーク演算手段5の出力層からは制御出力パラ
メータの候補情報それぞれをも考慮して算出された多数
の快適性指数が出力されてくることになり、その時点に
おける目標情報と実際情報と運転情報及び環境情報とに
最も良く適応している快適性指数の最適値が出力されて
きた多数の快適性指数のうちから選択される。なお、快
適性指数の最適値を選択するための基準は、予め多数の
供試データを利用したうえで定められている。さらに、
このようにして選択された快適性指数の最適値を算出す
る際に使用された制御出力パラメータの候補情報が空気
調和機における制御パラメータとして決定されることに
なり、決定された制御出力パラメータは記憶手段4によ
って記憶されたうえで空気調和機に対して与えられる。
したがって、この空気調和機は、その時点における目標
情報と実際情報と運転情報及び環境情報とに最も良く適
応した制御出力パラメータでもって運転されていること
になり、使用者にとっての快適性が実現される。
【0014】次に、本実施の形態にかかる空気調和機が
備えるニューラルネットワーク演算手段5及びGA処理
手段6それぞれの実行する処理動作を、図2及び図3に
基づいて説明する。
【0015】まず、ニューラルネットワーク演算手段5
は、図2で示すような複数の階層構造とされた階層型ニ
ューラルネットワークであり、目標情報と実際情報と運
転情報及び環境情報と制御出力パラメータの候補情報と
を入力層とし、これらの各種情報に基づいたうえで快適
性指数の最適値が得られるよう予め設定済みの重み係数
及び敷居値を用いて算出される快適性指数を出力層とし
た構成を有している。なお、図2中の記号◎はユニット
を表しており、これらユニット間の接続は各層間の接続
とされていて同一層内での接続は存在せず、また、情報
は入力層から出力層への一方向にしか伝わらないことに
なっている。そこで、入力層L1におけるユニットの各
々に対する情報の入力値をAj(j:ユニット番号)と
し、中間層L2のユニットi(i番目のユニット)から
入力層L1のユニットj(j番目のユニット)につなが
る重み係数をWij、かつ、敷居値をθiとすると、中間
層L2のユニットそれぞれに対する情報の入力値Uiは
数1で表される。
【0016】
【数1】
【0017】一方、中間層L2のユニットそれぞれに対
する情報の入力値は数2で示すシグモイド関数を通した
うえで出力されることになり、その結果として中間層L
2のユニットの各々に対する情報の出力値hiは数3で
表されることになる。
【0018】
【数2】
【0019】
【数3】
【0020】したがって、出力層L3におけるユニット
の各々から中間層L2のユニットiにつながる重み係数
をVi、かつ、敷居値をδとした場合には、出力層L3
の各ユニットから快適性指数として出力される情報の出
力値Pが数4で表されることになる。
【0021】
【数4】
【0022】なお、この際における重み係数Wij,Vi
及び敷居値θi,δのそれぞれは、多数の供試データ、
つまり、設計段階での実験データに基づいて想定される
室内空気及び室外空気の温度や湿度、空気清浄度、室内
吹出空気の温度や湿度などのような空調負荷パラメータ
と、これらに対応する快適性指数で表される供試データ
を用いてバックプロパゲーション法などの学習アルゴリ
ズムで予め学習されたうえで設定されたものとなってい
る。なお、ここでの快適性指数は、その値が小さいほど
快適性が高いことを示す指数とされる。
【0023】一方、GA処理手段6は、制御開始時の空
気調和機から出力されてきた制御出力パラメータに基づ
く遺伝子操作を繰り返して実行し、制御出力パラメータ
の候補情報を数多く算出したうえでニューラルネットワ
ーク演算手段5に対して入力するものであり、このGA
処理手段6においては、制御出力パラメータを図3で例
示する18ビットのバイナリーデータ列のような遺伝子
型のデータ列表現などとしたうえ、制御出力パラメータ
を構成する各種のパラメータを遺伝子型で表現した複数
の個体、例えば、初期候補群として20個の個体を形成
することが実行される。つまり、具体的には、記憶手段
4に記憶されている前回の制御出力パラメータと、ラン
ダムに発生して作成された19個の個体とからなる合計
20個である。なお、メーカから出荷される時点での記
憶手段4に対しては、標準的な1個の制御出力パラメー
タを示すデータが記憶させられている。
【0024】そして、引き続き、GA処理手段6では、
ニューラルネットワーク演算手段5からの出力値を参照
しながら20個の個体を互いに掛け合わせて例えば交叉
率が200%、つまり、元の個体数20に対して2倍の
40個の個体からなる候補群を新たに作製することが行
われる。なお、この際の交叉処理は、具体的には2個の
個体を選択し、かつ、データ列の1部分を無作為に特定
したうえ、特定した部分を2個の個体間で入れ換える遺
伝子操作である。その結果、交叉処理の実行によって
は、元の20個と新たな40個と合算して計60個の個
体からなる候補群が得られたことになる。
【0025】次に、GA処理手段6は、突然変異率を例
えば50%としたうえで計60個のうちの30個の個体
に対して突然変異を発生させることになり、突然変異が
発生した30個と残りの30個とが互いに組み合わされ
てなる制御出力パラメータの候補情報を算出したうえで
順次ニューラルネットワーク演算手段5に入力する。そ
こで、GA処理手段6から制御出力パラメータの候補情
報が入力してきたニューラルネットワーク演算手段5に
おいては、目標情報と実際情報と運転情報及び環境情報
と制御出力パラメータの候補情報それぞれとに基づきな
がら、快適性指数の最適値が得られるよう予め設定済み
の重み係数及び敷居値を用いたうえで快適性指数を算出
するためのシュミレーションが実行される。
【0026】引き続き、このGA処理手段6では、ニュ
ーラルネットワーク演算手段5から出力されてきた出力
値の小さいものから順に上位10個の個体を抽出するこ
とが行われる。なお、これらの10個は当初の個体数2
0個の50%にあたり、エリート率は50%である。そ
して、個体数を当初の20個に合わせるため、残り50
個の候補群に対してルーレット選択と呼ばれる処理を実
行し、制御適合度が高いものが選ばれる確率が高くなる
ようにしながら10個の個体が抽出される(淘汰)。そ
して、GA処理手段6は、このような一連の世代交代処
理操作を例えば100回繰り返して実行し、100回の
操作終了時点における20個の個体のうちでニューラル
ネットワークの出力値の最も小さいものを、その時点で
の制御出力パラメータ列と決定する。なお、これらの操
作における突然変異率は50%から0.2%ずつ順次減
少させられることになり、100回目の突然変異率は0
%となっている。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる制
御装置においては、目標情報と実際情報と運転情報及び
環境情報とGA処理手段で算出される制御出力パラメー
タの候補情報とに基づき、ニューラルネットワーク演算
手段では予め設定済みの重み係数及び敷居値を用いたう
えで数多くの快適性指数が算出される。そして、目標情
報と実際情報と運転情報及び環境情報とに最も良く適応
した快適性指数の最適値がニューラルネットワーク演算
手段で算出された快適性指数のうちから選択されること
になり、快適性指数の最適値を示す制御出力パラメータ
の候補情報が制御出力パラメータと決定されたうえで記
憶手段によって記憶され、かつ、決定された制御出力パ
ラメータが空気調和機に対して与えられる。その結果、
本発明にかかる制御装置によれば、遺伝的アルゴリズム
を利用したうえで使用者にとっての快適性を容易に実現
することができるという効果が得られる。
【0028】そして、この際における目標情報が、室内
空調の目標状態を示す温度や湿度、使用者の好みととも
に、季節や時刻などの情報を含んでいる場合や、室内空
調の実際状態を示す温度や湿度、空気清浄度などの情報
を含んでいる場合には、これらの情報をも考慮したきめ
細かな制御出力パラメータが選択して実行される結果と
して満足度の高い空調制御を実現し得ることになる。ま
た、運転情報及び環境情報が、使用者の体感に多大の影
響を及ぼす室内吹出空気の温度や湿度、あるいは、隙間
風の侵入や換気に伴う室外空気の温度や湿度、室外熱交
換器の温度などの情報を含んでいる場合や、制御出力パ
ラメータ及びその候補情報が、圧縮機インバータ周波数
や送風機回転数、加湿運転もしくは換気運転の有無、空
気清浄運転の有無などの情報を含んでいる場合には、使
用者の体感を重視した空調制御を実現し得ることになる
ばかりか、これらの情報をも考慮したきめ細かな制御出
力パラメータの制御が行われるため、より満足度の高い
快適性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる制御装置の構成を模式化
して示す説明図である。
【図2】ニューラルネットワーク演算手段の構成を模式
化して示す説明図である。
【図3】GA処理手段で取り扱われる遺伝子型データの
構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 目標設定手段 2 第1の検出手段 3 第2の検出手段 4 記憶手段 5 ニューラルネットワーク演算手段 6 GA処理手段(遺伝子アルゴリズム処理手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内空調の目標状態を設定する目標設定
    手段と、 室内空調の実際状態を検出する第1の検出手段と、 空気調和機の運転状態及び環境状態を検出する第2の検
    出手段と、 目標設定手段で設定された目標情報と第1の検出手段で
    検出された実際情報と第2の検出手段で検出された運転
    情報及び環境情報と快適性指数の最適値が得られる空気
    調和機の制御出力パラメータとを時系列的に記憶する記
    憶手段と、 目標情報と実際情報と運転情報及び環境情報と制御出力
    パラメータの候補情報とを入力層とし、これらの情報に
    基づいたうえで快適性指数の最適値が得られるよう予め
    設定済みの重み係数及び敷居値を用いて算出される快適
    性指数を出力層とするニューラルネットワーク演算手段
    と、 制御出力パラメータを構成する各種のパラメータを遺伝
    子型で表現した複数の個体を形成し、かつ、これら個体
    の遺伝子操作を繰り返して制御出力パラメータの候補情
    報を算出したうえでニューラルネットワーク演算手段に
    入力する遺伝子アルゴリズム処理手段とを備えているこ
    とを特徴とする空気調和機用制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した空気調和機用制御装
    置であって、 目標情報は、室内空調の目標状態を示す温度や湿度、使
    用者の好みとともに、 季節や時刻などの情報を含んでいることを特徴とする空
    気調和機用制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2に記載した空
    気調和機用制御装置であって、 実際情報は、室内空調の実際状態を示す温度や湿度、空
    気清浄度などの情報を含んでいることを特徴とする空気
    調和機用制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載した空気調和機用制御装置であって、 運転情報及び環境情報は、空気調和機から吹き出される
    室内吹出空気の温度や湿度、室外空気の温度や湿度、室
    外熱交換器の温度などの情報を含んでいることを特徴と
    する空気調和機用制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載した空気調和機用制御装置であって、 制御出力パラメータ及びその候補情報は、圧縮機インバ
    ータ周波数や送風機回転数、加湿運転もしくは換気運転
    の有無、空気清浄運転の有無などの情報を含んでいるこ
    とを特徴とする空気調和機用制御装置。
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