JPH11103866A - 新規化合物 - Google Patents

新規化合物

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JPH11103866A
JPH11103866A JP10120448A JP12044898A JPH11103866A JP H11103866 A JPH11103866 A JP H11103866A JP 10120448 A JP10120448 A JP 10120448A JP 12044898 A JP12044898 A JP 12044898A JP H11103866 A JPH11103866 A JP H11103866A
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polypeptide
seq
polynucleotide
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amino acid
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JP10120448A
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David C Harrison
デイビッド・シー・ハリソン
John Davis
ジョン・デイビス
Sharon Bingham
シャロン・ビンガム
Tudy R Doe
トルーディ・アール・ドウ
Simon Topp
サイモン・トップ
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SmithKline Beecham Ltd
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    • C07K14/46Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
    • C07K14/47Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 HHPDZ65ポリペプチドおよびポリヌク
レオチド、組み換え法によるかかるポリペプチドの製造
方法を開示する。また、治療および診断アッセイにおけ
るHHPDZ65ポリペプチドおよびポリヌクレオチド
の使用方法も開示する。 【解決手段】 (a)配列番号:2のアミノ酸配列に対
して少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を
含むポリペプチド、および(b)配列番号:8のアミノ
酸配列に対して少なくとも70%の同一性を有するアミ
ノ酸配列を含むポリペプチドから選択される単離ポリペ
プチド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新たに同定された
ポリペプチドおよびかかるポリペプチドをコードしてい
るポリヌクレオチド、治療および治療において潜在的に
有用であるアゴニスト、アンタゴニストおよび/または
阻害剤である可能性のある化合物の同定におけるそれら
の使用、ならびにかかるポリペプチドおよびポリヌクレ
オチドの製造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現
在、薬剤の発見過程は、「機能ゲノム学」すなわち高処
理量のゲノムまたは遺伝子に基づく生物学を用いるの
で、基本的な改革を受けている。治療標的としての遺伝
子および遺伝子産物を同定するための手段としてのこの
方法は、以前の「位置的クローニング」に基づく方法に
急速に取って代わった。生物学的機能または遺伝学的疾
病である表現型が同定され、このことにより、その遺伝
学的地図における位置を基にして応答可能遺伝子が突き
止められるであろう。機能ゲノム学は、高処理量DNA
配列決定法および現在利用可能な多くの分子生物学的デ
ータベースからの潜在的に興味深い遺伝子配列を同定す
るための生物学的情報についての種々の道具に大いに依
存している。薬剤発見のための標的としてのさらなる遺
伝子およびそれらの関連ポリペプチド/蛋白を同定し、
特徴づけることに対する必要性が存在し続けている。
【0003】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本発明は、HHPDZ65、詳細にはHHPDZ65ポ
リペプチドおよびHHPDZ65ポリヌクレオチド、そ
れらの製造のための組み換え物質および方法に関する。
別の態様において、本発明は、とりわけ、卒中、痛み、
てんかん、神経変性的疾病(以下、これらを「疾病」と
いう)の治療を包含する、かかるポリペプチドおよびポ
リヌクレオチドの使用方法に関する。さらなる態様にお
いて、本発明は、本発明により提供される材料を用いる
アゴニストおよびアンタゴニスト/阻害剤の同定方法、
ならびに同定された化合物を用いる、HHPDZ65バ
ランス不良に関連した症状の治療方法に関する。さらな
る態様において、本発明は、不適当なHHPDZ65活
性またはレベルに関連した疾病の検出のための診断アッ
セイに関する。
【0004】第1の態様において、本発明はHHPDZ
65ポリペプチドに関する。かかるペプチドは、配列番
号:2または配列番号:8の全長にわたって配列番号:
2または配列番号:8のアミノ酸配列に対して少なくと
も70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の同一
性、より好ましくは少なくとも90%の同一性、さらに
より好ましくは少なくとも95%の同一性、最も好まし
くは少なくとも97〜99%の同一性を有するアミノ酸
配列を含む単離ポリペプチドを包含する。かかるポリペ
プチドは、配列番号:2または配列番号:8のアミノ酸
配列を含むものを包含する。配列番号:2のポリペプチ
ド(HHPDZ65)および配列番号:8のポリペプチ
ド(HHPDZ65変種)を比較することにより、それ
らが位置535から位置539において同一のアミノ酸
を共有していることが示される。4つの例外は: 位置88−HHPDZ65においてはプロリンであるが
HHPDZ65変種においてはロイシン 位置506−HHPDZ65においてはグルタミンであ
るがHHPDZ65変種においてはプロリン 位置508−HHPDZ65においてはアルギニンであ
るがHHPDZ65変種においてはロイシン 位置511−HHPDZ65においてはバリンであるが
HHPDZ65変種においてはアラニン である。
【0005】本発明のさらなるペプチドは、アミノ酸配
列が、配列番号:2または配列番号:8の全長にわたっ
て配列番号:2または配列番号:8のアミノ酸配列に対
して少なくとも70%の同一性、好ましくは少なくとも
80%の同一性、より好ましくは少なくとも90%の同
一性、さらにより好ましくは少なくとも95%の同一
性、最も好ましくは少なくとも97〜99%の同一性を
有するポリペプチドを包含する。さらなる本発明ペプチ
ドは、配列番号:1または配列番号:7に含まれる配列
を含むポリヌクレオチドによりコードされている単離ポ
リペプチドを包含する。
【0006】本発明ポリペプチドはデジェネリンファミ
リーのポリペプチドのメンバーであると考えられる。そ
れゆえ、このファミリーの既知メンバーは神経変性を引
き起こし、あるいは上記疾病において重要なリガンドに
より活性化されるので、それらは興味深い。以下、これ
らの特性を「HHPDZ65活性」または「HHPDZ
65ポリペプチド活性」または「HHPDZ65の生物
学的活性」という。また、とりわけ、HHPDZ65ポ
リペプチドの抗原活性および免疫原活性、詳細には配列
番号:2または配列番号:8のポリペプチドの抗原活性
および免疫原活性は、これらの活性に包含される。好ま
しくは、本発明ポリペプチドはHHPDZ65の少なく
とも1つの生物学的活性を示す。
【0007】本発明ポリペプチドは「成熟」蛋白の形態
であってもよく、あるいは前駆体または融合蛋白のごと
き大きな蛋白の一部分であってもよい。分泌またはリー
ダー配列、プロ配列、複数のヒスチジン残基のごとき精
製に役立つ配列、あるいは組み換え生産中の安定性のた
めの付加的配列を含む、さらなるアミノ酸配列を含むこ
とがしばしば有利である。また本発明は、上記ポリペプ
チドの変種、すなわち、保存的アミノ酸置換により対照
配列とは異なっていて、残基が別の残基に置換されてい
るが同様の特性を有するポリペプチドを包含する。かか
る置換の典型例は、Ala、Val、LeuおよびIl
e間、SerおよびThr間、産生残基AspおよびG
lu間、AsnおよびGln間、ならびに塩基性残基L
ysおよびArg間、あるいは芳香族残基Pheおよび
Tyr間におけるものである。数個、5〜10個、1〜
5個、1〜3個、1〜2個または1個のアミノ酸がいず
れかの組み合わせで置換、欠失、あるいは付加されてい
る変種が特に好ましい。
【0008】本発明ポリペプチドをいずれの適当な方法
によっても製造することができる。かかるポリペプチド
は、単離された天然ポリペプチド、組み換え法により製
造されたポリペプチド、合成法により製造されたポリペ
プチド、またはこれらの方法の組み合わせにより製造さ
れたポリペプチドを包含する。かかるポリペプチドの製
造方法は当該分野においてよく理解されている。
【0009】さらなる態様において、本発明はHHPD
Z65ポリヌクレオチドに関する。かかるポリヌクレオ
チドは、配列番号:2または配列番号:8の全長にわた
って配列番号:2または配列番号:8のアミノ酸配列に
対して少なくとも75%の同一性、好ましくは少なくと
も80%の同一性、より好ましくは少なくとも90%の
同一性、さらにより好ましくは少なくとも95%の同一
性を有するポリペプチドをコードしているヌクレオチド
配列を含む単離ポリヌクレオチドを包含する。この点に
おいて、少なくとも97%の同一性を有するポリペプチ
ドが非常に好ましく、少なくとも98〜99%の同一性
を有するものがより非常に好ましく、少なくとも99%
の同一性を有するものが最も非常に好ましい。かかるポ
リヌクレオチドは、配列番号:2のポリペプチドをコー
ドしている配列番号:1に含まれるヌクレオチド配列お
よび配列番号:8のポリペプチドをコードしている配列
番号:7に含まれるヌクレオチド配列を包含する。
【0010】本発明のさらなるポリヌクレオチドは、配
列番号:2または配列番号:8のポリペプチドをコード
しているヌクレオチド配列に対して全長にわたって少な
くとも75%の同一性、好ましくは少なくとも80%の
同一性、より好ましくは少なくとも90%の同一性、さ
らにより好ましくは少なくとも95%の同一性を有する
ヌクレオチド配列を含む単離ポリヌクレオチドを包含す
る。この点において、少なくとも97%の同一性を有す
るポリヌクレオチドが非常に好ましく、少なくとも98
〜99%の同一性を有するものがより非常に好ましく、
少なくとも99%の同一性を有するものが最も非常に好
ましい。
【0011】本発明のさらなるポリヌクレオチドは、配
列番号:1または配列番号:7の全長にわたって配列番
号:1または配列番号:7に対して少なくとも75%の
同一性、好ましくは少なくとも80%の同一性、より好
ましくは少なくとも90%の同一性、さらにより好まし
くは少なくとも95%の同一性を有するヌクレオチド配
列を含む単離ポリヌクレオチドを包含する。この点にお
いて、少なくとも97%の同一性を有するポリヌクレオ
チドが非常に好ましく、少なくとも98〜99%の同一
性を有するものがより非常に好ましく、少なくとも99
%の同一性を有するものが最も非常に好ましい。かかる
ポリヌクレオチドは、配列番号:1または配列番号:7
のポリヌクレオチドを含むポリヌクレオチド、ならびに
配列番号:1および配列番号:7のポリヌクレオチドを
包含する。
【0012】また本発明は、すべての上記ポリヌクレオ
チドに対して相捕的なポリヌクレオチドを提供する。
【0013】配列番号:1お6よび配列番号:7のヌク
レオチド配列は、ヒト・ナトリウムチャンネル2、BN
AC2(Garcia-Anoveros, J et al, Proc Nat Acad Sc
i (1997) 94,1459-1464)に関して相同性を示す。配列
番号:1のヌクレオチド配列はcDNA配列であり、5
39個のアミノ酸のポリペプチド、すなわち配列番号:
2のポリペプチドをコードしているポリペプチドコーデ
ィング配列(ヌクレオチド301から1917まで)を
含む。配列番号:7のヌクレオチド配列はcDNA配列
であり、539個のアミノ酸のポリペプチド、すなわち
配列番号:8のポリペプチドをコードしているポリペプ
チドコーディング配列(ヌクレオチド1から1617ま
で)を含む。配列番号:2のポリペプチドをコードして
いるヌクレオチド配列は、配列番号:1に含まれるポリ
ペプチドコーディング配列と同一であってもよく、ある
いは遺伝コードの縮重により配列番号:1に含まれる配
列以外の配列であるが配列番号:2のポリペプチドをコ
ードしているものであってもよい。同様に、配列番号:
8のポリペプチドをコードしているヌクレオチド配列
は、配列番号:7に含まれるポリペプチドコーディング
配列と同一であってもよく、あるいは遺伝コードの縮重
により配列番号:7に含まれる配列以外の配列であるが
配列番号:8のポリペプチドをコードしているものであ
ってもよい。配列番号:2および配列番号:8のポリペ
プチドはデジェネリンファミリーの他の蛋白に構造的に
関連しており、ヒト・ナトリウムチャンネル2、BNA
C2(Garcia-Anoveros, J et al, Proc Nat Acad Sci
(1997) 94,1459-1464)との間に相同性および/または
構造類似性を有する。
【0014】本発明の好ましいポリペプチドおよびポリ
ヌクレオチドは、とりわけ、それらの相同的ポリペプチ
ドおよびポリヌクレオチドと類似の生物学的機能/特性
を有すると期待される。そのうえ、本発明の好ましいポ
リペプチドおよびポリヌクレオチドは少なくとも1つの
HHPDZ65活性を有する。
【0015】また本発明は、配列番号:1および配列番
号:2の対応全長配列の決定に先立って最初に同定され
た部分的または他のポリヌクレオチドおよびポリペプチ
ド配列にも関する。
【0016】したがって、さらなる態様において、本発
明は、(a)配列番号:3の全長にわたって配列番号:
3に対して少なくとも75%の同一性、好ましくは少な
くとも80%の同一性、より好ましくは少なくとも90
%の同一性、さらにより好ましくは少なくとも95%の
同一性、最も好ましくは少なくとも97〜99%の同一
性を有するヌクレオチド配列、(b)配列番号:3の全
長にわたって配列番号:1に対して少なくとも75%の
同一性、好ましくは少なくとも80%の同一性、より好
ましくは少なくとも90%の同一性、さらにより好まし
くは少なくとも95%の同一性、最も好ましくは少なく
とも97〜99%の同一性を有するヌクレオチド配列、
(c)配列番号:3のポリヌクレオチド、または(d)
配列番号:4の全長にわたって配列番号:4のアミノ酸
配列に対して少なくとも75%の同一性、好ましくは少
なくとも80%の同一性、より好ましくは少なくとも9
0%の同一性、さらにより好ましくは少なくとも95%
の同一性、最も好ましくは少なくとも97〜99%の同
一性を有するポリペプチドをコードしているヌクレオチ
ド配列、ならびに配列番号:3のポリヌクレオチド、
(e)配列番号:5の全長にわたって配列番号:5に対
して少なくとも80%の同一性、好ましくは少なくとも
90%の同一性、より好ましくは少なくとも95%の同
一性を有するヌクレオチド配列、(f)配列番号:5の
全長にわたって配列番号:1に対して少なくとも80%
の同一性、好ましくは少なくとも90%の同一性、より
好ましくは少なくとも95%の同一性を有するヌクレオ
チド配列、(g)配列番号:5のポリヌクレオチド、ま
たは(h)配列番号:5の全長にわたって配列番号:6
のアミノ酸配列に対して少なくとも70%の同一性、好
ましくは少なくとも80%の同一性、より好ましくは少
なくとも90%の同一性、さらにより好ましくは少なく
とも95%の同一性、最も好ましくは少なくとも97〜
99%の同一性を有するポリペプチドをコードしている
ヌクレオチド配列、を含む単離ポリヌクレオチド、なら
びに配列番号:5のポリヌクレオチドを提供する。
【0017】さらに本発明は、(a)配列番号:4の全
長にわたって配列番号:4のアミノ酸配列に対して少な
くとも70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の
同一性、より好ましくは少なくとも90%の同一性、さ
らにより好ましくは少なくとも95%の同一性、最も好
ましくは少なくとも97〜99%の同一性を有するアミ
ノ酸配列を含むポリペプチド、(b)配列番号:4の全
長にわたって配列番号:4のアミノ酸配列に対して少な
くとも70%の同一性、好ましくは少なくとも80%の
同一性、より好ましくは少なくとも90%の同一性、さ
らにより好ましくは少なくとも95%の同一性、最も好
ましくは少なくとも97〜99%の同一性を有するアミ
ノ酸配列を有するポリペプチド、(c)配列番号:4の
アミノ酸を含むポリペプチド、および(d)配列番号:
4のポリペプチド、ならびに配列番号:3に含まれる配
列を含むポリヌクレオチドによりコードされているポリ
ペプチド、(e)配列番号:6の全長にわたって配列番
号:6のアミノ酸配列に対して少なくとも70%の同一
性、好ましくは少なくとも80%の同一性、より好まし
くは少なくとも90%の同一性、さらにより好ましくは
少なくとも95%の同一性、最も好ましくは少なくとも
97〜99%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリ
ペプチド、(f)配列番号:6の全長にわたって配列番
号:6のアミノ酸配列に対して少なくとも70%の同一
性、好ましくは少なくとも80%の同一性、より好まし
くは少なくとも90%の同一性、さらにより好ましくは
少なくとも95%の同一性、最も好ましくは少なくとも
97〜99%の同一性を有するアミノ酸配列を有するポ
リペプチド、(g)配列番号:6のアミノ酸を含むポリ
ペプチド、および(h)配列番号:6のポリペプチド、
ならびに配列番号:5に含まれる配列を含むポリヌクレ
オチドによりコードされているポリペプチドを提供す
る。
【0018】配列番号:3および配列番号:5のヌクレ
オチド配列ならびにそれらによりコードされているペプ
チド配列はEST(発現配列タグ)配列由来である。E
ST配列中には必然的にいくつかのヌクレオチド配列の
読み間違いが存在するであろうということが当業者によ
り認識されている(Adams,M.D.et al,Nature 377(supp)
3,1995参照)。したがって、配列番号:3および配列番
号:5のヌクレオチド配列ならびにそれらによりコード
されているペプチド配列は、配列の正確さにおいて同じ
固有の限界を有する。そのうえ、配列番号:3およ配列
番号:5によりコードされるペプチド配列は、非常に相
同的または構造的に類似した蛋白に対して同一性を有す
る領域あるいは高い相同性および/または高い構造類似
性(例えば、保存的なアミノ酸の相違)を有する領域を
含む。
【0019】標準的クローニングおよびスクリーニング
法を用いて、ヒト・海馬、小脳、胎児脳の細胞中のmR
NAに由来するcDNAライブラリーから、発現配列タ
グ分析(Adams,M.D.,et al.Science (1991) 252:1651-1
656;Adams,M.D.et al.,Nature,(1992) 355:632-634;Ada
ms,M.D.,et al.,Nature (1995) 377 Supp:3-174)を用
いて本発明ポリヌクレオチドを得てもよい。ゲノムDN
Aライブラリーのごとき天然ソースから本発明ポリヌク
レオチドを得ることもでき、あるいはよく知られ、市販
されている技法を用いて本発明ポリヌクレオチドを合成
することもできる。
【0020】本発明ポリヌクレオチドを本発明ポリペプ
チドの組み換え製造に用いる場合、本発明ポリヌクレオ
チドは、成熟ポリペプチド自体のコーディング配列、ま
たは他のコーディング配列(例えば、リーダーもしくは
分泌配列、プレもしくはプロもしくはプレプロ蛋白配
列、または他の融合ペプチド部分)を伴った読み枠中の
成熟ポリペプチドを包含する。例えば、融合ポリペプチ
ドの精製を容易にするマーカー配列がコードされていて
もよい。本発明のこの態様の1の好ましい具体例におい
て、マーカー配列は、ヘキサ−ヒスチジンペプチド(p
QEベクター(Qiagen,Inc.)中に入れて提供される)
(Gentz et al.,Proc Natl Acad Sci USA (1989) 86:82
1-824に記載されている)、あるいはHAタグである。
本発明ポリヌクレオチドは、転写、非翻訳配列、スプラ
イシングおよびポリアデニル化シグナル、リボソーム結
合部位ならびにmRNAを安定化する配列のごとき非コ
ーディング5’および3’配列を含んでいてもよい。
【0021】本発明のさらなる具体例は、配列番号:2
および配列番号:8のアミノ酸配列を含み、その配列中
においていずれかの組み合わせで数個、例えば5ないし
10個、1ないし5個、1ないし3個、1ないし2個ま
たは1個のアミノ酸残基が置換、欠失または付加されて
いるポリペプチド変種をコードしているポリヌクレオチ
ドを包含する。
【0022】配列番号:1または配列番号:7に含まれ
るヌクレオチド配列と同一または十分に同一であるポリ
ヌクレオチドを、cDNAおよびゲノムDNA用のハイ
ブリダイゼーションプローブとして用いて、あるいは核
酸増幅(例えば、PCR)用のプライマーとして用い
て、配列番号:1または配列番号:7に対して高い配列
類似性を有する他の遺伝子(ヒト配列由来のパラログな
らびにヒト以外の種由来のオーソログおよびパラログを
コードしている遺伝子を包含)のcDNAおよびゲノム
クローンを単離してもよい。典型的には、これらのヌク
レオチド配列は、対照ヌクレオチド配列に対して70%
同一、好ましくは80%同一、より好ましくは90%同
一、最も好ましくは95%同一である。一般的には、プ
ローブまたはプライマーは少なくとも15個のヌクレオ
チド、好ましくは少なくとも30個のヌクレオチドを含
み、少なくとも50個のヌクレオチドを有していても良
い。特に好ましいプローブは30ないし50個のヌクレ
オチドを有するであろう。特に好ましいプライマーは2
0ないし25個のヌクレオチドを有するであろう。
【0023】ヒト以外の種由来の相同物を包含する、本
発明ポリペプチドをコードしているポリヌクレオチド
を、厳密なハイブリダイゼーション条件下で配列番号:
1または配列番号:7あるいはそのフラグメントの配列
を有する標識プローブを用いて適当なライブラリーをス
クリーニングし、次いで、該ポリヌクレオチド配列を含
む全長のcDNAおよびゲノムクローンを単離する工程
を含む方法により得ても良い。かかるハイブリダイゼー
ション法は当業者によく知られている。好ましい厳密な
ハイブリダイゼーション条件は、50%ホルムアミド、
5xSSC(150mM NaCl、15mM クエン酸
三ナトリウム)、50mM リン酸ナトリウム(pH
7.6)、5xデンハーツ溶液、10%デキストラン硫
酸、および20マイクログラム/mlの変性剪断サケ・
精子DNAを含む溶液中、42℃で一晩、次いで、約6
5℃での0.1xSSC中での洗浄といった条件を包含
する。よって、本発明は、厳密なハイブリダイゼーショ
ン条件下で配列番号:1、配列番号:7またはそのフラ
グメントの配列を有する標識プローブを用いて適当なラ
イブラリーをスクリーニングすることにより得ることの
できるポリヌクレオチドを包含する。
【0024】多くの場合、ポリペプチドをコードしてい
る領域がcDNAの5’末端において短いという点で単
離cDNA配列が不完全であることを当業者は理解する
であろう。これは、逆転写酵素が低い「進行性」(ポリ
マー化反応の間の鋳型への付着を維持する能力につての
尺度)を有し、第1鎖cDNA合成の間にmRNA鋳型
のDNAコピーを完遂できないことによる。
【0025】全長のcDNAを得るための、あるいは短
いcDNAを伸長させるための、当業者に利用可能でよ
く知られたいくつかの方法があり、例えば、cDNA末
端の迅速増幅(PACE)に基づく方法(例えば、Froh
man et al.,PNAS USA 85,8998-9002,1988参照)があ
る。MarathonTM法(Clontech Laboratories Inc.)によ
り例示される最近の方法に対する改変は、例えば、より
長いcDNAの検索を有意に簡単にした。MarathonTM
において、選択組織から抽出されたmRNAからcDN
Aを調製し、各末端に「アダプター配列」を連結する。
次いで、核酸増幅(PCR)を行って、遺伝子特異的オ
リゴヌクレオチドプライマーおよびアダプター特異的オ
リゴヌクレオチドプライマーの組み合わせを用いてcD
NAの「失われた」5’末端を増幅する。次いで、「ネ
スティッド」プライマー、すなわち増幅生成物中にアニ
ーリングするように設計されたプライマー(典型的に
は、アダプター配列の3’側にアニーリングするアダプ
ター特異的プライマーおよび既知遺伝子配列の5’側に
アニーリングする遺伝子特異的プライマー)を用いてP
CRを繰り返す。次いで、この反応の生成物をDNA配
列決定により分析することができ、存在しているcDN
Aに生成物を直接結合して完全配列を得ることにより、
あるいは5’プライマーの設計のための新たな配列の情
報を用いて別個の全長PCRを行うことにより、全長の
cDNAを構築する。
【0026】当該分野でよく知られた方法により、発現
系を含んでいる遺伝子操作された宿主細胞から本発明組
み換えポリペプチドを製造してもよい。したがって、さ
らなる態様において、本発明は、本発明ポリペプチドま
たはポリヌクレオチドを含む発現系、かかる発現系を用
いて遺伝子操作された宿主細胞、および組み換え法によ
る本発明ポリペプチドの製造に関する。本発明DNA構
築物由来のRNAを用い、無細胞翻訳系を用いてかかる
蛋白を製造することもできる。
【0027】組み換え法により製造のために、宿主細胞
を遺伝子操作して、本発明ポリヌクレオチドに関する発
現系またはその一部を組み込むことができる。Davis et
al.,Basic Methods in Molecular Biology (1986)およ
びSambrook et al.,Molecular Cloning:A Laboratory M
anual,2nd Ed.,Cold Spring Harbor Laboratory Press,
Cold Spring Harbor,N.Y.(1989)のごとき多くの標準的
な研究室マニュアルに記載の方法により、宿主細胞中へ
のポリヌクレオチドの導入を行うことができる。好まし
いかかる方法は、例えば、リン酸カルシウムトランスフ
ェクション、DEAE−デキストラン媒介トランスフェ
クション、トランスベクション、マイクロインジェクシ
ョン、陽イオン脂質媒介トランスフェクション、エレク
トロポレーション、トランスダクション、スクレイプ負
荷(scrape loading)、バリスティック導入(Ballisti
c introduction)および感染を包含する。
【0028】適当な宿主の代表的なものには、細菌細
胞、例えば連鎖球菌属(Streptococci)、
ブドウ球菌属(Staphylococci)、大腸菌
(E.coli)、ストレプトミセス(Streptomyces)および
枯草菌(Bacillus subtiis)細胞;真菌細胞例えば酵母
細胞およびアスペルギルス属(Aspergillus)細胞;昆
虫細胞例えばショウジョウバエS2(Drosophila S2)
およびスポドプテラSf9(Spodoptera Sf9)細胞;動
物細胞例えばCHO、COS、HeLa、C127、3
T3、BHK、293およびボウズ(Bows)黒色腫細
胞;ならびに植物細胞等がある。
【0029】非常に多くの発現系を使用できる。かかる
系は、染色体、エピソームおよびウイルス由来のベクタ
ー、例えば細菌プラスミド由来、バクテリオファージ由
来、トランスポゾン由来、酵母エピソーム由来、挿入エ
レメント由来、酵母染色体エレメント由来、例えばバキ
ュロウイルス、パポバウイルス、例えばSV40、ワク
シニアウイルス、アデノウイルス、鶏痘ウイルス、仮性
狂犬病ウイルスおよびレトロウイルス等のウイルス由来
のベクター、ならびにそれらを組み合わせたものに由来
するベクター、例えばプラスミドおよびバクテリオファ
ージ遺伝学的エレメント由来のベクター、例えばコスミ
ドおよびファージミドを包含する。発現系は、発現を制
御ならびに発生させる制御領域を含有していてもよい。
一般的には、宿主中でポリヌクレオチドを保持、伸長ま
たは発現してポリペプチドを発現するのに適した系また
はベクターを用いてもよい。例えばSambrookら、Molecu
lar Cloning,A Laboratory Manual(上述)に記載され
ているような周知のおよび常套的な種々の技術により、
適当なDNA配列を発現系に挿入できる。翻訳蛋白を、
小胞体内腔、ペリプラスミックスペースまたは細胞外環
境へ分泌させるために、適当な分泌シグナルを所望ポリ
ペプチド中に含ませてもよい。これらのシグナルはポリ
ペプチドに本来的なものであってもく、あるいは異種性
のシグナルでもよい。
【0030】スクリーニングアッセイのために本発明ポ
リペプチドを発現させる場合、一般的には、細胞表面に
ポリペプチドを生成させるのが好ましい。この場合、ス
クリーニングアッセイに使用する前に細胞を集めてもよ
い。本発明ポリペプチドが培地中で分泌される場合、培
地を回収してポリペプチドを回収し精製することができ
る。細胞内に生成される場合、まず細胞を溶解し、次い
で、ポリペプチドを回収しなければならない。本発明ポ
リペプチドは周知の方法により、組換え細胞培養物から
回収および精製でき、その方法には例えば硫酸アンモニ
ウムまたはエタノール沈殿、酸抽出、陰イオンまたは陽
イオン交換クロマトグラフィー、ホスホセルロースクロ
マトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、
親和性クロマトグラフィー、ヒドロキシルアパタイトク
ロマトグラフィーおよびレクチンクロマトグラフィー等
がある。最も好ましくは、高速液体クロマトグラフィー
を精製に用いるのが最も好ましい。ポリペプチドが細胞
内合成、単離および/または精製中に変性した場合、再
び活性な立体配座にするために、蛋白再生のための周知
の技法を用いてもよい。
【0031】本発明はまた診断試薬としての本発明ポリ
ヌクレオチドの使用にも関する。機能不全に関連した、
配列番号:1または配列番号:のポリヌクレオチドによ
り特徴づけられる遺伝子の変異形態の検出は、遺伝子の
発現低下、過剰発現または変化した位置または一時的発
現から生じる疾病またはかかる疾病に対する感受性の診
断のための手段を提供する。変異を有する個体を、種々
の方法によりDNAレベルで検出できる。
【0032】診断用の核酸は、感染した個体の細胞およ
び組織、例えば、血液、尿、唾液、組織生検または剖検
材料より得ることができる。ゲノムDNAを検出に直接
使用してもよく、または分析の前にPCRもしくはその
他の増幅法を用いることにより酵素的に増幅してもよ
い。RNAまたはcDNAも同様の方法で用いることが
できる。正常な遺伝子型と比較した場合の増幅生成物の
サイズの変化により、欠失および挿入を検出することが
できる。点突然変異は、増幅DNAを標識HHPDZ6
5ヌクレオチド配列にハイブリダイズさせることにより
同定できる。好ましくは、完全に対合した配列は、RN
アーゼ消化または融解温度の差により、誤対合二重らせ
んから区別できる。DNA配列の差はまた、変性剤含有
または不含のゲル中のDNAフラグメントの電気泳動の
移動度の変化を検出することにより、または直接的なD
NAの配列決定により検出できる。例えばMeyers et.a
l.Science,230:1242(1985)参照。特異的な位置での
配列の変化はまた、ヌクレアーゼ保護アッセイ例えばR
NアーゼおよびS1保護または化学的切断法によっても
明らかにすることができる。例えばCotton et al.Proc.
Natl.Acad.Sci.,USA,85:4397-4401(1985)参照。もう
1つの具体例において、HHPDZ65ヌクレオチド配
列またはそのフラグメントを含むオリゴヌクレオチドプ
ローブのアレイ(array)を構築して、例えば遺伝学的
変異の有効なスクリーニングを行うことができる。アレ
イ法はよく知られており、広い適用範囲があり、遺伝子
発現、遺伝学的連関および遺伝学的変化を包含する分子
遺伝学における種々の問題を解明するためにこの方法を
用いることができる(例えば、M.Chee et al.,Science,
Vol274,pp 610-613(1996))。
【0033】診断アッセイは、本明細書記載の方法によ
りHHPDZ65遺伝子における変異を検出することに
より、疾病に対する感受性を診断または決定する方法を
提供する。さらに、対象由来の試料の異常に上昇または
低下したポリペプチドもしくはmRNAレベルを調べる
ことを特徴とする方法によって、かかる疾病を診断して
もよい。発現の増加または低下は、ポリヌクレオチドの
定量法として当該分野で周知の方法、例えば増幅、PC
R、RT−PCR、RNアーゼ保護、ノーザンブロッテ
ィングおよびその他のハイブリダイゼーション法を用い
て測定できる。宿主由来のサンプル中の本発明ポリペプ
チドのごとき蛋白のレベルを決定するために用いること
ができるアッセイ法は、当業者に周知である。このよう
なアッセイ法には、ラジオイムノアッセイ、競争結合ア
ッセイ、ウェスタンブロット分析およびELISAアッ
セイ等がある。
【0034】よって、もう1つの態様において、本発明
は、(a)本発明ポリヌクレオチド、好ましくは配列番
号:1、配列番号:7またはそのフラグメントのヌクレ
オチド配列、(b)(a)のヌクレオチド配列に相捕的
なヌクレオチド配列、(c)本発明ポリペプチド、好ま
しくは配列番号:2、配列番号:8またはそのフラグメ
ントのポリペプチド、または(d)本発明ポリペプチド
に対する抗体、好ましくは配列番号:2または配列番
号:8のポリペプチドに対する抗体を含んでなる診断キ
ットに関する。かかるキットにおいて、(a)、
(b)、(c)または(d)は重要な成分を構成しう
る。かかキットは疾病または疾病に対する感受性の診
断、詳細には、とりわけ卒中、痛み、てんかん、神経変
性的疾病またはこれらに対する感受性の診断において使
用されるであろう。
【0035】本発明ヌクレオチド配列は染色体における
局在化の同定にも価値がある。本発明配列は、個々のヒ
ト・染色体上の特定の位置を標的とし、これにハイブリ
ダイゼーションしうる。本発明による重要な部分の染色
体へのマッピングは、それらの配列を遺伝子関連疾病と
関連づける重要な第1工程である。配列を正確な染色体
位置にマッピングしたならば、染色体上の配列の物理的
位置を遺伝学的地図のデータと関連づけることができ
る。かかるデータは、例えば、V.McKusick,Mendelian I
nheritance in Man(Johns Hopkins University Weich
Medical Libraryからオンラインで利用できる)に見い
だされる。次いで、連関(物理的に近接した遺伝子の同
時遺伝)の分析により、同じ染色体領域にマッピングさ
れた遺伝子と疾病との関係を同定する。罹病個体と未罹
病個体との間のcDNAまたはゲノム配列の相違も調べ
ることができる。罹病個体のいくつかまたは全部におい
て変異が観察されるが正常個体においては観察されない
場合、その変異は疾病の原因である可能性がある。
【0036】また本発明ヌクレオチドは組織における局
在化の同定にも価値がある。かかる方法は、HHPDZ
65ポリペプチドをコードしているmRNAの検出によ
る、組織におけるHHPDZ65ポリペプチドの発現パ
ターンの決定を可能にする。これらの方法は、in situ
ハイブリダイゼーション法およびヌクレオチド増幅法、
例えばPCRを包含する。かかる方法は当該分野におい
てよく知られて入る。これらの研究から得られる結果
は、器官におけるポリペプチドの正常な機能についての
示度を提供する。さらに、HHPDZ65 mRNAの
正常発現パターンを変異HHPDZ65遺伝子によりコ
ードされるmRNAの発現パターンと比較する研究は、
疾病における変異HHPDZ65ポリペプチドの役割あ
るいは正常HHPDZ65ポリペプチドの不適切な発現
についての貴重な洞察を提供する。
【0037】本発明HHPDZ65ポリペプチドは、中
枢神経系の広範な組織において発現され、例えば、上前
頭回、小脳、海馬傍回、尾状核、扁桃、下側頭回、海
馬、延髄、側座核、黒質、線条、上後頭回、視床下部、
視床、果核、脊髄において発現が検出された。検出され
た発現は、小脳、海馬傍回、尾状核、扁桃、上後頭回、
および視床において最高であった。
【0038】本発明のポリペプチドまたはそれらのフラ
グメントもしくはアナログ、またはそれらを発現する細
胞は、本発明ポリペプチドに対して免疫特異的な抗体を
産生する免疫原として用いることができる。本明細書で
用いる「免疫特異的」とは、抗体が、先行技術における
他の関連ポリペプチドに対してよりも、本発明ポリペプ
チドに対して実質的に大きいアフィニティーを有するこ
とを意味する。本発明ポリペプチドに対して生じる抗体
は、ポリペプチドまたはエピトープが付いたフラグメン
ト、アナログまたは細胞を、好ましくはヒトはでない動
物に、通常の実験法を用いて投与することにより得るこ
とができる。連続的細胞系培養により産生される抗体を
提供する、当業者周知の技術を用いて、モノクローナル
抗体を調製することができる。例は、ハイブリドーマ法
(Kohler,G. and Milstein,C.,Nature,256:495-497
(1975))、トリオーマ法、ヒト・B細胞ハイブリドー
マ法(Kozbor et al.Immunology Today,4:72(198
3))、EBV−ハイブリドーマ法(Cole et al.Monocl
onal Antibodies and Cancer Therapy,Alan R Liss,In
c.,77-96頁(1985))を包含する。
【0039】一本鎖抗体の産生のために記載された技術
(米国特許第4946778号)は、本発明のポリペプ
チドに対する一本鎖抗体を産生するのに適用できる。ま
た、トランスジェニックマウスまたはその他の生物、例
えばその他の哺乳動物は、ヒト化抗体等の抗体を発現す
るのに用いることができる。上記抗体を用いて、ポリペ
プチドを発現するクローンを単離または同定してもよ
く、あるいはアフィニティークロマトグラフィーにより
ポリペプチドを精製してもよい。
【0040】本発明ポリペプチドに対する抗体を、とり
わけ、疾病を治療するために用いてもよい。
【0041】さらなる態様において、本発明は、本発明
ポリペプチドまたはそのフラグメント、および種々のサ
ブクラス(IgG、IgM、IgA、IgE)の免疫グ
ロブリン重鎖もしくは軽鎖の不変領域の種々の部分を含
む、遺伝子組み換え法による可溶性融合蛋白に関する。
免疫グロブリンとして好ましいのは、ヒト・IgG、詳
細にはIgG1の重鎖の不変部分であり、融合はヒンジ
領域で起こる。特別な具体例において、簡単には、血液
凝固因子Xaで開裂されうる開裂配列を導入することに
よりFc部分を除去することができる。さらにそのう
え、本発明は、遺伝子組み換えによりこれらの融合蛋白
を製造する方法、ならびに薬剤スクリーニング、診断お
よび治療のためのそれらの使用に関する。融合蛋白の例
は国際特許出願WO94/29458およびWO94/
22914において見いだされる。
【0042】本発明のもう1つの態様は、とりわけ上記
疾病から哺乳動物を防御する抗体および/またはT細胞
免疫応答を生じさせるに十分な本発明ポリペプチドを哺
乳動物に接種することを特徴とする、哺乳動物における
免疫学的応答の誘導方法に関する。本発明のさらにもう
1つの態様は、ポリヌクレオチドの発現を指令し、ポリ
ペプチドをコードしているベクターにより本発明ポリペ
プチドをインビボで送達して、かかる免疫学的応答を誘
導して哺乳動物を疾病から防御するための抗体を生じさ
せることを特徴とする、哺乳動物における免疫学的応答
の誘導方法を提供する。
【0043】本発明のさらなる態様は免疫学的/ワクチ
ン処方(組成物)に関するものであり、それは、哺乳動
物宿主中に導入された場合、本発明ポリペプチドに対す
る哺乳動物の免疫学的応答を誘導する。該組成物は本発
明ポリペプチドまたは本発明ポリヌクレオチドを含んで
なる。ワクチン処方は、さらに適当な担体を含んでいて
もよい。ポリペプチドは胃で分解される可能性があるの
で、好ましくは非経口投与する(皮下、筋肉内、静脈、
皮内等への注射を包含)。非経口投与に適した処方は、
抗酸化剤、バッファー、静細菌剤、および処方をレシピ
エントの血液と等張にする溶質を含んでいてもよい水性
または非水性滅菌注射用溶液;ならびに懸濁剤または増
粘剤を含んでいてもよい水性または非水性滅菌懸濁液を
包含する。処方を1回量または複数回量として容器に入
れて提供してもよく、例えば、密封アンプルおよびバイ
アルに入れて提供してもよく、また使用直前に滅菌液体
担体の添加のみを必要とする凍結乾燥状態として保存し
てもよい。またワクチン処方は、水中油系および当該分
野で知られた他の系のごとき処方の免疫原性を高めるた
めのアジュバント系を含んでいてもよい。用量は、個々
のワクチンの活性に左右され、通常の実験により容易に
決定することができる。
【0044】本発明ポリペプチドは1またはそれ以上の
生物学的機能(1またはそれ以上の疾病状態、詳細に
は、上記疾病を包含)に関与している。それゆえ、ポリ
ペプチドの機能を刺激または阻害する化合物を同定する
スクリーニング方法を工夫することが望ましい。したが
って、さらなる態様において、本発明は、ポリペプチド
の機能を刺激または阻害する化合物を同定するスクリー
ニング方法を提供する。一般的には、アゴニストまたは
アンタゴニストを、上記のごとき疾病の治療または予防
目的で使用してもよい。種々のソース、例えば細胞、無
細胞調合物、化学ライブラリー、および天然産物混合物
から化合物を同定することができる。かかるアゴニス
ト、アンタゴニストまたはいわゆる阻害剤は、ポリペプ
チドである場合には天然基質または修飾基質、リガン
ド、受容体、酵素等であってもよく、あるいはそれらの
機能または構造を模倣したものであってもよい(Coliga
n et al.,Current Protocols in Immunology 1(2):Chap
ter 5(1991)参照)。
【0045】スクリ−ニング方法は、候補化合物に直接
または間接的に結合した標識を用いることにより、ポリ
ペプチドへの候補化合物の結合、あるいはポリペプチド
またはその融合蛋白を有する細胞または膜への候補化合
物の結合を測定するだけのものであってもよい。別法と
して、スクリーニング方法は、標識競争物質との競争反
応を含むものであってもよい。さらに、これらのスクリ
ーニング方法は、候補化合物がポリペプチドの活性化ま
たは阻害により生じるシグナルを発生させるかどうか
を、ポリペプチドを有する細胞に適した検出系を用いて
試験するものであってもよい。一般的には、既知アゴニ
ストの存在下で活性化に対する阻害剤をアッセイし、ア
ゴニストによる活性化に対する候補化合物の存在の影響
を観察する。候補化合物がポリペプチドの活性化を阻害
するかどうかを試験することにより、アゴニストまたは
阻害剤の不存在下で、逆アゴニストまたは阻害剤に関す
るスクリーニング方法において構成的に活性のあるポリ
ペプチドを用いてもよい。さらに、スクリーニング方法
は、候補化合物を本発明ポリペプチドを含有する溶液と
混合して混合物を作成し、混合物中のHHPDZ65活
性を測定し、次いで、混合物のHHPDZ65活性を標
準と比較することを含むものであってもよい。上記のご
とくFc部分およびHHPDZ65ポリペプチドから作
られたような融合蛋白を高処理量スクリーニングアッセ
イに使用して本発明ポリペプチドに対するアンタゴニス
トを同定することもできる(D.Bennett et al.,J Mol R
ecognition,8:52-58 (1995);およびK.Johanson et a
l.,J Biol Chem,270(16):9459-9471(1995)参照)。
【0046】本発明ポリヌクレオチド、ポリペプチドお
よび抗体を用いて、細胞におけるmRNAおよびポリペ
プチドの生成に対する添加化合物の影響を検出するため
のスクリーニング方法を構築してもよい。例えば、当該
分野において知られた標準的方法によりモノクローナル
およびポリクローナル抗体を用いる、ポリペプチドの分
泌レベルまたは細胞結合レベルを測定するためのELI
SAアッセイを構築してもよい。これを用いて、適当に
処理された細胞または組織からのポリペプチドの産生を
阻害または促進しうる作用剤(それぞれ、いわゆるアン
タゴニストまたはアゴニスト)を見いだすことができ
る。
【0047】受容体が存在する場合には、当該分野にお
いて知られた標準的な受容体結合法により、ポリペプチ
ドを用いて膜結合受容体または可溶性受容体を同定して
もよい。これらは、リガンド結合および架橋アッセイを
包含し(これらに限らない)、かかるアッセイにおいて
ポリペプチドは放射性同位元素(例えば125I)で標識
され、化学修飾され(例えばビオチン化)、あるいは検
出または精製に適したペプチド配列に融合され、次い
で、推定上の受容体のソース(細胞、細胞膜、細胞上
清、組織抽出物、体液)とともにインキュベーションさ
れる。他の方法は、表面プラズモン共鳴および分光学的
測定のごとき生物物理学的方法を包含する。これらのス
クリーニング方法を用いて、アゴニストならびに受容体
(存在する場合)へのポリペプチドの結合と競争するポ
リペプチドに対するアンタゴニストを同定してもよい。
かかるアッセイを行うための標準的方法は当該分野にお
いてよく理解されている。
【0048】潜在的なポリペプチドアンタゴニストの例
は、抗体、あるいはいくつかの場合には、リガンド、基
質、受容体、酵素等に非常に関連したオリゴヌクレオチ
ドまたは蛋白を包含し、それらがポリペプチドである場
合には、例えば、リガンド、基質、受容体、酵素等のフ
ラグメントを包含し、あるいは本発明ポリペプチドに結
合するが応答を誘導せず、その結果ポリペプチド活性を
妨害する小型分子も包含する。
【0049】よって、もう1つの態様において、本発明
は、本発明ポリペプチドに関するアゴニスト、アンタゴ
ニスト、リガンド、受容体、基質、酵素等、あるいはか
かるポリペプチドの生成を低下または促進する化合物を
同定するためのキットであって、(a)本発明ポリペプ
チド、(b)本発明ポリペプチドを発現する組み換え細
胞、(c)本発明ポリペプチドを発現する細胞膜、また
は(d)本発明ポリペプチドに対する抗体を含んでなる
(好ましくは、ポリペプチドは配列番号:2または配列
番号:8のものである)。かかるキットにおいて、
(a)、(b)、(c)または(d)は重要な成分を構
成しうることが理解されよう。
【0050】本発明ポリペプチドのアゴニスト、アンタ
ゴニストまたは阻害剤の構造に基づく設計のための方法
であって、(a)まずポリペプチドの3次元構造を決定
し、(b)3次元構造からアゴニスト、アンタゴニスト
または阻害剤の反応部位または結合部位である可能性の
ある部位を推定し、(c)推定した結合部位または反応
部位に結合または反応すると予想される候補化合物を合
成し、次いで、(d)候補化合物が実際にアゴニスト、
アンタゴニストまたは阻害剤であるかどうかを試験する
ことを特徴とする方法において本発明ポリペプチドを使
用してもよいことが、当業者に容易に理解されよう。通
常にはこれが反復的プロセスになることが、さらに理解
されよう。
【0051】さらなる態様において、本発明は、HHP
DZ65ポリペプチドの過剰な活性または不十分な発現
に関連した異常な症状、例えば、卒中、痛み、てんか
ん、神経変性的疾病の治療方法を提供する。ポリペプチ
ド活性が過剰な場合、いくつかの方法を用いることがで
きる。1の方法は、有効量の上記阻害剤化合物(アンタ
ゴニスト)を医薬上許容される担体とともに対象に投与
して、ポリペプチドへのリガンド、基質、受容体、酵素
等への結合をブロックすることあるいは第2のシグナル
を阻害することによりポリペプチドの機能を阻害し、そ
のことにより異常な状態を改善することを特徴とする。
もう1つのアプローチにおいて、内在性ポリペプチドと
競争してリガンド、基質、酵素、受容体等に結合する能
力をやはり有している可溶性形態のポリペプチドを投与
してもよい。かかる競争物質の典型的な具体例はHHP
DZ65ポリペプチドのフラグメントを含む。
【0052】さらにもう1つの方法において、発現ブロ
ッキング法を用いて内在性HHPDZ65をコードして
いる遺伝子の発現を阻害することができる。知られてい
るかかる方法には、細胞内で生成した、あるいは別個に
投与されたアンチセンス配列を用いる(例えば、Oligod
eoxynucleotides as Antisense Inhibitors of GeneExp
ression,CRC Press,Boca Raton, FL(1988)中、O'Conno
r,J.Neurochem(1991)56:560を参照)。別法として、遺
伝子とともに三重らせんを形成するオリゴヌクレオチド
を提供してもよい(例えば、Lee et al.,Nucleic Acids
Res(1979)6:3073;Cooney et al.,Science(1988)241:45
6;Dervan et al.,Science(1991)251:1360参照)。これ
らのオリゴマーはそれ自体投与することができ、あるい
は関連オリゴマーをインビボで発現させることもでき
る。合成アンチセンスまたは3重鎖オリゴヌクレオチド
は修飾塩基または修飾骨格を含んでいてもよい。後者の
例はメチルホスホネート、ホスホロチオネートまたはペ
プチド核酸骨格を包含する。かかる骨格をアンチセンス
または3重鎖オリゴヌクレオチド中に導入してヌクレア
ーゼにより分解から保護する。かかる骨格は当該分野で
よく知られている。これらのまたは他の修飾骨格を有す
る、合成されたアンチセンスおよび3重鎖分子も本発明
の一部を形成する。
【0053】さらに、HHPDZ65 mRNAに特異
的なリボザイムを用いることによりHHPDZ65ポリ
ペプチドの発現を妨害してもよい。リボザイムは、天然
のものあるいは合成のものであってもよい、触媒活性を
有するRNAである(例えばUsman,N, et al., Curr.Op
in.Struct.Biol. (1996) 6(4),527-533参照)。HHP
ZDZ65 mRNAを選択された位置で特異的に開裂
し、そのことによりHHPDZ65 mRNAの機能的
ポリペプチドへの翻訳を妨害するように合成リボザイム
を設計することができる。通常RNA分子中に見いださ
れる天然リボースホスフェート骨格および天然塩基を用
いてリボザイムを合成してもよい。別法として、非天然
骨格を用いてリボザイムを合成して(例えば、2’−O
−メチルRNAを合成)、リボヌクレアーゼによる分解
から保護してもよく、また、かかるリボザイムは修飾塩
基を含んでいてもよい。
【0054】HHPDZ65の発現不足およびその活性
の不足に関連する異常な症状の治療には、いくつかの方
法が用いられる。1の方法は、本発明ポリペプチドを活
性化する治療上有効量の化合物(すなわち上記アゴニス
ト)を医薬上許容される担体とともに投与し、そのこと
により異常な状態を改善することを特徴とする。別法と
して、遺伝子治療を用いて、対象中の細胞によるHHP
DZ65の細胞内での生成を有効ならしめてもよい。例
えば、上記のごとく本発明ポリヌクレオチドを処理加工
して複製欠陥レトロウイルスベクターに入れて発現する
ようにしてもよい。次いで、レトロウイルス発現構築物
を単離し、本発明ポリペプチドをコードしているRNA
を含むレトロウイルスプラスミドベクターでトランスダ
クションしたパッケージング細胞中に導入して、今度は
パッケージング細胞が目的遺伝子を含む感染性ウイルス
粒子を生成するようにしてもよい。これらのプロデュー
サー細胞を対象に投与して細胞をインビボで処理加工し
て、インビボでポリペプチドを発現するようにしてもよ
い。遺伝子治療の概説としては、Human MolecularGenet
ics,T.Strachan and A.P.Read,BIOS Scientific Publis
hers Ltd(1986)中、第20章、Gene Therapy and other
Molecular Genetic-based Therapeutic Approaches
(およびその中の引用文献)参照。もう1つのアプロー
チは、適当な医薬担体と混合して治療上有効量の本発明
ポリペプチドを投与することである。
【0055】さらなる態様において、本発明は、医薬上
許容される担体または非経済と混合された治療上有効量
のポリペプチド、例えば可溶性形態の本発明ポリペプチ
ド、アゴニスト/アンタゴニストペプチドまたは小型分
子化合物を含んでなる医薬組成物を提供する。かかる担
体は、セイライン、緩衝化セイライン、デキストロー
ス、水、グリセロール、エタノール、およびそれらの混
合物を包含するが、これらに限らない。さらに本発明
は、上記本発明組成物の1またはそれ以上の成分を入れ
た1またはそれ以上の容器を含んでなる医薬パックまた
はキットに関する。本発明ポリペプチドおよび他の化合
物を単独で使用してもよく、あるいは治療化合物のごと
き他の化合物と一緒に使用してもよい。
【0056】医薬組成物組成物は投与経路、例えば全身
経路または経口経路に適したものとされるであろう。全
身投与の好ましい形態は、注射、典型的には静脈注射を
包含する。皮下、筋肉内または腹腔内のごとき他の注射
経路を用いることもできる。全身投与のための別の手段
は、胆汁酸塩またはフシジン酸または他の界面活性剤の
ごとき浸透剤を用いる経粘膜または経皮投与を包含す
る。さらに、腸溶処方またはカプセル処方がうまく処方
されるならば、経口投与も可能である。これらの化合物
の投与は局所的なものであってもよく、膏薬、パスタ、
ゲル等の形態であってもよい。
【0057】必要な用量範囲は、ペプチド、投与経路、
処方の性質、対象の症状の性質、および担当医師の判断
による。しかしながら、適当な用量は対象の体重1kg
あたり0.1ないし100μgの範囲である。しかしな
がら、種々の使用化合物および種々の投与経路のさまざ
まな有効性を考慮すれば、必要な用量は広範囲なものと
思われる。例えば、経口投与には静脈注射よりも多い用
量が必要であると考えられる。当該分野においてよく知
られた最適化のための標準的な常套的実験を用いてこれ
らの用量の変更を行うことができる。
【0058】しばしば「遺伝子治療」と称される上記治
療方法において、治療に使用するポリペプチドを対象中
において生成させることもできる。よって、例えば、レ
トロウイルスプラスミドベクターを用いることにより、
ポリペプチドをコードしているDNAまたはRNAのご
ときポリヌクレオチドを用いて対象由来の細胞をエクス
ビボで処理加工してもよい。次いで、細胞を対象中に導
入する。
【0059】ポリヌクレオチドおよびポリペプチド配列
は、類似の相同性を有するさらなる配列を同定するため
の貴重な情報源を形成する。配列をコンピューターの読
み込み可能媒体に貯蔵し、次いで、GCGおよびLaserg
eneソフトウェアパッケージ中の検索ツールのごときよ
く知られた検索ツールを用いて配列データベースを検索
するために貯蔵データを用いることにより、このことを
最も容易に行う。したがって、さらなる態様において、
本発明は、配列番号:1または配列番号:7を含むポリ
ヌクレオチドおよび/またはそれらによりコードされる
ポリペプチド配列を貯蔵したコンピューターの読み込み
可能媒体を提供する。
【0060】以下の定義は、上で頻用した特定の用語の
理解を容易にするために提供される。本明細書の用語
「抗体」は、ポリクローナルおよびモノクローナル抗
体、キメラ、1本鎖、ならびにヒト化抗体、さらにはF
abフラグメントを包含し、Fabまたは他の免疫グロ
ブリン発現ライブラリーの生成物も包含する。
【0061】「単離」とは、「人間の手により」天然の
状態から変化させられたことを意味する。「単離され
た」組成または物質が天然に存在するものである場合、
元来の環境から変化させられ、もしくは取り除かれ、ま
たはその両方が行われたことを意味する。例えばポリヌ
クレオチドまたはポリペプチドが、天然の状態で生物中
に存在する場合は、「単離」されていないが、同一のポ
リヌクレオチドまたはポリペプチドが、天然に共存する
物質から分離されている場合は、本明細書に用いる用語
である、「単離」がなされている。
【0062】「ポリヌクレオチド」とは、一般的には、
修飾されていないRNAもしくはDNA、または修飾さ
れたRNAもしくはDNAであってよい、任意のポリリ
ボヌクレオチドまたはポリデオキシリボヌクレオチドを
意味する。「ポリヌクレオチド」は、一本鎖および二本
鎖DNA、一本鎖および二本鎖領域の混合物または一本
鎖、二本鎖および三本鎖領域の混合物であるDNA、一
本鎖および二本鎖RNA、ならびに一本鎖および二本鎖
領域の混合物であるRNA、一本鎖もしくはより典型的
には二本鎖もしくは三本鎖、または一本鎖および二本鎖
領域の混合物であってもよいDNAおよびRNAを含む
ハイブリッド分子を意味するが、これらに限定するもの
ではない。さらに、本明細書で用いるポリヌクレオチド
は、RNAもしくはDNA、またはRNAとDNAの両
方を含む三本鎖領域を意味する。1個またはそれ以上の
修飾塩基を含むDNAまたはRNA、ならびに安定性ま
たはその他の理由で修飾した骨格を有するDNAまたは
RNAは、本明細書の用語「ポリヌクレオチド」に含ま
れる。またはトリチル化塩基およびイノシン等の通常的
でない塩基は「修飾」された塩基に含まれる。種々の修
飾がDNAおよびRNAについて行われているので、
「ポリヌクレオチド」は、典型的に天然において見いだ
されるようなポリヌクレオチドのかかる化学的、酵素的
または代謝的に修飾された形態、ならびにウイルスおよ
び細胞に特徴的なDNAおよびRNAの化学的形態を包
含する。また、「ポリヌクレオチド」は、しばしばオリ
ゴヌクレオチドと称される短いポリヌクレオチドを包含
する。
【0063】「ポリペプチド」は、ペプチド結合または
修飾したペプチド結合(この場合、ペプチド同族体とな
る)により互いに結合している2個またはそれ以上のア
ミノ酸を含むペプチドまたは蛋白を意味する。「ポリペ
プチド」は、通常、例えばペプチド、オリゴペプチドお
よびオリゴマーとも称される短鎖のもの、および一般的
に蛋白と称される長鎖のものの両方を意味する。ポリペ
プチドは遺伝子によりコードされた20種のアミノ酸と
は異なるアミノ酸を含有していてもよい。「ポリペプチ
ド」には、プロセッシングおよびその他の翻訳後修飾の
ような天然プロセスにより修飾されたものが含まれる
が、当業者に周知の化学修飾技術によっても修飾され
る。かかる修飾は基礎的な参考書およびさらに詳細な論
文ならびに多数の研究文献にも詳しく記載されており、
これらは当業者に周知である。修飾は、ペプチド骨格、
アミノ酸側鎖およびアミノまたはカルボキシル末端等の
ポリペプチドの任意の部位で起こりうる。同一の型の修
飾は該ポリペプチドのいくつかの部位で、同一または異
なる程度で存在し得ることが理解されよう。また、ポリ
ペプチドは多くの型の修飾をも含み得る。ポリペプチド
は、ユビキチネーションの結果として分枝状となったも
のであってもよく、ポリペプチドは分枝ありまたはなし
の環状のものであってもよい。環状、分枝状および分枝
状かつ環状のポリペプチドは翻訳後の天然プロセスによ
り生じたものであってもよく、あるいは合成的方法によ
り製造されたものであってもよい。修飾には、アセチル
化、アシル化、ADP−リボシル化、アミド化、フラビ
ンの共有結合、ヘム部分の共有結合、ヌクレオチドまた
はヌクレオチド誘導体の共有結合、脂質または脂質誘導
体の共有結合、ホスホチジルイノシトールの共有結合、
交差架橋、環化、ジスルフィド結合形成、脱メチル化、
交差架橋共有結合形成、シスチン形成、ピログルタメー
ト形成、ホルミル化、ガンマ−カルボキシル化、グリコ
シル化、GPIアンカー形成、水酸化、ヨウ素化、メチ
ル化、ミリストイル化、酸化、蛋白加水分解プロセッシ
ング、リン酸化、プレニル化、ラセミ化、グリコシル
化、脂質結合、硫酸化、グルタミン酸残基のガンマ−カ
ルボキシル化、水酸化およびADPリボシル化、セレノ
イル化、硫酸化、アルギニル化のごときトランスファー
RNA媒介の蛋白へのアミノ酸の添加、ならびにユビキ
チネーションなどがある。例えば、Proteins-Structure
and Molecular Properties、第2版、T.E.Creighton、
W.H.Freeman and Company、ニューヨーク(1993)およ
びPosttranslational Covalent Modification of Prote
ins、B.C.Johnson編、アカデミックプレス、ニューヨー
ク(1983)のWold,F.,Posttranslational Protein Modi
fications :Perspective and Prospects、1〜12頁;Se
ifterら、Meth.Enzymol.182:626-646(1990)およびRat
tanら、Protein Synthesis:Posttranslational Modifi
cations and Aging,Ann.N.Y.Acad.Sci.663:48-62(199
2)参照。
【0064】本明細書で用いる「変種」なる用語は、対
照ポリヌクレオチドまたはポリペプチドとは各々異なる
ポリヌクレオチドまたはポリペプチドであるが、本質的
な特性は保持しているものをいう。典型的なポリヌクレ
オチドの変種は、別の対照ポリヌクレオチドとはヌクレ
オチド配列が異なる。変種のヌクレオチド配列の変化
は、対照ポリヌクレオチドによりコードされるポリペプ
チドのアミノ酸配列を変化させるものであってもよく、
変化させないものであってもよい。以下に論じるよう
に、ヌクレオチドの変化は結果的に、対照配列によりコ
ードされるポリペプチドにおけるアミノ酸置換、付加、
欠損、融合および末端切断を招く。典型的なポリペプチ
ドの変種は、別の対照ポリペプチドとはアミノ酸配列が
異なる。一般的には、差異は、対照ポリペプチドおよび
変種の配列が、全体的に非常に類似しており、多くの領
域で同一なものに限られる。変種および対照ポリペプチ
ドは、1またはそれ以上の置換、付加、欠損が任意の組
み合わせで起こることにより、アミノ酸配列が変化し得
る。置換または挿入されたアミノ酸残基は、遺伝学的コ
ードによりコードされたものであってもなくてもよい。
ポリヌクレオチドまたはポリペプチドの変種は、例えば
対立遺伝子変種のような自然発生的なものでもよく、ま
たは自然発生することが知られていない変種でもよい。
ポリヌクレオチドおよびポリペプチドの非自然発生変種
は、突然変異技術または直接的合成により製造できる。
【0065】「同一性」とは、当該分野において知られ
ているように、2個またはそれ以上のポリペプチド配列
間あるいは2個またはそれ以上のポリヌクレオチド配列
間の関係であり、配列を比較することにより決定され
る。当該分野において、「同一性」は、配列間の合致に
より決定されうる場合には、ポリペプチドまたはポリヌ
クレオチド配列間の配列関連性の程度をいう。Computat
ional Molecular Biology,Lesk,A.M.,ed.,Oxford Unive
rsity Press,New York,1988;Biocomputing:Information
s and Genome Projects, Smith,D.W.,ed.,Academic Pre
ss,New York,1993;Computer Analysis of Sequence Dat
a,Part I,Griffin,A.M.,and Griffin,H.G.,eds.,Human
Press,New Jersey,1994;Sequence Analysis in Molecul
ar Biology,von Heinje,G.,Academic Press,1987;およ
びSequence Analysis Primer,Gribskov,M.and Devereu
x,J.,eds.,M Stockton Press,New York,1991;およびCar
illo,H.,and Lipman,D.,SIAM J.Applied Math.,48:1073
(1988)に記載された方法(これらに限らない)を包含
する既知方法により、「同一性」および「類似性」を容
易に計算することができる。同一性を決定するための好
ましい方法は、試験する配列間で最も良く適合するよう
に設計される。同一性および類似性を決定する方法は、
公に入手できるコンピュータープログラムに集成されて
いる。二つの配列間の同一性および類似性を測定する好
ましいコンピュータープログラム法には、GCGプログ
ラムパッケージ(Devereux,J.ら、Nucleic Acids Resea
rch 12(1):387(1984)、BLASTP、BLASTN、およびFASTA
(Atschul,S.F.ら、J.Molec.Biol(1990) 215:403))
等があるが、これらに限定するものではない。BLAST X
プログラムはNCBIおよび他のソースから公に利用可
能である(BLAST Manual,Altshul,S.,et al.,NCBI NLM
NIH Bethesda, MD 20894;Altshul,S.,et al.,J.Mol.Bio
l.215:403-410 (1990))。よく知られたSmith Waterman
アルゴリズムを用いて同一性を決定してもよい。
【0066】ポリペプチド配列の比較のための好ましい
パラメーターは以下のものを包含する: 1)アルゴリズム:Needleman and Wunsch, J.Mol.Bio
l. 48:443-453 (1970) 比較マトリックス:Hentikoff and Hentikoff, Proc.Na
tl.Acad.Sci.USA.89:10915-10919 (1992)からのBLOSSUM
62 ギャップペナルティー:12 ギャップ長ペナルティー:4 これらのパラメーターに関して有用なプログラムは、Ge
netics Computer Group, Madison WI.から「ギャップ」
プログラムとして公に利用できる。上記パラメーターは
ポリペプチド比較のための省略時パラメーターである
(エンドギャップについてペナルティーを伴わない)。
ポリヌクレオチド比較のための好ましいパラメーターは
下記のものを包含する: 1)アルゴリズム:Needleman and Wunsch, J.Mol.Bio
l. 48:443-453 (1970) 比較マトリックス:マッチ=+10、ミスマッチ=0 ギャップペナルティー:50 ギャップ長ペナルティー:3 これらのパラメーターに関して有用なプログラムは、Ge
netics Computer Group, Madison WI.から「ギャップ」
プログラムとして公に利用できる。上記パラメーターは
ポリヌクレオチド比較のための省略時パラメーターであ
る。
【0067】例えば、本発明ポリヌクレオチド配列は配
列番号:1または配列番号:7の対照配列と同一であっ
てもよく、すなわち、100%同一であってもよく、あ
るいは対照配列と比較してある程度の数までのヌクレオ
チドの変化を有していてもよい。かかる変化は、少なく
とも1個のヌクレオチドの欠失、置換(トランジション
およびトランスバージョンを包含)または挿入からなる
群より選択され、該変化は対照ヌクレオチド配列の5’
または3’末端の位置あるいはそれらの末端位置の間の
位置において、対照配列中のヌクレオチドにおいて個々
にまたは散在して、あるいは対照配列中の1またはそれ
以上の連続した群として生じてもよい。配列番号:1ま
たは配列番号:7中の全ヌクレオチド数と個々の同一性
パーセント値(100で割ったもの)とをかけて、その
積を配列番号:1または配列番号:7中の全ヌクレオチ
ド数から差し引くことによりヌクレオチド変化の数を決
定する。これを下式により説明する: nn≦xn−(xn・y) 式中、nnはヌクレオチド変化の数であり、xnは配列番
号:1または配列番号:7中の全ヌクレオチド数であ
り、yは、例えば70%なら0.70、80%なら0.
80、85%なら0.85、90%なら0.90、95
%なら0.95等であり、xnとyとの整数でない積は
切り捨てにより最も近い整数とした後、xnから差し引
く。配列番号:2または配列番号:8のポリペプチドを
コードしているポリヌクレオチド配列の変化は、好まし
くはコーディング配列中のナンセンス、ミスセンスまた
はフレームシフト変異を引き起こす可能性があり、それ
ゆえ、かかる変化に随伴してポリヌクレオチドによりコ
ードされているポリペプチドを変化させる。
【0068】同様に、本発明ポリペプチド配列は配列番
号:2または配列番号:8の対照配列と同一であっても
よく、すなわち、100%同一であってもよく、あるい
は対照配列と比較してある程度の数までのアミノ酸の変
化を有していてもよい。かかる変化は、少なくとも1個
のアミノ酸の欠失、置換(保存的および非保存的置換を
包含)または挿入からなる群より選択され、該変化は対
照ポリペプチド配列のアミノまたはカルボキシ末端の位
置あるいはそれらの末端位置の間の位置において、対照
配列中のアミノ酸において個々にまたは散在して、ある
いは対照配列中の1またはそれ以上の連続した群として
生じてもよい。配列番号:2または配列番号:8中の全
アミノ酸数と個々の同一性パーセント値(100で割っ
たもの)とをかけて、その積を配列番号:2または配列
番号:8中の全アミノ酸数から差し引くことにより、同
一性%についてのアミノ酸変化の数を決定する。これを
下式により説明する: na≦xa−(xa・y) 式中、naはアミノ酸変化の数であり、xaは配列番号:
2または配列番号:8中の全アミノ酸数であり、yは、
例えば70%なら0.70、80%なら0.80、85
%なら0.85、90%なら0.90、95%なら0.
95等であり、xaとyとの整数でない積は切り捨てに
より最も近い整数とした後、xaから差し引く。
【0069】「相同物」は、当該分野において使用され
る遺伝学的用語であり、対照配列に対して配列関連性の
高いポリヌクレオチドまたはポリペプチド配列を示すた
めに用いる。上記のごとく比較された配列間の同一性お
よび/または類似性の程度を決定することにより、かか
る関連性を定量してもよい。
【0070】用語「オーソログ」はこの遺伝学的用語に
含まれ、その語は、別の種におけるポリヌクレオチドま
たはポリペプチドに対する機能的同等物であるポリヌク
レオチドまたはポリペプチドを意味する。「パラログ」
は、同一種中で考えた場合、機能的に類似した配列を意
味する。よって、例えばラットにおいて、多くのセロト
ニン受容体ファミリーは、ラット・セロトニン受容体フ
ァミリーの他のメンバーのパラログである。
【0071】「融合蛋白」は、しばしば無関係な2つの
遺伝子が融合したもの(あるいはそのフラグメント)に
よりコードされる蛋白をいう。一例において、EP−A
−0464には、免疫グロブリン分子の不変領域の種々
の部分と別のヒト・蛋白またはその一部分とからなる融
合蛋白が開示されている。多くの場合、免疫グロブリン
Fc部分を融合蛋白の一部として用いることは治療およ
び診断において有利であり、例えば、薬剤動態学的特性
が改善される[例えば、EP−A 0232262参
照]。一方、いくつかの用途には、融合蛋白が発現さ
れ、検出され、精製された後にFc部分を欠失できるこ
とが望ましいであろう。
【0072】本明細書で引用した特許および特許出願に
限らずずべての刊行物を、参照によりそれらが本明細書
に十分に記載されているものとする。
【0073】配列の情報 配列番号:1
【化1】
【0074】配列番号:2
【化2】
【0075】配列番号:3
【化3】
【化4】
【0076】配列番号:4
【化5】
【0077】配列番号:5
【化6】
【0078】配列番号:6
【化7】
【0079】配列番号:7
【化8】
【0080】配列番号:8
【化9】
【0081】
【配列表】
(1)一般的情報 (I)出願人:スミスクライン・ビーチャム・パブリッ
ク・リミテッド・カンパニー (II)発明の名称:新規化合物 (III)配列の数:8 (IV)連絡先: (A)宛て名:スミスクライン・ビーチャム (B)通り名:ニュー・ホライズンズ・コート, グレ
ート・ウェスト・ロード (C)都市名:ブレンフォード (D)州名: (E)国名:イギリス (F)ZIP:TW8 9ET (V)コンピューターリーダブルフォーム: (A)媒体タイプ:ディスケット (B)コンピューター:IBMコンパチブル (C)オペレーティングシステム:DOS (D)ソフトウェア:FASTSEQ FOR MINDOWS VERSION 2.
0 (VI)現在の出願データ: (A)出願番号: (B)出願日 (C)分類: (VII)先の出願データ: (A)出願番号: (B)出願日: (VIII)代理人等の情報: (A)氏名:コーネル, クリス (B)登録番号: (C)代理人等における処理番号:GH30021 (IX)テレコミュニケーションの情報: (A)電話番号:0181−9752000 (B)ファックス:0181−9756294 (C)テレックス:
【0082】(2)配列番号:1に関する情報: (I)配列の特徴: (A)配列の長さ:2711塩基対 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:1本 (D)トポロジー:直鎖状 (II)配列の種類:cDNA (XI)配列の記載:配列番号:1: CACGCAGGGG CTGACAGCTG TGCTGGTGCT GATAAGGGAA GCCACAAGGA GACGATCGAG 60 GAGAGAGACA AGCGGCAGCA GAGGCAGCAG CGGCAGAGGC AGCACCAGGG CTGCGGAGCT 120 GCTGGGAGTG GGAGTGACTC CCCCACCTCG GGCCCCCACC CTGTCCCTGT CCTCTTCCCG 180 CTTGCCCTGA GTTTAGAAAA GCAGCCGCTG CCACCACTGC CACTCGGGAG GGCACCAGGG 240 CTGCTGGCTA GGGAGGGACA GGGCAGGGAG GCTCTGGCCA GTCCCAGCAG CCGGGGACAG 300 ATGCCGATCG AGATTGTGTG CAAAATCAAA TTTGCTGAGG AGGATGCGAA ACCCAAGGAG 360 AAGGAGGCAG GGGATGAGCA GAGCCTCCTC GGGGCTGTTG CCCCTGGAGC AGCGCCCCGA 420 GACCTGGCCA CCTTTGCCAG CACCAGCACC CTGCATGGAC TGGGCCGGGC CTGTGGCCCA 480 GGCCCCCACG GACTGCGCAG AACCCTGTGG GCACTGGCCC TACTCACCTC GCTGGCTGCC 540 TTCCTGTACC AGGCGGCTGG CCCGGCCCGG GGCTACCTGA CCCGGCCTCA CCTGGTGGCA 600 ATGGACCCCG CTGCCCCAGC CCCAGTGGCG GGCTTCCCGG CTGTCACCCT CTGCAATATC 660 AACCGCTTCC GGCATTCGGC ACTCAGCGAT GCCGACATCT TCCACCTGGC CAATCTGACA 720 GGGCTGCCCC CCAAAGACCG GGATGGGCAC CGTGCGGCTG GCCTGCGCTA CCCAGAGCCT 780 GACATGGTAG ACATCCTCAA CCGCACTGGC CACCAGCTCG CCGACATGCT TAAGAGCTGC 840 AACTTCAGTG GGCATCACTG CTCCGCCAGC AACTTCTCTG TGGTCTATAC TCGCTATGGG 900 AAGTGTTACA CCTTCAACGC GGACCCGCGG AGCTCGCTGC CCAGCCGGGC AGGGGGCATG 960 GGCAGTGGCC TGGAGATCAT GCTGGACATC CAGCAGGAGG AGTACCTGCC CATCTGGAGG 1020 GAGACAAATG AGACGTCGTT TGAGGCAGGT ATTCGGGTGC AGATCCACAG CCAGGAGGAG 1080 CCGCCCTACA TCCACCAGCT GGGGTTCGGG GTGTCCCCAG GCTTCCAGAC CTTTGTGTCC 1140 TGCCAGGAAC AGCGGCTGAC CTACCTGCCC CAGCCCTGGG GCAACTGCCG CGCAGAGAGT 1200 GAGCTCAGGG AGCCTGAGCT TCAGGGCTAC TCGGCCTACA GTGTGTCTGC CTGCCGGCTG 1260 CGCTGTGAAA AGGAGGCCGT GCTTCAGCGC TGCCACTGCC GGATGGTGCA CATGCCAGGC 1320 AATGAGACCA TCTGCCCACC AAATATCTAC ATCGAGTGTG CAGACCACAC ACTGGACTCC 1380 CTGGGTGGGG GCCCTGAGGG CCCGTGCTTC TGCCCCACCC CCTGCAACCT GACGCGCTAT 1440 GGGAAAGAGA TCTCCATGGT CAGGATCCCC AACAGGGGCT CAGCCCGGTA CCTGGCGAGG 1500 AAGTACAACC GCAACGAGAC CTACATACGG GAGAACTTCC TGGTCCTAGA TGTCTTCTTT 1560 GAGGCCCTGA CCTCTGAAGC CATGGAGCAG CGAGCAGCCT ATGGCCTGTC AGCCCTGCTG 1620 GGAGACCTCG GGGGACAGAT GGGCCTGTTC ATTGGGGCCA GCATCCTCAC GTTGCTGGAG 1680 ATCCTCGACT ACATCTATGA GGTGTCCTGG GATCGACTGA AGCGGGTATG GAGGCGTCCC 1740 AAGACCCCCC TGCGGACCTC CACTGGGGGC ATCTCCACTT TGGGGCTTCA GGAGCTGAAG 1800 GAACAGAGTC CCTGCCAGAG CCGGGGCCGA GTGGAGGGTG GGGGGGTCAG CAGTCTGCTC 1860 CCCAATCACC ACCACCCCCA CGGTCCCCCA GGAGGTCTCT TTGAAGATTT TGCTTGCTAG 1920 GACGGTGCTG TGACTGAAAG GACCCAGAGT CTGGGACCCC TCCTGGGATC CCCACACATT 1980 CTCCTGCTCC TGGGAAAAAG CCTGGGGGCG GTGCTCACTG GGAAGGCCAA GAACTCAGTT 2040 CCTGCTCTCA TCCTCCCCTG CCCTGATGTC ACTGCTTTGC ACAAAGGTCC TTCTTGTCCA 2100 CACCCCTTAT CCCCAAGGCT GGTGCCCCGG GAGGGCTGGA GAACCAGGCC ATGGGCCCTC 2160 ACGGAGAGGA AGGGAAGGAA GGAGAGGGAG GGGGAGGATA GAGCCCATCC CAGCCGGGGA 2220 GGGGGAGCCT TCTGTACATT TGTAAATATT TAGGGAAAGC CGGGTGGGGG GAGGGGATAC 2280 AGATGTAGAA GGTGGGTAGG GCTAACAGGG GTGGGTGATT TAGGGACAGC CAGGTCCCAG 2340 CCCCAATGTC AGCAGGATAG GGAGAGCCCC AGGATTCAGG AGTGCTGGGC TGGTCCTACT 2400 TCCTGCCCCT CTCCAGGCCC AGCTCCCTTT TTGGCAGGGG GAGAGGATGG CCCAGCAGGC 2460 CTGGCCCAGT TCCCAGTTCC CCCTGCACCA GCCCCACCCC TAGAGTCCCT TTTATAGGGA 2520 GGGGGCAGGA GACCTTCCAG ACTTCGGCTG AGCTTGGAGG GTGGGAAGGG AGCCTTCTCA 2580 GTCCTCTCTC CCTCCAGTCT GATTTTATAA AGTGCTGACG AGATTGGGAA TAAAGAGGCA 2640 TAAAGAATAA AAAAAAAAAA AAAAGAACTT GAGGGGGGCC TNTACAAAAG GCCCCTATAT 2700 GATAGATANA T 2711
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Glu Gln Ser Leu Leu Gly Ala 20 25
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Leu Ala Thr Phe Ala Ser Thr 35 40
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Cys Gly Pro Gly Pro His Gly 50 55
60 Leu Arg Arg Thr Leu Trp Ala Leu Ala
Leu Leu Thr Ser Leu Ala Ala 65 70
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Arg Gly Tyr Leu Thr Arg Pro 85
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Pro Ala Pro Val Ala Gly Phe 100 105
110 Pro Ala Val Thr Leu Cys Asn Ile Asn
Arg Phe Arg His Ser Ala Leu 115 120
125 Ser Asp Ala Asp Ile Phe His Leu Ala
Asn Leu Thr Gly Leu Pro Pro 130 135
140 Lys Asp Arg Asp Gly His Arg Ala Ala
Gly Leu Arg Tyr Pro Glu Pro 145 150
155 160 Asp Met Val Asp Ile Leu Asn Arg Thr
Gly His Gln Leu Ala Asp Met 165
170 175 Leu Lys Ser Cys Asn Phe Ser Gly His
His Cys Ser Ala Ser Asn Phe 180 185
190 Ser Val Val Tyr Thr Arg Tyr Gly Lys
Cys Tyr Thr Phe Asn Ala Asp 195 200
205 Pro Arg Ser Ser Leu Pro Ser Arg Ala
Gly Gly Met Gly Ser Gly Leu 210 215
220 Glu Ile Met Leu Asp Ile Gln Gln Glu
Glu Tyr Leu Pro Ile Trp Arg 225 230
235 240 Glu Thr Asn Glu Thr Ser Phe Glu Ala
Gly Ile Arg Val Gln Ile His 245
250 255 Ser Gln Glu Glu Pro Pro Tyr Ile His
Gln Leu Gly Phe Gly Val Ser 260 265
270 Pro Gly Phe Gln Thr Phe Val Ser Cys
Gln Glu Gln Arg Leu Thr Tyr 275 280
285 Leu Pro Gln Pro Trp Gly Asn Cys Arg
Ala Glu Ser Glu Leu Arg Glu 290 295
300 Pro Glu Leu Gln Gly Tyr Ser Ala Tyr
Ser Val Ser Ala Cys Arg Leu 305 310
315 320 Arg Cys Glu Lys Glu Ala Val Leu Gln
Arg Cys His Cys Arg Met Val 325
330 335 His Met Pro Gly Asn Glu Thr Ile Cys
Pro Pro Asn Ile Tyr Ile Glu 340 345
350 Cys Ala Asp His Thr Leu Asp Ser Leu
Gly Gly Gly Pro Glu Gly Pro 355 360
365 Cys Phe Cys Pro Thr Pro Cys Asn Leu
Thr Arg Tyr Gly Lys Glu Ile 370 375
380 Ser Met Val Arg Ile Pro Asn Arg Gly
Ser Ala Arg Tyr Leu Ala Arg 385 390
395 400 Lys Tyr Asn Arg Asn Glu Thr Tyr Ile
Arg Glu Asn Phe Leu Val Leu 405
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Glu Ala Met Glu Gln Arg Ala 420 425
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Asp Leu Gly Gly Gln Met Gly 435 440
445 Leu Phe Ile Gly Ala Ser Ile Leu Thr
Leu Leu Glu Ile Leu Asp Tyr 450 455
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Lys Arg Val Trp Arg Arg Pro 465 470
475 480 Lys Thr Pro Leu Arg Thr Ser Thr Gly
Gly Ile Ser Thr Leu Gly Leu 485
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Pro Ser Leu Gly Arg Ala Glu 500 505
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Asn His His His Pro His Gly 515 520
525 Pro Pro Gly Gly Leu Phe Glu Asp Phe
Ala Cys 530 535
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 48/00 ABN C07K 14/47 C07K 14/47 16/18 16/18 C12P 21/02 C C12P 21/02 C12Q 1/68 A C12Q 1/68 A61K 37/02 AAB (72)発明者 デイビッド・シー・ハリソン イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ (72)発明者 ジョン・デイビス イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ (72)発明者 シャロン・ビンガム イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ (72)発明者 トルーディ・アール・ドウ イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ (72)発明者 サイモン・トップ イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)配列番号:2のアミノ酸配列に対
    して少なくとも70%の同一性を有するアミノ酸配列を
    含むポリペプチド、および(b)配列番号:8のアミノ
    酸配列に対して少なくとも70%の同一性を有するアミ
    ノ酸配列を含むポリペプチドから選択される単離ポリペ
    プチド。
  2. 【請求項2】 アミノ酸配列が少なくとも95%の同一
    性を有する請求項1記載の単離ポリペプチド。
  3. 【請求項3】 配列番号:2または配列番号:8のアミ
    ノ酸配列を含む請求項1記載のポリペプチド。
  4. 【請求項4】 配列番号:2または配列番号:8の単離
    ポリペプチド。
  5. 【請求項5】 (a)配列番号:2の全長にわたって配
    列番号:2のアミノ酸配列に対して少なくとも70%の
    同一性を有するポリペプチドをコードしているヌクレオ
    チド配列を含むポリヌクレオチド、および(b)配列番
    号:8の全長にわたって配列番号:8のアミノ酸配列に
    対して少なくとも70%の同一性を有するポリペプチド
    をコードしているヌクレオチド配列を含むポリヌクレオ
    チドから選択される単離ポリヌクレオチド、または該単
    離ポリヌクレオチドに対して相捕的なヌクレオチド配
    列。
  6. 【請求項6】 (a)全コーディング領域にわたって配
    列番号:2のポリペプチドをコードしているヌクレオチ
    ド配列に対して少なくとも75%の同一性を有するヌク
    レオチド配列を含むポリヌクレオチド、および(b)全
    コーディング領域にわたって配列番号:8のポリペプチ
    ドをコードしているヌクレオチド配列に対して少なくと
    も75%の同一性を有するヌクレオチド配列を含むポリ
    ヌクレオチドから選択される単離ポリヌクレオチド、ま
    たは該単離ポリヌクレオチドに対して相捕的なヌクレオ
    チド配列。
  7. 【請求項7】 (a)配列番号:1の全長にわたって配
    列番号:1のヌクレオチド配列に対して少なくとも75
    %の同一性を有するヌクレオチド配列を含むポリヌクレ
    オチド、および(b)配列番号:7の全長にわたって配
    列番号:7のヌクレオチド配列に対して少なくとも75
    %の同一性を有するヌクレオチド配列を含むポリヌクレ
    オチドから選択される単離ポリヌクレオチド、または該
    単離ポリヌクレオチドに対して相捕的なヌクレオチド配
    列。
  8. 【請求項8】 同一性が少なくとも95%である請求項
    5ないし7のいずれか1項に記載の単離ポリヌクレオチ
    ド。
  9. 【請求項9】 (a)配列番号:2のポリペプチドをコ
    ードしているヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチ
    ド、(b)配列番号:1のポリヌクレオチド、(c)厳
    密な条件下で配列番号:1またはそのフラグメントの配
    列を有する標識プローブを用いて適当なライブラリーを
    スクリーニングすることにより得ることのできるポリヌ
    クレオチドから選択される単離ポリヌクレオチド、また
    は該単離ポリヌクレオチドに対して相捕的なヌクレオチ
    ド配列。
  10. 【請求項10】 (a)配列番号:8のポリペプチドを
    コードしているヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチ
    ド、(b)配列番号:7のポリヌクレオチド、(c)厳
    密な条件下で配列番号:7の配列またはそのフラグメン
    トを有する標識プローブを用いて適当なライブラリーを
    スクリーニングすることにより得ることのできるポリヌ
    クレオチドから選択される単離ポリヌクレオチド、また
    は該単離ポリヌクレオチドに対して相捕的なヌクレオチ
    ド配列。
  11. 【請求項11】 適合する宿主細胞中に存在する場合、
    請求項1のポリペプチドを生じる能力のあるポリヌクレ
    オチドを含む発現系。
  12. 【請求項12】 請求項11の発現系を含む宿主細胞ま
    たは請求項1のポリペプチドを発現するその膜。
  13. 【請求項13】 請求項1のポリペプチドの生成に十分
    な条件下で請求項12の宿主細胞を培養し、次いで、該
    ポリペプチドを培地から回収することを特徴とする請求
    項1のポリペプチドの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1のポリペプチドに対して免疫
    特異的な抗体。
  15. 【請求項15】 (a)ポリペプチド(またはポリペプ
    チドを有する細胞もしくは膜)あるいはその融合蛋白へ
    の候補化合物の結合を、候補化合物に直接または間接的
    に結合した標識を用いることにより測定すること; (b)ポリペプチド(またはポリペプチドを有する細胞
    もしくは膜)あるいはその融合蛋白への候補化合物の結
    合を、標識競争物質の存在下で測定すること; (c)候補化合物が、ポリペプチドの活性化または阻害
    によるシグナルを生じさせるかどうかを、該ポリペプチ
    ドを有する細胞または細胞膜に適した検出系を用いて試
    験すること; (d)候補化合物を請求項1のポリペプチドを含有する
    溶液と混合して混合物を形成し、混合物中の該ポリペプ
    チドの活性を測定し、次いで、混合物の活性を標準と比
    較すること;あるいは (e)細胞における該ポリペプチドをコードしているm
    RNAおよび該ポリペプチドの生成に対する候補化合物
    の影響を検出することからなる群より選択される方法を
    含む、請求項1のポリペプチドの機能を刺激または阻害
    する化合物を同定するためのスクリーニング方法。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし4のポリペプチドに対
    するアゴニストまたはアンタゴニスト。
  17. 【請求項17】 (a)請求項1ないし4のポリペプチ
    ドに対するアゴニストまたはアンタゴニスト; (b)請求項5ないし10の単離ポリヌクレオチド;ま
    たは (c)請求項1のポリペプチドをコードしているヌクレ
    オチド配列の発現を転調させる核酸分子である、治療に
    用いる化合物。
  18. 【請求項18】 対象中の請求項1のポリペプチドの発
    現または活性に関連した対象における疾病または疾病に
    対する感受性についての診断方法であって、 (a)該対象のゲノム中の該ポリペプチドをコードして
    いるヌクレオチド配列における変異の存在または不存在
    を決定すること;および/または(b)該対象由来の試
    料中の該ポリペプチドの発現の存在または量を分析する
    ことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 (a)配列番号:3の全長にわたって
    配列番号:3に対して少なくとも75%の同一性を有す
    るヌクレオチド配列を含む単離ポリヌクレオチド; (b)配列番号:3のポリヌクレオチドを含む単離ポリ
    ヌクレオチド; (c)配列番号:3のポリヌクレオチド;または (d)配列番号:4の全長にわたって配列番号:4のア
    ミノ酸配列に対して少なくとも70%の同一性を有する
    ポリペプチドをコードしているヌクレオチド配列を含む
    単離ポリヌクレオチド からなる群より選択される単離ポリヌクレオチド。
  20. 【請求項20】 (a)配列番号:4の全長にわたって
    配列番号:4のアミノ酸配列に対して少なくとも70%
    の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド; (b)アミノ酸配列が、配列番号:4の全長にわたって
    配列番号:4のアミノ酸配列に対して少なくとも70%
    の同一性を有するポリペプチド; (c)配列番号:4のアミノ酸を含むポリペプチド; (d)配列番号:4のポリペプチドであるポリペプチ
    ド;または (e)配列番号:3に含まれる配列を含むポリヌクレオ
    チドによりコードされているポリペプチド からなる群より選択されるポリペプチド。
  21. 【請求項21】 (a)配列番号:5の全長にわたって
    配列番号:5に対して少なくとも80%の同一性を有す
    るヌクレオチド配列を含む単離ポリヌクレオチド; (b)配列番号:5のポリヌクレオチドを含む単離ポリ
    ヌクレオチド; (c)配列番号:5のポリヌクレオチド;または (d)配列番号:6の全長にわたって配列番号:6のア
    ミノ酸配列に対して少なくとも70%の同一性を有する
    ポリペプチドをコードしているヌクレオチド配列を含む
    単離ポリヌクレオチド からなる群より選択される単離ポリヌクレオチド。
  22. 【請求項22】 (a)配列番号:6の全長にわたって
    配列番号:6のアミノ酸配列に対して少なくとも70%
    の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド; (b)アミノ酸配列が、配列番号:6の全長にわたって
    配列番号:6のアミノ酸配列に対して少なくとも70%
    の同一性を有するポリペプチド; (c)配列番号:6のアミノ酸を含むポリペプチド; (d)配列番号:6のポリペプチドであるポリペプチ
    ド;または (e)配列番号:5に含まれる配列を含むポリヌクレオ
    チドによりコードされているポリペプチド からなる群より選択されるポリペプチド。
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