JPH1097534A - 対話管理方法 - Google Patents

対話管理方法

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JPH1097534A
JPH1097534A JP8251932A JP25193296A JPH1097534A JP H1097534 A JPH1097534 A JP H1097534A JP 8251932 A JP8251932 A JP 8251932A JP 25193296 A JP25193296 A JP 25193296A JP H1097534 A JPH1097534 A JP H1097534A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ入力の背景となるユーザの対話におけ
る大局的な行動目標を推論・管理し、行動目標に応じた
動作・応答を行うことで対話を円滑にすすめる。 【解決手段】 行動目標活性化知識13は、タスクにお
けるユーザの行動目標と、行動目標の活性度を変化させ
る文意と、活性化の度合を表す活性値を対応づけた知識
であり、行動目標活性度更新部15は、文意抽出部12
から文意が入力されると、行動目標活性化知識13を参
照し、行動目標活性度記憶部14に保持された各行動目
標の活性度を更新する。行動目標推定部17は、行動目
標活性度記憶部14に保持された行動目標の活性度か
ら、行動目標推定推定知識16に基づきユーザ行動目標
を推定し出力する。システムゴール決定部19は、文意
等の結果に応じシステムゴール知識18を参照しシステ
ムゴールをゴール記憶部20に出力し、ゴール管理部2
1はシステム動作を生成し、外部アプリケーション22
に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自然言語による
マン・マシン・インタフェースに用いられる対話管理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図26は、例えば特開平7−13465
2公報に示された従来の対話処理方法である。このよう
に構成された従来の対話処理方法では、入力部1から入
力された発話に対して、言語解析部2とモーダル解析部
3において意味解析とモーダル解析がなされる。推論部
4は、利用者の発話の意味解析結果に基づき推論を行
い、利用者との対話を行うために利用者の発話に対する
応答を作成し利用者に対し出力する。この時、推論部4
は対話履歴を参照して推論処理を行い、利用者の発話と
対話履歴とに矛盾がある場合にも、モーダル解析結果に
基づき矛盾を生じさせていると考えられる利用者の発話
部分を対話履歴において特定し、該発話部分を無視して
推論を行うことで、矛盾を検出しても対話処理を停止さ
せることなく円滑に対話を進めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自然言語を用いた対話
型のマンマシンインタフェースにおいては、ユーザの入
力に対してシステムが応答し、それに対してユーザが応
答する、という対話を繰り返すことによりユーザは目的
を達成する。したがって、このような対話型のインタフ
ェースにおいて、ユーザとシステムがより円滑で効率の
よい対話を行なうためには、ユーザの入力に対して最も
適切に動作・応答を行う対話管理方法が必要である。ユ
ーザはシステムに対して自然言語で入力を行うが、入力
の自然言語表現が表層的には同じであっても、ユーザが
何をしたくてその入力を行ったかという、その入力の背
景となるユーザの行動目標が異なる場合がある。例え
ば、「鎌倉ホテルはどこにあるのですか」というユーザ
入力は、『鎌倉ホテルに行きたい』という行動目標の下
になされる場合があり、また『ホテルを予約したい』と
いう行動目標の下になされる場合もある。このように入
力の背景となるユーザの行動目標が異なる場合、一入力
の文意だけでなく、ユーザの行動目標も考慮する対話管
理を行うことにより、より円滑で効率のよい対話が可能
である。例えば、「鎌倉ホテルはどこにあるのですか」
という入力が、『ホテルを予約したい』という行動目標
の下になされたと推定できれば、鎌倉ホテルの場所を答
えるだけでなく、例えば「鎌倉駅から徒歩2 分です。予
約なさいますか?」と応答したり、あるいは『対象物に
ついての詳細な情報を得たい』という行動目標が推定さ
れれば、例えば「鎌倉駅から徒歩2 分です。地図をご覧
になりますか?」と応答することにより効率のよい対話
が行える。しかしながら、上記のような従来の自然言語
対話処理制御方式では、システムの応答をユーザの一入
力の意図と対話履歴のみに基づいて生成して対話の流れ
を制御するので、入力の背景となるユーザの行動目標を
推定することができず、行動目標に応じて適切な動作・
応答を生成することができないという課題があった。
【0004】また、入力の背景となるユーザの行動目標
は対話を重ねるうちに徐々に明らかになるものである。
例えば、対話の開始時に「鎌倉ホテルはどこにあるので
すか」という入力があった場合、その入力を行った背景
となるユーザの行動目標が、『ホテルを予約したい』、
『鎌倉ホテルに行きたい』、『対象物についての詳細な
情報を得たい』などいずれかであるかは、この入力のみ
から決定できず、対話の流れの中で次第に明らかになる
ものである。したがって、上述のように入力の背景とな
るユーザの行動目標が明確でない場合、ユーザの行動目
標を明確にするように対話を制御して行動目標を特定す
ることができれば、対話はユーザの目的を達するために
円滑で効率の良いものとなる。このために対話システム
には、ユーザとのインタラクションを重ね、対話が進行
するにつれ、徐々にユーザの行動目標を推定・管理する
機構が必要となる。しかしながら、上記のような対話処
理装置では、ユーザの一入力の意図と対話履歴のみに基
づいてシステムの応答を生成し対話の流れを制御するの
で、対話の流れの中のユーザの大局的な行動目標を管理
し、さらにユーザとのインタラクションを重ねることに
よって徐々にユーザの行動目標を推定するような対話制
御ができないという問題点があった。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、ユーザとのインタラクションを
重ね、対話が進行するにつれ、ユーザの入力の背景とな
るの行動目標を推定・管理し、さらに、ユーザの行動目
標に応じて最も適切な動作・応答を生成する対話管理方
法を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る対話処理
装置は、以下の特徴を有する。 (1)ユーザの入力する自然言語から、文意を抽出し入
力文の意味表現を生成する文意抽出部と、タスクにおけ
るユーザの行動目標を規定し、各行動目標ごとに、行動
目標の活性度を変化させる文意と、前記文意によって行
動目標の活性度がどの程度変化するかを表す活性値を対
応付けた行動目標活性化知識と、行動目標と、前記行動
目標がどの程度活性化しているかを表す活性度の組を保
持する行動目標活性度記憶部と、前記文意抽出部から入
力される文意に対して活性度が変化する行動目標および
活性値を、前記行動目標活性化知識から検索し、前記行
動目標活性度記憶部に保持される活性度を更新する行動
目標活性度更新部と、複数の行動目標の活性度の関係か
らユーザの行動目標を推定する規則である行動目標推定
知識と、前記行動目標活性度記憶部に保持される各行動
目標の活性度と、前記行動目標推定知識を参照してユー
ザの行動目標を推定する行動目標推定部と、システムの
動作目標であるシステムゴールと、システムゴールを達
成するために必要なシステムアクションを対応付け、さ
らに文意とシステムゴールを対応付け、さらにまた行動
目標とシステムゴールを対応付けるシステムゴール知識
と、前記文意抽出部から入力される文意、前記行動目標
推定部から入力される行動目標、後述するゴール管理部
から入力されるシステムゴール生成指令の少なくとも一
つにより、前記システムゴール知識と必要であれば後述
するゴール記憶部に保持される内容を参照してシステム
ゴールを決定するシステムゴール決定部と、前記システ
ムゴール決定部から出力されるシステムゴールと文意と
行動目標を保持するゴール記憶部と、前記システムゴー
ル知識と、前記ゴール記憶部に保持されるシステムゴー
ルおよび文意を参照し、必要であれば後述する外部アプ
リケーションの実行結果を用いて、システムゴールを達
成するために必要なシステムアクションを生成し、実行
可能であれば後述の外部アプリケーションに出力し、実
行不可能であれば新たなシステムゴールの生成指令をシ
ステムゴール決定部に出力するゴール管理部と、 前記
ゴール管理部から出力されたシステムアクションを入力
して駆動され、アクションの実行結果を出力する外部ア
プリケーションと、を備えたものである。
【0007】したがって、上記のように構成された対話
管理手法においては、文意抽出部の出力するユーザの文
意に対して、行動目標活性度更新部が行動目標活性度記
憶部に保持された各行動目標の活性度を更新し、行動目
標推定部が行動目標推定知識に基づき行動目標活性度記
憶部に保持された活性度からユーザの行動目標を推定を
行うため、ユーザの行動目標の推定・管理が可能にな
る。さらに、システムゴール決定部が、システムゴール
知識に基づき、文意抽出部から入力された文意と、行動
目標推定部から入力されたユーザの行動目標に応じてシ
ステムのゴールを決定するため、ユーザの行動目標に応
じて最も適切な動作・応答の生成を行う対話管理が可能
になる。
【0008】(2)また、文意抽出部から入力される文
意に対して活性度が変化する行動目標および活性値を、
前記行動目標活性化知識から検索し、さらに検索された
行動目標の現在の活性度を行動目標活性度記憶部から検
索して、得られた活性値と現在の活性度に応じて行動目
標活性度記憶部に保持される活性度を更新する行動目標
活性度更新部を備えたものである。
【0009】したがって、行動目標活性度更新部は、文
意抽出部から入力される文意に対して活性度が変化する
行動目標および活性値を、前記行動目標活性化知識から
検索し、さらに検索された行動目標の現在の活性度を行
動目標活性度記憶部から検索して、得られた活性値と現
在の活性度に応じて行動目標活性度記憶部に保持される
活性度を更新するため、現在のユーザの行動目標を考慮
したユーザの行動目標の推定・管理が行えるようにな
る。
【0010】(3)さらにまた、ユーザの行動目標の関
係を規定する行動目標関係知識と、前記行動目標関係知
識を参照することにより、行動目標の関係を表現する構
造で行動目標と活性度の組を保持する行動目標活性度記
憶部と、文意抽出部から入力される文意に対して活性度
が変化する行動目標および活性値を、前記行目標活性化
知識から検索し、さらに検索された行動目標に関連付け
られた行動目標の活性度を前記行動目標活性度記憶部か
ら検索して、得られた活性値と、関連付けられた行動目
標の活性度に応じて前記行動目標活性度記憶部に保持さ
れる活性度を更新する行動目標活性度更新部と、を備え
たものである。
【0011】したがって、ユーザの行動目標の関係を行
動目標関係知識として規定し、行動目標活性度記憶部に
おいて、前記行動目標関係知識を参照することにより、
行動目標の関係を表現する構造で行動目標と活性度の組
を保持することができる。また、行動目標活性度更新部
は、文意抽出部から入力される文意に対して活性度が変
化する行動目標および活性値を、前記行動目標活性化知
識から検索し、さらに検索された行動目標に関連付けら
れた行動目標の活性度を前記行動目標活性度記憶部から
検索して、得られた活性値と、関連付けられた行動目標
の活性度に応じて前記行動目標活性度記憶部に保持され
る活性度を更新するため、複数の行動目標相互の活性度
を考慮したユーザの行動目標の推定・管理が行えるよう
になる。
【0012】(4)また、行動目標を節点とし、行動目
標同士を枝で結んだネットワーク構造で行動目標の関係
を表現する行動目標関係知識を備えたものである。
【0013】したがって、行動目標を節点とし行動目標
同士を枝で結んだネットワーク構造で行動目標の関係を
表現するので、複数の行動目標相互の活性度を考慮した
ユーザの行動目標の推定・管理が行えるようになる。
【0014】(5)また、文意抽出部から入力される文
意に対して活性度の変化が対応付けられていない行動目
標に対しても、行動目標活性度記憶部に保持される活性
度を更新する行動目標活性度更新部を備えたものであ
る。
【0015】したがって、行動目標活性度更新部におい
て、文意抽出部から入力される文意に対して活性度の変
化が対応付けられていない行動目標に対しても、行動目
標活性度記憶部に保持される活性度を更新するので、ユ
ーザの行動目標の推定・管理が適切に行えるようにな
る。
【0016】(6)さらにまた、行動目標と、前記行動
目標がどの程度活性化しているかを表す活性度と、前記
行動目標活性度更新部によって活性度が変化した時刻の
組を保持する行動目標活性度記憶部と、行動目標活性度
記憶部に保持される活性度を時間の関数で更新する行動
目標更新部と、を備えたものである。
【0017】したがって、行動目標活性度記憶部におい
て、行動目標と、前記行動目標がどの程度活性化してい
るかを表す活性度と、前記行動目標活性度更新部によっ
て活性度が変化した時刻の組を保持し、行動目標更新部
において、行動目標活性度記憶部に保持される活性度を
時間の関数で更新するので、ユーザの行動目標の推定・
管理が適切に行えるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
第1実施形態.図1は,請求項1及び請求項3、4を含
む一実施形態である対話管理方法を示すものである。図
1に示すように、文意抽出部12は、ユーザの入力する
自然言語から、文意を抽出し入力文の意味表現を生成す
る。行動目標活性化知識13は、タスクにおけるユーザ
の行動目標を規定し、各行動目標ごとに、行動目標の活
性度を変化させる文意と、前記文意によって行動目標の
活性度がどの程度変化するかを表す活性値を対応付けた
知識を有する。行動目標活性度記憶部14は、行動目標
と、前記行動目標がどの程度活性化しているかを表す活
性度の組を保持する。行動目標活性度更新部15は、文
意抽出部12から入力される文意に対して活性度が変化
する行動目標および活性値を、行動目標活性化知識13
から検索し、行動目標活性度記憶部14に保持される活
性度を更新する。行動目標推定知識16は、複数の行動
目標の活性度の関係からユーザの行動目標を推定する規
則を有する。行動目標推定部17は、行動目標活性度記
憶部14に保持される各行動目標の活性度と、行動目標
推定知識16を参照してユーザの行動目標を推定する。
システムゴール知識18は、システムの動作目標である
システムゴールと、システムゴールを達成するために必
要なシステムアクションを対応付け、さらに文意とシス
テムゴールを対応付け、さらにまた行動目標とシステム
ゴールを対応付ける。システムゴール決定部19は、文
意抽出部12から入力される文意、行動目標推定部17
から入力される行動目標、後述するゴール管理部21か
ら入力されるシステムゴール生成指令の少なくとも一つ
により、システムゴール知識18と必要であれば後述す
るゴール記憶部20に保持される内容を参照してシステ
ムゴールを決定する。ゴール記憶部20は、システムゴ
ール決定部19から出力されるシステムゴールと文意と
行動目標を保持する。ゴール管理部21は、システムゴ
ール知識18と、ゴール記憶部20に保持されるシステ
ムゴールおよび文意を参照し、必要であれば後述する外
部アプリケーション22の実行結果を用いて、システム
ゴールを達成するために必要なシステムアクションを生
成し、実行可能であれば後述の外部アプリケーション2
2に出力し、実行不可能であれば新たなシステムゴール
の生成指令をシステムゴール決定部に出力する。外部ア
プリケーション22は、ゴール管理部から出力されたシ
ステムアクションを入力して駆動し、アクションの実行
結果を出力するのである。
【0019】文意抽出部12は、例えばユーザの入力す
る自然言語発話「鎌倉で有名なところってなにがあるん
ですか。」に対して構文解析および意味解析を行い、例
えば図3に示すような文意の意味表現を生成し、行動目
標活性度更新部15とシステムゴール決定部19に出力
する。
【0020】図4は、行動目標活性化知識13の一例を
示すものであり、行動目標「観光場所決定」の活性度を
変化させる文意として「retrieve(X, object p(X))」や
「retrieve(X, category (X,神社仏閣))」が対応付けら
れて、さらに、前者に対しては活性値1が付与され、後
者に対しては活性値0.8が付与されている。
【0021】図5は、行動目標活性度記憶部14の一例
を示すものであり、行動目標「観光場所決定」の現在の
活性度は initNumであり、行動目標「神社仏閣決定」の
活性度も initNumである。対話の開始時には各行動目標
には初期活性度 initNumが与えられており、これらの活
性度は対話が進行するにつれ行動目標活性度更新部15
によって更新される。
【0022】文意抽出部12から文意が入力されると、
行動目標活性度更新部15は入力された文意に対して活
性度が変化する行動目標を行動目標活性化知識13から
選択し、行動目標活性度記憶部14に保持された、前記
選択した行動目標に対する活性度を、行動目標活性化知
識13に規定された活性値を用いて更新する。例えば、
図3に示す文意が入力される直前に、行動目標活性度記
憶部14の内容が図5の場合について説明する。図3の
文意が入力されると行動目標活性度更新部15は、この
文意によって活性度が変化する行動目標「観光場所決
定」、「神社仏閣決定」、「飲食店決定」、「ホテル決
定」、「ホテル予約」を行動目標活性化知識13から選
択し、行動目標活性度記憶部14に保持された行動目標
「観光場所決定」の活性度 initNumを1.0に更新す
る。同様に他の行動目標に対する活性度の更新を行い、
活性度の更新がすべて終了した直後の行動目標活性度記
憶部14の内容を図6に示す。
【0023】また、例えば、行動目標活性度記憶部14
の内容が図6であるとき、文意 retrieve( X, category
( X,神社仏閣))が入力されると、行動目標活性度更新部
15は、この文意によって活性度が変化する行動目標
「観光場所決定」、「神社仏閣決定」、「飲食店決
定」、「ホテル決定」、「ホテル予約」を行動目標活性
化知識13から選択し、行動目標活性度記憶部14に保
持された行動目標「観光場所決定」の活性度1.0に行
動目標活性化知識13から得られる活性値0.8を加え
て1.8に更新する。同様に他の行動目標に対する活性
度の更新を行い、活性度の更新がすべて終了した直後の
行動目標活性度記憶部14の内容を図7に示す。
【0024】行動目標推定知識16には、例えば「最も
活性度が高い行動目標が一つある場合それを推定結果と
する」、「活性度が閾値以上で共に等しい行動目標が複
数あり、その個数がある範囲内にある場合、それらすべ
てを推定結果とする」などの、活性度から行動目標を推
定する規則が記述される。
【0025】行動目標推定部17は、行動目標活性度記
憶部14に保持された各行動目標の活性度と、行動目標
推定知識16から、現在のユーザの行動目標を推定す
る。例えば、行動目標活性度記憶部14の内容が図6の
時、例えば行動目標推定知識16に「最も活性度が高い
行動目標が一つある場合それを推定結果とする」という
規則がある場合、ユーザの行動目標を「観光場所決定」
と推定し、システムゴール決定部19に出力する。
【0026】また、例えば行動目標活性度記憶部14の
内容が図8であり、例えば行動目標推定知識16に「活
性度が1.0以上で共に等しい行動目標が複数あり、そ
の個数が3つ以内である場合、それらすべてを推定結果
とする」いう規則がある場合、ユーザの行動目標を「神
社仏閣決定」および「飲食店決定」と推定し、これら複
数の推定結果ををシステムゴール決定部19に出力す
る。
【0027】システムゴール知識18には、 1.システムの動作目標であるシステムゴールを達成す
るために、後述する外部アプリケーション22に出力さ
れるシステムアクションの宣言、 2.システムゴールとシステムアクションの対応付け、 3.文意に対するシステムゴールの対応付け、 4.後述するゴール管理部21から入力されるシステム
ゴール生成指令、および行動目標に対するシステムゴー
ルの対応付け、を記述する。 図9は、システムゴール知識18の一例を示す図で、1
行目〜4行目まではシステムのアクションが宣言されて
いる。例えば、アクション retrieve recordは引数 <CA
TEGORY> を持つアクションである。アクションの実行に
必須の引数は引数の名前の前に記号!を付与し定義す
る。5行目以降では、例えばシステムゴール GIVE RECO
RDに対するゴール知識の記述である。actionSequence以
降にシステムゴールを達成するために必要なアクション
の系列が定義されており、最初に起動されるアクション
が retrieve recordであり、その実行結果が NONE なら
ば次のアクションが inform none、ONE ならば inform
recordと定義されている。12行目以降で、例えば文意
retrieve() に対してシステムゴール GIVE RECORDが、
文意 reserve()に対してシステムゴール RESERVEが対応
付けられている。さらに、14行目以降で、例えばシステ
ムゴール生成指令 GET CATEGORY に対して、現在の行動
目標が「観光場所決定」であればシステムゴール SUGES
T PLACE 1が、「神社仏閣決定」および「飲食店決定」
であればシステムゴール ASK PREFERENCEが対応付けら
れている。
【0028】ゴール記憶部20は、後述するシステムゴ
ール決定部19から出力されるシステムゴールと文意と
行動目標を、例えば図10に示すようなスタックに保持
する。
【0029】システムゴール決定部19は、システムゴ
ール知識18を参照することにより、文意抽出部12か
ら入力される文意と行動目標推定部17から入力される
行動目標に応じたシステムゴールを決定し、文意と決定
したシステムゴールをゴール記憶部20に出力する。例
えば、文意 retrieve(X, category(神社仏閣), famous)
と行動目標「観光場所決定」が入力された場合、図9の
システムゴール知識18を参照することでシステムゴー
ルを GIVE RECORDに決定し、ゴール記憶部20に出力す
る。ゴール記憶部20には図12に示す内容が保持され
る。
【0030】また、例えば、文意 retrieve(X, object
p(X))と複数の行動目標「神社仏閣決定」および「飲食
店決定」が入力された場合、図9のシステムゴール知識
18を参照することでシステムゴールを GIVE RECORDに
決定し、ゴール記憶部20に出力する。ゴール記憶部2
0には図12に示す内容が保持される。
【0031】あるいはまた、システムゴール決定部19
は、後述するゴール管理部21においてシステムアクシ
ョンが実行できないときにゴール管理部21から入力さ
れるシステムゴール生成指令により、システムゴール知
識18およびゴール記憶部20に保持された内容を参照
してシステムゴールを決定する。例えば、ゴール記憶部
20が図11に示す内容であるとき、「ユーザに検索対
象物のカテゴリを質問する」というシステムゴール生成
指令 GET CATEGORYがゴール管理部21から入力される
場合、ゴール記憶部20に保持される行動目標「観光場
所決定」とシステムゴール知識18から、「ユーザに検
索可能な観光場所の案内をする」というシステムゴール
SUGEST PLACE 1を決定して出力する。
【0032】あるいは、例えば、ゴール記憶部20が図
12に示す内容において、システムゴール生成指令 GET
CATEGORYがゴール管理部21から入力される場合、ゴ
ール記憶部20には複数の行動目標「神社仏閣決定」お
よび「飲食店決定」が保持されており、ユーザの行動目
標に曖昧性がある。したがって、システムゴール決定部
19は、曖昧性を解消するためのシステムゴール ASK P
REFERENCEをシステムゴール知識18から決定して出力
する。
【0033】ゴール管理部21は、ゴール記憶部20に
保持されたシステムゴールを達成するために必要なシス
テムアクションを、システムゴール知識18を参照する
ことにより決定し、さらにシステムアクションの引数を
ゴール記憶部20に保持された文意を用いて決定する。
例えば、ゴール記憶部20の内容が図10の場合、ゴー
ル管理部21は図9のシステムゴール知識18を参照す
ることにより、システムアクションとして retrieve re
cordを決定し、ゴール記憶部20に保持された文意から
必須引数 <CATEGORY> を category(神社仏閣)と決定す
る。さらに文意より famousを引数に加え、最終的にシ
ステムアクション retrieve record(category(神社仏
閣), famous)を生成する。上記の例では必須引数が文意
から得られシステムアクションが実行可能であるので、
システムアクションは外部アプリケーション22に出力
される。
【0034】あるいは、例えばゴール記憶部20の内容
が図11の場合、ゴール管理部21は図9のシステムゴ
ール知識を参照することにより、システムアクションと
してretrieve recordを決定するが、必須引数である <C
ATEGORY> が文意から得られず前記システムアクション
の実行が不可能であるので、システムゴール生成指令を
システムゴール決定部19に出力する。
【0035】外部アプリケーション22は、例えばデー
タベースからの情報検索システム、ホテル予約システ
ム、航空券予約システムであり、ゴール管理部21から
出力されるシステムアクションを実行し実行結果を出力
するものである。例えば、システムアクション retriev
e record(category(神社仏閣), famous)が入力される
と、外部アプリケーション22は、観光案内データベー
スからデータ検索を行い、検索の結果該当するデータが
得られない場合NONEを、該当するデータが一つ得られた
場合ONEを、該当するデータ数が規定値以下の場合UNDER
THRESHOLDを、該当するデータ数が規定値以上の場合 U
NDER THRESHOLDを、アクション実行結果として出力す
る。また、外部アプリケーション22は、例えば検索結
果、予約状況をユーザに対して、合成音声、GUIで提
示する。
【0036】第2実施形態.請求項2の一実施形態であ
る、図1の行動目標活性度更新部15の動作について説
明する。なお、第2実施形態において図1の符号12〜
13、および符号14〜22の動作は第1実施形態と同
じなので省略する。
【0037】行動目標活性度更新部15は、1)入力され
た文意によって活性化される行動目標と活性値を行動目
標活性化知識13から検索し、2)検索された行動目標の
現在の活性度を行動目標活性度記憶部14から検索し、
前述の1)によって得られた活性値と、2)によって得られ
た活性度を用いて行動目標活性度記憶部14に保持され
る活性度を更新する。例えば、行動目標活性度記憶部1
4の内容が図6であるときに、文意 retrieve( X, cate
gory (X,神社仏閣))が入力された場合について説明す
る。行動目標活性度更新部15は、前述の文意によって
活性度が変化する行動目標「観光場所決定」、「神社仏
閣決定」、「飲食店決定」、「ホテル決定」、「ホテル
予約」を行動目標活性化知識13から選択し、例えば行
動目標「観光場所決定」の活性値として0.8を得る。
さらに、行動目標活性度更新部15は前記選択した行動
目標の現在の活性度を行動目標活性度記憶部14から検
索することで、例えば行動目標「観光場所決定」の現在
の活性度として1.0を得る。
【0038】行動目標活性度更新部15は、前記得られ
た現在の活性度に基づき、前記得られた活性値を例えば
図13に示すように変更し、変更した活性値を用いて行
動目標活性度記憶部14に保持された活性度を更新す
る。例えば、前記得られた現在の活性度が1.0である
ので、図13に従い前記得られた活性値0.8に+1.
0を加え1.8に変更する。そして、前記得られた現在
の活性度1.0に前記変更した活性値1.8を加え、現
在の活性度を2.8に更新する。同様に他の行動目標に
対する活性度の更新を行い、活性度の更新がすべて終了
した直後の行動目標活性度記憶部14の内容を図14に
示す。
【0039】第3実施形態.請求項5および請求項6の
一実施形態である、図2の行動目標関係知識23、行動
目標活性度更新部15、および行動目標活性度記憶部1
4の動作について説明する。なお、第3実施形態におい
て図2の符号12〜13および符号16〜22の動作は
第1実施形態と同じなので省略する。
【0040】図15は、行動目標関係知識23の一例を
示すものであり、例えば行動目標「観光場所決定」に対
しては4つの行動目標「神社仏閣決定」、「美術館決
定」、「ホテル決定」、「飲食店決定」が関係付けられ
ている。
【0041】図16は、行動目標活性度記憶知識の一例
を示すものであり、前記行動目標関係知識23を参照す
ることにより、例えば、行動目標「観光場所決定」とそ
の活性度1.0の組(観光場所決定,1.0)に対し
て、4つの行動目標と活性度の組(神社仏閣決定,0.
5)、(美術館決定,0.5)、(ホテル決定,0.
3)、(飲食店決定,0.5)が関係付けられて保持さ
れている。
【0042】例えば、行動目標活性度記憶部14の内容
が図16であるときに、文意 retrieve( X, category(
X,神社仏閣))が入力された場合について説明する。行動
目標活性度更新部15は、前述の文意によって活性度が
変化する行動目標「観光場所決定」、「神社仏閣決
定」、「飲食店決定」、「ホテル決定」、「ホテル予
約」を行動目標活性化知識13から選択し、例えば行動
目標「観光場所決定」の活性値として0.8を得る。さ
らに、行動目標活性度更新部15は、前記選択した行動
目標に関係付けられた行動目標の現在の活性度を行動目
標活性度記憶部14から検索し、活性度の総和を得る。
例えば行動目標「観光場所決定」に関係付けられた4つ
の行動目標「神社仏閣決定」、「美術館決定」、「ホテ
ル決定」、「飲食店決定」のそれぞれの現在の活性度の
総和として1.3を得る。
【0043】行動目標活性度更新部15は、前記得られ
た活性度の総和に基づき、前記得られた活性値を例えば
図17に示すように変更し、変更した活性値を用いて行
動目標活性度記憶部14に保持された活性度を更新す
る。例えば、前記得られた活性度の総和が1.8である
ので、図17に従い前記得られた活性値0.8に+2.
0を加え2.8に変更する。そして、前記得られた現在
の活性度1.0に前記変更した活性値2.8を加え、現
在の活性度を3.8に更新する。同様に他の行動目標に
対する活性度の更新を行い、活性度の更新がすべて終了
した直後の行動目標活性度記憶部14の内容を図18に
示す。
【0044】なお、活性度の総和を求めるために参照す
る各行動目標の活性度は、上記の動作により更新される
前の値を用いる。
【0045】なお、行動目標活性度記憶部14における
行動目標の関係を表現する構造として、例えば図19に
示すような行動目標を節点とし、行動目標同士を枝で結
んだネットワーク構造を用いることにより表現効率を高
めることができる。
【0046】第4実施形態.請求項7の一実施形態であ
る図1の行動目標活性度更新部15の動作について説明
する。なお、第4実施形態において図1の符号12〜1
3および符号14〜22の動作は第1実施形態と同じな
ので省略する。
【0047】例えば、行動目標活性度記憶部14の内容
が図6であるときに、文意 responce( X, duration(X))
が入力された場合について説明する。行動目標活性度更
新部15は、前述の文意によって活性度が変化する行動
目標として「ホテル予約」、その活性値として2.0を
行動目標活性化知識13から得る。そして、得られた活
性値2.0を行動目標活性度記憶部14に保持された行
動目標「ホテル予約」の現在の活性度0.3に加え2.
3に更新する。さらに、文意 responce( X, duration
(X))によって活性度が変化しない行動目標「観光場所決
定」、「神社仏閣決定」、「飲食店決定」、「ホテル決
定」の、行動目標活性度記憶部14に保持された活性度
に対して、例えば−1.0を加えることにより活性度の
更新を行う。以上の動作によって、行動目標活性度記憶
部14の内容は図20に示すように更新される。
【0048】第5実施形態.請求項8の一実施形態であ
る図1の行動目標活性度記憶部14および行動目標活性
度更新部15の動作について説明する。なお、第4実施
形態において図1の符号12〜13および符号16〜2
2の動作は第1実施形態と同じなので省略する。
【0049】図21は、行動目標活性度記憶部14の一
例を示すものであり、(行動目標、活性度、活性度が変
化した時刻)の組がそれぞれの行動目標に対して保持さ
れている。例えば、行動目標「ホテル予約」の現在の活
性度は0.2であり、活性度が変化した時刻が1.0で
ある。
【0050】行動目標活性度更新部15は、文意が入力
されると、例えば図22に示すような時間tの関数で定
まるΔを用いて、行動目標活性度記憶部14に保持され
た行動目標の活性度を更新する。ここで図中のNおよび
εは定数、tactivateは以前に活性度が変化した時刻で
ある。例えば図22の関数での定数N,εがそれぞれN
=2.0,ε=0.3であり、時刻t=5.0に行動目
標活性度記憶部14の内容が図21であるときに、例え
ば文意 responce( X,duration(X)) が入力された場合
の、行動目標「観光場所決定」および「ホテル予約」の
活性度の更新について説明する。まず、行動目標「観光
場所決定」の、以前に活性度が変化した時刻tactivate
として、図21に示す行動目標活性度記憶部14からt
activate=3.0が得られる。したがって、図22の関
数は具体的には図23に示すものとなる。現在の時刻が
t=5.0であるので、図23の関数よりΔは0と定ま
り、この値を行動目標活性度記憶部14に保持される現
在の活性度0.8に加えることにより、行動目標「観光
場所決定」の活性度を0.8に更新する。この場合活性
度は変化しないので、行動目標活性度記憶部14中の活
性度が変化した時刻は更新されない。
【0051】さらに、行動目標「ホテル予約」の、以前
に活性度が変化した時刻tactivateとして、図21に示
す行動目標活性度記憶部14からtactivate=1.0が
得られる。したがって、図22の関数は具体的には図2
4に示すものとなる。現在の時刻がt=5.0であるの
で、図24の関数よりΔは−0.6と定まり、この値を
行動目標活性度記憶部14に保持される現在の活性度
0.2に加えることにより、行動目標「ホテル予約」の
活性度を−0.4に更新する。活性度が変化したので、
行動目標活性度記憶部14中の活性度が変化した時刻を
5.0に更新する。
【0052】さらに、行動目標活性度更新部15は、前
述の文意によって活性度が変化する行動目標として「ホ
テル予約」、その活性値として2.0を行動目標活性化
知識13から得る。そして、得られた活性値2.0を加
えることにより行動目標活性度記憶部14に保持された
現在の活性度−0.4を、1.6に更新する。さらに、
活性度が変化したので、行動目標活性度記憶部14中の
活性度が変化した時刻を5.0に更新する。同様に他の
行動目標に対する活性度の更新が行われ、最終的に行動
目標活性度記憶部14の内容は図25に示すように更新
される。
【0053】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0054】文意抽出部の出力するユーザの文意に対し
て、行動目標活性度更新部が行動目標活性度記憶部に保
持された各行動目標の活性度を更新し、行動目標推定部
が行動目標推定知識に基づき行動目標活性度記憶部に保
持された活性度からユーザの行動目標を推定するため、
ユーザの行動目標の推定・管理が行える。さらに、シス
テムゴール決定部が、システムゴール知識に基づき、文
意抽出部から入力された文意と、行動目標推定部から入
力されたユーザの行動目標に応じてシステムのゴールを
決定するため、ユーザの行動目標に応じて最も適切な動
作・応答の生成が行える。
【0055】また、行動目標活性度更新部において、文
意抽出部から入力される文意に対して活性度が変化する
行動目標および活性値を、前記行動目標活性化知識から
検索し、さらに検索された行動目標の現在の活性度を行
動目標活性度記憶部から検索して、得られた活性値と現
在の活性度に応じて行動目標活性度記憶部に保持される
活性度を更新するため、現在のユーザの行動目標を考慮
したユーザの行動目標の推定・管理が行える。
【0056】さらに、ユーザの行動目標の関係を行動目
標関係知識として規定し、行動目標活性度記憶部におい
て、前記行動目標関係知識を参照することにより、行動
目標の関係を表現する構造で行動目標と活性度の組を保
持し、行動目標活性度更新部において、文意抽出部から
入力される文意に対して活性度が変化する行動目標およ
び活性値を、前記行動目標活性化知識から検索し、さら
に検索された行動目標に関連付けられた行動目標の活性
度を前記行動目標活性度記憶部から検索して、得られた
活性値と、関連付けられた行動目標の活性度に応じて前
記行動目標活性度記憶部に保持される活性度を更新する
ため、複数の行動目標相互の活性度を考慮したユーザの
行動目標の推定・管理が行なえる。
【0057】さらにまた、行動目標を節点とし行動目標
同士を枝で結んだネットワーク構造で行動目標の関係を
表現するので、複数の行動目標相互の活性度を考慮した
ユーザの行動目標の推定・管理が行える
【0058】また、行動目標活性度更新部において、文
意抽出部から入力される文意に対して活性度の変化が対
応付けられていない行動目標に対しても、行動目標活性
度記憶部に保持される活性度を更新するので、ユーザの
行動目標の推定・管理が適切に行える。
【0059】さらに、行動目標活性度記憶部において、
行動目標と、前記行動目標がどの程度活性化しているか
を表す活性度と、前記行動目標活性度更新部によって活
性度が変化した時刻の組を保持し、行動目標更新部にお
いて、行動目標活性度記憶部に保持される活性度を時間
の関数で更新するので、ユーザの行動目標の推定・管理
が適切に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す対話処理方法の機
能ブロック構成図である。
【図2】 本発明の一実施形態を示す対話処理方法の機
能ブロック構成図である。
【図3】 本発明の第1実施形態における文意抽出部に
よって抽出される文意の一形態を示す図である。
【図4】 本発明の第1実施形態における行動目標活性
化知識の一形態を示す図である。
【図5】 本発明の第1実施形態における行動目標活性
度記憶部の一形態を示す図である。
【図6】 本発明の第1実施形態における行動目標活性
度記憶部の別の一形態を示す図である。
【図7】 本発明の第1実施形態における行動目標活性
度記憶部の別の一形態を示す図である。
【図8】 本発明の第1実施形態における行動目標活性
度記憶部の別の一形態を示す図である。
【図9】 本発明の第1実施形態におけるシステムゴー
ル知識の一形態を示す図である。
【図10】 本発明の第1実施形態におけるゴール記憶
部の一形態を示す図である。
【図11】 本発明の第1実施形態におけるゴール記憶
部の別の一形態を示す図である。
【図12】 本発明の第1実施形態におけるゴール記憶
部のさらに別の一形態を示す図である。
【図13】 本発明の第2実施形態における行動目標活
性度更新部での活性値変更規則の一形態を示す図であ
る。
【図14】 本発明の第2実施形態における行動目標活
性度記憶部の別の一形態を示す図である。
【図15】 本発明の第3実施形態における行動目標関
係知識の一形態を示す図である。
【図16】 本発明の第3実施形態における行動目標活
性度記憶部の一形態を示す図である。
【図17】 本発明の第3実施形態における行動目標活
性度更新部での活性値変更規則の一形態を示す図であ
る。
【図18】 本発明の第3実施形態における行動目標活
性度記憶部の別の一形態を示す図である。
【図19】 本発明の第3実施形態における行動目標活
性度記憶部の別の一形態を示す図である。
【図20】 本発明の第4実施形態における行動目標活
性度記憶部の一形態を示す図である。
【図21】 本発明の第5実施形態における行動目標活
性度記憶部の一形態を示す図である。
【図22】 本発明の第5実施形態における関数の一形
態を示す図である。
【図23】 本発明の第5実施形態における関数の別の
一形態を示す図である。
【図24】 本発明の第5実施形態における関数の別の
一形態を示す図である。
【図25】 本発明の第5実施形態における行動目標活
性度記憶部の別の一形態を示す図である。
【図26】 従来の対話処理方法を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部、2 言語解析部、3 モーダル解析部、4
推論部、5 出力部、6 対話履歴管理部、7 矛盾
検出部、8 矛盾条件特定部、9 モーダル情報テーブ
ル、10 知識ベース、11 対話履歴バッファ、12
文意抽出部、13 行動目標活性化知識、14 行動
目標活性度記憶部、15 行動目標活性度更新部、16
行動目標推定知識、17 行動目標推定部、18 シ
ステムゴール知識、19 システムゴール決定部、20
ゴール記憶部、21 ゴール管理部、22 外部アプ
リケーション、23 行動目標関係知識。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの入力する自然言語から、文意を
    抽出し入力文の意味表現を生成する文意抽出部と、 タスクにおけるユーザの行動目標を規定し、各行動目標
    ごとに、行動目標の活性度を変化させる文意と、前記文
    意によって行動目標の活性度がどの程度変化するかを表
    す活性値を対応付けた行動目標活性化知識と、 行動目標と、前記行動目標がどの程度活性化しているか
    を表す活性度の組を保持する行動目標活性度記憶部と、 前記文意抽出部から入力される文意に対して活性度が変
    化する行動目標および活性値を、前記行動目標活性化知
    識から検索し、前記行動目標活性度記憶部に保持される
    活性度を更新する行動目標活性度更新部と、 複数の行動目標の活性度の関係からユーザの行動目標を
    推定する規則である行動目標推定知識と、 前記行動目標活性度記憶部に保持される各行動目標の活
    性度と、前記行動目標推定知識を参照してユーザの行動
    目標を推定する行動目標推定部と、 システムの動作目標であるシステムゴールと、システム
    ゴールを達成するために必要なシステムアクションを対
    応付け、さらに文意とシステムゴールを対応付け、さら
    にまた行動目標とシステムゴールを対応付けるシステム
    ゴール知識と、 前記文意抽出部から入力される文意、前記行動目標推定
    部から入力される行動目標の少なくとも一つにより、シ
    ステムゴールを決定するシステムゴール決定部と、 前記システムゴール決定部から出力されるシステムゴー
    ルと文意と行動目標を保持するゴール記憶部と、 前記システムゴール知識と、前記ゴール記憶部に保持さ
    れるシステムゴールおよび文意を参照し、システムゴー
    ルを達成するために必要なシステムアクションを生成
    し、実行可能であれば外部アプリケーションに出力し、
    実行不可能であれば新たなシステムゴールの生成指令を
    前記システムゴール決定部に出力するゴール管理部と、
    を備え前記外部アプリケーションは、前記ゴール管理部
    から出力されたシステムアクションを入力して駆動し、
    アクションの実行結果を出力することを特徴とする対話
    管理方法。
  2. 【請求項2】 前記行動目標活性度更新部は、文意抽出
    部から入力される文意に対して活性度が変化する行動目
    標および活性値を、前記行動目標活性化知識から検索
    し、さらに検索された行動目標の現在の活性度を行動目
    標活性度記憶部から検索して、得られた活性値と現在の
    活性度に応じて行動目標活性度記憶部に保持される活性
    度を更新することを特徴とする請求項1記載の対話管理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記システムゴール決定部は、更に前記
    文意抽出部から入力される文意、前記行動目標推定部か
    ら入力される行動目標、前記ゴール管理部から入力され
    るシステムゴール生成指令の少なくとも一つにより、前
    記システムゴール知識と必要であれば前記ゴール記憶部
    に保持される内容を参照してシステムゴールを決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の対話管理方法。
  4. 【請求項4】 前記ゴール管理部は、更に必要であれば
    前記外部アプリケーションの実行結果を用いて、システ
    ムゴールを達成するために必要なシステムアクションを
    生成し、実行可能であれば前記外部アプリケーションに
    出力し、実行不可能であれば新たなシステムゴールの生
    成指令をシステムゴール決定部に出力することを特徴と
    する請求項1記載の対話管理方法。
  5. 【請求項5】 更に、ユーザの行動目標の関係を規定す
    る行動目標関係知識を有し、 前記行動目標活性度記憶部は、前記行動目標関係知識を
    参照することにより、行動目標の関係を表現する構造で
    行動目標と活性度の組を保持し、 前記行動目標活性度更新部は、文意抽出部から入力され
    る文意に対して活性度が変化する行動目標および活性値
    を、前記行動目標活性化知識から検索し、さらに検索さ
    れた行動目標に関連付けられた行動目標の活性度を前記
    行動目標活性度記憶部から検索して、得られた活性値
    と、関連付けられた行動目標の活性度に応じて前記行動
    目標活性度記憶部に保持される活性度を更新することを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の対話
    管理方法。
  6. 【請求項6】 行動目標の関係を表現する構造として
    は、行動目標を節点とし、行動目標同士を枝で結んだネ
    ットワーク構造を特徴とする請求項5に記載の対話管理
    方法。
  7. 【請求項7】 前記行動目標活性度更新部は、文意抽出
    部から入力される文意に対して活性度の変化が対応付け
    られていない行動目標に対しても、行動目標活性度記憶
    部に保持される活性度を更新することを特徴とする請求
    項1〜請求項6のいずれかに記載の対話管理方法。
  8. 【請求項8】 前記行動目標活性度記憶部は、行動目標
    と、前記行動目標がどの程度活性化しているかを表す活
    性度と、前記行動目標活性度更新部によって活性度が変
    化した時刻の組を保持し、 前記行動目標更新部は、行動目標活性度記憶部に保持さ
    れる活性度を時間の関数で更新することを特徴とする請
    求項1〜請求項7のいずれかに記載の対話管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100446936B1 (ko) * 2001-03-26 2004-09-01 주식회사 메이힐 사용자 행동을 반영한 영상처리방법

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