JPH1095422A - 窓付きカートン用ブランク板および窓付きカートン - Google Patents
窓付きカートン用ブランク板および窓付きカートンInfo
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- JPH1095422A JPH1095422A JP27139396A JP27139396A JPH1095422A JP H1095422 A JPH1095422 A JP H1095422A JP 27139396 A JP27139396 A JP 27139396A JP 27139396 A JP27139396 A JP 27139396A JP H1095422 A JPH1095422 A JP H1095422A
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Abstract
製造工程中に廃棄されていた部分を窓付きカートンの背
面板等として利用することで製造コストを下げる一方で
資源の有効利用をはかると共に窓部以外の部分において
も高光沢な外観をもった窓付きカートン用ブランク板お
よび窓付きカートンを提供することを目的とするもので
ある。 【解決手段】 2本の切目線と2本の折罫で囲まれた領
域にシリコーン離型剤を塗布したブランク板基材と透明
プラスチックフィルムとを接着剤で貼合わせて後に、所
定位置に折罫を入れると共に所定形状に打抜いた窓付き
カートン用ブランク板を作製し、これを用いて前記折罫
で所定の山折り谷折りをすることで表面部と側面部と底
面部と透明プラスチックフィルムからなる窓部が形成さ
れていることを特徴とする窓付きカートン。
Description
外部から透視できる窓付きカートンに関し、更に詳しく
は、紙製または合成樹脂製のシートと透明プラスチック
フィルムとの積層体からなり、窓部が透明プラスチック
フィルムである窓付きカートンに関するものである。
のが公知であるが、これら公知のカートンにあっては、
いずれも窓となる部分が所望の形状に打ち抜く等の手段
により設けられ、その後に前記窓部の裏面に透明プラス
チックフィルムを接着剤等を用いて被覆貼着した構成の
ものが広く知られている。
内容物を外部から透視できることから、内容物を購買者
に直に訴求でき、購買意欲をそそる機能を有している。
また、前記機能をさらに高めるために、窓部以外の部分
の意匠にも工夫をこらし、窓となる部分を形成して後に
透明なプラスチックフィルムでカートン全体を覆った極
めて高光沢な外観をもつ窓付きカートンも知られてい
る。
法も窓となる部分のブランク板基材が製造工程中に不要
物として廃棄され、結果として製造コストのアップある
いは資源のムダに繋がっている。
の窓付きカートンにおいて、窓部として製造工程中に廃
棄されていた部分を窓付きカートンの背面板等として利
用することで製造コストを下げる一方で資源の有効利用
をはかると共に窓部以外の部分においても高光沢な外観
をもった窓付きカートンを提供することである。
な問題点を解決すべく種々研究した結果、本体片と該本
体片の左右両側辺に該側辺と平行な縦折罫を介して、左
右対称に側面板と差し込みフラップとが順次連接されて
いて、前記本体片の上下端に一定幅を有する矩形状の上
面板および表面板の下端部を有し、前記縦折罫と平行に
前記本体片の左右両側に一定幅を有する表面板の左右両
端部を形成するように2本の切目線を前記上面板および
前記表面板の下端部を除いた部分の前記本体片上に設
け、該切目線の上端を結ぶ線上で該切目線の左右両外側
に第一横折罫および該切目線の下端を結ぶ線上で該切目
線の内側に第二横折罫を設け、さらに、前記第一横折罫
の内側に前記側面板の横方向寸法を有する上部側面板を
隔てて前記第一横折罫と平行に前記切目線の左右両外側
に第三横折罫を設け、さらに、前記第二横折罫の内側に
前記側面板の横方向寸法を有する下部側面板を隔てて前
記第二横折罫と平行に前記切目線の内側に第四横折罫を
設け、さらに、前記上部側面板に縦折罫を介して左右両
側に折り込みフラップを連接し、かつ、前記側面板ない
し前記差し込みフラップの下端に横折罫を介して折り込
みフラップを連接したブランク板において、少なくとも
前記本体片の表面に透明プラスチックフィルムを覆うと
共に、前記2本の切目線および前記第一横折罫と前記第
二横折罫に囲まれた領域を除いて、該透明プラスチック
フィルムを貼着した窓付きカートン用ブランク板を用い
て、該窓付きカートン用ブランク板の第一横折罫、第四
横折罫にて略直角に谷折りし、さらに、前記の第二横折
罫、第三横折罫にて略直角に山折りすることにより、表
面部と側面部と底面部が形成され、前記底面部において
前記上面板を除いた背面板の内側に前記縦折罫および横
折罫を略直角に山折りして前記の差し込みフラップおよ
び折り込みフラップを差し込むことにより、表面板の左
右両端部間および上部側面板の左右両端部間に透明プラ
スチックフィルムからなる窓部が形成され、従来窓部と
して製造工程中に廃棄されていた部分を窓付きカートン
の背面板等として利用できると共に資源の有効利用にも
繋がり、また、窓部以外の部分においても高光沢な外観
をもった窓付きカートンが作製できることを見いだし
て、本発明を完成させたものである。
左右両側辺に該側辺と平行な縦折罫を介して、左右対称
に側面板と差し込みフラップとが順次連接されていて、
前記本体片の上下端に一定幅を有する矩形状の上面板お
よび表面板の下端部を有し、前記縦折罫と平行に前記本
体片の左右両側に一定幅を有する表面板の左右両端部を
形成するように2本の切目線を前記上面板および前記表
面板の下端部を除いた部分の前記本体片上に設け、該切
目線の上端を結ぶ線上で該切目線の左右両外側に第一横
折罫および該切目線の下端を結ぶ線上で該切目線の内側
に第二横折罫を設け、さらに、前記第一横折罫の内側に
前記側面板の横方向寸法を有する上部側面板を隔てて前
記第一横折罫と平行に前記切目線の左右両外側に第三横
折罫を設け、さらに、前記第二横折罫の内側に前記側面
板の横方向寸法を有する下部側面板を隔てて前記第二横
折罫と平行に前記切目線の内側に第四横折罫を設け、さ
らに、前記上部側面板に縦折罫を介して左右両側に折り
込みフラップを連接し、かつ、前記側面板ないし前記差
し込みフラップの下端に横折罫を介して折り込みフラッ
プを連接したブランク板において、少なくとも前記本体
片の表面に透明プラスチックフィルムを覆うと共に、前
記2本の切目線および前記第一横折罫と前記第二横折罫
に囲まれた領域を除いて、該透明プラスチックフィルム
を貼着した窓付きカートン用ブランク板を用いて、該窓
付きカートン用ブランク板の第一横折罫、第四横折罫に
て略直角に谷折りし、さらに、前記の第二横折罫、第三
横折罫にて略直角に山折りすることにより、表面部と側
面部と底面部が形成され、前記底面部において前記上面
板を除いた背面板の内側に前記縦折罫および横折罫を略
直角に山折りして前記の差し込みフラップおよび折り込
みフラップを差し込むことにより、表面板の左右両端部
間および上部側面板の左右両端部間に透明プラスチック
フィルムからなる窓部が形成されていることを特徴とす
る窓付きカートンに関するものである。
用いて以下に更に詳しく説明する。まず、本発明の窓付
きカートン用ブランク板および窓付きカートンついて、
図面を用いて示すと、図1は本発明の窓付きカートン用
ブランク板の平面図、図2は本発明の窓付きカートンの
箱体形状状態の一例を示す斜視図、図3は図2のXーX
線に沿う断面図である。図中の1は本体片、2,3,
4,5は縦折罫、6,7は側面板、8は矩形状の上面
板、9は表面板の下端部、10,11 は表面板の左右両端
部、12,13 は切目線、14は第一横折罫、15は第二横折
罫、16は上部側面板、16’, 16”は上部側面板16の左右
両端部、17は第三横折罫、18は下部側面板、19は第四横
折罫、20は透明プラスチックフィルム、21,22 は横折
罫、23,24,は差し込みフラップ、25,26,27,28,29,30 は
折り込みフラップ、31は接着剤層、32はブランク板基
材、33は印刷層、34は表面板、35は背面板をそれぞれ示
す。
板および窓付きカートンについて、製造方法の一例を図
1を用いて以下に詳述する。210g/m2 の厚紙にカ
ラー調のグラビア印刷を施し、同時に前記印刷面と同一
面の切目線12,13および前記第一横折罫14と前記第二横
折罫15に囲まれた非接着領域にシリコーン離型剤を1.
5g/m2 ドライ印刷すると共に切目線12,13および第
四横折罫19を設けた中間基材を作製する。その後、透明
プラスチックフィルム20の2軸延伸ポリプロピレンフィ
ルムのコロナ放電処理面にウレタン系接着剤をグラビア
コート法で3g/m2 ドライコーティングし、前記中間
基材と貼合わせた積層物を作製する。次に、前記積層物
を用いて、ロータリーダイカッター等の打抜機で側面板
6,7、差し込みフラップ23,24 および折り込みフラッ
プ29,30 を形成するように縦折罫2,3,4,5を入
れ、同時に上面板8,上部側面板16,下部側面板18およ
び表面部,側面部を形成するように、本体片1に第一横
折罫14,第二横折罫15,第三横折罫17を入れ、さらに折
り込みフラップ25,26,27,28 を形成するように左右側面
板6,7および左右差し込みフラップ23,24の下端に横
折罫21,22 を入れ、さらに所定のブランク板形状、すな
わち所定のブランク板の展開寸法に打ち抜くことにより
本発明の窓付きカートン用ブランク板を作製することが
できる。
を用いて、前記の第一横折罫14、第四横折罫19にて略直
角に谷折りし、さらに前記の第二横折罫15、第三横折罫
17にて略直角に山折りすることにより、表面部と側面部
と底面部が形成され、前記底面部において前記上面板8
を除いた背面板35の内側に前記縦折罫2,3,4,5お
よび横折罫21,22 を略直角に山折りして前記の差し込み
フラップ23,24 および折り込みフラップ 25,26,27,28,2
9,30を差し込むことにより、表面板34の左右両端部10,1
1 間および上部側面板16の左右両端部16’,16”間に透
明プラスチックフィルム20からなる窓部が形成されてい
る窓付きカートンを作製することができる。
しては、紙製あるいは合成樹脂製のシートを用いること
ができ、紙製シートとしては160g/m2 〜500g
/m2 の厚紙が適当であり、合成樹脂製シートとして
は、100μm〜500μmのポリプロピレン,ポリエ
ステル,ポリスチレン,ポリ塩化ビニル,ポリプロピレ
ン/紙/ポリプロピレン等の合成紙が適当である。ま
た、前記の窓部を覆う透明プラスチックフィルムとして
は、セロハンないしポリエチレン,ポリプロピレン,ポ
リスチレン,ポリ塩化ビニル,ポリエステル、ポリアミ
ド,ポリカーボネート,アクリル等の樹脂を公知の技術
でフィルム化したものを用いることができ、前記フィル
ムの厚みとしては、12μm〜50μmが適当である。
ートと前記透明プラスチックフィルムとを貼着する接着
剤としては、使用する前記のシートおよび透明プラスチ
ックフィルムの材質により、水溶液タイプあるいは溶剤
タイプあるいはホットメルトタイプの公知の接着剤の中
から適宜に選択することで貼着することができ、接着剤
のコート量としては、ドライ時で1g/m2 〜5g/m
2 が適当である。
知のグラビアコート法あるいはロールコート法を用いて
透明プラスチックフィルムの全面に接着剤をコーティン
グし、必要に応じて乾燥を行い、事前に前記の非接着領
域にシリコーン離型剤を部分コートしておいたブランク
板基材と貼着することで本発明の窓付きカートン用ブラ
ンク板を作製することができる。シリコーン離型剤とし
ては市販のものを用いドライ時のコート量としては0.
5g/m2 〜1.5g/m2 が適当であるが、使用する
ブランク板基材によっては、シリコーン離型剤の前記基
材への浸透防止を目的にめどめ剤をコートすることもで
きる。
は、凸版ないしグラビア版を用いて、ブランク板基材の
接着剤の必要な領域のみに接着剤をコートし、必要に応
じて乾燥を加えて後に、前記透明プラスチックフィルム
と貼着することで本発明の窓付きカートン用ブランク板
を作製することができる。
よび窓付きカートンは、上記に詳しく説明したように、
従来の窓付きカートンにおいて、窓部として製造工程中
に廃棄されていた部分を窓付きカートンの背面板等とし
て有効に利用することで製造コストを下げることができ
ると共に資源の有効利用にもつながり、さらに窓部に用
いる透明プラスチックフィルムにより窓部以外の部分に
おいても高光沢な外観をもった省資源高意匠性の窓付き
カートンを提供することができる。
平面図である。
の一例を示す斜視図である。
体形状状態を示す斜視図のXーX線に沿う断面図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 本体片と該本体片の左右両側辺に該側辺
と平行な縦折罫を介して、左右対称に側面板と差し込み
フラップとが順次連接されていて、前記本体片の上下端
に一定幅を有する矩形状の上面板および表面板の下端部
を有し、前記縦折罫と平行に前記本体片の左右両側に一
定幅を有する表面板の左右両端部を形成するように2本
の切目線を前記上面板および前記表面板の下端部を除い
た部分の前記本体片上に設け、該切目線の上端を結ぶ線
上で該切目線の左右両外側に第一横折罫および該切目線
の下端を結ぶ線上で該切目線の内側に第二横折罫を設
け、さらに、前記第一横折罫の内側に前記側面板の横方
向寸法を有する上部側面板を隔てて前記第一横折罫と平
行に前記切目線の左右両外側に第三横折罫を設け、さら
に、前記第二横折罫の内側に前記側面板の横方向寸法を
有する下部側面板を隔てて前記第二横折罫と平行に前記
切目線の内側に第四横折罫を設けたブランク板におい
て、少なくとも前記本体片の表面に透明プラスチックフ
ィルムを覆うと共に、前記2本の切目線および前記第一
横折罫と前記第二横折罫に囲まれた領域を除いて、該透
明プラスチックフィルムが貼着されていることを特徴と
する窓付きカートン用ブランク板。 - 【請求項2】 前記ブランク板が紙製ないし合成樹脂製
のシートからなっていることを特徴とする上記の請求項
1に記載する窓付きカートン用ブランク板。 - 【請求項3】 前記透明プラスチックフィルムがブラン
ク板全面を覆う大きさであることを特徴とする上記の請
求項1に記載する窓付きカートン用ブランク板。 - 【請求項4】 前記上部側面板に縦折罫を介して左右両
外側に折り込みフラップを連接し、かつ、前記側面板な
いし前記差し込みフラップの下端に横折罫を介して折り
込みフラップを連接していることを特徴とする請求項1
〜3に記載する窓付きカートン用ブランク板。 - 【請求項5】 前記窓付きカートン用ブランク板を前記
の第一横折罫、第四横折罫にて略直角に谷折りし、さら
に、前記の第二横折罫、第三横折罫にて略直角に山折り
することにより、表面部と側面部と底面部が形成され、
前記底面部において前記上面板を除いた背面板の内側に
前記縦折罫および横折罫を略直角に山折りして前記の差
し込みフラップおよび折り込みフラップを差し込むこと
により、表面板の左右両端部間および上部側面板の左右
両端部間に透明プラスチックフィルムからなる窓部が形
成されていることを特徴とする窓付きカートン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27139396A JP3883617B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 窓付きカートン用ブランク板および窓付きカートン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27139396A JP3883617B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 窓付きカートン用ブランク板および窓付きカートン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1095422A true JPH1095422A (ja) | 1998-04-14 |
JP3883617B2 JP3883617B2 (ja) | 2007-02-21 |
Family
ID=17499447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27139396A Expired - Fee Related JP3883617B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 窓付きカートン用ブランク板および窓付きカートン |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3883617B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP27139396A patent/JP3883617B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3883617B2 (ja) | 2007-02-21 |
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