JPH1091793A - オプティカルフロー算出方法及び装置 - Google Patents

オプティカルフロー算出方法及び装置

Info

Publication number
JPH1091793A
JPH1091793A JP8243098A JP24309896A JPH1091793A JP H1091793 A JPH1091793 A JP H1091793A JP 8243098 A JP8243098 A JP 8243098A JP 24309896 A JP24309896 A JP 24309896A JP H1091793 A JPH1091793 A JP H1091793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
complexity
optical flow
image
value
evaluation value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8243098A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Tsukamoto
明利 塚本
Koji Matsumoto
浩司 松本
Naohiro Amamoto
直弘 天本
Akihiro Fujii
明宏 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP8243098A priority Critical patent/JPH1091793A/ja
Publication of JPH1091793A publication Critical patent/JPH1091793A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像中のノイズ成分や画像内容の平坦度によ
る影響を受けにくいオプティカルフローを算出する。 【解決手段】 一方の画像において設定したブロック領
域内において画像の複雑さの評価値を算出する。複雑さ
の評価値を予め設定した閾値と比較することにより、複
雑さを示しているか否かの判定を行なう。複雑さの評価
値が複雑さを示している場合にのみ、当該ブロック領域
に最も似た領域を他方の画像において検索し、得られた
移動ベクトルをオプティカルフローとして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像におけるオプ
ティカルフロー(移動ベクトル)を算出するオプティカ
ルフロー算出方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像情報により移動物体を検
知する方法に関しては、異なる時刻に撮影された画像か
らオプティカルフロー(移動ベクトル)を求め、これを
解析して移動物体を抽出する手法が提案されている。オ
プティカルフローを得る方法としては、ブロックマッチ
ング等の種々の方法がある。
【0003】文献1『特開平8−30792号公報』 例えば、上記文献1には、車載カメラによって撮影され
た映像に対してブロックマッチングにより算出されたオ
プティカルフローについて、それが橋の欄干やガードレ
ール等の周期的に出現する構造物に起因する偽のオプテ
ィカルフローか、移動物体による真のオプティカルフロ
ーかを識別する移動物体検出方法について開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブロッ
クマッチングを用いてオプティカルフローを算出する場
合に、当該ブロック内の画像パターンが模様等を含まな
いほぼ単一色の領域であるときには、本来そのブロック
についてはオプティカルフローの大きさは0となるはず
であり、また画像パターンが単一の直線エッジだけを含
むときには、本来そのエッジに直交する方向のフローの
みが得られるはずであるが、実際には画像信号中に含ま
れるノイズ等の影響により、本来求まるべきオプティカ
ルフローが得られないという課題があった。
【0005】図2(a)及び(b)には、僅かに異なる
時刻t0、t1で得られた画像の一例を示している。こ
れらの画像にはいくつかの単一色領域や直線エッジが含
まれている。これらの画像からブロックマッチングによ
りオブティカルフローを算出すると、理想的には図2
(c)のように求められるはずであるが、実際には図2
(d)のようにノイズの影響により単一色領域において
もオプティカルフローが得られたり、直線エッジの中間
部では画像信号中のエッジに平行な方向成分が含まれて
しまう等、正確なオプティカルフローが算出されない。
【0006】そのため、不正確なオプティカルフローが
算出結果に含まないようにし得るオプティカルフロー算
出方法及び装置が求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、異なる
時刻に撮像された2枚の画像からオプティカルフローを
算出するオプティカルフロー算出方法において、(1) 一
方の画像において設定したブロック領域内において画像
の複雑さの評価値を算出し、(2) 複雑さの評価値を予め
設定した閾値と比較することにより、複雑さを示してい
るか否かの判定を行ない、(3) 複雑さの評価値が複雑さ
を示している場合にのみ、当該ブロック領域に最も似た
領域を他方の画像において検索し、得られた移動ベクト
ルをオプティカルフローとして出力することを特徴とす
る。
【0008】第2の本発明は、異なる時刻に撮像された
2枚の画像からオプティカルフローを算出するオプティ
カルフロー算出方法において、(1) 入力された撮像画像
のそれぞれについて多重解像度画像を作成し、(2) 一方
の撮像画像において設定したブロック領域内において画
像の複雑さの評価値を算出し、(3) 複雑さの評価値を予
め設定した閾値と比較することにより、複雑さを示して
いるか否かの判定を行ない、(4) 複雑さの評価値が複雑
さを示している場合に、当該ブロック領域に最も似た領
域を他方の撮像画像において検索し、得られた移動ベク
トルをその解像度の画像のオプティカルフローとして出
力すると共に、複雑さの評価値が複雑さを示していない
場合に、多重解像度画像のうち低解像度の画像につい
て、撮像画像に対すると同じ処理により、当該ブロック
領域を含むブロック領域についてオプティカルフローを
求めて、又は、撮像画像に対すると同じ処理により予め
求められた低解像度の画像についてのオプティカルフロ
ーを、当該ブロック領域のオプティカルフローとして出
力することを特徴とする。
【0009】第3の本発明は、異なる時刻に撮像された
2枚の画像からオプティカルフローを算出するオプティ
カルフロー算出装置において、(1) 一方の画像において
設定したブロック領域内において画像の複雑さの評価値
を算出する画像複雑さ算出手段と、(2) 複雑さの評価値
を予め設定した閾値と比較することにより、複雑さを示
しているか否かの判定を行なう複雑さ判定手段と、(3)
複雑さの評価値が複雑さを示している場合にのみ、当該
ブロック領域に最も似た領域を他方の画像において検索
し、得られた移動ベクトルをオプティカルフローとして
出力するオプティカルフロー算出手段とを備えたことを
特徴とする。
【0010】第4の本発明は、異なる時刻に撮像された
2枚の画像からオプティカルフローを算出するオプティ
カルフロー算出装置において、(1) 入力された撮像画像
のそれぞれについて多重解像度画像を作成する多重解像
度画像作成手段と、(2) 一方の撮像画像において設定し
たブロック領域内において画像の複雑さの評価値を算出
する画像複雑さ算出手段と、(3) 複雑さの評価値を予め
設定した閾値と比較することにより、複雑さを示してい
るか否かの判定を行なう複雑さ判定手段と、(4) 複雑さ
の評価値が複雑さを示している場合に、当該ブロック領
域に最も似た領域を他方の撮像画像において検索し、得
られた移動ベクトルをその解像度の画像のオプティカル
フローとすると共に、複雑さの評価値が複雑さを示して
いない場合に、多重解像度画像のうち低解像度の画像に
ついて、撮像画像に対すると同じ処理により、オプティ
カルフローを求めて、又は、撮像画像に対すると同じ処
理により予め求められた低解像度の画像についてのオプ
ティカルフローを、当該ブロック領域のオプティカルフ
ローとして出力するオプティカルフロー算出手段とを備
えたことを特徴とする。
【0011】第1及び第3の本発明により、複雑さの評
価値が十分高いブロック領域についてのみブロックマッ
チングを適用してオプティカルフローを算出でき、画像
中のノイズ成分や画像内容の平坦度による影響を受けに
くいオプティカルフローを得ることができる。
【0012】第2及び第4の本発明により、複雑さの評
価値が十分高いブロック領域についてのみブロックマッ
チングを適用してオプティカルフローを算出でき、画像
中のノイズ成分や画像内容の平坦度による影響を受けに
くいオプティカルフローを得ることができると共に、撮
像画像についてはオプティカルフローが得られないブロ
ック領域に対しては低解像度の画像について求めたオプ
ティカルフローを出力するようにしたので、オプティカ
ルフローが有効な値をとるブロック領域を多くすること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態 以下、本発明によるオプティカルフロー算出方法及び装
置の第1の実施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0014】この第1の実施形態は、ブロックマッチン
グによりオプティカルフローを算出する際に、単一色の
ブロックや単一の直線エッジだけを含むブロックについ
てはオプティカルフローを求めないようにしたことを特
徴とするものである。すなわち、一方の画像中のブロッ
クについてそのブロック内の画像パターンの複雑さに関
する評価値を算出し、その値が閾値を越えたブロックに
ついてだけオプティカルフローを算出することを特徴と
するものである。
【0015】図3は、第1の実施形態に係るシステム構
成を示すブロック図である。図3において、ビデオカメ
ラ10により得られた画像信号(アナログ信号)はアナ
ログ/デジタル変換器(A/D変換器)llにより逐次
デジタル画像信号に変換され、切替スイッチ12を介し
てフレームバッファ13a又は13bに交互に供給され
て格納される。
【0016】なお、移動物体検知装置に第1の実施形態
のオプティカルフロー算出方法及び装置を適用する場合
においては、ビデオカメラ10は、監視を行なう移動物
体の内容に応じた位置に設置される。例えば、車両に搭
載あるいは道路側方に設置する等が考えられる。
【0017】フレームバッファ13a及び13bにはそ
れぞれ異なる時刻に撮影された画像信号(以下、場合に
よっては単に画像と呼ぶ)が格納されるが、これは切替
スイッチ12を適当な時間間隔で切替えることにより行
なわれる。
【0018】オプティカルフロー算出装置14は、2個
のフレームバッファ13a及び13bに格納された時刻
が異なる画像信号を参照して、オプティカルフローを算
出するものである。
【0019】図1は、オプティカルフロー算出装置14
の処理内容を示すフローチャートである。
【0020】まず、処理を開始すると、撮像時刻が古い
側の画像が格納されているフレームバッファ(ここでは
フレームバッファ13aとする)の画像に対し、オプテ
ィカルフローを求める1個のブロック領域を設定する
(ステップSP2)。
【0021】そして、当該ブロック領域内の画像パター
ンの複雑さに関する評価値Cを算出する(ステップSP
3)。
【0022】評価値Cの算出方法については、例えば文
献2『C.Tomasi & T.Kanade ,「Detection and Tracki
ng of Point Features」,CMU-CS-91-132 』に記載の方
法を用いることができる。以下、この方法について説明
する。
【0023】フレームバッファ13aに格納された時刻
tにおける画像の第i列第j行目の位置にある画素の輝
度をIt (i,j )と記述する。まず、当該ブロック領域
内の各画素について、縦横方向に隣接する画素間の輝度
の差Δx t (i,j )、Δyt (i,j )をそれぞれ、
(1) 式及び(2) 式に示すように算出する。 Δx t (i,j )=It (i+1,j )−It (i,j ) …(1) Δy t (i,j )=It (i,j+1 )−It (i,j ) …(2) 但し、当該ブロック領域の最終列(右端)及び最終行
(下端)については算出しない。
【0024】次に、上述した輝度差についての2次のモ
ーメントm20、m11、m02をそれぞれ(3) 式、(4) 式、
(5) 式に従って求めた後、(6) 式に従って係数行列Gを
作成する。なお、(3) 式、(4) 式、(5) 式における総和
Σは、ブロック領域内についてである。また、Mは各式
の総和Σで足し合わせる要素の数、すなわち、当該ブロ
ック領域の大きさを縦横各々w、h画素とすると、M=
(w−1)・(h−1)である。
【0025】 m20= Σ Δx t 2 /M …(3) m11= Σ Δx t ・Δy t /M …(4) m02= Σ Δy t 2 /M …(5)
【数1】 最後に、作成した2×2の係数行列Gから2つの固有値
L1及びL2を求め、そのうち小さい方を当該ブロック
領域の画像の複雑さに関する評価値Cとする。固有値算
出の方法は各種存在し、その内容については、例えば文
献3『W.H.Press 著、丹慶勝市訳、「Numerical Recipe
sin C」、技術評論社、1993』に記載されている。この
方法によれば、当該ブロック領域内の画像パターンがほ
ぼ単一の輝度を持つ平坦な領域であったり、又は一方向
のエッジだけを含むような場合には、求められる評価値
Cは小さくなる。
【0026】また、複雑さの評価値Cを求める他の方法
としては、以下の方法を挙げることができる。すなわ
ち、当該ブロック領域内の縦横方向に隣接する画素間の
輝度の差ΔIx (i,j )、ΔIy (i,j )から、輝度勾
配及びその方向を求め、当該ブロック領域内におけるこ
れらの分布から画像の複雑さCを求める方法を挙げるこ
とができる。以下、この方法を説明する。
【0027】まず、輝度勾配g(i,j )及びエッジの方
向θ(i,j )をそれぞれ、(7) 式、(8) 式に従って求め
る。
【0028】 gt (i,j )=(Δx t (i,j )2 +Δy t (i,j )2 -1/2…(7) θt (i,j )=tan -1(Δy t (i,j )/Δx t (i,j )) …(8) そして、この方向角の適当な区間内における輝度勾配の
ヒストグラムを、(9)式に従って求める。なお、(9) 式
における総和Σは、(10)式で示される2個の区間境界の
間にある方向角θ(i,j )の輝度勾配g(i,j )につい
てなされる(θ(n) ≦θ(i,j) <θ(n+1) )。 ht (n)= Σ gt (i,j ) …(9) θ(n )=πn/N−π/2, 0≦n<N, θ(N)=0 …(10) ここで、Nはヒストグラムの区間数である。
【0029】そして、例えば、このヒストグラムh
t (n)の各区間のうち閾値H以上の値をとる区間の数
等を画像の複雑さに関する評価値Cとして算出する。ま
た例えば、このヒストグラムht (n)の各区間におい
て、互いに直交する方向角を表す全ての区間同士の組合
せについて、その区間の値の積を足し合わせて得た値を
画像の複雑さに関する評価値Cとして算出する。
【0030】上述した2通りの方法のいずれかの方法で
画像の複雑さに関する評価値Cを得たにせよ、また、他
の方法によって画像の複雑さに関する評価値Cを得たに
せよ、評価値Cが得られると、その評価値Cを予め適当
な値に設定した閾値Tと比較する(ステップSP4)。
ここで、C>Tであれば、当該ブロック領域が十分複雑
な画像を持つものとしてブロックマッチングを行ない、
当該ブロック領域におけるオプティカルフローを求める
(ステップSP5)。一方、C<Tであれば、後述する
ステップSP7に直ちに進む。
【0031】ブロックマッチングによるオプティカルフ
ローの算出方法は、以下の通りである。ブロック領域の
大きさを縦横それぞれh,w画素とし、当該ブロック領
域の左上座標を(i,j)とすると、まず探索範囲内の
各位置(x,y)について,(11)式に従って、残差D
(x,y )を求める。なお、(11)式における総和ΣΣは、
mが0〜w,nが0〜hについてである。 D(x,y )= ΣΣ |It+1 (i+x+m,j+y+n) −It (i+m,j+n)| …(11) ここで、It+1 (i,j )はフレームバッファ13bに記
録された時刻t+1における画像の画素位置(i,j)
における輝度値である。
【0032】次に、探索範囲内の座標中で、(13)式に示
すように、この残差の最小値を与える(X、Y)を求
め、(12)式に示すように、これを当該ブロック領域の中
心(i+w/2,j+h/2)から発生するオプティカ
ルフローのベクトルV(i+w/2,j+h/2)とす
る。 V(i+w/2,j+h/2)=(X,Y) …(12) D(X,Y)= min D(x,y) …(13) このブロックマッチングの方法は、例えば文献4『廣
田、李、徐、辻、「相関法を用いた実時間物体追跡シス
テムの製作(2)」、情報処理学会第48回全国大会、
No.5M-4 、1994』に記載の装置等を用いて実行可能であ
る。
【0033】このようにして得られたオプティカルフロ
ーは、内蔵するメモリに記憶される(ステップSP
6)。
【0034】そして、上述したステップSP2〜SP6
でなる各ブロック領域毎の処理を画面全体に対して繰り
返すことにより(ステップSP7)、十分複雑な画像を
有する全てのブロック領域についてオプティカルフロー
が求められる。
【0035】なお、このような方法で求めたオプティカ
ルフローは、それ自身移動物体の存在を示しており、こ
れにより移動物体を検出することが可能である。すなわ
ち、第1の実施形態のオプティカルフロー算出方法及び
装置を、移動物体検知方法及び装置に適用することによ
り、移動物体を検知することができる。算出されたオプ
ティカルフローから移動物体を検知する方法としては、
例えば、上記文献1に記載の方法を適用できる。
【0036】以上のように、第1の実施形態によれば、
複雑さの評価値が十分高いブロック領域についてのみブ
ロックマッチングを適用してオプティカルフローを算出
するため、画像中のノイズ成分や画像内容の平坦度によ
る影響を受けにくいオプティカルフローを得ることがで
きる。
【0037】(B)第2の実施形態 次に、本発明によるオプティカルフロー算出方法及び装
置の第2の実施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0038】この第2の実施形態は、第1の実施形態と
同様に、複雑さの評価値が十分高いブロック領域につい
てのみオプティカルフローを算出することを基本としな
がら、第1の実施形態以上に、有意な値のオプティカル
フローを有するブロック領域の数を増大させるようにし
たものである。
【0039】図4は、第2の実施形態に係るシステム構
成を示すブロック図である。図4及び図3の比較から明
らかなように、2個のフレームバッファ13a及び13
bに、撮像時刻が異なるデジタル画像信号を格納させる
までの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0040】この第2の実施形態においては、オプティ
カルフロー算出装置は、2個の多重解像度画像生成部2
1a及び21bと、オプティカルフロー算出部22とか
ら構成されている。
【0041】各多重解像度画像生成部21a、21bに
は、対応するりフレームバッファ13a、13bに格納
されているデジタル画像信号が供給され、各多重解像度
画像生成部21a、21bはそれぞれ、入力されたデジ
タル画像信号に対する多重解像度画像を生成するもので
ある。ここで、多重解像度画像とは、図5に示すよう
に、原画像の大きさを様々な縮尺で縮小した一連の画像
群のことをいう。
【0042】例えば、縮尺を1/2に設定し、原画像の
縦横方向に隣り合う4画素の輝度平均値を縮小画像の1
画素の輝度とすることによって、一段小さい画像を生成
し、この形成された画像を原画像として同様な処理を行
ない、かかる処理を繰り返すことで多重解像度画像を生
成する。この他、多重解像度画像の作成は、文献5『P.
J.Burt、「Smart Sensing within a Pyramid Vision Ma
chine 」、ProceedingIEEE 、Vol.76、No.8、 pp.1006-
1015 、1988』に記載の装置を使っても可能である。
【0043】ここで、原画像と縮尺画像とについて、縦
横同じ大きさのブロックを考えた場合、縮尺画像のブロ
ックは、原画像における縮尺の2乗の逆数の大きさに対
応しているので、通常、画像内容の変化(複雑さ)は大
きくなる。
【0044】オプティカルフロー算出部22は、各多重
解像度画像生成部21a、21bが生成した多重解像度
画像を参照して、オプティカルフローを算出するもので
ある。
【0045】図6は、オプティカルフロー算出部22の
処理手順を示すフローチャートであり、上述した第1の
実施形態に係る図1との同一、対応処理ステップには同
一符号を付して示している。
【0046】第2の実施形態のオプティカルフロー算出
部22は、解像度が異なる全ての画像に対する処理が終
了していないことを確認しながら(ステップSP1
0)、最も低解像度の画像から最も高解像度の画像の順
に、各画像についてそれぞれ、ステップSP2〜SP9
でなる処理ループを実行する。
【0047】ここで、各画像に対する処理は、第1の実
施形態における処理とほぼ同様である。すなわち、オプ
ティカルフローを求めるブロック領域を設定し(ステッ
プSP2)、そのブロック領域内におけるパターン(画
像内容)の複雑さの評価値Cを求め(ステップSP
3)、その結果のブロック領域内の複雑さの評価値Cを
閾値Tと比較する(ステップSP4)。そして、評価値
Cが閾値Tより大きければ、当該ブロック領域が十分複
雑な画像を持つものとしてブロックマッチングを行な
い、当該ブロック領域におけるオプティカルフローを求
めて(ステップSP5)、内蔵メモリに記録して(ステ
ップSP6)次のブロック領域の処理に移行する(ステ
ップSP7)。
【0048】しかしながら、この第2の実施形態の場
合、ブロック領域内の複雑さの評価値Cが閾値T以下の
場合の処理が第1の実施形態とは異なっている。すなわ
ち、この場合には、低解像度画像からブロックマッチン
グにより事前に求めたオプティカルフローのうち、当該
処理ブロック領域を含むブロック領域に関するものを呼
び出し(ステップSP9)、これを当該処理ブロック領
域におけるオプティカルフローとして記録する(ステッ
プSP6)。なお、上記ステップSP9の処理におい
て、低解像度画像におけるブロック領域における複雑さ
の評価値Cが閾値T以下であった場合には、さらに低解
像度の画像において対応するブロック領域を再帰的に求
め、そのブロック領域について得られるオプティカルフ
ローを呼び出す。
【0049】上述したように、このような各解像度の画
像についての処理を、ステップSP10において全画像
について終了したという結果が得られるまで、最も解像
度の低い画像から順次行なうことにより、原画像(最も
解像度が高い画像)におけるオプティカルフローを得る
ことができる。
【0050】以上のように、第2の実施形態によれば、
多重解像度画像を作成し、それを利用したオプティカル
フローを統合するようにしたので、第1の実施形態にお
けるオプティカルフローよりも多くのオプティカルフロ
ーを得ることができる。
【0051】すなわち、第1の実施形態においてブロッ
クマッチングによりオプティカルフローを求める際に、
当該ブロック領域における複雑さの評価値Cが閾値T以
下であれば、そのブロック領域におけるオプティカルフ
ローは得られなかった。しかし、第2の実施形態におい
ては、低解像度の画像を利用しているため、低解像度画
像における1つのブロック領域は原画像のブロックより
も広い範囲を含むことから、低解像度画像のブロックが
別のパターンを含めばより高い複雑さの評価値を持つこ
ととなる。この場合には、得られたオプティカルフロー
を当該ブロック領域のオプティカルフローとして扱うこ
とができ、結局、画像の複雑さが不足していたブロック
領域についてもオプティカルフローを得ることができ
る。
【0052】(C)他の実施形態 上記実施形態においては、撮像時刻が古い画像から新し
い画像へのオプティカルフローを算出するものを示した
が、逆に、撮像時刻が新しい画像から古い画像へのオプ
ティカルフローを算出するのに本発明を適用することが
できる。
【0053】また、上記実施形態においては、ブロック
領域の画像内容の複雑さを撮像時刻が古い画像について
得るものを示したが、ブロック領域の画像内容の複雑さ
を撮像時刻が新しい画像について得るようにしても良
い。
【0054】さらに、上記第2の実施形態においては、
低解像度の画像から高解像度の画像の順に処理して撮像
画像についてのオプティカルフローを得るものを示した
が、逆に、当初から撮像画像についてのオプティカルフ
ローの算出を行ない、算出できないブロック領域につい
て、低解像度の画像についてのオプティカルフローの算
出を行なうようにしても良い。
【0055】本発明のオプティカルフロー算出方法及び
装置は、例えば、車載カメラによる移動物体(他の車
両)や割り込みや追い越し等の検知、移動ロボットによ
る環境地図獲得や視覚によるナビゲーション、あるいは
道路側方に設置したビデオカメラによる道路交通状況の
監視や侵入者監視等の物体検知装置に適用することがで
きる。このような監視機能を備えた装置だけでなく、オ
プティカルフロー(動きベクトル)を必要とする各種装
置に広く適用することができる。
【0056】
【発明の効果】第1の本発明のオプティカルフロー算出
方法及び第3の本発明のオプティカルフロー算出装置に
よれば、一方の画像において設定したブロック領域内に
おいて画像の複雑さの評価値を算出し、複雑さの評価値
を予め設定した閾値と比較することにより、複雑さを示
しているか否かの判定を行ない、複雑さの評価値が複雑
さを示している場合にのみ、当該ブロック領域に最も似
た領域を他方の画像において検索し、得られた移動ベク
トルをオプティカルフローとして出力するので、画像中
のノイズ成分や画像内容の平坦度による影響を受けにく
いオプティカルフローを得ることができる。
【0057】第2の本発明のオプティカルフロー算出方
法及び第4の本発明のオプティカルフロー算出装置によ
れば、入力された撮像画像のそれぞれについて多重解像
度画像を作成し、一方の撮像画像において設定したブロ
ック領域内において画像の複雑さの評価値を算出し、複
雑さの評価値を予め設定した閾値と比較することによ
り、複雑さを示しているか否かの判定を行ない、複雑さ
の評価値が複雑さを示している場合に、当該ブロック領
域に最も似た領域を他方の撮像画像において検索し、得
られた移動ベクトルをその解像度の画像のオプティカル
フローとして出力すると共に、複雑さの評価値が複雑さ
を示していない場合に、多重解像度画像のうち低解像度
の画像について、当該ブロック領域を含むブロック領域
について、撮像画像に対すると同じ処理によりオプティ
カルフローを求めて、又は、撮像画像に対すると同じ処
理により予め求められた低解像度の画像についてのオプ
ティカルフローを、当該ブロック領域のオプティカルフ
ローとして出力するので、画像中のノイズ成分や画像内
容の平坦度による影響を受けにくいオプティカルフロー
を得ることができると共に、オプティカルフローが有効
な値をとるブロック領域を多くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のオプティカルフロー算出装置
の処理フローチャートである。
【図2】従来の課題の説明図である。
【図3】第1の実施形態に係るシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図4】第2の実施形態に係るシステム構成を示すブロ
ック図である。
【図5】多重解像度画像の説明図である。
【図6】第2の実施形態のオプティカルフロー算出部の
処理フローチャートである。
【符号の説明】
14…オプティカルフロー算出装置、21a、21b…
多重解像度画像生成部、22…オプティカルフロー算出
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 明宏 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる時刻に撮像された2枚の画像から
    オプティカルフローを算出するオプティカルフロー算出
    方法において、 一方の画像において設定したブロック領域内において画
    像の複雑さの評価値を算出し、 上記複雑さの評価値を予め設定した閾値と比較すること
    により、複雑さを示しているか否かの判定を行ない、 上記複雑さの評価値が複雑さを示している場合にのみ、
    当該ブロック領域に最も似た領域を他方の画像において
    検索し、得られた移動ベクトルをオプティカルフローと
    して出力することを特徴とするオプティカルフロー算出
    方法。
  2. 【請求項2】 異なる時刻に撮像された2枚の画像から
    オプティカルフローを算出するオプティカルフロー算出
    方法において、 入力された撮像画像のそれぞれについて多重解像度画像
    を作成し、 一方の撮像画像において設定したブロック領域内におい
    て画像の複雑さの評価値を算出し、 上記複雑さの評価値を予め設定した閾値と比較すること
    により、複雑さを示しているか否かの判定を行ない、 上記複雑さの評価値が複雑さを示している場合に、当該
    ブロック領域に最も似た領域を他方の撮像画像において
    検索し、得られた移動ベクトルをその解像度の画像のオ
    プティカルフローとして出力すると共に、上記複雑さの
    評価値が複雑さを示していない場合に、上記多重解像度
    画像のうち低解像度の画像について、当該ブロック領域
    を含むブロック領域について、撮像画像に対すると同じ
    処理によりオプティカルフローを求めて、又は、撮像画
    像に対すると同じ処理により予め求められた低解像度の
    画像についてのオプティカルフローを、当該ブロック領
    域のオプティカルフローとして出力することを特徴とす
    るオプティカルフロー算出方法。
  3. 【請求項3】 上記複雑さの評価値として、ブロック領
    域内で縦横方向にそれぞれ隣接する画素間の輝度差分を
    求め、この2次のモーメントから算出される係数行列の
    固有値のうち小さい方の値を適用したことを特徴とする
    請求項1又は2に記載のオプティカルフロー算出方法。
  4. 【請求項4】 上記複雑さの評価値として、ブロック領
    域内で縦横方向にそれぞれ隣接する画素間の輝度差分か
    ら輝度勾配及びその方向を求め、当該ブロック領域内に
    おける上記輝度勾配及びその方向の分布状況を表す値を
    適用したことを特徴とする請求項1又は2に記載のオプ
    ティカルフロー算出方法。
  5. 【請求項5】 上記輝度勾配の方向をいくつかの区間に
    分割し、上記勾配方向の各区間に入る輝度勾配値を足し
    合わせた輝度勾配合計値を算出し、この輝度勾配合計値
    が予め設定された閾値を越える勾配方向区間の数を、上
    記輝度勾配及びその方向の分布状況を表す値とすること
    を特徴とする請求項4に記載のオプティカルフロー算出
    方法。
  6. 【請求項6】 上記輝度勾配の方向をいくつかの区間に
    分割し、上記勾配方向の各区間に入る輝度勾配値を足し
    合わせた輝度勾配合計値を算出し、上記勾配方向区間の
    うち、互いに直交する方向を表す全ての区間の組合せに
    ついて、上記輝度勾配合計値の積を足し合わせた値を、
    上記輝度勾配及びその方向の分布状況を表す値とするこ
    とを特徴とする請求項4に記載のオプティカルフロー算
    出方法。
  7. 【請求項7】 異なる時刻に撮像された2枚の画像から
    オプティカルフローを算出するオプティカルフロー算出
    装置において、 一方の画像において設定したブロック領域内において画
    像の複雑さの評価値を算出する画像複雑さ算出手段と、 上記複雑さの評価値を予め設定した閾値と比較すること
    により、複雑さを示しているか否かの判定を行なう複雑
    さ判定手段と、 上記複雑さの評価値が複雑さを示している場合にのみ、
    当該ブロック領域に最も似た領域を他方の画像において
    検索し、得られた移動ベクトルをオプティカルフローと
    して出力するオプティカルフロー算出手段とを備えたこ
    とを特徴とするオプティカルフロー算出装置。
  8. 【請求項8】 異なる時刻に撮像された2枚の画像から
    オプティカルフローを算出するオプティカルフロー算出
    装置において、 入力された撮像画像のそれぞれについて多重解像度画像
    を作成する多重解像度画像作成手段と、 一方の撮像画像において設定したブロック領域内におい
    て画像の複雑さの評価値を算出する画像複雑さ算出手段
    と、 上記複雑さの評価値を予め設定した閾値と比較すること
    により、複雑さを示しているか否かの判定を行なう複雑
    さ判定手段と、 上記複雑さの評価値が複雑さを示している場合に、当該
    ブロック領域に最も似た領域を他方の撮像画像において
    検索し、得られた移動ベクトルをその解像度の画像のオ
    プティカルフローとすると共に、上記複雑さの評価値が
    複雑さを示していない場合に、上記多重解像度画像のう
    ち低解像度の画像についてオプティカルフローを求め
    て、又は、予め求められた低解像度の画像についてのオ
    プティカルフローを、当該ブロック領域のオプティカル
    フローとして出力するオプティカルフロー算出手段とを
    備えたことを特徴とするオプティカルフロー算出装置。
  9. 【請求項9】 上記画像複雑さ算出手段は、上記複雑さ
    の評価値として、ブロック領域内で縦横方向にそれぞれ
    隣接する画素間の輝度差分を求め、この2次のモーメン
    トから算出される係数行列の固有値のうち小さい方の値
    を適用することを特徴とする請求項7又は8に記載のオ
    プティカルフロー算出装置。
  10. 【請求項10】 上記画像複雑さ算出手段は、上記複雑
    さの評価値として、ブロック領域内で縦横方向にそれぞ
    れ隣接する画素間の輝度差分から輝度勾配及びその方向
    を求め、当該ブロック領域内における上記輝度勾配及び
    その方向の分布状況を表す値を適用することを特徴とす
    る請求項7又は8に記載のオプティカルフロー算出装
    置。
  11. 【請求項11】 上記画像複雑さ算出手段は、上記輝度
    勾配の方向をいくつかの区間に分割し、上記勾配方向の
    各区間に入る輝度勾配値を足し合わせた輝度勾配合計値
    を算出し、この輝度勾配合計値が予め設定された閾値を
    越える勾配方向区間の数を、上記輝度勾配及びその方向
    の分布状況を表す値とすることを特徴とする請求項10
    に記載のオプティカルフロー算出装置。
  12. 【請求項12】 上記画像複雑さ算出手段は、上記輝度
    勾配の方向をいくつかの区間に分割し、上記勾配方向の
    各区間に入る輝度勾配値を足し合わせた輝度勾配合計値
    を算出し、上記勾配方向区間のうち、互いに直交する方
    向を表す全ての区間の組合せについて、上記輝度勾配合
    計値の積を足し合わせた値を、上記輝度勾配及びその方
    向の分布状況を表す値とすることを特徴とする請求項1
    0に記載のオプティカルフロー算出装置。
JP8243098A 1996-09-13 1996-09-13 オプティカルフロー算出方法及び装置 Pending JPH1091793A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8243098A JPH1091793A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 オプティカルフロー算出方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8243098A JPH1091793A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 オプティカルフロー算出方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1091793A true JPH1091793A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17098768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8243098A Pending JPH1091793A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 オプティカルフロー算出方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1091793A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135553A (ja) * 2009-11-24 2011-07-07 Ricoh Co Ltd 撮像装置、画像処理方法、及び、コンピュータプログラム
JP2014007658A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Jvc Kenwood Corp 動きベクトル導出装置、方法およびプログラム
JP2014115978A (ja) * 2012-11-19 2014-06-26 Ricoh Co Ltd 移動物体認識装置及びこれを用いた報知装置及びその移動物体認識装置に用いる移動物体認識用プログラム及び移動物体認識装置を備えた移動体
KR20190060136A (ko) * 2017-11-24 2019-06-03 전자부품연구원 전역적 광류 추출 방법에서 통계적 데이터 기반 동적 파라미터 설정 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135553A (ja) * 2009-11-24 2011-07-07 Ricoh Co Ltd 撮像装置、画像処理方法、及び、コンピュータプログラム
JP2014007658A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Jvc Kenwood Corp 動きベクトル導出装置、方法およびプログラム
JP2014115978A (ja) * 2012-11-19 2014-06-26 Ricoh Co Ltd 移動物体認識装置及びこれを用いた報知装置及びその移動物体認識装置に用いる移動物体認識用プログラム及び移動物体認識装置を備えた移動体
KR20190060136A (ko) * 2017-11-24 2019-06-03 전자부품연구원 전역적 광류 추출 방법에서 통계적 데이터 기반 동적 파라미터 설정 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109034047B (zh) 一种车道线检测方法及装置
CN101633356B (zh) 检测行人的系统及方法
JP4429298B2 (ja) 対象個数検出装置および対象個数検出方法
EP1329850B1 (en) Apparatus, program and method for detecting both stationary objects and moving objects in an image
JP4157620B2 (ja) 移動物体検出装置及びその方法
Gupta et al. Detection and localization of potholes in thermal images using deep neural networks
JP2005128619A (ja) 物体計測装置、物体計測方法、およびプログラム
CN112329776B (zh) 基于改进CenterNet网络的车牌检测方法及装置
US20090110286A1 (en) Detection method
KR101548639B1 (ko) 감시 카메라 시스템의 객체 추적장치 및 그 방법
JP2000048209A (ja) 画像処理方法及び装置
CN112070159A (zh) 一种多尺度滑窗相似图片检测方法
KR100996542B1 (ko) 실시간 모션 검출 영상 처리 장치 및 그 방법
JPH11195127A (ja) 白線認識方法および装置
KR20060121503A (ko) 무인 감시 로봇에서 중요 얼굴 추적 장치 및 방법
JPH1091793A (ja) オプティカルフロー算出方法及び装置
JP4918615B2 (ja) 対象個数検出装置および対象個数検出方法
JP3364771B2 (ja) 移動物体検出装置
CN112334945A (zh) 用于确定彼此对应的像点的方法、用于执行该方法的SoC、具有SoC的摄像机系统、控制设备和车辆
JP4674920B2 (ja) 対象個数検出装置および対象個数検出方法
WO2019045586A1 (ru) Способ мониторинга движущихся объектов
JP2000331169A (ja) 画像の動きベクトル計測方法及び装置
JPH0757200A (ja) 走路認識装置および走路認識方法
US7346193B2 (en) Method for detecting object traveling direction
JP2006215657A (ja) 動きベクトル検出方法、動きベクトル検出装置、動きベクトル検出プログラム及びプログラム記録媒体