JPH1091741A - 記憶媒体の変造、偽造防止方式 - Google Patents

記憶媒体の変造、偽造防止方式

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JPH1091741A
JPH1091741A JP8267836A JP26783696A JPH1091741A JP H1091741 A JPH1091741 A JP H1091741A JP 8267836 A JP8267836 A JP 8267836A JP 26783696 A JP26783696 A JP 26783696A JP H1091741 A JPH1091741 A JP H1091741A
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JP
Japan
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unit
data
storage medium
forgery
encryption
Prior art date
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Pending
Application number
JP8267836A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kunioka
保弘 國岡
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Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリペイドカードの変造・偽造を防ぐことが
でき、かつ最小限の処理作業で大量のプリペイドカード
を無効にできる記憶媒体の変造・偽造防止方式を提供す
ること。 【解決手段】 キーの設定をプリペイドカード等のマス
ター作成装置A(発行機)及びリーダライターB(精算
機)の所有(設置)者に委ねることで、これらの機器の
製造・流通時での技術情報漏れや機器の盗難等による変
造・偽造を防ぐことができる。また、一旦変造・偽造プ
リペイドカードCを作られて使用されても、暗号化部
1、9及び復号化部4のキーを外部から容易に変更でき
るため、初期の段階で該使用を不可能にすることがで
き、大量の不正使用を防止するとともに、プリペイドカ
ードの変造・偽造を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融、流通その他
に関わる記憶媒体、特にプリペイドカード(パチンコ用
カード、テレフォンカード、イオカード等)の変造、偽
造による不正使用防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリペイドカードを始め、その他
記憶媒体の変造手段としては、主に該記憶媒体の磁気テ
ープ等に記憶された金銭情報等を解読し、該磁気テープ
の金銭情報の増額更新や、新たな情報を記憶した磁気テ
ープを作成し、貼り換える等の手段によるものであっ
た。これらの変造による不正使用防止の手段としては、
特開昭61−220678号、特開昭61−22067
9号、及び登録実用新案公報3012532号、301
6019号にあるように、当該カードにおいて、その残
金額当の本情報を記憶した情報記録部、ならびに照合の
ためのデータを記憶した情報記録部を2つの情報記録部
に分け、前者には磁気を、後者には解読や複製が困難な
不可視光読取り可能インク等を利用した情報や二次元コ
ードを使用し、当該2つの記憶部に記憶された情報を照
合することによって変造をチェックする方法があった。
【0003】また、これらの方法に加えさらに変造を防
ぐため、特許公報7−54537号にあるように、プリ
ペイドカードのマスター作成装置(発行機)およびリー
ダライター装置(精算機)において、暗号化・復号化技
術を用い、プリペイドカードに記憶させる上記2つの情
報を暗号化することにより、該情報の解読を困難にし、
改変を困難にする方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
はリーダライター(精算機)を変造し、該変造リーダラ
イターでプリペイドカードを変造したり、また、リーダ
ライタの変造によりマスター作成装置(発行機)を偽造
し、またマスター作成装置そのものやマスター作成装置
の設計情報を盗用して、不正なプリベイドカードを偽造
する方法が見受けられる。
【0005】これらの変造、偽造カードは前記の暗号化
のみでは防ぐことは不可能で、また変造、偽造カードが
発見されても以降の使用を防ぐためにマスター作成装置
およびリーダライター内の暗号化方式を変更すること
は、その膨大な作業、時間及びコストから実質的に不可
能であった。
【0006】本発明の目的は、プリペイドカードの変造
・偽造を、マスター作成装置及びリーダライターの所有
者(設置者)以外のものが行うことを不可能とし、ま
た、万が一変造・偽造が行われた場合にも迅速に対応で
き、かつ最小限の処理作業で大量のプリペイドカードを
無効にできる記憶媒体の変造・偽造防止方式を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の記憶媒体の変造・偽造防止方式は、少なく
とも認証データと実データとからなる原文データを暗号
化する暗号化部と、該暗号化部の基本キーを変更できる
キー変更部と、を有するマスター作成装置と、該マスタ
ー作成装置により暗号化された原文データを暗文データ
として記憶する記憶媒体と、該記憶媒体の前記暗文デー
タを復号化する復号化部と、前記復号化された原文デー
タに含まれる実データを更新する更新部と、更新された
実データを含む原文データを再び暗号化して前記記憶媒
体に記憶させる暗号化部と、前記復号化部と前記暗号化
部の基本キーを変更できるキー変更部と、を有するリー
ダライターと、 を含むことを特徴としている。
【0008】本発明の記憶媒体の変造・偽造防止方式
は、マスター作成装置の暗号化部が2以上の暗号化部か
らなり、リーダライターには前記暗号部に対応する2以
上の復号部と少なくとも1つの暗号部を有しており、マ
スター作成装置における少なくとも1つの暗号部と、そ
の暗号部に対応するリーダライターの復号部そして暗号
部とには、全てキー変更部がアクセス可能に設けられて
いることを特徴としている。
【0009】この特徴によれば、キーの設定をプリペイ
ドカード等のマスター作成装置(発行機)及びリーダラ
イター(精算機)の所有(設置)者に委ねることで、こ
れらの機器の製造・流通時での技術情報漏れや機器の盗
難等による変造・偽造を防ぐことができる。また、一旦
変造・偽造プリペイドカードを作られて使用されても、
暗号化部及び復号化部のキーを外部から容易に変更でき
るため、初期の段階で該使用を不可能にすることがで
き、大量の不正使用を防止するとともに、プリペイドカ
ードの変造・偽造を抑制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明における第1の実施
の形態の概略図を示す。図中、Aはテレフォンカードや
オレンジカード等の磁気カード発行装置であるマスター
作成装置、Cはテレフォンカードやオレンジカード等の
磁気カードである記憶媒体、Bは公衆電話や券売機等の
リーダライターをそれぞれ表わす。
【0011】ここで、マスター作成装置Aは、暗号化部
1を有しており、ここで、認証データと実データとから
なる原文データ2を暗号化する。そしてこの暗号化され
た暗文データ3を記憶媒体Cに書込む。
【0012】リーダライターBでは、テレフォンカード
やオレンジカード等の記憶媒体Cが自社発行のカードで
あるか否かを確認するために、暗文データ3を復号化部
4で復号し、原文データ2内の認証データが判断部6で
登録認証データと一致した場合にのみ、原文データ2内
の実データである金額等の情報を信頼する。こうして、
リーダライターBは、更新部7で金額等の更新を行い、
更新後の原文データ8をマスター作成装置Aと同じ暗号
処理する暗号化部9で暗号化し、記憶媒体Cに書込む。
【0013】ここで、本実施例においては、マスター作
成装置Aの暗号化部1、およびリーダライターBの復号
化部4と暗号化部9には、それぞれ暗号化部1、9及び
復号化部4の内部の基本キーを外部からアクセスしてそ
の基本キーを変更できるキー変更部30、31、32が
設けられている。
【0014】一般に暗号化や復号化方式として、既に内
部アルゴリズムで決定されている固定式と、米国IBM
社の開発したキーが可変でかつ秘密になっている方式
(共通キー方式と呼ばれている)等が存在する。本実施
例においては、この共通キー方式を利用し、暗号化部や
復号化部内の一部のキーを外部から変更することで、暗
号化方式としての内部アルゴリズムの組立てを変更する
ものである。
【0015】このキーの変更という手段には、種々の方
式が考えられるが、例えば暗号化部、復号化部を1チッ
プLSIとし、暗号化、復号化の為のキーを書込めるよ
うにしておくとともに、読み出し不可にしておくことが
できる。また、本マスター作成装置A、リーダライター
Bの出荷時においては、このキーとして所定のキーが入
力された使用可能な状態とし、不正等の発覚時に前記キ
ー変更手段30、31、32によって外部から内部のキ
ーを変更できるようにすることもできる。
【0016】図2には、本発明の第2の実施の形態が示
され、第1の実施の形態とは異なり、マスター作成装置
Aは自社発行の磁気カードであることを確認するための
磁気カード発行装置番号を含むデータを2種類を持ち、
1つは認証データ222であり、もう1つは原文データ
22である。この二種類のデータは個々別の暗号化部で
暗号化され、その1つは認証データ222を暗号化する
第1の暗号化部211であり、もう1つは原文データ2
2を暗号化する第2の暗号化部21である。暗号化され
た暗文認証データ233と暗文データ23はそれぞれ記
憶媒体Cに書込まれる。
【0017】リーダライターBは、第1の実施の態様同
様、記憶媒体Cが自社発行のカードであるか否かを確認
するためのものであるが、第3者にリーダライターBが
渡ったとしても、その中に第1の暗号化部が渡らないこ
とにより、より確実に不正を防止するものである。
【0018】すなわち、暗文認証データ233と暗文デ
ータ23をそれぞれ、第1の復号化部244と第2の復
号化部24で復号化した認証データ255と原文データ
25内の認証データとが判断部26で一致した場合にの
み、原文データ25内の実データである金額等の情報を
信頼し、リーダライターBは、更新部27で金額等の更
新を行い、更新後の原文データ28をマスター作成装置
Aと同じ暗号化部29で暗号化し記憶媒体Cに書込む。
【0019】ここで、もし第3者の手に渡ったリーダラ
イターには、認証データを暗号化する第1の暗号化部が
ないため、新規の記憶媒体には認証データを暗号化でき
ない。このため、認証データの不一致が起こり、リーダ
ライターでは不正記憶媒体と見なし処理を中断すること
ができる。
【0020】本例においては、それぞれマスター作成装
置Aの第2の暗号化部、そしてリーダライターBの第2
の復号化部24、第3の暗号化部29には、第1の実施
の態様と同じキー変更部30、31、32が、それぞれ
内部の基本キーを外部からアクセスして変更できるよう
に設けられている。この場合、第2の暗号部21でキー
を変更したとしても、第2の復号部24で当初の認証デ
ータに復号されるため、第1の暗号化部211及び第1
の復号化部244のキーを変更する必要なない。
【0021】図3には第3の実施の態様が示され、第1
の暗号化部211及び第1の復号化部244にもキー変
更部300、311が設けられており、第1、第2の実
施の態様にも増して不正の防止効果を高めたものであ
る。
【0022】なお、記憶媒体Cにおいて記憶部を複数保
有し、それぞれの記憶部に複数の暗号化部でデータを与
える第2、第3の実施の態様の場合にあっては、磁気コ
ードデータ及び2次元コードデータ等を用いることがで
き、特に両者の組合わせによってよりコピーが困難とな
り、不正防止効果が向上する。
【0023】ここで、このシステムがどのように変造、
偽造したプリペイドカードの不正使用を防止するか説明
すると、完全なる偽造(デッドコピー)やマスター作成
装置(発行機)または精算機(リーダライター機)の不
正入手による変造、暗号化・復号化の技術が外部に漏
れ、変造・偽造等による変造・偽造カードの不正使用が
発覚した場合、直にリーダライターBの暗号化部のキー
をキー変更部によって変更することにより、判断部で認
証データが一致せず、カードの利用が不可能となり、変
造・偽造プリペイドカードの大量の不正使用が防止でき
る。もちろん新たな利用者による利用は、マスター作成
装置AのキーをリーダライターBのものと同一のものに
書き変えることにより可能となる。
【0024】この場合、マスター作成装置Aとリーダラ
イターBの暗号化部、復号化部を同時にアクセスして同
一のキーに変更することを可能とするため、各同一のキ
ー変更部を一つにまとめることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キーの設定をプリペイドカード等のマスター作成装置
(発行機)及びリーダライター(精算機)の所有(設
置)者に委ねることで、これらの機器の製造・流通時で
の技術情報漏れや機器の盗難等による変造・偽造を防ぐ
ことができる。また、一旦変造・偽造プリペイドカード
を作られて使用されても、暗号化部及び復号化部のキー
を外部から容易に変更できるため、初期の段階で該使用
を不可能にすることができ、大量の不正使用を防止する
とともに、プリペイドカードの変造・偽造を抑制するこ
とができる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の態様を示す記憶媒体の暗号化、復
号化処理システムの概略図である。
【図2】第2の実施の態様を示すシステムの概略図であ
る。
【図3】第3の実施の態様を示すシステムの概略図であ
る。
【符号の説明】
1 暗号化部 2 原文データ 3 暗文データ 4 復号化部 6 判断部 7 更新部 8 原文データ 9 暗号化部 21 第2の暗号化部 22 原文データ 23 暗文データ 24 第2の復号化部 25 原文データ 26 判断部 27 更新部 28 原文データ 29 第3の暗号化部 30、31、32 キー変更部 211 第1の暗号化部 222 認証データ 233 暗文認証データ 244 第1の復号化部 255 認証データ 300、311 キー変更部 A マスター作成装置 B リーダライター C 記憶媒体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも認証データと実データとから
    なる原文データを暗号化する暗号化部と、該暗号化部の
    基本キーを変更できるキー変更部と、を有するマスター
    作成装置と、 該マスター作成装置により暗号化された原文データを暗
    文データとして記憶する記憶媒体と、 該記憶媒体の前記暗文データを復号化する復号化部と、
    前記復号化された原文データに含まれる実データを更新
    する更新部と、更新された実データを含む原文データを
    再び暗号化して前記記憶媒体に記憶させる暗号化部と、
    前記復号化部と前記暗号化部の基本キーを変更できるキ
    ー変更部と、を有するリーダライターと、 を含むこと
    を特徴とする記憶媒体の変造、偽造防止方式。
  2. 【請求項2】 マスター作成装置の暗号化部が2以上の
    暗号化部からなり、リーダライターには前記暗号部に対
    応する2以上の復号部と少なくとも1つの暗号部を有し
    ており、マスター作成装置における少なくとも1つの暗
    号部と、その暗号部に対応するリーダライターの復号部
    そして暗号部とには、全てキー変更部がアクセス可能に
    設けられている記憶媒体の変造、偽造防止方式。
JP8267836A 1996-09-18 1996-09-18 記憶媒体の変造、偽造防止方式 Pending JPH1091741A (ja)

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