JPH1091064A - 地図表示方法及び地図表示装置 - Google Patents

地図表示方法及び地図表示装置

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JPH1091064A
JPH1091064A JP24213396A JP24213396A JPH1091064A JP H1091064 A JPH1091064 A JP H1091064A JP 24213396 A JP24213396 A JP 24213396A JP 24213396 A JP24213396 A JP 24213396A JP H1091064 A JPH1091064 A JP H1091064A
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JP
Japan
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degrees
map data
map
longitude
latitude
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JP24213396A
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English (en)
Inventor
Akihiko Yura
明彦 由良
Atsushi Kurosawa
敦志 黒澤
Makoto Ibusuki
誠 指宿
Yasue Nomoto
野本  安栄
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平面展開された世界地図データを画面を通して
表示する場合に、経度方向,緯度方向の少なくとも一つ
について、あたかも地球を周回させるようなエンドレス
な地図データ表示を可能にする。 【解決手段】地図表示範囲Gで指定されたブロックの地
図データを読み出してスクロール可能に画面に表示し、
画面に北緯90度又は南緯90度の極付近の地図データ
a,bを表示する場合は、この地図データに経度が18
0度ずれた同極付近の地図データA′,B′をA,Bの
ごとく北緯90度又は南緯90度線上で接続されるよう
座標変換する。画面に東経180度付近の東経側の地図
データを表示する場合は、この東経側の地図データに同
一緯度線上の西経180度付近の西経側の地図データを
接続するための座標変換を実行する。西経180度付近
の地図データ表示の場合も同様の座標変換を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図を表示する地
図表示装置に係り、特に世界全域にわたって表示するの
に適した地図表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、紙地図がデジタル化され整備が進
むにつれて、デジタル地図を画像処理装置(ディスプレ
イ)を通して表示する地理情報システムが注目されるよ
うになってきた。特に、施設管理(上下水道管理、道路
管理、施設・設備管理等)、都市計画関係(都市計画、
地理・土地利用分析等)及び測量(写真測量・地図作成
等)分野で注目を集めている(「最新の地図情報処理シ
ステム」PIXEL、NO72、PP.96から120、198
8)。また、ナビゲーションシステムも実用化されてい
る。
【0003】地図の整備として、日本国内では国土地理
院の国土数値情報及び白地図、さらに民間レベルでも地
図が整備されはじめている。
【0004】また、世界全域にわたってもデジタル地図
が整備されており、1/100万のDCW(Digit
al Chart of the World,米国D
MAが整備)の地図がある。
【0005】従来のこれらの地図表示装置は、平面展開
された地図データを複数ブロックに区割りして、これを
予めCD−ROM等の記憶媒体にブロック単位で座標を
伴って記憶しておき、地図表示の縮小率に応じて指定の
地図データをRAM等に読み出してディスプレイを通し
て表示する。また、スクロール操作等或いはナビゲーシ
ョンシステムの場合には、走行位置の変化に伴い地図デ
ータが画面上を移動するようにしてある。
【0006】さらに、特開昭61−261770号公報
では、UTM図法(ユニバーサル積メルカトル図法)に
よる地図データを平面直交座標系を用いて表示する場合
に、各経度帯(例えば6度ごとの経度帯)における地図
データを複数ブロックに分割して記憶しておき、これら
の複数ブロックの地図データを隣接し合う経度帯にまた
がって表示する場合には、次のような配慮がなされてい
る。
【0007】すなわち、経度帯の外郭に曲線が生じる箇
所があり、これが単位地図データを合わせる時の不連続
箇所となるので、その経度帯に不連続地図データが含ま
れる時には、隣接する地図データが連続するように地図
座標の移動と回転を伴う補正処理を行っている。
【0008】そのほか、特開平1−219882号公報
では、地図類或いは地球儀において、北と南の方角およ
び東と西の方角を従来の方角と逆にして実生活上の方位
と合わせる技術や、特開昭63−225281号公報の
画像表示装置では、地図情報の基準方位と実際の地図方
位とのずれを検出して、画面に地図情報を見やすくなる
よう回転制御する技術や、特開平4−288584号公
報のナビゲーション装置では地図情報の表示の際に、東
西南北のいかなる方位に表示方向が変化しても、表示画
面における使用者の名称データの文字配列方向を順方向
に表示させる技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】地球は本来球体であ
り、地図領域が途絶えることなく展開される。
【0010】しかしながら、世界地図として平面へ展開
したときに、その展開の切り口(例えば北緯90度、南
緯90度、東経180度、西経180度)が地図全体の
4方向の終端となり、この終端部で地図展開が途絶え
る。
【0011】通常,ディスプレイ等を通して表示される
デジタル地図表示システムは、地図データを平面直交座
標系に展開可能に、且つ複数ブロックに分割して位置座
標を伴ってCD−ROM等の固定記憶装置に記憶して管
理される。
【0012】隣接し合うブロック同士の地図データは位
置座標を有することで、連続的に接続可能であり、これ
によりスクロール操作等で地図データを次々とRAMに
読み出して画面に移動可能に表示することが可能である
が、展開される地図データの終端に至ると、それ以上の
展開がなされないため、スクロール操作や地図データの
画面移動に限界があった。
【0013】例えば、世界地図を上記のように北緯9
0,南緯90度,東経180度,西経180度を限界に
平面展開させて、これらの地図データを複数ブロックに
分割して記憶した場合、これらの地図データを読みだし
て画面表示する場合には、北緯90度,南緯90度,東
経180度,西経180度を超えてスクロールさせるこ
とできず、そこで、地図データが途絶え、スクロール操
作等でそれ以上の地図データの移動を行うことができな
かった。
【0014】本発明は以上の点に鑑みてなされ、その目
的は、世界地図データを複数ブロックに分割して管理
し、その中から地図縮小率に応じて、しかもスクロール
操作等で指定された該当ブロックの地図データを読み出
して画面に表示する場合に、経度方向,緯度方向の少な
くとも一つについて、あたかも地球を周回させるような
エンドレスな地図データ表示を可能にして、目的地の検
索の便宜や視認性を向上を図ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、次のような地図表示方法を提案する。
【0016】第1の地図表示方法は、画面の表示対象
となる地図データを、経度0度,緯度0度を座標原点と
して平面直交座標系のX軸の(+)側を東経の地図領域
として東経180度まで,X軸の(−)側を西経の地図
領域として西経180度まで,Y軸の(+)側を北緯の
地図領域として北緯90度まで,Y軸の(−)側を南緯
の地図領域として南緯90度までを複数ブロックに分割
した状態で管理し、この管理された地図データのうち
地図表示範囲にかかる地図データを読み出して画面にス
クロール可能に表示し、且つ東経180度付近の東経
側の地図データを画面に表示する場合には、同一緯度線
上の西経180度付近の西経側の地図データをX軸の
(+)方向に360度座標変換し、西経180度付近の
西経側の地図データを画面に表示する場合には、同一緯
度線上の東経180度付近の東経側の地図データをX軸
の(−)方向に360度座標変換することで、経度18
0度付近の東経側と西経側の地図データを接続して経度
方向のエンドレスな地図データ表示を行うことを特徴と
する。
【0017】このように構成すれば、例えば、図8に示
すように、平面の地図データを東経180度,西経18
0度,北緯90度,南緯90度の範囲で複数に分割して
管理した場合であっても、地図表示範囲Gにより特定さ
れたブロックの地図データが平面直交座標系を用いて展
開可能に読み出されて画面に表示され(複数ブロックの
呼び出しの場合は隣接し合うブロック同士が位置座標を
介してシームレスに接続されて表示される)、また、ス
クロール等により画面上を移動可能に表示される。
【0018】さらに、上記の構成要件を採用すること
で、画面に表れる地図データをスクロール等で移動させ
たりして、例えば地図データを東経が増す方向に移動さ
せて東経180度付近の東経側の地図データが画面に表
れた場合には(これに相当するものとして図8では地図
表示範囲Gが東経180度にかかった状態を例示し、東
経180度付近の東経側の地図データとしてa,bを例
示する)、それに続いて同一緯度線上の西経側の西経1
80度付近の地図データA´,B´がA,Bの如く座標
変換されて画面に表れ、逆に西経が増す方向に地図デー
タを移動させて西経180度付近の西経側の地図データ
が画面に表れた場合には、それに続いて同一緯度線上の
東経180度付近の東経側の地図データが画面に表れ
る。地図表示範囲が東経180度線を超えて西経側の地
図領域のみや西経180度線を超えて東経側の地図領域
のみを表示する場合には、上記の構成要件のような3
60度の座標変換を行うことなく、予め管理されたX軸
+180度〜−180度,Y軸+90度〜−90度の範
囲の該当ブロックを読み出して画面表示すればよい。な
お、図8の詳細については実施の形態の項で詳述する。
【0019】このように、本発明によれば、経度方向の
エンドレスの地図表示が可能になり、経度方向に地球を
周回させながら地図検索する感覚が得られる。また、東
経側から西経側に或いはこれと逆の関係で経度180度
を飛び越えて東経,西経の両側の地図データを検索でき
る。
【0020】第2の地図表示方法は、上記の構成要
件を前提として、北緯90度又は南緯90度の極付近
の地図データを表示する場合には、この表示しようとす
る地図データに対して経度が180度ずれた極付近の地
図データをX軸方向に180度平行移動させると共に1
80度回転させ更に北緯90度又は南緯90度線上に乗
せるためにY軸方向に嵩上げする座標変換を行って経度
が180度ずれた極付近の相対する地図データ同士を接
続して緯度方向のエンドレスな地図データ表示を行うこ
とを特徴とする。
【0021】この場合には、画面に表示される地図デー
タを緯度方向にスクロールさせることで、北緯90度或
いは南緯90度の極付近の地図データが画面に表れた場
合であっても(例えば、図5に示すように地図表示範囲
Gが北緯90度付近の地図データa,bにかかった場
合)、上記構成要件を採用することで、それに続いて
180度ずれた同極付近の地図データ換言すれば地球の
裏側の北緯90度付近の地図データ(図5でいえば地図
データA´,B´)が座標変換されて(図5でいえば地
図データA,BがA′,B′を構成要件のごとく座標
変換したものであり、A´,B´を180度平行移動さ
せ、180度回転させ、Y軸方向に1ブロック分嵩上げ
した)画面に表れる。したがって、地図データを緯度方
向に周回させる感覚を得られる。また、地球の裏側の地
図データに関する情報も容易に検索できる。なお、図5
の詳細については実施の形態の項で詳述する。
【0022】第3の地図表示方法は、上記の構
成要件を組み合わせた地図表示方法である。
【0023】これによれば、地球を経度方向,緯度方向
のいずれの方向にも周回させる感覚で検索することが可
能になる。
【0024】さらに、地図表示装置として、次のような
ものを提案する。
【0025】一つは、地図データをディスプレイの画面
を通して表示する地図表示装置において、経度0度,
緯度0度を地図管理の座標原点として平面直交座標系の
X軸の(+)側を東経の地図領域として東経180度ま
で,X軸の(−)側を西経の地図領域として西経180
度まで,Y軸の(+)側を北緯の地図領域として北緯9
0度まで,Y軸の(−)側を南緯の地図領域として南緯
90度まで平面展開された地図データを複数ブロックに
区割りしてブロックごとに位置座標を伴って記憶する地
図データ記憶手段と、地図表示の縮小率に応じて前記
地図データ記憶手段の中の指定されたブロックの地図デ
ータを読み出してスクロール可能に画面に表示し、且
つ画面に東経180度付近の東経側の地図データを表示
する場合は、この東経側の地図データに同一緯度線上の
西経180度付近の西経側の地図データを接続するため
の座標変換を実行し、画面に西経180度付近の西経側
の地図データを画面表示する場合は、この西経側の地図
データに同一緯度線上の西経180度付近の東経側の地
図データを接続するための座標変換を実行する表示状態
制御手段と、を備えて成ることを特徴とする。
【0026】このように構成すれば、前記した第1の地
図表示方法のごとく経度方向のエンドレスの地図表示を
可能にする装置を実現できる。
【0027】もう一つは、上記構成要件に加えて、
画面に北緯90度又は南緯90度の極付近の地図デー
タを表示する場合は、この地図データに経度が180度
ずれた同極付近の地図データを北緯90度又は南緯90
度線上で接続されるよう座標変換を実行する表示状態制
御手段を備えてなる。
【0028】このように構成すれば前記した第2の地図
表示方法のごとく緯度方向のエンドレスの地図表示を可
能にする装置を実現できる。
【0029】さらに、上記構成要件を備えた地
図表示装置も提案する。このように構成すれば、前記第
1,第2の地図表示方法の地図表示を可能にする装置を
実現できる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。
【0031】まず、本発明の地図表示方法の原理につい
て図1〜図8を用いて説明する。
【0032】本地図表示方法は、例えばCD−ROM,
フロッピーディスク,ハードディスク等の固定記憶装置
に記憶された地図データをディスプレイの画面を通して
表示する。
【0033】地図データは、例えば、平面直交座標系に
より平面展開された世界地図を対象とし、シームレスマ
ッピング及び地図データ管理を容易にするため、地図デ
ータを規則正しく碁盤の目状に複数ブロックに区割りし
て、接続可能な位置座標を伴って固定記憶装置に単位ブ
ロックすなわち図葉ごとに記憶してある。
【0034】例えば、図4に示すように、世界地図に対
して経度0度,緯度0度を地図管理の座標原点とし、平
面直交座標系のX軸の(+)側を東経の地図領域として
東経0〜180度まで,X軸の(−)側を西経の地図領
域として西経0〜180度まで,Y軸の(+)側を北緯
の地図領域として北緯0〜90度まで,Y軸の(−)側
を南緯の地図領域として南緯0〜90度まで平面展開
し、これを地図データ管理対象として複数のブロックに
等分割して、各図葉ごとに位置座標値を伴って記憶す
る。この位置座標値により該当する地図データの図葉を
検索できる。
【0035】地図表示範囲は、その縮小率の設定により
決められ、地図表示範囲と通して表示したい地図領域が
指定されると、該当(指定)ブロックの地図データ及び
その周辺の地図データがCD−ROM等の固定記憶装置
からRAM(読み出し専用メモリ)に読み出されて〔読
み出される地図データは表示する縮小率に応じて単数ブ
ロック(単数葉の地図データ)或いは複数ブロック(複
数葉の地図データ)で複数ブロックの呼び出しの場合に
は位置座標を用いて隣接し合うブロックの地図データが
接続される〕、ディスプレイに画面を通して表示され、
また、画面をスクロール操作等により移動することで読
み出し対象となる指定及び周辺の地図データが変更され
ていく。
【0036】本実施形態では、スクロール操作等でその
地図表示範囲にかかる地図データを移動させていくこと
で(ここでは、緯度或いは経度を+或いは−方向に増加
させていくことによって)、地図表示範囲が南緯90度
或いは北緯90度や東経180度或いは西経180度の
ように緯度,経度の終端の地図データが入った場合で
も、さらに地図データが途切れないようにするために、
次に述べる(1),(2)の地図表示方法を実現させる
ことを意図する。
【0037】(1)まず画面の左右方向のスクロールに
より、東経或いは西経の経度が増す方向に地図データを
移動させて東経或いは西経の終端(経度180度)付近
の地図データが画面に表れた場合について説明する。例
えば、画面を東経を増す方向にスクロールさせて東経1
80度付近の東経側の地図データが表示範囲(画面)に
入った場合には、それに続いて同一緯度線上の西経側の
地図データが西経180度側から表れ、逆に西経を増す
方向にスクロールさせて西経180度付近の西経側の地
図データが表示範囲に入った場合には、それに続いて同
一緯度線上の東経側の地図データが東経180度側から
表れる。
【0038】このようにすれば、地図データの経度方向
のスクロールがエンドレスに行われ、画面上に表れる平
面の地図データであっても、地球儀を経度方向に周回さ
せているような感覚が得られ、また、東経180度(或
いは西経180度)を超えて西経側(或いは東経側)の
地図データを素早く検索することができる。
【0039】(2)北緯或いは南緯の緯度が増す方向に
画面をスクロール(画面の上下方向の移動)させること
で、表示範囲(画面)の中に北緯90度或いは南緯90
度付近の地図データが入った場合には、それに続いて経
度が180度増し(換言すれば、地球の裏側)の地図デ
ータが緯度の高い方から表れるようにする(例えば、北
緯を増す方向にスクロールさせて北緯90度付近の地図
データが表示範囲に入った場合には、それに続いて経度
が180度平行移動した地図データが北緯90度側から
表れ、逆に南緯を増す方向にスクロールさせて南緯90
度付近の地図データが表示範囲に入った場合には、それ
に続いて経度が180度平行移動した地図データが南緯
90度側から表れる)。
【0040】このようにすれば、地図データの緯度方向
のスクロールがエンドレスに行われ、画面上に表れる平
面の地図データであっても、地球儀を緯度方向に周回す
るような感覚が得られ、任意の場所における地球の裏側
の地図検索も容易に行うことができる。
【0041】次に上記(1),(2)の地図表示方式の
概念を模式的に表現すれば次のようになる。
【0042】既述したように、本例で管理される地図デ
ータは、図4に示すごとく、経度0度,緯度0度を座標
原点として、東経180度,西経180度,北緯90
度,南緯90度に平面展開された世界地図データであ
り、これらの地図データがブロック別に区割りされて固
定記憶装置に記憶されている。また、これらの各ブロッ
ク単位(1図葉ごと)の地図データは、位置座標を有し
て連続的に接続可能に上記固定記憶装置にデータ管理さ
れており、以上からすれば、この固定記憶装置が図4に
示すような全体の地図データを管理する地図データ管理
エリアを構築しているものとみることができる。
【0043】上記(1),(2)の地図表示方式の概念
は、観念的には、図5,図6,図8に示すように、図4
の地図データ管理エリアのほかに、その周囲に地図デー
タを補完するエリア(これを地図データ補完エリアとす
る)を想定することで成立する。
【0044】地図データ補完エリアとは、画面をスクロ
ールさせて地図表示範囲の中に世界地図の東経180
度,西経180度,北緯90度,南緯90のいずれか付
近の地図データが入った場合でも、画面がそこで途絶え
ないようにするために、例えば、経度方向のスクロール
の結果、東経180度付近の東経側の地図データが地図
表示範囲に入った場合には、それに続いて反対側すなわ
ち西経180度付近の西経側の地図データを座標変換に
より補完し(これについては図8を用いて後述する)、
緯度方向のスクロールの結果、例えば北緯90度付近の
地図データが地図表示範囲の中に入った場合には、この
地図データに対し経度方向に180度ずれた地図データ
を座標変換により補完させて接続するエリア(これにつ
いては図5を用いて後述する)である。
【0045】この地図データ管理エリアと地図データ補
完エリアを合わせたものを、ここでは地図表示仮想空間
と称し、地図表示仮想空間の場は、記憶媒体(固定記憶
装置)とRAMとにより確保される。
【0046】例えば、図5,図6,図8において、符号
のGで示す枠線すなわち地図表示範囲は、ディスプレイ
の画面に表わせる地図データの領域を決定するものであ
り、表示すべき地図の縮小率を小さく設定するほど(地
図の倍率が大きくなるほど)、その枠線で囲まれる面積
が地図データの広さに対して相対的に狭まる(ディスプ
レイの画面に表示される地図の倍率は大きくなるため画
面上の地図要素は拡大表示される)。
【0047】ディスプレイに表示すべき地図データの領
域が指定されると、地図表示範囲Gにかかる図葉(指定
されるブロックの地図データ)及びその周辺の図葉が固
定記憶装置から選択されてRAMに呼び出され、そのう
ち地図表示範囲Gに入る地図データがディスプレイの画
面を通して表示される。画面のスクロール操作により、
図5,図6,図8に示すように、地図表示仮想空間と地
図表示範囲Gの相対位置が変化し、見かけ上は、地図表
示範囲Gが地図表示仮想空間上を移動するように見做せ
る(その意味で、地図表示範囲Gは、カレントウィンド
ウと称されることもある)。
【0048】画面のスクロール操作により、図8に示す
ように、地図データに対して東経の経度が増す方向に地
図表示範囲Gを相対移動させていき、地図表示範囲Gの
中に東経180度付近の地図データa,bが入った場合
〔図8では、東経180度付近の地図データとして図葉
a,bを例示し、ここでの図葉aは東経150〜180
度(X軸座標+150〜+180度),北緯60〜75
度(Y軸座標+60〜+75度)、図葉bは東経150
〜180度(X軸座標+150〜+180度),北緯4
5度〜60度(Y軸座標+45度〜+60度)の地図デ
ータブロックを示してある〕、それに続いて同一緯度線
上の地図データのうち西経180度側の図葉A´,B´
〔図8では図葉A´は、西経150〜180度(X軸座
標−150〜−180度),北緯60〜75度(Y軸座
標+60〜+75度)、図葉B´は、西経150〜18
0度(X軸座標−150〜−180度),北緯45〜6
0度(Y軸座標+45〜+60度)の地図データブロッ
クを示してある〕を東経側(X軸の+方向)に360度
平行移動するように座標変換して、RAM上に地図デー
タa,bに続くように地図データA,Bとして呼び出
す。この地図データA,BはRAM上で形成されるもの
で、この地図データA,Bの形成エリアが地図データ補
完エリアである。
【0049】一方、画面のスクロール操作により、地図
データに対してが図2及び図5に示すように、北緯の緯
度が増す方向に地図表示範囲Gを相対移動させていき、
地図表示範囲Gの中に北緯90度付近の地図データa,
bが入った場合〔図5では、北緯90度を超える地図デ
ータとして図葉a,bを例示し、ここでの図葉aは東経
90〜120度(X軸座標+90〜+120度),北緯
75〜90度(Y軸座標+75〜+90度)で、図葉b
は東経60〜90度(X軸座標+60〜+90度),北
緯75〜90度(Y軸座標+75〜+90度)の地図デ
ータブロックを示してある〕、それに続いて同一緯度線
上の地図データのうち西経180度側の図葉A´,B´
〔図葉A´は、地図データaよりX軸方向に180度離
れたもので、西経60〜90度(X軸座標−60〜−9
0度),北緯75〜90度(Y軸座標+75〜+90
度)、図葉B´は、地図データbよりX軸方向に180
度離れたもので、西経90〜120度(X軸座標−90
〜−120度),北緯75度〜90度(Y軸座標+75
〜+90度)の地図データブロックを示してある〕を1
80度平行移動させると共に、180度回転させ、しか
も北緯90度線上に乗るようにY軸方向に嵩上げ(ここ
では1ブロック分の嵩上げ)する座標変換シフトを行な
うことで、RAM上に地図データa,bに続くように地
図データA,Bとして呼び出す。この地図データA,B
はRAM上で形成されるもので、このRAM上の形成エ
リアが地図データ補完エリアである。
【0050】図5の具体的模式図を図1に示す。図1は
RAMに呼び出された画面表示範囲及びその周辺の地図
データであって、先の図2,図5の例のように、北緯9
0度を超えて相対する地図a,b及びA,Bを接続させ
る場合、地図データa,bに対し反対側の地図データ
A,Bに相当するものは、接合のために180度回転さ
せるので、そのままでは、地図データ中の記号や文字は
逆さまに表示される。
【0051】この逆さま表示により、極を超えて地球の
裏側がスクロールされている状態を認識できるが、この
逆さま表示の地図データでは、文字列や記号等を逆さ読
みしなければならない。
【0052】本例では、上記した(1),(2)の地図
表示方式のほかに、(2)の地図表示に伴う逆さ読みを
解消するための地図データ処理についても提案する。
【0053】図3,図7に地図データの文字列,記号等
の逆さ読みを解消するための対応策を示す。
【0054】逆さ読みを解消するためには、文字列,記
号等(図3では、ABCDが文字列で、ポストマーク,
学校マークが記号に相当する)の上下方向の方向性をも
つデータを地形要素と切り離して正立表示する。
【0055】文字列については、図3(a)に示すよう
に、通常のグラフィック処理方式をそのまま採用する
と、文字列データの表示位置が当初の位置とずれた位置
に表示される。これは、通常、文字列を表示する場合に
は、表示開始位置の基準点を文字列の左下になっている
ためである。その結果、当初の文字列は他の図形と重な
っていなくても、接続の処理のための座標回転操作で他
の図形等と重なる場合が起こりえる。
【0056】図7にこの問題及び対処策を示す。
【0057】図7(1)に文字列データに対する地図デ
ータの回転角0度における通常のグラフィックス処理方
式を示す。図7(1)におけるE1,E2,E3,E4
は地図表示範囲となるグラフィックスの4点における座
標、mが文字列(A,B,C,D)の長さ、hが文字高
さ、wが文字幅、dが文字間隔を示す。
【0058】文字開始位置の基準点P1は文字列の左下
になっており、この基準点P1から右側に上記文字列長
m,文字高さh,文字幅w,文字間隔d,文字形状に関
する座標データを基に文字列が展開される。
【0059】基準点P1は、地図データ(図葉)を18
0度回転させると、図7(2)に示すようにP′の位置
にくるため、このP′を基準点(文字開始位置)として
文字列を展開させると当初の文字表示範囲Mと位置ずれ
をきたすために、図3(b)に示すように図葉を180
度回転させた後の文字列が他の記号と重なる。
【0060】そこで、本実施例では、図葉を180度回
転させた場合には、図7(2)に示すように当初の文字
表示範囲Mも座標を180度回転させて、この180度
回転後に文字表示範囲Mの左下点となる座標P2〔この
左下点の座標P2は180度回転前の図7(1)に示す
文字表示範囲Mでは右上点に相当する〕P2を求め、文
字列表示の開始位置をP′からP2へ変更する。
【0061】このようにすれば、図3(b)に示すよう
に、図葉の中の当初の文字表示範囲Mとその他の地形要
素,記号等との相対位置関係を常に一定に保って文字列
を正立表示することが可能となり、図葉を180度回転
させた場合でも文字列が他の記号と重なり表示される不
具合を解消できる。
【0062】さらに、図2(3)に示すように、緯度方
向の画面のスクロール操作により画面表示範囲Gが緯度
の極限(例えば、北緯90度)を超えて完全にいわゆる
地球の裏側(経度が180度平行移動させた領域)に入
った場合には、上記した(2)の地図表示方式では、画
面の上が南、下が北となる表示に維持されるが、このよ
うに画面に表れるすべての地図データの画面の上が南,
下が北になると、人間の習性(通常、人は地図を見る
時、北を上、南を下に意識して見る)からすれば違和感
を感じる表示となる。
【0063】そこで、本例では、画面表示範囲Gが緯度
の極限(例えば、北緯90度)を超えて完全にいわゆる
地球の裏側に入った場合には、RAM上の呼び出した地
図データを本来の表示(画面の上が北,下が南)に戻す
べきか否か画面を通して使用者に問い合わせを行ない、
もし、本来の表示に戻すべきときは、地図表示範囲G及
びその周辺の地図データの座標を図6の点線矢印に示す
ように本来の地図データ管理エリア中の位置座標に戻し
て表示する。
【0064】次に上記地図表示を実現するための装置の
構成について説明する。
【0065】図9は、本実施形態の基本的なブロック構
成図であり、図10,図11と併せて説明する。
【0066】データ記憶部901は、例えば、CD−R
OM等の固定記憶装置で構成され、地図データや表示管
理情報等を格納する。
【0067】データ記憶部901に記憶される地図デー
タは、既述したように経度0度,緯度0度を地図管理の
座標原点とし、図4に示すようなX軸,Y軸の直交座標
系に東経180度〜西経180度(X軸座標+180度
〜−180度)、北緯90度〜南緯90度(Y軸座標+
90度〜−90度)の範囲で展開された世界地図を複数
図葉(ブロック)に規則正しく分割して各図葉ごとに記
憶されるもので、図10に示すように地図データ管理テ
ーブル1001及び地図データテーブル1002より成
る。地図データ管理テーブル1001は、各図葉を接続
するための位置座標(図葉範囲)と地図データの格納ポ
インタを記憶する。
【0068】地図データテーブル1002は、各図葉の
図形要素情報インデックス1003、線分データ100
4、記号データ1005及び文字列データ1006から
構成される。また、文字列データ1006には、文字列
の開始位置を示す基準点に関する座標,各文字列の文字
高、文字間隔,文字幅,文字数等の情報を含む。
【0069】表示管理情報は、データ記憶部901から
表示状態制御部903に呼び出して使用され、そのテー
ブルの内容は図11に示すようなカレント表示領域管理
テーブル1101,次表示領域管理テーブル1102,
表示状態切り替え管理テーブル1103,表示図葉管理
テーブル1104より成る(これらのテーブル内容につ
いては、表示状態制御部903と併せて後述する)。
【0070】表示範囲計算部902は、設定の地図縮小
率(倍率)に応じて地図表示範囲Gを計算する。地図表
示範囲Gの計算は、例えば、図5に示すように、地図表
示仮想空間に対する相対的な地図表示範囲Gの大きさを
計算するもので、既述したように地図表示範囲Gが地図
表示仮想空間に対して相対的な大きさが小さいほど、表
示部(ディスプレイ)907の画面に表れる地図データ
が拡大表示される。
【0071】表示状態制御部903は、地図データの表
示したい個所の選択やスクロール操作等の画面移動操作
に応じて、地図表示範囲Gに入るべき地図データ(図
葉)及びその周辺の図葉をデータ記憶部901からRA
Mに読み出して、地図表示範囲Gにかかる地図データを
表示部907の画面に表示する。
【0072】また、表示状態制御部903は、地図表示
範囲Gが地図表示仮想空間における地図データ管理エリ
ア内にあるのか、または地図データ補完エリアにあるの
かを判定する。この判定は、平面直交座標系に展開され
る地図データのうち東経或いは西経の終端(経度180
度)或いは北緯或いは南緯の終端(緯度90度)付近の
地図データが地図表示範囲Gの中に入っているか否かを
判定するもので、地図表示範囲Gが地図データ管理エリ
ア内のみにある場合(東経180度,西経180度,北
緯90度,南緯90度のいずれもが地図表示範囲Gにか
かっていない場合)は、データ記憶部901から地図デ
ータの該当する図葉をRAMに読み出して、表示部90
7へデータを渡す。
【0073】地図表示範囲Gが地図データ補完エリアに
かかるとき(東経180度,西経180度,北緯90
度,南緯90度のいずれもが地図表示範囲Gにかかって
いる場合)は、地図表示範囲Gに関連する図葉のうちど
れが地図データ補完エリアに展開すべき図葉なのかを判
定する。
【0074】そして、地図表示範囲Gに東経180度が
入る場合、すなわち、画面に東経180度付近の東経側
の地図データ(図葉)を表示する場合には、この東経側
の地図データに同一緯度線上の西経180度付近の西経
側の地図データを接続するための座標変換を実行し、画
面に西経180度付近の西経側の地図データを画面表示
する場合は、この西経側の地図データに同一緯度線上の
東経180度付近の東経側の地図データを接続するため
の座標変換を実行する。これらの座標変換は、既述した
ような図8の座標変換(X軸方向の+方向或いは−方向
の360度の座標変換)により行なわれる。
【0075】画面に北緯90度又は南緯90度の極付近
の地図データを表示する場合は、この地図データに経度
が180度ずれた同極付近の地図データを北緯90度又
は南緯90度線上で接続されるよう座標変換を実行する
(この座標変換は図2,図5で説明した地図表示方式の
座標変換により行なわれる)。
【0076】表示状態制御部903を機能させるため
に、図11の表示状態制御用の各種テーブルが使用され
る。
【0077】図11のカレント表示領域管理テーブル1
101は、地図表示範囲Gの地図表示仮想空間上での位
置(カレント表示領域)を示す座標(左下座標,右上座
標)と地図表示範囲Gが地図データ管理エリア内にある
のか地図データ補完エリアにかかるのかを示す表示状態
モードよりなる。表示状態制御部903は、地図表示範
囲Gが地図データ管理エリア内のみにある場合は、カレ
ント表示領域管理テーブル1101の表示状態モードを
“0”,地図データ補完エリアにかかるときには“1”
にする。
【0078】次表示領域管理テーブル1102は、スク
ロール操作等により画面が移動する時の次の地図表示範
囲Gの表示領域とそのときの表示状態モードを示す。
【0079】表示状態切り替え管理テーブル1103
は、図4に示すような地図データ管理エリアの地図デー
タ不連続値(緯度及び経度の終端すなわち北緯90度,
南緯90度,東経180度,西経180度)に関する定
数を持ち、これにより地図データの不連続値となる境界
線を認識する。
【0080】表示図葉管理テーブル1104は、地図表
示範囲Gにかかる図葉の表示態様を管理するもので、表
示図葉数,横方向図葉数,縦方向図葉数と各図葉ごとに
反転させるか否か及び各図葉の位置座標を示す。
【0081】例えば、図5の例では、表示図葉数はa,
b,A,Bの4枚で、横方向図葉数2枚、縦方向図葉数
2枚、図葉1が図葉aで図葉反転フラグは“0”、図葉
2が図葉bで図葉反転フラグは“0”、図葉3が図葉A
で図葉反転フラグは“1”、図葉4が図葉Bで図葉反転
フラグ“1”となり、かつ、各図葉の位置座標(左下座
標,右上座標)が伴う。このうち、図葉3,図葉4は図
葉A′,B′についてA,Bのごとく地図データ補完エ
リアに位置するように座標変換された位置座標が設定さ
れる。
【0082】図8の例では、表示図葉数がa,b,A,
Bの4枚で、横方向図葉数2枚、縦方向図葉数2枚、図
葉1が図葉aで図葉反転フラグは“0”、図葉2が図葉
Aで図葉反転フラグは“0”、図葉3が図葉bで図葉反
転フラグは“0”、図葉4が図葉Bで図葉反転フラグ
“0”となり、かつ、各図葉の位置座標(左下座標,右
上座標)が伴う。このうち、図葉2,図葉4は図葉
A′,B′についてA,Bのごとく地図データ補完エリ
アに位置するように座標変換された位置座標が設定され
る。
【0083】設定された表示図葉管理テーブル1104
に基づいて、画面に地図表示仮想空間の該当の地図デー
タが画面に表示される(これは、図13に対応する)。
地図データ補完エリアにかかる地図データ(図葉)を画
面に表示する場合には、線分データに対しては線分デー
タ変換部904、記号データに対しては記号データ変換
部905また文字列データに対しては文字列データ変換
部906をそれぞれ通して行なわれる。
【0084】線分データ変換部904は、おもに地図デ
ータ補完エリアに展開が必要な地図データ管理エリア内
の図葉の線分データに対して、座標変換処理を行なう。
【0085】例えば、図2,図5の図葉A,Bの例では
図葉A′,B′の180度の回転操作と平行移動の操作
とY軸方向の1ブロック分の座標の嵩上げを行うことで
地図データ補完エリアに図葉A,Bを展開する。
【0086】図8の図葉A,Bの例では、図葉A′,
B′をX軸の+方向に360度の平行移動処理を行なう
ことで、地図データ補完エリアに図葉A,Bを展開す
る。
【0087】記号データ変換部905は、記号の基準点
について上記の線分データ変換部と同様の座標変換処理
を行なうことで、記号を地図データ補完エリアに展開す
る。尚、記号の回転角は変更しない。
【0088】文字列データ変換部906は、文字列の表
示開始位置について上記の線分データ変換部と同様の座
標変換処理を行なう。さらに、図7におけるように座標
変換処理(図7では180度の回転,180度のX軸方
向の平行移動,Y軸方向の1ブロック分の座標の嵩上
げ)後の文字列表示範囲の左下の点P2を求め、表示開
始位置の補正を行い、文字列を地図データ補完エリアに
展開する。尚、文字そのものの回転角は変更しない。
【0089】図12は、図11の装置により実行される
地図表示の動作の一例を説明するフローチャートであ
り、ここでは、緯度方向のスクロールにより、地図表示
範囲Gが図2や図5,図6の状態にある場合について例
示してある。
【0090】ステップ1201にて、地図表示仮想空間
内の地図表示範囲Gを求める。
【0091】次に、ステップ1202にて、上記で求め
た地図表示範囲Gが完全に地図データ補完エリアにある
か(全てしきい値外)か否か判定する。ある場合は、画
面の全ての地図データの上が南,下が北になっているの
で、この状態でよいかステップ1203で問い合わせを
行う。上下の反転が要の場合は、地図表示領域は地図デ
ータ管理エリア内にある場合に等価であるため、ステッ
プ1205で地図データ管理エリア内の地図表示領域を
求める。
【0092】さらに、ステップ1206で地図表示領域
に関連する周辺の地図データの図葉をもとめる。
【0093】ステップ1207でこれらの関連図葉に対
してその図葉範囲がしきい値の内(地図データ管理エリ
ア内)にあるのか外にあるのかを判定する。しきい値内
であれば図葉反転フラグをオフ、その反対であれば、オ
ンする。なお、ステップ1211では、地図データ補完
エリアの図葉に対応する地図データ管理エリア内の図葉
範囲を計算する。
【0094】さらに、ステップ1209、1212で表
示図葉管理テーブル1104の図葉範囲に座標値をセッ
トする。
【0095】関連する全ての図葉に関して上記と同様の
ことを行い表示図葉管理テーブル1104に必要なデー
タを全て設定する。
【0096】次にステップ1214で地図表示仮想空間
へのデータ展開をおこなう。
【0097】最後にステップ1215で地図表示範囲の
地図データを画面に表示する。
【0098】図13は、上記ステップ1214の内容の
概略をフローチャートに示したものであり、既述の表示
図葉管理テーブル1104の内容を具現化している。
【0099】本実施形態によれば、次のような種々の効
果を奏する。
【0100】(1)平面直交座標系の世界地図データを
ディスプレイの画面を通して縮小率に応じて表示する場
合、固定記憶装置に記憶される地図データに経度,緯度
の終端(東経180度,西経180度,北緯90度,南
緯90度)が存在していても、画面表示処理を行なう場
合には、上記の終端で地図データが途切れないような座
標変換処理を行なうことで、画面を通して経度方向や緯
度方向に地球を周回する間隔で世界地図データをエンド
レスに表示することができる。そのため、反対側の経度
領域や地球の裏側に相当する地図データまでも容易に検
索することができる。
【0101】(2)北緯90度線或いは南緯90度線に
またがって地球の表側と裏側の領域(180度ずれた地
図データ領域)の地図を表示する場合において、裏側の
地形要素は北緯90度線で相対する表側の地図データと
接続する関係上,反転表示されても、その文字列や記号
等の表示は正立するように制御することができ、地球の
裏側の地図データの視認性を高める。さらに、地球の裏
側の地図データのうち文字列については上記のごとく正
立表示する場合においても、表示開始位置を補正するた
めに文字列と他の図形等との重なりをなくすことができ
る。
【0102】(3)また、北緯90度線或いは南緯90
度線を越えて完全に裏側の領域に入った場合において
も、人間の習性を考慮し、画面の上を北、下を南にする
かの問い合わせを行い、その結果にもとづいて表示状態
を制御するため、表示上の違和感を少なくすることがで
きる。
【0103】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、平面直交
座標系の世界地図データをディスプレイの画面を通して
縮小率に応じて表示する場合、固定記憶装置に記憶され
る地図データに経度,緯度の終端(東経180度,西経
180度,北緯90度,南緯90度)が存在していて
も、画面表示処理を行なう場合には、上記の終端で地図
データが途切れないような座標変換処理を行なうこと
で、画面を通して経度方向や緯度方向に地球を周回する
間隔で世界地図データをエンドレスに表示することがで
きる。そのため、反対側の経度領域や地球の裏側に相当
する地図データまでも容易に検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる地図表示方法の一例
を示す図。
【図2】上記実施形態の地図表示方法の一例をスクロー
ル操作時の画面表示範囲と地図表示仮想空間との相対位
置の関係及び南北の方向と関連させて示す説明図。
【図3】地図データを反転させた場合の文字列表示の問
題とその対応策を示す説明図。
【図4】地図データ管理エリアの概念を示す図。
【図5】地図表示仮想空間の概念と地図表示範囲の関係
の一例を示す図。
【図6】地図表示仮想空間の概念と地図表示範囲の関係
の他の例を示す図。
【図7】上記実施形態の文字列表示機構及び表示開始位
置の補正を示す説明図。
【図8】地図表示仮想空間の概念と地図表示範囲の関係
の一例を示す図。
【図9】本発明の実施形態に係わる地図表示装置の基本
的なブロック構成図。
【図10】上記地図表示装置に用いる地図データ管理テ
ーブル及び地図データテーブルを示す図。
【図11】上記地図表示装置に用いる表示状態制御用テ
ーブルを示す図。
【図12】上記地図表示装置の動作の一例を示すフロー
チャート。
【図13】図12に関連する図葉の処理フローを示す
図。
【符号の説明】
901…データ記憶部、902…表示範囲計算部、90
3…表示状態制御部、904…線分データ変換部、90
5…記号データ変換部、906…文字列データ変換部、
907…表示部、G…地図表示範囲。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 指宿 誠 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 野本 安栄 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面の表示対象となる地図データを、経
    度0度,緯度0度を座標原点として平面直交座標系のX
    軸の(+)側を東経の地図領域として東経180度ま
    で,X軸の(−)側を西経の地図領域として西経180
    度まで,Y軸の(+)側を北緯の地図領域として北緯9
    0度まで,Y軸の(−)側を南緯の地図領域として南緯
    90度までを複数ブロックに分割した状態で管理し、 この管理された地図データのうち地図表示範囲にかかる
    地図データを読み出して画面にスクロール可能に表示
    し、且つ東経180度付近の東経側の地図データを画面
    に表示する場合には、同一緯度線上の西経180度付近
    の西経側の地図データをX軸の(+)方向に360度座
    標変換し、西経180度付近の西経側の地図データを画
    面に表示する場合には、同一緯度線上の東経180度付
    近の東経側の地図データをX軸の(−)方向に360度
    座標変換することで、経度180度付近の東経側と西経
    側の地図データを接続して経度方向のエンドレスな地図
    データ表示を行うことを特徴とする地図表示方法。
  2. 【請求項2】 画面の表示対象となる地図データを、経
    度0度,緯度0度を座標原点として平面直交座標系のX
    軸の(+)側を東経の地図領域として東経180度ま
    で,X軸の(−)側を西経の地図領域として西経180
    度まで,Y軸の(+)側を北緯の地図領域として北緯9
    0度まで,Y軸の(−)側を南緯の地図領域として南緯
    90度までを複数ブロックに分割した状態で管理し、 この管理された地図データのうち地図表示範囲にかかる
    地図データを読み出して画面にスクロール可能に表示
    し、且つ北緯90度又は南緯90度の極付近の地図デー
    タを表示する場合には、この表示しようとする地図デー
    タに対して経度が180度ずれた極付近の地図データを
    X軸方向に180度平行移動させると共に180度回転
    させ更に北緯90度又は南緯90度線上に乗せるために
    Y軸方向に嵩上げする座標変換を行って経度が180度
    ずれた極付近の相対する地図データ同士を接続して緯度
    方向のエンドレスな地図データ表示を行うことを特徴と
    する地図表示方法。
  3. 【請求項3】 画面の表示対象となる地図データを、経
    度0度,緯度0度を座標原点として平面直交座標系のX
    軸の(+)側を東経の地図領域として東経180度ま
    で,X軸の(−)側を西経の地図領域として西経180
    度まで,Y軸の(+)側を北緯の地図領域として北緯9
    0度まで,Y軸の(−)側を南緯の地図領域として南緯
    90度までを複数ブロックに分割した状態で管理し、 この管理された地図データのうち地図表示範囲にかかる
    地図データを読み出して画面にスクロール可能に表示
    し、且つ東経180度付近の東経側の地図データを画面
    に表示する場合には、同一緯度線上の西経180度付近
    の西経側の地図データをX軸の(+)方向に360度座
    標変換し、西経180度付近の西経側の地図データを画
    面に表示する場合には、同一緯度線上の東経180度付
    近の東経側の地図データをX軸の(−)方向に360度
    座標変換することで、経度180度付近の東経側と西経
    側の地図データを接続して経度方向のエンドレスな地図
    データ表示を行い、 北緯90度又は南緯90度の極付近の地図データを表示
    する場合には、この表示しようとする地図データに対し
    て経度が180度ずれた極付近の地図データをX軸方向
    に180度平行移動させると共に180度回転させ更に
    北緯90度又は南緯90度線上に乗せるためにY軸方向
    に嵩上げする座標変換を行って経度が180度ずれた極
    付近の相対する地図データ同士を接続して緯度方向のエ
    ンドレスな地図データ表示を行うことを特徴とする地図
    表示方法。
  4. 【請求項4】 地図データを複数ブロックに区割りして
    ブロック同士の接続可能な位置座標を伴って記憶する固
    定記憶装置と、前記固定記憶装置から地図表示範囲にか
    かるブロックの地図データを読み出すRAMとを用い
    て、経度0度,緯度0度を地図管理の座標原点として平
    面直交座標系のX軸の(+)側を東経の地図領域として
    東経180度まで,X軸の(−)側を西経の地図領域と
    して西経180度まで,Y軸の(+)側を北緯の地図領
    域として北緯90度まで,Y軸の(−)側を南緯の地図
    領域として南緯90度まで平面展開された地図データ管
    理エリアと、この地図データ管理エリアの周囲に地図デ
    ータを補完するための地図データ補完エリアとより成る
    地図表示仮想空間を設定し、請求項1ないし請求項3の
    いずれか1項記載の地図データの画面表示を行う場合に
    は、地図表示範囲を前記地図表示仮想空間上で相対移動
    させて表示すべき地図データを特定し、その時に前記し
    た東経180度,西経180度,北緯90度,南緯90
    度のいずれか一つの地図一端付近の地図データを表示す
    る場合に実行される前記エンドレスな地図データ表示に
    必要な座標変換を前記地図データ補完エリアを用いて行
    うことを特徴とする地図表示方法。
  5. 【請求項5】 前記北緯90度又は南緯90度の極付近
    の地図データに対して経度が180度ずれた極付近の地
    図データをX軸方向に180度平行移動させると共に1
    80度回転させ更に北緯90度又は南緯90度線上に乗
    せるためにY軸方向に嵩上げする座標変換を行って経度
    が180度ずれた極付近の相対する地図データ同士を接
    続する場合、前記180度回転された側の地図データの
    文字列及び記号等の上下方向の方向性をもつデータにつ
    いては地形要素と独立させて正立表示の座標変換制御を
    行う請求項2ないし請求項4のいずれか1項記載の地図
    表示装置。
  6. 【請求項6】 緯度方向のスクロールにより地図表示範
    囲が北緯90度又は南緯90度の極を完全に超えていわ
    ゆる地球の裏側の地図データ領域に入ったとき、画面の
    上下方向の反転を切り替えるまたは切り替えの問い合わ
    せを行いその指示に基づき表示状態を変更する請求項2
    ないし請求項5のいずれか1項記載の地図表示方法。
  7. 【請求項7】 地図データをディスプレイの画面を通し
    て表示する地図表示装置において、 経度0度,緯度0度を地図管理の座標原点として平面直
    交座標系のX軸の(+)側を東経の地図領域として東経
    180度まで,X軸の(−)側を西経の地図領域として
    西経180度まで,Y軸の(+)側を北緯の地図領域と
    して北緯90度まで,Y軸の(−)側を南緯の地図領域
    として南緯90度まで平面展開された地図データを複数
    ブロックに区割りしてブロックごとに位置座標を伴って
    記憶する地図データ記憶手段と、 地図表示の縮小率に応じて前記地図データ記憶手段の中
    の指定されたブロックの地図データを読み出してスクロ
    ール可能に画面に表示し、且つ、画面に東経180度付
    近の東経側の地図データを表示する場合は、この東経側
    の地図データに同一緯度線上の西経180度付近の西経
    側の地図データを接続するための座標変換を実行し、画
    面に西経180度付近の西経側の地図データを画面表示
    する場合は、この西経側の地図データに同一緯度線上の
    西経180度付近の東経側の地図データを接続するため
    の座標変換を実行する表示状態制御手段と、を備えて成
    ることを特徴とする地図表示装置。
  8. 【請求項8】 地図データをディスプレイの画面を通し
    て表示する地図表示装置において、 経度0度,緯度0度を地図管理の座標原点として平面直
    交座標系のX軸の(+)側を東経の地図領域として東経
    180度まで,X軸の(−)側を西経の地図領域として
    西経180度まで,Y軸の(+)側を北緯の地図領域と
    して北緯90度まで,Y軸の(−)側を南緯の地図領域
    として南緯90度まで平面展開された地図データを複数
    ブロックに区割りしてブロックごとに位置座標を伴って
    記憶する地図データ記憶手段と、 地図表示の縮小率に応じて前記地図データ記憶手段の中
    の指定されたブロックの地図データを読み出してスクロ
    ール可能に画面に表示し、且つ、画面に北緯90度又は
    南緯90度の極付近の地図データを表示する場合は、こ
    の地図データに経度が180度ずれた同極付近の地図デ
    ータを北緯90度又は南緯90度線上で接続されるよう
    座標変換を実行する表示状態制御手段と、を備えて成る
    ことを特徴とする地図表示装置。
  9. 【請求項9】 地図データをディスプレイの画面を通し
    て表示する地図表示装置において、 経度0度,緯度0度を地図管理の座標原点として平面直
    交座標系のX軸の(+)側を東経の地図領域として東経
    180度まで,X軸の(−)側を西経の地図領域として
    西経180度まで,Y軸の(+)側を北緯の地図領域と
    して北緯90度まで,Y軸の(−)側を南緯の地図領域
    として南緯90度まで平面展開された地図データを複数
    ブロックに区割りしてブロックごとに位置座標を伴って
    記憶する地図データ記憶手段と、 地図表示の縮小率に応じて前記地図データ記憶手段の中
    の指定されたブロックの地図データを読み出してスクロ
    ール可能に画面に表示し、且つ、画面に東経180度付
    近の東経側の地図データを表示する場合は、この東経側
    の地図データに同一緯度線上の西経180度付近の西経
    側の地図データを接続するための座標変換を実行し、画
    面に西経180度付近の西経側の地図データを画面表示
    する場合は、この西経側の地図データに同一緯度線上の
    東経180度付近の東経側の地図データを接続するため
    の座標変換を実行し、画面に北緯90度又は南緯90度
    の極付近の地図データを表示する場合は、この地図デー
    タに経度が180度ずれた同極付近の地図データを北緯
    90度又は南緯90度線上で接続されるよう座標変換を
    実行する表示状態制御手段と、を備えて成ることを特徴
    とする地図表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010038823A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Xanavi Informatics Corp ナビゲーション装置、地図表示方法
CN111639149A (zh) * 2020-05-29 2020-09-08 山东浪潮通软信息科技有限公司 海洋数据可视化方法和装置

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