JPH1089496A - 流体分配バルブ - Google Patents
流体分配バルブInfo
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- JPH1089496A JPH1089496A JP24775296A JP24775296A JPH1089496A JP H1089496 A JPH1089496 A JP H1089496A JP 24775296 A JP24775296 A JP 24775296A JP 24775296 A JP24775296 A JP 24775296A JP H1089496 A JPH1089496 A JP H1089496A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流体用配管に配設された複数の分配バルブ間
で流体放出量の不均衡を是正して、期待される流体の分
配を実現する。 【解決手段】 この分配バルブには、ハンドル14の回
動操作によって上下動する弁体16の下面側に流量規制
体30が設けられている。この流量規制体30は、取付
管部11によって構成される取入通路内に配置される。
流量規制体30は、円板状の流量抑制板25と、その流
量抑制板25の上面側に溶接固定されたねじ棒26とか
ら構成される。ねじ棒26はボルトを利用したものであ
り、その先端部(上端部)は弁体16の中心部に形成し
たねじ孔16aに螺合されている。このため、流量規制
体30が弁体16に連結され、弁体16と共に一体的に
上下動する。
で流体放出量の不均衡を是正して、期待される流体の分
配を実現する。 【解決手段】 この分配バルブには、ハンドル14の回
動操作によって上下動する弁体16の下面側に流量規制
体30が設けられている。この流量規制体30は、取付
管部11によって構成される取入通路内に配置される。
流量規制体30は、円板状の流量抑制板25と、その流
量抑制板25の上面側に溶接固定されたねじ棒26とか
ら構成される。ねじ棒26はボルトを利用したものであ
り、その先端部(上端部)は弁体16の中心部に形成し
たねじ孔16aに螺合されている。このため、流量規制
体30が弁体16に連結され、弁体16と共に一体的に
上下動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、灌漑用配水管の
給水栓や消火栓等に使用される流体分配用のバルブに関
するものである。
給水栓や消火栓等に使用される流体分配用のバルブに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の流体分配バルブは、給水管等の
主配管に分岐形成された接続部に当該バルブを接続する
ための円筒状の取付筒部と、この取付筒部に連結された
弁ケースとを備えている。弁ケースには、取付筒部を経
て当該弁ケースに流れ込む流体(例えば水)の放出口が
形成されている。弁ケースの上部にはハンドルによって
回動操作可能な弁棒が螺着されている。また、弁ケース
内部において弁棒の下端部には円盤状の弁体が取り付け
られており、弁ケースの内壁部には当該弁体と対応する
環状の弁座が設けられている。そして、前記ハンドルを
回動操作することで弁棒及び弁体が一体的に上下動さ
れ、これに伴って弁体が弁座に対して接近離間する。
主配管に分岐形成された接続部に当該バルブを接続する
ための円筒状の取付筒部と、この取付筒部に連結された
弁ケースとを備えている。弁ケースには、取付筒部を経
て当該弁ケースに流れ込む流体(例えば水)の放出口が
形成されている。弁ケースの上部にはハンドルによって
回動操作可能な弁棒が螺着されている。また、弁ケース
内部において弁棒の下端部には円盤状の弁体が取り付け
られており、弁ケースの内壁部には当該弁体と対応する
環状の弁座が設けられている。そして、前記ハンドルを
回動操作することで弁棒及び弁体が一体的に上下動さ
れ、これに伴って弁体が弁座に対して接近離間する。
【0003】このような流体分配バルブでは、弁座と弁
体との間を経由して取付筒部から放出口へ流体が案内さ
れるため、弁座に対する弁体の相対位置関係に応じて、
当該バルブからの流体の放出量が決定される。換言すれ
ば、主配管から当該バルブに分配される流体の圧力(即
ち流量)は、弁体の位置、即ち、ハンドルの操作量のみ
によって決定される。従って、この流体分配バルブを用
いて取り出す流体の圧力を微妙に調節するためには、当
該バルブにおけるハンドル操作量に十分な注意を払う必
要がある。
体との間を経由して取付筒部から放出口へ流体が案内さ
れるため、弁座に対する弁体の相対位置関係に応じて、
当該バルブからの流体の放出量が決定される。換言すれ
ば、主配管から当該バルブに分配される流体の圧力(即
ち流量)は、弁体の位置、即ち、ハンドルの操作量のみ
によって決定される。従って、この流体分配バルブを用
いて取り出す流体の圧力を微妙に調節するためには、当
該バルブにおけるハンドル操作量に十分な注意を払う必
要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の分配バルブ
は、例えば、図1に示すような潅漑用配水設備1におけ
る給水栓として使用される。この配水設備1は、ため池
や河川等の貯水領域2から水を汲み上げるためのポンプ
3と、そのポンプ3に接続された配水管4と、この配水
管4に沿って設けられた複数の給水栓としての分配バル
ブ5A,....5Y,5Zとから構成される。
は、例えば、図1に示すような潅漑用配水設備1におけ
る給水栓として使用される。この配水設備1は、ため池
や河川等の貯水領域2から水を汲み上げるためのポンプ
3と、そのポンプ3に接続された配水管4と、この配水
管4に沿って設けられた複数の給水栓としての分配バル
ブ5A,....5Y,5Zとから構成される。
【0005】潅漑作業の本質的要求として、全ての潅漑
用地(田畑等)に万遍なく水を分配することが求められ
る。即ち、複数ある分配バルブ5の各々から均等に水が
放出されることが求められる。
用地(田畑等)に万遍なく水を分配することが求められ
る。即ち、複数ある分配バルブ5の各々から均等に水が
放出されることが求められる。
【0006】しかし、ポンプ3の近傍にある配水管4の
基端部と、ポンプ3から離れた配水管4の末端部とで
は、配水経路の途中々々における各分配バルブからの放
水の影響や配水管の分岐の程度の影響等により、水圧が
かなり異なることがある。このような場合に、全ての分
配バルブ5A,....5Y,5Zを同じ開度(例えば全開
状態)にしておくと、ポンプ3から離れた位置にある分
配バルブ5Y,5Zからの放水量が、ポンプ3の近くに
ある分配バルブ5Aからの放水量に比して極端に少なく
なることがある。このような傾向は、各分配バルブの開
度が全開状態に近くなるほど顕著となる。
基端部と、ポンプ3から離れた配水管4の末端部とで
は、配水経路の途中々々における各分配バルブからの放
水の影響や配水管の分岐の程度の影響等により、水圧が
かなり異なることがある。このような場合に、全ての分
配バルブ5A,....5Y,5Zを同じ開度(例えば全開
状態)にしておくと、ポンプ3から離れた位置にある分
配バルブ5Y,5Zからの放水量が、ポンプ3の近くに
ある分配バルブ5Aからの放水量に比して極端に少なく
なることがある。このような傾向は、各分配バルブの開
度が全開状態に近くなるほど顕著となる。
【0007】ポンプ3からの距離による放水量の不均衡
を是正するためには、ポンプ3の近くにある分配バルブ
5Aの開度を小さめに調節し、ポンプ3から離れた位置
にある分配バルブ5Y,5Zの開度を大きくする等、ポ
ンプ3からの距離に応じたきめ細かいハンドル操作量の
調節が必要となる。しかし、各分配バルブ5A,....5
Y,5Zは潅漑用地のあちらこちらに散在しており、農
夫が全ての分配バルブの間を駆け巡ってこれらの開度を
理想的に調節し、各バルブからの放水量の均衡を図るこ
とは事実上不可能である。
を是正するためには、ポンプ3の近くにある分配バルブ
5Aの開度を小さめに調節し、ポンプ3から離れた位置
にある分配バルブ5Y,5Zの開度を大きくする等、ポ
ンプ3からの距離に応じたきめ細かいハンドル操作量の
調節が必要となる。しかし、各分配バルブ5A,....5
Y,5Zは潅漑用地のあちらこちらに散在しており、農
夫が全ての分配バルブの間を駆け巡ってこれらの開度を
理想的に調節し、各バルブからの放水量の均衡を図るこ
とは事実上不可能である。
【0008】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、流体用配管に配設された複数の
分配バルブ間で流体放出量の不均衡を是正して、期待さ
れる流体の分配を実現することができる流体分配バルブ
を提供することにある。
のであり、その目的は、流体用配管に配設された複数の
分配バルブ間で流体放出量の不均衡を是正して、期待さ
れる流体の分配を実現することができる流体分配バルブ
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する請
求項1に記載の発明は、流体の配管に取り付け可能な流
体分配バルブであって、流体の取入通路及び放出通路を
有すると共に内部に弁座を備えてなる弁ケースと、ハン
ドルに作動連結されると共にそのハンドル操作に応じて
前記弁ケース内において前記弁座に対し接近離間可能に
設けられた弁体と、前記弁体に対して取り付けられると
共に前記取入通路又は放出通路内に収容されて当該通路
における流体の流通量を規制する流量規制体とを備えて
なることをその要旨とする。
求項1に記載の発明は、流体の配管に取り付け可能な流
体分配バルブであって、流体の取入通路及び放出通路を
有すると共に内部に弁座を備えてなる弁ケースと、ハン
ドルに作動連結されると共にそのハンドル操作に応じて
前記弁ケース内において前記弁座に対し接近離間可能に
設けられた弁体と、前記弁体に対して取り付けられると
共に前記取入通路又は放出通路内に収容されて当該通路
における流体の流通量を規制する流量規制体とを備えて
なることをその要旨とする。
【0010】この流体分配バルブによれば、ハンドル操
作に応じて弁体が弁座に対し接近離間され、両者の間を
通り抜ける流体の流通量ないし流体圧が調節される。そ
の一方で、取入通路又は放出通路内には、弁体と一体移
動する流量規制体が常に収容され、その通路を流れる流
体の流通量ないし流体圧を規制している。このため、ハ
ンドル操作によって弁体が弁座から大きく離間されたと
きの両者間を通り抜ける流体の本来的な通過許容量が、
流量規制体によって通過を許容されている流体の流通量
を超過したとしても、当該バルブから過分な流体が放出
されることがない。換言すれば、この分配バルブからの
最大放出量は、弁体と弁座によって構成される弁機構に
よって決定されるのではなく、むしろ流量規制体によっ
て抑制的に決定される。従って、流量規制体による流体
流通量の規制能力を、当該分配バルブを取り付ける配管
系の特性(配管径、配管長、分岐の程度等)に応じて事
前に設定しておくことで、最大放出量が適正に抑制され
る。それ故、その配管系に複数の分配バルブを配設した
場合でも、各分配バルブ毎に弁開度を微妙に調節する必
要なしに、各バルブからの流体放出量の均衡を図ること
ができる。
作に応じて弁体が弁座に対し接近離間され、両者の間を
通り抜ける流体の流通量ないし流体圧が調節される。そ
の一方で、取入通路又は放出通路内には、弁体と一体移
動する流量規制体が常に収容され、その通路を流れる流
体の流通量ないし流体圧を規制している。このため、ハ
ンドル操作によって弁体が弁座から大きく離間されたと
きの両者間を通り抜ける流体の本来的な通過許容量が、
流量規制体によって通過を許容されている流体の流通量
を超過したとしても、当該バルブから過分な流体が放出
されることがない。換言すれば、この分配バルブからの
最大放出量は、弁体と弁座によって構成される弁機構に
よって決定されるのではなく、むしろ流量規制体によっ
て抑制的に決定される。従って、流量規制体による流体
流通量の規制能力を、当該分配バルブを取り付ける配管
系の特性(配管径、配管長、分岐の程度等)に応じて事
前に設定しておくことで、最大放出量が適正に抑制され
る。それ故、その配管系に複数の分配バルブを配設した
場合でも、各分配バルブ毎に弁開度を微妙に調節する必
要なしに、各バルブからの流体放出量の均衡を図ること
ができる。
【0011】尚、流量規制体は弁体に対して取り付けら
れているため、一般に形状が複雑となりがちな弁ケース
側に何等の細工を施す必要がなく、この流体分配バルブ
の製造が極めて容易になるという利点がある。
れているため、一般に形状が複雑となりがちな弁ケース
側に何等の細工を施す必要がなく、この流体分配バルブ
の製造が極めて容易になるという利点がある。
【0012】請求項2の発明は、前記流量規制体が、前
記取入通路内に収容されると共に、弁体の移動に伴って
当該取入通路に沿って移動可能に設けられていることを
特徴とする。
記取入通路内に収容されると共に、弁体の移動に伴って
当該取入通路に沿って移動可能に設けられていることを
特徴とする。
【0013】この場合、ハンドル操作に基づく弁体の移
動に伴い流量規制体は取入通路に沿って移動するため、
弁ケース内における弁体の配置如何にかかわらず、流量
規制体は常に取入通路内に配置され、当該取入通路にお
ける流体流通量の限界を規定する。
動に伴い流量規制体は取入通路に沿って移動するため、
弁ケース内における弁体の配置如何にかかわらず、流量
規制体は常に取入通路内に配置され、当該取入通路にお
ける流体流通量の限界を規定する。
【0014】請求項3の発明は、前記流量規制体が、そ
れが収容される通路の断面積よりも小さな面積を持つ流
量抑制板と、当該流量抑制板を前記弁体に連結するため
の連結部材とを備えてなることを特徴とする。
れが収容される通路の断面積よりも小さな面積を持つ流
量抑制板と、当該流量抑制板を前記弁体に連結するため
の連結部材とを備えてなることを特徴とする。
【0015】この場合、本発明の目的にかなう流量規制
体を、最小の部材点数で最も簡易に構成することができ
る。また、流量規制体が収容される通路の断面積と、流
量抑制板の面積との比率を調整することで、その通路を
流れる流体の流通量ないし流体圧を、当該分配バルブを
取り付ける配管系の特性との関係で最適化することがで
きる。
体を、最小の部材点数で最も簡易に構成することができ
る。また、流量規制体が収容される通路の断面積と、流
量抑制板の面積との比率を調整することで、その通路を
流れる流体の流通量ないし流体圧を、当該分配バルブを
取り付ける配管系の特性との関係で最適化することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明を潅漑用配水設備
で給水栓に使用される分配バルブとして具体化した一実
施形態について図2及び図3に基づいて説明する。
で給水栓に使用される分配バルブとして具体化した一実
施形態について図2及び図3に基づいて説明する。
【0017】図2に示すように、この実施形態の分配バ
ルブは、配水管4に分岐形成された接続部4a(図1参
照)に、この分配バルブを接続するための円筒状の取付
管部11を備えている。分配バルブの弁ケース本体12
は取付管部11に連結されている。弁ケース本体12の
上部には中心内部にねじ孔を有する筒部13が設けられ
ており、その筒部13のねじ孔には、ホイール形状のハ
ンドル14によって回動操作可能な弁棒15が螺着され
ている。弁ケース本体12内部において弁棒15の下端
部には円盤状の弁体16が取り付けられいる。その弁体
16の下面側周端部には,パッキン17が固着されてい
る。また、弁ケース本体12には、水平方向に突出した
水の放出口18が形成されている。放出口18は円筒状
をなしており、その内部は流体たる水の放出通路を構成
する。
ルブは、配水管4に分岐形成された接続部4a(図1参
照)に、この分配バルブを接続するための円筒状の取付
管部11を備えている。分配バルブの弁ケース本体12
は取付管部11に連結されている。弁ケース本体12の
上部には中心内部にねじ孔を有する筒部13が設けられ
ており、その筒部13のねじ孔には、ホイール形状のハ
ンドル14によって回動操作可能な弁棒15が螺着され
ている。弁ケース本体12内部において弁棒15の下端
部には円盤状の弁体16が取り付けられいる。その弁体
16の下面側周端部には,パッキン17が固着されてい
る。また、弁ケース本体12には、水平方向に突出した
水の放出口18が形成されている。放出口18は円筒状
をなしており、その内部は流体たる水の放出通路を構成
する。
【0018】取付管部11の上部にはカラー19が外嵌
され、そのカラー19の上端周部には弁体16に対応す
る環状の弁座20が形成されている。さらに、弁ケース
本体12の下側にこれと一体形成されたスリーブ21
が、カラー19の外周に外嵌されている。取付管部11
とカラー19との間、及び、カラー19とスリーブ21
との間にはリング状の内側シール22a及び外側シール
22bがそれぞれ介装されている。カラー19の下端域
には、半円環状の分割片に二分割可能な円環状の止め金
23が設けられている。この止め金23の内側は、取付
管部11の外周部に形成された環状溝に嵌合されてい
る。更に、止め金23の下側には抜け止めリング24が
装着されている。そして、カラー19と抜け止めリング
24とはボルト(図示しない)によって固定され、弁ケ
ース本体12と抜け止めリング24とは一体化されてい
る。この結果、取付管部11は、カラー19及びスリー
ブ21に対し、止め金23により抜け止めされた状態で
回動可能となっている。換言すれば、取付管部11を配
水管4の分岐接続部4aに対して固定した場合には、カ
ラー19,スリーブ21及び弁ケース本体12は、分岐
接続部4aに対して首振り回動可能に取り付けられるこ
とになる。尚、取付管部11は、このバルブにおける取
水口としての役割を担い、その内部は流体たる水の取入
通路を構成する。
され、そのカラー19の上端周部には弁体16に対応す
る環状の弁座20が形成されている。さらに、弁ケース
本体12の下側にこれと一体形成されたスリーブ21
が、カラー19の外周に外嵌されている。取付管部11
とカラー19との間、及び、カラー19とスリーブ21
との間にはリング状の内側シール22a及び外側シール
22bがそれぞれ介装されている。カラー19の下端域
には、半円環状の分割片に二分割可能な円環状の止め金
23が設けられている。この止め金23の内側は、取付
管部11の外周部に形成された環状溝に嵌合されてい
る。更に、止め金23の下側には抜け止めリング24が
装着されている。そして、カラー19と抜け止めリング
24とはボルト(図示しない)によって固定され、弁ケ
ース本体12と抜け止めリング24とは一体化されてい
る。この結果、取付管部11は、カラー19及びスリー
ブ21に対し、止め金23により抜け止めされた状態で
回動可能となっている。換言すれば、取付管部11を配
水管4の分岐接続部4aに対して固定した場合には、カ
ラー19,スリーブ21及び弁ケース本体12は、分岐
接続部4aに対して首振り回動可能に取り付けられるこ
とになる。尚、取付管部11は、このバルブにおける取
水口としての役割を担い、その内部は流体たる水の取入
通路を構成する。
【0019】更に、図2に示すように、弁体16の下面
側には流量規制体30が取り付けられている。この流量
規制体30は、取付管部11その他の部材と接すること
なく取付管部11によって構成される取入通路内に配置
される。流量規制体30は、円板状の流量抑制板25
と、その流量抑制板25の上面側に溶接固定された連結
部材としてのねじ棒26とから構成されている。ねじ棒
26はボルトを利用したものであり、その先端部(上端
部)を弁体16の中心部に形成したねじ孔16aに螺合
することで、流量規制体30が弁体16に連結される。
側には流量規制体30が取り付けられている。この流量
規制体30は、取付管部11その他の部材と接すること
なく取付管部11によって構成される取入通路内に配置
される。流量規制体30は、円板状の流量抑制板25
と、その流量抑制板25の上面側に溶接固定された連結
部材としてのねじ棒26とから構成されている。ねじ棒
26はボルトを利用したものであり、その先端部(上端
部)を弁体16の中心部に形成したねじ孔16aに螺合
することで、流量規制体30が弁体16に連結される。
【0020】ねじ棒26の長さは、弁体16を弁ケース
本体12内の上限位置まで移動させた場合でも流量抑制
板25が取付管部11の領域内に位置するように設定さ
れている。具体的には、図3(C)に示すように、流量
抑制板25の最大上動位置が取付管部11の上端部レベ
ル、即ち、弁座20の高さを超えないように、ねじ棒2
6の長さが設定されている。
本体12内の上限位置まで移動させた場合でも流量抑制
板25が取付管部11の領域内に位置するように設定さ
れている。具体的には、図3(C)に示すように、流量
抑制板25の最大上動位置が取付管部11の上端部レベ
ル、即ち、弁座20の高さを超えないように、ねじ棒2
6の長さが設定されている。
【0021】流量抑制板25の直径は、取付管部11の
内径よりも小さい。従って、取付管部11内において流
量抑制板25が占める面積S1は、取付管部11の通路
としての断面積S2よりも小さくなる。また、流量抑制
板25の位置における流水の通過許容面積S3は(S2
―S1)となる。流量抑制板25の面積S1を設計変更
して前記通過許容面積S3と通路断面積S2との比率を
変えることで、流量抑制板25の上流側と下流側との間
に生ずる水圧差を制御することができ、結果として、流
水の通過量を抑制的に制御することができる。
内径よりも小さい。従って、取付管部11内において流
量抑制板25が占める面積S1は、取付管部11の通路
としての断面積S2よりも小さくなる。また、流量抑制
板25の位置における流水の通過許容面積S3は(S2
―S1)となる。流量抑制板25の面積S1を設計変更
して前記通過許容面積S3と通路断面積S2との比率を
変えることで、流量抑制板25の上流側と下流側との間
に生ずる水圧差を制御することができ、結果として、流
水の通過量を抑制的に制御することができる。
【0022】この分配バルブから水を放出させる場合に
は、ハンドル14を回動操作して弁体16を弁座20か
ら離間させる。すると、ハンドル14の操作量に応じて
弁体16と弁座20との隙間が拡開され、その隙間の通
過許容水量が決定される。弁体16と共に流量規制体3
0も上下動するが、ハンドル14の回動操作に応じた弁
体16の上下動にもかかわらず、流量抑制板25は常に
取付管部11の領域内に配置される。このため、流量抑
制板25による流量抑制機能は、常に維持される。
は、ハンドル14を回動操作して弁体16を弁座20か
ら離間させる。すると、ハンドル14の操作量に応じて
弁体16と弁座20との隙間が拡開され、その隙間の通
過許容水量が決定される。弁体16と共に流量規制体3
0も上下動するが、ハンドル14の回動操作に応じた弁
体16の上下動にもかかわらず、流量抑制板25は常に
取付管部11の領域内に配置される。このため、流量抑
制板25による流量抑制機能は、常に維持される。
【0023】次にこの実施形態の分配バルブの作用につ
いて説明する。図3(A)は、弁体16が下限位置に配
置されて、弁体16と弁座20が完全に接合した状態
(全閉状態)を示す。この場合、当該バルブへの取水も
バルブからの放水もない。
いて説明する。図3(A)は、弁体16が下限位置に配
置されて、弁体16と弁座20が完全に接合した状態
(全閉状態)を示す。この場合、当該バルブへの取水も
バルブからの放水もない。
【0024】図3(B)は、弁体16が下限位置と上限
位置との中間に配置された状態を示す。このとき、分配
バルブを通り抜ける流量は、弁体16と弁座20とによ
って構成される弁機構を通過する流水量となるが、当該
弁機構の上流側で流量規制体30がバルブへの取水量を
規制しているため、前記弁機構の流量調節作用、特に流
量を増大させる場合の調節作用には、一定の制限が課さ
れることになる。
位置との中間に配置された状態を示す。このとき、分配
バルブを通り抜ける流量は、弁体16と弁座20とによ
って構成される弁機構を通過する流水量となるが、当該
弁機構の上流側で流量規制体30がバルブへの取水量を
規制しているため、前記弁機構の流量調節作用、特に流
量を増大させる場合の調節作用には、一定の制限が課さ
れることになる。
【0025】図3(C)は、弁体16が上限位置に配置
された状態、即ちバルブの全開状態を示している。この
とき、分配バルブを通り抜ける流量は、主として流量規
制体30によって抑制的に決定され、流量規制体30に
より通過を許容される流量が分配バルブからの放出量そ
のものとなる。
された状態、即ちバルブの全開状態を示している。この
とき、分配バルブを通り抜ける流量は、主として流量規
制体30によって抑制的に決定され、流量規制体30に
より通過を許容される流量が分配バルブからの放出量そ
のものとなる。
【0026】このように、弁体16が弁ケース本体12
内の如何なる位置に配置される場合でも、分配バルブか
らの放水量の決定には流量規制体30が影響を与える。
特に、バルブの開度が全開状態に近づくほど、流量規制
体30の存在が放水量に大きな影響を与える。
内の如何なる位置に配置される場合でも、分配バルブか
らの放水量の決定には流量規制体30が影響を与える。
特に、バルブの開度が全開状態に近づくほど、流量規制
体30の存在が放水量に大きな影響を与える。
【0027】この実施形態の分配バルブは、次のような
利点を有する。 (イ) 流量抑制板25と弁体16とがねじ棒26によ
って連結され、弁体16と一体的に流量抑制板25が上
下動するため、分配バルブからの放水量を常に抑制する
ことができる。従って、配水管系に複数の分配バルブを
配設した場合でも、各分配バルブに適正な面積の流量抑
制板25を取り付けておくことで、各分配バルブ毎に弁
開度を微妙に調節する必要なしに、各バルブからの流体
放出量の均衡を図ることができる。
利点を有する。 (イ) 流量抑制板25と弁体16とがねじ棒26によ
って連結され、弁体16と一体的に流量抑制板25が上
下動するため、分配バルブからの放水量を常に抑制する
ことができる。従って、配水管系に複数の分配バルブを
配設した場合でも、各分配バルブに適正な面積の流量抑
制板25を取り付けておくことで、各分配バルブ毎に弁
開度を微妙に調節する必要なしに、各バルブからの流体
放出量の均衡を図ることができる。
【0028】(ロ) 流量規制体30は、弁体16に対
して着脱可能であるため、バルブへの取り付け及び取り
外しが容易である。このため、径の異なる流量抑制板2
5への変更も極めて容易であり、汎用性に優れている。
して着脱可能であるため、バルブへの取り付け及び取り
外しが容易である。このため、径の異なる流量抑制板2
5への変更も極めて容易であり、汎用性に優れている。
【0029】(ハ) 流量抑制板25は弁体16に対し
て取り付けられているため、一般に形状が複雑となりが
ちな弁ケース側に何等の細工を施す必要がなく、この流
体分配バルブ5の製造が極めて容易になる。
て取り付けられているため、一般に形状が複雑となりが
ちな弁ケース側に何等の細工を施す必要がなく、この流
体分配バルブ5の製造が極めて容易になる。
【0030】(ニ) ハンドル操作に基づく弁体16の
移動に伴い流量抑制板25は取付管部11の内壁に沿っ
て移動するため、弁ケース本体12内における弁体16
の配置如何にかかわらず、流量を規制することができ
る。
移動に伴い流量抑制板25は取付管部11の内壁に沿っ
て移動するため、弁ケース本体12内における弁体16
の配置如何にかかわらず、流量を規制することができ
る。
【0031】(ホ) 流量規制体は、取付管部11の内
径よりも小径の流量抑制板25と、その流量抑制板25
を弁体16に連結するためのねじ棒26とによって構成
されている。このため、流量規制体を、最小の部材点数
で最も簡易に構成することができる。
径よりも小径の流量抑制板25と、その流量抑制板25
を弁体16に連結するためのねじ棒26とによって構成
されている。このため、流量規制体を、最小の部材点数
で最も簡易に構成することができる。
【0032】なお、この発明は次のように変更して具体
化することも可能である。 (1) 前記放出口18側から水を取り入れ、取付管部
11側より放水するバルブとすること。この場合には、
流量規制体30が放出通路内に収容されることになる
が、このように構成しても、上記実施形態と同様の効果
を得ることができる。
化することも可能である。 (1) 前記放出口18側から水を取り入れ、取付管部
11側より放水するバルブとすること。この場合には、
流量規制体30が放出通路内に収容されることになる
が、このように構成しても、上記実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0033】(2) 流量抑制板25を取付管部11の
断面積よりも小さな面積を持つ多角形状に形成するこ
と。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果
を得ることができる。即ち、この発明において、流量抑
制板25の形状は、取付管部11の断面形状と相似形で
ある必要はない。
断面積よりも小さな面積を持つ多角形状に形成するこ
と。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果
を得ることができる。即ち、この発明において、流量抑
制板25の形状は、取付管部11の断面形状と相似形で
ある必要はない。
【0034】(3) 流量規制体30を図4に示すよう
に構成してもよい。即ち、円板状の流量抑制板25の中
央に孔25aを形成し、この孔25aに対して、下側か
らボルト31を挿入する。そして、流量抑制板25の上
側からボルト31の軸部31aにナット32を螺合し、
流量抑制板25をそのナット32と前記ボルト31のヘ
ッド部31bとによって挟圧する。こうして、流量抑制
板25、ボルト31及びナット32を一体化した流量規
制体30を構成する。この構成によれば、流量抑制板2
5の取り換えが容易となる。
に構成してもよい。即ち、円板状の流量抑制板25の中
央に孔25aを形成し、この孔25aに対して、下側か
らボルト31を挿入する。そして、流量抑制板25の上
側からボルト31の軸部31aにナット32を螺合し、
流量抑制板25をそのナット32と前記ボルト31のヘ
ッド部31bとによって挟圧する。こうして、流量抑制
板25、ボルト31及びナット32を一体化した流量規
制体30を構成する。この構成によれば、流量抑制板2
5の取り換えが容易となる。
【0035】(4) 取付管部11の上部内端にステー
を介して流量抑制板25を固定配置すること。このよう
に構成しても、分配バルブからの放出量を適正に抑制す
ることができる。従って、配水管系に複数の分配バルブ
を配設した場合でも、各分配バルブ毎に弁開度を微妙に
調節する必要なしに、各バルブからの流体放出量の均衡
を図ることができる。
を介して流量抑制板25を固定配置すること。このよう
に構成しても、分配バルブからの放出量を適正に抑制す
ることができる。従って、配水管系に複数の分配バルブ
を配設した場合でも、各分配バルブ毎に弁開度を微妙に
調節する必要なしに、各バルブからの流体放出量の均衡
を図ることができる。
【0036】前記実施形態及び変更例から把握できる各
請求項に記載した以外の技術的思想としては、次のもの
があげられる 「請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体分配バルブ
において、前記流量規制体は前記弁体に対して着脱可能
に取り付けられていること。」 「請求項3に記載の流体分配バルブにおいて、前記連結
部材はねじ棒であり、前記弁体には前記ねじ棒が螺合さ
れるねじ孔が形成されていること。」
請求項に記載した以外の技術的思想としては、次のもの
があげられる 「請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体分配バルブ
において、前記流量規制体は前記弁体に対して着脱可能
に取り付けられていること。」 「請求項3に記載の流体分配バルブにおいて、前記連結
部材はねじ棒であり、前記弁体には前記ねじ棒が螺合さ
れるねじ孔が形成されていること。」
【0037】
【発明の効果】各請求項に記載の分配バルブによれば、
弁体に取り付けられた流量規制体が常に流体の取入通路
又は放出通路内に配置されて、分配バルブからの流体の
放出量を適正に抑制する。従って、配管系に複数の分配
バルブを配設した場合でも、各分配バルブ毎に弁開度を
微妙に調節する必要なしに、各バルブからの流体放出量
の均衡を図ることができる。また、流量規制体の取付作
業は簡単であり、配管系の特性に応じた流量規制能力を
有する流量規制体を使用できるため、汎用性に優れてい
る。更に、流量規制体を流量抑制板と連結部材から構成
すれば、部材点数が少なくなり、製造も極めて容易に行
うことができる。
弁体に取り付けられた流量規制体が常に流体の取入通路
又は放出通路内に配置されて、分配バルブからの流体の
放出量を適正に抑制する。従って、配管系に複数の分配
バルブを配設した場合でも、各分配バルブ毎に弁開度を
微妙に調節する必要なしに、各バルブからの流体放出量
の均衡を図ることができる。また、流量規制体の取付作
業は簡単であり、配管系の特性に応じた流量規制能力を
有する流量規制体を使用できるため、汎用性に優れてい
る。更に、流量規制体を流量抑制板と連結部材から構成
すれば、部材点数が少なくなり、製造も極めて容易に行
うことができる。
【図1】 潅漑用配水設備を示す模式図。
【図2】 一実施形態における分配バルブの部分断面
図。
図。
【図3】 分配バルブにおける弁体及び流量規制体の配
置を示す模式図であり、(A)は下限位置、(B)は中
間位置、(C)は上限位置をそれぞれ示す。
置を示す模式図であり、(A)は下限位置、(B)は中
間位置、(C)は上限位置をそれぞれ示す。
【図4】 流量規制体の別例を示す正面図。
4…流体の配管としての配水管、5A,5Y,5Z…流
体分配バルブ、11…取入通路を構成する取付管部、1
2…弁ケース本体、14…ハンドル、16…弁体、18
…放出通路を構成する放出口、19…カラー、20…弁
座、21…スリーブ、24…抜け止めリング(12,1
9,21,24は全体で弁ケースを構成する)、25…
流量抑制板、26…連結部材としてのねじ棒、30…流
量規制体。
体分配バルブ、11…取入通路を構成する取付管部、1
2…弁ケース本体、14…ハンドル、16…弁体、18
…放出通路を構成する放出口、19…カラー、20…弁
座、21…スリーブ、24…抜け止めリング(12,1
9,21,24は全体で弁ケースを構成する)、25…
流量抑制板、26…連結部材としてのねじ棒、30…流
量規制体。
Claims (3)
- 【請求項1】 流体の配管に取り付け可能な流体分配バ
ルブであって、 流体の取入通路及び放出通路を有すると共に、内部に弁
座を備えてなる弁ケースと、 ハンドルに作動連結されると共に、そのハンドル操作に
応じて前記弁ケース内において前記弁座に対し接近離間
可能に設けられた弁体と、 前記弁体に対して取り付けられると共に、前記取入通路
又は放出通路内に収容されて当該通路における流体の流
通量を規制する流量規制体とを備えてなる流体分配バル
ブ。 - 【請求項2】 前記流量規制体は、前記取入通路内に収
容されると共に、弁体の移動に伴って当該取入通路に沿
って移動可能に設けられていることを特徴とする請求項
1に記載の流体分配バルブ。 - 【請求項3】 前記流量規制体は、それが収容される通
路の断面積よりも小さな面積を持つ流量抑制板と、当該
流量抑制板を前記弁体に連結するための連結部材とを備
えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の流体
分配バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24775296A JPH1089496A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 流体分配バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24775296A JPH1089496A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 流体分配バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089496A true JPH1089496A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17168146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24775296A Pending JPH1089496A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 流体分配バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1089496A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007001643A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Shibuya Machinery Co Ltd | 充填バルブ |
KR100851737B1 (ko) | 2007-04-09 | 2008-08-11 | 코카(주) | 수압조절 판막밸브 급수장치 |
WO2008123653A1 (en) * | 2007-04-09 | 2008-10-16 | Koca Co. | Extracting part of humid-typed feeder for rearing pigs |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP24775296A patent/JPH1089496A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007001643A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Shibuya Machinery Co Ltd | 充填バルブ |
JP4687275B2 (ja) * | 2005-06-27 | 2011-05-25 | シブヤマシナリー株式会社 | 充填バルブ |
KR100851737B1 (ko) | 2007-04-09 | 2008-08-11 | 코카(주) | 수압조절 판막밸브 급수장치 |
WO2008123653A1 (en) * | 2007-04-09 | 2008-10-16 | Koca Co. | Extracting part of humid-typed feeder for rearing pigs |
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