JPH1080669A - 送風吸引機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸入管の着脱の必要がなく、吸引モードと送
風モードで使用するときに、ハンドルの把持位置を変更
する必要がなく、多目的動力機械に対して簡単に部品を
取り替えるのみで送風機又は吸引機に容易に変更できる
取付式の送風吸引機の提供。 【解決手段】 多目的動力機械１２のブーム１６内には
エンジン１４により回転駆動される駆動軸が配置され、
駆動軸は連結器２８に至る。連結器２８内には接続器が
設けられ、ハウジング３６内の回転翼の回転軸と接続さ
れる。ハウジングの吸入口には吸入管４０が接続され、
ハウジングの吐出口には送風管４２又はゴミ集積袋が着
脱可能に取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は携帯用の送風吸引機に関
し、特に多目的な動力機械に動力接続されて送風機また
は吸引機として選択的に動作する取付式の送風吸引機に
関する。

【０００２】

【従来の技術】携帯用の送風機は、通常落ち葉やゴミ等
を除去するために、庭等の屋外で使用される。現在で
は、様々な携帯用空気送風機が利用されており、例え
ば、芝刈り業者に利用されているように空気吐出管を備
え、エンジンを背負って使用する送風機や、送風機用の
付属品を単にライントリマーヘッドに接続して送風機と
して使用するタイプのものがある。

【０００３】携帯用空気送風機は、米国特許第４，６４
４，６０６号に記載されているようなモータ／送風機一
体型と、米国特許第４，４０４，７０６号に記載されて
いるような長尺ブーム型とが一般的である。長尺ブーム
型送風機は、ブームの一端に装着された送風ユニット
と、ブームの他端に装着されたモータと、ブーム内に延
設されモータと送風回転翼とを接続する駆動軸とを備え
ている。

【０００４】長尺ブーム型送風機は、通常、射出成形に
より製造されたプラスティック製ハウジングを有し、ハ
ウジングには、ハウジングと一体形成され回転翼の回転
軸と同軸配置された空気吸入口と、回転翼の円周方向に
配置され回転翼の回転軸と直角に延びる空気吐出口が形
成されている。ハウジングに形成された空気吐出口の形
状に基づいて、空気の吐出パターンが決定される。

【０００５】モータ／送風機一体型は脱着可能な送風吐
出管を備えている。空気吐出パターンを変更するため
に、吐出管の先端に脱着自在に装着されるノズル部を備
えるものもある。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ここで、従来の長尺ブ
ーム型の送風吸引機では、吸引モードから送風モードに
変更するときに吸入管を取り外す必要があった。吸入管
からゴミなどが吸引され、送風流にゴミが混入するから
である。また吸入管の着脱により、吸引モードと送風モ
ードとではハンドルの把持を変更する必要があるため、
操作性に劣るという欠点があった。また動力機械に対し
て簡単に部品を取り替えるのみで送風機又は吸引機に容
易に変更できる取付け式の送風吸引機の出現が望まれて
いた。

【０００７】そこで本発明は、吸入管の着脱の必要がな
く、吸引モードと送風モードで使用するときに、ハンド
ルの把持位置を変更する必要がなく、多目的動力機械に
対して簡単に部品を取り替えるのみで送風機又は吸引機
に容易に変更できる取付式の送風吸引機を提供すること
を目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、原動機１４、９４と、該原動機に固定さ
れた第１端部１８、９８と該第１端部から離間した位置
にある第２端部２０、１００と該第１端部と該第２端部
間の中間部２２、１０２において１つ以上のハンドル２
４、１０４を備える管状ブーム１６，９６と、該原動機
によって駆動される駆動端部と複数種類の機器の中から
選択された機器に動力を供給するための出力端部とを有
し該管状ブーム内に配設された駆動軸３０と、該管状ブ
ームの該第２端部に取付けられ、該複数種類の機器の中
から選択装着される機器を解除自在に固定するための連
結器２８とを備えた多目的動力機械１２、９２に接続さ
れ、該多目的動力機械から動力の供給を受ける該機器の
なかの１種である取付式送風吸引機１０において、該多
目的動力機械１２、９２の該連結器２８に固定された管
状の接続器５８が設けられ、第１壁５０と、第２壁５２
と、周壁５４とが設けられこれらにより中心軸４４と内
部空間４８とを画成するハウジング３６が構成され、該
第１壁５０は該管状の接続器５８に固定され、該第２壁
５２は該第１壁５０から軸方向に離間して配置されると
共に該内部空間４８に空気を導入するために空気吸入口
６０が軸方向に形成されており、該周壁５４は該第１壁
５０と該第２壁５２の間に跨って該中心軸４４の周りに
設けられると共に該内部空間４８から空気を吐出するた
めの空気吐出口５６が形成され、該空気吸入口６０から
該内部空間４８に空気を吸引し、該空気吐出口５６から
空気を吐出するために、該ハウジング３６の内部空間４
８には該中心軸４４の中心に回動可能に回転翼３８が配
置され、該回転翼３８には回転翼軸３４が固定され、該
回転翼軸３４は該第１壁５０と該管状接続器５８とを貫
通し、該多目的動力機械１２、９２の該駆動軸３０の出
力端に脱着可能に接続され、該ハウジング３６の該空気
吸入口６０には該中心軸４４方向に延び先端に吸引口８
０が形成される吸入管４０が接続され、該ハウジング３
６の該空気吐出口５６にはゴミ集積袋１１０又は送風管
４２のいずれかが選択的に接続され、ゴミ集積袋１１０
は該空気吐出口５６に脱着自在に装着される空気取込口
１１２を有すると共に、多孔質壁部材１１４からなるゴ
ミ収容空間を画成して吸引時にゴミを収容し、該送風管
４２は該中心軸４４に略平行に延び、該ハウジング３６
の空気吐出口５６に脱着自在に装着される空気取込口７
２と、該吸入管４０の吸引口８０付近に位置する空気排
出口７６を有し、該空気排出口７６の開口面積は該送風
管４２からの空気排出速度が該吸入管４０への空気吸引
速度より速くなるように設定される取付式送風吸引機を
提供している。

【０００９】本発明は更に、原動機１４、９４と、該原
動機１４、９４に固定された第１端部１８、９８と該第
１端部から離間した位置にある第２端部２０、１００と
該第１端部と該第２端部間の中間部２２、１０２におい
て１つ以上のハンドル２４、１０４を備える管状ブーム
１６、９６と、該原動機１４、９４によって回転駆動さ
れる駆動端部と出力端部とを有し該管状ブーム内に配設
された駆動軸３０と、該ブーム１６、９６の該第２端部
２０、１００に接続され、内部空間４８を画成するハウ
ジング３６と、該ハウジングの該内部空間に配置された
回転翼３８と、該ハウジングに接続された吸入管４０
と、該ハウジングに接続された送風管４２と、該送風管
と交換して該ハウジングに接続されるゴミ集積袋１１０
とを有し、該ハウジング３６は第１壁５０と、第２壁５
２と、周壁５４とが設けられこれらにより中心軸４４と
該内部空間４８とが画成され、該第１壁５０は該ブーム
１６、９６の第２端部２０、１００に接続され、該第２
壁５２は該内部空間４８に空気を導入するために空気吸
入口６０が軸方向に形成されており、該周壁５４には該
内部空間４８から空気を吐出するための空気吐出口５６
が形成され、該回転翼３８は該駆動軸３０の該出力端部
に接続され該中心軸４４を中心に回転可能に設けられて
該空気吸入口６０から該内部空間４８に空気を吸引し、
該空気吐出口５６から空気を吐出し、該吸入管４０は該
ハウジング３６の該空気吸入口６０から該中心軸４４に
沿ってに延び先端に吸引口８０が形成され、該ゴミ集積
袋１１０は該ハウジング３６の該空気吐出口５６に脱着
自在に装着される空気取込口１１２を有すると共に、多
孔質壁部材１１４からなるゴミ収容空間を画成して吸引
時にゴミを収容し、該送風管２は該中心軸４４に略平行
に延びると共に、該ハウジング３６の空気吐出口５６に
脱着自在に装着される空気取込口７２と、該吸引管４０
の吸引口８０付近に位置する空気排出口７６とを有し、
該空気排出口７６の開口面積は該送風管からの空気排出
速度が該吸入管への空気吸引速度より速くなるように設
定される送風吸引機を提供している。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の第１の実施の形態による
取付式送風吸引機について図１乃至図６に基づき説明す
る。図１に示される取付式送風吸引機１０は多目的動力
機械１２に接続される。この多目的動力機械１２は、ガ
ソリン内燃機関エンジンによる原動機１４と、管状のブ
ーム１６と、連結器２８とを備えている。ブーム１６の
一端部１８は原動機１４に固定され、ブーム１６の他端
部２０が連結器２８に接続され、一端部１８と他端部２
０との間が中間部２２となる。ブーム１６には、少なく
とも１つのハンドルを設けることが望ましい。図中の多
目的動力機械１２では、前部ハンドル２４と後部ハンド
ル２６が互いに離間した位置に配置されている。

【００１１】連結器２８には、本発明の取付式送風吸引
機１０の他に、ライントリマや、縁刈込機(edges cult
ivators)、生垣刈込機、除雪機等の様々な機器を脱着自
在に装着することができる。図６に示されるように、多
目的動力機械のブーム１６内には、駆動軸３０が配設さ
れており、駆動軸３０の端部はコネクタ３２に接続され
る。そしてコネクタ３２には、回転翼駆動用の入力軸３
４が軸方向に移動可能に連結されている。

【００１２】図1は、送風モードにある取付式送風吸引
機１０を示している。取付式送風吸引機１０は、ハウジ
ング３６と、図５、６に示される回転翼３８と、空気吸
入管４０と、送風管４２とにより構成される。中心軸４
４が空気吸入管３８の軸心や回転翼の回転軸心と同軸的
に延び、好ましくは多目的動力機械１２のブーム１６と
も同軸的に延びている。そして送風管４２は、中心軸４
４に沿って平行に延びている。

【００１３】取付式送風吸引機１０が送風モードで使用
されるときには、図１に示されるように、送風管４２と
空気吸入管４０が共にハウジング３６に固定される。送
風管４２は中心軸４４と平行な吐出軸４６を規定してお
り、送風管４２から吐出される空気は、吐出軸４６に沿
って吐出される。

【００１４】図５、図６に示されるように、ハウジング
３６は中心軸４４に沿って配置され、内部空間４８ が
画成されている。内部空間４８は、軸方向に互いに離間
して平行に配設されている第１壁５０と第２壁５２、及
び第１壁５０と第２壁５２との間に跨る周壁５４から形
成される。図５に示されるように、周壁５４は渦形室を
形成している。渦巻室の半径は中心軸４４を中心として
周方向に沿って除々に変化している。周壁５４には空気
吐出部５６が形成され、該吐出部５６は回転翼３８の外
周の接戦方向に延びている。

【００１５】第１壁５０は、中心軸４４と同軸の管状の
接続器５８に固定されている。図６に示されるように、
取付式送風吸引機１０は、管状接続器５８を介して連結
器２８に連結される。第２壁５２には、中心軸４４と同
軸の空気吸入口６０が形成されており、空気吸入口６０
から内部空間４８に空気が吸入される。図６に示される
ように、空気吸入管４０の端部６２と空気吸入口６０と
の接続を確保するために、締結バンド６４を用いるのが
望ましい。

【００１６】図６に示されるように、回転翼３８は、ボ
ールベアリング６６等の一般的な軸受を介してハウジン
グ３６に回転可能に取付けられている。回転翼の入力軸
３４は回転翼３８に固定されており、コネクタ３２を介
して駆動軸３０により回転駆動される。

【００１７】図３、図４は、送風管４２の詳細を示して
いる。製造コスト低減の目的から、送風管４２は、はめ
込み式に接続される第１部６８と第２部７０の２つのパ
ーツから構成される。送風管４２には、空気取込口７２
が形成され、空気取込口７２は、ハウジング３６の空気
吐出部５６に着脱自在に嵌合される。送風管４２の着脱
を容易にするために、取外し可能なバンドクランプ６４
（図５）が、ハウジング３６の空気吐出部５６に外挿さ
れている。送風管４２の空気取込口７２は空気吐出部５
６の内部に対して所定長さ摺動して嵌合するのが好まし
く、そのことによりバンドクランプ６４は空気取込口７
２と空気吐出部５６との重複部分に確実に外挿できる。
更に好ましくは、空気吐出部５６の周方向に互いに離間
して軸方向に延びるスリットを形成して空気吐出部自体
の柔軟性を向上させ、送風管４２の空気取込口７２を空
気吐出部５６に挿入してバンドクランプ６４を装着した
とき、空気吐出部５６が十分に変形してシール性を向上
させることができる。

【００１８】送風管４２には空気排出口７６が形成され
ており、該空気排出口７６は中心軸４４と平行に延びる
空気吐出軸４６と同軸的に配設されている。送風管４２
をハウジング３６に支持するために、図３、図４に示さ
れるように、送風管４２の壁にはファスナークリップ７
８が固定されており、ファスナークリップ７８は吸入管
４０の空気吸引口８０に係止可能に構成される。ファス
ナークリップ７８はバネ鋼で形成されるのが好ましく、
図示されない公知のリベットを用いて送風管４２の壁に
固定される。

【００１９】送風管４２の空気排出口７６付近の形状を
維持するために 、図４に示されるように、送風管４２
の内部には、柱部材８２が設けられている。柱部材８２
は形状を維持するだけでなく、吐出軸４６の横方向に排
出空気流を送り出す作用がある。空気排出口７６の断面
積は、空気吸入口６０の断面積よりも小さいのが望まし
く、そのことにより空気排出速度が空気吸引速度よりも
速くなる。よって送風吸引装置が送風モードにある時、
送風流が吸引口付近の吸入空気によって実質的に影響を
受けないようにすることができ、高速の送風流が得られ
る。空気吸引口６０の断面積は空気排出口７６の断面積
の２〜５倍であるのが好ましく、２．５倍が最適であ
る。

【００２０】送風管４２は、高密度ポリエチレン（ＨＤ
ＰＥ）によるブロー成形品である。空気吸入管４０はAB
S樹脂により押出し成形されている。空気吸入管４０の
先端部には補強環８４が設けられており、該吸入管４０
の剛性と耐摩耗性を高めている。補強環８４の先端が吸
入管４０の吸引口８０となる。

【００２１】送風管４２内を通る空気の圧力降下を最小
限に抑えるために、送風管４２は滑らかに湾曲している
のが望ましい。送風管４２の空気排出口７６は、吸入管
４０の吸引口８０付近に位置しており、また送風管４２
は空気排出口７６付近の略直線部と、その直線部と空気
取込口７２の間のＳ字湾曲部からなる。送風管４２の実
効断面積は、長手方向で一定なのが理想的である。

【００２２】実効断面積を保ちつつ、所定の圧力降下の
範囲内での管内の空気流を最大にするために、湾曲部の
長さは直線部の長さよりも物理的に長い方がよい。図中
の本実施の形態では、断面積は６．５インチである。一
方、空気吸入管４０は直線状であり、その断面積は長手
方向に一定な円形であることが望ましく、例えば断面積
は１５．９平方インチである。尚、空気吸入管４０と送
風管４２の断面は円形であるのが望ましいが、空気流に
影響を及ぼさずまた空気吸入管４０内のゴミの堆積が生
じない限りは楕円形でもよい。

【００２３】図２は、吸引モードで使用される取付式送
風吸引機１０を示している。図２に示される実施の形態
では、原動機として電源コードを備えた交流電動モータ
９４を備えた多目的動力機械９２が使用される。図１に
示された多目的動力機械１２と同様に、図２の多目的動
力機械９２は、第１端部９８と第２端部１００を有する
管状ブーム９６を有し、該ブーム９６の中間部１０２に
は、前部ハンドル１０４と後部ハンドル１０６が支持さ
れている。図１の多目的動力機械１２と同様に、取付式
送風吸引機１０が、連結器１０８を介して多目的動力機
械９２に接続可能に設けられている。

【００２４】取付式送風吸引機１０を吸引モードで使用
する際は、送風管４２は取外され、代わりにゴミ集積袋
１１０が装着される。ゴミ集積袋１１０には空気取込口
１１２が設けられている。空気取込口１１２は、バンド
クランプ６４によってハウジング３６の空気吐出口５６
に固定される。ゴミ集積袋１１０は、吸引されたゴミを
蓄積するための袋であり、緩く織られた織物である多孔
質素材１１４からなる。従って吸引モードの時はゴミ集
積袋１１０が装着され、排出された空気は多孔質素材１
１４から外部に抜け、吸引管４０から取込まれたゴミが
袋１１０の内部に蓄積する。ゴミ集積袋１１０がゴミで
充満したとき、内部のゴミを簡単に取出せるように、ゴ
ミ集積袋１１０にジッパー式の取出口１１６が設けられ
る。またゴミが充満したゴミ集積袋１１０を地面に引き
ずらないようにするため、多目的動力機械９２にはゴミ
集積袋１１０を吊り下げるための吊り紐１１８が設けら
れている。

【００２５】吸引・送風いずれのモードでも、操作者
は、前部・後部ハンドルへの握りを変更することなく、
取付式送風吸引機１０が接続された多目的動力機械１
２、９２を簡単に把持することができる。取付式送風吸
引機１０が接続された多目的動力機械は、使い勝手がよ
く、重量バランスに優れている。

【００２６】本発明による送風吸引機は上述した実施の
形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種
々の変形や改良が可能である。

【００２７】

【発明の効果】請求項１記載の取付式送風吸引機によれ
ば、多目的動力機械に選択的に取付けられて送風機又は
吸引機として動作することができ、送風モードの場合
に、空気排出速度が空気吸引速度より高くできるので、
吸入管を取り外す必要がなく、送風・吸引のいずれのモ
ードでも、操作者はハンドルに対する把持位置を変える
ことなく操作することができる。そして人間工学の立場
から、多目的動力機械との組合わせによって、満足のい
く、便利な携帯用送風吸引機を提供することができる。
また使用者は、送風・吸引モードで使い分ける送風管と
ゴミ集積袋とを簡単に着脱操作によって交換することが
できる。

【００２８】請求項２記載の送風吸引機も請求項１の取
付式送風吸引機と同様な効果を発揮する。ただし、請求
項２の送風吸引機は請求項１の取付式送風吸引機を動力
機械に組付けた後の全体構造に関するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】送風モードにある本発明の実施の形態による取
付式送風吸引機を示す斜視図。

【図２】吸引モードにある本発明の実施の形態による取
付式送風吸引機を示す斜視図。

【図３】本発明実施の形態による取付式送風吸引機の吸
引管と送風管を示す右側面図。

【図４】送風モードにある本発明の実施の形態による取
付式送風吸引機を軸端から見た図。

【図５】図１のＶ−Ｖ線に沿った断面図。

【図６】図５のＶＩ−ＶＩ線に沿った断面図。

【符号の説明】

１２、９２ 多目的動力機械 １４ 原動機たるガソリン内燃エンジン １６、９６ ブーム １８、９８ 第１端部たる一端部 ２０、１００ 第２端部たる他端部 ２２、１０２ 中間部 ２４、１０４ ハンドル ２８ 連結器 ３０ 駆動軸 ３４ 回転翼軸たる入力軸 ３６ ハウジング ３８ 回転翼 ４０ 吸入管 ４２ 送風管 ４４ 中心軸 ４８ 内部空間 ５０ 第１壁 ５２ 第２壁 ５４ 周壁 ５６ 吐出口たる吐出部 ５８ 接続器 ６０ 吸入口 ７２ 送風管の空気取込口 ７６ 送風管の空気排出口 ８０ 吸入管の吸引口 ９４ 原動機たる電動モータ １１０ ゴミ集積袋 １１２ 空気取込口 １１４ 多孔質素材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス エム．ブラゼル アメリカ合衆国、アリゾナ州 85044、フ ェニックス、エス．46ティーエッチ スト リート 11447番地

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原動機と、該原動機に固定された第１端
   部と該第１端部から離間した位置にある第２端部と該第
   １端部と該第２端部間の中間部において１つ以上のハン
   ドルを備える管状ブームと、該原動機によって駆動され
   る駆動端部と複数種類の機器の中から選択された機器に
   動力を供給するための出力端部とを有し該管状ブーム内
   に配設された駆動軸と、該管状ブームの該第２端部に取
   付けられ、該複数種類の機器の中から選択装着される機
   器を解除自在に固定するための連結器とを備えた多目的
   動力機械に接続され、該多目的動力機械から動力の供給
   を受ける該機器のなかの１種である取付式送風吸引機に
   おいて、 該多目的動力機械の該連結器に固定された管状の接続器
   が設けられ、 第１壁と、第２壁と、周壁とが設けられこれらにより中
   心軸と内部空間とを画成するハウジングが構成され、該
   第１壁は該管状の接続器に固定され、該第２壁は該第１
   壁から軸方向に離間して配置されると共に該内部空間に
   空気を導入するために空気吸入口が軸方向に形成されて
   おり、該周壁は該第１壁と該第２壁の間に跨って該中心
   軸の周りに設けられると共に該内部空間から空気を吐出
   するための空気吐出口が形成され、 該空気吸入口から該内部空間に空気を吸引し、該空気吐
   出口から空気を吐出するために、該ハウジングの内部空
   間には該中心軸の中心に回動可能に回転翼が配置され、 該回転翼には回転翼軸が固定され、該回転翼軸は該第１
   壁と該管状接続器とを貫通し、該多目的動力機械の該駆
   動軸の出力端に脱着可能に接続され、 該ハウジングの該空気吸入口には該中心軸方向に延び先
   端に吸引口が形成される吸入管が接続され、 該ハウジングの該空気吐出口にはゴミ集積袋又は送風管
   のいずれかが選択的に接続され、ゴミ集積袋は該空気吐
   出口に脱着自在に装着される空気取込口を有すると共
   に、多孔質壁部材からなるゴミ収容空間を画成して吸引
   時にゴミを収容し、 該送風管は該中心軸に略平行に延び、該ハウジングの空
   気吐出口に脱着自在に装着される空気取込口と、該吸入
   管の吸引口付近に位置する空気排出口を有し、 該空気排出口の開口面積は該送風管からの空気排出速度
   が該吸入管への空気吸引速度より速くなるように設定さ
   れることを特徴とする取付式送風吸引機。
2. 【請求項２】 原動機と、 該原動機に固定された第１端部と該第１端部から離間し
   た位置にある第２端部と該第１端部と該第２端部間の中
   間部において１つ以上のハンドルを備える管状ブーム
   と、 該原動機によって回転駆動される駆動端部と出力端部と
   を有し、該管状ブーム内に配設された駆動軸と、 該ブームの該第２端部に接続され、内部空間を画成する
   ハウジングと、 該ハウジングの該内部空間に配置された回転翼と、 該ハウジングに接続された吸入管と、 該ハウジングに接続された送風管と、 該送風管と交換して該ハウジングに接続されるゴミ集積
   袋とを有し、 該ハウジングは第１壁と、第２壁と、周壁とが設けられ
   これらにより中心軸と該内部空間とが画成され、該第１
   壁は該ブームの第２端部に接続され、該第２壁は該内部
   空間に空気を導入するために空気吸入口が軸方向に形成
   されており、該周壁には該内部空間から空気を吐出する
   ための空気吐出口が形成され、 該回転翼は該駆動軸の該出力端部に接続され該中心軸を
   中心に回転可能に設けられて該空気吸入口から該内部空
   間に空気を吸引し、該空気吐出口から空気を吐出し、 該吸入管は該ハウジングの該空気吸入口から該中心軸に
   沿ってに延び先端に吸引口が形成され、 該ゴミ集積袋は、該ハウジングの該空気吐出口に脱着自
   在に装着される空気取込口を有すると共に、多孔質壁部
   材からなるゴミ収容空間を画成して吸引時にゴミを収容
   し、 該送風管は該中心軸に略平行に延びると共に、該ハウジ
   ングの空気吐出口に脱着自在に装着される空気取込口
   と、該吸引管の吸引口付近に位置する空気排出口とを有
   し、該空気排出口の開口面積は該送風管からの空気排出
   速度が該吸入管への空気吸引速度より速くなるように設
   定されることを特徴とする送風吸引機。